JPWO2017159058A1 - レベルシフト回路 - Google Patents

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Abstract

ハイサイドの基準電位のラインに長時間のdV/dtノイズが発生した場合の誤動作を防止する。レベルシフト抵抗(LSR1,LSR2)に並列に直列接続のトランジスタ(PM1,PM1XおよびPM2,PM2X)が接続される。一方のトランジスタ(PM1,PM2)は、ラッチ回路(113)の出力に応じてそのラッチ状態が変化しづらい方向にオン・オフされる。他方のトランジスタ(PM1X,PM2X)は、dV/dt期間検出回路(114)がdV/dtの発生を検出している間、オンされ、たとえばラッチ回路(113)の出力がLレベルのとき、レベルシフト抵抗(LSR1)をトランジスタ(PM1,PM1X)のオン抵抗で低くして接続点(resdrn)の電位を相対的に低下させ、ラッチ状態を変化しづらくする。dV/dt期間検出回路(114)がdV/dtの終了を検出すると、トランジスタ(PM1X,PM2X)は、共にオフとなる。

Description

本発明はレベルシフト回路に関し、特にハーフブリッジ回路をなす2つのスイッチ素子のうちハイサイドのスイッチ素子を駆動する駆動回路に対してローサイドの接地電位を基準に生成された信号を伝達するレベルシフト回路に関する。
高電位系電源で駆動されるハーフブリッジ回路では、直列接続されたハイサイドおよびローサイドのスイッチ素子が、それぞれ基準電位の異なる駆動回路によって駆動される。ハイサイド用の駆動回路として、HVドライバIC(HVIC)が知られている。HVドライバICでは、ハイサイドのスイッチ素子をオンまたはオフさせる信号は、ローサイドの接地電位を基準に生成された信号を直接使用することができないので、レベルシフト回路によりレベルシフトして使用される(たとえば、特許文献1,2参照)。次に、この特許文献1,2に記載されたレベルシフト回路について順に説明する。
図5は従来のレベルシフト回路を用いたハーフブリッジ回路の構成例を示す図である。
図5において、ハイサイドのスイッチ素子XD1およびローサイドのスイッチ素子XD2は、直列に接続されて出力回路100を構成し、両端には高電圧の電源E(以下、その電圧もEで表す。)が接続されている。ここで、スイッチ素子XD1,XD2は、図示の例では、NチャネルのパワーMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)を用いている。
ハーフブリッジ回路では、ハイサイドのスイッチ素子XD1がハイサイド駆動回路110の出力信号HOによって制御され、ローサイドのスイッチ素子XD2がローサイド駆動回路120の出力信号LOによって制御されるよう構成されている。
ハイサイド駆動回路110は、スイッチ素子XD1を駆動するハイサイドドライバ111と、電源E1(以下、その電圧もE1で表す。)と、それ以外の構成要素からなるレベルシフト回路とを備えている。
レベルシフト回路は、レベルシフト抵抗LSR1とNチャネルMOSFETの高耐圧トランジスタHVN1との直列回路およびレベルシフト抵抗LSR2とNチャネルMOSFETの高耐圧トランジスタHVN2との直列回路を有している。これらの直列回路の一端は、それぞれ、電源E1の高電位側端子に接続された電源ラインVB(以下、その電位もVBで表す。)に接続され、他端はそれぞれローサイドの基準電位である接地電位(GND)に接続されている。高耐圧トランジスタHVN1のゲートには、スイッチ素子XD1のオン期間の開始タイミングを指示するセット信号SETが入力される。また、高耐圧トランジスタHVN2のゲートには、スイッチ素子XD1のオン期間の終了タイミングを指示するリセット信号RSETが入力される。なお、高耐圧トランジスタHVN1,HVN2のソース・ドレイン間に接続されているコンデンサは、高耐圧トランジスタHVN1,HVN2が有する寄生容量Cds1,Cds2を表している。
レベルシフト抵抗LSR1と高耐圧トランジスタHVN1との接続点setdrn(以下、その信号もセットドレイン信号setdrnで表す。)は、ラッチ誤動作保護回路112に接続されている。また、レベルシフト抵抗LSR2と高耐圧トランジスタHVN2との接続点resdrn(以下、その信号もリセットドレイン信号resdrnで表す。)も、ラッチ誤動作保護回路112に接続されている。ここで、ラッチ誤動作保護回路112は、接続点setdrn,resdrnの一方がLレベル、他方がHレベルのときだけ、セットドレイン信号setdrnおよびリセットドレイン信号resdrnをそのまま通過させる働きをする。
ラッチ誤動作保護回路112の出力は、ラッチ回路113に接続され、ラッチ回路113の出力は、ハイサイドドライバ111に接続されている。ラッチ回路113の出力は、また、インバータ回路INV1の入力に接続され、インバータ回路INV1の出力は、インバータ回路INV2の入力に接続されている。インバータ回路INV1の出力は、また、抵抗R11および抵抗R12からなる直列回路の一端に接続され、この直列回路の他端は、接続点setdrnに接続されている。抵抗R11および抵抗R12の中点は、レベルシフト抵抗LSR2に並列に接続されたPチャネルMOSFETのトランジスタPM2のゲートに接続されている。インバータ回路INV2の出力は、抵抗R13および抵抗R14からなる直列回路の一端に接続され、この直列回路の他端は、接続点resdrnに接続されている。抵抗R13および抵抗R14の中点は、レベルシフト抵抗LSR1に並列に接続されたPチャネルMOSFETのトランジスタPM1のゲートに接続されている。
レベルシフト回路は、また、ダイオードD1,D2を有し、これらのアノードは、スイッチ素子XD1とスイッチ素子XD2との接続点VS(以下、この電位もハイサイド基準電位VSで表す。)に接続されている。ダイオードD1のカソードは、接続点setdrnに接続され、ダイオードD2のカソードは、接続点resdrnに接続されている。このダイオードD1,D2は、接続点setdrn,resdrnの電圧がハイサイド基準電位VSを超えないようクランプしてラッチ誤動作保護回路112に過電圧が入力されることを防止するためのものである。
ローサイド駆動回路120は、スイッチ素子XD2を駆動するローサイドドライバ121と、電源E2とを備えている。ローサイドドライバ121は、電源E2から電源の供給を受け、ローサイドの制御信号を入力してスイッチ素子XD2をオン・オフ駆動するための出力信号LOを出力する。
出力回路100のスイッチ素子XD1とスイッチ素子XD2との接続点VS、すなわち、ハイサイドの基準電位となる電源ラインには、負荷Lの一端が接続され、負荷Lの他端は、ローサイド駆動回路120の基準電位である接地電位(GND)に接続されている。
このようなハーフブリッジ回路において、ローサイドのスイッチ素子XD2がオンの状態からハイサイドのスイッチ素子XD1がオンの状態に切り替わる場合について考えてみる。
ローサイドのスイッチ素子XD2がオフし、ハイサイドのスイッチ素子XD1がオンの状態になると、接続点VSのハイサイド基準電位VSは、接地電位から高電圧の電圧Eに急激に切り替わる。これにより、ハイサイド駆動回路110の電源ラインVBの電位VBは電源E1の電圧E1が加わって、接地電位からの電圧は(E+E1)となる。このとき、高耐圧トランジスタHVN1,HVN2がオフしていると、接続点setdrn,resdrnは、いずれもレベルシフト抵抗LSR1,LSR2を介して電位VBが印加されていることになる。このため、ラッチ誤動作保護回路112は、2つの入力信号が2つともHレベルになっているので、セットドレイン信号setdrnおよびリセットドレイン信号resdrnの通過をブロックし、ラッチ回路113は、ハイサイドのスイッチ素子XD1をオンさせる状態を維持させる。
ところが、高耐圧トランジスタHVN1,HVN2は、寄生容量Cds1,Cds2をそれぞれ有しているため、レベルシフト抵抗LSR1,LSR2と寄生容量Cds1,Cds2とによるCR回路が形成されることになる。そのCR回路には、電圧(E+E1)が印加されるため、寄生容量Cds1,Cds2の充電が完了するまで、接続点setdrn,resdrnにdV/dtノイズと呼ばれる誤信号が重畳される。
寄生容量Cds1,Cds2の充電の間、接続点setdrn,resdrnの電位は、Lレベルになり、ラッチ誤動作保護回路112は、2つの入力信号が2つともLレベルになっているので、セットドレイン信号setdrnおよびリセットドレイン信号resdrnの通過をブロックするはずである。しかし、寄生容量Cds1,Cds2の容量値は、製造ばらつきによって差が生じやすいものになっている。両者の差がある程度大きいと、接続点setdrn,resdrnの電位がLレベルからHレベルになるタイミングが異なり、ラッチ誤動作保護回路112は、セットドレイン信号setdrnまたはリセットドレイン信号resdrnを通過させてしまうことになる。しかも、ハイサイドにおけるdV/dtノイズの大きさは、V(t)をCR回路に印加される電圧、VxをCRの接続点の電圧、kをV(t)の立ち上がりの傾きとすると、
V(t)−Vx=kCR(1−exp(−t/CR))
で表される(たとえば、特許文献1の(13)式)。この式から、レベルシフト回路の容量や抵抗値が大きいほど、また、Vxの変化が急であるほどdV/dtノイズの大きさが大きいので、寄生容量Cds1,Cds2の容量の差が大きいとそれによる影響も大きいことがわかる。したがって、寄生容量Cds1,Cds2の容量の差が大きい場合、結果的に、セット信号SETまたはリセット信号RSETが入力されたときと同様の動作をするようになり、ハーフブリッジ回路の誤動作につながる。
この誤動作を解消するために、ラッチ回路113の出力信号の状態によって、レベルシフト抵抗LSR1,LSR2の抵抗値を、ラッチ回路113の出力信号の状態が維持される方向に変化させることにしている。すなわち、ラッチ回路113の出力信号がHレベルのとき、インバータ回路INV1によって反転されたLレベルが抵抗R11に印加される。このインバータ回路INV1の出力のLレベルは、ハイサイド基準電位VSに等しいので、トランジスタPM2は、そのゲート電圧がプルダウンされてオン状態になる。同時に、インバータ回路INV2によってさらに反転されたHレベルが抵抗R13に印加される。このインバータ回路INV2の出力のHレベルは、電位VBに等しいので、トランジスタPM1は、そのゲート電圧がプルアップされてオフ状態になる。これにより、(レベルシフト抵抗LSR1とトランジスタPM1のソース・ドレイン間抵抗との合成抵抗)>(レベルシフト抵抗LSR2とトランジスタPM2のオン抵抗の合成抵抗)となり、dV/dtノイズが発生していても、セットドレイン信号setdrnの電位に比べてリセットドレイン信号resdrnの電位が下降しにくくなる。dV/dtノイズにより単独にLレベルとなるのはセットドレイン信号setdrnの電位側となるので、ラッチ回路113が誤ってリセットされて出力信号の状態が変化してしまうことがない。なお、レベルシフト抵抗LSR2と合成抵抗を形成するトランジスタPM2のオン抵抗(インピーダンス)は、抵抗R11と抵抗R12との抵抗比によって決められる。ラッチ回路113の出力信号がLレベルのときは、逆に、セットドレイン信号setdrnの方が下降しにくくなるため、ラッチ回路113が誤ってセットされて出力信号の状態が変化してしまうことがないようにしている。
図6は従来のレベルシフト回路を用いたハーフブリッジ回路の別の構成例を示す図である。この図6において、図5に示した構成要素と同じまたは均等の構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図6に示したレベルシフト回路では、論理和回路OR1とレベルシフト抵抗LSR1,LSR2に並列に接続されたPチャネルMOSFETのトランジスタPM3,PM4とを有している。論理和回路OR1の入力は、レベルシフト出力の接続点setdrn,resdrnに接続され、論理和回路OR1の出力は、トランジスタPM3,PM4のゲートに接続されている。
ここで、ローサイドのスイッチ素子XDがオフし、ハイサイドのスイッチ素子XD1がオンして電源ラインVBの電位VBが上がるときに、高耐圧トランジスタHVN1,HVN2がオフしていると、その寄生容量Cds1,Cds2の存在のために接続点setdrn,resdrnの電位が低下する。論理和回路OR1は、両方の接続点setdrn,resdrnの電位が共にロジック閾値より低下したことを検出すると、Lレベルを出力し、レベルシフト抵抗LSR1,LSR2に並列に接続されたトランジスタPM1,PM2をオンにする。
これにより、接続点setdrn,resdrnの電位が共にHレベルにプルアップされる。詳細な説明は省略するが、この構成により、寄生容量Cds1,Cds2の容量値に差がある状態でdV/dtノイズが発生しても、接続点setdrn,resdrnのうち正規の信号が入力された側がLレベルになるか、両者が一緒にLレベルもしくはHレベルになるだけなので、ラッチ回路113が誤ってセットもしくはリセットされることがない。
特許第5402852号公報(段落〔0120〕〜〔0133〕,図15) 特許第5354417号公報(段落〔0033〕〜〔0041〕,図1)
ところで、ハイサイド基準電位VSは、ローサイドのスイッチ素子XD2がオフし、ハイサイドのスイッチ素子XD1がオフ状態からオン状態に切り替えられたときに上昇するが、これ以外にも、ハイサイド基準電位VSが上昇する場合がある。たとえば、負荷Lが誘導性負荷の場合であって、スイッチ素子XD1,XD2が共にオフするデッドタイムの期間に、負荷Lから出力回路100に流れ込んでいた電流が急には切れない場合である。この場合、負荷Lから出力回路100に流れ込んでいた電流は、ハイサイド基準電位VSのラインの浮遊容量に充電されることになり、ハイサイド基準電位VSが急速に立ち上がってdV/dtノイズが発生する。このようなdV/dtノイズは、ハイサイドのスイッチ素子XD1がオフ状態からオン状態に切り替えられたときに瞬間的に発生するdV/dtノイズと比べ、負荷Lによって長く持続されることが多い。
しかしながら、図5および図6のレベルシフト回路は、接続点VSにdV/dtノイズが長時間印加されることをまったく考慮していないので、長時間の印加時に寄生容量Cds1,Cds2の製造ばらつきによる影響で誤動作に至ることが確認されている。これは、たとえば寄生容量Cds2の容量値がCds1の容量値よりも小さい場合に、接続点resdrnおよび接続点setdrnに関する、上述のV(t)−Vx=kCR(1−exp(−t/CR))の式で表されるdV/dtノイズの影響量の差が対策回路の効果より大きいと、接続点resdrnの電位の方が高くなり、時間が経過すると接続点resdrnの電位が接続点setdrnよりも先にHレベルとなり、ラッチ保護の条件が解除され、ラッチが誤ってセットされてスイッチ素子XD1がオンされてしまうことによるものと考えられる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、ハイサイドの基準電位となる電源ラインに長時間のdV/dtノイズの発生した場合にも誤動作が発生しないようにしたレベルシフト回路を提供することを目的とする。
本発明では、上記の課題を解決するために、1つの案では、ローサイドの接地電位を基準に生成された信号をレベルシフトしてハイサイドのスイッチ素子を駆動する回路に伝達するレベルシフト回路が提供される。このレベルシフト回路は、前記ハイサイドの高電圧側電源ラインと前記接地電位との間に接続された第1の抵抗と第1のトランジスタとの第1の直列回路と、前記ハイサイドの高電圧側電源ラインと前記接地電位との間に接続された第2の抵抗と第2のトランジスタとの第2の直列回路と、前記第1の抵抗と前記第1のトランジスタとの第1の接続点の信号および前記第2の抵抗と前記第2のトランジスタとの第2の接続点の信号を入力するラッチ誤動作保護回路と、前記ラッチ誤動作保護回路の出力が入力されるラッチ回路と、直列に接続されて前記第1の抵抗に並列に接続された第3のトランジスタおよび第4のトランジスタと、直列に接続されて前記第2の抵抗に並列に接続された第5のトランジスタおよび第6のトランジスタと、前記第1の接続点の信号および前記第2の接続点の信号を入力して前記ハイサイドの基準電位ラインにおけるdV/dtノイズの発生を検出するdV/dt期間検出回路と、前記dV/dt期間検出回路の第1の出力と前記第1の接続点の信号とを入力し、前記第6のトランジスタを制御する第1の論理積回路と、前記dV/dt期間検出回路の第2の出力と前記第2の接続点の信号とを入力し、前記第4のトランジスタを制御する第2の論理積回路と、を備えている。前記第3のトランジスタは前記ラッチ回路の出力信号によって制御されると共に、前記第5のトランジスタは前記ラッチ回路の出力信号を論理反転した信号によって制御される。
上記構成のレベルシフト回路は、dV/dt期間検出回路を備えたことにより、長時間のdV/dtノイズの発生にも対応できるので、dV/dtに対する誤動作耐性を向上できるという利点がある。また、レベルシフト回路が誤動作しにくくなることから、これを適用したハーフブリッジ回路の信頼性が向上する。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は、本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
本発明の一実施の形態に係るレベルシフト回路を用いたハーフブリッジ回路の構成例を示す回路図である。 論理積回路の構成例を示す回路図である。 dV/dt期間検出回路の構成例を示す回路図である。 レベルシフト回路の動作波形を示す図である。 従来のレベルシフト回路を用いたハーフブリッジ回路の構成例を示す図である。 従来のレベルシフト回路を用いたハーフブリッジ回路の別の構成例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において、接続点およびラインとその接続点およびラインにおける電位、電圧、信号などは、同じ符号を用いることがある。
図1は本発明の一実施の形態に係るレベルシフト回路を用いたハーフブリッジ回路の構成例を示す回路図、図2は論理積回路の構成例を示す回路図、図3はdV/dt期間検出回路の構成例を示す回路図、図4はレベルシフト回路の動作波形を示す図である。図1において、レベルシフト回路を除く部分は、図5および図6に示した構成要素と同じであるので、対応する構成要素については同じ符号を付してある。
図1のハーフブリッジ回路において、ハイサイドのスイッチ素子XD1およびローサイドのスイッチ素子XD2は、直列に接続されて出力回路100を構成し、両端には高電圧の電源Eが接続されている。ここで、スイッチ素子XD1,XD2は、図示の例では、NチャネルのパワーMOSFETを用いている。
ハイサイドのスイッチ素子XD1は、ゲートがハイサイド駆動回路110の出力に接続され、ハイサイド駆動回路110の出力信号HOによって駆動されることによりオン・オフ制御される。ローサイドのスイッチ素子XD2は、そのゲートがローサイド駆動回路120の出力に接続され、ローサイド駆動回路120の出力信号LOによって駆動されることによりオン・オフ制御される。
ハイサイド駆動回路110は、スイッチ素子XD1を駆動するハイサイドドライバ111と、ハイサイド用の電源E1と、それ以外の構成要素からなるレベルシフト回路とを備えている。
レベルシフト回路は、レベルシフト抵抗LSR1とNチャネルMOSFETの高耐圧トランジスタHVN1との直列回路およびレベルシフト抵抗LSR2とNチャネルMOSFETの高耐圧トランジスタHVN2との直列回路を有している。これらの直列回路の一端は、それぞれ、電源E1の高電位側端子に接続された電源ラインVBに接続され、他端はそれぞれローサイドの基準電位である接地電位(GND)に接続されている。レベルシフト抵抗LSR1は、2段直列構成のPチャネルMOSFETのトランジスタPM1,PM1Xが並列に接続されている。レベルシフト抵抗LSR2は、2段直列構成のPチャネルMOSFETのトランジスタPM2,PM2Xが並列に接続されている。レベルシフト抵抗LSR1には、さらに、PチャネルMOSFETのトランジスタPM3が並列に接続され、レベルシフト抵抗LSR2には、さらに、PチャネルMOSFETのトランジスタPM4が並列に接続されている。
高耐圧トランジスタHVN1のゲートには、スイッチ素子XD1のオン期間の開始タイミングを指示するセット信号SETが図示しない制御回路から入力される。また、高耐圧トランジスタHVN2のゲートには、スイッチ素子XD1のオン期間の終了タイミングを指示するリセット信号RSETが図示しない制御回路から入力される。高耐圧トランジスタHVN1,HVN2のソース・ドレイン間に接続されているコンデンサは、高耐圧トランジスタHVN1,HVN2が有する寄生容量Cds1,Cds2である。
レベルシフト抵抗LSR1と高耐圧トランジスタHVN1との接続点setdrnおよびレベルシフト抵抗LSR2と高耐圧トランジスタHVN2との接続点resdrnは、それぞれラッチ誤動作保護回路112に接続されている。このラッチ誤動作保護回路112は、接続点setdrn,resdrnの信号の状態が誤動作を引き起こす条件であるかどうかを判断し、誤動作を引き起こす条件であると判断したとき、信号の通過をブロックする働きをする。誤動作を引き起こす条件としては、接続点setdrn,resdrnの電位が両方共にHまたはLレベルになる場合である。誤動作を引き起こす条件でないと判断したときには、ラッチ誤動作保護回路112は、接続点setdrn,resdrnの信号をそのまま通過させる。
ラッチ誤動作保護回路112の出力は、ラッチ回路113に接続され、ラッチ回路113の出力は、ハイサイドドライバ111に接続されている。ラッチ回路113の出力は、また、トランジスタPM1のゲートに接続されている。ラッチ回路113の出力は、さらに、インバータ回路INVの入力に接続され、インバータ回路INVの出力は、トランジスタPM2のゲートに接続されている。
レベルシフト回路は、また、論理和回路OR1、論理積回路AND1、論理積回路AND2およびdV/dt期間検出回路114を有している。論理和回路OR1の入力は、接続点setdrn,resdrnにそれぞれ接続され、論理和回路OR1の出力は、トランジスタPM3,PM4のゲートにそれぞれ接続されている。論理積回路AND1の入力は、接続点setdrnおよびdV/dt期間検出回路114の出力OUT1にそれぞれ接続され、論理積回路AND1の出力は、トランジスタPM2XのゲートおよびdV/dt期間検出回路114の入力IN1にそれぞれ接続されている。論理積回路AND2の入力は、接続点resdrnおよびdV/dt期間検出回路114の出力OUT2にそれぞれ接続され、論理積回路AND2の出力は、トランジスタPM1XのゲートおよびdV/dt期間検出回路114の入力IN2にそれぞれ接続されている。dV/dt期間検出回路114では、入力IN3は、接続点setdrnに接続され、入力IN4は、接続点resdrnに接続され、入力PORは、パワーオンリセット信号PORを受けるように図示しない制御回路に接続されている。
レベルシフト回路は、また、ダイオードD1,D2を有し、これらのアノードは、スイッチ素子XD1とスイッチ素子XD2との接続点VSに接続されている。ダイオードD1のカソードは、接続点setdrnに接続され、ダイオードD2のカソードは、接続点resdrnに接続されている。これにより、接続点setdrn,resdrnの電圧がハイサイド基準電位VSを超えない(下回らない)ようにダイオードD1,D2でクランプされてラッチ誤動作保護回路112に過電圧が入力されないようにしている。
ローサイド駆動回路120は、スイッチ素子XD2を駆動するローサイドドライバ121と、電源E2とを備えている。ローサイドドライバ121は、電源E2から電源の供給を受け、図示しない制御装置からローサイドの制御信号を入力してスイッチ素子XD2をオン・オフ駆動するための出力信号LOを出力する。
出力回路100は、その出力部であるスイッチ素子XD1とスイッチ素子XD2との接続点VSが負荷Lの一端が接続され、負荷Lの他端は、接地電位(GND)に接続されている。
次に、上記の論理積回路AND1、論理積回路AND2およびdV/dt期間検出回路114の具体例について説明する。
論理積回路AND1および論理積回路AND2は、同じ構成を有している。このため、図2では、論理積回路AND1に対応する論理積回路AND2の端子の符号は、かっこ書きで示している。論理積回路AND1(AND2)は、3つのPチャネルMOSFETのトランジスタPM11,PM12,PM13と1つのNチャネルMOSFETのトランジスタNM11と抵抗Rtとを有している。トランジスタPM11,PM12は、ソース・ドレインを互いに接続し、ソースを電源ラインVBに接続している。トランジスタPM11のゲートは、dV/dt期間検出回路114の出力OUT1(OUT2)に接続される入力を構成し、トランジスタPM12のゲートは、接続点setdrn(resdrn)に接続される入力を構成している。トランジスタPM11,PM12のドレインは、抵抗Rtを介してハイサイド基準電位VSのラインに接続されている。トランジスタPM11,PM12のドレインと抵抗Rtとの接続点は、CMOSインバータ回路を構成するトランジスタPM13,NM11のゲートに接続されている。トランジスタPM13のソースは、電源ラインVBに接続され、トランジスタNM11のソースは、ハイサイド基準電位VSのラインに接続されている。トランジスタPM13,NM11のドレインは、互いに接続され、この論理積回路AND1(AND2)の出力AND1_OUT(AND2_OUT)を構成している。
この論理積回路AND1(AND2)において特徴的なところは、入力用のトランジスタPM11,PM12の負荷を抵抗Rtで構成している点である。すなわち、一般的なCMOS論理和回路では、入力用のトランジスタPM11,PM12の負荷は、2つのNチャネルMOSFETのトランジスタをそれぞれ直列に接続し、それぞれのゲートをトランジスタPM11,PM12のゲートにそれぞれ接続した構成である。これに対し、この実施の形態では、入力用のトランジスタPM11,PM12の負荷を抵抗Rtで構成し、トランジスタPM13,NM11からなるCMOSインバータ回路の出力をLレベルからHレベルに反転させるとき、トランジスタPM13,NM11のゲート容量に蓄積されていた電荷を抵抗Rtがゆっくり放電することにしている。したがって、この論理積回路AND1(AND2)は、2つの入力にHレベルの信号が同時に印加されたとき、出力AND1_OUT(AND2_OUT)の論理状態が即座にHレベルに変化するのではなく、所定の時間だけ遅れてHレベルに変化する。この遅延時間は、抵抗Rtの値を調整することによって変更される。なお、出力がHレベルのときに2つの入力の一方がLレベルになると、出力AND1_OUT(AND2_OUT)は即座にLレベルとなる。
dV/dt期間検出回路114は、図3に示したように、2つのラッチ回路LT1,LT2、比較器COMP1、抵抗R1,R2、基準電圧Vrefおよび論理和回路OR2を有している。
ラッチ回路LT1のリセット入力Rおよびラッチ回路LT2のセット入力Sは、dV/dt期間検出回路114の入力IN1に接続され、ラッチ回路LT1のセット入力Sおよびラッチ回路LT2のリセット入力Rは、dV/dt期間検出回路114の入力IN2に接続されている。ラッチ回路LT1の反転出力ZQは、dV/dt期間検出回路114の出力OUT1を構成し、ラッチ回路LT2の反転出力ZQは、dV/dt期間検出回路114の出力OUT2を構成している。ラッチ回路LT1,LT2のクリア入力CLRは、論理和回路OR2の出力に接続されている。
ラッチ回路LT1,LT2は、そのセット入力Sとリセット入力Rの一方がHレベルになると、Hレベルになった方がセット入力Sであるかリセット入力Rであるかに応じてセットまたはリセットされる。ただし、2つの入力が同時にLレベルもしくはHレベルになると、状態の変化はない。また、2つの入力が同時にHレベルになるタイミング、または同時にHレベルから同時にLレベルに変わるタイミングが僅かにずれても、内部回路の応答遅れで状態は変化しない。
ラッチ回路LT1,LT2の出力OUT1,OUT2は、それぞれラッチ回路LT1,LT2の状態を反転させた信号であり、クリア入力CLRがHレベルになると、出力OUT1,OUT2は、それぞれHレベルになる。
比較器COMP1の非反転入力(+)は、抵抗R1と抵抗R2との一方の端子を互いに接続した接続点に接続されている。抵抗R1の他方の端子は、dV/dt期間検出回路114の入力IN3を構成し、抵抗R2の他方の端子は、dV/dt期間検出回路114の入力IN4を構成している。比較器COMP1の反転入力(−)は、基準電圧Vrefの正極端子に接続され、基準電圧Vrefの負極端子は、ハイサイド基準電位VSに接続されている。比較器COMP1の出力は、論理和回路OR2の一方の入力に接続され、論理和回路OR2の他方の入力は、パワーオンリセット信号PORを受けるdV/dt期間検出回路114の入力PORを構成している。
比較器COMP1の非反転入力に接続されている抵抗R1,R2の回路は、セットドレイン信号setdrnの電位とリセットドレイン信号resdrnの電位の重みづけ平均をとる回路になっている。この回路による加重平均は、(setdrn×R2/(R1+R2))+(resdrn×R1/(R1+R2))で表される。抵抗R1,R2の抵抗値が等しければ、単純平均となる。この実施の形態では、R1=R2としている。
また、比較器COMP1の反転入力に入力されている基準電圧Vrefは、かなり高めの値(電位VBの近傍値)となっている。このため、ハイサイド基準電位VSにdV/dtが印加されている状態では、セットドレイン信号setdrnの電位とリセットドレイン信号resdrnの電位は抵抗の電位降下により必ず電位VBより低くなり、両者の単純平均が基準電圧Vrefを超えることはない。したがって、dV/dtが発生している状態では、比較器COMP1は、必ずLレベルの信号を出力し、ラッチ回路LT1,LT2をクリアすることもない。
次に、以上のようなハーフブリッジ回路において、制御装置からセット信号SETを受けてハイサイドのスイッチ素子XD1がオンの状態に切り替わるときの動作(通常動作)について説明する。
まず、高耐圧トランジスタHVN1がオンして、セットドレイン信号setdrnが接地電位になると、ラッチ誤動作保護回路112を介してラッチ回路113がセットされ、ハイサイドドライバ111がスイッチ素子XD1を駆動してオンさせる。これにより、ハイサイド基準電位VSが接地電位から高電圧の電圧Eに切り替わり、ハイサイド駆動回路110の電源ラインVBの電位VBが電圧(E+E1)となる。このとき、高耐圧トランジスタHVN1は、既にオフしているので、接続点setdrn,resdrnは、いずれもレベルシフト抵抗LSR1,LSR2を介して電位VBが印加される。電位VBの印加時に、高耐圧トランジスタHVN1,HVN2の寄生容量Cds1,Cds2の存在により、接続点setdrn,resdrnの電位が、一瞬接地電位まで低下し、その後、電位VBまで上昇しようとする。このとき、寄生容量Cds1,Cds2の容量値に差があると、上昇するタイミングがずれて、ラッチ誤動作保護回路112の誤動作保護の条件が崩れ、ラッチ回路113が誤動作を起こす可能性がある。
このレベルシフト回路では、ラッチ回路113がHレベルの信号を出力し、スイッチ素子XD1が立ち上がるまでの間、インバータ回路INVを介してLレベルの信号がトランジスタPM2に入力されることでトランジスタPM2がオンする。このとき、接続点resdrnの電位が高いので論理和回路OR1がHレベルの信号を出力し、トランジスタPM3,PM4をオフする。また、入力IN1,IN2がそれぞれLレベル、Hレベルとなるので出力OUT1,OUT2がそれぞれLレベル、Hレベルとなり、これより論理積回路AND1,AND2は、それぞれLレベル、Hレベルの信号を出力し、トランジスタPM1Xをオフし、トランジスタPM2Xをオンする。これにより、レベルシフト抵抗LSR1を含む並列回路のインピーダンスZ1よりもレベルシフト抵抗LSR2を含む並列回路のインピーダンスZ2が低くなる。
スイッチ素子XD1が立ち上がってハイサイド基準電位VSが高電圧の電圧Eになり、電位VBが電圧(E+E1)になると、セット側およびリセット側のインピーダンスZ1,Z2を介して寄生容量Cds1,Cds2の充電が開始される。このとき、寄生容量Cds1,Cds2の容量値に差があったとしても、トランジスタPM2とPM2Xが共にオンしていて、リセット側のインピーダンスZ2が非常に低いため、寄生容量Cds2が先に充電完了して接続点resdrnの電位が先に上昇する。セット側の寄生容量Cds1は、高耐圧トランジスタHVN1がオフした後に、レベルシフト抵抗LSR1を介して充電されるため、接続点setdrnは、遅れて上昇する。つまり、トランジスタPM1とPM1Xの直列抵抗と、トランジスタPM2とPM2Xの直列抵抗との差が非常に大きい(一方は2つのトランジスタが共にオン、他方は共にオフとなる)ので、寄生容量Cds1,Cds2の容量値に差があったとしてもその影響は無視できるものになる。これにより、ハイサイドのスイッチ素子XD1がオンしたときに発生するdV/dtノイズの影響を抑制することができる。
次に、ハイサイド基準電位VSにdV/dtノイズが長時間印加されたときのレベルシフト回路の動作について図4を参照しながら説明する。なお、図4では、上から、トランジスタPM3,PM4のゲート、トランジスタPM2Xのゲート、トランジスタPM1Xのゲート、ハイサイド基準電位VS、接続点setdrn、接続点resdrnおよび出力信号HOの動作波形を示している。ラッチ回路113の出力および出力信号HOの初期値はLレベルである。また、これらの動作波形は、ハイサイド基準電位VSを基準にして変化している。さらに、ここでは、寄生容量Cds1が寄生容量Cds2より大きな容量値を有している(Cds1>Cds2)とする。
まず、dV/dtノイズが印加される前の、出力回路100のスイッチ素子XD1,XD2がオフしているときには、高耐圧トランジスタHVN1,HVN2がオフし、ラッチ回路113がLレベルの信号を出力している。このため、接続点setdrn,resdrnは、それぞれレベルシフト抵抗LSR1,LSR2を介して電位VBが印加されているので、高い電位に保持されている。dV/dt期間検出回路114では、比較器COMP1がHレベルの信号を出力してラッチ回路LT1,LT2をクリアし、ラッチ回路LT1,LT2の出力OUT1,OUT2がHレベルの信号を出力している。これにより、論理積回路AND1,AND2は、それぞれ2つの入力がHレベルであるため、Hレベルの信号を出力する。これにより、トランジスタPM1X,PM2X,PM3,PM4は、それらのゲートがHレベルにあるので(図4にて時刻t1以前の状態)、オフにされている。なお、トランジスタPM1Xに直列接続されたトランジスタPM1は、そのゲートがLレベルになっているので、オンになっている。トランジスタPM2Xに直列接続されたトランジスタPM2は、そのゲートがインバータ回路INVによりHレベルになっているので、オフにされている。
時刻t1にて、ハイサイド基準電位VSのラインに+dV/dtノイズが印加されると、まず、レベルシフト抵抗LSR1,LSR2に電流が流れて接続点setdrn,resdrnの電位が低下する。これにより、dV/dt期間検出回路114では、比較器COMP1が接続点setdrn,resdrnの電位の加重平均が一定レベル(例:電位VBの95%程度)以下に低下することで、Lレベルの信号を出力する。接続点setdrn,resdrnの電位が論理積回路AND1,AND2の閾値Vth_AND1,Vth_AND2を下回ると、論理積回路AND1,AND2は、Lレベルの信号を出力する。これにより、トランジスタPM1X,PM2Xは、そのゲートがLレベルになることで、オンする。このとき、トランジスタPM1がオンしていて接続点setdrnの側のCR回路のRの値が小さい(トランジスタPM1,PM1Xのオン抵抗レベルになる)ので、dV/dtの影響は小さい。一方、接続点resdrnの側は、CR回路のRの値が大きい(トランジスタPM2がオフしているためレベルシフト抵抗LSR2の値になる)ので、dV/dtの影響が大きくなっている。このdV/dtの影響が大きいのは、リセット側であるため、レベルシフト回路は、予期しないセットがかかりづらい状況になっている。すなわち、リセット側のCR回路のRの値が非常に小さい(トランジスタのオン抵抗レベル)ことが、Cds1>Cds2であること以上の効果をもたらしている。なお、論理積回路AND1,AND2の閾値Vth_AND1,Vth_AND2は、CMOS構成の場合のようにPチャネルMOSFETとNチャネルMOSFETとの釣り合いで決まるのではなく、論理積回路AND1,AND2を構成するPチャネルMOSFETのトランジスタPM11,PM12の閾値だけで決まるので、電位VBに近い値となっている。
時間の経過と共に接続点setdrn,resdrnの電位がさらに低下し、両者の電位が論理和回路OR1の閾値Vth_OR1を下回ると、論理和回路OR1は、Lレベルの信号を出力する。これにより、トランジスタPM3,PM4は、そのゲートがLレベルになることで、オンする。トランジスタPM3,PM4がオンすることで、寄生容量Cds1,Cds2は、トランジスタPM3,PM4のオン抵抗が並列に接続されたインピーダンスZ1,Z2によって充電される。このときのセット側およびリセット側のインピーダンスZ1,Z2が共に非常に小さくなるので、寄生容量Cds1,Cds2は、瞬間的に充電が完了し、接続点setdrn,resdrnの電位が上昇する。接続点setdrn,resdrnの電位のいずれかが論理和回路OR1の閾値Vth_OR1を上回ると、論理和回路OR1は、Hレベルの信号を出力し、トランジスタPM3,PM4をオフする。すなわち、トランジスタPM3,PM4は、dV/dtノイズが印加された直後だけ瞬間的にオンされて、寄生容量Cds1,Cds2が急速充電される。
トランジスタPM3,PM4が一瞬オンして接続点setdrn,resdrnの電位が一旦上昇しても、dV/dtの印加が継続していることにより、時刻t2にて再び接続点setdrn,resdrnの電位が減少する。これらの電位の低下は、dV/dtの影響が大きいリセット側の接続点resdrnの電位の低下が大きくなる。
この場合、接続点setdrnの側の電位の低下が小さく、しかも、寄生容量Cds1が低いインピーダンスZ1で充電されるため、接続点setdrnの電位が高くなっていく。このため、ラッチ誤動作保護回路112の入力閾値に対し、接続点resdrnの電位がLレベルのまま入力されるので、ラッチ誤動作保護回路112は、接続点setdrnのHレベル、接続点resdrnのLレベルの信号をブロックしない。ただし、Lレベルとなっているのがリセット側なので、レベルシフト回路は、出力信号HOがLレベルをキープし、Hレベルに反転するような誤動作が生じることはない。
時刻t2以降は、ハイサイド基準電位VSへのdV/dtノイズの印加が継続していることにより、接続点setdrnの電位と接続点resdrnの電位とのレベル関係は、変わらずにそのまま継続する。
時刻t3にて接続点setdrnの電位が論理積回路AND1の閾値Vth_AND1に達すると論理積回路AND1の出力がHレベルになる。このときの論理積回路AND2の出力はLレベルである。これは、IN1=IN2=Lレベルの状態からIN1=Hレベル、IN2=Lレベルの状態に変化するということであり、IN1=Hレベル、IN2=Lレベルの信号がラッチ回路LT1,LT2に入力されることで、ラッチ回路LT1,LT2の出力OUT1,OUT2がそれぞれHレベル、Lレベルに確定される(後から論理積回路AND2の出力がHレベルになってもラッチ回路LT1,LT2の出力は変化しない)。出力OUT2がLレベルに確定するので、論理積回路AND2の出力もLレベルが確定し、その後、接続点resdrnの電位が論理積回路AND2の閾値Vth_AND2より大きくなることがあっても、論理積回路AND2の出力がHレベルになることはなく、トランジスタPM1Xのオン状態(すなわち、電位VBと接続点resdrnがトランジスタPM1,PM1Xのオン抵抗で接続されている状態)が継続される。
時刻t4にてハイサイド基準電位VSへのdV/dtノイズの印加が終了すると、接続点setdrn,resdrnの電位が上昇していく。なお、dV/dtノイズが印加され続けている状態では、電源E1から寄生容量Cds1,Cds2に電流が流れ続け(CR回路におけるCとRの接続点の電位は、CR回路に印加される上昇電圧に絶対追いつかない)、この電流による電圧ドロップが生じている。セット側においても、トランジスタPM1,PM1Xが共にオンしているものの、オン抵抗はゼロではないので電圧ドロップは生じている。これにより、dV/dtノイズが継続されている期間は、接続点setdrn,resdrnの加重平均電位が基準電圧Vref(電位VBの近傍値)以下となる。dV/dtが終了すると、接続点setdrn,resdrnの加重平均電位と電位VBとの電位差がなくなり、最終的には、電位VBに等しくなる。このため、比較器COMP1は、接続点setdrn,resdrnの電位の加重平均を基準電圧Vref(電位VBの近傍値)と比較して、dV/dtが終了したと判断したときには、Hレベルの信号を出力する。この信号は、論理和回路OR2を介してラッチ回路LT1,LT2のクリア入力CLRに供給され、ラッチ回路LT1,LT2は、その反転出力ZQにHレベルの信号を出力する。dV/dt期間検出回路114の出力OUT1,OUT2がHレベルになることにより、論理積回路AND1,AND2の2つの入力は、共にHレベルになる。これにより、論理積回路AND1,AND2の出力は、Hレベルに変化しようとする。
しかし、トランジスタPM13,NM11のゲート容量に蓄積されていた電荷の放電が抵抗Rtによりゆっくり行われることにより、論理積回路AND1,AND2の出力は、所定の遅延時間後にHレベルになる。したがって、トランジスタPM1X,PM2Xのゲートは、所定の遅延時間後の時刻t5以降にHレベルとなり、トランジスタPM1X,PM2Xがオフする。
以上のように、レベルシフト回路にdV/dt期間検出回路114を備えたことにより、長いdV/dtノイズが発生したとしても、そのdV/dtノイズの発生が終了するまで、ラッチ回路113の誤動作防止機能を持続させることができる。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
100 出力回路
110 ハイサイド駆動回路
111 ハイサイドドライバ
112 ラッチ誤動作保護回路
113 ラッチ回路
114 dV/dt期間検出回路
120 ローサイド駆動回路
121 ローサイドドライバ
AND1,AND2 論理積回路
COMP1 比較器
Cds1,Cds2 寄生容量
D1,D2 ダイオード
HVN1,HVN2 高耐圧トランジスタ
INV インバータ回路
L 負荷
LSR1,LSR2 レベルシフト抵抗
LT1,LT2 ラッチ回路
OR1,OR2 論理和回路
PM1,PM1X,PM2,PM2X,PM11,PM12,PM13,NM11,PM3,PM4 トランジスタ
R1,R2,Rt 抵抗
VB ハイサイド電源ラインの電位
VS ハイサイド基準電位
Vref 基準電圧
XD1,XD2 スイッチ素子
setdrn,resdrn 接続点
ここで、ローサイドのスイッチ素子XDがオフし、ハイサイドのスイッチ素子XD1がオンして電源ラインVBの電位VBが上がるときに、高耐圧トランジスタHVN1,HVN2がオフしていると、その寄生容量Cds1,Cds2の存在のために接続点setdrn,resdrnの電位が低下する。論理和回路OR1は、両方の接続点setdrn,resdrnの電位が共にロジック閾値より低下したことを検出すると、Lレベルを出力し、レベルシフト抵抗LSR1,LSR2に並列に接続されたトランジスタPM,PMをオンにする。

Claims (4)

  1. ローサイドの接地電位を基準に生成された信号をレベルシフトしてハイサイドのスイッチ素子を駆動する回路に伝達するレベルシフト回路であって、
    前記ハイサイドの高電圧側電源ラインと前記接地電位との間に接続された第1の抵抗と第1のトランジスタとの第1の直列回路と、
    前記ハイサイドの高電圧側電源ラインと前記接地電位との間に接続された第2の抵抗と第2のトランジスタとの第2の直列回路と、
    前記第1の抵抗と前記第1のトランジスタとの第1の接続点の信号および前記第2の抵抗と前記第2のトランジスタとの第2の接続点の信号を入力するラッチ誤動作保護回路と、
    前記ラッチ誤動作保護回路の出力が入力されるラッチ回路と、
    直列に接続されて前記第1の抵抗に並列に接続された第3のトランジスタおよび第4のトランジスタと、
    直列に接続されて前記第2の抵抗に並列に接続された第5のトランジスタおよび第6のトランジスタと、
    前記第1の接続点の信号および前記第2の接続点の信号を入力して前記ハイサイドの基準電位ラインにおけるdV/dtノイズの発生を検出するdV/dt期間検出回路と、
    前記dV/dt期間検出回路の第1の出力と前記第1の接続点の信号とを入力し、前記第6のトランジスタを制御する第1の論理積回路と、
    前記dV/dt期間検出回路の第2の出力と前記第2の接続点の信号とを入力し、前記第4のトランジスタを制御する第2の論理積回路と、
    を備え、
    前記第3のトランジスタが前記ラッチ回路の出力信号によって制御されると共に、前記第5のトランジスタが前記ラッチ回路の出力信号を論理反転した信号によって制御される、レベルシフト回路。
  2. 前記第1の抵抗に並列に接続された第7のトランジスタと、前記第2の抵抗に並列に接続された第8のトランジスタと、前記第1の接続点の信号および前記第2の接続点の信号を入力して前記第1の接続点の信号および前記第2の接続点の信号が共に入力閾値を低下したときだけ前記第7のトランジスタおよび前記第8のトランジスタをオン制御する論理和回路と、をさらに備えた、請求項1記載のレベルシフト回路。
  3. 前記dV/dt期間検出回路は、前記第1の論理積回路の出力をリセット入力に受け、前記第2の論理積回路の出力をセット入力に受け、反転出力を前記第1の出力とした第1のラッチ回路と、前記第2の論理積回路の出力をリセット入力に受け、前記第1の論理積回路の出力をセット入力に受け、反転出力を前記第2の出力とした第2のラッチ回路と、第1の入力に前記第1の接続点の信号を第3の抵抗を介して受けると共に前記第2の接続点の信号を第4の抵抗を介して受け、第2の入力には、前記ハイサイドの高電圧側電源ラインの電位の近傍値を有する基準電源が接続され、前記第1の接続点の信号および前記第2の接続点の信号の加重平均値が前記基準電源の電位を超えると前記第1のラッチ回路および前記第2のラッチ回路をクリアする比較器とを有する、請求項1記載のレベルシフト回路。
  4. 前記第1の論理積回路は、ソースが前記ハイサイドの高電圧側電源ラインに接続され、ゲートに前記dV/dt期間検出回路の前記第1の出力を受けて制御される第1のPチャネルトランジスタと、ソースが前記ハイサイドの高電圧側電源ラインに接続され、ゲートに前記第1の接続点の信号を受けて制御される第2のPチャネルトランジスタと、前記第1のPチャネルトランジスタおよび前記第2のPチャネルトランジスタのドレインと前記ハイサイドの基準電位ラインとの間に接続された第1の遅延時間調整用抵抗と、ソースが前記ハイサイドの高電圧側電源ラインに接続され、ゲートが前記第1のPチャネルトランジスタおよび前記第2のPチャネルトランジスタのドレインと前記第1の遅延時間調整用抵抗との接続点に接続される第3のPチャネルトランジスタと、ソースが前記ハイサイドの基準電位ラインに接続され、ゲートが前記第3のPチャネルトランジスタのゲートに接続され、ドレインが前記第3のPチャネルトランジスタのドレインに接続されると共に前記第6のトランジスタのゲートと前記第1のラッチ回路のリセット入力および前記第2のラッチ回路のセット入力とに接続される第1のNチャネルトランジスタとを有し、
    前記第2の論理積回路は、ソースが前記ハイサイドの高電圧側電源ラインに接続され、ゲートに前記dV/dt期間検出回路の前記第2の出力の信号を受けて制御される第4のPチャネルトランジスタと、ソースが前記ハイサイドの高電圧側電源ラインに接続され、ゲートに前記第2の接続点の信号を受けて制御される第5のPチャネルトランジスタと、前記第4のPチャネルトランジスタおよび前記第5のPチャネルトランジスタのドレインと前記ハイサイドの基準電位ラインとの間に接続された第2の遅延時間調整用抵抗と、ソースが前記ハイサイドの高電圧側電源ラインに接続され、ゲートが前記第4のPチャネルトランジスタおよび前記第5のPチャネルトランジスタのドレインと前記第2の遅延時間調整用抵抗との接続点に接続される第6のPチャネルトランジスタと、ソースが前記ハイサイドの基準電位ラインに接続され、ゲートが前記第6のPチャネルトランジスタのゲートに接続され、ドレインが前記第6のPチャネルトランジスタのドレインに接続されると共に前記第4のトランジスタのゲートと前記第1のラッチ回路のセット入力および前記第2のラッチ回路のリセット入力とに接続される第2のNチャネルトランジスタとを有している、請求項3記載のレベルシフト回路。
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