JP4404615B2 - バッグ - Google Patents
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Description
また、前記バッグ本体は、凹の字状の面を有する両側面部が、帯状のマチ部によって連結されてケース型に形成され、使用者は、バッグ本体の上部に形成された凹部内に腕を通過させて携行することを特徴とする。
また、前記バック本体のたすき掛け用提げ紐が設けられる側の側面には、手持ち用紐が設けられ、使用者がバッグを携行する際には、バッグ本体に近い方の手を上方に挙げて前記手持ち用紐を把持することにより、バッグ本体を身体に引き寄せ可能に設けられていることを特徴とする。
最近は、介護用ベッド、車椅子等の福祉用具は、身体の状態等に応じて手軽に交換できるレンタルが多く使用されている。
しかしながら介護用ベッドは大型であるので、レンタルの際の運搬や保管の手間を考慮して解体、組立が繰り返し可能なように設けられており、解体されて生じた複数の部材はそれぞれバッグに収納されて運搬や保管がなされる。
図に示されるバッグ10は、介護用ベッドの長手方向の端部に取り付けられるヘッドボード、フッドボード等のベースを運搬、保管するためのものである。例えば、このバッグの本体の大きさは、縦68×横135×厚さ25(cm)で、ベッド用バッグの本体は比較的大きく、従来持ち運びが容易にできなかった。そこで、本発明者は、大きなバッグ本体を有するバッグであっても、使用者に負担をかけることなく、持ち運びが容易なバッグを発明するに至った。
尚、説明にあたって、バッグに前後左右の区別をつけている。
さらに、収納部14には、前面41、上面43及び背面42の3つの面で、1続きに開口する開口部15が形成されており、1つのファスナー15aが開口部15にコ字状に設けられて開閉自在となっている。従って、収納部14は、ファスナー15aをその一端部から他端部まで開いて開口部15を開放した際には、内面を外方に露出して左右側面部が底部によって連結された状態の平面状に開かれる。
レンタル用ベッドの運搬、保管に使用されるバッグ10は、各部材がオゾン・イオン燻蒸法による殺菌消毒に耐えられる材料からなると好適であり、上述した材料は、オゾン・イオン燻蒸法による殺菌消毒に耐え得る材料として適している。
そして、収納部14の左側に配設されるたすき掛け用提げ紐11と、収納部の右側に配設される肩掛け用提げ紐12は、収納部14の底面44側で端部同士が接続されて、リング状に一体となって収納部14の底面44に縫着によって固定されている。
肩掛け用提げ紐12の両端部側は、右側面46に沿う部分全体が、右側面46に縫着されている(図2参照)。つまり、肩掛け用提げ紐12は、両端部側がそれぞれ、右側面46の下端から上端にわたって右側面46に固定され、アーチ状に収納部14の上方へ延出している。そして、肩掛け用提げ紐12は、収納部14を使用者50の側方に配置した状態で肩掛け可能に、収納部14の大きさを考慮して収納部14から上方へ伸びる部分の長さが設定される。或いは、この部分の長さが調節可能となるように、提げ紐12の中途に金属製又はプラスチック製の長さ調節部(図示せず)を設けてもよい。
そして、たすき掛け用提げ紐11は、収納部14を使用者の側方に沿わせた状態で、反対側の肩にたすき掛け可能に、収納部14の大きさを考慮してアーチ状に伸びた部分の長さが設定される。或いは、この部分の長さが調節可能となるように、提げ紐11の中途に金属製又はプラスチック製の長さ調節部47を設けてもよい。
使用者50は、肩掛け用提げ紐12よりもたすき掛け用提げ紐11の方が身体の近くに位置するように、収納部14の左側面45を身体の右側方に沿わせる。この状態で、使用者50は、たすき掛け用提げ紐11に首を挿通して左肩に掛けてたすき掛けし(図5参照)、右肩に肩掛け用提げ紐12を掛けてバッグ10を携行する(図4参照)。また、必要によっては、手持ち用紐16を右手で握ってもよい。
また、たすき掛け用提げ紐11も、同様に、左肩のたすき掛け位置51から前側固定部11c、後側固定部11dまで、それぞれ引っ張られて真っ直ぐに延び、図8に示されるようなたすき掛け位置51と前後固定部11c、11dを頂点とする三角形状となる。そして、2つの連結部13a、13bは、身体の前側、後側にそれぞれ位置して、2つの提げ紐11、12の上記状態を妨げることなく所定の高さ(例えば、連結部13aと連結部13bは底面44に対して同じ高さh)において提げ紐11と収納部14とを最短距離で連結する(図3参照)。つまり、底面44を略水平にして携行した際には、連結部13a、13bも略水平に張られる。
図3の平面図で、位置P、たすき掛け位置51及び固定部11cの位置を頂点とする直角三角形ができ、さらに連結部13aの両端部13d、13eと、固定部11cとを頂点とする直角三角形ができる。ここで位置Pは、肩掛け位置52から収納部14の厚さm分だけたすき掛け位置51側に移動した位置である。
上記2つの三角形は、相似関係にあるとみなせるので、連結部13aの、固定部11c(ここでは底面44)を基準とする高さhが決まれば、連結部13aに必要な長さsが決定される。このとき、肩掛け位置52からたすき掛け位置51までの距離eとして、平均的な値26cmを用いることができる。
これにより、使用者は、前述と同様、たすき掛け用提げ紐21をたすき掛けし、肩掛け用提げ紐22の凹部17を跨ぐ部分22aを肩に掛けてバッグを携行することができる。
ベッド用バッグ23は、縦方向に長い直方体状の大型の収納部14を有し、主に介護用ベッドのマットレスを収納して、運搬するバッグとして使用される。
たすき掛け用提げ紐21は、両端部が左側面45の下部側(例えば底面44)に固定部11c、11dを有して固定され、アーチ状に収納部14の左側方に延設されている。そして、上記実施形態と同様に連結部13a、13bが収納部14とたすき掛け用提げ紐21を連結している。
36はバンド状の手持ち用紐であり、たすき掛け用提げ紐21の配設されている左側面45の上部側で左側面に沿い、底面44に対して略平行に固定されている。手持ち用紐36は、両端部が左側面の前側と後側でそれぞれ縫着によって固定され、両端部間は左側面に固定されずに、使用者が把持可能となっている。
さらに、肩掛け用提げ紐を用いれば、バッグ本体の重量を両肩に分けることができ、負担が軽くなる。
また、たすき掛け用提げ紐11は、収納部の上部側で固定されていないので、収納部の上部側で引っ張られて使用者の首に食い込むことがない。
また、たすき掛け用提げ紐と連結部があれば、収納部を身体に引き寄せて保持することができるので、肩掛け用提げ紐はなくてもよい。
さらに、2つの連結部の設けられる高さhは異なってもよい。
11 たすき掛け用提げ紐
12 肩掛け用提げ紐
13a、13b 連結部
14 収納部
15 開口部
15a ファスナー
16 手持ち用紐
17 凹部
21 たすき掛け用提げ紐
22 肩掛け用提げ紐
30 シート材
31 表面材
32 内装緩衝材
33 内装材
36 手持ち用紐
40 マチ部
41 前面
42 背面
43 上面
44 底面
45 左側面
46 右側面
47 長さ調節部
50 使用者
51 たすき掛け位置
52 肩掛け位置
53 右手
Claims (4)
- バッグ本体と、
両端部がそれぞれバッグ本体の一方の側面の下部の前側と後側で固定され、バッグ本体の重量を受ける前側固定部および後側固定部を有し、該両固定部以外の部分ではバッグ本体と離間してアーチ状に設けられ、使用者の首が挿通されて肩掛けされるたすき掛け用提げ紐と、
両端部がバッグ本体と前記たすき掛け用提げ紐の中途部にそれぞれ固定されて、前記たすき掛け用提げ紐がたすき掛けされた際、たすき掛け用提げ紐が、前記バッグ本体の側面から離間し、かつたすき掛け位置から前記前後の固定部まで真っ直ぐ伸びた状態が妨げられない状態で、前記たすき掛け用提げ紐とバッグ本体とを連結する2つの連結部とを有することを特徴とするバッグ。 - バッグ本体の、たすき掛け用提げ紐が設けられた側の反対側の側面には、アーチ状に設けられて、使用者の他方の肩に掛けられる肩掛け用提げ紐が設けられていることを特徴とする請求項1記載のバッグ。
- 前記バッグ本体は、凹の字状の面を有する両側面部が、帯状のマチ部によって連結されてケース型に形成され、使用者は、バッグ本体の上部に形成された凹部内に腕を通過させて携行することを特徴とする請求項1または2記載のバッグ。
- 前記バッグ本体のたすき掛け用提げ紐が設けられる側の側面には、手持ち用紐が設けられ、使用者がバッグを携行する際には、バッグ本体に近い方の手を上方に挙げて前記手持ち用紐を把持することにより、バッグ本体を身体に引き寄せ可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載のバッグ。
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- 2003-12-12 JP JP2003415154A patent/JP4404615B2/ja not_active Expired - Fee Related
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