JP2017162765A - 発光装置 - Google Patents

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【課題】発光装置の製造工程数を増加させることなく、接続部材と端子の間の密着性を改善する。【解決手段】有機層120は第1電極110と第2電極130の間に位置している。第1導電部114は第1電極110と重なっており、かつ第1電極110に電気的に接続している。接続部材200は第1端子112に接続するとともに第1端子112に電力を供給する。第1端子112は、第2導電部164を有する。第2導電部164は、第1端子112と同一の材料を含んでおり、第1の方向に繰り返し設けられている。そして第1の方向において、第2導電部164の幅は、隣り合う第2導電部164の間隔よりも大きい。【選択図】図1

Description

本発明は、発光装置に関する。
発光装置の光源の一つに、有機EL素子がある。有機EL素子は、陽極となる第1電極と陰極となる第2電極の間に有機層を配置した構成を有している。陽極及び陰極は、それぞれ互いに異なる端子に接続されている。これらの端子には、リードフレームやボンディングワイヤなどの接続部材を介して電力が供給される。
発光装置の消費電力を増大させる要因の一つに、接続部材と端子の間の密着性がある。密着性が悪い場合には、各種の保存・経年によって接続部材と端子の間の接触抵抗が増大し、消費電力の増大を引き起こす。特許文献1には、接続部材と端子の間の密着性を改善するために、ドライエッチングまたはウェットエッチングにより端子の表面に凹凸を形成することが記載されている。
特開2003−347046号公報
特許文献1に記載されているように、接続部材と端子の間の密着性を改善する方法の一つは、端子の表面に凹凸を形成することである。しかし、特許文献1に記載の方法ではこの凹凸を形成するために、追加のエッチング工程を行う必要があった。このため、発光装置の製造工程数が増加していた。
本発明が解決しようとする課題としては、発光装置の製造工程数を増加させることなく、接続部材と端子の間の密着性を改善することが一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、第1電極と、
第2電極と、
前記第1電極と前記第2電極の間に位置している有機層と、
前記第1電極と重なり、前記第1電極に電気的に接続している第1導電部と、
前記第1電極に電気的に接続している端子部と、
前記端子部に接続しているとともに前記端子部に電力を供給する接続部材と、
を備え、
前記端子部は、前記第1導電部と同一の材料を含んでいる第2導電部を第1の方向に繰り返し有しており、
前記第1の方向において、前記第2導電部の幅は、隣り合う前記第2導電部の間隔よりも大きい発光装置である。
請求項3に記載の発明は、第1電極と、
第2電極と、
前記第1電極と前記第2電極の間に位置している有機層と、
前記第1電極と重なり、前記第1電極に電気的に接続している第1導電部と、
前記第1電極に電気的に接続している端子部と、
前記端子部に接続しているとともに前記端子部に電力を供給する接続部材と、
を備え、
前記端子部は、
前記第1導電部と同一の材料を含み、第1の方向に繰り返し形成される第2導電部と、
前記第2導電部に接続していて前記第1導電部と同一の材料を含んでいる第3導電部と、
を含む発光装置である。
実施形態に係る発光装置の構成を示す平面図である。 図1から封止部材及び接続部材を取り除いた図である。 図2から第2電極を取り除いた図である。 図3から絶縁層及び有機層を取り除いた図である。 図4から第1導電部及び導電部を取り除いた図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 図7の変形例を示す断面図である。 変形例1に係る発光装置の構成を示す断面図である。 変形例2に係る発光装置の構成を示す断面図である。 変形例3に係る発光装置の構成を示す平面図である。 図11の変形例に係る発光装置の構成を示す平面図である。 変形例4に係る発光装置の構成を示す平面図である。 変形例4に係る発光装置の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(実施形態)
図1は、実施形態に係る発光装置10の構成を示す平面図である。図2は、図1から封止部材180及び接続部材200,202を取り除いた図である。図3は、図2から第2電極130を取り除いた図である。図4は、図3から絶縁層150及び有機層120を取り除いた図である。図5は、図4から第1導電部114及び導電部160,170を取り除いた図である。
実施形態に係る発光装置10は、第1電極110、有機層120、第2電極130、第1導電部114、第1端子112(端子部)、及び接続部材200を備えている。有機層120は第1電極110と第2電極130の間に位置している。第1導電部114は第1電極110と重なっており、かつ第1電極110に電気的に接続している。接続部材200は第1端子112に接続するとともに第1端子112に電力を供給する。第1端子112は、第2導電部164を有する。第2導電部164は、第1導電部114と同一の材料を含んでおり、第1の方向(図1〜図5における左右方向)に繰り返し設けられている。そして第1の方向において、第2導電部164の幅は、隣り合う第2導電部164の間隔よりも大きい。以下、発光装置10について詳細に説明する。
図1〜図5に示す例において、発光装置10は照明装置である。ただし、発光装置10はディスプレイであってもよい。発光装置10はボトムエミッション型の発光装置であってもよいし、トップエミッション型の発光装置であってもよい。発光装置10は、基板100を用いて形成されている。
発光装置10がボトムエミッション型である場合、基板100は、例えばガラスや透光性の樹脂などの透光性の材料で形成されている。一方、発光装置10がトップエミッション型である場合、基板100は上述した透光性の材料で形成されていてもよいし、透光性を有さない材料で形成されていてもよい。基板100は、例えば矩形などの多角形である。また、基板100は可撓性を有していてもよい。基板100が可撓性を有している場合、基板100の厚さは、例えば10μm以上1000μm以下である。特に基板100にガラス材料を用いて可撓性を持たせる場合、基板100の厚さは、例えば200μm以下である。樹脂材料を用いて可撓性を持たせる場合は、基板100の材料として、例えばPEN(ポリエチレンナフタレート)、PES(ポリエーテルサルホン)、PET(ポリエチレンテレフタラート)、又はポリイミドを含有する樹脂を用いることができる。また、基板100が樹脂材料を含む場合、水分が基板100から有機層へ到達することを抑制するために、基板100の少なくとも発光面(好ましくは両面)に、SiNやSiONなどの無機バリア膜が形成されていることが好ましい。
基板100には発光部140が形成されている。発光部140は有機EL素子であり、第1電極110、有機層120、及び第2電極130を有している。有機層120は第1電極110と第2電極130の間に位置している。
第1電極110及び第2電極130の少なくとも一方は、光透過性を有する透明電極である。例えば発光装置10がボトムエミッション型の発光装置である場合、少なくとも第1電極110は透明電極である。一方、発光装置10がトップエミッション型の発光装置である場合、少なくとも第2電極130は透明電極である。なお、第1電極110及び第2電極130の双方が透明電極であってもよい。
透明電極を構成する透明導電材料は、金属を含む材料、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、IWZO(Indium Tungsten Zinc Oxide)、ZnO(Zinc Oxide)等の金属酸化物である。第1電極110の厚さは、例えば10nm以上500nm以下である。第1電極110は、例えばスパッタリング法又は蒸着法(例えば真空蒸着法)を用いて形成される。なお、第1電極110は、カーボンナノチューブ、又はPEDOT/PSSなどの導電性有機材料であってもよいし、薄い金属電極であってもよい。
第1電極110及び第2電極130のうち透光性を有していない電極は、例えば、Al、Au、Ag、Pt、Mg、Sn、Zn、及びInからなる第1群の中から選択される金属又はこの第1群から選択される金属の合金からなる金属層を含んでいる。この電極は、例えばスパッタリング法又は蒸着法(例えば真空蒸着法)を用いて形成される。
なお、発光装置10がトップエミッション型の発光装置である場合、第1電極110は、金属層と透明導電層をこの順に積層した構造であってもよい。
有機層120は、例えば、正孔注入層、発光層、及び電子注入層をこの順に積層させた構成を有している。正孔注入層と発光層との間には正孔輸送層が形成されていてもよい。また、発光層と電子注入層との間には電子輸送層が形成されていてもよい。有機層120は蒸着法(例えば真空蒸着法)で形成されてもよい。また、有機層120のうち少なくとも一つの層、例えば第1電極と接触する層が、インクジェット法、印刷法、又はスプレー法などの塗布法によって形成され、残りの層が、蒸着法によって形成されていてもよい。また、有機層120のすべての層が、塗布法を用いて形成されていてもよい。
第1電極110の上には、第1導電部114が形成されている。第1導電部114は、第1電極110よりもシート抵抗が低い材料、例えば金属や合金を用いて形成されており、第1電極110の補助電極として機能する。第1導電部114は、一つの金属膜を用いて形成されていてもよいし、複数の金属膜を積層した積層膜を用いて形成されていてもよい。第1導電部114は、例えば、Mo合金、Al合金、及びMo合金をこの順に積層した積層膜であってもよい。なお、後述する導電部160及び導電部170も、第1導電部114と同様の断面構造を有している。第1導電部114は、例えばスパッタリング法とフォトリソグラフィ及びエッチングを用いて形成されている。
本図に示す例において、第1電極110の上には複数の第1導電部114が形成されている。複数の第1導電部114は互いに並行している。第1導電部114の幅は、例えば5μm以上100μm以下である。ただし、第1導電部114の幅はこの範囲から外れていてもよい。また、第1導電部114の配置間隔は限定されない。また、第1導電部114の配置形態についてもストライプ状に限定されず、例えば格子状でもよい。
第1導電部114は、インクジェット法などの塗布法を用いて形成されていてもよい。この場合、第1導電部114は、例えば導電性の粒子(例えばナノスケールの金属粒子、銀ナノ粒子など)を含む導電性インクを用いて形成される。このため、第1導電部114は、複数の導電粒子が互いに結合した(例えば焼結した)構造を有している。
図1〜図5に示す例において、発光装置10は複数の発光部140を有している。第1電極110及び第2電極130は、発光部140に合わせて一様に形成されている。本実施形態では、第1導電部114を覆うように、絶縁層150が形成されている。この絶縁層150は第1導電部114と第2電極130の短絡を防止するのに有用であるが、なくても構わない。なお、第1導電部114及び絶縁層150が形成された部分は非発光となるため、発光部140の発光パターンはそれらの形状に合わせて、ストライプ状や格子状となる。
絶縁層150は、第1電極110のうち発光部140以外の領域を覆っている。言い換えると、絶縁層150には長方形状の開口152が複数形成されている。これら開口152は、有機層120を第1電極110に接触させるために設けられており、また、互いに並行している。絶縁層150のうち開口152の間に位置する部分は、第1導電部114と重なっている。言い換えると、第1導電部114は絶縁層150によって覆われている。
絶縁層150は、例えばポリイミドなどの樹脂材料によって形成されている。絶縁層150の材料として感光性材料を用いる場合には、感光性材料を塗布した後、露光及び現像することにより形成することができる。この工程は、例えば第1電極110及び第1導電部114を形成した後、有機層120を形成する前に行われる。
発光装置10は、第1端子112及び第2端子132を有している。第1端子112は第1電極110に電気的に接続しており、第2端子132は第2電極130に電気的に接続している。第1端子112及び第2端子132は、例えば、第1電極110と同一の材料で形成された層を有している。なお、第1端子112と第1電極110の間には引出配線が設けられていてもよい。また、第2端子132と第2電極130の間にも引出配線が設けられていてもよい。
図1〜図5に示す例では基板100は矩形である。そして、第1端子112は、基板100の4辺のうち互いに対向する2辺のそれぞれに沿って設けられており、第2端子132は、基板100の残りの2辺のそれぞれに沿って設けられている。第1端子112のうち第1電極110と同一の材料で形成された層は、第1電極110と一体になっている。一方、第2端子132のうち第1電極110と同一の材料で形成された層は、第1電極110から分離している。なお、第1端子112及び第2端子132(取出電極)の形態(数、配置)は、本実施形態に限られるものではない。
第1端子112は導電部160を有している。導電部160は、第1導電部114と同一の材料を含む層によって形成されている。同様に、第2端子132にも導電部170を形成することが好ましい。なお、導電部160及び導電部170は、櫛歯形状を有していてもよいし、櫛歯形状以外の形状であってもよい。
詳細には、導電部160は、第3導電部162及び複数の第2導電部164を有している。複数の第2導電部164は櫛の歯に相当しており、第1端子112が延在する方向(第1の方向、すなわち基板100の辺に沿う方向)に繰り返し配置されている。第3導電部162は、第1端子112と同じ方向(第1の方向)に延在しており、複数の第2導電部164の一端を互いに繋いでいる。本図に示す例において、第3導電部162は、第2導電部164のうち第1電極110側の端に接続している。ただし、第3導電部162は、第2導電部164のうち基板100の縁側の端に接続していてもよい。また、第3導電部162には第1導電部114の端も接続している。言い換えると、第3導電部162、第2導電部164、及び第1導電部114は同一の工程で形成されており、また互いに一体になっている。
第2導電部164の平面形状は線状である。第2導電部164が延在する方向は、第1の方向に交わる方向(例えば直交する方向)、すなわち第3導電部162に交わる方向である。そして、第2導電部164の幅は、隣り合う第2導電部164の間隔よりも大きい。例えば第2導電部164の幅は、100μm以上である。そして、隣り合う第2導電部164の間隔は、例えば50μm以上1000μm以下である。ただし、第2導電部164の幅及び間隔は、全エリアにわたって同一である必要はない。接続部材200が圧着される領域(圧着部)のトータルで、第2導電部164の幅が第2導電部164の間隔(抜き部:非形成部の幅)よりも広いことが好ましい。一つの第1端子112が有する第2導電部164の数は、特に限定されない。また、第2導電部164の長さも特に限定されない。
また、導電部170も導電部160と同様の形状を有しており、本実施形態では、導電部160に直交する方向に延在している。具体的には、導電部170は第3導電部172及び第2導電部174を有している。第3導電部172は導電部160の第3導電部162に相当している。第2導電部174は導電部160の第2導電部164に相当しており、また、櫛の歯に相当している。第2導電部174の幅は、隣り合う第2導電部174の間隔よりも大きい。例えば第2導電部174の幅は、100μm以上である。そして、隣り合う第2導電部174の間隔は、例えば50μm以上1000μm以下である。一つの第2端子132が有する第2導電部174の数は、特に限定されない。また、第2導電部174の長さも特に限定されない。導電部170は、導電部160と同一の工程で形成されている。
第1端子112には接続部材200が接続されており、第2端子132には接続部材202が接続されている。接続部材200,202は、例えばリード配線又はタブ配線である。接続部材200のうち第1端子112に接続している部分は、第1端子112と同一の方向(第1の方向)に延在しており、また、導電性接着層210(後述する図6に図示)を介して第1端子112に固定かつ電気的に接続している。接続部材202のうち第2端子132に接続している部分は、第2端子132と同一の方向(第1の方向に交わる方向、例えば第1の方向に直交する方向)に延在しており、また、導電性接着層210を介して第2端子132に固定かつ電気的に接続している。導電性接着層210は、少なくとも表面が導電性を有する粒子(以下、導電粒子)を複数含んでいる。接続部材200は導電性接着層210内の導電粒子を介して第1端子112に電気的に接続しており、接続部材202も導電性接着層210内の導電粒子を介して第2端子132に電気的に接続している。上記した第3導電部162の幅、第2導電部164の幅、第3導電部172の幅、及び第2導電部174の幅は、この導電粒子の幅(球形の場合は直径)よりも大きい。このようにすると、導電部160,170が導電性接着層210に含まれる導電粒子と接触しやすくなり、その結果、第1端子112と接続部材200の接触抵抗は低くなり、また、第2端子132と接続部材202の接触抵抗も低くなる。
第2導電部164は接続部材200と交わる方向に繰り返し設けられている。このため、第1端子112の表面には凹凸が形成される。この凹凸の高さは、導電部160または第1導電部114の高さにほぼ等しく、例えば50nm以上1000nm以下である。この凹凸により、第1端子112と導電性接着層210の接着強度は高まる。
また、第2導電部174も接続部材202と交わる方向に繰り返し設けられている。このため、第2端子132の表面には凹凸が形成される。この凹凸の高さは、導電部170または第1導電部114の高さにほぼ等しい。この凹凸により、第2端子132と導電性接着層210の接着強度は高まる。
発光装置10は封止部材180を有している。封止部材180は、ガラス、アルミニウムなどの金属、又は樹脂を用いて形成されており、中央に凹部を設けた形状を有している。封止部材180は、凹部が基板100に対向する方向に、基板100に固定されている。そして封止部材180の凹部と基板100の間の空間に、第1電極110、有機層120、及び第2電極130が配置されている。また、封止部材180の凹部には、乾燥剤186(後述する図6に図示)が配置されている。そして封止部材180の少なくとも外周部分に接着層184が設けられている。この接着層184により、封止部材180は基板100に固定されている。なお、第1端子112、第2端子132、及び接続部材200,202は封止部材180の外に位置している。
なお、発光部140は封止膜によって封止されていてもよい。封止膜としては、例えば、SiN、SiON、Al、TiOなどの無機膜や、それらを含む積層膜、またはそれらの混合膜を用いることができる。これらは、例えば、スパッタ法、CVD法、ALD法などの真空成膜法で形成することができる。封止膜の膜厚は、例えば10nm以上1000nm以下である。
また、発光部140は、封止板によって封止されていてもよい。封止板としては、例えばAlやステンレスなどの金属板を用いることができる。封止板は、接着剤を介してラミネートされる。封止板と接着剤の間には乾燥剤を有していても良いし、接着剤自体が乾燥機能を有していても良い。
図6は、図1のA−A断面図である。本図及び図3に示すように、有機層120及び第2電極130は、絶縁層150のうち第1導電部114を覆っている部分の上にも一様に形成されている。
図7は、図1のB−B断面図である。上記したように、複数の第2導電部164は、第1端子112が延在する方向に沿って繰り返し配置されている。そして、第2導電部164の幅wは、隣り合う第2導電部164の間隔wよりも大きい。あるいは、第1端子112に形成されるすべての第2導電部164の幅wの和は、第1端子112に形成されるすべての隣り合う第2導電部164の間隔wの和より大きい。また、本図に示す例において、第2導電部164の角は丸まっていないか、又は丸まっていてもその曲率半径は小さい。例えば、スパッタリング法などで一様に成膜したあと、フォトリソグラフィを用いてパターニングすることで、このような形状の導電部160を形成することが可能である。
図8は、図7の変形例を示す断面図である。本図に示す例において、第2導電部164の角は丸まっており、またその曲率半径は大きい。例えば、インクジェット法などの塗布法を用い、塗布・乾燥条件を制御することで、このような形状の導電部160を形成することが可能である。
次に、発光装置10の製造方法について説明する。まず、基板100上に第1電極110を形成する。この工程において、第1端子112及び第2端子132のうち第1電極110と同一の層も形成される。次いで、第1導電部114及び導電部160を互いに同一の工程で形成する。このとき、第2端子132上にも導電部170を形成しておくことが好ましい。次いで、絶縁層150、有機層120、及び第2電極130をこの順に形成する。
次いで、封止部材180を準備する。この段階で、封止部材180のうち基板100に対向する面には、乾燥剤186が固定されている。次いで、接着層184を用いて封止部材180を基板100に固定する。これにより、発光部140は封止部材180により封止される。次いで、第1端子112に接続部材200を接続し、第2端子132に接続部材202を接続する。
以上、本実施形態によれば、第1端子112の第2導電部164は、接続部材200と交わる方向に繰り返し設けられている。このため、第1端子112の表面には凹凸が形成される。このため、第1端子112のうち接続部材200に対向する領域の表面積は大きくなり、その結果、第1端子112と接続部材200の密着性が高くなる。また、第1端子112が延在する方向において、第2導電部164の幅wは、隣り合う第2導電部164の間隔wよりも大きい。あるいは、第1端子112に形成されるすべての第2導電部164の幅wの和は、第1端子112に形成されるすべての隣り合う第2導電部164の間隔wの和より大きい。従って、第2導電部164の幅wが隣り合う第2導電部164の間隔w以下の場合と比較して、第1端子112と接続部材200の接続抵抗は低くなる。このような形態により、密着性を改善しつつも、第1端子112と接続部材200との接触面積を担保し、接触抵抗の低下を防止することができる。
(変形例1)
図9は、変形例1に係る発光装置10の構成を示す断面図であり、実施形態における図7に対応している。本変形例に係る発光装置10は、第1導電部114、導電部160、及び導電部170が第1電極110よりも前に形成されている点を除いて、実施形態に係る発光装置10と同様の構成である。そして、第1導電部114は基板100と第1電極110の間に位置している。第1端子112は、基板100の上に、導電部160、及び第1電極110と同一の層をこの順に積層した構成を有している。また、第2端子132は、基板100の上に、導電部170、及び第1電極110と同一の層をこの順に積層した構成を有している。
本変形例において、第1端子112のうち第1電極110と同一の層の上面は、導電部160の有無に起因した凹凸を有している。同様に、第2端子132のうち第1電極110と同一の層の上面は、導電部170の有無に起因した凹凸を有している。従って、本変形例によっても、実施形態と同様に、第1端子112と接続部材200、及び第2端子132と接続部材202の密着性は高くなる。
(変形例2)
図10は、変形例2に係る発光装置10の構成を示す断面図であり、実施形態における図6に対応している。本変形例に係る発光装置10は、絶縁層150を有していない点を除いて、実施形態に係る発光装置10と同様の構成である。なお、変形例1に係る発光装置10も、絶縁層150を有していなくてもよい。
本変形例によっても、実施形態と同様に、第1端子112と接続部材200、及び第2端子132と接続部材202の密着性は高くなる。
(変形例3)
図11は、変形例3に係る発光装置10の構成を示す平面図である。本変形例に係る発光装置10は、導電部160のパターン及び導電部170のパターンを除いて、実施形態又は変形例1,2のいずれかに係る発光装置10と同様の構成である。
本変形例において、導電部160は、第1端子112のほぼ全面に形成された導体層に、開口166を設けた構成を有している。そして、開口166が設けられることにより、導電部160に複数の第2導電部164が形成されている。
図11に示す例において、開口166は、第1端子112が延在する方向に沿って、ミアンダ状に延在している。ただし、開口166の形状は、図11に示す例に限定されない。例えば図12に示すように、導電部160には複数の導電部160が千鳥状に配置されていてもよい。この場合、開口166の形状は、例えば長方形であるが、他の形状であってもよい。
なお、導電部170も、導電部160と同様に、開口176を有している。そして、開口176が設けられることにより、導電部170に複数の第2導電部174が形成されている。
本変形例によっても、実施形態と同様に、第1端子112と接続部材200の、及び第2端子132と接続部材202の密着性は高くなる。
(変形例4)
図13は、変形例4に係る発光装置10の構成を示す平面図であり、変形例3における図11に対応している。図14は、本変形例に係る発光装置10の構成を示す断面図であり、実施形態における図6に対応している。本変形例に係る発光装置10は、以下の点を除いて、変形例3に係る発光装置10と同様の構成である。
まず、導電部160は、格子形状を有している。そして、導電部160のうち格子点に位置する部分は、他の部分より厚くなっている。具体的には、例えばインクジェット法により、複数の第3導電部162を互いに平行に形成した後、複数の第2導電部164を第3導電部162に交わる方向(例えば直交する方向)に形成することにより、導電部160は形成されている。そして、第3導電部162と第2導電部164が重なる部分は、第2導電部164及び第3導電部162の他の部分よりも厚くなっている。具体的には、この交点の厚さは、例えば、第2導電部164の厚さの1.3倍以上2.2倍以下になっている。
本変形例によっても、実施形態と同様に、第1端子112と接続部材200、及び第2端子132と接続部材202の密着性は高くなる。また、導電部160は部分的に厚くなっており、また、導電部170も部分的に厚くなっている。このため、第1端子112の表面積及び第2端子132の表面積はさらに大きくなる。従って第1端子112と接続部材200、及び第2端子132と接続部材202の密着性はさらに高くなる。
以上、図面を参照して実施形態及び変形例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
10 発光装置
110 第1電極
112 第1端子(端子部)
114 第1導電部
120 有機層
130 第2電極
132 第2端子(端子部)
150 絶縁層
160 導電部
162 第3導電部
164 第2導電部
170 導電部
172 第3導電部
174 第2導電部
200 接続部材
202 接続部材
210 導電性接着層

Claims (6)

  1. 第1電極と、
    第2電極と、
    前記第1電極と前記第2電極の間に位置している有機層と、
    前記第1電極と重なり、前記第1電極に電気的に接続している第1導電部と、
    前記第1電極に電気的に接続している端子部と、
    前記端子部に接続しているとともに前記端子部に電力を供給する接続部材と、
    を備え、
    前記端子部は、前記第1導電部と同一の材料を含んでいる第2導電部を第1の方向に繰り返し有しており、
    前記第1の方向において、前記第2導電部の幅は、隣り合う前記第2導電部の間隔よりも大きい発光装置。
  2. 請求項1に記載の発光装置において、
    前記複数の第2導電部は、それぞれが前記第1の方向と交わる方向に延在しており、
    前記端子部は、前記複数の第2導電部に接続していて前記第1導電部と同一の材料を含んでいる第3導電部を備える発光装置。
  3. 第1電極と、
    第2電極と、
    前記第1電極と前記第2電極の間に位置している有機層と、
    前記第1電極と重なり、前記第1電極に電気的に接続している第1導電部と、
    前記第1電極に電気的に接続している端子部と、
    前記端子部に接続しているとともに前記端子部に電力を供給する接続部材と、
    を備え、
    前記端子部は、
    前記第1導電部と同一の材料を含み、第1の方向に繰り返し形成される第2導電部と、
    前記第2導電部に接続していて前記第1導電部と同一の材料を含んでいる第3導電部と、
    を含む発光装置。
  4. 請求項2または3に記載の発光装置において、
    前記第2導電部のうち前記第3導電部と交わる部分は前記第2導電部の他の部分よりも厚い発光装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記接続部材と前記第2導電部は導電粒子を介して互いに接続しており、
    前記第2導電部の幅は前記導電粒子の幅よりも大きい発光装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記第1導電部及び前記第2導電部は、複数の導電性の粒子が互いに接続した構造を含んでいる発光装置。
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