JP4504825B2 - 災害時誘導システム、災害時誘導方法およびプログラム - Google Patents

災害時誘導システム、災害時誘導方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、建物の災害時における建物内の避難経路の算出するシステム、算出方法、算出プログラムに関する。
災害時に、適切な避難誘導が素早くなされることは、人の生存率を高める重要な要素である。適切な避難誘導が行われるためには、災害の発生場所の特定、災害の拡大方向、拡大速度、建物内における人の位置などが重要な要素である。
エレベータに乗った人数を計数することによって、多層階を有する建物の各階にいる人数を計数し、さらに身体障害者、要人、子供などの建物内にいる人の情報を管理し、建物の各場所に取り付けられたセンサによって災害を検知し、さらに計数された各階にいる人の人数を基に、中にいる人が避難すべき特定の階、もしくは複数の階からなる避難ゾーンを特定することによって、エレベータまたは階段ドアに誘導、案内する視聴覚的指示手段を用いて避難誘導を行うシステムが開示されている(例えば、特許文献1)
また、ICタグ、すなわちRFID(Radio Frequency Identification)を携帯し、そのICタグに目的地を行先情報として登録しておき、建物内に配置されているICタグリーダを内蔵した表示器システムがICタグ内に格納されている行先情報を読み取り、その行先情報に応じて適切な案内表示をするシステムが開示されている(例えば、特許文献2)。
特開2004−203623号公報(段落0017から0041) 特開2003−132435号公報(段落0050から0066)
しかしながら、刻々と変化する災害の状況や、同じ階における人の移動を検知し、その変化に合わせて、避難誘導をするシステムはなかった。
前記課題を解決するため、建物内の人に一意な識別情報を有する識別手段を携帯させ、情報処理手段が前記識別手段の位置を管理し、さらに建物内の各所に物理量検出手段を配置し、前記物理量検出手段から取得した情報を基に、災害地域、災害の拡大方向、拡大速度を算出し、さらに前記識別手段の位置と前記災害地域、災害の拡大方向、拡大速度を基に、避難経路を算出する情報処理手段を含んで構成することを特徴とする災害時誘導システムを提供する。
本発明によれば、災害の発生場所を素早く特定し、さらに時間的に変化する災害の拡大方向や拡大速度を素早く算出し、建物内の人の位置も時間的に管理することができるため、素早く適切な避難経路を提示することができる。
次に、本発明の実施形態について、図面を参照しながら、詳細に説明する。
(システムの構成)
図1は、本実施形態の災害時誘導システムの構成を示すブロック図の例である。図1に示すように、本実施形態の災害時誘導システム1は、温度・圧力・光などの物理量やそれらの変化量を検出し、適切な信号に変換し、ゲート5の通信部51を介してサーバ7に送るセンサノード2、個人の識別情報である入場者情報を保持し、また必要に応じて音声出力などを行う出力部を有するICタグ3、建物に入場する人の識別情報であると同時に、個人情報が格納されている入場者情報を入力し、入力された入場者情報をICタグ3の記憶部31に記録すると共に、入場者情報をサーバ7に送るICタグ発行装置4、ICタグ3の入場者情報を読み取ることで、人の移動を検出し、またセンサノード2からの信号を受信し、サーバ7に送るゲート5、建物内に設置され、サーバ7が算出した避難経路に従った表示を行う表示器6、センサノード2からの情報、ICタグ3からの情報などを基に避難経路の算出などを行うサーバ7、センサノード2の建物内の位置、ゲート5の建物内の位置などの災害誘導情報が格納されたデータベース8、データベース8に情報を入力する端末9を含んで構成される。
なお、図1に示したサーバ7は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスクドライブ、入出力インターフェースなどを含んで構成されるコンピュータを用いて具現され、サーバ7の各部は、このコンピュータのハードディスクドライブに格納されたプログラムをRAMに展開し、CPUが実行することで具現される。また、データベース8は、ハードディスクドライブの所定の領域を割り当てることで具現され、本実施形態では、データベース8は、サーバ7とは別体として構成されているが、一体化にしてもよい。
(センサノード)
センサノード2は、温度・圧力・光などの物理量やそれらの変化量を検出する素子であるセンサ21、センサ21からの出力値を監視し、センサ21の出力値が異常を示しているか否かを監視する監視部22、センサノードIDなどの情報を保持する記憶部23、サーバ7からの要求に応じ、センサ21の出力値に対する各種の演算を行い、センサ21からの出力値、あるいはセンサ21の出力値に対する各種の演算の結果とセンサノードIDを対応付ける演算部24、ゲート5との通信を行う通信部25を含んで構成される。
(ICタグ)
ICタグ3は、ICタグに一意の識別情報であるICタグIDと、個人の入場者情報を含んだ情報などを対応付けて保持する記憶部31、必要に応じて音声などの出力を行う出力部32、ゲート5、ICタグ発行装置4との通信を行う通信部33を含んで構成される。なお、出力部32は省略することも可能である。
(ICタグ発行装置)
ICタグ発行装置4は、例えばキーボードなどで構成された建物への入場者の個人情報などを入力する入力部42、入力部42によって入力された入場者情報をICタグ3の記憶部31に格納する記録部41、そしてICタグ3、サーバ7との通信を行う通信部43を含んで構成される。
(ゲート)
ゲート5は、ICタグ3(すなわち、ICタグ3を携帯した人)がゲート5を通過したか否かを監視する監視部54、ICタグ3がゲート5を通過したときにICタグ3の記憶部31に格納されている入場者情報を読み取り、ゲート5の記憶部53に格納されているゲートIDと対応付けるICタグ情報読取部52、前記したゲートIDなどの情報が格納されている記憶部53、センサノード2、ICタグ3、およびサーバ7との通信を行う通信部51を含んで構成される。
(表示器)
表示器6は、サーバ7が算出した避難経路に従って表示を行う表示部62、サーバ7との通信を行う通信部61を含んで構成される。
(サーバ)
サーバ7は、データベース8への情報の入力を行う入力部72、各種の演算、比較、照合、取得、算出などを行う演算部73、各種の判定、取得を行う判定部74、ゲート5、ICタグ発行装置4、表示器6などとの通信を行う通信部71を含んで構成される。
(データベース)
センサノード2の建物内の位置や、ゲート5の建物内の位置などを含んだ建物情報や、前記した入場者情報、後記するエリア情報などを含んだ災害誘導情報が格納されている。
(端末)
データベース8に、前記した各種の情報を入力する入力部91を含んで構成されている。
次に、データベース8に格納されている各情報について説明する。
図2は、エリア情報の例を示す図である。図2に示すように、エリア情報は、各エリアに付された番号であるエリアID、そのエリア内に現在存在する人の人数であるエリア内人数、出口を有するエリアには、その出口が許容できる人数、例えば単位時間当たりに出口を通過できる人の量である最大許容人数が含まれる。さらに、エリア情報は、そのエリア内にいる人が携帯しているICタグ3のICタグID、エリア内に存在するゲート5のIDであるゲートID、エリア内に存在する表示器6のIDである表示器ID、エリア内に存在するセンサノード2のIDであるセンサノードID、エリア内に存在する出口のIDである出口IDが含まれる。
図3は、入場者情報の例を示した図である。図3に示すように、入場者情報は、ICタグ3のICタグID、入場者の名前、年齢、障害の有無と種類などを含んだ情報が格納されている。
図4は、建物情報の例を示す図である。図4に示すように、建物情報は、エリアと出口の配置とエリアIDと出口ID、表示器6の配置と表示器ID、ゲート5の配置とゲートID、センサノード2の配置とセンサノードIDを含んで構成されている。これらは、例えばCADデータとして格納されており、これらの各設置物と通路などの建物100を構成する配置物の間の距離などが格納されている。また、建物情報は、前記した各情報に含まれていない詳細な通路の長さや部屋の各寸法などを格納した建物の寸法をさらに含んで構成されている。ここで、エリアとは、所定の規則によって、建物を区分した単位のこととする。また、出口には、窓など、ドア以外の出口も含むこととする。建物の寸法とは、建物の配置物や設置物に関する詳細な寸法が、例えばCADデータなどで、格納されている。
図5は、本発明の一実施形態におけるエリアと出口の配置の例を示す図である。図5に示すように、建物100は、部屋と通路によって仕切られ、4つの出口E1、E2、E3、E4を有する。また、出口E5から出口E11はそれぞれ窓であり、本実施形態では、窓も出口の一つとみなすこととする。それぞれの出口には、出口IDが付されており、出口の建物100内の配置と出口IDは、例えば図5のような形で、それぞれ対応付けられてデータベース8の建物情報に格納されている。
それぞれの出口、部屋の出入り口には、ゲート5が設けられている。ゲート5は、2つのアンテナで1対となっている。建物100は、ゲート5を基準としたエリアであるエリアA1からエリアA25に分けられている。これらのエリアには、エリアIDが付されており、エリアの建物100内の配置とエリアIDは、例えば図5のような形で、それぞれ対応付けられて、CADデータとして建物情報に格納されている。このCADデータには、図示しない寸法などの情報も格納されている。図5の破線は、エリアの境界線を示している。なお、図5から図8、および図17から図22において、破線はエリアの境界線を示すことととする。エリアの分け方は後記する。
なお、本実施形態では、建物100は1階建てを例としているが、多層階建てとしても、階段やエレベータを出口の一種とみなすことで、本発明を実施することができる。また、多層階建てとした場合は、階ごとに、エリアIDを付してもよいし、建物100全体に対し、エリアIDを通しで付してもよい。
図6は、本発明における一実施形態の表示器の配置の例を示す図である。図6に示すように、エリア1つに対し、少なくとも1つの表示器D11から表示器D254が設けられている。表示器6には、それぞれ表示器IDが付されており、表示器6の建物100内の配置と表示器IDは、例えば、図6のような形で、それぞれ対応付けられて、CADデータとしてデータベース8の建物情報に格納されている。このCADデータには、図示しない寸法などの情報も格納されている。本実施形態では、表示器6は、壁に設けられているが、床や天井に設けてもよい。
図7は、本発明における一実施形態のゲートの配置の例を示す図である。図7に示すように、出口(窓を含む)に1対、各部屋の出入り口に1対、通路などには所定の間隔で1対のゲートG1からゲートG39が設けられている。ゲート5には、それぞれゲートIDが付されており、ゲート5の建物100内の配置とゲートIDは、例えば、図7のような形で、それぞれ対応付けられて、CADデータとして建物情報に格納されている。このCADデータには、図示しない寸法などの情報も格納されている。本実施形態では、ゲート5によってエリアを分けている。すなわち、ゲート5と壁によって囲まれた区域を、本実施形態ではエリアと定義する。例えば、エリアA1は、ゲートG1,G2,G3と壁によって囲まれた区域のことであり、エリアA2は、ゲートG3,G4、G5,G12と壁によって囲まれた区域である。このため、1つのゲート5が2つのエリアに属することがある。例えば、ゲートG3は、エリアA1とエリアA2の2つのエリアに属している。
図8は、本発明における一実施形態のセンサノードの配置の例を示す図である。図8に示すように、センサノードSN11からセンサノードSN258が、床に設けられている。センサノード2には、それぞれセンサノードIDが付されており、センサノード2の建物100内の配置とセンサノードIDは、例えば、図8のような形で、それぞれ対応付けられて、CADデータとして建物情報に格納されている。このCADデータには、図示しない寸法などの情報も格納されている。本実施形態では、センサノード2は、床に設けられているが、天井や壁に設けられてもよい。
図5から図8に示す実施形態では、ゲート5は、部屋の出入り口に設けられ、原則として1エリアは1部屋となっているが、例えば、1部屋の中に複数のゲート5を配置することで、エリアをより小さくすることができる。その結果、より細かい人の移動を監視することが可能となる。なお、後記する図17から図22の実施形態において、エリアや出口の配置、表示器6やゲート5、センサノード2の配置に付いては、図5から図8に示す配置や符号を用いて説明することとする。
図1を参照しつつ、図9を参照して、本発明の災害時誘導システムの処理の流れを説明する。
図9は、本発明の災害時誘導システムの処理の流れを示すフローである。
まず、各種情報がデータベース8、ICタグ3の記憶部31に入力される(S101)。詳細は、図10を参照して後記する。
次に、ゲート5の監視部54は、ゲート5をICタグ3(すなわち、ICタグ3を携帯した人)が通過したか否かを判定する(S102)。判定の詳細は、後記する。ゲート5を通過したICタグ3がないときは(S102→No)、ステップS104へ処理を進める。ゲート5をICタグ3が通過したときは(S102→Yes)、ステップS103へ処理を進める。
ステップS103では、人の移動の検出が行われる。詳細は、図11を参照して後記する。
次に、センサノード2の監視部22は、常にセンサ21の出力を監視して、異常値を出力しているセンサ21があるか否かを、監視している(S104)。ここで、センサ21の出力値が異常値を示すとは、ある閾値を予め設定しておき、センサ21の出力値が、その閾値より大きい出力値を示すか、あるいはその閾値より小さい出力値を示すことであり、これらのいずれを選択するかは、センサノード2内のセンサ21の種類によって決まる。本実施形態では、災害は火災であるとし、センサ21に温度センサを用い、異常値を示すとは、温度センサの出力値が予め設定していた閾値より大きい値を示すことをいうこととする。建物内の全てのセンサ(温度センサ)の出力値が、閾値以下であった場合(S104→No)、ステップS102へ、処理を戻す。閾値より大きい出力値を示すセンサ21が存在した場合(S104→Yes)、サーバ7の演算部73は、データベース8から建物情報を取得し、取得した建物情報のエリアと出口の配置とエリアIDと出口ID、およびゲート5の配置とゲートIDから全てのエリアのエリアIDと全てのゲート5のゲートIDを避難経路の候補として記憶する(S105)。次に、センサノード2の監視部22は、火災発生と判定し、サーバ7の演算部73に対し、建物内の全てのセンサノード2のセンサ21(以下、各センサ21と記す)の出力値とセンサノードIDを集めるよう、センサノード2の通信部25、ゲート5の通信部51、サーバ7の通信部71を介して指示する。次に、ステップS106へ処理を進める。
ステップS106では、サーバ7の演算部73が、各センサ21の出力値(α)とセンサノードIDを取得し、取得した各センサ21の出力値(α)とセンサノードIDとステップS105で取得した建物情報を基に、火災発生地域の特定が行われる。詳細は、図12を参照して後記する。
そして、ステップS107では、ステップS106、具体的には後記する図12のステップS406から第1の所定時間後に、サーバ7の演算部73が、各センサノード2からセンサ21の出力値(β)とセンサノードIDを取得し、取得した各センサ21の出力値(β)とセンサノードIDとステップS105で取得した建物情報を基に、避難経路の決定が行われる。詳細は、図13を参照して後記する。
次に、ステップS106、もしくはステップS116から、第2の所定時間後に、各センサノード2の演算部24は、各センサ21の現在の出力値とセンサノードIDをセンサノード2の通信部25、ゲート5の通信部51、サーバ7の通信部71を介して、サーバ7の演算部73とサーバ7の判定部74へ送る。サーバ7の判定部74は、ステップS106で取得した第2の所定時間前の各センサ21の出力値(α)と、現在の各センサ21の出力値を比較、もしくは後記するステップS604でサーバ7の演算部73が記憶した1ループ前の各センサ21の出力値を、サーバ7の演算部73がサーバ7の判定部74へ送り、サーバ7の判定部74が1ループ前の各センサ21の出力値と現在の各センサ21の出力値を比較し、新たに異常値を示したセンサ21を有するセンサノード2が存在するか否かを判定する(S108)。新たに異常値を示したセンサ21を有するセンサノード2が存在しない場合は(S108→No)、ステップS112へ処理を進める。新たに異常値を示したセンサ21を有するセンサノード2が存在する場合は(S108→Yes)、サーバ7の判定部74が、新たに異常値を示したセンサ21を有するセンサノード2のセンサノードIDを特定し、サーバ7の演算部73へ送る。
次に、火災の拡大方向、拡大速度の算出が行われる(S109)。詳細は、図14を参照して後記する。
次に、サーバ7の判定部74は、ステップS105でサーバ7の演算部73が取得した建物情報と、ステップS109で算出した火災の拡大方向、拡大速度を取得し、所定時間以内に火災が到達するおそれのあるエリア、もしくはゲート5が存在するか否かを判定する(S110)。具体的には、建物情報の建物の寸法と、火災の拡大方向、拡大速度を用いて、所定時間以内に火災が到達するエリア、もしくはゲート5が存在するか否かを判定する。所定時間以内に、火災が到達するおそれのあるエリア、もしくはゲート5が存在しないときは、ステップS112へ処理を進める(S110→No)。所定時間以内に、火災が到達するおそれのあるエリア、もしくはゲート5が存在する場合は(S110→Yes)、サーバ7の判定部74がそのエリアのエリアID、もしくはゲート5のゲートIDを特定し、サーバ7の演算部73に送る。
次に、避難経路の変更が行われる(S111)。詳細は、図15を参照して後記する。
そして、表示器6による避難経路の表示が行われる(S112)。詳細は、後記する。
次に、ゲート5の監視部54は、ゲート5をICタグ3が通過したか否かを判定する(S113)。ゲート5を通過したICタグ3がないときは(S113→No)、ステップS115へ処理を進める。ゲート5をICタグ3が通過したときは(S113→Yes)、ステップS114へ処理を進める。ステップS113の処理は、ステップS102の処理と同一である。
ステップS114では、人の移動の検出が行われる。詳細は、図11を用いて後記する。
続いて、建物内の人の分散の計算が行われる(S115)。詳細は、図16を用いて後記する。
次に、サーバ7の判定部74は、一連の処理の結果に基づき、建物内に人が残っているか否かを、各エリアのエリア情報のエリア内人数を参照することによって判定する(S116)。その結果、建物内に人が残っている場合は(S116→Yes)、ステップS108へ処理を戻す。建物内に人が残っていない、すなわち全てのエリア情報内のエリア内人数が0であれば(S116→No)、避難は完了しているので処理を終了する。
(各種情報の入力)
次に、適宜図1、図9を参照しつつ、図10を参照して図9のステップS101の各種情報の入力の処理を詳細に説明する。
図10は、各種の情報の入力の流れを示すフローである。
まず、サーバ7、あるいは端末9のキーボードなどで構成された入力部72,91によって、建物情報と、ICタグID以外のエリア情報がデータベース8に入力される(S201)。
次に、建物に入場しようとする人(入場者)がいると、建物の入り口にあるICタグ発行装置4の入力部42を介して入場者の情報、すなわち入場者情報がキーボードなどを介して入力される(S202)。次に、ICタグ発行装置4の入力部42は、ICタグ発行装置4の記録部41に入場者情報を送る。そして、ICタグ発行装置4の記録部41が、ICタグ発行装置4の通信部43、ICタグ3の通信部33を介して、ICタグ3の記憶部31に入場者情報を記録する(S203)。入場者情報を記録されたICタグ3は、図示しないICタグ発行装置4の発行部によって発行される(S204)。なお、ICタグIDは、本実施形態では、予めICタグ3の記憶部31に格納されているが、ICタグ発行装置4の記録部41が、ICタグ3に入場者情報を記録するたびに、図示しないICタグ発行装置4の発行部がICタグIDを発行し、ICタグ発行装置4の通信部43、ICタグ3の通信部33を介して、ICタグ3の記憶部31にICタグIDを記録してもよい。入場者は、発行されたICタグ3を携帯して建物内に入る。次に、ICタグ発行装置4の入力部42が入場者情報を、ICタグ発行装置4の通信部43、サーバ7の通信部71を介して、データベース8に送る。送られた入場者情報は、データベース8の入場者情報に格納される(S205)。そして、入場者が建物内に入ると、後記する人の移動の検出(S103)が行われ、入場者が最初に訪れるエリアのエリア情報に、ICタグIDが格納される。
(人の移動の検出)
次に、適宜図1、図9を参照しつつ、図11を参照して図9におけるステップS102のゲート5をICタグ3が通過したか否かの判定の処理、ステップS103、およびステップS114の人の移動の検出の処理を詳細に説明する。
まず、ステップS102の処理を説明する。ゲート5の監視部54は図示しないアンテナから無線電波を送信している。この無線電波は、ゲート5間を通過したときのみICタグ3が受信できるような指向性に調節されている。ICタグ3がゲート5を通過すると、ゲート5からの無線電波をICタグ3の図示しないアンテナが受信し、その電波エネルギによりICタグ3が起動する。そして、起動したICタグ3は図示しないアンテナからゲート5に対し、ICタグ3の記憶部31に格納されている所定のデータ(本実施形態では、入場者情報)を、ICタグ3の通信部33、ゲート5の通信部51を介して、ゲート5の監視部54に返信することで、ゲート5の監視部54はICタグ3を携帯した人の通過を判定する。
図11は、図9のステップS103、およびステップS114の人の移動の検出の処理の流れを示すフローである。
ゲート5によって、ICタグ3の通過が判定されると、ICタグ3が通過したゲート5のICタグ情報読取部52が、ゲート5の監視部54から、ICタグ3によって返信された入場者情報を取得する(S301)。次に、ゲート5のICタグ情報読取部52は、ICタグ3が通過したゲート5の記憶部53からゲートIDを取得し、取得し入場者情報とゲートIDを対のデータとして、ゲート5の通信部51、サーバ7の通信部71を介して、サーバ7の演算部73へと送る(S302)。
次に、サーバ7の演算部73は、ゲート5のICタグ情報読取部52から送られたゲートIDをキーに、データベース8のエリア情報を検索し(S303)、該当するエリア情報をデータベース8から取得する(S304)。次に、サーバ7の演算部73は、ステップS302で、ゲート5のICタグ読取部52から送られたICタグ3から取得した入場者情報からICタグIDを取得する(S305)。さらに、サーバ7の演算部73は、ステップS304で取得したエリア情報から、ゲート5を通過したICタグ3のICタグIDが、どちらのエリア情報に含まれているかを検索する(S306)。次に、サーバ7の演算部73が、エリア情報の更新を行う(S307)。エリア情報の更新とは、サーバ7の演算部73が、ゲート5を通過した人(すなわち、エリアを移動した人)が、ゲート5通過前にいたエリアのエリア情報に格納されているエリア内人数から移動した人数を減算し、ゲート5通過前のエリアのエリア情報に格納されているICタグIDを削除し、移動先のエリア情報に格納されているエリア内人数を移動した人数分加算し、移動した人が携帯しているICタグ3のICタグIDを、移動先のエリア情報に加えることである。これによって、各エリア間の人の移動を監視することが可能となる。次に、サーバ7の演算部73は、こうして得られた新しいエリア情報を、データベース8に格納する(S308)。
適宜図1と、図9、図11を参照しつつ、図17と図18を参照して図9のステップS102から図11のステップS308までの処理を具体的に示した実施形態を示す。
図17は、本発明の一実施形態を示す図であり、建物100内の人の様子を模式的に示した図である。
そして、図18は、本発明の一実施形態を示す図であり、建物100内の人の様子をデータとして示した模式図である。図18に示すように、コンピュータにおいて、建物100内の各人の位置はエリア内にいる人の人数として、認識される。実際には、データベース8内のエリア情報のエリア内人数によって、図18の情報は管理されることになる。
まず、最初に建物100内には、エリアA1に1人、エリアA2に1人、エリアA3に2人、エリアA7に1人、エリアA11に1人、エリアA12に3人、エリアA13に2人、エリアA14に1人、エリアA19に2人、エリアA20に1人、エリアA24に1人、エリアA25に1人の人がいたとする。このうち、エリアA12にいたICタグT1(ICタグ3)を携帯した人H1が、ゲートG17を通過して、エリアA12からエリアA11へ移動したとする。
ゲート5の監視部54は図示しないアンテナから無線電波を送信している。この無線電波は、ゲート5間を通過したときのみICタグ3が受信できるような指向性に調節されている。ICタグT1がゲートG17(ゲート5)を通過すると、ゲートG17からの無線電波をICタグT1の図示しないアンテナが受信し、その電波エネルギによりICタグT1が起動する。そして、起動したICタグT1は図示しないアンテナからゲートG17に対し、ICタグT1の記憶部31に格納されている所定のデータ(本実施形態では、入場者情報)を、ICタグT1の通信部33、ゲートG17の通信部51を介して、ゲートG17の監視部54に返信することで、ゲートG17の監視部54はICタグT1を携帯した人の通過を判定する(S102)。
こうして、ゲートG17の監視部54が、ICタグT1の通過を検知する(S102→Yes)。
ゲート5によって、ICタグT1の通過が判定されると、ICタグT1が通過したゲートG17のICタグ情報読取部52が、ゲートG17の監視部54から、ICタグT1によって返信された入場者情報を取得する(S301)。次に、ゲートG17のICタグ情報読取部52は、ICタグT1が通過したゲートG17の記憶部53からゲートIDを取得し、さらに取得し入場者情報とゲートIDを対のデータとして、ゲートG17の通信部51、サーバ7の通信部71を介して、サーバ7の演算部73へと送る(S302)。
次に、サーバ7の演算部73は、ゲートG17のICタグ情報読取部52から送られたゲートIDをキーとしてデータベース8のエリア情報を検索する(S303)。ゲートG17は、エリアA11とエリアA12に属しているため、エリアA11とエリアA12のエリア情報をサーバ7の演算部73がデータベース8から取得する(S304)。次に、サーバ7の演算部73は、ステップS302でゲートG1のICタグ情報読取部52から送られた入場者情報からICタグIDを取得する(S305)。さらに、サーバ7の演算部73は、ステップS304で取得したエリアA11のエリア情報とエリアA12のエリア情報から、ICタグT1のICタグIDが、どちらのエリア情報に含まれているかを検索する(S306)。この場合、ICタグT1のICタグIDが含まれているのは、移動前のエリアであるエリアA12のエリア情報である。次に、サーバ7の演算部73が、エリア情報の更新を行う(S307)。本実施形態では、エリアA12のエリア情報のエリア内人数から1人減算し、さらにエリアA12のエリア情報のICタグIDから、ICタグT1のICタグIDを削除する。そして、エリアA11のエリア情報のエリア内人数を1人加算し、エリアA11のエリア情報のICタグIDにICタグT1のICタグIDを追加する。すなわち、図18に示すようにエリアA11のエリア内人数は1人から2人になり、エリアA12のエリア内人数は3人から2人となる。次に、サーバ7の演算部73は、こうして得られた新しいエリア情報を、データベース8に格納する(S308)。
(火災発生地域の特定)
次に、適宜図1、図9を参照しつつ、図12を参照して図9におけるステップS106の火災発生地域の特定の処理を詳細に説明する。
図12は、火災発生地域の特定の処理の流れを示すフローである。
ステップS104で、センサノード2の監視部22から指示を受けたサーバ7の演算部73は、建物内の全てのセンサノード2(以下、各センサノード2と記す)の演算部24に対し、各センサ21の出力値(α)と各センサノードIDを取得して、記憶し、さらにサーバ7の演算部73へ送るよう、サーバ7の通信部71、ゲート5の通信部51、センサノード2の通信部25を介して指示する。そして、各センサノード2の演算部24は、各センサノード2のセンサ21の出力値(α)とセンサノード2の記憶部23からセンサノードIDを取得して、記憶する(S401)。
次に、各センサノード2の演算部24は、取得した各センサ21の出力値(α)と各センサノードIDとを対のデータとして、センサノード2の通信部25、ゲート5の通信部51、サーバ7の通信部71を介して、サーバ7の演算部73へ送る(S402)。
次に、サーバ7の演算部73が、取得した各センサ21の出力値(α)を比較し、最も大きな出力値を示しているセンサ21が属しているセンサノード2のセンサノードIDを取得する(S403)。
次に、図9のステップS105でサーバ7の演算部73が取得した建物情報のセンサノード2の配置とセンサノードIDと、ステップS403で取得した最も大きな出力値を示したセンサノードIDとを照合する(S404)。サーバ7の演算部73は、ステップS403で取得した最も大きな出力値を示したセンサ21が属しているセンサノードIDをもつセンサノード2付近を火災発生地域と特定し、火災発生地域のエリアIDをデータベース8から取得する(S405)。
次に、サーバ7の演算部73が、ステップS405で取得したエリアIDを、図9のステップS105で記憶した避難経路の候補から削除する(S406)。
適宜図1、図5、図7、図8、図9、図12を参照しつつ、図19を参照して図9のステップS104から図12のステップS406までの処理を具体的に示した実施形態を示す。
図19は、本発明の一実施形態を示す図である。
図19において、建物100内の人は図示しないこととする。なお、本実施形態では、センサノード2に含まれているセンサ21は温度センサとする。温度センサの最大出力値は、例えば100、センサノード2の監視部22が、異常を検知する閾値は、例えば50であり、これ以上の出力値を異常とすることとする。
ここで、図19に示す斜線部位の位置に火災が発生したとする。センサノードSN33(センサノード2)の監視部22が、センサノードSN33のセンサ21の出力値に異常を検知し(S104→Yes)、サーバ7の演算部73は、データベース8から建物情報を取得、記憶し、取得した建物情報から全てのエリア(図5に示すエリアA1からエリアA25)と全てのゲート5(図7に示すゲートG1からゲートG39)を避難経路の候補として記憶する(S105)。次に、センサノードSN33の監視部22は、火災発生と判定し、サーバ7の演算部73に対し、各センサノード2(図8に示す前センサノードSN11からセンサノードSN258)のセンサ21の出力値とセンサノードIDを集めるよう、センサノード2の通信部25、ゲート5の通信部51、サーバ7の通信部71を介して指示する。
次に、指示を受けたサーバ7の演算部73は、各センサノード2の演算部24に対し、各センサ21の出力値(α)と各センサノードIDを取得して、記憶し、さらにサーバ7の演算部73へ送るよう、サーバ7の通信部71、各ゲート5の通信部51、各センサノード2の通信部25を介して指示する。そして、各センサノード2の演算部24は、各センサノード2のセンサ21の出力値(α)とセンサノード2の記憶部23からセンサノードIDを取得して、記憶する(S401)。
次に、各センサノード2の演算部24は、取得した各センサ21の出力値(α)と各センサノードIDとを対のデータとして、各センサノード2の通信部25、各ゲート5の通信部51、サーバ7の通信部71を介して、サーバ7の演算部73へ送る(S402)。
次に、サーバ7の演算部73が、取得した各センサ21の出力値(α)を比較し、最も大きな出力値を示しているセンサ21のセンサノードIDを取得する(S403)。本実施形態では、センサノードSN33のセンサ21からの出力値が最も大きかったとする。
次に、図9のステップS105でサーバ7の演算部73が取得した建物情報のセンサノード2の配置とセンサノードIDと、ステップS403で、取得した最も大きな出力値を示したセンサ21が属するセンサノードIDとを照合する(S404)。例えば、データベース8に建物情報のセンサノード2の配置とセンサノードIDが、図8の形で、入っているとすると、センサノードSN33は、エリアA3の図8に示す位置に位置しており、サーバ7の演算部73は、この付近を火災発生地域と特定し、火災発生地域のエリアすなわちエリアA3のエリアIDをデータベース8から取得する(S405)。次に、サーバ7の演算部73はエリアA3のエリアIDを、ステップS105で記憶した避難経路の候補から削除する(S406)。
(避難経路の決定)
次に、適宜図1、図9、図12を参照しつつ、図13を参照してステップS107の避難経路の決定の処理を詳細に説明する。
図13は、避難経路の決定の処理の流れを示す図である。
まず、図12のステップS406の処理から第1の所定時間後に、サーバ7の演算部73は各センサノード2の演算部24に、各センサ21の出力値とセンサノードIDを各センサ21と各センサノード2の記憶部23から取得して記憶するよう、サーバ7の通信部71、ゲート5の通信部51、センサノード2の通信部25を介して指示する。指示を受けた各センサノード2の演算部24は、各センサ21の出力値(β)とセンサノード2の記憶部23からセンサノードIDを取得、記憶する(S501)。そして、各センサノード2の演算部24は、サーバ7の演算部73へ、取得した各センサ21の出力値(β)とセンサノードIDを対のデータとしてセンサノード2の通信部25、ゲート5の通信部51、サーバ7の通信部71を介して送る。
次に、サーバ7の演算部73が、ステップS105でサーバ7の演算部73が取得し、記憶した建物情報と、各センサノード2から送られてきた現在の出力値(β)とセンサノードIDとを照合し(S502)、現在の火災地域を特定し、火災地域のエリアIDを取得する(S503)。具体的には、建物情報の中に格納されているセンサノード2の配置とセンサノードIDと、ステップS501で、サーバ7の演算部73が取得した各センサノードIDと、そのセンサノードIDに対応した現在の出力値(β)とをサーバ7の演算部73が照合する。
次に、ステップS503で取得したエリアIDをステップS105で記憶した避難経路の候補から削除する(S504)。
次に、サーバ7の演算部73は、ステップS502の照合結果をサーバ7の判定部74に送る。次に、サーバ7の判定部74は、建物情報をデータベース8から取得する。そして、サーバ7の判定部74は、取得した建物情報の建物の寸法に関する情報を基に、現在の火災地域から所定距離以内にゲート5が存在するか否かを判定する(S505)。現在の火災地域から、所定距離以内にゲート5が存在しないときは、ステップS507へ処理を進める(S505→No)。現在の火災地域から所定距離以内にゲート5が存在するときは、現在の火災地域から所定距離以内にあるゲート5のゲートIDを特定し、特定したゲートIDをサーバ7の演算部73に送る(S505→Yes)。サーバ7の演算部73は、現在の火災地域から所定距離以内に存在するゲート5のゲートIDを、ステップS105で記憶した避難経路の候補から削除する(S506)。
次に、サーバ7の演算部73は、建物情報と、ステップS504、ステップS506の処理で残ったエリアとゲート5を基に、避難経路を決定する(S507)。避難経路を決定する方法は、予め行っておいたシミュレーションに基づいてもよいし、避難経路決定のアルゴリズムを予め決めておいてもよい。
次に、適宜図1、図8、図13を参照しつつ、図20を参照してステップS501からステップS507までの処理を具体的に示した実施形態を示す。
図20は、本発明の一実施形態を示す図である。
なお、本図では建物100内の人は、図示しないものとする。
図12のステップS406の処理から第1の所定時間後に、火災は図19に示す状態から図20に示す状態に拡大したとする。図20のエリアA3における斜線部は、火災地域を示す。
このとき、サーバ7の演算部73は各センサノード2(図8に示すセンサノードSN11からセンサノードSN258)の演算部24に、各センサ21の出力値(β)とセンサノードIDを各センサ21とセンサノード2の記憶部23から取得して記憶するよう、サーバ7の通信部71、ゲート5の通信部51、センサノード2の通信部25を介して指示する。指示を受けた各センサノード2の演算部24は、サーバ7の演算部73へ各センサ21の出力値(β)とセンサノード2の記憶部23からセンサノードIDを取得、記憶する(S501)。そして、センサノード2の演算部24は、取得した現在の各センサ21の出力値(β)とセンサノードIDを対のデータとして、センサノード2の通信部25、ゲート5の通信部51、サーバ7の通信部71を介して送る。
サーバ7の演算部73が、ステップS105でサーバ7の演算部73が取得し、記憶した建物情報と、各センサノード2から送られてきた現在の出力値(β)とセンサノードIDとを照合し(S502)、現在の火災地域を特定し、火災地域のエリアIDを取得する(S503)。具体的には、建物情報の中に格納されているセンサノード2の配置とセンサノードIDと、ステップS501で、サーバ7の演算部73が取得した各センサノードIDと、そのセンサノードIDに対応した現在の出力値(β)とをサーバ7の演算部73が照合する。本実施形態では、センサノードSN31、SN32,SN33,SN35,SN36が異常値を示している。これにより、これらのセンサノード2が属するエリアA3がサーバ7の演算部73によって火災地域と特定され、エリアA3のエリアIDが取得される。
ステップS503で取得したエリアIDをステップS105で記憶した避難経路の候補から削除する(S504)。本実施形態では、エリアA3のエリアIDが、ステップS105で記憶した避難経路の候補から削除されることになるが、エリアA3は、図19に示す実施形態において、既に避難経路の候補から削除されているので、ここでは何も実行しない。
次に、サーバ7の演算部73は、ステップS502の照合結果をサーバ7の判定部74に送る。そして、サーバ7の判定部74は、建物情報をデータベース8から取得する。次に、サーバ7の判定部74は、取得した建物情報の建物の寸法に関する情報を基に、現在の火災地域から所定距離以内にゲート5が存在するか否かを判定、特定する(S505)。本実施形態では、ゲートG5、G6が特定されたとする(S505→Yes)。次に、サーバ7の判定部74は、特定したゲート5(本実施形態では、ゲートG5,G6)のゲートIDをサーバ7の演算部73に送り、現在の火災地域から所定距離以内に存在するゲート5のゲートIDを、ステップS105で記憶した避難経路の候補から削除する(S506)。本実施形態では、ゲートG5、G6とが、現在の火災地域から所定距離以内に存在するため、避難出口あるいは避難経路の候補から削除する。
次に、サーバ7の演算部73は、建物情報と、ステップS506の処理で残ったエリアとゲート5を基に、避難経路を決定する(S507)。例えば,図20の矢印で示すような経路を避難経路とする。避難経路を決定する方法は、予め行っておいたシミュレーションに基づいてもよいし,避難経路決定のアルゴリズムを予め決めておいてもよい。
(火災の拡大方向、拡大速度の算出)
次に、適宜図1、図9、図12を参照しつつ、図14を参照して図9のステップS109における火災の拡大方向、拡大速度の算出の処理を詳細に説明する。
図14は、火災の拡大方向、拡大速度の算出の処理の流れを示すフローである。
まず、サーバ7の演算部73は、図9のステップS105でサーバ7の演算部73が取得した建物情報と、図9のステップS108で、サーバ7の判定部74が特定し、サーバ7の演算部73へ送った新たに異常値を示したセンサ21が属するセンサノード2のセンサノードIDとを照合する(S601)。具体的には、建物情報のセンサノード2の配置とセンサノードIDの情報と、ステップS108で特定したセンサノードIDを照合する。
次に、サーバ7の演算部73は、ステップS601の照合結果と、図12のステップS404、もしくは1ループ前のステップS601の結果(後記するS604の結果)を照合して、火災の拡大方向を算出し(S602)、続いて火災の拡大速度を算出し(S603)、算出した火災の拡大方向と拡大速度を、サーバ7の判定部74へ送る。さらに、サーバ7の演算部73が、現在の各センサ21の出力値とセンサノードID、さらにステップS601の結果を次のループにおける火災の拡大方向、拡大速度の算出のために記憶する(S604)。火災の拡大方向は、新たに異常値を示したセンサ21が属するセンサノード2の位置と、第2の所定時間前に異常値を示していたセンサ21が属するセンサノード2の位置を比較することで特定でき、拡大速度は第2の所定時間以内に、拡大方向に向かって、いくつのセンサノード2のセンサ21が新たに異常値を示したかによって算出することができる。また、所定時間以内に、拡大方向に対する1つ分のセンサノード2間の距離が格納されている建物情報のセンサノード2の配置とセンサノードIDの情報からセンサノード2間の距離を参照することによって、火災の拡大速度を算出してもよい。
(避難経路の変更)
次に、適宜図1、図9を参照しつつ、図15を参照して避難経路の変更の処理を詳細に説明する。
図15は、避難経路の変更の処理の流れを示すフローである。
まず、サーバ7の演算部73は、図9のステップS110でサーバ7の判定部74から送られたエリアIDとゲートIDを、所定時間以内に火災が到達するおそれのあるエリア、もしくはゲート5のエリアID、ゲートIDとして記憶する(S701)。
さらに、サーバ7の判定部74は、データベース8から建物情報を取得し、ステップS701で記憶したエリア、あるいはゲート5を通らないと避難できないエリアがあるか否かを判定する(S702)。具体的には、サーバ7の判定部74が、図9のステップS110で特定したエリアから最も近い出口までの経路を建物情報のエリアと出口の配置とエリアIDと出口IDから検索し、特定する。図9のステップS110で特定したエリア、ゲート5を通らないと避難できないエリアが存在しない場合は、ステップS705へ処理を進める(S702→No)。ステップS110で特定したエリアとゲート5を通らないと避難できないエリアが存在する場合は、そのエリアとゲート5を特定し、ステップS703へ処理を進める(S702→Yes)。
ステップS703は、サーバ7の判定部74が、ステップS702で特定したエリアのエリア情報を、データベース8から取得し、そのエリア情報のエリア内人数を検索することによって、ステップS702で特定したエリア内に人がいるか否かを判定する(S703)。ステップS702で特定したエリア内に人がいない場合は(S703→No)、ステップS705へ処理を進める。ステップS702で特定したエリア内に人がいる場合は(S703→Yes)、ステップS704へ処理を進める。
ステップS704では、サーバ7の判定部74が、ステップS704の結果をサーバ7の演算部73へ送り、サーバ7の演算部73はステップS702で特定したエリアにおける避難経路を保持しておく処理を行う。
次に、サーバ7の演算部73が、ステップS701でサーバ7の演算部73が記憶したエリアとゲート5を、図9のステップS105で、サーバ7の演算部73が記憶した避難経路の候補から削除する。しかし、ステップS704が実行されていた場合、ステップS704で保持するよう処理されたエリアの避難経路は保持する処理を行う。
次に、サーバ7の演算部73が、残ったエリアとゲート5を基に避難経路を変更する(S705)。
次に、適宜図1、図8、図9、図12、図13、図14および図15を参照しつつ、図21を参照して図9のステップS108から図15のステップS705までの処理を具体的に示した実施形態を示す。
図21は、本発明の一実施形態を示す図であり、図19から第2の所定時間後の建物100の様子を示した図である。図20から図21にかけて、火災は拡大していないものとする。
なお、本図では建物100内の人は、図示しないものとする。
前記したステップS406の処理から所定時間後に、各センサノード2(図8に示すセンサノードSN11からセンサノードSN258)の演算部24は、各センサ21の現在の出力値と、センサノードIDをセンサノード2の通信部25、ゲート5の通信部51、サーバ7の通信部71を介して、サーバ7の演算部73とサーバ7の判定部74へ送る。サーバ7の判定部74は、図12のステップS401でサーバ7の演算部73が取得した第2の所定時間前の各センサ21の出力値(α)と、取得した現在の各センサ21の出力値を比較し、新たに異常値を示したセンサ21を有するセンサノード2が存在するか否かを判定し(S108)、サーバ7の演算部73へ結果を送る。本実施形態では、新たに異常値を示したセンサノード2のセンサ21は、センサノードSN31,SN32,SN35,SN36のセンサ21であることを、サーバ7の判定部74が特定し(S108→Yes)、サーバ7の演算部73へ送った。
次に、サーバ7の演算部73は、図9のステップS105でサーバ7の演算部73が取得した建物情報と、図9のステップS108で、サーバ7の判定部74が特定した新たに異常値を示したセンサノード2のセンサノードIDとを照合する(S601)。具体的には、建物情報のセンサノード2の配置とセンサノードIDの情報と、ステップS108で特定したセンサノードIDを照合する。
次に、サーバ7の演算部73は、ステップS601の照合結果と、図12のステップS404の結果と建物情報を照合して、火災の拡大方向を算出し(S602)、続いて火災の拡大速度を算出し(S603)、算出した火災の拡大方向と拡大速度を、サーバ7の判定部74へ送る。本実施形態では、センサノードSN31,SN32,SN35,SN36が新たに異常値を示し、図12のステップS401ではセンサノードSN33が異常値を示しているため、サーバ7の演算部73は、ステップS602の処理の結果、センサノードSN33からセンサノードSN35の方向に火災は拡大していると特定する。また、所定時間以内に、拡大方向に1つ分のセンサノード2が、新たに異常値を示していることから、サーバ7の演算部73が、その距離(センサノードSN33とセンサノードSN35の間の距離)を建物情報のセンサノード2の配置とセンサノードIDを参照することによって、火災の拡大速度を算出する(S603)。さらに、サーバ7の演算部73が、現在の各センサ21の出力値とセンサノードID、さらにステップS601の結果を次のループにおける火災の拡大方向、拡大速度の算出のために記憶する(S604)。
次に、サーバ7の判定部74は、図9のステップS105で取得した建物情報と、サーバ7の演算部73から送られた拡大方向、拡大速度を用いて、所定時間以内に火災が到達するおそれのあるエリア、もしくはゲート5が存在するか否かを判定する(図9のS110)。本実施形態では、エリアA2,A9、ゲートG3,G4,G13,G14が火災の拡大方向と拡大速度と建物情報とを比較した結果、所定時間以内に火災が到達するおそれがあるエリア、およびゲート5として、サーバ7の判定部74によって判定、特定され(S110→Yes)、これらのエリアのエリアID、ゲート5のゲートIDを、サーバ7の演算部73に送った。
次に、サーバ7の演算部73は、図9のステップS110でサーバ7の判定部74から送られたエリアIDとゲートIDを、所定時間以内に火災が到達するおそれのあるエリア、もしくはゲート5のエリアID、ゲートIDとして記憶する。本実施形態では、エリアA2,A9、ゲートG3,G4,G13,G14のエリアIDとゲートIDが、サーバ7の演算部73によって、所定時間以内に火災が到達するおそれがあるエリアとゲート5のエリアID、ゲートIDとして記憶された(S701)。
さらに、サーバ7の判定部74は、データベース8から建物情報を取得し、ステップS701で記憶したエリア、あるいはゲート5を通らないと避難できないエリアがあるか否かを判定する(S702)。
本実施形態では、エリアA8がエリアA9、ゲートG13とゲートG14を避難経路から削除されると、非難できなくなるおそれがあるエリアとして特定された(S702→Yes)。
次に、サーバ7の判定部74が、ステップS702で特定したエリアのエリア情報を、データベース8から取得し、そのエリア情報のエリア内人数を検索することによって、ステップS702で特定したエリア内に人がいるか否かを判定する(S703)。本実施形態では、図示しない人がエリアA8にいるとする(S703→Yes)。よって、サーバ7の判定部74は、ステップS704の結果をサーバ7の演算部73へ送り、サーバ7の演算部73はステップS702で特定したエリアにおける避難経路は保持しておく処理を行う(S704)。具体的には、ステップS701において所定時間以内に火災が到達するおそれのあるエリア、もしくはゲート5としてサーバ7の演算部73に記憶されているエリアIDとゲートIDから、エリアA9とゲートG13,G14のエリアIDとゲートIDを削除する。本実施形態では、エリアA8の避難経路、すなわちエリアA9とゲートG13そしてゲートG14における避難経路は保持する。すなわち、エリアA9と、ゲートG13,G14は、ステップS701でサーバ7の演算部73が記憶した避難経路からの削除対象から外す。
次に、サーバ7の演算部73が、ステップS701で特定したエリアとゲート5を、図9のステップS105で、サーバ7の演算部73が記憶した避難経路の候補から削除する。しかし、ステップS704が実行されていた場合、ステップS704で保持しておく処理をしたエリア、ゲート5の避難経路は保持するよう処理を行う。すなわち、本実施形態では、ステップS701でサーバ7の演算部73が記憶した避難経路から削除する対象とされたエリアA2とエリアA9、ゲートG3,G4,G13,G14のうち、ステップS702で特定されたエリアA9とゲートG13,G14の避難経路が保持されエリアA2とゲートG3、G4が避難経路の候補から削除される。
次に、サーバ7の演算部73が、残ったエリアとゲート5を基に避難経路を変更する(S705)。例えば、図21の矢印で示す避難経路である。図20とは、エリアA2の矢印が消えていること、エリアA2からエリアA1に向かうゲートG3上の矢印が消えていること、エリアA7の矢印が反対方向をむいていること、エリアA14からエリアA15に向かう矢印が消えていることが挙げられる。
(表示器による避難経路の表示)
次に、適宜図1、図6、図9、図13および図15を参照しつつ、図9のステップS112における表示器による避難経路の表示の説明を行う。
サーバ7の演算部73は、各表示器IDごとに図13のステップS507、もしくは図15のステップS705で決定、もしくは変更した避難経路を表示するような、各表示器6(図6の表示器D11から表示器D254)の表示を決定し、サーバ7の通信部71、各表示器6の通信部61を介して、決定した表示を行うよう各表示器6の表示部62に指示する。各表示器6の表示部62は、サーバ7の演算部73からの指示に従って、避難経路を示すように表示を行う(S112)。
(建物内の人の分散)
次に、適宜図1、図2、図9を参照しつつ、図16を用いて、図9のステップS115における建物内の人の分散の処理の流れを詳細に説明する。
図16は、建物内の人の分散の処理の流れを示すフローである。
まず、サーバ7の判定部74が、データベース8から出口を有する(図2のエリア情報に出口IDは格納されている)エリアのエリアIDを取得し、そのエリアIDをキーとしてエリア情報を取得する。サーバ7の判定部74は、取得した出口を有するエリアのエリア情報に格納されているエリア内人数と、最大許容人数を比較し、エリア内人数が最大許容人数を超えている(エリア内人数>最大許容人数)出口を有するエリアが存在するか否かを判定する(S801)。現在のエリア内人数が最大許容人数を超えている出口を有するエリアが存在しない場合は、建物内の人の分散の処理を終了し、ステップS116に処理を進める(S801→No)。現在のエリア内人数が最大許容人数を超えているエリアが存在する場合は、ステップS802に処理を進め(S801→Yes)、エリア内人数が最大許容人数を超えているエリアのエリア情報をサーバ7の演算部73に送る。
次に、サーバ7の演算部73が、現在避難経路となっている全てのエリアのエリア情報をデータベース8から取得する。
そして、サーバ7の演算部73が、現在避難経路となっているエリアの内、出口を有するエリアについて、エリア情報のエリア内人数が最大許容人数を超えておらず、かつ建物情報のエリアと出口の配置とエリアIDと出口IDを基に火災地域と特定されているエリアからの距離が所定値以上であり、かつステップS801で特定したエリアから所定距離以内の出口を有するエリアを検索し、特定する(S802)。
次に、サーバ7の演算部73が、エリア内人数が最大許容人数を超えているエリアにいる人が携帯しているICタグ3のICタグIDを、エリア情報から取得し、そのICタグIDをキーとして、エリア内人数が最大許容人数を超えているエリアにいる人の入場者情報を、データベース8から取得する。次に、サーバ7の演算部73は、それぞれの出口を有するエリアのエリア情報のエリア内人数と、最大許容人数を基に、エリア内人数が最大許容人数を超えていない出口を有するエリアへ移動する人数を算出する(S803)。次に、サーバ7の演算部73は、ステップS801で取得したエリア情報のエリア内人数が最大許容人数を超えているエリアのエリア情報のICタグIDを基に、そのエリアにいる人の入場者情報をデータベース8から取得し、エリア内人数最大許容人数を超えていない出口を有するエリアに移動する人を選択し、これらの人が移動するエリアを決定する(S804)。選択の基準としては、例えば、比較的体力があり、素早く行動できる若い健常者、あるいは、これらの人が、障害のある人や老年者を手引きするようにしてもよい。これらの情報は、データベース8、およびICタグ3の入場者情報に格納されている。また、このとき実際に移動する人数は、エリアの最大許容人数を超過した分の人数でもよいし、予めアルゴリズムやシミュレーションなどで決めておいてもよい。
次に、サーバ7の演算部73は、選択された人が、携帯しているICタグ3のICタグIDを、入場者情報から取得する。そして、取得したICタグIDを有するICタグ3の出力部32に対し、ステップS804で決定したエリアに移動するような個別の誘導を、例えば音声によって行うような指示と、その誘導経路のデータを、サーバ7の通信部71、ゲート5の通信部51、ICタグ3の通信部33を介して指示する。ICタグ3の出力部32は、サーバ7の演算部73の指示に従い、そしてサーバ7の演算部73から送られてきた誘導経路のデータに従って、例えば音声などで別経路への避難誘導を行う(S805)。ここで、誘導経路のデータとは、移動先のエリアIDなどである。
次に、適宜図1、図16を参照しつつ、図22を参照してステップS801からステップS805までの処理を具体的に示した実施形態を示す。
図22は、本発明の一実施形態を示す図である。
図22は、図21で示した時刻での、人の分布状態を示した図である。図22に示すように、エリアA11に20人、エリアA20に15人の人がいたとする。他に、エリアA8に図示しない人がいる。そして、エリア出口E2(エリアA11)の最大許容人数は10人、出口E3(エリアA20)の最大許容人数は8人、出口E7(エリアA18)の最大許容人数は5人、出口E8(エリアA24)の最大許容人数は8人、出口E9(エリアA25)の最大許容人数は10人であったとする。
サーバ7の判定部74が、データベース8から出口を有するエリア(エリアA1,A2,A3,A4,A10,A11,A17,A18,A20,A24,A25)のエリア情報を取得する。サーバ7の判定部74は、取得した出口を有するエリアのエリア情報に格納されているエリア内人数と、最大許容人数とを比較し、エリア内人数が最大許容人数を超えている出口を有するエリアが存在するか否かを判定した結果、エリアA11とエリアA20が最大許容人数を超えていることを判定した(S801→Yes)。サーバ7の判定部74は、エリアA11とエリアA20のエリア情報をサーバ7の演算部73に送る。
次に、サーバ7の演算部73が、現在避難経路となっている全てのエリア(エリアA2,A3以外の全てのエリア)のエリア情報をデータベース8から取得する。
そして、サーバ7の演算部73が、現在避難経路となっているエリアの内、出口を有するエリアについて、エリア情報のエリア内人数が最大許容人数を超えておらず、かつ建物情報のエリアと出口の配置とエリアIDと出口IDを基に火災地域と特定されているエリアからの距離が所定値以上であり、かつステップS801で特定したエリアから所定距離以内の出口を有するエリアを検索し、特定する(S802)。本実施形態では、エリアA18(出口E7)とエリアA24(出口E8)、エリアA25(出口E9)が前記した条件を満たすエリアとしてサーバ7の演算部73が特定した。
次に、サーバ7の演算部73が、エリア内人数が最大許容人数を超えているエリア、すなわち本実施形態では、エリアA11とエリアA20にいる人が携帯しているICタグ3のICタグIDを、エリア情報から取得し、そのICタグIDをキーとして、エリア内人数が最大許容人数を超えているエリアにいる人の入場者情報を、データベース8から取得する。次に、サーバ7の演算部73は、それぞれの出口を有するエリアのエリア情報のエリア内人数と、最大許容人数を基に、エリア内人数が最大許容人数を超えていない出口を有するエリアへ移動する人数を算出する(S803)。ここでは、エリアの最大許容人数を超過した人数が移動することとする。すなわち、エリアA11から10人、エリアA20から7人である。ステップS802で特定したエリアのうち、エリアA11とエリアA20との距離が所定値以内であり、また、出口E7(エリアA18)と出口E8(エリアA24)、出口E9(エリアA25)の最大許容人数などから、エリアA11から、エリアA18に5人、エリアA11からエリアA24に5人、エリアA20からエリアA25に7人の人が移動することを、サーバ7の演算部73が算出したとする。これらの算出方法は、予め設定しておいたアルゴリズムに従ってもよいし、予め行っておいたシミュレーションに従って決定してもよい。本実施形態では、なるべく移動する人が移動する平均距離を短くするなどのアルゴリズムにより算出する。なお、移動人数の算出アルゴリズムは、このアルゴリズムに限らない。
次に、サーバ7の演算部73は、ステップS801で取得したエリアA11とエリアA20のエリア情報のICタグIDを基に、それらのエリアにいる人の入場者情報をデータベース8から取得し、エリア内人数最大許容人数を超えていない出口を有するエリアに移動する人を選択し、これらの人が移動するエリアを決定する(S804)。移動する人の基準は、エリアA11とエリアA20にいる人の入場者情報を基にして年齢が若い健常者を選択することとする。次に、サーバ7の演算部73は、選択された人が携帯しているICタグ3のICタグIDを、入場者情報から取得する。そして、取得したICタグIDを有するICタグ3の出力部32に対し、ステップS804で決定したエリア移動するように個別の誘導を音声によって行うような指示と、その誘導経路のデータを、サーバ7の通信部71、ゲート5の通信部51、ICタグ3の通信部33を介して指示する。ステップS804で選択された人が携帯しているICタグ3の出力部32は、サーバ7の演算部73の指示に従い、そしてサーバ7の演算部73から送られてきた誘導経路、すなわちエリアA18、エリアA24、エリアA25にそれぞれ向かうよう、例えば音声などで避難誘導を行う(S805)。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前記した実施形態に限定されることなく適宜変形して実施することが可能である。
本実施形態では、火災時における災害時誘導システム1として、センサノード2を構成するセンサ21に、温度センサを用いたが、これに限らず、煙センサと温度センサとを組み合わせる、もしくは温度センサを用いずに煙センサを用いてセンサノード2を構成することも可能であり、この場合も本実施形態と同様の処理を行うことで、実施することが可能である。
また、本実施形態では、センサノード2に含まれるセンサ21は、温度センサとしたが、これに限らず、温度センサ、煙センサ、ガスセンサ、湿度センサ、酸素センサ、様々な化学センサ、放射能センサ、歪センサ、光センサ、圧力センサ、および振動センサなどを1つ、または複数組み合わせることが可能である。このような構成とすることで、火災だけでなく放射能漏れや、地震などの様々な災害に対応することができる災害時誘導システム1を構成することができる。また、この場合、センサノード2の演算部24にセンサ21の出力を選択する機能をもたせてもよい。すなわち、災害の種類に応じて、特定のセンサ21からの出力のみを選択し、ゲート5に送るようにしてもよい。このように構成することで、発生した災害の種類に応じて、適切なセンサ21の出力を選択して、サーバ7に送ることができ、効率的な災害時誘導システム1を構成することができる。なお、センサノード2に複数のセンサ21を含んで構成したときは、データベース8に、センサ21の出力値に対応した災害の種類を格納しておき、サーバ7の演算部73が取得したセンサ21の出力値に対し、サーバ7の演算部73が、データベース8から災害の種類を取得することもできる。なお、この処理は、例えば図12のステップS402とステップS403の間で行われる。
また、複数のセンサ21でセンサノード2を構成し、サーバ7の演算部73が複数のセンサ21の出力値を処理しなければならない場合、本実施形態における図9のステップS104からステップS116までの処理を、センサ21の出力ごとに直列的に処理してもよいし、サーバ7の演算部73を複数用意して、同時に本実施形態における図9のステップS104からステップS116までの処理を、並行して行ってもよい。
また、データベース8に、例えば犯罪者などの情報を登録しておくことも可能である。この場合、ICタグ発行装置4の入力部42に、判定の機能を持たせ、図10のステップS202とステップS203の間で、ICタグ発行装置4の入力部42がサーバ7の通信部71、ICタグ発行装置4の通信部43を介して、犯罪者などの情報を取得し、ICタグ発行装置4の入力部42が取得した犯罪者の情報とICタグ発行装置4の入力部42に入力された入場者情報を比較し、犯罪者か否かなどの判定を行い、犯罪者であった場合は、ICタグ3を発行しないことも可能である。
また、同様に、データベース8に、例えば建物内勤務者の入場者情報を、予め登録しておくことも可能である。この場合も、ICタグ発行装置4の入力部42に、判定の機能を持たせ、図10のステップS202とステップS203の間で、ICタグ発行装置4の入力部42がサーバ7の通信部71、ICタグ発行装置4の通信部43を介して、建物内勤務者の情報を取得し、ICタグ発行装置4の入力部42が取得した建物内勤務者の情報と入場者情報を比較し、建物内勤務者であるか否かなどの判定を行い、建物内勤務者でない場合は、前記した犯罪者であるか否かの判定を行い、建物内勤務者であれば、データベース8から建物内勤務者の入場者情報を、ICタグ発行装置4の入力部42が取得して、ICタグ3を発行することも可能である。
このような構成とすることで、安全性をより高めることができる。
さらに、図12のステップS402において、各センサノード2におけるセンサ21の出力値を、サーバ7の演算部73が取得しているが、これに限らず、例えば異常な値を検出したセンサノード2が属するエリア内の各センサ21の出力値を取得してもよい。
また、ステップS106の火災発生地域の特定において、本実施形態では全てのセンサノード2のセンサ21の出力値をサーバ7の演算部73が取得、比較し、最も大きな出力値を示しているセンサ21が属するセンサノード2の付近を特定することによって、火災発生地域を特定したが、これに限らず、最初に異常値を示したセンサ21が属するセンサノード2の付近を特定することによって、火災発生地域を特定してもよい。
また、センサ21の出力値に応じて、災害の規模を予め設定しておき、これをデータベース8に格納しておくことも可能である。この場合、サーバ7の演算部73が、災害の規模に関する情報をデータベース8から取得し、取得したセンサ21の出力値と災害の規模に関する情報を比較することによって、発生した災害の規模を特定することも可能である。この処理は、例えば図13のステップS501とステップS502の間で行うことができる。
このような構成とすることで、災害の規模に応じた避難経路の特定や、災害の規模をICタグ3の出力部32を通じて、建物内の人に伝達することが可能となる。
また、建物内に監視カメラなどを設置することも可能である。この場合、監視カメラの映像を人が監視してもよいし、あるいはサーバ7に監視部を設けて、サーバ7による監視を行ってもよい。このような構成とすることで、災害の規模や、拡大の様子をより的確に特定でき、より適切な避難経路の特定が可能となる。
また、ICタグ3の出力部32を、例えばマイクを備えた入出力部とすることも可能である。このような構成とすることで、例えば外部と会話することにより、現在の状況を外部に説明することが可能となる。
また、消防隊に、特別なICタグ3を予め準備しておき、消防隊に対し、例えばICタグ3の出力部32などから、災害の状況の説明を行うことも可能である。
本実施形態では、建物情報においてエリアに関する情報と、出口に関する情報を同じエリア情報内に格納しているが、別の情報として格納してもよい。
また、本実施形態では、エリア情報において、出口IDと窓IDを同じ情報として格納しているが、別の情報として格納し、出口と窓の間に避難出口としての優先順位を付してもよい。
本実施形態では、センサノード2、ICタグ発行装置4、ゲート5、表示器6、サーバ7、データベース8、端末9は無線で接続されているが、有線で接続してもよい。
本実施形態では、ゲート5は2つのアンテナで構成されているが、1つのアンテナで構成してもよい。
本実施形態の災害時誘導システムの構成を示すブロック図の例である。 エリア情報の例を示す図である。 入場者情報の例を示した図である。 建物情報の例を示す図である。 本発明における一実施形態のエリアと出口の配置を示す図である。 本発明における一実施形態の表示器の配置を示す図である。 本発明における一実施形態のゲートの配置を示す図である。 本発明における一実施形態のセンサノードの配置を示す図である。 本発明の災害時誘導システムの処理の流れを示すフローである。 各種の情報の入力の流れを示すフローである。 人の移動の検出の処理の流れを示すフローである。 火災発生地域の特定の処理の流れを示すフローである。 避難経路の決定の処理の流れを示す図である。 火災の拡大方向、拡大速度の算出の処理の流れを示すフローである。 避難経路の変更の処理の流れを示すフローである。 建物内の人の分散の処理の流れを示すフローである。 本発明の一実施形態を示す図である(その1)。 本発明の一実施形態を示す図である(その2)。 本発明の一実施形態を示す図である(その3)。 本発明の一実施形態を示す図である(その4)。 本発明の一実施形態を示す図である(その5)。 本発明の一実施形態を示す図である(その6)。
符号の説明
1 災害時誘導システム
2 センサノード
3 ICタグ
4 ICタグ発行装置
5 ゲート
6 表示器
7 サーバ
8 データベース
9 端末
22 センサノードの監視部
24 センサノードの演算部
31 ICタグの記憶部
52 ICタグ情報読取部
53 ゲートの記憶部
54 ゲートの監視部
73 サーバの演算部
74 サーバの判定部

Claims (7)

  1. 個人に携帯され一意な識別情報を無線による読み取り可能なように格納すると共に、情報を無線で受信して、前記個人に報知する識別手段と、
    前記識別手段の通過を検知し、前記識別手段の識別情報を取得する識別情報検知手段と、
    災害の発生により変化する所定の物理量を検出する建物内に配置された複数の物理量検出手段と、
    前記物理量検出手段の建物内の配置に関する情報と、前記識別情報検知手段の建物内の配置に関する情報と、建物に関する情報と、前記識別情報を含む前記個人に関する情報と、前記建物を区分したエリアにおける許容人数に関する情報と、エリア内の人数であるエリア内人数に関する情報と、が格納されたデータベースと、
    前記物理量検出手段から前記物理量を取得し、前記データベースから前記物理量検出手段の建物内の配置に関する情報を取得し、この取得した情報を基に、建物内における災害区域を特定する手順、
    前記識別情報検知手段から前記識別情報を取得し、前記データベースから前記識別情報検知手段の建物内の配置に関する情報を取得し、この取得した情報を基に、建物内の前記識別手段の位置を特定する手順、
    記データベースから前記建物に関する情報を取得し、
    前記災害区域、前記建物内の識別手段の位置、および前記建物に関する情報を基に避難経路を算出する手順
    前記データベースに格納された前記許容人数と、該当するエリアにおける前記エリア内人数とを比較し、前記エリア内人数が前記許容人数より大きい場合、前記データベースに格納された前記個人に関する情報を基に、該当するエリアにいる人物から前記エリア内人数が前記許容人数以下である避難エリアへ移動する人物を選択し、前記選択された人物が携帯している前記識別手段を、前記個人に関する情報に含まれる前記識別情報を基に決定し、前記決定した識別手段に対して前記避難エリアへの移動を指示する手順を実行する情報処理手段とを含んで構成すること、
    を特徴とする災害時誘導システム。
  2. 前記情報処理手段は、
    前記災害区域を特定する手順を繰り返して実行することで災害の拡大方向を特定する手順、
    前記建物内の識別手段の位置を特定する手順を繰り返して実行することで前記識別手段の位置の変化を特定する手順、
    および前記災害の拡大方向と、前記識別手段の位置の変化と、前記建物に関する情報とを基に、避難経路を算出する手順を実行することを特徴とする請求項1に記載の災害時誘導システム。
  3. 前記情報処理手段は、
    前記災害区域を特定する手順を繰り返して実行することで災害の拡大速度を特定する手順、
    前記建物内の識別手段の位置を特定する手順を繰り返して実行することで前記識別手段の位置の変化を特定する手順、
    および前記災害の拡大速度と、前記識別手段の位置の変化と、前記建物に関する情報とを基に、避難経路を算出する手順を実行することを特徴とする請求項1に記載の災害時誘導システム。
  4. 個人に携帯され一意な識別情報を無線による読み取り可能なように格納すると共に、情報を無線で受信して、前記個人に報知する識別手段と、
    前記識別手段の通過を検知し、前記識別手段の識別情報を取得する識別情報検知手段と、
    災害の発生により変化する所定の物理量を検出する建物内に配置された複数の物理量検出手段の建物内の配置に関する情報と、前記識別情報検知手段の建物内の配置に関する情報と、建物に関する情報と、前記識別情報を含む前記個人に関する情報と、前記建物を区分したエリアにおける許容人数に関する情報と、エリア内の人数であるエリア内人数に関する情報と、が格納されたデータベースと、
    避難経路を算出する情報処理手段とを備えて構成される災害時誘導システムにおける災害時誘導方法であって、
    前記情報処理手段が、
    前記物理量検出手段から前記物理量を取得し、前記データベースから前記物理量検出手段の建物内の配置に関する情報を取得し、この取得した情報を基に建物内における災害区域を特定する手順と、
    前記識別情報検知手段から前記識別情報を取得し、前記データベースから前記識別情報検知手段の建物内の配置に関する情報を取得し、この取得した情報を基に、建物内の前記識別手段の位置を特定する手順と、
    前記データベースから前記建物に関する情報を取得し、
    前記災害区域と、前記建物内の識別手段の位置と、前記建物に関する情報とを基に前記避難経路を算出する手順と、
    前記データベースに格納された前記許容人数と、該当するエリアにおける前記エリア内人数とを比較し、前記エリア内人数が前記許容人数より大きい場合、前記データベースに格納された前記個人に関する情報を基に、該当するエリアにいる人物から前記エリア内人数が前記許容人数以下である避難エリアへ移動する人物を選択し、前記選択された人物が携帯している前記識別手段を、前記個人に関する情報に含まれる前記識別情報を基に決定し、前記決定した識別手段に対して前記避難エリアへの移動を指示する手順と、を含んで実行すること
    を特徴とする災害時誘導方法。
  5. 前記情報処理手段が、
    前記災害区域を特定する手順を繰り返して実行することで災害の拡大方向を特定する手順と、
    前記建物内の識別手段の位置を特定する手順を繰り返して実行することで前記識別手段の位置の変化を特定する手順と、
    前記災害の拡大方向と、前記識別手段の位置の変化と、前記建物に関する情報とを基に、避難経路を算出する手順とを、さらに含んで実行することを特徴とする請求項4に記載の災害時誘導方法。
  6. 前記情報処理手段が、
    前記災害区域を特定する手順を繰り返して実行することで災害の拡大速度を特定する手順と、
    前記建物内の識別手段の位置を特定する手順を繰り返して実行することで前記識別手段の位置の変化を特定する手順と、
    前記災害の拡大速度と、前記識別手段の位置の変化と、前記建物に関する情報とを基に、避難経路を算出する手順とを、さらに含んで実行することを特徴とする請求項4に記載の災害時誘導方法。
  7. コンピュータに、請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の災害時誘導方法を実行させるプログラム。
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