JP7105758B2 - 取付部品が取り付けられた竿体を有する釣竿、管状体及びその製造方法 - Google Patents

取付部品が取り付けられた竿体を有する釣竿、管状体及びその製造方法 Download PDF

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Description

相互参照
本出願は、日本国特許出願2017-046641(2017年3月10日出願)に基づく優先権を主張し、その内容は参照により全体として本明細書に組み込まれる。
本発明は、取付部品が取り付けられた竿体を有する釣竿、管状体及びその製造方法に関する。
竿体に釣糸ガイドやリールシート等の取付部品が取り付けられた釣竿が知られている。従来、取付部品は、糸や樹脂シートにより竿体に取りつけられている。
糸により竿体に取りつけられた取付部品を有する釣竿は、例えば、特開2008-263841号公報(特許文献1)及び特開2004-194563号公報(特許文献2)に開示されている。
樹脂シートにより竿体に取りつけられた取付部品を有する釣竿は、例えば、実開昭60-156963号公報(特許文献3)及び実開平2-26474号公報(特許文献4)に開示されている。これらの特許文献では、樹脂シートとして繊維強化樹脂製のシートが用いられている。
特開2008-263841号公報 特開2004-194563号公報 実開昭60-156963号公報 実開平2-026474号公報
手作業によって取付部品を竿体に取り付ける場合には、誤って竿体の意図しない位置に取付部品が固定されたり、意図せず竿体に対して取付部品が傾いた状態で固定されることがある。また、取付部品はユーザの使用時に破損することがある。新たに取付部品を竿体に取り付けるためには、そのような意図されていないように固定された取付部品又は破損した取付部品を竿体から取り外す必要がある。しかし、取付部品が竿体に対して強固に固定されていると、取付部品を竿体から容易に取り外すことはできない。特に、焼成された繊維強化樹脂シートからなる竿体は、取付部品を固定するための繊維強化樹脂製のシートと特に強く結合しやすく、竿体から取付部品を取り外す際に繊維強化樹脂製のシートが破損して竿体の表面に残存しやすいため、残存したシートを除去する作業が必要になってしまい、それによって、取付部品の交換作業の効率が大きく低下してしまうという課題が存在することが判明した。本発明者らは、そのような課題を発見し、その課題を解決するために本発明をなした。
本発明の目的は、上述した課題を解決又は緩和することである。本発明の具体的な目的の一つは、釣竿に固定された取付部品を効率よく交換できるようにすることである。本発明のこれら以外の目的は、本明細書全体を参照することにより明らかとなる。
本発明の一実施形態に係る釣竿は、
竿体と、
取付部を有し、前記竿体の外周面に前記取付部を介して取り付けられる取付部品と、
前記取付部と前記竿体を共に囲むように第1のシートを巻回して形成された第1の層と、
前記第1シートの外側に繊維強化樹脂製の第2のシートを巻回して形成された第2の層と、
を備え、
前記第1のシートのJIS K 7161-1に準拠して測定される引張伸び率が前記第2のシートのJIS K 7161-1に準拠して測定される引張伸び率よりも大きい。
本発明の一実施形態に係る釣竿において、前記第1のシートのJIS K 7161に準拠して測定される引張伸び率が15%以上である。
本発明の一実施形態に係る釣竿において、前記第1のシートの引張弾性率が980MPa~3500MPaである。
本発明の一実施形態に係る釣竿において、前記第1の層100と前記第2の層200を1つの層とみなしてJIS K 7128-1に準拠して測定される引裂強度が13N/mm~30N/mmとなるように形成されている。
本発明の一実施形態に係る釣竿において、前記第1のシートのJIS K 7161-1に準拠して測定される引張破断強度が20MPa~280MPaである。
本発明の一実施形態に係る釣竿において、前記第1のシートは、合成樹脂からなる繊維に熱硬化性樹脂を含む組成物を含浸させたものである。
本発明の一実施形態に係る釣竿において、前記第2のシートは、カーボン繊維又はガラス繊維に熱硬化性樹脂を含む組成物を含浸させたものである。
本発明の一実施形態に係る釣竿において、前記取付部品が釣糸ガイドである。
本発明の一実施形態に係る釣竿において、前記取付部品がリールシートである。
本発明の一実施形態に係る管状体は、
筒状の形状を有する筒状部材と、
取付部を有し、前記筒状部材の外周面に前記取付部を介して取り付けられる取付部品と、
前記取付部と前記筒状部材を共に囲むように第1のシートで巻回する工程と、
前記第1シートの外周面に繊維強化樹脂製の第2のシートを巻回する工程と、
を備え、
前記第1のシートから形成される第1の層のJIS K 7161-1に準拠して測定される引張伸び率が、前記第2のシートから形成される第2の層のJIS K 7161-1に準拠して測定される引張伸び率よりも大きい。
本発明の一実施形態に係る管状体の製造方法は、
筒状の形状を有する筒状部材を準備する工程と、
取付部を有する取付部品を前記筒状部材の外周面に配置する工程と、
前記取付部と前記筒状部材を共に囲むように第1のシートを巻回する工程と、
前記第1シートの外周面に繊維強化樹脂製の第2のシートを巻回する工程と、
次いで、上記工程を行うことによって得られる巻回体を加熱することにより前記取付部品を前記筒状部材に固着させる工程と、
を備え、
前記第1のシートのJIS K 7161-1に準拠して測定される引張伸び率が前記第2のシートのJIS K 7161-1に準拠して測定される引張伸び率よりも大きい。
本発明の一実施形態に係る釣竿は、該釣竿に取り付けられた取付部品を効率よく交換することができる。従って、例えば、意図されていないように固定されてしまった取付部品を外して付け直すことや、破損した取付部品を外して別の取り付け部品に交換することを容易に行うことができる。
本発明に係る釣竿の一実施形態を示す図。 図1に示す釣竿の釣糸ガイドの脚部の固定状態を示す概略断面図。 図2に示す固定領域の詳細な構成を示す断面図。 釣糸ガイドの固定部を竿杆に対して固定するプリプレグシートの構成を示す概略斜視図。 図3のA-A線に沿った断面図。 本発明に係る管状体の一実施形態を示す図。
以下、本発明に係る釣竿の実施形態について、添付図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、本発明に係る釣竿の一実施形態を示す図である。本実施形態の釣竿1は、元竿3、中竿5、及び穂先竿7(各竿を竿杆とも称する)を備えており、各竿杆は、並継ぎ式によって継合されている。また、本実施形態の釣竿1には、元竿3にリールシート9が設けられており、前記元竿3、中竿5及び穂先竿7には、リールシート9に装着されるリールRから繰り出される釣糸を案内する釣糸ガイドが適所に取着されている。図1では、元竿3に設けられる釣糸ガイドを10Aで示し、中竿5に設けられる釣糸ガイドを10Bで示し、穂先竿7に設けられる釣糸ガイドを10Cで示してある。また、穂先竿7の先端には、トップガイド10Dが取着されている。この場合、釣糸ガイド10A~10C、及び、リールシート9のそれぞれが、竿杆の表面(外周面)に固定される取付部品10である。
前記元竿3、中竿5、及び穂先竿7は、好ましくは、繊維強化樹脂製の管状体で構成されており、強化繊維(主に炭素繊維やガラス繊維等)に、エポキシ樹脂等の熱硬化性の合成樹脂を含浸した繊維強化樹脂プリプレグ(プリプレグシート)を芯金に巻回し、加熱工程を経た後、脱芯する等、定法に従って所定寸法の管状に形成されている。なお、各竿杆については、中実状に構成したり、中実状の芯材(例えば、超弾性合金線材や、超弾性樹脂材料)に管状体を継合する等、様々な態様で成形することが可能である。竿体2は、元竿3、中竿5、及び穂先竿7等を連結することによって構成される。
上記のように構成される竿杆及び竿体2は、その外表面が塗装など表面処理されており、表面処理された状態で、上記した取付部品10が取り付けられる。以下、本実施形態の取付部品の固定方法、及び、その固定構造について、前記釣糸ガイド10Bを例示して説明する。図2から図5は、釣糸ガイド10Bの固定方法を説明する図であり、図2は、図1に示す釣竿の釣糸ガイド10Bの固定部(脚部)10aの固定状態を示す概略断面図、図3は、図2に示す固定領域の詳細な構成を示す断面図、図4は、釣糸ガイドの固定部を竿杆に対して固定するプリプレグシートの構成を示す概略斜視図、そして、図5は、図3のA-A線に沿った断面図である。
図2に示すように、成形された竿杆(中竿)5の表面に、取付部品10である釣糸ガイド10Bの固定部10aを載置する。次いで、固定部10aと竿杆5の外周面を囲むように部分に第1のシート100Sを巻回することによって第1の層100に相当する部分を形成する。第1のシート100Sの外周面に第2のシート200Sを巻回することによって第2の層200に相当する部分を形成する。そのようにして得た巻回体を(必要に応じて)加熱することで、第1の層100と第2の層200が形成され、釣糸ガイド10Bが竿杆5に対して固定される。固定部10aは、竿杆5の径よりも幅狭で軸長方向に延在している。その下面10bは、平坦面又は竿杆と異なる曲率を有する湾曲面となっている。このため、下面10bと竿杆の表面との間には隙間が生じることとなる。
本実施形態では、上記のように固定部10aを固定するにあたり、図4及び図5に示すように、最初に竿杆5に対して第1のシート100Sを巻回し、その重合部分に固定部10aを介在するように載置する。更に、その上から前記第2のシート200Sを巻回し、これを緊締テープ(図示せず)によって固定し、その状態で加熱炉に入れて加熱処理を行なう。ただし、固定部10aを竿杆5の表面に直接接するように載置し、次いで、固定部10aと竿杆5の外周面を囲むように第1のシート100Sで巻回し、更に、その上から第2のシート200Sを巻回してもよい。
本発明の一実施形態に係る釣竿において、第1の層100を形成するための第1のシート100SのJIS K 7161-1に準拠して測定される引張伸び率は、第2の層200を形成するための第2のシート200SのJIS K 7161-1に準拠して測定される引張伸び率よりも大きい。第1のシート100Sの引張伸び率に起因して、第1の層100は第2の層200よりも大きい引張伸び率を有することになる。そのため、第2の層200が破断しても、第1の層100が破断せず、第1の層100と共に第2の層200を剥離(分離)することができる。そのため、取付部品10を竿体2から取り外す際に、破断した第1の層100及び/又は第2の層200が竿体の表面に残存して取り付け部品の交換作業の効率が低下することを防止することができる。なお、引張伸び率は、JIS K 7161-1(2014)に準拠して測定される値である。
本発明の一実施形態に係る釣竿において、そのような剥離を可能にするためには、第2の層200の内側に第1の層100が存在していればよく、第2の層200の外側にさらなる層(例えば、塗装層)が存在していてもよいし、第2の層200と第1の層100との間にさらなる層(例えば、密着性を向上するためのアンカー層)が存在していてもよい。
本発明の一実施形態に係る釣竿において、第1のシート100SのJIS K 7161-1に準拠して測定される引張伸びは15%以上である。この引張伸びは、より好ましくは18%以上であり、さらに好ましくは19%以上であり、最も好ましくは20%以上である。第1のシート100Sの引張伸びが上記範囲内であることにより、第1のシート100Sに由来する第1の層100もそれに対応する引張伸びを有することになり、取付部品10を竿体2から除去する際に、第1の層100が破断することをより確実に防止することができる。
本発明の一実施形態に係る釣竿において、第1のシート100SのJIS K 7161-1に準拠して測定される引張弾性率は980MPa~3500MPaである。この引張弾性率は、より好ましくは1100~3300MPaであり、さらに好ましくは1500~3100MPaであり、最も好ましくは2000~2800MPaである。第1のシート100Sが上記引張弾性率を有することにより、第1のシート100Sに由来する第1の層100もそれに対応する引張弾性率を有することになり、取付部品10を竿体2か
ら除去する際に、第1の層100が破断することをより確実に防止することができる。
本発明の一実施形態に係る釣竿において、第1のシート100SのJIS K 7161-1(2014)に準拠して測定される引張破断強度は20MPa~280MPaである。この引張破断強度は、より好ましくは30MPa~260MPaであり、さらに好ましくは40MPa~250MPaであり、最も好ましくは58MPa~200MPaである。第1のシート100Sが上記の引張破断強度を有することにより、第1のシート100Sに由来する第1の層100もそれに対応した強い引張破断強度を有することになり、取付部品10を竿体2から分離する際に、第1の層100が破断することをより確実に防止することができる。
本発明の一実施形態に係る釣竿において、第1の層100と第2の層200を1つの層とみなしてJIS K 7128-1に準拠して測定される引裂強度が13N/mm~30N/mmである。この引裂強度の下限は、より好ましくは13.5N/mm以上であり、さらに好ましくは14N/mm以上であり、さらにより好ましくは15N/mm以上であり、最も好ましくは16N/mm以上である。取付部品10を竿体2から分離する際には、まず、剥離の起点となる位置において第1の層100と第2の層200を破断しなければならないが、第1の層100の引裂強度が所定値以下であることにより剥離の起点をより作りやすくなる。しかし、他方では、この引裂強度が所定値以上であることにより、第1の層100と第2の層200は、竿体2から剥離される際にちぎれにくくなる。上記の好ましい範囲の引裂強度を有する釣竿は、下記表1を参照のうえ、例えば、第1のシート100S及び第2のシート200Sに含まれる繊維及び樹脂の材質を適切に選択したり、第1の層100及び第2の層200を形成するための硬化温度を調節することによって得ることができる。
下記の表1に各種材料の引裂強度を示す。表1において、cクロス+PEsクロスは、第1のシート100Sとして、ポリエステル繊維にエポキシ樹脂を含浸させたプリプレグシート(厚さ100μm)を用い、第2のシート200Sとして、カーボン繊維にエポキシ樹脂を含浸させたプリプレグシート(厚さ170μm)を用いたものを示している。cクロスは、カーボン繊維にエポキシ樹脂を含浸させたプリプレグシート(厚さ170μm)単独を示している。PEsクロスは、ポリエステル繊維にエポキシ樹脂を含浸させたプリプレグシート(厚さ100μm)単独を示している。PETテープは、ポリエチレンテレフタレートのテープを延伸したもの(厚さ36μm)単独を示している。ケブラーは、アミラド繊維にエポキシ樹脂を含浸させたケブラーシート(厚さ190μm)単独を示している。ゼクシオン(登録商標)は、KBセーレン社製の、液晶ポリエステル繊維にエポキシ樹脂を含浸させたシート(厚さ200μm)単独を示している。cクロス+PETテープは、第1のシート100Sとして、延伸したポリエチレンテレフタレートのテープ(厚さ36μm)を用い、第2のシート200Sとして、カーボン繊維にエポキシ樹脂を含浸させたプリプレグシート(厚さ170μm)を用いたものを示している。cクロス+ケブラーは、第1のシート100Sとして、アミラド繊維にエポキシ樹脂を含浸させたケブラーシート(厚さ190μm)を用い、第2のシート200Sとして、カーボン繊維にエポキシ樹脂を含浸させたプリプレグシート(厚さ170μm)を用いたものを示している。
Figure 0007105758000001
本実施形態において、第1のシート100Sは、合成樹脂からなる繊維に熱硬化性樹脂を含む組成物を含浸させたプリプレグシートである。合成樹脂とは、例えば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、及び、ポリエステルからなる群より選択される1つ以上からなる繊維である。これらの中でもポリエステルが好ましい。なお、ここでいう合成樹脂繊維には、炭素繊維又はガラス繊維からなる繊維は含まれないものとする。熱硬化性樹脂は、加熱すると化学反応により不可逆的に硬化する樹脂をいう。熱硬化性樹脂としては、例えば、尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂及びウレタン樹脂を用いることができるが、これらの中でもエポキシ樹脂が好ましい。第1のシート100Sの厚さは、特に限定されないが、例えば、20μm~300μmであってもよい。第1のシート100Sとして、適切な市販品を用いることもできる。
本実施形態において、第2のシート200Sは、強化繊維に熱硬化性樹脂を含む組成物を含浸させたプリプレグシートである。当該強化繊維には、例えば、炭素繊維及びガラス繊維が含まれる。第2のシート200Sに含浸される組成物に含まれる熱硬化性樹脂としては、例えば、尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂及びウレタン樹脂を用いることができる。第2のシート200Sに含浸される組成物に含まれる熱硬化性樹脂は、第1のシート100Sに含浸させる組成物に含まれる熱硬化性樹脂よりも硬化温度が低い。例えば、第1のシート100Sに120℃硬化タイプのエポキシ樹脂を含む組成物を含浸させる場合には、第2のシート200Sに80℃硬化タイプのエポキシ樹脂を含む組成物を含浸させることができる。第2のシート200Sの厚さは、特に限定されないが、例えば、20μm~300μmであってもよい。第2のシート200Sとして、適切な市販品を用いることもできる。
第1のシート100S又は第2のシート200Sに含浸させる組成物は、熱硬化性樹脂を主成分として含む組成物であって、公知の添加剤等を含んでいてもよいものである。当該組成物が熱硬化性樹脂と添加剤を含む場合、当該組成物の全質量を100%としたときに熱硬化性樹脂の質量が50%以上であることが好ましい。この熱硬化性樹脂が占める割合は60%以上、70%以上、80%以上又は90%以上であってもよい。
第1のシート100Sに含まれる熱硬化性樹脂の量は、第1のシート100S中の強化繊維の質量と熱硬化性樹脂の質量の合計を100質量%としたとき、50%質量以上であることが好ましい。この量は、更に好ましくは60質量%である。
第2のシート200Sに含まれる熱硬化性樹脂の量は、第2のシート200S中の強化繊維の質量と熱硬化性樹脂の質量の合計を100質量%としたとき、20質量%~50質量%であることが好ましい。この量は、更に好ましくは30質量%~40質量%である。
第1のシート100S及び第2のシート200Sは、単に熱硬化性樹脂を基材とした樹脂シートで構成することも可能である。しかし、竿体2に対する取付部品10の固定強度、樹脂フローの安定性、耐久性の向上、及び、作業性の向上(樹脂シートは作業中に変形、破損が生じ易い)を考慮すると、取付部品10を固定する素材としては、繊維に熱硬化性樹脂を含浸させたプリプレグシートを用いることが好ましい。第1のシート100S及び第2のシート200Sのいずれか一方のみがプリプレグシートであってもよいが、これらの両者がプリプレグシートであることが好ましい。
第1のシート100Sとしては、強度や傷付き難さ等を考慮して、竿体2の延在方向に対して所定の角度をなす方向に繊維が引き揃えられたもの(例えば、軸長方向Xに対して45°傾けて引き揃えられたもの;図4参照、或いは、より巻き付けがし易いように、平織状に編成されたものを所定角度(例えば45°)傾ける等)を用いることが好ましい。第2のシート200Sとしては、巻き付けの容易性及び繊維ずれが生じ難いように、繊維が平織状に編成されたもの(例えば、軸長方向Xに対して0°と90°に指向されたもの;図4参照)を用いることが好ましい。ただし、第1のシート100S及び第2のシート200Sに含まれる繊維の配向方向はこれらに限定されるものではない。
第1のシート100Sは、1プライ以下に裁断されて竿体2の表面に載置されるもの、或いは、1プライ以上に裁断されて竿杆に巻回されるものであってもよい。第1のシート100Sの巻回数が竿杆に対して2プライ以上になると、重量化したり巻回作業が容易でなくなる。そのため、図5に示すように、巻回数を2プライ以下とし、前記釣糸ガイド10Bの固定部10aは、1プライした後の重なり部分に介在することが好ましい。すなわち、固定部を重なり部分に介在させることで、釣糸ガイド10Bを安定して固定状態とすることができ、作業性の向上が図れる。ただし、第1のシート100Sの巻回数は上記のプライ数に限定されるものではない。
第1のシート100Sによって竿体2に固定された固定部10aは、第1のシート100Sの外周部を第2のシート200Sによって巻回することによってさらに固定される。第2のシート200Sが巻回される面積に対する第1のシート100Sが巻回される面積の比率は50%以上であることが好ましい。この面積の比率はより好ましくは60%以上であり、さらに好ましくは70%以上であり、最も好ましくは80%以上である。ここで、第1のシート100Sが巻回される面積とは、該シートの延べ面積ではなく、竿体2の外周面において第1のシート100Sが存在する面積である。言い換えれば、第1のシート100Sが巻回される面積とは、該シートが重なっている部分を1プライだけ巻回されているものとみなした面積である。第2のシート200Sが巻回される面積も同様である。第1の層100は、取付部品10を竿杆2から分離する際にちぎれてしまわない物理的な強度を提供する。従って、上記の面積の比率であれば、第2のシート200Sが第1のシート100Sによってより全体にわたって支持され、さらに良好な剥離性が担保される。また、この面積の比率は、第1のシート100Sに含まれる熱硬化性樹脂が漏れ出ないようにするために、100%未満であることが好ましく、95%以下であることがより好ましい。言い換えれば、第2のシート200Sは、第1のシート100Sの全体を覆うように巻回されることが好ましい。
第1のシート100S及び第2のシート200Sが巻回された竿体2を加熱することによって取付部品10が竿体2に対して固着される。この加熱は、公知の加熱炉を用いて行うことができる。温度上昇に伴い、第1のシート100Sと第2のシート200Sは、各シートに含まれる熱硬化性樹脂の硬化温度以上になると、熱硬化性樹脂の硬化が急速に進む。硬化温度がより低い外側の第1のシート100Sの熱硬化性樹脂が先に硬化し、その後、硬化温度がより高い内側の第2のシート200Sの熱硬化性樹脂が硬化することによって、釣糸ガイド10Bが固定状態となる。
本発明の一実施形態においては、所定の温度に保たれた加熱炉に竿杆5(竿体2)を入れることによって加熱を行うことができる。その温度は、特に限定されないが、例えば、70~170℃であってもよい。より好ましくは80~160℃であり、さらに好ましくは85~150℃であり、最も好ましくは90~120℃である。所定の温度に保った加熱炉で加熱する時間は、特に限定されないが、例えば、5分~3時間とすることができ、15分~2.5時間であることがより好ましく、30分~2時間であることがさらに好ましい。
図1に示される釣竿1は、並継ぎ式として構成されていたが、各竿の継合構造は、振出方式、逆並継方式、インロー方式であっても良い。また、中竿については複数本(2本以上)あっても良いし、無くても良い。また、全体として1本竿で構成されていても良い。また、取付部品については、釣糸ガイドに限定されることはなく、図1に示すリールシート9を固定する際にも、上記した固定方法を適用することが可能である。
本発明は、筒状部材を有する管状体2’にも関する。図6に示されているように、管状体2’は細長い筒状の形状を有する。管状体2’には、第2の層200’及び第1の層(第2の層200’の内側に存在し、図6には示されていない)により取付部品10’が固定されている。本発明の一実施形態に係る管状体は、例えば、元竿3、中竿5又は穂先竿7等のような釣竿1の一部分として用いられる部材(竿杆)であってもよい。釣竿の一部分である管状体2’は、1本の釣竿として完全な機能を有していないことを除けば、図2~図5とその説明に示されている釣竿1の具体的な態様と同様の態様を有していてもよい。また、本発明の一実施形態に係る管状体2’は、柔軟性を有する管状体が必要とされるあらゆる用途に用いることができる。本発明の一実施形態に係る管状体2’は、その用途に拘わらず、取り付け部品を効率的に交換することができるという作用効果を発揮することができる。
本明細書で説明された各構成要素の寸法、材料、及び配置は、実施形態中で明示的に説明されたものに限定されず、この各構成要素は、本発明の範囲に含まれうる任意の寸法、材料、及び配置を有するように変形することができる。また、本明細書において明示的に説明していない構成要素を、説明した実施形態に付加することもできるし、各実施形態において説明した構成要素の一部を省略することもできる。
1 釣竿
2’ 管状体
2 竿体
3 元竿
5 中竿
7 穂先竿
9 リールシート(取付部品)
10 10’ 取付部品
10A,10B,10C 釣糸ガイド(取付部品)
100 第1の層(第1のシート100Sにより形成される層)
200 第2の層(第2のシート200Sにより形成される層)
200’ 第2の層(第2のシート200Sにより形成される層)
100S 第1のシート
200S 第2のシート

Claims (10)

  1. 竿体と、
    取付部を有し、前記竿体の外周面に前記取付部を介して取り付けられる取付部品と、
    前記取付部と前記竿体を共に囲むように第1のシートを巻回して形成された第1の層と、
    前記第1シートの外側に繊維強化樹脂製の第2のシートを巻回して形成された第2の層と、
    を備え、
    前記第1のシートのJIS K 7161-1に準拠して測定される引張伸び率が前記第2のシートのJIS K 7161-1に準拠して測定される引張伸び率よりも大きく、
    前記第1の層100と前記第2の層200を1つの層とみなしてJIS K 7128-1に準拠して測定される引裂強度が13N/mm~30N/mmとなるように形成されている、釣竿。
  2. 前記第1のシートのJIS K 7161-1に準拠して測定される引張伸び率が15%以上である、請求項1に記載の釣竿。
  3. 前記第1のシートの引張弾性率が980MPa~3500MPa、請求項1又は請求項2に記載の釣竿。
  4. 前記第1のシートのJIS K 7161-1に準拠して測定される引張破断強度が20MPa~280MPaである、請求項1~のいずれか1項に記載の釣竿。
  5. 前記第1のシートは、合成樹脂からなる繊維に熱硬化性樹脂を含む組成物を含浸させたものである、請求項1~のいずれか1項に記載の釣竿。
  6. 前記第2のシートは、カーボン繊維又はガラス繊維に熱硬化性樹脂を含む組成物を含浸させたものである、請求項1~のいずれか1項に記載の釣竿。
  7. 前記取付部品が釣糸ガイドである、請求項1~のいずれか1項に記載の釣竿。
  8. 前記取付部品がリールシートである、請求項1~のいずれか1項に記載の釣竿。
  9. 筒状の形状を有する筒状部材と、
    取付部を有し、前記筒状部材の外周面に前記取付部を介して取り付けられる取付部品と、
    前記取付部と前記筒状部材を共に囲むように第1のシートを巻回して形成された第1の層と、
    前記第1シートの外周面に繊維強化樹脂製の第2のシートを巻回して形成された第2の層と、
    を備え、
    前記第1のシートから形成される第1の層のJIS K 7161-1に準拠して測定される引張伸び率が、前記第2のシートから形成される第2の層のJIS K 7161-1に準拠して測定される引張伸び率よりも大きく、
    前記第1の層100と前記第2の層200を1つの層とみなしてJIS K 7128-1に準拠して測定される引裂強度が13N/mm~30N/mmとなるように形成されている、管状体。
  10. 筒状の形状を有する筒状部材を準備する工程と、
    取付部を有する取付部品を前記筒状部材の外周面に配置する工程と、
    前記取付部と前記筒状部材を共に囲むように第1のシートを巻回する工程と、
    前記第1シートの外周面に繊維強化樹脂製の第2のシートを巻回する工程と、
    次いで、上記工程を行うことによって得られる巻回体を加熱することにより前記取付部品を前記筒状部材に固着させる工程と、
    を備え、
    前記第1のシートから形成される第1の層のJIS K 7161-1に準拠して測定される引張伸び率が前記第2のシートから形成される第2の層のJIS K 7161-1に準拠して測定される引張伸び率よりも大きく、
    前記第1の層100と前記第2の層200を1つの層とみなしてJIS K 7128-1に準拠して測定される引裂強度が13N/mm~30N/mmとなるように形成されている、管状体の製造方法。
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