JPWO2017119068A1 - 発光装置 - Google Patents

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隆介 小島
隆介 小島
田中 洋平
洋平 田中
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Abstract

発光部(140)は基板(100)に形成されており、第1電極(110)、有機層(120)、及び第2電極(130)を有している。有機層(120)は第1電極(110)と第2電極(130)の間に位置している。絶縁層(150)は発光部(140)を画定している。そして第1導電部(180)は、絶縁層(150)の上に形成されており、第2電極(130)と電気的に接続している。第1導電部(180)は、例えばボイドを有する導電膜によって形成されている。

Description

本発明は、発光装置に関する。
発光装置の光源の一つに有機EL素子がある。有機EL素子は、基板の上に第1電極及び第2電極をこの順に重ね、これら2つの電極の間に有機層を配置した構成を有している。有機EL素子において、例えば基板とは逆側に光を取り出す場合や、有域EL素子に透光性を持たせることを目的として、第2電極を透光性の電極にすることがある。透光性の電極は一般的に高抵抗であるため、第2電極を透光性の電極にすると、有機EL素子の発熱量及び消費電力が増加してしまう。また、第2電極での電圧降下により発光面内での輝度ムラが発生し、発光品質の低下がおこることがある。
これに対して特許文献1には、トップエミッション型の有機ELディスプレイにおいて、基板のうち第1電極と重ならない領域に第2電極用の補助配線を形成することが記載されている。特許文献1において、補助配線の一部は、有機EL素子を画定する絶縁層で覆われておらず、この覆われていない領域を介して第2電極に接続している。
特開2015−121764号公報
特許文献1に記載の技術では、補助配線の一部を、有機EL素子を画定する絶縁層の外側に配置する必要がある。このため、基板に対する発光領域の面積比率が小さくなっていた。
本発明が解決しようとする課題としては、第2電極の補助配線として機能する導電部を形成しつつ、基板に対する発光領域の面積比率が小さくならないようにすることが一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、基板と、
前記基板に形成され、第1電極、第2電極、及び前記第1電極と前記第2電極の間に位置する有機層を有する発光部と、
前記発光部を画定する絶縁層と、
前記絶縁層の上に形成され、前記第2電極と電気的に接続する第1導電部と、
を有する発光装置である。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
第1の実施形態に係る発光装置の構成を示す平面図である。 図1から第2電極を取り除いた図である。 図2から導電部、絶縁層、及び有機層を取り除いた図である。 図1のA−A断面図である。 第2の実施形態に係る発光装置の平面図である。 図5のA−A断面図である。 第3の実施形態に係る発光装置の構成を示す断面図である。 第4の実施形態に係る発光装置の平面図である。 図8から第2電極を取り除いた図である。 図9から導電部、絶縁層、及び有機層を取り除いた図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る発光装置10の構成を示す平面図である。図2は、図1から第2電極130を取り除いた図である。図3は、図2から導電部180、絶縁層150、及び有機層120を取り除いた図である。図4は図1のA−A断面図である。
本実施形態に係る発光装置10は、基板100、発光部140、絶縁層150、及び導電部180(第1導電部)を備えている。発光部140は基板100に形成されており、第1電極110、有機層120、及び第2電極130を有している。有機層120は第1電極110と第2電極130の間に位置している。絶縁層150は発光部140を画定している。そして導電部180は、絶縁層150の上に形成されており、第2電極130と電気的に接続している。以下、詳細に説明する。
発光装置10は、例えば透光性を有する発光装置、又はトップエミッション型の発光装置である。ただし、発光装置10はボトムエミッション型やその両方の特徴をもった発光装置であってもよい。
発光装置10が透光性を有している場合又はボトムエミッション型の発光装置である場合、基板100は、例えばガラスや透光性の樹脂などの透光性の材料で形成されている。一方、発光装置10がトップエミッション型である場合、基板100は透光性を有さない材料で形成されていてもよい。基板100は、例えば矩形などの多角形である。ここで、基板100は可撓性を有していてもよい。基板100が可撓性を有している場合、基板100の厚さは、例えば10μm以上1000μm以下である。特に基板100をガラス材料で可撓性を持たせる場合、基板100の厚さは、例えば200μm以下である。基板100を樹脂材料で可撓性を持たせる場合は、基板100の材料として、例えばPEN(ポリエチレンナフタレート)、PES(ポリエーテルサルホン)、PET(ポリエチレンテレフタラート)、又はポリイミドを含ませて形成されている。また、基板100が樹脂材料を含む場合、水分が基板100を透過することを抑制するために、基板100の少なくとも発光面(好ましくは両面)に、SiNやSiONなどの無機バリア膜が形成されていることが好ましい。
基板100には発光部140が形成されている。発光部140は、発光を生じさせるための構造、例えば有機EL素子を有している。この有機EL素子は、第1電極110、有機層120、及び第2電極130をこの順に積層させた構成を有している。
発光装置10が透光性を有している場合、第1電極110は、光透過性を有する透明電極である。透明電極を構成する透明導電材料は、金属を含む材料、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、IWZO(Indium Tungsten Zinc Oxide)、ZnO(Zinc Oxide)等の金属酸化物である。第1電極110の厚さは、例えば10nm以上500nm以下である。第1電極110は、例えばスパッタリング法又は蒸着法を用いて形成される。なお、第1電極110は、カーボンナノチューブ、又はPEDOT/PSSなどの導電性有機材料であってもよい。
また、第1電極110は、薄く成膜した金属層又は合金層であってもよい。この場合、第1電極110の厚さは、例えば1nm以上30nm以下である。第1電極110を形成する金属層又は合金層は、例えば、Al、Au、Ag、Pt、Mg、Sn、Zn、及びInからなる第1群の中から選択される金属又はこの第1群から選択される金属の合金(例えばMgAg合金)からなる。
なお、発光装置10がトップエミッション型の発光装置である場合、第1電極110は透光性を有していなくてもよい。この場合、第1電極110は、例えば、上記した第1群の中から選択される金属又はこの第1群から選択される金属の合金からなる金属層を含んでいる。この場合も、第1電極110は、例えばスパッタリング法又は蒸着法を用いて形成される。第1電極110の厚さは、例えば10nm以上500nm以下である。
また、発光装置10がトップエミッション型の場合、第1電極110は、金属層の上に透明導電層を積層した構成を有していてもよい。
発光装置10が透光性を有している場合又はトップエミッション型の発光装置である場合、第2電極130は、透光性を有している。第2電極130は、例えば上記した第1電極110で例示した透明電極材料のいずれかを用いて形成されている。なお、第2電極130は、薄く成膜した金属層又は合金層であってもよい。この場合、第2電極130の厚さは、例えば1nm以上30nm以下である。第2電極130を形成する金属層又は合金層は、例えば、上記した第1群の中から選択される金属又はこの第1群から選択される金属の合金(例えばMgAg合金)からなる。第2電極130は、例えばスパッタリング法又は蒸着法を用いて形成される。
なお、発光装置10がボトムエミッション型の発光装置である場合、第2電極130は、例えば、Al、Au、Ag、Pt、Mg、Sn、Zn、及びInからなる第1群の中から選択される金属又はこの第1群から選択される金属の合金からなる金属層を含んでいる。この場合も、第2電極130は、例えばスパッタリング法又は蒸着法を用いて形成される。
有機層120は、例えば、正孔注入層、発光層、及び電子注入層をこの順に積層させた構成を有している。正孔注入層と発光層との間には正孔輸送層が形成されていてもよい。また、発光層と電子注入層との間には電子輸送層が形成されていてもよい。有機層120は蒸着法で形成されてもよい。また、有機層120のうち少なくとも一つの層、例えば第1電極110と接触する層は、インクジェット法、印刷法、又はスプレー法などの塗布法によって形成されてもよい。なお、この場合、有機層120の残りの層は、蒸着法によって形成されている。また、有機層120のすべての層が、塗布法を用いて形成されていてもよい。
本図に示す例において、基板100の上には複数の発光部140がストライプ状(例えば直線状)に延在している。各発光部140の第1電極110、有機層120、及び第2電極130は、いずれも線状になっている。そして、これら複数の発光部140は互いに平行である。これら複数の発光部140の発光色は互いに同じであってもよいし、少なくとも一つの発光部140の発光色は他の発光部140の発光色と異なっていてもよい。また、基板100には、互いに発光色が異なる複数種類の発光部140が繰り返し配置されていてもよい。例えば基板100の上には、赤色の発光部140、青色の発光部140、及び緑色の発光部140が繰り返し配置されていてもよい。この場合、赤色の発光部140の輝度、青色の発光部140の輝度、及び緑色の発光部140の輝度を互いに独立して制御することにより、発光装置10の発光色を制御することができる。
そして、複数の第1電極110それぞれの縁は、絶縁層150によって覆われている。図2及び図4に示す例において、絶縁層150は、隣り合う第1電極110の間を埋めつつこれら2つの第1電極110の縁を覆っている。絶縁層150は例えばポリイミドを主成分とした感光性の樹脂材料によって形成されており、第1電極110のうち発光部140の発光領域となる部分を囲んでいる。絶縁層150を設けることにより、第1電極110の縁において第1電極110と第2電極130が短絡することを抑制できる。絶縁層150は、絶縁層150となる樹脂材料を塗布した後、この樹脂材料を露光及び現像することにより、形成される。この工程は、例えば第1電極110を形成した後、有機層120を形成する前に行われる。
発光装置10は、第1端子部112及び第2端子部132を有している。第1端子部112及び第2端子部132は、複数の発光部140のそれぞれに対して設けられている。複数の第1端子部112は、基板100の一辺に沿って並んでおり、複数の第2端子部132は、基板100のうち第1端子部112とは逆側の辺に沿って並んでいる。
第1端子部112は第1電極110に電気的に接続しており、第2端子部132は第2電極130に電気的に接続している。第1端子部112及び第2端子部132は、例えば、第1電極110と同一の材料で形成された層により形成されている。この場合、第1端子部112は第1電極110と一体になっている。一方、第2端子部132は第1電極110から分離している。なお、第1端子部112と第1電極110の間には引出配線が設けられていてもよい。また、第2端子部132と第2電極130の間にも引出配線が設けられていてもよい。
第1電極110の上(又は下)には、導電部160(第2導電部)が形成されており、絶縁層150の上には導電部180が形成されている。導電部160,180は第1電極110と同じ方向に延在しており、いずれも上記した透明導電材料よりも抵抗が低い材料を用いて形成されている。導電部160,180は、例えばMo層、Al層、及びMo層をこの順に積層した構成を有していてもよいし、導電粒子(例えば銀ナノ粒子)を含む塗布材料を用いて形成されていてもよい。後者の場合、導電部160,180は、塗布材料に含まれている複数の導電粒子が互いに結合した構成を有しているため、ボイドを有している。
導電部160は第1電極110の補助電極として機能する、一方、第2電極130の幅方向の端部は絶縁層150の上に位置している。そして、第2電極130のうち絶縁層150の上に位置している部分は、導電部180を覆っており、かつ導電部180に電気的に接続している。このため、導電部180は第2電極130の補助電極として機能する。そしてこのような構成を有することにより、導電部180と第2電極130を簡単な構造で互いに接続することができる。また導電部180は第2電極130の上に形成されていてもよい。
また、導電部160は絶縁層150によって覆われている。これにより、第1電極110と第2電極130が導電部160を介して互いに短絡することを抑制できる。そして上記したように、導電部180は絶縁層150の上に位置している。このため、導電部180を設けても、導電部160と導電部180が短絡することを防止でき、かつ、発光装置10の非発光領域の面積が増大することを抑制できる。なお、基板100に垂直な方向から見た場合において、導電部160の少なくとも一部が導電部180と重なっていてもよい。このようにすると、発光装置10が透光性を有している場合、発光装置10のうち非透光性の領域は狭くなるため、発光装置10の透光性は向上する。
なお、第1電極110の幅方向の断面(すなわち図4に示す断面)において、導電部180の幅は5μm以上絶縁層150の幅以下であるのが好ましい。
図1〜図3に示す例において、第1端子部112の上には導電部162が形成されており、第2端子部132の上には導電部164が形成されている。導電部162は、第1端子部112に導電部材(例えばリード部材やボンディングワイヤ)を接続するときの接続部として機能し、導電部164は、第2端子部132に他の導電部材を接続するときの接続部として機能する。導電部162,164は、導電部160と同一の工程で形成されている。このため、導電部162,164は導電部160と同様の断面構造を有している。また、導電部162は導電部160と一体になっている。ただし、導電部162は導電部160から分離していてもよい。
導電部164が導電部160と同一工程で形成されている場合、導電部164の上には導電部180の端部が重なっていてもよい。ただし、導電部164の一部またはすべてを導電部180と同一工程で形成されていてもよい。この場合、導電部164は導電部180と同様の断面構造を有しており、また、導電部180と一体になっていてもよい。
発光部140は、封止部材を用いて封止されている。封止部材は、例えばガラス、アルミニウムなどの金属、又は樹脂を用いて形成されており、中央に凹部を設けた形状を有している。そして封止部材の縁は接着材で基板100に固定されている。これにより、封止部材と基板100で囲まれた空間は封止される。そして発光部140は、この封止された空間の中に位置している。
封止部材は封止膜であってもよい。封止膜は、酸化アルミニウムや酸化チタンなどの無機材料によって形成されている。封止膜の成膜方法は、例えばALD(Atomic Layer Deposition)法である。ただし封止膜は、他の成膜法、例えばCVD法やスパッタリング法を用いて形成されていてもよい。この場合、封止膜は、SiO又はSiNなど絶縁膜によって形成されている。
次に、発光装置10の製造方法について説明する。まず、基板100上に第1電極110を形成する。この工程において、第1端子部112及び第2端子部132も形成される。次いで、第1電極110の上に導電部160を形成する。この工程において、導電部160、導電部162、及び導電部164も形成される。次いで、絶縁層150を形成する。次いで、絶縁層150の上に導電部180を形成する。
次いで、有機層120、及び第2電極130をこの順に形成する。次いで、封止部材を用いて発光部140を封止する。次いで、第1端子部112及び第2端子部132に導電部材を接続する。また、第2電極130を形成した後に導電部180を形成してもよい。
以上、本実施形態によれば、導電部180は第2電極130に電気的に接続しているため、第2電極130の補助電極として機能する。ここで、導電部180は、発光部140を画定するための絶縁層150の上に形成されている。従って、導電部180を設けても、基板100に対する発光部140の面積比率は小さくならない。
また、導電部180をインクジェット法により形成する場合、導電部180を細くしても、導電部180の形成位置の精度は低下しない。従って、絶縁層150の幅が細い場合(例えば10μm程度)であっても、導電部180を絶縁層150の上に形成することができる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係る発光装置10の平面図である。図6は、図5のA−A断面図である。本実施形態に係る発光装置10は、以下の点を除いて第1の実施形態に係る発光装置10と同様の構成である。
まず、第2電極130は陰極であり、複数の発光部140にまたがって連続的に形成されている。言い換えると、第2電極130は、複数の発光部140の共通の電極になっている。このため、発光部140の幅方向において、絶縁層150の全体は第2電極130によって覆われている。
そして、導電部180の幅は、5μm以上であり、また、絶縁層150の幅以下となっている。言い換えると、第1の実施形態と比較して、導電部180の幅は広い。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様に、第2電極130の補助電極として機能する導電部180を設けても、基板100に対する発光部140の面積比率は小さくならない。また、第1の実施形態と比較して導電部180と第2電極130の接触面積を広くすることができるため、第2電極130の抵抗をさらに低くすることができる。
(第3の実施形態)
図7は、第3の実施形態に係る発光装置10の構成を示す断面図であり、第2の実施形態の図5に対応している。本実施形態に係る発光装置10は、以下の点を除いて第2の実施形態に係る発光装置10と同様の構成である。
まず、有機層120も絶縁層150の上に形成されている。本図に示す例では、有機層120は第2電極130の下のほぼ全域に形成されている。この場合、有機層120を形成するときに有機層120をパターンにする必要がない。そして、導電部180の少なくとも一部(本図に示す例では全部)は有機層120によって覆われている。言い換えると、有機層120の一部は第2電極130と絶縁層150の間に位置している。
そして、導電部180の表面(すなわち第2電極130に対向する面)には凹凸が形成されている。この凹凸は、有機層120の表面粗さよりも大きいため、導電部180の一部は有機層120から飛び出ている。そして第2電極130は、導電部180のうち有機層120から飛び出ている部分に接している。なお、このような凹凸を形成するためには、塗布材料の塗布工程の塗布条件(気圧、温度、湿度や雰囲気など)および乾燥工程・焼成の条件(気圧、温度、湿度、乾燥や焼成の時間や雰囲気など)を適切な条件に設定すればよい。例えば導電部180となる塗布材料を形成した後、導電部180を急速に乾燥すればよい。
本実施形態によっても、第2の実施形態と同様に、第2電極130の補助電極として機能する導電部180を設けても、基板100に対する発光部140の面積比率は小さくならない。また、第2電極130の抵抗をさらに低くすることができる。さらに、有機層120をパターンにする必要がないため、有機層120を形成するときのコストを低くすることができる。
(第4の実施形態)
図8は、第4の実施形態に係る発光装置10の平面図である。図9は図8から第2電極130を取り除いた図である。図10は図9から導電部180、絶縁層150、及び有機層120を取り除いた図である。本実施形態に係る発光装置10は、以下の点を除いて第2の実施形態に係る発光装置10と同様の構成である。
まず、基板100には一つの発光部140が形成されている。このため、第1電極110及び第2電極130は、いずれも基板100の縁の除いたほぼ全体に形成されている。有機層120も、基板100の縁を除いたほぼ全域に形成されていてもよい。
そして、第1電極110の上には複数の導電部160が形成されている。これら複数の導電部160は、互いに平行に延在しており、また、いずれも絶縁層150によって覆われている。このため、絶縁層150は、第1電極110の縁及び導電部160に沿って形成されている。そして、導電部180は、絶縁層150のうち少なくとも導電部160に沿っている部分の上に形成されている。言い換えると、一つの第2電極130には、複数の導電部180が形成されている。導電部180の断面形状は、例えば第2の実施形態又は第3の実施形態に示した通りである。
本実施形態によっても、第2の実施形態と同様に、第2電極130の補助電極として機能する導電部180を設けても、基板100に対する発光部140の面積比率は小さくならない。また、第2電極130の抵抗をさらに低くすることができる。また、有機層120が基板100の縁の除いたほぼ全体に形成されている場合、有機層120を形成するときのコストを低くすることができる。
以上、図面を参照して実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。

Claims (7)

  1. 基板と、
    前記基板に形成され、第1電極、第2電極、及び前記第1電極と前記第2電極の間に位置する有機層、を有する発光部と、
    前記発光部を画定する絶縁層と、
    前記絶縁層の上に形成され、前記第2電極と電気的に接続する第1導電部と、
    を有する発光装置。
  2. 請求項1に記載の発光装置において、
    前記第1導電部はボイドを有する導電膜によって形成されている発光装置。
  3. 請求項1又は2に記載の発光装置において、
    前記第1導電部は複数の導電粒子が結合することにより形成されている発光装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記第2電極の一部は前記絶縁層の上に位置しており、かつ前記絶縁層の上に位置する部分において前記第1導電部と接触している発光装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記第1電極と前記有機層の間に位置する第2導電部を備え、
    前記絶縁層は前記第2導電部を覆っている発光装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記第1電極、前記有機層、及び前記第2電極は、この順に前記基板の上に形成されており、
    前記第2電極の厚さは1nm以上30nm以下である発光装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記有機層の一部は前記第2電極と前記絶縁層の間に位置しており、
    前記第1導電部のうち前記第2電極に対向する面は凹凸を有している発光装置。
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