JPWO2018061345A1 - 釣竿 - Google Patents

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Abstract

竿杆の曲りを阻害することなく取付部品が強固に固定され、固定部の外観が良好な釣竿を提供する。本発明の釣竿は、成形された竿杆の表面に載置された釣糸ガイド10Bの固定部10a上に、強化繊維を平織状に編成し熱硬化性樹脂を含浸したプリプレグシート30を巻回して釣糸ガイド10Bを固定している。プリプレグシート30は、強化繊維F1,F2が軸長方向Xに対して斜向方向となるように配設されるとともに、固定部10aの巻回領域における強化繊維の軸長方向に対する交差角度よりも、固定部10aの先端10eから先の竿杆上の巻回領域における強化繊維の軸長方向に対する交差角度が小さくなるように巻回、固定されている。

Description

相互参照
本出願は、日本国特許出願2016−191740(2016年9月29日出願)に基づく優先権を主張し、その内容は参照により全体として本明細書に組み込まれる。
本発明は釣竿に関し、詳細には、釣糸ガイドやリールシートなどの取付部品を竿杆に対して固定する釣竿の取付部品の固定構造に特徴を有する釣竿に関する。
従来、リールを装着して使用される釣竿には、釣糸ガイドやリールシートなどの部品(以下、取付部品とも称する)を竿杆表面に固定したものが知られている。このような取付部品は、竿杆上に載置した状態で固定糸を巻回し、その表面に合成樹脂を塗布して固定することが行われている。
また、上記した固定構造以外にも、例えば、特許文献1には、強化繊維を平織状に編成して合成樹脂を含浸したプリプレグシートを取付部品の固定部に巻回し、これを加熱して合成樹脂を硬化することで取付部品を固定することが開示されている。この特許文献1に開示されている固定用のプリプレグシートは、強化繊維が釣竿の軸長方向に対して0°,90°に配向した状態で巻回、固定される。また、取付部品であるリールシートを竿杆に固定するプリプレグシートとして、例えば、特許文献2には、強化繊維を釣竿の軸長方向に対して90°に引き揃えたものを用いることが開示されている。
実公平2−26474号 実公平1−9408号
上記した特許文献1に開示された固定構造に用いられるプリプレグシートは、釣糸ガイドの固定部から竿杆に亘って強化繊維が軸長方向に指向している層があるため、竿杆が撓む方向に対して剛性が大きく、曲りを阻害してしまう。また、複数本の竿杆が継合した釣竿では、継合状態/非継合状態にするときに釣糸ガイド部分を把持して竿杆同士を捩じることがあり、固定部に捩じり方向の負荷が作用することがある。このとき、固定部に巻回、固定されたプリプレグシートは、周方向に指向している強化繊維が破損し易く、十分な捩れ強度が得られない。さらに、巻回作業時において、固定部の先端付近では、竿杆表面との間で径変化するため、強化繊維が0°,90°に配向したプリプレグシートでは形状変化に追従し難くなり、皺が発生して外観が低下する。
上記した特許文献2に開示された固定構造に用いられるプリプレグシートは、強化繊維が周方向に指向しているため、捩じり強度が十分ではなく、固定部の浮き上がりを強固に抑えることはできず、竿杆に対する固定強度が十分ではない。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、竿杆の曲りを阻害することなく取付部品が強固に固定され、固定部の外観が良好な釣竿を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、成形された竿杆の表面に載置された取付部品の固定部上に、強化繊維を平織状に編成し熱硬化性樹脂を含浸したプリプレグシートを巻回して前記取付部品を固定した釣竿において、前記プリプレグシートは、前記強化繊維が軸長方向に対して斜向方向となるように配設されるとともに、前記固定部の巻回領域における強化繊維の軸長方向に対する交差角度よりも、前記固定部の先端から先の竿杆上の巻回領域における強化繊維の軸長方向に対する交差角度が小さくなるように巻回、固定されていることを特徴とする。
上記した構成の釣竿は、強化繊維が平織状に編成されたプリプレグシートを、取付部品の固定部上で、強化繊維が軸長方向に対して斜向方向となるように配設することから、軸長方向の剛性を抑制して竿杆の曲りを阻害することが低減されるとともに、固定部における捩れ強度が大きくなり、取付部品の固定強度の向上が図れ、巻回時に形状変化に追従し易くなる。特に、前記固定部の巻回領域における強化繊維の軸長方向に対する交差角度よりも、前記固定部の先端から先の竿杆上の巻回領域における強化繊維の軸長方向に対する交差角度が小さくなるように巻回、固定されていることから、巻回部分に皺が生じ難くなり、外観の向上が図れる。さらに、固定部の先端から先側は、強化繊維の向きが相対的に軸長方向に近づくため、強化繊維が立ち上がり難くなり、固定部を効果的に抑え付けて、固定強度を向上することが可能となる。
なお、上記したような強化繊維を平織状に編成したプリプレグシートは、取付部品の固定部領域に巻回する際、前記固定部上では、プリプレグシートを周方向に巻回し、固定部から先では、釣竿の基端側に向けて軸長方向にテンションを加えながら周方向に巻回することで、固定部の巻回領域における強化繊維の軸長方向に対する交差角度よりも、前記固定部の先端から先の竿杆上の巻回領域における強化繊維の軸長方向に対する交差角度が小さくなるようにすることができる。このため、径変化に追従しながらの巻回状態となり、プリプレグシートが熱硬化した状態では、皺が生じることなくきれいな外観が得られるようになる。
本発明によれば、竿杆の曲りを阻害することなく取付部品が強固に固定され、固定部の外観が良好な釣竿が得られる。
本発明に係る釣竿の一実施形態を示す図。 図1に示す釣竿の釣糸ガイドの脚部の固定状態を示す概略断面図。 釣糸ガイドの固定部を竿杆に対して固定するプリプレグシートの構成を示す概略斜視図。 固定部領域に巻回、固定されたプリプレグシートの拡大図。 図3のA−A線に沿った断面図。
以下、本発明に係る釣竿の実施形態について、添付図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、本発明に係る釣竿の一実施形態を示す図である。本実施形態の釣竿1は、元竿3、中竿5、及び穂先竿7(各竿を竿杆とも称する)を備えており、各竿杆は、並継ぎ式によって継合されている。また、本実施形態の釣竿1には、元竿3にリールシート9が設けられており、前記元竿3、中竿5及び穂先竿7には、リールシート9に装着されるリールRから繰り出される釣糸を案内する釣糸ガイドが適所に取着されている。図1では、元竿3に設けられる釣糸ガイドを10Aで示し、中竿5に設けられる釣糸ガイドを10Bで示し、穂先竿7に設けられる釣糸ガイドを10Cで示してある。また、穂先竿7の先端には、トップガイド10Dが取着されている。この場合、釣糸ガイド(トップガイド)10A〜10D、及び、リールシート9は、竿杆の表面(外周面)に固定される取付部品を構成する。
前記元竿3、中竿5、及び穂先竿7は、好ましくは、繊維強化樹脂製の管状体で構成されており、強化繊維(主に炭素繊維やガラス繊維等)に、エポキシ樹脂等の熱硬化性の合成樹脂を含浸した繊維強化樹脂プリプレグ(プリプレグシート)を芯金に巻回し、加熱工程を経た後、脱芯する等、定法に従って所定寸法の管状に形成されている。なお、各竿杆については、中実状に構成したり、中実状の芯材(例えば、超弾性合金線材や、超弾性樹脂材料)に管状体を継合する等、様々な態様で成形することが可能である。
上記のように構成される竿杆は、その外表面が塗装など表面処理されており、表面処理された状態で、上記した取付部品が取り付けられる。以下、本実施形態の取付部品の固定方法、及び、その固定構造について、前記釣糸ガイド10Bを例示して説明する。
図2から図5は、釣糸ガイド10Bの固定方法を説明する図であり、図2は、図1に示す釣竿の釣糸ガイドの脚部の固定状態を示す概略断面図、図3は、釣糸ガイドの固定部を竿杆に対して固定するプリプレグシートの構成を示す概略斜視図、図4は、固定部領域に巻回、固定されたプリプレグシートの拡大図、そして、図5は、図3のA−A線に沿った断面図である。
図2及び図3に示すように、成形された竿杆(中竿)5の表面に、取付部品である釣糸ガイド10Bの固定部10aを載置し、その上から熱硬化性樹脂製のシート部材(プリプレグシート)30を巻回し、更に、緊締テープ(図示せず)によって巻回状態を固定した後、加熱炉に入れて加熱処理を行なう。加熱炉内では、所定の温度(熱硬化温度)に達すると熱硬化性樹脂が硬化して釣糸ガイド10Bが竿杆上に固定される。
この場合、固定部10aは、竿杆5の径よりも幅狭で軸長方向に延在しており、その下面10bは、平坦面又は竿杆と異なる曲率を有する湾曲面となっていることから、最初に竿杆5に対して熱硬化性樹脂製のシート部材を巻回しておいても良い。これにより、固定部の下面10bと竿杆表面5aとの間に隙間が生じていても、加熱時の樹脂フローによって埋めることが可能となり、竿杆表面との密着性を高めることが可能となる。
前記プリプレグシート30は、炭素繊維やガラス繊維などの強化繊維を平織状に編成し、これにエポキシ樹脂、ナイロン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、シリコン樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸したシート状のものが用いられる。すなわち、平織状に編成されたプリプレグシート30の強化繊維の配向方向は直角に交差しており、このプリプレグシート30を、交差している強化繊維に対して斜め方向に裁断し、これを竿杆の軸長方向に対して強化繊維が斜向するように巻回する。
本実施形態では、図3及び図4に示すように、交差している強化繊維F1,F2に対して(+45°,−45°)方向となるようにプリプレグシート30を矩形形状に裁断し、これを、竿杆5の軸長方向Xに対して各強化繊維が±45°傾くように固定部10a上に巻回している。
プリプレグシート30の巻回数については、1プライ以上となるように裁断されていれば良く、好ましくは、図5に示すように、2プライ以下で固定部10aが載置された竿杆5に巻回される。この場合、竿杆に対して2プライ以上になると、重量化したり巻回作業が容易でないことから、巻回数は2プライ以下とし、釣糸ガイド10Bの固定部10aでは、1プライした後の重ね代が存在するように巻回することが好ましい。このように、固定部10aの領域に重ね代が存在するように巻回することで、釣糸ガイド10Bを安定した(強固な)固定状態にすることが可能となる。
また、上記したプリプレグシート30を固定部10a上に巻回するに際しては、固定部10aの巻回領域における強化繊維の軸長方向に対する交差角度よりも、固定部10aの先端10eから先の竿杆上の巻回領域における強化繊維の軸長方向に対する交差角度が小さくなるように巻回される。図4では、固定部10aの領域で強化繊維F1,F2が軸長方向Xに対して±45°で巻回、固定され、固定部10aの先端10eから先では、強化繊維F1´,F2´が軸長方向Xに対して±40°程度となるように巻回、固定されている。この場合、固定部10aの先端10eから先では、交差角度が小さ過ぎるとその部分の曲げ弾性が高くなって竿杆の曲りがスムーズにならないことから、その部分の交差角度は±20°以上あれば良い。
なお、固定部10aの先端10eから竿杆表面5aに移行する部分は、大きな径変化が生じる部位でもあるため、プリプレグシート30をそのまま巻回すると境界部分に皺が生じることから、固定部10a上では、プリプレグシートを周方向に巻回しつつ、固定部から先では、釣竿の基端側に向けて軸長方向にテンションを加えながら周方向に巻回し、この状態で緊締テープで固定するようにする。このように巻回すると、境界領域における径変化及び引張状態により、正方形状の網目が引っ張られてひし形状の網目となり、固定部の巻回領域における強化繊維F1,F2の軸長方向に対する交差角度よりも、固定部の先端から先の竿杆上の巻回領域における強化繊維F1´,F2´の軸長方向に対する交差角度が小さくなるように巻回することが可能となる。しかも、軸長方向に引き伸ばすように巻回することから、熱硬化した状態では、皺が生じることなくきれいな外観が得られるようになる。
なお、固定部10aと竿杆表面5aとの間に大きな段差があると、巻回時に段差領域で皺が生じ易いことから、固定部10aには、先端に向けて次第に薄肉状となるようにテーパ10fを形成しておくことが好ましい。また、固定部10aの先端10eから竿杆上に巻回されるプリプレグシート30の軸長方向長さLは、2mm〜5mmの範囲に設定しておくことが好ましい。すなわち、短すぎると固定部が浮いて剥がれたり、捩じれ方向に力が加わると破損し易くなってしまい、逆に、長すぎると竿杆の撓みに影響を及ぼしてしまうため、上記した範囲内に設定することにより、このような問題を効果的に抑制することが可能となる。
上記したようにプリプレグシート30を固定部10aに巻回した釣竿は、加熱処理することで熱硬化性樹脂が化学反応し、一定の温度(硬化温度)になると流動性がなくなってキュアし、釣糸ガイド10Bが竿杆上に固定される。プリプレグシート30は、強化繊維が平織状に編成されており、固定部10a上では、強化繊維が軸長方向Xに対して斜向方向となるように配設されていることから、巻回時に形状変化に追従し易く巻回作業が容易に行えると共に、固定状態では、竿杆の曲りを阻害することが低減され、固定部における捩れ強度も大きくなり、釣糸ガイドの固定強度の向上が図れる。特に、本実施形態では、固定部上では、強化繊維が±45°となるように巻回されていることから、周方向及び軸長方向にバランスの良い固定状態が得られる。
また、固定部10aの先端10eから先側は、強化繊維の向きが固定部に対して相対的に軸長方向に近づくため、強化繊維が立ち上がり難くなり、固定部10aを効果的に抑え付けて、固定強度を向上することが可能となる。さらに、プリプレグシート30は、固定部10aの巻回領域における強化繊維の軸長方向に対する交差角度よりも、固定部10aの先端10eから先の竿杆上の巻回領域における強化繊維の軸長方向に対する交差角度が小さくなるように巻回、固定されるため、巻回部分に皺が生じ難くなり、外観の向上が図れる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
図1に示される釣竿1は、並継ぎ式として構成されていたが、各竿の継合構造は、振出方式、逆並継方式、インロー方式であっても良い。また、中竿については複数本(2本以上)あっても良いし、無くても良い。また、全体として1本竿で構成されていても良い。また、取付部品については、釣糸ガイドに限定されることはなく、図1に示すリールシート9を固定する際にも、上記した固定方法を適用することが可能である。また、固定部上における強化繊維の斜向方向は、±45°に限定されることはなく、いずれか一方側の角度が他方側の角度よりも大きい状態で巻回されていても良い。
1 釣竿
3 元竿(竿杆)
5 中竿(竿杆)
7 穂先竿(竿杆)
9 リールシート(取付部品)
10A,10B,10C 釣糸ガイド(取付部品)
10a 固定部
30 プリプレグシート
F1,F2 強化繊維

Claims (9)

  1. 成形された竿杆の表面に載置された取付部品の固定部上に、強化繊維を平織状に編成し熱硬化性樹脂を含浸したプリプレグシートを巻回して前記取付部品を固定した釣竿において、
    前記プリプレグシートは、前記強化繊維が軸長方向に対して斜向方向となるように配設されるとともに、前記固定部の巻回領域における強化繊維の軸長方向に対する交差角度よりも、前記固定部の先端から先の竿杆上の巻回領域における強化繊維の軸長方向に対する交差角度が小さくなるように巻回、固定されていることを特徴とする釣竿。
  2. 前記プリプレグシートは、固定部上では強化繊維が軸長方向に対して±45°となるように巻回され、前記固定部から先では強化繊維が軸長方向に対して±20°〜±40°となるように巻回されていることを特徴とする請求項1に記載の釣竿。
  3. 前記プリプレグシートは、前記固定部上に重ね代が存在するように、1プライ以上巻回されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の釣竿。
  4. 前記固定部先端から竿杆上に巻回される前記プリプレグシートの軸長方向長さは、2mm〜5mmの範囲であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の釣竿。
  5. 前記プリプレグシートは、前記竿杆に2プライ以下だけ巻回されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の釣竿。
  6. 前記固定部は、その先端に向けて箔肉となるように形成されている、請求項1から5のいずれか1項に記載の釣竿。
  7. 前記取付部品は、リールシートである、請求項1から6のいずれか1項に記載の釣竿。
  8. 前記取付部品は、釣糸ガイドである、請求項1から6のいずれか1項に記載の釣竿。
  9. 前記竿杆上に取付部品の固定部を前記プリプレグシートで固定するにあたり、
    前記固定部上では、プリプレグシートを周方向に巻回し、固定部から先では、釣竿の基端側に向けて軸長方向にテンションを加えながら周方向に巻回することを特徴とする請求項1又は2に記載の釣竿における前記プリプレグシートの巻回方法。

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