JPWO2017158757A1 - 発光装置、電子機器及び発光装置の製造方法 - Google Patents

発光装置、電子機器及び発光装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

発光装置(10)は、基板(100)及び発光領域(141)を備えている。基板(100)は、第1面(102)及び第2面(104)を有している。第2面(104)は、第1面(102)の反対側にある。基板(100)は、ガラスからなる。発光領域(141)は、基板(100)の第1面(102)上にある。基板(100)は、リブマーク(106)を有している。リブマーク(106)は、第1面(102)側にある。発光装置(10)は、基板(100)が第2面(104)の外側に向かって凸に湾曲するように取付面(22)に取り付けられる。

Description

本発明は、発光装置、電子機器及び発光装置の製造方法に関する。
湾曲した取付面に発光装置を取り付けるため、発光装置の基板を湾曲させることがある。例えば、特許文献1に記載の発光装置は、基板、発光部及び保護層を有している。基板は、可撓性を有し、具体的には金属又は合金を含んでいる。基板は、第1面及び第2面を有している。第2面は、第1面の反対側にある。発光部は、基板の第1面上にある。保護層は、基板の第1面上にあり、発光部を覆っている。保護層は、ガラス層を有している。基板及びガラス層は、第1面の外側に向かって凸に湾曲している。
特開2013−134808号公報
発光装置の基板にガラス基板を用いることがある。発光部を劣化させる物質(例えば、水)は、ガラス基板を透過しにくい。このため、ガラス基板を有する発光装置では、発光部の寿命が長い。一方、ガラス基板の可撓性は低い。このため、発光装置の基板にガラス基板を用いた場合、基板を大きな曲率で湾曲させることが難しい。
本発明が解決しようとする課題としては、発光装置の基板にガラス基板を用いても、基板を大きな曲率で湾曲させることを可能にすることが一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、
取付面に取り付けられる発光装置であって、
第1面及び前記第1面とは反対側の第2面を有し、ガラスからなる基板と、
前記第1面上又は前記第2面上の一方にあり、第1電極、第2電極及び前記第1電極と前記第2電極の間の有機層を含む発光部と、
を備え、
前記基板は、前記第1面側にリブマークを有し、
前記発光装置は、前記基板が前記第2面の外側に向かって凸に湾曲するように前記取付面に取り付けられる発光装置である。
請求項2に記載の発明は、
第1面及び前記第1面とは反対側の第2面を有し、ガラスからなる基板と、
前記第1面上又は前記第2面上の一方にあり、第1電極、第2電極及び前記第1電極と前記第2電極の間の有機層を含む発光部と、
を備え、
前記基板は、前記第1面側にリブマークを有し、
前記基板は、前記第2面の外側に向かって凸に湾曲している発光装置である。
請求項8に記載の発明は、
取付面と、
前記取付面に取り付けられた発光装置と、
を備え、
前記発光装置は、
第1面及び前記第1面とは反対側の第2面を有し、ガラスからなる基板と、
前記第1面上又は前記第2面上の一方にあり、第1電極、第2電極及び前記第1電極と前記第2電極の間の有機層を含む発光部と、
を備え、
前記基板は、前記第1面側にリブマークを有し、
前記発光装置は、前記基板が前記第2面の外側に向かって凸に湾曲するように前記取付面に取り付けられている電子機器である。
請求項9に記載の発明は、
取付面に取り付けられる発光装置の製造方法であって、
第1面及び前記第1面とは反対側の第2面を有していてガラスからなる基材を準備し、各々が第1電極、第2電極及び前記第1電極と前記第2電極の間の有機層を含む複数の発光部を前記基材の前記第1面上又は前記第2面上の一方に形成する工程と、
前記第1面側にリブマークを形成することにより、前記基材を複数の基板に分離して各基板が前記発光部を有するようにする工程と、
を含み、
前記発光装置は、前記基板及び前記発光部を備え、
前記発光装置は、前記基板が前記第2面の外側に向かって凸に湾曲するように前記取付面に取り付けられる、発光装置の製造方法である。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
第1の実施形態に係る発光装置の平面図である。 図1に示した発光装置の側面図である。 第1の実施形態に係る電子機器を示す図である。 図1〜図3に示した発光装置の製造方法を説明するための図である。 (a)は、図1〜図3に示した基板が第2面の外側に向かって凸に湾曲した場合の曲げ強度試験の結果を示す表であり、(b)は、図1〜図3に示した基板が第1面の外側に向かって凸に湾曲した場合の曲げ強度試験の結果を示す表である。 第2の実施形態に係る発光装置の平面図である。 図6に示した発光装置10の側面図である。 第2の実施形態に係る電子機器を示す図である。 図6〜図8に示した発光装置の製造方法を説明するための図である。 実施例1に係る発光装置の平面図である。 図10に示したαを拡大した図である。 図11から絶縁層及び隔壁を取り除いた図である。 図11のA−A断面図である。 実施例2に係る発光装置の平面図である。 図14から第2導電層を取り除いた図である。 図15から有機層を取り除いた図である。 図14のA−A断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る発光装置10の平面図である。図2は、図1に示した発光装置10の側面図である。図3は、第1の実施形態に係る電子機器を示す図である。発光装置10は、基板100及び発光領域141を備えている。基板100は、第1面102及び第2面104を有している。第2面104は、第1面102の反対側にある。基板100は、ガラスからなる。図1及び図2に示す例において、発光領域141は、基板100の第1面102上にある。後述する図10〜図17に示すように、発光領域141は、発光部140を含んでいる。発光部140は、第1電極110、有機層120及び第2電極130を有している。有機層120は、第1電極110と第2電極130の間にある。基板100は、リブマーク106を有している。リブマーク106は、第1面102側にある。図3に示すように、発光装置10は、基板100が第2面104の外側に向かって凸に湾曲するように取付面22に取り付けられる。以下、詳細に説明する。
基板100は、ガラス基板である。基板100の第1面102の形状は、矩形である。具体的には、第1面102は、第1辺102a、第2辺102b、第3辺102c及び第4辺102dを有している。第2辺102bは、第1辺102aの反対側にある。第3辺102cは、第1辺102aと第2辺102bの間にある。第4辺102dは、第3辺102cの反対側にある。基板100の厚さT1は、例えば40μm以上200μm以下である。
基板100は、リブマーク106を有している。リブマーク106は、基板100の第1面102側にある。リブマーク106は、第1辺102a、第2辺102b、第3辺102c及び第4辺102dの各辺に沿って位置している。図2において、T1は、基板100の厚さを示し、T2は、リブマーク106の深さを示す。T2/T1×100は、20.0%以上30.0%以下、好ましくは22.5%以上27.5%以下である。即ち、前記リブマークの深さは、前記基板の厚さの20.0%以上30.0%以下、好ましくは22.5%以上27.5%以下である。
発光領域141は、第1面102上にある。後述する図10〜図17に示すように、発光領域141は、発光部140を含んでいる。図1に示す例において、発光領域141の形状は、矩形である。
図3に示すように、電子機器は、発光装置10及び基材20を備えている。図3に示す発光装置10は、図1及び図2に示した発光装置10である。基材20は、取付面22を有している。取付面22は、外側に向けて凸に湾曲している。発光装置10は、第1面102が発光領域141を挟んで取付面22に対向するように基材20に取り付けられている。これにより、基板100は、第2面104の外側に向かって凸に湾曲する。
図4は、図1〜図3に示した発光装置10の製造方法を説明するための図である。まず、基材100aを準備する。基材100aは、第1面102及び第2面104を有している。次いで、基材100aの第1面102上に複数の発光領域141を形成する。次いで、図4に示すように、ホイールカッタ500により基材100aの第1面102にスクライブライン510を形成する。これにより、スクライブライン510に沿ってリブマーク106が形成される。リブマーク106の深さT2(図2)は、スクライブライン510の深さによって調整することができる。次いで、スクライブライン510に沿って、基材100aを複数の基板100に例えば人による力を加えることで分断する。T2/T1×100は、20.0%以上30.0%以下、好ましくは22.5%以上27.5%以下である。T2/T1×100が小さい場合、力を加えて分断する深さが大きくなるため、スクライブライン510の第2面側に微小な欠けが生じる可能性が高くなる。湾曲した場合、この微小な欠けを起因とした割れが発生しやすくなり基板100の曲げ強度の低下の要因となる。また、T2/T1×100が大きい場合はホイールカッタ500により基板100の第1面102にスクライブライン510を形成し、力を加える前に基板100が分断する可能性が高くなる。このため、工程のハンドリング性が低下する。このようにして、複数の発光装置10(図1〜図3)が製造される。
図5(a)は、図1〜図3に示した基板100が第2面104の外側に向かって凸に湾曲した場合の曲げ強度試験の結果を示す表である。図5(b)は、図1〜図3に示した基板100が第1面102の外側に向かって凸に湾曲した場合の曲げ強度試験の結果を示す表である。
図5(a)では、10個の基板100(試験番号1〜10)について試験した。基板100の厚さは、120μmとした。いずれの試験番号においても、リブマーク106の深さT2は、基板100の厚さT1の22.5%以上27.5%以下とした。各試験番号において、第1面102側に荷重を与えて基板100が第2面104の外側に向かって凸に湾曲するようにした。基板100が割れた際の荷重及び基板100が割れた際の基板100の変位を測定した。測定した変位に基づいて、基板100が割れた際の基板100の曲率半径を算出した。
図5(b)では、10個の基板100(試験番号1〜10)について試験した。基板100の厚さは、120μmとした。いずれの試験番号においても、リブマーク106の深さT2は、基板100の厚さT1の22.5%以上27.5%以下とした。各試験番号において、第2面104側に荷重を与えて基板100が第1面102の外側に向かって凸に湾曲するようにした。基板100が割れた際の荷重及び基板100が割れた際の基板100の変位を測定した。測定した変位に基づいて、基板100が割れた際の基板100の曲率半径を算出した。
図5(a)に示すように、基板100が第2面104の外側に向かって凸に湾曲した場合の曲率半径の平均は、13.89mmであった。これに対して、図5(b)に示すように、基板100が第1面102の外側に向かって凸に湾曲した場合の曲率半径の平均は、21.57mmであった。これらの比較より、基板100の曲げ強度は、基板100が第2面104の外側に向かって凸に湾曲した場合の方が基板100が第1面102の外側に向かって凸に湾曲した場合よりも高いといえる。
以上、本実施形態によれば、基板100は、ガラスからなる。基板100は、第1面102側にリブマーク106を有している。発光装置10は、基板100が第2面104の外側に向かって凸に湾曲するように取付面22に取り付けられる。図5に示すように、基板100の曲げ強度は、基板100が第2面104の外側に向かって凸に湾曲した場合に高いものとなる。このため、本実施形態においては、基板100を大きな曲率で湾曲させることができる。
なお、基板100は、発光装置10が取付面22に取り付けられていない場合、図2に示すように湾曲していなくてもよいし、又は図3に示すように湾曲していてもよい。
(第2の実施形態)
図6は、第2の実施形態に係る発光装置10の平面図であり、第1の実施形態の図1に対応する。図7は、図6に示した発光装置10の側面図であり、第1の実施形態の図2に対応する。図8は、第2の実施形態に係る電子機器を示す図であり、第1の実施形態の図3に対応する。本実施形態に係る発光装置10は、以下の点を除いて、第1の実施形態に係る発光装置10と同様である。
図6〜図8に示すように、発光領域141は、第2面104上にあってもよい。基板100は、リブマーク106を有している。リブマーク106は、第1面102側にある。図8に示すように、発光装置10は、発光領域141が基板100を挟んで取付面22に対向するように基材20に取り付けられている。これにより、基板100は、第2面104の外側に向かって凸に湾曲している。
図9は、図6〜図8に示した発光装置10の製造方法を説明するための図である。基材100aの第2面104上に複数の発光領域141を形成する。次いで、図4に示すように、ホイールカッタ500により基板100の第1面102にスクライブライン510を形成する。これにより、スクライブライン510に沿ってリブマーク106が形成される。リブマーク106の深さT2(図7)は、スクライブライン510の深さによって調整することができる。次いで、スクライブライン510に沿って、基材100aを複数の基板100に分離する。このようにして、複数の発光装置10(図6〜図8)が製造される。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様にして、基板100を大きな曲率で湾曲させることができる。
(実施例1)
図10は、実施例1に係る発光装置10の平面図である。図11は、図10に示したαを拡大した図である。図12は、図11から絶縁層150及び隔壁160を取り除いた図である。図13は、図11のA−A断面図である。本実施例において、発光装置10は、ディスプレイである。発光領域141は、基板100の第1面102上にある。
発光装置10は、ボトムエミッション及びトップエミッションのいずれであってもよい。発光装置10がトップエミッションである場合、複数の発光部140からの光は、基板100の第2面104から出射される。これに対して、発光装置10がトップエミッションである場合、複数の発光部140からの光は、基板100の第1面102の上方から出射される。
発光装置10は、基板100、発光領域141(複数の発光部140)、絶縁層150、複数の隔壁160、被覆層170、複数の有機層220、複数の第2導電層230、複数の導電層302(第1端子112、第1配線114及び第1導電層210)及び複数の導電層304(第2端子132及び第2配線134)を有している。
図11及び図12に示すように、各導電層302は、第1端子112、第1配線114及び第1導電層210を有している。第1端子112は、導電層302の一端である。第1導電層210は、導電層302の一部である。第1配線114は、導電層302の一部であり、第1端子112と第1導電層210の間にある。各導電層304は、第2端子132及び第2配線134を有している。第2端子132は、導電層304の一端である。第2配線134は、導電層304の一部である。第1端子112には、電位が与えられる。これにより、第1端子112の電位は、第1配線114を介して第1導電層210に与えられる。第2端子132には、電位が与えられる。これにより、第2端子132の電位は、第2配線134を介して第2導電層230に与えられる。
導電層302上及び導電層304上の各々には、導電層180がある。導電層180の電気抵抗は、導電層302の電気抵抗及び導電層304の電気抵抗よりも低い。これにより、第1端子112と第1導電層210の間の電圧降下及び第2端子132と第2導電層230の間の電圧降下を抑制することができる。導電層180は、発光部140と重ならないように位置している。このため、導電層180は、透光性を有する必要がない。具体的には、導電層180は、例えばAl又はAgからなる。その他の例として、導電層180は、例えば導電層302の上面上又は導電層304の上面上のMo合金層、Mo合金層上のAl合金層及びAl合金層上のMo合金層を含んでいてもよい。
図10に示すように、複数の第1導電層210は、第1方向(図中、Y方向)に並んでいる。各第1導電層210は、第1方向に交わる(具体的には、第1方向に直交する)第2方向(図中、X方向)に延伸している。
図11〜図13に示すように、絶縁層150は、基板100の第1面102上及び第1導電層210上にある。絶縁層150は、感光性樹脂(例えばポリイミド)を含んでいる。図11及び図12に示すように、絶縁層150は、複数の開口152を有する。複数の開口152は、第2方向(図中、X方向)に並ぶm個の行及び第1方向(図中、Y方向)に並ぶn個の列を含むm×nの行列状に並んでいる。各開口152の平面形状は、矩形である。図13に示すように、各開口152内では、第1導電層210の一部(第1電極110)と第2導電層230の一部(第2電極130)が互いに重なっている。これにより、開口152の縁によって囲まれた領域が発光部140として機能する。すなわち、絶縁層150は、発光部140を画定している。
図11及び図12に示すように、絶縁層150は、開口154を有する。第2導電層230は、開口154を介して第2配線134に接続している。
図13に示すように、隔壁160は、絶縁層150上にある。隔壁160は、感光性樹脂(例えばポリイミド)を含んでいる。図11に示すように、複数の隔壁160は、第2方向(図中、X方向)に並んでいる。各隔壁160は、第1方向(図中、Y方向)に延伸している。図13に示すように、第1方向(図10〜図12のY方向)に垂直な断面において、隔壁160の上面の幅は、隔壁160の下面の幅よりも広い。より詳細には、第1方向(図10〜図12のY方向)に垂直な断面において、隔壁160は、第1側面及び第2側面を有している。第2側面は、第1内側面の反対側にある。隔壁160の第1側面は、第1側面の上端が第1側面の下端よりも外側に位置するように傾いている。隔壁160の第2側面は、第2側面の上端が第2側面の下端よりも外側に位置するように傾いている。
図13に示すように、有機層220は、基板100の第1面102上、第1導電層210上及び絶縁層150上にある。基板100の第2面104上では、複数の有機層220は、第2方向(図10〜図12のX方向)に並んでいる。互いに隣接する有機層220は、隔壁160を挟んで互いに対向している。図13に示すように、有機層220の一部は、第1導電層210の一部(第1電極110)と重なっている。有機層220のこの一部は、発光部140の有機層120として機能する。
図13に示すように、隔壁160の上面上には、有機層222がある。有機層222に含まれる材料は、有機層220に含まれる材料と同一である。有機層220及び有機層222は、基板100の第1面102上及び隔壁160上に有機層を堆積することにより形成される。この場合、有機層は、隔壁160によって有機層220と有機層222に分離される。
有機層220は、例えば正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層及び電子注入層を有している。有機層220全体の厚さは、例えば50nm以上200nm以下である。正孔注入層内及び正孔輸送層内では、正孔が移動する。正孔注入層の厚さは、例えば50nm以上100nm以下である。正孔輸送層の厚さは、正孔注入層の厚さよりも薄い。正孔輸送層の厚さは、例えば20nm以上50nm以下である。発光層では、電子と正孔が再結合する。これにより、発光層からは、光が発せられる。発光層からの光の色は、例えば赤、緑又は青である。電子輸送層では、電子が輸送される。電子輸送層の厚さは、例えば5nm以上100nm以下である。電子注入層は、アルカリ金属化合物(例えばLiF)、金属酸化物(例えば酸化アルミニウム)又は金属錯体(例えばリチウム8−ヒドロキシキノレート(Liq))からなる。電子注入層の厚さは、例えば0.1nm以上10nm以下である。
なお、正孔注入層及び正孔輸送層の一方はなくてもよい。電子輸送層及び電子注入層の一方はなくてもよい。
正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層及び電子注入層は、例えば塗布プロセスにより形成される。具体的には、例えば正孔注入層、正孔輸送層及び発光層は、塗布プロセスにより形成され。電子輸送層及び電子注入層は、蒸着により形成される。
図13に示すように、各第2導電層230は、有機層120上にある。図11に示すように、複数の第2導電層230は、第2方向(図中、X方向)に並んでいる。各第2導電層230は、第1方向(図中、Y方向)に延伸している。互いに隣接する第2導電層230は、隔壁160を挟んで互いに対向している。図13に示すように、第2導電層230の一部は、第1導電層210の一部(第1電極110)と重なっている。第2導電層230のこの一部は、発光部140の第2電極130として機能する。
図13に示すように、隔壁160の上面上には、第2導電層232がある。第2導電層232に含まれる材料は、第2導電層230に含まれる材料と同一である。第2導電層230及び第2導電層232は、基板100の第1面102上及び隔壁160上に導電層を堆積することにより形成される。この場合、導電層は、隔壁160によって第2導電層230と第2導電層232に分離される。
発光装置10がボトムエミッションである場合、第1導電層210は、透光性を有する導電層である。この場合、第2導電層230は、透光性を有する必要はない。これに対して、発光装置10がトップエミッションである場合、第2導電層230は、透光性を有する導電層である。この場合、第1導電層210は、透光性を有する必要はない。
第1導電層210及び第2導電層230が透光性を有する導電層である場合、第1導電層210及び第2導電層230は、例えば金属酸化物を含み、より具体的には、例えばITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、IWZO(Indium Tungsten Zinc Oxide)又はZnO(Zinc Oxide)を含んでいる。
第1導電層210及び第2導電層230が透光性を有しない導電層である場合、第1導電層210及び第2導電層230は、例えばAl、Au、Ag、Pt、Mg、Sn、Zn及びInからなる第1群の中から選択される金属又はこの第1群から選択される金属の合金を含んでいる。
図13に示すように、被覆層170は、第2導電層230及び複数の隔壁160を覆っている。これにより、被覆層170は、複数の発光部140及び複数の隔壁160を封止している。被覆層170は、例えば絶縁材料、より具体的には例えば金属酸化物を含んでいる。被覆層170は、例えば酸化チタン層及び酸化アルミニウム層を含んでいる。この場合、酸化アルミニウム層は、酸化チタン層上又は酸化チタン層下にある。被覆層170の厚さは、例えば50nm以上300nm以下である。被覆層200は、例えばALD(Atomic Layer Deposition)によって形成されている。
なお、被覆層170は、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)又はスパッタにより形成してもよい。この場合、被覆層170は、例えばSiO層又はSiN層を含んでいる。この場合、被覆層170の膜厚は、例えば10nm以上1000nm以下である。
被覆層170は、樹脂層により覆われていてもよい。樹脂層は、被覆層170を保護するために設けられている。樹脂層は、例えばエポキシ樹脂又はアクリル樹脂を含んでいる。
本実施例によれば、基板100は、第1面102側にリブマーク106を有している。発光領域141(発光部140)は、基板100の第1面102上にある。発光装置10、第2面104が第1辺102aから第2辺102bにかけて外側に向かって凸に湾曲するように取付面22(図3)に取り付けられる。このため、基板100を大きな曲率で湾曲させることができる。なお、発光領域141(発光部140)は、基板100の第2面104上にあってもよい。
(実施例2)
図14は、実施例2に係る発光装置10の平面図である。図15は、図14から第2導電層230を取り除いた図である。図16は図15から有機層220を取り除いた図である。図17は、図14のA−A断面図である。本実施例において、発光装置10は、発光パネルである。発光領域141(発光部140)は、基板100の第1面102上にある。
発光装置10は、基板100、第2端子132、有機層220、第2導電層230及び導電層302(第1電極110及び第1端子112)を有している。
図17に示すように、発光部140は、第1電極110、有機層120及び第2電極130を有している。有機層120は、第1電極110上にある。第2電極130は、有機層120上にある。
第1電極110は、導電層302の一部である。第1電極110は、発光部140の陽極として機能する。導電層302は、光透過性を有する透明電極である。有機層120からの光は、第1電極110を介して外部に出射する。導電層302は、金属を含む材料、例えば金属酸化物、より具体的には、例えばITO(Indium Tin Oxide)又はIZO(Indium Zinc Oxide)からなる。第1電極110の厚さは、例えば10nm以上500nm以下である。
有機層120は、有機層220の一部であり、具体的には第1電極110と重なっている部分である。有機層220は、例えば正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層及び電子注入層を有している。
第2電極130は、第2導電層230の一部であり、具体的には第1電極110と重なっている部分である。第2電極130は、発光部140の陰極として機能する。第2導電層230は、Al、Au、Ag、Pt、Sn、Zn及びInからなる第1群の中から選択される金属又はこの第1群から選択される金属の合金からなる金属層を含んでいる。
図16に示すように、基板100上には、2つの第1端子112及び2つの第2端子132がある。2つの第1端子112は、導電層302の一部であり、第1電極110を挟んで互いに反対側にある。一方の第1端子112は、第3辺102cに沿って位置し、他方の第1端子112は、第4辺102dに沿って位置する。2つの第2端子132は、導電層302を挟んで互いに反対側にある。一方の第2端子132は、第1辺102aに沿って位置し、他方の第2端子132は、第2辺102bに沿って位置する。第1端子112及び第2端子132は、発光部140に電力を供給するために設けられている。第1端子112及び第2端子132には、導電部材、例えばリード端子又はボンディングワイヤが接続される。
本実施例によれば、基板100は、第1面102側にリブマーク106を有している。発光領域141(発光部140)は、基板100の第1面102上にある。発光装置10、第2面104が第1辺102aから第2辺102bにかけて外側に向かって凸に湾曲するように取付面22(図3)に取り付けられる。このため、基板100を大きな曲率で湾曲させることができる。なお、発光領域141(発光部140)は、基板100の第2面104上にあってもよい。
以上、図面を参照して実施形態及び実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。

Claims (9)

  1. 取付面に取り付けられる発光装置であって、
    第1面及び前記第1面とは反対側の第2面を有し、ガラスからなる基板と、
    前記第1面上又は前記第2面上の一方にあり、第1電極、第2電極及び前記第1電極と前記第2電極の間の有機層を含む発光部と、
    を備え、
    前記基板は、前記第1面側にリブマークを有し、
    前記発光装置は、前記基板が前記第2面の外側に向かって凸に湾曲するように前記取付面に取り付けられる発光装置。
  2. 第1面及び前記第1面とは反対側の第2面を有し、ガラスからなる基板と、
    前記第1面上又は前記第2面上の一方にあり、第1電極、第2電極及び前記第1電極と前記第2電極の間の有機層を含む発光部と、
    を備え、
    前記基板は、前記第1面側にリブマークを有し、
    前記基板は、前記第2面の外側に向かって凸に湾曲している発光装置。
  3. 請求項1又は2に記載の発光装置において、
    前記発光部は、前記第1面上にある発光装置。
  4. 請求項1又は2に記載の発光装置において、
    前記発光部は、前記第2面上にある発光装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記リブマークの深さは、前記基板の厚さの20.0%以上30.0%以下である発光装置。
  6. 請求項5に記載の発光装置において、
    前記リブマークの深さは、前記基板の厚さの22.5%以上27.5%以下である発光装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記基板の厚さは、200μm以下である発光装置。
  8. 取付面と、
    前記取付面に取り付けられた発光装置と、
    を備え、
    前記発光装置は、
    第1面及び前記第1面とは反対側の第2面を有し、ガラスからなる基板と、
    前記第1面上又は前記第2面上の一方にあり、第1電極、第2電極及び前記第1電極と前記第2電極の間の有機層を含む発光部と、
    を備え、
    前記基板は、前記第1面側にリブマークを有し、
    前記発光装置は、前記基板が前記第2面の外側に向かって凸に湾曲するように前記取付面に取り付けられている電子機器。
  9. 取付面に取り付けられる発光装置の製造方法であって、
    第1面及び前記第1面とは反対側の第2面を有していてガラスからなる基材を準備し、各々が第1電極、第2電極及び前記第1電極と前記第2電極の間の有機層を含む複数の発光部を前記基材の前記第1面上又は前記第2面上の一方に形成する工程と、
    前記第1面側にリブマークを形成することにより、前記基材を複数の基板に分離して各基板が前記発光部を有するようにする工程と、
    を含み、
    前記発光装置は、前記基板及び前記発光部を備え、
    前記発光装置は、前記基板が前記第2面の外側に向かって凸に湾曲するように前記取付面に取り付けられる、発光装置の製造方法。
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