JPWO2017104684A1 - 具材入りアイスクリーム類及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、流動性の具材と冷却したクリームをノズルから容器に吐出して固形又はペースト状の具材入りアイスクリームを製造する方法であって、具材を吐出するノズルを容器の略中心に配置し、具材吐出用ノズルの周りにクリーム吐出用ノズルを複数配置し、クリームが具材と同時か具材より先に容器に到達するように具材とクリームを吐出して、具材が周囲のクリームの圧力により広げられ、かつ、クリームにより冷却された固形又はペースト状の具材がクリーム中に含まれ、前記具材はチョコレート、ソース、ジャム又は油脂を含む乳化物であることを特徴とする、具材入りアイスクリーム類を製造する方法を提供する。
Description
本発明は、具材入りアイスクリーム類及びその製造方法に関する。
チョコレートなどの具材入りアイスクリーム類は多数知られている(特許文献1〜4)。
特許文献1は、クリームとチョコレートを同時に充填して網目状または多層状のチョコレート模様を有するアイスクリーム類が得られるが、チョコレートがクリームに均一に分散するのでチョコレートによる十分な満足感が得られない。
特許文献2は、冷菓用クリームとチョコレート流動物を積層充填する方法を開示するが、クリーム充填後にチョコを充填しその上にさらにクリームを被せるように充填するので、製造工程が煩雑であり、コストがかかる。
特許文献3は、らせん状のチョコレートとクリームを可食容器に盛り付けてなるチョコレート被覆クリームを開示するが、チョコレートはクリーム全体にらせん状に存在するために薄くなり、満足できるチョコレート感は得られない。
特許文献4は、大きな副原料が分散した冷菓を開示するが、チョコ等の副原料は複数が分散してクリームに充填されるため、板状のチョコレートは得られない。副原料が大きくなるとチョコレート感は増すことになるが、塊状のチョコレートは噛み砕くのが困難になる。
本発明は、具材感に優れたアイスクリーム類及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、以下の具材入りアイスクリーム類及びその製造方法を提供するものである。
項1. 流動性の具材と冷却したクリームをノズルから容器に吐出して固形又はペースト状の具材入りアイスクリームを製造する方法であって、具材を吐出するノズルを容器の略中心に配置し、具材吐出用ノズルの周りにクリーム吐出用ノズルを複数配置し、クリームが具材と同時か具材より先に容器に到達するように具材とクリームを吐出して、具材が周囲のクリームの圧力により広げられ、かつ、クリームにより冷却された固形又はペースト状の具材がクリーム中に含まれ、前記具材はチョコレート、ソース、ジャム又は油脂を含む乳化物であることを特徴とする、具材入りアイスクリーム類を製造する方法。
項2. 前記具材がチョコレートである、項1に記載の方法。
項3. 前記具材がソース、ジャム、油脂を含む乳化物である、項1に記載の方法。
項4. 前記ソースがミルクソース、キャラメルソース又はカラメルソースであり、前記ジャムがフルーツジャムであり、前記油脂を含む乳化物が生チョコレート又は含水チョコレートである、項3に記載の方法。
項5. 具材を吐出するノズルがクリームを吐出する2つのノズルで挟まれるように配置される、項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
項6. 具材を吐出するノズルがクリームを吐出する3つのノズルで囲まれるように配置される、項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
項7. 容器が可食容器である、項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
項8. 容器がクリーム用の型である、項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
項9. 円錐形の可食容器に平板状又はY字状の具材とクリームが充填され、具材は可食容器の略中心に充填され、具材の高さはアイスクリーム類の高さの20〜100%であり、具材の厚さは1.0〜20.0mmであり、具材の幅は平板状の場合直径の20〜100%を占め、Y字状の場合直径の30〜150%を占める、具材入りアイスクリーム類。
項10. 前記具材がチョコレートである、項9に記載の具材入りアイスクリーム類。
項1. 流動性の具材と冷却したクリームをノズルから容器に吐出して固形又はペースト状の具材入りアイスクリームを製造する方法であって、具材を吐出するノズルを容器の略中心に配置し、具材吐出用ノズルの周りにクリーム吐出用ノズルを複数配置し、クリームが具材と同時か具材より先に容器に到達するように具材とクリームを吐出して、具材が周囲のクリームの圧力により広げられ、かつ、クリームにより冷却された固形又はペースト状の具材がクリーム中に含まれ、前記具材はチョコレート、ソース、ジャム又は油脂を含む乳化物であることを特徴とする、具材入りアイスクリーム類を製造する方法。
項2. 前記具材がチョコレートである、項1に記載の方法。
項3. 前記具材がソース、ジャム、油脂を含む乳化物である、項1に記載の方法。
項4. 前記ソースがミルクソース、キャラメルソース又はカラメルソースであり、前記ジャムがフルーツジャムであり、前記油脂を含む乳化物が生チョコレート又は含水チョコレートである、項3に記載の方法。
項5. 具材を吐出するノズルがクリームを吐出する2つのノズルで挟まれるように配置される、項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
項6. 具材を吐出するノズルがクリームを吐出する3つのノズルで囲まれるように配置される、項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
項7. 容器が可食容器である、項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
項8. 容器がクリーム用の型である、項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
項9. 円錐形の可食容器に平板状又はY字状の具材とクリームが充填され、具材は可食容器の略中心に充填され、具材の高さはアイスクリーム類の高さの20〜100%であり、具材の厚さは1.0〜20.0mmであり、具材の幅は平板状の場合直径の20〜100%を占め、Y字状の場合直径の30〜150%を占める、具材入りアイスクリーム類。
項10. 前記具材がチョコレートである、項9に記載の具材入りアイスクリーム類。
従来、工業生産においてコーンアイスやアイスバーではクリームの中に具材の食感を十分に感じるアイスクリームは実現できなかった。充填されたクリームの上面から具材用ノズルを差し込んで具材を充填してクリームの中で拡げる方法を検討したが、何度かに分けて具材を充填すると、クリームに差し込まれた具材用ノズルの外壁にクリームが付着してそれが堆積し具材用ノズルの直径が肥大化して充填時にクリーム上面の形状を乱すようになり、またクリームで冷やされた具材用ノズルの中で具材の詰まりが発生する等して継続して安定生産できない。このため、固形又はペースト状かつ板状の具材をクリーム内に含むアイスクリームは、モナカアイスのような横型の充填が可能な形態に限定されていた。
本発明では、流動性の具材の吐出に合わせ、これを周囲からはさみ込むように定量のクリームと一緒に容器に吐出することで、クリームの充填圧力と温度(低温)によって流動性の具材は形状を拡げながら冷却して固形又はペースト状かつ板状の形状になる。具材の吐出に合わせ、具材吐出用のノズルを囲む3つのクリーム吐出用ノズルから定量のクリームと具材を一緒に容器に吐出することで、具材はY字状又は三角形に近い形状になる。本発明を応用するとコーンアイスのみならず、アイスバー等に於いても固形又はペースト状の具材を十分に感じることが出来るアイスを安定的に生産できるようになる。また本発明は流動性の具材をクリームと同時充填して拡げて成形するのでカップアイスにも適用できる。
1 具材用ノズル
2 クリーム用ノズル
3 クリーム
4 具材
5 容器(コーン)
6 コーン内面のチョコレート層
2 クリーム用ノズル
3 クリーム
4 具材
5 容器(コーン)
6 コーン内面のチョコレート層
本明細書において、「アイスクリーム類」は乳固形分3%以上の冷菓を指し、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスを包含する。アイスクリーム類は、好ましくはアイスクリームである。クリームには、果肉類(オレンジ、ミカン、レモンなどの柑橘類、イチゴ、パイナップル、リンゴ、メロン、ナシ、洋ナシ、ブドウ、カキ、マンゴー、モモなど)、クランチ類(チョコ、ピーナッツ、アーモンド、ナッツなど)、チョコレート、あん類(あずきなど)などが混合もしくは分散されていてもよい。アイスクリームの形状は特に限定されないが、棒状(バータイプ)、粒状、コーンなどの可食容器に充填されたタイプ、カップに充填されたタイプのいずれでもよい。棒状のアイスクリーム類には木材又はプラスチックのスティックが付いていてもよい。コーンの形状としては、円錐形が好ましいが、一部円錐形で底が平らなもの、四角錐などの形状であってもよい。カップの形状としては、円筒状、角筒状などが挙げられる。具材入りアイスクリーム類が棒状であって、具材とクリームを型に充填する場合、型の空間の形状は、角筒状、円筒状などが挙げられ、表面に凹凸があってもよく、先端の角は丸くなっていてもよい。型は、バータイプ又は粒状のアイスクリームのように型からアイスクリームを取り出す場合に使用される。コーン、カップなどの容器に具材とクリームをノズルから充填する場合、流動性の具材のノズルを容器の中心付近に配置し、クリームのノズルは、流動性の具材のノズルの周囲に配置し、好ましくは対称位置に配置する。クリームのノズルは複数であり、好ましくは2個、3個又は4個、より好ましくは2個又は3個、さらに好ましくは2個である。クリームのノズルが2個の場合、流動性の具材とクリームのノズルは略同一直線上にあり、中心の具材のノズルをクリームのノズルで挟むように配置することができ、このときには固形又はペースト状でかつ平板状の具材がクリーム内に充填されることになる(図1〜5)。
本明細書において、「具材」とは、流動性のある状態でノズルから吐出可能であり、クリーム内で冷却されて固形又はペースト状になるものであればよく、例えばチョコレート、ソース、ジャム、油脂を含有する乳化物などが挙げられる。具材の融点は、好ましくは−20℃〜0℃程度である。
本発明の具材として用いられる油脂を含有する乳化物(O/W又はW/O)としては、生チョコレート、含水チョコレートなどが挙げられる。
本発明の具材として用いられるチョコレートとしては、アイスクリーム類に用いられるものであれば特に限定されず、カカオマス、カカオバター、ココアパウダーなどを用いたチョコレートだけでなく、準チョコレート、カカオバターの代替油脂などを用いたチョコレートコーティング、カカオマスを用いずに糖、粉乳に油脂を混ぜたホワイトチョコレート、ホワイトチョコレートを他の色に着色したカラーチョコレート、さらには、種々の粉末類を使用してコーヒー風味、抹茶風味、果実風味などの様々な風味が付けられたチョコレート、チョコレート利用食品が挙げられる。チョコレート利用食品としては、チョコレートシラップが挙げられる。
本発明の具材として用いられるソースは、容器にクリームとともに充填されて冷却されるとペースト状又は固形状になるものであればよく、例えばミルクソース、キャラメルソース、カラメルソース、カスタードソース、フルーツソースなどが挙げられる。ソースのBrixは、特に限定されないが、好ましくは20〜72程度、より好ましくは30〜70程度である。ソースの含水率は、特に限定されないが、好ましくは28〜80%程度、より好ましくは30〜70%程度である。ソースのBrixが大きいと冷凍下でも比較的柔らかく噛み砕きやすくなる。一方、水分が多いとクリーム内で凍結し、固くなる傾向にある。
本発明で使用するジャムとしては、フルーツジャム(イチゴジャム、リンゴジャム、マンゴージャム、ブルーベリージャム、キイチゴジャム、イジジクジャム、オレンジジャム、モモジャムなど)が挙げられる。但し、ジャムに含まれるプレザーブ状の果肉や種子等の大きさは、連続生産でのノズル詰まりを未然に防ぐ為、具材充填ノズルの径以下に収める必要がある。特に硬い果肉には注意を要する。上述のジャムの中では、リンゴやブルーベリー果肉の大きさは目安としてノズル径の半分までに収めることが望ましい。
図4に示すように、具材吐出用ノズル1とクリーム吐出用ノズル2,2から流動性の具材4とクリーム3が容器(コーン)5に吐出され、容器内に充填される。具材4がクリーム3に囲まれることが、クリームの喫食時に具材を感じるために好ましい。ある程度の量のクリームが先に容器に到達するように具材とクリームを吐出すると図4に示すように具材4の先端は容器5の下端からある程度離れることになる。クリームと具材の吐出をほぼ同時に行うと、図5に示すように具材4は容器5の深くまで充填される。
クリームと具材のノズルの先端が同じ高さの場合、容器の先端が円錐のように細くなっている場合には、クリームと具材は同時に吐出し始めてもクリームが先に容器に到達することになる。容器の形状にかかわらず、クリームを少し早く吐出し始め、その後にクリームと具材を一定時間吐出すれば、容器にクリームが先に到達し、流動性の具材がクリームの圧力を受けながら固形又はペースト状になることで、平板状の具材がクリームに充填された具材入りアイスクリーム類を得ることができる(図1〜3)。図4に示すように、具材4のノズル1を少し上側に配置すると、具材とクリームを同時に吐出開始するか、具材用ノズル1の位置によっては具材を少し先に吐出しても具材がクリームにより囲まれ、クリームを先に容器に到達させることができる。容器内への具材の吐出のタイミングをクリームに対してより遅らせると、図2のように具材が容器の上部にのみ充填され、具材の吐出のタイミングをより早くすると図3のように具材はより下の方まで充填されることになる。平板上の具材は周囲がクリームで囲まれ、クリームの中に埋め込まれるのがよい。図1に示すように、円錐形もしくは円筒形の容器に充填する場合、具材は円の直径付近に配置され、上下からクリームの圧力に押されて平板状になる。3本のクリーム用ノズルが具材用ノズルを取り囲む場合、3つのクリーム用ノズルは具材用ノズルを取り囲む略正三角形の頂点位置に配置することが望ましい。このときには具材は3方向からのクリームの圧力を受けてクリーム間の方向に広がることになり、例えばY字状の具材がクリーム内に充填されることになる(図6(a)〜(c))。
Y字状形状のコントロールは、クリーム用ノズルと具材用ノズルの隙間を変更したり、具材の吐出圧を変化させることで可能である。図6(a)を基準として、 図6(b)のように中央部に寄せたい場合は、三方のクリームノズルを外側に押し広げて具材用ノズルとの隙間を広げる。または一回の充填工程において、具材ノズルが開放している時間を短くすると、ピストンにて定量に押し出される具材の吐出圧はクリームの吐出圧と比較して相対的に高くなり、充填形状は中心部に留まるようになる。またはクリーム量に対して具材の量を減らすと同様に中心部に留まる。図6(a)を基準として、図6(c)のようにY字形状をより広げたい場合はこれらの調整を逆方向で行う。
図6の場合にも具材とクリームの吐出のタイミングを調整することにより、容器5に充填される具材の深さを調整することができる(図7,8)。なお、具材は多少波打っていてもよく、曲がっていてもよい。また、容器が可食容器の場合、内面をチョコレートでコーティングしてチョコレート層を形成してもよい。なお、容器が可食容器の場合、可食容器をより高さのある別の容器(例えば包装容器)で覆った状態でクリームと具材を充填することにより、可食容器よりも高い位置まで具材とクリームを可食容器上に形成することができる。図示しないが、クリーム吐出用ノズルが4本で、具材吐出用ノズルの前後左右に配置すると、十字状の具材がクリームに充填されることになる。
充填時の具材の温度は、充填が可能な程度の流動性があればよいが、通常-10〜50℃程度である。クリームの温度は、具材がクリーム内で平板上に変形する程度の流動性を維持できればよく、特に限定されないが、例えば-3.0〜-6.0℃程度である。
図1〜3に示される本発明の好ましい具材入りアイスクリーム類の実施形態において、具材の幅は直径の20〜100%、好ましくは50〜100%を占め、平板状具材の高さはアイスクリーム類の高さの20〜100%、好ましくは50〜100%であり、具材の厚さは1.0〜20.0mm、好ましくは1.0〜10.0mmである。
図6に示される本発明の好ましい具材入りアイスクリーム類の実施形態において、具材の幅(3方向の合計)は直径の30〜150%、好ましくは50〜150%を占め、平板状具材の高さはアイスクリーム類の高さの20〜100%、好ましくは50〜100%であり、具材の厚さは1.0〜20.0mm、好ましくは1.0〜10.0mmである。
以下、実施例を用いて本発明をより詳細に説明する。
実施例1
円錐形のコーンに対し、チョコレート用の吐出ノズルを2本のクリーム用吐出ノズルで挟み、チョコレート(融点30℃)とクリームを同時に吐出して、本発明の具材入りアイスクリームを得た。チョコレートの吐出温度は40℃であり、クリームの吐出温度は−4.0℃であった。得られた具材入りアイスクリームの重量は70.2gであり、チョコレートの重量は6.0g、クリームの重量は64.2gであった。チョコレートは、図1,図3に示すような平板状の形状であり、チョコレートの高さはアイスクリームの高さの71%であり、チョコレートの厚さは5.1mmであった。
実施例2
実施例1のチョコレートに代えて生チョコレートを使用した以外は実施例1と同様にして具材入りアイスクリームを得た。生チョコレートの吐出温度は3.2℃であり、クリームの吐出温度は−4.0℃であった。得られた具材入りアイスクリームの重量は70.2gであり、生チョコレートの重量は6.0g、クリームの重量は64.2gであった。生チョコレートは、図1,3に示すような平板状の形状であり、生チョコレートの高さはアイスクリームの高さの70%であり、生チョコレートの厚さは5.5mmであった。
実施例3
実施例1のチョコレートに代えてキャラメルソースを使用した以外は実施例1と同様にして具材入りアイスクリームを得た。キャラメルソースの吐出温度は5.4℃であり、クリームの吐出温度は−4.0℃であった。得られた具材入りアイスクリームの重量は70.2gであり、キャラメルソースの重量は6.0g、クリームの重量は64.2gであった。キャラメルソースは、図1,3に示すような平板状の形状であり、キャラメルソースの高さはアイスクリームの高さの70%であり、キャラメルソースの厚さは5.6mmであった。
実施例1
円錐形のコーンに対し、チョコレート用の吐出ノズルを2本のクリーム用吐出ノズルで挟み、チョコレート(融点30℃)とクリームを同時に吐出して、本発明の具材入りアイスクリームを得た。チョコレートの吐出温度は40℃であり、クリームの吐出温度は−4.0℃であった。得られた具材入りアイスクリームの重量は70.2gであり、チョコレートの重量は6.0g、クリームの重量は64.2gであった。チョコレートは、図1,図3に示すような平板状の形状であり、チョコレートの高さはアイスクリームの高さの71%であり、チョコレートの厚さは5.1mmであった。
実施例2
実施例1のチョコレートに代えて生チョコレートを使用した以外は実施例1と同様にして具材入りアイスクリームを得た。生チョコレートの吐出温度は3.2℃であり、クリームの吐出温度は−4.0℃であった。得られた具材入りアイスクリームの重量は70.2gであり、生チョコレートの重量は6.0g、クリームの重量は64.2gであった。生チョコレートは、図1,3に示すような平板状の形状であり、生チョコレートの高さはアイスクリームの高さの70%であり、生チョコレートの厚さは5.5mmであった。
実施例3
実施例1のチョコレートに代えてキャラメルソースを使用した以外は実施例1と同様にして具材入りアイスクリームを得た。キャラメルソースの吐出温度は5.4℃であり、クリームの吐出温度は−4.0℃であった。得られた具材入りアイスクリームの重量は70.2gであり、キャラメルソースの重量は6.0g、クリームの重量は64.2gであった。キャラメルソースは、図1,3に示すような平板状の形状であり、キャラメルソースの高さはアイスクリームの高さの70%であり、キャラメルソースの厚さは5.6mmであった。
実施例4
実施例1のチョコレートに代えてイチゴジャムを使用した以外は実施例1と同様にして具材入りアイスクリームを得た。イチゴジャムの吐出温度は5.4℃であり、クリームの吐出温度は−4.0℃であった。得られた具材入りアイスクリームの重量は70.2gであり、イチゴジャムの重量は6.0g、クリームの重量は64.2gであった。イチゴジャムは、図1,3に示すような平板状の形状であり、イチゴジャムの高さはアイスクリームの高さの70%であり、イチゴジャムの厚さは5.6mmであった。
実施例1のチョコレートに代えてイチゴジャムを使用した以外は実施例1と同様にして具材入りアイスクリームを得た。イチゴジャムの吐出温度は5.4℃であり、クリームの吐出温度は−4.0℃であった。得られた具材入りアイスクリームの重量は70.2gであり、イチゴジャムの重量は6.0g、クリームの重量は64.2gであった。イチゴジャムは、図1,3に示すような平板状の形状であり、イチゴジャムの高さはアイスクリームの高さの70%であり、イチゴジャムの厚さは5.6mmであった。
Claims (10)
- 流動性の具材と冷却したクリームをノズルから容器に吐出して固形又はペースト状の具材入りアイスクリームを製造する方法であって、具材を吐出するノズルを容器の略中心に配置し、具材吐出用ノズルの周りにクリーム吐出用ノズルを複数配置し、クリームが具材と同時か具材より先に容器に到達するように具材とクリームを吐出して、具材が周囲のクリームの圧力により広げられ、かつ、クリームにより冷却された固形又はペースト状の具材がクリーム中に含まれ、前記具材はチョコレート、ソース、ジャム又は油脂を含む乳化物であることを特徴とする、具材入りアイスクリーム類を製造する方法。
- 前記具材がチョコレートである、請求項1に記載の方法。
- 前記具材がソース、ジャム、油脂を含む乳化物である、請求項1に記載の方法。
- 前記ソースがミルクソース、キャラメルソース又はカラメルソースであり、前記ジャムがフルーツジャムであり、前記油脂を含む乳化物が生チョコレート又は含水チョコレートである、請求項3に記載の方法。
- 具材を吐出するノズルがクリームを吐出する2つのノズルで挟まれるように配置される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
- 具材を吐出するノズルがクリームを吐出する3つのノズルで囲まれるように配置される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
- 容器が可食容器である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
- 容器がクリーム用の型である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
- 円錐形の可食容器に平板状又はY字状の具材とクリームが充填され、具材は可食容器の略中心に充填され、具材の高さはアイスクリーム類の高さの20〜100%であり、具材の厚さは1.0〜20.0mmであり、具材の幅は平板状の場合直径の20〜100%を占め、Y字状の場合直径の30〜150%を占める、具材入りアイスクリーム類。
- 前記具材がチョコレートである、請求項9に記載の具材入りアイスクリーム類。
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