JP6260175B2 - サインパネル検査システム、サインパネル検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、サインパネルの外観検査を行うサインパネル検査システム等に関する。
サインパネルの撮影画像を用いてサインパネルの欠陥検査を行う外観検査方法として、サインパネルに対して斜め方向から検査光を照射した状態で、上方の撮影装置でサインパネルの撮影を行う方法が知られている(例えば、特許文献1〜3)。
例えば、図7に示すように、基材であるカード2のサインパネルを設けた面に、斜め上方のバー照明45a、45bから検査光を照射し、カード2から反射した検査光を上方の撮影装置5により受光して撮影を行う。この撮影画像に基づいて、サインパネルの欠陥を検出することができる。
特開2004−28729号公報 特開2002−181715号公報 特開2000−275187号公報
しかしながら、このような方法では、サインパネルと基材の色が類似している場合などで撮影画像におけるサインパネルと周囲の基材のコントラストが低く、エッジ検出等によってサインパネルの領域抽出を安定的に行うことが困難であった。これにより、サインパネルの検査領域を適切に設定できなかったり、欠陥の検出精度が落ちる問題があった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、好適に外観検査が可能なサインパネル検査システム等を提供することにある。
前述した目的を達成するための第1の発明は、基材に設けられたサインパネルの欠陥を検査するサインパネル検査システムであって、前記基材に検査光を照射する照明装置と、前記基材から反射した前記検査光を受光して撮影を行う撮影装置と、前記撮影装置で撮影を行った画像に基づき前記サインパネルの欠陥の検査を行う検査装置と、を備え、前記照明装置は、前記基材に対し、前記撮影装置の方向から検査光を照射する第1の照明と、前記基材に対し、前記撮影装置の方向とは異なる斜め方向から検査光を照射する第2の照明と、を有し、前記検査装置は、前記第1の照明下で前記基材を撮影した撮影画像から、検査対象となる前記サインパネルの領域の抽出を行うことを特徴とするサインパネル検査システムである。
本発明では、撮影装置の方向から基材へ検査光を照射し、検査光の照射方向と基材からの検査光の反射方向が同軸となる同軸落射照明を用いて基材を撮影する。この画像では、サインパネルと基材の色が類似する場合でも、サインパネルと周囲の基材とのコントラストが大きくなるので、サインパネルの領域がエッジ部分までより正確に検出できる。また、本発明では基材に斜め方向から検査光を照射する斜光照明下でも基材を撮影する。この画像では、サインパネルが明るく現れるので、サインパネルの欠陥検査を好適に行える。
前記検査装置は、前記第2の照明下で前記基材を撮影した撮影画像から、前記サインパネルからの色調変化を伴う欠陥の検出を行うことが望ましい。
同軸落射照明下の撮影画像ではサインパネルの領域自体が暗く現れるので、色調変化を伴う欠陥を検出することが難しい。本発明では、前記したように、サインパネルが明るく現れる斜光照明下での撮影画像も用いて欠陥検査を行うので、このような欠陥についても検出可能である。
前記第1の照明は、前記基材に対し、前記撮影装置の方向に設けられるハーフミラーと、前記ハーフミラーを介して前記基材に検査光を照射する光源と、を有し、前記第2の照明は、前記基材に対し、前記撮影装置の方向とは異なる斜め方向に設けられた光源を有し、各光源の点灯、消灯が切り替え可能であることが望ましい。
これにより、1つの装置で前記した2種類の照明下で基材が撮影でき、ハーフミラーやカメラ等の部品を共用することによる省スペース化、コストダウン化ができる。また、基材を搬送してほぼ同じ位置で2種類の照明下で連続して撮影ができるため、欠陥を瞬時に判別して製造工程に早くフィードバックをかけることができ、適切な処置を素早く施すことで不良品を低減できる。
前記第1の照明は、前記検査光として平行光を前記基材に照射することが望ましい。
この場合、基材やサインパネルに絵柄が形成されていても、サインパネルの領域抽出等への影響が小さくなる。
第2の発明は、基材に設けられたサインパネルの欠陥を検査するサインパネル検査方法であって、照明装置により、前記基材に検査光を照射するステップと、撮影装置により、前記基材から反射した前記検査光を受光して撮影を行うステップと、検査装置により、前記撮影装置で撮影を行った画像に基づき前記サインパネルの欠陥の検査を行うステップと、を具備し、前記撮影装置は、前記照明装置の第1の照明によって前記撮影装置の方向から検査光が照射された前記基材の撮影を行うとともに、前記照明装置の第2の照明によって前記撮影装置の方向とは異なる斜め方向から検査光が照射された前記基材の撮影を行い、前記検査装置は、前記第1の照明下で前記基材を撮影した撮影画像から、検査対象となる前記サインパネルの領域の抽出を行うことを特徴とするサインパネル検査方法である。
本発明により、好適に外観検査が可能なサインパネル検査システム等を提供することが可能になる。
サインパネル検査システム1を示す図 カード2の例を示す図 撮影画像の例を示す図 サインパネル検査方法の手順を示すフローチャート サインパネル検査システム1aを示す図 撮影画像の例を示す図 従来の外観検査方法を示す図
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るサインパネル検査システム1を示す図である。
図に示すように、サインパネル検査システム1は、搬送台3、照明装置4、撮影装置5、検査装置6、制御装置7、トリガ発生装置8、検査情報表示装置9等で構成される。
搬送台3は例えばコンベアであり、サインパネルを設けた基材であるカード2を搬送するものである。
図2はカード2の例を示す図である。このカード2は樹脂等で形成され、カード所有者が氏名等を筆記可能なサインパネル21が、印刷や貼着等により表面に形成されている。サインパネル21はインク等による筆記を可能にするため粗面を有しており、カード2のサインパネル21を除いた周囲の部分は平滑面である。なお、カード2やサインパネル21には、文字や記号、図形などの絵柄がインク等で形成される場合もある。
図1の説明に戻る。サインパネル検査システム1では、図に示すカード2の検査位置にて、カード2の直上に照明装置4と撮影装置5が配置される。
照明装置4は、同軸落射照明40(第1の照明)と、1対のバー照明45a、45b(第2の照明)を有する。
同軸落射照明40は、撮影装置5の方向から検査光をカード2へと照射するもので、検査光の照射方向と平行(同軸)方向にカード2から反射した検査光が、撮影装置5で受光される。
本実施形態では、同軸落射照明40は、面光源41、ハーフミラー43等を有する。
面光源41は、例えば、複数のLED光源を2次元に配列し、光放射方向の前面に拡散板を設けて構成される。
ハーフミラー43は、カード2に対して撮影装置5の方向に設けられ、面光源41からの検査光(矢印aで示す)を反射して撮影装置5の方向からカード2に照射する。また、カード2から反射して撮影装置5に向かう検査光(矢印cで示す)を透過させる。
バー照明45a、45bは、カード2に対して撮影装置5の方向とは異なる斜め方向に設けられ、カード2の両側の斜め上方からカード2に検査光を照射する斜光照明である。
バー照明45a、45bは、例えば、複数のLED光源をライン状に配列し、光放射方向の前面に拡散板を設けて構成される。
バー照明45a、45bから照射された検査光(矢印bで示す)については、カード2から撮影装置5の方向へと直上に反射する成分のみが矢印cに示すようにハーフミラー43を透過し、撮影装置5に向かう。このバー照明45a、45bおよび前記の同軸落射照明40の光源は、点灯、消灯が切り替え可能である。
撮影装置5は、カード2を反射した検査光を受光して撮影を行うもので、例えばCCD(Charge Coupled Device)カメラ、エリアセンサー、ラインセンサー等が用いられる。ただし、撮影装置5はこれに限らず、カード2の撮影ができればよい。
検査装置6は、照明装置4、撮影装置5と接続し、これらの制御を行う。また、カード2の撮影画像に対し既知の画像処理手法を用いて後述するサインパネル21の欠陥検査を行う。検査装置6は、例えば、制御部、記憶部等を有する一般的なコンピュータで実現できる。
制御装置7は、例えばPLC(Programmable Logic Controller)であり、検査装置6、トリガ発生装置8、検査情報表示装置9と接続される。制御装置7は、トリガ発生装置8から信号が入力されると、検査装置6に撮影信号を出力する。
トリガ発生装置8は、カード2の撮影を行う旨の信号を制御装置7に出力するもので、例えば搬送台3上の所定位置に設けた、カード2を検知するためのセンサである。この場合、センサでカード2を検知すると制御装置7に信号が出力され、カード2が検査位置へ搬送されるまでの時間を考慮してカード2が検査位置に存在するタイミングで撮影が行われるよう、制御装置7が検査装置6に撮影信号を出力する。
検査情報表示装置9は、カード2の撮影画像やサインパネル21の検査結果などを表示するものであり、例えば液晶モニターなどが用いられる。
(2.カード2の撮影画像)
前記した同軸落射照明40下でカード2の撮影を行った撮影画像の例を、図3(a)に模式的に示す。図はサインパネル21とその周囲のカード部分の境界付近を示し、下方がサインパネル21、上方がサインパネル21を除くカード部分である。また、左図はカード2が金属色の場合、右図はカード2が白色の場合であり、両方ともサインパネル21は白色である。
同軸落射照明40下で撮影を行った場合、サインパネル21の周囲のカード部分では、平滑面で検査光が正反射して大部分が撮影装置5に入射する。一方、サインパネル21の粗面では検査光が拡散反射して一部のみ撮影装置5に入射する。従って、撮影装置5で撮影した画像では、サインパネル21の周囲のカード部分は明るく、サインパネル21の部分はそれよりも暗く現れ、両部分のコントラストは大きい。
次に、前記したバー照明45a、45b下でカード2の撮影を行った撮影画像の例を、図3(b)に模式的に示す。前記と同じく、図はサインパネル21とその周囲のカード部分の境界付近を示し、下方がサインパネル21、上方がサインパネル21を除くカード部分である。また、左図はカード2が金属色の場合、右図はカード2が白色の場合であり、両方ともサインパネル21は白色である。
バー照明45a、45b下で撮影を行った場合、サインパネル21の粗面では、検査光が拡散反射して一部が撮影装置5で受光され、撮影画像中で明るく現れる。
一方、サインパネル21の周囲のカード部分では平滑面で検査光が正反射し、その反射方向が撮影装置5の方向から外れるので、撮影画像中で暗く現れると考えられる。しかし、実際には、カード2が白色の場合にサインパネル21を除くカード部分が明るく現れ、サインパネル21とのコントラストが小さくなる。
その理由について、一つには、カード部分も若干の拡散反射性を有し、そのためサインパネル21とその周囲のカード部分が類似色の場合にコントラストが小さくなることが考えられる。
(3.サインパネル検査方法)
次に、図4を参照しながら、サインパネル検査システム1におけるサインパネル検査方法の手順について説明する。図4はサインパネル検査方法の手順を示すフローチャートであり、図の各ステップは検査装置6が実行する処理である。
本実施形態では、前記したように、トリガ発生装置8が搬送台3上の所定位置にあるカード2を検知すると、制御装置7に信号を出力する。制御装置7はこの信号に応じて検査装置6に撮影信号を出力する。
検査装置6はこの撮影信号に従って、カード2が検査位置に存在するタイミングで、カード2の撮影を同軸落射照明下で行うための制御信号を、照明装置4と撮影装置5に出力する(S1)。これにより、照明装置4の同軸落射照明40を点灯して検査光をカード2に照射し、カード2から反射した検査光を撮影装置5で受光し、同軸落射照明40下でのカード2の撮影を行う。
続いて、検査装置6は、カード2の撮影をバー照明下で行うための制御信号を照明装置4と撮影装置5に出力する(S2)。これにより、照明装置4の同軸落射照明40を消灯してバー照明45a、45bを点灯し、検査光をカード2に照射してカード2から反射した検査光を撮影装置5で受光し、バー照明45a、45b下でのカード2の撮影を行う。
続いて、検査装置6は、サインパネル21とその周囲のカード部分とのコントラストが明確な、同軸落射照明40下での撮影画像(図3(a)参照)から、検査領域としてサインパネル21の領域を抽出する(S3)。ここでは、例えば撮影画像を所定の閾値で二値化するなどして領域抽出が可能である。
次に、検査装置6は、同軸落射照明40下の撮影画像から抽出されたサインパネル21の領域に関し、位置ずれ・サイズ不良・抜け(サインパネルの領域内でサインパネルが形成されない部分)・欠け(サインパネルが側方から欠けている部分)、キズの検出を行う(S4)。
本発明における欠陥とは、サインパネル21の位置ずれ、サイズ不良、抜け、欠け、キズや、後述するサインパネル21からの色調変化を伴う欠陥を意味し、位置ずれやサイズの不良については、例えば予め定めた正常位置および正常サイズとの比較を行い、これと異なっていれば不良と判定することができる。また、抜けや欠けについては、地のカード部分が露出されることによりサインパネル21の暗領域内で明るく現れるので、例えば閾値による二値化を行い明領域として検出可能である。なお、抜けや欠けと同じくサインパネル21のキズなども検出可能である。
続いて、検査装置6は、S3の領域検出で抽出されたサインパネル21の領域の位置情報を用いて、サインパネル21が明るく現れたバー照明45a、45b下での撮影画像(図3(b)参照)において、既知の画像処理手法を用いてサインパネル21からの色調変化を伴う欠陥の検査を行う(S5)。サインパネル21からの色調変化を伴う欠陥としては、例えば、汚れ、変色、インキ付着、異物付着、繊維付着等がある。
バー照明45a、45b下での撮影画像では、サインパネル21の領域が明るく現れるので、例えば、サインパネル21と色調が異なり反射率の低くなる汚れ等の部分が暗領域として現れる。従って、この部分は、例えば基準画像との比較により、反射率の違いに伴う所定の階調値の差が生じた部分として検出可能である。その他、この撮影画像では、サインパネル21に反射率の低い絵柄等が形成されている場合に、その絵柄の種類や向きなどの検査も可能である。この検査も上記と同様、基準画像との比較により行うことができる。また、サインパネル21からの色調変化を伴う欠陥は、サインパネル21との色の違い(例えばカラー画像を検査に用いる場合のRGB階調値などの違い)により検出することも可能である。このような検査は、サインパネル21の領域自体が暗く現れる前記の同軸落射照明40下の撮影画像では困難であるので、こうしてバー照明45a、45b下の撮影画像を用いて検査を行う。
以上のように、本実施形態では、撮影装置5の方向からカード2へ検査光を照射し、この照射方向とカード2からの検査光の反射方向が同軸上となる同軸落射照明を用いてカード2を撮影する。この撮影画像では、前記したように、サインパネル21とカード2の色が類似する場合でも、サインパネル21と周囲のカード部分とのコントラストが大きくなるので、サインパネル21の領域がエッジ部分までより正確に検出できる。また、本実施形態ではカード2に斜め方向から検査光を照射するバー照明45a、45b下でもカード2を撮影する。この撮影画像では、サインパネル21が明るく現れるので、サインパネル21の汚れ等、サインパネルからの色調変化を伴う欠陥の検査が好適に行える。
また、本実施形態に係る照明装置4は、前記した光源やハーフミラーなどの構成により、同軸落射照明40とバー照明45の両方を備え、1つの撮影装置5により、同軸落射照明40下及びバー照明45a、45b下で順次撮影を行うことが可能である。従って、ハーフミラーやカメラ等の部品を共用することによる省スペース化、コストダウン化ができる。また、カード2を搬送してほぼ同じ位置で2種類の照明下で連続して撮影ができるため、欠陥を瞬時に判別して製造工程に早くフィードバックをかけることができ、例えば抜け・欠けならば印刷工程の条件調整、汚れならばラインの清掃など、適切な処置を素早く施すことができ不良品を低減できる。
また、本実施形態では、同軸落射照明40下での撮影画像から抜けや欠け、キズなどの検出を行い、バー照明45a、45b下の撮影画像から汚れ等、サインパネル21からの色調変化を伴う欠陥の検出を行っているので、これら2種類の撮影画像のサインパネル21の部分を検査情報表示装置9で切り替えて表示すれば、抜け・欠け、キズの画像と、サインパネル21からの色調変化を伴う欠陥の画像が瞬時に切り替えて表示され、欠陥箇所があたかも点滅するような映像が得られ、オペレータの視認性が向上し検査の質が向上するという効果もある。
しかしながら、本発明が上記の実施形態に限ることはない。例えば本実施形態ではカード2を連続搬送しながら撮影を行う例を示したが、カード2の搬送と停止を繰り返し、間欠的に搬送を行ってもよい。この場合では搬送停止時にカード2を撮影するものとし、トリガ発生装置8を省略することも可能である。
また、本実施形態では同軸落射照明40下での撮影画像から抜けや欠け、キズの検出を行っているが、カード2とサインパネル21の色が非類似の場合であれば、これらの欠陥の検出は、バー照明45a、45b下の撮影画像でも可能である。例えばカード2の反射率がサインパネル21より低い場合(図3(b)左図参照)、汚れ等の他に抜けや欠け、キズの欠陥箇所が、サインパネル21の明領域内の暗領域として現れる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は第1の実施形態と異なる点について主に説明し、同様の点については図等で同じ符号を付すなどして説明を省略する。
図5は第2の実施形態に係るサインパネル検査システム1aを示す図である。このサインパネル検査システム1aは、同軸落射照明40aの構成において第1の実施形態と異なる。
同軸落射照明40aは、光源48、ミラー46、フレネルレンズ47、ハーフミラー43等で構成される。
光源48は、例えば、複数のLED光源を配列し、光放射方向の前面に拡散板を設けて構成される。
ミラー46は、光源48からの検査光(矢印aで示す)をハーフミラー43に向けて反射する。
フレネルレンズ47は、ミラー46とハーフミラー43の間に設けられ、透過する検査光を平行光に変換する。
本実施形態の同軸落射照明40aでは、フレネルレンズ47によって平行光に変換された検査光を、前記と同様にハーフミラー43で反射させカード2に照射する。撮影装置5は、前記と同様、カード2から反射した検査光を受光して撮影を行う。
図6(a)は、この同軸落射照明40a下でカード2の撮影を行った撮影画像の例を模式的に示したものである。また、図6(b)に、第1の実施形態の同軸落射照明40下での撮影画像の例を比較のため模式的に示した。図6(a)、(b)はサインパネル21とその周囲のカード部分を示し、カード2は金属色、サインパネル21は白色である。また、カード2の一部分には、反射率の低い絵柄として文字23が形成されている。
図に示すように、第2の実施形態に係る同軸落射照明40a下での撮影画像では、前記の同軸落射照明40下での撮影画像に比べ、カード部分の文字23のコントラストが低下し、より目立たなくなる。
その理由について、一つには、同軸落射照明からの反射光には凹凸の可視化に適した正反射光と色調の可視化に適した拡散反射光が含まれるが、第1の実施形態のような同軸落射照明40を用いた場合には検査光の若干の拡散があるため、正反射光に対する拡散反射光の反射比率が高まり、文字23とカード部分にある程度のコントラストが生じる。一方、第2の実施形態のように平行光を用いた場合では拡散がなく、正反射光に対する拡散反射光の比率が低下するため、コントラストが減弱されることが考えられる。なお、上記の説明はカード2の文字の例であるが、サインパネル21に絵柄が有る場合も同様である。
この第2の実施形態のサインパネル検査システム1aによるサインパネル検査方法は、第1の実施形態と同様であり、前記と同様の効果が得られる。また上記したように絵柄等の影響が低減されるので、サインパネル21の領域抽出時や欠陥検出時に絵柄等の影響が少なく、正確性が増すという利点がある。ただし、第2の実施形態ではカード2の反りが撮影画像に影響を及ぼすのでカード反りの矯正機構が必要である。一方、第1の実施形態では、同軸落射照明40の構成が安価で省スペースとなり、カード2の反り等に関わらず正確な検査が可能であるという利点がある。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1.1a………サインパネル検査システム
2………カード
3………搬送台
4………照明装置
5………撮影装置
6………検査装置
7………制御装置(PLC)
8………トリガ発生装置
9………検査情報表示装置
21………サインパネル
40、40a………同軸落射照明
43………ハーフミラー
46………ミラー
47………フレネルレンズ
45a、45b………バー照明

Claims (5)

  1. 基材に設けられたサインパネルの欠陥を検査するサインパネル検査システムであって、
    前記基材に検査光を照射する照明装置と、
    前記基材から反射した前記検査光を受光して撮影を行う撮影装置と、
    前記撮影装置で撮影を行った画像に基づき前記サインパネルの欠陥の検査を行う検査装置と、
    を備え、
    前記照明装置は、
    前記基材に対し、前記撮影装置の方向から検査光を照射する第1の照明と、
    前記基材に対し、前記撮影装置の方向とは異なる斜め方向から検査光を照射する第2の照明と、
    を有し、
    前記検査装置は、
    前記第1の照明下で前記基材を撮影した撮影画像から、検査対象となる前記サインパネルの領域の抽出を行うことを特徴とするサインパネル検査システム。
  2. 前記検査装置は、
    前記第2の照明下で前記基材を撮影した撮影画像から、前記サインパネルからの色調変化を伴う欠陥の検出を行うことを特徴とする請求項1記載のサインパネル検査システム。
  3. 前記第1の照明は、
    前記基材に対し、前記撮影装置の方向に設けられるハーフミラーと、
    前記ハーフミラーを介して前記基材に検査光を照射する光源と、
    を有し、
    前記第2の照明は、前記基材に対し、前記撮影装置の方向とは異なる斜め方向に設けられた光源を有し、
    各光源の点灯、消灯が切り替え可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサインパネル検査システム。
  4. 前記第1の照明は、前記検査光として平行光を前記基材に照射することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のサインパネル検査システム。
  5. 基材に設けられたサインパネルの欠陥を検査するサインパネル検査方法であって、
    照明装置により、前記基材に検査光を照射するステップと、
    撮影装置により、前記基材から反射した前記検査光を受光して撮影を行うステップと、
    検査装置により、前記撮影装置で撮影を行った画像に基づき前記サインパネルの欠陥の検査を行うステップと、
    を具備し、
    前記撮影装置は、
    前記照明装置の第1の照明によって前記撮影装置の方向から検査光が照射された前記基材の撮影を行うとともに、
    前記照明装置の第2の照明によって前記撮影装置の方向とは異なる斜め方向から検査光が照射された前記基材の撮影を行い、
    前記検査装置は、
    前記第1の照明下で前記基材を撮影した撮影画像から、検査対象となる前記サインパネルの領域の抽出を行うことを特徴とするサインパネル検査方法。
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