JPWO2017072923A1 - デジタルセフテイ・サポートシステム、方法及びプログラム - Google Patents

デジタルセフテイ・サポートシステム、方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

不審者のいる現場から不審者の位置より遠い出入口に避難誘導させることができるデジタルセフテイ・サポートシステム、方法及びプログラムを提供する。制御部(110)は、施設における不審者の位置情報を取得する不審者位置情報取得手段(112)と、不審者と判定した場合、セフティ関連情報記憶DB(135)のセフティ関連情報に基づいて不審者の位置からより遠い位置の避難場所を判定する避難場所判定手段(113)と、施設に発生する緊急事態を判定する緊急事態判定手段(114)、判定した避難場所に関係者を避難誘導させる避難誘導制御を実行するとともに、緊急事態が発生した場合、緊急事態発生時からの経過時間又は緊急事態対処に伴うイベント発生に基づいて、n次モードを次のモードに段階的に移行し、該モードに応じた制御を実行する制御手段(115)を、を備える。

Description

本発明は、施設に設置されたセフティ関連装置からの情報を取り込んで施設の状況を監視し、不審者に対して該施設の関係者を安全に避難誘導するデジタルセフテイ・サポートシステム、方法及びプログラムに関する。
建物施設の規模拡大と集中化、住居の高層化が一段と推進されている。例えば、商業施設、ホテル、高層オフィス、多目的用途複合建物、集会所、病院、劇場、大学、工場、高層・超高層マンション、ターミナルビル、地下街、船舶、個人住宅等の高度化・複合化には目覚ましいものがある。
利便性と共に安全に対する対策は極めて重要となっており、高度な安全策が求められている。大規模施設における滞在人口は多数であり、事故事件、火災等の影響は大きい。
事故事件は、外部からの侵入者の侵入と、企業の内部関係者の情報漏洩等がある。外部からの侵入の防犯対策には、施錠の2重施錠、防犯カメラ、防犯用センサ、認証パスワード、指紋認証の拡充等がある。また、内部関係者への情報管理には、認証カメラ、RFIDリーダ、パスワード、指紋認証の導入等がある。
建物施設等の火災による、炎、煙、ガス等の予防対策は、火災報知機、消火設備、避難施設等の完備がまず挙げられる。それとともに、火災への警報、消火、避難誘導などの避難訓練の充実が欠かせない。しかしながら、火災発生時に、炎、煙、ガス等に巻き込まれて、避難方向が分からず、逃げ遅れるなどの火災事故が発生している。
特許文献1には、複数の条件の中から、アクセス元である一の情報処理装置とアクセス先である他の情報処理装置との組に応じた1又は複数の条件を選択し、取得したパケットが選択した1又は複数の条件それぞれを具備するか判定し、複数の条件のうち具備すると判定された条件の数に基づいて、他の情報処理装置に対して不正アクセスが行われた可能性を判定する不正アクセス検出方法が記載されている。
特許文献2には、不正状態にあると判定された端末装置が存在する場合に、不正状態にあると判定された端末装置に接続されている無線LANアクセスポイントの設定を変更して、無線LANアクセスポイントに接続可能な端末装置を不正状態にあると判定された端末装置に限定し、更に、スイッチを操作して、1つの隔離用のネットワークには、無線LANアクセスポイントのみを接続させる設定変更部と、を備える接続管理装置が記載されている。
特許文献3には、情報取得部が取得した端末利用情報及び申請作業内容情報を突合して、端末利用情報により示される入力された作業に関する情報と、申請作業内容情報により示される許可された作業に関する情報とが合致しているかを判断し、合致する申請作業内容情報がないと判断された端末利用情報によって不正アクセスを検出する申請作業内容突合部を備える不正アクセス検出装置が記載されている。
特許文献4には、通信管理システムの通信管理装置は、不正通信記録に基づいて不正な通信を受信した端末装置と、不正な通信が実行された端末装置を特定するセキュリティ監視装置記録収集手段と、セキュリティ監視装置記録収集手段によって特定された不正な通信が実行された端末装置が接続されているネットワークスイッチ装置を特定し、特定されたネットワークスイッチ装置に特定された端末装置と同じ種類の端末装置が接続されているかを検索し、特定する装置検索手段と、装置検索手段によって特定された不正な通信が実行された端末装置に接続されているネットワークスイッチ装置の通信を遮断するネットワークスイッチ装置接続遮断手段と、を備える通信管理システムが記載されている。
特許文献5には、IDS(侵入検知システム)サーバとファイアウォールとを備える不正アクセス防止システムであって、IDSサーバは、ネットワーク内のトラフィックを自動監視し、トラフィックから任意のコンピュータ又は任意のネットワークセグメントに含まれるコンピュータに対する不正アクセスを任意の条件に基づいて検知する不正アクセス検知手段と、検知した不正アクセスにおけるアクセス元識別情報、アクセス先識別情報、サービス識別情報及びプロトコル情報のうち少なくとも1つを含む不正アクセス情報をファイアウォールに送信する不正アクセス情報送信手段とを有し、ファイアウォールは、IDSサーバから受信した不正アクセス情報に基づき、不正アクセスを遮断するためのフィルタリングルールを生成するフィルタリングルール生成手段と、フィルタリングルールに基づきトラフィックに対してフィルタリング処理を行うフィルタリング手段とを有する不正アクセス防止システムが記載されている。
特許文献6には、保護対象であるコンピュータ(1)と、不正アクセスを監視する監視用のコンピュータ(2)とを有し、保護対象であるコンピュータ(1)から送信される送信情報は二つの同一情報に分配され、監視用のコンピュータ(2)に対して一の送信情報(A2)を送信し、ネットワーク(6)に対して他の送信情報(A1)を送信するものであり、監視用のコンピュータ(2)において送信情報(A2)から不正アクセスが検出されると、ネットワーク(6)への送信情報(A1)の送信が遮断される不正アクセス防止手段が記載されている。
特開2014−86822号公報 特開2013−207642号公報 特開2012−133407号公報 特開2010−233153号公報 特開2008−11008号公報 特開2007−74096号公報
しかしながら、このような従来の施設の監視システムにあっては、建物施設の内外の該当関係者は、関係機関へ、事故、事件、火災の位置場所、侵入者の人数、被害者はいるのか、逃げ遅れた人が、どの階数、位置場所にいるかなどの状況を、リアルタイムに通知し、事故、事件、火災を未然に防ぐシステムは、未だ十分でないのが現状である。また、緊急事態発生時に、不審者(侵入者)からどのように避難誘導したらよいかを的確に判断することは困難であるのが現状である。
本発明の目的は、不審者のいる現場から不審者の位置より遠い出入口に避難誘導させることができるデジタルセフテイ・サポートシステム、方法及びプログラムを提供することにある。
本発明に係るデジタルセフテイ・サポートシステムは、施設のレイアウトを含むセフティ関連情報を記憶するセフティ関連情報記憶手段と、前記施設における不審者の位置情報を取得する不審者位置情報取得手段と、前記セフティ関連情報記憶手段が記憶している前記セフティ関連情報に基づいて該不審者位置情報取得手段が取得した不審者の位置からより遠い位置を避難場所として判定する避難場所判定手段と、該避難場所判定手段が判定した避難場所に前記施設の関係者を避難誘導させる避難誘導制御を実行する制御手段とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、関係者は、刻々と変化する不審者のいる現場から不審者の位置より遠い出入口に人を避難誘導させることができる。また、不審者に近い位置にいる関係者は、不審者のいる位置とその判定された避難場所を念頭に置いた行動ができるので、より適切な行動を取ることができる。
前記施設における不審者に対して、深刻度に応じた複数の対応パターンをn次モード(nは、2以上の整数)として記憶する対応モード記憶手段と、前記不審者の行動の緊急事態の深刻度を判定する緊急事態判定手段とを更に備え、前記制御手段は、該緊急事態判定手段が判定した深刻度に応じて、前記n次モードの内の特定のモードに応じた制御を実行することにより、事態の深刻度に応じた過不足のない緊急事態制御を実行することができ、結果的には迅速な対応と、的確な対応とを両立させることができる。
前記対応パターンの一つが、情報アクセス装置のシャットダウン又は電源遮断を実行することであることで、情報漏洩を安全・確実に防止することができる。
複数の前記関係者がそれぞれ携帯する携帯装置の位置情報を取得する関係者位置情報取得手段を更に備え、前記避難場所判定手段は、該関係者位置情報取得手段が取得した該携帯装置の位置及び前記不審者位置情報取得手段が取得した不審者の位置に基づいて不審者の位置からより遠い位置を該携帯装置ごとに避難場所として判定し、前記制御手段は、該携帯装置に該携帯装置ごとの避難場所への避難誘導情報を送信することで、各関係者はそれぞれの位置に応じた避難場所をリアルタイムに確認し、より安全に、かつ、迅速に避難することができる。
前記制御手段は、前記関係者の携帯装置に、前記不審者情報及び/又は前記セフティ関連情報を送信することで、リアルタイムに関係者が確認し、現場への急行と、関係機関へ通報できる。関係者は緊急事態の発生を、警備関係者、関係機関へ通報ができ、多数の来店者が混乱防止、安全、無事故で避難することができる。
前記制御手段は、前記セフティ関連装置が防犯のために有する機器への施錠、情報アクセス装置のシャットダウン又は電源遮断、画像又は音による警告のうち、少なくともいずれか一つの避難誘導制御を実行することで、機密度が高い情報の抜き取りを防止でき、情報漏洩等防止を図ることができる。
本発明に係るデジタルセフテイ・サポート方法は、施設のレイアウトを含むセフティ関連情報を記憶するセフティ関連情報記憶ステップと、前記施設における不審者の位置情報を取得する不審者位置情報取得ステップと、セフティ関連情報記憶ステップが記憶した前記セフティ関連情報に基づいて該不審者位置情報取得ステップが取得した不審者の位置からより遠い位置を避難場所として判定する避難場所判定ステップと、該避難場所判定ステップが判定した避難場所に前記施設の関係者を避難誘導させる避難誘導制御を実行する制御ステップとを備えることを特徴とする。
また、本発明は、コンピュータを、施設のレイアウトを含むセフティ関連情報を記憶するセフティ関連情報記憶手段と、前記施設における不審者の位置情報を取得する不審者位置情報取得手段と、前記セフティ関連情報記憶手段が記憶している前記セフティ関連情報に基づいて該不審者位置情報取得手段が取得した不審者の位置からより遠い位置を避難場所として判定する避難場所判定手段と、該避難場所判定手段が判定した避難場所に前記施設の関係者を避難誘導させる避難誘導制御を実行する制御手段とを備えるデジタルセフテイ・サポートシステムとして機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、不審者のいる現場から不審者の位置より遠い出入口に避難誘導させることができる。
本発明の実施の形態に係るデジタルセフテイ・サポートシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るデジタルセフテイ・サポートシステムの監視装置の制御部の人物の登録処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るデジタルセフテイ・サポートシステムの監視装置の制御部のWi−Fi認証の登録処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るデジタルセフテイ・サポートシステムの監視装置の制御部のiビーコンの登録処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るデジタルセフテイ・サポートシステムの監視装置の制御部のRFID認証の登録処理を示すフローチャートである。 デジタルセフテイ・サポートシステムの監視装置の避難誘導制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るデジタルセフテイ・サポートシステムの監視装置の不審者の判定処理を示すサブルーチンである。 本発明の実施の形態に係るデジタルセフテイ・サポートシステムの監視装置のモード対応制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るデジタルセフテイ・サポートシステムの監視装置のモード対応制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るデジタルセフテイ・サポートシステムが適用される商業施設の1階レイアウトを示す図である。 本発明の実施の形態に係るデジタルセフテイ・サポートシステムが適用されるオフィス、研究開発室の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るデジタルセフテイ・サポートシステムが適用される、火災発生時の商業施設の上層階レイアウトを示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係るデジタルセフテイ・サポートシステムの構成を示すブロック図である。
本実施形態は、施設に設置されたセフティ関連装置からの情報を取り込んで施設の状況を監視し、該施設の関係者が携帯する携帯装置に情報を送信するデジタルセフテイ・サポートシステムに適用した例である。事件、事故には、不審者のほか、火災発生などがある。不審者には、社外からの侵入者、許可を得ている時間以外に勤務する社内関係者、及び許可を得ている業務範囲以外のエリアにいる社内関係者などがある。
図1に示すように、デジタルセフテイ・サポートシステム1000は、システム全体を制御する監視装置100と、営業施設、商業施設、業務施設、オフィス、研究開発室、工場等の建物施設に設置された各種複数のセフティ関連装置200と、営業施設、商業施設、業務施設、オフィス、研究開発室、工場等の関係者が携帯する携帯装置300と、を備える。
デジタルセフテイ・サポートシステム1000は、施設に設置されたセフティ関連装置からの情報を取り込んで施設の状況を監視し、必要な情報を表示すると共に、該施設の関係者が携帯する携帯装置に情報を送信するシステムである。
[監視装置100]
監視装置100は、例えば営業施設の管理室に設置され、営業施設内を集中管理するPCサーバや、業務を推進する業務PCサーバである。監視装置100は、これらPCサーバや業務PCサーバ内において、デジタルセフテイ・サポート制御を担う機能部として設置されていてもよいし、単体で設置されていてもよい。監視装置100は、一般的なサーバ計算機、パーソナルコンピュータ等であってよい。また、監視装置100は、外部記憶装置(図示省略)を備え、ネットワーク(図示省略)に接続されている。なお、業務PCサーバに備えられる外部記憶装置には、業務PCサーバの業務に関する情報がバックアップされる。
監視装置100は、制御部110と、入力部120と、記憶部130と、セフティ関連情報記憶データベース(DB)135(セフティ関連情報記憶手段,対応モード記憶手段)、表示部140と、出力部150と、顔情報データベース(DB)160と、画像処理部170と、インタフェース(I/F)部180と、通信部190と、を備え、各部はバス195により接続される。
監視装置100は、上述する社外又は社内の不審者である人物が店舗に現れたことが検出された場合、この人物の情報と店舗の情報をネットワークを通して本部・本社や警備会社システムに通知する。
以降、「○○手段は」と主体を記した場合は、制御部110が必要に応じROMから各プログラムを読み出した上でRAMにロードし、各機能(後記)を実行するものとする。各プログラムは、予め記憶部130に記憶されていてもよいし、他の記憶媒体又は通信媒体を介して、必要なときに監視装置100に取り込まれてもよい。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)等により構成され、監視装置100全体を制御すると共に、監視プログラムを実行して、デジタルセフテイ・サポートシステムとして機能させる。
制御部110は、複数の関係者がそれぞれ携帯する携帯装置の位置情報を取得する関係者位置情報取得手段111と、施設における不審者の位置情報を取得する不審者位置情報取得手段112と、不審者と判定した場合、セフティ関連情報記憶DB135のセフティ関連情報に基づいて不審者の位置からより遠い位置の避難場所を判定する避難場所判定手段113と、施設に発生する緊急事態を判定する緊急事態判定手段114と、判定した避難場所に関係者を避難誘導させる避難誘導制御を実行するとともに、緊急事態が発生した場合、緊急事態発生時からの経過時間又は緊急事態対処に伴うイベント発生に基づいて、n次モードを次のモードに段階的に移行し、該モードに応じた制御を実行する制御手段115と、を備える。
避難場所判定手段113が判定する避難場所の方向は施設内の位置によって異なるので、(視覚的及び聴覚的)避難誘導表示する位置ごとに判定する。避難誘導情報を携帯装置に送信する場合には、その携帯装置ごとにその携帯装置の位置及び不審者の位置に基づいて判定する。
制御手段115は、避難場所への避難誘導情報をモニタ222に放映し、スピーカ223で報知すると共に、関係者の携帯装置300に送信する。また、制御手段115は、関係者の携帯装置300に、不審者情報及び/又はセフティ関連情報を送信する。また、制御手段115は、セフティ関連装置200が防犯のために有する機器への施錠、PCサーバ等の情報アクセス装置のシャットダウン又は電源遮断、画像又は音による警告のうち、少なくともいずれか一つの避難誘導制御を実行する。
入力部120は、キーボード、マウス、表示部140の画面上に設けられたタッチパネル、マイク224など、監視装置100のユーザが監視装置100に指示などを入力するための入力機器である。
記憶部130は、監視カメラ221から受信した静止画や動画、制御部110が用いる各種データ、プログラムなどを記憶する。
セフティ関連情報記憶DB135は、施設のレイアウトを含むセフティ関連情報を記憶する。セフティ関連情報記憶DB135は、Wi−Fi認証登録情報、iビーコン(iBeacon)(登録商標)登録情報を記憶する。セフティ関連情報記憶DB135は、施設に発生しうる緊急事態に対して、深刻度に応じた複数の対応パターンをn次モード(nは、2以上の整数)として記憶する。
表示部140は、監視装置100の動作状況をはじめ、監視カメラ221から受信した画像、監視装置100を操作するためのGUI(Graphical User Interface)などを表示する。
出力部150は、例えばオーディオインタフェースであり、施設内のスピーカ223に対して監視装置100からの音声信号を出力する。監視装置100からスピーカ223へ出力する音声信号としては、例えば入力部120に設けられたマイク224などの音声入力装置から入力された音声信号や、記憶部130に記憶された音声データ(音声サンプルデータ)を制御部110が読み出して再生する音声信号であってよい。スピーカ223は、アンプ及び施設内に配置された拡声器を備え、監視装置100から入力された音声信号を施設内に放送する。
顔情報DB160は、不審者、及び施設関係者等の顔画像(顔情報)を蓄積する。
画像処理部170は、受信した画像に対して予め定められた処理を行う。予め定められた処理には、輪郭抽出、画像のリサイズ、解像度変換処理などがある。また、画像処理部170は、関係者の携帯装置300に送信する顔画像に、赤枠や黄色枠を付すなどの画像処理を行う。
I/F部180は、施設内に配置された各監視カメラ221と監視装置100とを接続する。また、I/F部180は、施設内に配置された各RFID(Radio Frequency Identification)リーダ202とを接続し、RFIDリーダ202に近接した関係者が所持するRFIDタグ(本実施形態では認証カード31)の認証の結果を監視装置100に送出する。また、I/F部180は、図示しない本部・本社や警備会社などにネットワーク又は専用回線により接続する。顔情報DB160に登録されている人物の顔などの基礎データは、I/F部180を介して図示しない本部・本社や警備会社などからデータを入手して、顔情報DB160が構築される。また、図示しない本部・本社や警備会社などと情報を交換して、相互の顔情報DBが最新の顔画像(顔情報)に更新可能である。なお、警備会社は、本実施の形態に係るデジタルセフテイ・サポートシステム1000の必須構成要素ではない。
通信部190は、基地局を介して携帯装置300とデータを送受信する。本実施の形態では、通信部190は、基地局を介して携帯装置300に一定期間ごとに各携帯装置300の位置情報を受信すると共に、不審者の認識時には不審者に関する情報(メール送信、動画を含む映像など)を送信する。
[セフティ関連装置200]
セフティ関連装置200は、業務施設に設置されたWi−Fi(Wireless Fidelity)ターミナル(以下Wi−Fi子機という)201、RFIDリーダ202、iビーコン子機203、人感センサ211、レーザレーダ(Laser Radar)212、監視カメラ221、モニタ222、スピーカ223、マイク224、リレーボックス225、電気錠226、火災報知器227、防火戸・防火シャッタ228、サーキュレータ229、投光器230、撃退装置231、機械排煙口232、一酸化炭素(以下、COという)感知器233を備える。
iビーコン子機203は、iビーコン機能を搭載したアプリケーション実行によりバックグラウンドで待機し、後記する携帯装置300のiビーコン親機302に近接したときに所定アクションを励起する。iビーコン親機302の位置情報を検出することができる。
人感センサ211は、人間の所在を検知するためのセンサである。赤外線、超音波、可視光などが用いられる。
レーザレーダ212は、物体の大きさや位置・速度を計測し、不審者の侵入・横断を検出する。レーザレーダ212は、オフィス、設計室、研究開発室、管理室等の重要セキュリティ区画に設置されている。また、通常、人が出入りすることのない建物の出入口等にも設置されている。
モニタ222は、テレビ画面又はLED表示であってもよい。
リレーボックス225は、監視装置100からのOFF信号により、電気錠226、PCサーバ241、ネットワークハブ242、外部記憶装置(図示省略)への電源経路を遮断する。電気錠226は、デスク、資料キャビネット、金庫室などに設置される。
撃退装置231は、特殊な高周波や大音量サイレンにより不審者を撃退する。
監視カメラ221の一部又は全部は、PTZ(パン・チルト・ズーム)機能を有するPTZカメラであり、監視装置100により遠隔操作される。監視カメラ221は、トラックヤードを含む関係者以外無断立入禁止エリアである後方施設などの監視対象エリアの各所に設置され、監視対象エリアを撮影する。また、監視カメラ221は、人物の顔を撮影する認証用のカメラである。監視カメラ221が撮影した画像は、監視装置100に出力される。監視カメラ221は、動画像を常時撮影していても、一定時間(例えば数秒)おきに1枚の静止画を撮影してもよい。
RFIDリーダ202は、近距離の無線通信によって、関係者が所持するRFIDタグ(認証カード31)とデータを非接触でやりとりする。RFIDタグとの通信可能距離は、例えば3〜7mである。本実施形態では、RFIDリーダ202は、RFIDタグ対応ハンディターミナルやリーダライタである。なお、RFIDリーダ202は、一般には、商品に取り付けられたRFタグへの送信に対して応答があるかないかを検出することで、RFタグが付された商品の決済などを管理するものである。
また、本実施形態では、監視カメラ221で撮影されているにも拘わらず、認証カード31を所持していない人物を不審者又は侵入者として認定する。
なお、本実施形態では、認証カード31は、RFIDリーダ202との間で認証を行うRFID認証カードをRFIDタグとして用いた例であるが、どのような認証手段による認証カードであってもよい。また、認証カード31が、カード形状であることは説明の便宜上から呼称しているに過ぎず、カード形状でなくてもよい。
[携帯装置300]
携帯装置300は、複数の関係者がそれぞれ携帯する。携帯装置300は、例えばスマートフォン、タブレット、ノートパソコンである。携帯装置300は、このほか、携帯電話、PHS(Personal Handy-Phone System)、PDA(Personal Digital Assistants)、専用端末である。本実施の形態では、携帯装置300は、各関係者が様々な場所(すなわち現在位置)で使用可能であり、図示しない電話回線を介して監視装置100からのメール又は動画を含む映像等を受信可能である。
本実施の形態では、携帯装置300は、スマートフォン、タブレットの利用を想定しており、各個人が様々な場所(すなわち現在位置)で使用可能である。携帯装置300のうちの一つは、図示しない本部・本社に配置される。
携帯装置300は、Wi−Fi個別識別機(以下Wi−Fi親機という)301、iビーコン親機302、GPS(Global Positioning System)303、を備える。
Wi−Fi親機301は、業務施設に設置されたWi−Fi子機201の電波を受信・個別識別する。
iビーコン親機302は、iビーコン機能を搭載したアプリケーション実行によりバックグラウンドで待機する。iビーコン親機302は、施設内に設置されたiビーコン子機203に近接したときに固有のID情報を発信し、そのID情報に紐付けられたアプリケーションが反応して自己の位置情報を得る。ここで、監視装置100は、施設内に設置されたiビーコン子機203の配置情報をセフティ関連情報記憶DB135に蓄積している。したがって、iビーコン親機302がiビーコン子機203に近接すると、携帯装置300を携帯する関係者のIDと位置を判定することができる。
関係者は、RFIDリーダ202が認証するRFIDタグ(認証カード31)を携行する。RFIDリーダ202は、関係者が所持するRFIDタグ(認証カード31)の認証により、認証カード31を携帯する関係者の位置を捕捉する。ここで、認証カード31がパッシブタグである場合、通信可能距離は3〜7mのである。また、電池を内蔵するアクティブタグを用いることで、通信可能距離を400m程度とする仕様も可能である。
また、関係者は、装着者の腹圧を検知して異常を判定する加圧セキュリティ装置310を備える。加圧セキュリティ装置310は、利用者の腹部の膨脹伸縮を検知して膨張・伸縮信号(腹圧信号)を出力する腹圧センサ(図示省略)等からなり、利用者が腹圧を加えることにより非常信号を送信する。腹圧センサにより得られた腹圧信号は、Bluetooth(登録商標)を用いた無線通信方式により携帯装置300に送信される。
GPS303は、位置情報の電波をGPS衛星等から受信する。GPS303は、GPSアンテナを介して受信した情報より、現在位置情報を、緯度・経度・高度の3つのパラメータとして算出して位置情報を取得する。取得した位置情報は、適時、監視装置100に送信される。
なお、本実施形態では、位置情報を取得する手段として、GPS衛星を利用した例を示したが、GPS以外の、基地局との位置関係を利用した方式でもよい。例えば、モバイル端末である携帯装置300として、Android(登録商標)スマートフォンやカメラ付き高機能携帯電話機を使用する場合、GPS303に代えて又は併用して、基地局及び携帯電話通信網(図示省略)を介して携帯電話会社サーバと情報の送受信を行い、接近確認から自端末の現在位置情報を取得することも可能である。
以下、上述のように構成されたデジタルセフテイ・サポートシステム1000の動作について説明する。
まず、デジタルセフテイ・サポートシステムの基本的な考え方について述べる。
(1)事故事件は、外部からの不審者の侵入がある。内部からは企業の社内関係者の情報漏洩等の事故、事件がある。
本デジタルセフテイ・サポートシステムは、不審者・侵入者がある場合、関係者に現在の状況をリアルタイムに通知し、事故、事件を未然に防止する。
(2)建物施設等において火災、煙、ガス等の災害発生がある。
本デジタルセフテイ・サポートシステムは、災害発生時、関係者を適切に避難誘導し、建物施設にいる関係者の安全を確保する。
[登録処理]
まず、デジタルセフテイ・サポートシステムの各種情報の登録処理について説明する。
(顔認証登録)
図2Aは、デジタルセフテイ・サポートシステムの監視装置100の制御部110の人物の登録処理を示すフローチャートである。本フローは、監視装置100の制御部110により実行される。
ステップS1では、制御部110は、顔情報DB160に、RFID認証カード発行者、施設関係者、関係者関係者等の顔情報を登録する。具体的には、制御部110は、顔領域から、顔認証に用いるための、人間の顔の特徴を表す情報(顔情報)を取得し、個々の画像と関連付けて顔情報DB160に登録する。また、制御部110は、図示しない本部から送信される、人物の画像を受信し、顔情報DB160に登録する。
ステップS2では、制御部110は、顔情報DB160に、RFIDリーダ202によって認証するRFIDタグ(認証カード31)を所持する登録者以外の人物の顔情報を登録する。認証カード31の登録者以外の人物は、不審者又は不審車両運転者である。これら不審者には、不審行動常習者も含まれる。不審行動常習者は、例えば盗難現場にしばしば現れる人物や本部・本社や警備会社などから注意人物として事前に連絡を受けた人物である。本実施形態では、不審行動常習者はより高い監視レベルとする。なお、人物の顔情報の登録は、本部・本社や警備会社などからの顔情報DB160の更新でもよい。
ステップS3では、制御部110は、認証カード31発行者、施設関係者、及び関係者関係者等の詳細情報、車両ナンバー、関連情報の登録を行う。
(Wi−Fi認証登録)
図2Bは、デジタルセフテイ・サポートシステムの監視装置100の制御部110のWi−Fi認証の登録処理を示すフローチャートである。本フローは、監視装置100の制御部110により実行される。
ステップS11では、制御部110は、業務施設に設置されたWi−Fi子機201とWi−Fi親機301とを接続し、Wi−Fi認証登録する。また、設置されたWi−Fi子機201の位置は、Wi−Fi親機301に登録されている。
関係者がWi−Fi子機201の電波区域を通行すると、関係者の携帯装置300のWi−Fi親機301は、関係者K3がWi−Fi子機201の区域にいることを、電波を発信して知らせる。監視装置100は、後記するWi−Fi認証により関係者の許可/不許可を判定する。
(iビーコン認証登録)
図2Cは、デジタルセフテイ・サポートシステムの監視装置100の制御部110のiビーコンの登録処理を示すフローチャートである。本フローは、監視装置100の制御部110により実行される。
監視装置100には、関係者の携帯装置300が登録されるとともに、携帯装置300のアプリケーションとして、電波の識別範囲が10cm〜5m程度のiビーコン子機が備えられている。
ステップS21では、制御部110は、業務施設に設置されたiビーコン子機203とiビーコン親機302とを接続し、iビーコンを認証登録する。
(RFID認証登録)
図2Dは、デジタルセフテイ・サポートシステムの監視装置100の制御部110のRFID認証の登録処理を示すフローチャートである。本フローは、監視装置100の制御部110により実行される。
ステップS31では、制御部110は、業務施設に設置されたRFIDリーダ202とRFIDタグとを接続し、RFIDを認証登録する。
[監視装置100の監視制御]
(避難誘導制御)
図3は、デジタルセフテイ・サポートシステムの監視装置100の避難誘導制御処理を示すフローチャートである。本フローは、主に監視装置100の制御部110により実行される。
まず、ステップS41で、制御部110は、不審者・侵入者(以下、不審者という)候補を判定する。
上記ステップS41で不審者と判定した場合、ステップS42で制御部110は、不審者に近接した関係者の位置情報を取得する。
ステップS43では、制御部110は、取得した位置情報に基づいて、不審者に最も近い関係者の携帯装置300の位置を判定する。
ステップS44では、制御部110は、不審者の位置に最も近い関係者に優先的に、不審者に関する情報を送信する。例えば、制御部110は、メールにて音声・動画・不審者の位置情報(施設レイアウト上に印を付した情報など)を送信する。
この場合、不審者が、最も近い携帯装置300の位置から所定距離離れた場合、他の携帯装置300に対して、不審者に関する情報を送信するようにしてもよい。
ステップS45では、制御部110は、送信した関係者の携帯装置300からの応答を待つ。当該関係者は、不審者候補に対して「どうかされましたか?」などと声掛けし、不審者であると認識したならば携帯装置300の所定ボタン操作(確認キータッチなど)を行う。これにより、監視装置100に応答が返される。
なお、当該携帯装置300から所定時間(例えば5秒間)経過しても肯定的応答ACKがないか、又は、当該携帯装置300から否定的応答NCKが返された場合、ステップS45で制御部110は、照合結果が一致した不審者に次に近い携帯装置300の位置を判定し、当該携帯装置300に不審者に関する情報を送信する。
ステップS46では、制御部110は、当該携帯装置300からの応答結果に従って不審者か否かを判定する。不審者でない場合、本フローを終了する。
不審者の場合、ステップS47で、制御部110は、当該携帯装置300の加圧セキュリティ装置310からの非常信号を受信したか否かを判別する。
加圧セキュリティ装置310からの非常信号を受信していない場合、命に係わるような緊急事態発生時ではないと判断して、ステップS48で制御部110は、他の関係者の携帯装置300に対してメールにて音声・動画・不審者の位置情報(レイアウト上に印を付した情報など)を送信する。これにより、他の関係者は、不審者のいる現場に急行することができる。
加圧セキュリティ装置310からの非常信号を受信した場合、制御部110は、緊急事態発生時であると判断して、ステップS49で制御部110は、モニタ222、スピーカ223、及び他の関係者の携帯装置300に対して不審者の位置より遠い出入口に避難誘導するメッセージ(例えば、出入口までの移動経路や状況を示すレイアウト情報)を送信する。これにより、他の関係者は、当該メッセージを参照することで、不審者のいる現場から不審者の位置より遠い出入口に人(例えば来店者)を避難誘導させることができる。
ステップS50では、制御部110は、不審者の現場を撮影している監視カメラ221をパン・チルト・ズームさせ、不審者を至近に撮影する。
ステップS51では、制御部110は、不審者の現場の近傍に設置されているマイク224から不審者と関係者が話している会話を集音する。
ステップS52では、制御部110は、取り込んだ不審者の状況の画像(動画を含む)と集音した不審者の音声を、関係者の携帯装置300、警備関係者、関係機関にメールにより送信する。他の関係者は、リアルタイムに不審者の状況を確認することができ、現場への急行とそれに伴う警戒を準備しておくことができる。また、関係機関へ不審者の状況を的確に通報することがきる。
ステップS53では、制御部110は、モニタ222に不審者の画像や音声を表示して本フローを終了する。なお、不審者の画像や音声の表示は、事件発生した場所(例えば、該当フロア)のモニタ222にのみ表示するようにしてもよい。
上記ステップS50乃至ステップS53は、必須ではなく省略してもよい。また、後記するように、緊急事態発生時からの時間経過又はイベント発生に伴って適宜追加される態様でもよい。
図4は、デジタルセフテイ・サポートシステムの監視装置100の不審者の判定処理を示すサブルーチンである。本サブルーチンは、図3のステップS41の詳細フローである。
ステップS61で、制御部110は、レーザレーダ212により不審者を判定する。オフィス、設計室、研究開発室、管理室等の重要セキュリティ区画には、不審者を検知するレーザレーダ212が設置されている。また、通常、人が出入りすることのない建物の出入口等にもレーザレーダ212が設置されている。レーザレーダ212が作動した場合、以下の処理をまたずに侵入者(不審者)と判定(断定)する。
レーザレーダ212が作動していない場合、ステップS62で、制御部110は、顔認証により不審者候補を判定する。詳細には、制御部110は、監視カメラ221の映像を取り込む。監視カメラ221で撮影された人物の顔画像が、施設関係者、RFID認証カード登録者、関係者関係者などの関係者の顔画像と一致しているか否かを判定し、一致していない場合は、不審者候補であると判定しステップS66に進む。
不審者候補でない場合、ステップS63で、制御部110は、Wi−Fi認証により不審者候補を判定する。詳細には、以下Wi−Fi子機201の電波を受信・個別識別するWi−Fi親機301とは、Wi−Fi認証登録されている。また、設置されたWi−Fi子機201の位置も、Wi−Fi親機301に登録されている。関係者が、Wi−Fi子機201の電波区域を通行すると、関係者の携帯装置の電波を受信し、Wi−Fi親機に関係者K3がWi−Fi子機201の区域にいることを電波発信する。制御部110は、この電波を受信し、照合して許可されている人物か否かを判別する。不審者候補である場合、ステップS66に進む。
Wi−Fi認証による不審者候補でない場合、ステップS64で、制御部110は、iビーコン認証により不審者候補を判定する。詳細には、業務施設には、電波の識別範囲が10cm〜5m程度のiビーコンが設置されている。また、監視装置100は、業務施設内の関係者の携帯装置を登録している。関係者が、iビーコンの位置場所で通行又は業務を行うと、関係者の携帯装置がiビーコンが発信する電波を受信する。関係者の携帯装置は、iビーコンの位置場所にいることを、監視装置100に電波で発信する。制御部110は、この電波を受信し、照合して許可されている人物か否かを判別する。不審者候補である場合、ステップS66に進む。
iビーコン認証による不審者候補でない場合、ステップS65で、制御部110は、RIFD認証により不審者候補を判定する。詳細には、業務施設には、RFIDlリーダ202が設置されている。また、業務施設に出入する関係者、また業務を許可された取引先には、RFIDタグ(認証カード31)が貸与される。貸与されるRFIDタグ(認証カード31)は、許可された時間(曜日)内において、通路、エリア、倉庫、業務室等などの施設に出入できる。関係者、取引先が、RFIDリーダ202の電波発信距離内で出入又は業務を行うと、関係者、取引先の携帯装置300のRFIDタグは、RFIDリーダ202が発信する電波を受信する。制御部110は、このRFIDタグの電波を受信し、照合して許可されている関係者、取引先か否か、またその位置を判定する。不審者候補である場合、ステップS66に進む。
RIFD認証により不審者であると判定した場合、ステップS66で判定された不審者候補が、不審者であると認定して、図3のステップS41に戻る。
また、RIFD認証により不審者でないと判定した場合、ステップS67で判定された不審者候補が、不審者でないと認定して、図3のステップS41に戻る。
なお、上記ステップS61乃至ステップS66の実行順序は、この処理順序でなくてもよい。また、上記ステップS61乃至ステップS66のうち一部の認証のみを用いてもよい。
(モード対応制御)
図5Aは、デジタルセフテイ・サポートシステムの監視装置100のモード対応制御処理を示すフローチャートである。本フローは、主に監視装置100の制御部110により実行される。
まず、ステップS71で、制御部110は、緊急事態発生時か否かを判別する。緊急事態発生時でない場合、本フローを終了する。上記緊急事態発生は、火災発生や不審者の侵入による事故事件を想定している。火災の場合は、火災報知器の作動、防火ドア等に取り付けた煙を検知する微弱電流センサからの信号がある。また、不審者の侵入による事故事件の場合は、不審者に近い関係者の携帯装置300からの通報がある。また、監視装置100側において、監視カメラ221等による監視結果も含まれる。
緊急事態発生時の場合、ステップS72で、制御部110は、第nモード(nは、2以上の整数)に移行し、事態の深刻度によるモードに応じた処理を実行する。第nモードのモード数と、モードから次のモードへの移行時間は、重要性により設定ができる。また、モードから次のモードへの移行は、時間によらずイベントを契機にするものでもよい。
例えば、第1モードで、関係者の携帯装置300に、メールにより不審者の情報を送信し、5秒後に退去しなければ第2モードに移行し、不審者がいる該当位置場所を、監視カメラ221が方向を定め、侵入者を撮影する。そして、10秒後、以降も退去しなければ第3モードに移行し、業務施設の情報抜取り防止のためにPC等の電源を遮断し、他の関係者を現場に急行させる。更に10秒後以降も退去しなければ第4モードに移行し、音声で警告後、関係機関へ通報と連携する。
このように、事態の深刻度による第1モード〜第4モードにより、セキュリティのスペックを段階的にレベルアップすることができ、状況に応じた適切なセキュリティを実現することができる。すなわち、事態の深刻度によるモードにおいてセキュリティレベルを異ならせているので、過剰なセキュリティを実行して却って状況を悪化させたり時間を浪費することが回避される一方、セキュリティが不足して実効が図れなかったりする虞がない。
本実施の形態では、監視装置100の制御部110は、避難誘導制御(図3及び図4参照)とモード対応制御(図5参照)とを並列に実行している。なお、モード対応制御の中に、避難誘導制御を組み込む態様でもよい。また、いずれの制御の場合においても避難誘導制御を優先させることが好ましい。
(モード処理)
図5Bは、デジタルセフテイ・サポートシステムの監視装置100のモード処理を示すフローチャートである。本サブルーチンは、図5AのステップS72の詳細フローである。
ステップS81で、監視装置100の制御部110は、緊急事態発生の種別と制御対象を判定する。
ステップS82で、制御部110は、緊急事態発生の種別と制御対象施設に従って第1モードから順に各モード毎の対応制御を実行する。
ステップS83で、制御部110は、時間経過又はイベント発生により次のモードに移行するか否かを判定する。次のモードに移行しない場合、ステップS82に戻る。
次のモードに移行する場合、ステップS84でモード対応制御を終了するか否かを判定する。モード対応制御を終了しない場合、ステップS82に戻る。モード対応制御を終了する場合、図5AのステップS72に戻る。
以下、デジタルセフテイ・サポートシステム1000の適用例について説明する。
建物施設の業務施設で事故、事件に対するデジタルセフテイ・サポートシステム1000の運用方法について述べる。
[適用例1]
デジタルセフテイ・サポートシステム1000は、各種用途の商業、オフィス、複合施設、サーバ施設、金融施設、工場、地下街、駅、エアーターミナル、競技場、船舶施設等(以下、建物施設という)がある。このような建物施設が、業務施設として利用される場合、不特定多数の人が来館、来店し、また該当企業の関係者が多数、出入、業務する。
図6は、業務施設として商業施設の1階レイアウトを示す図である。
図6に示すように、この商業施設には、施設に出入する、出入口、重要な売場、通路、各コーナ等があり、Wi−Fi子機201、RFIDリーダ202、iビーコン子機203、監視カメラ221、モニタ222、人感センサ211、レーザレーダ212、スピーカ223等のセフティ関連装置200が備えられている。セフティ関連装置200の機能範囲を、1ブロックとし、例えば1ブロック〜70ブロックに区画する。
監視装置100のセフティ関連情報記憶DB135には、各ブロックと、避難施設の1階出入口、地下、2〜28階の上層階の各階階段、避難エレベータ(ELV)等の距離を記憶する。来館、来店者と、関係者がダイレクトに避難できるようにするためである。
監視装置100は、建物施設の重要エリアの出入口、ゲート、売場等と、一般エリア、立入禁止エリアの建物施設全体を異常の有無を監視する。監視装置100は、挙動不審者、要注意不審者と迷惑行為、事故、事件行為等を監視する。監視装置100は、関係者の携帯装置300等に、メール、音声、画像を送信する。関係者がリアルタイムに対応できる。また、不正、犯罪行為を事前に防止してセキュリティ向上を図ることができる。
なお、監視装置100は、業務施設の営業時、閉館、閉店時を24時間通して監視することが好ましい。
(1)Wi−Fiについて
業務関係者K1〜K150(図示省略)は、携帯装置300を登録・所持する。また、設置されたWi−Fi子機1〜200(図示省略)の位置は、Wi−Fi親機301に登録されている。
関係者K3が、Wi−Fi子機の電波区域を通行又は業務すると、関係者K3の携帯装置300の電波を受信し、関係者K3の携帯装置300がWi−Fi親機301にWi−Fi子機201の区域にいることを電波発信する。監視装置100は、該当区域に存在する人物が許可されているか不許可を判定する。
(2)iビーコンについて
業務施設に、例えば企業の役職員関係者の携帯装置300を監視装置100のセフティ関連情報記憶DB135に登録する。また、業務施設に、電波の識別範囲が10cm〜5m程度のiビーコン子機203を設置する。LAN構成のルータへの接続は有線でも、無線でも可能である。ルータは監視装置100に接続する。
関係者K8が、iビーコン子機203の位置場所で通行又は業務すると、関係者K8の携帯装置300のiビーコン親機302が発信する電波を受信する。関係者K8の携帯装置300は、iビーコン子機203の位置場所にいることを監視装置100に電波を発信して知らせる。監視装置100は、セフティ関連情報記憶DB135を参照して関係者K8が許可されているか不許可であるかを判定する。
(3)RFIDについて
業務施設には、許可された時間内、及び電波発信距離内でセキュリティを確保するためにRFIDリーダ202が設置されている。監視装置100は、RFIDリーダ202を設置した場所、業務エリア、部屋名、曜日、時間等をセフティ関連情報記憶DB135に記憶する。
業務施設に出入、業務を許可された関係者は、RFIDリーダ202に正規アクセス可能なRFIDタグ(認証カード31)を貸与される。企業の関係者、取引先は、貸与されたRFIDタグを携帯することで、許可された、通路、エリア、倉庫、業務室等を出入したり、業務ができる。
RFIDタグを携帯する関係者、取引先が、決められた曜日、時間帯で出入、業務する場合は、許可されるが、許可された以外の行動をすると、監視装置100は、関係者の携帯装置300に、メール、音声、画像を送信、発信する。関係者がリアルタイムに対応できる。
(4)認証不適合の場合について
RFIDリーダ202に不適合電波又は、RFIDタグ不所持の場合は、監視装置100が、データベースを参照して該当RFIDリーダ202が設置されている階数、エリア、レイアウトを抽出する。また、監視装置100は、該当RFIDリーダ202に近い監視カメラ221により人物を撮影する。そして、監視装置100は、事態の深刻度によるモードに応じた処理を実行する。
第1モードは、該当人物が2秒経過して立ち止まり停止した場合である。この場合、業務施設にいる多数の関係者にとって混乱を防止でき、安全、無事故で避難できる。
第2モードは、音声で警告後、不審者が5秒後、以降も退去しなければ、不審者がいる該当位置場所を、監視カメラ221で方向を定め、不審者を撮影する。業務施設にいる関係者の安全を確保することができる。
第3モードは、更に音声で警告後、不審者が例示として10秒後、以降も退去しなければ、関係機関へ通報する。業務施設の情報抜取り防止、不審者情報の正確さと、誤認を防ぎ、企業関係者は、関係機関へ通報と連携することができる。
なお、第1モード〜第3モードの、モード数、時間は重要性により任意に設定ができる。
(5)避難誘導について
監視装置100は、不審者がいるR3の位置場所より、安全性が高く離間距離がある1階出入口、避難階段、通路を、関係者の携帯装置300によりメールにより送信する。関係者は、来店者を安全性が高く不審者から離間距離がある、1階出入口、避難階段にダイレクトに避難できる。
また、監視装置100は、業務施設に設置しているモニタ222に放映する。高い精度で安全に対応できる。
オフィス、研究開発室、工場設で事故、事件に対するデジタルセフテイ・サポートシステム1000の運用方法について述べる。
[適用例2]
図7は、オフィス、研究開発室を示す図である。
図7に示すように、オフィス、研究開発室には、休憩室、パブリック、業務室、研究開発室、設計室、資料室、顧客情報室等の業務エリアがある。
(1)RFIDについて
監視装置100は、許可された内容である、許可エリア、室名、曜日、時間等をデータベースに記憶する。
許可された関係者R10(図示省略)は、例えば、全館、休憩室等パブリック等は全般で行動、業務ができる。また、許可された関係者R11(図示省略)は、業務室は、研究開発室、設計室、資料室、顧客情報室等の業務エリアにおいて、業務が定められた時間、曜日に行動、業務ができる。
関係者がRFIDタグ(認証カード31)を不携帯、又は不許可の場合は、監視装置100は、該当者の位置場所のRFIDリーダ202に近いスピーカ223が自動的に音声で注意する。この場合、誤認防止のために遅延時間を設定する。
(2)認証不適合の場合について
第1モードは、5秒後に、退去しなければ関係者の携帯装置300に、メールにより音声、画像を送信する。関係者がリアルタイムに現地へ急行できる。業務施設にいる多数の関係者が混乱防止、安全、無事故で避難できる。
第2モードは、音声で警告後、不審者が10秒経過しても退去しなければ、不審者がいるZ3ブロックの、R3の位置場所を、監視カメラ221が方向を定め、侵入者を撮影する。業務施設にいる関係者の安全を確保することができる。
第3モードは、更に音声で警告後、不審者が15秒後、以降も退去しなければ、該当位置のR3を示すレイアウトを関係機関へ送信する。関係機関へ通報することで、関係機関と連携することができる。業務施設にいる関係者の安全を図り、誤認を防ぎ、正確な情報伝達することができる。
なお、第1モード〜第3モードの、モード数、時間は重要性により任意に設定ができる。
(3)避難誘導について
監視装置100は、不審者がいるR3の位置場所より、安全性が高く離間距離がある1階出入口、避難階段、通路を、関係者の携帯装置300によりメールにより送信する。関係者は、来店者を安全性が高く不審者から離間距離がある、1階出入口、避難階段にダイレクトに避難できる。
また、監視装置100は、業務施設に設置しているモニタ222に放映する。高い精度で安全に対応できる。
(4)研究開発室の出入りは許可されていない関係者について
関係者K20(図示省略)又は外部保守業者は、重要施設の研究開発室の出入りは許可されていない。関係者K20が許可された以外の、研究開発室R4エリアに出入しようとすると、RFIDリーダ202に不適合電波又は、RFIDタグ不所持の場合は、監視装置100が、セフティ関連情報記憶DB135を参照して該当RFIDリーダ202が設置されている階数、エリア、レイアウトを抽出する。また、監視装置100は、該当RFIDリーダ202に近い監視カメラ221により人物を撮影する。そして、監視装置100は、事態の深刻度によるモードに応じた処理を実行する。
第1モードは、該当人物が2秒経過して立ち止まり停止した場合、音声で警告する。この場合、業務施設にいる多数の関係者にとって混乱を防止でき、安全、無事故で避難できる。
第2モードは、音声で警告後、不審者が5秒後、以降も退去しなければ、不審者がいる該当位置場所を、監視カメラ221で方向を定め、不審者を撮影する。業務施設にいる関係者の安全を確保することができる。
第3モードは、更に音声で警告後、不審者が例示として10秒後、以降も退去しなければ、関係機関へ通報する。業務施設の情報抜き取り防止、不審者情報の正確さと、誤認を防ぎ、企業関係者は、関係機関へ通報と連携することができる。
なお、第1モード〜第3モードの、モード数、時間は重要性により任意に設定ができる。
以上、RFID認証による許可、不許可を例に採り説明したが、iビーコンにより同様の認証を行うことができる。
[適用例3]
iビーコン子機203の電波と、携帯装置300の電波が不適合の場合と、又は携帯装置300を不所持の場合は、監視装置100は、関係者の携帯装置300にメールにより、音声、画像を送信する。
K3(図示省略)の位置場所にK5(図示省略)が立止まり停止している、K3は不在中であり、K3の位置場所のiビーコン子機203は電波を発信し、K5の携帯装置はiビーコン子機203の電波を受信し、監視装置100は、不適合電波であると判定する。
第1モードは、iビーコン子機203の位置場所に、K5の不適合電波を発信するK5が立止まり、3秒後が経過する。監視装置100は、機密データにアクセス可能なPCのリレーボックス225のスイッチをOFFして電源を遮断する。K5は、このPCにアクセスできない。K3が不正に使用して機密度が高い情報抜き取りを防止でき、情報漏洩等防止を図ることができる。
この場合、監視装置100は、K3のデスク、資料キャビネット等の電気錠226をONしてデスク、資料キャビネット等は施錠するようにしてもよい。また、サーバ室、顧客情報室、研究開発室等の重要な部屋の出入り口ドアの電気錠226のリレーボックス225のスイッチをONにして、K5が該当室に入ることができないようにしてもよい。K5の不正行為のK3の資料の抜き取り、コピー等をリアルタイムに防止できる。
第2モードは、音声で警告後、3秒経過しても退去しなければ、K5がいる位置場所を監視カメラ221で撮影し、K5(侵入者)を撮影する。業務施設にいるK5の不正行為をより確実に阻止することができる。
第3モードは、音声で警告後、5秒以降も退去しなければ、該当位置場所のレイアウト画像を関係機関へ送信して、関係機関との連携を図る。業務施設にいる関係者の安全確保を図り、誤認を防ぎ、正確な情報伝達を行うことができる。
第4モードは、10秒後侵入者がいるK5の位置場所より、安全性が高く離間距離がある、1階出入口、避難階段にダイレクトに避難できるように、誘導のための通路を、業務施設に設置しているモニタ222に放映する。高い精度で安全に対応することができる。
なお、第1モード〜第4モードの、モード数、時間は重要性により任意に設定ができる。
[適用例4]
デジタルセフテイ・サポートシステム1000は、LANに接続することで下記の業務に適用できる。
業務トップのK1、部門長K2,グループ長K3と担当者K4〜K200の業務があるとする。担当者が病欠等の不急の事由により、出勤できない場合の代行の業務遂行がある場合、デジタルセフテイ・サポートシステム1000は、LANを構成するネットワークに接続することで、情報漏洩、抜取り、コピー等の防止を実現する。構成されたLANに、監視装置100を接続する。K1〜K200の業務の内容は、監視装置100のデータベースに入力されている。また、業務上必要なネットワーク及び外部接続記憶装置にアクセスする場合は、K1〜K200の業務内容、職責、サイト等の、相手先の許可、不許可が決められている。許可以外の相手先、業務内容、サイトは、アクセスは不許可により接続はできない。
デジタルセフテイ・サポートシステム1000は、業務上必要な外部のネットワーク、記憶装置については、相手先、業務内容、サイトへの接続は、関係者K3及び、K3のPCは、許可されている事項によりアクセス範囲が定められている。
例えば、病欠、出張等の事情で、K3の業務を早急に他の、K2が継続業務する場合は、管理監督者のK1の承認を得て、管理権限者ZKの許可により、監視装置100がK3の管理PCに対し登録を許可する。なお、この場合の監視装置100は、業務全体管理PCにデジタルセフテイ・サポート制御を担う機能部として設置されたものでもよい。また、K2の携帯装置300による人物照合を行う。また、不正行為、情報コピー漏洩等の監視装置100に入力する。
まず、K3の位置場所のiビーコンが発信する電波を、K2の携帯装置300が受信し、監視装置100は、K3の位置場所と、K3のPC、デスク、資料キャビネットを使用業務することを許可する。
次に、i3の位置場所のiビーコンの発信する電波を、K2が所持する携帯装置300が受信する。監視装置100は、監視カメラ221をK2の行動を追随させるよう撮影する。K3がPC画面、デスク、資料キャビネットを開き、資料を取り出し閲覧等の状況をズームアップ撮影する。
次に、監視装置100は、K2が、K3の位置場所で業務したことを、年月日、曜日、時間と、K3のPCのデスクトップ、マイドキュメント、ファイル、メール、インターネット、USBメモリ、FAX等の全記録を監視装置100が照合し、許可、不許可を判別する。
監視装置100は、事態の深刻度によるモードに応じた処理を実行する。
第1モードは、監視装置100が信号を送り2秒後に、警告を画面に表示する。監視装置100が不許可信号発信し、注意後に時間経過を秒数単位で、警告画面に表示することで、PCの操作ミス等による誤報を防止し、正確な情報の入力を促すことができる。
第2モードは、監視装置100が不許可信号発信し、3秒後に該当のPC画面で警告する。それでも不許可の不正行為を操作している場合、K2の位置場所である、K3のiビーコンi3の電波を、K2の携帯装置300に受信させる。監視装置100は、KPCへ、K3の位置場所でK2が不許可行為を操作していることを判定する。監視装置100は、設置されているスピーカ223で音声による警告を行うことで、業務施設にいる関係者の安全を図る。監視装置100は、管理者の携帯装置300へメールにより、K2がいる位置場所のレイアウト画像を送信する。業務施設にいる関係者の安全を図り、誤認を防ぎ、正確な情報伝達を行うことができる。管理者は、リアルタイムに、メール、画像、レイアウトで確認し、K2がいる位置場所へ急行し、不正行為を防止することができる。なお、音声による警告は取りやめ、管理者が急行しK2を確保し事情聴取も可能である。
第3モードは、監視装置100が不許可信号発信し、3秒後に該当のPC画面で警告する。それでも不許可の不正行為を操作している場合、外部記憶装置へアクセスがあれば警告し、警告設定の1〜2秒後に、リレーボックス225のスイッチのOFFによりPCの電源を遮断する。同様に、監視装置100は、ネットワークへ、不許可のアクセスがあれば警告し、警告設定の1〜2秒後に、リレーボックス225のスイッチのOFFによりネットワークの情報入出口であるネットワークハブ242の電源を遮断する。外部記憶装置及びネットワークの不正アクセスを防止し、情報漏洩、コピー等を防ぐことができる。
第4モードは、監視装置100が不許可信号を発信し、5秒後に不許可アクセスを中止しなければ、不許可行為者又は、K2が確信犯として、LAN経由で信号を該当のPCサーバ241にシャットダウンの信号を送る。これにより、強制的にPCサーバ241を閉じて情報漏洩、抜取り、コピー等の不正行為を防止できる。
同時に、監視装置100は、不許可信号を発信し4秒後にK3のデスク、資料キャビネットに設置された、電気錠226の電源装置のリレーボックス225のスイッチが電源入りになり、デスク、資料キャビネット等は施錠される。
同時に、監視装置100は、サーバ室、顧客情報室、研究開発室等の重要な部屋の出入り口ドアに電気錠226が設置されている。電気錠226のリレーボックス225のスイッチがONとなり、電気錠226が施錠されて、K5又は不審者は該当室に入ることができず、K5の不正行為のK3の資料の抜き取り、コピー等をリアルタイムに防止できる。
第5モードは、監視装置100が不許可信号を発信し、PCサーバ241のシャットダウン後に5秒以降もK2又は他の不審者が、K3の位置場所にいてネットワーク、外部記憶装置等の不許可アクセスを中止しなければ、該当のPCサーバ241に電源に接続したリレーボックス225のスイッチに、OFF信号を送り、強制的にPCサーバ241の電源を遮断する。PCサーバ241の全ての情報漏洩、抜き取り、コピー等の不正行為を防止できる。なお、前記シャットダウン後の時間は適切に任意で設定してよい。ここで、該当PCサーバ241の情報は、監視装置100に全て入力、記憶しているので、強制的に電源を遮断しても、K3が業務した内容や、K2の不正操作等は全て記憶されている。強制的に電源を遮断しても何等の問題は発生しない。なお、事業者の使用状況により、PCサーバ241の外部記憶装置、ネットワークへの不許可行為を警告し、例えば1秒後PCサーバ241のシャットダウン、順次2〜3秒後にPC電源を遮断するようにしてもよい。
[適用例5]
(不審者の逃走)
監視装置100は、K2のiビーコンが発信する電波を、K2が所持する携帯装置300が受信することで、K2の位置場所を逃走していることを判定する。監視装置100は、K2の位置場所の監視カメラ221がK2を撮影し、関係者の携帯装置300へ画像、位置場所、レイアウト等を送信する。関係者が急行しK2又は不審者を確保できる。K2又は、不審者が、逃走の追跡のためにRFIDタグや携帯装置300を棄てた場合は、施設に設置された人感センサ211が感知し、監視装置100は、K2又は不審者の行動を、関係者の携帯装置300へ画像、位置場所、レイアウト等を送信する。この場合、この不審者がRFIDタグや携帯装置300を棄てて逃走しているメッセージを併せて送信するようにしてもよい。関係者が急行し、K2又は不審者をより迅速に確保できる。
不審者又はK2が、K4〜K5の方向へ逃走した場合、iビーコンの電波又は、設置されている該当センサが稼働する。監視装置100は、監視カメラ221を次の逃走方向であるK5〜K6の方向に稼働させて撮影する。監視装置100は、K5〜K6のレイアウトを、関係者の携帯装置300へ送信する。関係者が適切に対応できる。
[適用例6]
(iビーコンの活用)
デジタルセフテイ・サポートシステム1000は、業務施設に設置された、iビーコンと携帯装置300の電波は通常10cm程度〜5m程度電波を送受信する。そのiビーコンの発信する電波を携帯装置が受信する距離毎に、下記を行う。
(1)iビーコン親機302に番号を付し、該当施設の業務室、重要部署、関係者が業務する位置場所へ設置する。監視装置100は、該当業務施設のレイアウト図、関係者のK1〜K200全員の業務する位置場所、関係者K1〜K200の携帯装置300の電話番号をセフティ関連情報記憶DB135に記憶する。
(2)業務施設の、関係者が業務するK1〜K200全員の業務する位置場所に下記を設置する。
PCの電源装置とデスクの引出し、資料キャビネットの扉、サーバ室、設計室、顧客情報室等出入り口ドアの重要箇所にiビーコンを設置する。
関係者K1〜K200全員の位置場所に設置されたiビーコンi1〜i200の番号と、関係者K1〜K200全員の携帯装置S1〜S200の番号のiビーコンi3が発信する。携帯装置300は、K3iビーコンの電波を受信し、監視装置100が、入力、照合する。適正電波として、i3iビーコンの電波をK6であるとする。
上述の社外又は社内の不審者が業務する位置場所で、不適正電波を発信する時間経過により、業務施設にいる多数の関係者が、第1モード〜第5モードにより、セキュリティのスペックをレベルアップする。
不許可行為については、監視装置100は、不審者の位置場所、音声、レイアウト、画像で警告する。関係者の携帯装置300で通信し、関係者はリアルタイムに対応することができ、盗難、情報抜取り、情報抜取等を未然に防止できる。
(3)デジタルセフテイ・サポートシステム1000は、業務をする位置場所を定められた、関係者K1〜K200は、K1=S1,K2=S2,K3=S3,…,K200=S200の位置場所の、PC、デスク、資料キャビネットを使用する。K1=S1,K2=S2,K3=S3が適正電波として、下記を用いる。
第1モードは、2秒経過しても、立ち止まり停止した場合、音声で警告する。業務施設にいる、多数の関係者が混乱防止、安全、無事故で避難できる。
第2モードは、PC電源装置のリレーボックス225のスイッチをOFFし、PCの電源を遮断する。
第3モードは、音声で警告後、不審者が5秒後以降も退去しなければ、不審者がいる該当位置場所を、監視カメラ221で撮影する。業務施設にいる関係者の安全を確保することができる。
第4モードは、更に音声で警告後、不審者が10秒後以降も退去しなければ、監視装置100は、企業関係者に該当位置のR3を図示したレイアウト画像を送信し、関係機関と連携する。業務施設の情報抜取り防止し、不審者情報の正確さと、誤認を防ぐことができる。
(4)上記第4モードでは、避難誘導制御(図3及び図4参照)を実行することも可能である。
避難誘導制御では、不審者がいるR3の位置場所より、安全性が高く離間距離がある、1階出入口、避難階段にダイレクトに避難できるように、通路を表記し、業務施設に設置しているモニタ222に放映する。高い精度で安全に対応できる。
以上、iビーコンの活用について説明したが、業務施設に設置されたRFIDリーダ202を併用して活用できる。業務施設のRFIDリーダ202は数m〜20m程度、iビーコンは10cm〜5m程度の距離空間を検知し、その距離空間の人物が適正か、異常かを判定できる。
[適用例7]
(営業施設の事故、事件)
営業施設で事故、事件に対するデジタルセフテイ・サポートシステム1000の運用方法について述べる。
図6に示すように、営業施設に、各種センサ、レーザレーダ212、監視カメラ221、マイク224、拡声器、投光器、噴霧器等を設置する。また、後方の部門毎の部屋、事務室、金銭集計室、通路、荷捌きヤード、厨房、休憩室、倉庫等がある。建物形状、規模により、例えば水平軸のX1、X2、X3〜X7、垂直軸のY1、Y2、Y3〜Y9のブロックの、Z1B,Z2B,Z3B〜Z250Bに区画する。
事故、事件の緊急時に、侵入者が居る位置場所は、例えば人感センサ211が感知し、監視カメラ221が撮影する。
第1モードとして、リアルタイムに音声自動的に警告し、侵入者が居る位置場所をレイアウト画像を、侵入者の近くにいる関係者の携帯装置300に送信する。多数の来館者、関係者が混乱防止、安全、無事故で避難できる。
第2モードとして、警告後3秒後に侵入者が退去しなければ、該当位置場所をレイアウトに表記し、警備関係者の携帯装置300に送信する。警備関係者は、送信された画像を見ながら、正確な侵入者の状況を関係機関へ通報するとともに、該当場所へ急行する。
第3モードとして、警告後5秒後に侵入者が退去しなければ、設置した投光器、噴霧器が稼動し、該当位置場所をレイアウトに表記し、警備関係者の携帯装置300に送信する。警備関係者は関係機関へ画像を見ながら、正確な侵入者の状況を通報できる。
第4モードとして、警告後8秒後に侵入者が退去しなければ、後方エリアより、侵入者の位置場所と、侵入者を感知したセンサの位置場所を判定する。
第5モードとして、警告後10秒後に侵入者が退去しなければ、後方エリアより、関係者が安全な屋外に避難させる。退避経路は、できるだけ短距離で、しかも動線が明確であることが好ましい。
本実施形態では、監視装置100は、予めセフティ関連情報記憶DB135に記憶している経路情報から最適な経路を出力する。例えば、監視装置100は、出入口、階段、避難施設等と、各ブロックの、部屋、室、通路に設置された人感センサ211の位置と出入口、階段、避難施設等の配置情報と、それらを人が移動する場合の動線距離とをセフティ関連情報記憶DB135に記憶している。また、監視装置100は、侵入者がいる位置場所を感知した人感センサ211の位置を判定する。緊急時に避難者が避難することができる。
監視装置100は、侵入者がいる位置場所R20より、安全性が高く離間距離がある場所に避難誘導制御を行う。例えば、侵入者がいる位置場所R20より、逆側でかつ離隔した場所の出入口1〜12、階段1〜12、避難施設1〜8に避難誘導する。監視装置100は、関係者の携帯装置300に、安全な、早く屋外へ避難できるレイアウトと侵入者の画像を送信する。後方エリアの関係者は、安全に避難できるとともに、関係者は来店者を適切に避難誘導できる。監視装置100は、後方エリアに設置したモニタ222に内容(避難経路等)を放映する。モニタ222放映により、関係者をより安全に避難させることができる。
[適用例8]
(営業施設の事故、事件の未然防止)
デジタルセフテイ・サポートシステム1000は、商業施設、複合施設、地下街、駅ビル、ターミナル施設、金融施設、競技場、船舶施設等の営業エリアのセキュリティを確保する。
このような営業施設でセキュリティを確保するには、不規則の行動、万引、該当企業で事故を発生したことがある要注意者について、警備関係者、関係機関へ詳細な状況を通報することが好ましい。すなわち、警備関係者、関係機関への協力を仰ぐことが好ましい。警備関係者、関係機関へ詳細な状況を通報することで、万一、該当施設で事故、事件が発生した場合に、来店者、来館者、関係者のより安全な避難誘導と、不審者の発見と行動の追随がより有効になる。また、警備関係者、関係機関へ、より詳細な状況を通報できる。
このために、営業施設にWi−Fi子機201、RFIDリーダ202、iビーコン子機203、人感センサ211、ドップラセンサ(図示省略)、レーザレーダ212、監視カメラ221、モニタ222、マイク224、拡声器、投光器、噴霧器等を設置する。また、携帯装置300を携帯する関係者に加圧セキュリティ装置310を装着させる。
営業施設の各階の、売場、売場コーナ、貴重品売場、通路、階段、避難施設、ELV、出入口等がある場合、建物形状、規模により、水平軸のX1、X2、X3〜X7、垂直軸のY1、Y2、Y3〜Y9のブロックの、Z1B,Z2B,Z3B,〜Z250Bに区画する。
営業施設が営業中は、不特定多数の来店者、来館者がいて、事故、事件を未然に発見することは、大変重要なことである。
人物を認識できる監視カメラ221を営業施設の出入口、通路、階段上下口、エレベータ(ELV)乗降口、売場、売場コーナ、貴重品売場等に設置する。営業施設の同一の売場、通路を何回も通行当の不規則な行動や、該当企業、施設で過去に万引、事故等を発生した要注意者を、発見する。
また、許可された関係者はRFIDタグを所持する。要注意者、不審者Aは、関係者K1〜K200がどこで、業務行動しているか、営業施設を来店し何回も通行していると、監視装置100は、監視カメラ221が不審者を撮影し、不審者を判定する。例えば、監視装置100は、不審者Aの位置場所の、階数、売場名、売場コーナのレイアウト等を、関係者の携帯装置300へメール送信する。
不審者Aの位置場所に近い、関係者K7が「いらっしゃいませ、何かお探しですかと」接客する。万引等の事故を未然に防止することができる。
[適用例9]
(営業施設の重大事故、事件の避難誘導)
営業施設で突然、来店者が3階、Z3ブロック貴重品、金融商品等を売場から複数の人B、C、Dが凶器を出し、金銭、商品を強奪しようとした緊急事態時について述べる。
接客していた関係者は、緊急事態時に、加圧セキュリティ装置310を稼働させ非常信号を、ブルートウースの送受信機能により発信する。携帯装置300は、デジタルセフテイ・サポートシステム1000の監視装置100は、非常信号を送信する。
監視装置100は、非常信号を受信し、緊急事態発生時制御に移行する。具体的には、3階、Z3ブロック貴重品売場に設置した監視カメラ221を稼働させ、犯人B,C,Dを撮影し、マイク224が犯人と関係者が話していることを集音する。
監視装置100は、他の関係者の携帯装置300へ、メールにより、3階、Z3ブロック貴重品売場を表記したレイアウト、画像、音声を送信する。他の関係者は、緊急事態の発生を、警備関係者、関係機関へ通報することができる。多数の来店者が混乱防止、安全、無事故で避難することができる。
緊急事態時のモード対応制御は、下記の通りである。
第1モードとして、加圧セキュリティ装置310を稼働して信号を発信し、5秒後に、事件発生した、3階、Z3ブロック貴重品売場、通路に設置したモニタ222で画像を放映する。また、監視装置100は、関係者の携帯装置300に犯人B,C,Dの画像、音声を送信する。
顧客の安全を確保のために、例えば、監視装置100は、下記の制御を行う。
侵入者の位置場所Z3ブロックより、逆方向Z4〜Z7ブロックの計測、入力、離間距離があり、安全度が高い、避難施設の階段、出入口を明記したレイアウト図を送信する。この場合、犯人B,C,Dを撮影した、2分割した、広範囲を撮影したA動画を表示する。このうち、至近を撮影したB動画は、侵入位置場所Z3ブロックの、侵入者の状況の動画である。また、集音した侵入者の音声を、関係者の携帯装置300にメールにより、音声、画像を送信する。リアルタイムに関係者が確認し、現場への急行と、関係機関へ通報できる。
第2モードとして、加圧セキュリティ装置310の信号発信後、10秒後に、3階、Z3ブロック貴重品売場より、逆の方向で遠い階段、出入口をレイアウト、通路をモニタ222で放映する。また、監視装置100は、RFIDリーダ202を所持している関係者K1〜K200のPCサーバの画面にも同様の画像を送る。該当関係者が近くにいる、来店者を、安全、迅速に案内誘導を指示することができる。
第3モードとして、加圧セキュリティ装置310の信号発信後、20秒後に、3階、Z3ブロック貴重品売場より、逃走した犯人B,C,Dの逃走方向の監視カメラ221(ここでは、2階の階段方向の、Z2ブロック位置場所の監視カメラ221)が、犯人B,C,Dを撮影する。
第4モードとして、加圧セキュリティ装置310の信号発信後、25秒後に、逃走した犯人B,C,Dの逃走方向の監視カメラ221(ここでは、2階の階段方向の、Z2ブロック位置場所の監視カメラ221)が、犯人B,C,Dを撮影する。
第5モードとして、加圧セキュリティ装置310の信号発信後、30秒後に、Z2ブロック位置場所のB,C,Dの犯人逆の方向の階段、出入口をレイアウト、通路をモニタ222で放映する。
また、RFIDリーダを所持している関係者K1〜K200の位置場所のPC画面に犯人の映像を表示する。該当関係者が近くにいる、来店者を、安全、迅速に案内誘導を指示することができる。
以上により、関係者が、Z2ブロック位置場所の犯人B,C,Dより、逆の方向で計測の離間距離がある階段、出入口、安全な屋外へ安全、無事故、迅速に避難できる。
[適用例10]
(営業施設の重大事故、事件の犯人逮捕)
続いて、犯人B,C,DがZ2ブロックより、Z3〜Z6ブロックの方へ逃走した場合、犯人逮捕につながる制御を行う。
監視装置100は、犯人B,C,Dが逃走する次の、Z7、Z8ブロックの方向に監視カメラ221を向けて犯人B,C,Dが逃走してくる、正面の姿を撮影し、監視カメラ221が撮影した正面の姿を映した動画と、該当レイアウトに関係者の携帯装置300に送信する。
監視装置100は、犯人B,C,Dから離間距離があり、安全度が高い、避難施設の階段、出入口を明記したレイアウト図の画像を放映する。犯人B,C,Dの逃走方向である、Z7,Z8,Z9ブロックにいる来店客は、犯人B,C,Dとの離間距離を保って、早く逆方向で安全に避難できる。
監視装置100は、侵入者の状況の動画をモニタ222により放映する。例えば、犯人B,C,Dを撮影した、2分割した、広範囲を撮影したA動画と、至近を撮影したB動画とを放映する。関係者が携帯装置300のメール、レイアウト図、動画を見て安全な方向へ誘導できる。
監視装置100は、犯人B,C,Dがいる位置場所より、逆の方向で安全性が高い通路をモニタ222で放映する。近くにいる関係者が来店者を安全に対応できる。来店者は、犯人B,C,Dがいる位置場所より、逆の方向で安全性が高い、1階出入口、避難階段にダイレクトに避難できる。
以上、不審者によるデジタルセフテイ・サポートシステム1000の(避難誘導制御)と(モード対応制御)について説明した。以下では、火災によるデジタルセフテイ・サポートシステム1000の(避難誘導制御)と(モード対応制御)避難誘導について説明する。
火災に対するデジタルセフテイ・サポートシステム1000の運用方法について述べる。
[適用例11]
商業施設、ホテル、高層オフィス、多目的用途複合建物、集会所、病院、劇場、大学、工場、高層・超高層マンション、ターミナルビル、地下街、船舶、個人住宅等の人間が経済活動、居住等の、滞在人口は多数である。火災等事故の影響は大きく、火災時に発生した場合は不特定多数の多数の場合は、煙、炎、ガスによるパニックは大きい。
デジタルセフテイ・サポートシステム1000は、火災発生をリアルタイムに把握し、建物施設に滞在した不特定多数の人を、安全、無事故に避難させるシステムを提供する。関係者が的確な避難誘導と、滞在者が火災の状況と、火災場所より逆方向で、近い順々の階段、避難施設、出入口に避難できるようにする。
図8は、火災発生時の商業施設の上層階レイアウトを示す図である。
図8に示すように、この商業施設の上層階には、階段、特別避難階段、避難施設、非常ELV等と、売場、通路、各コーナ、宿泊室、オフィス、住居等があり、煙感知器、炎感知器、熱感知器(以下火災報知器という)、CO感知器233、RFIDリーダ202、監視カメラ221、モニタ222、人感センサ211、ドップラセンサ(図示省略)、レーザレーダ212、スピーカ223、方向可動送風機等が設置されている。
建物施設全体をLAN構築し、デジタルセフテイ・サポートシステム1000に接続する。監視装置100は、火災位置場所と階段、特別避難階段、避難施設、出入口の距離を記憶する。
監視装置100は、火災位置場所を特定し、火災位置場所より逆方向で、近い順の各階段、避難施設、出入口を関係者の携帯装置300に送信する。関係者は、来店者を適切な誘導と、逃げ遅れた来店者救護を関係者に指示することができる。
また、監視装置100は、来店、来館者、関係者へモニタ222、スピーカ223で報知し、火災位置場所より逆方向で、近い順の各階段、避難施設、出入口を安全な、避難誘導する。
監視装置100は、炎、煙、ガスが充満してきた場合、特に、視界を遮る煙と、人体に害を与えるCOの有毒ガスを感知した場合、方向可動送風機が稼働送風する。
煙、COの濃度を薄め、建物施設にいる、来店者、関係者が避難階段、避難施設、特別避難階段、非常ELVより、迅速、安全に避難誘導できる。
建物施設の避難階段、避難施設、防火区画等は、営業の関係上、防火シャッタや防火ドアは通行できるように開放している。火災発生により火災報知器が感知した場合、自動的に閉まる。火災発生による、緊急避難時に、防火シャッタや防火ドアの周囲、床面に物品が挟まり、防火シャッタ、防火ドアが閉まっても、隙間があり、避難階段、避難施設、防火区画に、煙、ガス、炎が充満し火災事故に巻き込まれる場合が多数、発生している。防火シャッタや防火ドアに取り付けた微弱電流センサ(図示省略)が感知し、隙間があれば、通電しない。
監視装置100は、連動している監視カメラ221が撮影し、火災の位置場所を特定する。監視装置100は、関係者の携帯装置300へ、該当の位置場所のレイアウト図に表記、画像を送信する。関係者がリアルタイムに対応できる。
図8に示すように、建物施設の上層階には、売場、売場コーナ、貴重品売場、通路、階段、避難施設、ELV、出入口等がある。建物形状、規模により、水平軸のX1、X2、X3〜X7、垂直軸のY1、Y2、Y3〜Y9のブロックの、Z1B,Z2B,Z3B,〜Z250B(図6)の各ブロックに区画する。監視装置100は、セフティ関連情報記憶DB135に建物施設の避難階段、特別避難階段、非常ELV,避難施設、通路等の距離を記憶する。
なお、建物施設は、来店来館者、関係者が誰でもわかる位置関係に設計されている。例えば、建物施設の東、西、南、北側の方位に対して、東側の、大通りバルコニーB1、大通り正面S1階段、西側の、駐車場側バルコニーB2、駐車場に通じるS2階段、駐車場側窓W3、W4、南側の、バス停側バルコニーB4、バス停側S3階段、北側の、駅側バルコニーB5、駅側S4階段、などがある。
監視装置100は、建物施設の外部開口部レイアウトを記憶し、建物施設内部の、階数別レイアウト、名称を記憶する。監視装置100は、階数別レイアウトにある、避難階段S1〜S4、避難バルコニーB1〜B4、避難施設E1〜E4、消火設備G1〜G4、火災報知機FS1〜FS80等の階数別、エリア、位置場所をセフティ関連情報記憶DB135に記憶し、内部誘導員N1人〜N20人の、RFIDリーダ202、携帯装置300の認証番号をセフティ関連情報記憶DB135に記憶する。
火災が「5階駐車場の西側窓W3〜4のエリア」のZ135ブロックで発生した場合を例に採る。火災報知機FS8の火災報知機が感知する。Z135ブロックを感知区域として感知している監視カメラ221が連動して火災の向きを撮影する。監視装置100は、これらの情報をセフティ関連情報記憶DB135に入力する。なお、監視装置100のデータベースには、Z135ブロックより、安全度が高く距離がある逆方向の階段である東側階段S1、南側階段S3、北側階段S4(以下、避難バルコニーも含む)の距離があらかじめ記憶されている。
以上の構成において、監視装置100は、事態の深刻度によるモードに応じた処理を実行する。
第1モード(通報)は、火災という性格上、優先処理により「5階駐車場の西側窓W3〜4のエリア」のZ135ブロックのレイアウトと照合する。監視装置100は、Z135ブロックのFS8の火災報知器のエリア、位置場所で火災の発生状況と、火災が発生しているZ135ブロックより離間距離があり安全度が高い、逆方向の階段である東側階段S1、南側階段S3、北側階段S4、出入口を示すレイアウトを関係者の携帯装置300に送信する。より詳細には、監視装置100は、火災を撮影した、2分割した、広範囲を撮影したA動画と、至近を撮影したB動画の火災状況の動画を送信する。また、監視装置100は、集音した火災状況の音声を、関係者の携帯装置300にメールにより送信する。リアルタイムに関係者が確認し、現場への急行と、関係機関へ通報できる。
関係者は緊急事態の発生を、警備関係者、関係機関へ通報ができ、多数の来店者が混乱防止、安全、無事故で避難することができる。
第2モード(避難)は、5秒後、火災が発生しているZ135ブロックより、安全度が高い離間距離がある逆方向の誘導経路示すレイアウトを関係者の携帯装置300にメールにより送信する。避難方向として、避難方法の優先順位を決めておく場合、避難者が自分で避難できる階段を第1優先度とする。この場合、階段は東側階段S1、南側階段S3、北側階段S4、1階出入口を明記したレイアウトを送信する。上述したように、火災を撮影した、2分割した、広範囲を撮影したA動画で避難方向を表示し、至近を撮影したB動画により火災位置場所Z135ブロックの、火災状況の動画を表示する。
また、監視装置100は、建物施設に設置したモニタ222で緊急放映する。建物施設にいる来店者、関係者が、見て、館内放送を聞き、避難者が、火災の状況が明確になる。避難階段へ、落ち着いて、転倒、パニック、逃げ遅れ等の混乱もなく、安全に避難ができる。
モニタ222の放映では、広範囲を撮影したA動画と、至近を撮影したB動画により、火災がどの状況で、どちらの方向に延焼、拡大しているかを放映するとよい。火災位置場所Z135ブロックの、火災状況を見て知ることができる。
さらに、監視装置100は、スピーカ223から音声により報知する。避難者は、正確な火災の状況を見ながら、音声によっても、安全度が高い避難方向、例えば、階段から大通り正面玄関出入り口東側階段S1、バス停南側の南側階段S3、駅側の北側階段S4へ避難できる。
火災報知器発報後に初期消火のスプリンクラー、屋内消火栓等の消防設備が、稼働し消火活動をする。しかしながら、火災の延焼が続く場合、第3モードに移行する。
第3モード(避難)は、火災報知機FS8の火災報知機が感知後、10秒後に、火災がZ50、Z10、Z2ブロックの方へ拡大し、煙感知器(図示省略)が感知発報した場合、監視装置100は、火災報知器FS9〜FS12の発報信号を受信する。監視カメラ221が延焼している、Z50、Z10、Z2ブロックの方を向けて撮影し、監視装置100のセフティ関連情報記憶DB135に記憶する。
監視装置100は、火災と逆方向で安全な避難施設の南側階段S3、北側階段S4、1階出入口のレイアウトを、関係者の携帯装置300に送信する。上述したように、火災を撮影した、2分割した、広範囲を撮影したA動画で避難方向と、至近を撮影したB動画とにより、火災位置場所Z135ブロックから、Z50、Z10、Z2ブロックの、火災状況の動画等を送信する。
監視装置100は、建物施設に設置したモニタ222で緊急放映する。建物施設にいる来店者、関係者が、館内放送により、火災の状況が明確になり、避難階段へ、落ち着いて、転倒、パニック、逃げ遅れ等の混乱もなく、安全に避難ができる。
[適用例12]
(COの影響)
建物施設では、管理者、関係者の業務と、来店客、来館者は顧客として利用している。火災発生時に管理者、関係者が顧客の避難誘導に取組む。一度に大挙して避難するために混雑し、スム−ズに避難できず、逃げ遅れる場合が多々ある。火災は発生後より時間の経過に比例して炎、煙、有毒ガスの充満等により、リスクは高まる。
建物施設が超高層化、広大化及び、閉鎖性が高い地下街、海外客船等は多人数である。また施設の構造的な規模、複雑さ等のリスクは、低層階、小型施設とは比較にならない程にリスクは増加する。企業、法人等は顧客を安全、迅速な避難活動のために、管理者、関係者の責務は高まっている。
企業人としての責務のために、顧客を避難させ、次に一般関係者を避難させ、最後に管理者は、全員が無事に避難したかを確認し避難するために、逃げ遅れ痛ましい事故等が発生している場合もある。
火災時には、炎、煙、有毒ガスの一酸化炭素(以下、COという)による、事故が発生する。避難者が、安全に避難しようとする際、避難階段、避難バルコニー、非常エレベータが、煙、CO等が充満し視界を遮り、CO中毒等により逃げ遅れる事故がある。
排煙設備は、法的に設置基準があり、例えば機械排煙の稼働、自然排煙口が均等に設置される。また、サーキュレータ(以下送風機という)229は固定、可動式どちらでも可能な方式を避難階段、避難バルコニー、非常エレベータの前方と、避難通路に設置する。可動式の送風機は、A火災報知器、B火災報知器の感知した、例示としてAの火災報知器に連動して、監視カメラ221、投光器、送風機は、Aの火災報知器の方向に向いて、撮影、投光、稼働する。
このような排煙設備(機械排煙機、自然排煙窓開口等)が設置されていても、火災が激しく延焼し、防炎垂れ壁を超えて、Z135、50、10、2ブロックからZ140、60、10、3ブロックへ延焼する場合がある。人間の行動に支障をきたす約20m前後の距離に近づくと、煙感知機が感知する。この場合、煙感知器SF1〜FS150、CO感知器CO1〜CO100が感知する。
監視装置100は、建物施設にいる避難者が安全に避難できる避難階段、避難バルコニー、非常エレベータ等の位置と、煙感知器の位置と、これらの離間距離をデータベースに記憶している。
ここでは、建物施設は、ブロックZ1〜Z250にブロック割されている。送風機は、排煙設備の排気口方向に向けて稼働し、煙、COを屋外へ排出する。火災の勢いが強く、別のブロック方向からも、煙、CO等の刺激臭が蔓延して、避難階段、避難バルコニー、非常エレベータに向けて、煙、COが流れてきた場合、監視装置100は、煙感知器SF1〜FS150、CO感知器CO1〜CO100の信号を検出し、当該ブロックの送風機を稼働させる。これによって、避難階段、避難バルコニー、非常エレベータの前方周囲に向けて煙、COを拡散する。視界を開くことができ、刺激臭を除去して、避難者が安全に避難することをサポートできる。
火災時において、監視装置100は、事態の深刻度によるモードに応じた処理を実行する。
上述したように、デジタルセフテイ・サポートシステム1000は、建物施設にWi−Fi子機201、RFIDリーダ202、iビーコン子機203、人感センサ211を設置し、関係者にRFIDタグを貸与し、携帯装置300を携帯させる。業務施設では、Wi−Fi子機201、RFIDリーダ202、人感センサ211、iビーコン子機203は常時稼働して、セキュリティ度を高め万全な業務をしている。また、営業施設は、顧客の通行、買物等に支障を与えるために、人感センサ211は平常時は、OFFにしている。
第1モードでは、火災報知器が感知し、監視装置100は、モニタ222やスピーカ223によりできるだけ早く、例えば5分間以内に誘導させる。顧客及びその他の関係者を安全に屋外に避難させることが大事である。発生後5分間で営業施設の顧客、関係者の大半が避難できた場合は、パニック、事故防止のために、人がどこに散在しているかを感知する人感センサ211は稼働させない。避難誘導制御時の処理の輻輳を防止し、顧客を確実に誘導避難させることに集中させることができる。
第2モードでは、火災報知器が感知し、5分間を経過以降、逃げ遅れた顧客、関係者を発見する。顧客、関係者は、建物施設より大半は避難するが、炎、煙、有毒ガス等に巻き込まれ、逃げ遅れる場合も想定される。監視装置100は、逃げ遅れた顧客、関係者を検出するために、各センサ(RFID,Wi−Fiなど)の信号を収集する。すなわち、監視装置100は、各センサを用いて不審者を判定するのではなく、逃げ遅れた人を検出する。例えば、RFIDリーダ202、携帯装置300を登録していない顧客及びその他の人員で逃げ遅れている人を検出する。一例を挙げると、建物施設のZ1ブロック〜Z250ブロックの、煙感知器SF1〜SF150のどこに、逃げ遅れているか、Wi−Fiが感知する。また、Z30ブロックの人感センサ211に、人がいることを、人感センサ211が感知する。監視装置100は、Z30の近くにいる関係者の携帯装置300へメール、レイアウト、画像、音声を送信する。関係者が管理者Z30に急行し、逃げ遅れている人を救助、避難させることができる。
第3モードでは、逃げ遅れた顧客に対するデジタルセフテイ・サポートシステム1000の制御でする。火災を火災報知器が感知後、10〜15分間経過すると建物施設の営業施設、業務施設に滞在している人は、管理者、関係者と逃げ遅れた顧客であると想定される。特に、営業施設に逃げ遅れた人を関係者、管理者は関係機関と協力して救助する。万一、関係者、管理者、関係機関者が炎、煙、有毒ガスが充満して、避難通路、階段、出入口が分からない場合は、監視装置100は、逃げ遅れた人達がいると推定されるZ120ブロック〜Z125ブロックのセンサに、監視カメラ221を連動さる。そして、監視装置100は、建物施設の内、外の関係者の携帯装置300へ、Z120ブロック〜Z125ブロックのレイアウトを送信する。これにより、炎、煙、有毒ガスに耐えられる耐熱防護服、酸素マスクに完全装備した関係者、関係機関者等が、2次被害を考慮しながら、逃げ遅れた人達がいるZ120ブロック〜Z125ブロックを捜索し、確実、迅速に避難誘導及び救護をサポートすることができる。
第4モードでは、火災を火災報知器が感知後、15分間以後に建物施設の営業施設、業務施設に滞在している人は、管理者、関係者と逃げ遅れた顧客であると想定される。監視装置100は、避難階段、避難施設、出入口の前方に設置した、スピーカ223より避難階段、避難施設、避難通路、出入口の配置された特徴を同避難階段、施設、出入口がることを放送する。関係者、管理者、関係機関者が炎、煙、有毒ガスが充満して、避難通路、階段、出入口が視界が遮られ分からない場合、音声により、建物残留者に案内することができる。ただし、火災の火元及び火災が激しく、火災報知器、有毒ガスが充満している場合には、スピーカによる、放送案内はしない。差し迫った状況における音声の誘導に従った避難で却って危険が高まる虞を未然に防止するためである。
以上説明したように、本実施の形態によれば、デジタルセフテイ・サポートシステム1000は、施設に設置されたセフティ関連装置200からの情報を取り込んで施設の状況を監視し、該施設の関係者が携帯する携帯装置300に情報を送信する。デジタルセフテイ・サポートシステム1000の監視装置100は、制御部110と、セフティ関連情報記憶DB135と、を備え、セフティ関連情報記憶DB135は、施設のレイアウトを含むセフティ関連情報を記憶する。また、セフティ関連情報記憶DB135は、施設に発生しうる緊急事態に対して、深刻度に応じた複数の対応パターンをn次モードとして記憶する。
制御部110は、複数の関係者がそれぞれ携帯する携帯装置の位置情報を取得する関係者位置情報取得手段111と、施設における上述の社外又は社内の不審者の位置情報を取得する不審者位置情報取得手段112と、不審者と判定した場合、セフティ関連情報記憶DB135のセフティ関連情報に基づいて不審者の位置からより遠い位置の避難場所を判定する避難場所判定手段113と、施設に発生する緊急事態を判定する緊急事態判定手段114と、判定した避難場所に関係者を避難誘導させる避難誘導制御を実行するとともに、緊急事態が発生した場合、緊急事態発生時からの経過時間又は緊急事態対処に伴うイベント発生に基づいて、n次モードを次のモードに段階的に移行し、該モードに応じた制御を実行する制御手段115と、を備える。
制御手段115は、関係者の携帯装置300に、不審者の位置からより遠い位置の避難場所への避難誘導情報を送信する。また、制御手段115は、関係者の携帯装置300に、不審者情報及び/又はセフティ関連情報を送信する。また、制御手段115は、セフティ関連装置200が防犯のために有する機器への施錠、情報アクセス装置のシャットダウン又は電源遮断、画像又は音による警告のうち、少なくともいずれか一つの避難誘導制御を実行する。
これにより、侵入者の位置より遠い出入口に避難誘導されるので、関係者は、侵入者(不審者)のいる現場から侵入者の位置より遠い出入口に人(例えば来店者)を避難誘導させることができる。また、侵入者に近い位置にいる関係者は、侵入者のいる位置とその判定側の避難場所を念頭に置いた行動ができるので、より適切な行動を取ることができる。
また、本実施形態では、事態の深刻度によるモードに応じて対応を異ならせるモード正制御を行うので、事態の深刻度に応じた過不足のない緊急事態制御を実行することができ、結果的には迅速な対応と、的確な対応とを両立させることができる。
以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されることはない。例えば、本実施の形態では、公衆回線として電話回線を使用する場合について説明したが、本発明はこの場合に限定されるものではなく、例えば公衆回線として無線通信回線、インターネット又はLAN等を使用してもよい。また、この公衆回線の種類に応じて、公衆回線が無線通信の場合は通信端末装置としてトランシーバーを、公衆回線がインターネット又はLANの場合は通信端末装置としてパーソナルコンピュータ又はパームトップコンピュータを利用してもよい。このように既存の公衆回線を利用してデジタルセフテイ・サポートシステムを構築することにより、デジタルセフテイ・サポートシステムの利用態様を拡げることができ、かつ、デジタルセフテイ・サポートシステムの構築コストを抑えることができる。
また、本実施の形態ではデジタルセフテイ・サポートシステム及び方法と言う名称を用いたが、これは説明の便宜上であり、デジタルスマート・セキュリティ、防犯システム、セキュリティ方法等であってもよい。
さらに、異常事態の検出には、公知のすべてが含まれる。例えば異常事態には、不審者の侵入又は接近がある。また、通報は、メールに限らずどのようなものでもよい。
また、本発明のデジタルセフテイ・サポートシステム及び方法は、コンピュータを本デジタルセフテイ・サポートシステム又は方法として機能させるためのプログラムでも実現される。このプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されていてもよい。
このプログラムを記録した記録媒体は、本デジタルセフテイ・サポートシステムのROMそのものであってもよいし、また、外部記憶装置としてCD−ROMドライブ等のプログラム読取装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なCD−ROM等であってもよい。
また、上記記録媒体は、磁気テープ、カセットテープ、フレキシブルディスク、ハードディスク、MO/MD/DVD等、又は半導体メモリであってもよい。
本発明に係るデジタルセフテイ・サポートシステム、方法及びプログラムは、法人・商業施設、事務所等において、リアルタイムで対応し、財産、生命と経済損失を未然に防止して利用効果は大きい。
31 認証カード(RFIDタグ)
100 監視装置
110 制御部
111 関係者位置情報取得手段
112 不審者位置情報取得手段
113 避難場所判定手段
114 緊急事態判定手段
115 制御手段
120 入力部
130 記憶部
135 セフティ関連情報記憶データベース(DB)(セフティ関連情報記憶手段,対応モード記憶手段)
140 表示部
150 出力部
160 顔情報データベース(DB)
170 画像処理部
180 インタフェース(I/F)部
190 通信部
200 セフティ関連装置
201 Wi−Fiターミナル(Wi−Fi子機)
202 RFIDリーダ
203 iビーコン子機
211 人感センサ
212 レーザレーダ
221 監視カメラ
222 モニタ
223 スピーカ
224 マイク
225 リレーボックス
226 電気錠
300 携帯装置
301 Wi−Fi個別識別機(Wi−Fi親機)
302 iビーコン親機
303 GPS
1000 デジタルセフテイ・サポートシステム
本発明に係るデジタルセフテイ・サポートシステムは、施設のレイアウトを含むセフティ関連情報を記憶するセフティ関連情報記憶手段と、前記施設における不審者の位置情報を取得する不審者位置情報取得手段と、前記セフティ関連情報記憶手段が記憶している前記セフティ関連情報に基づいて該不審者位置情報取得手段が取得した不審者の位置からより遠い位置を避難場所として判定する避難場所判定手段と、該避難場所判定手段が判定した避難場所に前記施設の関係者を避難誘導させる避難誘導制御を実行する制御手段と、前記施設における不審者に対して、深刻度に応じた複数の対応パターンをn次モード(nは、2以上の整数)として記憶する対応モード記憶手段と、緊急事態における警告に対する前記不審者の行動に応じた深刻度を判定する緊急事態判定手段とを備え、前記制御手段は、該緊急事態判定手段が判定した深刻度に応じて、前記n次モードの内の特定のモードに応じた制御を実行することを特徴とする。
さらに、前記施設における不審者に対して、深刻度に応じた複数の対応パターンをn次モード(nは、2以上の整数)として記憶する対応モード記憶手段と、緊急事態における警告に対する前記不審者の行動に応じた深刻度を判定する緊急事態判定手段とを備え、前記制御手段は、該緊急事態判定手段が判定した深刻度に応じて、前記n次モードの内の特定のモードに応じた制御を実行することにより、緊急事態における警告に対する前記不審者の行動に応じた深刻度に応じた過不足のない緊急事態制御を実行することができ、結果的には迅速な対応と、的確な対応とを両立させることができる。
本発明に係るデジタルセフテイ・サポート方法は、施設のレイアウトを含むセフティ関連情報を記憶するセフティ関連情報記憶ステップと、前記施設における不審者の位置情報を取得する不審者位置情報取得ステップと、前記セフティ関連情報記憶ステップが記憶した前記セフティ関連情報に基づいて該不審者位置情報取得ステップが取得した不審者の位置からより遠い位置を避難場所として判定する避難場所判定ステップと、該避難場所判定ステップが判定した避難場所に前記施設の関係者を避難誘導させる避難誘導制御を実行する制御ステップと、前記施設における不審者に対して、深刻度に応じた複数の対応パターンをn次モード(nは、2以上の整数)として記憶する対応モード記憶ステップと、緊急事態における警告に対する前記不審者の行動に応じた深刻度を判定する緊急事態判定ステップとを備え、前記制御ステップは、該緊急事態判定ステップが判定した深刻度に応じて、前記n次モードの内の特定のモードに応じた制御を実行することを特徴とする。
また、本発明は、コンピュータを、施設のレイアウトを含むセフティ関連情報を記憶するセフティ関連情報記憶手段と、前記施設における不審者の位置情報を取得する不審者位置情報取得手段と、前記セフティ関連情報記憶手段が記憶している前記セフティ関連情報に基づいて該不審者位置情報取得手段が取得した不審者の位置からより遠い位置を避難場所として判定する避難場所判定手段と、該避難場所判定手段が判定した避難場所に前記施設の関係者を避難誘導させる避難誘導制御を実行する制御手段と、前記施設における不審者に対して、深刻度に応じた複数の対応パターンをn次モード(nは、2以上の整数)として記憶する対応モード記憶手段と、緊急事態における警告に対する前記不審者の行動に応じた深刻度を判定する緊急事態判定手段とを備え、前記制御手段は、該緊急事態判定手段が判定した深刻度に応じて、前記n次モードの内の特定のモードに応じた制御を実行するデジタルセフテイ・サポートシステムとして機能させるためのプログラムである。
本発明に係るデジタルセフテイ・サポートシステムは、施設のレイアウトを含むセフティ関連情報を記憶するセフティ関連情報記憶手段と、前記施設において複数の関係者がそれぞれ携帯する携帯装置の位置情報を取得する関係者位置情報取得手段と、前記施設における不審者候補の位置情報を取得する不審者位置情報取得手段と、該不審者位置情報取得手段が取得した不審者候補の位置に最も近い前記携帯装置に前記不審者候補に関する情報を送信し、該携帯端末からの応答によって該不審者候補が不審者であることを判定する不審者判定手段と、該不審者判定手段が、前記不審者候補が不審者であると判定した場合に、さらに、前記関係者に装着され該関係者が腹圧を加えることによって非常信号を送信する加圧セキュリティ装置から該非常信号を受信する非常信号受信手段と、該非常信号受信手段が前記非常信号を受信した場合に、前記セフティ関連情報記憶手段が記憶している前記セフティ関連情報に基づいて該不審者位置情報取得手段が取得した不審者の位置からより遠い位置を避難場所として判定する避難場所判定手段と、該避難場所判定手段が判定した避難場所に前記施設の関係者を避難誘導させる避難誘導制御を実行する制御手段と、前記施設における不審者に対して、深刻度に応じた複数の対応パターンをn次モード(nは、2以上の整数)として記憶する対応モード記憶手段と、緊急事態における警告に対する前記不審者の行動に応じた深刻度を判定する緊急事態判定手段とを備え、前記制御手段は、該緊急事態判定手段が判定した深刻度に応じて、前記n次モードの内の特定のモードに応じた制御を実行することを特徴とする。
前記避難場所判定手段は、該関係者位置情報取得手段が取得した該携帯装置の位置及び前記不審者位置情報取得手段が取得した不審者の位置に基づいて不審者の位置からより遠い位置を該携帯装置ごとに避難場所として判定し、前記制御手段は、該携帯装置に該携帯装置ごとの避難場所への避難誘導情報を送信することで、各関係者はそれぞれの位置に応じた避難場所をリアルタイムに確認し、より安全に、かつ、迅速に避難することができる。
前記制御手段は、前記各携帯装置に、前記不審者候補に関する情報及び/又は前記セフティ関連情報を送信することで、リアルタイムに関係者が確認し、現場への急行と、関係機関へ通報できる。関係者は緊急事態の発生を、警備関係者、関係機関へ通報ができ、多数の来店者が混乱防止、安全、無事故で避難することができる。
前記制御手段は、前記施設に設置され防犯のために有する機器への施錠、情報アクセス装置のシャットダウン又は電源遮断、画像又は音による警告のうち、少なくともいずれか一つの避難誘導制御を実行することで、機密度が高い情報の抜き取りを防止でき、情報漏洩等防止を図ることができる。
本発明に係るデジタルセフテイ・サポート方法は、施設のレイアウトを含むセフティ関連情報を記憶するセフティ関連情報記憶ステップと、前記施設において複数の関係者がそれぞれ携帯する携帯装置の位置情報を取得する関係者位置情報取得ステップと、前記施設における不審者候補の位置情報を取得する不審者位置情報取得ステップと、該不審者位置情報取得ステップが取得した不審者候補の位置に最も近い前記携帯装置に前記不審者候補に関する情報を送信し、該携帯端末からの応答によって該不審者候補が不審者であることを判定する不審者判定ステップと、該不審者判定ステップが、前記不審者候補が不審者であると判定した場合に、さらに、前記関係者に装着され該関係者が腹圧を加えることによって非常信号を送信する加圧セキュリティ装置から該非常信号を受信する非常信号受信ステップと、該非常信号受信ステップが前記非常信号を受信した場合に、前記セフティ関連情報記憶ステップが記憶した前記セフティ関連情報に基づいて該不審者位置情報取得ステップが取得した不審者の位置からより遠い位置を避難場所として判定する避難場所判定ステップと、該避難場所判定ステップが判定した避難場所に前記施設の関係者を避難誘導させる避難誘導制御を実行する制御ステップと、前記施設における不審者に対して、深刻度に応じた複数の対応パターンをn次モード(nは、2以上の整数)として記憶する対応モード記憶ステップと、緊急事態における警告に対する前記不審者の行動に応じた深刻度を判定する緊急事態判定ステップとを備え、前記制御ステップは、該緊急事態判定ステップが判定した深刻度に応じて、前記n次モードの内の特定のモードに応じた制御を実行することを特徴とする。
また、本発明は、コンピュータを、施設のレイアウトを含むセフティ関連情報を記憶するセフティ関連情報記憶手段と、前記施設において複数の関係者がそれぞれ携帯する携帯装置の位置情報を取得する関係者位置情報取得手段と、前記施設における不審者候補の位置情報を取得する不審者位置情報取得手段と、該不審者位置情報取得手段が取得した不審者候補の位置に最も近い前記携帯装置に前記不審者候補に関する情報を送信し、該携帯端末からの応答によって該不審者候補が不審者であることを判定する不審者判定手段と、該不審者判定手段が、前記不審者候補が不審者であると判定した場合に、さらに、前記関係者に装着され該関係者が腹圧を加えることによって非常信号を送信する加圧セキュリティ装置から該非常信号を受信する非常信号受信手段と、該非常信号受信手段が前記非常信号を受信した場合に、前記セフティ関連情報記憶手段が記憶している前記セフティ関連情報に基づいて該不審者位置情報取得手段が取得した不審者の位置からより遠い位置を避難場所として判定する避難場所判定手段と、該避難場所判定手段が判定した避難場所に前記施設の関係者を避難誘導させる避難誘導制御を実行する制御手段と、前記施設における不審者に対して、深刻度に応じた複数の対応パターンをn次モード(nは、2以上の整数)として記憶する対応モード記憶手段と、緊急事態における警告に対する前記不審者の行動に応じた深刻度を判定する緊急事態判定手段とを備え、前記制御手段は、該緊急事態判定手段が判定した深刻度に応じて、前記n次モードの内の特定のモードに応じた制御を実行するデジタルセフテイ・サポートシステムとして機能させるためのプログラムである。
[監視装置100の監視制御]
(避難誘導制御)
図3は、デジタルセフテイ・サポートシステムの監視装置100の避難誘導制御処理を示すフローチャートである。本フローは、主に監視装置100の制御部110により実行される。
まず、ステップS41で、制御部110は、不審者・侵入者(以下、不審者という)候補を判定する。
上記ステップS41で不審者候補と判定した場合、ステップS42で制御部110は、不審者候補に近接した関係者の位置情報を取得する。
ステップS43では、制御部110は、取得した位置情報に基づいて、不審者候補に最も近い関係者の携帯装置300の位置を判定する。
ステップS44では、制御部110は、不審者候補の位置に最も近い関係者に優先的に、不審者候補に関する情報を送信する。例えば、制御部110は、メールにて音声・動画・不審者候補の位置情報(施設レイアウト上に印を付した情報など)を送信する。
この場合、不審者候補が、最も近い携帯装置300の位置から所定距離離れた場合、他の携帯装置300に対して、不審者候補に関する情報を送信するようにしてもよい。

Claims (8)

  1. 施設のレイアウトを含むセフティ関連情報を記憶するセフティ関連情報記憶手段と、
    前記施設における不審者の位置情報を取得する不審者位置情報取得手段と、
    前記セフティ関連情報記憶手段が記憶している前記セフティ関連情報に基づいて該不審者位置情報取得手段が取得した不審者の位置からより遠い位置を避難場所として判定する避難場所判定手段と、
    該避難場所判定手段が判定した避難場所に前記施設の関係者を避難誘導させる避難誘導制御を実行する制御手段と
    を備えることを特徴とするデジタルセフテイ・サポートシステム。
  2. 前記施設における不審者に対して、深刻度に応じた複数の対応パターンをn次モード(nは、2以上の整数)として記憶する対応モード記憶手段と、
    前記不審者の行動の緊急事態の深刻度を判定する緊急事態判定手段と
    を更に備え、
    前記制御手段は、該緊急事態判定手段が判定した深刻度に応じて、前記n次モードの内の特定のモードに応じた制御を実行することを特徴とする請求項1記載のデジタルセフテイ・サポートシステム。
  3. 前記対応パターンの一つが、情報アクセス装置のシャットダウン又は電源遮断を実行することであることを特徴とする請求項2記載のデジタルセフテイ・サポートシステム。
  4. 複数の前記関係者がそれぞれ携帯する携帯装置の位置情報を取得する関係者位置情報取得手段を更に備え、
    前記避難場所判定手段は、該関係者位置情報取得手段が取得した該携帯装置の位置及び前記不審者位置情報取得手段が取得した不審者の位置に基づいて不審者の位置からより遠い位置を該携帯装置ごとに避難場所として判定し、
    前記制御手段は、該携帯装置に該携帯装置ごとの避難場所への避難誘導情報を送信することを特徴とする請求項1又は2記載のデジタルセフテイ・サポートシステム。
  5. 前記制御手段は、前記関係者が携帯する携帯装置に、前記不審者情報及び/又は前記セフティ関連情報を送信することを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のデジタルセフテイ・サポートシステム。
  6. 前記制御手段は、前記セフティ関連装置が防犯のために有する機器への施錠、情報アクセス装置のシャットダウン又は電源遮断、視覚又は聴覚による警告のうち、少なくともいずれか一つの制御を実行することを特徴とする請求項1又は2記載のデジタルセフテイ・サポートシステム。
  7. 施設のレイアウトを含むセフティ関連情報を記憶するセフティ関連情報記憶ステップと、
    前記施設における不審者の位置情報を取得する不審者位置情報取得ステップと、
    前記セフティ関連情報記憶ステップが記憶した前記セフティ関連情報に基づいて該不審者位置情報取得ステップが取得した不審者の位置からより遠い位置を避難場所として判定する避難場所判定ステップと、
    該避難場所判定ステップが判定した避難場所に前記施設の関係者を避難誘導させる避難誘導制御を実行する制御ステップと
    を備えることを特徴とするデジタルセフテイ・サポート方法。
  8. コンピュータを、
    施設のレイアウトを含むセフティ関連情報を記憶するセフティ関連情報記憶手段と、前記施設における不審者の位置情報を取得する不審者位置情報取得手段と、前記セフティ関連情報記憶手段が記憶している前記セフティ関連情報に基づいて該不審者位置情報取得手段が取得した不審者の位置からより遠い位置を避難場所として判定する避難場所判定手段と、該避難場所判定手段が判定した避難場所に前記施設の関係者を避難誘導させる避難誘導制御を実行する制御手段とを備えるデジタルセフテイ・サポートシステム
    として機能させるためのプログラム。
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