JPWO2015151214A1 - ステータアッシ - Google Patents

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Abstract

バスバーを隣り合う他のバスバー等と接触させず軸方向の厚みを薄くして小型化できるステータアッシを提供する。ステータアッシ(10)は、ステータ(11)、インシュレータ(12)、電線(13)、バスバー(14−17)を有する。ステータは、環状に形成した本体部(11a)と、本体部から径方向内方に向かう方向に突出して形成した複数の突出部(11b)を備えている。インシュレータは、突出部を被覆している。電線は、インシュレータを介して突出部に巻き付けている。バスバーは、導電性を備え環状に形成し、同一の位相の電力が供給される電線同士を電気的に接続している。バスバーは、径方向と交差する軸方向に沿った断面形状において、軸方向に沿った長さを径方向に沿った長さに対して短く形成している。インシュレータは、径方向の外周縁から内方に向かって切り欠いた挿入部を備え、バスバーを挿入部に挿入して保持している。

Description

本発明は、ステータアッシに関する。
従来から、固定子と回転子を含み、入力した電気エネルギーによって発生させた電磁力に基づき回転のような機械エネルギーを生成するモータがある。固定子は、ステータアッシに相当し、ステータの突出部を被覆したインシュレータに巻き付けた電線をバスバーに結線しているものがある。軸方向の厚みを薄くするために、ヨークがティースよりも軸方向に沿って厚いステータに対して、バスバーユニットを組み込んだ構成がある(特許文献1参照。)。
特開2008−278692号公報
しかしながら、上記特許文献1の構成は、バスバーユニットの構成について工夫されているものの、バスバーに係る形状等の仕様自体は従来と同様であり、軸方向の厚みを十分に薄くすることが困難である。さらに、バスバーユニットの軸方向の厚みを薄くすることができたとしても、バスバーと隣り合う他のバスバー等との間隔が狭まり接触してしまう虞がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、バスバーを隣り合う他のバスバー等と接触させることなく、軸方向の厚みを薄くして小型化することができるステータアッシの提供を目的とする。
上記目的を達成する本発明に係るステータアッシは、ステータ、インシュレータ、電線、およびバスバーを有している。ステータは、環状に形成した本体部と、本体部から径方向内方または外方に向かう方向に突出して形成した複数の突出部を備えている。インシュレータは、絶縁性を備え、突出部を被覆している。電線は、インシュレータを介して突出部に巻き付けてコイルを形成している。バスバーは、導電性を備え環状に形成し、同一の位相の電力が供給される電線同士を電気的に接続している。ここで、バスバーは、径方向と交差する軸方向に沿った断面形状において、軸方向に沿った長さを径方向に沿った長さに対して短く形成している。さらに、インシュレータは、径方向の外周縁から内方に向かって切り欠いた挿入部を備え、バスバーを挿入部に挿入して保持している。
実施形態のステータアッシを示す斜視図である。 図1のステータアッシからモールド樹脂を除いた状態を示す斜視図である。 図2のステータアッシを断面で示す斜視図である。 図3のステータアッシからフレームを除いた状態における要部を異なる方位から示す斜視図である。 図3のステータアッシからステータおよびフレームを除いた状態における要部を示す斜視図である。 図2のステータアッシを構成部材毎に分解して示す分解斜視図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明に係る実施形態について説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図面における部材の大きさや比率は、説明の都合上誇張され実際の大きさや比率とは異なる場合がある。図1〜図6の全ての図において、X、Y、およびZで表す矢印を用いて、方位を示している。図1〜図6は、同一の方位によって図示している。XおよびYで表す矢印の方向は、ステータ11の径方向である。Zで表す矢印の方向は、ステータ11の軸方向である。
(実施形態)
ステータアッシ10は、モータの固定子に相当する。モータは、固定子と回転子を含み、入力した電気エネルギーによって発生させた電磁力に基づき回転のような機械エネルギーを生成する。ステータアッシ10は、例えば内方に収容した回転子を回転させる固定子に相当する。
ステータアッシ10について、図1〜図6を参照しながら説明する。
図1は、ステータアッシ10を示す斜視図である。図2は、図1のステータアッシ10からモールド樹脂19を除いた状態を示す斜視図である。図3は、図2のステータアッシ10を断面で示す斜視図である。図4は、図3のステータアッシ10からフレーム18を除いた状態における要部を異なる方位から示す斜視図である。図5は、図3のステータアッシ10からステータ11およびフレーム18を除いた状態における要部を示す斜視図である。図6は、図2のステータアッシ10を構成部材毎に分解して示す分解斜視図である。
ステータアッシ10は、ステータ11、インシュレータ12、電線13、バスバー(U相バスバー14、V相バスバー15、W相バスバー16、およびN相バスバー17)、フレーム18、モールド樹脂19等を含んでいる。以下、ステータアッシ10の構成部材について、順に説明する。
ステータ11は、環状に形成した本体部11aと、本体部11aから径方向(X方向またはY方向)内方に向かう方向に突出して形成した複数の突出部11bと、を備えている。ステータ11は、本体部11aと複数の突出部11bを一体に形成している。ステータ11は、磁性体からなる。ステータ11の突出部11bは、インシュレータ12を介して電線13をコイル状に巻き付けている。電線13に電力を印加すると、ステータ11に磁界が発生する。ステータ11は、発生させた磁界によって、内方に収納したロータを回転させる。
インシュレータ12は、絶縁性を備え、ステータ11の突出部11bを被覆している。インシュレータ12は、筺体上部12Mおよび筺体下部12Nからなり、ステータ11の突出部11bを軸方向に沿った両側から挟み込むように構成している。筺体上部12Mは、径方向(X方向またはY方向)外方に向かう方向に突出して係留部12aを形成している。係留部12aは、N相バスバー17の凸状部17dを径方向(X方向またはY方向)に沿って当接させて、N相バスバー17を係留している。筺体上部12Mは、径方向(X方向またはY方向)の外周縁から内方に向かって切り欠いて挿入部12bを形成している。挿入部12bは、軸方向(Z方向)に沿って複数形成している。挿入部12bは、バスバー(U相バスバー14、V相バスバー15、およびW相バスバー)を、それぞれ挿入して保持している。係留部12aの上面に備えた凹部に、N相バスバー17を埋設している。また、挿入部12bの更に下部(ステータ11側)には、径方向(X方向またはY方向)外方に向かう方向に突出する電線保持面12cが設けられる。
電線13は、インシュレータ12を介してステータ11の突出部11bに巻き付けてコイルを形成している。電線13は、長尺からなる銅の外周面を絶縁体で覆って形成している。電線13は、図4に示すように、径方向(X方向またはY方向)外方に引き出している。電線13は、ステータ11と挿入部12bとの間を通している。電線13は、インシュレータ12の電線保持面12c上に設けられた溝に埋設されて保持されている。電線13の端部13aの一方は、U相バスバー14、V相バスバー15、またはW相バスバー16の結線部14e、15e、または16eに対して、かしめて接続している。電線13の端部13aの他方は、N相バスバー17の結線部17eに対して、かしめて接続している。電線13の端部13aの一方および他方は、ステータ11の突出部11bよりも径方向(X方向またはY方向)外方に引き出している。突出部11bに巻き付けられた複数の電線13には、バスバー(U相バスバー14、V相バスバー15、およびW相バスバー16)を介して、120度ずつ位相を異ならせたU相、V相、W相のいずれかの電力が供給される。
バスバー(U相バスバー14、V相バスバー15、W相バスバー16、およびN相バスバー17の少なくともいずれか1つ)は、導電性を備え環状に形成し、同一の位相の電力が供給される電線13同士を電気的に接続している。バスバー(例えばU相バスバー14)は、径方向(X方向またはY方向)と交差する軸方向(Z方向)に沿った断面形状において、軸方向(Z方向)に沿った長さを径方向(X方向またはY方向)に沿った長さよりも短く形成している。
バスバー(例えばU相バスバー14)は、印加できる電力量が断面積に依存することから、所定の電力の送電に要する断面積を変えることなく断面形状を円形状から扁平形状にする。
U相バスバー14、V相バスバー15、およびW相バスバー16は、同一の形状からなり、3相交流電源から供給される電力を受電して、コイル状に形成した電線13に分配して供給する。U相バスバー14、V相バスバー15、およびW相バスバー16は、コイル状に形成した電線13が18スロットであることから、それぞれ2スロット飛びで6スロットに給電する。N相バスバー17は、U相バスバー14、V相バスバー15、およびW相バスバー16に対するアースに相当する。
N相バスバー17は、径方向(X方向またはY方向)外方に凸状の凸状部17dを形成している。N相バスバー17の凸状部17dは、径方向(X方向またはY方向)に沿って、インシュレータ12の係留部12aに当接して係留させている。U相バスバー14、V相バスバー15、W相バスバー16、およびN相バスバー17は、ステータ11の突出部11bよりも径方向(X方向またはY方向)外方に配設している。U相バスバー14、V相バスバー15、W相バスバー16、およびN相バスバー17の軸方向(Z方向)に沿った位置は、コイルを形成した部分の電線13の軸方向(Z方向)に沿った位置と重複している。U相バスバー14、V相バスバー15、W相バスバー16、およびN相バスバー17において、例えばU相バスバー14は、一端部14aと他端部14bとが対向するように切り欠いた環状に形成している。
U相バスバー14、V相バスバー15、W相バスバー16、およびN相バスバー17は、それぞれ軸方向(Z方向)外方に突出した部分に、半円形状の結線部14e、15e、16e、17eを備えている。結線部14e、15e、16e、17eは、電線13の端部13aをかしめて結線している。一方、U相バスバー14、V相バスバー15、W相バスバー16、およびN相バスバー17において、例えばU相バスバー14は、一端部14aと他端部14bとの間に、径方向(X方向またはY方向)外方に突出し外部から電力の供給を受ける端子部14cを形成している。端子部14cは、ボルトやナットを挿通するために、径方向(X方向またはY方向)外方に突出したU字状に形成している。
フレーム18は、ステータ11、インシュレータ12、電線13、U相バスバー14、V相バスバー15、W相バスバー16、N相バスバー17を収納して、それらの部材を保護している。フレーム18は、円筒形状に形成し、一端部18aを開口している。フレーム18は、一端部18aに対向した他端部18bの中央部分に、挿通孔18cを開口している。フレーム18の挿通孔18cは、ロータを挿通して回転自在に支持する。
モールド樹脂19は、ステータ11とフレーム18の間であって、隣り合うバスバー(例えば、U相バスバー14とV相バスバー15)の隙間に対して充填して封止する。モールド樹脂19は、放熱性および絶縁性を備えたものを用いる。樹脂(モールド樹脂19)は、例えばエポキシ樹脂からなる。モールド樹脂19は、放熱を目的としたものであるが、絶縁や振動の吸収にも対応できる。
上述した実施形態に係るステータアッシ10によれば、以下の構成によって作用効果を奏する。
ステータアッシ10は、ステータ11、インシュレータ12、電線13、およびバスバー(U相バスバー14、V相バスバー15、W相バスバー16、およびN相バスバー17の少なくともいずれか1つ)を有している。ステータ11は、環状に形成した本体部11aと、本体部11aから径方向(X方向またはY方向)内方に向かう方向に突出して形成した複数の突出部11bを備えている。インシュレータ12は、絶縁性を備え、突出部11bを被覆している。電線13は、インシュレータ12を介して突出部11bに巻き付けてコイルを形成している。バスバー(U相バスバー14、V相バスバー15、W相バスバー16、およびN相バスバー17の少なくともいずれか1つ)は、導電性を備え環状に形成し、同一の位相の電力が供給される電線13同士を電気的に接続している。ここで、バスバー(例えばU相バスバー14)は、径方向(X方向またはY方向)と交差する軸方向(Z方向)に沿った断面形状において、軸方向(Z方向)に沿った長さを径方向(X方向またはY方向)に沿った長さに対して短く形成している。さらに、インシュレータ12(筺体上部12M)は、径方向(X方向またはY方向)の外周縁から内方に向かって切り欠いた挿入部12bを備え、バスバー(例えばU相バスバー14)を挿入部12bに挿入して保持している。
このような構成によれば、バスバー(例えばU相バスバー14)を、軸方向(Z方向)に沿った長さが径方向(X方向またはY方向)に沿った長さよりも短くなるように形成し、かつ、インシュレータ12(筺体上部12M)の挿入部12bに挿入して保持している。したがって、バスバー(例えばU相バスバー14)が、例えば軸方向(Z方向)に沿って移動したり振動したりすることを防止できる。すなわち、ステータアッシ10を軸方向(Z方向)に沿って小型化しつつ、バスバー(例えばU相バスバー14)が、隣り合う他のバスバー(例えばV相バスバー15)や他の構成部材と接触することを防止できる。
なお、バスバー(例えばU相バスバー14)は、印加できる電力量が断面積に依存することから、必要な断面積を変えることなく断面形状を円形状から扁平形状にすることが望ましい。
また、このような構成によれば、バスバー(例えばU相バスバー14)は、他の構成部材(例えばインシュレータ12)に対して軸方向(Z方向)における接触面積を増加させ易い。すなわち、ステータアッシ10に対して軸方向(Z方向)に振動や衝撃が加わった場合に、バスバー(例えばU相バスバー14)と他の構成部材(例えばインシュレータ12)との間で応力を分散させ易い。さらに、バスバー(例えばU相バスバー14)は、他の構成部材(例えばインシュレータ12)との静止摩擦力を増加させ易い。すなわち、バスバー(例えばU相バスバー14)は、振動や衝撃に伴う位置ずれを防止し易い。
さらに、バスバー(例えばU相バスバー14)は、突出部11bよりも径方向(X方向またはY方向)外方に備えた構成とすることができる。ここで、バスバー(例えばU相バスバー14)の軸方向(Z方向)に沿った位置が、コイルを形成した部分の電線13の軸方向(Z方向)に沿った位置と少なくとも一部重複するように配設している。
このような構成によれば、バスバー(例えばU相バスバー14)と、コイルを形成した部分の電線13とが、軸方向(Z方向)に沿って重複している長さだけ、ステータアッシ10の軸方向(Z方向)の長さを短縮することができる。すなわち、バスバー(例えばU相バスバー14)は、コイルを形成した部分の電線13の径方向(X方向またはY方向)外方に配設することによって、コイルを形成した部分の電線13の直上に配設した場合と比較して、ステータアッシ10をさらに薄くすることができる。
さらに、インシュレータ12(筺体上部12M)は、径方向(X方向またはY方向)外方に向かう方向に突出して形成した係留部12aを備えた構成とすることができる。また、バスバー(例えばN相バスバー17)は、径方向(X方向またはY方向)外方または内方に凸状に形成した凸状部17dを備えた構成とすることができる。ここで、凸状部17dは、径方向(X方向またはY方向)に沿って係留部12aに当接して係留している。
このような構成によれば、バスバー(例えばN相バスバー17)が軸方向(Z方向)を中心として回転して位置がずれることを防止できる。したがって、バスバーをインシュレータ12に対して精度良く位置決めすることができる。
さらに、凸状部(例えばU相バスバー14の凸状部14d)と、突出部11bよりも径方向(X方向またはY方向)外方に引き出した電線13の端部13aとを結線した構成とすることができる。
このような構成によれば、バスバー(例えばU相バスバー14)の軸方向(Z方向)の長さが短くても、ステータ11の径方向(X方向またはY方向)外方から、凸状部(例えばU相バスバー14の凸状部14d)と電線13の結線を容易に行うことができる。すなわち、バスバー(例えばU相バスバー14)の軸方向(Z方向)の長さに依存することなく、凸状部(例えばU相バスバー14の凸状部14d)と電線13との結線を行うためのスペースを十分に確保することができることから、結線の作業性を向上させることができる。
電線13は、ステータ11と挿入部12bとの間を通して、インシュレータ12の電線保持面12cによって保持されつつ径方向(X方向またはY方向)外方に引き出される構成とすることができる。
このような構成によれば、電線13を径方向(X方向またはY方向)外方に引き出すために、特別なスペースを要することなく、ステータ11と挿入部12bとの隙間を用いることができる。すなわち、電線13は、ステータアッシ10の軸方向(Z方向)に沿った小型化を妨げることがない。さらに、電線13をインシュレータ12の電線保持面12cによって保持することができる。すなわち、電線13は、振動や衝撃に伴う断線を防止することができる。
さらに、バスバー(例えばU相バスバー14)は、一端部14aと他端部14bとが対向するように切り欠いて環状に形成し、一端部14aと他端部14bは、互いの距離を延長するように離間自在とした構成とすることができる。
このような構成によれば、バスバー(例えばU相バスバー14)は、径大となるように一時的に拡げた状態において、他の構成部材(例えばインシュレータ12)に対して容易に装着できる。特に、バスバー(例えばU相バスバー14)は軸方向(Z方向)の長さが短い扁平形状であっても、切り欠いた部分を開くことによって容易に変形させることができる。バスバー(例えばU相バスバー14)は、一端部14aと他端部14bとを径方向(X方向またはY方向)のみに沿って拡げてもよいし、一端部14aと他端部14bとを軸方向(Z方向)に対して位置が異なるように撓ませつつ拡げてもよい。バスバー(例えばU相バスバー14)は、一端部14aと他端部14bの間に空間が発生するように切り欠きを形成してもよいし、一端部14aと他端部14bの間を単に切断してスリット状の切り欠きを形成してもよい。
さらに、バスバー(例えばU相バスバー14)は、一端部14aと他端部14bとの間において、径方向(X方向またはY方向)外方に湾曲し外部から電力が供給される端子部14cを形成した構成とすることができる。
このような構成によれば、バスバー(例えばU相バスバー14)は、電力の供給を受けるために必要な端子部14cを起点にして一端部14aと他端部14bの間の距離を拡げることによって、径大となるように変形させることができる。したがって、バスバー(例えばU相バスバー14)は、端子部14cによって、容易かつ安定的に径大となるように変形させることができる。
さらに、バスバー(例えばU相バスバー14)は、絶縁性を備えた塗料21を塗布した構成とすることができる。
このような構成によれば、絶縁性を備えた塗料21によって、隣り合うバスバー(例えば、U相バスバー14とV相バスバー15)の間の放電を防止することができる。特に、隣り合うバスバー(例えば、U相バスバー14とV相バスバー15)の間において、他の構成部材(例えば絶縁性を備えたインシュレータ12)が存在しない部分の放電を十分に防止することができる。塗料は、例えば、微細化したエポキシ樹脂に相当する。
さらに、隣り合うバスバー(例えば、U相バスバー14とV相バスバー15)は、絶縁性を備えた樹脂(モールド樹脂19)によって封止した構成とすることができる。
このような構成によれば、絶縁性を備えた樹脂(モールド樹脂19)によって、隣り合うバスバー(例えば、U相バスバー14とV相バスバー15)の間の放電を防止することができる。特に、隣り合うバスバー(例えば、U相バスバー14とV相バスバー15)の間において、他の構成部材(例えば絶縁性を備えたインシュレータ12)が存在しない部分の放電を十分に防止することができる。さらに、樹脂(モールド樹脂19)によって、隣り合うバスバー(例えば、U相バスバー14とV相バスバー15)から外部に対して放熱させることができる。したがって、樹脂(モールド樹脂19)は、バスバー(例えば、U相バスバー14とV相バスバー15)が熱膨張することを抑制し、軸方向(Z方向)に対する伸長を防止できる。さらに、隣り合うバスバー(例えば、U相バスバー14とV相バスバー15)が軸方向(Z方向)に振動しても、樹脂(モールド樹脂19)によって、それらのバスバーが互いに接触することを防止できる。さらに、バスバー(例えば、U相バスバー14)が軸方向(Z方向)や径方向(X方向またはY方向)に振動しても、樹脂(モールド樹脂19)によって除振することができる。
そのほか、本発明は、特許請求の範囲に記載された構成に基づき様々な改変が可能であり、それらについても本発明の範疇である。
例えば、固定子に相当するステータアッシ10は、その内方に回転子を収容して回転させる構成として説明したが、このような構成に限定されることはない。ステータアッシ10は、その外方に円筒形状からなる回転子を配設して回転させる構成としてもよい。
また、ステータアッシ10は、ステータ11の外周に沿ってフレーム18を配設した構成として説明したが、このような構成に限定されることはない。ステータアッシ10は、フレーム18を設けなくてもよい。このような場合、ステータ11は、例えば、その外周面から部分的に突出させた突出部に軸方向(Z方向)に沿って貫通孔を形成し、その貫通孔に対してボルトを挿通して固定部材に固定するような構造としてもよい。
また、ステータアッシ10は、U相バスバー14、V相バスバー15、W相バスバー16、およびN相バスバー17の全てのバスバーを断面形状が軸方向(Z方向)に沿って相対的に短い扁平形状として説明したが、このような構成に限定されることはない。U相バスバー14、V相バスバー15、W相バスバー16、およびN相バスバー17の少なくともいずれか1つ以上のバスバーを扁平形状として構成してもよい。
また、ステータアッシ10は、筺体上部12Mおよび筺体下部12Nからなるインシュレータ12によって、1つの突出部11bを被覆する構成として説明したが、このような構成に限定されることはない。インシュレータは、本体部11aと複数の突出部11bからなるステータ11全体を、被覆するように構成してもよい。
また、ステータアッシ10は、3相として説明したが例えば5相として構成してもよい。この場合、バスバーは、N相バスバー17を除いて5本となる。また、ステータアッシ10は、電線13の端部13aの他方を互いに結線すれば、N相バスバー17を必ずしも必要としない。
10 ステータアッシ、
11 ステータ、
11a 本体部、
11b 突出部、
12 インシュレータ、
12M 筺体上部、
12N 筺体下部、
12a 係留部、
12b 挿入部、
12c 電線保持面、
13 電線、
13a 端部、
14 U相バスバー、
15 V相バスバー、
16 W相バスバー、
17 N相バスバー、
14a,15a,16a 一端部、
14b,15b,16b 他端部、
14c,15c,16c 端子部、
14d,15d,16d,17d 凸状部、
14e,15e,16e,17e 結線部、
18 フレーム、
18a 一端部、
18b 他端部、
18c 挿通孔、
19 モールド樹脂、
21 塗料、
X,Y (ステータの)径方向、
Z (ステータの)軸方向。
【0002】
レータ、電線、およびバスバーを有している。ステータは、環状に形成した本体部と、本体部から径方向内方または外方に向かう方向に突出して形成した複数の突出部を備えている。インシュレータは、絶縁性を備え、突出部を被覆している。電線は、インシュレータを介して突出部に巻き付けてコイルを形成している。バスバーは、導電性を備え環状に形成し、同一の位相の電力が供給される電線同士を電気的に接続している。ここで、バスバーは、径方向と交差する軸方向に沿った断面形状において、軸方向に沿った長さを径方向に沿った長さに対して短く形成している。さらに、インシュレータは、径方向の外周縁から内方に向かって切り欠いた挿入部を備え、バスバーを挿入部に挿入して保持している。ここで、インシュレータは、径方向外方に向かう方向に突出して形成した係留部を備え、バスバーは、径方向外方または内方に凸状に形成した凸状部を備え、凸状部は、径方向に沿って係留部に当接して係留している。
図面の簡単な説明
[0007]
[図1]実施形態のステータアッシを示す斜視図である。
[図2]図1のステータアッシからモールド樹脂を除いた状態を示す斜視図である。
[図3]図2のステータアッシを断面で示す斜視図である。
[図4]図3のステータアッシからフレームを除いた状態における要部を異なる方位から示す斜視図である。
[図5]図3のステータアッシからステータおよびフレームを除いた状態における要部を示す斜視図である。
[図6]図2のステータアッシを構成部材毎に分解して示す分解斜視図である。
発明を実施するための形態
[0008]
以下、添付した図面を参照しながら、本発明に係る実施形態について説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図面における部材の大きさや比率は、説明の都合上誇張され実際の大きさや比率とは異なる場合がある。図1〜図6の全ての図において、X、Y、およびZで表す矢印を用いて、方位を示している。図1〜図6は、同一の方位によって図示している。XおよびYで表す矢印の方向は、ステータ11の径方向である。Zで表す矢印の方向は、ステータ11の軸方向であ
上記目的を達成する本発明に係るステータアッシは、ステータ、インシュレータ、電線、およびバスバーを有している。ステータは、環状に形成した本体部と、本体部から径方向内方または外方に向かう方向に突出して形成した複数の突出部を備えている。インシュレータは、絶縁性を備え、突出部を被覆している。電線は、インシュレータを介して突出部に巻き付けてコイルを形成している。バスバーは、導電性を備え環状に形成し、同一の位相の電力が供給される電線同士を電気的に接続している。ここで、バスバーは、径方向と交差する軸方向に沿った断面形状において、軸方向に沿った長さを径方向に沿った長さに対して短く形成している。さらに、インシュレータは、径方向の外周縁から内方に向かって切り欠いた挿入部を備え、バスバーを挿入部に挿入して保持している。ここで、インシュレータは、径方向外方に向かう方向に突出して形成した係留部を備え、バスバーは、径方向外方または内方に凸状に形成した凸状部を備え、凸状部は、径方向に沿って係留部に当接して係留している。

Claims (9)

  1. 環状に形成した本体部と、前記本体部から径方向内方または外方に向かう方向に突出して形成した複数の突出部と、を備えたステータと、
    絶縁性を備え、前記突出部を被覆したインシュレータと、
    前記インシュレータを介して前記突出部に巻き付けてコイルを形成した電線と、
    導電性を備え環状に形成し、同一の位相の電力が供給される前記電線同士を電気的に接続したバスバーと、を有し、
    前記バスバーは、前記径方向と交差する軸方向に沿った断面形状において、前記軸方向に沿った長さを前記径方向に沿った長さに対して短く形成し、
    前記インシュレータは、前記径方向の外周縁から内方に向かって切り欠いた挿入部を備え、前記バスバーを前記挿入部に挿入して保持したステータアッシ。
  2. 前記バスバーは、前記突出部よりも前記径方向外方に備え、
    前記バスバーの前記軸方向に沿った位置は、前記コイルを形成した部分の前記電線の前記軸方向に沿った位置と少なくとも一部重複するように配設した請求項1に記載のステータアッシ。
  3. 前記インシュレータは、前記径方向外方に向かう方向に突出して形成した係留部を備え、
    前記バスバーは、前記径方向外方または内方に凸状に形成した凸状部を備え、
    前記凸状部は、前記径方向に沿って前記係留部に当接して係留した請求項1または2に記載のステータアッシ。
  4. 前記凸状部と、前記突出部よりも前記径方向外方に引き出した前記電線の端部と、を結線した請求項3に記載のステータアッシ。
  5. 前記電線は、前記ステータと前記挿入部との間を通して、前記インシュレータによって保持されつつ前記径方向外方に引き出される請求項4に記載のステータアッシ。
  6. 前記バスバーは、一端部と他端部とが対向するように切り欠いて環状に形成し、
    前記一端部と前記他端部は、互いの距離を延長するように離間自在とした請求項1〜5のいずれか1項に記載のステータアッシ。
  7. 前記バスバーは、前記一端部と前記他端部との間において、前記径方向外方に湾曲し外部から電力が供給される端子部を形成した請求項6に記載のステータアッシ。
  8. 前記バスバーは、絶縁性を備えた塗料を塗布した請求項1〜7のいずれか1項に記載のステータアッシ。
  9. 隣り合う前記バスバーは、絶縁性を備えた樹脂によって封止した請求項1〜8のいずれか1項に記載のステータアッシ。
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