JPWO2018034072A1 - ガイドワイヤ - Google Patents

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    • A61M2025/09133Guide wires having specific material compositions or coatings; Materials with specific mechanical behaviours, e.g. stiffness, strength to transmit torque

Abstract

ガイドワイヤは、可撓性を有する第1コア線と、第1コア線と別体で構成され、可撓性を有する第2コア線とを備えるものである。このガイドワイヤは、第1コア線は、板状をなす第1板状部と、第1板状部の基端側に連続して設けられ、第1板状部よりも細い線状をなす第1線状部とを有し、第2コア線は、板状をなし、第1線状部に重ねて配置された第2板状部と、第2板状部の先端側に連続して設けられ、第2板状部よりも細い線状をなし、第1板状部に重ねて配置された第2線状部とを有する。

Description

本発明は、ガイドワイヤに関する。
ガイドワイヤは、外科的手術が困難な部位の治療、または人体への低侵襲を目的とした治療や、心臓疾患における血管造影の検査、治療などに用いられるカテーテルを目的部位へ導入、誘導するのに使用されている。
例えばPCI(Percutaneous Coronary Intervention:経皮的冠状動脈インターベンション)に用いられるガイドワイヤは、X線透視下において、ガイドワイヤの先端をバルーンカテーテルの先端より突出させた状態で、バルーンカテーテルと共に目的部位である冠状動脈(冠動脈)の狭窄部の手前まで挿入される。次いで、ガイドワイヤは、バルーンカテーテルの先端部を狭窄部付近まで誘導する。
このような手技で用いられるガイドワイヤは、柔軟性と復元性、ならびに手元部分からのトルクが先端部まで有効に伝わるトルク伝達性に優れていることが好ましい。ガイドワイヤのこのような特性は、複雑に屈曲した血管内において、バルーンカテーテルなどの治療デバイスを目的部位に誘導するために重要である。
ところで、PCIに用いられるガイドワイヤは、血管選択性を高める目的で、ガイドワイヤのコア線の先端部に形状付け(シェイピング)を行うことがある。この形状付けを容易にするために、コア線の先端部を平板状とすることが知られている(例えば、特許文献1参照)。しかし、コア線の先端部を平板状としたガイドワイヤは、コア線先端部の剛性が低下し、ガイドワイヤのトルク伝達性が低下する。また、コア線を平板状にできる長さに限界があり、形状付けできる範囲が限られるという課題があった。
米国特許公開第2008/0234606号明細書
本発明の目的は、トルク伝達性と形状付け性との優れた両立を図ることができるガイドワイヤを提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(10)の本発明により達成される。
(1) 可撓性を有する第1コア線と、前記第1コア線と別体で構成され、可撓性を有する第2コア線とを備えるガイドワイヤであって、
前記第1コア線は、板状をなす第1板状部と、前記第1板状部の基端側に連続して設けられ、該第1板状部よりも細い線状をなす第1線状部とを有し、
前記第2コア線は、板状をなし、前記第1線状部に重ねて配置された第2板状部と、前記第2板状部の先端側に連続して設けられ、該第2板状部よりも細い線状をなし、前記第1板状部に重ねて配置された第2線状部とを有することを特徴とするガイドワイヤ。
(2) 前記第2コア線は、前記第1コア線よりも短いものであり、
前記第2コア線は、少なくとも先端部および基端部が前記第1コア線に対して固定されている上記(1)に記載のガイドワイヤ。
(3) ワイヤ長手方向に沿った前記第1板状部の先端から前記第2板状部の基端までの長さは、0.5mm以上、250mm以下である上記(1)または(2)に記載のガイドワイヤ。
(4) 前記第1板状部と前記第2板状部とは、外力を付与しない自然状態で平板となっており、前記第1板状部の法線と前記第2板状部の法線とが同じ方向を向いている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
(5) 前記第1線状部の横断面形状の中心と前記第2線状部の横断面形状の中心とは
、ワイヤ長手方向に沿った同軸上に位置した同軸状態となっている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
(6) 前記同軸状態を維持する位置決め部を備える上記(5)に記載のガイドワイヤ。
(7) 前記位置決め部は、前記第1板状部に形成され、前記第2線状部が挿入される第1溝と、前記第2板状部に形成され、前記第1線状部が挿入される第2溝とで構成されている上記(6)に記載のガイドワイヤ。
(8) 前記第1線状部の横断面形状と前記第2線状部の横断面形状とは、同じ形状をなす上記(1)ないし(7)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
(9) 前記第1線状部の横断面形状と前記第2線状部の横断面形状とは、円形または半円形をなす上記(1)ないし(8)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
(10) 前記第2コア線は、前記第2板状部の基端側に連続して設けられ、該第2板状部よりも細い線状をなし、前記第1線状部に重ねて配置された第3線状部を有する上記(1)ないし(9)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
また、本発明のガイドワイヤでは、前記平板の平面視で、前記第1板状部の基端部と前記第2板状部の先端部とは、接しているか、または、重なり合っているのが好ましい。
また、本発明のガイドワイヤでは、少なくとも前記第1板状部の基端部の幅が基端方向に向かって漸減しているのが好ましい。
また、本発明のガイドワイヤでは、前記第1線状部の横断面形状と前記第2線状部の横断面形状とは、円形または半円形をなし、該円または半円の中心同士がワイヤ長手方向に沿った同軸上に位置した同軸状態となっているのが好ましい。
また、本発明のガイドワイヤでは、前記第1板状部および前記第1線状部を覆うとともに、前記第2板状部および前記2第線状部を覆うコイルを備えるのが好ましい。
本発明によれば、別部材で構成された第1板状部と第2板状部とがそれぞれ形状付けを担う部分となり、よって、形状付けを容易かつ確実に行なうこととができる。
また、第1線状部が第2板状部と重なっていることと、第2線状部が第1板状部と重なっていることとが相まって、ガイドワイヤの基端側からトルクが付与された際、当該トルクがガイドワイヤの先端まで確実に伝わる。
また、例えば形状付けを行なって使用する場合、その形状付け可能な範囲をできる限り長く確保することができる。
このようにガイドワイヤでは、トルク伝達性と形状付け性との優れた両立を図ることができる。
図1は、本発明のガイドワイヤの第1実施形態を示す部分縦断面平面図および補助断面図である。 図2は、図1に示すガイドワイヤが備える第1コア線と第2コア線の分解平面図である。 図3は、本発明のガイドワイヤ(第2実施形態)が備える第1コア線と第2コア線の平面図および補助断面図である。 図4は、本発明のガイドワイヤ(第3実施形態)が備える第1コア線と第2コア線の平面図および補助断面図である。 図5は、本発明のガイドワイヤ(第4実施形態)が備える第1コア線と第2コア線の平面図である。 図6は、本発明のガイドワイヤ(第5実施形態)が備える第1コア線と第2コア線の平面図である。 図7は、本発明のガイドワイヤ(第6実施形態)が備える第1コア線と第2コア線の分解平面図である。
以下、本発明のガイドワイヤを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明のガイドワイヤの第1実施形態を示す部分縦断面平面図および補助断面図である。図2は、図1に示すガイドワイヤが備える第1コア線と第2コア線の分解平面図である。なお、以下では、説明の都合上、図1および図2中(図3〜図7についても同様)の右側を「基端」、左側を「先端」と言う。また、図では、理解を容易にするため、ガイドワイヤの長手方向を短縮し、ガイドワイヤの径方向(太さ方向)を誇張して模式的に図示しており、長手方向と径方向の比率は、実際とは異なる。
図1に示すガイドワイヤ1は、内視鏡も含むカテーテルの内腔に挿入して用いられるカテーテル用ガイドワイヤである。このガイドワイヤ1は、第1コア線2と第2コア線3とで構成されたワイヤ本体10と、ワイヤ本体10の先端側の部分を覆う螺旋状のコイル11とを備えている。ガイドワイヤ1の全長は、特に限定されないが、例えばガイドワイヤ1をPCIに用いる場合には、200mm以上、5000mm以下であるのが好ましく、1000mm以上、3000mm以下であるのがより好ましい。
図1、図2に示すように、第1コア線2は、可撓性を有する長尺体で構成されている。第1コア線2は、その先端側から順に配置された第1板状部21と、第1線状部22と、テーパ部23とを有している。なお、第1コア線2のテーパ部23から基端側の部分は、例えば外径が一定となっているのが好ましい。
第1板状部21は、板状をなす部分である。この第1板状部21は、外力を付与しない自然状態で平板となっている。第1板状部21の全長L21としては、特に限定されず、例えば、0.5mm以上、250.0mm以下であるのが好ましく、0.5mm以上、150mm以下であるのがより好ましい。
この第1板状部21は、幅一定部212と、幅漸減部213とを有している。幅一定部212は、第1板状部21の先端部から所定長さまでの、幅W21がワイヤ長手方向に沿って一定の幅の部分である。幅漸減部213は、第1板状部21の基端部において、幅W21が基端側に向かって漸減した部分である。幅一定部212の幅W21としては、特に限定されず、例えば、0.080mm以上、0.880mm以下であるのが好ましく、0.100mm以上、0.350mm以下であるのがより好ましい。なお、第1板状部21の先端部に、幅W21が先端側に向かって漸減した幅漸減部が形成されていてもよい。
また、第1板状部21の厚さt21は、ワイヤ長手方向に沿って一定となっている。厚さt21としては、特に限定されず、例えば、0.015mm以上、0.070mm以下であるのが好ましい。なお、厚さt21は、本実施形態ではワイヤ長手方向に沿って一定となっているが、これに限定されず、例えば先端側に向かって漸減していてもよい。
このような第1板状部21は、当該第1板状部21に重なっている第2コア線3の第2線状部31ごと所望の形状に曲げ変形させて、形状付けに用いることができる。この形状付けを「リシェイプ」と言う。そして、この形状付けにより、生体内でのガイドワイヤ1の進行方向を容易かつ確実に選択することができ、よって、ガイドワイヤ1の操作性が格段に向上する。
第1板状部21の基端側には、第1線状部22が連続して設けられている。第1線状部22は、第1板状部21よりも細い線状をなす部分である。第1線状部22の全長L22は、本実施形態では第1板状部21の全長L21よりも長くなっている。
図1に示すように、第1線状部22の横断面形状は、半円形をなしている。第1線状部22の半径R22は、ワイヤ長手方向に沿って一定となっている。半径R22としては、特に限定されず、例えば、厚さt21と同じとなっているのが好ましい。
第1線状部22の基端側には、テーパ部23が連続して設けられている。テーパ部23は、外径φD23が先端側に向かって漸減した部分である。これにより、テーパ部23で第1コア線2の剛性を先端側に向かって徐々に減少させることができ、例えば生体内でのガイドワイヤ1の追従性が向上する。
図1、図2に示すように、第2コア線3は、第1コア線2と別体で構成され、第1コア線2よりも短い、可撓性を有する長尺体である。第2コア線3の全長Lは、第1コア線2での全長L21と全長L22との総和と同じかまたはそれよりも短いのが好ましい。
この第2コア線3は、先端部が固定材料12を介して第1コア線2の先端部に固定され、基端部が固定材料13を介して第1コア線2の第1線状部22とテーパ部23との境界部付近に固定されている。なお、固定材料12および固定材料13は、それぞれ、半田(ろう材)で構成されているのが好ましいが、これに限定されず、例えば接着剤でもよい。また、生体内の損傷を防止するために、固定材料12の先端121は、丸みを帯びていることが好ましい。
第2コア線3は、その先端側から順に配置された第2線状部31と、第2板状部32と、第3線状部33とを有している。
第2板状部32は、板状をなし、第1コア線2の第1線状部22に重ねて、すなわち、接して配置されている。なお、第2板状部32の全長L32は、本実施形態では第1板状部21の全長L21と同じとなっている。
この第2板状部32は、当該第2板状部32に重なっている第1線状部22ごと所望の形状に曲げ変形させて、第1板状部21と同様に、形状付けに用いることができる部分である。このようにガイドワイヤ1では、別部材で構成された第1板状部21と第2板状部32とがそれぞれ形状付けを担う部分となっている。
また、前述したように、第2コア線3は、先端部が固定材料12で第1コア線2に固定され、基端部が固定材料13で第1コア線2に固定されている。これにより、第2コア線3の先端部と基端部の間の中間部は、第1コア線2に固定されておらず、当該第1コア線2に接した状態となっている。このような状態では、ガイドワイヤ1の先端部が屈曲した際、第1コア線2と第2コア線3との固定されていない領域が、それぞれ独立して撓むので、第2コア線3全体が第1コア線2に接合より固定されている場合に比べて、ガイドワイヤ1の先端側での柔軟性が得られる。これにより、形状付けの自由度が向上する。また、ガイドワイヤ1の突き当て抵抗の低減も図ることができる。「突き当て抵抗」とは、ガイドワイヤ1の先端が血管壁に突き当たったときの硬さのことである。そして、突き当て抵抗が高ければ高いほど、血管壁をガイドワイヤ1で突き破るおそれがあるが、その反対に、低ければ低いほど、そのおそれを防止または抑制することができる。
一方で、第1コア線2と第2コア線3とは、任意の場所で互いに固定されていてもよい。固定を行う場所や固定点の数を変えることによって、ガイドワイヤ1の剛性やトルク伝達性を任意に変えることができる。例えば、固定材料12と固定材料13とによる固定に加えて、第3線状部33全体を第1コア線2に固定すると、トルク伝達性が向上する。また、その他の固定態様としては、例えば、第1板状部21と第2板状部32との境界部での固定、第1コア線2の第1板状部21と第2コア線3の第2線状部31との固定、第1コア線2の第1線状部22と第2コア線3の第2板状部32との固定等がある。そして、これらの固定を適宜選択することにより、各種の手技に応じて、柔軟性の高いガイドワイヤ1となったり、トルク伝達性の高いガイドワイヤ1となったり、形状付け性に優れたガイドワイヤ1となったりする。前記の固定は、溶接による方法、半田(ろう材)、接着剤等を用いた接着による方法等が挙げられる。
第2板状部32は、形状付けがなされる以前の自然状態では、第1板状部21と同様に、平板となっている。そして、自然状態での第1板状部21の法線N21と第2板状部32の法線N32とは、同じ方向を向いている、すなわち、第1板状部21の厚さ方向と第2板状部32の厚さ方向とは、同じ方向を向いている。これにより、例えば、ガイドワイヤ1の製造時における第1コア線2と第2コア線3との重ね合わせ作業が容易となる。また、ガイドワイヤ1の2次元的な形状付けを容易に行うことができる。ガイドワイヤ1の形状付けは、ガイドワイヤ1を第1板状部21や第2板状部32の法線方向に屈曲させる。従って、第1板状部21の法線N21と第2板状部32の法線N32とが同じ方向を向いていると、第1板状部21と第2板状部32の屈曲方向を同一とすることができる。このことは、例えばガイドワイヤ1に第1屈曲部と第2屈曲部を設けて2段階形状の形状付けを行なう場合、ガイドワイヤ1の長軸を含む同一平面上に第1屈曲部と第2屈曲部を設けることができるので、2次元的な形状付けを行う際に好ましい。
前述したように、第1線状部22の横断面形状は、半円形をなしている。従って、第1線状部22は、半円弧状に湾曲した側面221と、平坦な側面222とを有するものとなる。そして、これらの側面221および側面222のうち、側面222を第2板状部32に臨ませることにより、第1線状部22と第2板状部32とが安定して重なり合った状態となる。
また、第2板状部32は、先端部に幅W32が先端側に向かって漸減した幅漸減部321が形成され、基端部に幅W32が基端側に向かって漸減した幅漸減部323が形成されている。幅漸減部321と幅漸減部323との間の中間部は、幅W32がワイヤ長手方向に沿って一定の幅一定部322となっている。幅一定部322での幅W32は、本実施形態では第1板状部21の幅W21と同じとなっているが、これに限定されず、幅W21よりも大きくてもよい。
第2板状部32の厚さt32は、第1板状部21の厚さt21と同様に、ワイヤ長手方向に沿って一定となっている。厚さt32は、本実施形態では第1板状部21の厚さt21と同じとなっているが、これに限定されず、厚さt21よりも薄くてもよい。また、厚さt32は、ワイヤ長手方向に沿って一定となっているのに限定されず、例えば、先端方向に向かって漸減していてもよい。
全長L32、幅W32、厚さt32が以上のような大きさを有し、全長L21、幅W21、厚さt21も前記のような大きさを有している。そして、各大きさを適宜組み合わせることにより、各種の手技に応じて形状付けの程度が異なったガイドワイヤ1を得ることができる。
図1に示すように、平面視で、第2板状部32の先端324(先端部)は、その先端側で隣り合う第1板状部21の基端214(基端部)と接している。これにより、第2板状部32をできる限り先端側に配置した状態となる。このような配置では、第1板状部21と第2板状部32とが見かけ上連続した板状部をなすこととなる。そのため、ガイドワイヤ1の形状付け可能な領域を長く確保することができる。また、一般的に形状付けは、ガイドワイヤ1の先端部で行なわれるのが好ましい。このため、第2板状部32をできる限り先端側に配置することは、形状付けに好ましい状態となる。
さらに、第2板状部32の先端側に幅漸減部321が形成されていることと、第1板状部21の基端側に幅漸減部213が形成されていることとが相まって、例えば第2板状部32に形状付けがなされたときに、第2板状部32と第1板状部21との端部同士が噛み込むのを確実に防止することができる。これにより、第2板状部32や第1板状部21が不本意に形状付けされてしまうのを防止することができる。
また、ワイヤ長手方向に沿った第1板状部21の先端211から第2板状部32の基端325までの長さL10は、0.5mm以上、250mm以下であるのが好ましく、0.5mm以上、100mm以下であるのがより好ましく、0.5mm以上、50mm以下であるのがさらに好ましい。このことは、トルク伝達性と形状付け性との両立を図るのに寄与する。
第2板状部32の先端側には、第2線状部31が連続して設けられている。第2線状部31は、第2板状部32よりも細い線状をなす部分である。この第2線状部31は、第2板状部32が第1線状部22に重ねられているのと同じ側で、第1板状部21に重ねて、すなわち、接して配置されている。
第2線状部31の全長L31は、本実施形態では第1板状部21の全長L21と同じとなっているが、これに限定されず、例えば全長L21よりも短くすることもできる。全長L31が全長L21よりも短い場合、第2線状部31の先端313は、第1板状部21の長手方向の途中で固定される。
図1に示すように、第2線状部31の横断面形状は、半円形をなしている。従って、第2線状部31は、半円弧状に湾曲した側面311と、平坦な側面312とを有するものとなる。そして、これらの側面311および側面312のうち、側面312を第1板状部21に臨ませることにより、第1板状部21と第2線状部31とが安定して重なり合った状態となる。なお、第2線状部31の半径R31は、ワイヤ長手方向に沿って一定となっている。半径R31としては、特に限定されず、例えば、厚さt32と同じとすることができる。
第2板状部32の基端側には、第3線状部33が連続して設けられている。第3線状部33は、第2板状部32よりも細い線状をなす部分である。この第3線状部33は、第2板状部32とともに第1線状部22に重ねて、すなわち、接して配置されている。第3線状部33が配置されていることにより、第2板状部32が固定材料13から離間した状態となる。これにより、第2板状部32の形状付け時に、第2板状部32が固定材料13による固定の影響を受けるのを防止または抑制することができる。また、第3線状部33は、ガイドワイヤ1の基端側から付与されたトルクを第2コア線3に確実に伝えるのに寄与する。さらに第3線状部33は、第1線状部22に重ねて配置されているため、ガイドワイヤ1の基端側から付与されたトルクが第1コア線2と第2コア線3に偏りなく伝わる。
図1に示すように、第3線状部33の横断面形状は、半円形をなしている。従って、第3線状部33は、半円弧状に湾曲した側面331と、平坦な側面332とを有するものとなる。そして、これらの側面331および側面332のうち、側面332を第1線状部22の側面222に臨ませることにより、第3線状部33と第1線状部22とが安定して重なり合った状態となる。なお、第3線状部33の半径R33は、ワイヤ長手方向に沿って一定となっている。半径R33としては、特に限定されず、例えば、半径R22と同じとなっているのが好ましい。
前述したように、第1線状部22の横断面形状と第2線状部31の横断面形状とは、それぞれ、半円状をなしている。そして、第1線状部22における半円の中心O22と、第2線状部31における半円の中心O31とは、ワイヤ長手方向に沿った同じ1本の軸線AX10上に位置した同軸状態となっている。換言すれば、中心O22と中心O31とは、自然状態で先端側から見たとき重なっている。また、第3線状部33における半円の中心O33と、第1線状部22における半円の中心O22も、軸線AX10上に位置した同軸状態となっている。この場合、第3線状部33の横断面形状と、第1線状部22の横断面形状とで、「円」が形成される。
そして、このような各同軸状態と、前述した第1線状部22が第2板状部32および第3線状部33と重なっていることと、第2線状部31が第1板状部21と重なっていることとが相まって、ガイドワイヤ1の基端側からトルクが付与された際、当該トルクがガイドワイヤ1の先端まで確実に伝わる。
以上のようにガイドワイヤ1では、トルク伝達性と前記形状付け性との優れた両立を図ることができる。
また、ガイドワイヤ1は、ワイヤ本体10が第1コア線2と第2コア線3とを重ね合わせたものとなっているため、破断強度が向上する。
以上のような第1コア線2および第2コア線3の構成材料は、特に限定されず、それぞれ、例えば、ステンレス鋼、ピアノ線、コバルト系合金、ニッケルチタン合金等の超弾性合金を含む擬弾性を示す合金等の各種金属材料を用いることができる。第1コア線2および第2コア線3の構成材料として超弾性合金を用いる場合には、形状付け性を向上させるために、形状付けに関わる部分の超弾性をなくすための処理を施してもよい。形状付け部とは、第1コア線2の第1板状部21および第1線状部22と、第2コア線3の全体、すなわち、第2コア線3の第2線状部31から第3線状部33までである。超弾性をなくすための処理としては、熱処理、冷間加工等、公知の方法を用いることができる。また、第1コア線2と第2コア線3とは、異なる材料で構成されていてもよいが、同一または同種の材料で構成されていているのが好ましい。
第1コア線2および第2コア線3の線状部の外径は、特に限定されず、ガイドワイヤとして好適な外径とすることができる。第1コア線2および第2コア線3の線状部の外径は、例えば、40μm〜360μmである。
コイル11は、第1コア線2の第1板状部21および第1線状部22を覆うとともに、第2コア線3の全体、すなわち、第2コア線3の第2線状部31から第3線状部33までを覆っている。コイル11は、第2コア線3と同様に、固定材料12、固定材料13を介して第1コア線2に対し固定されている。このようなコイル11が設置されていることにより、例えば生体内でのワイヤ本体10の表面の接触面積が少なくなり、摺動抵抗を低減することができる。その結果、ガイドワイヤ1の操作性がより向上する。
なお、コイル11は、素線111をワイヤ本体10回りに巻回して形成されており、ワイヤ長手方向に隣接する素線111同士が自然状態で接触している、すなわち、いわゆる密巻きの状態となっている。ガイドワイヤ1では、このような密巻きの構成に限定されず、隣接する素線111同士が離間した疎巻きの部分があってもよい。
また、ガイドワイヤ1では、形状付けを行なうか否かに関わらず、少なくとも第2板状部32がコイル11と離間しているのが好ましい。これにより、第2板状部32での形状付けの自由度を十分に確保することができる。
また、ガイドワイヤ1では、少なくともコイル11の外周部に親水性材料がコーティングされていることが好ましい。これにより、親水性材料が湿潤して潤滑性を生じ、ガイドワイヤ1の摺動抵抗が低減し、摺動性が向上する。従って、ガイドワイヤ1の操作性が向上する。親水性材料としては、例えば、セルロース系高分子物質、ポリエチレンオキサイド系高分子物質、無水マレイン酸系高分子物質(例えば、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体のような無水マレイン酸共重合体)、アクリルアミド系高分子物質(例えば、ポリアクリルアミド、ポリグリシジルメタクリレート−ジメチルアクリルアミド(PGMA−DMAA)のブロック共重合体)、水溶性ナイロン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。
<第2実施形態>
図3は、本発明のガイドワイヤ(第2実施形態)が備える第1コア線と第2コア線の平面図および補助断面図である。
以下、この図を参照して本発明のガイドワイヤの第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、同軸状態を維持する位置決め部を備えること以外は前記第1実施形態と同様である。
図3に示すように、本実施形態では、第1線状部22は、第2板状部32と重なる部分の横断面形状が円形をなしている。第2線状部31の横断面形状も円形をなしている。円形をなす第1線状部22の外径φD22と、第2線状部31の外径φD31とは、同じ大きさであるのがより好ましい。
第1板状部21には、ワイヤ長手方向に沿って第1溝215が形成されている。この第1溝215は、例えばプレス機で第1板状部21を湾曲塑性変形させることにより形成されている。そして、第1溝215に第2線状部31を挿入することができる。
第2板状部32には、ワイヤ長手方向に沿って第2溝326が形成されている。この第2溝326も、第1溝215と同様に、例えばプレス機で第2板状部32を湾曲塑性変形させることにより形成されている。そして、第2溝326に第1線状部22を挿入することができる。
以上のような挿入により、第1線状部22における円の中心O22と、第2線状部31における円の中心O31とが軸線AX10上に位置した同軸状態となり、その同軸状態を確実に維持することができる。これにより、トルク伝達性向上を確実に図ることができる。
本実施形態のガイドワイヤ1では、第1溝215と第2溝326とが同軸状態を維持する位置決め部として機能している。
<第3実施形態>
図4は、本発明のガイドワイヤ(第3実施形態)が備える第1コア線と第2コア線の平面図および補助断面図である。
以下、この図を参照して本発明のガイドワイヤの第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、第1溝および第2溝の形成方法が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図4に示す本実施形態では、第1溝215は、第1板状部21の第2線状部31側に臨む面216を、例えば切削機で切削加工することにより形成されている。これにより、第1溝215を第2線状部31が嵌合する程度の大きさの溝とすることができ、よって、第2線状部31が第1溝215から離脱するのが防止される。
また、第2溝326は、第2板状部32の第1線状部22側に臨む面327を、例えば切削機で切削加工することにより形成されている。これにより、第2溝326を第1線状部22が嵌合する程度の大きさの溝とすることができ、よって、第1線状部22が第2溝326から離脱するのが防止される。
<第4実施形態>
図5は、本発明のガイドワイヤ(第4実施形態)が備える第1コア線と第2コア線の平面図である。
以下、この図を参照して本発明のガイドワイヤの第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、第1板状部の全長と第2板状部の全長との大小関係が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図5に示すように、本実施形態では、第2板状部32の全長L32は、第1板状部21の全長L21よりも長い。これにより、第2板状部32での形状付けがより容易となる。
<第5実施形態>
図6は、本発明のガイドワイヤ(第5実施形態)が備える第1コア線と第2コア線の平面図である。
以下、この図を参照して本発明のガイドワイヤの第5実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、第1板状部と第2板状部との位置関係が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図6に示すように、本実施形態では、平面視で第1板状部21の基端部と第2板状部32の先端部とが重なり合った重なり部4が形成されている。重なり部4では、第2板状部32から第1板状部21へのトルクの伝達が円滑に行なわれる。これにより、トルク伝達性が向上する。
<第6実施形態>
図7は、本発明のガイドワイヤ(第6実施形態)が備える第1コア線と第2コア線の分解平面図である。
以下、この図を参照して本発明のガイドワイヤの第6実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、第1コア線と第2コア線の形状がそれぞれ異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図7に示すように、本実施形態では、第1コア線2の第1線状部22は、側面222の幅W222が先端側に向かって段階的に減少している。第2コア線3の第3線状部33も、第1線状部22の形状に対応して、側面331の幅W331が先端側に向かって段階的に減少している。なお、第1線状部22の横断面形状と第3線状部33の横断面形状とは、合わさって「円」を形成するのが好ましい。
また、第2コア線3の第2線状部31も、側面311の幅W311が先端側に向かって段階的に減少している。
以上のような形状を有することにより、ガイドワイヤ1は、全体として剛性が先端側に向かって徐々に減少したものとなる。これにより、ガイドワイヤ1は、例えば、先端部に良好な柔軟性を得て、血管等への追従性、安全性が向上する。
なお、幅W222、幅W311、幅W331は、それぞれ、前述したように先端側に向かって段階的に減少しており、その段階数は、図示の構成では1段であるが、これに限定されず、複数段であってもよい。
幅W222、幅W311、幅W331は、それぞれ、先端側に向かって段階的に減少していることの他、例えば、先端側に向かって連続的に減少していてもよい。
以上、本発明のガイドワイヤを図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、ガイドワイヤを構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明のガイドワイヤは、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、第2コア線の本数は、前記各実施形態では1本であるが、これに限定されず、例えば複数本であってもよい。例えば第2コア線の本数が2本の場合、ガイドワイヤは、2本の第2コア線の間に第1コア線が配置されたものとすることができる。
また、第1コア線の全長と第2コア線の全長との大小関係は、前記各実施形態では第1コア線の全長が第2コア線の全長よりも長くなっているが、これに限定されず、第2コア線の全長が第1コア線の全長よりも長くなっていてもよい。
また、第1コア線は、第1板状部の先端側に連続して設けられ、第1板状部よりも細い線状をなす線状部をさらに有していてもよい。
また、第1コア線、第2コア線では、幅漸減部を省略することができる。
また、第2コア線では、第3線状部を省略することができる。この場合、第1コア線は、第1線状部の第3線状部と重なっていた部分の横断面形状が円形となっているのが好ましい。
本発明のガイドワイヤは、可撓性を有する第1コア線と、前記第1コア線と別体で構成され、可撓性を有する第2コア線とを備えるガイドワイヤであって、前記第1コア線は、板状をなす第1板状部と、前記第1板状部の基端側に連続して設けられ、該第1板状部よりも細い線状をなす第1線状部とを有し、前記第2コア線は、板状をなし、前記第1線状部に重ねて配置された第2板状部と、前記第2板状部の先端側に連続して設けられ、該第2板状部よりも細い線状をなし、前記第1板状部に重ねて配置された第2線状部とを有する。そのため、トルク伝達性と形状付け性との優れた両立を図ることができる。従って、本発明のガイドワイヤは、産業上の利用可能性を有する。
1 ガイドワイヤ
2 第1コア線
21 第1板状部
211 先端
212 幅一定部
213 幅漸減部
214 基端
215 第1溝
216 面
22 第1線状部
221、222 側面
23 テーパ部
3 第2コア線
31 第2線状部
311、312 側面
313 先端
32 第2板状部
321 幅漸減部
322 幅一定部
323 幅漸減部
324 先端
325 基端
326 第2溝
327 面
33 第3線状部
331、332 側面
4 重なり部
10 ワイヤ本体
11 コイル
111 素線
12 固定材料
121 先端
13 固定材料
AX10 軸線
φD22、φD23、φD31 外径
10 長さ
21、L22、L、L31、L32 全長
21、N32 法線
22、O31、O33 中心
22、R31、R33 半径
21、t32 厚さ
21、W222、W311、W32、W331

Claims (10)

  1. 可撓性を有する第1コア線と、前記第1コア線と別体で構成され、可撓性を有する第2コア線とを備えるガイドワイヤであって、
    前記第1コア線は、板状をなす第1板状部と、前記第1板状部の基端側に連続して設けられ、該第1板状部よりも細い線状をなす第1線状部とを有し、
    前記第2コア線は、板状をなし、前記第1線状部に重ねて配置された第2板状部と、前記第2板状部の先端側に連続して設けられ、該第2板状部よりも細い線状をなし、前記第1板状部に重ねて配置された第2線状部とを有することを特徴とするガイドワイヤ。
  2. 前記第2コア線は、前記第1コア線よりも短いものであり、
    前記第2コア線は、少なくとも先端部および基端部が前記第1コア線に対して固定されている請求項1に記載のガイドワイヤ。
  3. ワイヤ長手方向に沿った前記第1板状部の先端から前記第2板状部の基端までの長さは、0.5mm以上、250mm以下である請求項1または2に記載のガイドワイヤ。
  4. 前記第1板状部と前記第2板状部とは、外力を付与しない自然状態で平板となっており、前記第1板状部の法線と前記第2板状部の法線とが同じ方向を向いている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のガイドワイヤ。
  5. 前記第1線状部の横断面形状の中心と前記第2線状部の横断面形状の中心とは、ワイヤ長手方向に沿った同軸上に位置した同軸状態となっている請求項1ないし4のいずれか1項に記載のガイドワイヤ。
  6. 前記同軸状態を維持する位置決め部を備える請求項5に記載のガイドワイヤ。
  7. 前記位置決め部は、前記第1板状部に形成され、前記第2線状部が挿入される第1溝と、前記第2板状部に形成され、前記第1線状部が挿入される第2溝とで構成されている請求項6に記載のガイドワイヤ。
  8. 前記第1線状部の横断面形状と前記第2線状部の横断面形状とは、同じ形状をなす請求項1ないし7のいずれか1項に記載のガイドワイヤ。
  9. 前記第1線状部の横断面形状と前記第2線状部の横断面形状とは、円形または半円形をなす請求項1ないし8のいずれか1項に記載のガイドワイヤ。
  10. 前記第2コア線は、前記第2板状部の基端側に連続して設けられ、該第2板状部よりも細い線状をなし、前記第1線状部に重ねて配置された第3線状部を有する請求項1ないし9のいずれか1項に記載のガイドワイヤ。
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