JPWO2016013244A1 - バッグの提げ手の構造及びその取り付け方法 - Google Patents

バッグの提げ手の構造及びその取り付け方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2016013244A1
JPWO2016013244A1 JP2015515345A JP2015515345A JPWO2016013244A1 JP WO2016013244 A1 JPWO2016013244 A1 JP WO2016013244A1 JP 2015515345 A JP2015515345 A JP 2015515345A JP 2015515345 A JP2015515345 A JP 2015515345A JP WO2016013244 A1 JPWO2016013244 A1 JP WO2016013244A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
support member
longitudinal
bag
handle member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015515345A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5996104B2 (ja
Inventor
薫 林
薫 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAYASHIGO CO., LTD.
Original Assignee
HAYASHIGO CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HAYASHIGO CO., LTD. filed Critical HAYASHIGO CO., LTD.
Application granted granted Critical
Publication of JP5996104B2 publication Critical patent/JP5996104B2/ja
Publication of JPWO2016013244A1 publication Critical patent/JPWO2016013244A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45CPURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
    • A45C13/00Details; Accessories
    • A45C13/30Straps; Bands
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45CPURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
    • A45C13/00Details; Accessories
    • A45C13/26Special adaptations of handles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45CPURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
    • A45C13/00Details; Accessories
    • A45C13/10Arrangement of fasteners
    • A45C13/1023Arrangement of fasteners with elongated profiles fastened by sliders
    • A45C13/103Arrangement of zip-fasteners
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45CPURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
    • A45C13/00Details; Accessories
    • A45C13/10Arrangement of fasteners
    • A45C13/1069Arrangement of fasteners magnetic
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45CPURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
    • A45C3/00Flexible luggage; Handbags
    • A45C3/06Ladies' handbags
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45CPURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
    • A45C13/00Details; Accessories
    • A45C13/30Straps; Bands
    • A45C2013/306Straps; Bands for attaching auxiliary articles to luggage, e.g. piggyback

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
  • Supplying Of Containers To The Packaging Station (AREA)

Abstract

バッグを置いた際、提げ手の上方に向けて立ち上がった状態を保つことができ、バッグ本体が型崩れしにくいバッグを提供すること。この発明のバッグの提げ手の構造は、提げ手部材(50)に、両長手端縁の間に、バッグ本体(12)より上方に向けて提げ手部材(50)を立ち上げるための支持部材(100)を介装され、前記支持部材(100)が、提げ手部材(50)の頂部とは反対側に支持部材の頂部が位置するように対向して、支持部材(100)の重ね合わせ領域と提げ手部材(50)の重ね合わせ領域とを縫合されて、連結され、前記支持部材は、支持領域(112)が少なくとも前記重ね合わせ領域(110)の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状を形成し、支持領域より下方の固着領域において、バッグ本体(12)に固着され、前記提げ手部材(50)は、提げ手部材の一方の固着領域(70)及び他方の固着領域(72)においてバッグ本体に固着されている。

Description

本発明は、手提げ鞄や肩掛けバッグ等のバッグの提げ手の構造及びその取り付け方法に関する。
手提げ鞄や肩掛けバッグ等の提げ手は、例えば、特許第4430734号(特許文献1)に開示された持ち手取付構造を提案されている。
特許文献1の持ち手取付構造は、持ち手を、外側持ち手部と内側持ち手部とを接合して形成してあり、外側持ち手部の先端部を身頃の表面に取り付け、内側持ち手部の先端部を、身頃と上マチ部との間に挟み込みながら取り付けてあることを特徴とするものであり、耐久性に優れ、カバンを長年に渡り使用できるものと説明されている。
特許第4430734号公報
しかし、特許文献1の持ち手取付構造は、持ち手が身頃の上部に取り付けられているので、バッグを持ち上げる度に、身頃と上マチ部とが引き寄せられることになり、身頃が伸びてしまうおそれがあった。そして、持ち手が外方に向けて倒れ易く、身頃も変形させるおそれがある。
それゆえに、本発明の目的は、提げ手が倒れにくく、所定の形状を保つことができる提げ手の構造及びその取り付け方法を提供することである。
この発明の請求項1にかかるバッグの提げ手の構造は、バッグ本体に取り付けられる、提げ手部材を支持する提げ手の構造であって、
長手方向を有する帯状の提げ手部材は、両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形され、
前記提げ手部材は、両長手端縁の間に、バッグ本体より上方に向けて提げ手部材を立ち上げるための支持部材を介装され、
前記支持部材は、長手方向を有する帯状体であって、少なくともその上部が両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形された重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域より下方にのびる支持領域と、該支持領域より下方に形成された固着領域とを備え、
前記支持部材は、重ね合わせ領域の両手長手端縁を、断面略C字型アーチ状に成形された提げ手部材の両長手端縁の間に介装され、
前記支持部材は、提げ手部材の頂部とは反対側に支持部材の頂部が位置するように対向して、支持部材の重ね合わせ領域と提げ手部材の重ね合わせ領域とを縫合されて、連結され、
前記支持部材は、支持領域が少なくとも前記重ね合わせ領域の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状を形成し、支持領域より下方の固着領域において、バッグ本体に固着され、
前記提げ手部材は、バッグ本体に固着された前記支持部材の固着領域より下方にのび、提げ手部材の固着領域においてバッグ本体に固着された、
バッグの提げ手の構造である。
この発明の請求項2にかかるバッグの提げ手の構造は、支持部材は、複数の帯状体を積層され、且つ、積層された帯状体をその幅においてわん曲されて断面略C字型アーチ状の重ね合わせ領域を形成された、請求項1に記載のバッグの提げ手の構造である。
この発明の請求項3にかかるバッグの提げ手の構造は、前記提げ手部材は、わん曲領域と、該わん曲領域の両端に続いて形成された重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域に続いて形成された架設領域と、該架設領域に続いて形成された固着領域とを備え、
わん曲領域と、重ね合わせ領域と、架設領域の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成された、請求項1又は2に記載のバッグの提げ手の構造である。
この発明の請求項4にかかるバッグの提げ手の構造は、バッグ本体に取り付けられる、提げ手部材を支持する提げ手の構造であって、
長手方向を有する帯状の提げ手部材は、両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形され、
前記提げ手部材は、両長手端縁の間に、バッグ本体より上方に向けて提げ手部材を立ち上げるための支持部材を介装され、
前記支持部材は、長手方向を有する帯状体であって、少なくともその上部が両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形された重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域より下方にのびる支持領域と、該支持領域より下方に形成された固着領域とを備え、
前記支持部材は、重ね合わせ領域の両手長手端縁を、断面略C字型アーチ状に成形された提げ手部材の両長手端縁の間に介装され、
前記支持部材は、提げ手部材の頂部とは反対側に支持部材の頂部が位置するように対向して、支持部材の重ね合わせ領域と提げ手部材の重ね合わせ領域とを縫合されて、連結され、
前記支持部材は、支持領域が少なくとも前記重ね合わせ領域の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状を形成し、支持領域より下方の固着領域において、バッグ本体に固着され、
前記提げ手部材は、重ね合わせ領域より下方にのび、下方にのびた部分の提げ手部材の固着領域においてバッグ本体に固着された、
バッグの提げ手の構造である。
この発明の請求項5にかかるバッグの提げ手の構造は、支持部材は、複数の帯状体を積層され、且つ、積層された帯状体をその幅においてわん曲されて断面略C字型アーチ状の重ね合わせ領域を形成された、請求項4に記載のバッグの提げ手の構造である。
この発明の請求項6にかかるバッグの提げ手の構造は、前記支持部材は、重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域に続いて形成された支持領域と、該支持領域に続いて形成された固着領域とを備え、
重ね合わせ領域と、支持領域の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成された、請求項4又は5に記載のバッグの提げ手の構造である。
この発明の請求項7にかかる発明は、提げ手部材を、わん曲領域と、一方の重ね合わせ領域及び他方の重ね合わせ領域と、一方の架設領域及び他方の架設領域の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成し、
帯状体の幅方向における中央において、折り重ねた部分を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁と他方の長手端縁とを閉じ合わせ、一方の長手端縁及び他方の長手端縁より内側を外側方向すなわち折り重ね部分とは反対に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁と他方の長手端縁とを縫合してなる閉合部と、一方の長手端縁及び他方の長手端縁に続く膨大部及び膨大部と、頂部とを形成して提げ手部材を成形する、提げ手部材成形ステップと、
帯状体の幅方向における中央において、帯状体を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁と他方の長手端縁とを閉じ合わせ、一方の長手端縁と他方の長手端縁より内側を外側方向すなわち帯状体側に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁と他方の長手端縁とを縫合してなる閉合部と、一方の長手端縁及び他方の長手端縁に続く膨大部及び膨大部と、帯状体が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域の頂部とを形成して、支持部材を成形する、支持部材成形ステップと、
前記提げ手部材の、一方の架設領域及び他方の架設領域における帯状体の両長手端縁の間すなわち一方の長手端縁と他方の長手端縁との間に、バッグ本体より上方に向けて提げ手部材を立ち上げるために、支持部材の、重ね合わせ領域の両手長手端縁すなわち一方の長手端縁及び他方の長手端縁を、提げ手部の一方の重ね合わせ領域及び他方の重ね合わせ領域に沿って一方の重ね合わせ領域と他方の重ね合わせ領域との間に介装する、支持部材介装ステップと、
提げ手部材の頂部とは反対側に支持部材の頂部が位置するように対向して、支持部材の重ね合わせ領域と提げ手部材の一方の重ね合わせ領域及び他方の重ね合わせ領域とを縫合して支持部材を提げ手部材に連結する、支持部材連結ステップと、
前記支持部材を、支持領域が少なくとも前記重ね合わせ領域の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状に成形し、支持領域より下方の固着領域において、バッグ本体に固着する、支持部材の固着ステップと、
前記提げ手部材を、バッグ本体に固着された前記支持部材の固着領域固着領域より下方にのばし、提げ手部材の一方の固着領域及び他方の固着領域においてバッグ本体に固着する、提げ手部材の固着ステップとを含む、バッグの提げ手の取り付け方法である。
この発明の請求項8にかかるバッグの提げ手の構造は、 バッグ本体に取り付けられる、提げ手部材を支持する提げ手の構造であって、
バッグ本体を構成する前胴部及び後胴部に、それぞれ提げ手部材を取り付けられ、
前記提げ手部材は、わん曲領域と、該わん曲領域の両端に続いて形成された重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域に続いて形成された架設領域と、該架設領域に続いて形成された固着領域とを備える長手方向を有する帯状体であり、
長手方向を有する帯状の提げ手部材は、わん曲領域において両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形され、
前胴部及び後胴部に取り付けられた提げ手部材のうち、一方の提げ手部材のわん曲領域には、磁石片が内設され、他方の提げ手部材のわん曲領域には磁性体片及び/又は磁石片が内設され、
重ねられた一方の提げ手部材の少なくとも頂上と他方の提げ手部材の少なくとも頂上とは引き寄せられて引っ着くように形成された、
バッグの提げ手の構造である。
この発明の請求項9にかかるバッグの提げ手の構造は、
長手方向を有する帯状の提げ手部材は、両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形され、
前記提げ手部材は、両長手端縁の間に、バッグ本体より上方に向けて提げ手部材を立ち上げるための支持部材を介装され、
前記支持部材は、長手方向を有する帯状体であって、少なくともその上部が両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形された重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域より下方にのびる支持領域と、該支持領域より下方に形成された固着領域とを備え、
前記支持部材は、重ね合わせ領域の両手長手端縁を、断面略C字型アーチ状に成形された提げ手部材の両長手端縁の間に介装され、
前記支持部材は、提げ手部材の頂部とは反対側に支持部材の頂部が位置するように対向して、支持部材の重ね合わせ領域と提げ手部材の重ね合わせ領域とを縫合されて、連結され、
前記支持部材は、支持領域が少なくとも前記重ね合わせ領域の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状を形成し、支持領域より下方の固着領域において、バッグ本体に固着され、
前記提げ手部材は、バッグ本体に固着された前記支持部材の固着領域より下方にのび、提げ手部材の固着領域においてバッグ本体に固着された、
バッグの提げ手の構造である。
この発明の請求項10にかかるバッグの提げ手の構造は、
長手方向を有する帯状の提げ手部材は、帯状体の幅方向における中央において、帯状体を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁と他方の長手端縁とを閉じ合わせ、わん曲された領域と閉じ合わせた領域との間において、一方の提げ手部材の磁石片の平面と他方の提げ手部材の磁石体片又は磁石片の平面とが拡がるように内設され、重ねられた一方の提げ手部材の磁石片の平面と他方の提げ手部材の磁石体片又は磁石片の平面とが略々平行になるように形成された、
バッグの提げ手の構造である。
本発明のバッグの提げ手の構造によれば、バッグを置いた際、提げ手の上方に向けて立ち上がった状態を保つことができ、バッグ本体が型崩れしにくいバッグを提供することができる。
請求項2の発明によれば、支持部材は、複数の帯状体を積層され、且つ、積層された帯状体をその幅においてわん曲されて断面略C字型アーチ状の重ね合わせ領域を形成されているので、提げ手部材を上方に立ち上げることをできる。
請求項3の発明によれば、前記提げ手部材は、わん曲領域と、該わん曲領域の両端に続いて形成された重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域に続いて形成された架設領域と、該架設領域に続いて形成された固着領域とを備え、
わん曲領域と、重ね合わせ領域と、架設領域の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成されているので、提げ手部材が上方に立ち上げられる。
請求項4の発明によれば、バッグを置いた際、提げ手の上方に向けて立ち上がった状態を保つことができ、バッグ本体が型崩れしにくいバッグを提供することができる。
請求項5の発明によれば、支持部材は、複数の帯状体を積層され、且つ、積層された帯状体をその幅においてわん曲されて断面略C字型アーチ状の重ね合わせ領域を形成されているので、提げ手部材が上方に立ち上げられる。
請求項6の発明によれば、前記支持部材は、重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域に続いて形成された支持領域と、該支持領域に続いて形成された固着領域とを備え、
重ね合わせ領域と、支持領域の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成されているので、提げ手部材が上方に立ち上げられる。
請求項7の発明によれば、バッグを置いた際、提げ手の上方に向けて立ち上がった状態を保つことができ、バッグ本体が型崩れしにくいバッグを提供することができる。
請求項8の発明によれば、バッグの提げ手が肩に重ね合さった状態で掛かり、バッグが肩からずれ落ちにくい。
請求項9の発明によれば、
請求項10の発明によれば、一方の提げ手部材と他方の提げ手部材とが重ねられた状態で引っ着き、肩に掛けた状態で一方の提げ手部材が肩からずれ落ちにくい。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴及び利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
本発明の一実施形態のバッグの提げ手の構造を用いた鞄の斜視図解図である。 図1図示鞄の背面側の斜視図解図である。 図1図示鞄の提げ手の構造を示す向こう側の図解図である。 図1図示鞄の提げ手の構造を示す側面図解図である。 図4I−I端面図である。 図1図示鞄の提げ手の構造を示す斜視図解図である。 図1図示鞄の提げ手の構造を示す断面図解図である。 図1図示鞄の提げ手の製造過程を示す斜視図解図である。 図1図示鞄の提げ手の製造過程を示す図解図であり、(a)は斜視図解図であり、(b)は断面図解図である。 図1図示鞄の提げ手の製造過程を示す図解図であり、(a)は斜視図解図であり、(b)は断面図解図である。 図1図示鞄の提げ手の製造過程を示す斜視図解図である。 図1図示鞄の提げ手の製造過程を示す図解図であり、(a)は斜視図解図であり、(b)は断面図解図である。 図1図示鞄の提げ手の製造過程を示す斜視図解図である。 図1図示鞄の提げ手の製造過程を示す斜視図解図である。 図1図示鞄の提げ手の構造を示す斜視図解図である。 図1図示鞄の提げ手の構造を示す斜視図解図である。 図1図示鞄の提げ手の構造を示す断面図解図である。 本発明の別の実施形態のバッグの提げ手の構造を用いたバッグの正面図解図である。 本発明の別の実施形態のバッグの提げ手の構造を用いたバッグの側面図解図である。 図19VII−VII断面図である。 図18図示鞄の製造過程を示す斜視図解図である。 図18図示鞄の製造過程を示す図解図であり、(a)は斜視図解図であり、(b)は断面図解図である。 図18図示鞄の提げ手付近を拡大した部分拡大斜視図解図である。 本発明にかかるバッグの説明図である。 本発明にかかるバッグの説明図である。 本発明の他の実施形態のバッグの提げ手の構造を用いた鞄の斜視図解図である。 図26図示鞄の正面側の斜視図解図である。 図26図示鞄の提げ手の構造を示す向こう側の斜視図解図である。 図26図示鞄の提げ手の構造を示す側面図解図である。 図29I−I端面図である。 図1図示鞄の提げ手の構造を示す側面図解図である。 図1図示鞄の提げ手の構造を示す図解図であり、(a)は斜視図解図であり、(b)はII−II面図である。 図1図示鞄の提げ手の製造過程を示す斜視図解図である。 図1図示鞄の提げ手の製造過程を示す斜視図解図ある。 図26図示鞄の提げ手の製造過程を示す図解図であり、(a)は斜視図解図であり、(b)はV−V端面図解図である。 図26図示鞄の提げ手の製造過程を示す斜視図解図である。 図26図示鞄の提げ手の製造過程を示す図解図であり、(a)は斜視図解図であり、(b)はVI−VI断面図解図であり、(c)は、VII−VII断面図解図である。 図26図示鞄の提げ手の頂部付近を拡大した部分拡大図解図であり、(a)は斜視図解図であり、(b)は断面図解図である。 図26図示鞄の提げ手の構造を示す斜視図解図である。 図26図示鞄の提げ手の構造を示す斜視図解図である。 図26図示鞄の提げ手の構造を示す斜視図解図である。 図26図示鞄の提げ手の構造を示す断面図解図であり、(a)は、上部の断面図解図であり、(b)は下部の断面図解図である。 本発明にかかるバッグの説明図である。 本発明にかかるバッグの説明図である。
以下、本発明のバッグの提げ手の構造を、一実施の形態に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態のバッグの提げ手の構造を用いた鞄の斜視図解図であり、図2は、図1の鞄の背面側の斜視図解図であり、図3は、図1の鞄の提げ手の構造を示す背面図解図であり、図4は、図1の鞄の提げ手の構造を示す斜視図解図であり、図5は、図1の鞄の提げ手の構造を示す斜視図解図であり、図6は、図1の鞄の提げ手の構造を示す斜視図解図であり、図7は、図1の鞄の提げ手の構造を示す断面図解図である。
本発明のバッグの提げ手の構造は、図1に示すように、ボストンバッグなどの手提げ鞄10のバッグ本体12への提げ手14の取り付けに用いることができる。本発明のバッグの提げ手の構造は、手提げ鞄以外にも、肩掛けバッグの肩掛け部等にも用いることができる。
バッグ本体12は、前胴部20と、前記前胴部20と対向する後胴部22と、前記前胴部20と後胴部22との間に介在する襠部24と、前記前胴部20,後胴部22及び襠部24の下端に設けられた底部26とを備える。
前胴部20と後胴部22との間の開口部28は、前胴部20の開口縁と後胴部22の開口縁とに付設されたファスナ30で開閉できるように構成されている。
襠部24は、前胴部20の左側に形成された左側の襠部24Aと、前胴部20の右側に形成された右側の襠部24Bとを備える。
底部26は、前胴部20,後胴部22及び襠部24の下端縁において、前胴部20,後胴部22及び襠部24の外表面と重ね合わされた底部材32を縫合してなる。
底部材32は、全体が皿状であって、周縁を一定幅の底部材接合領域34で、前胴部20,後胴部22及び襠部24と縫合されている。
本発明のバッグ本体12に取り付けられる提げ手の構造は、バッグ本体12の外側において、人が手で提げる提げ領域A1が、前胴部20及び/又は後胴部22より上方に向けてのびるように取り付けられた提げ手14に適用される。
本発明にかかるバッグの提げ手の構造は、バッグ本体12に取り付けられる、提げ手部材50を支持する構造である。
前記提げ手部材50は、わん曲領域60と、該わん曲領域60の両端に続いて形成された一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64と、該重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64)に続いて形成された架設領域(一方の架設領域66及び他方の架設領域68)と、該架設領域を構成する一方の架設領域66及び他方の架設領域68に続いて形成された固着領域(一方の固着領域70及び他方の固着領域72)とを備える。
外側の提げ手部材50は、提げ領域A1において正面視略U字状にわん曲されている。
提げ手部材50は、わん曲領域60から左右に分かれてのびる延長領域にある一方の架設領域66及び一方の固着領域70と他方の架設領域68及び他方の固着領域72とを、適宜な間隔をあけて、バッグ本体12の外側において取り付けられている。
長手方向を有する帯状の提げ手部材50は、革又は布帛からなる長手方向を有する直線状の帯状体であって、両長手端縁すなわち一方の長手端縁52と他方の長手端縁54とを合わせて、断面略C字型アーチ状に成形されている。
提げ手部材50は、わん曲領域60と、重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64)と、前記架設領域(一方の架設領域66及び他方の架設領域68)の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成されている。
前記提げ手部材50は、一方の架設領域66及び他方の架設領域68における帯状体の両長手端縁の間すなわち一方の長手端縁52と他方の長手端縁54との間に、一方の架設領域66及び他方の架設領域68のそれぞれに、支持部材100を介装されている。
支持部材100は、バッグ本体12より上方に向けて提げ手部材50を立ち上げるために、提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64に沿ってのびるように形成されている。
前記支持部材100は、革又は布帛からなる長手方向を有する直線状の帯状体であって、少なくともその上部が両長手端縁(一方の長手端縁102及び他方の長手端縁104)を合わせて断面略C字型アーチ状に成形された重ね合わせ領域110と、該重ね合わせ領域110より下方にのびる支持領域112と、該支持領域112より下方に形成された固着領域114とを備えている。
前記支持部材100は、重ね合わせ領域110の両手長手端縁すなわち一方の長手端縁102及び他方の長手端縁104を、断面略C字型アーチ状に成形された提げ手部材50の両長手端縁の間すなわち一方の長手端縁52と他方の長手端縁54との間に介装されている。
前記支持部材100は、提げ手部材50の頂部90とは反対側に支持部材100の頂部150が位置するように対向して、支持部材100の重ね合わせ領域110と提げ手部材50の重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64)とを縫合されて、連結されている。
前記支持部材100は、支持領域112が少なくとも前記重ね合わせ領域110の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状に形成し、支持領域112より下方の固着領域114において、バッグ本体12に固着されている。
前記提げ手部材50は、バッグ本体12に固着された前記支持部材100の固着領域固着領域114より下方にのび、提げ手部材50の固着領域(一方の固着領域70及び他方の固着領域72)においてバッグ本体12に固着されている。
支持部材100は、複数の帯状体130及び帯状体140を積層され、且つ、積層された帯状体130及び帯状体140をその幅においてわん曲されて断面略C字型アーチ状の重ね合わせ領域110を形成されている。
帯状体130及び帯状体140は、帯状の革又は布帛の両長手縁の近傍を内側に折り重ね、折り重ねた部分を貼着してなる。
帯状体130と帯状体140とは、折り重ねた部分を対向させ、貼り合わせて一枚の支持部材100を成形するように、構成されている。
支持部材100は、帯状体130及び帯状体140の幅方向における中央において、帯状体140を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁102と他方の長手端縁104とを閉じ合わせ、一方の長手端縁102と他方の長手端縁104より内側を外側方向すなわち帯状体130側に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁102と他方の長手端縁104とを縫合してなる閉合部156と、一方の長手端縁102及び他方の長手端縁104に続く膨大部152及び膨大部154と、帯状体130及び帯状体140が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域112の頂部150とを形成されている。
提げ手部材50は、革又は布帛からなる帯状体80を、帯状の革又は布帛の両長手縁の近傍を内側に折り重ね、折り重ねた部分を貼着してなる。
帯状体80は、折り重ねた部分を対向させ、貼り合わせて一枚の提げ手部材50を成形するように構成されている。
提げ手部材50は、帯状体80の幅方向における中央において、折り重ねた部分を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁52と他方の長手端縁54とを閉じ合わせ、一方の長手端縁52及び他方の長手端縁54より内側を外側方向すなわち折り重ね部分とは反対に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁52と他方の長手端縁54とを縫合してなる閉合部96と、一方の長手端縁52及び他方の長手端縁54に続く膨大部92及び膨大部94と、頂部90とを形成されている。
外側の提げ手部材50と内側の支持部材100とは、その長さが異なり、外側の提げ手部材50の方が内側の支持部材100より長い。
外側の提げ手部材50と内側の支持部材100とは、その幅が略々同じである。
外側の提げ手部材50は、重ね合わされた領域すなわち提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64と支持部材100の重ね合わせ領域110とにおいて、帯状体80幅方向における中央の近傍において湾曲させられている。
外側の提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64は、バッグ本体12の外側に向けて膨出している。
支持部材100は、重ね合わされた領域すなわち提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64と支持部材100の重ね合わせ領域110とにおいて、帯状体130を幅方向における中央の近傍において湾曲させられている。
支持部材100の重ね合わせ領域110は、バッグ本体12側に向いて膨出している。
支持部材100は、重ね合わせ領域110における帯状体130及び帯状体140の閉合部156を、提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62(及び他方の重ね合わせ領域64)における一方の長手端縁52と他方の長手端縁54との間から提げ手部材50の頂部90の内側に向けて挿し込み、支持部材100の重ね合わせ領域110と提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62(及び他方の重ね合わせ領域64)とを重ね合わせる。
提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62(及び他方の重ね合わせ領域64)における一方の長手端縁52及び他方の長手端縁54は、支持部材100の重ね合わせ領域110における頂部150の近傍に至る。
外側の提げ手部材50と内側の支持部材100とは、帯状体80の閉合部96と帯状体130及び帯状体140の頂部150とを重ね合わされた領域において、外側の提げ手部材50の長手端縁(一方の長手端縁52及び他方の長手端縁54)の近傍及び内側の一方の支持部材100の頂部150の近傍を縫合されて縫合部160を形成されている。
縫合部160は、提げ領域A1より延びた領域の提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62と支持部材100の重ね合わせ領域110との重ね合わせ領域及び提げ手部材50の他方の重ね合わせ領域64と支持部材100の重ね合わせ領域110との重ね合わせ領域において、提げ手部材50一方の長手端縁52及び他方の長手端縁54に沿って、提げ手部材50の一方の長手端縁52及び他方の重ね合わせ領域64の近傍と支持部材100の頂部150とを縫合されている。
支持部材100の支持領域112は、重ね合わせ領域110と内側の支持部材100がバッグ本体12の表面に取り付けられる固着領域114との間にあり、支持領域112の部分を縫合しないで、帯状体130及び帯状体140が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域112を形成されている。
前記内側の支持部材100は、その一方端の重ね合わせ領域110を提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64に取り付けられ、その他方端の固着領域114をバッグ本体12の外表面に取り付けられている。
この実施の形態においては、内側の支持部材100は、その一方端の重ね合わせ領域110が、前胴部20の開口部28の近傍で襠部24を構成する左側の襠部24A(右側の24B)の近傍の提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64に縫合され、且つその他方端の固着領域114が、前胴部20の開口部28の近傍で襠部24を構成する右側の襠部24Bの近傍に縫合されている。
内側の支持部材100は、それを構成する長尺帯状体(帯状体130及び帯状体140)の平坦な状態における固着領域114の裏面側を、バッグ本体12の外表面に接し合わせて縫合されている。
内側の支持部材100は、重ね合わせ領域110と外側の提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64との間に、外側の提げ手部材50とバッグ本体12と接合されない非接合領域A4である支持領域112を形成されている。
内側の支持部材100は、外側の提げ手部材50と縫合されていない非縫合領域A2の固着領域114の近傍側が、内側の支持部材100を構成する長尺帯状体の平坦な状態の帯状体130及び帯状体140の態様である。
外側の提げ手部材50は、提げ領域A1において、正面視U字状にわん曲されている。
前記外側の提げ手部材50は、前記内側の支持部材100と重ね合わせられた一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64からバッグ本体12の底方向に延びた、延長領域において、バッグ本体12の外表面との間に適宜な間隔を空けて、バッグ本体12の外側において取り付けられている。
外側の提げ手部材50は、内側の支持部材100との接合領域A3である一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64から延びた延長領域である一方の架設領域66及び他方の架設領域68において、バッグ本体12と接合する位置まで支持部材100及びバッグ本体12と縫合されない非縫合領域A2を形成されている。
外側の提げ手部材50は、内側の支持部材100と縫合されていない非縫合領域A2の一部(一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64より下方の一方端及び他方端側の部分)が、外側の提げ手部材50を構成する長尺帯状体80の平坦な状態の帯状体の態様である。
外側の提げ手部材50の延長領域における一方の固着領域70及び他方の固着領域72は、底部材32のバッグ本体12への接合領域の縁部から底部材32とバッグ本体12との間に挿入され、バッグ本体12の外表面及び/又はバッグ本体12の内表面に取り付けられている。
この実施の形態においては、外側の提げ手部材50は、その一方端の一方の固着領域70を、左側の襠部24Aの近傍で底部材32と前胴部20との底部材接合領域34との間で、前胴部20及び底部材32に跨って縫合されている。
具体的には、底部材32と前胴部20とを底部材接合領域34で縫合するときに、前胴部20と底部材32との間に挟まれた外側の提げ手部材50の一方端の一方の固着領域70を縫合して、取り付けられている。
更に、その他方端の他方の固着領域72を、右側の襠部24Bの近傍で底部材32と前胴部20との底部材接合領域34との間で、前胴部20及び底部材32に跨って縫合されている。
具体的には、底部材32と前胴部20とを底部材接合領域34で縫合するときに、前胴部20と底部材32との間に挟まれた外側の提げ手部材50の他方端の固着領域72を縫合して、取り付けられている。
外側の提げ手部材50は、一方の固着領域70及び他方の固着領域72を構成する領域が、外側の提げ手部材50を構成する長尺帯状体80の平坦な状態における裏面側をバッグ本体12の外表面に接し合わせて縫合されている。
外側の提げ手部材50は、縫合された接合領域A3である一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64から延びた外側の提げ手部材50の延長領域において、内側の提げ手部材50の一方の固着領域70及び他方の固着領域72と接合されない非接合領域A4を形成されている。
外側の提げ手部材50は、内側の支持部材100及びバッグ本体12と縫合されていない非接合領域A4が、外側の提げ手部材50を構成する長尺帯状体80の平坦な状態の帯状体の態様である。
外側の提げ手部材50の延長領域である非接合領域A4は、その内側とバッグ本体12の外表面との間における空所によって物品を挟持するための一方の架設領域66及び他方の架設領域68を形成されている。
次に、バッグの提げ手の取り付け方法について、主として図8ないし図13に基づいて説明する。
長手方向を有する帯状の提げ手部材50を形成する、革又は布帛からなる長手方向を有する帯状体80を準備する。
提げ手部材50は、革又は布帛からなる帯状体80を、帯状の革又は布帛の両長手縁の近傍を内側に折り重ね、折り重ねた部分を貼着してなる。
帯状体80は、折り重ねた部分を対向させ、貼り合わせて一枚の提げ手部材50を成形するように構成されている。
帯状体80は、両長手端縁すなわち一方の長手端縁52と他方の長手端縁54とを合わせて、断面略C字型アーチ状に成形する。
提げ手部材50は、わん曲領域60と、重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64)と、前記架設領域(一方の架設領域66及び他方の架設領域68)の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成する。
わん曲領域60と他方の重ね合わせ領域64とを、一方の長手端縁52及び他方の長手端縁54の近傍において縫合する。
提げ手部材50は、帯状体80の幅方向における中央において、折り重ねた部分を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁52と他方の長手端縁54とを閉じ合わせ、一方の長手端縁52及び他方の長手端縁54より内側を外側方向すなわち折り重ね部分とは反対に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁52と他方の長手端縁54とを縫合してなる閉合部96と、一方の長手端縁52及び他方の長手端縁54に続く膨大部92及び膨大部94と、頂部90とを形成する。(提げ手部材成形ステップ)
次に、前記提げ手部材50の、一方の架設領域66及び他方の架設領域68における帯状体の両長手端縁の間すなわち一方の長手端縁52と他方の長手端縁54との間に、一方の架設領域66及び他方の架設領域68のそれぞれに、支持部材100を介装する。
支持部材100は、バッグ本体12より上方に向けて提げ手部材50を立ち上げるために、提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64に沿って一方の重ね合わせ領域62と他方の重ね合わせ領域64との間に介装する。(支持部材介装ステップ)
前記支持部材100を形成する、革又は布帛からなる長手方向を有する帯状体130及び140は、少なくともその上部が両長手端縁(一方の長手端縁102及び他方の長手端縁104)を合わせて断面略C字型アーチ状に成形された重ね合わせ領域110と、該重ね合わせ領域110より下方にのびる支持領域112と、該支持領域112より下方に形成された固着領域114とを備えている。
前記支持部材100は、重ね合わせ領域110の両手長手端縁すなわち一方の長手端縁102及び他方の長手端縁104を、断面略C字型アーチ状に成形された提げ手部材50の両長手端縁の間すなわち一方の長手端縁52と他方の長手端縁54との間に介装する。
提げ手部材50の頂部90とは反対側に支持部材100の頂部150が位置するように対向して、支持部材100の重ね合わせ領域110と提げ手部材50の重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64)とを縫合して支持部材100を提げ手部材50に連結する。(支持部材連結ステップ)
帯状体130及び帯状体140は、帯状の革又は布帛の両長手縁の近傍を内側に折り重ね、折り重ねた部分を貼着してなる。
帯状体130と帯状体140とは、折り重ねた部分を対向させ、貼り合わせて一枚の支持部材100を成形するように、構成されている。
支持部材100は、帯状体130及び帯状体140の幅方向における中央において、帯状体140を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁102と他方の長手端縁104とを閉じ合わせ、一方の長手端縁102と他方の長手端縁104より内側を外側方向すなわち帯状体130側に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁102と他方の長手端縁104とを縫合してなる閉合部156と、一方の長手端縁102及び他方の長手端縁104に続く膨大部152及び膨大部154と、帯状体130及び帯状体140が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域112の頂部150とを形成する。(支持部材成形ステップ)
外側の提げ手部材50と内側の支持部材100とを、帯状体80の閉合部96と帯状体130及び帯状体140の頂部150とを重ね合わされた領域において、外側の提げ手部材50の長手端縁(一方の長手端縁52及び他方の長手端縁54)の近傍及び内側の一方の支持部材100の頂部150の近傍を縫合して縫合部160を形成する。
提げ領域A1より延びた領域における提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62と支持部材100の重ね合わせ領域110との重ね合わせ領域及び提げ手部材50の他方の重ね合わせ領域64と支持部材100の重ね合わせ領域110との重ね合わせ領域において、提げ手部材50の一方の長手端縁52及び他方の長手端縁54に沿って、提げ手部材50の一方の長手端縁52及び他方の重ね合わせ領域64の近傍と支持部材100の頂部150とを縫合して、縫合部160を形成する。
次に、前記支持部材100を、支持領域112が少なくとも前記重ね合わせ領域110の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状に成形し、支持領域112より下方の固着領域114において、バッグ本体12に固着する。(支持部材の固着ステップ)
次に、前記提げ手部材50を、バッグ本体12に固着された前記支持部材100の固着領域114より下方にのばし、提げ手部材50の固着領域(一方の固着領域70及び他方の固着領域72)においてバッグ本体12に固着する。(提げ手部材の固着ステップ)
支持部材100の支持領域112は、重ね合わせ領域110と内側の支持部材100がバッグ本体12の表面に取り付けられる固着領域114との間にあり、支持領域112の部分を縫合しないで、帯状体130及び帯状体140が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域112を形成する。
前記内側の支持部材100の一方端の重ね合わせ領域110を提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64に取り付け、その他方端の固着領域114をバッグ本体12の外表面に取り付ける。
この実施の形態においては、内側の支持部材100の一方端の重ね合わせ領域110を、前胴部20の開口部28の近傍で襠部24を構成する左側の襠部24A(右側の24B)の近傍の提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64に縫合し、且つその他方端の固着領域114を、前胴部20の開口部28の近傍で襠部24を構成する右側の襠部24Bの近傍に縫合する。
内側の支持部材100を構成する長尺帯状体(帯状体130及び帯状体140)の平坦な状態における固着領域114の裏面側を、バッグ本体12の外表面に接し合わせて縫合する。
而して、本発明のバッグの提げ手14の構造を備えたバッグを形成できる。
次に、この発明の別の実施の形態であるバッグの提げ手の構造について、主として、図23ないし図26に基づいて説明する。
バッグ本体212に取り付けられる、提げ手部材250を支持する提げ手の構造は、
長手方向を有する帯状の提げ手部材250が、両長手端縁(一方の長手端縁252及び他方の長手端縁254)を合わせて断面略C字型アーチ状に成形されている。
前記提げ手部材250は、両長手端縁の間に、バッグ本体212より上方に向けて提げ手部材250を立ち上げるための支持部材300を介装されている。
提げ手部材250は、バッグ本体212側に位置しており、支持部材300は、提げ手部材250の外側に位置しており、前記実施の形態の提げ手214とは逆になっている。
また、前記実施の形態の提げ手214と比較して、提げ手部材250は、短くなっており、逆に、支持部材300は、長くなっている。
前記支持部材300は、長手方向を有する帯状体280であって、少なくともその上部が両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形された重ね合わせ領域310と、該重ね合わせ領域310より下方にのびる支持領域314と、該支持領域314より下方に形成された固着領域314とを備える。
前記支持部材300は、重ね合わせ領域310の両手長手端縁を、断面略C字型アーチ状に成形された提げ手部材250の両長手端縁の間(一方の長手端縁252と他方の長手端縁254との間)に介装されている。
前記支持部材300は、提げ手部材250の頂部290とは反対側に支持部材300の頂部350が位置するように対向して、支持部材300の重ね合わせ領域310と提げ手部材250の重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264)とを縫合されて、連結されている。
前記支持部材300は、支持領域312が少なくとも前記重ね合わせ領域310の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状を形成し、支持領域312より下方の固着領域314において、バッグ本体212に固着されている。
支持部材300の支持領域312は、バッグ本体212の高さ方向において長くのびている。
前記提げ手部材250は、重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264)より下方にのび、下方にのびた部分の提げ手部材250の固着領域においてバッグ本体212に固着されている。
提げ手部材250の一方の架設領域266及び他方の架設領域268は、バッグ本体212の上部において、その下部の一方の固着領域270及び他方の固着領域272により固着されるように、その長さは短い。
バッグ本体212は、前胴部220と、前記前胴部220と対向する後胴部222と、前記前胴部220と後胴部222との間に介在する襠部224と、前記前胴部220,後胴部222及び襠部224の下端に設けられた底部226とを備える。
前胴部220と後胴部222との間の開口部228は、前胴部220の開口縁と後胴部222の開口縁とに付設されたファスナ230で開閉できるように構成されている。
襠部224は、前胴部220の左側に形成された左側の襠部224Aと、前胴部220の右側に形成された右側の襠部224Bとを備える。
底部226は、前胴部220,後胴部222及び襠部224の下端縁において、前胴部220,後胴部222及び襠部224の外表面と重ね合わされた底部材232を縫合してなる。
底部材232は、全体が皿状であって、周縁を一定幅の底部材接合領域234で、前胴部20,後胴部222及び襠部224と縫合されている。
前記提げ手部材250は、わん曲領域260と、該わん曲領域260の両端に続いて形成された一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264と、該重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264)に続いて形成された架設領域(一方の架設領域266及び他方の架設領域268)と、該架設領域を構成する一方の架設領域266及び他方の架設領域268に続いて形成された固着領域(一方の固着領域270及び他方の固着領域272)とを備える。
内側の提げ手部材250は、提げ領域A1において正面視略U字状にわん曲されている。
提げ手部材250は、わん曲領域260から左右に分かれてのびる延長領域にある一方の架設領域266及び一方の固着領域270と他方の架設領域268及び他方の固着領域272とを、適宜な間隔をあけて、バッグ本体212の上部の外側において取り付けられている。
前記提げ手部材250は、一方の架設領域266及び他方の架設領域268における帯状体の両長手端縁の間すなわち一方の長手端縁252と他方の長手端縁254との間に、一方の架設領域266及び他方の架設領域268のそれぞれに、支持部材300を介装されている。
支持部材300は、バッグ本体212より上方に向けて提げ手部材250を立ち上げるために、提げ手部材250の一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264に沿ってのびるように形成されている。
前記支持部材300は、提げ手部材250の頂部290とは反対側に支持部材300の頂部350が位置するように対向して、支持部材300の重ね合わせ領域310と提げ手部材250の重ね合わせ領域310(一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264)とを縫合されて、連結されている。
前記支持部材300は、バッグ本体212に固着された前記提げ手部材250の固着領域(一方の固着領域270及び他方の固着領域272)より下方にのび、長くのびた支持領域312においてバッグ本体212の下部に固着されている。
提げ手部材250は、帯状体280の幅方向における中央において、折り重ねた部分を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁252と他方の長手端縁254とを閉じ合わせ、一方の長手端縁252及び他方の長手端縁254より内側を外側方向すなわち折り重ね部分とは反対に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁252と他方の長手端縁254とを縫合してなる閉合部296と、一方の長手端縁252及び他方の長手端縁254に続く膨大部292及び膨大部294と、頂部290とを形成されている。提げ手部材250は、頂部290がバッグ本体212の外側をく。
内側の提げ手部材250(一方の架設領域266及び他方の架設領域268)と外側の支持部材300とは、その長さが異なり、内側の提げ手部材250の方が外側の支持部材300より短い。
外側の提げ手部材250と内側の支持部材300とは、その幅が略々同じである。
外側の提げ手部材250の一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264は、バッグ本体212の内側に向けて膨出している。
支持部材300は、重ね合わせ領域310における帯状体330及び帯状体340の閉合部356を、提げ手部材250の一方の重ね合わせ領域262(及び他方の重ね合わせ領域264)における一方の長手端縁252と他方の長手端縁254との間から提げ手部材250の頂部290の内側に向けて挿し込み、支持部材300の重ね合わせ領域310と提げ手部材250の一方の重ね合わせ領域262(及び他方の重ね合わせ領域264)とを重ね合わせる。
提げ手部材250の一方の重ね合わせ領域262(及び他方の重ね合わせ領域264)における一方の長手端縁252及び他方の長手端縁254は、支持部材300の重ね合わせ領域310における頂部350の近傍に至る。
外側の提げ手部材250と内側の支持部材300とは、帯状体280の閉合部296と帯状体330及び帯状体340の頂部350とを重ね合わされた領域において、外側の提げ手部材250の長手端縁(一方の長手端縁252及び他方の長手端縁254)の近傍及び内側の一方の支持部材300の頂部350の近傍を縫合されて縫合部360を形成されている。
縫合部360は、提げ領域A1より延びた領域の提げ手部材250の一方の重ね合わせ領域262と支持部材300の重ね合わせ領域310との重ね合わせ領域及び提げ手部材250の他方の重ね合わせ領域264と支持部材300の重ね合わせ領域310との重ね合わせ領域において、提げ手部材250一方の長手端縁252及び他方の長手端縁254に沿って、提げ手部材250の一方の長手端縁252及び他方の重ね合わせ領域264の近傍と支持部材300の頂部350とを縫合されている。
支持部材300の支持領域312は、重ね合わせ領域310と内側の支持部材300がバッグ本体212の表面に取り付けられる固着領域314との間にあり、支持領域312の部分を縫合しないで、帯状体330及び帯状体340が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域312を形成されている。
前記外側の支持部材300は、その一方端の重ね合わせ領域310を提げ手部材250の一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264に取り付けられ、その他方端の固着領域314をバッグ本体212の外表面に取り付けられている。
次に、別の実施の形態のバッグの提げ手の取り付け方法について、主として図21ないし図23に基づいて説明する。
長手方向を有する帯状の提げ手部材250を形成する、革又は布帛からなる長手方向を有する帯状体280を準備する。
提げ手部材250は、革又は布帛からなる帯状体280を、帯状の革又は布帛の両長手縁の近傍を内側に折り重ね、折り重ねた部分を貼着してなる。
帯状体280は、折り重ねた部分を対向させ、貼り合わせて一枚の提げ手部材250を成形するように構成されている。
帯状体280は、両長手端縁すなわち一方の長手端縁252と他方の長手端縁254とを合わせて、断面略C字型アーチ状に成形する。
提げ手部材250は、わん曲領域260と、重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264)と、前記架設領域(一方の架設領域266及び他方の架設領域268)の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成する。
わん曲領域260と他方の重ね合わせ領域264とを、一方の長手端縁252及び他方の長手端縁254の近傍において縫合する。
提げ手部材250は、帯状体280の幅方向における中央において、折り重ねた部分を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁252と他方の長手端縁254とを閉じ合わせ、一方の長手端縁252及び他方の長手端縁254より内側を内側方向すなわち折り重ね部分とは反対に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁252と他方の長手端縁254とを縫合してなる閉合部296と、一方の長手端縁252及び他方の長手端縁254に続く膨大部292及び膨大部294と、頂部290とを形成する。(提げ手部材成形ステップ)
次に、前記提げ手部材250の、一方の架設領域266及び他方の架設領域268における帯状体の両長手端縁の間すなわち一方の長手端縁252と他方の長手端縁254との間に、一方の架設領域266及び他方の架設領域268のそれぞれに、支持部材300を介装する。
支持部材300は、バッグ本体212より上方に向けて提げ手部材250を立ち上げるために、提げ手部材250の一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264に沿って一方の重ね合わせ領域262と他方の重ね合わせ領域264との間に介装する。(支持部材介装ステップ)
前記支持部材300を形成する、革又は布帛からなる長手方向を有する帯状体330及び340は、少なくともその上部が両長手端縁(一方の長手端縁302及び他方の長手端縁304)を合わせて断面略C字型アーチ状に成形された重ね合わせ領域310と、該重ね合わせ領域310より下方にのびる支持領域312と、該支持領域312より下方に形成された固着領域314とを備えている。
前記支持部材300は、重ね合わせ領域310の両手長手端縁すなわち一方の長手端縁302及び他方の長手端縁304を、断面略C字型アーチ状に成形された提げ手部材250の両長手端縁の間すなわち一方の長手端縁252と他方の長手端縁254との間に介装する。
提げ手部材250の頂部290とは反対側に支持部材300の頂部350が位置するように対向して、支持部材300の重ね合わせ領域310と提げ手部材250の重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264)とを縫合して支持部材300を提げ手部材250に連結する。(支持部材連結ステップ)
帯状体330及び帯状体340は、帯状の革又は布帛の両長手縁の近傍を内側に折り重ね、折り重ねた部分を貼着してなる。
帯状体330と帯状体340とは、折り重ねた部分を対向させ、貼り合わせて一枚の支持部材300を成形するように、構成されている。
支持部材300は、帯状体330及び帯状体340の幅方向における中央において、帯状体340を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁302と他方の長手端縁304とを閉じ合わせ、一方の長手端縁302と他方の長手端縁304より内側を外側方向すなわち帯状体330側に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁302と他方の長手端縁304とを縫合してなる閉合部156と、一方の長手端縁302及び他方の長手端縁304に続く膨大部352及び膨大部354と、帯状体330及び帯状体340が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域312の頂部350とを形成する。(支持部材成形ステップ)
内側の提げ手部材250と外側の支持部材300とを、帯状体280の閉合部296と帯状体330及び帯状体340の頂部350とを重ね合わされた領域において、内側の提げ手部材250の長手端縁(一方の長手端縁252及び他方の長手端縁254)の近傍及び内側の一方の支持部材300の頂部350の近傍を縫合して縫合部360を形成する。
提げ領域A1より延びた領域における提げ手部材250の一方の重ね合わせ領域262と支持部材300の重ね合わせ領域310との重ね合わせ領域及び提げ手部材250の他方の重ね合わせ領域264と支持部材300の重ね合わせ領域310との重ね合わせ領域において、提げ手部材250の一方の長手端縁252及び他方の長手端縁254に沿って、提げ手部材250の一方の長手端縁252及び他方の重ね合わせ領域264の近傍と支持部材300の頂部350とを縫合して、縫合部360を形成する。(支持部材の固着ステップ)
次に、前記支持部材300を、支持領域312が少なくとも前記重ね合わせ領域310の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状に成形し、支持領域312より下方の固着領域314において、バッグ本体212に固着する。(提げ手部材の固着ステップ)
次に、前記提げ手部材250を、一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264より下方にのばした一方の架設領域266及び他方の架設領域268の下方の提げ手部材250の固着領域(一方の固着領域270及び他方の固着領域272)においてバッグ本体212に固着する。
支持部材300の支持領域312は、重ね合わせ領域310と内側の支持部材300がバッグ本体212の表面に取り付けられる固着領域314との間にあり、支持領域312の部分を縫合しないで、重ね合わせ領域310の近傍において帯状体330及び帯状体340が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域312を形成する。
前記内側の支持部材300の一方端の重ね合わせ領域310を提げ手部材250の一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264に取り付け、その他方端の固着領域314をバッグ本体212の外表面に取り付ける。
この実施の形態においては、内側の提げ手部材250の一方端の重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264)を、前胴部220の開口部228の近傍で襠部224を構成する左側の襠部224A(右側の224B)の近傍の支持部材300の一方の長手端縁302及び他方の重ね合わせ領域264に縫合し、且つその他方端の固着領域(一方の固着領域270及び他方の固着領域272)を、前胴部220の開口部228の近傍で襠部224を構成する右側の襠部224Bの近傍に縫合する。
外側の支持部材300を構成する長尺帯状体(帯状体330及び帯状体340)の平坦な状態における固着領域314の裏面側を、バッグ本体212の外表面に接し合わせて縫合する。
而して、本発明のバッグの提げ手214の構造を備えたバッグを形成できる。
次に、本発明のバッグの提げ手構造の、他の実施形態について説明する。
図26は、本発明の他の実施形態のバッグの提げ手の構造を用いた鞄の斜視図解図である
図27は、図26図示鞄の正面側の斜視図解図である。
図28は、図26図示鞄の提げ手の構造を示す向こう側の斜視図解図である。
本発明のバッグの提げ手の構造は、特に、肩掛けバッグとして用いるに適する構造を備えている。
肩掛けバッグは、通常、提げ手が、バッグ本体の前胴部と後胴部との両側から上方に向けてのびるように取り付けられている。通常、その前後二本の提げ手を重ね合わせて肩に掛けるが、二本の提げ手は、肩掛けバッグを肩に掛けて歩行する等したときに、重ね合わせた二本の提げ手が分かれて一本の提げ手が肩からずれ落ち易い。
一本の提げ手が、肩から外れると、肩掛けバッグがそれに伴い肩からずれ落ちるようになる等不便である。
この実施の形態のバッグの提げ手の構造は、かかる事情を鑑み、二本の提げ手が重ね合された状態を維持することができるバッグの提げ手を提供できる。
この実施の形態のバッグの提げ手の構造によれば、二本のバッグの提げ手が肩に重ね合さった状態で掛かり、バッグが肩からずれ落ちにくい。
本発明のバッグの提げ手の構造は、図26に示すように、肩掛けバッグの肩掛け部等に用いることができる。
バッグ本体512は、前胴部520と、前記前胴部520と対向する後胴部522と、前記前胴部520と後胴部522との間に介在する襠部524と、前記前胴部520,後胴部522及び襠部524の下端に設けられた底部526とを備える。
前胴部520と後胴部522との間の開口部528は、前胴部520の開口縁と後胴部522の開口縁とに付設されたファスナ530で開閉できるように構成されている。
襠部524は、前胴部520の左側に形成された左側の襠部524Aと、前胴部520の右側に形成された右側の襠部524Bとを備える。
底部526は、前胴部520,後胴部522及び襠部524の下端縁において、前胴部520,後胴部522及び襠部524の外表面と重ね合わされた底部材532を縫合してなる。
底部材532は、全体が皿状であって、周縁を一定幅の底部材接合領域534で、前胴部520,後胴部522及び襠部524と縫合されている。
本発明のバッグ本体512に取り付けられる提げ手514の構造は、バッグ本体512の外側において、人の肩に掛る頂上の肩掛け領域B1が、前胴部520及び/又は後胴部522より上方に向けてのびるように取り付けられた提げ手514に適用される。
本発明にかかるバッグの提げ手514の構造は、バッグ本体512に取り付けられる提げ手部材550を支持する構造と、前後一対の提げ手514の頂点の肩掛け領域B1を重ねて引っ着ける構造とを備える。
提げ手514を構成する提げ手部材550は、前胴部520に取り付けられた一方の(すなわち手前側の)第1提げ手部材550Aと、後胴部522側に取り付けられた他方の(すなわち向こう側)の第2提げ手部材550Bとを備える。
第1提げ手部材550Aと第2提げ手部材550Bとは、提げ手部材を支持する構造においては、略々同じ構造である。
そこで、以下、主として、第1提げ手部材550Aについて説明する。
前記第1提げ手部材550Aは、わん曲領域560と、該わん曲領域560の両端に続いて形成された一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564と、該重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564)に続いて形成された架設領域(一方の架設領域566及び他方の架設領域568)と、該架設領域を構成する一方の架設領域566及び他方の架設領域568に続いて形成された固着領域(一方の固着領域570及び他方の固着領域572)とを備える。
外側の提げ手部材550は、頂上の肩掛け領域B1において正面視略U字状にわん曲されている。
提げ手部材550は、わん曲領域560から左右に分かれてのびる延長領域にある一方の架設領域566及び一方の固着領域570と他方の架設領域568及び他方の固着領域572とを、適宜な間隔をあけて、バッグ本体512の外側において取り付けられている。
長手方向を有する帯状の提げ手部材550は、革又は布帛からなる長手方向を有する直線状の帯状体であって、両長手端縁すなわち一方の長手端縁552と他方の長手端縁554とを合わせて、断面略C字型アーチ状に成形されている。
提げ手部材550は、わん曲領域560と、重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564)と、前記架設領域(一方の架設領域566及び他方の架設領域568)の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成されている。
提げ手部材550は、内側面に沿って、長手方向を有する帯状の弾力性材582が添設される。
弾力性材582は、弾力性材582と略々同じ幅を有する布帛からなる長手方向を有する直線状の帯状体であって、両長手端縁すなわち一方の長手端縁582aと他方の長手端縁582bとを合わせて、提げ手部材550の内側において提げ手部材550とともに断面略C字型アーチ状に成型されている。
弾力性材582は、提げ手部材550のわん曲領域560に対応する長さを備える。それゆえに、弾力性材582は、提げ手部材550のわん曲領域560にのみ添設されている。
前記提げ手部材550は、一方の架設領域566及び他方の架設領域568における帯状体の両長手端縁の間すなわち一方の長手端縁552と他方の長手端縁554との間に、一方の架設領域566及び他方の架設領域568のそれぞれに、支持部材600を介装されている。
支持部材600は、バッグ本体512より上方に向けて提げ手部材550を立ち上げるために、提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564に沿ってのびるように形成されている。
前記支持部材600は、革又は布帛からなる長手方向を有する直線状の帯状体であって、少なくともその上部が両長手端縁(一方の長手端縁602及び他方の長手端縁604)を合わせて断面略C字型アーチ状に成形された重ね合わせ領域610と、該重ね合わせ領域610より下方にのびる支持領域612と、該支持領域612より下方に形成された固着領域614とを備えている。
前記支持部材600は、重ね合わせ領域610の両手長手端縁すなわち一方の長手端縁602及び他方の長手端縁604を、断面略C字型アーチ状に成形された提げ手部材550の両長手端縁の間すなわち一方の長手端縁552と他方の長手端縁554との間に介装されている。
前記支持部材600は、提げ手部材550の頂部590とは反対側に支持部材600の頂部650が位置するように対向して、支持部材600の重ね合わせ領域610と提げ手部材550の重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564)とを縫合されて、連結されている。
前記支持部材600は、支持領域612が少なくとも前記重ね合わせ領域610の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状に形成し、支持領域612より下方の固着領域614において、バッグ本体512に固着されている。
支持部材600は、固着領域614において、バッグ本体512に逢着して固着されるとともに、鋲で固定されている。
前記提げ手部材550は、バッグ本体512に固着された前記支持部材600の固着領域固着領域614より下方にのび、提げ手部材550の固着領域(一方の固着領域570及び他方の固着領域572)においてバッグ本体512に固着されている。
支持部材600は、複数の帯状体630及び帯状体640を積層され、且つ、積層された帯状体630及び帯状体640をその幅においてわん曲されて断面略C字型アーチ状の重ね合わせ領域610を形成されている。
帯状体630及び帯状体640は、帯状の革又は布帛の両長手縁の近傍を内側に折り重ね、折り重ねた部分を貼着してなる。
帯状体630と帯状体640とは、折り重ねた部分を対向させ、貼り合わせて一枚の支持部材600を成形するように、構成されている。
支持部材600は、帯状体630及び帯状体640の幅方向における中央において、帯状体640を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁602と他方の長手端縁604とを閉じ合わせ、一方の長手端縁602と他方の長手端縁604より内側を外側方向すなわち帯状体630側に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁602と他方の長手端縁604とを縫合してなる閉合部656と、一方の長手端縁602及び他方の長手端縁604に続く膨大部652及び膨大部654と、帯状体630及び帯状体640が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域612の頂部650とを形成されている。
提げ手部材550は、革又は布帛からなる帯状体580を、帯状の革又は布帛の両長手縁の近傍を内側に折り重ね、折り重ねた部分を貼着してなる。弾力性材582は、帯状体580とともに両長手縁の近傍を内側に折り重ね、折り重ねた部分を貼着してなる。
帯状体580は、折り重ねた部分を対向させ、貼り合わせて一枚の提げ手部材550を成形するように構成されている。
提げ手部材550は、帯状体580の幅方向における中央において、折り重ねた部分を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁552と他方の長手端縁554とを閉じ合わせ、一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554より内側を外側方向すなわち折り重ね部分とは反対に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁552と他方の長手端縁554とを縫合してなる閉合部596と、一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554に続く膨大部592及び膨大部594と、頂部590とを形成されている。
外側の提げ手部材550と内側の支持部材600とは、その長さが異なり、外側の提げ手部材550の方が内側の支持部材600より長い。
外側の提げ手部材550と内側の支持部材600とは、その幅が略々同じである。
外側の提げ手部材550は、重ね合わされた領域すなわち提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564と支持部材600の重ね合わせ領域610とにおいて、帯状体580幅方向における中央の近傍において湾曲させられている。
外側の提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564は、バッグ本体512の外側に向けて膨出している。
支持部材600は、重ね合わされた領域すなわち提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564と支持部材600の重ね合わせ領域610とにおいて、帯状体630を幅方向における中央の近傍において湾曲させられている。
支持部材600の重ね合わせ領域610は、バッグ本体512側に向いて膨出している。
支持部材600は、重ね合わせ領域610における帯状体630及び帯状体640の閉合部156を、提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562(及び他方の重ね合わせ領域564)における一方の長手端縁552と他方の長手端縁554との間から提げ手部材550の頂部590の内側に向けて挿し込み、支持部材600の重ね合わせ領域610と提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562(及び他方の重ね合わせ領域564)とを重ね合わせる。
提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562(及び他方の重ね合わせ領域564)における一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554は、支持部材600の重ね合わせ領域610における頂部650の近傍に至る。
外側の提げ手部材550と内側の支持部材600とは、帯状体580の閉合部596と帯状体630及び帯状体640の頂部650とを重ね合わされた領域において、外側の提げ手部材550の長手端縁(一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554)の近傍及び内側の一方の支持部材600の頂部650の近傍を縫合されて縫合部660を形成されている。
縫合部660は、提げ領域A1より延びた領域の提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562と支持部材600の重ね合わせ領域610との重ね合わせ領域610及び提げ手部材550の他方の重ね合わせ領域564と支持部材600の重ね合わせ領域610との重ね合わせ領域において、提げ手部材550一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554に沿って、提げ手部材550の一方の長手端縁552及び他方の重ね合わせ領域564の近傍と支持部材600の頂部650とを縫合されている。
支持部材600の支持領域612は、重ね合わせ領域610と内側の支持部材600がバッグ本体512の表面に取り付けられる固着領域614との間にあり、支持領域612の部分を縫合しないで、帯状体630及び帯状体640が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域612を形成されている。
前記内側の支持部材600は、その一方端の重ね合わせ領域610を提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564に取り付けられ、その他方端の固着領域614をバッグ本体512の外表面に取り付けられている。
この実施の形態においては、内側の支持部材600は、その一方端の重ね合わせ領域610が、前胴部520の開口部528の近傍で襠部224を構成する左側の襠部524A(右側の24B)の近傍の提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564に縫合され、且つその他方端の固着領域614が、前胴部520の開口部528の近傍で襠部524を構成する右側の襠部524Bの近傍に縫合されている。
内側の支持部材600は、それを構成する長尺帯状体(帯状体630及び帯状体640)の平坦な状態における固着領域614の裏面側を、バッグ本体512の外表面に接し合わせて縫合されている。
内側の支持部材600は、重ね合わせ領域610と外側の提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564との間に、外側の提げ手部材550とバッグ本体512と接合されない非接合領域A4である支持領域612を形成されている。
内側の支持部材600は、外側の提げ手部材550と縫合されていない非縫合領域A2の固着領域614の近傍側が、内側の支持部材600を構成する長尺帯状体の平坦な状態の帯状体630及び帯状体640の態様である。
外側の提げ手部材550は、提げ領域A1において、正面視U字状にわん曲されている。
前記外側の提げ手部材550は、前記内側の支持部材600と重ね合わせられた一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564からバッグ本体512の底方向に延びた、延長領域において、バッグ本体512の外表面との間に適宜な間隔を空けて、バッグ本体512の外側において取り付けられている。
外側の提げ手部材550は、内側の支持部材600との接合領域A3である一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564から延びた延長領域である一方の架設領域566及び他方の架設領域568において、バッグ本体512と接合する位置まで支持部材600及びバッグ本体512と縫合されない非縫合領域A2を形成されている。
外側の提げ手部材550は、内側の支持部材600と縫合されていない非縫合領域A2の一部(一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564より下方の一方端及び他方端側の部分)が、外側の提げ手部材550を構成する長尺帯状体580の平坦な状態の帯状体の態様である。
外側の提げ手部材550の延長領域における一方の固着領域570及び他方の固着領域572は、底部材532のバッグ本体512への接合領域の縁部から底部材532とバッグ本体512との間に挿入され、バッグ本体512の外表面及び/又はバッグ本体512の内表面に取り付けられている。
この実施の形態においては、外側の提げ手部材550は、その一方端の一方の固着領域570を、左側の襠部524Aの近傍で底部材532と前胴部520との底部材接合領域534との間で、前胴部520及び底部材532に跨って縫合されている。
具体的には、底部材532と前胴部520とを底部材接合領域534で縫合するときに、前胴部520と底部材532との間に挟まれた外側の提げ手部材550の一方端の一方の固着領域570を縫合して、取り付けられている。
更に、その他方端の他方の固着領域572を、右側の襠部524Bの近傍で底部材532と前胴部520との底部材接合領域534との間で、前胴部520及び底部材532に跨って縫合されている。
具体的には、底部材532と前胴部520とを底部材接合領域534で縫合するときに、前胴部520と底部材532との間に挟まれた外側の提げ手部材550の他方端の固着領域572を縫合して、取り付けられている。
外側の提げ手部材550は、一方の固着領域570及び他方の固着領域572を構成する領域が、外側の提げ手部材550を構成する長尺帯状体580の平坦な状態における裏面側をバッグ本体512の外表面に接し合わせて縫合されている。
外側の提げ手部材550は、縫合された接合領域A3である一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564から延びた外側の提げ手部材550の延長領域において、内側の提げ手部材550の一方の固着領域570及び他方の固着領域572と接合されない非接合領域A4を形成されている。
外側の提げ手部材550は、内側の支持部材600及びバッグ本体512と縫合されていない非接合領域A4が、外側の提げ手部材550を構成する長尺帯状体580の平坦な状態の帯状体の態様である。
外側の提げ手部材550の延長領域である非接合領域A4は、その内側とバッグ本体512の外表面との間における空所によって物品を挟持するための一方の架設領域566及び他方の架設領域568を形成されている。
次に、前胴部520側に取り付けられた一方の(すなわち手前側の)第1提げ手部材550Aと、後胴部522側に取り付けられた他方の(すなわち向こう側の)第2提げ手部材550Bとを、それぞれの頂上である頂上の肩掛け領域B1を構成するわん曲領域560において重ねて引っ着ける構造について説明する。
例えば、手提げ鞄510を左肩に掛けるときは、後胴部522を身体の胸側にし前胴部520を反対側にして、後胴部522に取り付けられた第2提げ手部材550Bを肩側すなわち下側にし、前胴部520に取り付けられた第1提げ手部材550Aを先に肩に掛けられた第2提げ手部材550Bの上に重ねて、肩に掛けられる。第1提げ手部材550Aの下側の膨大部594及び閉合部596と第2提げ手部材550Bの上側の膨大部592及び閉合部596とが重ね合わされる。
第1提げ手部材550Aと第2提げ手部材550Bとが上下方向において重ねられる頂上の肩掛け領域B1には、第1提げ手部材550Aと第2提げ手部材550Bとを引っ着けるための永久磁石片680と該永久磁石片680に引っ着く強磁性体片690とが、配設されている。
磁石片680と磁性体片690とは、いずれも円盤状体であり、第1提げ手部材550A及び第2提げ手部材550Bを構成する帯状体580が断面略C字型アーチ状に成型された内側に内蔵するように内設されている。
磁石片680及び磁性体片690は、提げ手部材550を構成する帯状体580との間に挟持されている。
第1提げ手部材550Aのわん曲領域560に内設された磁石片680は、アルニコ磁石、フェライト磁石、ネオジム磁石、サマリウムコバルト磁石などの永久磁石を円盤状に成形されてなるものであり、第1提げ手部材550Aを肩掛けするに適した大きさを有する。具体的には、磁石片680は、直径15〜25mmで、厚さ2〜3mmである。
第2提げ手部材550Bのわん曲領域560に内設された磁性体片690は、鉄、コバルト、ニッケルなどの磁性体を円盤状に成型されてなるものであり、第2提げ手部材550Bを肩掛けするに適する大きさを有する。具体的には、磁性体片690は、直径15〜25mmで、厚さ2〜3mmである。
第1提げ手部材550Aに内設された磁石片680の平面と第2提げ手部材550Bに内設された磁性体片690の平面とは、向き合って、第1提げ手部材550Aと第2提げ手部材550Bとが引っ着き易いように構成されている。
第1提げ手部材550Aの磁石片680と第2提げ手部材550Bbの磁性体片690とは、頂部590と一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554との間において、磁石片680及び磁性体片690の径方向がのびるように、向き合う一方の膨大部592と他方の膨大部594との間に介装されている。磁石片680及び磁性体片690の厚さ方向は、向き合う一方の膨大部592と他方の膨大部594とが向き合う方向にのびる。
而して、第1提げ手部材550Aの磁石片680と第2提げ手部材550Bの磁性体片690とは、第1提げ手部材550Aと第2提げ手部材550Bを重ねたとき、磁石片680の平面部と磁性体片690の平面部とが略々平行になる。
次に、磁石片680及び磁性体片690を、第1提げ手部材550Aに内装する方法について説明する。
長手方向を有する帯状の提げ手部材550を形成する、革又は布帛からなる長手方向を有する帯状体580及び布帛等の弾力性を有する弾力性材582を準備するとともに、磁石片680及び磁性体片690を準備する。
帯状体580の内側面に弾力性材582を重ね合わせる。
提げ手部材550は、革又は布帛からなる帯状体580を、帯状の革又は布帛の両長手縁の近傍を内側に折り重ね、折り重ねた部分を縫合又は貼着してなる。
帯状体580は、折り重ねた部分を対向させ、貼り合わせて一枚の提げ手部材550を成形するように構成されている。
帯状体580は、両長手端縁すなわち一方の長手端縁552と他方の長手端縁554とを合わせて、断面略C字型アーチ状に成形する。
提げ手部材550は、わん曲領域560と、重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564)と、前記架設領域(一方の架設領域566及び他方の架設領域568)の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成するが、その前に磁石片680を、わん曲領域560に置ける膨大部592と膨大部594との間に配設する。
磁性体片690も、同様に第2提げ手部材550Bを構成する帯状体580のわん曲領域560における膨大部592と膨大部594との間に配設する。
そのとき、磁石片680は、帯状体580に重ねられた弾力性材582の内側に配設される。磁石片680は、帯状体580と弾力性材582との間に配設されてもよい。
一方、磁性体片690は、帯状体580に重ねられた弾力性材582の内側に配設される。磁石片690は、帯状体580と弾力性材582との間に配設されてもよい。
次に、わん曲領域560と他方の重ね合わせ領域564とを、一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554の近傍において縫合する。
提げ手部材550は、帯状体580の幅方向における中央において、折り重ねた部分を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁552と他方の長手端縁554とを閉じ合わせ、一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554より内側を外側方向すなわち折り重ね部分とは反対に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁552と他方の長手端縁554とを縫合してなる閉合部596と、一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554に続く膨大部592及び膨大部594と、頂部590とを形成される。
バッグ本体512は、提げ手部材550の内側に、バッグ本体512の内側に設けたポケット(図示せず)の開口部を設けられている。該ポケット開口部670には、ポケットファスナ672が設けられている。該ポケット開口部670及びポケットファスナ672は、提げ手部材550により覆われ、保護されている。
次に、バッグの提げ手の取り付け方法について、主として図33ないし図37に基づいて説明する。
長手方向を有する帯状の提げ手部材550を形成する、革又は布帛からなる長手方向を有する帯状体580を準備する。
提げ手部材550は、革又は布帛からなる帯状体580を、帯状の革又は布帛の両長手縁の近傍を内側に折り重ね、折り重ねた部分を縫合又は貼着してなる。
帯状体580は、折り重ねた部分を対向させ、貼り合わせて一枚の提げ手部材550を成形するように構成されている。
帯状体580は、両長手端縁すなわち一方の長手端縁552と他方の長手端縁554とを合わせて、断面略C字型アーチ状に成形する。
提げ手部材550は、わん曲領域560と、重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564)と、前記架設領域(一方の架設領域566及び他方の架設領域568)の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成する。
わん曲領域560と他方の重ね合わせ領域564とを、一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554の近傍において縫合する。
提げ手部材550は、帯状体580の幅方向における中央において、折り重ねた部分を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁552と他方の長手端縁554とを閉じ合わせ、一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554より内側を外側方向すなわち折り重ね部分とは反対に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁552と他方の長手端縁554とを縫合してなる閉合部596と、一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554に続く膨大部592及び膨大部594と、頂部590とを形成する。(提げ手部材成形ステップ)
次に、前記提げ手部材550の、一方の架設領域566及び他方の架設領域568における帯状体の両長手端縁の間すなわち一方の長手端縁552と他方の長手端縁554との間に、一方の架設領域566及び他方の架設領域568のそれぞれに、支持部材600を介装する。
支持部材600は、バッグ本体512より上方に向けて提げ手部材550を立ち上げるために、提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564に沿って一方の重ね合わせ領域562と他方の重ね合わせ領域564との間に介装する。(支持部材介装ステップ)
前記支持部材600を形成する、革又は布帛からなる長手方向を有する帯状体630及び140は、少なくともその上部が両長手端縁(一方の長手端縁602及び他方の長手端縁604)を合わせて断面略C字型アーチ状に成形された重ね合わせ領域610と、該重ね合わせ領域610より下方にのびる支持領域612と、該支持領域612より下方に形成された固着領域614とを備えている。
前記支持部材600は、重ね合わせ領域610の両手長手端縁すなわち一方の長手端縁602及び他方の長手端縁604を、断面略C字型アーチ状に成形された提げ手部材550の両長手端縁の間すなわち一方の長手端縁552と他方の長手端縁554との間に介装する。
提げ手部材550の頂部590とは反対側に支持部材600の頂部650が位置するように対向して、支持部材600の重ね合わせ領域610と提げ手部材550の重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564)とを縫合して支持部材600を提げ手部材550に連結する。(支持部材連結ステップ)
帯状体630及び帯状体640は、帯状の革又は布帛の両長手縁の近傍を内側に折り重ね、折り重ねた部分を貼着してなる。
帯状体630と帯状体640とは、折り重ねた部分を対向させ、貼り合わせて一枚の支持部材600を成形するように、構成されている。
支持部材600は、帯状体630及び帯状体640の幅方向における中央において、帯状体640を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁602と他方の長手端縁604とを閉じ合わせ、一方の長手端縁602と他方の長手端縁604より内側を外側方向すなわち帯状体630側に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁602と他方の長手端縁604とを縫合してなる閉合部656と、一方の長手端縁602及び他方の長手端縁604に続く膨大部652及び膨大部654と、帯状体630及び帯状体640が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域612の頂部650とを形成する。(支持部材成形ステップ)
外側の提げ手部材550と内側の支持部材600とを、帯状体580の閉合部596と帯状体630及び帯状体640の頂部650とを重ね合わされた領域において、外側の提げ手部材550の長手端縁(一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554)の近傍及び内側の一方の支持部材600の頂部650の近傍を縫合して縫合部660を形成する。
提げ領域A1より延びた領域における提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562と支持部材600の重ね合わせ領域610との重ね合わせ領域及び提げ手部材550の他方の重ね合わせ領域564と支持部材600の重ね合わせ領域610との重ね合わせ領域において、提げ手部材550の一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554に沿って、提げ手部材550の一方の長手端縁552及び他方の重ね合わせ領域564の近傍と支持部材600の頂部650とを縫合して、縫合部660を形成する。
次に、前記支持部材600を、支持領域612が少なくとも前記重ね合わせ領域610の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状に成形し、支持領域612より下方の固着領域614において、バッグ本体512に固着する。(支持部材の固着ステップ)
次に、前記提げ手部材550を、バッグ本体512に固着された前記支持部材600の固着領域614より下方にのばし、提げ手部材550の固着領域(一方の固着領域570及び他方の固着領域572)においてバッグ本体512に固着する。(提げ手部材の固着ステップ)
支持部材600の支持領域612は、重ね合わせ領域610と内側の支持部材600がバッグ本体512の表面に取り付けられる固着領域614との間にあり、支持領域612の部分を縫合しないで、帯状体630及び帯状体640が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域612を形成する。
前記内側の支持部材600の一方端の重ね合わせ領域610を提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564に取り付け、その他方端の固着領域614をバッグ本体512の外表面に取り付ける。
この実施の形態においては、内側の支持部材600の一方端の重ね合わせ領域610を、前胴部520の開口部528の近傍で襠部524を構成する左側の襠部524A(右側の24B)の近傍の提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564に縫合し、且つその他方端の固着領域614を、前胴部520の開口部528の近傍で襠部524を構成する右側の襠部524Bの近傍に縫合する。
内側の支持部材600を構成する長尺帯状体(帯状体630及び帯状体640)の平坦な状態における固着領域614の裏面側を、バッグ本体512の外表面に接し合わせて縫合する。
而して、本発明のバッグの提げ手514の提げ手部材550を支持する構造を備えたバッグを形成できる。
上記実施形態の構成態様は、本発明を限定するものとして挙げたものではなく、本発明の思想に基づき変更は可能であり、本発明はそのような変更を含むものである。
10,210 手提げ鞄
12,212 バッグ本体
14,214 提げ手
20,220 前胴部
22,222 後胴部
24,224 襠部
24A,224A左側の襠部
24B,224B右側の襠部
26,226底部
28,228開口部
30,230ファスナ
32,232底部材
34,234底部材接合領域
50,250 提げ手部材
50A 第1提げ手部材
50B 第2提げ手部材
52,252,102,302 一方の長手端縁
54,254,104,304 他方の長手端縁
60,260 わん曲領域
62,262一方の重ね合わせ領域
64,264他方の重ね合わせ領域
66,266一方の架設領域
68,268他方の架設領域
70,270 一方の固着領域
72,272 他方の固着領域
80,280 帯状体
92,94,152,154,292,294,352,354 膨大部
90,150,290,350 頂部
96,156,296,356 閉合部
100,300支持部材
110,310重ね合わせ領域
112,312支持領域
114,314固着領域
130,140,330,340 帯状体
160,360 縫合部
510 手提げ鞄
512 バッグ本体
514 提げ手
520 前胴部
522 後胴部
524 襠部
524A 左側の襠部
524B 右側の襠部
526 底部
528 開口部
530 ファスナ
532 底部材
534 底部材接合領域
550 提げ手部材
550A 第1提げ手部材
550B 第2提げ手部材
552 一方の長手端縁
554 他方の長手端縁
560 わん曲領域
562 一方の重ね合わせ領域
564 他方の重ね合わせ領域
566 一方の架設領域
568 他方の架設領域
570 一方の固着領域
572 他方の固着領域
580 帯状体
582 弾力性材
582a 一方の長手端縁
582b 他方の長手端縁
592,594,652,654 膨大部
590,650 頂部
596,656 閉合部
600 支持部材
602 一方の長手端縁
604 他方の長手端縁
610 重ね合わせ領域
612 支持領域
614 固着領域
630,640 帯状体
660 縫合部
670 ポケット開口部
672 ポケットファスナ
680 磁石片
690 磁性体片
A1 提げ領域
A2 非縫合領域
A3 接合領域
A4 非接合領域
B1 肩掛け領域
B2 非縫合領域
B3 接合領域
B4 非接合領域
本発明は、手提げ鞄や肩掛けバッグ等のバッグの提げ手の構造及びその取り付け方法に関する。
手提げ鞄や肩掛けバッグ等の提げ手は、例えば、特許第4430734号(特許文献1)に開示された持ち手取付構造を提案されている。
特許文献1の持ち手取付構造は、持ち手を、外側持ち手部と内側持ち手部とを接合して形成してあり、外側持ち手部の先端部を身頃の表面に取り付け、内側持ち手部の先端部を、身頃と上マチ部との間に挟み込みながら取り付けてあることを特徴とするものであり、耐久性に優れ、カバンを長年に渡り使用できるものと説明されている。
特許第4430734号公報
しかし、特許文献1の持ち手取付構造は、持ち手が身頃の上部に取り付けられているので、バッグを持ち上げる度に、身頃と上マチ部とが引き寄せられることになり、身頃が伸びてしまうおそれがあった。そして、持ち手が外方に向けて倒れ易く、身頃も変形させるおそれがある。
それゆえに、本発明の目的は、提げ手が倒れにくく、所定の形状を保つことができる提げ手の構造及びその取り付け方法を提供することである。
この発明の請求項1にかかるバッグの提げ手の構造は、バッグ本体に取り付けられる、提げ手部材を支持する提げ手の構造であって、
長手方向を有する帯状の提げ手部材は、両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形され、
前記提げ手部材は、両長手端縁の間に、バッグ本体より上方に向けて提げ手部材を立ち上げるための支持部材を介装され、
前記支持部材は、長手方向を有する帯状体であって、少なくともその上部が両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形された重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域より下方にのびる支持領域と、該支持領域より下方に形成された固着領域とを備え、
前記支持部材は、重ね合わせ領域の両手長手端縁を、断面略C字型アーチ状に成形された提げ手部材の両長手端縁の間に介装され、
前記支持部材は、提げ手部材の頂部とは反対側に支持部材の頂部が位置するように対向して、支持部材の重ね合わせ領域と提げ手部材の重ね合わせ領域とを縫合されて、連結され、
前記支持部材は、支持領域が少なくとも前記重ね合わせ領域の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状を形成し、支持領域より下方の固着領域において、バッグ本体に固着され、
前記提げ手部材は、バッグ本体に固着された前記支持部材の固着領域より下方にのび、提げ手部材の固着領域においてバッグ本体に固着された、
バッグの提げ手の構造である。
この発明の請求項2にかかるバッグの提げ手の構造は、支持部材は、複数の帯状体を積層され、且つ、積層された帯状体をその幅においてわん曲されて断面略C字型アーチ状の重ね合わせ領域を形成された、請求項1に記載のバッグの提げ手の構造である。
この発明の請求項3にかかるバッグの提げ手の構造は、前記提げ手部材は、わん曲領域と、該わん曲領域の両端に続いて形成された重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域に続いて形成された架設領域と、該架設領域に続いて形成された固着領域とを備え、
わん曲領域と、重ね合わせ領域と、架設領域の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成された、請求項1又は2に記載のバッグの提げ手の構造である。
この発明の請求項4にかかるバッグの提げ手の構造は、バッグ本体に取り付けられる、提げ手部材を支持する提げ手の構造であって、
長手方向を有する帯状の提げ手部材は、両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形され、
前記提げ手部材は、両長手端縁の間に、バッグ本体より上方に向けて提げ手部材を立ち上げるための支持部材を介装され、
前記支持部材は、長手方向を有する帯状体であって、少なくともその上部が両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形された重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域より下方にのびる支持領域と、該支持領域より下方に形成された固着領域とを備え、
前記支持部材は、重ね合わせ領域の両手長手端縁を、断面略C字型アーチ状に成形された提げ手部材の両長手端縁の間に介装され、
前記支持部材は、提げ手部材の頂部とは反対側に支持部材の頂部が位置するように対向して、支持部材の重ね合わせ領域と提げ手部材の重ね合わせ領域とを縫合されて、連結され、
前記支持部材は、支持領域が少なくとも前記重ね合わせ領域の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状を形成し、支持領域より下方の固着領域において、バッグ本体に固着され、
前記提げ手部材は、重ね合わせ領域より下方にのび、下方にのびた部分の提げ手部材の固着領域においてバッグ本体に固着された、
バッグの提げ手の構造である。
この発明の請求項5にかかるバッグの提げ手の構造は、支持部材は、複数の帯状体を積層され、且つ、積層された帯状体をその幅においてわん曲されて断面略C字型アーチ状の重ね合わせ領域を形成された、請求項4に記載のバッグの提げ手の構造である。
この発明の請求項6にかかるバッグの提げ手の構造は、前記支持部材は、重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域に続いて形成された支持領域と、該支持領域に続いて形成された固着領域とを備え、
重ね合わせ領域と、支持領域の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成された、請求項4又は5に記載のバッグの提げ手の構造である。
この発明の請求項7にかかる発明は、提げ手部材を、わん曲領域と、一方の重ね合わせ領域及び他方の重ね合わせ領域と、一方の架設領域及び他方の架設領域の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成し、
帯状体の幅方向における中央において、折り重ねた部分を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁と他方の長手端縁とを閉じ合わせ、一方の長手端縁及び他方の長手端縁より内側を外側方向すなわち折り重ね部分とは反対に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁と他方の長手端縁とを縫合してなる閉合部と、一方の長手端縁及び他方の長手端縁に続く膨大部及び膨大部と、頂部とを形成して提げ手部材を成形する、提げ手部材成形ステップと、
帯状体の幅方向における中央において、帯状体を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁と他方の長手端縁とを閉じ合わせ、一方の長手端縁と他方の長手端縁より内側を外側方向すなわち帯状体側に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁と他方の長手端縁とを縫合してなる閉合部と、一方の長手端縁及び他方の長手端縁に続く膨大部及び膨大部と、帯状体が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域の頂部とを形成して、支持部材を成形する、支持部材成形ステップと、
前記提げ手部材の、一方の架設領域及び他方の架設領域における帯状体の両長手端縁の間すなわち一方の長手端縁と他方の長手端縁との間に、バッグ本体より上方に向けて提げ手部材を立ち上げるために、提げ手部材の重ね合わせ領域の両手長手端縁すなわち一方の長手端縁及び他方の長手端縁を、提げ手部の一方の重ね合わせ領域及び他方の重ね合わせ領域に沿って一方の重ね合わせ領域と他方の重ね合わせ領域との間に介装する、支持部材介装ステップと、
提げ手部材の頂部とは反対側に支持部材の頂部が位置するように対向して、支持部材の重ね合わせ領域と提げ手部材の一方の重ね合わせ領域及び他方の重ね合わせ領域とを縫合して支持部材を提げ手部材に連結する、支持部材連結ステップと、
前記支持部材を、支持領域が少なくとも前記重ね合わせ領域の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状に成形し、支持領域より下方の固着領域において、バッグ本体に固着する、支持部材の固着ステップと、
前記提げ手部材を、バッグ本体に固着された前記支持部材の固着領域より下方にのばし、提げ手部材の一方の固着領域及び他方の固着領域においてバッグ本体に固着する、提げ手部材の固着ステップとを含む、バッグの提げ手の取り付け方法である。
この発明の請求項8にかかるバッグの提げ手の構造は、 バッグ本体に取り付けられる、提げ手部材を支持する提げ手の構造であって、
バッグ本体を構成する前胴部及び後胴部に、それぞれ提げ手部材を取り付けられ、
前記提げ手部材は、わん曲領域と、該わん曲領域の両端に続いて形成された重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域に続いて形成された架設領域と、該架設領域に続いて形成された固着領域とを備える長手方向を有する帯状体であり、
長手方向を有する帯状の提げ手部材は、わん曲領域において両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形され、
前胴部及び後胴部に取り付けられた提げ手部材のうち、一方の提げ手部材のわん曲領域には、磁石片が内設され、他方の提げ手部材のわん曲領域には磁性体片及び/又は磁石片が内設され、
重ねられた一方の提げ手部材の少なくとも頂上と他方の提げ手部材の少なくとも頂上とは引き寄せられて引っ着くように形成された、
バッグの提げ手の構造である。
この発明の請求項9にかかるバッグの提げ手の構造は、
長手方向を有する帯状の提げ手部材は、両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形され、
前記提げ手部材は、両長手端縁の間に、バッグ本体より上方に向けて提げ手部材を立ち上げるための支持部材を介装され、
前記支持部材は、長手方向を有する帯状体であって、少なくともその上部が両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形された重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域より下方にのびる支持領域と、該支持領域より下方に形成された固着領域とを備え、
前記支持部材は、重ね合わせ領域の両手長手端縁を、断面略C字型アーチ状に成形された提げ手部材の両長手端縁の間に介装され、
前記支持部材は、提げ手部材の頂部とは反対側に支持部材の頂部が位置するように対向して、支持部材の重ね合わせ領域と提げ手部材の重ね合わせ領域とを縫合されて、連結され、
前記支持部材は、支持領域が少なくとも前記重ね合わせ領域の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状を形成し、支持領域より下方の固着領域において、バッグ本体に固着され、
前記提げ手部材は、バッグ本体に固着された前記支持部材の固着領域より下方にのび、提げ手部材の固着領域においてバッグ本体に固着された、
バッグの提げ手の構造である。
この発明の請求項10にかかるバッグの提げ手の構造は、
長手方向を有する帯状の提げ手部材は、帯状体の幅方向における中央において、帯状体を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁と他方の長手端縁とを閉じ合わせ、わん曲された領域と閉じ合わせた領域との間において、一方の提げ手部材の磁石片の平面と他方の提げ手部材の磁体片又は磁石片の平面とが拡がるように内設され、重ねられた一方の提げ手部材の磁石片の平面と他方の提げ手部材の磁体片又は磁石片の平面とが略々平行になるように形成された、
バッグの提げ手の構造である。
本発明のバッグの提げ手の構造によれば、バッグを置いた際、提げ手の上方に向けて立ち上がった状態を保つことができ、バッグ本体が型崩れしにくいバッグを提供することができる。
請求項2の発明によれば、支持部材は、複数の帯状体を積層され、且つ、積層された帯状体をその幅においてわん曲されて断面略C字型アーチ状の重ね合わせ領域を形成されているので、提げ手部材を上方に立ち上げることをできる。
請求項3の発明によれば、前記提げ手部材は、わん曲領域と、該わん曲領域の両端に続いて形成された重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域に続いて形成された架設領域と、該架設領域に続いて形成された固着領域とを備え、
わん曲領域と、重ね合わせ領域と、架設領域の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成されているので、提げ手部材が上方に立ち上げられる。
請求項4の発明によれば、バッグを置いた際、提げ手の上方に向けて立ち上がった状態を保つことができ、バッグ本体が型崩れしにくいバッグを提供することができる。
請求項5の発明によれば、支持部材は、複数の帯状体を積層され、且つ、積層された帯状体をその幅においてわん曲されて断面略C字型アーチ状の重ね合わせ領域を形成されているので、提げ手部材が上方に立ち上げられる。
請求項6の発明によれば、前記支持部材は、重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域に続いて形成された支持領域と、該支持領域に続いて形成された固着領域とを備え、
重ね合わせ領域と、支持領域の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成されているので、提げ手部材が上方に立ち上げられる。
請求項7の発明によれば、バッグを置いた際、提げ手の上方に向けて立ち上がった状態を保つことができ、バッグ本体が型崩れしにくいバッグを提供することができる。
請求項8の発明によれば、バッグの提げ手が肩に重ね合さった状態で掛かり、バッグが肩からずれ落ちにくい。
請求項9の発明によれば、
請求項10の発明によれば、一方の提げ手部材と他方の提げ手部材とが重ねられた状態で引っ着き、肩に掛けた状態で一方の提げ手部材が肩からずれ落ちにくい。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴及び利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
本発明の一実施形態のバッグの提げ手の構造を用いた鞄の斜視図解図である 。 図1図示鞄の背面側の斜視図解図である。 図1図示鞄の提げ手の構造を示す向こう側の図解図である。 図1図示鞄の提げ手の構造を示す側面図解図である。 図4I−I端面図である。 図1図示鞄の提げ手の構造を示す斜視図解図である。 図1図示鞄の提げ手の構造を示す断面図解図である。 図1図示鞄の提げ手の製造過程を示す斜視図解図である。 図1図示鞄の提げ手の製造過程を示す図解図であり、(a)は斜視図解図で あり、(b)は断面図解図である。 図1図示鞄の提げ手の製造過程を示す図解図であり、(a)は斜視図解図 であり、(b)は断面図解図である。 図1図示鞄の提げ手の製造過程を示す斜視図解図である。 図1図示鞄の提げ手の製造過程を示す図解図であり、(a)は斜視図解図 であり、(b)は断面図解図である。 図1図示鞄の提げ手の製造過程を示す斜視図解図である。 図1図示鞄の提げ手の製造過程を示す斜視図解図である。 図1図示鞄の提げ手の構造を示す斜視図解図である。 図1図示鞄の提げ手の構造を示す斜視図解図である。 図1図示鞄の提げ手の構造を示す断面図解図である。 本発明の別の実施形態のバッグの提げ手の構造を用いたバッグの正面図解 図である。 本発明の別の実施形態のバッグの提げ手の構造を用いたバッグの側面図解 図である。 図19VII−VII断面図である。 図18図示鞄の製造過程を示す斜視図解図である。 図18図示鞄の製造過程を示す図解図であり、(a)は斜視図解図であり 、(b)は断面図解図である。 図18図示鞄の提げ手付近を拡大した部分拡大斜視図解図である。 本発明にかかるバッグの説明図である。 本発明にかかるバッグの説明図である。 本発明の他の実施形態のバッグの提げ手の構造を用いた鞄の斜視図解図で ある 。 図26図示鞄の正面側の斜視図解図である。 図26図示鞄の提げ手の構造を示す向こう側の斜視図解図である。 図26図示鞄の提げ手の構造を示す側面図解図である。 図29I−I端面図である。 図26示鞄の提げ手の構造を示す側面図解図である。 図26示鞄の提げ手の構造を示す図解図であり、(a)は斜視図解図であ り、(b)はII−II面図である。 図26示鞄の提げ手の製造過程を示す斜視図解図である。 図26示鞄の提げ手の製造過程を示す斜視図解図ある。 図26図示鞄の提げ手の製造過程を示す図解図であり、(a)は斜視図解 図 であり、(b)はV−V端面図解図である。 図26図示鞄の提げ手の製造過程を示す斜視図解図である。 図26図示鞄の提げ手の製造過程を示す図解図であり、(a)は斜視図解 図 であり、(b)はVI−VI断面図解図であり、(c)は、VII−VII断 面図解図である。 図26図示鞄の提げ手の頂部付近を拡大した部分拡大図解図であり、(a )は斜視図解図であり、(b)は断面図解図である。 図26図示鞄の提げ手の構造を示す斜視図解図である。 図26図示鞄の提げ手の構造を示す斜視図解図である。 図26図示鞄の提げ手の構造を示す斜視図解図である。 図26図示鞄の提げ手の構造を示す断面図解図であり、(a)は、上部の 断面図解図であり、(b)は下部の断面図解図である。 本発明にかかるバッグの説明図である。 本発明にかかるバッグの説明図である。
以下、本発明のバッグの提げ手の構造を、一実施の形態に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態のバッグの提げ手の構造を用いた鞄の斜視図解図であり、図2は、図1の鞄の背面側の斜視図解図であり、図3は、図1の鞄の提げ手の構造を示す背面図解図であり、図4は、図1の鞄の提げ手の構造を示す斜視図解図であり、図5は、図1の鞄の提げ手の構造を示す斜視図解図であり、図6は、図1の鞄の提げ手の構造を示す斜視図解図であり、図7は、図1の鞄の提げ手の構造を示す断面図解図である。
本発明のバッグの提げ手の構造は、図1に示すように、ボストンバッグなどの手提げ鞄10のバッグ本体12への提げ手14の取り付けに用いることができる。本発明のバッグの提げ手の構造は、手提げ鞄以外にも、肩掛けバッグの肩掛け部等にも用いることができる。
バッグ本体12は、前胴部20と、前記前胴部20と対向する後胴部22と、前記前胴部20と後胴部22との間に介在する襠部24と、前記前胴部20,後胴部22及び襠部24の下端に設けられた底部26とを備える。
前胴部20と後胴部22との間の開口部28は、前胴部20の開口縁と後胴部22の開口縁とに付設されたファスナ30で開閉できるように構成されている。
襠部24は、前胴部20の左側に形成された左側の襠部24Aと、前胴部20の右側に形成された右側の襠部24Bとを備える。
底部26は、前胴部20,後胴部22及び襠部24の下端縁において、前胴部20,後胴部22及び襠部24の外表面と重ね合わされた底部材32を縫合してなる。
底部材32は、全体が皿状であって、周縁を一定幅の底部材接合領域34で、前胴部20,後胴部22及び襠部24と縫合されている。
本発明のバッグ本体12に取り付けられる提げ手の構造は、バッグ本体12の外側において、人が手で提げる提げ領域A1が、前胴部20及び/又は後胴部22より上方に向けてのびるように取り付けられた提げ手14に適用される。
本発明にかかるバッグの提げ手の構造は、バッグ本体12に取り付けられる、提げ手部材50を支持する構造である。
前記提げ手部材50は、わん曲領域60と、該わん曲領域60の両端に続いて形成された一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64と、該重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64)に続いて形成された架設領域(一方の架設領域66及び他方の架設領域68)と、該架設領域を構成する一方の架設領域66及び他方の架設領域68に続いて形成された固着領域(一方の固着領域70及び他方の固着領域72)とを備える。
外側の提げ手部材50は、提げ領域A1において正面視略U字状にわん曲されている。
提げ手部材50は、わん曲領域60から左右に分かれてのびる延長領域にある一方の架設領域66及び一方の固着領域70と他方の架設領域68及び他方の固着領域72とを、適宜な間隔をあけて、バッグ本体12の外側において取り付けられている。
長手方向を有する帯状の提げ手部材50は、革又は布帛からなる長手方向を有する直線状の帯状体であって、両長手端縁すなわち一方の長手端縁52と他方の長手端縁54とを合わせて、断面略C字型アーチ状に成形されている。
提げ手部材50は、わん曲領域60と、重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64)と、前記架設領域(一方の架設領域66及び他方の架設領域68)の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成されている。
前記提げ手部材50は、一方の架設領域66及び他方の架設領域68における帯状体の両長手端縁の間すなわち一方の長手端縁52と他方の長手端縁54との間に、一方の架設領域66及び他方の架設領域68のそれぞれに、支持部材100を介装されている。
支持部材100は、バッグ本体12より上方に向けて提げ手部材50を立ち上げるために、提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64に沿ってのびるように形成されている。
前記支持部材100は、革又は布帛からなる長手方向を有する直線状の帯状体であって、少なくともその上部が両長手端縁(一方の長手端縁102及び他方の長手端縁104)を合わせて断面略C字型アーチ状に成形された重ね合わせ領域110と、該重ね合わせ領域110より下方にのびる支持領域112と、該支持領域112より下方に形成された固着領域114とを備えている。
前記支持部材100は、重ね合わせ領域110の両手長手端縁すなわち一方の長手端縁102及び他方の長手端縁104を、断面略C字型アーチ状に成形された提げ手部材50の両長手端縁の間すなわち一方の長手端縁52と他方の長手端縁54との間に介装されている。
前記支持部材100は、提げ手部材50の頂部90とは反対側に支持部材100の頂部150が位置するように対向して、支持部材100の重ね合わせ領域110と提げ手部材50の重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64)とを縫合されて、連結されている。
前記支持部材100は、支持領域112が少なくとも前記重ね合わせ領域110の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状に形成し、支持領域112より下方の固着領域114において、バッグ本体12に固着されている。
前記提げ手部材50は、バッグ本体12に固着された前記支持部材100の固着領域固着領域114より下方にのび、提げ手部材50の固着領域(一方の固着領域70及び他方の固着領域72)においてバッグ本体12に固着されている。
支持部材100は、複数の帯状体130及び帯状体140を積層され、且つ、積層された帯状体130及び帯状体140をその幅においてわん曲されて断面略C字型アーチ状の重ね合わせ領域110を形成されている。
帯状体130及び帯状体140は、帯状の革又は布帛の両長手縁の近傍を内側に折り重ね、折り重ねた部分を貼着してなる。
帯状体130と帯状体140とは、折り重ねた部分を対向させ、貼り合わせて一枚の支持部材100を成形するように、構成されている。
支持部材100は、帯状体130及び帯状体140の幅方向における中央において、帯状体140を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁102と他方の長手端縁104とを閉じ合わせ、一方の長手端縁102と他方の長手端縁104より内側を外側方向すなわち帯状体130側に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁102と他方の長手端縁104とを縫合してなる閉合部156と、一方の長手端縁102及び他方の長手端縁104に続く膨大部152及び膨大部154と、帯状体130及び帯状体140が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域112の頂部150とを形成されている。
提げ手部材50は、革又は布帛からなる帯状体80を、帯状の革又は布帛の両長手縁の近傍を内側に折り重ね、折り重ねた部分を貼着してなる。
帯状体80は、折り重ねた部分を対向させ、貼り合わせて一枚の提げ手部材50を成形するように構成されている。
提げ手部材50は、帯状体80の幅方向における中央において、折り重ねた部分を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁52と他方の長手端縁54とを閉じ合わせ、一方の長手端縁52及び他方の長手端縁54より内側を外側方向すなわち折り重ね部分とは反対に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁52と他方の長手端縁54とを縫合してなる閉合部96と、一方の長手端縁52及び他方の長手端縁54に続く膨大部92及び膨大部94と、頂部90とを形成されている。
外側の提げ手部材50と内側の支持部材100とは、その長さが異なり、外側の提げ手部材50の方が内側の支持部材100より長い。
外側の提げ手部材50と内側の支持部材100とは、その幅が略々同じである。
外側の提げ手部材50は、重ね合わされた領域すなわち提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64と支持部材100の重ね合わせ領域110とにおいて、帯状体80幅方向における中央の近傍において湾曲させられている。
外側の提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64は、バッグ本体12の外側に向けて膨出している。
支持部材100は、重ね合わされた領域すなわち提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64と支持部材100の重ね合わせ領域110とにおいて、帯状体130を幅方向における中央の近傍において湾曲させられている。
支持部材100の重ね合わせ領域110は、バッグ本体12側に向いて膨出している。
支持部材100は、重ね合わせ領域110における帯状体130及び帯状体140の閉合部156を、提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62(及び他方の重ね合わせ領域64)における一方の長手端縁52と他方の長手端縁54との間から提げ手部材50の頂部90の内側に向けて挿し込み、支持部材100の重ね合わせ領域110と提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62(及び他方の重ね合わせ領域64)とを重ね合わせる。
提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62(及び他方の重ね合わせ領域64)における一方の長手端縁52及び他方の長手端縁54は、支持部材100の重ね合わせ領域110における頂部150の近傍に至る。
外側の提げ手部材50と内側の支持部材100とは、帯状体80の閉合部96と帯状体130及び帯状体140の頂部150とを重ね合わされた領域において、外側の提げ手部材50の長手端縁(一方の長手端縁52及び他方の長手端縁54)の近傍及び内側の一方の支持部材100の頂部150の近傍を縫合されて縫合部160を形成されている。
縫合部160は、提げ領域A1より延びた領域の提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62と支持部材100の重ね合わせ領域110との重ね合わせ領域及び提げ手部材50の他方の重ね合わせ領域64と支持部材100の重ね合わせ領域110との重ね合わせ領域において、提げ手部材50一方の長手端縁52及び他方の長手端縁54に沿って、提げ手部材50の一方の長手端縁52及び他方の重ね合わせ領域64の近傍と支持部材100の頂部150とを縫合されている。
支持部材100の支持領域112は、重ね合わせ領域110と内側の支持部材100がバッグ本体12の表面に取り付けられる固着領域114との間にあり、支持領域112の部分を縫合しないで、帯状体130及び帯状体140が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域112を形成されている。
前記内側の支持部材100は、その一方端の重ね合わせ領域110を提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64に取り付けられ、その他方端の固着領域114をバッグ本体12の外表面に取り付けられている。
この実施の形態においては、内側の支持部材100は、その一方端の重ね合わせ領域110が、前胴部20の開口部28の近傍で襠部24を構成する左側の襠部24A(右側襠部の24B)の近傍の提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64に縫合され、且つその他方端の固着領域114が、前胴部20の開口部28の近傍で襠部24を構成する右側の襠部24Bの近傍に縫合されている。
内側の支持部材100は、それを構成する長尺帯状体(帯状体130及び帯状体140)の平坦な状態における固着領域114の裏面側を、バッグ本体12の外表面に接し合わせて縫合されている。
内側の支持部材100は、重ね合わせ領域110と外側の提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64との間に、外側の提げ手部材50とバッグ本体12と接合されない非接合領域A4である支持領域112を形成されている。
内側の支持部材100は、外側の提げ手部材50と縫合されていない非縫合領域A2の固着領域114の近傍側が、内側の支持部材100を構成する長尺帯状体の平坦な状態の帯状体130及び帯状体140の態様である。
外側の提げ手部材50は、提げ領域A1において、正面視U字状にわん曲されている。
前記外側の提げ手部材50は、前記内側の支持部材100と重ね合わせられた一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64からバッグ本体12の底方向に延びた、延長領域において、バッグ本体12の外表面との間に適宜な間隔を空けて、バッグ本体12の外側において取り付けられている。
外側の提げ手部材50は、内側の支持部材100との接合領域A3である一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64から延びた延長領域である一方の架設領域66及び他方の架設領域68において、バッグ本体12と接合する位置まで支持部材100及びバッグ本体12と縫合されない非縫合領域A2を形成されている。
外側の提げ手部材50は、内側の支持部材100と縫合されていない非縫合領域A2の一部(一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64より下方の一方端及び他方端側の部分)が、外側の提げ手部材50を構成する長尺帯状体80の平坦な状態の帯状体の態様である。
外側の提げ手部材50の延長領域における一方の固着領域70及び他方の固着領域72は、底部材32のバッグ本体12への接合領域の縁部から底部材32とバッグ本体12との間に挿入され、バッグ本体12の外表面及び/又はバッグ本体12の内表面に取り付けられている。
この実施の形態においては、外側の提げ手部材50は、その一方端の一方の固着領域70を、左側の襠部24Aの近傍で底部材32と前胴部20との底部材接合領域34との間で、前胴部20及び底部材32に跨って縫合されている。
具体的には、底部材32と前胴部20とを底部材接合領域34で縫合するときに、前胴部20と底部材32との間に挟まれた外側の提げ手部材50の一方端の一方の固着領域70を縫合して、取り付けられている。
更に、その他方端の他方の固着領域72を、右側の襠部24Bの近傍で底部材32と前胴部20との底部材接合領域34との間で、前胴部20及び底部材32に跨って縫合されている。
具体的には、底部材32と前胴部20とを底部材接合領域34で縫合するときに、前胴部20と底部材32との間に挟まれた外側の提げ手部材50の他方端の固着領域72を縫合して、取り付けられている。
外側の提げ手部材50は、一方の固着領域70及び他方の固着領域72を構成する領域が、外側の提げ手部材50を構成する長尺帯状体80の平坦な状態における裏面側をバッグ本体12の外表面に接し合わせて縫合されている。
外側の提げ手部材50は、縫合された接合領域A3である一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64から延びた外側の提げ手部材50の延長領域において、内側の提げ手部材50の一方の固着領域70及び他方の固着領域72と接合されない非接合領域A4を形成されている。
外側の提げ手部材50は、内側の支持部材100及びバッグ本体12と縫合されていない非接合領域A4が、外側の提げ手部材50を構成する長尺帯状体80の平坦な状態の帯状体の態様である。
外側の提げ手部材50の延長領域である非接合領域A4は、その内側とバッグ本体12の外表面との間における空所によって物品を挟持するための一方の架設領域66及び他方の架設領域68を形成されている。
次に、バッグの提げ手の取り付け方法について、主として図8ないし図13に基づいて説明する。
長手方向を有する帯状の提げ手部材50を形成する、革又は布帛からなる長手方向を有する帯状体80を準備する。
提げ手部材50は、革又は布帛からなる帯状体80を、帯状の革又は布帛の両長手縁の近傍を内側に折り重ね、折り重ねた部分を貼着してなる。
帯状体80は、折り重ねた部分を対向させ、貼り合わせて一枚の提げ手部材50を成形するように構成されている。
帯状体80は、両長手端縁すなわち一方の長手端縁52と他方の長手端縁54とを合わせて、断面略C字型アーチ状に成形する。
提げ手部材50は、わん曲領域60と、重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64)と、前記架設領域(一方の架設領域66及び他方の架設領域68)の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成する。
わん曲領域60と他方の重ね合わせ領域64とを、一方の長手端縁52及び他方の長手端縁54の近傍において縫合する。
提げ手部材50は、帯状体80の幅方向における中央において、折り重ねた部分を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁52と他方の長手端縁54とを閉じ合わせ、一方の長手端縁52及び他方の長手端縁54より内側を外側方向すなわち折り重ね部分とは反対に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁52と他方の長手端縁54とを縫合してなる閉合部96と、一方の長手端縁52及び他方の長手端縁54に続く膨大部92及び膨大部94と、頂部90とを形成する。(提げ手部材成形ステップ)
次に、前記提げ手部材50の、一方の架設領域66及び他方の架設領域68における帯状体の両長手端縁の間すなわち一方の長手端縁52と他方の長手端縁54との間に、一方の架設領域66及び他方の架設領域68のそれぞれに、支持部材100を介装する。
支持部材100は、バッグ本体12より上方に向けて提げ手部材50を立ち上げるために、提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64に沿って一方の重ね合わせ領域62と他方の重ね合わせ領域64との間に介装する。(支持部材介装ステップ)
前記支持部材100を形成する、革又は布帛からなる長手方向を有する帯状体130及び140は、少なくともその上部が両長手端縁(一方の長手端縁102及び他方の長手端縁104)を合わせて断面略C字型アーチ状に成形された重ね合わせ領域110と、該重ね合わせ領域110より下方にのびる支持領域112と、該支持領域112より下方に形成された固着領域114とを備えている。
前記支持部材100は、重ね合わせ領域110の両手長手端縁すなわち一方の長手端縁102及び他方の長手端縁104を、断面略C字型アーチ状に成形された提げ手部材50の両長手端縁の間すなわち一方の長手端縁52と他方の長手端縁54との間に介装する。
提げ手部材50の頂部90とは反対側に支持部材100の頂部150が位置するように対向して、支持部材100の重ね合わせ領域110と提げ手部材50の重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64)とを縫合して支持部材100を提げ手部材50に連結する。(支持部材連結ステップ)
帯状体130及び帯状体140は、帯状の革又は布帛の両長手縁の近傍を内側に折り重ね、折り重ねた部分を貼着してなる。
帯状体130と帯状体140とは、折り重ねた部分を対向させ、貼り合わせて一枚の支持部材100を成形するように、構成されている。
支持部材100は、帯状体130及び帯状体140の幅方向における中央において、帯状体140を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁102と他方の長手端縁104とを閉じ合わせ、一方の長手端縁102と他方の長手端縁104より内側を外側方向すなわち帯状体130側に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁102と他方の長手端縁104とを縫合してなる閉合部156と、一方の長手端縁102及び他方の長手端縁104に続く膨大部152及び膨大部154と、帯状体130及び帯状体140が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域112の頂部150とを形成する。(支持部材成形ステップ)
外側の提げ手部材50と内側の支持部材100とを、帯状体80の閉合部96と帯状体130及び帯状体140の頂部150とを重ね合わされた領域において、外側の提げ手部材50の長手端縁(一方の長手端縁52及び他方の長手端縁54)の近傍及び内側の一方の支持部材100の頂部150の近傍を縫合して縫合部160を形成する。
提げ領域A1より延びた領域における提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62と支持部材100の重ね合わせ領域110との重ね合わせ領域及び提げ手部材50の他方の重ね合わせ領域64と支持部材100の重ね合わせ領域110との重ね合わせ領域において、提げ手部材50の一方の長手端縁52及び他方の長手端縁54に沿って、提げ手部材50の一方の長手端縁52及び他方の重ね合わせ領域64の近傍と支持部材100の頂部150とを縫合して、縫合部160を形成する。
次に、前記支持部材100を、支持領域112が少なくとも前記重ね合わせ領域110の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状に成形し、支持領域112より下方の固着領域114において、バッグ本体12に固着する。(支持部材の固着ステップ)
次に、前記提げ手部材50を、バッグ本体12に固着された前記支持部材100の固着領域114より下方にのばし、提げ手部材50の固着領域(一方の固着領域70及び他方の固着領域72)においてバッグ本体12に固着する。(提げ手部材の固着ステップ)
支持部材100の支持領域112は、重ね合わせ領域110と内側の支持部材100がバッグ本体12の表面に取り付けられる固着領域114との間にあり、支持領域112の部分を縫合しないで、帯状体130及び帯状体140が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域112を形成する。
前記内側の支持部材100の一方端の重ね合わせ領域110を提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64に取り付け、その他方端の固着領域114をバッグ本体12の外表面に取り付ける。
この実施の形態においては、内側の支持部材100の一方端の重ね合わせ領域110を、前胴部20の開口部28の近傍で襠部24を構成する左側の襠部24A(右側襠部の24B)の近傍の提げ手部材50の一方の重ね合わせ領域62及び他方の重ね合わせ領域64に縫合し、且つその他方端の固着領域114を、前胴部20の開口部28の近傍で襠部24を構成する右側の襠部24Bの近傍に縫合する。
内側の支持部材100を構成する長尺帯状体(帯状体130及び帯状体140)の平坦な状態における固着領域114の裏面側を、バッグ本体12の外表面に接し合わせて縫合する。
而して、本発明のバッグの提げ手14の構造を備えたバッグを形成できる。
次に、この発明の別の実施の形態であるバッグの提げ手の構造について、主として、図23ないし図25に基づいて説明する。
バッグ本体212に取り付けられる、提げ手部材250を支持する提げ手の構造は、
長手方向を有する帯状の提げ手部材250が、両長手端縁(一方の長手端縁252及び他方の長手端縁254)を合わせて断面略C字型アーチ状に成形されている。
前記提げ手部材250は、両長手端縁の間に、バッグ本体212より上方に向けて提げ手部材250を立ち上げるための支持部材300を介装されている。
提げ手部材250は、バッグ本体212側に位置しており、支持部材300は、提げ手部材250の外側に位置しており、前記実施の形態の提げ手214とは逆になっている。
また、前記実施の形態の提げ手214と比較して、提げ手部材250は、短くなっており、逆に、支持部材300は、長くなっている。
前記支持部材300は、長手方向を有する帯状体330(340)であって、少なくともその上部が両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形された重ね合わせ領域310と、該重ね合わせ領域310より下方にのびる支持領域312と、該支持領域312より下方に形成された固着領域314とを備える。
前記支持部材300は、重ね合わせ領域310の両手長手端縁を、断面略C字型アーチ状に成形された提げ手部材250の両長手端縁の間(一方の長手端縁252と他方の長手端縁254との間)に介装されている。
前記支持部材300は、提げ手部材250の頂部290とは反対側に支持部材300の頂部350が位置するように対向して、支持部材300の重ね合わせ領域310と提げ手部材250の重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264)とを縫合されて、連結されている。
前記支持部材300は、支持領域312が少なくとも前記重ね合わせ領域310の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状を形成し、支持領域312より下方の固着領域314において、バッグ本体212に固着されている。
支持部材300の支持領域312は、バッグ本体212の高さ方向において長くのびている。
前記提げ手部材250は、重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264)より下方にのび、下方にのびた部分の提げ手部材250の固着領域においてバッグ本体212に固着されている。
提げ手部材250の一方の架設領域266及び他方の架設領域268は、バッグ本体212の上部において、その下部の一方の固着領域270及び他方の固着領域272により固着されるように、その長さは短い。
バッグ本体212は、前胴部220と、前記前胴部220と対向する後胴部222と、前記前胴部220と後胴部222との間に介在する襠部224と、前記前胴部220,後胴部222及び襠部224の下端に設けられた底部226とを備える。
前胴部220と後胴部222との間の開口部228は、前胴部220の開口縁と後胴部222の開
口縁とに付設されたファスナ230で開閉できるように構成されている。
襠部224は、前胴部220の左側に形成された左側の襠部224Aと、前胴部220の右側に形成された右側の襠部224Bとを備える。
底部226は、前胴部220,後胴部222及び襠部224の下端縁において、前胴部220,後胴部222及び襠部224の外表面と重ね合わされた底部材232を縫合してなる。
底部材232は、全体が皿状であって、周縁を一定幅の底部材接合領域234で、前胴部20,後胴部222及び襠部224と縫合されている。
前記提げ手部材250は、わん曲領域260と、該わん曲領域260の両端に続いて形成された一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264と、該重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264)に続いて形成された架設領域(一方の架設領域266及び他方の架設領域268)と、該架設領域を構成する一方の架設領域266及び他方の架設領域268に続いて形成された固着領域(一方の固着領域270及び他方の固着領域272)とを備える。
内側の提げ手部材250は、提げ領域A1において正面視略U字状にわん曲されている。
提げ手部材250は、わん曲領域260から左右に分かれてのびる延長領域にある一方の架設領域266及び一方の固着領域270と他方の架設領域268及び他方の固着領域272とを、適宜な間隔をあけて、バッグ本体212の上部の外側において取り付けられている。
前記提げ手部材250は、一方の架設領域266及び他方の架設領域268における帯状体の両長手端縁の間すなわち一方の長手端縁252と他方の長手端縁254との間に、一方の架設領域266及び他方の架設領域268のそれぞれに、支持部材300を介装されている。
支持部材300は、バッグ本体212より上方に向けて提げ手部材250を立ち上げるために、提げ手部材250の一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264に沿ってのびるように形成されている。
前記支持部材300は、提げ手部材250の頂部290とは反対側に支持部材300の頂部350が位置するように対向して、支持部材300の重ね合わせ領域310と提げ手部材250の重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264)とを縫合されて、連結されている。
前記支持部材300は、バッグ本体212に固着された前記提げ手部材250の固着領域(一方の固着領域270及び他方の固着領域272)より下方にのび、長くのびた支持領域312においてバッグ本体212の下部に固着されている。
提げ手部材250は、帯状体280の幅方向における中央において、折り重ねた部分を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁252と他方の長手端縁254とを閉じ合わせ、一方の長手端縁252及び他方の長手端縁254より内側を外側方向すなわち折り重ね部分とは反対に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁252と他方の長手端縁254とを縫合してなる閉合部296と、一方の長手端縁252及び他方の長手端縁254に続く膨大部292及び膨大部294と、頂部290とを形成されている。提げ手部材250は、頂部290がバッグ本体212の内側く。
内側の提げ手部材250(一方の架設領域266及び他方の架設領域268)と外側の支持部材300とは、その長さが異なり、内側の提げ手部材250の方が外側の支持部材300より短い。
外側の提げ手部材250と内側の支持部材300とは、その幅が略々同じである。
外側の提げ手部材250の一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264は、バッグ本体212の内側に向けて膨出している。
支持部材300は、重ね合わせ領域310における帯状体330及び帯状体340の閉合部356を、提げ手部材250の一方の重ね合わせ領域262(及び他方の重ね合わせ領域264)における一方の長手端縁252と他方の長手端縁254との間から提げ手部材250の頂部290の内側に向けて挿し込み、支持部材300の重ね合わせ領域310と提げ手部材250の一方の重ね合わせ領域262(及び他方の重ね合わせ領域264)とを重ね合わせる。
提げ手部材250の一方の重ね合わせ領域262(及び他方の重ね合わせ領域264)における一方の長手端縁252及び他方の長手端縁254は、支持部材300の重ね合わせ領域310における頂部350の近傍に至る。
外側の提げ手部材250と内側の支持部材300とは、帯状体280の閉合部296と帯状体330及び帯状体340の頂部350とを重ね合わされた領域において、外側の提げ手部材250の長手端縁(一方の長手端縁252及び他方の長手端縁254)の近傍及び内側の一方の支持部材300の頂部350の近傍を縫合されて縫合部360を形成されている。
縫合部360は、提げ領域A1より延びた領域の提げ手部材250の一方の重ね合わせ領域262と支持部材300の重ね合わせ領域310との重ね合わせ領域及び提げ手部材250の他方の重ね合わせ領域264と支持部材300の重ね合わせ領域310との重ね合わせ領域において、提げ手部材250一方の長手端縁252及び他方の長手端縁254に沿って、提げ手部材250の一方の長手端縁252及び他方の重ね合わせ領域264の近傍と支持部材300の頂部350とを縫合されている。
支持部材300の支持領域312は、重ね合わせ領域310と内側の支持部材300がバッグ本体212の表面に取り付けられる固着領域314との間にあり、支持領域312の部分を縫合しないで、帯状体330及び帯状体340が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域312を形成されている。
前記外側の支持部材300は、その一方端の重ね合わせ領域310を提げ手部材250の一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264に取り付けられ、その他方端の固着領域314をバッグ本体212の外表面に取り付けられている。
次に、別の実施の形態のバッグの提げ手の取り付け方法について、主として図21ないし図23に基づいて説明する。
長手方向を有する帯状の提げ手部材250を形成する、革又は布帛からなる長手方向を有する帯状体280を準備する。
提げ手部材250は、革又は布帛からなる帯状体280を、帯状の革又は布帛の両長手縁の近傍を内側に折り重ね、折り重ねた部分を貼着してなる。
帯状体280は、折り重ねた部分を対向させ、貼り合わせて一枚の提げ手部材250を成形するように構成されている。
帯状体280は、両長手端縁すなわち一方の長手端縁252と他方の長手端縁254とを合わせて、断面略C字型アーチ状に成形する。
提げ手部材250は、わん曲領域260と、重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264)と、前記架設領域(一方の架設領域266及び他方の架設領域268)の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成する。
わん曲領域260と他方の重ね合わせ領域264とを、一方の長手端縁252及び他方の長手端縁254の近傍において縫合する。
提げ手部材250は、帯状体280の幅方向における中央において、折り重ねた部分を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁252と他方の長手端縁254とを閉じ合わせ、一方の長手端縁252及び他方の長手端縁254より内側を内側方向すなわち折り重ね部分とは反対に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁252と他方の長手端縁254とを縫合してなる閉合部296と、一方の長手端縁252及び他方の長手端縁254に続く膨大部292及び膨大部294と、頂部290とを形成する。(提げ手部材成形ステップ)
次に、前記提げ手部材250の、一方の架設領域266及び他方の架設領域268における帯状体の両長手端縁の間すなわち一方の長手端縁252と他方の長手端縁254との間に、一方の架設領域266及び他方の架設領域268のそれぞれに、支持部材300を介装する。
支持部材300は、バッグ本体212より上方に向けて提げ手部材250を立ち上げるために、提げ手部材250の一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264に沿って一方の重ね合わせ領域262と他方の重ね合わせ領域264との間に介装する。(支持部材介装ステップ)
前記支持部材300を形成する、革又は布帛からなる長手方向を有する帯状体330及び340は、少なくともその上部が両長手端縁(一方の長手端縁302及び他方の長手端縁304)を合わせて断面略C字型アーチ状に成形された重ね合わせ領域310と、該重ね合わせ領域310より下方にのびる支持領域312と、該支持領域312より下方に形成された固着領域314とを備えている。
前記支持部材300は、重ね合わせ領域310の両手長手端縁すなわち一方の長手端縁302及び他方の長手端縁304を、断面略C字型アーチ状に成形された提げ手部材250の両長手端縁の間すなわち一方の長手端縁252と他方の長手端縁254との間に介装する。
提げ手部材250の頂部290とは反対側に支持部材300の頂部350が位置するように対向して、支持部材300の重ね合わせ領域310と提げ手部材250の重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264)とを縫合して支持部材300を提げ手部材250に連結する。(支持部材連結ステップ)
帯状体330及び帯状体340は、帯状の革又は布帛の両長手縁の近傍を内側に折り重ね、折り重ねた部分を貼着してなる。
帯状体330と帯状体340とは、折り重ねた部分を対向させ、貼り合わせて一枚の支持部材300を成形するように、構成されている。
支持部材300は、帯状体330及び帯状体340の幅方向における中央において、帯状体340を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁302と他方の長手端縁304とを閉じ合わせ、一方の長手端縁302と他方の長手端縁304より内側を外側方向すなわち帯状体330側に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁302と他方の長手端縁304とを縫合してなる閉合部356と、一方の長手端縁302及び他方の長手端縁304に続く膨大部352及び膨大部354と、帯状体330及び帯状体340が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域312の頂部350とを形成する。(支持部材成形ステップ)
内側の提げ手部材250と外側の支持部材300とを、帯状体280の閉合部296と帯状体330及び帯状体340の頂部350とを重ね合わされた領域において、内側の提げ手部材250の長手端縁(一方の長手端縁252及び他方の長手端縁254)の近傍及び内側の一方の支持部材300の頂部350の近傍を縫合して縫合部360を形成する。
提げ領域A1より延びた領域における提げ手部材250の一方の重ね合わせ領域262と支持部材300の重ね合わせ領域310との重ね合わせ領域及び提げ手部材250の他方の重ね合わせ領域264と支持部材300の重ね合わせ領域310との重ね合わせ領域において、提げ手部材250の一方の長手端縁252及び他方の長手端縁254に沿って、提げ手部材250の一方の長手端縁252及び他方の重ね合わせ領域264の近傍と支持部材300の頂部350とを縫合して、縫合部360を形成する。(支持部材の固着ステップ)
次に、前記支持部材300を、支持領域312が少なくとも前記重ね合わせ領域310の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状に成形し、支持領域312より下方の固着領域314において、バッグ本体212に固着する。(提げ手部材の固着ステップ)
次に、前記提げ手部材250を、一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264より下方にのばした一方の架設領域266及び他方の架設領域268の下方の提げ手部材250の固着領域(一方の固着領域270及び他方の固着領域272)においてバッグ本体212に固着する。
支持部材300の支持領域312は、重ね合わせ領域310と内側の支持部材300がバッグ本体212の表面に取り付けられる固着領域314との間にあり、支持領域312の部分を縫合しないで、重ね合わせ領域310の近傍において帯状体330及び帯状体340が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域312を形成する。
前記内側の支持部材300の一方端の重ね合わせ領域310を提げ手部材250の一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264に取り付け、その他方端の固着領域314をバッグ本体212の外表面に取り付ける。
この実施の形態においては、内側の提げ手部材250の一方端の重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域262及び他方の重ね合わせ領域264)を、前胴部220の開口部228の近傍で襠部224を構成する左側の襠部224A(右側の襠部224B)の近傍の支持部材300の一方の長手端縁302及び他方の重ね合わせ領域264に縫合し、且つその他方端の固着領域(一方の固着領域270及び他方の固着領域272)を、前胴部220の開口部228の近傍で襠部224を構成する右側の襠部224Bの近傍に縫合する。
外側の支持部材300を構成する長尺帯状体(帯状体330及び帯状体340)の平坦な状態における固着領域314の裏面側を、バッグ本体212の外表面に接し合わせて縫合する。
而して、本発明のバッグの提げ手214の構造を備えたバッグを形成できる。
次に、本発明のバッグの提げ手構造の、他の実施形態について説明する。
図26は、本発明の他の実施形態のバッグの提げ手の構造を用いた鞄の斜視図解図である
図27は、図26図示鞄の正面側の斜視図解図である。
図28は、図26図示鞄の提げ手の構造を示す向こう側の斜視図解図である。
本発明のバッグの提げ手の構造は、特に、肩掛けバッグとして用いるに適する構造を備えている。
肩掛けバッグは、通常、提げ手が、バッグ本体の前胴部と後胴部との両側から上方に向けてのびるように取り付けられている。通常、その前後二本の提げ手を重ね合わせて肩に掛けるが、二本の提げ手は、肩掛けバッグを肩に掛けて歩行する等したときに、重ね合わせた二本の提げ手が分かれて一本の提げ手が肩からずれ落ち易い。
一本の提げ手が、肩から外れると、肩掛けバッグがそれに伴い肩からずれ落ちるようになる等不便である。
この実施の形態のバッグの提げ手の構造は、かかる事情を鑑み、二本の提げ手が重ね合された状態を維持することができるバッグの提げ手を提供できる。
この実施の形態のバッグの提げ手の構造によれば、二本のバッグの提げ手が肩に重ね合さった状態で掛かり、バッグが肩からずれ落ちにくい。
本発明のバッグの提げ手の構造は、図26に示すように、肩掛けバッグの肩掛け部等に用いることができる。
バッグ本体512は、前胴部520と、前記前胴部520と対向する後胴部522と、前記前胴部520と後胴部522との間に介在する襠部524と、前記前胴部520,後胴部522及び襠部524の下端に設けられた底部526とを備える。
前胴部520と後胴部522との間の開口部528は、前胴部520の開口縁と後胴部522の開口縁とに付設されたファスナ530で開閉できるように構成されている。
襠部524は、前胴部520の左側に形成された左側の襠部524Aと、前胴部520の右側に形成された右側の襠部524Bとを備える。
底部526は、前胴部520,後胴部522及び襠部524の下端縁において、前胴部520,後胴部522及び襠部524の外表面と重ね合わされた底部材532を縫合してなる。
底部材532は、全体が皿状であって、周縁を一定幅の底部材接合領域534で、前胴部520,後胴部522及び襠部524と縫合されている。
本発明のバッグ本体512に取り付けられる提げ手514の構造は、バッグ本体512の外側において、人の肩に掛る頂上の肩掛け領域B1が、前胴部520及び/又は後胴部522より上方に向けてのびるように取り付けられた提げ手514に適用される。
本発明にかかるバッグの提げ手514の構造は、バッグ本体512に取り付けられる提げ手部材550を支持する構造と、前後一対の提げ手514の頂点の肩掛け領域B1を重ねて引っ着ける構造とを備える。
提げ手514を構成する提げ手部材550は、前胴部520に取り付けられた一方の(すなわち手前側の)第1提げ手部材550Aと、後胴部522側に取り付けられた他方の(すなわち向こう側)の第2提げ手部材550Bとを備える。
第1提げ手部材550Aと第2提げ手部材550Bとは、提げ手部材を支持する構造においては、略々同じ構造である。
そこで、以下、主として、第1提げ手部材550Aについて説明する。
前記第1提げ手部材550Aは、わん曲領域560と、該わん曲領域560の両端に続いて形成された一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564と、該重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564)に続いて形成された架設領域(一方の架設領域566及び他方の架設領域568)と、該架設領域を構成する一方の架設領域566及び他方の架設領域568に続いて形成された固着領域(一方の固着領域570及び他方の固着領域572)とを備える。
外側の提げ手部材550は、頂上の肩掛け領域B1において正面視略U字状にわん曲されている。
提げ手部材550は、わん曲領域560から左右に分かれてのびる延長領域にある一方の架設領域566及び一方の固着領域570と他方の架設領域568及び他方の固着領域572とを、適宜な間隔をあけて、バッグ本体512の外側において取り付けられている。
長手方向を有する帯状の提げ手部材550は、革又は布帛からなる長手方向を有する直線状の帯状体であって、両長手端縁すなわち一方の長手端縁552と他方の長手端縁554とを合わせて、断面略C字型アーチ状に成形されている。
提げ手部材550は、わん曲領域560と、重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564)と、前記架設領域(一方の架設領域566及び他方の架設領域568)の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成されている。
提げ手部材550は、内側面に沿って、長手方向を有する帯状の弾力性材582が添設される。
弾力性材582は、弾力性材582と略々同じ幅を有する布帛からなる長手方向を有する直線状の帯状体であって、両長手端縁すなわち一方の長手端縁582aと他方の長手端縁582bとを合わせて、提げ手部材550の内側において提げ手部材550とともに断面略C字型アーチ状に成型されている。
弾力性材582は、提げ手部材550のわん曲領域560に対応する長さを備える。それゆえに、弾力性材582は、提げ手部材550のわん曲領域560にのみ添設されている。
前記提げ手部材550は、一方の架設領域566及び他方の架設領域568における帯状体の両長手端縁の間すなわち一方の長手端縁552と他方の長手端縁554との間に、一方の架設領域566及び他方の架設領域568のそれぞれに、支持部材600を介装されている。
支持部材600は、バッグ本体512より上方に向けて提げ手部材550を立ち上げるために、提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564に沿ってのびるように形成されている。
前記支持部材600は、革又は布帛からなる長手方向を有する直線状の帯状体であって、少なくともその上部が両長手端縁(一方の長手端縁602及び他方の長手端縁604)を合わせて断面略C字型アーチ状に成形された重ね合わせ領域610と、該重ね合わせ領域610より下方にのびる支持領域612と、該支持領域612より下方に形成された固着領域614とを備えている。
前記支持部材600は、重ね合わせ領域610の両手長手端縁すなわち一方の長手端縁602及び他方の長手端縁604を、断面略C字型アーチ状に成形された提げ手部材550の両長手端縁の間すなわち一方の長手端縁552と他方の長手端縁554との間に介装されている。
前記支持部材600は、提げ手部材550の頂部590とは反対側に支持部材600の頂部650が位置するように対向して、支持部材600の重ね合わせ領域610と提げ手部材550の重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564)とを縫合されて、連結されている。
前記支持部材600は、支持領域612が少なくとも前記重ね合わせ領域610の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状に形成し、支持領域612より下方の固着領域614において、バッグ本体512に固着されている。
支持部材600は、固着領域614において、バッグ本体512に逢着して固着されるとともに、鋲で固定されている。
前記提げ手部材550は、バッグ本体512に固着された前記支持部材600の固着領域614より下方にのび、提げ手部材550の固着領域(一方の固着領域570及び他方の固着領域572)においてバッグ本体512に固着されている。
支持部材600は、複数の帯状体630及び帯状体640を積層され、且つ、積層された帯状体630及び帯状体640をその幅においてわん曲されて断面略C字型アーチ状の重ね合わせ領域610を形成されている。
帯状体630及び帯状体640は、帯状の革又は布帛の両長手縁の近傍を内側に折り重ね、折り重ねた部分を貼着してなる。
帯状体630と帯状体640とは、折り重ねた部分を対向させ、貼り合わせて一枚の支持部材600を成形するように、構成されている。
支持部材600は、帯状体630及び帯状体640の幅方向における中央において、帯状体640を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁602と他方の長手端縁604とを閉じ合わせ、一方の長手端縁602と他方の長手端縁604より内側を外側方向すなわち帯状体630側に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁602と他方の長手端縁604とを縫合してなる閉合部656と、一方の長手端縁602及び他方の長手端縁604に続く膨大部652及び膨大部654と、帯状体630及び帯状体640が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域612の頂部650とを形成されている。
提げ手部材550は、革又は布帛からなる帯状体580を、帯状の革又は布帛の両長手縁の近傍を内側に折り重ね、折り重ねた部分を貼着してなる。弾力性材582は、帯状体580とともに両長手縁の近傍を内側に折り重ね、折り重ねた部分を貼着してなる。
帯状体580は、折り重ねた部分を対向させ、貼り合わせて一枚の提げ手部材550を成形するように構成されている。
提げ手部材550は、帯状体580の幅方向における中央において、折り重ねた部分を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁552と他方の長手端縁554とを閉じ合わせ、一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554より内側を外側方向すなわち折り重ね部分とは反対に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁552と他方の長手端縁554とを縫合してなる閉合部596と、一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554に続く膨大部592及び膨大部594と、頂部590とを形成されている。
外側の提げ手部材550と内側の支持部材600とは、その長さが異なり、外側の提げ手部材550の方が内側の支持部材600より長い。
外側の提げ手部材550と内側の支持部材600とは、その幅が略々同じである。
外側の提げ手部材550は、重ね合わされた領域すなわち提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564と支持部材600の重ね合わせ領域610とにおいて、帯状体580幅方向における中央の近傍において湾曲させられている。
外側の提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564は、バッグ本体512の外側に向けて膨出している。
支持部材600は、重ね合わされた領域すなわち提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564と支持部材600の重ね合わせ領域610とにおいて、帯状体630を幅方向における中央の近傍において湾曲させられている。
支持部材600の重ね合わせ領域610は、バッグ本体512側に向いて膨出している。
支持部材600は、重ね合わせ領域610における帯状体630及び帯状体640の閉合部656を、提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562(及び他方の重ね合わせ領域564)における一方の長手端縁552と他方の長手端縁554との間から提げ手部材550の頂部590の内側に向けて挿し込み、支持部材600の重ね合わせ領域610と提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562(及び他方の重ね合わせ領域564)とを重ね合わせる。
提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562(及び他方の重ね合わせ領域564)における一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554は、支持部材600の重ね合わせ領域610における頂部650の近傍に至る。
外側の提げ手部材550と内側の支持部材600とは、帯状体580の閉合部596と帯状体630及び帯状体640の頂部650とを重ね合わされた領域において、外側の提げ手部材550の長手端縁(一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554)の近傍及び内側の一方の支持部材600の頂部650の近傍を縫合されて縫合部660を形成されている。
縫合部660は、肩掛け領域B1より延びた領域の提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562と支持部材600の重ね合わせ領域610との重ね合わせ領域610及び提げ手部材550の他方の重ね合わせ領域564と支持部材600の重ね合わせ領域610との重ね合わせ領域において、提げ手部材550一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554に沿って、提げ手部材550の一方の長手端縁552及び他方の重ね合わせ領域564の近傍と支持部材600の頂部650とを縫合されている。
支持部材600の支持領域612は、重ね合わせ領域610と内側の支持部材600がバッグ本体512の表面に取り付けられる固着領域614との間にあり、支持領域612の部分を縫合しないで、帯状体630及び帯状体640が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域612を形成されている。
前記内側の支持部材600は、その一方端の重ね合わせ領域610を提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564に取り付けられ、その他方端の固着領域614をバッグ本体512の外表面に取り付けられている。
この実施の形態においては、内側の支持部材600は、その一方端の重ね合わせ領域610が、前胴部520の開口部528の近傍で襠部224を構成する左側の襠部524A(右側の襠部24B)の近傍の提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564に縫合され、且つその他方端の固着領域614が、前胴部520の開口部528の近傍で襠部524を構成する右側の襠部524Bの近傍に縫合されている。
内側の支持部材600は、それを構成する長尺帯状体(帯状体630及び帯状体640)の平坦な状態における固着領域614の裏面側を、バッグ本体512の外表面に接し合わせて縫合されている。
内側の支持部材600は、重ね合わせ領域610と外側の提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564との間に、外側の提げ手部材550とバッグ本体512と接合されない非接合領域B4である支持領域612を形成されている。
内側の支持部材600は、外側の提げ手部材550と縫合されていない非縫合領域B4の固着領域614の近傍側が、内側の支持部材600を構成する長尺帯状体の平坦な状態の帯状体630及び帯状体640の態様である。
外側の提げ手部材550は、肩掛け領域B1において、正面視U字状にわん曲されている。
前記外側の提げ手部材550は、前記内側の支持部材600と重ね合わせられた一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564からバッグ本体512の底方向に延びた、延長領域において、バッグ本体512の外表面との間に適宜な間隔を空けて、バッグ本体512の外側において取り付けられている。
外側の提げ手部材550は、内側の支持部材600との接合領域B3である一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564から延びた延長領域である一方の架設領域566及び他方の架設領域568において、バッグ本体512と接合する位置まで支持部材600及びバッグ本体512と縫合されない非縫合領域B2を形成されている。
外側の提げ手部材550は、内側の支持部材600と縫合されていない非縫合領域B2の一部(一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564より下方の一方端及び他方端側の部分)が、外側の提げ手部材550を構成する長尺帯状体580の平坦な状態の帯状体の態様である。
外側の提げ手部材550の延長領域における一方の固着領域570及び他方の固着領域572は、底部材532のバッグ本体512への接合領域の縁部から底部材532とバッグ本体512との間に挿入され、バッグ本体512の外表面及び/又はバッグ本体512の内表面に取り付けられている。
この実施の形態においては、外側の提げ手部材550は、その一方端の一方の固着領域570を、左側の襠部524Aの近傍で底部材532と前胴部520との底部材接合領域534との間で、前胴部520及び底部材532に跨って縫合されている。
具体的には、底部材532と前胴部520とを底部材接合領域534で縫合するときに、前胴部520と底部材532との間に挟まれた外側の提げ手部材550の一方端の一方の固着領域570を縫合して、取り付けられている。
更に、その他方端の他方の固着領域572を、右側の襠部524Bの近傍で底部材532と前胴部520との底部材接合領域534との間で、前胴部520及び底部材532に跨って縫合されている。
具体的には、底部材532と前胴部520とを底部材接合領域534で縫合するときに、前胴部520と底部材532との間に挟まれた外側の提げ手部材550の他方端の固着領域572を縫合して、取り付けられている。
外側の提げ手部材550は、一方の固着領域570及び他方の固着領域572を構成する領域が、外側の提げ手部材550を構成する長尺帯状体580の平坦な状態における裏面側をバッグ本体512の外表面に接し合わせて縫合されている。
外側の提げ手部材550は、縫合された接合領域B3である一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564から延びた外側の提げ手部材550の延長領域において、内側の提げ手部材550の一方の固着領域570及び他方の固着領域572と接合されない非接合領域B4を形成されている。
外側の提げ手部材550は、内側の支持部材600及びバッグ本体512と縫合されていない非接合領域B4が、外側の提げ手部材550を構成する長尺帯状体580の平坦な状態の帯状体の態様である。
外側の提げ手部材550の延長領域である非接合領域B4は、その内側とバッグ本体512の外表面との間における空所によって物品を挟持するための一方の架設領域566及び他方の架設領域568を形成されている。
次に、前胴部520側に取り付けられた一方の(すなわち手前側の)第1提げ手部材550Aと、後胴部522側に取り付けられた他方の(すなわち向こう側の)第2提げ手部材550Bとを、それぞれの頂上である頂上の肩掛け領域B1を構成するわん曲領域560において重ねて引っ着ける構造について説明する。
例えば、手提げ鞄510を左肩に掛けるときは、後胴部522を身体の胸側にし前胴部520を反対側にして、後胴部522に取り付けられた第2提げ手部材550Bを肩側すなわち下側にし、前胴部520に取り付けられた第1提げ手部材550Aを先に肩に掛けられた第2提げ手部材550Bの上に重ねて、肩に掛けられる。第1提げ手部材550Aの下側の膨大部594及び閉合部596と第2提げ手部材550Bの上側の膨大部592及び閉合部596とが重ね合わされる。
第1提げ手部材550Aと第2提げ手部材550Bとが上下方向において重ねられる頂上の肩掛け領域B1には、第1提げ手部材550Aと第2提げ手部材550Bとを引っ着けるための永久磁石片680と該永久磁石片680に引っ着く強磁性体片690とが、配設されている。
磁石片680と磁性体片690とは、いずれも円盤状体であり、第1提げ手部材550A及び第2提げ手部材550Bを構成する帯状体580が断面略C字型アーチ状に成型された内側に内蔵するように内設されている。
磁石片680及び磁性体片690は、提げ手部材550を構成する帯状体580との間に挟持されている。
第1提げ手部材550Aのわん曲領域560に内設された磁石片680は、アルニコ磁石、フェライト磁石、ネオジム磁石、サマリウムコバルト磁石などの永久磁石を円盤状に成形されてなるものであり、第1提げ手部材550Aを肩掛けするに適した大きさを有する。具体的には、磁石片680は、直径15〜25mmで、厚さ2〜3mmである。
第2提げ手部材550Bのわん曲領域560に内設された磁性体片690は、鉄、コバルト、ニッケルなどの磁性体を円盤状に成型されてなるものであり、第2提げ手部材550Bを肩掛けするに適する大きさを有する。具体的には、磁性体片690は、直径15〜25mmで、厚さ2〜3mmである。
第1提げ手部材550Aに内設された磁石片680の平面と第2提げ手部材550Bに内設された磁性体片690の平面とは、向き合って、第1提げ手部材550Aと第2提げ手部材550Bとが引っ着き易いように構成されている。
第1提げ手部材550Aの磁石片680と第2提げ手部材550Bの磁性体片690とは、頂部590と一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554との間において、磁石片680及び磁性体片690の径方向がのびるように、向き合う一方の膨大部592と他方の膨大部594との間に介装されている。磁石片680及び磁性体片690の厚さ方向は、向き合う一方の膨大部592と他方の膨大部594とが向き合う方向にのびる。
而して、第1提げ手部材550Aの磁石片680と第2提げ手部材550Bの磁性体片690とは、第1提げ手部材550Aと第2提げ手部材550Bを重ねたとき、磁石片680の平面部と磁性体片690の平面部とが略々平行になる。
次に、磁石片680及び磁性体片690を、第1提げ手部材550Aに内装する方法について説明する。
長手方向を有する帯状の提げ手部材550を形成する、革又は布帛からなる長手方向を有する帯状体580及び布帛等の弾力性を有する弾力性材582を準備するとともに、磁石片680及び磁性体片690を準備する。
帯状体580の内側面に弾力性材582を重ね合わせる。
提げ手部材550は、革又は布帛からなる帯状体580を、帯状の革又は布帛の両長手縁の近傍を内側に折り重ね、折り重ねた部分を縫合又は貼着してなる。
帯状体580は、折り重ねた部分を対向させ、貼り合わせて一枚の提げ手部材550を成形するように構成されている。
帯状体580は、両長手端縁すなわち一方の長手端縁552と他方の長手端縁554とを合わせて、断面略C字型アーチ状に成形する。
提げ手部材550は、わん曲領域560と、重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564)と、前記架設領域(一方の架設領域566及び他方の架設領域568)の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成するが、その前に磁石片680を、わん曲領域560に置ける膨大部592と膨大部594との間に配設する。
磁性体片690も、同様に第2提げ手部材550Bを構成する帯状体580のわん曲領域560における膨大部592と膨大部594との間に配設する。
そのとき、磁石片680は、帯状体580に重ねられた弾力性材582の内側に配設される。磁石片680は、帯状体580と弾力性材582との間に配設されてもよい。
一方、磁性体片690は、帯状体580に重ねられた弾力性材582の内側に配設される。磁石片690は、帯状体580と弾力性材582との間に配設されてもよい。
次に、わん曲領域560と他方の重ね合わせ領域564とを、一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554の近傍において縫合する。
提げ手部材550は、帯状体580の幅方向における中央において、折り重ねた部分を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁552と他方の長手端縁554とを閉じ合わせ、一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554より内側を外側方向すなわち折り重ね部分とは反対に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁552と他方の長手端縁554とを縫合してなる閉合部596と、一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554に続く膨大部592及び膨大部594と、頂部590とを形成される。
バッグ本体512は、提げ手部材550の内側に、バッグ本体512の内側に設けたポケット(図示せず)の開口部を設けられている。該ポケット開口部670には、ポケットファスナ672が設けられている。該ポケット開口部670及びポケットファスナ672は、提げ手部材550により覆われ、保護されている。
次に、バッグの提げ手の取り付け方法について、主として図33ないし図37に基づいて説明する。
長手方向を有する帯状の提げ手部材550を形成する、革又は布帛からなる長手方向を有する帯状体580を準備する。
提げ手部材550は、革又は布帛からなる帯状体580を、帯状の革又は布帛の両長手縁の近傍を内側に折り重ね、折り重ねた部分を縫合又は貼着してなる。
帯状体580は、折り重ねた部分を対向させ、貼り合わせて一枚の提げ手部材550を成形するように構成されている。
帯状体580は、両長手端縁すなわち一方の長手端縁552と他方の長手端縁554とを合わせて、断面略C字型アーチ状に成形する。
提げ手部材550は、わん曲領域560と、重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564)と、前記架設領域(一方の架設領域566及び他方の架設領域568)の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成する。
わん曲領域560と他方の重ね合わせ領域564とを、一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554の近傍において縫合する。
提げ手部材550は、帯状体580の幅方向における中央において、折り重ねた部分を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁552と他方の長手端縁554とを閉じ合わせ、一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554より内側を外側方向すなわち折り重ね部分とは反対に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁552と他方の長手端縁554とを縫合してなる閉合部596と、一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554に続く膨大部592及び膨大部594と、頂部590とを形成する。(提げ手部材成形ステップ)
次に、前記提げ手部材550の、一方の架設領域566及び他方の架設領域568における帯状体の両長手端縁の間すなわち一方の長手端縁552と他方の長手端縁554との間に、一方の架設領域566及び他方の架設領域568のそれぞれに、支持部材600を介装する。
支持部材600は、バッグ本体512より上方に向けて提げ手部材550を立ち上げるために、提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564に沿って一方の重ね合わせ領域562と他方の重ね合わせ領域564との間に介装する。(支持部材介装ステップ)
前記支持部材600を形成する、革又は布帛からなる長手方向を有する帯状体630及び640は、少なくともその上部が両長手端縁(一方の長手端縁602及び他方の長手端縁604)を合わせて断面略C字型アーチ状に成形された重ね合わせ領域610と、該重ね合わせ領域610より下方にのびる支持領域612と、該支持領域612より下方に形成された固着領域614とを備えている。
前記支持部材600は、重ね合わせ領域610の両手長手端縁すなわち一方の長手端縁602及び他方の長手端縁604を、断面略C字型アーチ状に成形された提げ手部材550の両長手端縁の間すなわち一方の長手端縁552と他方の長手端縁554との間に介装する。
提げ手部材550の頂部590とは反対側に支持部材600の頂部650が位置するように対向して、支持部材600の重ね合わせ領域610と提げ手部材550の重ね合わせ領域(一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564)とを縫合して支持部材600を提げ手部材550に連結する。(支持部材連結ステップ)
帯状体630及び帯状体640は、帯状の革又は布帛の両長手縁の近傍を内側に折り重ね、折り重ねた部分を貼着してなる。
帯状体630と帯状体640とは、折り重ねた部分を対向させ、貼り合わせて一枚の支持部材600を成形するように、構成されている。
支持部材600は、帯状体630及び帯状体640の幅方向における中央において、帯状体640を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁602と他方の長手端縁604とを閉じ合わせ、一方の長手端縁602と他方の長手端縁604より内側を外側方向すなわち帯状体630側に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁602と他方の長手端縁604とを縫合してなる閉合部656と、一方の長手端縁602及び他方の長手端縁604に続く膨大部652及び膨大部654と、帯状体630及び帯状体640が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域612の頂部650とを形成する。(支持部材成形ステップ)
外側の提げ手部材550と内側の支持部材600とを、帯状体580の閉合部596と帯状体630及び帯状体640の頂部650とを重ね合わされた領域において、外側の提げ手部材550の長手端縁(一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554)の近傍及び内側の一方の支持部材600の頂部650の近傍を縫合して縫合部660を形成する。
提げ領域A1より延びた領域における提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562と支持部材600の重ね合わせ領域610との重ね合わせ領域及び提げ手部材550の他方の重ね合わせ領域564と支持部材600の重ね合わせ領域610との重ね合わせ領域において、提げ手部材550の一方の長手端縁552及び他方の長手端縁554に沿って、提げ手部材550の一方の長手端縁552及び他方の重ね合わせ領域564の近傍と支持部材600の頂部650とを縫合して、縫合部660を形成する。
次に、前記支持部材600を、支持領域612が少なくとも前記重ね合わせ領域610の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状に成形し、支持領域612より下方の固着領域614において、バッグ本体512に固着する。(支持部材の固着ステップ)
次に、前記提げ手部材550を、バッグ本体512に固着された前記支持部材600の固着領域614より下方にのばし、提げ手部材550の固着領域(一方の固着領域570及び他方の固着領域572)においてバッグ本体512に固着する。(提げ手部材の固着ステップ)
支持部材600の支持領域612は、重ね合わせ領域610と内側の支持部材600がバッグ本体512の表面に取り付けられる固着領域614との間にあり、支持領域612の部分を縫合しないで、帯状体630及び帯状体640が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域612を形成する。
前記内側の支持部材600の一方端の重ね合わせ領域610を提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564に取り付け、その他方端の固着領域614をバッグ本体512の外表面に取り付ける。
この実施の形態においては、内側の支持部材600の一方端の重ね合わせ領域610を、前胴部520の開口部528の近傍で襠部524を構成する左側の襠部524A(右側の襠部524B)の近傍の提げ手部材550の一方の重ね合わせ領域562及び他方の重ね合わせ領域564に縫合し、且つその他方端の固着領域614を、前胴部520の開口部528の近傍で襠部524を構成する右側の襠部524Bの近傍に縫合する。
内側の支持部材600を構成する長尺帯状体(帯状体630及び帯状体640)の平坦な状態における固着領域614の裏面側を、バッグ本体512の外表面に接し合わせて縫合する。
而して、本発明のバッグの提げ手514の提げ手部材550を支持する構造を備えたバッグを形成できる。
上記実施形態の構成態様は、本発明を限定するものとして挙げたものではなく、本発明の思想に基づき変更は可能であり、本発明はそのような変更を含むものである。
10,210 手提げ鞄
12,212 バッグ本体
14,214 提げ手
20,220 前胴部
22,222 後胴部
24,224 襠部
24A,224A左側の襠部
24B,224B右側の襠部
26,226底部
28,228開口部
30,230ファスナ
32,232底部材
34,234底部材接合領域
50,250 提げ手部材
50A 第1提げ手部材
50B 第2提げ手部材
52,252,102,302 一方の長手端縁
54,254,104,304 他方の長手端縁
60,260 わん曲領域
62,262一方の重ね合わせ領域
64,264他方の重ね合わせ領域
66,266一方の架設領域
68,268他方の架設領域
70,270 一方の固着領域
72,272 他方の固着領域
80,280 帯状体
92,94,152,154,292,294,352,354 膨大部
90,150,290,350 頂部
96,156,296,356 閉合部
100,300支持部材
110,310重ね合わせ領域
112,312支持領域
114,314固着領域
130,140,330,340 帯状体
160,360 縫合部
510 手提げ鞄
512 バッグ本体
514 提げ手
520 前胴部
522 後胴部
524 襠部
524A 左側の襠部
524B 右側の襠部
526 底部
528 開口部
530 ファスナ
532 底部材
534 底部材接合領域
550 提げ手部材
550A 第1提げ手部材
550B 第2提げ手部材
552 一方の長手端縁
554 他方の長手端縁
560 わん曲領域
562 一方の重ね合わせ領域
564 他方の重ね合わせ領域
566 一方の架設領域
568 他方の架設領域
570 一方の固着領域
572 他方の固着領域
580 帯状体
582 弾力性材
582a 一方の長手端縁
582b 他方の長手端縁
592,594,652,654 膨大部
590,650 頂部
596,656 閉合部
600 支持部材
602 一方の長手端縁
604 他方の長手端縁
610 重ね合わせ領域
612 支持領域
614 固着領域
630,640 帯状体
660 縫合部
670 ポケット開口部
672 ポケットファスナ
680 磁石片
690 磁性体片
A1 提げ領域
A2 非縫合領域
A3 接合領域
A4 非接合領域
B1 肩掛け領域
B2 非縫合領域
B3 接合領域
B4 非接合領域
この発明の請求項1にかかるバッグの提げ手の構造は、バッグ本体に取り付けられる、提げ手部材を支持する提げ手の構造であって、
長手方向を有する帯状の提げ手部材は、長手方向に延びる両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形され、
前記提げ手部材は、両長手端縁の間に、バッグ本体より上方に向けて提げ手部材を立ち上げるための支持部材を介装され、
前記支持部材は、長手方向を有する帯状体であって、少なくともその上部が両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形された重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域より下方にのびる支持領域と、該支持領域より下方に形成された固着領域とを備え、
前記支持部材は、重ね合わせ領域の両手長手端縁を、断面略C字型アーチ状に成形された提げ手部材の両長手端縁の間に介装され、
前記支持部材は、提げ手部材の頂部とは反対側に支持部材の頂部が位置するように対向して、支持部材の重ね合わせ領域と提げ手部材の重ね合わせ領域とを縫合されて、連結され、
前記支持部材は、支持領域が少なくとも前記重ね合わせ領域の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状を形成し、支持領域より下方の固着領域において、バッグ本体に固着され、
前記提げ手部材は、バッグ本体に固着された前記支持部材の固着領域より下方にのび、提げ手部材の固着領域においてバッグ本体に固着された、
バッグの提げ手の構造である。
この発明の請求項2にかかるバッグの提げ手の構造は、支持部材は、複数の帯状体を積層され、且つ、積層された帯状体をその幅においてわん曲されて断面略C字型アーチ状の重ね合わせ領域を形成された、請求項1に記載のバッグの提げ手の構造である。
この発明の請求項3にかかるバッグの提げ手の構造は、前記提げ手部材は、わん曲領域と、該わん曲領域の両端に続いて形成された重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域に続いて形成された架設領域と、該架設領域に続いて形成された固着領域とを備え、
わん曲領域と、重ね合わせ領域と、架設領域の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成された、請求項1又は2に記載のバッグの提げ手の構造である。
この発明の請求項4にかかるバッグの提げ手の構造は、バッグ本体に取り付けられる、提げ手部材を支持する提げ手の構造であって、
長手方向を有する帯状の提げ手部材は、長手方向に延びる両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形され、
前記提げ手部材は、両長手端縁の間に、バッグ本体より上方に向けて提げ手部材を立ち上げるための支持部材を介装され、
前記支持部材は、長手方向を有する帯状体であって、少なくともその上部が両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形された重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域より下方にのびる支持領域と、該支持領域より下方に形成された固着領域とを備え、
前記支持部材は、重ね合わせ領域の両手長手端縁を、断面略C字型アーチ状に成形された提げ手部材の両長手端縁の間に介装され、
前記支持部材は、提げ手部材の頂部とは反対側に支持部材の頂部が位置するように対向して、支持部材の重ね合わせ領域と提げ手部材の重ね合わせ領域とを縫合されて、連結され、
前記支持部材は、支持領域が少なくとも前記重ね合わせ領域の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状を形成し、支持領域より下方の固着領域において、バッグ本体に固着され、
前記提げ手部材は、重ね合わせ領域より下方にのび、下方にのびた部分の提げ手部材の固着領域においてバッグ本体に固着された、
バッグの提げ手の構造である。
この発明の請求項5にかかるバッグの提げ手の構造は、支持部材は、複数の帯状体を積層され、且つ、積層された帯状体をその幅においてわん曲されて断面略C字型アーチ状の重ね合わせ領域を形成された、請求項4に記載のバッグの提げ手の構造である。
この発明の請求項6にかかるバッグの提げ手の構造は、前記支持部材は、重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域に続いて形成された支持領域と、該支持領域に続いて形成された固着領域とを備え、
重ね合わせ領域と、支持領域の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成された、請求項4又は5に記載のバッグの提げ手の構造である。
この発明の請求項7にかかるバッグの提げ手の構造は、提げ手部材を、わん曲領域と、一方の重ね合わせ領域及び他方の重ね合わせ領域と、一方の架設領域及び他方の架設領域の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成し、
帯状体の幅方向における中央において、折り重ねた部分を内側にしてわん曲させ、帯状体の長手方向に延びる一方の長手端縁と帯状体の長手方向に延びる他方の長手端縁とを閉じ合わせ、前記一方の長手端縁及び前記他方の長手端縁より内側を外側方向すなわち折り重ね部分とは反対に膨出させるようにわん曲させて、前記一方の長手端縁と前記他方の長手端縁とを縫合してなる閉合部と、前記一方の長手端縁及び前記他方の長手端縁に続く膨大部及び膨大部と、頂部とを形成して提げ手部材を成形する、提げ手部材成形ステップと、
帯状体の幅方向における中央において、帯状体を内側にしてわん曲させ、帯状体の長手方向に延びる一方の長手端縁と帯状体の長手方向に延びる他方の長手端縁とを閉じ合わせ、前記一方の長手端縁と前記他方の長手端縁より内側を外側方向すなわち帯状体側に膨出させるようにわん曲させて、前記一方の長手端縁と前記他方の長手端縁とを縫合してなる閉合部と、前記一方の長手端縁及び前記他方の長手端縁に続く膨大部及び膨大部と、帯状体が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域の頂部とを形成して、支持部材を成形する、支持部材成形ステップと、
前記提げ手部材の、一方の架設領域及び他方の架設領域における帯状体の両長手端縁の間すなわち帯状体の長手方向に延びる一方の長手端縁と帯状体の長手方向に延びる他方の長手端縁との間に、バッグ本体より上方に向けて提げ手部材を立ち上げるために、提げ手部材の重ね合わせ領域の両手長手端縁すなわち一方の長手端縁及び他方の長手端縁を、提げ手部の一方の重ね合わせ領域及び他方の重ね合わせ領域に沿って一方の重ね合わせ領域と他方の重ね合わせ領域との間に介装する、支持部材介装ステップと、
提げ手部材の頂部とは反対側に支持部材の頂部が位置するように対向して、支持部材の重ね合わせ領域と提げ手部材の一方の重ね合わせ領域及び他方の重ね合わせ領域とを縫合して支持部材を提げ手部材に連結する、支持部材連結ステップと、
前記支持部材を、支持領域が少なくとも前記重ね合わせ領域の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状に成形し、支持領域より下方の固着領域において、バッグ本体に固着する、支持部材の固着ステップと、
前記提げ手部材を、バッグ本体に固着された前記支持部材の固着領域より下方にのばし、提げ手部材の一方の固着領域及び他方の固着領域においてバッグ本体に固着する、提げ手部材の固着ステップとを含む、バッグの提げ手の取り付け方法である。
この発明の請求項8にかかるバッグの提げ手の構造は、バッグ本体に取り付けられる、提げ手部材を支持する提げ手の構造であって、
バッグ本体を構成する前胴部及び後胴部に、それぞれ提げ手部材を取り付けられ、
長手方向を有する帯状の提げ手部材は、長手方向に延びる両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形され、
前記提げ手部材は、両長手端縁の間に、バッグ本体より上方に向けて提げ手部材を立ち上げるための支持部材を介装され、
前記支持部材は、長手方向を有する帯状体であって、わん曲領域において両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形された重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域より下方にのびる支持領域と、該支持領域より下方に形成された固着領域とを備え、
前記支持部材は、重ね合わせ領域の両手長手端縁を、断面略C字型アーチ状に成形された提げ手部材の両長手端縁の間に介装され、
前記支持部材は、提げ手部材の頂部とは反対側に支持部材の頂部が位置するように対向して、支持部材の重ね合わせ領域と提げ手部材の重ね合わせ領域とを縫合されて、連結され、
前記支持部材は、支持領域が少なくとも前記重ね合わせ領域の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状を形成し、支持領域より下方の固着領域において、バッグ本体に固着され、
前記提げ手部材は、バッグ本体に固着された前記支持部材の固着領域より下方にのび、提げ手部材の固着領域においてバッグ本体に固着され、
前胴部及び後胴部に取り付けられた提げ手部材のうち、一方の提げ手部材のわん曲領域には、磁石片が内設され、他方の提げ手部材のわん曲領域には磁性体片及び/又は磁石片が内設され、
重ねられた一方の提げ手部材の少なくとも頂上と他方の提げ手部材の少なくとも頂上とは引き寄せられて引っ着くように形成された、バッグの提げ手の構造である。
この発明の請求項9にかかるバッグの提げ手の構造は、長手方向を有する帯状の提げ手部材は、帯状体の幅方向における中央において、帯状体を内側にしてわん曲させ、長手方向に延びる一方の長手端縁と他方の長手端縁とを閉じ合わせ、わん曲された領域と閉じ合わせた領域との間において、一方の提げ手部材の磁石片の平面と他方の提げ手部材の磁性体片又は磁石片の平面とが拡がるように内設され、重ねられた一方の提げ手部材の磁石片の平面と他方の提げ手部材の磁性体片又は磁石片の平面とが略々平行になるように形成された、請求項8に記載のバッグの提げ手の構造である。
請求項8の発明によれば、バッグの提げ手が肩に重ね合さった状態で掛かり、バッグが肩からずれ落ちにくい。
請求項の発明によれば、一方の提げ手部材と他方の提げ手部材とが重ねられた状態で引っ着き、肩に掛けた状態で一方の提げ手部材が肩からずれ落ちにくい。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴及び利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
前記提げ手部材50は、バッグ本体12に固着された前記支持部材100の固着領域114より下方にのび、提げ手部材50の固着領域(一方の固着領域70及び他方の固着領域72)においてバッグ本体12に固着されている。

Claims (10)

  1. バッグ本体に取り付けられる、提げ手部材を支持する提げ手の構造であって、
    長手方向を有する帯状の提げ手部材は、両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形され、
    前記提げ手部材は、両長手端縁の間に、バッグ本体より上方に向けて提げ手部材を立ち上げるための支持部材を介装され、
    前記支持部材は、長手方向を有する帯状体であって、少なくともその上部が両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形された重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域より下方にのびる支持領域と、該支持領域より下方に形成された固着領域とを備え、
    前記支持部材は、重ね合わせ領域の両手長手端縁を、断面略C字型アーチ状に成形された提げ手部材の両長手端縁の間に介装され、
    前記支持部材は、提げ手部材の頂部とは反対側に支持部材の頂部が位置するように対向して、支持部材の重ね合わせ領域と提げ手部材の重ね合わせ領域とを縫合されて、連結され、
    前記支持部材は、支持領域が少なくとも前記重ね合わせ領域の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状を形成し、支持領域より下方の固着領域において、バッグ本体に固着され、
    前記提げ手部材は、バッグ本体に固着された前記支持部材の固着領域より下方にのび、提げ手部材の固着領域においてバッグ本体に固着された、
    バッグの提げ手の構造。
  2. 支持部材は、複数の帯状体を積層され、且つ、積層された帯状体をその幅においてわん曲されて断面略C字型アーチ状の重ね合わせ領域を形成された、請求項1に記載のバッグの提げ手の構造。
  3. 前記提げ手部材は、わん曲領域と、該わん曲領域の両端に続いて形成された重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域に続いて形成された架設領域と、該架設領域に続いて形成された固着領域とを備え、
    わん曲領域と、重ね合わせ領域と、架設領域の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成された、請求項1又は2に記載のバッグの提げ手の構造。
  4. バッグ本体に取り付けられる、提げ手部材を支持する提げ手の構造であって、
    長手方向を有する帯状の提げ手部材は、両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形され、
    前記提げ手部材は、両長手端縁の間に、バッグ本体より上方に向けて提げ手部材を立ち上げるための支持部材を介装され、
    前記支持部材は、長手方向を有する帯状体であって、少なくともその上部が両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形された重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域より下方にのびる支持領域と、該支持領域より下方に形成された固着領域とを備え、
    前記支持部材は、重ね合わせ領域の両手長手端縁を、断面略C字型アーチ状に成形された提げ手部材の両長手端縁の間に介装され、
    前記支持部材は、提げ手部材の頂部とは反対側に支持部材の頂部が位置するように対向して、支持部材の重ね合わせ領域と提げ手部材の重ね合わせ領域とを縫合されて、連結され、
    前記支持部材は、支持領域が少なくとも前記重ね合わせ領域の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状を形成し、支持領域より下方の固着領域において、バッグ本体に固着され、
    前記提げ手部材は、重ね合わせ領域より下方にのび、下方にのびた部分の提げ手部材の固着領域においてバッグ本体に固着された、
    バッグの提げ手の構造。
  5. 支持部材は、複数の帯状体を積層され、且つ、積層された帯状体をその幅においてわん曲されて断面略C字型アーチ状の重ね合わせ領域を形成された、請求項4に記載のバッグの提げ手の構造。
  6. 前記支持部材は、重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域に続いて形成された支持領域と、該支持領域に続いて形成された固着領域とを備え、
    重ね合わせ領域と、支持領域の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成された、請求項4又は5に記載のバッグの提げ手の構造。
  7. 提げ手部材を、わん曲領域と、一方の重ね合わせ領域及び他方の重ね合わせ領域と、一方の架設領域及び他方の架設領域の前記重ね合わせ領域に続く近傍とを、断面略C字型アーチ状に形成し、
    帯状体の幅方向における中央において、折り重ねた部分を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁と他方の長手端縁とを閉じ合わせ、一方の長手端縁及び他方の長手端縁より内側を外側方向すなわち折り重ね部分とは反対に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁と他方の長手端縁とを縫合してなる閉合部と、一方の長手端縁及び他方の長手端縁に続く膨大部及び膨大部と、頂部とを形成して提げ手部材を成形する、提げ手部材成形ステップと、
    帯状体の幅方向における中央において、帯状体を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁と他方の長手端縁とを閉じ合わせ、一方の長手端縁と他方の長手端縁より内側を外側方向すなわち帯状体側に膨出させるようにわん曲させて、一方の長手端縁と他方の長手端縁とを縫合してなる閉合部と、一方の長手端縁及び他方の長手端縁に続く膨大部及び膨大部と、帯状体が幅方向における中央においてわん曲された状態の支持領域の頂部とを形成して、支持部材を成形する、支持部材成形ステップと、
    前記提げ手部材の、一方の架設領域及び他方の架設領域における帯状体の両長手端縁の間すなわち一方の長手端縁と他方の長手端縁との間に、バッグ本体より上方に向けて提げ手部材を立ち上げるために、支持部材の、重ね合わせ領域の両手長手端縁すなわち一方の長手端縁及び他方の長手端縁を、提げ手部の一方の重ね合わせ領域及び他方の重ね合わせ領域に沿って一方の重ね合わせ領域と他方の重ね合わせ領域との間に介装する、支持部材介装ステップと、
    提げ手部材の頂部とは反対側に支持部材の頂部が位置するように対向して、支持部材の重ね合わせ領域と提げ手部材の一方の重ね合わせ領域及び他方の重ね合わせ領域とを縫合して支持部材を提げ手部材に連結する、支持部材連結ステップと、
    前記支持部材を、支持領域が少なくとも前記重ね合わせ領域の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状に成形し、支持領域より下方の固着領域において、バッグ本体に固着する、支持部材の固着ステップと、
    前記提げ手部材を、バッグ本体に固着された前記支持部材の固着領域固着領域より下方にのばし、提げ手部材の一方の固着領域及び他方の固着領域においてバッグ本体に固着する、提げ手部材の固着ステップとを含む、バッグの提げ手の取り付け方法。
  8. バッグ本体に取り付けられる、提げ手部材を支持する提げ手の構造であって、
    バッグ本体を構成する前胴部及び後胴部に、それぞれ提げ手部材を取り付けられ、
    前記提げ手部材は、わん曲領域と、該わん曲領域の両端に続いて形成された重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域に続いて形成された架設領域と、該架設領域に続いて形成された固着領域とを備える長手方向を有する帯状体であり、
    長手方向を有する帯状の提げ手部材は、わん曲領域において両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形され、
    前胴部及び後胴部に取り付けられた提げ手部材のうち、一方の提げ手部材のわん曲領域には、磁石片が内設され、他方の提げ手部材のわん曲領域には磁性体片及び/又は磁石片が内設され、
    重ねられた一方の提げ手部材の少なくとも頂上と他方の提げ手部材の少なくとも頂上とは引き寄せられて引っ着くように形成された、バッグの提げ手の構造。
  9. 長手方向を有する帯状の提げ手部材は、両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形され、
    前記提げ手部材は、両長手端縁の間に、バッグ本体より上方に向けて提げ手部材を立ち上げるための支持部材を介装され、
    前記支持部材は、長手方向を有する帯状体であって、少なくともその上部が両長手端縁を合わせて断面略C字型アーチ状に成形された重ね合わせ領域と、該重ね合わせ領域より下方にのびる支持領域と、該支持領域より下方に形成された固着領域とを備え、
    前記支持部材は、重ね合わせ領域の両手長手端縁を、断面略C字型アーチ状に成形された提げ手部材の両長手端縁の間に介装され、
    前記支持部材は、提げ手部材の頂部とは反対側に支持部材の頂部が位置するように対向して、支持部材の重ね合わせ領域と提げ手部材の重ね合わせ領域とを縫合されて、連結され、
    前記支持部材は、支持領域が少なくとも前記重ね合わせ領域の近傍においては断面略C字型ないしは略U字型アーチ状を形成し、支持領域より下方の固着領域において、バッグ本体に固着され、
    前記提げ手部材は、バッグ本体に固着された前記支持部材の固着領域より下方にのび、提げ手部材の固着領域においてバッグ本体に固着された、請求項8に記載のバッグの提げ手の構造。
  10. 長手方向を有する帯状の提げ手部材は、帯状体の幅方向における中央において、帯状体を内側にしてわん曲させ、一方の長手端縁と他方の長手端縁とを閉じ合わせ、わん曲された領域と閉じ合わせた領域との間において、一方の提げ手部材の磁石片の平面と他方の提げ手部材の磁石体片又は磁石片の平面とが拡がるように内設され、重ねられた一方の提げ手部材の磁石片の平面と他方の提げ手部材の磁石体片又は磁石片の平面とが略々平行になるように形成された、請求項8又は9に記載のバッグの提げ手の構造。
JP2015515345A 2014-07-22 2015-02-27 バッグの提げ手の構造及びその取り付け方法 Active JP5996104B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014149150 2014-07-22
JP2014149150 2014-07-22
JP2014209412 2014-10-10
JP2014209412 2014-10-10
PCT/JP2015/055763 WO2016013244A1 (ja) 2014-07-22 2015-02-27 バッグの提げ手の構造及びその取り付け方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5996104B2 JP5996104B2 (ja) 2016-09-21
JPWO2016013244A1 true JPWO2016013244A1 (ja) 2017-04-27

Family

ID=55162783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015515345A Active JP5996104B2 (ja) 2014-07-22 2015-02-27 バッグの提げ手の構造及びその取り付け方法

Country Status (7)

Country Link
US (2) US10226110B2 (ja)
EP (1) EP3172984B9 (ja)
JP (1) JP5996104B2 (ja)
CN (1) CN105792699B (ja)
ES (1) ES2925042T3 (ja)
SG (1) SG11201603068TA (ja)
WO (1) WO2016013244A1 (ja)

Families Citing this family (60)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10781028B2 (en) 2014-02-07 2020-09-22 Yeti Coolers, Llc Insulating device backpack
US10143282B2 (en) 2014-02-07 2018-12-04 Yeti Coolers, Llc Insulating device
US9139352B2 (en) 2014-02-07 2015-09-22 Yeti Coolers, Llc Insulating container
US10029842B2 (en) 2014-02-07 2018-07-24 Yeti Coolers, Llc Insulating device
US10384855B2 (en) 2014-02-07 2019-08-20 Yeti Coolers, Llc Insulating device and method for forming insulating device
USD934636S1 (en) 2014-09-08 2021-11-02 Yeti Coolers, Llc Insulating device
USD948954S1 (en) 2014-09-08 2022-04-19 Yeti Coolers, Llc Insulating device
USD787187S1 (en) 2014-09-23 2017-05-23 Yeti Coolers, Llc Insulating device
CN108430255B (zh) 2015-11-02 2021-11-30 野醍冷却器有限责任公司 封闭系统和具有封闭系统的绝热装置
USD799277S1 (en) 2016-02-05 2017-10-10 Yeti Coolers, Llc Insulating device
USD809869S1 (en) 2016-02-05 2018-02-13 Yeti Coolers, Llc Insulating device
USD802373S1 (en) 2016-02-05 2017-11-14 Yeti Coolers, Llc Insulating device
USD798670S1 (en) 2016-02-05 2017-10-03 Yeti Coolers, Llc Insulating device
CN117243455A (zh) 2016-02-05 2023-12-19 野醍冷却器有限责任公司 绝热装置
USD801123S1 (en) 2016-02-05 2017-10-31 Yeti Coolers, Llc Insulating device
USD799905S1 (en) 2016-02-05 2017-10-17 Yeti Coolers, Llc Insulating device
USD799276S1 (en) 2016-02-05 2017-10-10 Yeti Coolers, Llc Insulating device
USD805851S1 (en) 2016-06-01 2017-12-26 Yeti Coolers, Llc Cooler
USD824731S1 (en) 2016-06-01 2018-08-07 Yeti Coolers, Llc Cooler
USD830134S1 (en) 2016-06-01 2018-10-09 Yeti Coolers, Llc Cooler
USD808730S1 (en) 2016-06-01 2018-01-30 Yeti Coolers, Llc Cooler
USD830133S1 (en) 2016-06-01 2018-10-09 Yeti Coolers, Llc Cooler
USD821825S1 (en) 2016-06-01 2018-07-03 Yeti Coolers, Llc Cooler
USD830132S1 (en) 2016-06-01 2018-10-09 Yeti Coolers, Llc Cooler
USD817106S1 (en) 2016-10-14 2018-05-08 Yeti Coolers, Llc Insulating device
USD814879S1 (en) 2016-10-14 2018-04-10 Yeti Coolers, Llc Insulating device
USD817107S1 (en) 2016-10-14 2018-05-08 Yeti Coolers, Llc Insulating device
USD815496S1 (en) 2016-10-14 2018-04-17 Yeti Coolers, Llc Insulating device
USD822987S1 (en) 2017-02-24 2018-07-17 Yeti Coolers, Llc Bag
USD822999S1 (en) 2017-02-24 2018-07-17 Yeti Coolers, Llc Bag
USD823601S1 (en) 2017-02-24 2018-07-24 Yeti Coolers, Llc Bag
USD823602S1 (en) 2017-02-24 2018-07-24 Yeti Coolers, Llc Bag
USD822998S1 (en) 2017-02-24 2018-07-17 Yeti Coolers, Llc Bag
US10827808B2 (en) 2017-02-24 2020-11-10 Yeti Coolers, Llc Tote bag
USD822997S1 (en) 2017-02-24 2018-07-17 Yeti Coolers, Llc Bag
USD829244S1 (en) 2017-04-25 2018-09-25 Yeti Coolers, Llc Insulating device
JP7228534B2 (ja) 2017-06-09 2023-02-24 イエティ クーラーズ エルエルシー 断熱デバイス
USD840193S1 (en) * 2017-09-28 2019-02-12 Suncast Technologies, Llc Soft-side cooler
USD849486S1 (en) 2017-10-30 2019-05-28 Yeti Coolers, Llc Backpack cooler
USD848798S1 (en) 2017-10-30 2019-05-21 Yeti Coolers, Llc Backpack cooler
USD848220S1 (en) 2017-10-30 2019-05-14 Yeti Coolers, Llc Backpack cooler
USD848221S1 (en) 2017-10-30 2019-05-14 Yeti Coolers, Llc Backpack cooler
USD848219S1 (en) 2017-10-30 2019-05-14 Yeti Coolers, Llc Backpack cooler
USD848222S1 (en) 2017-10-30 2019-05-14 Yeti Coolers, Llc Backpack cooler
USD848223S1 (en) 2017-10-30 2019-05-14 Yeti Coolers, Llc Backpack cooler
USD859815S1 (en) 2018-08-17 2019-09-17 Yeti Coolers, Llc Bag
USD859812S1 (en) 2018-08-17 2019-09-17 Yeti Coolers, Llc Bag
USD859814S1 (en) 2018-08-17 2019-09-17 Yeti Coolers, Llc Bag
USD859813S1 (en) 2018-08-17 2019-09-17 Yeti Coolers, Llc Bag
USD887699S1 (en) 2018-09-18 2020-06-23 Yeti Coolers, Llc Bag
USD978625S1 (en) * 2019-09-04 2023-02-21 Shenzhen Le Tui Electronic Co., Ltd Lunch bag
USD962011S1 (en) * 2019-09-04 2022-08-30 Shenzhen Le Tui Electronic Co., Ltd Lunch bag
USD974130S1 (en) * 2019-09-19 2023-01-03 Real Value LLC Lunch bag
USD919292S1 (en) * 2019-11-06 2021-05-18 Zhuoshu Li Make-up case
USD929191S1 (en) 2019-11-15 2021-08-31 Yeti Coolers, Llc Insulating device
US11242189B2 (en) 2019-11-15 2022-02-08 Yeti Coolers, Llc Insulating device
USD929192S1 (en) 2019-11-15 2021-08-31 Yeti Coolers, Llc Insulating device
JP1674761S (ja) * 2020-01-15 2020-12-14
US11690431B2 (en) * 2020-04-21 2023-07-04 Melissa S. DeGroot Magnetic shoulder straps for a carrying device
USD1004962S1 (en) * 2023-03-22 2023-11-21 Jiaqi LI Travel bag

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US208793A (en) * 1878-10-08 Improvement in traveling-bag handles
US733542A (en) * 1902-07-14 1903-07-14 Frederic S Converse Coal or wood bag.
US748012A (en) * 1903-10-20 1903-12-29 Abraham Ritter Handle for bags or other articles.
US772616A (en) * 1904-01-22 1904-10-18 Joseph S Isidor Handle for bags or cases.
US1677583A (en) * 1926-11-13 1928-07-17 Gandy Belting Company Coal bag
JPS5430264Y2 (ja) * 1975-01-28 1979-09-25
JPS6079320U (ja) * 1983-11-08 1985-06-03 宮川 文一 通学用ボストンバツグ
JPS61111321U (ja) * 1984-12-25 1986-07-14
JP2813964B2 (ja) * 1994-11-29 1998-10-22 株式会社ヤマト屋 手提げバッグ
JP2003310330A (ja) * 2002-04-19 2003-11-05 Matsuzaki:Kk バッグ
CA2415995C (en) * 2003-01-10 2011-09-13 California Innovations Inc. Foldable insulated bag
JP4404615B2 (ja) * 2003-12-12 2010-01-27 株式会社プリオール バッグ
JP3124667U (ja) * 2006-06-14 2006-08-24 有限会社大建通商 把手付き鞄
CN201019160Y (zh) * 2007-02-07 2008-02-13 美丽华皮件工业股份有限公司 箱、包、袋的把手结构
JP3131476U (ja) * 2007-02-21 2007-05-10 ビューティフル ラゲッジ マニュファクチュアリング カンパニー リミテッド 取手構造
JP4430734B1 (ja) * 2009-08-12 2010-03-10 株式会社マルヨシ 鞄の持ち手取付構造
JP3180402U (ja) * 2012-08-30 2012-12-20 光敬 川畑 釣り合いが取り易い手提げバッグ
WO2015005396A1 (ja) * 2013-07-11 2015-01-15 株式会社林五 バッグの提げ手の構造及びその取り付け方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP3172984A4 (en) 2018-02-28
ES2925042T3 (es) 2022-10-13
CN105792699A (zh) 2016-07-20
US20190183222A1 (en) 2019-06-20
US10226110B2 (en) 2019-03-12
EP3172984B1 (en) 2022-07-20
SG11201603068TA (en) 2016-05-30
WO2016013244A1 (ja) 2016-01-28
JP5996104B2 (ja) 2016-09-21
ES2925042T9 (es) 2022-11-15
EP3172984B9 (en) 2022-10-26
EP3172984A1 (en) 2017-05-31
CN105792699B (zh) 2019-06-14
US20160338462A1 (en) 2016-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5996104B2 (ja) バッグの提げ手の構造及びその取り付け方法
KR102162233B1 (ko) 백 핸들의 구조 및 그 장착 방법
US20190289926A1 (en) Pumping/nursing bra
US10772361B2 (en) Pumping/nursing bra
TWI583367B (zh) 具有可充氣墊及固定附接之吊掛單的病人搬移裝置
US8763164B2 (en) Convertible maternity garment
US9565914B1 (en) Multi-purpose storage pouch
US11937650B2 (en) Brassiere and garment accessory
US20220104558A1 (en) Brassiere and garment accessory
JP2008303474A (ja) スライドファスナーの玉縁構造
US20150230528A1 (en) Garment with replaceable pocket
JP5877437B1 (ja) 持ち手取付機構
JP3188586U (ja) 雨用ズボン
JP6207132B2 (ja) 補助布付きコート、補助布及びマフラー
JP6904607B2 (ja) ゴム入り織編物の連結構造とこの連結構造を用いた袋体
JP7299599B2 (ja) バッグ及びファスナー
JP3024009U (ja) ガードル、ボディスーツ等のインナーウェア
US1714759A (en) Golf bag
KR200487279Y1 (ko) 하드 타입 여행용 가방의 확장부 연결구조
JP3076450U (ja) 車のシートベルトのカバー
JP3075222U (ja) ランドセル
JP3113196U (ja) 簡易腕吊り具
KR101531467B1 (ko) 회전가능 멜빵(끈)결합고리를 장착한 상의
JP3072564U (ja) 小型ポーチにおけるベルト通し部
JP2017042586A (ja) 持ち手取付機構

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5996104

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250