JPWO2017126628A1 - ホルダ及び光ファイバ加工方法 - Google Patents

ホルダ及び光ファイバ加工方法 Download PDF

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Abstract

本開示は、光ファイバを保持する光ファイバ保持体を取り付け可能なホルダであって、基準面を有するベースと、前記光ファイバ保持体を取り付け可能であり、前記ベースに対して前後方向に移動可能に構成されたスライダとを備える。前記光ファイバ保持体を取り付けた状態で前記スライダを前記基準面の側に移動させることによって、前記基準面に前記光ファイバ保持体を位置合わせした状態で前記基準面と前記スライダとの間に前記光ファイバ保持体の少なくとも一部を収容可能である。

Description

本発明は、ホルダ及び光ファイバ加工方法に関する。
光ファイバの端面同士を突き合わせることによって光ファイバを接続する装置として、例えば現場組立型光コネクタが知られている。現場組立型光コネクタは、光ファイバ敷設現場において光ケーブルの端末に容易に組み立て可能な構造の光コネクタである。組立前の光コネクタのフェルールには、工場にて予め内蔵ファイバが取り付けられているとともに、内蔵ファイバの端部がクランプ部(メカニカルスプライス部)に配置されている。組み立て作業現場において、光ファイバ保持体に保持された挿入ファイバの端部がクランプ部に挿入され、クランプ部において光ファイバ同士が突き合わせ接続されることになる。
特許文献1、2には、光ファイバ保持体となる把持部材の構造が記載されている。特許文献1や2に記載の把持部材では、一対の側壁部の内面に突起が形成されており、突起を光ケーブル(例えばインドアケーブル)の外被に食い込ませて、一対の側壁部の間に光ケーブルを把持固定させている。なお、特許文献1、2には、光ファイバを保持した把持部材(光ファイバ保持体)を用いて現場組立型光コネクタを組み立てることも記載されている。
特許文献3には、光ファイバを保持する光ファイバ用治具が記載されている。特許文献3記載の光ファイバ用治具の治具本体では、底壁上に一対の側壁部が立設されており、一対の側壁部の間のファイバ収容溝に光ファイバが配置され、スライダを移動させてファイバ収容溝の溝幅を縮小させるように一対の側壁部を内側に弾性変形させることによって、一対の側壁部の間のファイバ収容溝に光ファイバを挟み込んで固定させている。なお、特許文献3には、光ファイバを保持した光ファイバ用治具を用いて現場組立型光コネクタを組み立てることも記載されている。
光ファイバ保持体に保持された光ファイバ(挿入ファイバ)を現場組立型光コネクタのクランプ部に挿入する際には、その前処理として、光ファイバ保持体から突出した光ファイバの被覆が除去されて裸光ファイバが口出しされるとともに、光ファイバ(裸光ファイバ)の端部が切断される。これにより、光ファイバ保持体から突出する光ファイバ(挿入ファイバ)の突出長と被覆除去長がそれぞれ所定の長さに調整されることになる。
特許文献2には、光ケーブルを把持した把持部材を光ファイバホルダに配置し、光ケーブルの固定された光ファイバホルダを光ファイバ加工器(ファイバカッタ、被覆除去工具)に載置して、光ファイバをカットすることや、光ファイバの被覆を除去することが記載されている。
また、特許文献3においても、光ファイバを保持した光ファイバ用治具(光ファイバ保持体)をホルダに装着し、光ファイバの固定されたホルダを光ファイバ加工器(被覆除去器、切断機)に載置して、光ファイバの被覆除去や切断を行うことが記載されている。
特開2010−231095号公報 特開2006−178289号公報 特開2007−156331号公報
特許文献1、2に記載の把持部材や、特許文献3に記載の光ファイバ用治具に示されるように、光ファイバを保持する光ファイバ保持体には様々な形状がある。異なる形状の光ファイバ保持体にそれぞれ適合するように専用のホルダを用意すると、ホルダの種類が増えてしまう。一方、様々な形状の光ファイバ保持体を収容できるようにするためにホルダの収容部を単に広げただけでは、ホルダに取り付けられた光ファイバ保持体の姿勢が不安定になってしまい、光ファイバの加工精度が低下するおそれがある。
本発明は、異なる形状の光ファイバ保持体をホルダに安定的に取り付けることを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、光ファイバを保持する光ファイバ保持体を取り付け可能なホルダであって、基準面を有するベースと、前記光ファイバ保持体を取り付け可能であり、前記ベースに対して前後方向に移動可能に構成されたスライダとを備え、前記光ファイバ保持体を取り付けた状態で前記スライダを前記基準面の側に移動させることによって、前記基準面に前記光ファイバ保持体を位置合わせした状態で前記基準面と前記スライダとの間に前記光ファイバ保持体の少なくとも一部を収容可能であることを特徴とするホルダである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、異なる形状の光ファイバ保持体をホルダに安定的に取り付けることができる。
図1Aは、第1実施形態のホルダ20に光ファイバ保持体10を取り付ける様子の説明図である。図1Bは、第1実施形態のホルダ20に第1の光ファイバ保持体10Aを取り付けた様子の説明図である。 図2は、第1実施形態のホルダ20の分解斜視図である。 図3A〜図3Cは、第1実施形態のホルダ20の使用時の様子の説明図である。 図4は、第2実施形態のホルダ20に光ファイバ保持体10Gを取り付けた様子の説明図である。 図5は、第2実施形態のホルダ20の分解斜視図である。 図6A〜図6Cは、第2実施形態のホルダ20の使用時の様子の説明図である。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
光ファイバを保持する光ファイバ保持体を取り付け可能なホルダであって、基準面を有するベースと、前記光ファイバ保持体を取り付け可能であり、前記ベースに対して前後方向に移動可能に構成されたスライダとを備え、前記光ファイバ保持体を取り付けた状態で前記スライダを前記基準面の側に移動させることによって、前記基準面に前記光ファイバ保持体を位置合わせした状態で前記基準面と前記スライダとの間に前記光ファイバ保持体の少なくとも一部を収容可能であることを特徴とするホルダが明らかとなる。このようなホルダによれば、異なる形状の光ファイバ保持体をホルダに安定的に取り付けることができる。
前記ベースに対する前記スライダの位置を保持するラッチ機構が設けられていることが望ましい。これにより、ベースの基準面に光ファイバ保持体を位置合わせした状態を維持することができる。
前記ラッチ機構は、前記ベースに設けられたベース側ラッチ部と、前記スライダに設けられたスライダ側ラッチ部とを有し、前記ベース側ラッチ部及び前記スライダ側ラッチ部の一方は、前後方向に並ぶ複数のノッチを有し、他方は爪部を有し、前記爪部が前記ノッチに引っ掛かることによって、前記スライダの前記ベースに対する前後方向の位置が保持されることが望ましい。これにより、ベースの基準面に光ファイバ保持体を位置合わせした状態を維持することができる。
前記スライダは、挟持部を有し、前記挟持部は、当該挟持部によって挟持された被挟持部材が前記基準面の側へ移動することを許容しつつ、前記被挟持部材が逆側へ移動することを抑制するように、構成されていることが望ましい。ラッチ機構に保持されたスライダの位置が離散的な場合には、このように構成することが特に有効である。
前記挟持部は、一対の側壁の内面から内側に突設された一対の弾性片を有し、前記弾性片は、先端部が基端部に対して前記基準面の側に位置するように傾斜して配置されていることが望ましい。これにより、被挟持部材が前記基準面の側へ移動することを許容しつつ、前記被挟持部材が逆側へ移動することを抑制することを実現できる。
前記挟持部は、複数対の弾性片を有することが望ましい。これにより、被挟持部材にかかる力を分散させることができる。
前記ラッチ機構によるラッチ状態を解除するラッチ解除機構を有することが望ましい。これにより、前記ラッチ機構が前記ベースに対する前記スライダの位置を強固に保持していても、前記ベースに対する前記スライダの位置を調整することが可能になる。
基準面を有するベースと、前記ベースに対して前後方向に移動可能に構成されたスライダとを有するホルダを用意し、光ファイバを保持する光ファイバ保持体を前記スライダに取り付け、前記光ファイバ保持体を取り付けた状態で前記スライダを前記基準面の側に移動させることによって、前記基準面に前記光ファイバ保持体を位置合わせし、前記基準面と前記スライダとの間に前記光ファイバ保持体の少なくとも一部を収容したホルダを光ファイバ加工器にセットして、前記光ファイバを加工することを特徴とする光ファイバ加工方法が明らかとなる。これにより、異なる形状の光ファイバ保持体をホルダに安定的に取り付けることができるので、光ファイバの加工精度を向上させることができる。
===第1実施形態===
<ホルダ20について>
図1Aは、第1実施形態のホルダ20に光ファイバ保持体10を取り付ける様子の説明図である。図1Bは、第1実施形態のホルダ20に第1の光ファイバ保持体10Aを取り付けた様子の説明図である。
以下の説明では、図に示すように各方向を定義する。すなわち、光ファイバ1の光軸方向を「前後方向」とし、光ファイバ1の端部の側を「前」とし、逆側を「後」とする。また、ホルダ20の底面411(光ファイバ加工器の載置台に載せる面)に垂直な方向を「上下方向」とし、ホルダ20から見て光ファイバ保持体10を取り付ける側を「上」とし、逆側(ホルダ20の底面411の向く側)を「下」とする。また、前後方向及び左右方向に垂直な方向を「左右方向」とし、後側から前側を見たときの右側を「右」とし、左側を「左」とする。なお、左右方向のことを幅方向と呼ぶこともある。
ホルダ20は、光ファイバ1を保持した光ファイバ保持体10を取り付けた状態で光ファイバ加工器(ファイバカッタや被覆除去器など)にセット可能な治具である。ホルダ20に光ファイバ保持体10を取り付けることによって、光ファイバ加工器に対する光ファイバ保持体10や光ファイバ1の位置を合わせることができる。
図1Aには、3種類の光ファイバ保持体10が示されている。
第1の光ファイバ保持体10Aは、前述の特許文献1(特開2010−231095号公報)に記載の把持部材(外被把持部材)である。この把持部材は、本体部11の一対の側壁部の内面に突起が形成されており、この突起を角型光ケーブル(例えばインドアケーブル)の外被に食い込ませて、角型光ケーブルを把持固定することが可能である。但し、ここでは、第1の光ファイバ保持体10Aは、インドアケーブルではなく、アタッチメント13を介して直径0.9mmの丸型光ケーブル3Aを把持固定する。アタッチメント13の後部は断面U字形状であり、丸型光ケーブル3Aを収容し、後側から丸型光ケーブル3Aが延び出ている。アタッチメント13の前部は断面V字形状であり、アタッチメント13の前部が把持部材の本体部11に収容されると、アタッチメント13のV字状の一対の側壁が本体部11の突起に押されて内側に弾性変形し、丸型光ケーブル3Aの外被を把持することになる。把持部材の本体部11にアタッチメント13が装着された後に蓋部12が閉じられることによって、第1の光ファイバ保持体10Aに丸型光ケーブル3Aが把持固定されることになる。第1の光ファイバ保持体10Aの前側からは丸型光ケーブル3Aから口出しされた光ファイバ1が延び出ることになる。
第2の光ファイバ保持体10Bは、角型光ケーブル3B(例えばインドアケーブル)の外被を把持する別の把持部材(外被把持部材)である。この第2の光ファイバ保持体10Bの後部14は、第1の光ファイバ保持体10Aとほぼ同形状であり、角型光ケーブル3Bの外被を本体部に把持させた状態で蓋部が閉じられており、角型光ケーブル3Bが把持固定されている。第2の光ファイバ保持体10Bの前部15には、一対の側壁部の間にファイバ収容溝が形成された断面U字形状のファイバ挿通部が設けられている。このため、第2の光ファイバ保持体10Bの前後方向の長さは、第1の光ファイバ保持体10Aよりも長い。第2の光ファイバ保持体10Bの後側からは角型光ケーブル3Bが延び出ており、前側からは角型光ケーブル3Bから口出しされた光ファイバ1が延び出ている。
第3の光ファイバ保持体10Cは、前述の特許文献3(特開2007−156331号公報)に記載の光ファイバ用治具である。この光ファイバ用治具は、棒状の治具本体16と、治具本体16の前側に設けられたファイバ押さえ部17とを有している。治具本体16には、底壁上に一対の側壁部が立設されており、一対の側壁部の間のファイバ収容溝に光ファイバ1が配置され、スライダ18を移動させてファイバ収容溝の溝幅を縮小させるように一対の側壁部を内側に弾性変形させることによって、一対の側壁部の間のファイバ収容溝に光ファイバ1を挟み込んで固定させている。第3の光ファイバ保持体10Cの前後からは光ファイバ1が延び出ている。
本実施形態のホルダ20は、上記の光ファイバ保持体10の他にも、様々な形状の光ファイバ保持体を取り付け可能に構成されている。次にホルダ20の構成について説明する。
図2は、第1実施形態のホルダ20の分解斜視図である。ホルダ20は、ベース40と、スライダ60とを有する。
ベース40は、光ファイバ加工器(ファイバカッタなど)にセットする治具としての機能を有する部位であり、ベース40の底面411が光ファイバ加工器の載置台に載せるための面となる。本実施形態では、ベース40は、スライダ60を前後方向に移動可能に保持する部材でもある。ベース40は、底部41と、前壁部42と、一対の側壁部43とを有する。底部41と前壁部42と一対の側壁部43とによって囲まれた空間に、光ファイバ保持体10(若しくは光ファイバ保持体10の一部)やスライダ60が収容されることになる。
底部41は、ホルダ20の底面411を構成する部位であるとともに、スライダ60の載置面を構成する部位でもある。底部41には、案内溝412と、係止部413とが設けられている。案内溝412は、前後方向に沿って形成された溝であり、スライダ60の下面に形成された突起(不図示)を前後方向に案内する。係止部413は、スライダ60の下面に形成された突起を係止することによってスライダ60の後抜けを防止する部位であり、案内溝412の後側に形成されている。
前壁部42は、光ファイバ保持体10が収容される空間の前側に配置された壁状の部位であり、光ファイバ保持体10の位置を合わせる部位である。前壁部42の後側の面が基準面42Aとなり、この基準面42Aと光ファイバ保持体10の前端とが接触して光ファイバ保持体10の位置合わせが行われることになる。前壁部42の上縁部には、光ファイバ保持体10の前側から延び出た光ファイバ1を挿通させるためのファイバ溝42Bが形成されている。
側壁部43は、ホルダ20の左右を構成する部位である。ホルダ20が光ファイバ加工器にセットされると、側壁部43によって光ファイバ加工器に対するホルダ20の左右方向の位置合わせが行われる。一対の側壁部43の間には、スライダ60が配置される。
側壁部43の内面には、前後方向に沿って案内溝431が形成されている。案内溝431は、スライダ60を前後方向に案内するとともに、スライダ60の上抜けを防止する部位である。
側壁部43は、ベース側ラッチ部432を有する。ベース側ラッチ部432は、スライダ60の前後方向の位置を保持するための部位であり、スライダ側ラッチ部66とともにラッチ機構を構成する部位である。ベース側ラッチ部432は、ここでは前後方向に沿って連続的に並ぶ多数のノッチ(切欠)によって構成されている。
ベース40は、ファイバ押さえ部44を更に有する。ファイバ押さえ部44は、光ファイバ保持体10の前側から延び出た光ファイバ1を押さえる部材である。ファイバ押さえ部44は開閉可能に構成されている。ファイバ押さえ部44が開いているときには、前壁部42のファイバ溝42Bに光ファイバ1を載置できる。ファイバ押さえ部44が閉じられると、前壁部42のファイバ溝42Bに挿通された光ファイバ1が、前壁部42とファイバ押さえ部44との間に挟まれて、光ファイバ1の動きが制限される。ファイバ押さえ部44には、光ファイバ1を挿通させるための溝44Aが形成されている。
スライダ60は、光ファイバ保持体10を取り付けるための部材であり、ベース40に対して前後方向に移動可能な部材である。スライダ60は、例えば光ファイバ保持体10の一部を保持することによって、若しくは、光ファイバ保持体10から延び出た光ケーブル(例えば第2の光ファイバ保持体10Bの後側から延び出た角型光ケーブル3B)を保持することによって、直接的又は間接的に光ファイバ保持体10を取り付け可能である。また、スライダ60が前後方向に移動可能であるため、光ファイバ保持体10を取り付けた状態でスライダ60を前側に移動させることによって、ベース40の基準面42Aに光ファイバ保持体10を位置合わせできる。また、スライダ60が前後方向に移動可能であるため、光ファイバ保持体10を収容する空間の前後方向の長さを調整することができるので、様々な形状の光ファイバ保持体10を位置合わせした状態で取り付け可能である。
スライダ60は、本体部62と、前側延出部64と、スライダ側ラッチ部66とを有する。
本体部62は、ベース40に前後方向に沿って案内される部位である。本体部62は、ベース40の一対の側壁部43の間に配置され、一対の側壁部43によって左右方向の動きを規制されながら、前後方向に案内される。
本体部62は枠状に形成されており、前側の壁部には前側切欠溝621が形成されており、後側の壁部には後側切欠溝622が形成されている。前側切欠溝621及び後側切欠溝622は、光ケーブル(例えばインドアケーブル)を挿通可能な溝である。また、前側切欠溝621及び後側切欠溝622には、光ファイバ保持体10の一部(例えば図1Aに示す第1の光ファイバ保持体10Aのアタッチメント13の後部や、第3の光ファイバ保持体10Cの棒状の治具本体16など)を挿通させることも可能である。
本体部62には、挟持部を構成する複数の弾性片623が形成されている。弾性片623は、本体部62の左右の壁部(側壁)の内側に、それぞれ形成されている。弾性片623は、左右の壁部の内面から内側に突設された部位であり、一対の弾性片623の間に光ケーブル(例えばインドアケーブル)が挟持されることになる。また、一対の弾性片623の間には、光ファイバ保持体10の一部(例えば図1Aに示す第1の光ファイバ保持体10Aのアタッチメント13の後部や、第3の光ファイバ保持体10Cの棒状の治具本体16など)を挟持させることも可能である。これにより、スライダ60が直接的又は間接的に光ファイバ保持体10を取り付け可能となる。なお、以下の説明では、一対の弾性片623の間に挟持される部材(光ケーブルや光ファイバ保持体10の一部)のことを「被挟持部材」と呼ぶことがある。
弾性片623は、ここでは薄板形状をしているが、棒状、柱状であっても良い。但し、弾性片623の上下方向の寸法は、被挟持部材(例えばインドアケーブル)の上下方向の寸法よりも大きいことが望ましい。これにより、被挟持部材が上下方向にズレにくくなる。
弾性片623は、その先端部623Aが基端部623Bに対して前側に位置するように、前後方向(光ケーブルの方向)に対して傾斜して配置されている。これにより、被挟持部材がスライダ60に対して前側に移動することを許容しつつ、被挟持部材がスライダ60に対して後側に移動することを抑制できる。
一対の弾性片623の先端部623Aの間隔は、被挟持部材の幅(左右方向の寸法)よりも狭く設定されている。これにより、一対の弾性片623の間に被挟持部材が配置されると、弾性片623が弾性変形するとともに、弾性片623の復元力によって被挟持部材が挟持されることになる。弾性片623の先端部623Aは、被挟持部材の損傷を抑制するために、丸みを帯びていることが望ましい。
複数対の弾性片623が、本体部62の左右の壁部の内側に形成されている。また、左右の壁部の複数の弾性片623は、互いに間隔をあけて配置されている。これにより、被挟持部材にかかる力を分散させることができ、被挟持部材を安定的に保持することができる。また、左右の壁部の弾性片623は、対称的に形成されていることが望ましい。これにより、被挟持部材の湾曲を抑制できる。
ところで、曲げグセの付いた光ケーブルを光ファイバ加工器(ファイバカッタや被覆除去器など)で加工する際に、曲げグセによって光ケーブルがホルダ20から外れることがある。これに対し、本実施形態のようにスライダ60に挟持部(ここでは複数対の弾性片623)が設けられていれば、光ケーブル(及び光ファイバ保持体10)がホルダ20から外れにくくなり、光ファイバ加工器による加工作業が容易になる。
本体部62の左右の壁部の外面には、スライダ側案内部624が形成されている。スライダ側案内部624は、本体部62の左右の壁部の外面から外側に突出した部位であり、ベース40の側壁部43の案内溝431によって前後方向に案内される部位である。なお、スライダ側案内部624がベース40の案内溝431によって上下方向に拘束されることによって、スライダ60の上抜けが防止されている。
本体部62の前面(本体部62の前側の壁部の前側の面)とベース40の基準面42Aとの間の空間が、光ファイバ保持体10を収容するための空間となる。スライダ60が前後方向に移動可能であるため、本体部62の前側の壁部とベース40の基準面42Aとの前後方向の間隔を調整することができるので、様々な形状の光ファイバ保持体10を位置合わせした状態で取り付け可能となる。
前側延出部64は、本体部62の前側の壁部の左右両縁から前側に延び出た部位である。左右方向に並ぶ一対の前側延出部64の間の収容部641に、光ファイバ保持体10の少なくとも一部が配置されることになる。前側延出部64が光ファイバ保持体10の左右外側に配置されるため、ホルダ20に取り付けられた光ファイバ保持体10の左右の位置ずれを抑制できる。
スライダ側ラッチ部66は、ベース40に対するスライダ60の前後方向の位置を保持するための部位であり、ベース側ラッチ部432とともにラッチ機構を構成する部位である。スライダ側ラッチ部66は、ベース側ラッチ部432のノッチに引っ掛かる爪部を有する。なお、ベース側ラッチ部432を爪状に形成し、スライダ側ラッチ部66に多数のノッチを形成することによって、ベース40に対するスライダ60の前後方向の位置を保持することも可能である。また、ラッチ機構は、ノッチに爪部を引っ掛けるような構造に限られるものではない。
<ホルダ20の使用方法>
図3A〜図3Cは、第1実施形態のホルダ20の使用時の様子の説明図である。
まず、作業者は、本実施形態のホルダ20を用意する(図3A参照)。このとき、作業者は、ベース40の基準面42Aとスライダ60との間の空間が広がるように、スライダ60を後ろ寄りに予め移動させておく。また、ファイバ押さえ部44を開けておく。
次に、作業者は、スライダ60に光ファイバ保持体10を取り付ける(図3B参照)。アタッチメント13(図1A参照)を介して丸型光ケーブル3Aを把持させた第1の光ファイバ保持体10Aをスライダ60に取り付ける場合、スライダ60の前側切欠溝621にアタッチメント13(詳しくはアタッチメント13の後部)を挿通させ、スライダ60の後側切欠溝622に丸型光ケーブル3Aを挿通させ、アタッチメント13(詳しくはアタッチメント13の後部)や丸型ケーブルを弾性片623に挟持させることによって、スライダ60に第1の光ファイバ保持体10Aを取り付ける。なお、外被把持部材である第1の光ファイバ保持体10Aがアタッチメント13を介さずに角型光ケーブル(例えばインドアケーブル)を把持している場合には、スライダ60の前側切欠溝621及び後側切欠溝622に角型光ケーブルを挿通させ、角型光ケーブルを弾性片623に挟持させることによって、スライダ60に第1の光ファイバ保持体10Aが取り付けられることになる。このように、作業者は、直接的又は間接的に光ファイバ保持体10をスライダ60に取り付ける。
スライダ60に光ファイバ保持体10を取り付けるとき、本体部62の前面(本体部62の前側の壁部の前側の面)に光ファイバ保持体10の一部が接触する程度まで、光ファイバ保持体10をできるだけ後側(スライダ60側)に寄せることが望ましい。仮に光ファイバ保持体10が前側に寄った状態でスライダ60に取り付けられてしまうと、後述するように基準面42Aに光ファイバ保持体10を突き当てたときに、本体部62の前面(本体部62の前側の壁部の前側の面)とベース40の基準面42Aとの間の空間が広がってしまい、この結果、光ファイバ保持体10の姿勢が不安定になるためである。
ここでは、図3Bに示すように、光ファイバ保持体10は、スライダ60の一対の前側延出部64の間に配置させた状態で、スライダ60に取り付けられている。これにより、光ファイバ保持体10の左右の位置ずれを抑制できる。但し、一対の前側延出部64の間隔よりも幅広い光ファイバ保持体10をスライダ60に取り付けるときには、前側延出部64よりも前側に光ファイバ保持体10を配置すると良い。この場合には、光ファイバ保持体10が幅広であるため、ベース40の側壁部43の内面によって光ファイバ保持体10の左右の位置ずれを抑制できる。また、この場合には、前側延出部64の前縁に光ファイバ保持体10が接触するように、光ファイバ保持体10をできるだけ後側(スライダ60側)に寄せて、スライダ60に光ファイバ保持体10を取り付けると良い。
次に、作業者は、光ファイバ保持体10をスライダ60に取り付けた状態でスライダ60を前側に移動させ、ベース40の基準面42Aに光ファイバ保持体10の前縁を接触させて、ベース40の基準面42Aに光ファイバ保持体10を位置合わせする。このとき、光ファイバ保持体10を取り付けたスライダ60と基準面42Aとの間隔が狭まるため、基準面42Aとスライダ60との間に収容した光ファイバ保持体10の姿勢を安定させることができる。また、異なる形状(特に前後方向の寸法)の光ファイバ保持体10であっても、その光ファイバ保持体10に適合させた状態でスライダ60と基準面42Aとの間隔を狭めることができるため、光ファイバ保持体10の姿勢を安定させることができる。
本実施形態のホルダ20は、ベース40に対するスライダ60の位置を保持するラッチ機構(ベース側ラッチ部432及びスライダ側ラッチ部66)が設けられているため、ベース40の基準面42Aに光ファイバ保持体10の前縁を接触させた後、スライダ60の位置を保持できるので、ベース40の基準面42Aに光ファイバ保持体10を位置合わせした状態を維持することができる。仮にベース40の基準面42Aに光ファイバ保持体10の前縁を接触させた後にスライダ60が後側に移動してしまうと、光ファイバ保持体10がベース40の基準面42Aから離れてしまうため、ホルダ20を光ファイバ加工器にセットして光ファイバ1を加工したときに、光ファイバ保持体10から突出する光ファイバ1(挿入ファイバ)の突出長や被覆除去長などに誤差が生じるおそれがあるが、本実施形態のホルダ20では、このような誤差を抑制できる。
また、本実施形態のホルダ20は、スライダ側ラッチ部66の爪部がベース側ラッチ部432のノッチに引っ掛かるため、スライダ60のベース40に対する前後方向の位置が強固に保持できる。このため、本実施形態では、ベース40の基準面42Aに光ファイバ保持体10の前縁を接触させた後、スライダ60が後側にズレにくくなる。
ところで、前後方向に連続配置されたノッチに爪部を引っ掛けてスライダ60の位置が保持されるため、ラッチ機構に保持されたスライダ60の位置は離散的になる。このため、ベース40の基準面42Aに光ファイバ保持体10の前縁を接触させときに、仮にスライダ側ラッチ部66の爪部がノッチの傾斜部を乗り越える途中だとすると、作業者がスライダ60から手を離したときに、ノッチの半ピッチほどスライダ60が後側にズレるおそれがある。
そこで、作業者は、スライダ60を前側に移動させてベース40の基準面42Aに光ファイバ保持体10の前縁を接触させてスライダ60から一旦手を離した後、更にスライダ60に対して光ファイバ保持体10を前側に移動させるようにして、ベース40の基準面42Aに光ファイバ保持体10の前縁を再接触させることが望ましい。本実施形態では、スライダ60の挟持部(弾性片623)が、被挟持部材の前側(基準面42Aの側)へ移動することを許容しつつ後側へ移動することを抑制するように構成されているため、スライダ60を移動させずにスライダ60に対して光ファイバ保持体10を前側に移動させて基準面42Aに再接触させることができるとともに、ベース40の基準面42Aに光ファイバ保持体10の前縁を再接触させた状態を維持することができる。
最後に、作業者は、ファイバ押さえ部44を閉じて、光ファイバ保持体10の前側から延び出た光ファイバ1を押さえる。これにより、光ファイバ1の動きが制限される。その後、作業者は、光ファイバ保持体10を取り付けたホルダ20を光ファイバ加工器にセットすることになる。
===第2実施形態===
図4は、第2実施形態のホルダ20に光ファイバ保持体10Gを取り付けた様子の説明図である。図中には、第2実施形態のホルダ20に取り付け可能な複数種類の光ファイバ保持体10(10A、10C〜10G)が示されている。このように、第2実施形態においても、ホルダ20は、様々な形状の光ファイバ保持体を取り付け可能に構成されている。
図5は、第2実施形態のホルダ20の分解斜視図である。図6A〜図6Cは、第2実施形態のホルダ20の使用時の様子の説明図である。第2実施形態においても、ホルダ20は、ベース40と、スライダ60とを有する。
第2実施形態においても、ベース40は、底部41と、前壁部42と、一対の側壁部43とを有する。底部41と前壁部42と一対の側壁部43とによって囲まれた空間に、光ファイバ保持体10(若しくは光ファイバ保持体10の一部)やスライダ60が収容されることになる。底部41には、案内溝412と、係止部413とが設けられている。前壁部42の後側の面は基準面42Aとなり、前壁部42の上縁部には、ファイバ溝42Bが形成されている。側壁部43の内面には、前後方向に沿って案内溝431が形成されている。ベース40はファイバ押さえ部44を更に有し、ファイバ押さえ部44には溝44Aが形成されている。
第2実施形態においても、側壁部43は、ベース側ラッチ部432を有する。第2実施形態のベース側ラッチ部432は、前後方向に沿って並ぶ4つのノッチ(切欠)によって構成されている。
また、第2実施形態においても、スライダ60は、本体部62を有する。本体部62は枠状に形成されており、前側の壁部には前側切欠溝621が形成されており、後側の壁部には後側切欠溝622が形成されている。また、本体部62には、挟持部を構成する複数の弾性片623が形成されている。
第2実施形態においても、スライダ60は、スライダ側ラッチ部66を有する。第2実施形態のスライダ側ラッチ部66は、ベース側ラッチ部432のノッチに引っ掛かる爪部を有する。第2実施形態では、スライダ側ラッチ部66が弾性変形することによって、スライダ側ラッチ部66の爪部(ベース側ラッチ部432のノッチに引っ掛かる部位)が、本体部62に対して左方向に変位可能に構成されている。これにより、作業者がスライダ側ラッチ部66を弾性変形させることによって、スライダ側ラッチ部66がベース側ラッチ部432に引っ掛かっている状態(ラッチ状態)を解除することが可能である。このように、第2実施形態のスライダ側ラッチ部66は、ラッチ状態を解除するためのラッチ解除機構を有する。第2実施形態のように、ラッチ機構によるラッチ状態を解除するラッチ解除機構をホルダ20が有することにより、ラッチ機構がベース40に対するスライダ60の位置を強固に保持していても、ベース40に対するスライダ60の位置を調整することが可能になる。なお、スライダ側ラッチ部66のラッチ解除機構は、弾性変形することによってベース側ラッチ部432のノッチから爪部を外す機構に限られるものではなく、ラッチ状態を解除できるものであれば良い。
なお、前述の第1実施形態ではベース側ラッチ部432が多数のノッチを有しており、ベース40に対してスライダ60を任意の位置に合わせることができた。これに対し、第2実施形態では、ベース側ラッチ部432が有するノッチは4つだけである。このため、第2実施形態では、スライダ60がベース40に対して調整可能な位置は4箇所だけである。但し、ホルダ20にセットされる光ファイバ保持体10の種類が限定されていれば、調整可能な位置が少なくても許容される。特に、光ファイバ保持体10の形状が規格化された状況下では、調整可能な位置が少なくても許容される。
また、第2実施形態では、第1実施形態と比べてベース側ラッチ部432のノッチの数が少ないため、ノッチ(切欠)を深く形成することができる。これにより、第2実施形態では、第1実施形態と比べて、ベース40に対するスライダ60の前後方向の位置をより強固に保持することができ、スライダ60の位置がずれにくくなるという利点がある。
===その他===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
1 光ファイバ、3A 丸型光ケーブル、3B 角型光ケーブル、
10 光ファイバ保持体(10A〜10C 第1〜第3の光ファイバ保持体)、
11 本体部、12 蓋部、13 アタッチメント、
14 後部、15 前部、
16 治具本体、17 ファイバ押さえ部、18 スライダ、
20 ホルダ、40 ベース、
41 底部、411 底面、
412 案内溝、413 係止部、
42 前壁部、42A 基準面、42B ファイバ溝、
43 側壁部、431 案内溝、432 ベース側ラッチ部、
44 ファイバ押さえ部、44A 溝、
60 スライダ、62 本体部、
621 前側切欠溝、622 後側切欠溝、
623 弾性片、623A 先端部、623B 基端部、
624 スライダ側案内部、64 前側延出部、
641 収容部、66 スライダ側ラッチ部

Claims (8)

  1. 光ファイバを保持する光ファイバ保持体を取り付け可能なホルダであって、
    基準面を有するベースと、
    前記光ファイバ保持体を取り付け可能であり、前記ベースに対して前後方向に移動可能に構成されたスライダと
    を備え、
    前記光ファイバ保持体を取り付けた状態で前記スライダを前記基準面の側に移動させることによって、前記基準面に前記光ファイバ保持体を位置合わせした状態で前記基準面と前記スライダとの間に前記光ファイバ保持体の少なくとも一部を収容可能であることを特徴とするホルダ。
  2. 請求項1に記載のホルダであって、
    前記ベースに対する前記スライダの位置を保持するラッチ機構が設けられていることを特徴とするホルダ。
  3. 請求項2に記載のホルダであって、
    前記ラッチ機構は、前記ベースに設けられたベース側ラッチ部と、前記スライダに設けられたスライダ側ラッチ部とを有し、
    前記ベース側ラッチ部及び前記スライダ側ラッチ部の一方は、前後方向に並ぶ複数のノッチを有し、他方は爪部を有し、前記爪部が前記ノッチに引っ掛かることによって、前記スライダの前記ベースに対する前後方向の位置が保持される
    ことを特徴とするホルダ。
  4. 請求項3に記載のホルダであって、
    前記スライダは、挟持部を有し、
    前記挟持部は、当該挟持部によって挟持された被挟持部材が前記基準面の側へ移動することを許容しつつ、前記被挟持部材が逆側へ移動することを抑制するように、構成されている
    ことを特徴とするホルダ。
  5. 請求項4に記載のホルダであって、
    前記挟持部は、一対の側壁の内面から内側に突設された一対の弾性片を有し、
    前記弾性片は、先端部が基端部に対して前記基準面の側に位置するように傾斜して配置されている
    ことを特徴とするホルダ。
  6. 請求項5に記載のホルダであって、
    前記挟持部は、複数対の弾性片を有することを特徴とするホルダ。
  7. 請求項2〜6のいずれかに記載のホルダであって、
    前記ラッチ機構によるラッチ状態を解除するラッチ解除機構を有することを特徴とするホルダ。
  8. 基準面を有するベースと、前記ベースに対して前後方向に移動可能に構成されたスライダとを有するホルダを用意し、
    光ファイバを保持する光ファイバ保持体を前記スライダに取り付け、
    前記光ファイバ保持体を取り付けた状態で前記スライダを前記基準面の側に移動させることによって、前記基準面に前記光ファイバ保持体を位置合わせし、
    前記基準面と前記スライダとの間に前記光ファイバ保持体の少なくとも一部を収容したホルダを光ファイバ加工器にセットして、前記光ファイバを加工する
    ことを特徴とする光ファイバ加工方法。
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