JP5802701B2 - メカニカルスプライス用工具、光ファイバ接続装置および光ファイバ接続方法 - Google Patents
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バネ部材で加圧される一対の挟持部材(メカニカルスプライス)に挿入ユニット(クサビ部材)を製品ごとに取り付けると、使用後はクサビ部材が不要品(ゴミ)になり、コストアップになっていた。
前記第1の介挿部材の前記連動機構部は、前記第2の介挿部材の前記梃部が前記メカニカルスプライスに面する側とは反対側で切り欠かれた凹部に組み合わされ、前記第2の介挿部材の前記連動機構部は、前記第1の介挿部材の前記梃部が前記メカニカルスプライスに面する側で切り欠かれた凹部に組み合わされている、ことが好ましい。
前記操作部は、前記メカニカルスプライスの長手方向の他端側よりも外側に延長して設けられ、前記操作部と前記第2の介挿部材の連動機構部との間に前記第2の介挿部材の回転軸が配置されている、ことが好ましい。
前記工具本体は、光ファイバを把持する光ファイバホルダを、前記メカニカルスプライスの長手方向の端側に向けて案内するレール部を有する、ことが好ましい。
前記工具本体は、光ファイバを把持する光ファイバホルダを、光ファイバの先端部が前記メカニカルスプライスの長手方向の端側に挿入された状態で保持する、係止片を有する、ことが好ましい。
前記把持部材保持部には、前記メカニカルスプライスの長手方向に垂直な方向の回転軸を中心として回動することにより、前記ケーブル把持部材を保持してその後退を規制する規制位置と、前記ケーブル把持部材の後退を規制しない待機位置との間で回動可能なレバー部材を備える、ことが好ましい。
前記スプライスホルダは、前記メカニカルスプライスを収容する側とは反対側の面に、係合爪を有する、ことが好ましい。
前記第1の介挿部材の前記連動機構部は、前記第2の介挿部材の前記梃部が前記メカニカルスプライスに面する側とは反対側で切り欠かれた凹部に組み合わされ、前記第2の介挿部材の前記連動機構部は、前記第1の介挿部材の前記梃部が前記メカニカルスプライスに面する側で切り欠かれた凹部に組み合わされている、ことが好ましい。
前記操作部は、前記メカニカルスプライスの長手方向の他端側よりも外側に延長して設けられ、前記操作部と前記第2の介挿部材の連動機構部との間に前記第2の介挿部材の回転軸が配置されている、ことが好ましい。
前記工具本体は、前記挿入光ファイバを把持する光ファイバホルダを、前記メカニカルスプライスの長手方向の端側に向けて案内するレール部を有する、ことが好ましい。
前記工具本体は、前記挿入光ファイバを把持する光ファイバホルダを、前記挿入光ファイバの先端部が前記メカニカルスプライスの長手方向の端側に挿入された状態で保持する、係止片を有する、ことが好ましい。
前記把持部材保持部には、前記メカニカルスプライスの長手方向に垂直な方向の回転軸を中心として回動することにより、前記ケーブル把持部材を保持してその後退を規制する規制位置と、前記ケーブル把持部材の後退を規制しない待機位置との間で回動可能なレバー部材を備える、ことが好ましい。
前記スプライスホルダは、前記メカニカルスプライスを収容する側とは反対側の面に、係合爪を有する、ことが好ましい。
前記第1の介挿部材の前記連動機構部は、前記第2の介挿部材の前記梃部が前記メカニカルスプライスに面する側とは反対側で切り欠かれた凹部に組み合わされ、前記第2の介挿部材の前記連動機構部は、前記第1の介挿部材の前記梃部が前記メカニカルスプライスに面する側で切り欠かれた凹部に組み合わされている、ことが好ましい。
前記操作部は、前記メカニカルスプライスの長手方向の他端側よりも外側に延長して設けられ、前記操作部と前記第2の介挿部材の連動機構部との間に前記第2の介挿部材の回転軸が配置されている、ことが好ましい。
前記工具本体は、前記挿入光ファイバを把持する光ファイバホルダを、前記メカニカルスプライスの長手方向の端側に向けて案内するレール部を有する、ことが好ましい。
前記工具本体は、前記挿入光ファイバを把持する光ファイバホルダを、前記挿入光ファイバの先端部が前記メカニカルスプライスの長手方向の端側に挿入された状態で保持する、係止片を有する、ことが好ましい。
図1に、本発明のメカニカルスプライス用工具の一形態を示す。このメカニカルスプライス用工具30は、図8,9に示すように半割りの素子41,42の間に光ファイバ1,2を挟み込んで把持固定することが可能なメカニカルスプライス40を用いた光ファイバ同士の接続作業に用いられる。以下、メカニカルスプライス40を単にスプライス40という。
クランプばね43は、背板部43aの両側から側板部43b,43cが張り出された構成を有する。例えば1枚の金属板からクランプばね43を成形可能である。一方の側板部43bはベース素子41に、他方の側板部43cは押さえ蓋42に当接する。これにより、ベース素子41と押さえ蓋42とは、クランプばね43の弾性によって互いに閉じ合う方向に付勢される。
図7では、第2の光ファイバ2が先に素子41,42の間に挿入され、第1の光ファイバ1がその後で挿入される様子が示されているが、スプライス40への光ファイバ1,2の挿入順序は特に限定されず、いずれの光ファイバを先に挿入してもよい。
ベース素子41の長手方向の中央部には、各光ファイバ1,2の先端に露出された裸光ファイバ1a,2aを光接続可能に互いに高精度に位置決め、調心するための調心溝46が形成されている。この調心溝46は、ベース素子41の長手方向に延在する溝であり、裸光ファイバ1a,2aは、ベース素子41と中央の蓋素子42bの間に把持される。
ベース素子41の長手方向の両端部には、各光ファイバ1,2の被覆1b,2bを有する部分を配置する、被覆部挿入溝46a,46bが形成されている。被覆部挿入溝46a,46bは、調心溝46に連続して、ベース素子41の長手方向に延在する溝である。被覆1b,2bを有する部分は、ベース素子41と両端の蓋素子42a,42cの間に把持される。被覆部挿入溝46a,46bは、調心溝46よりも幅が大きくされている。
スプライス40の半割り把持部材44における、クランプばね43の背板部43aとは反対側に露出する側面には、介挿部材10,20を挿入するための介挿部材挿入口45が開口されている。この介挿部材挿入口45は、半割りの素子41,42の対向面の互いに対応する位置に溝状の凹部を形成することによって、半割りの素子41,42の間に確保されている。介挿部材挿入口45は、光ファイバ1,2を配置する溝(調心溝46と被覆部挿入溝46a,46b)に達しない深さに形成される。介挿部材挿入口45としては、ベース素子41または押さえ蓋42の片方のみに溝状の凹部を形成することによって確保した構成も採用可能である。
第1の介挿部材10は、スプライス40の長手方向の一端40a側において工具本体31に回動自在に保持される回転軸13と、この回転軸13からスプライス40の長手方向の中央部に向かって延在する梃部14と、この梃部14の先端部において第2の介挿部材20と接触可能な連動機構部15を有する。第1の介挿片11,11は、半割りの素子41,42の間に第1の光ファイバ1を挿入できるように割り入れられる。
第2の介挿部材20は、スプライス40の長手方向の他端40b側において工具本体31に回動自在に保持される回転軸23と、この回転軸23からスプライス40の長手方向の中央部に向かって延在する梃部24と、この梃部24の先端部において第1の介挿部材10と接触可能な連動機構部25を有する。第2の介挿片21,21は、半割りの素子41,42の間に第2の光ファイバ2を挿入できるように割り入れられる。
介挿部材10,20の梃部14,24には、スプライス40の介挿部材挿入口45a,45bに向けて支持部12,22が形成されている。介挿片11,21は、支持部12,22の先端に形成されることにより、梃部14,24に支持されている。
梃部14,24の表面14a,24aには、介挿片11,21を有する支持部12,22の反対側に押圧用突起17,27が突設されている。これにより、押圧用突起17,27を押圧することで介挿片11,21に集中して押圧力を加えることができ、介挿片11,21の間に割り入れが容易になる。
から第2の介挿片21を抜き出すための操作部26を有する。光ファイバ1,2をスプライス40に挿入した後は、第2の介挿片21が半割りの素子41,42の間から抜き出されるように第2の介挿部材20を回動させると、第2の介挿部材20の連動機構部25が第1の介挿部材10の連動機構部15を押すことにより、第1の介挿部材10が連動して回動し、第1の介挿片11が半割りの素子41,42の間から抜き出される。
この動作は、図4では、矢印Bによる図の下に示す状態から図の上に示す状態への変化として表される。図4の下側に示す矢印bは、第2の介挿部材20の操作部26を押すことを示す。
図1に示すように、操作部26は介挿部材10,20の収容穴32の外側まで突出しているので、この場合、操作部26を押したときの第2の介挿部材20の回動は、操作部26が収容穴32の周縁に当接するところで規制される。図4に示すように、介挿部材10,20の連動機構部15,25の重なる順序(連動機構部25が連動機構部15よりもスプライス40に近い)が反転しないように、第2の介挿部材20の回動範囲を規制することも可能である。
ベース部81の上面81aには、第1の光ファイバ1を収容する位置決め凹部83a,83b,83cを有する保持壁部82a,82b,82cが離間して形成されている。また、ベース部81の上面81aには、位置決め凹部83a,83b,83cを通る直線状の位置決め溝83が形成されている。位置決め溝83は、光ファイバ1を位置決めする溝部であって、例えば断面略V字形、断面略U字形、断面半円形などとすることができる。位置決め溝83は、光ファイバ1を位置決めできる細い溝であり、位置決め凹部83a,83b,83cは光ファイバ1を位置決め溝83に案内するために広い開口部を有する。
これにより、蓋体84が開いた状態(図6参照)からベース部81の上に光ファイバ1を載せたときに、光ファイバ1を容易に位置決め溝83に配置し、蓋体84を閉じて把持固定することができる(図3参照)。
図3に示すケーブル把持部材70はプラスチック製の一体成形品である。蓋部材72は、薄肉のヒンジにより把持ベース71とつながっている。前側突出部73は、蓋部材72を開いた状態でも把持ベース71との位置関係を変えないように一体化されている。
このレバー部材65は、図1に示すように、把持部材保持部60に保持されたケーブル把持部材70に被せるカバー板66の両側に、細長形状の回動アーム67,67が互いに平行に設けられた構成を備える。回動アーム67の端部には、後退規制片67aが形成されている。また、回動アーム67は、把持部材保持部60の両側部に突設された回転軸64が挿入される軸受穴67bを有する。回転軸64を軸受穴67bに挿入すると、レバー部材65が把持部材保持部60に対して回動可能に枢着される。
なお、ここでは軸受穴67bは回動アーム67を肉厚方向に貫通する貫通穴であるが、有底の穴でもよい。また、枢着部の具体的構造は特に限定されず、軸受穴を把持部材保持部60に、回転軸突起を回動アーム67に形成する等の構成も採用可能である。
レバー部材65の回動アーム67には、把持部材保持部60の外面に突出された係合突起60aに係合する係合穴67cを有する。係合突起60aを係合穴67cに係合させることにより、把持部材保持部60に対してレバー部材65を規制位置に維持することができる。
レバー部材65を規制位置に配置することにより、ユニットベース54に対するケーブル把持部材70の後退を規制する引き留め作業を行うことができる。これにより、ケーブル把持部材70とユニットベース54が一体化された状態が維持される。
図3において、メカニカルスプライス用工具30とユニットベース54は、あらかじめ図1および図2に示すように、スプライス40をスプライスホルダ50に収容し、そのスプライスホルダ50をメカニカルスプライス用工具30のスプライス収容部34に収容しておく。また、把持部材保持部60のレバー部材65は、ケーブル把持部材70を受け入れるように開いた状態(上述の待機位置)におく。
また、接続用ユニット55は、構造が簡単であるため小型化が可能であることから、そのまま光接続箱(光成端箱等)に収納して使用できる。
例えばメカニカルスプライス、スプライスホルダ、介挿部材、光ファイバホルダの具体的構成は、本発明の技術的思想に適合する限り、なんら限定されるものではない。
例えば、図4の場合、右側の介挿部材10の梃部14がスプライス40に面する側で切り欠かれた凹部15aを有し、左側の介挿部材20の梃部24がスプライス40に面する側とは反対側で切り欠かれた凹部25aを有する。これを、図4の紙面の手前側だけ(梃部14,24の幅の半分程度)を図4と同様に構成し、図4の紙面の奥側では、図4と反対に、右側の介挿部材10の梃部14がスプライス40に面する側とは反対側で切り欠かれた凹部を有し、左側の介挿部材20の梃部24がスプライス40に面する側で切り欠かれた凹部を有する構成が考えられる。
この場合、図4の紙面の手前側では、右側の介挿部材10が第1の介挿部材となり、左側の介挿部材20が第2の介挿部材となるのに対し、図4の紙面の奥側では、右側の介挿部材10が第2の介挿部材となり、左側の介挿部材20が第1の介挿部材となる。
2つの介挿部材が第1の介挿部材と第2の介挿部材を兼ねる構成である場合、両方の介挿部材に操作部(例えば図4の操作部26)を設けることができる。どちらかの介挿部材の操作部を片方だけ押しても、両方の介挿部材が回動し、各介挿片をメカニカルスプライスから抜き出すことができる。
工具本体は、第1の光ファイバを把持する光ファイバホルダを、第1の光ファイバの先端部がメカニカルスプライスの長手方向の一端側に挿入された状態で保持する第1の係止片を有してもよく、第2の光ファイバを把持する光ファイバホルダを、第2の光ファイバの先端部がメカニカルスプライスの長手方向の他端側に挿入された状態で保持する第2の係止片を有してもよい。
介挿部材としては、スプライスの半割りの素子の間に割り入れる先端部(介挿片)が板状になっているものに限定されない。介挿部材の介挿片としては、例えばシート状のもの、ロッド状のもの等も採用可能である。
Claims (19)
- 第1の光ファイバと第2の光ファイバの端面同士を突き合わせて半割りの素子の間に挟み込んで把持固定することが可能なメカニカルスプライスを用いた光ファイバ同士の接続作業に用いられ、
前記メカニカルスプライスの長手方向の一端側で、前記半割りの素子の間に前記第1の光ファイバを挿入できるように割り入れる第1の介挿片を有する第1の介挿部材と、
前記メカニカルスプライスの長手方向の他端側で、前記半割りの素子の間に前記第2の光ファイバを挿入できるように割り入れる第2の介挿片を有する第2の介挿部材と、
前記第1の介挿部材および前記第2の介挿部材を保持する工具本体と、
を備え、
前記第1の介挿部材は、前記メカニカルスプライスの長手方向の一端側において前記工具本体に回動自在に保持される回転軸と、この回転軸から前記メカニカルスプライスの長手方向の中央部に向かって延在する梃部と、この梃部の先端部において前記第2の介挿部材と接触可能な連動機構部を有し、
前記第2の介挿部材は、前記メカニカルスプライスの長手方向の他端側において前記工具本体に回動自在に保持される回転軸と、この回転軸から前記メカニカルスプライスの長手方向の中央部に向かって延在する梃部と、この梃部の先端部において前記第1の介挿部材と接触可能な連動機構部を有し、
前記第1の介挿片は、前記第1の介挿部材の前記梃部に支持され、
前記第2の介挿片は、前記第2の介挿部材の前記梃部に支持され、
前記第1の介挿片を前記半割りの素子の間に割り入れるように前記第1の介挿部材を回動させると、前記第1の介挿部材の連動機構部が前記第2の介挿部材の連動機構部を押すことにより、前記第2の介挿部材が連動して回動し、前記第2の介挿片が前記半割りの素子の間に割り入れられ、
前記第2の介挿部材は、前記半割りの素子の間から前記第2の介挿片を抜き出す操作部を有し、前記第2の介挿片が前記半割りの素子の間から抜き出されるように前記第2の介挿部材を回動させると、前記第2の介挿部材の連動機構部が前記第1の介挿部材の連動機構部を押すことにより、前記第1の介挿部材が連動して回動し、前記第1の介挿片が前記半割りの素子の間から抜き出される、
メカニカルスプライス用工具。 - 前記第1の介挿部材の前記連動機構部は、前記第2の介挿部材の前記梃部が前記メカニカルスプライスに面する側とは反対側で切り欠かれた凹部に組み合わされ、前記第2の介挿部材の前記連動機構部は、前記第1の介挿部材の前記梃部が前記メカニカルスプライスに面する側で切り欠かれた凹部に組み合わされている、
請求項1に記載のメカニカルスプライス用工具。 - 前記操作部は、前記メカニカルスプライスの長手方向の他端側よりも外側に延長して設けられ、前記操作部と前記第2の介挿部材の連動機構部との間に前記第2の介挿部材の回転軸が配置されている、
請求項1または2に記載のメカニカルスプライス用工具。 - 前記工具本体は、光ファイバを把持する光ファイバホルダを、前記メカニカルスプライスの長手方向の端側に向けて案内するレール部を有する、
請求項1〜3のいずれかに記載のメカニカルスプライス用工具。 - 前記工具本体は、光ファイバを把持する光ファイバホルダを、光ファイバの先端部が前記メカニカルスプライスの長手方向の端側に挿入された状態で保持する、係止片を有する、
請求項1〜4のいずれかに記載のメカニカルスプライス用工具。 - 光ファイバケーブルを把持するケーブル把持部材と、
前記光ファイバケーブルの端末から引き出される延出光ファイバを、他の光ファイバである挿入光ファイバと突き合わせて半割りの素子の間に挟み込んで把持固定することが可能なメカニカルスプライスと、
前記ケーブル把持部材を保持する把持部材保持部および前記メカニカルスプライスを保持するスプライスホルダを一体化したユニットベースと、
前記メカニカルスプライスを用いた前記延出光ファイバと前記挿入光ファイバの接続作業に用いられるメカニカルスプライス用工具と、
を備え、
前記メカニカルスプライス用工具は、
前記メカニカルスプライスの長手方向の一端側で、前記半割りの素子の間に、前記挿入光ファイバまたは前記延出光ファイバのいずれか一方である第1の光ファイバを挿入できるように割り入れる第1の介挿片を有する第1の介挿部材と、
前記メカニカルスプライスの長手方向の他端側で、前記半割りの素子の間に、前記挿入光ファイバまたは前記延出光ファイバのうち前記第1の光ファイバと異なるものである第2の光ファイバを挿入できるように割り入れる第2の介挿片を有する第2の介挿部材と、
前記第1の介挿部材および前記第2の介挿部材を保持する工具本体と、
を備え、
前記第1の介挿部材は、前記メカニカルスプライスの長手方向の一端側において前記工具本体に回動自在に保持される回転軸と、この回転軸から前記メカニカルスプライスの長手方向の中央部に向かって延在する梃部と、この梃部の先端部において前記第2の介挿部材と接触可能な連動機構部を有し、
前記第2の介挿部材は、前記メカニカルスプライスの長手方向の他端側において前記工具本体に回動自在に保持される回転軸と、この回転軸から前記メカニカルスプライスの長手方向の中央部に向かって延在する梃部と、この梃部の先端部において前記第1の介挿部材と接触可能な連動機構部を有し、
前記第1の介挿片は、前記第1の介挿部材の前記梃部に支持され、
前記第2の介挿片は、前記第2の介挿部材の前記梃部に支持され、
前記第1の介挿片を前記半割りの素子の間に割り入れるように前記第1の介挿部材を回動させると、前記第1の介挿部材の連動機構部が前記第2の介挿部材の連動機構部を押すことにより、前記第2の介挿部材が連動して回動し、前記第2の介挿片が前記半割りの素子の間に割り入れられ、
前記第2の介挿部材は、前記半割りの素子の間から前記第2の介挿片を抜き出す操作部を有し、前記第2の介挿片が前記半割りの素子の間から抜き出されるように前記第2の介挿部材を回動させると、前記第2の介挿部材の連動機構部が前記第1の介挿部材の連動機構部を押すことにより、前記第1の介挿部材が連動して回動し、前記第1の介挿片が前記半割りの素子の間から抜き出される、
光ファイバ接続装置。 - 前記把持部材保持部には、前記メカニカルスプライスの長手方向に垂直な方向の回転軸を中心として回動することにより、前記ケーブル把持部材を保持してその後退を規制する規制位置と、前記ケーブル把持部材の後退を規制しない待機位置との間で回動可能なレバー部材を備える、
請求項6に記載の光ファイバ接続装置。 - 前記スプライスホルダは、前記メカニカルスプライスを収容する側とは反対側の面に、係合爪を有する、
請求項6または7に記載の光ファイバ接続装置。 - 前記第1の介挿部材の前記連動機構部は、前記第2の介挿部材の前記梃部が前記メカニカルスプライスに面する側とは反対側で切り欠かれた凹部に組み合わされ、前記第2の介挿部材の前記連動機構部は、前記第1の介挿部材の前記梃部が前記メカニカルスプライスに面する側で切り欠かれた凹部に組み合わされている、
請求項6〜8のいずれかに記載の光ファイバ接続装置。 - 前記操作部は、前記メカニカルスプライスの長手方向の他端側よりも外側に延長して設けられ、前記操作部と前記第2の介挿部材の連動機構部との間に前記第2の介挿部材の回転軸が配置されている、
請求項6〜9のいずれかに記載の光ファイバ接続装置。 - 前記工具本体は、前記挿入光ファイバを把持する光ファイバホルダを、前記メカニカルスプライスの長手方向の端側に向けて案内するレール部を有する、
請求項6〜10のいずれかに記載の光ファイバ接続装置。 - 前記工具本体は、前記挿入光ファイバを把持する光ファイバホルダを、前記挿入光ファイバの先端部が前記メカニカルスプライスの長手方向の端側に挿入された状態で保持する、係止片を有する、
請求項6〜11のいずれかに記載の光ファイバ接続装置。 - 光ファイバケーブルを把持するケーブル把持部材と、
前記光ファイバケーブルの端末から引き出される延出光ファイバを、他の光ファイバである挿入光ファイバと突き合わせて半割りの素子の間に挟み込んで把持固定することが可能なメカニカルスプライスと、
前記ケーブル把持部材を保持する把持部材保持部および前記メカニカルスプライスを保持するスプライスホルダを一体化したユニットベースと、
前記メカニカルスプライスを用いた前記延出光ファイバと前記挿入光ファイバの接続作業に用いられるメカニカルスプライス用工具と、
を備え、
前記メカニカルスプライス用工具は、
前記メカニカルスプライスの長手方向の一端側で、前記半割りの素子の間に、前記挿入光ファイバまたは前記延出光ファイバのいずれか一方である第1の光ファイバを挿入できるように割り入れる第1の介挿片を有する第1の介挿部材と、
前記メカニカルスプライスの長手方向の他端側で、前記半割りの素子の間に、前記挿入光ファイバまたは前記延出光ファイバのうち前記第1の光ファイバと異なるものである第2の光ファイバを挿入できるように割り入れる第2の介挿片を有する第2の介挿部材と、
前記第1の介挿部材および前記第2の介挿部材を保持する工具本体と、
を備え、
前記第1の介挿部材は、前記メカニカルスプライスの長手方向の一端側において前記工具本体に回動自在に保持される回転軸と、この回転軸から前記メカニカルスプライスの長手方向の中央部に向かって延在する梃部と、この梃部の先端部において前記第2の介挿部材と接触可能な連動機構部を有し、
前記第2の介挿部材は、前記メカニカルスプライスの長手方向の他端側において前記工具本体に回動自在に保持される回転軸と、この回転軸から前記メカニカルスプライスの長手方向の中央部に向かって延在する梃部と、この梃部の先端部において前記第1の介挿部材と接触可能な連動機構部を有し、
前記第1の介挿片は、前記第1の介挿部材の前記梃部に支持され、
前記第2の介挿片は、前記第2の介挿部材の前記梃部に支持され、
前記第2の介挿部材は、前記半割りの素子の間から前記第2の介挿片を抜き出す操作部を有する光ファイバ接続装置を用意し、
前記第1の介挿片を前記半割りの素子の間に割り入れるように前記第1の介挿部材を回動させると、前記第1の介挿部材の連動機構部が前記第2の介挿部材の連動機構部を押すことにより、前記第2の介挿部材が連動して回動し、前記第2の介挿片が前記半割りの素子の間に割り入れられ、
その後、前記挿入光ファイバを前記半割りの素子の間に挿入するとともに、前記光ファイバケーブルを把持する前記ケーブル把持部材を、前記把持部材保持部に保持させて、前記延出光ファイバの先端部を前記半割りの素子の間に挿入し、前記挿入光ファイバと前記延出光ファイバを突き合わせて、
その後、前記第2の介挿片が前記半割りの素子の間から抜き出されるように前記第2の介挿部材を回動させると、前記第2の介挿部材の連動機構部が前記第1の介挿部材の連動機構部を押すことにより、前記第1の介挿部材が連動して回動し、前記第1の介挿片が前記半割りの素子の間から抜き出されて、前記挿入光ファイバと前記延出光ファイバを把持固定する、
光ファイバ接続方法。 - 前記把持部材保持部には、前記メカニカルスプライスの長手方向に垂直な方向の回転軸を中心として回動することにより、前記ケーブル把持部材を保持してその後退を規制する規制位置と、前記ケーブル把持部材の後退を規制しない待機位置との間で回動可能なレバー部材を備える、
請求項13に記載の光ファイバ接続方法。 - 前記スプライスホルダは、前記メカニカルスプライスを収容する側とは反対側の面に、係合爪を有する、
請求項13または14に記載の光ファイバ接続方法。 - 前記第1の介挿部材の前記連動機構部は、前記第2の介挿部材の前記梃部が前記メカニカルスプライスに面する側とは反対側で切り欠かれた凹部に組み合わされ、前記第2の介挿部材の前記連動機構部は、前記第1の介挿部材の前記梃部が前記メカニカルスプライスに面する側で切り欠かれた凹部に組み合わされている、
請求項13〜15のいずれかに記載の光ファイバ接続方法。 - 前記操作部は、前記メカニカルスプライスの長手方向の他端側よりも外側に延長して設けられ、前記操作部と前記第2の介挿部材の連動機構部との間に前記第2の介挿部材の回転軸が配置されている、
請求項13〜16のいずれかに記載の光ファイバ接続方法。 - 前記工具本体は、前記挿入光ファイバを把持する光ファイバホルダを、前記メカニカルスプライスの長手方向の端側に向けて案内するレール部を有する、
請求項13〜17のいずれかに記載の光ファイバ接続方法。 - 前記工具本体は、前記挿入光ファイバを把持する光ファイバホルダを、前記挿入光ファイバの先端部が前記メカニカルスプライスの長手方向の端側に挿入された状態で保持する、係止片を有する、
請求項13〜18のいずれかに記載の光ファイバ接続方法。
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