JP2729950B2 - 自動2輪車のフレーム - Google Patents

自動2輪車のフレーム

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JP2729950B2
JP2729950B2 JP2391889A JP2391889A JP2729950B2 JP 2729950 B2 JP2729950 B2 JP 2729950B2 JP 2391889 A JP2391889 A JP 2391889A JP 2391889 A JP2391889 A JP 2391889A JP 2729950 B2 JP2729950 B2 JP 2729950B2
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oil
tube
engine
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oil tank
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Suzuki Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はフレームの一部をオイルタンクとして使用し
た自動2輪車のフレームに係り、特にオイル内のエアが
よりよく抜けるようにした自動2輪車のフレームに関す
る。
(従来の技術) 従来、ヘッドパイプに連結され、燃料タンクの跨るフ
レーム前部を予め板金を所定の形状に膨出成形した左右
の部片の腹合せとしてその周縁を溶着して中空状のオイ
ルタンクを構成した自動2輪車のフレームが知られてい
る(特公昭52−34292号公報参照)。この自動2輪車の
フレームは、パイプフレームの外観上の利点を損なうこ
となく、燃料タンクの跨るフレーム前部をタンクとして
構成し、十分なタンク容量を確保するようにしたもので
ある。
しかし、上記自動2輪車のフレームにおいては、エン
ジンのオイルポンプからオイルタンク内に導入されるオ
イルにエアが多量に含まれているため、そのエア混じり
のオイルが再びエンジンのオイルパンへ循環し、エンジ
ン潤滑のトラブルが発生することがあった。
そのため、オイルタンク内に導入されたエア混じりの
オイルをフレームのパイプ構造により形成される長い通
路に循環させ、この間にオイルに含まれるエアを抜くよ
うにした自動2輪車のフレームが提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、提案中の自動2輪車のフレームにおいても、
オイル内のエアを完全に抜くことができず、エンジン潤
滑のトラブルが発生しやすかった。また、エンジンの低
回転域から高回転域まで全域に亘ってエアを分離するこ
とが完全にはできなかった。
本発明は上記の事情を考慮してなされたもので、エン
ジンの低回転域から高回転域まで全域に亘ってオイル内
のエアを完全に抜くことができ、エンジン潤滑のトラブ
ルの発生を完全に防止することができる自動2輪車のフ
レームを提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明はヘッドパイプに接続されるメインチューブお
よびダウンチューブがブリッジチューブにより接続され
た自動2輪車のフレームにおいて、上記メインチュー
ブ、ダウンチューブおよびブリッジチューブにより囲ま
れた空間を膨出成形した一対の板材により左右から囲
み、その周縁を溶着して中空状のオイルタンクを構成
し、上記メインチューブおよびブリッジチューブにより
エンジンのオイルポンプから導入されるオイルを案内す
る長い通路を構成し、この通路を通って案内されるオイ
ルを上記オイルタンクの上部へ案内するオイル通路を設
ける一方、上記オイルタンクの下部にエンジンのオイル
パンへ通じるオイル通孔を形成したものである。
(作用) 本発明はエンジンのオイルポンプからメインチューブ
に導入され、ブリッジチューブを通って案内されるオイ
ルをオイルタンクの上部へ案内するオイル通路を設ける
一方、オイルタンクの下部にエンジンのオイルパンへ通
じるオイル通孔を形成したから、メインチューブに導入
されたエア混じりのオイルはメインチューブおよびブリ
ッジチューブにより形成される長い通路を通過する間に
オイルからエアが分離する。そして、ブリッジチューブ
を通ったオイルはオイル通路を通ってオイルタンクの上
部へ案内される。したがって、オイル内に残っているエ
アもオイルとともにオイルタンクの上部へ案内され、オ
イルタンク内のオイルの上層部に供給される。上層部に
供給されたオイルはわずかに残っているオイルを分離し
つつ、オイルタンクの下方へ移動する。そして、完全に
エアが分離されたオイルがオイルタンクの下部に形成さ
れたオイル通孔からエンジンのオイルパンへ供給され
る。
したがって、エンジンの低回転域から高回転域まで全
域に亘って、オイル内のエアを完全に除去することがで
き、エンジン潤滑のトラブルの発生を防止することがで
きる。
(実施例) 本発明に係る自動2輪車のフレームの一実施例につい
て添付図面を参照して説明する。
第2図は上記実施例を備えた自動2輪車を示す側面図
であり、車体前方にはフロントフォーク1により回転自
在に軸支される前輪2が配設され、車体後方には上下揺
動自在なスイングアーム3の後端部にエンジン4により
回転駆動される後輪5が配設され、シート6に跨ったラ
イダがハンドル7を操って運転を行う。
ハンドル7の下方には図示しないステアリングシャフ
トを回転自在に支持するヘッドパイプ8が設けられ、こ
のヘッドパイプ8から車体斜め後方へメインチューブ9
が延びるとともに、車体下方へダウンチューブ10が延び
ている。これらメインチューブ9およびダウンチューブ
10はブリッジチューブ11により接続され、メインチュー
ブ9、ダウンチューブ10およびブリッジチューブ11で囲
まれた空間が、膨出成形された左右一対の板材により囲
まれ、その周縁部が溶着されて中空状のオイルタンク12
が形成される。このオイルタンク12は燃料タンク13によ
り覆われ、外部からは見えないようになっている。
オイルタンク12の側面には第1図、第3図および第4
図に示すように、エンジン4のオイルポンプから延びる
図示しないオイルパイプを接続するための接続部14が設
けられ、この接続部によりオイルパイプとオイルタンク
12内に延設されたオイルチューブ15に接続される。オイ
ルチューブ15はオイルタンク12内を上方へ延び、メイン
チューブ9内に開口部15aを有する。メインチューブ9
はブリッジチューブ11と連通され、これらメインチュー
ブ9およびブリッジチューブ11により長いオイル通路が
形成される。
ブリッジチューブ11のダウンチューブ10側はダウンチ
ューブ10に連通されることなく接続される。そして、ブ
リッジチューブ11のダウンチューブ10側に、第5図に示
すように、メインチューブ9からブリッジチューブ11を
通って案内されるオイルをオイルタンク12の上部へ案内
するオイル通路16が設けられる。オイル通路16はダウン
チューブ10の外周面に断面コ字状の板材が溶着されて形
成される。なお、オイル通路16をパイプ構造としてもよ
い。
ダウンチューブ10のオイルタンク12内の下部にはエン
ジン4のオイルパンへ通じるオイル通孔17が形成され、
ダウンチューブ10のオイルタンク12上部にはダウンチュ
ーブ10の上部に溜ったエアをオイルタンク12側へ抜くた
めの通孔18が形成される。
この実施例においてエンジン4のオイルポンプからオ
イルパイプを通って案内されるエア混じりのオイルは、
接続部14を通ってオイルチューブ15内を流れ、開口部15
aからメインチューブ9内に導入される。メインチュー
ブ9内に導入されたエア混じりのオイルは、矢印Aに示
すように、メインチューブ9およびブリッジチューブ11
により形成される長いオイル通路を通ってブリッジチュ
ーブ11のダウンチューブ10側へ案内され、この長いオイ
ル通路を通過する間に大部分のエアを分離する。
そして、ブリッジチューブ11のダウンチューブ10側へ
案内されたオイルは、矢印Bに示すようにオイル通路16
を通ってオイルタンク12の上部へ案内され開口部16aか
らオイルタンク12内に入り、オイルタンク12内に貯留さ
れたオイルの上層部に供給される。上層部に供給された
オイルは、わずかに含むエアを分離しつつオイルタンク
12の下方へ移動し、完全にエアを分離した後、オイルタ
ンク12内の下部のダウンチューブ10に形成されたオイル
通孔17から、矢印Cに示すように、ダウンチューブ10内
に入り、さらにダウンチューブ10内を下方へ流れ、ダウ
ンチューブ10の下端部に形成されたオイル供給口19から
エンジン4のオイルパンへ供給される。
このように上記実施例によれば、エンジン4のオイル
ポンプから導入されるエア混じりのオイルをメインチュ
ーブ9およびブリッジチューブ11により構成される長い
通路を通すことにより大部分のエアを分離するととも
に、オイル通路16を通ってオイルタンク12の上部へオイ
ルを供給し、オイルがオイルタンク12内を下方へ移動す
る間に、エアの分離の完全化を図ることができるため、
エンジン4の低回転域から高回転域まで全域に亘ってオ
イル内のエアを完全に除去することができ、エンジン潤
滑のトラブルの発生を防止することができる。
〔発明の効果〕
本発明は、メインチューブおよびブリッジチューブに
よりエンジンのオイルポンプから導入されるオイルを案
内する長い通路を構成し、この通路を通って案内される
オイルをオイルタンクの上部へ案内するオイル通路を設
ける一方、オイルタンクの下部にエンジンのオイルパン
へ通じるオイル通孔を形成したから、オイル内のエアの
除去の完全化を図ることができ、エンジンの低回転域か
ら高回転域まで全域に亘ってオイル内のエアを完全に除
去することができ、エンジン潤滑のトラブルの発生を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動2輪車のフレームの一実施例
を示す構成図、第2図は上記実施例を備えた自動2輪車
を示す側面図、第3図は上記実施例を示す縦断面図、第
4図は第1図におけるIV−IV線で切断して示す断面図、
第5図は第1図におけるV−V線で切断して示す断面図
である。 8……ヘッドパイプ、9……メインチューブ、10……ダ
ウンチューブ、11……ブリッジチューブ、12……オイル
タンク、15……オイルチューブ、16……オイル通路、17
……オイル通孔。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドパイプに接続されるメインチューブ
    およびダウンチューブがブリッジチューブにより接続さ
    れた自動2輪車のフレームにおいて、上記メインチュー
    ブ、ダウンチューブおよびブリッジチューブにより囲ま
    れた空間を膨出成形した一対の板材により左右から囲
    み、その周縁を溶着して中空状のオイルタンクを構成
    し、上記メインチューブおよびブリッジチューブにより
    エンジンのオイルポンプから導入されるオイルを案内す
    る長い通路を構成し、この通路を通って案内されるオイ
    ルを上記オイルタンクの上部へ案内するオイル通路を設
    ける一方、上記オイルタンクの下部にエンジンのオイル
    パンへ通じるオイル通孔を形成したことを特徴とする自
    動2輪車のフレーム。
JP2391889A 1989-02-03 1989-02-03 自動2輪車のフレーム Expired - Lifetime JP2729950B2 (ja)

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JPH02204187A JPH02204187A (ja) 1990-08-14
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DE10135931C2 (de) * 2001-07-24 2003-06-26 Bayerische Motoren Werke Ag Motorradrahmen
JP6629982B2 (ja) * 2016-09-13 2020-01-15 本田技研工業株式会社 自動二輪車の車体フレーム

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