JPWO2015056640A1 - 画像形成装置及び情報通知方法 - Google Patents

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Abstract

画像形成装置に関する情報を通知先に応じて当該通知先に適切に通知することができる画像形成装置及び情報通知方法を提供する。制御部10は、画像形成装置1に関する情報を送信する通知先を設定する。制御部10は、通知先へ画像形成装置1に関する情報を送信するタイミング条件を通知先に応じて設定する。制御部10は、タイミング条件を満たさない通知先には、情報を送信せず当該情報を保持し、タイミング条件を満たす通知先には、情報を送信するように制御する。

Description

本発明は、画像形成装置及び情報通知方法に関する。
従来、プリンターや複合機などの画像形成装置とPC(Personal Computer)等の情報処理装置とをネットワークで接続し、画像形成装置で発生したエラーや印刷ジョブの終了あるいはインクやトナー等の色材の消費量等に係る情報を電子メール等によってイベントの発生時に画像形成装置から情報処理装置に送信することにより、画像形成装置の稼働状況を遠隔で随時把握することが可能となっている(例えば、特許文献1、2参照)。特許文献1では、予め設定した継続時間以上のエラーが発生していることを検出した場合、予め設定した送信先にメールを送信する事が開示されている。また、エラーの継続時間によって送信先を設定でき、エラーの種類によってもエラーとして検出する基準となるエラーの継続時間を予め設定することができる。また特許文献2では画像形成装置において複数のユーザーが存在する場合、エラーが生じたジョブを送信したユーザーにエラー情報を電子メールで通知し、エラーが解消された時に複数のユーザーに対して再開した旨を通知する事が開示されている。
特開2004−322469号公報 特開2004−167942号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明では検出するイベント(エラー)が予め設定された継続時間以上発生していることを検出した場合、予め設定した送信先にメールを送信する構成上、予め設定した継続時間以上、エラーが発生した時に設定された送信先にメールが送信される。従って、即時に必要ではないが、後でまとめて情報を受け取りたい場合に対応することができない。
また、上記特許文献2に記載の発明では、エラー等のイベントが発生した場合には当該イベントに係るジョブを送信した情報処理装置にのみ情報の送信を行う設定を行い、エラー等のイベントが発生した場合は、この設定に基づいて自動的に当該イベントに係るジョブを送信した情報処理装置にのみ情報の送信を行う。しかしながら、即時には必要ではないが、例えばエラー等の情報を一日間隔で管理者等が取得したい場合に対応することができない。
上述したように、特許文献1及び特許文献2では情報に応じて予め通知する通知先を設定しておき、エラー等のイベント等が発生した時に設定に応じて通知先へ送信されるようになっているため、即時には必要ではないが、通知先に応じて間隔を空ける、例えば1日間隔で情報を通知することが必要である場合には対応することができない。従って、画像形成装置に関する情報を通知先に応じて当該通知先に適切に通知することができない。
本発明の課題は、画像形成装置に関する情報を通知先に応じて当該通知先に適切に通知することができる画像形成装置及び情報通知方法を提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、記録媒体に画像形成を行う画像形成装置において、
前記画像形成装置に関する情報を送信する通知先を設定する通知先設定手段と、
前記通知先へ前記画像形成装置に関する情報を送信するタイミング条件を前記通知先に応じて設定する送信タイミング設定手段と、
前記タイミング条件を満たさない前記通知先には、前記情報を送信せず当該情報を保持し、前記タイミング条件を満たす前記通知先には、前記情報を送信するように制御する送信制御手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記送信タイミング設定手段は、前記情報の内容に応じて前記通知先毎に、当該情報が生じたときに又は所定の時間間隔で当該情報が送信されるように当該通知先に係る前記タイミング条件を設定することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、
前記送信制御手段は、
タイミング検出手段と、
前記タイミング検出手段によって検出されたタイミングと、前記タイミング条件と、に基づいて前記情報を前記通知先へ送信するか否かを判定する判定手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、
前記送信タイミング設定手段により、前記所定の時間間隔で前記情報が前記通知先に送信されるように前記タイミング条件が設定されている場合に、前記タイミング検出手段は、時間を計時することによって前記情報を前記通知先へ送信する前記所定の時間間隔を検出することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、
前記タイミング検出手段は、前記記録媒体の搬送量又は色材の消費量に基づいて前記情報を前記通知先へ送信するタイミングを検出することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項3〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記通知先設定手段は前記画像形成装置に関する情報を送信する通知先毎に当該通知先を第一通知先及び第二通知先のうち何れかとして設定し、
前記送信タイミング設定手段は前記情報を前記第一通知先及び前記第二通知先それぞれへ送信するタイミング条件を前記通知先に応じて異なる第一タイミング条件及び第二タイミング条件として設定し、
前記送信制御手段は、前記タイミング検出手段によって検出されたタイミングと前記第一タイミング条件とから前記判定手段によって送信すると判定された場合、前記第一通知先へ前記情報を送信し、
前記タイミング検出手段によって検出されたタイミングと前記第二タイミング条件とに基づいて前記判定手段によって送信すると判定された場合、前記第二通知先へ前記情報を送信するように制御することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像形成装置において、
前記第一通知先は前記画像形成装置のユーザーであり、前記第二通知先は前記画像形成装置の管理者であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は7に記載の画像形成装置において、
前記送信タイミング設定手段は、前記画像形成装置に関する情報が生じたときに前記画像形成装置に関する情報を前記第一通知先へ送信するように前記第一タイミング条件を設定することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項6〜8の何れか一項に記載の画像形成装置において、
前記送信タイミング設定手段は、前記所定の時間間隔で前記画像形成装置に関する情報を前記第二通知先へ送信するように前記第二タイミング条件を設定することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、記録媒体に画像形成を行う画像形成装置の情報通知方法において、
前記画像形成装置に関する情報を送信する通知先を設定する通知先設定ステップと、
前記通知先へ前記画像形成装置に関する情報を送信するタイミング条件を前記通知先に応じて設定する送信タイミング設定ステップと、
前記タイミング条件を満たさない前記通知先には、前記情報を送信せず当該情報を保持し、前記タイミング条件を満たす前記通知先には、前記情報を送信するように制御する送信制御ステップと、
を含むことを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置に関する情報を通知先に応じて当該通知先に適切に通知することができる。
本実施の形態に係る画像形成装置が適用される画像形成システムの構成を示す図である。 画像形成装置の機能的構成を示すブロック図である。 送信情報設定処理について説明するフローチャートである。 送信情報の設定画面の一例を示す図である。 送信情報の設定画面の一例を示す図である。 送信情報の設定画面の一例を示す図である。 送信情報の設定画面の一例を示す図である。 送信情報の設定画面の一例を示す図である。 送信情報の設定画面の一例を示す図である。 送信情報の設定画面の一例を示す図である。 送信情報の設定画面の一例を示す図である。 送信情報の設定画面の一例を示す図である。 送信情報設定完了時処理について説明するフローチャートである。 イベント発生時情報通知処理について説明するフローチャートである。 画像形成装置が送信するメールの内容の一例を示す図である。 画像形成装置が送信するメールの内容の一例を示す図である。 定期情報通知処理について説明するフローチャートである。 画像形成装置が送信するメールの内容の一例を示す図である。 イベントに係る情報又は稼働情報が情報処理装置に通知されるまでの処理の流れについて説明するシーケンス図である。
以下、本発明の実施の形態に係る画像形成システムについて、図面を参照して説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有するものについては、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図1に示すように、本実施の形態の画像形成システムは、画像形成装置1と、情報処理装置2,5と、メールサーバー3とによって構成されており、画像形成装置1、情報処理装置2,5及びメールサーバー3は、ネットワーク6で接続されている。なお、ネットワーク6は有線で構成されるものであっても無線で構成されるものであってもよい。
図1に示す実施の形態においては、画像形成装置1の一例として、記録ヘッドからインクを用紙等の記録媒体に吐出して画像を形成するインクジェット記録装置が挙げられている。
情報処理装置2は、画像形成装置1のユーザーが画像形成装置1を操作するためのPC(Personal Computer)である。情報処理装置2は、例えば、画像形成装置1と同じ建物や敷地内に設けられ、情報処理装置2の操作者は、画像形成装置1によって画像形成され出力された記録媒体を取りに行くことができる。この画像形成装置1を操作する情報処理装置2としては、デスクトップ型のPCに限らず、より小型でユーザーが携帯することができるようなノート型のPCやPDA(Personal Digital Assistants)であってもよいし、スマートフォン等の携帯電話機であってもよい。
情報処理装置5は、画像形成装置1の管理者が使用するPCであり、例えば画像形成装置1とは遠隔の場所に設置され、メールを受信することができる。画像形成装置1の管理者には、例えば画像形成装置1の販売を行う販売会社、画像形成装置1の製造、開発を行うメーカー、及びこれらの販売会社やメーカーに所属する者(開発者等)が含まれる。
メールサーバー3は、画像形成装置1からネットワーク6を介して送信されたメールフォーマットを受信して、当該メールフォーマットに基づいてメールを作成し、メールの宛先であるメールアドレスの装置にメールを送信する。本実施の形態においては、ネットワーク6に接続された情報処理装置2,5によってメールサーバー3に蓄積されたメールを受け取ることができる。なお、図1では単一のメールサーバー3が記載されているが、メールサーバーは複数設けられていてもよい。この場合、例えば画像形成装置1から送信されたメールフォーマットに基づいてメールを作成した第1のメールサーバー(送信サーバー)が、宛先のメールアドレスを管理する第2のメールサーバー(受信サーバー)に当該メールを送信する。
情報処理装置2,5は、送信されたメールをフェッチ方式又はプッシュ方式により受信する。フェッチ方式の場合は、即座の通知を速やかに受信できるように短い時間間隔で行われることが望ましい。
また、情報処理装置2には、表示装置7が接続されている。表示装置7は、例えば、画像形成装置1と同じ建物や敷地内に設けられ、画像形成装置1における各種情報を表示する。情報処理装置2と表示装置7とは、例えば、イーサネット(Ethernet)(登録商標)等によって接続されている。
図2は、図1に示した画像形成装置1の構成を示すブロック図である。
画像形成装置1は、図2に示すように、制御部10、モーター14、駆動モーター15、ヘッド駆動回路16、操作表示部17及び通信部18を備えている。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13、記憶媒体19等を備えて構成される。ROM13には、各種処理プログラムが記憶されており、CPU11は、ROM13に記憶されている各種プログラムを読み出してRAM12に展開し、展開したプログラムに従って画像形成装置1の各部の動作を制御する。
また、記憶媒体19は、後述する送信する画像形成装置1に関する情報に関する設定の内容の保存や、所定の時間間隔で情報を送信する場合において、送信するまでの間、送信する情報の保存を行う。
また、制御部10には、キャリッジを主走査方向に駆動させるためのモーター14と、記録媒体を搬送する搬送ベルトを駆動させる駆動モーター15と、記録ヘッドにインクの吐出動作を行わせるためのヘッド駆動回路16とが接続されている。
すなわち、本実施の形態における画像形成装置1は、駆動モーター15により搬送ベルトを駆動して記録媒体を搬送させて、キャリッジを主走査方向に駆動させながら記録ヘッドからインクを吐出することにより画像形成を行うことができる。
なお、本実施の形態では、インクジェット方式による画像形成を行う画像形成装置1を例に説明したが、電子写真方式等、他の方式により画像形成を行う画像形成装置であってもよい。
操作表示部17は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、タッチパネル、テンキー等を備えて構成される。このように構成された操作表示部17は、制御部10からの表示信号を受信してLCDに表示を行い、タッチパネルやテンキーから入力される操作信号を制御部10に出力する。
通信部18は、例えば通信制御カードにより構成され、ネットワーク6を介して情報処理装置2との間で各種データの送受信を行う。
例えば、制御部10は、通信部18から画像データが入力されると、入力された画像データに各種画像処理を施し、上述したようにして画像形成を行わせる。画像処理としては、例えば、通信部18を介して情報処理装置2から入力されたジョブデータに含まれる画像データを所定のページ記述言語によって画像形成装置1で画像形成可能なデータ形式のY,M,C,Kの画像データに変換する処理等が挙げられる。
本実施の形態に係る画像形成装置1は上述したように構成されており、画像形成装置1で発生したイベントや稼働状況に係る情報に基づいて所定のタイミングでメールフォーマットを作成し、ネットワーク6を介して当該メールフォーマットをメールサーバー3に送信する。メールサーバー3は受信したメールフォーマットに基づいて電子メールを作成し、自動的に情報処理装置2,5に送信するように構成されている。本実施の形態では、上述した構成により、情報処理装置2,5において、画像形成装置1における状況を随時把握することが可能となっている。
また、本実施の形態では、画像形成装置1に関する情報について、情報の内容に応じて情報の送信先(通知先)を設定することができる。また、画像形成装置1に関する情報は、送信に係るタイミング条件が受信者毎に(即ち通知先に応じて)定められており、各情報の受信者はそれぞれ必要とする情報を適切なタイミングで受け取ることができるので画像形成装置1の状態管理を効率的に行うことができる。例えば、本実施の形態では、印刷終了情報、印刷中断情報、インク切れ情報、各種エラー情報等のイベントが発生した場合、画像形成装置1に対して画像形成の指示を行う情報処理装置2にすぐに当該情報が送信されるようにタイミング条件を設定し、インク消費量、インクボトル交換回数、印刷量、キャリッジによるスキャン回数等の稼働情報については、画像形成装置1を製造・販売した販売会社や開発部門等の管理者の情報処理装置5に定期的に電子メールが送信されるようにタイミング条件を設定する。エラー情報は、画像形成装置1のユーザーにとっては即時に必要とする情報であるが、画像形成装置1の管理者にとっては即時に必要とする情報ではない。したがって、画像形成装置1のユーザーへのメール送信のタイミング条件を即時と設定し、画像形成装置1の管理者へのメール送信のタイミング条件を1日というように経過時間条件を設定して該条件に基づいて判定することによって送信先を決定している。
なお、画像形成装置1に関する情報を送信するタイミング条件として経過時間条件を示したがこれに限定されることはなく、例えば消費したインク量を上記タイミング条件とする場合、ユーザーに対してはインクタンクのインクが半分消費された時を上記タイミング条件とし、画像形成装置1の管理者に対しては、全て消費した時を上記タイミング条件とすることができる。また、消費したインク量の他に例えば、印刷量、画像形成装置の運転時間、及びインクタンクへのインクの補充回数等を上記タイミング条件として設定することができる。
また、イベントが発生したときに上記タイミング条件を満たしているか否かを判定手段で判定することによって、即時に情報を必要とする通知先へすぐに通知することができる。
次に、上述したようにして構成された画像形成装置1の制御部10にて実行される送信情報設定処理について、図3を参照しながら説明する。送信情報設定処理は、例えば、ユーザーが操作表示部17を操作して送信情報設定モードに移行したときに実行される。
まず、制御部10は、情報通知機能を使用するか否かを判定する(ステップS101)。すなわち、制御部10は、画像形成装置1で発生したイベントや稼働情報の情報処理装置2,5への通知機能を機能させるか否かについて判定する。
制御部10は、情報通知機能を使用すると判定したときは(ステップS101:Y)、第一通知先としてのユーザー向けの設定を行うか否かを判定する(ステップS102)。一方、制御部10は、情報通知機能を使用すると判定しないときは(ステップS101:N)、この処理を終了する。
制御部10は、ユーザー向けの設定を行うと判定したときは(ステップS102:Y)、ユーザー向けの送信先の設定を行う(ステップS103)。具体的には、制御部10は、送信先のメールアドレスの入力を受け付けることにより、送信先の設定を行う。
制御部10は、ユーザー向けの送信情報の設定を行う(ステップS104)。具体的には、制御部10は、画像形成装置1で発生する複数種類のイベントのうち、上述したようにして設定された送信先に通知するものを選択して情報通知登録することにより、送信情報の設定を行う。
制御部10は、ユーザー向けのタイミング条件の設定を行った後(ステップS105)、この処理を終了する。具体的には、制御部10は、情報の送信先であるユーザーについて、画像形成装置1で発生するイベントに関する情報を送信するタイミング条件の設定を、イベント毎に行う。
また、制御部10は、ステップS102において、ユーザー向けの設定を行うと判定しないとき、すなわち、第二通知先としての管理者向けの設定を行うと判定したときは(ステップS102:N)、パスワード認証を行う(ステップS106)。具体的には、制御部10は、管理者向けの設定を許可するために、ID及びパスワードの入力を求める。
制御部10は、パスワードによる認証が得られたか否かを判定する(ステップS107)。すなわち、ID及びパスワードの入力が正しく行われたか否かを判定する。制御部10は、パスワードによる認証が得られたと判定したときは(ステップS107:Y)、管理者向けの送信先の設定を行う(ステップS108)。具体的には、制御部10は、送信先のメールアドレスの入力を受け付けることにより、送信先の設定を行う。
制御部10は、管理者向けの送信情報の設定を行う(ステップS109)。具体的には、制御部10は、画像形成装置1における稼働情報のうち、上述したようにして設定された送信先に通知するものを選択することにより、送信情報の設定を行う。
制御部10は、管理者向けのタイミング条件の設定を行った後(ステップS110)、この処理を終了する。具体的には、制御部10は、情報の送信先である管理者について、画像形成装置1における稼働情報を送信するタイミングの設定を、稼働情報毎に行う。
また、制御部10は、ステップS107において、パスワードによる認証が得られたと判定しないときは(ステップS107:N)、送信情報の設定をキャンセルするか否かを判定する(ステップS111)。すなわち、制御部10は、所定のキャンセル操作を受け付けたか否かを判定することにより、送信情報の設定を行うことなく送信情報設定処理を終了させるか否かを判定する。制御部10は、送信情報の設定をキャンセルすると判定したときは(ステップS111:Y)、この処理を終了する。一方、制御部10は、送信情報の設定をキャンセルすると判定しないときは(ステップS111:N)、ステップS106の処理を実行する。
このように、本実施の形態では、制御部10は、画像形成装置1に関する情報について通知先を第一通知先、第二通知先として設定する通知先設定手段として機能する。
また、本実施の形態では、制御部10は、通知先へ画像形成装置1に関する情報を送信するタイミング条件を通知先に応じて設定する送信タイミング設定手段として機能する。
次に、画像形成装置1において、上述したようにして送信情報の設定を行うにあたり、操作表示部17に表示される画面遷移の例について、図4〜図12を参照しながら説明する。
ユーザーが操作表示部17を操作して送信情報設定モードに移行すると、制御部10は、図4に示すように、情報通知機能を使用するか否かを設定するための機能使用選択画面W1を操作表示部17に表示する。機能使用選択画面W1においては、情報通知機能を使用しない旨を選択するための[OFF]ラジオボタンRB1と、情報通知機能を使用する旨を選択するための[ON]ラジオボタンRB2とが設けられており、ユーザーは、これらのラジオボタンRB1,RB2から何れかを選択することができる。制御部10は、ラジオボタンRB1,RB2から何れかが選択された後、機能使用選択画面W1の右下に配置された[適用]ボタンB1が操作されることにより、情報通知機能を使用するかしないかを設定する。なお、機能使用選択画面W1の右下には[元に戻す]ボタンB2が配置されており、制御部10は、この[元に戻す]ボタンB2が操作されると、設定内容を元の状態に戻す。また、機能使用選択画面W1の右上には戻るボタンRが配置されており、制御部10は、この戻るボタンRが操作されると、例えば、送信情報設定モードを終了する。
制御部10は、機能使用選択画面W1において[ON]ラジオボタンRB2が選択された上で、[適用]ボタンB1が操作されると、図5に示すように、ユーザー向けの設定を行うか、管理者向けの設定を行うかを選択するための送信先選択画面W2を操作表示部17に表示する。送信先選択画面W2においては、ユーザー向けの設定を行うための[ユーザーセッティング]ボタンB3と、管理者向けの設定を行うための[マネージャーセッティング]ボタンB4とが設けられており、ユーザーは、これらのボタンB3,B4から何れかを操作することにより、第一通知先としてのユーザー向けの設定を行うか、第二通知先としての管理者向けの設定を行うかを選択することができる。
制御部10は、送信先選択画面W2において[ユーザーセッティング]ボタンB3が操作されると、図6に示すように、ユーザー向けの送信先の設定を行うためのユーザー向け送信先設定画面W3を操作表示部17に表示する。ユーザー向け送信先設定画面W3においては、メールの送信先のメールアドレスを入力するための複数のテキストボックスTX1〜TX3と、これらに対応するチェックボックスCB1〜CB3とが設けられており、ユーザーは、画像形成装置1で発生したイベント等の情報を通知するタイミング条件が検出されたときにメール送信する送信先を1つ又は複数入力することができる。そして、テキストボックスTX1〜TX3にメールアドレスを入力した上で、これらのうちからメール送信を行う送信先をチェックボックスCB1〜CB3に対してチェックを入れることにより設定することができる。制御部10は、上述したようにしてメールの送信先を設定した上で、ユーザー向け送信先設定画面W3の右下に配置されている[適用]ボタンB5が操作されることにより、メールの送信先の設定を完了させる。
制御部10は、上述したようにしてメールの送信先の設定を完了すると、続いて、図7に示すように、第1のユーザー向け送信情報設定画面W4を操作表示部17に表示する。第1のユーザー向け送信情報設定画面W4においては、メール送信を実行する複数のイベントがリスト表示されており、これらのイベントに対応するチェックボックスCB11〜CB14が設けられている。ユーザーは、チェックボックスCB11〜CB14のうちの任意のチェックボックスに対してチェックを入れることにより、リスト表示されたイベントからメール送信を行う対象を1つ又は複数選択することができる。また、第1のユーザー向け送信情報設定画面W4においては、イベント毎に、メール送信のタイミング条件を設定することができる。タイミング条件としては、例えば、イベントが発生したときに即時に送信するか、所定の時間間隔で送信するかを設定でき、所定の時間間隔で送信する場合においては、任意の時間を入力することにより、送信する時間間隔を設定することができる。制御部10は、上述したようにしてイベントの選択及びタイミング条件の設定を行った上で、第1のユーザー向け送信情報設定画面W4の右下に配置されている[適用]ボタンB6が操作されることにより、メール送信を行うイベントの設定を完了させる。
続いて、制御部10は、上述したようにしてメール送信を行うイベントの設定を完了すると、図8に示すように、第2のユーザー向け送信情報設定画面W5を操作表示部17に表示する。第2のユーザー向け送信情報設定画面W5においては、メール送信を実行する複数のエラーイベントがリスト表示されており、これらのイベントに対応するチェックボックスCB21〜CB28が設けられている。これらのエラーイベントは、一時停止など、ユーザーのみが認識していればよいものとなっている。なお、例えば基板故障などの重大なエラーイベントは、管理者に別途メール送信されるようになっている。ユーザーは、チェックボックスCB21〜CB28のうちの任意のチェックボックスに対してチェックを入れることにより、リスト表示されたエラーイベントからメール送信を行う対象を1つ又は複数選択することができる。制御部10は、上述したようにしてエラーイベントの選択を行った上で、第2のユーザー向け送信情報設定画面W5の右下に配置されている[適用]ボタンB7が操作されることにより、メール送信を行うエラーイベントの設定を完了させる。
制御部10は、上述したようにしてメール送信を行うエラーイベントの設定を完了すると、図9に示すように、サポート設定画面W6を操作表示部17に表示する。サポート設定画面W6においては、許諾書画像Cが中央に表示されている。本実施の形態では、ユーザーの他、画像形成装置1における使用インク量等の稼働情報を販売会社や開発者等の管理者にメール送信することができるようになっている。そのため、ユーザーによっては、このような稼働情報を外部に知らせたくない場合もある。そのため、本実施の形態では、稼働情報を管理者にメール送信することについて許諾を求める許諾書画像Cを表示し、その内容を承諾する場合には[同意]ボタンB8を操作することにより、稼働情報を管理者にメール送信することができるようになる。一方、その内容について承諾しない場合には[拒否]ボタンB9を操作することにより、稼働情報を管理者にメール送信する機能を使用させないようにすることができる。なお、サポート設定画面W6の右下には、[テストメール送信]ボタンB10が設けられており、これを操作することにより、正しくメール送信されたか否かを確認するためのテストメールを送信することができる。テストメールの送信は、例えば、上述したようにして設定されたメールの送信先に対して行われる。また、サポート設定画面W6の右上には戻るボタンRが配置されており、制御部10は、この戻るボタンRが操作されると、例えば、送信情報設定モードを終了する。
一方、制御部10は、図5に示される送信先選択画面W2において、[マネージャーセッティング]ボタンB4が操作されると、図10に示すように、管理者向けの設定を許可するためのパスワード認証画面W7を操作表示部17に表示する。パスワード認証画面W7においては、ユーザーのIDを入力するためのテキストボックスTX4と、パスワードを入力するためのテキストボックスTX5とが設けられており、ユーザーは、IDとパスワードとを各テキストボックスTX4,TX5に入力することができるようになっている。そして、各テキストボックスTX4,TX5の下方には、[OK]ボタンB11が設けられており、制御部10は、各テキストボックスTX4,TX5にそれぞれ正しいIDとパスワードとが入力された上で、[OK]ボタンB11の操作を受け付けることにより、管理者向けの設定を可能に制御する。なお、パスワード認証画面W7の右下には[戻る]ボタンB12が配置されており、制御部10は、この[戻る]ボタンB12が操作されると、1つ前の画面、すなわち、送信先選択画面W2を操作表示部17に表示する。
制御部10は、図10に示されるパスワード認証画面W7において、正しいIDとパスワードが入力され、[OK]ボタンB11が操作されると、図11に示すように、管理者向けの送信先の設定を行うための管理者向け設定画面W8を操作表示部17に表示する。管理者向け設定画面W8においては、管理者のメールアドレスを入力するための複数のテキストボックスTX6,TX7が設けられており、ユーザーは、画像形成装置1における稼働情報をメールにして送信する送信先を入力することにより、当該送信先を設定することができる。
また、テキストボックスTX6,TX7の下方には、メール送信を行う稼働情報がリスト表示されており、これらの稼働情報に対応するチェックボックスCB31,CB32が設けられている。ユーザーは、チェックボックスCB31,CB32のうちの任意のチェックボックスに対してチェックを入れることにより、リスト表示された稼働情報からメール送信を行う対象を1つ又は複数選択することができる。また、管理者向け設定画面W8においては、稼働情報毎に、メール送信のタイミング条件を設定することができる。タイミング条件としては、例えば、イベントが発生した時に即時に送信するか、所定の時間間隔で送信するかを設定でき、所定の時間間隔で送信する場合においては、任意の時間を入力することにより、送信する時間間隔を設定することができる。制御部10は、上述したようにしてメールの送信先、稼働情報及びタイミング条件の設定を行った上で、管理者向け設定画面W8の右下に配置されている[適用]ボタンB13が操作されることにより、メールの送信先及びメール送信を行う稼働情報の設定を完了させる。なお、管理者向け設定画面W8の右下には、[テストメール送信]ボタンB14が設けられており、これを操作することにより、テストメールを送信することができる。テストメールの送信は、例えば、上述したようにして設定されたメールの送信先に対して行われる。
制御部10は、上述したようにしてメールの送信先及び稼働情報の選択を完了すると、図12に示すように、送信元設定画面W9を操作表示部17に表示する。送信元設定画面W9においては、任意のユーザー名を入力するためのテキストボックスTX8と、任意のパスワードを入力するためのテキストボックスTX9とが設けられており、これにより送信元の情報を設定することができる。制御部10は、上述したようにしてユーザー名とパスワードが入力された後、送信元設定画面W9の右下に配置されている[適用]ボタンB15が操作されることにより、送信元の設定を完了させる。なお、送信元設定画面W9の右下には、[確認]ボタンB16が設けられており、これを操作することにより、入力したユーザー名から作成されたメールアカウントにログインできるか否かの確認を行うことができる。
本実施の形態では、上述したようにして、送信情報の設定を行うことができる。
次に、送信情報設定完了時処理について、図13を参照しながら説明する。送信情報設定完了時処理は、上述した送信情報設定処理が完了したときに実行される。
まず、制御部10は、メール送信を行う対象の情報(イベント又は稼働情報の種類を示す情報)から1つを選択し、当該選択された情報が定期的に通知するように登録された情報であるか否かを判定する(ステップS201)。すなわち、制御部10は、所定の時間間隔で送信される情報であるか否かを判定する。
制御部10は、選択された情報が定期的に通知するように登録された情報であると判定したときは(ステップS201:Y)、当該情報を定期通知対象の情報として記憶媒体19に保存する(ステップS202)。一方、制御部10は、選択された情報が定期的に通知するように登録された情報であると判定しないとき、すなわち、イベントが発生したときに即時に通知するように登録された情報であるときには(ステップS201:N)、当該情報をイベント情報として記憶媒体19に保存する(ステップS203)。
制御部10は、メール送信を行う対象の情報の全てについてタイミング条件が記憶媒体19に保存されたか否かを判定する(ステップS204)。制御部10は、メール送信を行う対象の情報の全てについてタイミング条件が記憶媒体19に保存されたと判定したときは(ステップS204:Y)、定期通知対象の情報を対象である通知先にメール送信により通知する(ステップS205)。続いて、制御部10は、通知した時間、すなわち、現在時刻を前回通知時間として記憶媒体19に保存した後(ステップS206)、この処理を終了する。なお、本実施の形態では、情報の通知を行った時間を前回通知時間として記憶媒体19に保存するようにしたが、例えば、前回通知時間を予め定められた時刻(例えば、6時)に設定するようにしてもよい。
また、制御部10は、ステップS204において、メール送信を行う対象の情報の全てについてタイミング条件が記憶媒体19に保存されたと判定しないときは(ステップS204:N)、ステップS201の処理を実行する。
次に、イベント発生時情報通知処理について、図14を参照しながら説明する。イベント発生時情報通知処理は、例えば、画像形成装置1において所定のイベントが発生したときに、制御部10がタイミング検出手段として機能して実行される。
まず、制御部10は、発生したイベントが情報通知登録したイベントであるか否かを判定する(ステップS301)。制御部10は、発生したイベントが情報通知登録したイベントであると判定したときは(ステップS301:Y)、発生したイベントが即時に通知するように登録されたイベントとして設定されているものであるか否かを判定する(ステップS302)。制御部10は、即時に通知するように登録されたイベントとして設定されているものであると判定したときは(ステップS302:Y)、情報通知処理を実行した後(ステップ303)、この処理を終了する。具体的には、制御部10は、発生したイベントの内容を示す情報と当該情報に対応する通知先を示す情報とに基づいてメールフォーマットを作成し、作成したメールフォーマットをメールサーバー3に送信する。メールサーバー3は、画像形成装置1から送信されたメールフォーマットを解析して電子メールを作成し、作成したメールをメールフォーマットに示されている宛先に従って情報処理装置2又は情報処理装置5に送信する。
情報の通知先がユーザーである場合、作成されたメールは情報処理装置2に送信され、当該メールを受信した情報処理装置2は、発生したイベントの内容を示す情報を表示画面上に表示する。例えば、情報処理装置2は、発生したイベントが印刷完了である場合には、図15に示すように、発生したイベント名(印刷完了)と当該イベントが発生した画像形成装置1を特定可能な識別情報とともに、当該イベントが発生した日時を示す情報を表示画面上に表示する。また、情報処理装置2は、発生したイベントがインク切れである場合には、図16に示すように、発生したイベント名(インク切れ)と当該イベントが発生した画像形成装置1を特定可能な識別情報とともに、当該イベントが発生した日時と当該イベントの詳細の内容を示すコードとを示す情報を表示画面上に表示する。ユーザーは、情報処理装置2でこれらの情報を見ることにより、画像形成装置1で発生したイベントを容易に認識することができる。また、この情報は、例えば、送信先として設定されたユーザーの情報処理装置2に対してのみ送信され、送信先でない管理者の情報処理装置5等に対しては送信されないので、画像形成装置1の状態管理を効率的に行うことができるようになる。
一方、情報の通知先が管理者である場合には、作成されたメールは情報処理装置5に送信される。このメールは、送信先でないユーザーの情報処理装置2等に対しては送信されないので、画像形成装置1の状態管理を効率的に行うことができるようになる。
一方、制御部10は、即時に通知するように登録されたイベントとして設定されているものであると判定しないときは(ステップS302:N)、発生したイベントの内容を示す情報を定期通知する情報として記憶媒体19に保存した後(ステップS304)、この処理を終了する。記憶媒体19に保存された情報は、後述する定期情報通知処理において対象の通知先に通知される。
また、制御部10は、ステップS301において、発生したイベントが情報通知登録したイベントであると判定しないときは(ステップS301:N)、この処理を終了する。
次に、定期情報通知処理について、図17を参照しながら説明する。定期情報通知処理は、例えば、予め定められた時間(例えば、1時間)が経過する毎に、制御部10がタイミング検出手段として機能して実行される。
まず、制御部10は、情報毎に設定されている定期通知の期間の何れかを経過したか否かを判定する(ステップS401)。例えば、制御部10は、前回の定期通知から所定時間が経過したか否かを情報毎に判定する。なお、定期通知される情報について、期間が設定されていないものや、画像形成装置1における稼働情報は、予め定められた時間(例えば、24時間)毎に通知されるように設定されるが、通知するデフォルトの時間間隔は任意に設定することができる。
制御部10は、定期通知の期間を経過した情報があると判定したときは(ステップS401:Y)、記憶媒体19に保存されている定期通知する情報の通知を行う情報通知処理を実行した後(ステップS402)、この処理を終了する。情報通知処理の内容は、イベント発生時情報通知処理における情報通知処理と同様である。例えば、制御部10は、上述した画像形成装置1における稼働情報を管理者に通知する場合には、当該稼働情報と、上述したようにして設定された送信先とに基づいてメールフォーマットを作成し、作成したメールフォーマットをメールサーバー3に対して送信する。メールサーバー3は、上述したようにして設定された送信先である管理者の情報処理装置5に対してメール送信を行う。例えば、メールサーバー3は、図18に示すように、稼働情報の報告である旨と対象である画像形成装置1を特定可能な識別情報とが表題に記述され、稼働情報を取得した日時と取得した稼働情報の詳細の内容を示すコードとが記述されたメールを作成する。管理者は、情報処理装置5でこのメールを受信して閲覧することにより、画像形成装置1における稼働状態を容易に認識することができる。また、このメールは送信先として設定された管理者の情報処理装置5に対してのみ送信され、送信先でないユーザーの情報処理装置2等に対しては送信されないので、画像形成装置1の状態管理を効率的に行うことができるようになる。
一方、制御部10は、定期通知の期間を経過した情報があると判定しないときは(ステップS401:N)、ステップS402の処理を行うことなくこの処理を終了する。
このように、本実施の形態では、制御部10は、タイミング条件に基づいて情報を通知先に送信するように制御する送信制御手段として機能する。より具体的には、送信制御手段として機能する制御部10は、情報について設定された通知先毎に第一タイミング条件(例えば、即時)、第二タイミング条件(例えば、1日の時間間隔)を設定し、タイミング条件に基づいて通知先に送信するように制御する。
また、本実施の形態では、制御部10は、タイミング検出手段によって検出されたタイミングと、タイミング条件と、に基づいて通知先へ送信するか否かを判定する判定手段として機能する。
次に、画像形成装置1において即時通知対象のイベントの発生が検知され、又は稼働情報を通知する時間が検出されてから、ユーザーの情報処理装置2又は管理者の情報処理装置5が当該イベントの内容又は定期通知の対象である情報を表示画面に表示するまでの処理の流れについて、図19を参照しながら説明する。
まず、画像形成装置1の制御部10がイベントの発生を検知し、又は稼働情報を通知する時間が経過したことを検出すると(T101)、画像形成装置1の制御部10は、発生したイベントの内容又は稼働情報と、通知先を示す情報とに基づいて、メールフォーマットを作成する(T102)。画像形成装置1は、作成したメールフォーマットをメールサーバー3に送信する。メールサーバー3は、画像形成装置1から送信されたメールフォーマットを解析し(T103)、解析結果に基づいて電子メールを作成する(T104)。メールサーバー3は、作成した電子メールを通知先である情報処理装置2又は情報処理装置5に送信する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、制御部10は、画像形成装置1に関する情報を送信する通知先を設定する。制御部10は、通知先へ画像形成装置1に関する情報を送信するタイミング条件を通知先に応じて設定する。制御部10は、タイミング条件を満たさない通知先には情報を送信せず当該情報を保持し、タイミング条件を満たす通知先には情報を送信するように制御する。その結果、画像形成装置1に関する情報を通知先に応じて当該通知先に適切に通知することができるので、情報を受け取る者にとって必要な情報を受けることができ、画像形成装置1の状態管理を効率的に行うことができるようになる。
また、本実施の形態によれば、制御部10は、情報の内容に応じて通知先毎に、当該情報が生じたときに又は所定の時間間隔で当該情報が送信されるように通知先に係るタイミング条件を設定する。これにより、情報の内容に応じて適切なタイミングで画像形成装置1に関する情報を通知先へ送信することができる。
また、本実施の形態によれば、制御部10は、検出されたタイミングと、タイミング条件と、に基づいて情報を通知先へ送信するか否かを判定する。その結果、適切なタイミングで画像形成装置1に関する情報の通知を行うことができる。
また、本実施の形態によれば、所定の時間間隔で情報が通知先に送信されるようにタイミング条件が設定されている場合に、制御部10は、時間を計時することによって情報を通知先へ送信する所定の時間間隔を検出するので、より正確なタイミングで画像形成装置1に関する情報を通知先へ送信することができる。
また、本実施の形態によれば、制御部10は、記録媒体の搬送量又は色材の消費量に基づいて情報を通知先へ送信するタイミングを検出するので、記録媒体の搬送量又は色材の消費量に応じて速やかに通知先への通知を行うことができる。
また、本実施の形態によれば、制御部10は、画像形成装置1に関する情報を送信する通知先毎に当該通知先を第一通知先及び第二通知先のうち何れかとして設定する。制御部10は、情報を第一通知先及び第二通知先それぞれへ送信するタイミング条件を通知先に応じて異なる第一タイミング条件及び第二タイミング条件として設定する。制御部10は、検出されたタイミングと第一タイミング条件とから送信すると判定された場合、第一通知先へ情報を送信する。制御部10は、検出されたタイミングと第二タイミング条件とに基づいて送信すると判定された場合、第二通知先へ情報を送信するように制御する。その結果、通知先に応じて適切なタイミングで情報を送信することができるようになる。
また、本実施の形態によれば、第一通知先は画像形成装置1のユーザーであり、第二通知先は画像形成装置1の管理者であるので、通知先に応じて適切なタイミングで情報を送信することができるようになる。
また、本実施の形態によれば、制御部10は、画像形成装置1に関する情報が生じたときに画像形成装置1に関する情報を第一通知先へ送信するように第一タイミング条件を設定するので、画像形成装置1に関する情報が生じたときに第一通知先に速やかに情報を通知することができるようになる。
また、本実施の形態によれば、制御部10は、所定の時間間隔で画像形成装置1に関する情報を第二通知先へ送信するように第二タイミング条件を設定するので、画像形成装置1に関する情報を定期的に第二通知先へ通知することができ、画像形成装置1の状態の管理をより効率的に行うことができるようになる。
なお、本発明の実施の形態における記述は、本発明に係る画像形成装置の一例であり、これに限定されるものではない。画像形成装置を構成する各機能部の細部構成及び細部動作に関しても適宜変更可能である。
また、本実施の形態では、発生したイベントや稼働情報の通知をメール送信によって通知するようにしたが、メール送信以外の手段により通知を行うようにしてもよく、例えば、発生したイベントを示す情報を表示装置7に送信し、表示装置7に当該発生したイベントを表示するような態様であってもよい。
また、本実施の形態では、送信する情報に応じて通知先をユーザーと管理者とに切り替えて送信するようにしたが、例えば、送信する情報に応じて複数のユーザーから選択し、選択されたユーザーに対してのみ当該情報を送信するようにしてもよい。また、送信する情報に応じて、ユーザー及び管理者の何れにも情報を送信するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、送信情報の設定が完了して定期通知の対象である情報の通知を行った時間を前回通知時間とし、この時間を基準として所定時間毎に定期通知を行うようにしたが、例えば、記録媒体の搬送量やインク等の色材の消費量等を通知を行うタイミング条件としてもよい。具体的には、例えば、送信情報の設定が完了して定期通知の対象である情報の通知を行ったときを基準として、記録媒体の搬送量が100mとなる毎にタイミング条件を満たすか否かを判別して情報の通知を行うようにしてもよい。
また、本実施の形態では、本発明に係るプログラムのコンピューター読み取り可能な媒体としてハードディスクや半導体の不揮発性メモリー等を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピューター読み取り可能な媒体として、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)も適用される。
本発明は、画像形成装置及び情報通知方法に利用することができる。
1 画像形成装置
2 情報処理装置
3 メールサーバー
5 情報処理装置
10 制御部
17 操作表示部
18 通信部

Claims (10)

  1. 記録媒体に画像形成を行う画像形成装置において、
    前記画像形成装置に関する情報を送信する通知先を設定する通知先設定手段と、
    前記通知先へ前記画像形成装置に関する情報を送信するタイミング条件を前記通知先に応じて設定する送信タイミング設定手段と、
    前記タイミング条件を満たさない前記通知先には、前記情報を送信せず当該情報を保持し、前記タイミング条件を満たす前記通知先には、前記情報を送信するように制御する送信制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記送信タイミング設定手段は、前記情報の内容に応じて前記通知先毎に、当該情報が生じたときに又は所定の時間間隔で当該情報が送信されるように当該通知先に係る前記タイミング条件を設定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記送信制御手段は、
    タイミング検出手段と、
    前記タイミング検出手段によって検出されたタイミングと、前記タイミング条件と、に基づいて前記情報を前記通知先へ送信するか否かを判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記送信タイミング設定手段により、前記所定の時間間隔で前記情報が前記通知先に送信されるように前記タイミング条件が設定されている場合に、前記タイミング検出手段は、時間を計時することによって前記情報を前記通知先へ送信する前記所定の時間間隔を検出することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記タイミング検出手段は、前記記録媒体の搬送量又は色材の消費量に基づいて前記情報を前記通知先へ送信するタイミングを検出することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記通知先設定手段は前記画像形成装置に関する情報を送信する通知先毎に当該通知先を第一通知先及び第二通知先のうち何れかとして設定し、
    前記送信タイミング設定手段は前記情報を前記第一通知先及び前記第二通知先それぞれへ送信するタイミング条件を前記通知先に応じて異なる第一タイミング条件及び第二タイミング条件として設定し、
    前記送信制御手段は、前記タイミング検出手段によって検出されたタイミングと前記第一タイミング条件とから前記判定手段によって送信すると判定された場合、前記第一通知先へ前記情報を送信し、
    前記タイミング検出手段によって検出されたタイミングと前記第二タイミング条件とに基づいて前記判定手段によって送信すると判定された場合、前記第二通知先へ前記情報を送信するように制御することを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第一通知先は前記画像形成装置のユーザーであり、前記第二通知先は前記画像形成装置の管理者であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記送信タイミング設定手段は、前記画像形成装置に関する情報が生じたときに前記画像形成装置に関する情報を前記第一通知先へ送信するように前記第一タイミング条件を設定することを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成装置。
  9. 前記送信タイミング設定手段は、前記所定の時間間隔で前記画像形成装置に関する情報を前記第二通知先へ送信するように前記第二タイミング条件を設定することを特徴とする請求項6〜8の何れか一項に記載の画像形成装置。
  10. 記録媒体に画像形成を行う画像形成装置の情報通知方法において、
    前記画像形成装置に関する情報を送信する通知先を設定する通知先設定ステップと、
    前記通知先へ前記画像形成装置に関する情報を送信するタイミング条件を前記通知先に応じて設定する送信タイミング設定ステップと、
    前記タイミング条件を満たさない前記通知先には、前記情報を送信せず当該情報を保持し、前記タイミング条件を満たす前記通知先には、前記情報を送信するように制御する送信制御ステップと、
    を含むことを特徴とする情報通知方法。
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