JP6428554B2 - 検査システム、検査方法 - Google Patents

検査システム、検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6428554B2
JP6428554B2 JP2015196844A JP2015196844A JP6428554B2 JP 6428554 B2 JP6428554 B2 JP 6428554B2 JP 2015196844 A JP2015196844 A JP 2015196844A JP 2015196844 A JP2015196844 A JP 2015196844A JP 6428554 B2 JP6428554 B2 JP 6428554B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspection
illumination
inspection light
light
laminate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015196844A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017067730A (ja
JP2017067730A5 (ja
Inventor
秀人 松井
秀人 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2015196844A priority Critical patent/JP6428554B2/ja
Publication of JP2017067730A publication Critical patent/JP2017067730A/ja
Publication of JP2017067730A5 publication Critical patent/JP2017067730A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6428554B2 publication Critical patent/JP6428554B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明はラミネート加工物の検査を行う検査システム等に関する。
ラミネート装置は、ウェブ状の基材および樹脂フィルムを搬送しつつこれらを重ね合わせ、基材上に樹脂フィルムの貼着(ラミネート加工)を行う装置である。このようなラミネート装置の例が、特許文献1、2に記載されている。
ラミネート加工を行った後の製品(ラミネート加工物)は、品質管理等のためシワなどの欠陥の検査が行われる。ラミネート装置では、従来専任の検査要員による目視検査が行われている。
特開2011-201316号公報 特開2014-46675号公報
しかしながら、目視検査による検査方法では生産速度が20m/min程度までしか上げられず、製品の生産速度が遅くなり、また欠陥の見落としも発生していた。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、ラミネート加工物の検査を好適に行うことができる検査システム等を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための第1の発明は、基材上にラミネート加工を施したラミネート加工物の検査を行う検査システムであって、搬送中のラミネート加工物の搬送方向の側方からラミネート面と略平行な方向に検査光を照射する第1の照明と、前記ラミネート面に対し検査光を照射する第2の照明および第3の照明と、前記ラミネート面から搬送方向に沿って反射した前記第1の照明からの検査光、前記ラミネート面から正反射した前記第2の照明からの検査光、および前記ラミネート加工物から拡散反射した前記第3の照明からの検査光を受光して撮影を行う撮影装置と、を有することを特徴とする検査システムである。
前記第1の照明の検査光は赤色であることが望ましい。
また、前記第2の照明の検査光は青色であることが望ましい。
また、前記第3の照明の検査光は緑色であることが望ましい。
第2の発明は、基材上にラミネート加工を施したラミネート加工物の検査を行う検査方法であって、第1の照明により、搬送中のラミネート加工物の搬送方向の側方からラミネート面と略平行な方向に検査光を照射し、第2の照明および第3の照明から前記ラミネート面に対し検査光を照射し、撮影装置が、前記ラミネート面から搬送方向に沿って反射した前記第1の照明からの検査光、前記ラミネート面から正反射した前記第2の照明からの検査光、および前記ラミネート加工物から拡散反射した前記第3の照明からの検査光を受光して撮影を行うことを特徴とする検査方法である。
本発明では、ラミネート加工物の搬送中に、その側方からラミネート面に略平行な方向の検査光を照射し、搬送方向に沿って反射した検査光を撮影装置で受光し撮影を行うことで、ラミネート加工時に最も発生しやすい搬送方向のシワ等の部分が画像上で明るく現れる。従って、当該画像に対し画像処理等の手法を適用してシワ等の欠陥を自動で検出することにより、ラミネート加工物の検査を従来の目視検査よりも正確に行うことができ、生産速度を上げることができる。
また、上記の検査光として強度の高い赤色の検査光を用いることで、画像上でシワ等が現れ易くより正確な検査ができる。また青色の検査光と緑色の検査光の照射を同時に行うことで、1台の撮影装置で撮影したカラー画像の赤色成分、青色成分、緑色成分により、ラミネート加工物に関する複数種類の欠陥の検査を別々に行うことができ、これら複数種類の欠陥を別々に検出できる検査システムが省スペース且つ安価に構築できる。
本発明では、青色の検査光をラミネート面へと照射し、ラミネート面から正反射した当該検査光を上記の撮影装置によって受光することで、ラミネート面にキズ等がある場合には青色成分による画像上で暗い部分として現れる。従って、この画像に基づいてラミネート加工物のキズ等の欠陥を好適に検出することができる。波長の短い青色の検査光は表面反射しやすい特性を持ち、ラミネート面の反射特性の変化に最も敏感に反応するため、ラミネート面のキズの検査に性能を発揮する。
また緑色の検査光をラミネート面へと照射し、ラミネート加工物から拡散反射した当該検査光を上記の撮影装置で受光することで、緑色成分による画像からラミネート加工物の基材の絵柄の検査ができる。緑色の検査光の波長は比較的白色光に近く、白色光を用いた場合に近い高精度な絵柄検査が可能である。また絵柄に基づいて基準画像との位置合わせを行い、ラミネート加工物の蛇行などの影響を除外することも可能になるので、絵柄の欠陥だけでなく上記のシワやキズ等の欠陥の位置も正確に得られ、位置を補正することで精度の高い検査を行える。
本発明により、ラミネート加工物の検査を好適に行うことができる検査システム等を提供することができる。
検査システム1を示す図 撮影装置5、照明7a〜7cの配置を示す図 ラミネート加工物20を示す図 画像40a〜40cの例 検査光71aの様子を示す図 検査光71bの様子を示す図 検査方法について示すフローチャート 検査システム1aを示す図
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
(1.検査システム1)
図1は本発明の第1の実施形態に係る検査システム1を示す図である。図1に示す検査システム1は、ラミネート装置(不図示)において、ラミネート加工を施した後のラミネート加工物20を搬送する搬送経路に設けられ、搬送中のラミネート加工物20に対しインラインで自動検査を行うものである。
検査システム1は、制御装置3、撮影装置5、照明7a〜7c、警報装置9、操作装置11等を有し、搬送ローラー30で矢印Aに示す方向に搬送されるラミネート加工物20の検査を行う。
図1にはラミネート加工物20の搬送方向の側方から見た場合の撮影装置5や照明7a〜7cの配置が示されている。また図2(a)、(b)はそれぞれ、撮影装置5や照明7a〜7cの配置をラミネート加工物20の上方および搬送方向の後方(図1の矢印B参照)から見た図である。
ラミネート加工物20は、図3に示すように、ウェブ状の基材21の上に、ポリプロピレンなどウェブ状の樹脂フィルムの貼着により透明のラミネート層23を形成したものである。以下、ラミネート加工物20においてラミネート層23が形成された面をラミネート面というものとし、以下の説明ではラミネート面がラミネート加工物20の上面であるものとする。ラミネート加工物20は例えば製本用表紙であり、基材21には印刷等により絵柄が形成されている。しかしながらラミネート加工物20がこれに限ることはない。
制御装置3は、撮影装置5や照明7a〜7c等を制御して搬送中のラミネート加工物20の撮影を行い、その撮影画像からラミネート加工物20の検査を行うものである。本実施形態では、ラミネート加工物20の検査としてラミネート面のシワやキズの検出、基材21の絵柄の検査等を行う。制御装置3は、撮影装置5等の制御を行うPLC(programmable logic controller)や撮影画像の画像処理等を行うコンピュータにより構成される。
撮影装置5は、制御装置3による制御のもとラミネート加工物20の撮影を行うものであり、ラミネート面の上方に配置される。撮影装置5は例えば3CCDカラーラインカメラおよび3板式カメラ用レンズから構成され、RGB三色の光を1画素当たり3つの撮像素子でそれぞれ受光する。撮影装置5による撮影範囲はラミネート加工物20の幅方向に沿ったライン状であり、この撮影範囲を図1および図2(a)、(b)のCで示す。ラミネート加工物20の幅方向とは、ラミネート加工物20の搬送方向(図1、図2(a)の矢印A参照)と直交する方向である。
照明7a〜7cはラミネート面の撮影範囲Cに検査光を照射するものであり、それぞれ赤色(R)、青色(B)、緑色(G)の単色光を検査光として用いる。
照明7aは、ラミネート加工物20の搬送方向の側方に配置され、ラミネート面上の撮影範囲Cの長手方向に沿って、ラミネート面に対し略平行な方向に赤色の単色光を照射する。撮影装置5は、ラミネート面から平面視において搬送方向に沿って反射した検査光を受光して撮影を行う。照明7aとしては指向性の高いLED(Light Emitting Diode)光源が用いられる。なお本実施形態では、後述の図5(a)に示すように、ラミネート面に対し若干傾斜(例えば1〜2°程度)した方向に検査光を照射している。
照明7bは、ラミネート面の上方すなわちラミネート面に対し撮影装置5と同じ側に配置され、平面視において搬送方向に沿って青色の検査光を照射する。照明7bは、ラミネート面の撮影範囲Cを正反射した検査光が撮影装置5によって受光される位置関係となるように配置する。照明7bとしては、LEDを光源としたライン照明を用い、図2(a)に示すように照明7bの長軸方向をラミネート加工物20の幅方向に合わせて配置する。
照明7cもラミネート面に対し撮影装置5と同じ側に配置され、撮影範囲Cの直上からラミネート面に向けて緑色の検査光を照射する。撮影装置5はラミネート加工物20から拡散反射した当該検査光を受光する。照明7cとしては、LEDを光源とした拡散性のあるライン照明を用い、照明7bと同様、照明7cの長軸方向をラミネート加工物20の幅方向に合わせて配置する。
なお、特に図示しないが撮影装置5や照明7a〜7c等は暗室内に配置されており、外光を遮断した状態でラミネート加工物20の撮影が行われる。
警報装置9は、ラミネート加工物20の欠陥を検出した場合に警報を発する装置であり、例えばブザー、パトライト(登録商標)などのランプ等である。
操作装置11は検査システム1に係る各種操作を行うものである。操作装置11としてモニターを設け欠陥の検出結果等を表示したり、モニターのタッチパネルによる各種操作を行うことも可能である。
(2.ラミネート加工物20の画像)
撮影装置5はラインカメラであり、搬送中のラミネート加工物20について、前記したライン状の撮影範囲Cを継続的に撮影することで撮影画像を得る。
撮影画像についてはラミネート装置のライン速度等に応じたサイズ補正が行われ、この撮影画像の各画素のR値(赤色成分)、B値(青色成分)、G値(緑色成分)をそれぞれ抽出することにより図4(a)、(b)、(c)に例示する3つの画像40a、40b、40cが得られる。以下、これらをR画像40a、B画像40b、G画像40cということがある。なお、図4(a)〜(c)の各画像40a〜40cの横方向はラミネート加工物20の搬送方向に対応している。
図4(a)に示すように、R画像40aではラミネート加工物20の搬送方向のシワ231がそれ以外の部分に対して明るく現れる。
これは、図5(a)に示すように、正常なラミネート面では照明7aからの赤色の検査光71aが撮影装置5とは異なる方向に向かうが、図5(b)に示すようにラミネート面にシワ231があると、検査光71aがシワ231による突起部分に突き当たって拡散反射し、その一部が搬送方向に沿って反射され撮影装置5で受光されるためである。なお、図5(a)、(b)は検査光71aの様子を図2(b)と同様の方向から見た図であり、図5(c)は図5(b)の状態を図2(a)と同様の方向から見た図である。図5(a)〜図5(c)では照明7b、7c等の図示を省略している。
赤色の検査光71aは、青や緑に比べ波長が長く、光強度が強いため少ないワット数でもこれらの違いははっきりと現れる。一般的にシワ231の高さが高い程画像40a上の輝度は高くなり、シワ231の他、突起物、付着物についても同様にR画像40a上で明るく現れる。図4(a)に示すように筋状に明るい部分があればシワ231、それ以外であれば筋状でない突起物や付着物と判別できる。
一方、図4(b)に示すように、B画像40bでは、ラミネート面のキズ232がそれ以外の部分に対して暗く現れる。
これは、図6(a)に示すように正常なラミネート面では照明7bから照射された青色の検査光71bが正反射して撮影装置5に向かうが、図6(b)に示すようにラミネート面にキズ232があると、その窪みで検査光71bが拡散反射して撮影装置5での受光量が少なくなるためである。なお、図6(a)、(b)は検査光71bの様子を図1と同様の方向から見たものであり、照明7a、7c等の図示は省略している。また、用紙(基材21)に付着したパウダーによりラミネートが接着できない部位については、フィルムそのものの反射となり、より明るくなることで、ラミネート接着不良を捉えることができる。
青色の検査光71bは、赤や緑に比べて波長が短く、表面反射しやすい特性を持つ。従って、ラミネート面の反射特性の変化に最も敏感なことから、ラミネート面からの正反射光を撮影装置5で受光するようにし、表面の光沢による輝度をB画像40bで抽出している。この輝度は基材21の絵柄の影響を受ける可能性があるが、これについては、後述するG画像40cから得られる絵柄による補正を行って、絵柄の影響を除外できる。
図4(c)に示すように、G画像40cでは、ラミネート加工物20の基材21の絵柄211が現れる。緑色の検査光の波長は比較的白色光に近く、白色光下で撮影した場合に近いデータを得ることができ、一般的な絵柄検査を行うことができる。
(2.ラミネート加工物20の検査方法)
次に、ラミネート加工物20の検査方法について図7等を参照して説明する。図7は検査方法について示すフローチャートであり、各ステップは制御装置3によって実行される。
本実施形態では、搬送中のラミネート加工物20のラミネート面に照明7a〜7cによって検査光を照射した状態で、制御装置3の制御のもと撮影装置5によって前記したようにラミネート加工物20の撮影を行う(S1)。撮影画像は撮影装置5から制御装置3に送信され、制御装置3は撮影画像を受信し取得する。
本実施形態では、制御装置3が、撮影画像から前記のG画像40cを取得し、G画像40cを基準画像と比較して絵柄211の位置合わせを行い(S2)、位置合わせ後のG画像40cと基準画像との比較により絵柄211の欠陥検出を行う(S3)。絵柄211の欠陥は例えば印刷汚れや印刷の抜けなどであるが、これに限ることはない。基準画像は絵柄211の欠陥が無いラミネート加工物20について予め得られたG画像であり、制御装置3のコンピュータの記憶部等に記憶されている。
またS2では、例えば画像を細かく分割した単位で、画像の位置補正、伸縮等を行うことにより基準画像に合わせるよう画像補正を行い、蛇行、天地ズレなどラミネート加工物20の挙動による位置ズレの影響を除外できる。この画像補正についての情報を用いることで、後述するS4、S5で画像40b、40cに基づいて検出した欠陥についても、ラミネート加工物20の蛇行等の影響を除外した正しい位置を得ることができる。
また、制御装置3はR画像40aによる欠陥の検出を行う(S4)。前記したように、R画像40aではラミネート加工物20のシワ231等が明るく現れるので、二値化などによる既知の画像処理手法を用いてシワ231等の欠陥を検出できる。前記したように、欠陥の形状によりそれが筋状のシワ231であるかそれ以外の欠陥かも判別できる。
更に、制御装置3はB画像40bによる欠陥の検出を行う(S5)。前記したように、B画像40bではラミネート加工物20のキズ232の部分が暗く現れるので、前記と同様、二値化などによる既知の画像処理手法を用いて欠陥としてキズ232を検出できる。また、前記のようなラミネート接着不良部はより明るく現れるので、同様に二値化などによる既知の画像処理手法を用いて欠陥としてラミネート接着不良も検出できる。前記したように、B画像40bに基材21の絵柄211の影響が現れるような場合は、G画像40cで得られた絵柄211に基づく補正を行い、絵柄211の影響を除外できる。
制御装置3は、いずれの画像からも欠陥が検出されなかった場合(S6;NO)、そのまま処理を終了するが、いずれかの画像で欠陥が検出された場合(S6;YES)、警報装置9を制御して警報を発生させる(S7)。
S7では、例えば画像40a〜40cによる検査結果により、シワ231やキズ232、絵柄211の欠陥など欠陥種類に応じて警報の種類を変えたり、欠陥種類に応じて自動排紙することも可能である。同様に、欠陥種類に応じて、警報を行わず欠陥を検出した旨を記録するなどの処理も可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、ラミネート加工物20の搬送中に、その側方からラミネート面に略平行な方向の検査光71aを照射し、搬送方向に沿って反射した検査光71aを撮影装置5で受光し撮影を行うことで、ラミネート加工時に最も発生しやすい搬送方向のシワ231等の部分が画像40a上で明るく現れる。従って、画像40aに対し画像処理等の手法を適用してシワ231等の欠陥を自動で検出することにより、ラミネート加工物20の検査を従来の目視検査よりも正確に行うことができ、ラミネート加工物20の生産速度を上げることができる。
また、上記の検査光として強度の高い赤色の検査光71aを用いることで、画像40a上でシワ231等が現れ易くより正確な検査ができる。また青色の検査光71bと緑色の検査光の照射を同時に行うことで、1台の撮影装置5で撮影したカラー画像の赤色成分、青色成分、緑色成分により、ラミネート加工物20に関する複数種類の欠陥の検査を別々に行うことができ、これら複数種類の欠陥を別々に検出できる検査システム1が省スペース且つ安価に構築できる。
本実施形態では、青色の検査光71bをラミネート面に照射し、ラミネート面から正反射した検査光71bを撮影装置5によって受光することで、ラミネート面にキズ232等がある場合には画像40b上で暗い部分として現れ、ラミネート接着不良部は明るく現れる。従って、上記と同様、画像40bに基づいてキズ232やラミネート接着不良等の欠陥を好適に検出することができる。波長の短い青色の検査光71bは表面反射しやすい特性を持ち、ラミネート面の反射特性の変化に最も敏感に反応するため、ラミネート面のキズ232などフィルム表面状態の検査に性能を発揮する。
また緑色の検査光をラミネート面へと照射し、ラミネート加工物20から拡散反射した当該検査光を撮影装置5で受光することで、画像40cからラミネート加工物20の基材21の絵柄211の検査ができる。緑色の検査光の波長は比較的白色光に近く、白色光を用いた場合に近い高精度な絵柄検査が可能である。また絵柄211に基づいて基準画像との位置合わせを行い、ラミネート加工物20の蛇行などの影響を除外することも可能になるので、絵柄211の欠陥だけでなく上記のシワ231やキズ232等の欠陥の位置も正確に得られ、位置を補正することで精度の高い検査を行える。
しかしながら、本発明はこれに限らない。以下、本発明の別の例を第2の実施形態として説明する。第2の実施形態は第1の実施形態と異なる点について説明し、同様の点については図等で同じ符号を付すなどして説明を省略する。
[第2の実施形態]
図8は第2の実施形態に係る検査システム1aを図1と同様に示す図である。図に示すように、本実施形態では照明7b、7cが省略される点で第1の実施形態と異なる。また、照明7a’は前記の照明7aと同様の配置であるが、赤色の単色光でなく白色の検査光が用いられる。
この検査システム1aでも、第1の実施形態と同様、ラミネート加工物20のシワ231等の検査を行うことができる。その他、前記したラミネート加工物20のキズ232等の検査も前記の照明7bと同様の照明配置で白色光を検査光として用いて行うことができる。同じくラミネート加工物20の絵柄211の検査も前記の照明7cと同様の照明配置で白色光を検査光として用いて行うことができる。
ただしこの場合、第1の実施形態のように3つの照明と撮影装置5を配置すると、画像において例えば絵柄211とキズ232を分けることが難しくなる。そのため、各照明とそれぞれの照明に対応する撮影装置の組を別々の位置に配置して3箇所で撮影を行う必要があり、検査システムとして広いスペースが必要になり高価となる。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1、1a;検査システム
3;制御装置
5;撮影装置
7a、7a’、7b、7c;照明
9;警報装置
11;操作装置
20;ラミネート加工物
21;基材
23;ラミネート層
30;搬送ローラー
40a、40b、40c;画像
71a、71b;検査光
211;絵柄
231;シワ
232;キズ

Claims (5)

  1. 基材上にラミネート加工を施したラミネート加工物の検査を行う検査システムであって、
    搬送中のラミネート加工物の搬送方向の側方からラミネート面と略平行な方向に検査光を照射する第1の照明と、
    前記ラミネート面に対し検査光を照射する第2の照明および第3の照明と、
    前記ラミネート面から搬送方向に沿って反射した前記第1の照明からの検査光、前記ラミネート面から正反射した前記第2の照明からの検査光、および前記ラミネート加工物から拡散反射した前記第3の照明からの検査光を受光して撮影を行う撮影装置と、
    を有することを特徴とする検査システム。
  2. 前記第1の照明の検査光は赤色であることを特徴とする請求項1記載の検査システム。
  3. 前記第2の照明の検査光は青色であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の検査システム。
  4. 前記第3の照明の検査光は緑色であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の検査システム。
  5. 基材上にラミネート加工を施したラミネート加工物の検査を行う検査方法であって、
    第1の照明により、搬送中のラミネート加工物の搬送方向の側方からラミネート面と略平行な方向に検査光を照射し、第2の照明および第3の照明から前記ラミネート面に対し検査光を照射し、
    撮影装置が、前記ラミネート面から搬送方向に沿って反射した前記第1の照明からの検査光、前記ラミネート面から正反射した前記第2の照明からの検査光、および前記ラミネート加工物から拡散反射した前記第3の照明からの検査光を受光して撮影を行うことを特徴とする検査方法。
JP2015196844A 2015-10-02 2015-10-02 検査システム、検査方法 Active JP6428554B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015196844A JP6428554B2 (ja) 2015-10-02 2015-10-02 検査システム、検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015196844A JP6428554B2 (ja) 2015-10-02 2015-10-02 検査システム、検査方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017067730A JP2017067730A (ja) 2017-04-06
JP2017067730A5 JP2017067730A5 (ja) 2018-08-23
JP6428554B2 true JP6428554B2 (ja) 2018-11-28

Family

ID=58492205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015196844A Active JP6428554B2 (ja) 2015-10-02 2015-10-02 検査システム、検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6428554B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6699694B2 (ja) * 2018-08-28 2020-05-27 大日本印刷株式会社 検査システム、検査方法
JP6901806B1 (ja) * 2020-05-22 2021-07-14 株式会社メック 欠陥検査装置及び欠陥検査方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03255945A (ja) * 1990-03-06 1991-11-14 Toyobo Co Ltd しわの検出方法
JP3339426B2 (ja) * 1998-10-23 2002-10-28 ダックエンジニアリング株式会社 品質検査装置
WO2007052360A1 (ja) * 2005-11-07 2007-05-10 Fujitsu Limited 積層状態検査装置、積層状態検査方法および積層状態検出プログラム
JP4979114B2 (ja) * 2006-02-02 2012-07-18 株式会社ニレコ ラミネートフィルムの欠陥検出装置及びラミネートフィルムの欠陥検出方法
JP2007248166A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Dainippon Printing Co Ltd しわ検査装置
JP4936194B2 (ja) * 2008-06-25 2012-05-23 パナソニック株式会社 光透過性フィルムの欠陥検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017067730A (ja) 2017-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5895575B2 (ja) 軟質製袋品の品質検査装置
KR20160047360A (ko) 결함 검출 시스템 및 방법
JP6707443B2 (ja) 欠陥検査用画像撮像システム、欠陥検査システム、フィルム製造装置、欠陥検査用画像撮像方法、欠陥検査方法及びフィルム製造方法
KR20160022044A (ko) 광학 필름 검사 장치
JP6428554B2 (ja) 検査システム、検査方法
JP2020106504A (ja) ラベル検査装置およびラベル検査方法
JP6699694B2 (ja) 検査システム、検査方法
JP2010078485A (ja) 印刷物の検査方法
JP2004010130A (ja) 包装紙の折り込み良否判定方法および装置
JP5959430B2 (ja) ボトルキャップの外観検査装置及び外観検査方法
JP4684172B2 (ja) 外観検査装置及びptpシートの製造装置
JP2009128158A (ja) パターン検査装置
JP2008128822A (ja) 透光性を有するシート材の外観検査装置および方法
JP2017166865A (ja) 外観検査装置及び外観検査方法
KR100957130B1 (ko) 케이스의 표면 검사장치와, 이를 이용한 케이스의 표면검사방법
JP2022105581A (ja) 成形不良の検出方法
JP2009002796A (ja) 検査装置
TWI779055B (zh) 光學顯示面板的損傷檢查方法
JP7053840B2 (ja) 喫煙物品用包装容器の検査装置、製造装置、及び検査方法
JP2009229173A (ja) 薄膜コート未塗工部検査装置及び方法
JP2017067622A (ja) 物品検査装置
JP6260175B2 (ja) サインパネル検査システム、サインパネル検査方法
JP2005351825A (ja) 欠陥検査装置
WO2011101893A1 (ja) 可撓性を有する検査対象物の表面の傷を検査する方法および装置
WO2022059583A1 (ja) 割線情報取得装置および方法、ならびに錠剤印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180710

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180710

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180710

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180926

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181015

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6428554

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150