JP3064316B2 - 自動2輪車の燃料タンク装置 - Google Patents

自動2輪車の燃料タンク装置

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JP3064316B2
JP3064316B2 JP2017946A JP1794690A JP3064316B2 JP 3064316 B2 JP3064316 B2 JP 3064316B2 JP 2017946 A JP2017946 A JP 2017946A JP 1794690 A JP1794690 A JP 1794690A JP 3064316 B2 JP3064316 B2 JP 3064316B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、車体中央上部に収納ボックスが配置され
た自動2輪車の燃料タンク装置に関する。
(従来の技術) 自動2輪車では、ヘッドパイプから後方へ延びるメイ
ンチューブ下方にエンジンユニットが搭載され、メイン
チューブ後端部から後方へ接続されたシートレールにシ
ートが載設されたレイアウトが一般的で、フルフェース
のヘルメットなど大きな物を収納できる収納ボックス
は、ヘッドパイプとシートとの間のメインチューブ上に
配置され、燃料タンクはシート下方に配置される。
この場合、シート下方には後輪があってスペース的に
窮屈なため、充分な容量を確保できる燃料タンクは、形
状や取着け手段あるいは操作しやすい注入口や燃料供給
コックの配置がむつかしい、という問題があった。
(発明が解決しようとする課題) この発明は、上述した課題を解決するために、燃料タ
ンクの形状と生産方向とが適切に設定され、車体の僅か
なデッドスペースも有効に利用してタンク容量の増大を
図る一方、注入口の操作性を改善した自動2輪車の燃料
タンク装置を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記の目的を満足させるため、この発明の自動2輪車
の燃料タンク装置は、ヘッドパイプから後方へ延びるメ
インチューブ下方にエンジンユニットが搭載され、メイ
ンチューブ後端からさらに後方へ延びるシートレール上
にシートが載置され、ヘッドパイプとシートとの間に収
納ボックスが、シート下方に燃料タンクがそれぞれ配置
された自動2輪車において、前記燃料タンクは、上面が
シートレールに沿い、下面が後輪の上部に沿うようにし
て、この後輪の車軸上方よりも前方の前半部に上下幅の
最も厚くなる形状が設定され、前記燃料タンクは後端を
後輪車軸よりも後方に延設して後輪車軸よりも後方の上
面に注入口が設けられ、かつ該注入口に対応するタンク
底部は前記後輪車軸直上部のタンク底部よりも下方に膨
出させて形成したことを特徴とする。
(作用) 本発明の燃料タンクは、シートと後輪との間のデッド
スペースに配設され、しかも、後輪の車軸上方よりも前
方の前半部は後輪前部の前方の大きなデッドスペースに
位置するので、ここで上下幅が最も厚く底が深くなるよ
うに形成されるので、タンク容量を増大させることがで
きると共に、デッドスペースを有効に活用するので、車
体の大型化を防止できる。
そして、燃料タンクの注入口を後輪の車軸よりも後方
に配置させることにより、この注入口に対応する燃料タ
ンクの底壁を、後輪の車軸上方に対応するタンク底壁よ
りも下方へ膨出させて、この注入口に対応する部分の底
深さを後輪車軸上方に対応する部分の底深さよりも深く
することができる。このために、この注入口から燃料を
燃料タンクへ注入する際の燃料の吹き零しを低減ないし
防止できるうえに、この燃料タンク上に配設されるシー
トの前部と後部との段差を低減できるので、このシート
の前,後部上に運転手と同乗車が乗る2人乗車時の走行
安全性を向上させることができる。
(実施例) 以下この発明の実施例を示す図に付いて説明する。
第1図はこの発明の燃料タンクを備えた自動2輪車の
縦断側面図、第2図は第1図の自動2輪車のフレーム構
成を示す平面図である。
この自動2輪車のフレームは、ヘッドパイプ1から後
下方へ傾斜して延びる左右一対のメインチューブ2と、
下方へ垂下して後方へ延びる左右のダウンチューブ3
と、これらの後端を結合する左右センターピラー4によ
りほぼ逆台形に形成され、かつメインチューブ2の後端
部に接続されて後上方へ傾斜して延びる左右のシートレ
ール5と、メインチューブ2後端に接続されてシートレ
ール5の後端を支えるボディチューブ6によって構築さ
れる。
中央部の逆台形のフレーム内にはエンジンユニット7
が懸架される。ヘッドパイプ1にはハンドル8により操
舵される前輪9のフロントフォークが軸支され、センタ
ーピラー4に軸支されたスイングアーム10の後端に後輪
11が支持される。後輪11は、エンジンユニット7の出力
軸12に固定されたドライブスプロケットギア13からチェ
ーン14を介して駆動される。
上記メインチューブ2上からシートレール5の前部上
にかけて、収納ボックス15が配置され、その後方のシー
トレール5上に、ピリオンシートを兼ねたタンデム状の
シート16が載置される。収納ボックス15の存在により、
燃料タンク17は、シート16下のシートレール5とボディ
チューブ6に囲まれたスペース内に配置される。
エンジンユニット7の前方から収納ボックス15下の両
サイドはカウリング18で覆われ、これに連続してシート
16下縁下方,燃料タンク17の両サイドはボディカバー19
で被覆される。
前記メインチューブ2はヘッドパイプ1の下部に接続
され、その中央前寄りの位置からヘッドパイプ1上部
に、補強用のアッパーメインチューブ2aが掛け渡されて
いる。これら両チューブ2,2aは、ヘッドパイプ1から一
旦両側方へ拡がってから後方へ導かれ、メインチューブ
2中央部からはシートレール5先端部まで狭く収斂す
る。
このシートレール5の前半部,シート16の前端部まで
は、上記収斂が連続し、そこから中央部にかけて緩く拡
大し、後半部はほぼ平行に後方へ延びている。シートレ
ール16も同様に先細りの形状になっている。
次に燃料タンク17は、第3図、第4図、第5図に示す
ように、シート16下のボディカバー19内に収まるよう
に、上面はほぼシートレール5に沿い、底面は後輪11の
前上方に沿い、後方が高く傾斜し、前半部は上下に厚く
最低部が形成され、後半部が薄い形状に設定される。
そして、燃料タンク17は、上下2分割の半タンク17a,
17bを合せ面のフランジ20でシーム溶接して形成され
る。この場合、上半ケース17aは全体に浅く、下半ケー
ス17bは前半部が深い形状になっている。
そして上半タンク17aはシートレール5の前記のよう
な先細り形状に合せて前半部が先細りに形成される。下
半タンク17bは細くならないで、したがってこの部分で
は、上下半タンク17a,17bはフランジ20を境に段部を設
けて接合される(第5図)。また、燃料タンク17は後輪
11の車軸上方よりも前方の前半部にて上下幅(深さ)が
最も大きくなるように拡幅され、横幅も拡幅される。こ
れは燃料タンク17の前半部が後輪11の前部の前方にある
大きなデットスペースに位置するので、タンクの上下幅
(深さ)と横幅とを共に拡幅することができるためであ
る。
一方、上半タンク17bはシートレール5内に侵入する
ように置かれ、前半部でフランジ20の上面がシートレー
ル5下面に接する形になる。後端はシート16の後端より
後方に延びて最も高い位置になり、上面に注入口21が設
置される。ボディカバー19の後端面に開閉リッド22があ
り、これを開けて給油される。
そして、燃料タンク17の注入口21を設けたタンク後端
部は、第1図に示すように、後輪11の車軸よりも後方に
位置し、注入口21に対応する燃料タンク17の下半タンク
17bの底部は、第1図と第3図に示すように、後輪11の
車軸上方に対応する底部よりも深くなるように下方に膨
張するように形成されている。注入口21付近の下半タン
ク17bを下方に膨出させることにより、注入口部のタン
ク深さが深くなり、燃料タンク注入時の吹き零し等の不
具合を防止できると共に、注入口21の高さ位置を高くす
る必要がないので、この燃料タンク17上に配設されるシ
ート16の運転手側シート(前部側)に対して同乗車用の
後部の段差を少なくすることができる。このために、シ
ート16の前,後部に運転手と同乗車が乗る2人乗車時の
走行安定性を確保し、乗り心地を良好にできる。
また、燃料タンク17の前半部の下底は最低部になり、
ここに燃料供給コック23が接続される。
こうしてこの燃料タンク17は、上面部がシートレール
5の中に入り込んで、シート底板に近付き、僅かなデッ
ドスペースをも利用して容量を稼ぐと共に、前半部は上
下幅、左右幅(横幅)とも最大限に設定して、この部分
で大きな容量が設定できる。
さらに、上下2分割にしてシーム溶接されたので、複
雑な形状も成型しやすく、段部の形成も容易であり、燃
料注入操作性もよく、この種の自動2輪車で、収納ボッ
クスを車体中央部に配置する上で、従来の機能を維持で
きるものとして有効である。
〔発明の効果〕
以上の通り、この発明の自動2輪車の燃料タンク装置
は、シートと後輪との間のデットスペースに配設され、
しかも、後輪の車軸上方よりも前方の前半部は後輪前部
の前方の大きなデッドスペースに位置するので、ここで
上下幅が最も厚く底が深くなるように形成されるので、
タンク容量を増大させることができると共に、デッドス
ペースを有効に活用するので、車体の大型化を防止でき
る。
そして、燃料タンクの注入口を後輪の車軸よりも後方
に配置させることにより、この注入口に対する燃料タン
クの底壁を、後輪の車軸上方に対応するタンク底壁より
も下方へ膨出させて、この注入口に対応する部分の底深
さを後輪車軸上方に対応する部分の底深さよりも深くす
ることができる。このために、この注入口から燃料を燃
料タンクへ注入する際の燃料の吹き零しを低減ないし防
止できるうえに、この燃料タンク上に配設されるシート
の前部と後部との段差を低減して走行安全性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の燃料タンクを備えた自動2輪車の縦
断側面図、第2図は第1図の自動2輪車のフレーム構成
を示す平面図、第3図は第1図の燃料タンクの拡大した
側面図、第4図は第1図の燃料タンクの拡大した平面
図、第5図は第4図A−A矢視断面図である。 1……ヘッドパイプ、2……メインチューブ、5……シ
ートレール、7……エンジンユニット、9……前輪、11
……後輪、15……収納ボックス、16……シート、17……
燃料タンク、17a……上半タンク、17b……下半タンク、
18……カウリング、19……ボディカバー、20……フラン
ジ、21……注入口、22……開閉リッド、23……燃料供給
コック。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドパイプから後方へ延びるメインチュ
    ーブ下方にエンジンユニットが搭載され、メインチュー
    ブ後端からさらに後方へ延びるシートレール上にシート
    が載置され、ヘッドパイプとシートとの間に収納ボック
    スが、シート下方に燃料タンクがそれぞれ配置された自
    動2輪車において、前記燃料タンクは、上面がシートレ
    ールに沿い、下面が後輪の上部に沿うようにして、この
    後輪の車軸上方よりも前方の前半部に上下幅の最も厚く
    なる形状が設定され、前記燃料タンクは後端を後輪車軸
    よりも後方に延設して後輪車軸よりも後方の上面に注入
    口が設けられ、かつ該注入口に対応するタンク底部は前
    記後輪車軸直上部のタンク底部よりも下方に膨出させて
    形成したことを特徴とする自動2輪車の燃料タンク装
    置。
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