JP6138358B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電動モータによりハンドルの操舵力をアシストする電動パワーステアリング装置に関し、特に電動モータと制御ユニットとが一体化された電動パワーステアリング装置に関するものである。
従来、電動パワーステアリング装置を小型化するために、制御ユニットと電動モータとを一体化したMCU(motor-control-unit)が提案されている。
このMCUは、制御ユニットを電動モータの出力軸と同軸上に配置したものがあるが、構造を工夫する必要があり、例えば特許文献1、及び2に示すものが提案されている。
上記MCUの制御ユニットにおいて、CPU(Central-Processing-Unit)が搭載された制御基板、電動モータの巻線へ電力を供給するためのインバータ回路を構成するPM(power-module)、ヒートシンク、コネクタASSY等が工夫して配置され、それらを電気的・構造的に接続するものである。
特に、特許文献1では、3相の各相に電力を供給するPMを分散配置し、その間の空間に電源脈動抑制用の大型部品であるコンデンサを配置し、PM、コンデンサの電気配線は、ともに上方に延びた端子をバスバーと接続している。
また、特許文献2では、3相2組のインバータのため、PMを2個並列に並べ、コンデンサは、特許文献1に比較して横置きに搭載して小型化を図ったものである。
特開2011−239574号公報 特開2013−151205号公報
上記特許文献1の制御ユニット部では、大型部品である特にコンデンサを電動モータの出力軸に平行に縦置きに配置したため、コンデンサ高さ分だけ出力軸方向に制御ユニット全体が延びる構造となるという問題点があった。
また、コンデンサ格納のためにヒートシンクの一部が凹部に穿ったものであり、ヒートシンクの放熱面積が少なくなるという問題点もあった。
また、特許文献2のMCUでは、そのコンデンサは横置きにした構造ではあるが、3相1組に対応するにはまだ小型化の余地があった。
この発明は、かかる問題点を解決することを課題とするものであって、パワーモジュールの集約化と、その空いたスペースにコンデンサを配置することで、軸線方向の寸法を縮小した電動パワーステアリング装置を提供するものである。
この発明に係る電動パワーステアリング装置は、
電動モータの駆動を制御する制御ユニットを前記電動モータの出力軸と同軸上に配置し、前記制御ユニットと前記電動モータとを一体化した電動パワーステアリング装置であって、
前記制御ユニットは、ヒートシンクに面接触し前記電動モータに供給される電力を制御する複数のスイッチング素子が内蔵されたパワーモジュールと、
このパワーモジュールを前記ヒートシンクに密着させるとともに、位置決めするホルダと、
このホルダから離間して配置され前記電動モータの駆動を制御するCPU(Central-Processing-Unit)が搭載された制御基板と、を備え、
前記ホルダは、一方の片側の一面に、前記パワーモジュールが配置され、他方の片側の他面に形成されたコンデンサ用凹部に、電源脈動を抑制するコンデンサの周面が密接して配置され、前記パワーモジュールと前記コンデンサとが、前記ホルダの一方の片側と他方の片側とに分かれて配置されている。
また、この発明に係る電動パワーステアリング装置は、
電動モータの駆動を制御する制御ユニットを前記電動モータの出力軸と同軸上に配置し、前記制御ユニットと前記電動モータとを一体化した電動パワーステアリング装置であって、
前記制御ユニットは、ヒートシンクに面接触し前記電動モータに供給される電力を制御する複数のスイッチング素子が内蔵されたパワーモジュールと、
このパワーモジュールを前記ヒートシンクに密着させるとともに、位置決めするホルダと、
このホルダから離間して配置され前記電動モータの駆動を制御するCPU(Central-Processing-Unit)が搭載された制御基板と、を備え、
前記ホルダは、一方の片側の一面に、前記パワーモジュールが配置され、他方の片側の前記一面に形成されたコンデンサ用凹部に、電源脈動を抑制するコンデンサの周面が密接して配置され、前記パワーモジュールと前記コンデンサとが、前記ホルダの一方の片側と他方の片側とに分かれて配置されている。
この発明に係る電動パワーステアリング装置によれば、ホルダは、一方の片側にパワーモジュールが配置され、他方の片側のコンデンサ用凹部にコンデンサの周面が密接して配置されることで、軸線方向の寸法を小さくして小型化を図ることができる。
この発明の実施の形態1の電動パワーステアリング装置全体の回路構成図である。 この発明の実施の形態1の電動パワーステアリング装置のMCUを示す断面図である。 図2のカバー、制御基板を除いた後のMCUの平面図である。 この発明の実施の形態2の電動パワーステアリング装置のMCUの要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態3の電動パワーステアリング装置のMCUを示す部分断面図である。 図5の制御基板を除いた後のMCUを示す底面図である。
以下、この発明の各実施の形態の電動パワーステアリング装置について図に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1の電動パワーステアリング装置を示す回路図である。
この装置は、制御ユニット1と、ハンドル(図示せず)の操舵力をアシストする電動モータ2と、バッテリ6と、イグニッションスイッチ7と、ハンドルの操舵力を検出するトルクセンサや、車速センサ等のセンサ類8と、電動モータ2の回転角を検出する回転センサ5と、を備えている。
制御ユニット1と電動モータ2とは一体構造であり、センサ類8、回転センサ5は、車両の各部位に搭載されている。
制御ユニット1は、CPU(Central-Processing-Unit)10を搭載した制御基板3と、電動モータ2のモータ巻線に電流を供給する所謂インバータ回路4と、を主要構成要素としている。
電動モータ2は、この実施の形態ではブラシレス電動モータであって、3相の巻線から構成されていることを示しているが、3相ブラシレスタイプに限定されるものではなく、ブラシ付き電動モータ、又は3相以上の多相巻線電動モータであってもよい。
また、インバータ回路4は、各相に対して同一の回路構成35になっている。このインバータ回路4は、直列接続のスイッチング素子31,32と、脈動等ノイズ抑制のためのコンデンサ30と、電流供給を遮断できるリレー機能を有したスイッチング素子33と、さらには電流検出が可能なシャント抵抗34と、を主要構成要素としている。なお、図中で示した部品類(スイッチング素子31,32,33、シャント抵抗34)を1つに纏めてPM(power-module)として構成することも可能である。
制御基板3には、センサ8からの情報を基に電動モータ2を駆動する電流値を算出し、出力するCPU10を中心に、PM35とCPU10のインターフェース用駆動回路11、さらにシャント抵抗34で検出した電圧を増幅し、CPU10が入力可能なように変換する電流検出回路12、さらには、電動モータ2の回転角を検出する回転センサ5の情報を取り入れる回転角検出回路13等が搭載されている。
さらに、制御ユニット1には、前述以外にコネクタ、モータ巻線に大電流を供給するため、バッテリ6から直接入力される電源ライン(+電源とグランド)、この電源ラインに直列接続されたノイズ抑制コイル14、電源ラインを遮断できる電源リレー機能を有したスイッチング素子を有する電源リレー15等も配置されている。
以上のように多数の部品、大型部品、発熱部品と種々存在し、電動モータ2と制御ユニット1とを電動モータ2の出力軸に同軸上に配置するには制御ユニット1の小型化が必須であり、特に電動モータ2の径寸法とほぼ同一の体格で制御ユニット1を構成するためには、各部品の小型化、配置のみならず、放熱性、モータ駆動ノイズとの遮断等々の種々の工夫も必要となる。
上述した制御ユニット1と電動モータ2とを一体化したMCU(motor-control-unit)の構造について図2、図3を用いて説明する。
図2は、MCU全体構成を示した断面図、図3は、図2のケース19、制御基板3を除いた後のMCUの平面図であり、図2の下側が電動モータ2の出力側、図2の上側が電動モータ2の反出力側であって、制御ユニット1は、電動モータ2の反出力側に、出力軸23と同軸上に配置されている。
電動モータ2は、出力軸23が貫通し表面に永久磁石(図示せず)を装着したロータ21と、ロータ21の周囲を囲い3相巻装されたモータ巻線24を有するステータ22と、これらの構造部品を軸線方向の両側から挟んだ、ヒートシンクである上フレーム27及び下フレーム28と、ステータ22の外周面を囲い、上フレーム27と下フレーム28とを繋ぐブラケット72と、上フレーム27に嵌着され出力軸23を回転自在に支持した反出力側軸受29aと、下フレーム28に嵌着され出力軸23を回転自在に支持した出力側軸受29bと、を備えている。上フレーム27の中央部には膨大部76が形成さており、この膨大部76に反出力側軸受29aが嵌着されている。
図2において、下フレーム28のさらに下側の電動モータ2の出力側には、出力軸23の回転が伝達される減速機に接続される。
モータ巻線24の各相の端部は、モータ巻線24の上部にあり、各モータ巻線24を図1に示した△(デルタ)結線するための絶縁性接続リング25がモータ巻線24の上側に配置されている。モータ巻線24の隣接した各相の端部同士が接続され最終出力端部として3本の延長巻線26は上方へ延出されている。なお、△(デルタ)結線は一例であり、Y結線でもよい。
この延長巻線26に制御ユニット1から電流を供給することで、モータ巻線24に磁界が発生し、その結果モータ巻線24とロータ21の永久磁石とでの反発・引き合い作用によりロータ21が回転する。
制御ユニット1では、上フレーム27上に載置され有底円筒形状で樹脂製のケース19内であって、上フレーム27にPM35aが載置されている。このPM35aは、ホルダ9で覆われている。ホルダ9の上側には、ホルダ9の周縁部に配置された複数の柱54で支持された制御基板3が配置されている。円形の上フレーム27はケース19とほぼ同径である。
PM35aは、図3に示したように台形をしたモールド体75に図1で示した各相の回路構成35が共に内蔵されている。
このPM35aは、ホルダ9の一方の片側の一面に配置されており、他方の片側の一面は空スペースである。
また、PM35aは、放熱性を考慮し、ヒートシンクである上フレーム27の上面と密着している。
また、上フレーム27は、電動モータ2のブラケット72とほぼ同径で、また軸線方向も肉厚で熱容量は大であり、さらには外周面が外部に露出しているので、PM35aの放熱性はよい。
なお、上フレーム27をアルミニウムで形成し、PM35aの上フレーム27側で回路構成35を露出した場合には、PM35aの放熱性をさらに向上させることができる。
上フレーム27は、ヒートシンク、反出力側軸受29aの保持機能とともに、電動モータ2及び制御ユニット1の共通の構成要素であり、電動モータ2と制御ユニット1との境界壁の機能をも有している。
PM35aのモールド体75の辺部には、U相、V相、W相の各相のモータターミナル42が上方向に延びている。このモータターミナル42は、電動モータ2の延長巻線26と接続できるように、比較的幅広である。
また、モールド体75の上記辺部と対向した辺からは狭い幅の信号ターミナル41aが多数垂直方向に延びている。これらの線の細い信号ターミナル41aは、制御基板3からの指令、及びモニタ用の信号ラインである。
さらに、モールド体75の短辺には、電源ターミナル43(+電源)、電源ターミナル44c(グランド)が上方向に延びており、この電源ターミナル43,44cも幅広である。
延長巻線26、及び延長巻線26と接続されたモータターミナル42、並びに電源ターミナル43,44cは、それぞれの端部はホルダ9を越えて、ホルダ9と制御基板3との間の空間まで延出し、一方多数の信号ターミナル41aは、さらに制御基板3まで延出している。
大型部品であるコンデンサ30は、各相に対応して1個ずつ配置され、ホルダ9の制御基板3側に形成されたコンデンサ用凹部70にそれぞれの周面が密接して配置されている。+側のコンデンサ端子47と、−側のコンデンサ端子48は、それぞれの先端部がホルダ9の内部へ向かってそれぞれ延びている。
ホルダ9は、絶縁性樹脂で構成され、その内部には少なくともバスバー50(+電源の)とバスバー51(グランド)とが張り巡らされている。これら2本のバスバー50,51は、略平行に配置されている。
図2では、便宜上バスバー50とバスバー51とが重ねて示されているが、実際はバスバー50とバスバー51とはほぼ同一平面である。
バスバー50,51は、PM35a側とコンデンサ30側との間で、コンデンサ30側がPM35a側と比較して低く(上フレーム27側)なるように段差が形成されている。
制御基板3には、CPU10、駆動回路11等のIC、及びその他の部品が両面に搭載されている。また、センサ8からの情報のターミナルが制御基板3の上方向に延びており、またPM35aからの信号ターミナル41aが下方向から延びて制御基板3を貫通している。また、この制御基板3は、ホルダ9から上方向に延びた複数の柱54により保持されている。この柱54の長さに変更することにより、制御基板3と、ホルダ9及びコンデンサ30との距離が調整される。
ケース19の上部にはコネクタ類が配置されている。
コネクタ16は、バッテリ6からの大電流用2端子(+電源、グランド)を有し、コネクタ17は、センサ、及びイグニッションスイッチ7の多数の比較的小容量電流端子を有している。また、ケース19の上部にはカバー18が設けられている。このカバー18内には、図1のコイル14が内蔵されている。
このコイル14は、図1の回路図に示すように、+電源ラインに挿入されており、制御ユニット1から放出されるノイズを抑制する機能を有するために、電源コネクタ16の近傍に配置されている。
また、このコイル14も大型部品であり、制御ユニット1内へ配置することはスペース的にも不利である。そこで、コイル14は、大電流用のコネクタ16と小電流コネクタ17との間であって、電源ラインの近傍に配置し、このコイル14の出力は、グランドラインとともに制御基板3を貫通、又は制御基板3の端部を抜けて、ホルダ9のバスバーラインとつながっている。
上記MCUは、制御ユニット1と電動モータ2とが略同一径で一体化されている。
ホルダ9は、PM35aを上フレ−ム27に密着させるために上フレ−ム27側に押圧し、さらにはPM35aを位置決めするためのモジュール用凹部80を有している。
PM35aの厚みは、数mm(5〜8mm程度)であり、ホルダ9と上フレーム27との間には、ホルダが当接部81で上フレーム27と当接して形成された狭い隙間52しかなく、当然コンデンサ30他の大型部品をPM35aの真横のスペースに配置することは不可能である。
また、ヒートシンクとなっている上フレーム27にコンデンサ30を直接搭載させることは、電気的、熱的に不可能である。
そのため、PM35aの真横にPM35aの厚み以下の隙間52を有するホルダ9を上フレーム27に載置し、隙間52と反対側のホルダ9の上面にコンデンサ30が配置されている。
バスバー50,51は、PM35a側とコンデンサ30側との間で、コンデンサ30側がPM35a側と比較して低く(上フレーム27側)なるように段差が形成されている。 従って、コンデンサ30側では、低くした分だけバスバー50,51とホルダ9の制御基板3側の上面との間の距離が大きくとれる結果、ホルダ9に形成されたコンデンサ用凹部70の深さを大きくすることができる。即ち、コンデンサ30を上フレーム27側に寄せることができ、PM35aの押え面L1とコンデンサ30のコンデンサ用凹部70の底部面L2は、押え面L1に接近させることができる。
このホルダ9の機能は、電源系のバスバー50,51の保持、PM35aの押え、PM35aの各ターミナル41a,43,44c,42の位置決め、PM35aの位置決め、コンデンサ30の保持、制御基板3の柱54を介しての保持と多機能に及んでいる。
なお、例えば、コンデンサが角柱形状であれば、凹部もそれに合わせた角穴となる。また、コンデンサ30は、コンデンサ用凹部70にコンデンサ30の一部が埋設されているが、接着剤、弾性クッション等を用いることで、コンデンサをさらにホルダに固定することようにしてもよい。
図3に示すように、MCUの最大円は、ヒートシンクの機能もする上フレーム27の外周であり、ホルダ9は、この上フレーム27よりも小さい円形である。
ホルダ9の表面に載置されたコンデンサ30と反対側の裏面には、PM35a、信号ターミナル41b及び電源ターミナル45が延出した電源リレー15が配置されており、これらの部品は図3では破線で示している。
PM35aの信号ターミナル41a、電源リレー15の信号ターミナル41bは、ホルダ9の穴を挿通して上方向に延びている。
一方、大電流用の各ターミナル42,43,44c,45は、先端部がホルダ9の表面から突出している。
各延長巻線26は、電動モータ2側から上フレーム27を貫通し、ホルダ9の切欠き部71を通じて延出し、モータターミナル42と溶接されている。上フレーム27には、角状の絶縁性筒53が埋設されており、延長巻線26は、この絶縁性筒53を貫通している。
従って、絶縁性筒53は、延長巻線26と上フレーム27との間の絶縁性を確保し、またモータターミナル42に対する延長巻線26の位置決めをする機能を有している。
電源系は、まず図2のコネクタ16、コイル14を介してバスバー50,51側の電源ターミナル端部44a(グランド)、電源ターミナル端部46a(+電源)を介して電源リレー15の端子と接続されている。この電源リレー15の出力(+電源ライン)は、電源ターミナル45としてホルダ9内に延長されている。一方、グランド側は電源ターミナル端部44aから直接ホルダ9内に延出している。
PM35aの電源ターミナル43(+電源),44c(グランド)は、短辺部から延びて、同様にバスバー50,51のそれらと溶接接続されている。
コンデンサ30のコンデンサ端子47(+),48(グランド)はその延出長さを変えて短い方を+側、長い方をグランド側としている。バスバー50,51もグランドラインより+ラインの方が上側に配置している。バスバー50,51の一部は、ホルダ9に形成された窓部49で外部に露出しており、コンデンサ端子47(+),48(グランド)は、この窓部49で溶接、またはハンダ付けで接続されている。
また、ホルダ9は、周縁部に周方向に沿って複数の丸穴55が形成されている。ホルダ9は、この丸穴55を通じてボルト(図示せず)を締付けることで上フレーム27に固定されている。特に、PM35aの周辺には、PM35aを上フレーム27に押え付ける必要性から、丸穴55は4カ所形成されている。
なお、ボルトを用いず、上フレームに設けられた穴にホルダに形成された柱部を圧入することで、ホルダを上フレームに固定するようにしてもよい。
次に、MCUの組み立て順について説明する。
先ず、ロータ21、ステータ22、モータ巻線24をブラケット72に内蔵し、ブラケット72に下フレーム28を圧入し、固定して電動モータ2を作製する。
次に、絶縁性接続リング25をモータ巻線24上に配置し、モータ巻線24の巻線端部の溶接により△結線を行う。その後、上フレーム27に軸受29aを取り付けた後、上フレーム27を電動モータ2の上部に配置するとともに3本の延長巻線26を上フレーム27に貫通し、延出する。
一方、バスバー50,51が埋設したホルダ9をインサートモールド、又はアウトサートで作成する。このホルダ9にコンデンサ30を搭載し、コンデンサ端子47,48をバスバー50,51と例えばハンダ付けで接続する。また、その他の電子機器もホルダ9に搭載し、電気的に接続する。
続いて、上フレーム27の上面にPM35a、及び電源リレー15を配置した後、ホルダ9をPM35a、及び電源リレー15の上から配置し、またホルダ9の各穴にモールド体75から延出した各ターミナル41a,43,44c,42を通した後、ホルダ9の丸穴55を通じてボルト(図示せず)を締付けてホルダ9を上フレーム27に固定する。
その後、延長巻線26の端部とPM35aのモータターミナル42とを溶接するとともに、PM35aの電源ターミナル43,44c、電源リレー15の電源ターミナル端部44a,46aをそれぞれバスバー50,51と溶接接続する。
次に、ホルダ9に、CPU10、駆動回路11等の複数の電子部品を両面に搭載した制御基板3を柱54を介して上積みする。
この後、各信号ターミナル41a,41bと制御基板3のスルーホール穴(図示せず)をハンダ付けし、制御基板3、ホルダ9を覆うように、コネクタ16,17が一体成形されたケース19を被せる。
次に、制御基板3、ホルダ9から延びた各ターミナルをケース19の上部に延出させ、この各ターミナルを、ケース19の成形時にインサートモールド、又はアウトサートされた各コネクタ16,17のコネクタ端子から延長されたバスバーと溶接接続し、またコイル14の端子をバスバーに溶接接続した後、最後にコイル14にカバー18を被せる。
上記実施の形態の電動パワーステアリング装置によれば、MCUは、電動モータ2、上フレーム27、ホルダ9、制御基板3及びケース19を順次積層することで作製されるので、作業性が向上する。
また、各相の回路構成35がモールド体75に含まれたPM35aをホルダ9の一方の片側の一面に形成されたモジュール用凹部80に密接して配置し、他方の片側の他面に形成されたコンデンサ用凹部70にコンデンサ30周面を密接して配置し設け、PM35aの厚み以下の隙間52を有するホルダ9を上フレーム27に載置し、PM35a側とコンデンサ30側との間で、コンデンサ30側がPM35a側と比較して上フレーム27側に接近した段差が形成されているので、軸線方向の寸法を低くすることができる。
また、ヒートシンクである上フレーム27とホルダ9とはその取り付け用の当接部81を除き隙間52を有し、コンデンサ30の放熱性がよい。
また、コンデンサ用凹部70の深さをより大きくすることでコンデンサ30の耐振性が向上する。
また、コンデンサ端子47,48とバスバー50,51との間の距離を接近させることで、コンデンサ端子47,48とバスバー50,51との接続が容易となる。
またホルダ9には、PM35aが密着するモジュール用凹部80が形成されているので、PM35aは、ホルダ9に対して所定の位置に確実に配置される。
また、有底筒状のケース19の平面である上面に制御ユニット1と電気的に接続され出力軸23と平行に延びたコネクタ16,17が設けられているので、コネクタ16,17により電動パワーステアリング装置の径方向の寸法が拡大するようなことはない。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2のMCUの要部を示す断面図である。
この実施の形態では、コンデンサ30は、ホルダ9が配置されたPM35aと同一面に配置されている。
また、PM35aが配置されたる図中左側と、コンデンサ30が配置された図中右側との間で、実施の形態1のものと比較して段差が大きい。
コンデンサ30が配置されたホルダ9の面には、コンデンサ30の外形形状に沿ったコンデンサ用凹部70が形成されている。さらに、コンデンサ30と上フレーム(ヒートシンク)27との間には隙間52が形成されている。この隙間52を確実に確保するために、上フレーム27は、コンデンサ30と対向した部位に陥没部73が形成されている。
他の構成は、実施の形態1のMCUと同じである。
この実施の形態の電動パワーステアリング装置によれば、実施の形態1のものと比較して、コンデンサ30側では上フレーム27からの距離が大きくなるようにバスバー50,51に段差を設けたので、大型部品であるコンデンサ30を上フレーム27側、即ちPM35aと同一側に配置することが可能となった。
また、ホルダ9のPM35aの反対面と制御基板3との間には空間が形成されており、比較的大きな部品を追加となった場合には、この空間に配置することもできる。
この結果、ホルダ9に装着される電子部品類は、全て同一面側に配置されるので、各電子部品類の電気的接続である端子が同一方向に延出され、電子部品類の装着が一方向になり、作業性が向上する。
実施の形態3.
図5は、この発明の実施の形態3の電動パワーステアリング装置のMCUを示す部分断面図、図6は、図5の制御基板3aを除いた後のMCUを示す底面図である。
この実施の形態では、制御ユニット1aは、電動モータ2の出力軸側(図5の上側)に配置されている。
また、実施の形態1及び2のPM35aは、図1の各回路構成35を一纏めにしたものであったが、この実施の形態のPM35b,35c,35dでは、各回路構成35毎にモールド体75aで一体化されており、それぞれ別個である。
電動モータ2の出力軸23の出力側に制御ユニット1aが配置され、その上に出力側軸受29bが嵌着した上フレーム27a、減速機(図示せず)が順次配置されている。上フレーム27a、制御基板3a、ホルダ9aは、それぞれ出力軸23が貫通する出力軸用穴60が中心部に形成されている。
電動モータ2側では、接続リング25は、電動モータ2と制御ユニット1aとの境壁として機能しており、ケース19aの内周壁面との間で隙間が殆ど生じないように径方向に膨大している。延長巻線26は、先端部が制御基板3aを越えてホルダ9aまで延出している。
制御基板3aは、CPU10、駆動回路11及び他の電子部品が両面に搭載されており、制御基板3aからは、ホルダ9a、及びコネクタ17aに向かって多数のターミナルが上方へ延出している。制御基板3aの上側にホルダ9aが配置され、これには大型部品であるコンデンサ30のコンデンサ端子47,48が略中心に向かって、図6の右側のスペースに配置されている。
PM35b、35c、35dは、図6の左側に集中して配置されている。
PM35b、35c、35dからは信号ターミナル41cが制御基板3aに向かって下側に延出している。
さらに、PM35b、35c、35dの上面には、ヒートシンクを兼ねた上フレーム27aが当接している。
次に、ホルダ9a及びその周辺について説明する。
それぞれが同一形状のPM35b、35c、35dは、図6に示したようにモールド体75aは略台形であり、延長巻線26と接続のためのモータターミナル42が外周側の長辺の端部に設けられている。また、その長辺に沿って信号ターミナル41cが複数並んでいる。
一方、電源ターミナル端部43a(+電源)、電源ターミナル端部44a(グランド)は、PM35b、35c、35dの斜辺の一方に並んで設けられている。これらのPM35b、35c、35dは、図中左側に纏めて配置され、3本の延長巻線26は、実施の形態1のものとは異なり離れてそれぞれ延出している。
また、ホルダ9aは、PM35b、35c、35dが載置される上面にそれぞれ2個ずつ凸部56が形成されており、PM35b、35c、35dは、この凸部56を通じてそれぞれ上フレーム27a(ヒートシンク)側に押圧され、密着している。
また、ホルダ9aには、PM35b、35c、35dのモールド体75aの両コーナ部に当接して位置決めするための壁部59が設けられている。
なお、電源リレー15は、PM35b、35c、35dと比較して小型であり、1個の凸部56で押圧されている。
なお、実施の形態1と同様にホルダ9aに凹部を形成し、この凹部にPM35b、35c、35dを密着して配置することも可能ではあるが、PM35b、35c、35dが各相毎に分離配置されており、複数の凹部を形成しなければならず、位置決め部として壁部59をそれぞれ設けた方が効率的である。
また、この壁部59は、PM35b、35c、35dのモールド体75aのコーナ部に限ったものではなく、モールド体75aの辺部に壁部59を当接してPM35b、35c、35dを位置決めするようにしてもよい。
また、PM35b、35c、35dの小型化を図るためにモータターミナル42と同一のモールド体75aの辺部に信号ターミナル41cが配置されている。
さらに、モールド体75aの出力軸用穴60側の短辺部に信号ターミナル41cを設けることも可能であるが、出力軸用穴60の周囲にはターミナルが密集するので、制御基板3aも含めで面積の効率を考慮し外径側に配置した方がよい。
次に、延長巻線26とモータターミナル42との接続方法は、各部品の組立性から実施の形態1のように両者を溶接することは困難である。
そのため、まずPM35b、35c、35dのモータターミナル42が別のバスバーの一方と接続され、そのバスバーの他方は位置決め用の端子ホルダ57の内部に配置されている。延長巻線26の端部は例えば二股に分かれた形状をし、その二股の間に前記バスバーの他方端部が挿入されて接続できるような圧着タイプの接続構造をなしている。
これにより、ホルダ9aと延長巻線26を有する電動モータ2を合体させることにより、電気的接続が同時に成し遂げられる。
そのため端子ホルダ57はホルダ9aと別体でもよいが、ホルダ9aに保持、固定されることが必要である。
ホルダ9aは、図6中の右側外周部に径方向に突出したホルダ延長部9bが設けられている。このホルダ延長部9bでコネクタ16a,17aの接続作業がなされる。
制御ユニット1aは、出力軸側に配置されたため、コネクタ16a,17aの配置場所は、電動モータ2から径方向に飛び出す構造を取らざるを得ない。
そのためさらに小型化を考慮して、MCUの外周面側にできる限りコネクタ16a,17aを近づけ、コネクタ16a,17aの各端子の挿入方向は出力軸23と略平行である。
図5では電源系のバスバー50、51の様子を示し、図6では、電源ターミナル端部44a(グランド),46a(+電源)を示している。図6の電源ターミナル端部44aと電源ターミナル端部46aとが離れているのは、図1のコイル14を配置しているためである。
一方、センサ類の端子を有するコネクタ17aは、その端子と図6のバスバー端部17bとが溶接接続され、コネクタ用バスバーは、ホルダ延長部9bからホルダ9aの内径側に延長され、そこから制御基板3aへ向かってコネクタ用ターミナル17cが延びている。このホルダ延長部9bを設けたためホルダ9aのみならず、上フレーム27aにもフレーム延長部27bを有している。
また、窓部27cの空間に置いてコネクタ17aの端子とバスバー端部17b、電源ターミナル端部44a、46aをそれぞれ溶接して接続する。さらに、この窓部27cを覆うため、一方はコネクタ16a、17aの座面を利用し、他方は図5に示したコネクタ用カバー16cで覆われている。また、ホルダ9aの中央部に出力軸用穴60が形成されており、面積的に実施の形態1と比べて小さくなっているため、例えば、電源(+)のバスバー50とグランドのバスバー51は上下に2階建て構造を基本として構成している。
また、大型部品であるコンデンサ30の端子部の配線は、バスバー50,51がホルダ9aの表面まで浮き上がってきて露出しており、この部分でコンデンサ端子47,48とハンダ付けする。
さらに、前述のようにホルダ9aにホルダ延長部9b、上フレーム27aにフレーム延長部27bを有するため、制御ユニット1aを包含するケース19aも両者に合わせて形状が変更されている。
ケース19aは、実施の形態1と異なり、電動モータ2と当接することも考慮して金属(例えばアルミニューム製)で形成されており、またホルダ延長部9bに合わせて、外周の一部に開口部を有した略円形形状である。
また、ケース19aと上フレーム27aとは、外周縁部に形成された複数のボルト用穴58でボルトを用いて固定されている。
ホルダ9aと上フレーム27aとは、実施の形態1と同様にボルト穴55でボルトを用いて固定されている。この固定によりPM35b,35c,35d及び電源リレー15を上フレーム27aに密着させるために押さえつけることになるため、できる限りPM35b,35c,35d及び電源リレー15の近傍にボルト穴55を形成することが望ましい。
また、PM35b,35c,35d同士が接近配置されているため各PM35b,35c,35dの間に固定位置(ボルト穴55)を配置することで1個の固定で2個のPM35b,35c,35dに作用させることが可能であり、小型化に貢献できる。また、制御基板3aも、一端部がホルダ9aに接続された柱54を介して固定される。
次に、上記構造のMCUの組立順について説明する。
電動モータ2は、実施の形態1と同様であり、モータ巻線24の上に接続リング25が覆って配置され、この中で結線され、巻線端部は延長巻線26として、3本が分離独立して延出される。
次に、内部にバスバー50,51を有するホルダ延長部9bを有するホルダ9aにコンデンサ30を搭載し固定し、それらのコンデンサ端子47,48はバスバー50,51と例えばハンダ付けで接続される。さらに、コンデンサ30と反対面にはPM35b,35c,35d及び電源リレー15が所定の位置に搭載され、電源ターミナル端部43a,44aがそれぞれバスバー50,51の端部と溶接接続される。
さらに、ホルダ9aにCPU10、駆動回路11及び他の電子部品を搭載した制御基板3aを取り付け、多数の信号ターミナル41cと制御基板3aの穴を有するランドとがハンダ付けされる。この状態で制御ユニット1aの制御基板3a、ホルダ9a、PM35b,35c,35d等が合体した組み付け体が完成する。
次に、前記の電動モータ2の上にケース19aを装着した後、前記組み付け体を出力軸23が出力軸用穴60を通るように合体する。この際ホルダ9aの位置決め用の端子ホルダ57内の端子と延長巻線26とが圧着するように押さえつける必要がある。
次に、コネクタ16a、17aを取り付けるとともに、それらの端子とバスバーの端子とを窓部27cの空間を利用して溶接する。
次に、出力側軸受29bを有する上フレーム27aを装着し、ケース19aと固定し、PM35b,35c,35d、電源リレー15が上フレーム27aの平面と密着さる。
最後にコネクタ用カバー16cを装着する。
以上のように、出力軸方向に制御ユニット1aを装着した構造、PM35b,35c,35dを各相分離独立した場合であっても順々に積層して組み付けることができ、組立て性も簡略化できる。
また、ホルダ9aにおいてPM35b,35c,35dの当接面と大型部品であるコンデンサ30の装着面をほぼ一直線又はわずかな段差を有することで、軸方向長さを短縮することができ、小型化が可能となる。
また、コネクタ16a,17aは、ケース19aの外周面に沿って設けられているので、コネクタ16a,17aによる電動パワーステアリング装置の径方向の寸法の拡大を抑制することができる。
1,1a 制御ユニット、2 電動モータ、3,3a 制御基板、4 インバータ回路、5 回転センサ、6 バッテリ、7 イグニションスイッチ、8 センサ、9,9a ホルダ、9b ホルダ延長部、10 CPU、11 駆動回路、12 電流検出回路、13 回転角検出回路、14 コイル、15電源リレー、16,16a,17、17a コネクタ、16c コネクタ用カバー、17b バスバー端部、17c コネクタ用ターミナル、18 カバー、19,19a ケース、21 ロータ、22 ステータ、23 出力軸、24 モータ巻線、25 接続リング、26 延長巻線、27,27a 上フレーム、27b フレーム延長部、27c 窓部、28 下フレーム、29a 反出力側軸受,29b 出力側軸受、30 コンデンサ、31,32,33 スイッチング素子、34 シャント抵抗、35 回路構成、35a,35b,35c,35d PM、41a,41b,41c 信号ターミナル、42 モータ用ターミナル、43,44c,45,46 電源ターミナル、43a,44a,46a 電源ターミナル端部、47,48 コンデンサ端子、49 窓部、50,51 バスバー、52 隙間、53 絶縁性筒、54 柱、55 ボルト穴、57 端子ホルダ、58 ボルト用穴、59 壁部、60 出力軸用穴、70 コンデンサ用凹部,71 切欠き部、73 当接部、72 ブラケット,73 陥没部、75,75a モールド体、76 膨大部、80 モジュール用凹部、81 当接部。

Claims (15)

  1. 電動モータの駆動を制御する制御ユニットを前記電動モータの出力軸と同軸上に配置し、前記制御ユニットと前記電動モータとを一体化した電動パワーステアリング装置であって、
    前記制御ユニットは、ヒートシンクに面接触し前記電動モータに供給される電力を制御する複数のスイッチング素子が内蔵されたパワーモジュールと、
    このパワーモジュールを前記ヒートシンクに密着させるとともに、位置決めするホルダと、
    このホルダから軸線方向に離間して配置され前記電動モータの駆動を制御するCPU(Central-Processing-Unit)が搭載された制御基板と、を備え、
    前記ホルダは、一方の片側の一面に、前記パワーモジュールが配置され、他方の片側の他面に形成されたコンデンサ用凹部に、電源脈動を抑制するコンデンサの周面が密接して配置され、前記パワーモジュールと前記コンデンサとが、前記ホルダの一方の片側と他方の片側とに分かれて配置されている電動パワーステアリング装置。
  2. 電動モータの駆動を制御する制御ユニットを前記電動モータの出力軸と同軸上に配置し、前記制御ユニットと前記電動モータとを一体化した電動パワーステアリング装置であって、
    前記制御ユニットは、ヒートシンクに面接触し前記電動モータに供給される電力を制御する複数のスイッチング素子が内蔵されたパワーモジュールと、
    このパワーモジュールを前記ヒートシンクに密着させるとともに、位置決めするホルダと、
    このホルダから軸線方向に離間して配置され前記電動モータの駆動を制御するCPU(Central-Processing-Unit)が搭載された制御基板と、を備え、
    前記ホルダは、一方の片側の一面に、前記パワーモジュールが配置され、他方の片側の前記一面に形成されたコンデンサ用凹部に、電源脈動を抑制するコンデンサの周面が密接して配置され、前記パワーモジュールと前記コンデンサとが、前記ホルダの一方の片側と他方の片側とに分かれて配置されている電動パワーステアリング装置。
  3. 前記ホルダに埋設された電源系のバスバーは、前記コンデンサ側の部位が前記パワーモジュール側の部位と比較して前記ヒートシンク側に接近した段差を有している請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記ホルダに埋設された電源系のバスバーは、前記コンデンサ側の部位が前記パワーモジュール側の部位と比較して前記制御基板側に接近した段差を有している請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 前記バスバーは、前記パワーモジュールの電源ターミナル及び前記コンデンサのコンデンサ端子とそれぞれ電気的に接続されている請求項3または4に記載の電動パワーステアリング装置。
  6. 前記バスバーは、前記ホルダと前記制御基板との間の空間で前記電源ターミナルと電気的に接続され、また前記バスバーは、前記ホルダの内部または表面で前記コンデンサ端子と電気的に接続されている請求項5に記載の電動パワーステアリング装置。
  7. 前記ホルダには、前記パワーモジュールが密着するモジュール用凹部が形成されている請求項1〜6の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  8. 前記ホルダには、前記パワーモジュールに当接する凸部が形成されている請求項1〜6の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  9. 前記ホルダには、複数の前記スイッチング素子を内蔵したモールド体の縁部に当接し、前記パワーモジュールを位置決めする壁部が形成されている請求項1〜6の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  10. 前記ホルダと前記制御基板との間には、前記ホルダと前記制御基板とを離間、保持する柱が設けられている請求項1〜9の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  11. 前記ホルダは、周縁部に前記ヒートシンク側に突出し前記ヒートシンクに当接した当接部が形成され、前記ホルダと前記ヒートシンクとの間には隙間が形成されている請求項1〜10の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  12. 前記ヒートシンクは、中央部に前記出力軸を回転支持する反出力側軸受が設けられ、
    このヒートシンクから順次積層された、前記パワーモジュール、前記ホルダ及び前記制御基板は、前記ヒートシンクの外周縁部に端面が当接した有底筒状の平面を有するケースで密閉され、
    このケースの前記平面内には、前記制御ユニットと電気的に接続され前記出力軸と平行に延びたコネクタが設けられている請求項1〜11の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  13. 前記ヒートシンクは、中央部に貫通した前記出力軸を回転支持する出力側軸受が設けられ、
    このヒートシンクから順次積層された、前記パワーモジュール、前記ホルダ及び前記制御基板は、一方の端面が前記ヒートシンクの外周縁部に当接し他方の端面が前記電動モータのブラケットの端面に当接した筒状のケースで密閉され、
    このケースの外周面に沿って設けられたコネクタは、前記ケースの径方向の外側で前記制御ユニットと電気的に接続されている請求項1〜11の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  14. 前記パワーモジュールは、各相の前記スイッチング素子が一つのモールド体に埋設されている請求項1〜13の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  15. 前記パワーモジュールは、各相の前記スイッチング素子が個別にモールド体に埋設され、この各相の前記パワーモジュールは、前記出力軸に指向して放射状に配置されている請求項1〜13の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
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