JP2011037048A - ステッチング装置 - Google Patents

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Masafumi Nakagawa
雅文 中川
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Abstract

【課題】ゴムガソリンの使用なしでも、シワを発生させずに部材の折込みステッチングを行うことができるステッチング装置を提供する。
【解決手段】タイヤ成型ドラム30上に配置されたタイヤ構成部材12の表面に、折込み部材11圧着するステッチング装置である。回転可能な複数個のロール1が軸方向に配列されて、ロール本体2に対し伸縮自在に取着されてなるステッチングロール10を備える。ロール本体2は、タイヤ成型ドラム30上に配置されたタイヤ構成部材12表面に追従して、傾斜角度を変更可能に形成されていることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明はステッチング装置に関し、詳しくは、グリーンタイヤ(生タイヤ)の製造工程において、成型ドラム上に配置されたタイヤ構成部材の表面に、折込み部材を圧着するために用いられるステッチング装置に関する。
グリーンタイヤの製造工程においては、タイヤ成型ドラム上に配置されたタイヤ構成部材の表面に、他のタイヤ構成部材を順次積層して圧着させる工程が繰り返し行われる。この際、積層したタイヤ構成部材同士を密着させるために、部材の表面を押圧してステッチングを行うステッチング装置が用いられている。
従来のステッチング装置としては、例えば、特許文献1に開示されているように、回転自在なステッチングロールをドラム幅方向に一対で設けて、幅方向中心から両側に対称に移動させてステッチングを行う装置が知られている。
ところで、ステッチングを行う際、特に、カーカスプライやトレッド等の折込み部材のステッチングをステッチングロールを用いて行う際には、成型ドラム上にてそのまま部材の折込みステッチングを行うと、部材の貼り付け径差に起因するシワ核が発生する場合があった。ステッチング中に、いったん部材にシワが生じてしまうと、貼り付けた部材を一度剥がして貼り直す等の手直しが必要となるため、シワを生じさせずにステッチングを行うことが求められている。
これに対し、低タッキネスのタイヤ構成部材表面にゴムガソリンを塗布して、部材のタッキネスレベルを上げることが行われている。これにより、折込みステッチング中に成型ドラムが正逆回転することで、高タック状態の部材が粘弾性効果を発揮して、径差がある場合でも、部材をシワなく均一に貼り付けることが可能となる。また、バイアス成型機においては、丸ロールとギザギザロールとからなる2枚のロールを使用して癖付けを行うことで、ステッチング中におけるシワ発生の防止を図ることも行われている。
特開2007−223223号公報(段落[0004],図5A等)
しかしながら、ゴムガソリンの塗布によりシワの発生を防止する技術では、ゴムガソリンの使用に起因して、火災や発火のリスクが生ずるという問題があった。また、ゴムガソリンを塗布する際に、作業者が回転するドラムに手を出すことによる、安全面での問題もあった。
これに対し、ドラムの回転速度を低速化してステッチングを行えば、ゴムガソリンを使用しなくても、シワの発生なしで部材を折込むことが可能であるが、この場合、成型工程自体に時間を要することとなるため、生産性が低下してしまうという難点があった。また、従来のステッチングロールでは、図3に示すように、1つのロール20がドラム30の軸方向に移動して、部材11のステッチングを行う。したがって、例えば、ビード、ビードフィラーおよび1層目のプライの成型後に、2層目のプライを折込み部材としてステッチングする場合には、図3に示すロール20を軸方向に移動させながら行うステッチングと、図4(a),(b)に示すサイドロール21でのステッチングおよびゴムロール22でのステッチングとで、計3ステップのステッチング工程を順次実施する必要があった。さらに、従来技術では、タイヤサイズによってロールの移動条件が異なるため、毎回の設定が煩雑であるという難点もあった。
そこで本発明の目的は、ゴムガソリンの使用なしでも、従来のような問題を生ずることなく、かつ、シワを発生させずに部材の折込みステッチングを行うことができるステッチング装置を提供することにある。
本発明者は鋭意検討した結果、従来のステッチングロールに代えて、一列に配列された複数個のロールがロール本体に対し伸縮自在に取着されてなる分割式のステッチングロールを使用して、部材の癖付けとステッチングとを同時に行うものとすることで、上記したようなシワ核の発生を抑制することが可能となることを見出して、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明のステッチング装置は、タイヤ成型ドラム上に配置されたタイヤ構成部材の表面に、折込み部材を圧着するステッチング装置であって、
回転可能な複数個のロールが軸方向に配列されて、ロール本体に対し伸縮自在に取着されてなるステッチングロールを備えることを特徴とするものである。
本発明においては、前記ロール本体が、前記タイヤ成型ドラム上に配置されたタイヤ構成部材表面に追従して、傾斜角度を変更可能に形成されていることが好ましい。
本発明によれば、上記構成としたことにより、低タックの部材でも、ゴムガソリンの使用なしで、シワを発生させずに折込みステッチングを行うことができるステッチング装置を実現することが可能となった。
本発明のステッチング装置を用いたステッチング工程を示す概略説明図である。 (a),(b)は、本発明のステッチング装置を用いたステッチング工程を示す概略説明図である。 従来の1ロール方式のステッチング装置を用いたステッチング工程を示す概略説明図である。 (a),(b)は、従来の1ロール方式のステッチング装置を用いたステッチング工程を示す概略説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1に、本発明のステッチング装置を用いたステッチング工程を示す概略説明図を示す。本発明のステッチング装置は、タイヤ成型ドラム30上に配置されたタイヤ構成部材12の表面に、折込み部材11を圧着する際に用いられるものである。
図示するように、本発明のステッチング装置は、回転可能な複数個のロール1が軸方向に配列されて、ロール本体2に対し伸縮自在に取着されてなるステッチングロール10を備える点に特徴を有する。かかるステッチングロール10を用いてステッチングを行うものとすることで、図2(a)に示すように、タイヤ成型ドラム30上の折込み部材11に対して、分割式のロール1を各々伸縮させることで、一回のステッチング動作により、折込み部材11を、タイヤ成型ドラム30上に配置されたタイヤ構成部材12に追従させて、容易に癖付けを行うことが可能となる。この際に、同時にタイヤ成型ドラム30が回転することで、周方向にわたって癖付けを実施することができる。ここで、本発明においてロール1が伸縮自在とは、図示するように、ロール本体2に対する各ロール1の取着部が伸縮して、ロール本体2に対する各ロール1の取着方向の位置(距離)が変動可能であることを意味している。なお、各ロール1の伸縮動作は、例えば、エアシリンダー等を用いて行うことができる。
本発明において好適には、図2(b)に示すように、ロール本体2を、タイヤ成型ドラム30上に配置されたタイヤ構成部材12表面に追従して、傾斜角度が変更可能となるように形成する。分割式のロール1の集合体であるステッチングロール10自体が、タイヤ構成部材12の形状に沿って、その傾斜角度を変えて、旋回できるものとすることで、ステッチングロール10のみを用いて、折込み部材11全体を容易に折り込むことが可能となる。この傾斜角度の変更動作は、例えば、各ロール1の上下伸縮動作と連動させるか、または、ステッチングロール10のドラム軸方向の移動量と連動させるなどにより、制御すればよい。
本発明のステッチング装置によれば、ゴムガソリンの使用を低減できるので、ゴムガソリンに起因する火災発生のリスクを低減することができる。また、ゴムガソリンの塗布作業を省略できるので、ドラムなどの回転体に対する作業者の手出し作業を排除でき、危険リスクを排除できる。さらに、部材表面が低タックでも、ドラム回転の低速化に頼らずに折込み部材をステッチングすることが可能となるので、生産性の維持、向上を図ることができる。さらにまた、成型タイヤサイズによらずにステッチングを実施できるので、部材の折込みステッチングプロセスを一本化して、従来の作業の煩雑さを解消できる点でもメリットがある。さらに加えて、従来の1つのロールを用いた方式と比較して、ステッチングをより完全に行うことが可能であるという利点もある。
本発明において、ステッチングロール10を構成するロール1としては、従来ステッチングに用いられているのと同様のものを用いることができ、材質や形状等には特に制限はない。また、ロール本体2についても、図示するように、複数個のロール1を伸縮自在に取着することができるものであればよく、その材質や取着構造等には特に制限はない。
本発明のステッチング装置においては、上記ステッチングロール10を備える以外の点については特に制限はなく、常法に従い適宜構成することができる。本発明のステッチング装置は、例えば、ラジアルタイヤにおけるプライ折込みやサイドトレッド折込み、サイド/ゴムチェーファー折込み、トップトレッド折込み、バイアスタイヤにおけるプライ折込みやサイド折込み等の、タイヤを構成する各種折込み部材のステッチングに適用することが可能である。
1 ロール
2 ロール本体
10,20 ステッチングロール
11 折込み部材
12 タイヤ構成部材
21 サイドロール
22 ゴムロール
30 タイヤ成型ドラム

Claims (2)

  1. タイヤ成型ドラム上に配置されたタイヤ構成部材の表面に、折込み部材を圧着するステッチング装置であって、
    回転可能な複数個のロールが軸方向に配列されて、ロール本体に対し伸縮自在に取着されてなるステッチングロールを備えることを特徴とするステッチング装置。
  2. 前記ロール本体が、前記タイヤ成型ドラム上に配置されたタイヤ構成部材表面に追従して、傾斜角度を変更可能に形成されている請求項1記載のステッチング装置。
JP2009184058A 2009-08-07 2009-08-07 ステッチング装置 Pending JP2011037048A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021034438A1 (en) * 2019-08-21 2021-02-25 Bridgestone Americas Tire Operations, Llc Apparatus and method for automatic tire ply stitching
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US11691369B2 (en) 2019-08-21 2023-07-04 Bridgestone Americas Tire Operations, Llc Apparatus and method for automatic tire ply sitiching

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