JPWO2017104575A1 - 検査システム及び検査方法 - Google Patents

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Abstract

透光性を有するシート状の検査対象物を検査する検査システムは、検査対象物を撮像する撮像装置と、撮像装置が検査対象物の表面から主として拡散反射光を受光するように、撮像装置の撮像領域に光を照射する第1光源と、検査対象物の欠陥の有無を検査する検査装置と、を有し、検査装置は、撮像装置による撮像画像に基づいて検査対象物の欠陥を検出する検出部を有する。

Description

本発明は、検査システム及び検査方法に関する。
例えばガラスやプリプレグ(prepreg)等を検査対象物として、製造工程において生じる可能性がある表層のひび割れや異物の混入といった欠陥を検出する様々な方法が提案されている。
例えば、光源から照射された光がプリプレグを透過してカメラに入射するように、カメラと光源とをプリプレグを間に挟んで対向するように配置し、カメラ画像に基づいてプリプレグ内部のボイドを検出する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に係る方法では、カメラには検査対象物としてのプリプレグからの透過光が入射する。このため、カメラの撮像画像には、検査対象物の表層のひび割れや内部に混入した異物といった種類が異なる欠陥も同様に影のように表れる。したがって、検査対象物に存在する欠陥の種類を判別できない可能性がある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、検出した欠陥の種類を判別可能な検査システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、透光性を有するシート状の検査対象物を検査する検査システムは、検査対象物を撮像する撮像装置と、撮像装置が検査対象物の表面から主として拡散反射光を受光するように、撮像装置の撮像領域に光を照射する第1光源と、検査対象物の欠陥の有無を検査する検査装置と、を有し、検査装置は、撮像装置による撮像画像に基づいて検査対象物の欠陥を検出する検出部を有する。
本発明の実施形態によれば、検出した欠陥の種類を判別可能な検査システムが提供される。
第1の実施形態における検査システムを例示する図である。 プリプレグの欠陥を例示する図(その1)である。 第1の実施形態における欠陥検査処理のフローチャートを例示する図である。 第1の実施形態における画像データを模式的に例示する図である。 第2の実施形態における検査システムを例示する図である。 第2の実施形態における欠陥検査処理のフローチャートを例示する図である。 第2の実施形態における画像データ(Bチャンネル)を模式的に例示する図である。 第2の実施形態における画像データ(Rチャンネル)を模式的に例示する図である。 第3の実施形態における検査システムを例示する図である。 プリプレグの欠陥を例示する図(その2)である。 第3の実施形態における欠陥検出処理のフローチャートを例示する図である。 第3の実施形態における第1画像データを模式的に例示する図である。 第3の実施形態における第2画像データを模式的に例示する図である。 欠陥検出の必要処理時間について説明する図(その1)である。 欠陥検出の必要処理時間について説明する図(その2)である。 第4の実施形態における検査システムを例示する図である。 第4の実施形態における欠陥検出処理のフローチャートを例示する図である。 第5の実施形態における検査システムを例示する図である。 第5の実施形態における欠陥検出処理のフローチャートを例示する図である。 第5の実施形態における第1画像データ(Bチャンネル)を模式的に例示する図である。 第5の実施形態における第1画像データ(Rチャンネル)を模式的に例示する図である。 第6の実施形態における検査システムを例示する図である。 第7の実施形態における検査システムを例示する図である。 第8の実施形態における検査システムを例示する図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。なお、以下の実施形態では、検査対象物としてプリプレグの欠陥の有無を検査する方法について説明するが、検査対象物はプリプレグに限られない。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態における検査システム100を例示する図である。
検査システム100は、図1に示されるように、搬送装置110、撮像装置120、光源130a及び130b、並びに検査装置150を有し、検査対象物としてのプリプレグ10における欠陥の有無を検査する。
プリプレグ10は、繊維基材に熱硬化性樹脂を含浸させた後、繊維基材中の熱硬化性樹脂を加熱して硬化させたものである。繊維基材は、例えば、ガラス繊維やポリエステル繊維等で形成された糸が織り込まれたものである。熱硬化性樹脂は、例えば、エポキシ樹脂やフェノール樹脂等である。本実施形態におけるプリプレグ10は、表面が平滑なシート状に形成され、繊維基材の間隙から透明な熱硬化性樹脂を通じて光を透過する。
搬送装置110は、第1搬送部としての第1搬送ベルト111及び第2搬送部としての第2搬送ベルト112を有し、プリプレグ10を図1における矢印方向に搬送する。第1搬送ベルト111では、駆動ローラを含む複数のローラに無端ベルトが架け渡されている。回転する駆動ローラに従動して無端ベルトが回転することで第1搬送ベルト111はベルト上に載置されるプリプレグ10を搬送する。第2搬送ベルト112は第1搬送ベルト111と同様の構成を備え、第1搬送ベルト111から受け渡されるプリプレグ10を搬送する。
なお、搬送装置110の構成は、本実施形態において例示される構成に限られるものではなく、例えば、複数の搬送ローラでプリプレグ10を搬送する構成であってもよい。
撮像装置120は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を備えるデジタルカメラである。撮像装置120は、撮像領域の少なくとも一部が第1搬送ベルト111と第2搬送ベルト112との間の間隙であってプリプレグ10が通過する領域に重なるように設けられている。本実施形態では、撮像装置120は、第1搬送ベルト111と第2搬送ベルト112との間でプリプレグ10の幅方向の全体を撮像できるように設けられている。
光源130a及び130bは、それぞれが例えばLED(Light Emitting Diode)アレイであり、撮像装置120の撮像領域に白色光を照射する。なお、光源130a及び130bは、それぞれが例えば有機EL(ElectroLuminescence)アレイ、冷陰極管等の蛍光灯等であってもよい。
光源130a及び130bは、それぞれ、撮像装置120が第1搬送ベルト111と第2搬送ベルト112との間を搬送されるプリプレグ10の表面から主として拡散反射光を受光するように配置されている。本実施形態では、光源130a及び130bは、それぞれ、照射光のプリプレグ10の表面への入射角度が45度となるように設けられている。また、撮像装置120は、光学系の光軸がプリプレグ10の表面に対して垂直になるように設けられている。
なお、撮像装置120がプリプレグ10の表面から主として拡散反射光を受光することが可能であれば、光源130a及び130bと撮像装置120との位置関係は上記し位置関係に限られるものではない。本実施形態では、2つの光源130a及び130bが設けられているが、光源の数はこれに限られるものではなく、1つ又は3つ以上の光源が設けられてもよい。また、光源として、撮像装置120の撮像領域を照らすようにドーム照明が設けられてもよい。以下の説明では、「光源130a及び130b」を単に「光源130」という場合がある。
支持部材140は、第1搬送ベルト111と第2搬送ベルト112との間に設けられている。支持部材140は、第1搬送ベルト111と第2搬送ベルト112との間を搬送されるプリプレグ10を支持する。支持部材140は、プリプレグ10に当接する支持面141を有する。支持面141は、幅がプリプレグ10の幅以上に形成され、第1搬送ベルト111と第2搬送ベルト112との間でプリプレグ10の幅方向全体を支持する。プリプレグ10は、支持部材140の支持面141に支持されることで、第1搬送ベルト111と第2搬送ベルト112との間で撓みが生じることなく搬送される。
支持部材140の支持面141は、有彩色材料を用いて形成され、有彩色である。本実施形態では、支持面141はシアン色の材料で形成されている。なお、支持部材140では、例えば、支持面141に有彩色の塗料が塗布されてもよく、支持面141を含む部分が有彩色を有する材料で形成されてもよい。また、支持面141の色は、有彩色であればよく、シアン色に限られるものではない。
検査装置150は、画像取得部151及び検出部152を有する。検査装置150は、例えば、CPU(Central Processing Unit),ROM(Read-Only Memory),RAM(Random Access Memory)等を備えるコンピュータである。検査装置150の各機能、すなわち画像取得部151及び検出部152は、例えば、CPUがROMから読み出したプログラムをRAMと協働して実行することで実現される。
画像取得部151は、撮像装置120からプリプレグ10の画像データを取得する。検出部152は、画像取得部151が撮像装置120から取得した画像データに基づいて、プリプレグ10に存在する欠陥を検出する。
図2は、プリプレグ10の欠陥を例示する図である。
図2に示される欠陥Aは、表層のひび割れである。また、欠陥Bは、内部に混入した異物である。検査装置150の検出部152は、画像取得部151が撮像装置120から取得したプリプレグ10の画像データからプリプレグ10の欠陥を検出し、さらに検出した欠陥の種類(欠陥A又は欠陥B)を判別する。
図3は、第1の実施形態における欠陥検出処理のフローチャートを例示する図である。
図3に示されるように、検査システム100における欠陥検出処理では、まずステップS101にて、搬送装置110が、第1搬送ベルト111から第2搬送ベルト112に受け渡すようにプリプレグ10を搬送する。
次にステップS102では、光源130が、撮像装置120の撮像領域に光を照射する。続いてステップS103では、撮像装置120が、第1搬送ベルト111と第2搬送ベルト112との間の撮像領域を搬送されるプリプレグ10を撮像する。撮像装置120は、上記したように撮像領域が第1搬送ベルト111と第2搬送ベルト112との間の間隙に設けられており、プリプレグ10のうち、支持部材140の支持面141に支持されている部分を撮像する。撮像装置120は、搬送装置110により搬送されるプリプレグ10を連続的に撮像することで、プリプレグ10の全体を撮像する。
ステップS104では、検査装置150の画像取得部151が、撮像装置120からプリプレグ10の画像データを取得する。続いてステップS105では、検出部152が、画像取得部151が取得した画像データに基づいて、プリプレグ10の欠陥を検出する。
図4は、撮像装置120によって撮像されたプリプレグ10の画像データを模式的に例示する図である。
撮像装置120は、プリプレグ10の欠陥が無い部分からは、プリプレグ10で反射された拡散反射光と、透光性を有するプリプレグ10を介して支持部材140の支持面141で反射された拡散反射光とを受光する。したがって、撮像装置120によって撮像されたプリプレグ10の画像データにおいて、欠陥が無い部分では、プリプレグ10を介して支持部材140の支持面141が見えるように、支持部材140の支持面141の色が表れる。本実施形態では、支持部材140の支持面141はシアン色なので、撮像装置120の撮像画像においてプリプレグ10の欠陥が無い部分はシアン色である。
プリプレグ10の欠陥Aでは、光源130から照射された照射光の拡散反射率が、欠陥が無い部分の拡散反射率より高い。このため、プリプレグ10の欠陥Aで反射されて撮像装置120が受光する受光量が、欠陥が無い部分で反射されて撮像装置120が受光する受光量よりも大きい。したがって、図4に示されるように、プリプレグ10の画像データにおいて、欠陥Aが存在する部分は、欠陥が無い部分よりも明るい。
なお、光源130からの照射光に対する拡散反射率が高いほど撮像装置120が受光する受光量が大きい理由は以下の通りである。拡散反射率が高いとは、拡散反射、すなわち巨視的に見て反射の法則に無関係に各方向に光を拡散する態様の反射の度合いが高いことを意味する。他方、光源130(130a及び130b)と撮像装置120との位置関係は、拡散反射の度合いが高いほど、すなわち巨視的に見て反射の法則に無関係に各方向に光を拡散する態様の反射の度合いが高いほど撮像装置120の受光量が大きい位置関係である。したがって光源130からの照射光に対する拡散反射率が高いほど撮像装置120が受光する受光量が大きい。
また、撮像装置120は、プリプレグ10の欠陥Bが存在する部分からは、プリプレグ10の表面からの拡散反射光と、透光性を有するプリプレグ10を介して異物で反射された拡散反射光とを受光する。したがって、撮像装置120の画像データにおいてプリプレグ10の欠陥Bが存在する部分は、プリプレグ10を介して異物が見えるように異物の色が表れる。例えば、黒色の異物がプリプレグ10の内部に混入して欠陥Bが生じている場合には、撮像画像において欠陥Bが暗い影のように見える(図4参照)。
上記したように、プリプレグ10の画像データにおいて、欠陥Aが存在する部分は欠陥が無い部分よりも明るい。したがって、画像データにおいて欠陥Aが存在する部分の画素の輝度は、欠陥が無い部分の画素の輝度よりも高い。
また、撮像装置120によって撮像された画像データにおいて、例えば黒色の異物による欠陥Bが存在する部分は欠陥が無い部分よりも暗い。したがってこの場合、画像データにおいて欠陥Bが存在する部分の画素の輝度は欠陥が無い部分の画素の輝度よりも低い。
そこで、検査装置150の検出部152は、例えば、プリプレグ10の画像データにおいて欠陥が無い部分の画素の平均輝度を予め算出しておき、画像データの各画素の輝度と予め算出した平均輝度との差に基づいて欠陥を検出する。検出部152は、例えば、画像データにおいて輝度が平均輝度より高い画素を欠陥Aとして検出する。また、検出部152は、例えば、画像データにおいて輝度が平均輝度より低い画素を欠陥Bとして検出する。
また、検出部152は、画像データにおける各画素の輝度と平均輝度との差を算出し、輝度が平均輝度よりも高くかつ平均輝度との差が予め設定された第1閾値以上の画素を欠陥Aとして検出してもよい。また、検出部152は、輝度が平均輝度よりも低くかつ平均輝度との差が予め設定された第2閾値以上の画素を欠陥Bとして検出してもよい。各画素の輝度と平均輝度との差を閾値と比較して欠陥を検出することで、欠陥の誤検出を低減できる。
このように、検査装置150の検出部152は、撮像装置120による撮像画像の画像データに基づいて、プリプレグ10に存在する欠陥A(表層のひび割れ)や欠陥B(混入した異物)等の欠陥を区別して検出できる。上記した例では、黒色の異物である欠陥Bを検出する場合について説明したが、黒色以外の異物である欠陥Bを検出する場合であっても、欠陥Bが存在する部分の画素の輝度と、欠陥が無い部分の画素の輝度との差異に基づいて欠陥Bを検出できる。
以上で説明したように、第1の実施形態における検査システム100によれば、検査対象物としてのプリプレグ10の欠陥を検出するとともに欠陥の種類を判別できる。
また、検査システム100では、第1搬送ベルト111と第2搬送ベルト112との間の間隙でプリプレグ10の検査を行うように光源130及び撮像装置120が設けられている。このような構成により、第1搬送ベルト111及び第2搬送ベルト112の表面の凹凸等の影響を受けることなく、プリプレグ10の欠陥の検査を高精度に行うことが可能である。
また、支持部材140が第1搬送ベルト111と第2搬送ベルト112との間でプリプレグ10を支持することで、第1搬送ベルト111と第2搬送ベルト112との間でプリプレグ10に撓みを生じさせることなく、検査を精度良く行うことが可能である。
なお、仮に支持部材140の支持面141が、例えば黒色、白色又は灰色といった無彩色であった場合、撮像装置120によって撮像された画像データにおいて、欠陥A又は欠陥Bが存在する部分と欠陥が無い部分との差異が不明確になる可能性がある。そこで、本実施形態では、支持部材140の支持面141を有彩色とすることで、上記したように欠陥の有無による差異を明確にして欠陥を高精度に検出可能にしている。
ここで、撮像装置120が撮像する撮像画像の画像データは、例えば、画素ごとにR(赤)、G(緑)、B(青)の各色が0〜255の数値で表されたRGB値を有する。そこで、検出部152は、支持部材140の支持面141の色に応じて、RGB値に含まれる各色の値のうち、欠陥部分と欠陥が無い部分との輝度差が最も大きい色の値を用いて欠陥を検出してもよい。
例えば、支持部材140の支持面141を青色とした場合には、表層のひび割れにより白化したように見える欠陥Aの検出には、各画素のG値を有するGチャンネルデータや、各画素のR値を有するRチャンネルデータを用いる。GチャンネルデータやRチャンネルデータを用いることで、欠陥Aと欠陥が無い部分との差異を明確にし、検出感度を上げることが可能になる。また、この場合において、例えば黒い異物である欠陥Bの検出には、各画素のB値を有するBチャンネルデータを用いることで、欠陥Bと欠陥が無い部分との差異を明確にし、検出感度を上げることが可能になる。
また、第1の実施形態の説明では、光源130が白色光を照射する例について説明したが、光源の照射光は白色光に限られるものではなく、支持部材140の支持面141の色の波長を含めばよい。例えば、支持面141の色が青色の場合には、光源は青色光を含む他の色の光であってもよく、シアン光、マゼンタ光であってもよい。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、既に説明した実施形態と同一構成部分についての説明は適宜省略する。
図5は、第2の実施形態における検査システム200を例示する図である。
検査システム200は、図5に示されるように、搬送装置210、撮像装置220、第1光源230、第2光源240及び検査装置250を有し、検査対象物としてのプリプレグ10における欠陥の有無を検査する。
搬送装置210は、第1搬送部としての第1搬送ベルト211及び第2搬送部としての第2搬送ベルト212を有し、プリプレグ10を図5における矢印方向に搬送する。第1搬送ベルト211では、駆動ローラを含む複数のローラに無端ベルトが架け渡されている。回転する駆動ローラに従動して無端ベルトが回転することで、第1搬送ベルト211はベルト上に載置されるプリプレグ10を搬送する。第2搬送ベルト212は第1搬送ベルト211と同様の構成を備え、第1搬送ベルト211から受け渡されるプリプレグ10を搬送する。
なお、搬送装置210の構成は、本実施形態において例示される構成に限られるものではなく、例えば、複数の搬送ローラでプリプレグ10を受け渡して搬送する構成であってもよい。
撮像装置220は、例えば、CCD、CMOS等の撮像素子を備えるデジタルカメラである。撮像装置220は、撮像領域の少なくとも一部が第1搬送ベルト211と第2搬送ベルト212との間の間隙であってプリプレグ10が通過する領域に重なるように設けられている。本実施形態では、撮像装置220は、第1搬送ベルト211と第2搬送ベルト212との間でプリプレグ10の幅方向の全体を撮像できるように設けられている。
第1光源230は、例えば青色LEDアレイであり、第1搬送ベルト211と第2搬送ベルト212との間に青色光を照射する。第1光源230は、撮像装置220が、搬送されるプリプレグ10の表面から主として拡散反射光を受光するように配置されている。
第2光源240は、例えば白色LEDアレイであり、第1搬送ベルト211と第2搬送ベルト212との間に白色光を照射する。第2光源240は、撮像装置220が、搬送されるプリプレグ10を透過した透過光を受光するように、撮像装置220に対向するように配置されている。
本実施形態では、第1光源230が第1波長域(青の波長域)の青色光を照射し、第2光源240が第1波長域及び第1波長域とは異なる第2波長域(例えば赤や緑の波長域)を含む白色光を照射する。なお、第1光源230及び第2光源240は、それぞれ波長域が異なる光を照射してもよく、本実施形態とは異なる色の光を照射するように構成されてもよい。また、第1光源230及び第2光源240は、例えば有機ELアレイ、冷陰極管等の蛍光灯等であってもよい。
検査装置250は、画像取得部251、色情報取得部252及び検出部253を有する。検査装置250は、例えば、CPU,ROM,RAM等を備えるコンピュータである。検査装置250の各機能、すなわち画像取得部251、色情報取得部252及び検出部253は、例えば、CPUがROMから読み出したプログラムをRAMと協働して実行することで実現される。
画像取得部251は、撮像装置220からプリプレグ10の画像データを取得する。色情報取得部252は、画像取得部251が取得した画像データから色情報を取得する。検出部253は、色情報取得部252が取得した色情報に基づいて、プリプレグ10に存在する欠陥を検出する。
図6は、第2の実施形態における欠陥検出処理のフローチャートを例示する図である。
図6に示されるように、検査システム200における欠陥検出処理では、まずステップS201にて、搬送装置210が、第1搬送ベルト211から第2搬送ベルト212に受け渡されるようにプリプレグ10を搬送する。
次にステップS202では、第1光源230及び第2光源240が、撮像装置120の撮像領域に光を照射する。続いてステップS203では、撮像装置120が、第1搬送ベルト211から第2搬送ベルト212に受け渡されるプリプレグ10を撮像する。撮像装置220は、搬送装置110により搬送されるプリプレグ10を連続的に撮像することで、プリプレグ10の全体を撮像する。
ステップS204では、検査装置250の画像取得部251が、撮像装置220からプリプレグ10の画像データを取得する。続いてステップS205では、色情報取得部252が、画像取得部151が取得したプリプレグ10の画像データから、後述する第1色情報を取得する。
ここで、撮像装置220によって撮像されたプリプレグ10の画像データは、例えば、画素ごとにR(赤)、G(緑)、B(青)の各色が0〜255の数値で表されたRGB値を有する。色情報取得部252は、第1光源230及び第2光源240のそれぞれから照射される青色光に対応する青色のBチャンネルデータ(各画素のB値)を第1色情報として取得する。色情報取得部252は、このように、第1光源230から照射される青色光の波長域に含まれる色のデータを第1色情報として画像データから取得する。
図7は、プリプレグ10の画像データ(Bチャンネルデータ)を模式的に例示する図である。
プリプレグ10の欠陥Aでは、第1光源230から照射される青色光の拡散反射率が、欠陥が無い部分の拡散反射率より高い。このため、第1光源230から照射される青色光が欠陥Aで反射されて撮像装置220が受光する受光量が、欠陥が無い部分で反射されて撮像装置220が受光する受光量よりも大きい。したがって、図7に示されるように、Bチャンネルデータでは、プリプレグ10において欠陥Aが存在する部分が、欠陥が無い部分よりも明るい。
なお、第1光源230からの照射光に対する拡散反射率が高いほど撮像装置220が受光する受光量が大きい理由は、第1の実施形態の説明において説明した理由と同様である。
また、プリプレグ10の欠陥Bでは、異物によって第2光源240からの照射光が遮られる。このため、第2光源240からの照射光に含まれる青色光のうち、撮像装置220が受光する受光量は、欠陥が無い部分よりも欠陥Bが存在する部分の方が小さい。したがって、図7に示されるように、Bチャンネルの画像データでは、プリプレグ10において欠陥Bが存在する部分が、欠陥が無い部分よりも暗い。
また、ステップS206では、色情報取得部252が、画像取得部151が取得したプリプレグ10の画像データから、後述する第2色情報を取得する。色情報取得部252は、第2光源240から照射される白色光に含まれる赤色光に対応する赤色のRチャンネルデータ(各画素のR値)を第2色情報として取得する。色情報取得部252は、このように、第2光源240からの照射光のうち、第1光源230から照射される青色光とは波長域が異なる赤色光の波長域に含まれる色のデータを第2色情報として画像データから取得する。
なお、色情報取得部252は、第2光源240から照射される白色光に含まれる緑色光に対応する緑色のGチャンネルデータ(各画素のG値)を第2色情報として取得してもよい。この場合においても、以下で説明するRチャンネルデータを用いた場合と同様にプリプレグ10の欠陥を検出できる。
図8は、プリプレグ10の画像データ(Rチャンネルデータ)を模式的に例示する図である。
第2光源240から撮像装置220に向かって照射される光は、プリプレグ10において欠陥A又は欠陥Bが存在する部分で遮られる。このため、第2光源240からの照射光に含まれる赤色光のうち、撮像装置220が受光する受光量が、欠陥が無い部分よりも欠陥A又は欠陥Bが存在する部分の方が小さい。したがって、図8に示されるように、Rチャンネルデータでは、プリプレグ10において欠陥A及び欠陥Bが存在する部分が、欠陥が無い部分よりも暗い。
ここで、画像データにおける各画素のR値は、第1光源230から照射される青色光の影響は受けず、第2光源240から照射される白色光に含まれる赤色光の撮像装置220による受光量によって決まる。このため、欠陥Aが存在する部分で第1光源230からの青色光の撮像装置220による受光量が増えても、画像データに含まれるR値が大きくなることはない。したがって、図8に示されるように、Rチャンネルデータにおいて欠陥Aが存在する部分が青色光によって影響を受けることはない。
次にステップS207にて、検出部253が、色情報取得部252によって取得された第1色情報としてのBチャンネルデータと、第2色情報としてのRチャンネルデータとの差分を算出する。続いてステップS208にて、検出部253が、プリプレグ10の欠陥を検出する。
ステップS208で検出部253は、第1色情報としてのBチャンネルデータと、第2色情報としてのRチャンネルデータとの差分値(同一画素における(B値−R値))を、画像データに含まれる全ての画素について算出する。以下、このようにして求められたBチャンネルデータとRチャンネルデータとの差分値のデータを、B−Rチャンネルデータという。
上記したように、Bチャンネルデータでは、欠陥A部分の値が、欠陥が無い部分の値よりも大きい(図7参照)。これに対して、Rチャンネルデータでは、欠陥A部分の値が、欠陥が無い部分の値よりも小さい(図8参照)。このため、B−Rチャンネルデータでは、欠陥A部分の値と欠陥が無い部分の値との差が、Bチャンネルデータ及びRチャンネルデータのそれぞれにおける欠陥A部分の値と欠陥が無い部分の値との差よりも大きい。
例えば、Bチャンネルデータにおいて、(欠陥A,欠陥B,欠陥無し)の各部分の値が(250,50,120)だったとする。また、Rチャンネルデータにおいて、(欠陥A,欠陥B,欠陥無し)の各部分の値が(50,50,120)だったとする。このような場合、B−Rチャンネルデータは、(欠陥A,欠陥B,欠陥無し)の各部分の値が(200,0,0)となる。
したがって、B−Rチャンネルデータにおいて、欠陥A部分の値と欠陥が無い部分の値との差が200となり、Bチャンネルデータにおける欠陥A部分の値と欠陥が無い部分の値との差(130)よりも大きい。また、B−Rチャンネルデータにおける欠陥A部分の値と欠陥が無い部分の値との差(200)は、Rチャンネルデータにおける欠陥A部分の値と欠陥が無い部分の値との差(70)よりも大きい。
したがって、検出部253は、欠陥A部分の値と欠陥が無い部分の値との差に基づいて欠陥Aを検出する場合に、欠陥A部分の値と欠陥が無い部分の値との差が大きいB−Rチャンネルデータを用いることで、より高精度に欠陥Aを検出することが可能になる。また、B−Rチャンネルデータでは、Bチャンネルデータ及びRチャンネルデータのそれぞれに含まれるプリプレグ10の欠陥が無い部分における輝度ムラがキャンセルされる。このため、検出部253は、輝度ムラがキャンセルされたB−Rチャンネルデータを用いることで、欠陥Aの誤検出を低減できる。
また、検出部253は、Bチャンネルデータにおいて、画素の値が欠陥の無い部分の値の平均値よりも小さくかつ欠陥の無い部分の値の平均値との差が予め設定された閾値以上の部分を欠陥Bとして検出する。
以上で説明したように、第2の実施形態における検査システム200によれば、検査対象物としてのプリプレグ10の欠陥を検出するとともに欠陥の種類を判別できる。また、撮像装置220によって撮像された画像データから、第1色情報としてBチャンネルデータを取得するとともに、第2色情報としてRチャンネルデータを取得し、これらの差分に基づいて欠陥を検出することで、欠陥Aの検出精度が向上するとともに誤検出が低減される。
次に第3の実施形態、第4の実施形態、第5の実施形態、第6の実施形態、第7の実施形態および第8の実施形態について説明する。
上記の如く、プリプレグは、炭素繊維のような繊維基材にエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させ、加熱及び乾燥して繊維基材中の熱硬化性樹脂を硬化させることで得られ、多層基板等に用いられている。このようなプリプレグには、製造工程において表面の凹凸、表層のひび割れ、及び異物の混入といった欠陥が生じる場合がある。
従来は、このような欠陥検査は目視により行われていたが、生産性を向上させるために自動化が望まれていた。そこで、光源から照射された光がプリプレグを透過してカメラに入射するように、カメラと光源とをプリプレグを間に挟んで対向するように配置し、カメラ画像に基づいてプリプレグ内部のボイドを検出する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に係る方法では、カメラにはプリプレグからの透過光が入射する。このため、カメラの撮像画像にはプリプレグの表層のひび割れや内部に混入した異物といった種類が異なる欠陥も同様に影のように表れ、欠陥の種類の判別が難しい可能性がある。また、表面に凹凸が存在する部分は欠陥が無い部分と同様に光を透過するため、表面の凹凸のような欠陥は検出できない可能性がある。
例えばプリプレグの製造工程では、上記したような様々な欠陥を検出する必要がある。そこで、例えばそれぞれ異なる欠陥を検出する複数の検査装置を用いてプリプレグの検査を順次行うことが考えられる。しかし、このような構成では、装置の大型化を招くとともに、欠陥検出に要する時間が増大して生産性が低下する可能性がある。
以下に説明する実施形態は上記した状況に鑑みてなされたものであって、検査対象物の種類が異なる複数の欠陥を短時間で検出可能な検査システムを提供することを目的とする。
以下に説明する実施形態によれば、検査対象物の種類が異なる複数の欠陥を短時間で検出可能な検査システムが提供される。
[第3の実施形態]
図9は、第3の実施形態における検査システム1100を例示する図である。
検査システム1100は、図9に示されるように、搬送装置1110、第1撮像装置1121、第2撮像装置1122、第1光源1131a及び1131b、第2光源1132、支持部材1140、仕分け機構1150、第1トレイ1151、第2トレイ1152並びに検査装置1160を有する。検査システム1100は、搬送装置1110により搬送される検査対象物としてのプリプレグ1010の欠陥の有無を検査する。
プリプレグ1010は上記の如く、繊維基材に熱硬化性樹脂を含浸させた後、繊維基材中の熱硬化性樹脂を加熱して硬化させたものである。繊維基材は、例えば、ガラス繊維やポリエステル繊維等で形成された糸が織り込まれたものである。また、熱硬化性樹脂は、例えば、エポキシ樹脂やフェノール樹脂等である。本実施形態におけるプリプレグ1010は、表面が平滑なシート状に形成され、繊維基材の間隙から透明な熱硬化性樹脂を通じて光を透過する。
搬送装置1110は、第1搬送部としての第1搬送ベルト1111、第2搬送部としての第2搬送ベルト1112、及び第3搬送部としての第3搬送ベルト1113を有し、プリプレグ1010を図9における矢印方向に搬送する。
第1搬送ベルト1111では、駆動ローラを含む複数のローラに無端ベルトが架け渡されている。回転する駆動ローラに従動して無端ベルトが回転することで、第1搬送ベルト1111はベルト上に載置されるプリプレグ1010を搬送する。第2搬送ベルト1112は第1搬送ベルト1111と同様の構成を備え、第1搬送ベルト1111から受け渡されるプリプレグ1010を搬送する。第3搬送ベルト1113は第1搬送ベルト1111と同様の構成を備え、第2搬送ベルト1112から受け渡されるプリプレグ1010を搬送する。
なお、搬送装置1110の構成は、本実施形態において例示される構成に限られるものではなく、例えば、複数の搬送ローラでプリプレグ1010を搬送する構成であってもよい。
第1撮像装置1121は、例えば、CCD、CMOS等の撮像素子を備えるデジタルカメラである。第1撮像装置1121は、撮像する領域(第1撮像領域)の少なくとも一部が第1搬送ベルト1111と第2搬送ベルト1112との間の間隙であってプリプレグ1010が通過する領域に重なるように設けられている。本実施形態では、第1撮像装置1121は、第1搬送ベルト1111と第2搬送ベルト1112との間でプリプレグ1010の幅方向の全体を撮像できるように設けられている。
第1光源1131a及び1131bは、例えばLED(Light Emitting Diode)アレイであり、第1撮像装置1121がプリプレグ1010を撮像する第1撮像領域に光を照射する。なお、第1光源1131a及び1131bは、例えば有機ELアレイ、冷陰極管等の蛍光灯、ハロゲンランプ等であってもよい。光源としては、長寿命で発熱が少なく、単色光が選べるといった観点からLEDが好ましい。
第1光源1131a及び1131bは、それぞれ、第1撮像装置1121が、第1搬送ベルト1111と第2搬送ベルト1112との間を搬送されるプリプレグ1010の表面から主として拡散反射光を受光するように配置されている。本実施形態では、第1光源1131a及び1131bは、それぞれ、照射光のプリプレグ1010の表面への入射角度が45度となるように設けられている。また、第1撮像装置1121は、光学系の光軸がプリプレグ1010の表面に対して垂直になるように設けられている。
なお、第1撮像装置1121がプリプレグ1010の表面から主として拡散反射光を受光することが可能であれば、第1光源1131a及び1131bと第1撮像装置1121との位置関係は上記した位置関係に限られるものではない。本実施形態では、2つの光源1131a及び1131bが対称に設けられているが、光源の数はこれに限られるものではなく、1つ又は3つ以上の光源が設けられてもよい。また、光源として、第1撮像装置1121の第1撮像領域を照らすようにドーム照明が設けられてもよい。以下の説明では、「第1光源1131a及び1131b」を単に「第1光源1131」という場合がある。
支持部材1140は、第1搬送ベルト1111と第2搬送ベルト1112との間に設けられている。支持部材1140は、第1搬送ベルト1111と第2搬送ベルト1112との間を搬送されるプリプレグ1010を支持する。支持部材1140は、プリプレグ1010に当接する支持面1141を有する。支持面1141は、幅がプリプレグ1010の幅以上に形成され、第1搬送ベルト1111と第2搬送ベルト1112との間でプリプレグ1010の幅方向全体を支持する。プリプレグ1010は、支持部材1140の支持面1141に支持されることで、第1搬送ベルト111と第2搬送ベルト1112との間で撓みが生じることなく搬送される。
このように、支持部材1140が第1搬送ベルト1111と第2搬送ベルト1112との間でプリプレグ1010を支持することで、第1搬送ベルト1111と第2搬送ベルト1112との間でプリプレグ1010に撓みを生じさせることなく、欠陥の検査を精度良く行うことが可能となっている。
支持部材1140の支持面1141は、有彩色材料を用いて形成され、有彩色である。本実施形態では、支持面1141はシアン色の材料で形成されている。なお、支持部材1140では、例えば、支持面1141に有彩色の塗料が塗布されてもよく、支持面1141を含む部分が有彩色を有する材料で形成されてもよい。また、支持面1141の色は、有彩色であればよく、シアン色に限られるものではない。
仮に支持部材1140の支持面1141が、例えば黒色、白色又は灰色といった無彩色であった場合、第1撮像装置1121によって撮像された画像データにおいて、欠陥の有無による差異が不明確になる可能性がある。そこで、本実施形態では、画像データにおける欠陥の有無による差異を明確にして欠陥検出精度を高めるために、支持部材1140の支持面1141を有彩色としている。
第2撮像装置1122は、例えば、CCD、CMOS等の撮像素子を備えるデジタルカメラである。第2撮像装置1122は、撮像する領域(第2撮像領域)の少なくとも一部が第2搬送ベルト1112と第3搬送ベルト1113との間であってプリプレグ1010が通過する領域に重なるように設けられている。本実施形態では、第2撮像装置1122は、第2搬送ベルト1112と第3搬送ベルト1113との間でプリプレグ1010の幅方向の全体を撮像できるように設けられている。
第2光源1132は、例えばLEDアレイであり、第2撮像装置1122がプリプレグ1010を撮像する第2撮像領域に光を照射する。なお、第2光源1132は、例えば有機ELアレイ、冷陰極管等の蛍光灯、ハロゲンランプ等であってもよい。
第2光源1132は、第2撮像装置1122が第2搬送ベルト1112と第3搬送ベルト1113との間を搬送されるプリプレグ1010の表面から主として正反射光を受光するように配置されている。本実施形態では、第2光源1132は、照射光のプリプレグ1010の表面への入射角度が45度となるように設けられている。また、第2撮像装置1122は、光学系の光軸がプリプレグ1010の表面に対する角度が45度となるように設けられている。
仕分け機構1150は、後述するように、欠陥検査結果に応じてプリプレグ1010を第3搬送ベルト1113から第1トレイ1151又は第2トレイ1152に導く。仕分け機構1150は、欠陥検査結果に応じてプリプレグ1010を仕分けることが可能であれば、どのような構成であってもよい。
すなわち第1トレイ1151には、欠陥が検出されなかったプリプレグ1010Aが仕分け機構1150により導かれて積載される。第2トレイ1152には、欠陥が検出されたプリプレグ1010Bが仕分け機構1150により導かれて積載される。
検査装置1160は、画像取得部1161、欠陥検出部1162及び仕分け部1163を有する。検査装置1160は、例えば、CPU,ROM,RAM等を備えるコンピュータである。検査装置1160の各機能、すなわち画像取得部1161、欠陥検出部1162及び仕分け部1163は、例えば、CPUがROMから読み出したプログラムをRAMと協働して実行することで実現される。
画像取得部1161は、第1撮像装置1121及び第2撮像装置1122からプリプレグ1010の画像データを取得する。欠陥検出部1162は、画像取得部1161が第1撮像装置1121及び第2撮像装置1122から取得した画像データに基づいて、プリプレグ1010に存在する欠陥を検出する。
仕分け部1163は、欠陥検出部1162によるプリプレグ1010の欠陥検出結果に基づいて仕分け機構1150を制御し、プリプレグ1010を第3搬送ベルト1113から第1トレイ1151又は第2トレイ1152に導く。仕分け部1163は、欠陥が検出されなかったプリプレグ1010Aを第1トレイ1151に導き、欠陥が検出されたプリプレグ1010Bを第2トレイ1152に導くように仕分け機構1150を制御する。
図10は、プリプレグ1010の欠陥を例示する図である。
図10に示されている欠陥AAは、プリプレグ1010の表面にできた凹凸である。欠陥BBは、プリプレグ1010の表層のひび割れである。また、欠陥CCは、プリプレグ1010の内部に混入した異物である。検査装置1160の欠陥検出部1162は、画像取得部1161が第1撮像装置1121及び第2撮像装置1122から取得した画像データに基づいてプリプレグ1010の欠陥を検出する。なお、図10には、欠陥AAを誇張して示しており、欠陥AAは実際には目視での確認ができない微小な凹凸である。
図11は、第3の実施形態における欠陥検出処理のフローチャートを例示する図である。
図11に示されるように、検査システム1100における欠陥検出処理では、まずステップS1101にて、搬送装置1110が、第1搬送ベルト1111から第3搬送ベルト1113に向かってプリプレグ1010を搬送する。
次にステップS1102では、第1撮像装置1121が、第1搬送ベルト1111と第2搬送ベルト1112との間の第1撮像領域を搬送されるプリプレグ1010を撮像する。第1撮像装置1121の第1撮像領域は、上記したように第1搬送ベルト1111と第2搬送ベルト1112との間に設けられており、第1撮像装置1121はプリプレグ1010の支持部材1140の支持面1141に支持されている部分を撮像する。第1撮像装置1121は搬送装置1110により搬送されるプリプレグ1010を連続的に撮像することでプリプレグ1010の全体を撮像する。
ステップS1103では、検査装置1160の欠陥検出部1162が、画像取得部1161が第1撮像装置1121から取得したプリプレグ1010の画像データ(以下、第1画像データという)に基づいてプリプレグ1010の欠陥を検出する。
図12は、第1撮像装置1121によって撮像されたプリプレグ1010の第1画像データを模式的に例示する図である。
第1撮像装置1121は、プリプレグ1010の欠陥が無い部分からは、プリプレグ1010からの拡散反射光と、透光性を有するプリプレグ1010を介して支持部材1140の支持面1141で反射された拡散反射光とを受光する。したがって、プリプレグ1010の第1画像データにおいて、欠陥が無い部分では、プリプレグ1010を介して支持部材1140の支持面1141が見えるように、支持部材1140の支持面1141の色が表れる。本実施形態では、支持部材1140の支持面1141はシアン色なので、第1撮像装置1121の撮像画像においてプリプレグ1010の欠陥が無い部分はシアン色である。
プリプレグ1010の欠陥AAは、欠陥が無い部分と同様に第1光源1131からの照射光を反射する。このため、プリプレグ1010の欠陥AAから第1撮像装置1121が受光する受光量と、欠陥が無い部分から第1撮像装置1121が受光する受光量とが同等となる。したがって、図12に示されるように、プリプレグ1010の第1画像データにおいて欠陥AAが存在する部分は欠陥が無い部分と同等の明るさを有する。
プリプレグ1010の欠陥BBは、内部のひび割れにより白化したような状態を有する。第1撮像装置1121は、プリプレグ1010の欠陥BBが存在する部分からは、プリプレグ1010の表面からの拡散反射光と、透光性を有するプリプレグ1010を介して欠陥BBで反射される拡散反射光とを受光する。したがって、プリプレグ1010の第1画像データにおいて欠陥BBが存在する部分は、欠陥が無い部分より輝度が高い。
また、第1撮像装置1121は、プリプレグ1010の欠陥CCが存在する部分からは、プリプレグ1010の表面からの拡散反射光と、透光性を有するプリプレグ1010を介して異物で反射される拡散反射光とを受光する。したがって、第1撮像装置1121の第1画像データにおいて、プリプレグ1010の欠陥CCが存在する部分では、プリプレグ1010を通して異物が見えるように異物の色が表れる。例えば、黒色の異物がプリプレグ1010の内部に混入して欠陥CCが生じた場合には、第1画像データにおいて、欠陥CCが暗い影のように表れる。
上記したように、第1撮像装置1121によるプリプレグ1010の第1画像データにおいて、欠陥BB及び欠陥CCが存在する部分は、欠陥が無い部分とは明るさや色が異なる。
そこで、検査装置1160の欠陥検出部1162は、例えば、プリプレグ1010の第1画像データにおいて欠陥が無い部分の画素の平均輝度を予め算出しておき、第1画像データの各画素の輝度と、予め算出した平均輝度との比較に基づいて欠陥を検出する。欠陥検出部1162は、例えば、第1画像データにおいて輝度が平均輝度よりも高い画素を欠陥BBとして検出する。また、欠陥検出部1162は、例えば、第1画像データにおいて輝度が平均輝度よりも低い画素を欠陥CCとして検出する。
また、欠陥検出部1162は、例えば、第1画像データにおける各画素の輝度と平均輝度に対する輝度差(すなわち「各画素の輝度」−「平均輝度」)を算出し、輝度差に基づいて欠陥BB及び欠陥CCを検出してもよい。欠陥検出部1162は、例えば、予め設定された第1閾値(>0)及び第2閾値(<0)と輝度差とを比較し、輝度差が第1閾値以上の画素を欠陥BBとして検出する。また、輝度差が第2閾値以下の画素を欠陥CCとして検出する。
このように、検査装置1160の欠陥検出部1162は、第1撮像装置1121から取得した第1画像データに基づいて、プリプレグ1010に存在する欠陥BB及び欠陥CCを検出できる。上記した例では、黒色の異物である欠陥CCを検出する場合について説明したが、黒色以外の異物である欠陥CCであっても、欠陥CCが存在する部分の画素の輝度と、欠陥が無い部分の画素の輝度との差異に基づいて欠陥CCを検出できる。
図11に示す欠陥検出処理のフローチャートに戻り、ステップS1104では、第2撮像装置1122が、第2搬送ベルト1112と第3搬送ベルト1113との間の第2撮像領域を搬送されるプリプレグ1010を撮像する。第2撮像装置1122の第2撮像領域は、上記したように第2搬送ベルト1112と第3搬送ベルト1113との間に設けられている。第2撮像装置1122は、搬送装置1110により搬送されるプリプレグ1010を連続的に撮像することで、プリプレグ1010の全体を撮像する。
ステップS1105では、検査装置1160の欠陥検出部1162が、画像取得部1161が第2撮像装置1122から取得したプリプレグ1010の画像データ(以下、第2画像データという)に基づいて、プリプレグ1010の欠陥を検出する。
図13は、第2撮像装置1122によって撮像されたプリプレグ1010の第2画像データを模式的に例示する図である。
第2撮像装置1122は、プリプレグ1010の欠陥が無い部分からは、プリプレグ1010の表面からの正反射光を受光する。また、欠陥CCが存在する部分では、欠陥が無い部分と同様に、プリプレグ1010の表面が第2光源1132からの照射光を正反射する。したがって、第2撮像装置1122は、プリプレグ1010の欠陥CCが存在する部分からも、欠陥が無い部分と同様にプリプレグ1010の表面からの正反射光を受光する。
プリプレグ1010の欠陥AA及び欠陥BBにおける第2光源1132からの照射光の拡散反射率は欠陥が無い部分の拡散反射率より高い。このため、プリプレグ1010の欠陥AA及び欠陥BBから第2撮像装置1122が受光する受光量が、欠陥が無い部分から第2撮像装置1122が受光する受光量よりも小さい。したがって、図13に示されるように、プリプレグ1010の第2画像データにおいて欠陥AA及び欠陥BBが存在する部分は、欠陥が無い部分や欠陥CCが存在する部分よりも暗い。
なお、第2光源1132からの照射光に対するプリプレグ1010の拡散反射率が高いほど第2撮像装置1122が受光する受光量が小さい理由は以下の通りである。拡散反射率が高いとは、拡散反射、すなわち巨視的に見て反射の法則に無関係に各方向に光を拡散する反射の度合いが高いことを意味する。他方、第2光源1132と第2撮像装置1122との位置関係は、拡散反射の度合いが低いほど、すなわち正反射に近いほど第2撮像装置1122の受光量が大きい位置関係である。したがって第2光源1132からの照射光に対するプリプレグ1010の拡散反射率が高いほど第2撮像装置1122が受光する受光量が小さい
そこで、検査装置1160の欠陥検出部1162は、例えば、プリプレグ1010の第2画像データにおいて欠陥が無い部分の画素の平均輝度を予め算出しておき、第2画像データの各画素の輝度と予め算出した平均輝度とを比較して欠陥AA及び欠陥BBを検出する。欠陥検出部1162は、例えば、第2画像データにおいて輝度が平均輝度よりも低い画素を欠陥AA及び欠陥BBとして検出する。また、欠陥検出部1162は、例えば、第2画像データにおける各画素の輝度の、平均輝度に対する輝度差(すなわち「各画素の輝度」−「平均輝度」)を算出し、輝度差が予め設定された閾値以下となった画素を欠陥AA及び欠陥BBとして検出してもよい。
このように、検査装置1160の欠陥検出部1162は、第2撮像装置1122から取得した第2画像データに基づいて、プリプレグ1010に存在する欠陥AA及び欠陥BBを検出する。
図11に示す欠陥検出処理のフローチャートに戻り、欠陥検出部1162によってプリプレグ1010から欠陥AA、欠陥BB、及び欠陥CCの何れも検出されなかった場合(ステップS1106:NO)には、処理はステップS1107に進む。ステップS1107では、仕分け部1163が、仕分け機構1150を制御して、欠陥が検出されなかったプリプレグ1010を第3搬送ベルト1113から第1トレイ1151に排出させて処理を終了する。
また、欠陥検出部1162によってプリプレグ1010から欠陥AA、欠陥BB、及び欠陥CCの何れかの欠陥が検出された場合(ステップS1106:YES)には、処理はステップS1108に進む。ステップS1108では、仕分け部1163が、仕分け機構1150を制御して、欠陥が検出されたプリプレグ1010を第3搬送ベルトから第2トレイ1152に排出させて処理を終了する。
ここで上記の如く、検査装置1160の欠陥検出部1162は、第1撮像装置1121により撮像された第1画像データからプリプレグ1010の欠陥BB及び欠陥CCを検出する(ステップS1103)。また第2撮像装置1122により撮像された第2画像データからプリプレグ1010の欠陥AA及び欠陥BBを検出する(ステップS1105)。このように、第1画像データによる処理と第2画像データによる処理とでは検出する欠陥の種類が異なる。また、第1画像データによるステップS1103では欠陥BBと欠陥CCとを異なる処理(例えば、輝度が平均輝度よりも高い画素を欠陥BBとして検出する処理と、輝度が平均輝度よりも低い画素を欠陥CCとして検出する処理)で検出する。これに対し、第2画像データによるステップS1105では、欠陥AAと欠陥BBとを同一の処理(例えば、輝度が平均輝度よりも低い画素を欠陥AA及び欠陥BBとして検出する処理)で検出する。その結果、第1画像データによる処理の処理時間t1が、第2画像データによる処理の処理時間t2よりも長い。
したがって、例えばプリプレグ1010の搬送経路において、第2撮像装置1122が第1撮像装置1121よりも上流側で撮像するように構成すると、全体の処理時間が増大する。この場合、第1撮像装置1121の第1撮像領域と第2撮像装置1122の第2撮像領域との間でのプリプレグ1010の搬送時間をt3とすると、図14Aに示すように、第1画像データ及び第2画像データからの欠陥検出に要する必要処理時間はT21=t1+t3となる。
これに対して、本実施形態における検査システム1100では、プリプレグ1010の搬送経路において、第1撮像装置1121が第2撮像装置1122よりも上流側で撮像するように構成されている。このような構成により、図14Bに示すように、第1画像データ及び第2画像データからの欠陥検出に要する必要処理時間はT12=t1となり、上記した必要処理時間T21(=t1+t3)よりも短縮することが可能になる。
以上で説明したように、第3の実施形態における検査システム1100によれば、第1撮像装置1121及び第2撮像装置1122によって撮像された画像に基づいて検査対象物としてのプリプレグ1010の欠陥を検出することができる。また、プリプレグ1010の搬送経路において、第1撮像装置1121が第2撮像装置1122よりも上流側で撮像することにより、欠陥検出処理に必要な時間を短縮して生産性を向上させることが可能になる。
また、第3の実施形態における検査システム1100では、搬送装置1110の搬送ベルト1111及び1112の間の間隙でプリプレグ1010の検査を行うように第1撮像装置1121が設けられている。また、搬送装置1110の搬送ベルト1112及び1113の間の間隙でプリプレグ1010の検査を行うように第2撮像装置1122等が設けられている。このような構成により、搬送装置1110における搬送ベルト表面の凹凸等の影響を受けることなく、プリプレグ1010の欠陥の検査を高精度に行うことが可能になっている。
[第4の実施形態]
次に、第4の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、既に説明した実施形態と同一構成部分についての説明は適宜省略する。
図15は、第4の実施形態における検査システム1200を例示する図である。
検査システム1200は、図15に示されるように、搬送装置1110、第1撮像装置1121、第2撮像装置1122、第3撮像装置1123、第1光源1131a及び1131b、第2光源1132、第3光源1133、支持部材1140、仕分け機構1150、第1トレイ1151、第2トレイ1152並びに検査装置1160を有する。検査システム1200は、搬送装置1110により搬送される検査対象物としてのプリプレグ1010の欠陥の有無を検査する。
搬送装置1110は、第1搬送ベルト1111、第2搬送ベルト1112、及び第3搬送ベルト1113に加えて、第4搬送部としての第4搬送ベルト1114を有し、プリプレグ1010を図15における矢印方向に搬送する。第4搬送ベルトは、第1搬送ベルト1111と同様の構成を備え、第3搬送ベルト1113から受け渡されるプリプレグ1010を搬送する。
第3撮像装置1123は、例えば、CCD、CMOS等の撮像素子を備えるデジタルカメラである。第3撮像装置1123は、撮像する領域(第3撮像領域)の少なくとも一部が第3搬送ベルト1113と第4搬送ベルト1114との間の間隙であってプリプレグ1010が通過する領域に重なるように設けられている。第3撮像装置1123は、第2撮像装置1122とは反対側からプリプレグ1010を撮像する。本実施形態では、第3撮像装置1123は、ミラー1171を介してプリプレグ1010を撮像する。
第3光源1133は、例えばLEDアレイであり、第3撮像装置1123がプリプレグ1010を撮像する第3撮像領域に光を照射する。第3光源1133からの照射光は、ハーフミラー1172により反射されて第3搬送ベルト1113と第4搬送ベルト1114との間の第3撮像領域に導かれる。
第3光源1133、ミラー1171、及びハーフミラー1172は、第3撮像装置1123が第3搬送ベルト1113と第4搬送ベルト1114との間を搬送されるプリプレグ1010の表面から主として正反射光を受光するように配置されている。なお、第3光源1133から照射される光が平行光となるように、例えばライトコントロールフィルムを第3光源1133に設けてもよい。
図16は、第4の実施形態における欠陥検出処理のフローチャートを例示する図である。
図16に示されるように、検査システム1200における欠陥検出処理では、まずステップS1201にて、搬送装置1110が、第1搬送ベルト1111から第4搬送ベルト1114に向かってプリプレグ1010を搬送する。
次にステップS1202では、第1撮像装置1121が、第1搬送ベルト1111と第2搬送ベルト1112との間の第1撮像領域を搬送されるプリプレグ1010を撮像する。ステップS1203では、検査装置1160の欠陥検出部1162が、画像取得部1161が第1撮像装置1121から取得したプリプレグ1010の第1画像データに基づいて、上記した第3の実施形態と同様にしてプリプレグ1010の欠陥BB及び欠陥CCを検出する。
ステップS1204では、第2撮像装置1122が、第2搬送ベルト1112と第3搬送ベルト1113との間の第2撮像領域を搬送されるプリプレグ1010を撮像する。ステップS1205では、検査装置1160の欠陥検出部1162が、画像取得部1161が第2撮像装置1122から取得したプリプレグ1010の第2画像データに基づいて、上記した第3の実施形態と同様にしてプリプレグ1010の第1面側における欠陥AA及び欠陥BBを検出する。
ステップS1206では、第3撮像装置1123が、第3搬送ベルト1113と第4搬送ベルト1114との間の第3撮像領域を搬送されるプリプレグ1010を撮像する。ステップS1207では、検査装置1160の欠陥検出部1162が、画像取得部1161が第3撮像装置1123から取得したプリプレグ1010の画像データ(以下、第3画像データという)に基づいて、プリプレグ1010の、第1面とは反対側の第2面側における欠陥AA欠陥BBを検出する。
欠陥検出部1162による第3撮像装置1123から取得した第3画像データの欠陥検出方法は、第2撮像装置1122によって撮像された第2画像データの欠陥検出方法と同様である。このように、第2撮像装置1122によって撮像された第2画像データ及び第3撮像装置1123によって撮像された第3画像データに基づいて、プリプレグ1010の両面で欠陥AA及び欠陥BBを検出できる。
欠陥検出部1162によってプリプレグ1010から欠陥AA、欠陥BB、及び欠陥CCの何れも検出されなかった場合(ステップS1208:NO)には、処理はステップS1209に進む。ステップS1209では、仕分け部1163が、仕分け機構1150を制御して、欠陥が検出されなかったプリプレグ1010を第4搬送ベルト1114から第1トレイ1151に排出させて処理を終了する。
また、欠陥検出部1162によってプリプレグ1010から欠陥AA、欠陥BB、及び欠陥CCの何れかの欠陥が検出された場合(ステップS1208:YES)には、処理はステップS1210に進む。ステップS1210では、仕分け部1163が、仕分け機構1150を制御して、欠陥が検出されたプリプレグ1010を第4搬送ベルト1114から第2トレイ1152に排出させて処理を終了する。
以上で説明したように、第4の実施形態における検査システム1200によれば、第1撮像装置1121、第2撮像装置1122、及び第3撮像装置1123によって撮像された画像に基づいて、検査対象物としてのプリプレグ1010の欠陥を検出することができる。また、プリプレグ1010の搬送経路において、第1撮像装置1121が第2撮像装置1122及び第3撮像装置よりも上流側でプリプレグ1010を撮像するように構成することで、上記した第3の実施形態同様、欠陥検出処理に必要な時間を短縮して生産性を向上させることが可能になる。
また、第4の実施形態における検査システム1200は、搬送装置1110のそれぞれの搬送ベルトの間の間隙でプリプレグ1010の検査を行うように、第1撮像装置1121、第2撮像装置1122、及び第3撮像装置1123等が設けられている。このような構成により、上記した第3の実施形態同様、搬送装置1110における搬送ベルト表面の凹凸等の影響を受けることなく、プリプレグ1010の欠陥の検査を高精度に行うことが可能になっている。
[第5の実施形態]
次に、第5の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、既に説明した実施形態と同一構成部分についての説明は適宜省略する。
図17は、第5の実施形態における検査システム1300を例示する図である。
検査システム1300は、図17に示されるように、搬送装置1110、第1撮像装置1121、第2撮像装置1122、第3撮像装置1123、第1光源1131a及び1131b、第2光源1132、第3光源1133、第4光源1134、仕分け機構1150、第1トレイ1151、第2トレイ1152並びに検査装置1160を有する。検査システム1300は、搬送装置1110により搬送される検査対象物としてのプリプレグ1010の欠陥の有無を検査する。
第1光源1131a及び1131bは、例えば青色LEDアレイであり、第1搬送ベルト1111と第2搬送ベルト1112との間に青色光を照射する。第1光源1131a及び1131bは、搬送されるプリプレグ1010の表面から主として拡散反射光を第1撮像装置1121が受光するように配置されている。
第4光源1134は、例えば白色LEDアレイであり、第1搬送ベルト1111と第2搬送ベルト1112との間に白色光を照射する。第4光源1134は、搬送されるプリプレグ1010を透過した透過光を第1撮像装置1121が受光するように、第1撮像装置1121に対向するように配置されている。
本実施形態では、第1光源1131a及び1131bが第1波長域(青の波長域)の青色光を照射し、第4光源1134が第1波長域及び第1波長域とは異なる第2波長域(例えば赤や緑の波長域)を含む光を照射する。なお、第1光源1131a及び1131bと第4光源1134とは、それぞれ波長域が異なる光を照射してもよく、本実施形態とは異なる色の光を照射するように構成されてもよい。また、第1光源1131a及び1131b並びに第4光源1134は、例えば有機ELアレイ、冷陰極管、ハロゲンランプ等の蛍光灯等であってもよい。
検査装置1160は、画像取得部1161、欠陥検出部1162、及び仕分け部1163に加えて、色情報取得部1164を有する。色情報取得部1164は、画像取得部1161が取得した画像データから色情報を取得する。欠陥検出部1162は、画像取得部1161が取得した画像データ及び色情報取得部1164が取得した色情報に基づいてプリプレグ1010に存在する欠陥を検出する。
図18は、第5の実施形態における欠陥検出処理のフローチャートを例示する図である。
図18に示されるように、検査システム1300における欠陥検出処理では、まずステップS1301にて、搬送装置1110が、第1搬送ベルト1111から第4搬送ベルト1114に向かってプリプレグ1010を搬送する。次にステップS1302では、第1撮像装置1121が、第1搬送ベルト1111と第2搬送ベルト1112との間の第1撮像領域を搬送されるプリプレグ1010を撮像する。
ステップS1303では、検査装置1160の色情報取得部1164が、第1撮像装置1121によって撮像された第1画像データから、第1色情報を取得する。
ここで、第1撮像装置1121によって撮像されたプリプレグ1010の第1画像データは、例えば、画素ごとにR(赤)、G(緑)、B(青)の各色が0〜255の数値で表されたRGB値を有する。色情報取得部1164は、第1光源1131a及び1131bと第4光源1134とから照射される青色光に対応する青色のBチャンネルデータ(各画素のB値)を第1色情報として取得する。このように、色情報取得部1164は、第1光源1131a及び1131b並びに第4光源1134から照射される青色光の波長域に含まれる色のデータを第1色情報として第1画像データから取得する。
図19は、第1撮像装置1121によって撮像されたプリプレグ1010の第1画像データ(Bチャンネルデータ)を模式的に例示する図である。
プリプレグ1010の欠陥AAでは、欠陥が無い部分と同様に第1光源1131a及び1131bから照射される青色光を反射する。このため、第1撮像装置1121が受光する、プリプレグ1010の欠陥AAからの受光量と、欠陥が無い部分からの受光量とが同等となる。したがって、図19に示されるように、Bチャンネルデータは、欠陥AAが存在する部分と欠陥が無い部分とで同等の明るさを示す。
プリプレグ1010の欠陥BBでは、第1光源1131a及び1131bから照射される青色光の拡散反射率が、欠陥が無い部分の拡散反射率より高い。このため、第1撮像装置1121が受光する、第1光源1131から照射される青色光の欠陥BBからの受光量が、欠陥が無い部分からの受光量よりも大きい。したがって、図19に示されるように、Bチャンネルデータでは、プリプレグ1010において欠陥BBが存在する部分が、欠陥が無い部分よりも明るい。
また、プリプレグ1010の欠陥CCでは、異物によって第4光源1134からの照射光が遮られる。このため、第1撮像装置1121が受光する、第4光源1134からの照射光に含まれる青色光の受光量が、欠陥が無い部分よりも欠陥CCが存在する部分の方が小さい。したがって、図19に示されるように、Bチャンネルデータでは、欠陥CCが存在する部分が、欠陥が無い部分よりも暗い。
なお、第1光源1131a及び1131bからの照射光の反射光と第4光源1134からの照射光の透過光の和が第1画像データとなるため、図19に示されるように、Bチャンネルデータでは、欠陥BBが存在する部分は欠陥が無い部分よりも明るい。また、欠陥CCが存在する部分は欠陥が無い部分よりも暗い。
また、ステップS1304では、色情報取得部1164が、第1撮像装置1121によって撮像された第1画像データから第2色情報を取得する。色情報取得部1164は、第4光源1134から照射される白色光に含まれる赤色光に対応する赤色のRチャンネルデータ(各画素のR値)を第2色情報として取得する。このように、色情報取得部1164は、第4光源1134からの照射光のうち、第1光源1131から照射される青色光とは波長域が異なる赤色光の波長域に含まれる色のデータを第2色情報として画像データから取得する。
なお、色情報取得部1164は、第4光源1134から照射される白色光に含まれる緑色光に対応する緑色のGチャンネルデータ(各画素のG値)を第2色情報として取得してもよい。この場合においても、以下で説明するRチャンネルデータを用いた場合と同様にプリプレグ1010の欠陥を検出できる。
図20は、第1撮像装置1121によって撮像されたプリプレグ1010の第1画像データ(Rチャンネルデータ)を模式的に例示する図である。
第4光源1134から第1撮像装置1121に向かって照射される光は、プリプレグ1010において欠陥AAが存在する部分及び欠陥が無い部分で同じように透過する。このため、第1撮像装置1121が受光する、第4光源1134からの照射光に含まれる赤色光の受光量が、欠陥AAが存在する部分と欠陥が無い部分とでほぼ同等になる。したがって、図20に示されるように、Rチャンネルデータは、プリプレグ1010において欠陥AAが存在する部分では、欠陥が無い部分と同等の明るさを示す。
また、第4光源1134から第1撮像装置1121に向かって照射される光は、プリプレグ1010において欠陥BB又は欠陥CCが存在する部分で遮られる。このため、第1撮像装置1121では、第4光源1134からの照射光に含まれる赤色光の受光量が、欠陥が無い部分よりも欠陥BB又は欠陥CCが存在する部分の方が小さい。したがって、図20に示されるように、Rチャンネルデータでは、プリプレグ1010において欠陥BB及び欠陥CCが存在する部分が、欠陥が無い部分よりも暗い。
ここで、画像データにおける各画素のR値は、第1撮像装置1121が第1光源1131から照射される青色光の影響は受けず、第1撮像装置1121が第4光源1134から照射される光に含まれる赤色光の受光量によって決まる。このため、仮に欠陥AAが存在する部分で第1撮像装置1121が受光する第1光源1131からの青色光の受光量が増えたとても、画像データに含まれるR値が大きくなることはない。したがって、図20に示されるように、Rチャンネルデータにおいて欠陥AAが存在する部分が青色光によって影響を受けることはない。
図18に示す欠陥検出処理のフローチャートに戻り、次にステップS1305にて、欠陥検出部1162が、色情報取得部1164によって取得された第1色情報としてのBチャンネルデータと、第2色情報としてのRチャンネルデータとの差分を算出する。続いてステップS1306にて、欠陥検出部1162が、第1画像データ及び色情報に基づいてプリプレグ1010の欠陥を検出する。
欠陥検出部1162はステップS1305にて、第1色情報としてのBチャンネルデータと、第2色情報としてのRチャンネルデータとの差分値(同一画素における(B値−R値))を、画像データに含まれる全ての画素について算出する。以下、このようにして求められたBチャンネルデータとRチャンネルデータとの差分値のデータを、B−Rチャンネルデータという。
上記したように、Bチャンネルデータでは、欠陥BB部分の値が、欠陥が無い部分の値よりも大きい(図19参照)。これに対して、Rチャンネルデータでは、欠陥BB部分の値が、欠陥が無い部分の値よりも小さい(図20参照)。このため、B−Rチャンネルデータでは、欠陥BB部分の値と欠陥が無い部分の値との差が、Bチャンネルデータ及びRチャンネルデータのそれぞれにおける欠陥BB部分の値と欠陥が無い部分の値との差よりも大きい。
例えば、Bチャンネルデータにおいて、(欠陥BB,欠陥無し)の各部分の値が(250,120)だったとする。また、Rチャンネルデータにおいて、(欠陥BB,欠陥無し)の各部分の値が(50,120)だったとする。このような場合、B−Rチャンネルデータは、(欠陥AA,欠陥無し)の各部分の値が(200,0)となる。
したがって、B−Rチャンネルデータにおいて、欠陥BB部分の値と欠陥が無い部分の値との差が200となり、Bチャンネルデータにおける欠陥BB部分の値と欠陥が無い部分の値との差(130)より大きい。また、B−Rチャンネルデータにおける欠陥BB部分の値と欠陥が無い部分の値との差(200)は、Rチャンネルデータにおける欠陥BB部分の値と欠陥が無い部分の値との差(70)よりも大きい。
したがって、欠陥検出部1162は、欠陥BB部分の値と欠陥が無い部分の値との差に基づいて欠陥BBを検出する場合に、欠陥BB部分の値と欠陥が無い部分の値との差が大きいB−Rチャンネルデータを用いることで、より高精度に欠陥BBを検出することが可能になる。また、B−Rチャンネルデータでは、Bチャンネルデータ及びRチャンネルデータのそれぞれに含まれるプリプレグ1010の欠陥が無い部分における輝度ムラがキャンセルされる。このため、欠陥検出部1162は、輝度ムラがキャンセルされたB−Rチャンネルデータを用いることで、誤検出を低減して欠陥BBを高精度に検出することが可能になる。
また、欠陥検出部1162は、Rチャンネルデータにおいて、画素の値が欠陥の無い部分の値の平均値よりも小さくかつ欠陥の無い部分の値の平均値との差が予め設定された閾値以上の部分を欠陥BB又は欠陥CCとして検出する。
ステップS1307では、第2撮像装置1122が、第2搬送ベルト1112と第3搬送ベルト1113との間の第2撮像領域を搬送されるプリプレグ1010を撮像する。ステップS1308では、欠陥検出部1162が、画像取得部1161が第2撮像装置1122から取得したプリプレグ1010の第2画像データに基づいて、プリプレグ1010の第1面側における欠陥AA及び欠陥BBを検出する。
ステップS1309では、第3撮像装置1123が、第3搬送ベルト1113と第4搬送ベルト1114との間の第3撮像領域を搬送されるプリプレグ1010を撮像する。ステップS1310では、欠陥検出部1162が、画像取得部1161が第3撮像装置1123から取得したプリプレグ1010の第3画像データに基づいて、プリプレグ1010の、第1面とは逆側の第2面側における欠陥AA及び欠陥BBを検出する。
第2撮像装置1122によって撮像された第2画像データ及び第3撮像装置1123によって撮像された第3画像データに基づく欠陥AA及び欠陥BBの検出方法は、上記した第4の実施形態と同様である。
欠陥検出部1162によってプリプレグ1010から欠陥AA、欠陥BB、及び欠陥CCの何れも検出されなかった場合(ステップS1311:NO)には、処理はステップS1312に進む。ステップS1312では、仕分け部1163が、仕分け機構1150を制御して、欠陥が検出されなかったプリプレグ1010を第4搬送ベルト1114から第1トレイ1151に排出させて処理を終了する。
また、欠陥検出部1162によってプリプレグ1010から欠陥AA、欠陥BB、及び欠陥CCの何れかの欠陥が検出された場合(ステップS1311:YES)には、処理はステップS1313に進む。ステップS1313では、仕分け部1163が、仕分け機構1150を制御して、欠陥が検出されたプリプレグ1010を第4搬送ベルト1114から第2トレイ1152に排出させて処理を終了する。
以上で説明したように、第5の実施形態における検査システム1300によれば、第1撮像装置1121、第2撮像装置1122、及び第3撮像装置1123によって撮像された画像に基づいて、検査対象物としてのプリプレグ1010の欠陥を検出することができる。また、欠陥検出部1162は、色情報取得部1164が第1画像データから取得した第1色情報としてのBチャンネルデータ及び第2色情報としてのRチャンネルデータを用いることで、誤検出を低減して欠陥BBを精度良く検出することが可能になる。さらに、プリプレグ1010の搬送経路において、第1撮像装置1121が第2撮像装置1122及び第3撮像装置1123よりも上流側でプリプレグ1010を撮像するように構成することで、上記した第3の実施形態同様、欠陥検出処理に必要な時間を短縮して生産性を向上させることが可能となっている。
[第6の実施形態]
次に、第6の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、既に説明した実施形態と同一構成部分についての説明は適宜省略する。
図21は、第6の実施形態における検査システム1400を例示する図である。
検査システム1400は、図21に示されるように、搬送装置1110、第1撮像装置1121、第2撮像装置1122、第3撮像装置1123、第1光源1131a及び1131b、第2光源1132、第3光源1133、支持部材1140、仕分け機構1150、第1トレイ1151、第2トレイ1152並びに検査装置1160を有する。検査システム1400は、搬送装置1110により搬送される検査対象物としてのプリプレグ1010の欠陥の有無を検査する。
搬送装置1110は、第1搬送ベルト1111、第2搬送ベルト1112、及び第3搬送ベルト1113を有し、プリプレグ1010を図21における矢印方向に搬送する。
第3撮像装置1123は、撮像する領域(第3撮像領域)の少なくとも一部が第2搬送ベルト1112と第3搬送ベルト1113との間の間隙であってプリプレグ1010が通過する領域に重なるように設けられている。第3撮像装置1123は、第2撮像装置1122とは反対側からプリプレグ1010を撮像する。第3撮像装置1123は、第2撮像装置1122と同様に、第2搬送ベルト1112と第3搬送ベルト1113との間を通過するプリプレグ1010を撮像するように設けられている。
ここで、第2撮像装置1122の第3光源1133からの受光量及び第3撮像装置1123の第2光源1132からの受光量が増加すると、各撮像装置の画像データに基づく欠陥検出精度が低下する可能性がある。このため、第2撮像装置1122の第3光源1133からの受光量及び第3撮像装置1123の第2光源1132からの受光量を可能な範囲で低く抑えるように、第2撮像装置1122、第3撮像装置1123、第2光源1132、及び第3光源1133等を構成することが好ましい。
検査装置1160の欠陥検出部1162は、第4の実施形態と同様に、第1撮像装置1121、第2撮像装置1122、及び第3撮像装置1123から取得した画像データに基づいて、プリプレグ1010の欠陥AA、欠陥BB、及び欠陥CCを検出する。
第6の実施形態における検査システム1400は、第4の実施形態における欠陥検出処理と同様の処理により、検査対象物としてのプリプレグ1010の欠陥を検出し、欠陥検出結果に応じてプリプレグ1010を第1トレイ1151又は第2トレイ1152に仕分ける。
以上で説明したように、第6の実施形態における検査システム1400によれば、第1撮像装置1121、第2撮像装置1122、及び第3撮像装置1123によって撮像された画像に基づいて、検査対象物としてのプリプレグ1010の欠陥を検出することができる。また、プリプレグ1010の搬送経路において、第1撮像装置1121が第2撮像装置1122及び第3撮像装置1123よりも上流側でプリプレグ1010を撮像するように構成することで、上記した第3の実施形態同様、欠陥検出処理に必要な時間を短縮して生産性を向上させることが可能になる。
また、第6の実施形態における検査システム1400によれば、第2撮像装置1122及び第3撮像装置1123の双方を、第2搬送ベルト1112と第3搬送ベルト1113との間でプリプレグ1010を撮像するように構成することで、全体構成を小型化することが可能になっている。
なお、第5の実施形態と同様に第4光源1134を設け、第1撮像装置1121によって撮像された第1画像データから色情報を取得し、取得した色情報に基づいて欠陥を検出するように構成してもよい。
[第7の実施形態]
次に、第7の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、既に説明した実施形態と同一構成部分についての説明は適宜省略する。
図22は、第7の実施形態における検査システム1500を例示する図である。
検査システム1500は、図22に示されるように、搬送装置1110、第1撮像装置1121、第2撮像装置1122、第3撮像装置1123、第1光源1131a及び1131b、第2光源1132、第3光源1133、支持部材1140、仕分け機構1150、第1トレイ1151、第2トレイ1152並びに検査装置1160を有する。検査システム1500は、搬送装置1110により搬送される検査対象物としてのプリプレグ1010欠陥の有無を検査する。
第3撮像装置1123は、撮像する領域(第3撮像領域)の少なくとも一部が第2搬送ベルト1112と第3搬送ベルト1113との間の間隙であってプリプレグ1010が通過する領域に重なるように設けられている。また、第3光源1133は、第3撮像装置1123が第2搬送ベルト1112と第3搬送ベルト1113との間を搬送されるプリプレグ1010の表面から主として正反射光を受光するように配置されている。
ここで、第2撮像装置1122の第3光源1133からの受光量及び第3撮像装置1123の第2光源1132からの受光量が増加すると、各撮像装置の画像データに基づく欠陥検出精度が低下する可能性がある。このため、第2撮像装置1122の第3光源1133からの受光量及び第3撮像装置1123の第2光源1132からの受光量を低減できるように、第2撮像装置1122、第3撮像装置1123、第2光源1132、及び第3光源1133等を構成することが好ましい。
そこで、本実施形態では、図22に示されるように、第2光源1132の光軸1132a(光照射方向)と第3光源1133の光軸1133a(光照射方向)とが平行になるように構成されている。このような構成により、第2撮像装置1122の第3光源1133からの受光量及び第3撮像装置1123の第2光源1132からの受光量がそれぞれ低減し、プリプレグ1010の欠陥検出精度を維持すると同時に、装置構成を小型化することが可能になる。
検査装置1160の欠陥検出部1162は、第4の実施形態と同様に、第1撮像装置1121、第2撮像装置1122、及び第3撮像装置1123によってそれぞれ撮像された画像データに基づいて、プリプレグ1010の欠陥AA、欠陥BB、及び欠陥CCを検出する。
第7の実施形態における検査システム1500は、第4の実施形態における欠陥検出処理と同様の処理により、検査対象物としてのプリプレグ1010の欠陥を検出し、欠陥検出結果に応じてプリプレグ1010を第1トレイ1151又は第2トレイ1152に仕分ける。
以上で説明したように、第7の実施形態における検査システム1500によれば、第1撮像装置1121、第2撮像装置1122、及び第3撮像装置1123によって撮像された画像に基づいて、検査対象物としてのプリプレグ1010の欠陥を検出することができる。また、プリプレグ1010の搬送経路において、第1撮像装置1121が第2撮像装置1122及び第3撮像装置よりも上流側でプリプレグ1010を撮像するように構成することで、上記した第3の実施形態同様、欠陥検出処理に必要な時間を短縮して生産性を向上させることが可能になる。
なお、第5の実施形態と同様に第4光源1134を設け、第1撮像装置1121によって撮像された第1画像データから色情報を取得し、取得した色情報に基づいて欠陥を検出するように構成してもよい。
[第8の実施形態]
次に、第8の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、既に説明した実施形態と同一構成部分についての説明は適宜省略する。
図23は、第8の実施形態における検査システム1600を例示する図である。
検査システム1600は、図23に示されるように、搬送装置1110、第1撮像装置1121、第2撮像装置1122、第1光源1131a及び1131b、第2光源1132、第3光源1133、支持部材1140、仕分け機構1150、第1トレイ1151、第2トレイ1152並びに検査装置1160を有する。検査システム1600は、搬送装置1110により搬送される検査対象物としてのプリプレグ1010の欠陥の有無を検査する。
本実施形態では、第1撮像装置1121及び第2撮像装置1122が、搬送装置1110により搬送されるプリプレグ1010を搬送ベルト上で撮像するように設けられている。第1撮像装置1121は、第1搬送ベルト1111上でプリプレグ1010を撮像するように設けられている。また、第2撮像装置1122は、第2搬送ベルト1112上でプリプレグ1010を撮像するように設けられている。なお、第1撮像装置1121及び第2撮像装置1122は、同じ搬送ベルト上でプリプレグ1010を撮像するように設けられてもよい。
検査装置1160の欠陥検出部1162は、第3の実施形態と同様に、第1撮像装置1121により撮像された第1画像データ及び第2撮像装置1122により撮像された第2画像データに基づいてプリプレグ1010の欠陥を検出する。
以上で説明したように、第8の実施形態における検査システム1600によれば、第1撮像装置1121及び第2撮像装置1122によって撮像された画像に基づいて、検査対象物としてのプリプレグ1010の欠陥を検出することができる。また、プリプレグ1010の搬送経路において、第1撮像装置1121が第2撮像装置1122及び第3撮像装置よりも上流側でプリプレグ1010を撮像するように構成することで、上記した第3の実施形態同様、欠陥検出処理に必要な時間を短縮して生産性を向上させることが可能になる。さらに、第1撮像装置1121の第1撮像領域と第2撮像装置1122の第2撮像領域とを近付けるように配置することで、装置構成を小型化することが可能になる。
以上、実施形態に係る検査システム及び検査方法について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。上記した各実施形態の説明では、検査対象物としてプリプレグ1010を検査する方法について説明したが、検査対象物はプリプレグに限られるものではない。
本国際出願は2015年12月16日に出願した日本国特許出願第2015−245600号および2015年12月16日に出願した日本国特許出願第2015−245708号に基づく優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2015−245600号および日本国特許出願第2015−245708号の全内容を本国際出願に援用する。
10 プリプレグ(検査対象物)
100,200 検査システム
110,210 搬送装置
111,211 第1搬送ベルト(第1搬送部)
112,212 第2搬送ベルト(第2搬送部)
120,220 撮像装置
130a,130b 光源
140 支持部材
141 支持面
150,250 検査装置
152,253 検出部
230 第1光源
240 第2光源
252 色情報取得部
1010 プリプレグ(検査対象物)
1100,1200,1300,1400,1500,1600 検査システム
1110 搬送装置
1111 第1搬送ベルト(第1搬送部)
1112 第2搬送ベルト(第2搬送部)
1113 第3搬送ベルト(第3搬送部)
1121 第1撮像装置
1122 第2撮像装置
1123 第3撮像装置
1131a,1131b 第1光源
1132 第2光源
1133 第3光源
1134 第4光源
1140 支持部材
1141 支持面
1160 検査装置
1162 欠陥検出部
1164 色情報取得部
A,B,AA,BB,CC 欠陥
特開2006−64531号公報

Claims (18)

  1. 透光性を有するシート状の検査対象物を検査する検査システムであって、
    前記検査対象物を撮像する撮像装置と、
    前記撮像装置が前記検査対象物の表面から主として拡散反射光を受光するように、前記撮像装置の撮像領域に光を照射する第1光源と、
    前記検査対象物の欠陥の有無を検査する検査装置と、を有し、
    前記検査装置は、前記撮像装置による撮像画像に基づいて前記検査対象物の欠陥を検出する検出部を有する
    ことを特徴とする検査システム。
  2. 前記検査対象物を第1搬送部から第2搬送部に受け渡して搬送する搬送装置を有し、
    前記撮像装置は、前記撮像領域の少なくとも一部が前記第1搬送部と前記第2搬送部との間の間隙であって前記検査対象物が通過する領域に重なるように設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の検査システム。
  3. 前記撮像領域において前記検査対象物を支持する支持部材を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の検査システム。
  4. 前記支持部材は、前記検査対象物に当接する支持面が有彩色である
    ことを特徴とする請求項3に記載の検査システム。
  5. 前記撮像装置が前記検査対象物を透過した光を受光するように、前記撮像領域に光を照射する第2光源を有し、
    前記第1光源は、第1波長域の光を照射し、
    前記第2光源は、前記第1波長域とは異なる第2波長域を含む光を照射し、
    前記検査装置は、前記撮像画像から前記第1波長域に含まれる色の第1色情報及び前記第2波長域に含まれる色の第2色情報を取得する色情報取得部を有し、
    前記検出部は、前記第1色情報と前記第2色情報との差分に基づいて、前記検査対象物の欠陥を検出する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の検査システム。
  6. 前記検出部が検出する前記検査対象物の欠陥は、前記検査対象物の表層のひび割れ及び前記検査対象物の内部に混入した異物である
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の検査システム。
  7. 透光性を有するシート状の検査対象物を検査する検査方法であって、
    撮像装置により前記検査対象物を撮像する撮像ステップと、
    前記撮像装置が前記検査対象物の表面から主として拡散反射光を受光するように、前記撮像装置の撮像領域に光を照射する光照射ステップと、
    前記撮像装置による撮像画像に基づいて前記検査対象物の欠陥を検出する検出ステップと、を有する
    ことを特徴とする検査方法。
  8. 透光性を有するシート状の検査対象物を検査する検査システムであって、
    前記検査対象物を搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置により搬送されて第1撮像領域を通過する前記検査対象物を撮像する第1撮像装置と、
    前記第1撮像装置が前記検査対象物の表面から主として拡散反射光を受光するように前記第1撮像領域に光を照射する第1光源と、
    前記搬送装置により搬送されて前記第1撮像領域よりも下流側の第2撮像領域を通過する前記検査対象物を撮像する第2撮像装置と、
    前記第2撮像装置が前記検査対象物の表面から主として正反射光を受光するように前記第2撮像領域に光を照射する第2光源と、
    前記第1撮像装置による撮像画像及び前記第2撮像装置による撮像画像に基づいて、前記検査対象物の欠陥を検出する欠陥検出部と、を有する
    ことを特徴とする検査システム。
  9. 前記搬送装置は、前記検査対象物を搬送する第1搬送部と、前記第1搬送部から受け渡される前記検査対象物を搬送する第2搬送部と、を有し、
    前記第1撮像装置は、前記第1撮像領域の少なくとも一部が前記第1搬送部と前記第2搬送部との間の間隙であって前記検査対象物が通過する領域に重なるように設けられている
    ことを特徴とする請求項8に記載の検査システム。
  10. 前記第1搬送部と前記第2搬送部との間に設けられ、前記第1搬送部から前記第2搬送部に受け渡される前記検査対象物を支持する支持部材を有する
    ことを特徴とする請求項9に記載の検査システム。
  11. 前記支持部材は、前記検査対象物に当接する支持面が有彩色である
    ことを特徴とする請求項10に記載の検査システム。
  12. 前記第1撮像装置が前記検査対象物を透過した光を受光するように前記第1撮像領域に光を照射する第4光源と、
    前記第1撮像装置による撮像画像から色情報を取得する色情報取得部と、をさらに有し、
    前記第1光源は、第1波長域の光を照射し、
    前記第4光源は、前記第1波長域とは異なる第2波長域を含む光を照射し、
    前記色情報取得部は、前記第1撮像装置による撮像画像から前記第1波長域に含まれる色の第1色情報及び前記第2波長域に含まれる色の第2色情報を取得し、
    前記欠陥検出部は、前記第1色情報と前記第2色情報との差分に基づいて、前記検査対象物の欠陥を検出する
    ことを特徴とする請求項9に記載の検査システム。
  13. 前記搬送装置は、前記第2搬送部から受け渡される前記検査対象物を搬送する第3搬送部をさらに有し、
    前記第2撮像装置は、前記第2撮像領域の少なくとも一部が前記第2搬送部と前記第3搬送部との間の間隙であって前記検査対象物が通過する領域に重なるように設けられている
    ことを特徴とする請求項9〜12の何れか一項に記載の検査システム。
  14. 前記搬送装置により搬送されて前記第1撮像領域よりも下流側の第3撮像領域を通過する前記検査対象物を、前記第2撮像装置とは反対面側から撮像する第3撮像装置と、
    前記第3撮像装置が前記検査対象物の表面から主として正反射光を受光するように前記第3撮像領域に光を照射する第3光源と、をさらに有し、
    前記欠陥検出部は、前記第3撮像装置による撮像画像に基づいて、前記検査対象物の欠陥を検出する
    ことを特徴とする請求項8〜13の何れか一項に記載の検査システム。
  15. 前記第3撮像装置は、前記第3撮像領域の少なくとも一部が前記第2撮像領域に重なるように設けられている
    ことを特徴とする請求項14に記載の検査システム。
  16. 前記第2光源の光軸と前記第3光源の光軸とが平行である
    ことを特徴とする請求項15に記載の検査システム。
  17. 前記欠陥検出部が検出する前記検査対象物の欠陥は、前記検査対象物の表面にできた凹凸、前記検査対象物の表層のひび割れ及び前記検査対象物の内部に混入した異物である
    ことを特徴とする請求項8〜16の何れか一項に記載の検査システム。
  18. 透光性を有するシート状の検査対象物を搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置により搬送されて第1撮像領域を通過する前記検査対象物を撮像する第1撮像装置と、
    前記第1撮像装置が前記検査対象物の表面から主として拡散反射光を受光するように前記第1撮像領域に光を照射する第1光源と、
    前記搬送装置により搬送されて前記第1撮像領域よりも下流側の第2撮像領域を通過する前記検査対象物を撮像する第2撮像装置と、
    前記第2撮像装置が前記検査対象物の表面から主として正反射光を受光するように前記第2撮像領域に光を照射する第2光源と、
    を有する検査システムにおいて前記検査対象物を検査する検査方法であって、
    前記搬送装置により搬送されて前記第1撮像領域を通過する前記検査対象物を前記第1撮像装置により撮像する第1撮像ステップと、
    前記第1撮像装置による撮像画像に基づいて前記検査対象物の欠陥を検出する第1欠陥検出ステップと、
    前記搬送装置により搬送されて前記第2撮像領域を通過する前記検査対象物を前記第2撮像装置により撮像する第2撮像ステップと、
    前記第2撮像装置による撮像画像に基づいて前記検査対象物の欠陥を検出する第2欠陥検出ステップと、を有する
    ことを特徴とする検査方法。
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