JP6620560B2 - 空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents
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Description
(1)多数のコードを含むカーカスシートを準備する工程
(2)上記カーカスシートを円筒状のドラムに巻回してカーカスプライを形成する工程
(3)上記カーカスプライを含む、ローカバーを準備する工程
及び
(4)上記ローカバーをモールド内で加圧及び加熱する工程
を含んでいる。この製造方法では、上記カーカスシートは矩形状を呈している。このカーカスシートにおいて、幅方向の一方の縁が第一側縁であり、その他方の縁が第二側縁である。このカーカスシートにおいて、長さ方向の一方の縁が前縁であり、その他方の縁が後縁である。上記カーカスシートにおいて、上記多数のコードは間隔をあけてその長さ方向に並列されている。それぞれのコードは、その幅方向に対して傾斜して延在している。このコードの傾斜角度の絶対値は、1°以上5°以下である。上記多数のコードは、メインコードと、フロントコードと、リアコードとを含んでいる。上記メインコードは、上記第一側縁と上記第二側縁との間を架け渡している。上記フロントコードは、上記第一側縁と上記前縁との間を架け渡している。上記リアコードは、上記後縁と上記第二側縁とを架け渡している。上記カーカスプライを形成する工程において、上記カーカスシートは、その長さ方向を上記ドラムの回転方向と一致させてこのドラムに巻回されており、上記カーカスシートの前縁部分にこのカーカスシートの後縁部分を重ね合わせて、接合部が形成されている。上記接合部は上記フロントコード及び上記リアコードを含んでおり、この接合部の長さは4mm以上7mm以下である。
図1には、空気入りタイヤ32が示されている。図1において、上下方向がタイヤ32の半径方向であり、左右方向がタイヤ32の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ32の周方向である。図1において、一点鎖線CLはタイヤ32の赤道面を表わす。このタイヤ32の形状は、トレッドパターンを除き、赤道面に対して対称である。
以上説明されたタイヤ32は、次のようにして製造される。このタイヤ32の製造では、複数のゴム部材がアッセンブリーされて、前述されたカーカスプライ56を含むローカバー(未加硫タイヤ32)が得られる。このローカバーが、モールド(図示されず)に投入される。ローカバーの外面は、モールドのキャビティ面と当接する。図示されていないが、ローカバーの内面はブラダー又は中子に当接する。ローカバーは、モールド内で加圧及び加熱される。加圧及び加熱により、ローカバーのゴム組成物が流動する。加熱によりゴムが架橋反応を起こし、タイヤ32が得られる。このタイヤ32の製造方法は、カーカスプライ56を含む、ローカバーを準備する工程、このローカバーをモールドに投入する工程、及び、このローカバーをモールド内で加圧及び加熱する工程を含んでいる。
このタイヤ32の製造では、カーカスプライ56は次のようにして形成される。このタイヤ32の製造では、カーカスプライ56の形成のために、カーカスシートが準備される。前述したように、カーカスプライ56は多数のコード62を含んでいる。したがってこのカーカスシートも、多数のコード62を含んでいる。このタイヤ32の製造方法は、前述のローカバーの準備工程、投入工程及び加圧及び加熱工程以外に、多数のコード62を含むカーカスシートを準備する工程をさらに含んでいる。このカーカスシートの準備工程では、ロングシートが準備される。
前述したように、この製造方法では、接合部104はドラム98の軸方向に延在している。したがって、この製造方法により得られるタイヤ32においては、この接合部104はこのタイヤ32の軸方向に実質的に延在する。このため、このタイヤ32の周方向において接合部104が存在するゾーンは、この接合部104の幅に一致する。このタイヤ32では、軸方向に対して斜めに傾斜して延在する接合部を有する従来のタイヤに比べて、接合部104が存在するゾーンによる、タイヤ性能への影響が効果的に抑えられている。
図3−6に示された要領でカーカスプライを形成し、図1−2に示されたタイヤを製作した。このタイヤのサイズは、155/65R13である。カーカスシートにおけるコードの傾斜角度γ及びカーカスプライにおける接合部の長さLLは、下記の表1の通りである。
長さLLを下記の表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2−3及び比較例3−4のタイヤを得た。
角度γを下記の表1及び2に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例4−6及び比較例1のタイヤを得た。
角度γ及び長さLLを下記の表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、比較例2のタイヤを得た。
試作タイヤを正規リムに装着し、その内部に空気を充填し、内圧を正規内圧に調整した。タイヤ側面に確認されたデントについて、その深さを計測した。この深さが、DNTライン値として、下記の表1−2に示されている。数値が小さいほど好ましい。
試作タイヤを正規リムに装着し、その内部に空気を充填し、内圧を正規内圧に調整した。タイヤ側面の状態を目視及び手探りで確認した。デントの発生の状況に関する官能評価を行った。この結果が、指数で下記の表1−2に示されている。数値が大きいほど好ましい。この指数は、4点を超えるとデントは触ると分かる程度であること表し、5点に近づくほどデントは確認できない程度であることを表す。
試作タイヤの製造における、ローカバーの加工性を確認した。試作予定の本数(1000本)に対して、コード開きという不具合を発生することなくローカバーを成形できた、タイヤの本数の比率を算出した。この結果が、下記の表1−2に示されている。比較例1における比率を基準とし、この比較例1の比率と同等以上の比率を有している場合が、「G」で、この比較例1の比率よりも小さな比率を有している場合が「NG」で表されている。
4、40・・・カーカス
6・・・コード
8、56・・・カーカスプライ
10、38・・・ビード
12、34・・・トレッド
14、36・・・サイドウォール
16・・・接合部分
20・・・シート
22a、22b・・・シート20の縁
24・・・非接合部分
56・・・カーカスプライ
62・・・コード
62m・・・メインコード
62f・・・フロントコード
62r・・・リアコード
74・・・ロングシート
76・・・ショートシート
80、80a、80b・・・切断面
82a、82b、82・・・ロングシート74の側縁
84、84a、84b・・・ショートシート76の縁
86・・・カーカスシート
90・・・切断面
92、92a、92b・・・カーカスシート86の幅方向の縁
94、94a、94b・・・カーカスシート86の長さ方向の縁
98・・・ドラム
100・・・前縁部分
102・・・後縁部分
104・・・接合部
106・・・非接合部
Claims (2)
- 多数のコードを含むカーカスシートを準備する工程と、
上記カーカスシートを円筒状のドラムに巻回してカーカスプライを形成する工程と、
上記カーカスプライを含む、ローカバーを準備する工程と、
上記ローカバーをモールド内で加圧及び加熱する工程と
を含んでおり、
上記カーカスシートが矩形状を呈しており、このカーカスシートにおいて、幅方向の一方の縁が第一側縁であり、その他方の縁が第二側縁であり、このカーカスシートにおいて、長さ方向の一方の縁が前縁であり、その他方の縁が後縁であり、
上記カーカスシートにおいて、上記多数のコードが間隔をあけてその長さ方向に並列されており、それぞれのコードがその幅方向に対して傾斜して延在しており、このコードの傾斜角度の絶対値が1°以上5°以下であり、
上記多数のコードが、メインコードと、フロントコードと、リアコードとを含んでおり、
上記メインコードが、上記第一側縁と上記第二側縁との間を架け渡しており、
上記フロントコードが、上記第一側縁と上記前縁との間を架け渡しており、
上記リアコードが、上記後縁と上記第二側縁とを架け渡しており、
上記カーカスプライを形成する工程において、
上記カーカスシートが、その長さ方向を上記ドラムの回転方向と一致させてこのドラムに巻回されており、
上記カーカスシートの前縁部分にこのカーカスシートの後縁部分を重ね合わせて、接合部が形成されており、
上記接合部が上記フロントコード及び上記リアコードを含んでおり、この接合部の長さが4mm以上7mm以下である、空気入りタイヤの製造方法。 - 上記カーカスプライにおける上記コードの密度が30エンズ/5cm以上75エンズ/5cm以下である、請求項1に記載の空気入りタイヤの製造方法。
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