JPWO2017216859A1 - 電子部品装着機および電子部品切離し方法 - Google Patents

電子部品装着機および電子部品切離し方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2017216859A1
JPWO2017216859A1 JP2018523066A JP2018523066A JPWO2017216859A1 JP WO2017216859 A1 JPWO2017216859 A1 JP WO2017216859A1 JP 2018523066 A JP2018523066 A JP 2018523066A JP 2018523066 A JP2018523066 A JP 2018523066A JP WO2017216859 A1 JPWO2017216859 A1 JP WO2017216859A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blow
suction nozzle
electronic component
nozzle
positive pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018523066A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6959916B2 (ja
Inventor
力茂 手嶋
力茂 手嶋
博充 岡
博充 岡
林 健一
健一 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPWO2017216859A1 publication Critical patent/JPWO2017216859A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6959916B2 publication Critical patent/JP6959916B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/04Mounting of components, e.g. of leadless components
    • H05K13/0404Pick-and-place heads or apparatus, e.g. with jaws
    • H05K13/0408Incorporating a pick-up tool
    • H05K13/0409Sucking devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

電子部品装着機(10)は、回路基板(PB)に装着する複数の電子部品(P)を収容する部品収容部に収容された電子部品(P)を吸着する吸着ノズル(35)と、電子部品(P)を吸着する際には吸着ノズル(35)のノズル孔(35a)に供給するエアを負圧エアに切替えるとともに、吸着ノズル(35)に吸着した電子部品(P)を回路基板(PB)に装着する際には吸着ノズル(35)のノズル孔(35a)に供給するエアを正圧エアに切替える切替装置(55)と、切替装置(55)によってノズル孔(35a)に正圧エアを供給する際に、少なくとも第1のブローを吸着ノズル(35)に所定時間供給し、所定時間経過後は第1のブローを停止するとともに第1のブローより低圧の第2のブローを吸着ノズル(35)に供給するように構成されたブロー供給装置(58)とを備える。

Description

本発明は、回路基板に装着する複数の電子部品を収容する部品収容部に収容された電子部品を吸着する吸着ノズルを備えた電子部品装着機および電子部品切離し方法に関するものである。
電子部品を吸着する吸着ノズルを備えた電子部品装着機においては、例えば、テープフィーダによって送られるキャリアテープの部品収容部に収容された電子部品を吸着ノズルにより負圧を利用して吸着し、回路基板上の所定の位置に装着するようになっている。
そして、吸着ノズルに吸着した電子部品を回路基板に装着する際には、吸着ノズルに真空破壊用の正圧のエアを供給して吸着ノズルの先端圧力を大気圧に戻すことにより、吸着ノズルから部品を切り離すようにしている。この際、吸着ノズルに供給したエアの圧力が高いと、回路基板に装着したばかりの電子部品や、その周辺に位置する電子部品を吹き飛ばしてしまう恐れがあるため、吸着ノズルに供給するエアの圧力を低圧に調整するようにしている。
一方、この種の装置として、特許文献1に記載されているように、吸着ノズルと正・負圧切替え電磁弁との配管経路の長短による真空破壊状態の応差をなくする目的で、真空破壊用正圧のエアを所定量蓄えるエアチャンバーを設け、吸着ノズルから部品を切り離す際に、エアチャンバー内のエアを瞬時に開放するものが提案されている。
特開2002−299891号公報
しかしながら、前者の低圧のエアを供給するものにあっては、真空破壊に要する時間が長くなり、電子部品装着の作業効率を向上するうえでの制約となる問題がある。
また、後者の特許文献1に記載のものでは、吸着ノズルと正・負圧切替え電磁弁との配管経路に見合った量のエアを蓄えるエアチャンバーを設ける必要がある。そのため、電子部品装着機の種類あるいは大きさ等に応じて、容量の異なるエアチャンバーを用意しなければならないとともに、エアの圧力を制御するものでないため、十分な真空破壊効果を得ることが難しい問題がある。
本発明は、上記した課題に鑑みてなされたもので、真空破壊を短時間で確実に行うことができる電子部品装着機および電子部品切離し方法を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するため、本発明の電子部品装着機は、回路基板に装着する複数の電子部品を収容する部品収容部に収容された前記電子部品を吸着する吸着ノズルと、前記電子部品を吸着する際には前記吸着ノズルのノズル孔に供給するエアを負圧エアに切替えるとともに、前記吸着ノズルに吸着した前記電子部品を前記回路基板に装着する際には前記吸着ノズルの前記ノズル孔に供給するエアを正圧エアに切替える切替装置と、前記切替装置によって前記ノズル孔に正圧エアを供給する際に、少なくとも第1のブローを前記吸着ノズルに所定時間供給し、所定時間経過後は前記第1のブローを停止するとともに前記第1のブローより低圧の第2のブローを前記吸着ノズルに供給するように構成されたブロー供給装置とを備えたものである。
本発明によれば、吸着ノズルに吸着した電子部品を回路基板に装着する際には、少なくとも第1のブローを吸着ノズルに所定時間供給し、所定時間経過後は第1のブローを停止するとともに第1のブローより低圧の第2のブローを吸着ノズルに供給するようにしたので、真空破壊を短時間で確実に行うことができる。しかも、回路基板に装着したばかりの電子部品や、その周辺に位置する電子部品を吹き飛ばしたりすることを抑制できる。
本発明の実施の形態を示す電子部品装着機の概略平面図である。 電子部品装着機の部品装着装置を示す断面図である。 正圧供給源および負圧供給源を示す図である。 ブロー供給装置を示すエア回路図である。 ブロー供給装置によって制御される吸着ノズル先端の圧力特性を示す線図である。 図5に示す吸着ノズル先端の圧力特性との比較例を示す線図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態に係る電子部品装着機10は、図1に示すように、基台21上に配設され、回路基板PBを搬送する基板搬送装置11と、基板搬送装置11に沿って配設され、回路基板PBに装着する電子部品を供給する部品供給装置13と、基台21の上方に配設され、部品供給装置13によって供給された電子部品を吸着して回路基板PB上に搬送し、装着する部品装着装置15と、これら基板搬送装置11、部品供給装置13、部品装着装置15等を制御するコントローラ20を備えている。なお、以下の説明においては、回路基板PBの搬送方向をX軸方向とし、X軸方向に直角な水平方向をY軸方向とし、X軸およびY軸に直交する上下方向をZ軸方向とする。
基板搬送装置11は、回路基板PBを部品装着位置Aに搬入してクランプし、回路基板PBへの電子部品の装着後、回路基板PBを部品装着位置Aより搬出する。基板搬送装置11は、一対のガイドレール11a、11bに沿って回路基板PBを搬送する一対のコンベアベルト(図示せず)などで構成されている。
部品供給装置13は、例えば、電子部品を収容する複数の部品収容部を一定の間隔に配置したキャリアテープを送り可能に装着できる複数のテープフィーダ23によって構成され、複数のテープフィーダ23は、基台21上にX軸方向に並べて着脱可能に配設される。
部品装着装置15は、X軸方向およびY軸方向に水平移動可能なロボットからなっている。部品装着装置15は、Y軸方向に延在する一対のレール24と、一対のレール24に跨ってY軸方向に移動可能に支持されたY軸スライダ25と、Y軸スライダ25にX軸方向に移動可能に支持されたX軸スライダ26と、X軸スライダ26に取付けられた装着ヘッド30とを備えている。
Y軸スライダ25は、レール24に設置された図略のY軸駆動モータによって、送りねじ機構を介して送り駆動されるようになっており、また、X軸スライダ26は、Y軸スライダ25に設置された図略のX軸駆動モータによって、送りねじ機構を介して送り駆動されるようになっている。
X軸スライダ26上には、基板認識用カメラ27が取付けられ、基板認識用カメラ27は、部品装着位置Aに位置決めされた回路基板PBに付与された基準マーク等を上方より撮像し、基板位置基準情報等を取得するようになっている。また、基板搬送装置11と部品供給装置13との間の基台21上には、部品認識用カメラ28が配設され、部品認識用カメラ28は、吸着ノズル35で吸着された電子部品を撮像し、吸着ノズル35に対する電子部品のXY軸方向およびθ軸回りの位置ずれ量を取得するようなっている。
図2において、部品装着装置15は、X軸スライダ26に取付けられた装着ヘッド30の本体30aと、本体30aにZ軸に平行なθ軸線の回りに回転のみ可能に支持された筒状の回転体40と、回転体40にZ軸に沿って昇降のみ可能に支持されたノズル保持体31と、ノズル保持体31を昇降させる昇降装置32と、ノズル保持体31を回転させる回転装置33等を備えている。ノズル保持体31の下端には、電子部品P(図4参照)を吸着保持する吸着ノズル35が保持されており、吸着ノズル35の先端には、後述する正圧エアあるいは負圧エアが供給されるノズル孔35a(図4参照)が開口されている。
ノズル保持体31の上端には、上方に向かって延在する円筒状の軸部36が設けられ、軸部36の外周にはスプライン部36aが形成されている。ノズル保持体31の軸部36に形成されたスプライン部36aは、回転体40の内周に形成されたスプライン穴40aに摺動のみ可能にスプライン係合されている。
回転体40の下端は、装着ヘッド30の本体30aの下方へ突出され、その突出端にギヤ41が固定されている。ギヤ41は回転装置33の駆動源をなす図略の回転用モータによって回転され、ギヤ41とともに回転体40、および吸着ノズル35を保持したノズル保持体31がθ軸線の回りに回転される。
昇降装置32は、装着ヘッド30の本体30aに昇降可能に支持された昇降部材43と、本体30aにZ軸に平行な軸線の回りに回転のみ可能に設けられたボールねじ44と、昇降部材43に固定されボールねじ44に螺合するボールナット45と、ボールねじ44を回転駆動する図略の昇降用モータとによって構成されている。ノズル保持体31の軸部36の上部は、昇降部材43に相対回転可能かつ軸方向に相対移動不能に保持されており、ボールねじ44が図略の昇降用モータにより回転されることにより、昇降部材43とともにノズル保持体31が昇降されるようになっている。
ノズル保持体31の軸部36の中心部には、正圧供給用および負圧供給用の流通路50を形成した管路51が挿通され、管路51に形成された流通路50は吸着ノズル35のノズル孔35aに連通されている。管路51の上端部は、昇降部材43に相対回転のみ可能に嵌合され、その流通路50の上端は閉塞されている。管路51には、図3に詳細図示するように、昇降部材43に形成された環状溝52に開口する半径方向通路53が形成され、半径方向通路53は、昇降部材43に形成された供給通路54に連通されている。
供給通路54には、切替装置55を介してコンプレッサ等の正圧供給源56および真空ポンプ等の負圧供給源57が接続され、これにより、正圧供給源56あるいは負圧供給源57より供給通路54、環状溝52および半径方向通路53を介して、正圧エアあるいは負圧エアが、管路51内に導入される。
切替装置55は、コントローラ20からの指令に基づいて切替えられるようになっており、吸着ノズル35によって電子部品Pを吸着する場合には、供給通路54を負圧供給源57に接続するように切替えられ、また、吸着ノズル35に吸着した電子部品Pを切り離す場合には、供給通路54を正圧供給源56に接続するように切替えられる。
切替装置55と正圧供給源56との間には、ブロー供給装置58が設けられ、このブロー供給装置58によって、供給通路54より管路51に供給される正圧のエア圧、すなわち、吸着ノズル35の先端より噴出されるブローの圧力を調整できるようにしている。すなわち、ブロー供給装置58は、図4に示すように、互いに並列に接続された第1のブロー供給通路61および第2のブロー供給通路62を備え、これら第1および第2のブロー供給通路61、62の各一端は、正圧供給源56に接続されている。また、第1および第2のブロー供給通路61、62の各他端は、切替装置55を介して吸着ノズル35側に接続されている。
第1のブロー供給通路61中には、第1のブローを流通するための第1開閉弁63が設けられ、また、第2のブロー供給通路62中には、第1のブローよりも低圧の第2のブローを流通するための第2開閉弁64が設けられている。これら第1開閉弁63および第2開閉弁64は、開閉可能な電磁切替弁によってそれぞれ構成されている。
また、第2のブロー供給通路62中には、第2開閉弁64の上流側、すなわち、第2開閉弁64と正圧供給源56との間に、正圧供給源56からの元圧を減圧するレギュレータ65が配設されている。これにより、第2のブローの圧力は、レギュレータ65による減圧作用によって、第1のブローの圧力より低圧に保たれる。
これにより、第1開閉弁63が開側に切替えられると、正圧供給源56より供給された元圧、すなわち、比較的高圧の正圧エアが第1のブロー供給通路61を介して吸着ノズル35のノズル孔35aより噴出される。一方、第2開閉弁64が開側に切替えられると、レギュレータ65によって減圧された低圧の正圧エアが第2のブロー供給通路62を介して吸着ノズル35のノズル孔35aより噴出される。
上記した切替装置55ならびにブロー供給装置58の第1および第2開閉弁63、64は、電子部品装着機10の制御サイクルに応じて、コントローラ20からの信号に基づいて切替え制御される。
次に、上記した構成における電子部品装着機10の動作について説明する。部品装着装置15の装着ヘッド30が図略のX軸およびY軸駆動モータによってX軸およびY軸方向に移動され、吸着ノズル35が部品供給装置13の上方に移動される。吸着ノズル35が、テープフィーダ23の所定位置に送られた電子部品Pの上方位置に位置決めされると、コントローラ20からの指令に基づいて切替装置55が切替えられ、供給通路54が負圧供給源57に接続され、吸着ノズル35のノズル孔35aに負圧が供給される。その状態で、昇降装置32によってノズル保持体31が所定量下降されると、吸着ノズル35が吸着すべき電子部品Pの上面に接触し、電子部品Pが負圧によって吸着ノズル35の先端に吸着される。
吸着ノズル35に電子部品Pが吸着されると、昇降装置32によってノズル保持体31が上昇され、装着ヘッド30が部品装着位置Aに位置決めされた回路基板PBに向かって移動される。この移動の途中で、吸着ノズル35に吸着された電子部品Pが部品認識用カメラ28により撮像され、吸着ノズル35によって吸着された電子部品Pの吸着位置の誤差が検出される。検出されたX軸,Y軸方向の位置誤差は、装着ヘッド30のX軸、Y軸移動によって補正され、回転位置誤差は回転装置33によるノズル保持体31の回転によって補正される。そして、装着ヘッド30が回路基板PB上の定められた位置まで移動されると、ノズル保持体31が下降され、吸着ノズル35に吸着された電子部品Pが回路基板PB上の所定の位置に装着される。
この際、コントローラ20からの指令に基づいて切替装置55が切替えられて、供給通路54が正圧供給源56側に接続され、吸着ノズル35のノズル孔35aへの負圧の供給が停止される。同時に、コントローラ20からの指令に基づいて、ブロー供給装置58の第1および第2開閉弁63、64が切替えられ、正圧供給源56と供給通路54とが第1のブロー供給通路61および第2のブロー供給通路62を介してそれぞれ接続される。
これにより、正圧供給源56より第1のブロー(エアの元圧)が第1のブロー供給通路61、切替装置55、供給通路54および流通路50を介して吸着ノズル35に供給され、ノズル孔35aの先端より噴出される。同時に、正圧供給源56より第2のブローが第2のブロー供給通路62、レギュレータ65、切替装置55、供給通路54および流通路50を介して吸着ノズル35に供給され、ノズル孔35aの先端より噴出される。
すなわち、図5に示すように、時点t1において、切替装置55の切替えにより、吸着ノズル35への負圧の供給が停止されると同時に、第1および第2開閉弁63、64がそれぞれ開側に切替えられる。第1開閉弁63の開側への切替えによって、第1のブロー(高圧のブロー)が第1のブロー供給通路61を介して吸着ノズル35の先端より噴出されると同時に、第2開閉弁64の開側への切替えによって、レギュレータ65にて減圧された第2のブロー(低圧のブロー)が第2のブロー供給通路62を介して吸着ノズル35の先端より噴出される。
第2開閉弁64は、時点t1より所定時間tm(例えば、10msec)が経過した時点t2において閉側に切替えられ、これにより、吸着ノズル35への第1のブロー(高圧のブロー)の供給が停止される。従って、時点t1より所定時間tmが経過した後は、吸着ノズル35には第2のブロー(低圧のブロー)のみが引き続き供給される。
このように、吸着ノズル35への第1のブロー(高圧のブロー)の供給により、電子部品Pを負圧によって吸着していた吸着ノズル35に対し、急速に真空破壊が行われ、吸着ノズル35(ノズル孔35a)の先端圧力は、図5に示すように、第1および第2開閉弁63、64が開側に切替えられてから比較的短かい時間TA後に大気圧まで回復されるようになる。従って、吸着ノズル35に吸着した電子部品Pを迅速に切り離すことが可能となる。しかも、所定時間tm経過後は、低圧の第2のブローのみが吸着ノズル35に供給されるので、回路基板PBに装着したばかりの電子部品Pや、その周辺に位置する電子部品Pを吹き飛ばしたりすることがない。
図6は、真空破壊における本実施の形態との比較例として、吸着ノズル35に低圧のブロー(本実施の形態における第2のブロー)のみを供給した場合の、吸着ノズル35(ノズル孔35a)先端圧力の変化を示すものである。すなわち、吸着ノズル35に低圧のブローのみを供給した場合には、同図に示すように、低圧のブローを供給してから大気圧に回復するまでに要する時間TBは、本実施の形態における時間TAより相当長い時間となる(TB>TA)。
上記した実施の形態によれば、吸着ノズル35のノズル孔35aに正圧エアを供給する際に、少なくとも第1のブローを吸着ノズル35に所定時間供給し、所定時間経過後は第1のブローを停止するとともに第1のブローより低圧の第2のブローを吸着ノズル35に供給するように構成されたブロー供給装置58を備えている。
これにより、高圧の第1のブローにより、真空破壊を短時間で確実に行うことができる。従って、吸着ノズル35に吸着した電子部品Pを迅速に切り離すことができ、電子部品装着の作業効率を向上することができる。しかも、所定時間経過後は、低圧の第2のブローを吸着ノズル35に供給するようにしたので、回路基板PBに装着したばかりの電子部品Pや、その周辺に位置する電子部品Pを吹き飛ばしたりすることを抑制できる。
また、上記した実施の形態によれば、ブロー供給装置58は、第1のブローを停止する前に第2のブローの供給を開始するように構成されているので、第1ブローによる真空破壊後も切れ目なく第2ブローを供給し続けることができ、吸着ノズルより電子部品Pを安定して切り離すことができる。
また、上記した実施の形態によれば、ブロー供給装置58は、吸着ノズル35と正圧供給源56との間に設けられ、第1のブローを供給するための第1開閉弁63と、吸着ノズル35と正圧供給源56との間に第1開閉弁63と並列に設けられ、第2のブローを供給するための第2開閉弁64と、第2開閉弁64と正圧供給源56との間に設けられ、正圧供給源56からの元圧を減圧して吸着ノズル35に供給するレギュレータ65とを備えている。これにより、第1開閉弁63と第2開閉弁63の開閉によって、吸着ノズル35に供給するブローの圧力を的確に調整することができる。
さらに、上記した実施の形態によれば、吸着ノズル35のノズル孔35aに正圧エアを供給する際に、少なくとも第1のブローを吸着ノズル35に所定時間供給し、所定時間経過後は第1のブローを停止するとともに第1のブローより低圧の第2のブローを吸着ノズル35に供給するようにした電子部品切離し方法であるので、高圧の第1のブローにより、真空破壊を短時間で確実に行うことができる切離し方法を得ることができる。
上記した実施の形態においては、切替装置55の切替えによって、供給通路54を正圧側あるいは負圧側のいずれかに接続するように構成した例について述べたが、切替装置55を正圧ポート、負圧ポート、大気開放ポートの3ポジションに切替え可能なバルブにて構成すれば、第2ブローを供給する第2のブロー供給通路62を、開閉弁を介することなく切替装置55の正圧ポートに直に接続することができ、これにより、第2のブロー供給通路62中の第2開閉弁64を無くすることが可能となる。
また、上記した実施の形態においては、吸着ノズル35へ第1ブローと第2ブローを同時に供給開始する例について述べたが、第1ブローの供給開始後に第2ブローの供給を開始するようにしてもよい。その場合、第1ブローの供給停止前に第2ブローの供給を開始してもよいし、第1ブローの供給停止後に第2ブローの供給を開始してもよい。
また、上記した実施の形態においては、回転かつ昇降可能なノズル保持体31に単一の吸着ノズル35を保持した部品装着装置15について説明したが、本発明は、ノズル保持体31に複数の吸着ノズル35を保持した部品装着装置15にも適用できるものである。また、上記した実施の形態において述べた部品装着装置15は、本発明の実施に好適な一例を示したものにすぎず、実施の形態で述べた構成に限定されるものではない。
また、上記した実施の形態においては、部品供給装置13として、電子部品Pを収容する複数の部品収容部を一定の間隔に配置したキャリアテープを送り可能に装着したテープフィーダ23にて構成した例について述べたが、部品供給装置13を、テープフィーダ以外の、例えば、複数の部品収容部を備えたトレイ等によって構成することもできるものである。
斯様に、本発明は実施の形態で述べた構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の形態を採り得るものである。
本発明に係る電子部品装着機および電子部品切離し方法は、吸着ノズルに電子部品を負圧によって吸着し、吸着ノズルに吸着した電子部品を正圧によって切り離すものに用いるのに適している。
10…電子部品装着機、11…基板搬送装置、13…部品供給装置、15…部品装着装置、20…コントローラ、30…装着ヘッド、31…ノズル保持体、35…吸着ノズル、35a…ノズル孔、55…切替装置、56…正圧供給源、57…負圧供給源、58…ブロー供給装置、63、64…開閉弁、65…レギュレータ、PB…回路基板、P…電子部品。

Claims (4)

  1. 回路基板に装着する複数の電子部品を収容する部品収容部に収容された前記電子部品を吸着する吸着ノズルと、
    前記電子部品を吸着する際には前記吸着ノズルのノズル孔に供給するエアを負圧エアに切替えるとともに、前記吸着ノズルに吸着した前記電子部品を前記回路基板に装着する際には前記吸着ノズルの前記ノズル孔に供給するエアを正圧エアに切替える切替装置と、
    前記切替装置によって前記ノズル孔に正圧エアを供給する際に、少なくとも第1のブローを前記吸着ノズルに所定時間供給し、所定時間経過後は前記第1のブローを停止するとともに前記第1のブローより低圧の第2のブローを前記吸着ノズルに供給するように構成されたブロー供給装置と、
    を備えた電子部品装着機。
  2. 前記ブロー供給装置は、前記第1のブローを停止する前に前記第2のブローの供給を開始するように構成された、請求項1に記載の電子部品装着機。
  3. 前記ブロー供給装置は、
    前記吸着ノズルと正圧供給源との間に設けられ、前記第1のブローを供給するための第1開閉弁と、
    前記吸着ノズルと前記正圧供給源との間に前記第1開閉弁と並列に設けられ、前記第2のブローを供給するための第2開閉弁と、
    前記第2開閉弁と前記正圧供給源との間に設けられ、前記正圧供給源からの元圧を減圧して前記吸着ノズルに供給するレギュレータと、
    を備えてなる請求項1または請求項2に記載の電子部品装着機。
  4. 回路基板に装着する複数の電子部品を収容する部品収容部に収容された前記電子部品を吸着する吸着ノズルを備えた電子部品装着機に用いる電子部品切離し方法にして、
    前記電子部品を吸着する際には前記吸着ノズルのノズル孔に供給するエアを負圧エアに切替えるとともに、前記吸着ノズルに吸着した前記電子部品を前記回路基板に装着する際には前記吸着ノズルの前記ノズル孔に供給するエアを正圧エアに切替え、
    前記ノズル孔に正圧エアを供給する際に、少なくとも第1のブローを前記吸着ノズルに所定時間供給し、所定時間経過後は前記第1のブローを停止するとともに前記第1のブローより低圧の第2のブローを前記吸着ノズルに供給するようにした、
    電子部品切離し方法。
JP2018523066A 2016-06-14 2016-06-14 電子部品装着機および電子部品切離し方法 Active JP6959916B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2016/067628 WO2017216859A1 (ja) 2016-06-14 2016-06-14 電子部品装着機および電子部品切離し方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017216859A1 true JPWO2017216859A1 (ja) 2019-04-04
JP6959916B2 JP6959916B2 (ja) 2021-11-05

Family

ID=60664554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018523066A Active JP6959916B2 (ja) 2016-06-14 2016-06-14 電子部品装着機および電子部品切離し方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10757851B2 (ja)
EP (1) EP3471527B1 (ja)
JP (1) JP6959916B2 (ja)
CN (1) CN109315089B (ja)
WO (1) WO2017216859A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113163703B (zh) * 2021-04-23 2021-11-30 深圳市健仕达电子有限公司 一种led贴片机
JP2023043366A (ja) * 2021-09-16 2023-03-29 Smc株式会社 正負圧力切替回路
CN114799503A (zh) * 2022-05-24 2022-07-29 深圳市镭沃自动化科技有限公司 一种降低真空切换迟滞现象的气路结构及激光焊接设备
CN115003151B (zh) * 2022-07-11 2023-07-18 浙江机电职业技术学院 一种计算机主板生产加工用贴片装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0866886A (ja) * 1994-08-29 1996-03-12 Yamaha Motor Co Ltd 吸着ノズルの圧力供給装置
JPH11198079A (ja) * 1997-11-10 1999-07-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 部品保持装置、部品装着装置、及び部品装着方法
JP2000114786A (ja) * 1998-09-30 2000-04-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd Icチップ実装機
JP2002079483A (ja) * 2000-09-06 2002-03-19 Koganei Corp 吸着搬送装置
WO2004017704A1 (ja) * 2002-08-06 2004-02-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 部品実装方法、及び部品実装装置
JP2004303797A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品の実装方法
JP2008027986A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Juki Corp 電子部品の実装装置
WO2014207907A1 (ja) * 2013-06-28 2014-12-31 ヤマハ発動機株式会社 圧力制御装置、表面実装機および圧力制御方法
KR20150103808A (ko) * 2014-03-04 2015-09-14 주식회사 엔디에스 진공발생유닛

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1120933A (ja) * 1997-07-02 1999-01-26 Fuji Mach Mfg Co Ltd 回路部品供給方法およびパーツフィーダ
US6895662B2 (en) * 1997-09-25 2005-05-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Apparatus for holding and mounting a component
JP2001345596A (ja) * 2000-06-01 2001-12-14 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電気部品装着装置
JP4552344B2 (ja) 2001-04-03 2010-09-29 ソニー株式会社 部品装着装置における部品吸装着装置及びそれに用いて好適なエアーチェンバー
JP4451288B2 (ja) * 2004-11-19 2010-04-14 ヤマハ発動機株式会社 表面実装機
JP4887234B2 (ja) * 2007-07-31 2012-02-29 株式会社日立ハイテクインスツルメンツ 電子部品装着装置
JP5131069B2 (ja) * 2008-07-17 2013-01-30 ソニー株式会社 ノズルユニット及び部品実装装置
JP5410864B2 (ja) * 2009-07-06 2014-02-05 Juki株式会社 電子部品実装装置
US9664702B2 (en) * 2011-09-25 2017-05-30 Theranos, Inc. Fluid handling apparatus and configurations
JP5975508B2 (ja) * 2012-02-28 2016-08-23 Jukiオートメーションシステムズ株式会社 実装ヘッドユニット、部品実装装置及び基板の製造方法
WO2014125648A1 (ja) * 2013-02-18 2014-08-21 富士機械製造株式会社 電子回路部品装着装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0866886A (ja) * 1994-08-29 1996-03-12 Yamaha Motor Co Ltd 吸着ノズルの圧力供給装置
JPH11198079A (ja) * 1997-11-10 1999-07-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 部品保持装置、部品装着装置、及び部品装着方法
JP2000114786A (ja) * 1998-09-30 2000-04-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd Icチップ実装機
JP2002079483A (ja) * 2000-09-06 2002-03-19 Koganei Corp 吸着搬送装置
WO2004017704A1 (ja) * 2002-08-06 2004-02-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 部品実装方法、及び部品実装装置
JP2004303797A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品の実装方法
JP2008027986A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Juki Corp 電子部品の実装装置
WO2014207907A1 (ja) * 2013-06-28 2014-12-31 ヤマハ発動機株式会社 圧力制御装置、表面実装機および圧力制御方法
KR20150103808A (ko) * 2014-03-04 2015-09-14 주식회사 엔디에스 진공발생유닛

Also Published As

Publication number Publication date
CN109315089B (zh) 2021-11-26
US20190230830A1 (en) 2019-07-25
EP3471527A4 (en) 2019-06-26
EP3471527B1 (en) 2023-08-23
US10757851B2 (en) 2020-08-25
CN109315089A (zh) 2019-02-05
EP3471527A1 (en) 2019-04-17
JP6959916B2 (ja) 2021-11-05
WO2017216859A1 (ja) 2017-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017216859A1 (ja) 電子部品装着機および電子部品切離し方法
JP6285439B2 (ja) 部品実装機の部品移載装置
CN105789102B (zh) 搬送装置
JP6028084B2 (ja) 電子回路部品装着機
EP2699071B1 (en) Head module for pick and place dedicated components in SMT technology
JP2011014582A (ja) 電子部品用搬送装置
JP2008004793A (ja) 電子部品装着装置
JP2009088035A (ja) 電子部品装着装置
JP5999796B1 (ja) 中継装置
JP2007281095A (ja) ワーク搬送装置
WO2014118929A1 (ja) ダイ供給装置
JP6773879B2 (ja) 部品実装装置
JP2000124679A (ja) 電子部品自動装着装置
JP4637423B2 (ja) 電気部品装着装置
JP6818770B2 (ja) 部品実装機、部品吸着方法及びノズル配置方法
WO2019026160A1 (ja) 装着ヘッドおよび部品装着機
JP3997092B2 (ja) 電子回路部品装着機
JP2023175281A (ja) 部品実装装置
JP4147539B2 (ja) 電子回路部品装着機
JP6781326B2 (ja) 部品実装装置
JP7080344B2 (ja) ユニット管理装置およびユニット管理方法
CN110326376B (zh) 元件移载装置
JP3623981B2 (ja) 電子部品自動装着装置
JP2023175282A (ja) 部品実装装置
JP2021061426A (ja) 部品実装機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190404

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200512

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211005

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211008

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6959916

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150