JPWO2015136576A1 - ステッチング装置及びステッチング方法 - Google Patents

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Abstract

本発明の目的は、ステッチング治具をタイヤ中間体の所定の表面部分に対して垂直な方向に押圧することが可能なステッチング装置及ステッチング方法を提供することにある。本発明のステッチング装置は、支点部分が、タイヤ中間体のタイヤ幅方向に可動であるように構成され、あるいは、支点部分とステッチング部分とが、タイヤ中間体のタイヤ赤道面を境界として互いに反対側に位置するように構成されたものである。本発明のステッチング方法は、支点部分をステッチング動作中におけるタイヤ中間体のタイヤ幅方向に移動させる工程を含み、あるいは、ステッチング動作中に、支点部分とステッチング部分とが、ステッチング動作中におけるタイヤ中間体のタイヤ赤道面を境界として互いに反対側に位置することを特徴とする。

Description

本発明は、ステッチング装置及びステッチング方法に関するものである。
従来、タイヤ成形ドラムに固定されたタイヤ中間体を回転させながら、トレッドバンド等の帯状のタイヤ構成部材を圧着するステッチング装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。特に、タイヤ中間体の側面に予め形成された折り返し部を圧着させる際には、タイヤ中間体の側面部であるサイドウォール部に垂直に近い角度でステッチングローラを押圧して帯状のタイヤ構成部材の内部のエアを十分に排出することが望ましい。なお、本明細書において、「タイヤ中間体」とは、未加硫のタイヤ構成部材を貼り付けて成形したものをいう。
これに対し、図1に示すように、上下運動する支持部81と、支持部81の支点部分82に連結された、回転運動するアーム83とを有し、該アーム83の先端にステッチングローラ84が取り付けられた、ステッチング装置80が提案されている。
しかしながら、図1において二点鎖線で示すように、このステッチング装置80は、特に、支持部81が上側(タイヤ中間体85から遠ざかる側)に移動した際に、ステッチングローラ84がタイヤ中間体85のサイドウォール部86に当接する角度が、垂直から大きく遠ざかるという問題があった。
一方で、図2に示すように、タイヤ中間体90のタイヤ赤道面CLを中心とするタイヤ幅方向両側のステッチング部分92が、それぞれ独立に上下運動、水平方向の運動、及び回転運動可能であることにより、ステッチング部分92がタイヤ中間体90のサイドウォール部91に垂直に押圧できるようにする手法も提案されている。
特開昭58−42444号公報
しかしながら、図2に示すような装置では、ステッチング部分92の様々な方向の運動を可能とするために複雑な機構が必要となり、装置が大掛かりとなって製造コストが高くなるという問題があったため、より簡素な手法が希求されている。
本発明は、上記の課題を解決すべくなされたものであり、その目的は、ステッチング治具をタイヤ中間体の所定の表面部分に対して垂直な方向に押圧することが可能なステッチング装置及ステッチング方法を提供することにある。
本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた。その結果、上下運動(タイヤ中間体のタイヤ径方向の運動)する支持部の支点部分の水平方向(タイヤ中間体のタイヤ幅方向)位置に関する工夫により、上記した目的を達成することができるという新規知見を得て、本発明を完成するに至った。
本発明の要旨構成は、以下の通りである。
本発明のステッチング装置は、タイヤ中間体にタイヤ構成部材を圧着するステッチング装置であって、前記タイヤ中間体のタイヤ径方向に移動可能な支持部と、前記支持部に配置された支点部分と、一方側が前記支点部分に連結され、前記支点部分を中心として回転運動可能なアームと、前記アームの他方側に連結された、ステッチング治具を有するステッチング部分と、を備え、
前記支点部分が、前記タイヤ中間体のタイヤ幅方向に可動であるように構成されたことを特徴とするものである。
ここで、「タイヤ幅方向に可動である」とは、支点部分がステッチング動作中における前記タイヤ中間体のタイヤ幅方向に移動可能であることをいうが、移動可能であり、かつ、固定可能である場合も含まれる。
また、アームの「一方側」及び「他方側」とは、アームの一方側及び他方側の端部の場合や、該端部より内側の場合を含むものとする。
本発明のステッチング装置は、タイヤ中間体にタイヤ構成部材を圧着するステッチング装置であって、前記タイヤ中間体のタイヤ径方向に移動可能な支持部と、前記支持部に配置された支点部分と、一方側が前記支点部分に連結され、前記支点部分を中心として回転運動可能なアームと、前記アームの他方側に連結された、ステッチング治具を有するステッチング部分と、を備え、
前記支点部分と前記ステッチング部分とが、前記タイヤ中間体のタイヤ赤道面を境界として互いに反対側に位置するように構成されたことを特徴とするものである。
本発明のステッチング方法は、ステッチング動作中におけるタイヤ中間体のタイヤ径方向に移動可能な支持部を前記タイヤ中間体のタイヤ径方向に移動させながら、一方側が前記支持部に配置された支点部分に連結され、前記支点部分を中心として回転運動可能なアームの他方側に連結された、ステッチング部分のステッチング治具によって、前記タイヤ中間体にタイヤ構成部材を圧着するステッチング方法であって、
前記支点部分をステッチング動作中における前記タイヤ中間体のタイヤ幅方向に移動させる工程を含むことを特徴とする。
ここで、「ステッチング動作中」とは、タイヤ中間体にステッチングをする場合のみならず、タイヤ中間体をセットする動作も含むものとする。
本発明のステッチング方法は、ステッチング動作中におけるタイヤ中間体のタイヤ径方向に移動可能な支持部を前記タイヤ中間体のタイヤ径方向に移動させながら、一方側が前記支持部に配置された支点部分に連結され、前記支点部分を中心として回転運動可能なアームの他方側に連結された、ステッチング部分のステッチング治具によって、前記タイヤ中間体にタイヤ構成部材を圧着するステッチング方法であって、
ステッチング動作中に、前記支点部分と前記ステッチング部分とが、ステッチング動作中における前記タイヤ中間体のタイヤ赤道面を境界として互いに反対側に位置することを特徴とする。
本発明によれば、ステッチング治具をタイヤ中間体の所定の表面部分に対して垂直な方向に押圧することが可能なステッチング装置及ステッチング方法を提供することができる。
従来のステッチング装置の一例を示す図である。 従来のステッチング装置の他の例を示す図である。 本発明の第一の実施形態にかかるステッチング装置を示す図である。 本発明の第二の実施形態にかかるステッチング装置を示す図である。 本発明の第三の実施形態にかかるステッチング装置を示す図である。 支点部分が異なる軸上を移動可能である例を示す図である。 変位付与部の作用について説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に例示説明する。
<ステッチング装置>
図3は、本発明の第一の実施形態にかかるステッチング装置を示す図である。このステッチング装置は、タイヤ中間体にタイヤ構成部材を圧着するものであり、図3は、ステッチング動作中のステッチング装置の正面図(タイヤ中間体の側面図)である。
図3に示すように、このステッチング装置1は、ステッチング動作中におけるタイヤ中間体2のタイヤ径方向に移動可能な支持部3と、支持部3に配置された支点部分4と、を有している。図示例では、ステッチング装置1は、ステッチングの対象となるタイヤ中間体2のタイヤ径方向外側に設置されており、この状態において、支持部3は、(軸3aごと)タイヤ径方向に往復移動することができる。また、図示例で、このステッチング装置1は、支持部3に支点部分4を2つ有している。この支点部分4は、図示例で、タイヤ中間体2のタイヤ赤道面CLを境界とした対称な位置に1つずつ配置されている。また、支持部3は、軸3aに連結されており、この軸3aは、図示例で、タイヤ中間体2のタイヤ幅方向に延在しており、この延在方向を回転軸として回転可能である。
また、図3に示すように、このステッチング装置1は、一方側が支点部分4に連結され、支点部分4を中心として回転運動(この側面視における平面上の回転運動)可能なアーム5と、アーム5の他方側に連結された、ステッチング治具(この例では回転式のステッチングローラ)6aを有するステッチング部分6と、を備えている。なお、ステッチング治具は、回転式のステッチングローラ以外にも、回転しないタイプのものや、その他の既知のものを用いることができる。ステッチングローラ6aは、アーム5の延在方向を軸とした回転が可能であるように構成され、このステッチングローラ6aが回転しながら、タイヤ周方向に回転するタイヤ中間体2にタイヤ構成部材を圧着することにより、ステッチング動作がなされる。
ここで、第一の実施形態のステッチング装置1は、支点部分4が、ステッチング動作中におけるタイヤ中間体2のタイヤ幅方向に可動であるように構成されたことを特徴とするものである。
図3に示す例では、軸3aが軸3aの延在方向を軸として回転することにより、支持部3ごと支点部分4がこの軸3a上を移動するように構成されている。なお、支点部分4を可動とする方法は、この例に限らず、例えば、軸3aにスライド溝を設け、支持部3に該スライド溝に嵌合する凸部とによるスライド機構を設けることにより、支点部分4をタイヤ中間体2のタイヤ幅方向に可動とすることもできる。あるいは、例えば、支点部分4は、固定された支持部3に対してタイヤ中間体2のタイヤ幅方向に可動とすることもでき、他にも、支点部分4を、ステッチング動作中におけるタイヤ中間体2のタイヤ幅方向に可動であるように構成する任意の既知の手法を用いることができる。
以下、第一の実施形態の作用効果について説明する。
第一の実施形態のステッチング装置1によれば、図3に2点鎖線で示すように、支持部3がタイヤ中間体2のタイヤ径方向外側に移動した際にも、支点部分4をタイヤ中間体2のタイヤ幅方向内側に移動させることにより、アーム5のタイヤ径方向に対する傾斜角度を大きくすることができ、これにより、ステッチングローラ6aをタイヤ中間体2のサイドウォール部の表面に対して垂直に近い角度で当接させ、タイヤ構成部材を圧着させることができる。第一の実施形態によれば、支点部分4をタイヤ中間体2のタイヤ幅方向に可動にすることのみによる簡易な手法で、タイヤ構成部材を効果的に圧着させることができる。
そして、支点部分4の位置が可動であることにより、ステッチング動作の前に、タイヤサイズに応じてステッチングローラ6aがタイヤ中間体2に当接する角度が最適となるように、初期位置を定めることもできる。
図4は、本発明の第二の実施形態にかかるステッチング装置を示す図である。このステッチング装置は、タイヤ中間体にタイヤ構成部材を圧着するものであり、図4は、ステッチング動作中のステッチング装置の正面図(タイヤ中間体の側面図)である。
図3に示す第一の実施形態と同様に、このステッチング装置1は、ステッチング動作中におけるタイヤ中間体2のタイヤ径方向に移動可能な支持部3と、支持部3に配置された支点部分4と、を有している。図示例では、ステッチング装置1は、ステッチングの対象となるタイヤ中間体2のタイヤ径方向外側に設置されており、この状態において、支持部3は、タイヤ径方向に往復移動することができる。また、図示例で、このステッチング装置1は、支持部3に支点部分4を2つ有している。この支点部分4は、図示例で、タイヤ中間体2のタイヤ赤道面CLを境界とした対称な位置に1つずつ配置されている。また、支持部3は、軸3bに連結されている。
また、第一の実施形態と同様に、このステッチング装置1は、一方側が支点部分4に連結され、支点部分4を中心として回転運動(この側面視における平面上の回転運動)可能なアーム5と、アーム5の他方側に連結された、ステッチングローラ6aを有するステッチング部分6と、を備えている。ステッチングローラ6aは、アーム5の延在方向を軸とした回転が可能であるように構成され、このステッチングローラ6aが回転しながら、タイヤ周方向に回転するタイヤ中間体2にタイヤ構成部材を圧着することにより、ステッチング動作がなされる。
ここで、第二の実施形態のステッチング装置1は、支点部分4とステッチング部分6とが、ステッチング動作中におけるタイヤ中間体2のタイヤ赤道面CLを境界として互いに反対側に位置するように構成されたことを特徴とするものである。すなわち、2つのアーム5が互いに交差するように配置されている。
以下、第二の実施形態の作用効果について説明する。
第二の実施形態のステッチング装置1によれば、支点部分4が、アーム5を介して連結されるステッチングローラ6aとタイヤ赤道面CLを境界とした反対側に位置するため、アーム5のタイヤ径方向に対する傾斜角度をより大きくすることができ、これにより、ステッチングローラ6aをタイヤ中間体2の表面に対して垂直に近い角度で当接させ、タイヤ構成部材を圧着させることができる。さらに、第二の実施形態によれば、支点部分4からステッチング部分6までのアーム5の長さを長くすることができるため、ステッチングローラ6aをタイヤ中間体2のサイドウォール部に当接させやすくなる。第二の実施形態によれば、支点部分の位置を上記の位置とすることのみによる簡易な手法で、タイヤ構成部材を効果的に圧着させることができる。
図5は、本発明の第三の実施形態にかかるステッチング装置を示す図である。このステッチング装置は、タイヤ中間体にタイヤ構成部材を圧着するものであり、図5は、ステッチング動作中のステッチング装置の正面図(タイヤ中間体の側面図)である。
図3に示す第一の実施形態と同様に、第三の実施形態のこのステッチング装置1は、ステッチング動作中におけるタイヤ中間体2のタイヤ径方向に移動可能な支持部3と、支持部3に配置された支点部分4と、を有している。図示例では、ステッチング装置1は、ステッチングの対象となるタイヤ中間体2のタイヤ径方向外側に設置されており、この状態において、支持部3は、タイヤ径方向に往復移動することができる。また、図示例で、このステッチング装置1は、支持部3に支点部分4を2つ有している。この支点部分4は、図示例で、タイヤ中間体2のタイヤ赤道面CLを境界とした対称な位置に1つずつ配置されている。また、支持部3は、タイヤ中間体2の周方向と同じ方向に回転可能な軸3aに連結されている。
また、第一及び第二の実施形態と同様に、このステッチング装置1は、一端が支点部分4に連結され、支点部分4を中心として回転運動(この側面視における平面上の回転運動)可能なアーム5と、アーム5の他端に連結された、ステッチングローラ6aを有するステッチング部分6と、を備えている。ステッチングローラ6aは、アーム5の延在方向を軸とした回転が可能であるように構成され、このステッチングローラ6aが回転しながら、タイヤ周方向に回転するタイヤ中間体2にタイヤ構成部材を圧着することにより、ステッチング動作がなされる。
さらに、図5に示すように、このステッチング装置1では、支点部分4とステッチング部分6とが、ステッチング動作中におけるタイヤ中間体2のタイヤ赤道面CLを境界として互いに反対側に位置するように構成されている。すなわち、2つのアーム5が互いに交差するように配置されている。
上記のように、図5に示す第三の実施形態のステッチング装置1は、支点部分4が、ステッチング動作中におけるタイヤ中間体2のタイヤ幅方向に可動であるように構成され、かつ、支点部分4とステッチング部分6とが、ステッチング動作中におけるタイヤ中間体2のタイヤ赤道面CLを境界として互いに反対側に位置するように構成されたことを特徴とするものである。
以下、第三の実施形態の作用効果について説明する。
第三の実施形態によれば、まず、第二の実施形態の場合と同様に、支点部分4が、アーム5を介して連結されるステッチングローラ6aとタイヤ赤道面CLを境界とした反対側に位置するため、アーム5のタイヤ径方向に対する傾斜角度をより大きくすることができ、さらに、第一の実施形態の場合と同様に、支点部分4がタイヤ中間体2のタイヤ幅方向に可動であるため、アーム5のタイヤ径方向に対する傾斜角度をより大きくすることができる。従って、第三の実施形態によれば、より一層、ステッチングローラ6aをタイヤ中間体2の表面に垂直に近い角度で圧着させることができる。また、第一の実施形態と同様に、支点部分4の位置が可動であることにより、ステッチング動作の前に、タイヤサイズに応じてステッチングローラ6aがタイヤ中間体2に当接する角度が最適となるように位置させることができる。さらに、第二の実施形態と同様に、支点部分4からステッチング部分6までのアーム5の長さを長くすることができるため、ステッチングローラ6aをタイヤ中間体2のサイドウォール部に当接させやすくなる。
なお、本発明においては、図3に示した第一の実施形態のように、タイヤ中間体2のタイヤ幅方向に可動な支点部分4を、アーム5を介して連結されるステッチング部分6とタイヤ赤道面CLを境界とする同一側に配置してもよく、この場合でもタイヤ中間体2のサイドウォール部のタイヤ径方向最内側から最外側までの部分に、ステッチングローラ6aが当接できるようにアーム5の長さを設定すれば良い。
ここで、図3、図5にそれぞれ示した、第一及び第三の実施形態においては、2つの支点部分4が、同一の軸(軸3a)上に配置されている。そして、支点部分4は、この軸3a上を可動となっており、軸3aが回転することにより、2つの支点部分4を連動させて軸3a上をタイヤ中間体2のタイヤ幅方向に対称に移動させることができる。従って、簡素な手法により、支点部分4をタイヤ中間体2のタイヤ幅方向に可動とすることができる。
一方で、図6に示すように、2つの支持部3に配置された支点部分4が、それぞれ異なる軸(軸3a)上に配置され、支点部分4が、それぞれ異なる軸(軸3a)上で可動となるように構成することもできる。これによれば、支点部分4は、タイヤ中間体2のタイヤ幅方向において、より広範囲に移動することができる。
なお、図6に示すように、2つの軸3aの回転を、回転ベルト7を用いて同期させることが好ましい。2つの支点部分4を連動させて、タイヤ中間体2のタイヤ幅方向に対称に移動させることができるからである。また、回転ベルト7による2つの軸3aの連結を解除することにより、片側のアーム5のみを移動させたり、2つのステッチング部分を連動させずにステッチング動作を行ったりすることもできる。なお、回転ベルト7の代わりに歯車(ギア)を用いて2つの軸3aの回転を同期させてもよい。
ここで、本発明のステッチング装置においては、所定の場合において、支点部分4が、ステッチング動作中において、ステッチングローラ6aがタイヤ中間体2のサイドウォール部の表面に垂直な方向から圧着可能となるように、タイヤ中間体2の所定のタイヤ幅方向位置に移動可能であるように構成されていることが好ましい。
特に、サイドウォール部の折り返し部の位置がタイヤ径方向のより外側に位置するSUV(多目的スポーツ車)サイズのタイヤにおいては、サイドウォール部のタイヤ径方向外側においても、ステッチングローラ6aをサイドウォール部表面に垂直に近い角度で圧着させることが必要となるため、それが可能であるように、支点部分4がタイヤ中間体2の所定のタイヤ幅方向位置に移動可能であることが好ましいからである。
また、本発明のステッチング装置においては、別の所定の場合において、支点部分4が、ステッチング動作中におけるタイヤ中間体2の所定のタイヤ幅方向位置に固定されるように構成されていることが好ましい。
サイドウォール部の折り返し部分の高さがさほど高くないタイヤサイズのタイヤについては、支点部分4を固定して、垂直からある程度傾斜した角度でステッチングしても十分であるため、簡素な動作で済むからである。
さらに、本発明のステッチング装置においては、図7に示すように、アーム5を回転させるための変位付与部(シリンダ)8をさらに有し、変位付与部8が、支点部分4を基準としてステッチング部分6の反対側に配置され、支点部分4からステッチング部分6までのアーム5の長さは、支点部分4から変位付与部8までのアーム5の長さより長いことが好ましい。
これにより、変位付与部8により、アーム5の支点部分4を基準とする一方側に小さな変位を与えるだけで、モーメントの作用により、アーム5の他方側を大きく変位させることができるため、より小さな回転方向の変位でアーム5により大きな回転運動を与えることができるからである。
また、図7に示すように、アーム5は、ステッチング動作中におけるタイヤ中間体2の外輪郭に沿って屈曲した形状であることが好ましい。
タイヤ中間体2とアーム5とが干渉してしまうのを避けることができるからである。
なお、「屈曲」とは、図7に示すような湾曲形状や、図5に示すような、屈曲点5aを有した屈曲形状や、円弧形状、凸形状など、タイヤ中間体2との干渉を避けることのできる様々な形状を含むものとする。
ここで、本発明のステッチング装置1において、アーム5の長さは、支持部3がタイヤ中間体2のタイヤ径方向最内側位置に位置した際に、ステッチング部分6がタイヤ中間体2のステッチング対象部分のタイヤ径方向最内側位置に届く長さとすることが好ましい。支点部分4のタイヤ中間体2のタイヤ幅方向への移動を1軸又は2軸による簡易な手法で実現することができるからである。
一方で、ステッチング装置1を小型化するという観点からは、アーム5の長さは、タイヤ中間体2のタイヤ幅方向最大長さの2倍以下とすることが好ましい。
<ステッチング方法>
まず、本発明の第一の実施形態によるステッチング方法について説明する。
図3に戻って、第一の実施形態によるステッチング方法では、ステッチング動作中におけるタイヤ中間体2のタイヤ径方向に移動可能な支持部3をタイヤ中間体2のタイヤ径方向に移動させながら、一方側が支持部3に配置された支点部分4に連結され、支点部分4を中心として回転運動可能なアーム5の他方側に連結された、ステッチング部分6のステッチングローラ6aによって、タイヤ中間体2にタイヤ構成部材を圧着する。
そして、支持部3をタイヤ中間体2のタイヤ径方向に移動させるに伴い、支点部分4をステッチング動作中におけるタイヤ中間体2のタイヤ幅方向に移動させる。特に、図3に実線と二点鎖線とで示すように、支持部3をタイヤ中間体2のタイヤ径方向外側に移動させるにつれ、支点部分4を図示例では支持部3ごと、タイヤ中間体2のタイヤ幅方向内側に近づける。
本発明の第一の実施形態にかかるステッチング方法によれば、アーム5のタイヤ径方向に対する傾斜角度を大きくすることができ、これにより、ステッチングローラ6aをタイヤ中間体2のサイドウォール部の表面に対して垂直に近い角度で当接させ、上述したのと同様に、ステッチングローラ6aを回転させながら、タイヤ周方向に回転するタイヤ中間体2にタイヤ構成部材を圧着させることができる。第一の実施形態のステッチング方法によれば、支点部分4をタイヤ中間体2のタイヤ幅方向に可動にすることのみによる簡易な手法で、タイヤ構成部材を効果的に圧着させることができる。
そして、支点部分4の位置が可動であることにより、ステッチング動作の前に、タイヤサイズに応じてステッチングローラ6aがタイヤ中間体2に当接する角度が最適となるように、初期位置を定めることもできる。
次に、本発明の第二の実施形態にかかるステッチング方法について説明する。
図4に戻って、第二の実施形態によるステッチング方法では、ステッチング動作中におけるタイヤ中間体2のタイヤ径方向に移動可能な支持部3をタイヤ中間体2のタイヤ径方向に移動させながら、一方側が支持部3に配置された支点部分4に連結され、支点部分4を中心として回転運動可能なアーム5の他方側に連結された、ステッチング部分6のステッチングローラ6aによって、タイヤ中間体2にタイヤ構成部材を圧着する。
そして、ステッチング動作中に、支点部分4とステッチング部分6とが、ステッチング動作中におけるタイヤ中間体2のタイヤ赤道面CLを境界として互いに反対側に位置する。
これにより、支点部分4が、アーム5を介して連結されるステッチングローラ6aとタイヤ赤道面CLを境界とした反対側に位置するため、アーム5のタイヤ径方向に対する傾斜角度をより大きくすることができ、これにより、ステッチングローラ6aをタイヤ中間体2の表面に対して垂直に近い角度で当接させ、タイヤ構成部材を圧着させることができる。さらに、第二の実施形態のステッチング方法によれば、支点部分4からステッチング部分6までのアーム5の長さを長くすることができるため、ステッチングローラ6aをタイヤ中間体2のサイドウォール部に当接させやすくなる。第二の実施形態のステッチング方法によれば、支点部分4の位置を上記の位置とすることのみによる簡易な手法で、タイヤ構成部材を効果的に圧着させることができる。
次に、本発明の第三の実施形態にかかるステッチング方法について説明する。
図5に戻って、第三の実施形態によるステッチング方法では、基本的には、図3に示す第一の実施形態と同様の動作を行うものであるが、ステッチング動作中に、支点部分4とステッチング部分6とが、ステッチング動作中におけるタイヤ中間体2のタイヤ赤道面CLを境界として互いに反対側に位置する。
そして、支持部3をタイヤ中間体2のタイヤ径方向に移動させるに伴い、支点部分4をステッチング動作中におけるタイヤ中間体2のタイヤ幅方向に移動させる。特に、図5に実線と二点鎖線とで示すように、支持部3をタイヤ中間体2のタイヤ径方向外側に移動させるにつれ、支点部分4を図示例では支持部3ごと、タイヤ中間体2のタイヤ幅方向内側に近づける。
第三の実施形態によるステッチング方法によれば、支点部分4がタイヤ中間体2のタイヤ幅方向に可動であることと、支点部分4が、アーム5を介して連結されるステッチングローラ6aとタイヤ赤道面CLを境界とした反対側に位置することとの両方の効果により、アーム5のタイヤ径方向に対する傾斜角度を大きくすることができ、これにより、ステッチングローラ6aをタイヤ中間体2のサイドウォール部の表面に対して垂直に近い角度で当接させることができる。これにより、ステッチングにおいて、タイヤ径方向の最内側位置からタイヤ径方向の最外側位置にかけて、常に垂直に近い角度でステッチングローラ6aをタイヤ中間体2に当接させることができる。また、支点部分4からステッチング部分6までのアーム5の長さを長くすることができるため、ステッチングローラ6aをタイヤ中間体2のサイドウォール部に当接させやすくなる。従って、ステッチングローラ6aを回転させながら、タイヤ周方向に回転するタイヤ中間体2にタイヤ構成部材を圧着させることができる。
さらに、支点部分4の位置が可動であることにより、ステッチング動作の前に、タイヤサイズに応じてステッチングローラ6aがタイヤ中間体2に当接する角度が最適となるように、初期位置を定めることもできる。
なお、本発明のステッチング方法においては、図3に示すように、ステッチング動作中に、支点部分4とステッチング部分6とが、ステッチング動作中におけるタイヤ中間体2のタイヤ赤道面CLを境界とした同一側に位置するようにしてもよく、この場合でもタイヤ中間体2のサイドウォール部のタイヤ径方向最内側から最外側までの部分に、ステッチングローラ6aが当接できるようにアーム5の長さを設定すれば良い。
また、本発明のステッチング方法にあっては、同一軸(図3、図5の軸3a)上に配置された2つの支点部分4を、該同一軸上で移動させる工程を含むことが好ましい。支点部分4は、この軸3a上を可動となっており、軸3aが回転することにより、2つの支点部分4を連動させて軸3a上をタイヤ中間体2のタイヤ幅方向に対称に移動させることができるからである。従って、簡素な手法により、支点部分4をタイヤ中間体2のタイヤ幅方向に可動とすることができる。
さらに、図6に戻って、本発明のステッチング方法においては、異なる2つの軸上に配置された2つの支点部分4を、それぞれ異なる軸上で移動させる工程を含むことが好ましい。これによれば、支点部分4は、タイヤ中間体2のタイヤ幅方向において、より広範囲に移動することができる。
なお、本発明のステッチング方法では、図6に示すように、2つの軸3aの回転を、回転ベルト7を用いて同期させることが好ましい。2つの支点部分4を連動させて、タイヤ中間体2のタイヤ幅方向に対称に移動させることができるからである。また、回転ベルト7による2つの軸3aの連結を解除することにより、片側のアーム5のみを移動させたり、2つのステッチング部分を連動させずにステッチング動作を行ったりすることもできる。なお、回転ベルト7の代わりに歯車(ギア)を用いて2つの軸3aの回転を同期させてもよい。
ここでまた、本発明のステッチング方法においては、所定の場合において、ステッチング動作中において、ステッチングローラ6aがタイヤ中間体3のサイドウォール部の所定の位置での表面に垂直な方向から圧着可能となるように、支点部分4をタイヤ中間体2の所定のタイヤ幅方向位置に移動させる工程を含むことが好ましい。
特に、サイドウォール部の折り返し部の位置がタイヤ径方向のより外側に位置するSUV(多目的スポーツ車)サイズのタイヤにおいては、サイドウォール部のタイヤ径方向外側においても、ステッチングローラ6aをサイドウォール部表面に垂直に近い角度で圧着させることが必要となるため、それが可能であるように、支点部分4がタイヤ中間体2の所定のタイヤ幅方向位置に移動させることが好ましいからである。
さらに、本発明のステッチング方法では、別の所定の場合において、ステッチング動作中において、タイヤ中間体2の所定のタイヤ幅方向位置に固定させる工程を含むことが好ましい。サイドウォール部の折り返し部分の高さがさほど高くないタイヤサイズのタイヤについては、支点部分4を固定して、垂直からある程度傾斜した角度でステッチングしても十分であるため、簡素な動作で済むからである。
また、本発明のステッチング方法では、支点部分4を基準としてステッチング部分6の反対側に配置された変位付与部(シリンダ)8を動作させることにより、アーム5を、支点部分4を中心として回転運動させる工程を含み、支点部分4からステッチング部分6までのアーム5の長さは、支点部分4から変位付与部8までのアーム5の長さより長いことが好ましい。
これにより、変位付与部8により、アーム5の支点部分4を基準とする一方側に小さな変位を与えるだけで、モーメントの作用により、アーム5の他方側を大きく変位させることができるため、より小さな回転方向の変位でアーム5により大きな回転運動を与えることができるからである。
さらに、本発明のステッチング方法では、アーム5は、ステッチング動作中におけるタイヤ中間体2の外輪郭に沿って屈曲した形状であることが好ましい。上述したように、タイヤ中間体2とアーム5とが干渉してしまうのを避けることができるからである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、種々の変形、変更が可能である。
1 ステッチング装置
2 タイヤ中間体
3 支持部
3a 軸
3b 軸
4 支点部分
5 アーム
6 ステッチング部分
6a ステッチングローラ
7 回転ベルト
8 変位付与部(シリンダ)
CL タイヤ赤道面

Claims (20)

  1. タイヤ中間体にタイヤ構成部材を圧着するステッチング装置であって、
    前記タイヤ中間体のタイヤ径方向に移動可能な支持部と、
    前記支持部に配置された支点部分と、
    一方側が前記支点部分に連結され、前記支点部分を中心として回転運動可能なアームと、
    前記アームの他方側に連結された、ステッチング治具を有するステッチング部分と、を備え、
    前記支点部分が、ステッチング動作中における前記タイヤ中間体のタイヤ幅方向に可動であるように構成されたことを特徴とする、ステッチング装置。
  2. タイヤ中間体にタイヤ構成部材を圧着するステッチング装置であって、
    前記タイヤ中間体のタイヤ径方向に移動可能な支持部と、
    前記支持部に配置された支点部分と、
    一方側が前記支点部分に連結され、前記支点部分を中心として回転運動可能なアームと、
    前記アームの他方側に連結された、ステッチング治具を有するステッチング部分と、を備え、
    前記支点部分と前記ステッチング部分とが、前記タイヤ中間体のタイヤ赤道面を境界として互いに反対側に位置するように構成されたことを特徴とする、ステッチング装置。
  3. 前記支点部分と前記ステッチング部分とが、前記タイヤ中間体のタイヤ赤道面を境界として互いに反対側に位置するように構成された、請求項1に記載のステッチング装置。
  4. 前記支点部分と前記ステッチング部分とが、前記タイヤ中間体のタイヤ赤道面を境界とした同一側に位置するように構成された、請求項1に記載のステッチング装置。
  5. 2つの前記支点部分を有し、
    前記2つの支点部分が、同一軸上に配置され、
    前記2つの支点部分が、前記同一軸上を可動である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のステッチング装置。
  6. 2つの前記支点部分を有し、
    前記2つの支点部分が、異なる軸上に配置され、
    前記2つの支点部分が、それぞれ前記異なる軸上を可動である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のステッチング装置。
  7. 前記支点部分が、前記ステッチング治具が前記タイヤ中間体の前記サイドウォール部の所定の位置での表面に垂直な方向から圧着可能となるように、前記タイヤ中間体の所定のタイヤ幅方向位置に移動可能であるように構成された、請求項1〜6のいずれか一項に記載のステッチング装置。
  8. 前記支点部分が、前記タイヤ中間体の所定のタイヤ幅方向位置に固定されるように構成された、請求項1〜7のいずれか一項に記載にステッチング装置。
  9. 前記アームを回転させるための変位付与部をさらに有し、
    前記変位付与部が、前記支点部分を基準として、前記ステッチング部分の反対側に配置され、
    前記支点部分から前記ステッチング部分までの前記アームの長さは、前記支点部分から前記変位付与部までの前記アームの長さより長い、請求項1〜8のいずれか一項に記載のステッチング装置。
  10. 前記アームは、前記タイヤ中間体の外輪郭に沿って屈曲した形状である、請求項1〜9のいずれか一項に記載のステッチング装置。
  11. ステッチング動作中におけるタイヤ中間体のタイヤ径方向に移動可能な支持部を前記タイヤ中間体のタイヤ径方向に移動させながら、一方側が前記支持部に配置された支点部分に連結され、前記支点部分を中心として回転運動可能なアームの他方側に連結された、ステッチング部分のステッチング治具によって、前記タイヤ中間体にタイヤ構成部材を圧着するステッチング方法であって、
    前記支点部分をステッチング動作中における前記タイヤ中間体のタイヤ幅方向に移動させる工程を含むことを特徴とする、ステッチング方法。
  12. ステッチング動作中におけるタイヤ中間体のタイヤ径方向に移動可能な支持部を前記タイヤ中間体のタイヤ径方向に移動させながら、一方側が前記支持部に配置された支点部分に連結され、前記支点部分を中心として回転運動可能なアームの他方側に連結された、ステッチング部分のステッチング治具によって、前記タイヤ中間体にタイヤ構成部材を圧着するステッチング方法であって、
    ステッチング動作中に、前記支点部分と前記ステッチング部分とが、ステッチング動作中における前記タイヤ中間体のタイヤ赤道面を境界として互いに反対側に位置することを特徴とする、ステッチング方法。
  13. ステッチング動作中に、前記支点部分と前記ステッチング部分とが、ステッチング動作中における前記タイヤ中間体のタイヤ赤道面を境界として互いに反対側に位置する、請求項11に記載のステッチング方法。
  14. ステッチング動作中に、前記支点部分と前記ステッチング部分とが、ステッチング動作中における前記タイヤ中間体のタイヤ赤道面を境界とした同一側に位置する、請求項11に記載のステッチング方法。
  15. 同一軸上に配置された2つの前記支点部分を、該同一軸上で移動させる工程を含む、請求項11〜14のいずれか一項に記載のステッチング方法。
  16. 異なる2つの軸上に配置された2つの前記支点部分を、それぞれ前記異なる軸上で移動させる工程を含む、請求項11〜14のいずれか一項に記載のステッチング方法。
  17. ステッチング動作中において、前記ステッチング治具が前記タイヤ中間体の前記サイドウォール部の所定の位置での表面に垂直な方向から圧着可能となるように、前記支点部分を前記タイヤ中間体の所定のタイヤ幅方向位置に移動させる工程を含む、請求項11〜16のいずれか一項に記載のステッチング方法。
  18. ステッチング動作中において、前記タイヤ中間体の所定のタイヤ幅方向位置に固定させる工程を含む、請求項11〜17のいずれか一項に記載のステッチング方法。
  19. 前記支点部分を基準として前記ステッチング部分の反対側に配置された変位付与部を動作させることにより、前記アームを、前記支点部分を中心として回転運動させる工程を含み、
    前記支点部分から前記ステッチング部分までの前記アームの長さは、前記支点部分から前記変位付与部までの前記アームの長さより長い、請求項11〜18のいずれか一項に記載のステッチング方法。
  20. 前記アームは、ステッチング動作中における前記タイヤ中間体の外輪郭に沿って屈曲した形状である、請求項11〜19のいずれか一項に記載のステッチング方法。
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