JPWO2018096596A1 - 回転電動機 - Google Patents

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Abstract

モータの出力軸が延びる方向に制御装置及びヒートシンクが配置された回転電動機において、制御装置に搭載される半導体装置の放熱性及び絶縁性が確保され、且つ全体として小型な回転電動機を提供するため、制御装置は、モータの固定子巻線に対応して設けられた駆動回路を有する半導体装置を含み、半導体装置は、その主面がヒートシンクに密着しており、半導体装置とヒートシンクとの密接面には、冷却面積を大きくするためにヒートシンクの外縁部に沿うように駆動回路が形成されている。

Description

本発明は、回転電動機に関し、特に制御装置一体型の回転電動機に関するものである。
従来の電動パワーステアリング装置、又はインテグレーテッド・スターター・ジェネレーター等に使用される回転電動機においては、パワー用の半導体素子を搭載した半導体装置を使用し、制御装置とモータが一体になっている。
例えば、従来の回転電動機としての電動パワーステアリング装置は、主にドライバの操舵力をアシストするためのモータと、このモータを制御する制御装置と、モータの出力を減速してステアリングシャフトに伝達する減速機構との連結装置と、ドライバの操舵力等を検出するセンサ類により構成されている。
そして、電動パワーステアリング装置の小型化の1つの対策として、モータと制御装置とを一体化した電動パワーステアリング装置が既に存在している。また制御装置に搭載される半導体モジュール(半導体装置)は、ヒートシンクと絶縁するために絶縁シートを介在させる構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば、従来の電動パワーステアリング装置に搭載されるパワーモジュール(半導体装置)のヒートシンクと接する放熱面は、放熱性を向上させるため放熱面積を大きくするために略扇形に形成された構成となっている(例えば、特許文献2参照)。
特許第5365872号 特許第5518108号
上記の特許文献1に示された従来の回転電動機は、モータの出力軸が延びる方向にモータと制御装置とを並置して一体化した構成を有している。この従来の電動パワーステアリング装置において、インバータ回路を構成する主要部品であるパワーモジュールは、その平面の延びる方向がモータの出力軸方向に対して略平行に配置(以下、この配置を縦置きと称する。)されている。そのため、電動パワーステアリング装置の軸長が長くなるばかりでなく、ヒートシンクも縦置きされるので、放熱性が悪いという課題があった。
また、上記の従来の電動パワーステアリング装置は、半導体装置が縦置きされ、モータの固定子巻線と半導体装置との接続が、モータより遠い位置に存在する半導体装置の上面端で行なわれるように構成されており、組立てが複雑になるという課題があった。
さらに、半導体モジュールとヒートシンクとの間に絶縁シートを介在させる構成になっているため、絶縁シートの生産性、加工性からコストを考慮すると長方形となり、それに合わせて半導体装置も長方形に限定され、従って設計自由度が低く、電動パワーステアリング装置の小型化を阻害するという課題があった。
一方、上記の特許文献2に示された従来の電動パワーステアリング装置に搭載されるパワーモジュールは、制御端子は平面方向に長い端子であれば隣の端子と互いに干渉する。また、制御端子間距離が短くなるため絶縁性に劣るという課題があった。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたもので、制御装置に搭載される半導体装置の放熱性及び絶縁性が良く、小型な回転電動機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る回転電動機は、モータの出力軸が延びる方向に制御装置及びヒートシンクが配置されており、前記制御装置は、前記モータの固定子巻線に対応して設けられた駆動回路を有する半導体装置を含み、前記半導体装置は、その主面が前記ヒートシンクに密着しており、前記半導体装置とヒートシンクとの密接面には、冷却面積を大きくするために前記ヒートシンクの外縁部に沿うように前記駆動回路が形成されている。
本発明の回転電動機によれば、モータの出力軸が延びる方向に制御装置及びヒートシンクが配置されており、制御装置に含まれる半導体装置は、その主面が前記ヒートシンクに密着しており、半導体装置とヒートシンクとの密接面には、冷却面積を大きくするために前記ヒートシンクの外縁部に沿うように形成されているので、半導体装置からヒートシンクへの放熱性及び絶縁性が良く、モータの出力軸長を短くできるので、組立てが簡単で小型化できるという効果が得られる。
本発明の実施の形態1による回転電動機を示す一部断面図である。 本発明の実施の形態1による回転電動機に一体化された制御装置における半導体装置の配置例(その1)を示す平面図である。 本発明の実施の形態1による回転電動機に一体化された制御装置における半導体装置の配置例(その2)を示す平面図である。 本発明の実施の形態1による回転電動機に一体化された制御装置における半導体装置の配置例(その3)を示す平面図である。 本発明の実施の形態1による回転電動機に一体化された制御装置における半導体装置の配置例(その4)を示す平面図である。 本発明の実施の形態1による回転電動機に一体化された制御装置における半導体装置の配置例(その5)を示す平面図である。 本発明の実施の形態1による回転電動機に一体化された制御装置における半導体装置の回路構造(その1)を示す平面図である。 図7の半導体装置のA−A‘断面図である。 本発明の実施の形態1による回転電動機に一体化された制御装置における半導体装置の回路構造(その2)を示す平面図である。 本発明の実施の形態1による回転電動機に一体化された制御装置における半導体装置を取出して示した斜視図である。 本発明の実施の形態1による回転電動機の全体回路構成図である。 本発明の実施の形態1による回転電動機に一体化された制御装置における半導体装置内のスイッチング回路例を示す図である。 本発明の実施の形態2による回転電動機を示す一部断面図である。 本発明の実施の形態2による回転電動機に一体化された制御装置における半導体装置の配置例を示す平面図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1による回転電動機を、電動パワーステアリング装置を例に取り、上記の添付図面に基づいて説明する。
図1において、回転電動機1は、主にドライバの操舵力をアシストするためのモータ2と、後述する半導体装置を冷却するためのヒートシンク5と、モータ2を制御する制御装置6と、モータ2の出力を減速してステアリング軸(図示せず)に伝達するギア部8とで構成されている。これらモータ2と制御装置6とヒートシンク5とギア部8とは、モータ2の出力軸が延びる方向(以下、軸線方向と称する。)に順次並置されて一体化されている。
モータ2は、2重3相回転電動機を構成しており、3相デルタ結線された第1の固定子巻線2a及び3相デルタ結線された第2の固定子巻線2bが巻回された積層鉄心からなる固定子21と、この固定子21の中央空間内に挿入された回転子22と、この回転子22の中心部に配設された出力軸24と、固定子21と回転子22と出力軸24とを内部に収納するヨーク23とで構成されている。第1の固定子巻線2aと第2の固定子巻線2bは、互いに独立した2個の固定子巻線を形成している。第1の固定子巻線2a及び後述する第1のインバータ回路511aは、モータ2の第1の制御系統を構成し、第2の固定子巻線2b及び後述する第2のインバータ回路511bは、モータ2の第2の制御系統を構成する。
制御装置6は、マイクロコンピュータ(以下、CPUと称する。)31を搭載した制御基板3と、ヒートシンク5に当接した独立した2個の半導体装置である第1の半導体装置51a及び第2の半導体装置51bと、ヒートシンク5と制御基板3との間に介在しこれらを所定の間隔を介して対向させる中継部材4と、制御基板3と第1及び第2の半導体装置51a及び51b(以下、符号51で総称することがある。)と中継部材4とを内部に収納するハウジング7とで構成されている。
上記の第1及び第2の半導体装置51a及び51bは、後述するように、ヒートシンク5の外縁部に沿うように長方形、多角形、又は曲線形状等の同形状又は異形状の駆動回路部分を1組以上有するように形成されている。その主面を構成する実装面である表面、及び放熱面である裏面は、モータ2の軸線方向に対して垂直に配置されている。第1及び第2の半導体装置51a及び51bの各主面の面積は、外縁部の側面と、内縁部の側面と、外縁部と内縁部とを結ぶ側縁部の側面との、何れの側面の面積よりも大きく形成されている。
第1及び第2の固定子巻線2a及び2bの巻線端25a及び25bは、第1及び第2の半導体装置51a及び51bへ向かってモータ2の軸線方向に延出している。そして、これらの巻線端25a及び25bは、制御基板3を貫通して中継部材4をガイドとして使用しながら、第1及び第2の半導体装置51a及び51bの巻線制御端子52a及び52b(以下、符号52で総称することがある。)に、それぞれ接続されている。また、中継部材4をガイドとして使用することにより、巻線の振動対策にも寄与する。
尚、第1及び第2の固定子巻線2a及び2bの巻線端25a及び25bは、制御基板3を貫通せずに制御基板3の周縁部を経由して中継部材4をガイドとして第1及び第2の半導体装置51a及び51bの各制御端子52a及び52bに接続するようにしても良い。
また、第1及び第2の半導体装置51a及び51bの各制御端子52a及び52bと、第1及び第2の固定子巻線2a及び2bの各巻線端25a及び25bとを接続する位置は、図1に示す中継部材4と第1及び第2の半導体装置51a及び52bとの間のみならず、制御基板3と中継部材4との間、又は第1及び第2の固定子巻線2a及び2bと制御基板3との間の空間であっても良い。これらの空間の位置まで各制御端子52a及び52bと各巻線端25a及び25bを延出することで、それらの接続を実現することができ、制御装置一体型の回転電動機の組立て性能を考慮してそれらの接続位置を任意に選択することができる。
制御装置6におけるCPU31は、モータ2へ供給する電流に見合う制御量を演算し、その演算結果に基づいた制御信号を出力する。CPU31から出力された制御信号は、第1の制御端子(接続端子)53a及び第2の制御端子(接続端子)53bを介して第1及び第2の半導体装置51a及び51bへそれぞれ伝達される。また、後述するように、第1及び第2の半導体装置51a及び51bから各制御端子53a及び53b(以下、符号53で総称することがある。)を介してCPU31へモータ2の端子電圧・電流等が伝達され、CPU31において、それらをモニタするように構成されている。
ヒートシンク5は、モータ2の出力軸に嵌め込まれると共に、モータ2の軸線方向に対して垂直方向に延びる平面を備えている。ヒートシンク5の軸線方向の一端面(図1の上側の端面)側に、ハンドル又はタイヤにモータ2からのアシストトルクを伝達するギア部8が密着して固定され、軸線方向の他端面(図1の下側の端面)の平面に、第1及び第2の半導体装置51a及び51bの主面が密着して固定されている。ここで、半導体装置51a及び51bの主面とは、半導体装置51a及び51bの外表面のうち最も大きな表面積を備えて略平面的に広がる表面を意味し、所謂、側面以外の実装面である表面、若しくは放熱面である裏面がこれに該当する。
第1及び第2の半導体装置51a及び51bの動作により発生する熱は、ヒートシンク5を介して放熱されると共に、ヒートシンク5を介してギア部8にも伝達されて放熱される。そのため、ヒートシンク5は、放熱性のよい材料、例えばアルミニウム又は銅製のものとすることが望ましい。ヒートシンク5の中央部には、ベアリング81が固定されている。このベアリング81は、モータ2の出力軸24を回動自在に支持すると共に出力軸24の軸心の位置決めの役目を担っている。
中継部材4には、第1及び第2の半導体装置51a及び51bをヒートシンク5に密着させるため各第1の突起部41a及び第2の突起部41bが、それぞれ第1及び第2の半導体装置51a及び51bに対応して設けられている。これらの第1及び第2の突起部41a及び41b(以下、符号41で総称することがある。)は、それぞれ、第1及び第2の半導体装置51a及び51bをヒートシンク5側に押圧することで、第1及び第2の半導体装置51a及び51bをヒートシンク5に密着させている。
図1に示すように、制御装置6は、モータ2の軸線方向において、モータ2とヒートシンク5との間に配置され、制御装置6の中央にはモータ2の出力軸24が貫通している。このように構成された制御装置一体型の回転電動機1の組立て順は、先ず、中継部材4と第1及び第2の半導体装置51a及び51bとを重ね、更にその上に制御基板3を積み重ねて制御装置6を組付ける。そして、この制御装置6をモータ2の軸線方向に組合せた後、ハウジング7及びヒートシンク5を組付け、最後にギア部8を一体化する。
或いは、別の組立て順序として、先ず、モータ2の上に制御基板3と、中継部材4と、第1及び第2の半導体装置51a及び51bとを順次積み重ね、次に、ハウジング7と、ヒートシンク5とを装着し、最後に、ギア部8を組付けてもよい。更には、ハウジング7が複数に分割されている場合、ヒートシンク5の上部(図1ではヒートシンク5の下部)に第1及び第2の半導体装置51a及び51bを搭載し、次に、中継部材4と、制御基板3とを組み上げてモータ2と接続した後、ハウジング7とギア部8とを組付けてもよい。
次に、発熱の大きなパワー素子である上記のスイッチング用の半導体素子とリレー用の半導体素子を内蔵した第1及び第2の半導体装置51a及び51b等の配置及び形状について説明する。
図2に示す、半導体装置51a及び51bの配置を示す制御装置内部の平面図において、ヒートシンク5の上記の他端面(図1の下側の端面)の平面に、第1及び第2の半導体装置51a及び51bが密着して固定されている状態を示している。
図2において、ヒートシンク5には、第1及び第2の半導体装置51a及び51bが搭載されている。第1及び第2の半導体装置51a及び51bは、大電流を流すと発熱量が大きくなるので、放熱効果を大きくしないと大電流を流すことはできない。制御装置6全体は、モータ2の、図1における上部に配置され、制御装置6を構成する各部品がモータ2と一体に固定されている。更に、長方形を3つ組み合わせた凸形状の半導体装置51a及び51bと密着したヒートシンク5は、制御装置6のハウジング7に固定されている。
第1の半導体装置51aと第2の半導体装置51bは、ヒートシンク5の表面のほぼ全面に、出力軸24を挟んで両側に、又は囲んで均等に配置されている。そして、第1及び第2の半導体装置51a及び51bは、ヒートシンク5との接触面積を大きくするためにヒートシンク5の外形形状に沿うように長方形を3つ組み合わせた凸形を成している。
以上述べたように、第1及び第2の半導体装置51a及び51bの主面、すなわち基板面は、冷却面積を有効に取るために、凸形に形成されており、また、凸形以外に制御装置6の形状によっては、図3、図4、及び図5に示すように、出力軸24を避け、制御装置6の外縁部に沿うように長方形、多角形、又は曲線形状を組み合わせた同形状又は異形状の半導体装置となっている。
また、図6に示すように、他部品の実装エリアやモジュール搭載スペースから、2つのインバータ回路と、1つのリレー54とに集約した計3つの異形状の半導体装置としても良い。
次に、図7において、図2の実装面側のモールド樹脂を除いた異形状の半導体装置51の内部配線構造を示す。また、図7の半導体装置51のA−A’断面を図8に示す。
この半導体装置51は、U相アーム512とV相アーム513とW相アーム514とで構成され、各アームは、1つのスイッチング素子から成る上アームと1つのスイッチング素子から成る下アームとで構成される。半導体素子101、リードフレーム102、巻線制御端子52、制御端子53、ワイヤ105、インナーリード106、コンデンサ107、シャント抵抗器108、及びモールド樹脂109a及び109b(以下、符号109で総称することがある。)等を含んで構成される。
図8に示す例では、リードフレーム102の上側の面(以下、実装面102aと称す。)には、例えばIGBT、MOSFET、ICチップ、又はLSIチップ等の半導体素子101が、はんだ、銀等の接合部材103を介して実装されている。リードフレーム102は、銅板又は銅合金板であり、その表面を、金、銀、ニッケル、又はスズ等の金属めっき(図示せず。)で被膜されている。
半導体素子101の電極パッドは、ワイヤボンディングで接続されたワイヤ105、又は銅板若しくは銅合金板の材料で作成されたインナーリード106を介して巻線制御端子52及び制御端子53と電気的に接続され、外部と信号の入出力を行っている。ワイヤ105とインナーリード106は互いに置き換えが可能である。ワイヤ105は、金、銀、アルミ、又は銅等から成り、ワイヤ線径は20μmから500μm程度である。
また、半導体装置51のヒートシンク5に接する主面で放熱面側のモールド樹脂109bは、半導体装置51とヒートシンク5との間を絶縁し、ヒートシンク5へ放熱を良くするために、熱伝導率が3〜15W/m・Kの高い樹脂を使用している。
また、同様に図3についても実装面側のモールド樹脂109aを除いた異形状の半導体装置51の内部配線構造を図9に示す。1つの半導体装置51に、インバータ回路511のU相アーム512、V相アーム513、W相アーム514、及びリレー54が集約されており、各相とリレーは、ヒートシンク5の外形形状に合せて(ここではモータ・インバータの円形)オフセットされている。また、端子の長さは、接続先の制御基板に合せて長くしても構わない。
次に、上記では実装部品で高さが一番大きい部品に合わせて平面になるようにモールド樹脂109aで成形し覆ったが、図10に示す半導体装置51では、実装部品のレイアウトに合わせて、半導体素子101とその上に搭載するインナーリード106、コンデンサ107、及びシャント抵抗器108等の高さに合わせて凸状の突部110を形成する。
また、モールド樹脂109は、成形金型を使用した樹脂注入による工程で製作されるため、長方形に限定されず、図2〜6のような主面が異形状の半導体装置51であっても製作可能となる。また、異形状におけるリードフレームや、ワイヤの内部配線レイアウトについては、U相アーム512、V相アーム513、W相アーム514、及びリレー54の組合せ毎の回路単位でヒートシンク5の外形形状に合せてオフセット配置されているため、回路毎にモジュール内部で配線接続されていない。従って、オフセットするのは容易であり、複雑な回路構成とはならない。
また、図4及び図5の例においては、内部配線がU相、V相、W相、及びリレー毎の回路単位で図7又は図9のように構成されており、ヒートシンク5の外形形状に合せてリードフレーム102の長さを延長しているため複雑な回路構成とはならない。
次に、本実施の形態1による回転電動機を、図11の回路図を用いて、電気回路的な視野で説明する。
図11において、本実施の形態1による回転電動機1は、ドライバの操舵力をアシストする駆動力を発生するモータ2と、第1の駆動回路としての第1のインバータ回路511aと、第2の駆動回路としての第2のインバータ回路511bと、制御基板3に搭載されたCPU31と、車両に搭載されたバッテリ12と、このバッテリ12から第1のインバータ回路511aへの電源供給を制御する、半導体素子により構成された第1のリレー54aと、バッテリ12から第2のインバータ回路511bへの電源供給を制御する、半導体素子により構成された第2のリレー54bと、ドライバの操舵トルクや車速等を検出するセンサ類11とを備えている。図1において述べた第1及び第2の固定子巻線2a及び2bは巻線端25a及び25bを有している。
第1のインバータ回路511aは、第1の半導体装置51aに内蔵されており、半導体素子から成る6個のスイッチング素子T1a、T2a、T3a、T4a、T5a、及びT6aと、3個のシャント抵抗Rua、Rva、及びRwaと、1個の平滑コンデンサC1aとで構成されている。6個のスイッチング素子T1a〜T6aのうち、スイッチング素子T1a、T3a、及びT5aは、三相ブリッジ回路のU相上アーム、V相上アーム、及びW相上アームにそれぞれ挿入され、スイッチング素子T2a、T4a、及びT6aは、三相ブリッジ回路のU相下アーム、V相下アーム、及びW相下アームにそれぞれ挿入されている。
後述のモータ電流検出のために設けられたシャント抵抗Rua、Rva、及びRwaは、スイッチング素子T2a、T4a、及びT6aと車両のグランドレベルとの間にそれぞれ接続されている。スイッチング素子T1a、T3a、及びT5aの共通接続部と車両のグランドレベルとの間に接続された平滑コンデンサC1aは、第1のインバータ回路511aに供給される電源電圧を平滑化するために設けられている。
スイッチング素子T1aとスイッチング素子T2aとの直列接続部であるU相交流端子は、モータ2の第1の固定子巻線2aのU相端子に接続され、スイッチング素子T3aとスイッチング素子T4aとの直列接続部であるV相交流端子は、第1の固定子巻線2aのV相端子に接続され、スイッチング素子T5aとスイッチング素子T6aとの直列接続部であるW相交流端子は、第1の固定子巻線2aのW相端子に接続されている。
スイッチング素子T1a、T3a、及びT5aによりそれぞれ構成された三相ブリッジ回路の各相の上アームの一端は、相互に共通接続されて第1のインバータ回路511aの正極側直流端子を構成し、第1のリレー54aを介してバッテリ12の正極側端子に接続されている。一方、スイッチング素子T2a、T4a、及びT6aによりそれぞれ構成された三相ブリッジ回路の各相の下アームの一端は、第1のインバータ回路511aの負極側直流端子を構成し、それぞれシャント抵抗Rua、Rva、及びRwaを介して車両のグランドレベルに接続されている。
第2のインバータ回路511bは、第2の半導体装置51bに内蔵されており、半導体素子から成る6個のパワー素子としてのスイッチング素子T1b、T2b、及びT3b、並びにT4b、T5b、及びT6bと、3個のシャント抵抗Rub、Rvb、及びRwbと、1個の平滑コンデンサC1bとで構成されている。6個のスイッチング素子のうち、スイッチング素子T1b、T3b、及びT5bは、三相ブリッジ回路のU相上アーム、V相上アーム、及びW相上アームにそれぞれ挿入され、スイッチング素子T2b、T4b、及びT6bは、三相ブリッジ回路のU相下アーム、V相下アーム、及びW相下アームにそれぞれ挿入されている。
モータ電流検出のために設けられたシャント抵抗Rub、Rvb、及びRwbは、スイッチング素子T2b、T4b、及びT6bと車両のグランドレベルとの間にそれぞれ接続されている。スイッチング素子T1b、T3b、及びT5bの共通接続部と車両のグランドレベルとの間に接続された平滑コンデンサC1bは、第2のインバータ回路511bに供給される電源電圧を平滑化するために設けられている。
スイッチング素子T1bとスイッチング素子T2bとの直列接続部であるU相交流端子は、モータ2の第2の固定子巻線2bのU相端子に接続され、スイッチング素子T3bとスイッチング素子T4bとの直列接続部であるV相交流端子は、第2の固定子巻線2bのV相端子に接続され、スイッチング素子T5bとスイッチング素子T6bとの直列接続部であるW相交流端子は、第2の固定子巻線2bのW相端子に接続されている。
スイッチング素子T1b、T3b、及びT5bによりそれぞれ構成された三相ブリッジ回路の各相の上アームの一端は、相互に共通接続されて第2のインバータ回路511bの正極側直流端子を構成し、第2のリレー54bを介してバッテリ12の正極側端子に接続されている。
一方、スイッチング素子T2b、T4b、及びT6bによりそれぞれ構成された三相ブリッジ回路の各相の下アームの一端は、第2のインバータ回路511bの負極側直流端子を構成し、それぞれシャント抵抗Rub、Rvb、及びRwbを介して車両のグランドレベルに接続されている。
制御基板3に搭載されたCPU31は、車両に搭載されたセンサ類11からの情報によりモータ2を駆動する目標電流値に相当する制御量を演算し、その演算した制御量を、ライン32を介して第1及び第2のインバータ回路511a及び511bの各スイッチング素子のゲートに与え、これらのスイッチング素子をPWM制御する。
モータ2は、第1のインバータ回路511a及び第2のインバータ回路511bによりPWM制御された三相交流電力により駆動され、所望のアシストトルクを発生して上記のギア部8を介してステアリング軸(図示せず)に加える。CPU31により演算された目標電流制御量は、第1のインバータ回路511aと第2のインバータ回路511bとに振り分けられ、第1の固定子巻線2aと第2の固定子巻線2bとで電流量を分担する。この分担割合は任意に設定可能である。
第1のインバータ回路511aのU相交流端子、V相交流端子、及びW相交流端子から取り出された第1の固定子巻線2aのU相端子電圧Mua、V相端子電圧Mva、及びW相端子電圧Mwaは、それぞれ、信号ライン33を介してCPU31へ入力される。また、第1のインバータ回路511aの各シャント抵抗Rua、Rva、及びRwaと各スイッチング素子T2a、T4a、及びT6aとの接続部から取り出された、第1の固定子巻線2aに流れるU相モータ電流Iua、V相モータ電流Iva、及びW相モータ電流Iwaは、信号ライン33を介してCPU31に入力される。
同様に、第2のインバータ回路511bのU相交流端子、V相交流端子、及びW相交流端子から取り出された第2の固定子巻線2bのU相端子電圧Mub、V相端子電圧Mvb、及びW相端子電圧Mwbは、それぞれ、信号ライン33を介してCPU31へ入力される。また、第2のインバータ回路511bの各シャント抵抗Rub、Rvb、及びRwbと各スイッチング素子T2b、T4b、及びT6bとの接続部から取り出された、第2の固定子巻線2bに流れるU相モータ電流Iub、V相モータ電流Ivb、及びW相モータ電流Iwbは、信号ライン33を介してCPU31に入力される。
以上のように構成された本実施の形態1による回転電動機において、CPU31からの出力に基づいて、例えば所定の分担量に基づいて、第1の固定子巻線2aと第2の固定子巻線2bの電流量を制御し、所望のアシストトルクをモータ2に発生させる。
すなわち、CPU31は、前述したようにセンサ類11から入力される、ドライバによる操舵トルクと車速等の情報に基づいて、モータ2の目標電流制御量を算出し、その算出した目標電流制御量に対する上記の分担量に対応したゲート信号を、信号ライン32を介して第1のインバータ回路511aの各スイッチング素子のゲートに与え、これらのスイッチング素子をPWM制御する。
同様に、上記の算出した目標電流制御量に対する上記の分担量に対応したゲート信号を、信号ライン32を介して第2のインバータ回路511bの各スイッチング素子のゲートに与え、これらのスイッチング素子をPWM制御する。
モータ2は、第1のインバータ回路511aによりPWM制御された三相交流電力によって付勢される第1の固定子巻線2aと、第2のインバータ回路511bによってPWM制御された三相交流電力により付勢される第2の固定子巻線2bとにより駆動され、運転者の操舵トルクと車速に対応したアシストトルクを発生してステアリング軸(図示せず)に加える。
尚、CPU31からの指令により第1及び第2のリレー54a及び54b(以下、符号54で総称することがある。)の開閉を制御し、第1のインバータ回路511a又は第2のインバータ回路511bのうちの何れか一方のみを選択してモータ2を駆動するようにし、他方の系統を休止状態とすることも可能である。
次に、第1及び第2の半導体装置51a及び51b内のスイッチング素子について説明する。
第1及び第2の固定子巻線2a及び2bの巻線端25a及び25bにそれぞれ接続される各相の上アーム及び下アームにそれぞれ接続された半導体素子から成る6個ずつのスイッチング素子T1a〜T6a及びT1b〜T6bを、それぞれ1つのパッケージに内蔵して第1及び第2の半導体装置51a及び51bを形成した場合について説明したが、半導体装置51に内蔵する回路は、以下述べるように種々の形態が可能である。
図12は、本実施の形態1による回転電動機における半導体装置における上下アームの例を示している。図12(a)は、各相毎の上下1対のアームの半導体素子から成る2個のスイッチング素子T1及びT2のみを1個の半導体装置に内蔵させた場合を示している。同図(b)は、半導体素子から成る3個のスイッチング素子T1、T2、及びT3を内蔵して1個の半導体装置としたものであり、1個のスイッチング素子T3は、モータ2の巻線端25a及び25bと、上下一対のアームのスイッチング素子T1及びT2の接続点との間に挿入されている。このスイッチング素子T3は、モータ2の巻線端25a及び25bと上下アームの各スイッチング素子T1及びT2との接続をオン/オフ制御できるものであり、いわばモータリレーの役目を担っている。
同図(c)は、上下1対の半導体素子から成るスイッチング素子T1及びT2と電流検出用のシャント抵抗Rを内蔵して1個の半導体装置を構成したものある。同図(d)は、上下2対の半導体素子からなるスイッチング素子T1〜T4を内蔵して1個の半導体装置を構成したものである。同図(d)に示すタイプの半導体装置は、特にHブリッジを構成することが可能で、ブラシ付きモータの制御に適している。
このように、複数のスイッチング素子を、モータのタイプ、機能等を考慮して内蔵することにより、種々の半導体装置の形態を採ることが可能である。尚、図12(a)〜(d)における〇印は、半導体装置から導出される端子を示している。
また、リレーは、スイッチング素子と1つ半導体装置へ集約することが可能であり、モータ用と同等の半導体素子を複数個並列接続したり、2個のチップを同一基板上に搭載し、外見上は1個の部品とすることもできる。このように複数の半導体素子を搭載したものが半導体装置である。また、インバータ回路のみ、リレーのみの半導体装置を別体にすることが可能であり、出力軸24を避け制御装置の外縁部に沿うように多角形を組み合わせたインバータ回路の半導体装置を2個とし、長方形のリレーの半導体装置を1個として構成された、図6に示すような半導体装置の配置となる。なお、半導体装置の配置を示す図2〜図6には、巻線制御端子52及び制御端子53は図示されていないが、制御基板3の回路パターンや、巻線端の配置に合せて半導体装置51から延出されているものとする。
以上のように、本実施の形態の回転電動機の構成によれば、モータ2の直径に収まる制御装置と一体化が可能で全体の小型化に寄与する。また、長方形の絶縁部材に限定されずに異形状な半導体装置が搭載可能で、従来よりも放熱面積を広く取れ、制御端子の長さを自由に決定でき放熱性の向上や小型化、並びに高い絶縁性に寄与する。
また、高さが大きい実装部品に合わせて一部凸状の突部110を形成することで、高さが低い実装部品に合わせて低くすることが可能なため、モールド樹脂の使用量が削減でき材料費低減の効果がある。
実施の形態2.
上記の実施の形態1は、モータの出力方向、すなわちモータのフロント側に制御装置を搭載した場合を示し、更に詳しく言えば、モータのフロント側に、制御装置とヒートシンクとギア部とを、その順番にて順次モータの軸線方向に並置してこれらを一体化した回転電動機を示した。
一方、以下述べる本実施の形態2による回転電動機は、モータの反出力側、すなわちモータのリア側に制御装置を搭載したものであり、更に詳しく言えば、モータのリア側にヒートシンクと制御装置とをその順番にて順次モータの軸線方向に並置してこれらを一体に固定すると共に、モータのフロント側にモータの軸線方向にギア部を並置してこれらを一体に固定したものである。
図13は、本実施の形態2よる回転電動機の断面図を示す。図13において、制御装置6は、モータ2の反出力側、すなわちモータ2の反フロント側であるリア側に、モータ2の軸線方向に配置されて搭載されている。より具体的に述べれば、回転電動機1は、モータ2と、ヒートシンク5と、制御装置6と、ギア部8とで構成されており、モータ2の軸線方向に、制御装置6、ヒートシンク5、モータ2、及びギア部8が、この順序に並置されて一体化されている。
制御装置6は、モータ2のリア側に固定されたヒートシンク5の反モータ側端面に密着して固定された第1及び第2の半導体装置51a及び51bと、中継部材4と、制御基板3の順に積み重ねて組付けられている。中継部材4には、上記の実施の形態1と同様に、第1及び第2の突起部41a及び41bが形成されている。第1及び第2の半導体装置51a及び51bは、これらの第1及び第2の突起部41a及び41bによりヒートシンク5に押圧されている。第1及び第2の半導体装置51a及び51bの各巻線制御端子52a及び52bは、それぞれヒートシンク5を貫通したモータ2の第1及び第2の固定子巻線2a及び2bの巻線端25a及び25bに接続されている。
モータ2のフロントブラケット9は、出力軸24を回転自在に支持するベアリング82を固定するだけでなく、ギア部8とモータ2のヨーク23とを組付けることができる構造を備えている。
上記の実施の形態1との大きな相違点は、モータ2の第1及び第2の固定子巻線2a及び2bの巻線端25a及び25bの導出方向が実施の形態1の場合と異なるので、第1及び第2のパワーモジュールである半導体装置51a及び51bと、中継部材4と、巻線端25a及び25bとの接続方法が異なる点である。
すなわち、実施の形態1では、モータ2の巻線端25a及び25bは、制御基板3と中継部材4を経由して、第1及び第2の半導体装置51a及び51bの各巻線制御端子52a及び52bに接続されるか、又は、中継部材4内の導体を介して第1及び第2の半導体装置51a及び51bの各巻線制御端子52a及び52bに接続されていた。
一方、本実施の形態2の構成では、モータ2の巻線端25a及び25bは、直接、第1及び第2の半導体装置51a及び51bの各巻線制御端子52a及び52bに接続することができる。
尚、本実施の形態2では、ヒートシンク5に貫通穴を設け、この貫通穴に各巻線端25a及び25bを通すことが必要である。ヒートシンク5の貫通穴が各巻線端25a及び25bのガイドの役目を成し、貫通穴と巻線間の非導電性ブッシュを介入させヒートシンク5との絶縁性を確保すると共に、巻線の振動対策とすることもできる。
ヒートシンク5は、モータ2のヨーク23と当接しており、ヒートシンク5の熱はヨーク23へも伝熱される。逆にモータ2の発熱の方が大きい場合は、モータ2側の熱をヒートシンク5へ伝達することも可能である。
尚、上記の実施の形態1と同様に、第1及び第2の固定子巻線2a及び2bの巻線端25a及び25bは、ヒートシンク5を貫通して第1及び第2の半導体装置51a及び51bの近傍を通り、中継部材4を利用して第1及び第2の半導体装置51a及び51bの各巻線制御端子52a及び52bに接続するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態2による回転電動機によれば、モータのフロント側に制御装置を配置した実施の形態1の場合と同様な部品構成を用いて制御装置をモータのリア側に配置することにより、実施の形態1の場合と同一の基本構造で設計でき、また、一部の部品は共用できるという効果を奏する。更に、ヒートシンクと中継部材と制御基板とにモータの出力軸を貫通させるための穴を設ける必要がなく、空いたスペースに各電気部品を配置できる効果がある。
また、半導体装置は軸長を短くするため制御基板を貫通して回転センサ等のセンサ類11を取り付けた場合においても、実施の形態1と同じく、図14に示すようにセンサ類11を避けた形で半導体装置を配置することが可能である。また、実施の形態1の図2〜図6と同様の配置が可能で小型化に寄与できる。
実施の形態3.
上記の実施の形態1及び2は、2個の固定子巻線を備えた2重3相モータと、2個の固定子巻線を個別に駆動する複数個の駆動回路を備えた制御装置とを備え、対応する半導体装置を搭載となっているが、3個以上の固定子巻線を備えた多重多相モータと、3個以上の固定子巻線を個別に駆動する3個以上の駆動回路を備えた制御装置とを備え、対応する半導体装置を搭載であっても良い。この場合、インバータ回路、リレー、固定子巻線、及び巻線端は3個以上となり、モータについても1つ制御系統で駆動されるように変更しても同様の効果が得られる。
或いは、1個の固定子巻線を備えたモータと、1個の固定子巻線を個別に駆動する1個の駆動回路を備えた制御装置とを備え、対応する半導体装置を搭載であっても良い。この場合、インバータ回路、リレー、固定子巻線、及び巻線端は1つずつとなり、モータについても1つ制御系統で駆動されるように変更しても同様の効果が得られる。
この場合には、図2〜図5の左右の半導体装置51a及び51b、すなわち駆動回路511a及び511b、が一個のモジュールに合体した形状、又は合体せずに、半導体装置51a又は51bが一個のモジュールの形状となる。
なお、上記実施の形態1〜3では、最良の実施の形態の一例を示したものであり、発明の意図を逸脱しない範囲で、適宜、組み合わされたり、変形、省略、変更が与えられたりしても良い。固定子巻線2a,2b、巻線端25、センサ類11、突起部41、半導体装置51、半導体素子101、接合部材103、巻線制御端子52、制御端子(接続端子)53、ワイヤ105、インナーリード106、コンデンサ107、及びシャント抵抗器108は、複数又は1つ図示しているが、当然ながら個数は限定されるものではなく、求められる機能に応じて、適宜選択される。
1 回転電動機、2 モータ、2a,2b 固定子巻線、3 制御基板、4 中継部材、5 ヒートシンク、6 制御装置、7 ハウジング、8 ギア部、9 フロントブラケット、11 センサ類、12 バッテリ、21 固定子、22 回転子、23 ヨーク、24 出力軸、25a,25b 巻線端、31 CPU、41,41a,41b 突起部、42,42a,42b フレーム、51,51a,51b 半導体装置、54 リレー、52,52a,52b,53、53a,53b 制御端子(接続端子)、81,82 ベアリング、101 半導体素子、102 リードフレーム、103 接合部材、105 ワイヤ、106 インナーリード、107 コンデンサ、108 シャント抵抗器、109a,109b モールド樹脂、110 突部、512 U相アーム,513 V相アーム,514 W相アーム、T1a〜T6a,T1b〜T6b,T1〜T4 スイッチング素子、Rua,Rva,Rwa,Rub,Rvb,Rwb,R シャント抵抗、C1a,C1b 平滑コンデンサ。

Claims (8)

  1. モータの出力軸が延びる方向に制御装置及びヒートシンクが配置された回転電動機において、
    前記制御装置は、前記モータの固定子巻線に対応して設けられた駆動回路を有する半導体装置を含み、前記半導体装置は、その主面が前記ヒートシンクに密着しており、
    前記半導体装置とヒートシンクとの密接面には、冷却面積を大きくするために前記ヒートシンクの外縁部に沿うように前記駆動回路が形成されている
    回転電動機。
  2. 前記駆動回路が、同形状又は異形状の回路部分を1組以上有するように形成されている
    請求項1に記載の回転電動機。
  3. 前記同形状又は異形状は、長方形、多角形、又は曲線形状である
    請求項2に記載の回転電動機。
  4. 前記モータと前記制御装置と前記ヒートシンクとが順次並置されており、前記ヒートシンクは、ギア部に接続されている
    請求項1に記載の回転電動機。
  5. 前記制御装置と前記ヒートシンクと前記モータとが順次並置されており、前記モータは、フロントブラケットを介してギア部に接続されている
    請求項1に記載の回転電動機。
  6. 前記制御装置は、制御基板と、前記制御基板を取り付けた中継部材と、前記中継部材によって前記半導体装置が前記ヒートシンクに密着されるように前記中継部材と前記半導体装置との間に設けられたモールド樹脂の突起部とをさらに含む
    請求項1から5のいずれか一項に記載の回転電動機。
  7. 前記半導体装置が複数個設置される場合、それらの半導体装置同士の間に電気部品が配置可能な平面空間が存在する
    請求項5に記載の回転電動機。
  8. 前記ヒートシンクの中心にセンサが配置されている
    請求項5に記載の回転電動機。
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