以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る情報処理システム、情報処理装置、サーバ装置、情報処理方法、およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。以下では、本発明に係る情報処理装置を、複合機(MFP:Multifunction Peripheral)に適用した場合を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではない。なお、複合機とは、印刷機能、複写機能、スキャナ機能、及びファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する装置である。
図1は、本実施形態の情報処理システム1000のハードウェア構成例を示すブロック図である。図1に示すように、情報処理システム1000は、MFP1と、サーバ装置3とを備える。MFP1は、通信回線40を経由してサーバ装置3と接続されている。通信回線40は、有線通信であっても無線通信であってもよく、インターネット等のネットワークや電話回線等である。
図1では、サーバ装置3と接続されるMFPの台数が1台である場合を例示しているが、これに限らず、MFPの台数は任意である。
図1に示すように、MFP1は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種の機能を実現可能な本体10と、ユーザの操作に応じた入力を受け付けると共に、各種画像表示を行う操作部20と、を備える。本体10と操作部20は、専用の通信路29を介して相互に通信可能に接続されている。通信路29は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることもできるが、有線か無線かを問わず任意の規格のものであってよい。
本体10は、操作部20で受け付けた入力に応じた動作を行うことができる。また、通信回線40には、クライアントPC(パーソナルコンピュータ)等の外部装置2が接続されている。MFP1及びサーバ装置3は、通信回線40を介して外部装置から受信した指示に応じた動作を行うこともできる。
次に、本体10のハードウェア構成について説明する。図1に示すように、本体10は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、HDD(ハードディスクドライブ)14と、接続I/F(インターフェース)16と、エンジン部17とを備え、これらがシステムバス18を介して相互に接続されている。
CPU11は、本体10の動作を統括的に制御する。CPU11は、RAM13をワークエリア(作業領域)としてROM12またはHDD14等に格納されたプログラムを実行することで、本体10全体の動作を制御し、上述したコピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種機能を実現する。
接続I/F16は、通信路29を介して操作部20と通信するためのインターフェースである。
エンジン部17は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、および、プリンタ機能を実現させるための、汎用的な情報処理及び通信以外の処理を行うハードウェアである。例えば、原稿の画像をスキャンして読み取るスキャナ(画像読取部)、用紙等のシート材への印刷を行うプロッタ(画像形成部)、ファクス通信を行うファクス部などを備えている。更に、印刷済みシート材を仕分けるフィニッシャや、原稿を自動給送するADF(自動原稿給送装置)のような特定のオプションを備えることもできる。
次に、操作部20のハードウェア構成について説明する。図1に示すように、操作部20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、フラッシュメモリ24と、通信I/F25と、接続I/F26と、操作パネル27とを備え、これらがシステムバス28を介して相互に接続されている。
CPU21は、操作部20の動作を統括的に制御する。CPU21は、RAM23をワークエリア(作業領域)としてROM22またはフラッシュメモリ24等に格納されたプログラムを実行することで、操作部20全体の動作を制御し、ユーザから受け付けた入力に応じた情報(画像)の表示などの後述する各種機能を実現する。
なお、これらの各機能を実現するための機能部(詳細後述)の内、少なくとも後述する算出部、発注管理部、消耗品管理部、及び承認処理部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などの処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)などのハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現してもよい。
通信I/F25は、通信回線40を介してサーバ装置3と通信するためのインターフェースである。接続I/F26は、通信路29を介して本体10と通信するためのインターフェースである。
操作パネル27は、ユーザの操作に応じた各種の入力を受け付けるとともに、各種の情報(例えば受け付けた入力に応じた情報、MFP1の動作状況を示す情報、設定状態などを示す情報など)を表示する。この例では、操作パネル27は、タッチパネル機能を搭載した液晶表示装置(LCD)で構成されるが、これに限られるものではない。例えばタッチパネル機能が搭載された有機EL表示装置で構成されてもよい。さらに、これに加えて又はこれに代えて、ハードウェアキー等の操作部やランプ等の表示部を設けることもできる。なお、本実施形態では、操作パネル27は、各種入力の受付を行う受付機能と、各種情報の表示を行う表示機能と、の双方を一体的に備えた構成である場合を説明するが、この構成に限られない。例えば、操作パネル27は、各種入力の受付を行う装置と、各種情報の表示を行う装置と、を別体として構成してもよい。
なお、本実施形態では、機能の独立性を保つために、本体10側のOS層のソフトウェアと操作部20側のOS層のソフトウェアが互いに異なる。つまり、本体10と操作部20は、別々のオペレーティングシステムで互いに独立して動作する。例えば、本体10側のOS層のソフトウェアとしてLinux(登録商標)を用い、操作部20側のOS層のソフトウェアとしてAndroid(登録商標)を用いることも可能である。
すなわち、本実施形態のMFP1では、本体10と操作部20が別々のオペレーティングシステムで動作可能に構成されている。このため、本体10と操作部20との間の通信は、共通の装置内のプロセス間通信ではなく、異なる装置間の通信として行われる。具体的には、操作部20が受け付けた入力(ユーザからの指示内容)を本体10へ伝達する動作(コマンド通信)や、本体10が操作部20へイベントを通知する動作などがこれに該当する。ここでは、操作部20が本体10へコマンド通信を行うことにより、本体10の機能を使用することができる。また、本体10から操作部20に通知するイベントには、本体10における動作の実行状況、本体10側で設定された内容などが挙げられる。
また、本実施形態では、操作部20に対する電力供給は、本体10から通信路29を経由して行われる。このため、操作部20の電源制御を、本体10の電源制御とは別に(独立して)行うことができる構成である。
次に、サーバ装置3のハードウェア構成について説明する。図1に示すように、サーバ装置3は、CPU31と、ROM32と、RAM33と、HDD34と、通信I/F35とを備え、これらがシステムバス38を介して相互に接続されている。
CPU31は、サーバ装置3の動作を統括的に制御する。CPU31は、RAM33をワークエリアとしてROM32またはHDD34等に格納されたプログラムを実行することで、サーバ装置3全体の動作を制御し、後述の各種機能を実現する。また、通信I/F35は、通信回線40を介して操作部20と通信するためのインターフェースである。
次に、MFP1及びサーバ装置3の機能構成について説明する。図2は、本実施形態に係るMFP1およびサーバ装置3の機能構成例を示す図である。以下では、MFP1に搭載可能な消耗品の割引設定処理や注文販売機能に関する機能を中心に説明する。なお、消耗品とは、本実施形態では、MFP1で使用されるトナーや用紙等を示すが、これらに限定されない。
まずMFP1の機能について説明する。図2に示すように、本体10は、検知部60及び接続部62を備える。検知部60は、本体10に搭載された各消耗品の残量を検知する。接続部62は、検知部60による検知結果を操作部20へ通知する。
操作部20は、受付部40A、表示部40B、表示制御部42、発注管理部44、算出部46、消耗品管理部48、第1記憶部50、記憶制御部51、接続部52、第1送信部53、及び第1受信部54を備える。
受付部40Aは、各種の入力を受け付ける。この例では、受付部40Aは、タッチパネル機能が搭載された操作パネル27の画面(画像が表示される面)に対するユーザのタッチ操作による各種情報の入力を受け付ける。本実施形態では、MFP1に搭載可能な消耗品の割引情報の入力等の情報の入力を受け付ける。割引情報は、消耗品の割引に関する情報である。本実施の形態では、割引情報は、消耗品の定価に対する割引率(以下、単に割引率と称する)、消耗品の定価に対する割引額(以下、単に割引額と称する)、割引期間を示す割引期間情報等を示す。
表示部40Bは、各種画像を表示する。本実施の形態では、操作パネル27は、表示部40B及び受付部40Aを一体的に備える。
表示制御部42は、表示部40Bへ各種画像を表示する制御を行う。各種画像には、消耗品の注文を促す注文画像等がある。詳細は後述する。
第1記憶部50は、各種情報を記憶する。本実施の形態では、第1記憶部50は、割引設定情報を記憶する。
図3は、第1記憶部50に記憶されている割引設定情報のデータ構造の一例を示す図である。第1記憶部50は、消耗品情報と、割引情報と、を対応づけた割引設定情報を記憶する。消耗品情報は、消耗品を一意に識別する情報である。消耗品情報には、コピー用紙の種別やトナーの種別等がある。図3に示す例では、割引情報として、割引率、割引額、及び割引期間情報を示した。しかし、第1記憶部50は、割引情報として、これらの1つを少なくとも記憶すればよい。また、第1記憶部50は、全消耗品を総称した識別情報に対応づけて割引情報を更に記憶してもよい。
図2に戻り説明を続ける。発注管理部44は、発注情報の管理を実行する。具体的には、発注管理部44は、ユーザが操作パネル27を操作指示することによって消耗品の発注を行うときに表示部40Bに表示する発注画面や各種ウィザードを予め記憶する。
第1送信部53は、各種情報を、通信回線40を介してサーバ装置3へ送信する。本実施形態では、第1送信部53は、受付部40Aで受け付けた割引情報を含む承認要求を、サーバ装置3へ送信する。承認要求は、受付部40Aで受け付けた割引情報によって特定される割引内容の承認を要求する信号である。また、第1送信部53は、消耗品を一意に識別する消耗品識別情報と、該消耗品の定価情報の取得要求と、を含む価格取得要求をサーバ装置3へ送信する。
第1受信部54は、通信回線40を介して各種情報を受信する。本実施形態では、第1受信部54は、サーバ装置3から消耗品の定価情報を受信する。また、第1受信部54は、割引情報によって特定される割引内容の承認結果を受信する。承認結果には、割引内容の承認を示す承認情報、または否承認を示す否承認情報が含まれる。
算出部46は、第1受信部54で受信した承認結果が承認を示す承認情報であるときに、サーバ装置3から受信した消耗品の定価情報によって特定される定価を、第1記憶部50に記憶されている割引情報に応じて割引いた割引価格を算出する。
記憶制御部51は、各種情報を第1記憶部50に記憶する制御を行う。本実施形態では、記憶制御部51は、第1受信部54で受信した承認結果が承認を示す承認情報であるときに、受付部40Aで受け付けた割引情報を第1記憶部50に記憶する制御等を行う。
消耗品管理部48は、検知部60から接続部52を介して消耗品の残量の検知結果を受け付け、各消耗品の残量が予め定めた閾値以下であるか否かを判別する。この閾値は、各消耗品について交換を要する閾値であり、各消耗品毎に予め定められ設定されている。
次に、サーバ装置3の機能について説明する。サーバ装置3は、第2受信部70、第2送信部71、承認処理部72、第2記憶部74、及び認証部76を備える。
第2受信部70は、MFP1から各種情報を受信する。本実施形態では、第2受信部70は、販売者の認証要求、割引情報等を含む承認要求、及び定価情報の取得要求等、をMFP1から受信する。
第2記憶部74は、各種情報を記憶する。本実施形態では、第2記憶部74は、販売者管理情報、消耗品定価情報、承認条件管理情報、及び承認先管理情報等を記憶する。これらの情報は、予めサーバ装置3側で設定されており、サーバ装置3に設けられた図示を省略する入力部等の操作指示によって、適宜変更可能である。
図4−1は、第2記憶部74に記憶されている販売者管理情報のデータ構造の一例を示す図である。第2記憶部74は、販売者管理情報として、販売者を一意に識別する販売者IDと、パスワードと、を対応づけて予め記憶する。販売者とは、本実施の形態では、MFP1に搭載された消耗品の割引情報設定を予め許可された者である。具体的には、販売者とは、MFP1の販売やメンテナンス等を実行するユーザを想定しているが、これらの人に限られない。
図4−2は、第2記憶部74に記憶されている消耗品定価情報のデータ構造の一例を示す図である。第2記憶部74は、消耗品情報と、定価情報と、を対応づけた消耗品定価情報を予め記憶する。消耗品情報は、消耗品を一意に識別する情報である。定価情報は、消耗品毎に予め定められた定価を示す情報である。
図5は、第2記憶部74に記憶されている承認条件管理情報のデータ構造の一例を示す図である。承認条件管理情報は、承認条件情報を含む情報である。承認条件情報は、消耗品の割引の承認条件を示す。本実施形態では、承認条件情報は、最大割引率、最大割引額、及び設定可能な割引期間情報を含む場合を説明するが、これらに限られない。第2記憶部74は、販売者IDと、消耗品情報と、承認条件情報と、を対応づけた承認条件管理情報を予め記憶する。すなわち、本実施形態では、第2記憶部74は、販売者ID及び消耗品情報毎に、承認条件情報が規定されている。
承認先管理情報は、MFP1から受信した割引情報の内容に応じて、更なる確認を必要とするときの承認先情報を規定した情報である。図6は、承認先管理情報のデータ構造の一例を示す図である。本実施の形態では、第2記憶部74は、該確認を必要とするときの条件を示す条件情報と、承認先情報と、を対応づけて承認先管理情報として記憶する。条件情報は、例えば、MFP1から受信した割引情報としての、割引率や割引額や割引期間情報と、対応する承認条件情報としての最大割引率や最大割引額や設定可能な割引期間情報との差を示す。なお、図6では、割引期間情報と、対応する承認条件情報としての設定可能な割引期間情報との差についての記載は省略しているが、この差についても条件情報として記憶してもよい。そして、承認先管理情報は、この条件情報としての差に応じて、承認を必要とする承認先ユーザの連絡先(メールアドレス等)を示す承認先情報を予め対応づけて記憶する。
例えば、第2記憶部74は、MFP1から受信した割引情報としての割引率や割引額が、対応する承認条件情報としての最大割引率や最大割引額を超えた値であり、且つ超過値が大きいほど、より重要な承認を担当するユーザのメールアドレスを承認先情報として予め記憶する。
図2に戻り、承認処理部72は、MFP1から受け付けた承認要求に含まれる割引情報が、第2記憶部74に記憶されている承認条件管理情報に規定されている承認条件情報によって特定される承認条件を満たすか否かを判別し、該承認条件を満たすときに割引内容の承認を示す承認情報を含む承認処理結果を作成する。また、承認処理部72は、MFP1から受け付けた割引情報が、第2記憶部74に記憶されている承認条件管理情報に規定されている承認条件情報によって特定される承認条件を満たさない場合には、否承認を示す否承認情報を含む承認処理結果を作成する。
認証部76は、MFP1から受け付けた、販売者の認証要求に含まれる販売者ID及びパスワードが、販売者管理情報として第2記憶部74に記憶されているか否かを判別することで、認証処理を実行する。そして、認証部76は、MFP1から受け付けた販売者の認証要求に含まれる販売者ID及びパスワードが、販売者管理情報として第2記憶部74に対応づけて記憶されている場合には、販売者の認証正常を示す認証結果を作成する。一方、認証部76は、MFP1から受け付けた販売者の認証要求に含まれる販売者ID及びパスワードが、販売者管理情報として第2記憶部74に対応づけて記憶されていない場合には、販売者の認証異常を示す認証結果を作成する。
第2送信部71は、各種情報をMFP1へ送信する。本実施の形態では、第2送信部71は、MFP1から受け付けた定価情報の取得要求に含まれる消耗品情報によって特定される消耗品の定価情報をMFP1へ送信する。また、第2送信部71は、承認処理部72による承認処理結果をMFP1へ送信する。また、第2送信部71は、認証部76による認証結果をMFP1へ送信する。
次に、本実施形態の情報処理システム1000で実行する注文販売処理について説明する。注文販売処理は、MFP1では、割引設定を行う割引設定処理と、注文処理と、を含む。また、サーバ装置3では、認証処理と、割引管理を行う割引管理処理と、を実行する。
図7は、MFP1で実行する割引設定処理の手順を示すフローチャートである。
操作部20では所定時間毎に図7に示す割引処理を実行する。
まず、受付部40Aが、割引設定モード移行指示の入力を受け付けたか否かを判別する(ステップS100)。割引設定モード移行指示は、例えば、操作パネル27の予め定めた特定の領域や、操作パネル27に設けられた図示を省略する特定キーが、ユーザによる操作指示によって長押しされたときに、操作パネル27が受付部40Aに割引設定モード移行指示を示す信号を出力する。受付部40Aは、この信号を受け付けたか否かを判別することによって、ステップS100の判断を行う。
ステップS100で否定判断すると(ステップS100:No)、本ルーチンを終了する。一方、ステップS100で肯定判断すると(ステップS100:Yes)、ステップS102へ進む。
ステップS102では、表示制御部42が表示部40Bにログイン画面を表示する制御を行う(ステップS102)。
図8は、操作部20の表示部40Bに表示されたログイン画面78の一例を示す模式図である。図8に示すように、例えば、表示制御部42は、図8に示すログイン画面78を表示部40Bに表示する制御を行う。ログイン画面78は、例えば、ユーザに対してログインを促す文字情報、ログインの取り消しを指示するための指示ボタン78A、及びログインの実行を指示するための指示ボタン78Bを含む。ユーザによる操作パネル27の操作指示によって、ログインの実行を指示するための指示ボタン78Bの表示領域が指示されると、表示制御部42は、ユーザ名及びパスワードを入力するための入力画面を表示部40Bに表示する制御を行う。
図7に戻り、次に、受付部40Aが、ユーザ識別情報が入力されたと判別するまで否定判断を繰り返す(ステップS104:No)。ユーザ識別情報は、本実施の形態では、ユーザ名及びパスワードである。また、このユーザ名は、販売者IDに相当する。
受付部40Aは、ユーザ識別情報が入力されたと判別すると(ステップS104:Yes)、ステップS106へ進む。ステップS106では、第1送信部53が、ステップS104で入力されたユーザ名とパスワードと割引設定用であることを示す用途情報とを含む認証要求を、サーバ装置3へ送信する制御を行う(ステップS106)。
次に、第1受信部54が、ステップS106で送信した認証要求について、サーバ装置3から認証正常を示す認証結果を受信したか否かを判別する(ステップS108)。認証正常とは、ステップS106で送信した認証要求に含まれるユーザ名及びパスワードの組み合わせが、割引情報設定を実行可能なユーザであると認証したことを示す。この認証処理は、サーバ装置3で行われる。
サーバ装置3から受信した認証結果が認証異常を示す場合には、第1受信部54は、ステップS108で否定判断し(ステップS108:No)、本ルーチンを終了する。一方、サーバ装置3から受信した認証結果が認証正常を示す場合には、第1受信部54は、ステップS108で肯定判断し(ステップS108:Yes)、ステップS110へ進む。
ステップS110では、表示制御部42が、受付部40Aに割引設定画面を表示する制御を行う(ステップS110)。すなわち、上記ステップS100〜ステップS108の処理によって、上記ステップS104で入力したユーザ識別情報についてサーバ装置3側で割引情報設定を実行可能なユーザであると認証された場合に、表示制御部42は、割引情報設定のための割引設定画面を表示部40Bに表示する制御を行う。
ステップS110の処理によって、認証されたユーザ(例えば、MFP1の販売者やメンテナンス者)は、MFP1に搭載可能な消耗品の各々について、割引設定画面を介して各消耗品の割引情報を設定可能な状態となる。
図9は、操作部20の表示部40Bに表示された割引設定画面82の一例を示す模式図である。図9に示すように、割引設定画面82は、消耗品毎に割引情報を入力するための入力欄82B、画面スクロールを指示するためのスクロールボタン82C、及び割引設定を一括で行うことを指示するための一括設定ボタン82Aを含む。なお、図9に示す例では、割引情報として割引価格を入力するための入力欄の設けられた割引設定画面を示したが、割引率や割引期間情報を入力するための入力欄を更に設けた構成であってもよく、図9に示す画面構成に限られない。
図7に戻り、受付部40Aは、一括設定を示す一括設定指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS112)。受付部40Aは、操作パネル27から一括設定指示を示す信号を受け付けたか否かを判別することで、ステップS112の判断を行う。例えば、図9に示す割引設定画面82における一括設定ボタン82Aの表示領域がユーザによる操作パネル27の操作指示によって指示されることで、操作パネル27は受付部40Aに一括設定指示を示す信号を送信する。受付部40Aは、この信号を受け付けたか否かを判別することで、ステップS112の判断を行う。
ステップS112で肯定判断すると(ステップS112:Yes)、表示制御部42が、一括設定の設定形態を指示するための設定形態指示画面を表示部40Bに表示する制御を行う(ステップS114)。一括設定の設定形態とは、予め割引情報の設定されたファイルの格納場所を示す情報である。
図10は、設定形態指示画面79の一例を示す模式図である。設定形態指示画面79は、割引情報の設定形態を選択可能に表示した画面である。例えば、SDカードを示す画像79A、USBメモリを示す画像79B、ネットワークに接続された他の外部記憶領域(クラウドストレージ等)を示す画像79Cを含む。図10に示す例では、SDカードを示す画像79Aが選択された状態を示しており、SDカード内の割引情報を含む割引ファイル名として、「割引一括.txt」79Dが指示された状態を示している。
この割引情報を含む割引ファイルは、MFP1で読取り可能なフォーマットで記載されていればよい。
図11は、割引ファイルに記載されている情報の一例である。図11に示すように、割引ファイルには、「お客様コード」、「機種名設定」、「機器MACアドレス」、「販売担当設定」、「割引期限設定」、「消耗品」、「割引率(%)」、「割引額」が含まれる。お客様コードは、MFP1を使用するユーザを一意に特定可能な情報である(以下、顧客IDと称する)。機器MACアドレスは、MFP1を一意に特定可能な情報であり、言い換えれば、機器IDである。販売担当設定は、販売者を識別可能な販売者IDに相当する。割引期限設定は、割引期間情報に相当する。
図11に示す例では、割引期間である2013年12月31日まで、消耗品としてのトナーは全品30%引き、用紙は300円引き、A4サイズ用紙は50%引きであり、割引期間である2014年12月31日までは、消耗品としてのトナーが全品10%引き、用紙がすべて100円引き、を示す情報が設定されている。
図7に戻り、受付部40Aが、設定形態指示画面79に含まれる一括設定の設定形態の内の何れかが選択されたか否かを判別する(ステップS116)。ステップS116では、ユーザによる操作パネル27の操作指示によって、設定形態指示画面79に含まれる何れかの設定形態を示す画像が指示されたか否かを判別することによって、ステップS116の判断を行う。
受付部40Aは、肯定判断するまで(ステップS116:Yes)否定判断を繰り返し(ステップS116:No)、肯定判断すると(ステップS116:Yes)、ステップS118へ進む。
ステップS118では、発注管理部44が、ステップS116で受け付けた設定形態によって特定される割引ファイルを読取る(ステップS118)。そして、ステップS120へ進む。
一方、上記ステップS112で否定判断すると(ステップS112:No)、ステップS128へ進む。ステップS128では、受付部40Aは、割引設定が個別入力されたか否かを判別する(ステップS128)。例えば、図9に示す割引設定画面82を表示部40Bに表示する制御がなされているときに、ユーザによる操作パネル27の操作指示によって割引設定画面82を介して消耗品の種類毎の割引額が入力され、図示を省略する決定を示すボタン領域がユーザによって操作指示される。そして、この操作指示がなされたときに、受付部40Aは、割引設定が個別入力されたことを示す信号を操作パネル27から受け付ける。受付部40Aは、この信号を受け付けたか否かを判別することで、ステップS128の判断を行えばよい。ステップS128で肯定判断すると、ステップS120へ進む。
なお、表示制御部42は、第1記憶部50に記憶されている割引設定情報を読み出し、表示部40Bに表示する制御を行ってもよい。例えば、第1記憶部50は、後述するステップS126の処理によって割引設定情報を記憶するときに、各記憶タイミング毎に割引設定情報を一意に識別可能な識別情報に対応づけて、割引設定情報を記憶する。表示制御部42は、割引設定画面の表示時に、第1記憶部50に記憶されている割引設定情報の一覧を表示部40Bへ表示すると共に、表示されている割引設定情報の選択を指示するための指示ボタンを含む画像を表示部40Bに表示する制御を実行してもよい。
図12は、第1記憶部50に記憶されている割引設定情報の一覧を示す表示画面の一例を示す模式図である。図12に示すように、表示制御部42は、割引設定情報の識別情報として設定1、設定2、設定3の各々を示す情報を表示すると共に、設定1〜設定3の各々に対応する割引設定情報を選択可能に表示する制御を行う。例えば、設定1を示すタブ80Aと、設定2を示すタブ80Bと、設定3を示すタブ80Cと、が表示され、各タブ80A〜タブ80Cの何れかがユーザによる操作パネル27の操作指示によって選択されることで、各タブ80A〜タブ80Cによって特定される設定1〜設定3に対応する割引設定情報80Dが表示される。
図12に示す例では、設定1に対応する割引情報として各消耗品の割引額や割引率を示す情報と、表示されている割引情報の選択を指示するための選択ボタン80Eが表示されている。
ユーザは、操作パネル27を操作指示することによって、容易に、既に設定されている割引設定情報の中から任意の割引設定情報を選択することができる。
図7に戻り、説明を続ける。ステップS128で否定判断すると(ステップS128:No)、ステップS130へ進む。
ステップS130では、受付部40Aが、割引設定ウィザードの実行指示がなされたか否かを判別する(ステップS130)。例えば、発注管理部44に、割引情報の設定を行うための割引設定ウィザードを予め記憶する。そして、操作部20に設けられた予め定めた指示ボタンや表示部40Bの予め定めた領域がユーザによって操作指示されると(ステップS130:Yes)、発注管理部44が割引設定ウィザードを起動する(ステップS132)。なお、ステップS130で否定されると(ステップS130:No)、上記ステップS112へ戻る。
ステップS132の処理によって、表示制御部42は、いわゆるウィザード形式(次々と表示される設定画面の質問に答えていく形式)の入力画面を表示部40Bに表示する制御を行う。例えば、表示制御部42は、図13に示すウィザード形式の入力画面83を表示する制御を行う。図13に示すように、入力画面83は、割引設定のための各種条件の一覧83Bと、各条件を満たすか否かを選択するための選択ボタン83Cと、設定完了を指示するときに選択するための完了ボタン83Aと、を含む。
割引設定ウィザードを用いることで、ユーザに対して、消耗品の割引情報を容易に設定可能な環境を提供することができる。すなわち、ユーザは、割引設定のための各種条件の一覧83Bに応じて、各条件を満たすか否かを選択するための選択ボタン83Cを選択した後に、完了ボタン83Aを選択することで、割引設定を行うことができる。
図7に戻り、次に、受付部40Aは、上記ウィザード形式の入力画面を介して割引設定が入力されたか否かを判断する(ステップS134)。ステップS134の判断は、例えば、ユーザによる操作指示によって完了ボタン83Aの表示領域が指示されたか否かを判別することで行う。ステップS134で肯定判断するまで(ステップS134:Yes)否定判断(ステップS134:No)を繰り返し、肯定判断すると(ステップS134:Yes)、ステップS120へ進む。
ステップS120では、第1送信部53が、上記ステップS110〜ステップS134の処理によって設定された割引情報を含む承認要求をサーバ装置3へ送信する(ステップS120)。
承認要求は、少なくとも割引情報を含む。本実施の形態では、承認要求は、顧客ID、機器ID、販売者ID、消耗品情報、及び割引情報(割引率、割引額、及び割引期間情報の少なくとも1つを含む)を含む。
図14は、承認要求のデータ構造の一例を示す図である。承認要求は、例えば、顧客ID「UC2134905」、機種名「MFP 1230」、機器ID「00−12−24−CC−00−52」、販売者ID「Taro Rikoh」、割引期間情報「2013/12/31」、消耗品・割引率または割引額「%,TONNER,ALL,30 %,TONNER,YELLOW,30 %,TONNER,CYAN,30 %,TONNER,MAGENTA,30 Y,PAPER,ALL,300 %,PAPER,A4,50」、割引期間情報「2014/12/31」、消耗品・割引率または割引額「%,TONNER,ALL,10 Y,PAPER,ALL,100」を含む。
図7に戻り、次に、第1受信部54が、上記ステップS120で送信した承認要求に対する承認処理結果を受信するまで否定判断を繰り返す(ステップS122:No)。承認処理結果は、サーバ装置3へ送信した承認要求について、割引情報によって特定される割引内容の承認を示す承認情報、または否承認を示す否承認情報を含む。
ステップS122で肯定判断すると(ステップS122:Yes)、ステップ124へ進み、記憶制御部51が、受信した承認処理結果が承認情報を含むか否かを判別する(ステップS124)。ステップS124で肯定判断すると(ステップS124:Yes)、記憶制御部51は、ステップS120でサーバ装置3へ送信した承認要求に含まれる割引情報を、該承認要求に含まれる対応する消耗品情報に対応づけて第1記憶部50に記憶する(ステップS126)。そして本ルーチンを終了する。
一方、ステップS124で否定判断すると(ステップS124:No:非承認)、割引情報の記憶を行わずに本ルーチンを終了する。
ステップS126の処理によって、第1記憶部50には、図3に示すように、サーバ装置3で承認された割引情報が対応する消耗品情報に対応づけて記憶される。
次に、サーバ装置3で実行する認証処理について説明する。図15は、認証処理の手順を示すフローチャートである。
まず、第2受信部70が、MFP1から認証要求を受信したか否かを判別する(ステップS200)。ステップS200で否定判断すると(ステップS200:No)、本ルーチンを終了する。一方、ステップS200で肯定判断すると(ステップS200:Yes)、ステップS202へ進む。
ステップS202では、認証部76が、認証処理を実行する(ステップS202)。具体的には、認証部76は、ステップS200で受信した認証要求に含まれるユーザ名としての販売者IDとパスワードが、第2記憶部74に販売者管理情報(図4−1参照)として対応づけて記憶されているか否かを判別する。
認証部76は、ステップS200で受信した認証要求に含まれるユーザ名とパスワードが第2記憶部74に販売者管理情報として対応づけて記憶されている場合には、認証正常情報を認証結果としてMFP1へ送信し、記憶されていない場合には、認証異常を示す認証異常情報を認証結果としてMFP1へ送信する(ステップS204)。そして、本ルーチンを終了する。
次に、サーバ装置3で実行する割引管理処理を説明する。図16は、サーバ装置3で実行する割引設定処理の手順を示すフローチャートである。
まず、第2受信部70が、MFP1から承認要求を受信したか否かを判断する(ステップS300)。ステップS300で否定判断すると(ステップS300:No)、本ルーチンを終了する。一方、ステップS300で肯定判断すると(ステップS300:Yes)、ステップS302へ進む。ステップS302では後述する承認処理を実行する(ステップS302)。
次に、第2送信部71が承認処理結果をMFP1へ送信し(ステップS304)、本ルーチンを終了する。
図17は、サーバ装置3が実行する承認処理(図16のステップS302)の手順を示すフローチャートである。
まず、承認処理部72は、承認要求情報に含まれる割引情報が、承認条件管理情報で規定されている承認条件情報によって特定される承認条件を満たすか否かを判別する(ステップS400)。なお、承認要求には、割引情報として、各消耗品の割引率が含まれている場合には、承認処理部72は、MFP1から受信した承認要求に含まれる消耗品情報の各々に対応する割引率が、第2記憶部74に格納されている承認条件管理情報(図5参照)によって規定される各消耗品情報に対応する承認条件情報の範囲内であるか否かを判別する。
例えば、承認処理部72は、MFP1から受信した承認要求に含まれる販売者ID及び消耗品情報に対応する割引率が、第2記憶部74に格納されている承認条件管理情報(図5参照)における対応する最大割引率以下であるか否かを判別する。なお、承認要求に、販売者IDと各消耗品情報に対応する割引率や割引期間情報が設定されている場合には、承認処理部72は、同様にして、第2記憶部74に格納されている承認条件管理情報における、該販売者ID及び該消耗品情報に対応する最大割引率以下であるか、設定可能な割引期間内であるかを判別する。
承認処理部72は、承認要求情報に含まれる割引情報が、承認条件管理情報で規定されている承認条件情報によって特定される承認条件を満たすと判別すると(ステップS400:Yes)、ステップS402へ進む。ステップS402では、承認処理部72が、割引情報によって特定される割引内容の承認を示す承認情報を作成し(ステップS402)、本ルーチンを終了する。
一方、ステップS400で否定判断すると(ステップS400:No)、ステップS404へ進む。ステップS404では、MFP1から受信した承認要求に含まれる消耗品情報毎の割引情報と、サーバ装置3で予め記憶している対応する承認条件情報との差を算出する(ステップS404)。例えば、承認要求に含まれる消耗品情報(例えば、A4サイズの用紙)に対応する割引率が30%であり、サーバ装置3の第2記憶部74に格納されている対応する承認条件情報としての最大割引率が10%であるとする。この場合、承認処理部72は、最大割引率10%と、承認要求に含まれる割引率30%との差分として、20%を算出する。
次に、承認処理部72は、ステップS404で算出した差分に対応する承認先情報を承認先管理情報(図6参照)から読取る(ステップS406)。次に、第2送信部71が、ステップS406で読取られた承認先情報へ、上記ステップS300(図16参照)でMFP1から受信した承認要求を送信する(ステップS408)。該承認要求は、例えば、メール機能を利用して送信される。該承認要求を受信した承認者側の端末(パーソナルコンピュータ等)では、該端末の操作者によって予め定められたキー操作等がなされることで許可または否許可を示す信号が入力されると、許可または否許可を示す信号が、サーバ装置3へ送信されるようにすればよい。この送受信の機能は、公知のメール機能等を用いればよい。
次に、第2受信部70が該端末から許可情報を受信したか否かを判別する(ステップS410)。ステップS410で肯定判断すると(ステップS410:Yes)、ステップS412へ進み、承認処理部72が、承認情報を作成し(ステップS412)、本ルーチンを終了する。
一方、ステップS410で否定判断すると(ステップS410:No)、ステップS414へ進み、承認処理部72が否承認を示す否承認情報を作成し(ステップS414)、本ルーチンを終了する。
なお、ステップS400で否定判断した場合(ステップS400:No)、上記ステップS404〜ステップS412の処理を行わずに、承認処理部72がステップS414の否承認情報作成処理を実行した後に、本ルーチンを終了してもよい。
次に、MFP1で実行する注文処理を説明する。図18は、MFP1で実行する注文処理の手順を示すフローチャートである。
まず、消耗品管理部48が、消耗品の残量が閾値以下であるか否かを判断する(ステップS500)。消耗品管理部48は、消耗品の残量が閾値以下であることを示す情報と該消耗品を識別可能な消耗品情報とを含む信号を、検知部60から受信したか否かを判別することによって、ステップS500の判断を行う。
ステップS500で否定判断すると(ステップS500:No)、本ルーチンを終了する。一方、ステップS500で肯定判断すると(ステップS500:Yes)、ステップS502へ進む。
ステップS502では、第1送信部53が、ステップS500で残量閾値以下と判別した消耗品の定価情報取得要求をサーバ装置3へ送信する(ステップS502)。定価情報取得要求は、消耗品を識別するための消耗品情報と、定価情報の取得要求と、を含む。
次に、第1受信部54が、サーバ装置3から定価情報を受信するまで否定判断を繰り返し(ステップS504:No)、肯定判断すると(ステップS504:Yes)、ステップS506へ進む。
ステップS506では、消耗品管理部48が、上記ステップS500で残量閾値以下と判別した消耗品に対して割引情報の設定が有るか否かを判別する(ステップS506)。消耗品管理部48は、ステップS500で残量閾値以下と判別した消耗品の消耗品情報に対応する割引情報が、第1記憶部50に割引設定情報として記憶されているか否かを判別することで、ステップS506の判断を行う。
ステップS506で肯定判断すると(ステップS506:Yes)、ステップS508へ進む。ステップS508では、発注管理部44が、現在の日時が、該割引設定情報に規定されている該消耗品情報に対応する割引期間内であるか否かを判断する(ステップS508)。
ステップS508で肯定判断すると(ステップS508)、算出部46がステップS510へ進み、割引価格算出処理を実行する。例えば、算出部46は、ステップS504で受信した定価情報を、第1記憶部50に格納されている割引設定情報に規定される対応する消耗品情報の割引情報としての割引率または割引価格に応じて割引いた割引価格を算出する(ステップS510)。
次に、表示制御部42が、上記ステップS500で残量閾値以下と判別した消耗品について交換を促す画像を表示する(ステップS512)。図19は、消耗品の交換を促す画像85の一例を示す模式図である。消耗品の交換を促す画像85は、例えば、交換を要する消耗品情報と消耗品の交換を促す情報を含むメッセージ85Aと、注文画像への移行を指示するための指示ボタン85Bと、を含む。
図18に戻り、次に、受付部40Aが操作パネル27から注文画像移行指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS514)。例えば、図19に示す消耗品の交換を促す画像85を介して、ユーザによる操作パネル27の操作指示によって、指示ボタン85Bの表示領域が操作指示されたときに、注文画像移行指示を示す信号が操作パネル27から受付部40Aへ送信されるものとする。受付部40Aは、この注文画像移行指示を示す信号を操作パネル27から受け付けたか否かを判別することで、ステップS514の判断を行えばよい。ステップS514で肯定判断すると(ステップS514:Yes)、ステップS516へ進む。
次に、表示制御部42が注文画像を表示部40Bに表示する制御を行う(ステップS516)。注文画像は、注文対象の消耗品を示す消耗品情報と、定価、及び割引価格を含む。図20は、注文画像86の一例を示す図である。図20に示すように、本実施の形態では、注文画像86は、注文対象の消耗品として上記ステップS500で残量閾値以下と判別された消耗品情報及び該消耗品の注文を促すメッセージと、消耗品のイメージを示す画像86Bと、消耗御品の定価と割引後の割引価格を含む画像86Aと、注文指示するための指示ボタン86Cと、を含む。
なお、上記ステップS506及びステップS508で否定判断された場合には(ステップS506:No,ステップS508:No)、表示制御部42は、注文対象の消耗品を示す消耗品情報と定価とを含む(すなわち、割引後の割引価格を含まない)画像を注文画像として表示部40Bに表示する制御を行う。
次に、受付部40Aが、注文指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS518)。上記ステップS516で表示した注文画像86における注文指示するための指示ボタン86Cの位置がユーザによって操作指示されたときに、操作パネル27から受付部40Aに注文指示を示す信号を出力する。受付部40Aは、注文指示を示す信号を受け付けたか否かを判別することで、ステップS518の判断を行う。
ステップS518で肯定判断すると(ステップS518:Yes)、ステップS520へ進む。ステップS520では、第1送信部53が、上記注文画像を介して指示された注文内容を、サーバ装置3へ送信する(ステップS520)。注文内容は、例えば、消耗品情報と、消耗品の個数情報と、顧客ID等を含む。そして、表示制御部42が注文終了画面87を表示部40Bに表示する制御を行った後に、本ルーチンを終了する。なお、上記ステップS514で否定判断した場合(ステップS514:No)、及びステップS518で否定判断した場合(ステップS518:No)についても、本ルーチンを終了する。図21は、注文終了画面の一例を示す図である。注文終了画面87は、注文終了を示すメッセージを含む画面である。
なお、図18に示す注文処理では、消耗品管理部48が消耗品の残量閾値以下であると判別したときに、ステップS502〜ステップS520の注文処理を実行する場合を説明した。しかし、注文処理は、ユーザによる操作パネル27の操作指示によって受付部40Aが消耗品の注文指示を受け付けたときに、ステップS502〜ステップS520の処理を実行してもよい。
この場合には、例えば、表示制御部42は、処理選択画面を表示部40Bに表示する。図22は、処理選択画面84の一例を示す模式図である。処理選択画面84は、MFP1で実行する各種処理の実行を指示するための指示画像や、消耗品の注文を指示するための指示画像84Aを含む。
ユーザによる操作パネル27の操作指示によって、指示画像84Aが選択されると、消耗品の注文指示を示す指示信号が操作パネル27から受付部40Aへ出力される。受付部40Aは、この指示信号を受け付けたときに、図18に示すステップS502〜ステップS520の処理を実行すればよい。また、消耗品の注文の指示信号を受け付けたときに、表示制御部42が、MFP1に搭載可能な消耗品の一覧を示す画像を表示部40Bに表示する制御を行い、表示した消耗品の一覧の中からユーザによる操作指示によって選択された消耗品について、ステップS502〜ステップS520の処理を実行してもよい。
以上説明したように、本実施の形態の情報処理システム1000によれば、受付部40Aが、MFP1に搭載可能な消耗品の割引情報の入力を受け付ける。記憶制御部51は、割引情報を第1記憶部50に記憶する制御を行う。第1受信部54は、サーバ装置3から消耗品の定価情報を受信し、算出部46は、定価情報を第1記憶部50に記憶された割引情報に応じて割引いた割引価格を算出する。表示制御部42は、割引価格を含み消耗品の注文を促す注文画像を表示部40Bに表示する制御を行う。
このように、本実施の形態の情報処理システム1000では、MFP1側で割引情報の設定を行い、注文画像には、このMFP1で設定された割引情報を反映させた割引価格を含む注文画像を表示部40Bに表示する制御を行う。
従って、本実施の形態の情報処理システム1000によれば、MFP1のメンテナンスやMFP1の提供等を行う販売者側で、各種状況に応じた割引サービスの設定を行うことができ、利便性を向上させることができる。
また、本実施の形態の情報処理システム1000では、MFP1における割引情報の設定は、サーバ装置3で認証されたユーザのみが実行することができる。このため、特定のユーザに対してのみ、割引設定を行うことができる。
また、本実施の形態の情報処理システム1000では、割引情報によって特定される割引内容について、サーバ装置3側で承認されたときに、MFP1側で割引情報を記憶し、割引価格を算出する。このため、利便性を確保しつつ、且つ、割引情報の管理を効率良く行うことができる。
なお、本実施の形態では、サーバ装置3の第2記憶部74は、承認条件管理情報として、販売者ID及び消耗品情報毎に、承認条件情報を予め規定する場合を説明した。しかし、第2記憶部74が記憶する承認条件管理情報は、更に、顧客IDを対応づけて記憶してもよい。
図23は、承認条件管理情報のデータ構造の他の例を示す図である。図23に示す承認条件管理情報は、顧客IDと、販売者IDと、消耗品情報と、承認条件情報と、を対応づけたものである。このように、承認条件管理情報として、第2記憶部74が、顧客ID、販売者ID、及び消耗品情報毎に、承認条件情報を対応づけた承認条件管理情報を予め記憶することで、承認処理部72は、顧客ID、販売者ID、及び消耗品情報毎に定められた承認条件情報に応じた承認処理を実行することができる。
また、サーバ装置3の第2記憶部74は、承認条件管理情報として、更に、機器ID及び顧客IDを対応づけて記憶してもよい。
図24は、承認条件管理情報のデータ構造の他の例を示す図である。図24に示す承認条件管理情報は、機器IDと、顧客IDと、販売者IDと、消耗品情報と、承認条件情報と、を対応づけたものである。このように、承認条件管理情報として、第2記憶部74が、機器ID、顧客ID、販売者ID、及び消耗品情報毎に、承認条件情報を対応づけた承認条件管理情報を予め記憶することで、承認処理部72は、機器ID、顧客ID、販売者ID、及び消耗品情報毎に定められた承認条件情報に応じた承認処理を実行することができる。
なお、上述の実施形態では、本体10と操作部20は、別々のオペレーティングシステムで互いに独立して動作しているが、これに限らず、例えば本体10と操作部20が同じオペレーティングシステムで動作する形態であってもよい。
また、上述の実施形態では、注文処理についてもMFP1で実行する場合を説明したが、外部装置2がMFP1の操作部20にアクセスし、注文処理を実行するための注文処理プログラムを起動することで、上述した注文処理(図18参照)を実行するようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、サーバ装置3が認証部76及び承認処理部72を備え、サーバ装置3側で認証処理及び承認処理を実行する場合を説明した。しかし、本実施の形態の情報処理システム1000は、この形態に限られない。例えば、MFP1側に、認証部76及び承認処理部72の少なくとも一方を備えた構成とし、MFP1側で、認証処理、及び承認処理の少なくとも一方を実行してもよい。
また、本実施の形態では、情報処理システム1000は、1台のサーバ装置3と1台のMFP1とからなる構成である場合を一例として説明したが、情報処理システム1000は、複数のMFP1を備えた構成であってもよく、また、複数のサーバ装置3を備えた構成であってもよい。また、複数のサーバ装置3に、本実施の形態で説明したサーバ装置3に備えた機能を分散して設けた構成としてもよい。
また、本実施の形態で説明した情報処理システム1000における、MFP1とサーバ装置3とが接続されたシステム構成は一例であり、用途や目的に応じて、様々なシステム構成例があることはいうまでもない。
(プログラム)
上述した実施形態の情報処理システム1000で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよいし、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、各種プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。