JP2019205216A - 制御装置一体型回転電機 - Google Patents

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【課題】制御装置一体型回転電機において、複数の平滑コンデンサが電気的に並列に接続される構造部の小型化を図るとともに、電流ラッシュ時のサージ電圧の抑制効果を向上する。【解決手段】制御装置3に搭載され制御装置のパワー回路部18のスイッチング動作によって生じるリップル電流を吸収する複数の平滑コンデンサ29が、同一平面上に複数列及び複数行に配置され、複数の平滑コンデンサ29が、正極バスバー31aと負極バスバー31bとによって電気的に並列に接続され、複数の平滑コンデンサは、各々の正極端子32aおよび負極端子32bが、複数列の列方向および複数行の行方向のいずれにおいても隣り合うように配設され、正極バスバーと負極バスバーとが同一平面上に配設され、同一平面上に複数列及び複数行に配置された複数の平滑コンデンサと、同一平面上に配設された正極バスバーと負極バスバーとが、相対的に平行に配設されている。【選択図】図5

Description

本願は、回転子および固定子を有する回転電機本体、および前記回転電機本体に一体に搭載され前記回転電機本体に給電する制御装置を備えた制御装置一体型回転電機に関するものである。
従来から、車両等に搭載され、回転電機本体とこの回転電機本体を制御するための制御装置とが一体化された制御装置一体型回転電機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
制御装置一体型回転電機の制御装置は、直流電力から交流電力、または交流電力から直流電力に変換するパワー回路部と、パワー回路部を構成するスイッチング素子が動作する際に生じるリップル電流を吸収するための平滑コンデンサと、回転電機本体の界磁巻線に界磁電流を供給する界磁回路部と、パワー回路部および界磁回路部を制御する制御回路部とを備えている。なお、パワー回路部、平滑コンデンサ、界磁回路部および制御回路部は、ヒートシンク、ケース等から構成される空間に収納されている。
特許第6272522号公報 特開2006-310490号公報
特許文献1に示されるような制御装置一体型回転電機は、エンジンルーム内に設置されて使用されることが多い。近年では車両室内の拡張に伴い、エンジンルーム内の省スペース化が望まれる。その省スペース部に制御装置一体型回転電機を搭載する場合、できる限り回転電機の固定子の外径より、制御装置を内に収めることが望まれる。
また、車両等に搭載されてバッテリの直流電圧を交流に変換するインバータ回路は、スイッチング素子により電流が遮断される際に電流ラッシュ時のサージ電圧が発生し、これを吸収するコンデンサが直流電源に並列に接続されている。サージ電圧を十分吸収するにはコンデンサは容量の大きなものが必要であり、そのため形状が大型化する課題がある。
一方でコンデンサ等の部品をコンパクトに配置してスペース効率を良くする手段として特許文献2のように、複数のコンデンサが複数の行列に配置されるとともに、互いに隣接する列に属するコンデンサの列方向におけるずれ量が該コンデンサの幅の1 / 2 以下となるように各コンデンサが配置されることで小型化することは可能ではあるが、この特許文献2には複数のコンデンサを並列接続した際の低インダクタンス化の技術思想はなく、複数のコンデンサ端子を並列に接続することで配線インダクタンスが大きくなり、インダクタンスの作用で上記サージ電圧が大きくなる課題がある。
本願は、上記のような実情に鑑みてなされた技術を開示するものであり、回転子および固定子を有する回転電機本体、および前記回転電機本体に一体に搭載され前記回転電機本体に給電する制御装置を備えた制御装置一体型回転電機において、前記制御装置に搭載され前記制御装置のパワー回路部のスイッチング動作によって生じるリップル電流を吸収する複数の平滑コンデンサが電気的に並列に接続される構造部の小型化を図るとともに、電流ラッシュ時のサージ電圧の抑制効果を向上することを目的とするものである。
本願に開示される制御装置一体型回転電機は、
回転子および固定子を有する回転電機本体、および前記回転電機本体に一体に搭載され前記回転電機本体に給電する制御装置を備えた制御装置一体型回転電機であって、
前記制御装置に搭載され前記制御装置のパワー回路部のスイッチング動作によって生じるリップル電流を吸収する複数の平滑コンデンサが、同一平面上に複数列及び複数行に配置され、
前記複数の平滑コンデンサが、正極バスバーと負極バスバーとによって電気的に並列に接続され、
前記複数の平滑コンデンサは、各々の正極端子および負極端子が、前記複数列の列方向および複数行の行方向のいずれにおいても隣り合うように配設され、
前記正極バスバーと前記負極バスバーとが前記複数の平滑コンデンサとは異なる同一平面上に配設され、
前記同一平面上に複数列及び複数行に配置された複数の前記平滑コンデンサと、前記複数の平滑コンデンサとは異なる前記同一平面上に配設された前記正極バスバーおよび前記負極バスバーとが、相対的に平行に配設されている
ものである。
本願に開示される制御装置一体型回転電機では、制御装置に搭載され前記制御装置のパワー回路部のスイッチング動作によって生じるリップル電流を吸収する複数の平滑コンデンサが、同一平面上に複数列及び複数行に配置され、
前記複数の平滑コンデンサが、正極バスバーと負極バスバーとによって電気的に並列に接続され、
前記複数の平滑コンデンサは、各々の正極端子および負極端子が、前記複数列の列方向および複数行の行方向のいずれにおいても隣り合うように配設され、
前記正極バスバーと前記負極バスバーとが前記複数の平滑コンデンサとは異なる同一平面上に配設され、
前記同一平面上に複数列及び複数行に配置された複数の前記平滑コンデンサと、前記複数の平滑コンデンサとは異なる前記同一平面上に配設された前記正極バスバーおよび前記負極バスバーとが、相対的に平行に配設されているので、
制御装置に搭載され前記制御装置のパワー回路部のスイッチング動作によって生じるリップル電流を吸収する複数の平滑コンデンサが電気的に並列に接続される構造部の小型化を図れるとともに、電流ラッシュ時のサージ電圧の抑制効果を向上することが可能となる。
本願の実施の形態1を示す図で、制御装置一体型回転電機の一構造例を示す縦断側面図である。 本願の実施の形態1を示す図で、図1に例示の制御装置を、単体の状態でリア側から見た正面図である。 本願の実施の形態1を示す図で、図1に例示の制御装置一体型回転電機における電力変換回路の一例を示す回路図である。 本願の実施の形態1を示す図で、図1に例示の制御装置一体型回転電機にいて、平滑コンデンサが並列接続された状態の一例を示す正面図である。 本願の実施の形態1を示す図で、図4のV−V線における断面を矢印の方向から見た断面図である。 本願の実施の形態1を示す図で、図5に例示の平滑コンデンサの単体の事例を示す正面図である。 本願の実施の形態1を示す図で、図6Aに例示の平滑コンデンサの斜視図である。 本願の実施の形態1を示す図で、図4および図5に例示の、平滑コンデンサが並列接続された状態の一例、の背面図である。 本願の実施の形態1を示す図で、図4および図5に例示の、平滑コンデンサを並列接続するバスバー、を単体の状態で例示する正面図である。 本願の実施の形態2を示す図で、図1に例示の制御装置一体型回転電機において、平滑コンデンサが並列接続された状態の他の例を示す背面図である。 本願の実施の形態2を示す図で、図9に例示の平滑コンデンサの単体の事例を示す正面図である。 本願の実施の形態2を示す図で、図10Aに例示の平滑コンデンサの斜視図である。 本願の実施の形態3を示す図で、図1に例示の制御装置一体型回転電機において、平滑コンデンサが並列接続された状態の更に他の例を示す背面図である。 本願の実施の形態3を示す図で、図11に例示の、平滑コンデンサを並列接続するバスバー、を単体の状態で例示する正面図である。 本願の実施の形態3を示す図で、図11に例示の平滑コンデンサの単体の事例を示す正面図である。 本願の実施の形態3を示す図で、図13Aに例示の平滑コンデンサの斜視図である。 本願の実施の形態4を示す図で、図1に例示の制御装置一体型回転電機において、平滑コンデンサが並列接続された状態の更に他の例を示す背面図である。 本願の実施の形態4を示す図で、図14に例示の、平滑コンデンサを並列接続するバスバー、を単体の状態で例示する正面図である。
以下、本願に係る制御装置一体型回転電機の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。なお、各図において、同一または同様の構成部分については、同じ符号を付しており、対応する各構成部のサイズ、縮尺はそれぞれ独立している。例えば構成の一部を変更した断面図の間で、変更されていない同一構成部分を図示する際に、同一構成部分のサイズ、縮尺が異なっている場合もある。また、制御装置一体型回転電機の構成は、実際にはさらに複数の部材を備えているが、説明を簡単にするため、説明に必要な部分のみを記載し、他の部分については省略している。
実施の形態1.
以下、図1から図8に従って、本願の実施の形態1に係る制御装置一体型回転電機を説明する。この実施の形態に係る制御装置一体型回転電機1は、エンジンの駆動補助および電力の発電に用いられる交流発電電動機に好適に適用しうる。
図1は制御装置一体型回転電機の一構造例を示す縦断側面図、図2は図1に例示の制御装置を、単体の状態でリア側から見た正面図、図3は図1に例示の制御装置一体型回転電機における電力変換回路の一例を示す回路図、図4は図1に例示の制御装置一体型回転電機にいて平滑コンデンサが並列接続された状態の一例を示す正面図、図5は図4のV−V線における断面を矢印の方向から見た断面図、図6Aは図5に例示の平滑コンデンサの単体の事例を示す正面図、図6Bは図6Aに例示の平滑コンデンサの斜視図、図7は図4および図5に例示の、平滑コンデンサが並列接続された状態の一例、の背面図、および図8は図4および図5に例示の、平滑コンデンサを並列接続するバスバー、を単体の状態で例示する正面図であり、これら図1から図8に、回転電機本体2、制御装置3、回転子軸4、回転子5、回転子巻線6、フロントブラケット7、リアブラケット8、軸受9、軸受10、固定子巻線11、固定子12、プーリー13、回転位置検出センサ14、スリップリング15、ブラシホルダ16、ブラシ17、パワー回路部18、界磁回路部19、制御回路部20、ヒートシンク21、放熱フィン22、電源配線23a、制御信号配線23b、固定子巻線配線23c、グランド配線23d、電源配線24a、制御信号配線24b、ブラシプラス配線24c1、ブラシマイナス配線24c2、グランド配線24d、ケース26、電源配線26a、固定子巻線配線26b、グランド配線26c、平滑コンデンサ29、開口部30、正極バスバー31a、正極バスバーの歯部31at、コンデンサ端子用の挿通孔31aTH、負極バスバー31b、負極バスバーの歯部31bt、コンデンサ端子用の挿通孔31bTH、正極バスバーの歯部と負極バスバーの歯部との相対的間隔31abrs、コンデンサ端子の正極端子32a、コンデンサ端子の負極端子32b、絶縁材33、バッテリ50、および電力変換回路60、が例示され、それらの位置、配置、あるいは接続も図示のように例示されている。
図1に例示のように、制御装置一体型回転電機1は、回転電機本体2、制御装置3等から構成されている。制御装置一体型回転電機1では、プーリー13に近い部分がフロント側に該当する。また、回転電機本体2から制御装置3に向かう方向は、リア側と呼ばれている。回転電機本体2は、回転子巻線6および固定子巻線11を有している。
回転電機本体2の回転子軸4には、回転子5が固定されている。また、回転子5には、回転子巻線6が巻装されている。フロントブラケット7には、軸受9が取り付けられている。また、リアブラケット8には、軸受10が取り付けられている。回転子軸4は、軸受9と軸受10によって回転可能に支持されている。固定子巻線11は、固定子12に巻装されている。また、固定子12は、フロントブラケット7とリアブラケット8とによって挟み込まれて保持されている。プーリー13は、回転子軸4のフロントブラケット7から突出した先端部に取り付けられている。回転子軸4の回転は、プーリー13から伝動ベルトを介してエンジンに伝達される。
回転子5の回転状態は、回転位置検出センサ14によって検出される。回転位置検出センサ14は、回転子軸4のリアブラケット8から突出した後端部に設置されている。また、回転電機本体2には、一対のスリップリング15と一対のブラシ17とが取り付けられている。スリップリング15は、回転子巻線6に電流を供給する。ブラシ17は、ブラシホルダ16によって保持されていて、スリップリング15に摺接する。制御装置3は、固定子巻線11に電気的に接続されたパワー回路部18と、回転子巻線6に電気的に接続された界磁回路部19と、パワー回路部18および界磁回路部19を制御する制御回路部20とを備えている。
パワー回路部18は、パワーモジュールから構成されている。界磁回路部19は、界磁モジュールから構成されている。また、制御回路部20は、制御基板上に構成されている。ヒートシンク21は、安価で熱伝導性が良好なアルミニウム合金等の金属で形成されており、リアブラケット8に固定され且つ保持されている。パワー回路部18は、ヒートシンク21の、放熱フィン22が形成された面とは逆の面に、搭載されている。換言すれば、パワー回路部18は、ヒートシンク21のリア側の面に搭載され、放熱フィン22はヒートシンク21のフロント側に設けられている。パワー回路部18は、図3に例示のように、電源配線23aと、制御信号配線23bと、固定子巻線配線23cと、グランド配線23dとを備えている。
ヒートシンク21のパワー回路部18が搭載されている面と同じ面には、界磁回路部19が1個搭載されている。界磁回路部19は、図3に例示のように、電源配線24aと、制御信号配線24bと、ブラシプラス配線24c1と、ブラシマイナス配線24c2と、グランド配線24dとを備えている。パワー回路部18、界磁回路部19および制御回路部20は、ケース26に収納されている。
図3に例示のように、外部のバッテリ50は、電力変換回路60に接続されている。電力変換回路60は、図1または図2に示したパワー回路部18、界磁回路部19、制御回路部20、平滑コンデンサ29等から構成されている。
パワー回路部18は、スイッチング素子としてMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)を4個内蔵している。ここで、3個のパワー回路部18によって、2組の3相インバータ回路が形成されている。制御回路部20には、基材として電気的特性と機械的特性のよいガラスエポキシ樹脂が用いられる。平滑コンデンサ29は、パワー回路部18を構成するスイッチング素子、すなわちパワー回路部18のスイッチング素子が動作する際に生じるリップル電流を吸収する。
界磁回路部19は、モールド成形で形成されている。平滑コンデンサ29は、電源配線23a、電源配線24a、電源配線26aを含む電源配線と、グランド配線23d、グランド配線24d、グランド配線26cを含むグランド配線との間に設置される。制御回路部20には、パワー回路部18および界磁回路部19を制御するための実装部品と、外部機器との間で信号の送受信を行うための外部接続コネクタとが実装されている。平滑コンデンサ29には、略円柱状タイプの平滑コンデンサが適用される。電力変換回路60は、固定子巻線11と外部のバッテリ50からの直流電力との間で電力変換を行う。
また、図2において、ケース26の内部に形成されている封止樹脂体によって、パワー回路部18、界磁回路部19および制御回路部20を封止している。また、電源配線26aおよびグランド配線26cは、ともにケース26の底面にインサートモールド成形されている。グランド配線26cは、ケース26をヒートシンク21に設置した後で、ヒートシンク21にねじで締結して接続される。制御装置3には、パワー回路部18を構成するスイッチング素子が動作する際に生じるリップル電流を吸収する平滑コンデンサ29が配置される。平滑コンデンサ29には、電解コンデンサ、導電性高分子コンデンサ、導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ等が適用される。
また、図3において、界磁モジュールである界磁回路部19は、外部のバッテリ50に電気的に接続するための電源配線24aと、制御回路部20に接続するための制御信号配線24bと、プラス側のブラシ17に通電するためのブラシプラス配線24c1と、マイナス側のブラシ17に通電するためのブラシマイナス配線24c2と、ヒートシンク21と同電位となるグランド配線24dとを備えている。また、ケース26は、ネジと接着剤によってヒートシンク21のリア側に固定されている。
制御装置3には、パワー回路部18が3個搭載されている。各々のパワー回路部18は、外部のバッテリ50に電気的に接続するための電源配線23aと、制御回路部20である制御基板に接続するための制御信号配線23bと、固定子巻線11に電気的に接続するための固定子巻線配線23cと、ヒートシンク21と同電位となるグランド配線23dを備えている。平滑コンデンサ29は、上記パワー回路部18が3個搭載される間に配置されている。また、銅の配線からなる電源配線26a、固定子巻線配線26bおよびグランド配線26cは、ケース26の底面にインサートモールド成形されている。ケース26には、開口部30が形成されている。
以上のように構成されているこの本願の実施の形態1に係る制御装置一体型回転電機1は、エンジンに対する駆動補助としての電動機の機能と、発電のための発電機の機能とを備えている。ここで、制御装置一体型回転電機1が、エンジンに対する駆動補助として機能する際には、外部のバッテリ50からパワー回路部18に供給された直流電力が、パワー回路部18のスイッチング素子、すなわちパワーモジュールのオンオフ制御によって、3相交流電流に変換されて固定子巻線11に供給される。
外部のバッテリ50から供給される直流電力は、界磁回路部19で調整されて回転子巻線6に供給される。このとき、回転子巻線6の周囲には、回転磁界が生じるので、回転子軸4が回転する。回転子軸4の回転は、プーリー13から図示しない伝動ベルトを介してエンジンに伝達される。制御回路部20は、図示しない外部機器および回転位置検出センサ14からの情報に基づいて、パワー回路部18および界磁回路部19を制御する。
ここで、制御装置一体型回転電機1が、発電機として機能する際には、エンジンの回転力が伝動ベルトおよびプーリー13を介して回転子軸4に伝達される。これにより、回転子5が回転して、固定子巻線11に3相交流電力が励起される。制御回路部20は、パワー回路部18のスイッチング素子のオンオフを制御し、固定子巻線11に励起された3相交流電力を直流電力に変換する。変換された直流電力は、外部のバッテリ50に供給され、外部のバッテリ50が充電される。
次に、本願の主旨である実施の形態1に係る制御装置一体型回転電機1における平滑コンデンサ29の実装構造を説明する。図4は、図1に例示の制御装置一体型回転電機にいて、平滑コンデンサが並列接続された状態の一例を示す正面図である。また、図5は、図4のV−V線における断面を矢印の方向から見た断面図である。図6Aは図5に例示の平滑コンデンサの単体の事例を示す正面図、図6Bは図6Aに例示の平滑コンデンサの斜視図である。なお、図5および図6Bにおける矢印は、コンデンサの端子に流れる電流の向きを示している。図7は、図4および図5に例示の、平滑コンデンサが並列接続された状態の一例、の背面図である。図8は、図4および図5に例示の、平滑コンデンサを並列接続するバスバー、を取り出して単体の状態で例示する正面図である。
図4、図5、図7、および図8では、8個のコンデンサを正極バスバー31aと負極バスバー31bによってそれぞれ電気的に並列接続し、8個全てが同一の円柱状のコンデンサ形状としたもので、3列及び2行の配置とし、隣接する複数のコンデンサ端子を上下左右の四方で逆電位のコンデンサ端子になるように、8個全ての平滑コンデンサ29の正極端子32aが下方、負極端子32bが上方として配列している。そして、上下左右の四方で逆電位のコンデンサ端子間の距離が近接するように、単体の平滑コンデンサ29の正極端子32aと負極端子32bを結ぶ直線に対して、垂直になる方向に配列している。
さらに、平滑コンデンサ29の正極端子32aと負極端子32bは、正極バスバーと負極バスバーとコンデンサとの端子間距離hが全て同一長として構成している。
また、正極バスバー31aと負極バスバー31bはともに厚さt=0.8mmの銅板とし、双方のバスバーが互いに重なりあわないようにし、正極端子32aおよび負極端子32bと正極バスバー31aおよび負極バスバー31bとを電気的に接続する部位は全て同一平面上で構成し、同一平面上で半田などのろう付け、抵抗溶接などで電気的に接続している。
正極バスバー31aと負極バスバー31bはインサート成形によって、互いに熱可塑性樹脂なる絶縁材33を介して連結している。
上下左右の四方で逆電位のコンデンサ端子に配列することによって、電流により生ずる逆方向の磁束の作用により相互インダクタンスを発生させ、コンデンサ端子のインダクタンスを抑え、スイッチング素子により電流が遮断される際に電流ラッシュ時のサージ電圧を抑制できる。さらに、前後左右の四方で逆電位のコンデンサ端子間の距離が近接するように、単体の平滑コンデンサ29の正極端子32aと負極端子32bを結ぶ直線に対して、垂直になる方向に配列しているので、サージ電圧を抑制できる効果が大きくなる。
また、8個全てが同一の円柱状のコンデンサ形状としているので、生産性効率がよく、安価なもので構成できる。
さらに、平滑コンデンサ29の正極端子32aと負極端子32bは、正極バスバーと負極バスバーとコンデンサとの端子間距離hが全て同一長としているので、同一長の範囲で相互インダクタンスを発生し、サージ電圧を抑制できる効果が大きくなる。
正極バスバー31aと負極バスバー31bはともに厚さt=0.8mmの銅板とし、双方のバスバーが互いに重なりあわないようにすることで、正極バスバー31aと負極バスバー31bを1枚の板金で打ち抜きすることができ、歩留りが向上するとともに、制御装置一体型回転電機の軸方向寸法を短縮することができる。
また、コンデンサ端子とバスバーの電気的接続部位は全て同一平面上にあるので、半田などのろう付け、抵抗溶接などで容易に接合することができる。
正極バスバー31aと負極バスバー31bはインサート成形によって、互いに熱可塑性樹脂なる絶縁材を介して連結することで、外部からの浸水による正極バスバー31aと負極バスバー31bと短絡することができるとともに、耐振性が向上する。
また、正極バスバー31aと負極バスバー31bの厚みを同一とすることで。インサート成形を行ううえで、熱可塑性樹脂なる絶縁材が流動しやすく、樹脂成形不良を低減し、良好な絶縁性を安定することができる。
本実施の形態1には、図示のように、回転子5および固定子12を有する回転電機本体2、および前記回転電機本体2に一体に搭載され前記回転電機本体2に給電する制御装置3を備えた制御装置一体型回転電機1であって、前記制御装置3に搭載され前記制御装置3のパワー回路部18のスイッチング動作によって生じるリップル電流を吸収する複数の平滑コンデンサ29が、同一平面上に複数列及び複数行に配置され、前記複数の平滑コンデンサ29が、正極バスバー31aと負極バスバー31bとによって電気的に並列に接続され、前記複数の平滑コンデンサ29は、各々の正極端子32aおよび負極端子32bが、前記複数列の列方向および複数行の行方向のいずれにおいても隣り合うように配設され、前記正極バスバー31aと前記負極バスバー31bとが前記複数の平滑コンデンサ29とは異なる同一平面上に配設され、前記同一平面上に複数列及び複数行に配置された複数の前記平滑コンデンサ29と、前記複数の平滑コンデンサ29とは異なる前記同一平面上に配設された前記正極バスバー31aおよび前記負極バスバー31bとが、相対的に平行に配設されている制御装置一体型回転電機が開示されている。
また、図示のように、前記正極バスバー31aの厚さと前記負極バスバー31bとの厚さとが同じであり、前記正極バスバー31aと前記負極バスバー31bとが同一平面上に隣り合うように配設され、前記複数の平滑コンデンサ29の各々の、前記正極端子32aおよび前記負極端子32bの側の面と前記正極バスバー31aとの間の距離と、前記複数の平滑コンデンサ29の各々の、前記正極端子32aおよび前記負極端子32bの側の面と前記負極バスバー31bとの間の距離とが、同じである制御装置一体型回転電機1が開示されている。
また、図示のように、前記正極バスバー31aおよび前記負極バスバー31bのいずれも、複数の歯部31at,31btを有する櫛形状に形成され、前記櫛形状の前記正極バスバー31aの前記複数の前記歯部31atと、前記櫛形状の前記負極バスバー31bの前記複数の前記歯部31btとが、互いに向き合うように、前記正極バスバー31aおよび前記負極バスバー31bが配設されている制御装置一体型回転電機1が開示されている。
また、図示のように、前記櫛形状の前記正極バスバー31aの前記複数の前記歯部31atおよび前記櫛形状の前記負極バスバー31bの前記複数の前記歯部31btの各々に、挿通孔31aTH,31bTHが、複数列及び複数行に配列されるように設けられ、前記複数列及び前記複数行に配列された複数の前記挿通孔31aTH,31bTHに、前記複数個の平滑コンデンサ29の各々の正極端子32aおよび負極端子32bが挿通されることにより、複数個の前記平滑コンデンサ29が、同一平面上に複数列及び複数行に配置されている制御装置一体型回転電機1が開示されている。また、前記複数列及び前記複数行に配列された複数の前記挿通孔31aTH,31bTHに、前記複数個の平滑コンデンサ29の各々の正極端子32aおよび負極端子32bが挿通され、当該挿通部で、半田などのろう付け、抵抗溶接などにより、正極バスバー31aと複数個の平滑コンデンサ29の正極端子32aとが電気的に接続され、負極バスバー31bと複数個の平滑コンデンサ29の負極端子32bとが電気的に接続されている。
また、図示のように、前記正極バスバー31aの複数の前記歯部31atの各々と前記負極バスバー31bの複数の前記歯部31btの各々との相対的間隔31abrsが同じである制御装置一体型回転電機1が開示され、また、前記平滑コンデンサ29の各々の外観形状が実質的に円柱状である制御装置一体型回転電機1が開示され、また、前記正極バスバー31aと前記負極バスバー31bとは、絶縁材33を介して電気的に絶縁され且つ機械的に一体に接続されている制御装置一体型回転電機1が開示されている。
また、図示のように、回転子巻線6および固定子巻線11を有する回転電機本体2と、回転子巻線6および固定子巻線11に接続され、パワーモジュール、制御回路部20である制御基板および平滑コンデンサ29を有する電力変換回路60と、回転電機本体2の一端に取り付けられた前記平滑コンデンサ29は複数の単体の平滑コンデンサ29を電気的に並列接続して構成され、単体の略同一円柱状の平滑コンデンサ29を少なくとも複数列及び複数行の配置とし、隣接する複数の平滑コンデンサ29の端子を上下左右の四方で逆電位の端子配列とするとともに、平滑コンデンサ29の端子側の面とバスバー31a,31bとの距離hを、正極端子32a及び負極端子32bの各部位で全て同一長にした制御装置一体型回転電機1が開示されている。
また、図示のように、複数の平滑コンデンサを電気的に並列接続する正極バスバー31aと負極バスバー31bは略同一厚さであり、かつ正極バスバー31aと負極バスバー31bが互いに重なり合わないように構成し、複数の平滑コンデンサ29と正極バスバー31aおよび負極バスバー31bとを接合する平面は全て同一平面で構成した制御装置一体型回転電機1が開示されている。
また、図示のように、前記正極バスバー31aと負極バスバー31bはインサート成形によって互いに熱可塑性樹脂なる絶縁材33を介して連結した制御装置一体型回転電機1が開示されている。
実施の形態2.
次に、実施の形態2に係る制御装置一体型回転電機1における平滑コンデンサ29の実装構造を説明する。なお、実施の形態2の説明は、前述の実施の形態1と異なる技術を主体に説明し、前述の実施の形態1と同一または相当する技術については説明を割愛する。図9は、図1に例示の制御装置一体型回転電機において、平滑コンデンサが並列接続された状態の他の例を示す背面図である。図10Aは、図9に例示の平滑コンデンサの単体の正面図、図10Bは図10Aに例示の平滑コンデンサの斜視図である。
図9、図10では、実施の形態1に対し、円柱状のコンデンサの側面部のうち、正極端子32a側に2つの凸部34を形成し、負極端子32b側に2つの凹部35を形成したものであり、同一形状の8個のコンデンサが2行3列に配列し、前記凸部34と凹部35が噛みあうように係合している。
具体的には、正極端子32aと負極端子32bを結ぶ直線に対して、正極端子32a側の2つの凸部34は60度の角度θをなすように振り分けられている。同様に負極端子32b側の2つの凹部35も60度の角度θをなすように振り分けられている。
これにより、正極端子32a側の2つの凸部34と負極端子32b側の2つの凹部35が部分的に噛みあうことで、千鳥状の配列となるように位置決めができるとともに、正極端子32aと負極端子32bの位置は全てのコンデンサにおいて同一となり、上下左右の四方で逆電位のコンデンサ端子間の距離が近接するように、単体の平滑コンデンサ29の正極端子32aと負極端子32bを結ぶ直線に対して、垂直になる方向に配列することが容易となる。
なお、実施の形態2の実施例では正極端子32a側に凸部、負極端子32b側に凹部としたが、正極端子32a側に凹部、負極端子32b側に凸部としても同様の効果を奏する。
本実施の形態2には、図示のように、前記平滑コンデンサ29の各々の外周に、前記正極端子32aの側に位置する少なくともひとつの凸部34と、前記負極端子32bの側に位置する少なくともひとつの凹部35とが設けられており、相隣る前記平滑コンデンサ29の一方の平滑コンデンサ29の前記凸部34と、他方の平滑コンデンサ29の前記凹部35とが係合している制御装置一体型回転電機1が開示されている。
また、図示のように、前記平滑コンデンサの29各々の外周に、前記正極端子32aの側に位置する2つの凸部34と、前記負極端子32bの側に位置する2つの凹部35とが設けられており、前記2つの凸部34と前記2つの凹部35とは、前記正極端子32aと前記負極端子32bとを結ぶ直線に対して60度前後の角度で振り分けられて位置しており、相隣る前記平滑コンデンサ29の一方の平滑コンデンサ29の前記凸部34と、他方の平滑コンデンサ29の前記凹部35とが係合している制御装置一体型回転電機1が開示されている。
また、図示のように、複数のコンデンサが隣接する側面部のうち、正極端子側に少なくともひとつの凸部と負極端子側に少なくともひとつの凹部を設け、互いのコンデンサの凹凸部を係合した制御装置一体型回転電機が開示され、また、複数のコンデンサが隣接する側面部のうち、正極端子側に2つの凸部と負極端子側に2つの凹部を設け、前記2つの凸部と凹部は、正極端子と負極端子を結ぶ直線に対して略60度の角度で振り分けられて、互いのコンデンサの凹凸部を係合した制御装置一体型回転電機が開示されている。
実施の形態3.
次に、実施の形態3に係る制御装置一体型回転電機1における平滑コンデンサ29の実装構造を説明する。なお、実施の形態3の説明は、前述の実施の形態1および2と異なる技術を主体に説明し、前述の実施の形態1および2と同一または相当する技術については説明を割愛する。図11は、図1に例示の制御装置一体型回転電機において、平滑コンデンサが並列接続された状態の更に他の例を示す背面図である。図12は、図11に例示の、平滑コンデンサを並列接続するバスバー、を取り出して単体の状態で例示する正面図である。図13Aは、図11に例示の平滑コンデンサの単体の正面図、図13Bは、図13Aに例示の平滑コンデンサの斜視図である。
図11、図12、図13では、実施の形態1に対し、楕円柱状のコンデンサとし、同一形状の9個のコンデンサを3行3列に千鳥配列したものである。そして、正極端子32aと負極端子32bの行間距離Xと正極端子32aと負極端子32bの列間距離Yを同一とし、上下左右の四方を同一距離を有して逆電位のコンデンサ端子に配列したものである。
正極端子32aと負極端子32bの行間距離Xと正極端子32aと負極端子32bの列間距離Yを同一とし、上下左右の四方で同一距離を有することで、バランスよく、相互インダクタンスを発生し、サージ電圧を抑制できる。
本実施の形態3には、図示のように、前記平滑コンデンサの各々の外観形状が実質的に楕円柱状である制御装置一体型回転電機が開示され、また、前記正極端子32aと前記負極端子32bとの行間距離Xと、前記正極端子32aと前記負極端子32bとの列間距離Yとが、同じである制御装置一体型回転電機が開示され、前記複数の前記平滑コンデンサ29が、同一平面上に千鳥状に配置されている制御装置一体型回転電機が開示されている。
また、図示のように、回転子巻線6および固定子巻線11を有する回転電機本体2と、回転子巻線6および固定子巻線11に接続され、パワーモジュール、制御回路部20である制御基板および平滑コンデンサ29を有する電力変換回路60と、回転電機本体2の一端に取り付けられた前記平滑コンデンサ29は複数の単体の平滑コンデンサ29を電気的に並列接続し、略同一楕円状の平滑コンデンサ29を少なくとも複数列及び複数行の配置とし、隣接する複数の平滑コンデンサ29の端子を上下左右の四方で逆電位の端子配列とするとともに、平滑コンデンサ29の端子側の面と32aおよび負極バスバー31bとの距離hを、正極端子32a及び負極端子32bの全ての部位で同一長にした制御装置一体型回転電機が開示されている。
実施の形態4.
次に、実施の形態4に係る制御装置一体型回転電機1における平滑コンデンサ29の実装構造を説明する。なお、実施の形態4の説明は、前述の実施の形態1から3と異なる技術を主体に説明し、前述の実施の形態1から3と同一または相当する技術については説明を割愛する。図14は、図1に例示の制御装置一体型回転電機において、平滑コンデンサが並列接続された状態の更に他の例を示す背面図である。図15は、図14に例示の、平滑コンデンサを並列接続するバスバー、を取り出して単体の状態で例示する正面図である。
図14、図15では、実施の形態3に対し、同一形状の9個のコンデンサを3行3列に矩形格子状に配列したものである。そして、正極端子32aと負極端子32bの行間距離Xと正極端子32aと負極端子32bの列間距離Yを同一とするとともに、列の左側からの第一列の平滑コンデンサ29の3個と列の左側からの第三列の平滑コンデンサ29の3個は、全て正極端子32aが下方、負極端子32bが上方として配列している。中間に位置する列の左側からの第二列の平滑コンデンサ29の3個は上記第一列、第三列と逆になるように、全て正極端子32aが上方、負極端子32bが下方として配列している。
正極端子32aと負極端子32bの行間距離Xと正極端子32aと負極端子32bの列間距離Yを同一とし、上下左右の四方で同一距離を有することで、バランスよく、相互インダクタンスを発生し、サージ電圧を抑制でき、実施の形態3と同様の効果を奏する。
本実施の形態3には、図示のように、前記複数の前記平滑コンデンサ29が、同一平面上に矩形格子状に配置されている制御装置一体型回転電機が開示されている。
なお、各図中、同一符合は同一または相当部分を示す。
なお、本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 制御装置一体型回転電機、2 回転電機本体、3 制御装置、4 回転子軸、5 回転子、6 回転子巻線、7 フロントブラケット、8 リアブラケット、9 軸受、10 軸受、11 固定子巻線、12 固定子、13 プーリー、14 回転位置検出センサ、15 スリップリング、16 ブラシホルダ、17 ブラシ、18 パワー回路部、19 界磁回路部、20 制御回路部、21 ヒートシンク、22 放熱フィン、23a 電源配線、23b 制御信号配線、23c 固定子巻線配線、23d グランド配線、24a 電源配線、24b 制御信号配線、24c1 ブラシプラス配線、24c2 ブラシマイナス配線、24d グランド配線、26 ケース、26a 電源配線、26b 固定子巻線配線、26c グランド配線、29 平滑コンデンサ、30 開口部、31a 正極バスバー、31at 正極バスバーの歯部、31aTH コンデンサ端子用の挿通孔、31b 負極バスバー、31bt 負極バスバーの歯部、31bTH コンデンサ端子用の挿通孔、31abrs 正極バスバーの歯部と負極バスバーの歯部との相対的間隔、32a コンデンサ端子の正極端子、32b コンデンサ端子の負極端子、33 絶縁材、34 凸部、35 凹部、50 バッテリ、60 電力変換回路
本願に開示される制御装置一体型回転電機は、
回転子および固定子を有する回転電機本体、および前記回転電機本体に一体に搭載され前記回転電機本体に給電する制御装置を備えた制御装置一体型回転電機であって、
前記制御装置に搭載され前記制御装置のパワー回路部のスイッチング動作によって生じるリップル電流を吸収する複数の平滑コンデンサが、同一平面上に列及び複数行に配置され、
前記複数の平滑コンデンサが、正極バスバーと負極バスバーとによって電気的に並列に接続され、
前記複数の平滑コンデンサは、各々の正極端子および負極端子が、前記列の列方向および複数行の行方向のいずれにおいても隣り合うように配設され、
前記正極バスバーと前記負極バスバーとが前記複数の平滑コンデンサとは異なる同一平面上に配設され、
前記同一平面上に列及び複数行に配置された複数の前記平滑コンデンサと、前記複数の平滑コンデンサとは異なる前記同一平面上に配設された前記正極バスバーおよび前記負極バスバーとが、相対的に平行に配設され
前記正極バスバーの厚さと前記負極バスバーとの厚さとが同じであり、
前記正極バスバーと前記負極バスバーとが同一平面上に隣り合うように配設され、
前記複数の平滑コンデンサの各々の、前記正極端子および前記負極端子の側の面と前記正極バスバーとの間の距離と、前記複数の平滑コンデンサの各々の、前記正極端子および前記負極端子の側の面と前記負極バスバーとの間の距離とが、同じであり、
前記正極バスバーおよび前記負極バスバーのいずれも、複数の歯部を有する櫛形状に形成され、
前記櫛形状の前記正極バスバーの前記複数の前記歯部と、前記櫛形状の前記負極バスバーの前記複数の前記歯部とが、互いに向き合うように、前記正極バスバーおよび前記負極バスバーが配設され、
前記櫛形状の前記正極バスバーの前記複数の前記歯部および前記櫛形状の前記負極バスバーの前記複数の前記歯部の各々に、挿通孔が、3列及び複数行に配列されるように設けられ、
前記3列及び前記複数行に配列された複数の前記挿通孔に、複数個の前記平滑コンデンサの各々の正極端子および負極端子が挿通されることにより、複数個の前記平滑コンデンサが、同一平面上に3列及び複数行に配置され、
前記正極バスバーの複数の前記歯部の各々と前記負極バスバーの複数の前記歯部の各々との相対的間隔が同じである
ものである。
本願に開示される制御装置一体型回転電機では、 回転子および固定子を有する回転電機本体、および前記回転電機本体に一体に搭載され前記回転電機本体に給電する制御装置を備えた制御装置一体型回転電機であって、
前記制御装置に搭載され前記制御装置のパワー回路部のスイッチング動作によって生じるリップル電流を吸収する複数の平滑コンデンサが、同一平面上に列及び複数行に配置され、
前記複数の平滑コンデンサが、正極バスバーと負極バスバーとによって電気的に並列に接続され、
前記複数の平滑コンデンサは、各々の正極端子および負極端子が、前記列の列方向および複数行の行方向のいずれにおいても隣り合うように配設され、
前記正極バスバーと前記負極バスバーとが前記複数の平滑コンデンサとは異なる同一平面上に配設され、
前記同一平面上に列及び複数行に配置された複数の前記平滑コンデンサと、前記複数の平滑コンデンサとは異なる前記同一平面上に配設された前記正極バスバーおよび前記負極バスバーとが、相対的に平行に配設され
前記正極バスバーの厚さと前記負極バスバーとの厚さとが同じであり、
前記正極バスバーと前記負極バスバーとが同一平面上に隣り合うように配設され、
前記複数の平滑コンデンサの各々の、前記正極端子および前記負極端子の側の面と前記正極バスバーとの間の距離と、前記複数の平滑コンデンサの各々の、前記正極端子および前記負極端子の側の面と前記負極バスバーとの間の距離とが、同じであり、
前記正極バスバーおよび前記負極バスバーのいずれも、複数の歯部を有する櫛形状に形成され、
前記櫛形状の前記正極バスバーの前記複数の前記歯部と、前記櫛形状の前記負極バスバーの前記複数の前記歯部とが、互いに向き合うように、前記正極バスバーおよび前記負極バスバーが配設され、
前記櫛形状の前記正極バスバーの前記複数の前記歯部および前記櫛形状の前記負極バスバーの前記複数の前記歯部の各々に、挿通孔が、3列及び複数行に配列されるように設けられ、
前記3列及び前記複数行に配列された複数の前記挿通孔に、複数個の前記平滑コンデンサの各々の正極端子および負極端子が挿通されることにより、複数個の前記平滑コンデンサが、同一平面上に3列及び複数行に配置され、
前記正極バスバーの複数の前記歯部の各々と前記負極バスバーの複数の前記歯部の各々との相対的間隔が同じであるので、
制御装置に搭載され前記制御装置のパワー回路部のスイッチング動作によって生じるリップル電流を吸収する複数の平滑コンデンサが電気的に並列に接続され、複数の前記平滑コンデンサが同一平面上に少なくとも3列及び複数行に配置された構造とした場合であっても当該構造部の小型化を図れるとともに、複数の前記平滑コンデンサが同一平面上に少なくとも3列及び複数行に配置された構造とした場合であっても電流ラッシュ時のサージ電圧の抑制効果を向上することが可能となる。

Claims (13)

  1. 回転子および固定子を有する回転電機本体、および前記回転電機本体に一体に搭載され前記回転電機本体に給電する制御装置を備えた制御装置一体型回転電機であって、
    前記制御装置に搭載され前記制御装置のパワー回路部のスイッチング動作によって生じるリップル電流を吸収する複数の平滑コンデンサが、同一平面上に複数列及び複数行に配置され、
    前記複数の平滑コンデンサが、正極バスバーと負極バスバーとによって電気的に並列に接続され、
    前記複数の平滑コンデンサは、各々の正極端子および負極端子が、前記複数列の列方向および複数行の行方向のいずれにおいても隣り合うように配設され、
    前記正極バスバーと前記負極バスバーとが前記複数の平滑コンデンサとは異なる同一平面上に配設され、
    前記同一平面上に複数列及び複数行に配置された複数の前記平滑コンデンサと、前記複数の平滑コンデンサとは異なる前記同一平面上に配設された前記正極バスバーおよび前記負極バスバーとが、相対的に平行に配設されている
    ことを特徴とする制御装置一体型回転電機。
  2. 前記正極バスバーの厚さと前記負極バスバーとの厚さとが同じであり、
    前記正極バスバーと前記負極バスバーとが同一平面上に隣り合うように配設され、
    前記複数の平滑コンデンサの各々の、前記正極端子および前記負極端子の側の面と前記正極バスバーとの間の距離と、前記複数の平滑コンデンサの各々の、前記正極端子および前記負極端子の側の面と前記負極バスバーとの間の距離とが、同じである
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置一体型回転電機。
  3. 前記正極バスバーおよび前記負極バスバーのいずれも、複数の歯部を有する櫛形状に形成され、
    前記櫛形状の前記正極バスバーの前記複数の前記歯部と、前記櫛形状の前記負極バスバーの前記複数の前記歯部とが、互いに向き合うように、前記正極バスバーおよび前記負極バスバーが配設されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の制御装置一体型回転電機。
  4. 前記櫛形状の前記正極バスバーの前記複数の前記歯部および前記櫛形状の前記負極バスバーの前記複数の前記歯部の各々に、挿通孔が、複数列及び複数行に配列されるように設けられ、
    前記複数列及び前記複数行に配列された複数の前記挿通孔に、複数個の前記平滑コンデンサの各々の正極端子および負極端子が挿通されることにより、複数個の前記平滑コンデンサが、同一平面上に複数列及び複数行に配置されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の制御装置一体型回転電機。
  5. 前記正極バスバーの複数の前記歯部の各々と前記負極バスバーの複数の前記歯部の各々との相対的間隔が同じである
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の制御装置一体型回転電機。
  6. 前記平滑コンデンサの各々の外周に、前記正極端子の側に位置する少なくとも一つの凸部と、前記負極端子の側に位置する少なくとも一つの凹部とが設けられており、
    相隣る前記平滑コンデンサの一方の平滑コンデンサの前記凸部と、他方の平滑コンデンサの前記凹部とが係合している
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の制御装置一体型回転電機。
  7. 前記平滑コンデンサの各々の外周に、前記正極端子の側に位置する2つの凸部と、前記負極端子の側に位置する2つの凹部とが設けられており、
    前記2つの凸部と前記2つの凹部とは、前記正極端子と前記負極端子とを結ぶ直線に対して60度前後の角度で振り分けられて位置しており、
    相隣る前記平滑コンデンサの一方の平滑コンデンサの前記凸部と、他方の平滑コンデンサの前記凹部とが係合している
    ことを特徴とする請求項6に記載の制御装置一体型回転電機。
  8. 前記平滑コンデンサの各々の外観形状が実質的に円柱状である
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の制御装置一体型回転電機。
  9. 前記平滑コンデンサの各々の外観形状が実質的に楕円柱状である
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の制御装置一体型回転電機。
  10. 前記正極端子と前記負極端子との行間距離Xと、前記正極端子と前記負極端子との列間距離Yとが、同じである
    ことを特徴とする請求項9に記載の制御装置一体型回転電機。
  11. 前記複数の前記平滑コンデンサが、同一平面上に千鳥状に配置されている
    ことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の制御装置一体型回転電機。
  12. 前記複数の前記平滑コンデンサが、同一平面上に矩形格子状に配置されている
    ことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の制御装置一体型回転電機。
  13. 前記正極バスバーと前記負極バスバーとは、絶縁材を介して電気的に絶縁され且つ機械的に一体に接続されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の制御装置一体型回転電機。
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