JPH1120933A - 回路部品供給方法およびパーツフィーダ - Google Patents

回路部品供給方法およびパーツフィーダ

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JPH1120933A
JPH1120933A JP9177414A JP17741497A JPH1120933A JP H1120933 A JPH1120933 A JP H1120933A JP 9177414 A JP9177414 A JP 9177414A JP 17741497 A JP17741497 A JP 17741497A JP H1120933 A JPH1120933 A JP H1120933A
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JP
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component
belt
ratchet wheel
stopper
circuit component
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JP9177414A
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English (en)
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Yoshiyuki Kondo
義之 近藤
Kouichi Asai
鎬一 浅井
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Fuji Corp
Original Assignee
Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G47/00Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
    • B65G47/02Devices for feeding articles or materials to conveyors
    • B65G47/04Devices for feeding articles or materials to conveyors for feeding articles
    • B65G47/12Devices for feeding articles or materials to conveyors for feeding articles from disorderly-arranged article piles or from loose assemblages of articles
    • B65G47/14Devices for feeding articles or materials to conveyors for feeding articles from disorderly-arranged article piles or from loose assemblages of articles arranging or orientating the articles by mechanical or pneumatic means during feeding
    • B65G47/1407Devices for feeding articles or materials to conveyors for feeding articles from disorderly-arranged article piles or from loose assemblages of articles arranging or orientating the articles by mechanical or pneumatic means during feeding the articles being fed from a container, e.g. a bowl
    • B65G47/1478Devices for feeding articles or materials to conveyors for feeding articles from disorderly-arranged article piles or from loose assemblages of articles arranging or orientating the articles by mechanical or pneumatic means during feeding the articles being fed from a container, e.g. a bowl by means of pick-up devices, the container remaining immobile
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/02Feeding of components
    • H05K13/022Feeding of components with orientation of the elements

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルトの部品搬送面上に整列する回路部品の
先頭のものをストッパから離間させる回路部品供給方
法,パーツフィーダを簡単にかつ安価に得る。 【解決手段】 駆動プーリ174,ラチェットホイール
220,第1回動部材222,駆動爪224,位置決め
爪236等を含むベルト駆動装置290によりベルト1
82を駆動し、位置決め爪236をラチェットホイール
220を回転停止位置から小角度逆回転した状態で停止
させる位置に取り付ける。第1回動部材222の正方向
の回動によりラチェットホイール220が正方向に回転
し、部品搬送面184が正方向に移動して先頭の回路部
品がストッパ208に当接し、第1回動部材222の逆
方向の回動により駆動爪224によるラチェットホイー
ル220の拘束力がなくなれば位置決め爪236がラチ
ェットホイール220を小角度逆方向に回転させ、先頭
の回路部品110がストッパ208から離れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気,電子回路を
構成する回路部品の供給方法およびパーツフィーダに関
するものであり、特に、ばらばらの回路部品をベルト上
に整列させて供給する方法およびパーツフィーダに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ばらばらの回路部品をベルトの部品搬送
面上に整列させ、部品搬送面を移動させて回路部品を搬
送し、供給する装置は、例えば、特開平6−23259
6号公報に記載されているように既に知られている。こ
のパーツフィーダにおいて回路部品は収容箱内に収容さ
れており、一端部が収容箱内に突出させられた部品取出
管を上下方向に移動させることにより、収容箱内の回路
部品が部品取出管内に入るとともに、部品取出管内から
部品搬送管を通ってベルトの部品搬送面上へ送られる。
そして、ベルトが駆動され、部品搬送面が移動させられ
ることにより回路部品が搬送され、先頭の回路部品がス
トッパに当接させられる。ストッパは、ストッパ駆動装
置により、先頭の回路部品を停止させる作用位置と、先
頭の回路部品から離れた非作用位置とに移動させられ、
回路部品の搬送時には作用位置に移動させられている。
先頭の回路部品がストッパに当接して停止させられた
後、吸着ノズルにより吸着されるとともにストッパが非
作用位置へ退避させられ、回路部品が部品搬送面から持
ち上げられるのであるが、ストッパが先頭の回路部品か
ら離れているため、先頭の回路部品がストッパと2番目
の回路部品とにより接触状態で挟まれて取出しが妨げら
れることがない。しかしながら、このパーツフィーダに
おいては、ストッパを作用位置と非作用位置とに移動さ
せるストッパ駆動装置が必要であり、構造が複雑とな
り、コストが高くなる問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段,作用お
よび効果】本発明は、以上の事情を背景とし、回路部品
とストッパとの離間を簡単にかつ安価に行うことができ
る回路部品供給方法およびパーツフィーダを提供するこ
とを課題として為されたものであり、本発明によって、
下記各態様の回路部品供給方法およびパーツフィーダが
得られる。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項
に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形
式で記載する。各項に記載の特徴の主な組合わせの可能
性を明示するためである。 (1)周回するベルトの部品搬送面上に、その部品搬送
面の長手方向に沿って回路部品を密に整列させる行程
と、前記部品搬送面が正方向に移動する向きにベルトを
作動させ、前記密に整列した回路部品の先頭のものをス
トッパに当接させる行程と、前記部品搬送面が逆方向に
予め定められた距離移動するようにベルトを作動させ、
前記先頭の回路部品をストッパから離間させる行程とを
含む回路部品供給方法(請求項1)。部品搬送面が正方
向に移動させられれば、部品搬送面上に密に整列させら
れた回路部品の先頭のものがストッパに当接させられて
停止させられ、その後、部品搬送面が予め定められた距
離、逆方向へ移動させられることにより、先頭の回路部
品がストッパから離間させられる。ベルトは予め定めら
れた距離だけ移動させられるため、それと共に移動する
回路部品のストッパからの離間距離は常に一定である。
すなわち、回路部品は予め定められた位置に位置決めさ
れるのであり、この位置決め状態において回路部品はス
トッパと2番目の回路部品とに接触状態で挟まれてはい
ないため、回路部品の取出しが妨げられることがない。
回路部品は、ストッパに当接してから取出しの直前まで
の間において、いつストッパから離間させてもよい。こ
のように、回路部品を搬送するためのベルトの逆方向作
動によって先頭の回路部品をストッパから離間させるこ
とができるのであり、ストッパ駆動装置によりストッパ
を作用位置と非作用位置とに移動させる場合に比較して
簡単にかつ安価に回路部品をストッパから離間させるこ
とができる。なお、付言すれば、いちいち記載はしない
が、方法発明についても、装置発明に関して以下に記載
する各特徴を採用することが可能である。 (2)外周面を部品搬送面とするベルトと、前記部品搬
送面に近接して配設されたストッパと、前記部品搬送面
上に、その部品搬送面の長手方向に沿って回路部品を密
に整列させる部品整列手段と、前記ベルトを、前記整列
した回路部品の先頭のものが前記ストッパに当接するに
十分な量正方向に駆動した後、予め定められた量だけ逆
方向に駆動するベルト駆動装置とを含むパーツフィーダ
(請求項2)。先頭の回路部品は、ベルトが正方向に駆
動されることにより、ストッパに当接させられて停止さ
せられ、その後、ベルトが逆方向に駆動されることによ
りストッパから離間させられる。回路部品は、ストッパ
に当接してから取出しの直前までの間において、いつス
トッパから離間させてもよい。回路部品を搬送するため
のベルト駆動装置を利用して先頭の回路部品をストッパ
から離間させることができるのであり、ストッパをスト
ッパ駆動装置によって作用位置と非作用位置とに移動さ
せる場合に比較して、構造が簡単で安価なパーツフィー
ダにより、先頭の回路部品をストッパから離間させるこ
とができる。また、構造が簡単である分、パーツフィー
ダの重量を小さくすることができ、例えば、複数のパー
ツフィーダがフィーダ支持台上に各部品供給部が一線上
に位置する状態で並べられ、フィーダ支持台がそれら部
品供給部が並ぶ方向に移動させられて部品供給部が順次
供給位置に位置決めされて回路部品を供給する回路部品
供給装置においては、パーツフィーダの移動の加速度お
よび減速度を大きくして供給能率を向上させることが可
能であり、あるいは移動の加速度および減速度は大きく
せず、振動を減少させて供給精度を向上させることが可
能である。ベルト駆動装置は、例えば、 (3)項に記載の
パーツフィーダにおけるように、ラチェットホイール等
を用いて構成され、ベルトの正方向の駆動量および逆方
向の駆動量が機械的に規定される装置としてもよく、あ
るいはサーボモータやステップモータ等、回転角度の制
御可能な電動モータを駆動源とし、モータの回転角度お
よび回転方向の制御により、ベルトの正方向の駆動量お
よび逆方向の駆動量が電気的に規定される装置としても
よい。 (3)前記ベルト駆動装置が、前記ベルトが巻き掛けら
れた駆動プーリと、その駆動プーリと正逆両方向の回転
伝達可能に連携させられたラチェットホイールと、その
ラチェットホイールに、正方向の回動時にはそのラチェ
ットホイールの歯を乗り越えず、逆方向の回動時には乗
り越える状態で係合する駆動爪を備えて往復回動する回
動部材により、ラチェットホイールを駆動する駆動機構
と、前記ラチェットホイールの歯に係合することによ
り、前記駆動機構によるラチェットホイールの正方向の
回転停止位置から予め定められた一定回転角度だけ逆方
向回転した位置でラチェットホイールを停止させる位置
決め爪とを含む (2)項に記載のパーツフィーダ(請求項
3)。回動部材が正方向に回動させられれば、駆動爪は
ラチェットホイールの歯に係合した状態を保って、回動
部材の回動軸線のまわりに正方向へ回動し、ラチェット
ホイールが正方向に回転させられるとともに駆動プーリ
が正方向に回転させられてベルトが正方向に駆動され、
部品搬送面上に整列させられた複数の回路部品のうち、
先頭の回路部品がストッパに当接させられる。ラチェッ
トホイールは駆動機構による回転停止位置において停止
するが、停止後、位置決め爪がラチェットホイールの歯
に係合し、ラチェットホイールを回転停止位置から予め
定められた一定回転角度だけ逆方向へ回転した位置で停
止させ、先頭の回路部品がストッパから離間させられ
る。回動部材が逆方向に回動させられれば、駆動爪はラ
チェットホイールの歯を乗り越えて、回動部材の回動軸
線のまわりに逆方向へ回動する。位置決め爪は、ラチェ
ットホイールの正回転時にはラチェットホイールの歯を
乗り越え可能、逆回転時には乗り越え不能に係合して、
ラチェットホイールの逆回転を防止する逆転防止爪を兼
ねるものとすることが望ましい。この態様においては、
回動部材が逆方向に回動させられ、それと共に駆動爪が
逆方向に回動させられるとき、ラチェットホイールが逆
方向に回転することが位置決め爪により阻止される。位
置決め爪の配設位置は、ラチェットホイールが正方向の
回転停止位置に停止した状態では、位置決め爪がラチェ
ットホイールの隣接する2個の歯の両方には係合せず、
ラチェットホイールが逆方向へ一定回転角度回転した状
態においてそれら歯の両方に係合する位置に設定されて
いるのであり、そのラチェットホイールの逆回転により
ベルトが逆方向に駆動され、部品搬送面が逆向きに移動
させられて先頭の回路部品がストッパから僅かに離間さ
せられる。位置決め爪は、 (4)項に記載のパーツフィー
ダにおけるように、それ自体は弾性変形能は有さず、付
勢手段によりラチェットホイールに係合する向きに付勢
されるものとしてもよく、あるいはそれ自体が弾性変形
能を有し、自身の弾性力によってラチェットホイールの
歯に係合するものとしてもよい。位置決め爪を逆転防止
爪とは別に設けることも可能である。例えば、駆動装置
を設け、位置決め爪を、ラチェットホイールの歯に係合
してラチェットホイールを回転停止位置から予め定めら
れた一定回転角度だけ逆方向へ回転した位置で停止させ
る作用位置と、歯に係合しない非作用位置とに移動させ
るのである。位置決め爪は、ラチェットホイールが正方
向に回転する際には非作用位置にあり、ラチェットホイ
ールは回転停止位置において停止する。そして、回動部
材が逆方向に回動させられるとき、ラチェットホイール
の逆方向の回転は逆転防止爪によって防止されるのであ
るが、逆転防止爪は、ラチェットホイールを、位置決め
爪により停止させられる位置よりも逆方向へ回転した位
置においてラチェットホイールの逆方向の回転を阻止す
るようにされる。そのため、位置決め爪が作用位置へ移
動させられてラチェットホイールの歯に係合するとき、
位置決め爪はラチェットホイールを正方向に回転させ、
回転停止位置から予め定められた一定回転角度だけ逆方
向へ回転した位置において停止させる。ベルトは、逆転
防止爪によって逆方向に駆動され、位置決め爪により正
方向に駆動されるのであるが、先頭の回路部品がストッ
パに当接した状態から見れば、逆方向に駆動されたこと
となり、先頭の回路部品がストッパから離間させられ
る。位置決め爪が逆転防止爪を兼ねるにしても兼ねない
にしても、位置決め爪は、ラチェットホイールの隣接す
る2個の歯に係合してラチェットホイールを正逆両方向
において位置決めするため、先頭の回路部品が部品吸着
ノズル等の部品保持具によって取り出されるとき、部品
搬送面が動くことがなく、取出ミスの発生が防止され
る。ベルトの正方向の駆動量は、回動部材の逆方向への
回動時に駆動爪が乗り越える歯の数によって決まるが、
回路部品の部品搬送方向に平行な方向の寸法より大きく
され、先頭の回路部品がストッパに確実に当接するよう
にされる。余分な移動距離はベルトの回路部品に対する
滑りにより許容され、また、ベルトが余分に駆動される
ことにより、もし2番目以降の複数の回路部品間に隙間
があっても、その隙間が詰められ、部品搬送面上に回路
部品が密に整列させられる。ラチェットホイールを駆動
するための駆動源は、パーツフィーダとは別に設けても
よく、パーツフィーダに専用の駆動源としてもよい。前
者の場合、例えば、回路部品装着装置において、部品保
持ヘッドの一種である部品吸着ヘッドが複数、等角度間
隔に搭載されたインデックステーブルを間欠回転させる
間欠回転装置と駆動源を共用とし、駆動源の数を少なく
することができる。後者の場合、例えば、流体圧アクチ
ュエータたる流体圧シリンダの一種であるエアシリンダ
や、電動モータ等が駆動源として採用可能であり、回路
部品を、ストッパへの当接から取出しまでの間の任意の
時期にストッパから離間させることができる。パーツフ
ィーダが複数設けられて回路部品供給装置を構成する場
合、駆動源は、それら複数のパーツフィーダと回路部品
供給装置以外の装置との共用としてもよく、あるいは複
数のパーツフィーダ同士で共用としてもよく、あるいは
パーツフィーダの各々について専用の駆動源を設けても
よい。ベルトの正方向の駆動量は、調節可能としてもよ
く、あるいはパーツフィーダに固有の量としてもよい。
前者の場合、例えば、駆動爪が乗り越えるラチェットホ
イールの歯の数を調節するのである。後者の場合、調節
機構が不要な分、パーツフィーダの構造を簡単にし得る
とともに重量を減少させ得る。このように本項のパーツ
フィーダにおいては、位置決め爪の配設位置の設定によ
り、簡単に先頭の回路部品をストッパから離間させるこ
とができる。 (4)前記回動部材が、前記ラチェットホイールの回転
軸線のまわりに回動可能な第1回動部材であり、前記駆
動爪が、第1回動部材に前記ラチェットホイールの回転
軸線に平行な回動軸線のまわりに回動可能に取り付けら
れるとともに、第1付勢手段によりラチェットホイール
に係合する向きに付勢されており、前記位置決め爪が、
前記ラチェットホイールの回転軸線に平行な回動軸線の
まわりに回動可能に設けられた第2回動部材に固定的に
設けられており、第2回動部材が第2付勢手段により、
位置決め爪がラチェットホイールに係合する向きに付勢
されている (3)項に記載のパーツフィーダ。発明の実施
の形態において説明するように、第2回動部材の一部を
位置決め爪としてもよく、あるいは第2回動部材とは別
体の位置決め爪を固定手段により第2回動部材に固定し
てもよい。 (5)ラチェットホイールと駆動プーリとが一体的に回
転可能に構成された (3)または (4)項に記載のパーツフ
ィーダ。ラチェットホイールと駆動プーリとを別体と
し、ラチェットホイールと駆動プーリとの間に正逆両方
向の回転を伝達する回転伝達機構を設けることも可能で
あるが、本項におけるように、ラチェットホイールと駆
動プーリとを一体的に回転可能とすれば、構成を単純化
し得る。後者の場合には、別体のラチェットホイールと
駆動プーリとを相対回転不能に結合しても、文字通り一
体に形成してもよい。 (6)前記ベルトの直線的に延びる直線部の上面が前記
部品搬送面を構成し、当該パーツフィーダの本体が、そ
の直線部の両側面を案内する一対のベルト案内面と、そ
の直線部を部品搬送面とは反対側から支持するベルト支
持面と、部品搬送面上に整列した回路部品の搬送方向に
平行な両側面を案内する一対の部品案内面とを含む (2)
ないし (5)項のいずれか1つに記載のパーツフィーダ。
一対のベルト案内面およびベルト支持面と、一対の部品
案内面とは、 (7)項に記載のパーツフィーダにおけるよ
うに、それぞれ異なる部材に設けてもよいが、同じ部材
に設けてもよい。例えば、本体を構成する本体構成部材
に、上方に開口し、幅が上側より下側の方が広い段付状
のガイド溝を形成し、下側の広幅部の両側面および底面
により一対のベルト案内面およびベルト支持面を構成
し、上側の狭幅部の両側面により一対の部品案内面を構
成するのである。ガイド溝の上方開口は、カバーにより
覆ってもよく、覆わなくてもよい。 (7)前記本体を構成する本体構成部材に上方に開いた
矩形断面のガイド溝が設けられ、そのガイド溝の両側面
が前記ベルト案内面を構成し、底面が前記ベルト支持面
を構成するとともに、前記本体が、前記本体構成部材に
固定され、前記ガイド溝の上方開口を固定的に覆う固定
カバーを含むとともに、その固定カバーが前記ガイド溝
側の面に開口する矩形断面のガイド溝を備え、そのガイ
ド溝の両側面が前記部品案内面を構成している (6)項に
記載のパーツフィーダ。本態様のパーツフィーダにおい
ては、固定カバーにより回路部品の飛出しが防止され
る。固定カバーに形成されるガイド溝の幅は、回路部品
の寸法に応じた大きさとされる。ガイド溝の幅が異なる
複数種類の固定カバーを選択的に本体構成部材に固定す
ることにより、供給する回路部品の寸法の変更に対応す
ることができる。固定カバーと本体構成部材とをガイド
溝の幅方向において位置決めする位置決め手段を設けて
もよい。例えば、固定カバーと本体構成部材との一方に
位置決め突部を設け、他方に位置決め凹部を設け、それ
らの嵌合により位置決めするのである。この位置決めに
より、固定カバーに形成されたガイド溝と、本体構成部
材に形成されたガイド溝に嵌合されたベルトとが幅方向
において位置決めされる。なお付言すれば、本体を構成
する部材に、下方に開口し、幅が上側より下側の方が広
い段付状のガイド溝を形成し、下側の広幅部の両側面に
より一対のベルト案内面を構成し、上側の狭幅部の両側
面により一対の部品案内面を構成することも可能であ
る。ベルト支持面を省略可能である場合には、上記段付
状のガイド溝の開口を塞ぐ必要はないが、ベルト支持面
が必要である場合には、例えば、段付状のガイド溝の開
口を塞ぐ部材にベルト支持面を形成すればよい。 (8)通常は前記部品搬送面の前記ストッパに隣接した
部分を覆っており、回路部品の供給時に開いて回路部品
の取出しを許容する可動カバーを含む (2)ないし(7)項
のいずれか1つに記載のパーツフィーダ。先頭の回路部
品は、取出しまで可動カバーにより覆われていて、部品
搬送面からの飛出しが防止され、供給ミスがなくなる。
可動カバーに加えて固定カバーが設けられていれば、回
路部品はベルトによる搬送から取出しまで、常にカバー
により覆われていて部品搬送面から飛出すことがなく、
確実に供給される。可動カバーに切欠を設け、部品保持
具としての部品吸着ノズルが切欠を通って回路部品を吸
着した後、可動カバーを部品吸着ノズルによる回路部品
の取出しが可能な位置まで退避させるようにしてもよ
い。 (9)前記ベルトがタイミングベルトである (2)ないし
(8)項のいずれか1つに記載のパーツフィーダ。ベルト
駆動装置によりベルトが逆方向に予め定められた量だけ
確実に駆動され、先頭の回路部品がストッパから確実に
離間させられる。 (10)前記部品整列手段が、供給されるべき回路部品
をバラ積み状態で収容し、排出口から排出する収容室
と、入口から出口まで延びる供給通路と、その供給通路
と前記収容室との間に設けられ、収容室の前記排出口か
ら供給される回路部品を一列に並んだ状態として供給通
路の前記入口に供給する分離装置とを備えた部品整列装
置を含む (1)ないし (9)項のいずれか1つに記載のパー
ツフィーダ。回路部品を供給通路内において入口から出
口に向かって移動させるために、例えば、供給通路内に
空気流を生じさせてもよく、供給通路を振動させてもよ
く、あるいは供給通路を傾斜させてもよい。供給通路を
傾斜させて回路部品を移動させる場合、供給通路を入口
から出口に向かって高さが漸減する下り傾斜の通路とす
る。空気流あるいは振動によって回路部品を移動させる
場合、供給通路は水平としてもよく、あるいは入口から
出口に向かって高さが漸増する登り傾斜としてもよく、
あるいは下り傾斜としてもよい。空気流に加えて振動に
より回路部品を移動させるようにしてもよく、下り傾斜
に加えて空気流および振動により回路部品を移動させる
ようにしてもよい。分離装置は、(11)項に記載のパーツ
フィーダにおけるように、空気流により回路部品を分離
するものとする他、例えば、振動により分離するものと
してもよい。 (11)前記分離装置が分離用空気噴出口を有し、この
分離用空気噴出口から噴出する空気流によってバラ積み
状態の回路部品を分離し、一列に並んだ状態で供給通路
の入口に供給するものである(10)項に記載のパーツフィ
ーダ。 (12)前記分離装置が、前記収容室の排出口と前記供
給通路の入口との間に設けられた少なくとも1個の分離
室と、前記供給通路の入口に近接した位置に分離室内に
向かう方向成分を有して形成され、分離室に向かって空
気を噴出し、回路部品を吹き飛ばして分離する分離用空
気噴出口とを含む(10)に記載のパーツフィーダ。このパ
ーツフィーダにおいて収容室内の回路部品は、規制され
つつ分離室へ入り、分離用空気噴出口から噴出された空
気により吹き飛ばされて分離され、落下時に分離室から
供給通路へ1個ずつ入る。 (13)前記供給通路の少なくとも1個所に出口側に向
かう方向成分を有する向きに形成された送り用空気噴出
口を含む(10)ないし(12)項のいずれか1つに記載のパー
ツフィーダ。供給通路内の回路部品は、送り用空気噴出
口から噴出された空気により出口側へ移動させられる。 (14)前記送り用空気噴出口より少なくとも出口側
に、前記供給通路と回路部品との隙間とは別に設けら
れ、送り用空気噴出口から噴出された空気を外部に逃が
す逃がし手段を含む(13)項に記載のパーツフィーダ。こ
のように、送り用空気噴出口と組み合わせて逃がし手段
を設ければ、送り用空気噴出口から噴出された空気が逃
がし手段により逃がされる。送り用空気噴出口は出口側
に向かう方向成分を有する向きに形成され、かつ、逃が
し手段は送り用空気噴出口より出口側に設けられるた
め、供給通路内には出口側に向かう空気の流れが生じ
る。空気が逃がし手段により逃がされるため、送り用空
気噴出口からの噴出空気の流量を大きくすることがで
き、十分な送り速度が得られる。なお、逃がし手段が供
給通路の途中に設けられる場合には、逃がし手段より出
口側においては空気の流れが少なくなるか無くなって、
この部分の回路部品には空気の流れによる送り力は付与
されないこととなるが、送り用空気噴出口と逃がし手段
との間の回路部品に付与された送り力が、中間の回路部
品を介して、逃がし手段より出口側の回路部品に伝達さ
れるため、差し支えはない。 (15)前記逃がし手段が、前記供給通路の周壁を厚さ
方向に貫通して形成された空気抜穴を含む(14)項に記載
のパーツフィーダ。本態様のパーツフィーダにおいて
は、送り用空気噴出口から噴出された空気は、空気抜穴
を通って外へ逃げる。供給通路の周壁に厚さ方向に貫通
する空気抜穴を形成することは容易であり、逃がし手段
を容易に形成することができる。 (16)通常は前記部品搬送面の前記ストッパに隣接し
た部分を覆っており、回路部品の供給時に開いて回路部
品の取出しを許容する可動カバーと、前記回動部材の逆
方向の回動と連動して前記可動カバーを開く連動開放機
構とを含む (3)項に記載のパーツフィーダ。発明の実施
の形態において説明するように、ラチェットホイールを
駆動する駆動機構の一部が連動開放機構を兼ねるように
してもよく、あるいは駆動機構とは別に、駆動機構の作
動と連動して可動カバーを開く専用の部材を設けて連動
開放機構を構成してもよい。
【0004】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態であ
り、本発明に係る回路部品供給方法が実施されるパーツ
フィーダを備えた回路部品装着システムを図面に基づい
て詳細に説明する。図1において10は回路部品供給装
置である。回路部品供給装置10は複数個のパーツフィ
ーダ12(図1には1個のみ示されている。以下、フィ
ーダ12と略称する。)を有しており、それら複数個の
フィーダ12のうちの1個が回路部品取出装置の一種で
ある回路部品装着装置14に回路部品を供給し、回路部
品装着装置14はプリント基板位置決め支持装置16に
より位置決め支持された被装着材たるプリント基板18
に回路部品を装着する。
【0005】回路部品装着装置14は、垂直軸線まわり
に間欠回転するインデックステーブル20を備えてい
る。インデックステーブル20は、12個の部品保持具
たる部品吸着ヘッド22(図1には2個のみ示されてい
る)を有し、図示しないカム,カムフォロワ,回転軸2
4およびカムを回転させるインデックス用サーボモータ
26(図2参照)等により構成される間欠回転装置によ
り間欠回転させられ、12個の部品吸着ヘッド22が順
次部品吸着位置,部品姿勢検出位置,部品姿勢修正位
置,部品装着位置等へ移動させられる。これら部品吸着
ヘッド22は、インデックステーブル20に昇降可能に
設けられており、部品吸着位置および部品装着位置には
それぞれ、部品吸着ヘッド22を昇降させるヘッド昇降
装置(図示省略)が設けられている。インデックス用サ
ーボモータ26の回転が図示しないカム,カムフォロワ
等により構成される運動変換装置により昇降部材(図示
省略)の昇降運動に変換され、昇降部材の昇降に基づい
て部品吸着ヘッド22が昇降させられる。インデックス
用サーボモータ26は、駆動源の一種である回転角度の
制御可能な電動モータであり、サーボモータに代えてス
テップモータを用いてもよい。
【0006】プリント基板位置決め支持装置16は、プ
リント基板18を位置決めし、支持する基板支持台30
を備えている。基板支持台30は、水平面内において互
いに直交するX軸方向(図1において紙面に直角な方
向)およびY軸方向(図1において左右方向)に移動す
るXYテーブル(図示省略)上に設けられており、XY
テーブルの移動によりプリント基板18は水平面内の任
意の位置に移動させられる。プリント基板18は、図示
しない搬入コンベアおよび搬出コンベアによりX軸方向
に平行な方向に搬送され、基板支持台30上に搬入さ
れ、搬出される。回路部品の装着時には、プリント基板
18はXYテーブルにより移動させられ、部品装着箇所
が部品装着位置に位置する部品吸着ヘッド22の真下に
位置させられ、回路部品が装着される。
【0007】回路部品供給装置10を説明する。回路部
品供給装置10の基台40上には、一対のガイドレール
42がX軸方向に平行に設けられるとともに、X軸スラ
イド44が移動可能に嵌合されている。X軸スライド4
4上には、前記複数個のフィーダ12が、部品搬送方向
がY軸方向と平行となり、かつ、各部品取出部がX軸方
向に平行な一直線状に並ぶ状態で取り付けられている。
部品取出部は、回路部品を供給する部品供給部と言うこ
ともできる。X軸スライド44にはナット46が固定さ
れるとともに、基台40上に軸方向に移動不能かつ回転
可能に設けられたねじ軸48に螺合されており、ねじ軸
48がX軸サーボモータ50(図2参照)によって回転
させられることにより、X軸スライド44がX軸方向に
移動させられ、複数個のフィーダ12の各部品取出部が
回路部品を供給する供給位置、すなわち部品吸着位置に
位置決めされた部品吸着ヘッド22の真下に位置する位
置に選択的に位置決めされる。X軸スライド44,ナッ
ト46,ねじ軸48,X軸サーボモータ50が移動テー
ブルを構成しているのである。
【0008】フィーダ12の本体52は、製作の都合
上、複数の部材が互いに組み付けられて成り、図2,図
5および図7に示すように、第1部材54,第2部材5
6,第3部材58,第4部材60および第5部材62を
含んでいる。第1部材54は、概して細長い板状を成
し、その長手方向であって、部品搬送方向がY軸方向と
平行となり、水平面内において部品搬送方向と直角な幅
方向がX軸方向と平行となるとともに、前述のように、
各フィーダ12の部品取出部がX軸方向に平行な一直線
状に並ぶ状態でX軸スライド44上に立てて設置されて
いる。
【0009】第1部材54をX軸スライド44に取り付
ける取付装置は、特開平8−56096号公報に記載の
回路部品供給装置において回路部品供給カートリッジを
カートリッジ取付台に取り付ける取付装置と同様に構成
されており、ここでは簡単に説明する。第1部材54の
後部(部品搬送方向において上流側であって、フィーダ
12がX軸スライド44に取り付けられた状態において
回路部品装着装置14側とは反対側の部分)の下部に
は、図2に示すように、位置決めブロック64が第1部
材54の長手方向に平行に固定されている。位置決めブ
ロック64の下面には、長手方向に距離を隔てた2箇所
にそれぞれ、長手方向に平行に延びる一対の第1位置決
め突部66と、長手方向の後端部から下方へ直角に延び
出させられた第2位置決め突部68とが設けられてい
る。
【0010】一対の第1位置決め突部66はそれぞれ、
X軸スライド44の上面にY軸方向に平行に形成された
一対の位置決め溝(図示省略)に嵌合され、第2位置決
め突部68はX軸スライド44の後面に形成された位置
決め溝(図示省略)に嵌合されるとともに、X軸スライ
ド44に取り付けられた図示しない係合部材が第2位置
決め突部68に係合させられる。また、一対の第1位置
決め突部66のうち、前側(フィーダ12がX軸スライ
ド44に取り付けられた状態において回路部品装着装置
14側)の第1位置決め突部66の前端部に形成された
傾斜面70がX軸スライド44に形成された傾斜面に係
合させられ、第1部材54はX軸スライド44にX軸方
向およびY軸方向に移動不能に、かつX軸スライド44
の水平で上向きのフィーダ支持面に押し付けられて浮上
がりなく取り付けられている。
【0011】第2部材56は更に、製作の都合上、複数
の部材が互いに組み付けられて成る。第2部材56の底
面82は長手方向の中間部において屈曲させられてお
り、屈曲部より前側の部分には、底面82に開口し、第
2部材56の前部を長手方向に貫通するガイド溝74が
形成されている。ガイド溝74は、図3に示すように段
付状を成し、底面82側に形成された幅の広い広幅部7
6と、広幅部76の底面に開口し、広幅部76より幅の
狭い狭幅部78とを備えている。第2部材56の前面7
9の上部には、図5および図6に示すように、前方へ突
出する幅の狭い係合舌片80が設けられている。係合舌
片80は、ちょうど狭幅部78を形成する厚さを有し、
狭幅部78は、係合舌片80を貫通して、その前端面に
開口させられている。
【0012】第1部材54の長手方向の中間部には、図
2に示すように、第1部材54の上面に開口し、幅方向
に貫通する切欠86が形成されている。第1部材54の
切欠86より後側には、図2に示すように、第1部材5
4の切欠86より前側の上面に対して、前記底面82の
屈曲角度と同じ角度で傾斜させられた取付部94が設け
られている。取付部94の上面は、後方ほど上方へ傾斜
させられている。第2部材56は第1部材54に対して
位置決めされて図示しない固定手段により固定されるの
であるが、この位置決めおよび固定については後述す
る。
【0013】第2部材56の後端部には、図2に示すよ
うに、リード線を有しないチップ状のリードレス回路部
品110(図9参照。以下、回路部品110と略称す
る。)が多数収容された収容ケース112が着脱可能に
取り付けられる。収容ケース112に収容された回路部
品110は、第2部材56の後壁に設けられた開口を通
って収容室114に入り、収容室114から第1分離室
116,第2分離室118へ入る。これら3つの室11
4〜118は、第2部材56の底面82の屈曲部より後
側の部分と平行に設けられ、室114〜118の各底面
はそれぞれ、後方、すなわちフィーダ12の部品搬送方
向において上流側ほど高くなる向きに傾斜させられてい
る。
【0014】第1分離室116は収容室114より小さ
く、両室114,116は、第1仕切部材124により
仕切られている。第1仕切部材124の下端部と収容室
114の底面との間には、複数個の回路部品110の通
過を許容する排出口126が設けられており、収容室1
14内の回路部品は重力により少量ずつ排出口126を
通って第1分離室116内へ移動する。
【0015】第2分離室118と第1分離室116と
は、図4に示すように、第2仕切部材128により仕切
られており、第1分離室116内の回路部品110は第
2仕切部材128に形成された切欠(図示省略)を通っ
て制限を受けつつ第2分離室118内へ移動する。第2
分離室118の第1分離室116とは反対側の前部に
は、棒状の可動部材130が室114〜118の各底面
の傾斜と平行に、かつその底面に直角な方向に移動可能
に嵌合されている。それにより第2分離室118内に
は、可動部材130の下側の部分であって、可動部材1
30の昇降により、高さが回路部品110が1個通過す
ることを許容する大きさから、複数個通過することを許
容する大きさまで変化する分離通路部132が形成され
ている。
【0016】第2部材56には、分離通路部132とガ
イド溝74の狭幅部78とに開口する供給通路134が
形成されている。供給通路134は、収容室114,第
1,第2分離室116,118と平行に形成され、ガイ
ド溝74に対して傾斜させられている。供給通路134
の分離通路部132への開口が供給通路134の入口で
あり、ガイド溝74への開口が供給通路134の出口で
ある。なお、ガイド溝74,供給通路134,収容室1
14,第1,第2分離室116,118は、第2部材5
6を構成する部材に形成された溝および凹部がカバー1
35(図3参照)によって閉塞されることにより形成さ
れており、図2にはカバー135を外した状態が図示さ
れている。
【0017】第2部材56の第2仕切部材128より第
1分離室116側の位置には、図4に示すように、第1
分離用空気噴出口136が第1分離室116内に向かう
方向成分を有して形成されている。第2部材56にはま
た、供給通路134の入口に近接した位置に、分離通路
部132内、すなわち第2分離室118内に向かう方向
成分を有する第2分離用空気噴出口138が形成されて
いる。さらに、供給通路134内の入口に近接した位置
に、供給通路134の出口に向かう方向成分を有する送
り用空気噴出口140が形成されている。さらにまた、
第2部材56には、一端が、供給通路134の出口近傍
部に開口し、他端が外部に開口する複数個の空気抜穴1
41(図4参照)が密に形成されている。第1,第2分
離室116,118,第2分離用空気噴出口138が分
離装置を構成し、収容室114,供給通路134および
送り用空気噴出口140と共に部品整列手段の一種であ
る空気流利用部品整列装置150を構成している。
【0018】上記3つの噴出口136,138,140
はそれぞれ、第2部材56内に形成された図示しない共
通の空気供給通路に連通させられている。この通路は、
第2部材56が第1部材54に取り付けられた状態で、
第1部材54内に形成された空気供給通路142(図2
参照)に連通させられる。空気供給通路142はホース
144を主体とする連通路により、第1部材54に固定
のブラケット146に取り付けられた継手部材148に
接続されている。ホース144は、第1部材54に形成
されたホース収容部たるホース収容溝(図示省略)に収
容され、フィーダ12の側面から外へはみ出さないよう
にされている。第2部材56の前端部の幅は、図6に示
すように、第1部材54の幅と第1部材54に固定の第
3部材38の幅とを合わせた幅より小さくされており、
ホース144は、その幅が狭い部分の側方を通って上方
へ延び出させられ、継手部材148に接続されている。
【0019】継手部材148は、図2に示すように、供
給位置に設けられた継手部材158に接続される。継手
部材158は、空気供給源160に接続されている。継
手部材158と空気供給源160との間には電磁方向切
換弁162が設けられており、電磁方向切換弁162の
切換えにより、継手部材158は空気供給源160と大
気とに選択的に連通させられる。
【0020】継手部材158は、継手部材駆動装置たる
昇降装置164により昇降させられ、下降により、部品
取出部が供給位置に位置決めされたフィーダ12の継手
部材148と接続状態となる接続位置へ移動し、上昇に
より継手部材148から離間する離間位置に移動する。
継手部材158が継手部材148に接続された状態で空
気供給源160に連通させられることにより、第1,第
2の分離用空気噴出口136,138および送り用空気
噴出口140から同時に空気が噴出される。
【0021】第1部材54を説明する。第1部材54に
は、図7に示すように前記第3部材58が固定されてい
る。第3部材58は、図5および図7に示すように、後
述する位置決め爪等が取り付けられる板状の取付部16
6と、取付部166の上部に第1部材54の長手方向
(部品搬送方向)と平行に設けられ、取付部166より
幅の広い案内部168とを含む。案内部168は、回路
部品110の取出しが行われる部品取出部に部品搬送方
向の上流側において隣接する位置から、第1部材54に
形成された前記切欠86の前側の側面100に至る長さ
を有し、部品搬送方向に平行に貫通し、上方および側方
に開口する矩形断面の切欠170(図7参照)が形成さ
れており、この切欠170の側方側開口が第1部材54
によって塞がれることにより、断面形状が矩形を成し、
幅が前記第2部材56に形成されたガイド溝74の広幅
部76の幅と同じであるガイド溝172が形成されてい
る。案内部168のガイド溝172の側壁を構成する部
分は、図8に示すように、第1部材54の上面より上方
へ突出させられている。
【0022】ガイド溝172の上方開口は、図8に示す
ように、第1部材54の上面に固定された前記第4部材
60により覆われている。第4部材60が固定カバーを
構成しているのである。第4部材60は、図6に示すよ
うに、第1部材54に設けられた切欠86の近傍から、
部品取出部に対応する位置に至る長さを有し、ベルト1
82の部品取出部に対応する部分を覆っている。第4部
材60には、断面形状が矩形を成し、幅および深さが前
記ガイド溝74の狭幅部78の幅および深さと同じであ
って、第4部材60の下面に開口するとともに、部品搬
送方向に平行な方向に貫通するガイド溝196が形成さ
れている。前記第3部材58の案内部168は第1部材
54の上面より上方へ突出させられており、第4部材6
0は、この突出部に当接させられて幅方向に位置決めさ
れた状態で第1部材54に固定されている。案内部16
8の突出部は、第4部材60を幅方向に位置決めする位
置決め手段を構成しているのであり、図8に示すよう
に、ガイド溝196は、ガイド溝172の幅方向の中央
に位置させられている。
【0023】第2部材56を第1部材54に取り付ける
際には、図2に示すように、第2部材56の底面82の
屈曲部より後側の部分を第1部材54の取付部94に支
持させ、第2部材56を取付部94の傾斜した上面に対
して直角な方向において位置決めするとともに、図示し
ない位置決め部材により、第2部材56の後部を第1部
材54に対して幅方向において位置決めする。さらに、
図5および図6に示すように、係合舌片80の側面を案
内部168のガイド溝172の側壁を構成する部分であ
って、第1部材54の上面より上方へ突出させられた部
分に当接させて第2部材56の前部を幅方向において位
置決めするとともに、係合舌片80の前端面を第1部材
54上に固定された第4部材60に当接させた状態で図
示しない固定手段により第2部材56を第1部材54に
固定する。
【0024】このように第2部材56が第1部材54に
固定された状態では、ガイド溝74は水平(第1部材5
4の長手方向と平行)となり、第2部材56の底面82
の屈曲部より後側の部分は後方ほど上方へ向かう向きに
傾斜した状態となる。また、第2部材56の係合舌片8
0が突出させられた前面79は、第3部材58の案内部
168との間に僅かに隙間を有する状態となる。係合舌
片80の側面および前端面をそれぞれ案内部168およ
び第4部材60に当接させること、および第2部材56
の前面79を第3部材58の案内部168から僅かに離
間させることは、寸法公差の指定により為され、第2部
材56の前面79と案内部168との間の隙間は図示で
きないほど小さいため、図5および図6においては、第
2部材56の前面79が案内部168に当接した状態が
図示されている。さらに、ガイド溝172が前記ガイド
溝74の広幅部76と一致し、広幅部76と共に、幅方
向においてずれがなく、部品搬送方向に延び、連続する
一直線状のベルトガイド溝を構成し、ガイド溝196が
ガイド溝74の狭幅部78と一致し、狭幅部78と共
に、幅方向においてずれがなく、部品搬送方向に延び、
部品搬送方向において隙間なく連続する一直線状の部品
ガイド溝を構成している。第3部材58の案内部168
および第4部材60はそれぞれ、第2部材56を位置決
めする位置決め手段も構成しているのである。なお、第
2部材56の前端部は、前記ホース144を配設するた
めに幅が狭くされ、この部分においては広幅部76は第
2部材56の一方の側面に開放されることとなるが、第
2部材56は、ホース144が配設される部分より後方
側においては図3に示すように幅が広く、第1部材54
と第3部材58の案内部168との幅を合わせた寸法と
ほぼ同じにされ、広幅部76は一対の側壁により構成さ
れるため、次に説明するベルト182は支障なく案内さ
れる。
【0025】第1部材54の前部と後部とにはそれぞ
れ、図2に示すように、駆動プーリ174と従動プーリ
176とが、支持軸178,180により、第1部材5
4の幅方向に平行な軸線のまわりに回転可能に取り付け
られている。これら駆動プーリ174および従動プーリ
176はいずれもタイミングプーリであり、ベルトの一
種であるタイミングベルト182(以下、ベルト182
と略称する)が巻き掛けられている。ベルト182は無
端の環状を成し、前記ガイド溝172およびガイド74
の広幅部76に嵌合されている。ベルト182の外周面
のうち、ベルト182の直線的に延びる直線部の上面が
回路部品110を搬送する部品搬送面184を構成し、
その直線部の両側面は、図3および図8に示すように、
ガイド溝172の側面188,190およびガイド溝7
4の前記広幅部76の側面192,194により案内さ
れるとともに、直線部は、ガイド溝172の底面186
により、部品搬送面184とは反対側から支持されてい
る。側面188,190,192,194がベルト案内
面を構成し、底面186がベルト支持面を構成している
のである。また、部品搬送面184上に整列した回路部
品110は、ガイド溝196の側面198,200およ
びガイド溝74の狭幅部78の側面202,204によ
り、搬送方向に平行な両側面を案内されている。側面1
98,200,202,204が部品案内面を構成して
いるのである。狭幅部78は下方に開口しており、第2
部材56(係合舌片80も含む)の狭幅部78を形成す
る部分は、回路部品110を覆って飛出しを防止するカ
バーとしても機能している。
【0026】第4部材60のガイド溝196の前端部を
構成する部分であって、部品取出部に対応する部分に
は、図9および図10に示すように、第4部材60の前
端面に開口し、第4部材60を厚さ方向に貫通する切欠
206が形成されている。切欠206は、幅は回路部品
110の幅(部品搬送方向および上下方向と直角な方向
の寸法)より僅かに大きく、部品搬送方向の寸法は、回
路部品110の部品搬送方向の寸法の1個半弱に相当す
る大きさとされており、切欠206を通って回路部品1
10を1個取り出すことができる。なお、図10におい
ては、理解を容易にするために、後述するラチェットホ
イール,第1回動部材等の図示が省略されている。
【0027】第1部材54の上面の部品取出部より部品
搬送方向において下流側の部分には、前記第5部材62
が固定されている。第5部材62は、下面が第4部材6
0の下面と同一平面内に位置させられ、第4部材60の
前端面に当接させられており、切欠206の第4部材6
0の前端面への開口の下側部分を塞ぎ、ガイド溝196
の出口と対向させられている。したがって、部品搬送面
184の移動によりガイド溝196から切欠206内へ
進入させられた回路部品110は、第5部材62の部品
搬送方向に直角であって部品搬送面184に直角なスト
ッパ面207(図5および図10参照)に当接して停止
させられる。第5部材62の切欠206側の部分がスト
ッパ208を構成しているのであり、ベルト182,ス
トッパ208および第4部材60の切欠206を構成す
る部分が、上向きに開口し、ガイド溝196の出口と連
通する部品取出用凹部210を形成している。フィーダ
12の部品取出用凹部210が設けられた部分が部品取
出部である。
【0028】前記駆動プーリ174は、図7に示すよう
に、ラチェットホイール220と一体的にかつ同心に構
成されており、ラチェットホイール220は、駆動プー
リ174を回転可能に支持する支持軸178に回転可能
に嵌合されている。支持軸178にはまた、第1回動部
材222が回動可能に嵌合されている。第1回動部材2
22は、ラチェットホイール220の回転軸線のまわり
に、ラチェットホイール220に対して回動可能なので
ある。
【0029】第1回動部材222には、図5に示すよう
に、駆動爪224がピン226により、ラチェットホイ
ール220の回転軸線に平行な回動軸線のまわりに回動
可能に取り付けられている。駆動爪224は、ラチェッ
トホイール220に、第1回動部材222の回動軸線を
軸線とする正方向の回動時にはラチェットホイール22
0の歯228を乗り越えず、逆方向の回動時には乗り越
える状態で係合するものであり、付勢手段の一種である
弾性部材としての第1ばね230により、ラチェットホ
イール220に係合する向きに付勢されている。ラチェ
ットホイール220の正方向への回転時における回転停
止位置は、駆動爪224が第3部材58の取付部166
に設けられたストッパ232に当接することにより規定
される。第1回動部材222の逆方向の回動端も規定さ
れる。
【0030】前記第3部材58の取付部166にはま
た、位置決め爪236が取り付けられている。取付部1
66には、第2回動部材238が支持軸240により、
ラチェットホイール220の回転軸線と平行な回動軸線
のまわりに回動可能に取り付けられており、この第2回
動部材238の先端部が位置決め爪236とされている
のである。第2回動部材238は、付勢手段の一種であ
る弾性部材としての第2ばね242により、位置決め爪
236がラチェットホイール220に係合する向きに付
勢されている。
【0031】位置決め爪236は、ラチェットホイール
220の歯228に、ラチェットホイール220の正回
転は許容するが、逆回転は許容しない状態で係合すると
ともに、駆動爪224がストッパ232から離れる方向
に回動させられた状態では、隣接する2個の歯228に
係合してラチェットホイール220を位置決めする。位
置決め爪236の取付位置は、ラチェットホイール22
0が回転停止位置から小角度逆方向に回転した状態にお
いて、隣接する2個の歯228に係合してラチェットホ
イール220を停止させる位置に設定されているのであ
る。図11に二点鎖線で示すように、位置決め爪236
が位置決め位置にあるとすれば、回転停止位置に停止さ
せられたラチェットホイール220に対して、位置決め
爪236が隣接する2個の歯228のうち、ラチェット
ホイール220の逆回転方向において上流側の歯228
との間に隙間Cが生じ、下流側の歯228に食い込んだ
状態となる位置に設定するのである。しかし、実際に
は、位置決め爪236は歯228に食い込むことはでき
ないため、ラチェットホイール220が回転停止位置ま
で回転させられたとき、位置決め爪236は第2ばね2
42の付勢力に抗して、微小角度だけ図11において反
時計方向(歯228から離脱する方向)へ回動させられ
た状態となる。したがって、上記のように、駆動爪22
4がストッパ232から離れる方向に回動させられれ
ば、位置決め爪236が上記隙間Cの分、ラチェットホ
イール220を逆方向に回転させるのである。
【0032】第1回動部材222が正方向へ回動させら
れれば、駆動爪224がラチェットホイール220の歯
228に係合したまま、第1回動部材222の回動軸線
のまわりに正方向へ回動し、ラチェットホイール220
を正方向に回転させる。それにより駆動プーリ174が
回転させられ、ベルト182が正方向に駆動されて部品
搬送面184が正方向に移動させられ、回路部品110
がストッパ208に向かって搬送される。部品搬送面1
84の正方向への移動量は、回路部品110の部品搬送
方向に平行な方向の寸法より大きくされており、図9お
よび図10に示すように、先頭の回路部品110は確実
にストッパ208に当接させられる。また、2番目以降
の回路部品110間に隙間があっても、その隙間が詰め
られる。部品搬送面184の余分な移動量は、ベルト1
82が回路部品110に対して滑ることにより許容され
る。ラチェットホイール220が上記のように正回転さ
せられる間は、歯228により位置決め爪236が第2
ばね242の付勢力に抗して押し戻され、歯228を乗
り越える。歯228,駆動爪224および位置決め爪2
36の形状、駆動爪224および位置決め爪236の歯
228との係合部と駆動爪224および位置決め爪23
6の回動中心との相対位置、ならびに第1ばね230お
よび第2ばね242の付勢力の大きさがそのように設定
されているのである。
【0033】第1回動部材222が駆動爪224がスト
ッパ232に当接するまで回動させられ、ラチェットホ
イール220が回転停止位置へ回転させられた状態で
は、位置決め爪236は歯228により、位置決め位置
から第2ばね242の付勢力に抗して微小角度押し戻さ
れた状態にある。そして、第1回動部材222が逆方向
に回動させられ、駆動爪224が第1回動部材222の
回動軸線のまわりに逆方向に回動し、駆動爪224によ
るラチェットホイール220の拘束力がなくなれば、位
置決め爪236が第2ばね242の付勢力により位置決
め位置へ移動させられ、位置決め爪236が隣接する2
個の歯228の両方に係合する状態になるまでラチェッ
トホイール220を微小角度逆方向に回転させる。それ
により部品搬送面184が僅かに逆方向に移動させら
れ、図13に示すように、先頭の回路部品110がスト
ッパ208から僅かに離間させられる。第1回動部材2
22が逆方向に回動させられるにつれて、駆動爪224
は歯228を乗り越えつつ逆方向へ回動し、再び部品搬
送面184を移動させるための準備が行われる(図12
参照)。この際、位置決め爪236は位置決め位置を保
ち、ラチェットホイール220が逆方向に回転すること
を防止する。歯228,駆動爪224および位置決め爪
236の形状、駆動爪224および位置決め爪236の
歯228との係合部と駆動爪224および位置決め爪2
36の回動中心との相対位置、ならびに第1ばね230
および第2ばね242の付勢力の大きさがそのように設
定されているのである。
【0034】第1部材54には、図5および図7に示す
ように、部品取出用凹部210の開口を閉塞,開放する
可動カバー250が取り付けられている。可動カバー2
50はばね材により作られていて板状を成し、長手方向
の一端部において第1部材54の側面の下部に固定され
ており、第1回動部材222の外側(ラチェットホイー
ル220側とは反対側)に上下方向に平行に配設される
とともに、上部に上方ほど第1回動部材222側へ傾斜
する傾斜部252が設けられている。傾斜部252の延
出端部は、部品取出用凹部210およびストッパ208
上へ延び出させられ、部品取出用凹部210の開口を塞
ぐ閉塞部254とされている。閉塞部254は、図6に
示すように、部品搬送面184のストッパ208に隣接
した部分を覆っているのである。
【0035】第4部材60の切欠206を形成する部分
の可動カバー250側の部分は、上面がストッパ208
の上面と同一平面内に位置するように浅く切り欠かれて
切欠256が形成されており(図9参照)、可動カバー
250の閉塞部254は、第4部材60およびストッパ
208に上下方向に隙間なく被せられ、部品取出用凹部
210を覆っている。図10に示すように、第5部材6
2(ストッパ208)は第4部材60より薄くされてお
り、部品取出用凹部210の開口が閉塞部254により
閉塞された状態では、部品取出用凹部210の深さは回
路部品110の厚さより僅かに大きいのみであって、部
品取出用凹部210内において回路部品110の立上が
りが生ずることがない。閉塞部254の部品取出用凹部
210上に位置する部分には、図6に示すように、半円
形状の切欠258が形成されており、回路部品110の
供給停止時等、適宜の時期に、部品取出用凹部210に
回路部品110があるか否かを作業者が見て確認し得る
ようにされている。
【0036】第1回動部材222には、図2および図5
に示すように、駆動バー260の一端部がピン262に
より、第1回動部材222の回動軸線と平行な軸線のま
わりに回動可能に取り付けられている。ピン262は段
付状を成し、その頭部264および駆動バー260は、
図7に示すように、第1回動部材222と可動カバー2
50との間に嵌入させられている。なお、ピン262の
頭部264は丸められている。
【0037】駆動バー260の他端部は、図2に示すよ
うに、第1回動部材222から後方へ延び出させられ、
ピン266により、第1リンク268に回動可能に取り
付けられている。第1リンク268は、支持軸270に
より、第1部材54に回動可能に取り付けられており、
一方のアーム部272に駆動バー260が回動可能に取
り付けられ、他方のアーム部274に昇降リンク276
の下端部がピン278により、回動可能に連結されてい
る。昇降リンク276の上端部には、第2リンク280
の一端部がピン282により回動可能に取り付けられて
いる。
【0038】第2リンク280の他端部は、支持軸28
4により前記ブラケット146に回動可能に取り付けら
れている。上記駆動バー260,第1,第2リンク26
8,280,昇降リンク276の各回動軸線はいずれ
も、第1回動部材222の回動軸線に平行であり、ま
た、ピン282と支持軸284との距離は、ピン278
と支持軸270との距離に等しく、かつピン278,2
82間の距離と、支持軸270,284間の距離とは等
しくされており、第1,第2リンク268,280の回
動により、昇降リンク276は上下方向にほぼ真っ直ぐ
に昇降させられる。
【0039】第1リンク268のアーム部272の先端
部と第1部材54との間には、付勢手段の一種である弾
性部材としての引張コイルスプリング286(以下、引
張スプリング286と略称する)が設けられ、第1リン
ク268を昇降リンク276を上方へ移動させる向きに
付勢している。引張スプリング286の付勢力に基づく
第1リンク268の回動限度は、駆動爪224がストッ
パに当接することにより規定される。また、昇降リンク
276の上端部には水平な係合部288が設けられてい
る。本実施形態においては、駆動爪224,第1回動部
材222,駆動バー260,第1,第2リンク268,
280,昇降リンク276等が駆動機構を構成し、駆動
プーリ174,ラチェットホイール220,位置決め爪
236と共にベルト駆動装置290を構成している。
【0040】供給位置には、昇降部材294が設けられ
ている。昇降部材294は、部品取出部が供給位置に位
置決めされたフィーダ12の昇降リンク276の上方の
位置に設けられている。昇降部材294には、前記イン
デックス用サーボモータ26の回転が図示しないカム,
カムフォロワ等により構成される運動変換装置により昇
降運動に変換されて伝達され、部品吸着ヘッド22によ
る回路部品110の取出しと連動して昇降させられる。
なお、昇降部材294の下端部には、ローラ296がY
軸方向に平行な軸線のまわりに回転可能に取り付けられ
ており、昇降部材294がローラ296において係合部
288に係合し、係合時の摩擦抵抗が軽減されるように
なっている。
【0041】本回路部品装着システムは、制御装置30
0(図2参照)により制御される。制御装置300はコ
ンピュータを主体とするものであり、前記インデックス
用サーボモータ26,X軸サーボモータ50,電磁方向
切換弁162,昇降装置164等を制御する。
【0042】次に作動を説明する。回路部品110のプ
リント基板18への装着時には、X軸スライド44が移
動させられて複数のフィーダ12の各部品取出部が順次
供給位置に位置決めされる。位置決め後、部品吸着ヘッ
ド22が下降させられ、回路部品110を部品取出用凹
部210から取り出す。また、回路部品110を供給す
るフィーダ12の部品取出部が供給位置に位置決めされ
れば、継手部材158が下降させられ、継手部材148
に接続される。
【0043】フィーダ12は、部品吸着ヘッド22によ
る回路部品110の取出しに備えて待機する状態では、
先頭の回路部品110が部品取出部に送られて部品取出
用凹部210内に位置するとともに、ストッパ208に
押し付けられた状態にある。また、可動カバー250が
図7に示すように作用位置にあって、閉塞部254が部
品取出用凹部210の開口を閉塞している。部品吸着ヘ
ッド22が下降させられ、部品取出用凹部210から回
路部品110を取り出すとき、部品吸着ヘッド22の下
降と並行して昇降部材294が下降させられ、昇降リン
ク276の係合部288に係合し、昇降リンク276を
下降させる。
【0044】昇降リンク276の下降により第1リンク
268が引張スプリング286の付勢力に抗して回動さ
せられ、駆動バー260が後退(部品搬送方向において
上流側への移動)させられる。それにより第1回動部材
222が逆方向に回動させられ、図12に示すように、
駆動爪224がラチェットホイール220の歯228を
乗り越えて逆方向へ回動し、部品搬送面184を移動さ
せるための準備が行われる。第1回動部材222の逆方
向への回動限度は、昇降部材294の下降端により決ま
る。第1回動部材222の逆方向の回動により駆動爪2
24によるチェットホイール220の拘束が解かれれ
ば、位置決め爪236が第2ばね242の付勢力により
チェットホイール220を微小角度だけ逆方向に回転さ
せ、隣接する2個の歯228に係合する状態となり、ラ
チェットホイール220,駆動プーリ174およびタイ
ミングベルト182を介して回路部品110を、図13
に示すようにストッパ208から微小距離離れた位置に
位置決めする。また、第1回動部材222の駆動バー2
60が連結された部分が上方へ移動し、ピン262の頭
部264の外周部が可動カバー250の傾斜部252に
係合し、斜面の作用により、図14に示すように、可動
カバー250が弾性変形させられ、閉塞部254が部品
取出用凹部210上から退避した退避位置へ移動させら
れる。頭部264は、前述のように丸められているた
め、傾斜部252に対して軽快に滑り、摩耗が少なくて
済むとともに、傾斜部252が傷つくことも回避され
る。
【0045】部品吸着ヘッド22は、先頭の回路部品1
10のストッパ208からの離間および可動カバー25
0の退避位置への移動と並行して下降させられ、先頭の
回路部品110がストッパ208から離間させられると
ともに、閉塞部254が部品取出用凹部210上から退
避させられた後に回路部品110に接触し、吸着する。
可動カバー250が退避位置への移動を完了するときに
は、部品吸着ヘッド22は可動カバー250の閉塞部2
54との間に僅かに隙間を有する位置まで下降するよう
に設計されており、可動カバー250と干渉することは
ない。
【0046】部品吸着ヘッド22は、回路部品110を
吸着した後、上昇させられて部品取出用凹部210から
回路部品110を取り出す。このとき、前述のように、
先頭の回路部品110はストッパ208から離間させら
れており、部品吸着ヘッド22が部品取出用凹部210
内の回路部品110を取り出すとき、部品吸着ヘッド2
2による回路部品110の取出ミスや部品吸着ヘッド2
2に吸着された回路部品110にずれが生ずることがな
い。回路部品110がストッパ208と後続の回路部品
110とによって挟まれていて、後続の回路部品110
によりストッパ208に押し付けられていれば、部品吸
着ヘッド22が部品取出用凹部210から回路部品11
0を取り出すとき、回路部品110とストッパ208お
よび後続の回路部品110との間に生ずる摩擦抵抗によ
り部品吸着ヘッド22による回路部品110の取出しが
妨げられ、部品吸着ヘッド22が回路部品110を吸着
して部品取出用凹部210から取り出すことができなか
ったり、あるいは回路部品110を一旦吸着したが、外
れ、回路部品110を再び吸着するときに吸着位置にず
れが生じたりすることがある。しかし、本フィーダ12
においては、先頭の回路部品110、すなわち部品吸着
ヘッド22により取り出される回路部品110はストッ
パ208から離間させられており、後続の回路部品11
0やストッパ208が、部品吸着ヘッド22による回路
部品110の部品取出用凹部210からの取出しを妨げ
ることがなく、取出ミスや吸着位置ずれが生ずることが
ないのである。また、部品取出用凹部210の開口、す
なわち切欠206の部品搬送方向に平行な方向の寸法
は、回路部品110の1個半弱に相当する大きさとされ
ており、2番目の回路部品110は半分弱が部品取出用
凹部210内に進入しているが、半分強は第4部材60
により覆われており、先頭の回路部品110が部品取出
用凹部210から取り出されるとき、2番目の回路部品
110が立ち上がったりすることはない。さらに、回路
部品110の取出し中は、ラチェットホイール220が
位置決め爪236により位置決めされており、部品搬送
面184が動いて部品吸着ヘッド22が回路部品110
を吸着し損なったり、取り出し損なったりすることがな
い。
【0047】部品吸着ヘッド22が上昇させられて回路
部品110が部品取出用凹部210から取り出された
後、昇降部材294が上昇させられ、第1リンク268
が引張スプリング286の付勢力に基づいて回動させら
れることにより昇降リンク276が上昇させられ、駆動
バー260が前進(部品搬送方向において下流側への移
動)させられる。それにより第1回動部材222が正方
向に回動させられるとともに駆動爪224がラチェット
ホイール220の歯228に係合したまま正方向へ回動
し、ラチェットホイール220を正方向に回転させ、部
品搬送面184が正方向に移動させられて2番目の回路
部品110が部品取出用凹部210内へ進入させられる
とともに、ストッパ208に当接させられる。第1回動
部材222の正方向への回動により、駆動バー260の
第1回動部材222への取付部分の位置が下方へ移動
し、可動カバー250は自身の弾性力に基づいて作用位
置へ戻り、閉塞部254が部品取出用凹部210の開口
を塞ぐ。
【0048】部品取出用凹部210からの回路部品11
0の取出し後、回路部品110の搬送が開始される少し
前から搬送終了までの間、電磁方向切換弁162の切換
えにより継手部材158が空気供給源160に連通させ
られ、第1,第2分離用空気噴出口136,138,送
り用空気噴出口140から空気が噴出される。第1分離
用空気噴出口136からの空気の噴出により、第1分離
室116内の回路部品110が吹き飛ばされるとともに
分離され、空気の噴出停止後、落下するとき、一部の回
路部品110が第2仕切部材128に形成された切欠を
通って第2分離室118に入る。第2分離室118内の
1個または複数個の回路部品110は、第2分離室11
8の底面の傾斜により、可動部材130の下側の分離通
路部132内に進入する。
【0049】また、第2分離用空気噴出口138からの
空気の噴出により、分離通路部132内の回路部品11
0および可動部材130が吹き上げられて、複数個の回
路部品110が重なっているときには、1個ずつに分離
され、第2分離室118から供給通路134に回路部品
110が1個ずつ進入するようにされる。第2分離用空
気噴出口138から噴出された空気は、第2分離室11
8の第1分離室116に隣接する部分にも吹き込み、そ
の部分内の回路部品110を吹き飛ばして分離する。
【0050】送り用空気噴出口140からの空気の噴出
により、供給通路134内の回路部品110が出口側へ
圧送される。送り用空気噴出口140は、供給通路13
4の出口に向かう方向成分を有しており、また、供給通
路134の出口側には空気抜穴141が設けられている
ため、供給通路134内に出口側に向かう空気の流れが
生じ、回路部品110を出口側へ移動させるのであり、
出口側の回路部品110がベルト182の部品搬送面1
84上に載せられる。供給通路134内において回路部
品110は1列に並んでおり、また、供給通路134は
第2部材56に形成されたガイド溝74の狭幅部78に
連なっているため、回路部品110は供給通路134か
ら部品搬送面184上へ1列に並んだ状態で1個ずつ載
せられ、部品搬送面184上に部品搬送面184の長手
方向に沿って密に整列することとなる。
【0051】空気の噴出後、電磁方向切換弁162が継
手部材158を大気に開放する位置に切り換えられ、空
気の噴出が止められ、フィーダ12は、部品取出用凹部
210に回路部品110が進入し、ストッパ208に押
し付けられた状態で次の回路部品110の供給に備えて
待機させられる。1つのフィーダ12が連続して複数個
の回路部品110を供給する場合、継手部材148は継
手部材158に接続されたままとされ、次の回路部品1
10の取出し後、ベルト182によって回路部品110
が搬送されるのと同期して空気が噴出されて回路部品1
10が送られる。
【0052】1つのフィーダ12による回路部品110
の供給が終了すれば、継手部材158は上昇させられて
継手部材148から離間させられ、X軸スライド44が
移動させられて次に回路部品110を供給するフィーダ
12の部品取出部が供給位置に位置決めされる。
【0053】なお、上記実施形態において空気は、回路
部品110の取出し後、回路部品110が部品搬送面1
84により搬送される際に噴出されるようになっていた
が、回路部品110の取出し前に噴出するようにしても
よい。部品吸着ヘッド22が下降させられ、それと並行
して駆動バー260が後退させられ、部品搬送面184
が逆方向に移動させられて先頭の回路部品110がスト
ッパ208から離間させられるときに空気を噴出するの
である。空気の噴出は、部品吸着ヘッド22が回路部品
110に当接し、吸着する前に止める。また、上記実施
形態において空気は、回路部品110の取出し後、回路
部品110が部品搬送面184により搬送される間に1
回噴出されるのみであったが、複数回噴出させてもよ
く、回路部品110の取出しが行われている間にも空気
を噴出するようにしてもよい。そのようにすれば、第
1,第2分離室116,118および分離通路部132
内の回路部品110の分離が良好に為される。供給通路
134内の回路部品110は、空気の噴出により、部品
搬送面184上に新たに回路部品110が載せられるス
ペースがあれば、供給通路134から部品搬送面184
上へ送られるが、そのスペースがなければ、部品搬送面
184上へは送られない。部品搬送面184は摩擦係数
が比較的高いため、供給通路134から部品搬送面18
4上へ送られる回路部品110が部品搬送面184上に
整列した回路部品110を押し、部品吸着ヘッド22に
より取り出されつつある回路部品110をストッパ20
8に押し付けて取出しを妨げるような事態は生ぜず、部
品取出し中に空気を噴出しても支障はないことが多いの
である。
【0054】また、分離装置は、分離室および分離用空
気噴出口を含むものに限らず、パーツフィーダを振動さ
せる振動装置を含み、振動により回路部品を分離させる
とともに、一列に並んだ状態として供給通路の入口に供
給するものとしてもよい。ただし、部品搬送面184を
逆方向に移動させるためにベルト182が駆動されてか
ら、回路部品110が取り出されるまでの間は、パーツ
フィーダの振動は停止させられるようにすることが望ま
しい。
【0055】さらに、前記実施形態においてベルト18
2の正方向の駆動量はフィーダ12毎に一定とされてい
たが、調節するようにしてもよい。パーツフィーダが供
給する回路部品の寸法が変わったとき、それに応じて調
節するのである。昇降リンク276の下降量に対して駆
動爪224が乗り越える歯228の数を変えればベルト
182の正方向の駆動量を調節することができ、例え
ば、駆動バー260の第1リンク268に対する連結位
置を調節することにより、調節し得る。あるいは昇降リ
ンク276が専用の駆動源を有する駆動装置により駆動
されるのであれば、昇降リンク276の下降量を調節す
ることにより調節し得る。また、第2部材を回路部品の
寸法に応じたものに交換し、固定カバーも、回路部品の
幅に応じた幅のガイド溝や部品取出用凹部を構成する切
欠を有するものに交換する。さらに、先頭の回路部品が
当接するストッパの位置およびラチェットホイールの回
転停止位置を調節し、寸法が変わっても、先頭の回路部
品が常にその中央において部品吸着ヘッドにより吸着さ
れるようにしてもよい。
【0056】さらに、上記実施形態においてフィーダ
は、部品吸着ヘッドを複数個備え、それら部品吸着ヘッ
ドが一軸線まわりに間欠回転させられて回路部品を吸着
し、被装着材たるプリント基板に装着する回路部品装着
装置に回路部品を供給するものとされていたが、その他
にも、例えば、部品吸着ヘッドを複数個備えた回転テー
ブルがテーブル回転装置により任意の角度回転させられ
て回路部品を吸着し、装着する回路部品装着装置や、ま
だ未公開であるが、本出願人による特願平8−3381
51号の明細書に記載されている回路部品装着装置のよ
うに、共通の回動軸線のまわりに個々に回動可能な複数
の回動体と、それら複数の回動体に、それぞれ前記回動
軸線を一周するとともにその一周の間に1回以上の停止
を含み、かつ互いに一定時間差を有する回動運動を付与
する回動運動付与装置と、前記複数の回動体にそれぞれ
保持され、それぞれ回路部品を保持可能な部品保持ヘッ
ドとを含む回路部品装着装置に回路部品を供給するもの
としてもよい。また、一方向に直線移動させられて回路
部品を吸着,装着する回路部品装着装置や、一平面内に
おいて直交する2方向に直線移動させられて回路部品を
吸着,装着する回路部品装着装置等に回路部品を供給す
るフィーダにも本発明を適用することができる。フィー
ダが複数設けられて回路部品供給装置を構成するととも
に、それら複数のフィーダを移動させ、各部品供給部
(部品取出部)を順次供給位置に位置決めして回路部品
を供給させる場合、複数のフィーダを、可動テーブル
に、それらフィーダの各部品供給部が1本の線上に並ぶ
状態で保持させ、可動テーブルをその1本の線に平行な
方向に移動可能とし、テーブル駆動装置により移動させ
る。複数のフィーダの各部品供給部が並ぶ1本の線は、
直線でもよく、まだ、未公開であるが、本出願人による
特願平9−121188号の明細書に記載されているよ
うに、円周でもよく、円弧(部分円周)でもよく、円弧
以外の曲線でもよく、あるいはそれらの組合わせでもよ
い。1本の線が直線であれば、可動テーブルは直線移動
テーブルとされ、円周であれば、一軸線まわりに回転す
る円形(全円)テーブルとされ、円弧であれば、一軸線
まわりに回転する扇形テーブルとされる。これら円形テ
ーブルおよび扇形テーブルはいずれも、一軸線まわりに
回転する回転テーブルである。複数のフィーダにより回
路部品供給装置を構成する場合でも、回路部品装着装置
等の態様等によっては、フィーダを移動させず、固定し
て設けて回路部品を供給するものとしてもよい。あるい
は少なくとも1個のフィーダを移動テーブルに支持さ
せ、一平面内において直交する2方向に移動させて回路
部品を供給させてもよい。
【0057】また、上記実施形態においてベルト駆動装
置290の駆動機構を構成する昇降リンク276は、昇
降部材294を備え、インデックス用サーボモータ26
を駆動源とする駆動装置により駆動されるようになって
いたが、インデックス用サーボモータ26とは別の専用
の駆動源を有する駆動装置により駆動するようにしても
よい。この専用の駆動源を有する駆動装置は、昇降部材
294のように、昇降により昇降リンク276を駆動す
る駆動部材を備えたものとしてもよく、その他にも、例
えば、回動により昇降リンク276を駆動する駆動部材
を備えたものとしてもよく、複数のフィーダに共通に設
けてもよく、フィーダ毎に個々に設けてもよい。
【0058】さらに、継手部材158を継手部材148
に接続,離間させる継手部材駆動装置は、インデックス
用サーボモータを駆動源とするものとしてもよい。ただ
し、その場合でも、1個のフィーダが複数個の回路部品
を連続して供給する場合、回路部品の供給が行われる
間、継手部材をフィーダ側の継手部材に接続した状態に
保つようにすることが、不可欠ではないが望ましい。
【0059】その他、特許請求の範囲を逸脱することな
く、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した
態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であり、方法発明が実施さ
れるパーツフィーダを有する回路部品供給装置を備えた
回路部品装着システムを概略的に示す正面図である。
【図2】上記パーツフィーダを示す正面図である。
【図3】上記パーツフィーダの本体を構成する第2部材
に設けられたガイド溝をベルト等と共に示す側面断面図
である。
【図4】上記パーツフィーダを構成する空気流利用部品
整列装置の分離装置を供給通路と共に示す正面図であ
る。
【図5】上記パーツフィーダの部品取出部周辺を示す正
面図である。
【図6】上記パーツフィーダの部品取出部周辺を示す平
面図である。
【図7】上記パーツフィーダの部品取出部周辺を示す側
面図(一部断面)である。
【図8】上記パーツフィーダの本体を構成する第1,第
3部材に設けられたガイド溝をベルト等と共に示す側面
断面図である。
【図9】上記パーツフィーダの部品取出部周辺を可動カ
バーを外して示す平面図である。
【図10】上記パーツフィーダの部品取出部周辺をラチ
ェットホイール等を除いて示す正面図(一部断面)であ
る。
【図11】上記パーツフィーダの構成要素であるベルト
駆動装置の位置決め爪の取付位置の設定を説明する図で
ある。
【図12】上記ベルト駆動装置の構成要素である第1回
動部材が逆方向に回動させられた状態を示す正面図であ
る。
【図13】上記パーツフィーダにおいてベルト上に整列
させられた複数の回路部品のうち、先頭の回路部品がス
トッパから離間させられた状態を示す正面図(一部断
面)である。
【図14】上記パーツフィーダに設けられた可動カバー
が退避位置へ退避させられた状態を示す側面図(一部断
面)である。
【符号の説明】
10:回路部品供給装置 12:パーツフィーダ 1
10:リードレス回路部品 174:駆動プーリ
182:タイミングベルト 184:部品搬送面
208:ストッパ 220:ラチェットホイール
222:第1回動部材 224:駆動爪 230:
第1ばね 236:位置決め爪 242:第2ばね
290:ベルト駆動装置 300:制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周回するベルトの部品搬送面上に、その
    部品搬送面の長手方向に沿って回路部品を密に整列させ
    る行程と、 前記部品搬送面が正方向に移動する向きにベルトを作動
    させ、前記密に整列した回路部品の先頭のものをストッ
    パに当接させる行程と、 前記部品搬送面が逆方向に予め定められた距離移動する
    ようにベルトを作動させ、前記先頭の回路部品をストッ
    パから離間させる行程とを含むことを特徴とする回路部
    品供給方法。
  2. 【請求項2】 外周面を部品搬送面とするベルトと、 前記部品搬送面に近接して配設されたストッパと、 前記部品搬送面上に、その部品搬送面の長手方向に沿っ
    て回路部品を密に整列させる部品整列手段と、 前記ベルトを、前記整列した回路部品の先頭のものが前
    記ストッパに当接するに十分な量正方向に駆動した後、
    予め定められた量だけ逆方向に駆動するベルト駆動装置
    とを含むことを特徴とするパーツフィーダ。
  3. 【請求項3】 前記ベルト駆動装置が、 前記ベルトが巻き掛けられた駆動プーリと、 その駆動プーリと正逆両方向の回転伝達可能に連携させ
    られたラチェットホイールと、 そのラチェットホイールに、正方向の回動時にはそのラ
    チェットホイールの歯を乗り越えず、逆方向の回動時に
    は乗り越える状態で係合する駆動爪を備えて往復回動す
    る回動部材により、ラチェットホイールを駆動する駆動
    機構と、 前記ラチェットホイールの歯に係合することにより、前
    記駆動機構によるラチェットホイールの正方向の回転停
    止位置から予め定められた一定回転角度だけ逆方向回転
    した位置でラチェットホイールを停止させる位置決め爪
    とを含むことを特徴とする請求項2に記載のパーツフィ
    ーダ。
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