JP2010141953A - 集中巻モータ用の集中配電部材 - Google Patents

集中巻モータ用の集中配電部材 Download PDF

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【課題】モータの径方向への拡大を抑制して車両への搭載性を改善することのできる集中巻モータ用の集中配電部材を提供する。
【解決手段】本発明の集中巻モータ用の集中配電部材は、円環状の絶縁保持部材7に形成したそれぞれの円環溝20内に挿入配置されたバスバー3〜5に、モータのステータに巻回される巻き線21と接続されるコイル接続部17を有している。このコイル接続部17は、バスバー本体の一部からモータの回転軸の軸方向と平行且つ同一方向に延在する部位を持つコイル接続端子17Aと、巻き線21と接続される部位をU字形状としたフック17Bとを有し、そのフック17BをU字形状をなす開口を前記回転軸に向けるようにしてコイル接続端子17Aの先端に一体的に設けた構造としている。
【選択図】図5

Description

本発明は、集中巻モータ用の集中配電部材に関する。
例えば、エンジンとモータを組み合わせたいわゆるハイブリッドカーにおいては、非常に限られた狭い空間であるエンジンコンパートメント内に、エンジン及びトランスミッションと共にモータを配置する必要がある。
そのため、モータには、出力特性や効率等のモータ性能と共にモータ自体の小型化(小径化及び薄型化)が要求される。また、モータを構成するステータコアに巻回された各相の巻き線(コイル)は、各モータの相間或いは周辺導電部品との絶縁性を確保しながら集中的に結線し且つ外部の電源ケーブルと接続しなければならない。
そこで、限られたスペース内(例えば、ステータコアのバックヨーク部)で、高い絶縁性能を持たせながら各相の巻き線を集中的に結線して電力を確実に分配するために、各相のバスバーを円環状の絶縁性を有した保持部材に収容し、それらを覆うようにして一体樹脂成形した集中配電部材を使用する。そして、集中配電部材に円環中心方向に延びたコイル接続端子(タブ)を周上に複数配置し、そのコイル接続端子と各相の巻き線とを専用の中継端子部品を使用して結線する技術が開示されれている(例えば、特許文献1等に記載)。
特開2003−134757号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、コイル接続端子(タブ)を円環状の保持部材の中心方向に延在させているため、該コイル接続端子と巻き線との接続をより確実なものとすべくタブの接続長さを長くした場合、集中配電部材と巻き線との距離が大きくなり、モータの径方向サイズが大型化して車両への搭載性が悪くなる。
そこで、本発明は、モータの径方向への拡大を抑制して車両への搭載性を改善することのできる集中巻モータ用の集中配電部材を提供する。
本発明の集中巻モータ用の集中配電部材は、円環状の絶縁保持部材に形成したそれぞれの円環溝内に挿入配置されたバスバーに、モータのステータに巻回される巻き線と接続されるコイル接続部を有している。このコイル接続部は、バスバー本体の一部からモータの回転軸の軸方向と平行且つ同一方向に延在する部位を持つコイル接続端子と、巻き線と接続される部位をU字形状としたフックとを有し、そのフックをU字形状をなす開口を前記回転軸に向けるようにしてコイル接続端子の先端に一体的に設けた構造としている。
本発明の集中巻モータ用の集中配電部材によれば、バスバーに設けたコイル接続部のコイル接続端子をモータの回転軸の軸方向と平行且つ同一方向に延在させ、その先端に回転軸に対して開口が向くようにU字形状のフックを一体的に設けたので、巻き線との接触面積を多く確保すべくU字形状の溝部分を長くしてもモータの径方向への拡大を抑制することができる。その結果、本発明によれば、集中配電部材が大型化しないことから車両への搭載性も改善される。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本実施形態の集中配電部材の斜視図、図2は図1の集中配電部材の平面図、図3は図1の集中配電部材の要部拡大斜視図、図4(A)は図3の集中配電部材のうち任意の位置における拡大断面図、図4(B)はコイル接続部の拡大斜視図、図5(A)は本実施形態の集中配電部材のコイル接続部にモータの巻き線を接続させた部分を示す要部拡大断面図、図5(B)はモータ径方向に延在させたコイル接続部にモータの巻き線を接続させた比較例を示す要部拡大断面図、図6は本実施形態の集中配電部材の絶縁保持部材に形成された壁部の高さ関係を示した断面図、図7(A)は本実施形態の集中配電部材の絶縁保持部材に形成された円環溝内に絶縁樹脂材を充填させた状態を示す断面図、図7(B)は絶縁保持部材の最外周壁及び最内周壁よりもそれらの間に形成される相間壁の高さを高くしたときに円環溝内に充填された絶縁樹脂材が溢れることを示す断面図である。
図1及び図2には、3相(U相、V相、W相)のブラシレスモータ1のステータコアに巻回された巻き線に配電を行う集中巻モータ用の集中配電部材2を示す。集中配電部材2は、ブラシレスモータ1の各相に対応した円環状のバスバー3〜5及び中性点として使用されるバスバー6と、各バスバー3〜6を挿入配置させる円環状の絶縁保持部材7と、を有して構成されている。
ブラシレスモータ1は、回転軸8を備えたロータ9Aと、このロータ9Aの周囲に配置されるステータ9Bとを備えた、いわゆるインナーロータ型のモータとされる。
集中配電部材2は、ブラシレスモータ1の一端面側に配置されている。この集中配電部材2を構成するバスバー3〜6は、U相、V相、W相として使用される3つのバスバー3、4、5と、中性点として使用されるバスバー6と、からなる。バスバー3〜6は、図3に示すように、何れも導電性金属板を帯状に打ち抜いた後に円環状となるように形成されている。また、このバスバー3〜6は、両端を接合した円形ではなく、両端を所定量だけ離した平面視略C字状に形成されている。
4つのバスバー3〜6は、全て同じ大きさではなく外径寸法をそれぞれ異にしている。すなわち、絶縁保持部材7に形成された後述する円環溝内に挿入配置されるバスバー3〜6は、外側にあるものほど外径寸法を大としている。ここでは、絶縁保持部材7の外側から内側に順次、U相のバスバー3、V相のバスバー4、W相のバスバー5、アースとしてのバスバー6としている。この対応関係は、あくまでも一例であり、この実施形態に限定されるものではない。
モータの各相(U相、V相、W相)に対応したバスバー3〜5には、バッテリーの直流をインバータで交流にし、そのインバータと接続するための外部端子となるバスバー強電端子10、11、12が設けられている。バスバー強電端子10、11、12には、インバータに接続するための円形をなすボルト取付け孔13、14、15が形成されている。なお、中性点としてのバスバー6には、バスバー強電端子が形成されていない。
また、バスバー3〜6には、ブラシレスモータ1のステータ9Bに形成された巻き線と接続されるコイル接続部16、17、18が設けられている。コイル接続部16、17、18は、U相、V相、W相のバスバー3〜5には、所定間隔で円周方向にそれぞれ8個づつ設けられている。中性点としてのバスバー6には、各相のバスバー3、4、5の3倍の数(24個)のコイル接続部19が設けられている。
図4には、絶縁保持部材7の内周側から外周側へ向かって3つ目の円環溝20内に配置されるバスバー4に設けられたコイル接続部17を取り出して示してある。他のバスバー3、5、6のコイル接続部16、18、19も基本的には同一構造であるので、ここでは、3つ目の円環溝20内に配置されるバスバー4のコイル接続部17を例にとり説明する。
前記コイル接続部17は、コイル接続端子17Aと、このコイル接続端子17Aの先端に一体的に設けられたフック17Bと、からなる。これらコイル接続端子17Aとフック17Bを有したコイル接続部17は、バスバー4を形成するときにバスバー本体4Aと一体的に形成される。
コイル接続端子17Aは、絶縁保持部材7に形成された円環溝20に挿入配置されたバスバー本体4Aの上端4A1から真っ直ぐ上方に延びる起立部17A1と、この起立部17A1の先端から直角に折れ曲がって円環状をなすバスバー4の中心へと水平に延びる水平部17A2と、その水平部17A2の先端から直角に折れ曲がって立ち上がる垂直部17A3と、を有している。垂直部17A3は、前記絶縁保持部材7の最内周壁7Aのほぼ真上に位置するように設けられる。この垂直部17A3は、ブラシレスモータ1の回転軸8と平行且つ同一方向に延在する部位である。
フック17Bは、図4及び図5(A)に示すようにステータ9Bの巻き線21から引き出された巻線接続部21Aと接続される部位をU字形状とし、そのU字形状をなす開口を前記回転軸8に向けるようにして前記垂直部17A3の先端に一体的に設けられている。かかるフック17Bは、前記垂直部17A3の先端に設けられる基端部17B1と、この基端部17B1の両側から回転軸8に向かって延びる一対の突出部17B2と、によりその形状をU字形状としている。一対の突出部17B2と基端部17B1とで囲まれた空間に、前記巻線接続部21Aが挿入されて半田付けされることで、前記バスバー4とステータコイルとが接続(結線)される。前記フック17Bの開口部分におけるU字の底面26は、絶縁保持部材7の最内周壁7Aの内側面22とほぼ同一面上に設けられている。言い換えれば、この最内周壁7Aの内側面22の延長上に前記フック17BのU字部分の底面26が位置する。従って、前記絶縁保持部材7の最内周壁7Aの内側面22からは、前記コイル接続部17のうち一対の突出部17B2のみが前記巻線接続部21Aと接続し得る量だけ突出しているに過ぎない。
なお、他の各相のコイル接続部16、18は、基本的には前記コイル接続部17とほぼ同一形状であるが、円環溝20に配置された位置に応じて水平部17A2の長さが異なる。最も外側の円環溝20に配置されたバスバー3の水平部が一番長く、内側の円環溝20に行くに従って次第にその水平部の長さを短くしている。但し、最も内側の円環溝20に配置される中性点としてのバスバー6に設けられたコイル接続部19には、起立部も水平部も無く垂直部のみとされている。
また、各相のコイル接続部16、17、18と中性点としてのコイル接続部19におけるそれぞれのフックは、図1及び図2に示すように、全て同一円周上に配置されている。本実施形態では、各相のコイル接続部16、17、18の間に中性点としてのコイル接続部19がそれぞれ配置された配置パターンとしている。具体的には、コイル接続部16、19、17、19、18、19、16、19、17・・・の順に配置されている。
絶縁保持部材7は、絶縁樹脂材料を成形することによって円環状に形成され、各相のバスバー3〜5とアースとしてのバスバー6をそれぞれ挿入配置させる円環溝20を有している。これら円環溝20は、所定間隔を置いて同心円上にそれぞれ形成されている。各円環溝20には、各相に対応したバスバー3、4、5と中性点としてのバスバー6が挿入配置される。また、この絶縁保持部材7においては、図6に示すように、最内周壁7Aと最外周壁7Bの高さ寸法H1、H2を、これら最内周壁7Aと最外周壁7Bの間に形成された各円環溝20を仕切る相間壁7C、7D、7Eの高さH3よりも全周に亘って高くしてある。各相間壁7C、7D、7Eの高さH3は、何れも同一高さである。なお、最内周壁7Aと最外周壁7Bの高さは、同一でも良いし或いは異なっていてもよい。
前記円環溝20には、各バスバー3〜6のバスバー本体をそれぞれ覆うようにして絶縁樹脂材23が充填される。各バスバー3〜6間は、それぞれの円環溝20に充填された絶縁樹脂材23によって電気的に絶縁されることになる。絶縁樹脂材23は、各円環溝20に充填されるが、前記したように絶縁保持部材7の最内周壁7Aと最外周壁7Bの高さ寸法H1、H2をこれらの間に形成された相間壁7C〜7Eの高さ寸法H3よりも全周に亘って高くしてあるので、図7(A)に示すように外に溢れる出ることがない。つまり、最内周壁7Aと最外周壁7Bは、円環溝20に充填された絶縁樹脂材23の外部への溢れを堰き止める役目をすることになる。これに対して、図7(B)に示す如く任意の相間壁7Cの高さH3が最内周壁7Aと最外周壁7Bの高さH1、H2よりも高い場合は、絶縁樹脂材23が外に溢れる可能性がある。
また、前記任意の相間壁7C〜7Eの先端からは、図3に示すように、周上の少なくとも1ヶ所に絶縁壁部24を突設させている。絶縁壁部24は、各相のバスバー3、4、5の外部端子となるバスバー強電端子10、11、12と、各バスバー強電端子10〜12と対向配置されたコイル接続部17、19、19との間に設けられている。かかる絶縁壁部24は、図8(A)に示すように、相間壁7Eの先端から上方に延び且つ少なくともバスバー強電端子13よりも高い位置まで延在して形成されている。また、絶縁壁部24の幅は、コイル接続部17とバスバー強電端子13間の絶縁性を確保するべくバスバー強電端子13の幅以上の寸法とされる。この絶縁壁部24の根元部の位置は、最内周壁7A及び最外周壁7Bよりも高さの低い相間壁7Eの上端位置である。
この他、例えば図8(B)に示すように、金属ケース部品25とコイル接続部16〜19間において、そのコイル接続部16〜19の外側にあたる相間壁7C〜7Eの一部を上方へ突出させる。こうすることで、コイル接続部16〜19と金属ケース部品25との絶縁距離を容易に確保することができ、最も体積を必要とする最外周壁7Bの高さを低く抑えることが可能となり、材料コストを低減することができる。
以上のように構成された集中配電部材2においては、図5(A)に示すように、バスバー4のバスバー本体部の一部からブラシレスモータ1の回転軸8の軸方向と平行且つ同一方向に延在する部位(垂直部17A3)を持つコイル接続端子17Aの先端に一体的に設けられたフック17Bにステータ9Bに巻回された巻き線21の巻線接続部21Aを結線すれば、限られた狭いスペースでも容易に結線することができる。つまり、コイル接続部17をブラシレスモータ1の回転軸8の軸方向に向かって延在させていることで、軸方向のスペースが広がり巻き線21とフック17Bとの結線作業が楽になる。
また、本実施形態の集中配電部材2においては、コイル接続端子17Aの先端に一体的に設けたU字形状のフック17Bの開口を回転軸8に対して向くようにしたので、巻き線21との接触面積を多く確保すべくU字形状の溝部分(底面26)を軸方向に長くしても、フック17Bだけが回転軸方向へ延在するだけなのでブラシレスモータ1の径方向への拡大を抑制することができる。これに対して、図5(B)に示すように、コイル接続部17を絶縁保持部材7の中心に向かって延在させた場合には、巻き線21の巻線接続部21Aに対して中継端子部品27を使用して結線する必要が生じるため、どうしても十分な結線スペースを確保しなくてはならない。そのため、図5(B)の構造では、ブラシレスモータ1の径方向への拡大が避けられない。また、本実施形態では1ヶ所の結線作業で済むが、中継端子部品27を使用した場合には、2ヶ所の結線作業が必要となり作業工数も増えると共に部品点数及び材料コストも増える。しかし、本実施形態では、部品点数及び材料コストを低減することが可能となる。
また、フック17Bの延在方向には、ブラシレスモータ1のケースが設けられる。このケースとコイル接続部16〜19との絶縁距離を確保する必要があるが、フック17Bは円環状に形成されたバスバー3〜6の一部のみに設けられるものであり、且つ円周方向の長さがあまりないので、フック17Bがある場所に凹部を形成するなどすれば、更にモータの回転軸方向の長さに対する影響を抑制することが可能となる。
また、本実施形態の集中配電部材2によれば、円環溝20内に挿入配置されるバスバー3〜6のバスバー本体を覆うように、該円環溝20内に絶縁樹脂23を充填させたので、必要最低限の絶縁樹脂23による被覆でバスバー3〜6の絶縁性を確保でき、絶縁保持部材7全体を絶縁樹脂材で被覆することによる大型化を回避することができる。
また、本実施形態の集中配電部材2によれば、絶縁保持部材7の最内周壁7Aと最外周壁7Bの高さ寸法H1,H2を、これら最内周壁7Aと最外周壁7Bの間に形成された各円環溝20を仕切る相間壁7C,7D,7Eの高さH3よりも全周に亘って高くしたので、絶縁樹脂23を円環溝20に充填する際に、その円環溝20外への絶縁樹脂23の流出を防止することができ、樹脂充填作業性を容易にできると共にタクトタイムを低減することができる。また、本実施形態によれば、余計な領域への絶縁樹脂23の付着を防止することができ、品質の安定化を図ることができる。
また、本実施形態の集中配電部材2によれば、相間壁7C,7D,7Eの先端から絶縁壁部24を周上の少なくとも1ヶ所に突設させたので、この絶縁壁部24がコイル接続部16〜19と導体接近部位間を絶縁させることになり、絶縁信頼性を高めることが可能となる。
また、本実施形態の集中配電部材2によれば、バスバー3〜6の外部端子となるバスバー強電端子10〜12と、このバスバー強電端子10〜12と対向配置されたコイル接続部16〜19との間に絶縁壁部24を設けたので、これらの間を絶縁壁部24によって絶縁させることができる。
また、本実施形態の集中配電部材2によれば、各相のバスバー3〜5に設けたフック17を同一円周上に配置させたので、フック17への巻き線21の結線作業を容易に行うことができ、タクトタイムを低減することができる。
以上、上述の実施形態は、本発明の一例であり、本発明は、前記実施形態に制限されるものではない。
図1は本実施形態の集中配電部材の斜視図である。 図2は図1の集中配電部材の平面図である。 図3は図1の集中配電部材の要部拡大斜視図である。 図4(A)は図3の集中配電部材のうち任意の位置における拡大断面図、図4(B)はコイル接続部の拡大斜視図である。 図5(A)は本実施形態の集中配電部材のコイル接続部にモータの巻き線を接続させた部分を示す要部拡大断面図、図5(B)はモータ径方向に延在させたコイル接続部にモータの巻き線を接続させた比較例を示す要部拡大断面図である。 図6は本実施形態の集中配電部材の絶縁保持部材に形成された壁部の高さ関係を示した断面図である。 図7(A)は本実施形態の集中配電部材の絶縁保持部材に形成された円環溝内に絶縁樹脂材を充填させた状態を示す断面図、図7(B)は絶縁保持部材の最外周壁及び最内周壁よりもそれらの間に形成される相間壁の高さを高くしたときに円環溝内に充填された絶縁樹脂材が溢れることを示す比較例の断面図である。 図8は本実施形態の集中配電部材の相間壁の一部を上方へ突出させて絶縁壁部を形成したときの断面図である。
符号の説明
1…ブラシレスモータ
2…集中配電部材
3〜6…バスバー
7…絶縁保持部材
8…回転軸
9A…ロータ
9B…ステータ
10〜12…バスバー強電端子
16〜19…コイル接続部
17A…コイル接続端子
17A1…起立部
17A2…水平部
17A3…垂直部
17B…フック
20…円環溝
21…巻き線
21A…巻線接続部

Claims (6)

  1. モータの各相に対応した円環状のバスバーを、同じく円環状の絶縁保持部材に形成したそれぞれの円環溝内に挿入配置し、各バスバーに設けたコイル接続部をモータのステータに巻回される巻き線と接続して、前記巻き線に対して集中的に電流を配給する集中巻モータ用の集中配電部材において、
    前記コイル接続部は、
    前記バスバーのバスバー本体の一部から前記モータの回転軸の軸方向と平行且つ同一方向に延在する部位を持つコイル接続端子と、
    前記巻き線と接続される部位をU字形状とし、そのU字形状をなす開口を前記回転軸に向けるようにして前記コイル接続端子の先端に一体的に設けられたフックと、からなる
    ことを特徴とする集中巻モータ用の集中配電部材。
  2. 請求項1に記載の集中巻モータ用の集中配電部材であって、
    前記円環溝内に挿入配置される前記バスバーのバスバー本体を覆うように、該円環溝内に絶縁樹脂材を充填させた
    ことを特徴とする集中巻モータ用の集中配電部材。
  3. 請求項1または請求項2に記載の集中巻モータ用の集中配電部材であって、
    前記絶縁保持部材の最内周壁と最外周壁の高さ寸法を、これら最外周壁と最内周壁の間に形成された前記各円環溝を仕切る相間壁の高さよりも全周に亘って高くした
    ことを特徴とする集中巻モータ用の集中配電部材。
  4. 請求項3に記載の集中巻モータ用の集中配電部材であって、
    前記相間壁の先端から絶縁壁部を、周上の少なくとも1ヶ所に突設させた
    ことを特徴とする集中巻モータ用の集中配電部材。
  5. 請求項4に記載の集中巻モータ用の集中配電部材であって、
    前記絶縁壁部を、前記バスバーの外部端子となるバスバー強電端子と、このバスバー強電端子と対向配置された前記コイル接続部との間に設けた
    ことを特徴とする集中巻モータ用の集中配電部材。
  6. 請求項1から請求項5の何れか1項に記載の集中巻モータ用の集中配電部材であって、
    前記各相のバスバーに設けたそれぞれの前記フックを、同一円周上に配置させた
    ことを特徴とする集中巻モータ用の集中配電部材。
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