JPWO2018051789A1 - 自動二輪車の車体フレーム - Google Patents

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Abstract

自動二輪車の車体フレーム(12)は、ヘッドパイプ(14)から後方に延出する第1フレーム(34a)と、第1フレーム(34a)の下方に間隔を隔てて配置された第2フレーム(34b)と、第2フレーム(34b)下方に間隔を隔てて配置される第3フレーム(16)と、第1フレーム(34a)と第2フレーム(34b)との間に設けられる板状の第1補強部材(36)と、第2フレーム(34b)と第3フレーム(16)との間に設けられる板状の第2補強部材(45)とを備え、第1補強部材(36)と第2補強部材(45)の外形形状は繋がるように形成されている。これにより、部品点数の削減および剛性の強化に寄与する自動二輪車の車体フレームを提供することができる。

Description

本発明は、自動二輪車で利用される車体フレームに関する。
特許文献1は自動二輪車を開示する。自動二輪車はトラス構造に構成されるメインフレームを備える。
日本特開2013−203124号公報
トラス構造のメインフレームでは部品点数の削減や剛性の強化が課題となっている。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、部品点数の削減および剛性の強化に寄与する自動二輪車の車体フレームを提供することを目的とする。
本発明の第1側面によれば、ヘッドパイプから後方に延出する左右のメインフレームを備え、前記メインフレームは第1フレームと前記第1フレームの下方に間隔を隔てて配置された第2フレームとを備えた自動二輪車において、前記第2フレーム下方に間隔を隔てて配置される第3フレームと、前記第1フレームと第2フレームとの間に設けられる板状の第1補強部材と、前記第2フレームと第3フレームとの間に設けられる板状の第2補強部材とを備え、前記第1補強部材と前記第2補強部材の外形形状は繋がるように形成されている自動二輪車の車体フレームは提供される。
第2側面によれば、第1側面の構成に加えて、前記第2補強部材は前記第1補強部材よりも車体前後方向の寸法が大きく、前記第1フレームと前記第2フレームとの間の前記第1補強部材の外形形状は直線であり、前記第2フレームと前記第3フレームとの間の前記第2補強部材の外形形状は第2フレームにむかうに従い広がる。
第3側面によれば、第1または第2側面のいずれかの構成に加えて、前記第1補強部材は肉抜き孔を有する。
第4側面によれば、第1〜第3側面のいずれかの構成に加えて、前記第2補強部材は板面から窪んだ窪みを有する。
第1側面によれば、複数の軸材で第1フレームおよび第2フレームを連結するトラス構造に対して、部品点数および製造工程は削減される。併せて、トラス構造に対して前後方向の剛性は強化されることができる。第3フレームはエンジンハンガーとして機能することができ、エンジンハンガーの取り付けにあたって部品点数や製造組立工数は削減されることができ、構造体の剛性は強化されることができる。第2フレームを挟んで第1補強部材および第2補強部材は一体化することができ、構造体の剛性は強化されることができる。
第2側面によれば、第2補強部材は第1補強部材よりも車体前後方向の寸法が大きいことでエンジン側の剛性が強化され、第2フレームと第3フレームとの間の第2補強部材の外形形状は第3フレームにむかうに従い広がることにより第2補強部材と第3フレームとの接合面が増大することで一層のエンジン側の剛性の強化が可能となる。
第3側面によれば、肉抜き孔の縁に連続して補強リムが配置されることにより第1補強部材の剛性が向上し、車体のびびりは防止されることができる。併せて外観の見栄えは向上する。
第4側面によれば、窪みの縁に連続して補強ビードが配置されることにより第2補強部材の剛性が向上し、車体のびびりは防止されることができる。併せて外観の見栄えは向上する。
図1は本発明の一実施形態に係る自動二輪車の全体像を概略的に示す側面図である。(第1の実施の形態) 図2は車体フレームの構造を示す側面図である。(第1の実施の形態) 図3は車体フレームの構造を示す平面図である。(第1の実施の形態)
11…自動二輪車
14…ヘッドパイプ
15…メインフレーム
16…第3フレーム(ダウンフレーム)
34a…第1フレーム
34b…第2フレーム
36…第1補強部材
42…肉抜き孔(開口)
45…第2補強部材
52…第1窪み
53…第2窪み
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
第1の実施の形態
図1は本発明の一実施形態に係る自動二輪車の全体像を概略的に示す。自動二輪車11は、車体フレーム12と、車体フレーム12に部分的に覆い被さる車体カバー13とを備える。車体フレーム12は、ヘッドパイプ14と、該ヘッドパイプ14から後ろ下がりに延びる左右1対のメインフレーム15と、メインフレーム15の下方に間隔を隔てて配置されて、ヘッドパイプ14から後下がりに延びる左右1対のダウンフレーム16と、個々のメインフレーム15の後端に結合され、下方に向かって延びる左右1対のピボットフレーム17と、個々のメインフレーム15から後上がりに延びる左右1対のシートフレーム18とを有する。燃料タンク19の後方でシートフレーム18上には乗員シート21が搭載される。燃料タンク19は車体カバー13で覆われる。車体カバー13は例えば樹脂材から成型される。
ヘッドパイプ14には操向自在にフロントフォーク22が支持される。フロントフォーク22には車軸23回りで回転自在に前輪WFが支持される。フロントフォーク22の上端には操向ハンドル24が連結される。ヘッドパイプ14の前方で操向ハンドル24にはヘッドライト装置25が固定される。
車両の後方で車体フレーム12にはピボット27回りで上下に揺動自在にスイングアーム28が連結される。スイングアーム28の後端に車軸29回りで回転自在に後輪WRが支持される。前輪WFと後輪WRとの間で車体フレーム12には内燃機関ユニット31が搭載される。内燃機関ユニット31は、後輪WRに伝達される駆動力を生成する内燃機関32を備える。
メインフレーム15の下端は内燃機関32の後側に連結され、ダウンフレーム16の下端は内燃機関32の前側に連結される。こうしてメインフレーム15およびダウンフレーム16に加えて内燃機関32で剛体構造が確立される。ダウンフレーム16はいわゆるエンジンハンガーとして機能する。左右のピボットフレーム17は水平方向に延びるクロスチューブ33で相互に連結される。ピボットフレーム17にピボット27は支持される。
図2および図3に示されるように、メインフレーム15は、ヘッドパイプ14に結合される前端、および、ピボットフレーム17に結合される後端を有する第1フレーム34aと、第1フレーム34aの下方に間隔を隔てて配置され、ヘッドパイプ14に結合される前端、および、ピボットフレーム17に結合される後端を有する第2フレーム34bとを備える。第1フレーム34aおよび第2フレーム34bは例えばパイプ材から形成される。パイプ材の断面形状は円形であればよく、ただし円形に限られない。第1フレーム34aおよび第2フレーム34bにはパイプ材以外であっても同等な剛性を有する長尺材が用いられてもよい。結合にあたって例えば溶接が用いられる。
車体フレーム12は、シートフレーム18の下方に配置されて、クロスチューブ33に結合される前端、および、シートフレーム18に結合される後端を有するリアフレーム35をさらに備える。結合にあたって例えば溶接が用いられる。リアフレーム35は併せてピボットフレーム17に溶接される。リアフレーム35はクロスチューブ33から後上がりに延びて下方からシートフレーム18を支える。
第1フレーム34aおよび第2フレーム34bの間には板状の第1補強部材36が連結される。第1補強部材36は板状の縁で線形の境界線37a、37bに沿って第1フレーム34aおよび第2フレーム34bにそれぞれ接合される。接合にあたって例えば溶接が用いられる。第1補強部材36の一方の縁38aは、第1フレーム34a上の境界線37aの一端と第2フレーム34b上の境界線37bの一端とを連結する。縁に沿って補強リム39は形作られる。補強リム39の形成にあたって縁38aでは屈折加工または屈曲加工が施される。同様に、第1補強部材36の他方の縁38bは、第1フレーム34a上の境界線37aの他端と第2フレーム34b上の境界線37bの他端とを連結する。縁38bに沿って補強リム41は形作られる。補強リム41の形成にあたって縁38bでは屈折加工または屈曲加工が施される。
第1補強部材36には肉抜き孔としての開口42が区画される。開口42の縁には、第1フレーム34a上の境界線37aに並列に延びる補強リム43aと、第2フレーム34b上の境界線37bに並列に延びる補強リム43bとが区画される。同様に、開口42の縁には、境界線37a、37bの一端同士を結ぶ補強リム39に並列に延びる補強リム43cと、境界線37a、37bの他端同士を結ぶ補強リム41に並列に延びる補強リム43dとが区画される。開口42の縁で補強リム43a、43b、43c、43dは継ぎ目なく連続すればよい。補強リム39と補強リム43cとで1つの疑似トラス部材は形成される。補強リム41と補強リム43dとで1つの疑似トラス部材は形成される。第1補強部材36はシートフレーム18の延長線上に配置される。したがって、シートフレーム18の軸方向から第1フレーム34aに作用する荷重は第1補強部材36で支持されることができる。ここで、「並列に」とは相互に同方向に延びることをいい、相互に平行に延びることも含まれる。以下、同様である。
ダウンフレーム(第3フレーム)16と第2フレーム34bとの間には板状の第2補強部材45が連結される。第2補強部材45は板状の縁で第1境界線46に沿ってダウンフレーム16に接合される。同様に、第2補強部材45は板状の縁で線形の第2境界線47aおよび第3境界線47bに沿って第2フレーム34bに接合される。第1境界線46と第2境界線47aとは交差する。接合にあたって例えば溶接が用いられる。第2補強部材45の一方の縁48aは、ダウンフレーム16上の第1境界線46の一端と第2フレーム34b上の第3境界線47bの一端とを連結する。縁48aに沿って補強リム49は形作られる。補強リム49の形成にあたって縁48aでは屈折加工または屈曲加工が施される。補強リム49は、第1補強部材36の補強リム41の延長線上で第3境界線47bの一端に接続されて、湾曲して下方に向かって第1境界線46の一端に接続される。第2補強部材45の他方の縁48bは第2フレーム34b上の第2境界線47aの一端と第2フレーム34b上の第3境界線47bの他端とを連結する。縁48bに沿って補強リム51は形作られる。補強リム51の形成にあたって縁48bでは屈折加工または屈曲加工が施される。補強リム51は、第1補強部材36の補強リム39の延長線上で第3境界線47bの一端に接続されて、湾曲して上方に向かって第2境界線47aの一端に接続される。
第2補強部材45には、ダウンフレーム16および補強リム49の間に配置されて板面から窪んだ第1窪み52と、補強リム49および補強リム51の間に配置されて板面から窪んだ第2窪み53とが区画される。第1窪み52の縁には、ダウンフレーム16上の第1境界線46に並列に延びる補強ビード54aと、補強リム49に並列に延びる補強ビード54bとが区画される。補強ビード54a、54bの一端同士は相互に接続される。補強ビード54a、54bの他端同士はもう1つの補強ビード54cで相互に連結される。同様に、第2窪み53の縁には、第2フレーム34bの第3境界線47bに並列に延びる補強ビード55aと、補強ビード55aから連続して補強リム51に並列に延びる補強ビード55bと、補強ビード55aから連続して補強リム49に並列に延びる補強ビード55cとが区画される。補強ビード55bの一端と補強ビード55cの一端とは第1窪み52の補強ビード54cに並列に延びる補強ビード55dで相互に連結される。個々の窪み52、53の縁で補強ビード54a〜54c、55a〜55dは継ぎ目なく連続すればよい。第1補強部材36の外形形状と第2補強部材45の外形形状とは相互に繋がるように形成されている。第2補強部材45は第1補強部材36よりも車体前後方向に大きい寸法を有する。
第1フレーム34aおよび第2フレーム34bの間にはさらに板状の第3補強部材57が連結される。第3補強部材57は板状の縁で線形の境界線58a、58bに沿って第1フレーム34aおよび第2フレーム34bにそれぞれ接合される。接合にあたって例えば溶接が用いられる。同様に、第3補強部材57は板状の縁で線形の境界線58cに沿ってヘッドパイプ14に接合される。第3補強部材57の縁59は、第1フレーム34a上の境界線58aの一端と第2フレーム34b上の境界線58bの一端とを連結する。縁59に沿って補強リム61は形作られる。補強リム61の形成にあたって縁59では屈折加工または屈曲加工が施される。補強リム61は、第2補強部材45の補強リム51の延長線上で第2フレーム34bから延びて、屈曲して第1フレーム34a上の境界線58aの一端に接続される。
第3補強部材57には肉抜き孔としての開口62が区画される。開口62の縁には、第1フレーム34a上の境界線58aに並列に延びる補強リム63aと、第2フレーム34b上の境界線58bに並列に延びる補強リム63bと、ヘッドパイプ14上の境界線58cに並列に延びる補強リム63cと、補強リム61に並列に延びる補強リム63dとが区画される。開口62の縁で補強リム63a、63b、63c、63dは継ぎ目なく連続すればよい。補強リム61と補強リム63dとで1つの疑似トラス部材は形成される。
本実施形態では、車体フレーム12は、第1フレーム34aと第2フレーム34bとの間に板状の第1補強部材36を備える。板状の第1補強部材36の働きで、複数の軸材で第1フレーム34aおよび第2フレーム34bを連結するトラス構造に対して、部品点数および製造工程は削減される。併せて、トラス構造に対して前後方向の剛性は強化されることができる。同様に、車体フレーム12は、第2フレーム34bとダウンフレーム16(第3フレーム)との間に板状の第2補強部材45を備える。ダウンフレーム16はエンジンハンガーとして機能することができ、エンジンハンガーの取り付けにあたって部品点数や製造組立工数は削減されることができ、構造体の剛性は強化されることができる。
前述のように、車体フレーム12では、第1補強部材36の外形形状と第2補強部材45の外形形状とは繋がるように形成されている。したがって、第2フレーム34bを挟んで第1補強部材36および第2補強部材45を一体化することができ、構造体の剛性は強化されることができる。加えて、第2補強部材45は第1補強部材36よりも車体前後方向の寸法が大きいので、エンジン側の剛性は強化されることができる。
また、第1補強部材36は肉抜き孔(開口42)を有するので、車体のびびりは防止されることができる。併せて外観の見栄えは向上する。同様に、第2補強部材45は板面から窪んだ窪み(第1窪み52および第2窪み53)を有するので、車体のびびりは防止されることができる。併せて外観の見栄えは向上する。
以上のように、本実施形態に係る車体フレーム12は、ヘッドパイプ14に結合される前端およびピボットフレーム17に結合される後端を有する第1フレーム34aと、第1フレーム34aよりも下方に配置されて、ヘッドパイプ14に結合される前端およびピボットフレーム17に結合される後端を有する第2フレーム34bと、板形状の縁で境界線37a、37bに沿って第1フレーム34aおよび第2フレーム34bにそれぞれ結合される第1補強部材36とを備える。構造体の構造強度は強化される。特に、車体フレーム12は、第1フレーム34aとの境界線37aから第2フレーム34bとの境界線47bに至る補強リム39、41を備えるので、複数の軸部材を有するトラス構造を1部材で構築することができる。第1補強部材36は、補強リム43a、43b、43c、43dで囲まれた開口42を有するので、第1補強部材36の剛性は高まる。第2補強部材45は、補強ビード54a〜54c、55a〜55dで囲まれた窪み52、53を有するので、高い剛性を確保することができる。
【0001】
技術分野
[0001]
本発明は、自動二輪車で利用される車体フレームに関する。
背景技術
[0002]
特許文献1は自動二輪車を開示する。自動二輪車はトラス構造に構成されるメインフレームを備える。
先行技術文献
特許文献
[0003]
特許文献1:日本特開2013−203124号公報
発明の概要
発明が解決しようとする課題
[0004]
トラス構造のメインフレームでは部品点数の削減や剛性の強化が課題となっている。
[0005]
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、部品点数の削減および剛性の強化に寄与する自動二輪車の車体フレームを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0006]
本発明の第1側面によれば、ヘッドパイプから後方に延出する左右のメインフレームを備え、前記メインフレームは第1フレームと前記第1フレームの下方に間隔を隔てて配置された第2フレームとを備えた自動二輪車において、前記第2フレーム下方に間隔を隔てて配置される第3フレームと、前記第1フレームと第2フレームとの間に設けられる板状の第1補強部材と、前記第2フレームと第3フレームとの間に設けられる板状の第2補強部材とを備え、前記第1補強部材と前記第2補強部材の外形形状は繋がるように形成され、前記第1補強部材は肉抜き孔を有し、前記第2補強部材は板面から窪んだ凹みを有している自動二輪車の車体フレームが提供される。
[0007]
第2側面によれば、第1側面の構成に加えて、前記第2補強部材は前記第1補強部材よりも車体前後方向の寸法が大きく、前記第1フレームと前記第
【0002】
2フレームとの間の前記第1補強部材の外形形状は直線であり、前記第2フレームと前記第3フレームとの間の前記第2補強部材の外形形状は第3フレームにむかうに従い広がる。
[0008]
[0009]
発明の効果
[0010]
第1側面によれば、複数の軸材で第1フレームおよび第2フレームを連結するトラス構造に対して、部品点数および製造工程は削減される。併せて、トラス構造に対して前後方向の剛性は強化されることができる。第3フレームはエンジンハンガーとして機能することができ、エンジンハンガーの取り付けにあたって部品点数や製造組立工数は削減されることができ、構造体の剛性は強化されることができる。第2フレームを挟んで第1補強部材および第2補強部材は一体化することができ、構造体の剛性は強化されることができる。また、肉抜き孔の縁に連続して補強リムが配置され、窪みの縁に連続して補強ビードが配置されることにより、第1、第2補強部材の剛性が向上し、車体のびびりは防止されることができる。併せて外観の見栄えは向上する。
[0011]
第2側面によれば、第2補強部材は第1補強部材よりも車体前後方向の寸法が大きいことでエンジン側の剛性が強化され、第2フレームと第3フレームとの間の第2補強部材の外形形状は第3フレームにむかうに従い広がることにより第2補強部材と第3フレームとの接合面が増大することで一層のエンジン側の剛性の強化が可能となる。
[0012]
[0013]
図面の簡単な説明
【0001】
技術分野
[0001]
本発明は、自動二輪車で利用される車体フレームに関する。
背景技術
[0002]
特許文献1は自動二輪車を開示する。自動二輪車はトラス構造に構成されるメインフレームを備える。
先行技術文献
特許文献
[0003]
特許文献1:日本特開2013−203124号公報
発明の概要
発明が解決しようとする課題
[0004]
トラス構造のメインフレームでは部品点数の削減や剛性の強化が課題となっている。
[0005]
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、部品点数の削減および剛性の強化に寄与する自動二輪車の車体フレームを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0006]
本発明の第1側面によれば、ヘッドパイプから後方に延出する左右1対の第1フレーム、および前記第1フレームの下方にそれぞれ間隔を隔てて配置されてヘッドパイプから後方に延出する左右1対の第2フレームからなるメインフレームと、前記第2フレームの下面からそれぞれ後下方に延出する左右1対の第3フレームとを備えた自動二輪車において、前記第1フレームと前記第2フレームとの間に設けられる板状の第1補強部材と、前記第2フレームと前記第3フレームとの間に設けられる板状の第2補強部材とを備え、前記第1補強部材は、中央部に肉抜き孔を有して前記第1フレームの長手方向中間部と前記第2フレームの長手方向中間部とを連結すると共に、車体前後方向で前記肉抜き孔の両側に、前記第1フレームから前記第2フレームまで延びる2つの補強リムを備え、また前記第2補強部材は、中央部に凹みを有して前記第2フレームの長手方向中間部と前記第3フレームとを連結すると共に、車体前後方向で前記凹みの両側に、前記2つの補強リムの各延長線上で前記第2フレームの下面から下方に延びる2つの補強リムを備えていて、前記第1補強部材と前記第2補強部材の外径形状は繋がっていることを特徴とする自動二輪車の車体フレームが提供される。
[0007]
第2側面によれば、第1側面の構成に加えて、前記第2補強部材は前記第1補強部材よりも車体前後方向の寸法が大きく、前記第1フレームと前記第
【0003】
[0014]
[図1]図1は本発明の一実施形態に係る自動二輪車の全体像を概略的に示す側面図である。(第1の実施の形態)
[図2]図2は車体フレームの構造を示す側面図である。(第1の実施の形態)
[図3]図3は車体フレームの構造を示す平面図である。(第1の実施の形態)
符号の説明
[0015]
11…自動二輪車
14…ヘッドパイプ
15…メインフレーム
16…第3フレーム(ダウンフレーム)
34a…第1フレーム
34b…第2フレーム
36…第1補強部材
39,41,49,51…補強リム
42…肉抜き孔(開口)
45…第2補強部材
52…第1窪み
53…第2窪み
発明を実施するための形態
[0016]
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
第1の実施の形態
[0017]
図1は本発明の一実施形態に係る自動二輪車の全体像を概略的に示す。自動二輪車11は、車体フレーム12と、車体フレーム12に部分的に覆い被さる車体カバー13とを備える。車体フレーム12は、ヘッドパイプ14と、該ヘッドパイプ14から後ろ下がりに延びる左右1対のメインフレーム15と、メインフレーム15の下方に間隔を隔てて配置されて、ヘッドパイプ14から後下がりに延びる左右1対のダウンフレーム16と、個々のメインフレーム15の後端に結合され、下方に向かって延びる左右1対のピボットフレーム17と、個々のメインフレーム15から後上がりに延びる左右1対のシートフレーム18とを有する。燃料タンク19の後方でシートフレーム

Claims (4)

  1. ヘッドパイプ(14)から後方に延出する左右のメインフレーム(15)を備え、前記メインフレーム(15)は第1フレーム(34a)と前記第1フレーム(34a)の下方に間隔を隔てて配置された第2フレーム(34b)とを備えた自動二輪車(11)において、
    前記第2フレーム(34b)下方に間隔を隔てて配置される第3フレーム(16)と、
    前記第1フレーム(34a)と第2フレーム(34b)との間に設けられる板状の第1補強部材(36)と、
    前記第2フレーム(34b)と第3フレーム(16)との間に設けられる板状の第2補強部材(45)とを備え、
    前記第1補強部材(36)と前記第2補強部材(45)の外形形状は繋がるように形成されている
    ことを特徴とする自動二輪車の車体フレーム。
  2. 前記第2補強部材(45)は前記第1補強部材(36)よりも車体前後方向の寸法が大きく、
    前記第1フレーム(34a)と前記第2フレーム(34b)との間の前記第1補強部材(36)の外形形状は直線であり、
    前記第2フレーム(34b)と前記第3フレーム(16)との間の前記第2補強部材(45)の外形形状は第2フレーム(34b)にむかうに従い広がる
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車の車体フレーム。
  3. 前記第1補強部材(36)は肉抜き孔(42)を有することを特徴とする請求項1または2に記載の自動二輪車の車体フレーム。
  4. 前記第2補強部材(45)は板面から窪んだ窪み(52、53)を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動二輪車の車体フレーム。
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