JP4663762B2 - エレベータ群管理システム - Google Patents
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Description
したがって、エレベータホールが狭いなどの理由で、ホール内が局所的に混雑するような状況では、各利用者のホール内移動時の動線が確保できない可能性がある。例えば、ホール入り口付近のエレベータに対する待ち客が混雑して、それよりも奥にあるエレベータに割当てられた人がそのエレベータに速やかにたどり着けない恐れがある。
図1は、エレベータ群管理システムを示し、エレベータホールの入り口やその近傍またはビルの玄関口などで行先階を登録して、その行先階に応じてかごを割当てる行先階予約式の群管理である。ここでは説明を簡単にするため、2台のエレベータに対する群管理の例を表し、2台のエレベータ乗りかご3A(A号機),3B(B号機)、各エレベータ号機の制御装置2A(A号機の制御装置),2B(B号機の制御装置)、2台のエレベータを統括管理する群管理制御装置1で構成される。
(1)1階の利用者は行先階登録装置5Aまたは5Bで行先階を登録する。(2)登録された行先階に対して、その行先階にサービスするエレベータ号機が群管理制御装置1で割当てられる。(3)割当てられたエレベータ号機名は行先階登録装置上に表示される。(4)利用者はそれを見て、表示された号機の場所へ行き、その前でエレベータかごの到着を待つ。(5)かごが到着すると、その号機には既に行先階が割当てられており、利用者はかご内で行先階を登録することなく目的の階へ到達できる。
ここで、距離係数は、ホール入り口とエレベータ号機の距離Lによって決まるもので、0以上,1以下の値を取る。また、必ずしも物理的な距離から求める必要はなく、距離の2乗値や距離で決まる順位でもよい。例えば、順位(N)によってあらかじめ係数の値を定めておき、下記のような順位係数によって許容値を求めることでもよい。
いずれの場合にしても、各エレベータのホール入り口からの距離またはその位置条件に関連してエレベータの待ち人数許容値を定めることで、それに応じて各エレベータの待ち人数を制限することができる。
新規に行先階呼びが登録されたか否かを判定する(ST01)。否の場合は登録と判定されるまで処理を繰り返す。登録と判定された場合は、各エレベータ号機が割当て可能か否かを判定し、可能である場合は評価値Φ(k)を計算するループ処理を実行する(ST02)。このループ処理は、kの値を変えて1号機から順に全ての号機に対して実行する。
ここで、MINは括弧内の最小値を選ぶ演算である。これにより、乗りかご内とホールの待ち状況の両方を考慮して、より適切な待ち人数の制御が可能となる。ただし、出勤混雑時の場合は、ロビー階からの乗り込みが主体となるので、待ち人数許容値によって待ち人数の上限を決めれば良い。
図8に示した特性により、対面または隣接するエレベータの待ち人数に応じて当該エレベータの待ち人数許容値を設定することにより、図7のB,C,D,F号機はそれぞれ実線で示された四角形の領域C01,C02,C03,C04に示すような待ち人数許容値でそれぞれの待ち人数が制御されることになる。図7のような状況では、ホール内の動線確保の上で、最も待ち人数を抑えたいのはB号機の待ち客であり、その次がF号機の待ち客となる。図7に示されたB号機およびF号機の待ち人数許容値を見るとそれぞれ領域C01,C04となっており、要求通りの許容値に設定されている。またD号機の待ち人数許容値についてもE号機の待ち客数を考慮した結果、定員よりもやや抑えられた値となっており、待つためのスペースが不足している状況に対応した待ち人数となる。
各エレベータのホールでの配置条件(静的な条件)と実際の待ち人数の条件(動的な条件)の両方が考慮されることなり、各エレベータの待ち人数をより状況に即した人数にすることが可能となる。
図9はエレベータ5台の群管理で、3台と2台の対面配置となっている。最も奥に配置されているC号機が特殊な状況となっており、この号機の乗り場領域の面積だけが他のエレベータ号機と比べて小さい。C号機の待ち客数が増大すると、B号機の乗り場領域まではみ出して待つことになり、C号機のかごが到着時にはみ出した待ち客が速やかに乗り込めない恐れがあり、またB号機の待ち客にとっても、C号機の待ち客が障害となって速やかに乗り込めない。
2A エレベータ号機の制御装置
3A エレベータ(乗りかご)
4A 利用者のグループ
5A 行先階登録装置
101 データ入出力・記憶部
102 距離データ記憶部
103 各かごの乗車定員記憶部
104 各階・各エレベータのホール待ち人数許容値算出部
105 各階・各エレベータの待ち人数計数部
106 割当て可能エレベータ選択部
107 各エレベータの状態情報記憶部
108 各行先階呼びの状態情報記憶部
109 各エレベータの割当て評価値算出部
110 割当てエレベータ選択部
Claims (6)
- エレベータホールに複数台のエレベータが配置され、利用者が行先階を登録する行先階登録装置を有し、前記複数台のエレベータのうち登録された行先階に応答するエレベータを割当てるエレベータ群管理システムにおいて、
前記エレベータ毎に待ち人数許容値が決定され、新規の前記行先階が登録された場合、決定された前記待ち人数許容値に関連して割当てるエレベータが選択され、前記待ち人数許容値の決定は、前記エレベータホールの入り口から前記エレベータまでの距離が近いほどその値が小さくなることを特徴とするエレベータの群管理システム。 - 請求項1に記載のものにおいて、前記待ち人数許容値は、前記エレベータホールの入り口から前記エレベータまでの距離で決まる近さの順位が高いほどその値が小さくなることを特徴とするエレベータの群管理システム。
- 請求項1に記載のものにおいて、前記待ち人数許容値は、前記複数台のエレベータのうち少なくともいずれか一つは他と異なることを特徴とするエレベータの群管理システム。
- 請求項1に記載のものにおいて、前記行先階登録装置での登録回数に応じて各エレベータの待ち人数が検出され、前記待ち人数許容値の決定は、前記エレベータと隣接又は対面位置にある他の前記エレベータの検出された待ち人数が大きいほどその値が小さくなることを特徴とするエレベータの群管理システム。
- 請求項1に記載のものにおいて、前記待ち人数許容値は、前記エレベータの乗り場領域の面積が小さいほどその値が小さくなることを特徴とするエレベータの群管理システム。
- 請求項1に記載のものにおいて、前記エレベータホール内で前記エレベータは横並びのレイアウトとなっており、前記エレベータホールの入り口は前記エレベータの対面位置に設けられていることを特徴とするエレベータの群管理システム。
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