JP5262463B2 - ステータ - Google Patents

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Description

本発明は、径方向に配置された複数のバスバー間を絶縁して保持する絶縁ホルダを有する電動機のステータに関する。
3相型ブラシレスモータのステータにおいては、径方向に配置されたリング状の4つ(U相、V相、W相、及び中性点)のバスバー間を絶縁して保持する絶縁ホルダが、ステータコアに装着されている。バスバー間を絶縁する構造として、従来においては、以下のような構造がある
例えば、特許文献1では、円環状に成形したバスバーを、絶縁ホルダに形成された複数の保持溝に挿入し、2次絶縁としてインサートにより絶縁ホルダの周囲に絶縁樹脂層を形成した構造が開示されている。
また、特許文献2では、絶縁ホルダにおける径方向に積層配置された保持溝に、バスバーを挿入し、各バスバー間の保持溝の隔壁を高くして絶縁距離を確保する構造が開示されている。
また、特許文献3では、多角形のレールに設けられた周方向に延びる溝に多角形のバスバーを嵌め合わせ、溝に設けられたリブによってバスバーを多角形の半径方向に押圧するようにした構造が開示されている。
特開2003−134759号公報 特開2006−333685号公報 特開2007−267525号公報
しかし、特許文献1の構造の場合、インサート時のボイドの発生などにより、内部の絶縁性の確保が困難である。
また、特許文献2の構造の場合、隔壁高さを高くして絶縁距離を確保しているため、高さ方向にスペースが必要となり、モータの小型化が困難である。また、隔壁を高くすると、絶縁ホルダの成形が困難になる。
また、特許文献3の構造の場合、各溝のリブが径方向のライン上に配置され、かつ、バスバーのリブ接触面の反対面の全体が絶縁ホルダの隔壁と接触とるため、リブが配置された径方向のライン上ではバスバー間の絶縁距離がバスバー間の空間距離となってしまい、絶縁ホルダの表面に導電性のゴミや塵が付着すると、バスバー間が短絡しやすくなり、バスバー間の絶縁信頼性を確保することが困難である。
本発明の主な課題は、バスバー間の絶縁信頼性を向上させることができる絶縁ホルダを有するステータを提供することである。
本発明の一視点においては、円環状に形成された複数のバスバーと、径方向に積層配置された前記バスバーを保持するとともに前記バスバー間に隔壁部を有する絶縁ホルダと、を備えたステータにおいて、前記絶縁ホルダは、前記バスバー間の前記絶縁ホルダの表面に沿った沿面距離が、前記バスバー間の最短距離となる空間距離より、全周にわたって大きくなるように構成されており、前記絶縁ホルダは、前記隔壁部の内周側に内周側突起部を有し、前記隔壁部の外周側に外周側突起部を有し、前記内周側突起部は、前記外周側突起部の径方向のラインからずれた位置に配され、前記バスバーは、前記内周側突起部及び前記外周側突起部との点接触又は線接触により前記絶縁ホルダに保持され、前記絶縁ホルダは、前記隔壁部間の溝の底面に底面突起部を有し、前記底面突起部は、前記内周側突起部及び前記外周側突起部の径方向のラインからずれた位置に配され、前記バスバーは、前記底面突起部の頂部と接触することを特徴とする。
本発明の前記ステータにおいて、前記絶縁ホルダは、前記沿面距離が前記空間距離の2倍以上となるように構成することができる。
本発明によれば、絶縁ホルダの表面に導電性のゴミや塵が付着しても、沿面距離が確保されているので、バスバー間が短絡を効果的に抑えることができ、絶縁信頼性を確保することができる。また、沿面距離が確保されているので、隔壁部を高く形成する必要がなくなり、絶縁ホルダの成形性が向上し、かつ、モータの小型化が可能である。また、樹脂による封止を行った場合、ボイドが発生したとしても、バスバー間の沿面距離が確保されているため、絶縁信頼性を確保することができる。
本発明の実施形態では、円環状に形成された複数のバスバー(図3の5a〜5d)と、径方向に積層配置された前記バスバー(図3の5a〜5d)を保持するとともに前記バスバー(図3の5a〜5d)間に隔壁部(図3の12〜14)を有する絶縁ホルダ(図3の10)と、を備えたステータにおいて、前記絶縁ホルダ(図3の10)は、前記バスバー(図3の5a〜5d)間の前記絶縁ホルダ(図3の10)の表面に沿った沿面距離が、前記バスバー(図3の5a〜5d)間の最短距離となる空間距離より、全周にわたって大きくなるように構成されており、前記絶縁ホルダは、前記隔壁部の内周側に内周側突起部を有し、前記隔壁部の外周側に外周側突起部を有し、前記内周側突起部は、前記外周側突起部の径方向のラインからずれた位置に配され、前記バスバーは、前記内周側突起部及び前記外周側突起部との点接触又は線接触により前記絶縁ホルダに保持され、前記絶縁ホルダは、前記隔壁部間の溝の底面に底面突起部を有し、前記底面突起部は、前記内周側突起部及び前記外周側突起部の径方向のラインからずれた位置に配され、前記バスバーは、前記底面突起部の頂部と接触する
本発明の実施例1に係るステータについて図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施例1に係るステータの構成を模式的に示した(A)平面図、及び(B)X−X´間の断面図である。図2は、本発明の実施例1に係るステータにおける絶縁ホルダとバスバーの組立体の構成を模式的に示した(A)部分平面図、及び(B)X−X´間の断面図である。図3は、本発明の実施例1に係るステータにおける絶縁ホルダとバスバーの組立体のバスバー間の沿面距離及び空間距離を説明するための模式図である。
図1を参照すると、このステータ1は、ブラシレスタイプのモータの固定子である。ステータ1の内周側には、所定の間隔をおいて回転子となるロータ(図示せず)が配置される。ステータ1は、全体として円環状(円筒状)に構成されている。ステータ1は、ステータコア2と、ボビン3と、コイル4と、バスバー5a〜5dと、コアホルダ6と、絶縁ホルダ10と、を有する。
ステータコア2は、円環状のヨーク部2bの内周側から等間隔に複数のティース部2aが突出したものである。ステータコア2は、ティース部2aごとにヨーク部2bで分割された複数の分割コアを環状に組み合わせて、コアホルダ6に圧入されている。
ボビン3は、コイル4とステータコア2の間の電気的絶縁を担うボビン状の絶縁部材であり、ステータコア2のティース部2aに装着される。なお、ボビン3は、絶縁ホルダ10と一体に構成されていてもよい。
コイル4は、表面に絶縁皮膜を有する線材よりなり、ステータコア2に装着されたボビン3の外周に線材が巻回されて構成される。コイル4の両端からは、線材が引き出され、対応するバスバー5a〜5bのいずれか1つと電気的かつ機械的に接続される。
バスバー5a〜5dは、コイル4と接続するリング状の導電性部材であり、U相、V相、W相、及び中性点の4つのバスバーがある。バスバー5a〜5dは、コイル4の外周側にて径方向に積層配置され、モータ軸方向から差し込まれるようにして、対応する絶縁ホルダ10の保持溝16a〜16dに装着される。バスバー5aは中性点として全てのコイル4の一端と電気的に接続されており、バスバー5bはU相に係るコイル4の他端と電気的に接続されており、バスバー5cはV相に係るコイル4の他端と電気的に接続されており、バスバー5dはW相に係るコイル4の一端と電気的に接続されている。バスバー5aは保持溝16aにて隔壁部11、12に挟持され、バスバー5bは保持溝16bにて隔壁部12、13に挟持され、バスバー5cは保持溝16cにて隔壁部13、14に挟持され、バスバー5dは保持溝16dにて隔壁部14、15に挟持されている。バスバー5a〜5dは、配線(図示せず)を介してモータカバー(図示せず)の外部のコネクタ(図示せず)に電気的に接続される。
コアホルダ6は、複数の分割コアが環状に組み合わされたステータコア2を外周側ないしモータ軸方向片側から保持するリング状のホルダである。コアホルダ6は、ボルト(図示せず)によってモータカバー(図示せず)に固定される。
絶縁ホルダ10は、バスバー5a〜5b間を電気的に絶縁してバスバー5a〜5bを保持するものである(図2参照)。絶縁ホルダ10は、ステータコア2の軸方向片側であってボビン3の外周側に装着されている。なお、絶縁ホルダ10は、ボビン3と一体に構成されていてもよい。絶縁ホルダ10は、バスバー5a〜5dを保持するための保持溝16a〜16dを有する。絶縁ホルダ10は、保持溝16a〜16dにて、バスバー5a〜5dが径方向に積層配置された状態で、モータ軸方向から差し込まれるようにして保持される。絶縁ホルダ10は、保持溝16aの内周側、保持溝16a〜16d間、及び、保持溝16dの外周側に、隔壁部11〜15を有する。
隔壁部11は、ボビン3側にある部材とバスバー5aとを絶縁する隔壁部であり、基部(底部)から軸方向片側に突出して円環状に形成されている。隔壁部11は、バスバー5aの下部(底面からバスバー5aの高さの30%〜70%の部分)と接触している。隔壁部11上には、バスバー5aの上部と離間するように軸方向に突出した円環状の凸部11aが形成されている。凸部11aの頂面は、バスバー5aの頂面と同程度の高さとすることができる。
隔壁部12は、バスバー5a、5b間を絶縁する隔壁部であり、基部(底部)から軸方向片側に突出して円環状に形成されている。隔壁部12は、バスバー5a、5bの下部(底面からバスバー5a、5bの高さの30%〜70%の部分)と接触している。隔壁部12上には、バスバー5a、5bの上部と離間するように軸方向に突出した円環状の凸部12aが形成されている。凸部12aの頂面は、バスバー5a、5bの頂面と同程度の高さとすることができる。
隔壁部13は、バスバー5b、5c間を絶縁する隔壁部であり、基部(底部)から軸方向片側に突出して円環状に形成されている。隔壁部13は、バスバー5b、5cの下部(底面からバスバー5b、5cの高さの30%〜70%の部分)と接触している。隔壁部13上には、バスバー5b、5cの上部と離間するように軸方向に突出した円環状の凸部13aが形成されている。凸部13aの頂面は、バスバー5b、5cの頂面と同程度の高さとすることができる。
隔壁部14は、バスバー5c、5d間を絶縁する隔壁部であり、基部(底部)から軸方向片側に突出して円環状に形成されている。隔壁部14は、バスバー5c、5dの下部(底面からバスバー5c、5dの高さの30%〜70%の部分)と接触している。隔壁部14上には、バスバー5c、5dの上部と離間するように軸方向に突出した円環状の凸部14aが形成されている。凸部14aの頂面は、バスバー5c、5dの頂面と同程度の高さとすることができる。
隔壁部15は、コアホルダ6側にある部材とバスバー5dとを絶縁する隔壁部であり、基部(底部)から軸方向片側に突出して円環状に形成されている。隔壁部15は、バスバー5dの下部(底面からバスバー5dの高さの30%〜70%の部分)と接触している。隔壁部15上には、バスバー5dの上部と離間するように円環状の凸部15aが形成されている。凸部15aの頂面は、バスバー5dの頂面と同程度の高さとすることができる。
隔壁部11〜15にて、バスバー5a〜5dの下部のみ絶縁ホルダ10と接触し、かつ、バスバー5a〜5dの上部が全周にわたって絶縁ホルダ10と接触しないように、凸部11a〜15aを形成することで、バスバー5a〜5d間の沿面距離が、バスバー5a〜5d間の空間距離よりも長く(凸部11a〜15aの軸方向の長さの2倍以上長く)なる(図3参照)。これにより、絶縁ホルダ10の表面に導電性のゴミや塵が付着しても、沿面距離が確保されているので、バスバー5a〜5d間が短絡を効果的に抑えることができる。バスバー5a〜5d間の沿面距離は、バスバー5a〜5d間の空間距離の2倍以上とすることが好ましい。ここで、沿面距離とは、隣り合う2つのバスバー5a〜5d間の絶縁ホルダ10(絶縁材料)の表面(露出面)に沿った距離をいう。また、空間距離とは、隣り合う2つのバスバー5a〜5d間の最短距離をいう。
実施例1によれば、絶縁ホルダ10においてバスバー5a〜5dの保持溝16a〜16d間の隔壁部12〜14の上部に、バスバー5a〜5dと離間する凸部12a〜14aを形成することで、絶縁ホルダ10の表面に導電性のゴミや塵が付着しても、沿面距離が確保されているので、バスバー5a〜5d間が短絡を効果的に抑えることができ、絶縁信頼性を確保することができる。また、沿面距離が確保されているので、凸部12a〜14aを高く形成する必要がなくなり、絶縁ホルダ10の成形性が向上し、かつ、モータの小型化が可能である。また、樹脂による封止を行った場合、ボイドが発生したとしても、バスバー5a〜5d間の沿面距離が確保されているため、絶縁信頼性を確保することができる。
本発明の実施例2に係るステータについて図面を用いて説明する。図4は、本発明の実施例2に係るステータにおける絶縁ホルダとバスバーの組立体の構成を模式的に示した(A)部分平面図、及び(B)X−X´間の断面図である。図5は、本発明の実施例2に係るステータにおける絶縁ホルダとバスバーの組立体のバスバー間の沿面距離及び空間距離を説明するための模式図である。
実施例1に係るステータにおける絶縁ホルダ(図2の10)とバスバー(図2の5a〜5d)の組立体では、凸部(図2の12a〜14a)によってバスバー(図2の5a〜5d)間の沿面距離を確保する構成となっているが、実施例2に係るステータにおける絶縁ホルダ20とバスバー5a〜5dの組立体では、内周側突起部22a〜25a、外周側突起部21b〜24b、及び底面突起部27a〜27dによってバスバー5a〜5d間の沿面距離を確保する構成となっている。絶縁ホルダ20以外の構成は、実施例1と同様である。
絶縁ホルダ20は、バスバー5a〜5b間を電気的に絶縁してバスバー5a〜5bを保持するものである(図4参照)。絶縁ホルダ20は、ステータコア(図1の2)の軸方向片側であってボビン(図1の3)の外周側に装着されている。なお、絶縁ホルダ20は、ボビン(図1の3)と一体に構成されていてもよい。絶縁ホルダ20は、バスバー5a〜5dを保持するための保持溝26a〜26dを有する。絶縁ホルダ20は、保持溝26a〜26dにて、バスバー5a〜5dが径方向に積層配置された状態で、モータ軸方向から差し込まれるようにして保持される。絶縁ホルダ20は、保持溝16aの内周側、保持溝16a〜16d間、及び、保持溝16dの外周側に隔壁部11〜15を有し、保持溝26a〜26dの底面に底面突起部27a〜27dを有する。
隔壁部21は、ボビン(図1の3)側にある部材とバスバー5aとを絶縁する隔壁部であり、基部(底部)から軸方向片側に突出して円環状に形成されている。隔壁部21は、外周側の所定の位置に径方向に突出した外周側突起部21bを有する。外周側突起部21bは、バスバー5aの内周面と線接触(点接触でも可)している。外周側突起部21bは、周方向において隣り合う外周側突起部21bと所定の間隔をおいて配されており、内周側突起部22a〜25aの径方向のラインからずれた位置に配されている。外周側突起部21bは、外周側突起部22b、23b、24bと同一の径方向のライン上に配されている。
隔壁部22は、バスバー5a、5b間を絶縁する隔壁部であり、基部(底部)から軸方向片側に突出して円環状に形成されている。隔壁部22は、内周側の所定の位置に径方向に突出した内周側突起部22aを有し、外周側の所定の位置に径方向に突出した外周側突起部22bを有する。内周側突起部22aは、バスバー5aの外周面と線接触(点接触でも可)している。内周側突起部22aは、周方向において隣り合う内周側突起部22aと所定の間隔をおいて配されており、外周側突起部21b〜24bの径方向のラインからずれた位置に配されている。内周側突起部22aは、内周側突起部23a、24a、25aと同一の径方向のライン上に配されている。外周側突起部22bは、バスバー5bの内周面と線接触(点接触でも可)している。外周側突起部22bは、周方向において隣り合う外周側突起部22bと所定の間隔をおいて配されており、内周側突起部22a〜25aの径方向のラインからずれた位置に配されている。外周側突起部22bは、外周側突起部21b、23b、24bと同一の径方向のライン上に配されている。
隔壁部23は、バスバー5b、5c間を絶縁する隔壁部であり、基部(底部)から軸方向片側に突出して円環状に形成されている。隔壁部23は、内周側の所定の位置に径方向に突出した内周側突起部23aを有し、外周側の所定の位置に径方向に突出した外周側突起部23bを有する。内周側突起部23aは、バスバー5bの外周面と線接触(点接触でも可)している。内周側突起部23aは、周方向において隣り合う内周側突起部23aと所定の間隔をおいて配されており、外周側突起部21b〜24bの径方向のラインからずれた位置に配されている。内周側突起部23aは、内周側突起部22a、24a、25aと同一の径方向のライン上に配されている。外周側突起部23bは、バスバー5cの内周面と線接触(点接触でも可)している。外周側突起部23bは、周方向において隣り合う外周側突起部23bと所定の間隔をおいて配されており、内周側突起部22a〜25aの径方向のラインからずれた位置に配されている。外周側突起部23bは、外周側突起部21b、22b、24bと同一の径方向のライン上に配されている。
隔壁部24は、バスバー5c、5d間を絶縁する隔壁部であり、基部(底部)から軸方向片側に突出して円環状に形成されている。隔壁部24は、内周側の所定の位置に径方向に突出した内周側突起部24aを有し、外周側の所定の位置に径方向に突出した外周側突起部24bを有する。内周側突起部24aは、バスバー5cの外周面と線接触(点接触でも可)している。内周側突起部24aは、周方向において隣り合う内周側突起部24aと所定の間隔をおいて配されており、外周側突起部21b〜24bの径方向のラインからずれた位置に配されている。内周側突起部24aは、内周側突起部22a、23a、25aと同一の径方向のライン上に配されている。外周側突起部24bは、バスバー5dの内周面と線接触(点接触でも可)している。外周側突起部24bは、周方向において隣り合う外周側突起部24bと所定の間隔をおいて配されており、内周側突起部22a〜25aの径方向のラインからずれた位置に配されている。外周側突起部24bは、外周側突起部21b、22b、23bと同一の径方向のライン上に配されている。
隔壁部25は、コアホルダ6側にある部材とバスバー5dとを絶縁する隔壁部であり、基部(底部)から軸方向片側に突出して円環状に形成されている。隔壁部25は、内周側の所定の位置に径方向に突出した内周側突起部25aを有る。内周側突起部25aは、バスバー5dの外周面と線接触(点接触でも可)している。内周側突起部25aは、周方向において内周側突起部22a〜25aの径方向のラインからずれた位置に配されている。内周側突起部25aは、内周側突起部22a、23a、24aと同一の径方向のライン上に配されている。
底面突起部27a〜27dは、バスバー5a〜5dと保持溝26a〜26dの底面とを離間させるための突起部である。底面突起部27a〜27dは、内周側突起部22a〜25a及び外周側突起部21b〜24bの径方向のラインからずれた位置に配されている。底面突起部27a〜27dは、互いに径方向のライン上に配されている。底面突起部27aは、隔壁部21、22と離間しており、頂部でバスバー5aを支持する。底面突起部27bは、隔壁部22、23と離間しており、頂部でバスバー5bを支持する。底面突起部27cは、隔壁部23、24と離間しており、頂部でバスバー5cを支持する。底面突起部27dは、隔壁部24、25と離間しており、頂部でバスバー5dを支持する。
バスバー5a〜5dは、コイル(図1の4)と接続するリング状の導電性部材であり、U相、V相、W相、及び中性点の4つのバスバーがある。バスバー5a〜5dは、コイル(図1の4)の外周側にて径方向に積層配置され、モータ軸方向から差し込まれるようにして、対応する絶縁ホルダ20の保持溝26a〜26dに装着される。バスバー5aは中性点として全てのコイル(図1の4)の一端と電気的に接続されており、バスバー5bはU相に係るコイル(図1の4)の他端と電気的に接続されており、バスバー5cはV相に係るコイル(図1の4)の他端と電気的に接続されており、バスバー5dはW相に係るコイル(図1の4)の一端と電気的に接続されている。バスバー5aは、保持溝26aにて、交互に配された外周側突起部21bと内周側突起部22aによって保持(挟持)され、底面突起部27aの頂部と当接している。バスバー5bは、保持溝26bにて、交互に配された外周側突起部22bと内周側突起部23aによって保持(挟持)され、底面突起部27bの頂部と接触している。バスバー5cは、保持溝26cにて、交互に配された外周側突起部23bと内周側突起部24aによって保持(挟持)され、底面突起部27cの頂部と接触している。バスバー5dは、保持溝26dにて、交互に配された外周側突起部24bと内周側突起部25aによって保持(挟持)され、底面突起部27cの頂部に支持されている。バスバー5a〜5dは、配線(図示せず)を介してモータカバー(図示せず)の外部のコネクタ(図示せず)に電気的に接続される。
バスバー5a〜5dが外周側突起部21b〜24b、内周側突起部22a〜25a、及び底面突起部27a〜27dの接触(線接触又は点接触)によって絶縁ホルダ20に保持されることで、バスバー5a〜5d間の沿面距離が、全周にわたってバスバー5a〜5d間の空間距離よりも長く(隔壁部21〜25の軸方向の長さ以上長く)なる(図5参照)。これにより、絶縁ホルダ20の表面に導電性のゴミや塵が付着しても、沿面距離が確保されているので、バスバー5a〜5d間が短絡を効果的に抑えることができる。バスバー5a〜5d間の沿面距離は、バスバー5a〜5d間の空間距離の2倍以上とすることが好ましい。
実施例2によれば、バスバー5a〜5dが外周側突起部21b〜24b、内周側突起部22a〜25a、及び底面突起部27a〜27dの接触(線接触又は点接触)によって絶縁ホルダ20に保持され、かつ、外周側突起部21b〜24bと内周側突起部22a〜25aが径方向のライン上に配されていないので、絶縁ホルダ20の表面に導電性のゴミや塵が付着しても、沿面距離が確保され、バスバー5a〜5d間が短絡を効果的に抑えることができ、絶縁信頼性を確保することができる。また、インサート又はポッティングなどにより2次絶縁処理を施す場合には、各バスバー5a〜5dが絶縁ホルダ20の壁面(隔壁部21〜25)とバスバー5a〜5dとの間に突起部(外周側突起部21b〜24b、内周側突起部22a〜25a、及び底面突起部27a〜27d)を除いてクリアランスが確保されているため、確実に樹脂により鋳込むことが可能である。
本発明の実施例1に係る絶縁ホルダを用いたステータの構成を模式的に示した(A)平面図、及び(B)X−X´間の断面図である。 本発明の実施例1に係る絶縁ホルダとバスバーの組立体の構成を模式的に示した(A)部分平面図、及び(B)X−X´間の断面図である。 本発明の実施例1に係る絶縁ホルダにおけるバスバー間の沿面距離及び空間距離を説明するための模式図である。 本発明の実施例2に係る絶縁ホルダとバスバーの組立体の構成を模式的に示した(A)部分平面図、及び(B)X−X´間の断面図である。 本発明の実施例2に係る絶縁ホルダにおけるバスバー間の沿面距離及び空間距離を説明するための模式図である。
符号の説明
1 ステータ
2 ステータコア
2a ティース部
2b ヨーク部
3 ボビン
4 コイル
5a、5b、5c、5d バスバー
6 コアホルダ
10 絶縁ホルダ
11、12、13、14、15 隔壁部
11a、12a、13a、14a、15a 凸部
16a、16b、16c、16d 保持溝
20 絶縁ホルダ
21、22、23、24、25 隔壁部
22a、23a、24a、25a 内周側突起部
21b、22b、23b、24b 外周側突起部
26a、26b、26c、26d 保持溝
27a、27b、27c、27d 底面突起部

Claims (2)

  1. 円環状に形成された複数のバスバーと、径方向に積層配置された前記バスバーを保持するとともに前記バスバー間に隔壁部を有する絶縁ホルダと、を備えたステータにおいて、
    前記絶縁ホルダは、前記バスバー間の前記絶縁ホルダの表面に沿った沿面距離が、前記バスバー間の最短距離となる空間距離より、全周にわたって大きくなるように構成されており、
    前記絶縁ホルダは、前記隔壁部の内周側に内周側突起部を有し、前記隔壁部の外周側に外周側突起部を有し、
    前記内周側突起部は、前記外周側突起部の径方向のラインからずれた位置に配され、
    前記バスバーは、前記内周側突起部及び前記外周側突起部との点接触又は線接触により前記絶縁ホルダに保持され、
    前記絶縁ホルダは、前記隔壁部間の溝の底面に底面突起部を有し、
    前記底面突起部は、前記内周側突起部及び前記外周側突起部の径方向のラインからずれた位置に配され、
    前記バスバーは、前記底面突起部の頂部と接触することを特徴とするステータ。
  2. 前記絶縁ホルダは、前記沿面距離が前記空間距離の2倍以上となるように構成されることを特徴とする請求項1記載のステータ。
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