JPWO2015025842A1 - エアバッグ用織物 - Google Patents

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Abstract

本発明の目的はエアバッグ用の袋体としたときの膨張部と非膨張部の境界部分の高温時の目開きが抑制されつつも、常温時の柔軟性が改善され、特に高密度における引裂き強力が改善されたエアバッグ基布を提供することであり、本発明のエアバッグ基布は下記式であらわされるカバーファクターが2250以上2500以下であって、嵩密度が700kg/m3以上900kg/m3以下であることを特徴とするノンコートエアバッグ基布である。((経密度)+(緯密度))×√(繊維繊度)

Description

本発明はエアバッグ用織物に関する。より詳しくは高温下での気密性の高いエアバッグ用織物に関する。
エアバッグは事故時の衝突の衝撃や、車内装備品と人体の接触を軽減するものである。エアバッグは、いち早く大きく展開し、破れることなく人体を受け止め、クッション効果を必要とされるため、気密性が求められている。詳しくは膨張部と非膨張部の境界部分の気密性がバッグ全体の気密性に影響を与えるが、特にインフレータ作動時の高温ガスが存在する環境下での前述した部分の気密性は特に重要である。基布の気密性向上は、下記特許文献1及び特許文献2に開示されている。特許文献1は繊維間の相互拘束力を向上させることによって糸の動きを抑制する方法である。しかしながら当該文献には高温時における目開きは記載がない。また、単に繊維間の拘束力向上のみでは、高密度織物になった場合、過剰に繊維の動きが抑制されてしまい、引裂き強力が低下する場合がある。特許文献2には、扁平な単糸で構成されたマルチフィラメントを用いて製織した後、0.08cN/dtex以下の経糸張力で収縮処理することが開示されている。しかしながら、扁平糸を引き揃え偏平軸方向を揃えて並べた織構造は引裂き物性などが低減してしまうことがあるし、高温時における目開きについては記載がない。
特開2012−52280号公報 特開2005−105445号公報
本発明の目的はエアバッグ用の袋体としたときの膨張部と非膨張部の境界部分の高温時の目開きが抑制されつつも、常温時の織物の柔軟性を改善し、特に高密度における引裂き強力を改善した織物を提供することである。
本発明者は、織物としたときの嵩密度を調整することで、高密度織物において袋体の膨張部と非膨張部の境界部分の高温時目開きが抑制され、かつ、引裂き強力の高い織物が得られることを見出し、発明に至った。
すなわち、本発明は以下のとおりである。
(1)下記式であらわされるカバーファクターが2250以上2500以下であって、嵩密度が700kg/m3以上900kg/m3以下であることを特徴とするノンコートエアバッグ基布。
((経密度)+(緯密度))×√(繊維繊度)
(2)引裂き強力が150N以上300N未満であることを特徴とする上記1項に記載のノンコートエアバッグ基布。
(3)繊維表面に糸重量に対してアルキルリン酸エステル塩が0.05重量ppm以上3重量ppm未満存在することを特徴とする上記1または2項に記載のノンコートエアバッグ基布。
(4)繊維表面に糸重量に対してアルキル硫酸塩が1重量ppm以上12重量ppm未満存在することを特徴とする上記1〜3項のいずれか一項に記載のノンコートエアバッグ基布。
(5)単糸断面形状が丸断面である糸条を用いて製織されたことを特徴とする上記1〜4項のいずれか一項に記載のノンコートエアバッグ基布。
(6)基布の動的通気量が400mm/s以下であることを特徴とする上記1〜5項いずれか一項に記載のノンコートエアバッグ基布。
(7)100℃における縫目目開き量が12mm以下であることを特徴とする上記1〜6項のいずれか一項に記載のノンコートエアバッグ基布。
(8)単糸繊度が2dtex以上7dtex以下である糸条にて構成されていることを特徴とする上記1〜7項のいずれか一項に記載のノンコートエアバッグ基布。
(9)基布を構成する繊維がポリアミド66であることを特徴とする上記1〜8項のいずれか一項に記載のノンコートエアバッグ基布。
(10)製織後1N/cm以上の張力下で湿潤処理されていることを特徴とする上記1〜9項のいずれか一項に記載のノンコートエアバッグ基布。
(11)上記1〜10項のいずれか一項に記載の基布にて製造されたノンコートエアバッグ。
本発明の基布は、特定の嵩密度を有する高密度織物であることにより、エアバッグとしたときの膨張部と非膨張部の境界部分の目開きが抑制され、エアバッグの高気密性を実現しつつ、高密度織物の欠点である柔軟性が改善され、引裂き強力も向上している。とりわけ、高出力で高温のガスを用いるエアバッグ装置に適している。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の基布の織密度は、カバーファクターが2250以上2500以下を満足する範囲であることが必要である。カバーファクターが2300以上2500未満であればより好ましく、2350以上2450未満が最も好ましい。2250以上であれば、エアバッグとしたときの膨張部と非膨張部の境界部分の目開きが大きくなって、通常圧の気密性が損なわれることがない。2500以下ならば、柔軟性が損なわれることがない。基布の嵩密度は700kg/m3以上900kg/m3以下が必要である。750kg/m3以上900kg/m3未満であればより好ましく、750kg/m3以上850kg/m3未満であればさらに好ましく、780kg/m3以上830kg/m3が最も好ましい。700kg/m3以上であれば、バッグとしたときの膨張部と非膨張部の境界部分の目開きが大きくならず、高圧の気密性が損なわれることがない。また、900kg/m3以下の場合は柔軟性が損なわれず、収納性も小さく維持される。カバーファクターと嵩密度を上記の範囲にするには、例えば、経糸の密度を50本/inch以上に設定し、また緯糸も同じ密度の設定を行ない、製織時の経糸の張力を0.3cN/dtex以上の張力で製織し、その後にセット工程を行なうことによって可能である。セット時には基布を弛めずに処理することが重要で、その時の張力は1N/cm以上である。すなわち、カバーファクターを大きくし、かつ、嵩密度を大きくし、3次元的に目の詰まった織物構造とするための加工条件を採用することが重要である。
本発明の基布の動的通気量は400mm/s以下が好ましい。より好ましくは300mm/s以下で、最も好ましくは200mm/s以下である。400mm/s以下では柔軟性と気密性を両立できる。なお、動的通気量の測定方法は後述する。
本発明の基布の100℃における縫目目開きは、12mm以下である。好ましくは10mm以下であり。8mm以下であれば最も好ましい。12mm以下であればバッグとしたときの気密性を大きく損なうことなく、展開が可能である。なお、縫目目開きの測定方法は後述する。
本発明の基布は、引裂き強力が150N以上300N未満であることが好ましい。より好ましくは180N以上で200N以上であれば最も好ましい。150N以上では目ずれ抑制に有利に働く。また300N未満の基布であれば繊維の自由度が大きく柔軟な基布となり、収納性に有利になる。ここでの引裂き強力はISO13937−2に規定されているシングルタング法である。
本発明の基布を構成する繊維の表面には、アルキルリン酸エステル塩が0.05重量ppm以上3.0重量ppm未満、および、アルキル硫酸塩が1重量ppm以上12重量ppm未満存在することが好ましい。さらに好ましくは、アルキルリン酸エステル塩が0.1重量ppm以上2.0重量ppm未満、および、アルキル硫酸塩が2重量ppm以上8重量ppm未満存在、最も好ましくはアルキルリン酸エステル塩が0.1重量ppm以上1.0重量ppm未満、および、アルキル硫酸塩が2重量ppm以上5重量ppm未満とすることである。
アルキルリン酸エステル塩が0.05重量ppm以上であれば繊維間の静摩擦が大きくなりすぎず、引裂き強力の維持向上に有利である。また、3.0重量ppm未満では、バッグとした際の膨張部と非膨張部の境界部目開きを増大させずに有利である。一方、アルキル硫酸塩が1重量ppm以上であると繊維間の静摩擦が大きくなりすぎず、引裂き強力の維持向上に有利である。12重量ppm未満では、バッグとした際の膨張部と非膨張部の境界部目開きを増大させずに有利である。
アルキルリン酸エステル塩とアルキル硫酸塩は、いずれかが上述の適量存在することが好ましい。しかし、両者がともに存在することが好ましく、より少量の存在量でより効果的である。
アルキルリン酸塩のアルキル部は炭素数が8以上18以下であることが好ましく、側鎖を有していてもよく、またエチレンオキサイド鎖を含んでも良い。塩としては、ナトリウム塩、カルシウム塩、3級アミン塩が好ましい。アルキル硫酸塩のアルキル部は炭素数が8〜18であることが好ましく、側鎖を有していてもよく、またエチレンオキサイド鎖を含んでも良い。塩としてはナトリウム塩、カルシウム塩が好ましい。
本発明の基布に使用するアルキルリン酸塩及びアルキル硫酸塩の付与方法は特に限定されないが、好ましくは繊維表面に塗布する方法で繊維表面にのみ存在させることが、使用量も少なく効果的である。さらに、繊維表面への塗布の方法としては、紡糸段階及び整経準備段階にて実施する方法が採用でき、紡糸油剤とともに当該成分を付与するのが一般的である。紡糸油剤成分は特に限定されないが、例えば、平滑剤には2価の有機酸と1価のアルコールとのエステル、1価の有機酸と多価のアルコールとのエステルで有機酸やアルコールにはエチレンオキサイドブロックが含まれるものを含み、水分散で使用する場合は、これに硬化ひまし油もしくはその誘導体と1価もしくは多価のアルコールとのエステルでエチレンオキサイドもしくはプロピレンオキサイドを含むものや、エチレンオキサイドもしくはプロピレンオキサイドのアルキルエーテルが一般的に使用できる。
また、塗布する液体の形態としては、炭化水素等の有機溶媒や水への分散液もしくは溶液の形態が可能であるが、好ましくは溶媒に水を利用したものが経済的、安全性にも有効である。なお、繊維表面とは、基布を構成する繊維の単糸表面を指す。
本発明の基布に使用する繊維の単糸繊度は2dtex以上7dtex以下が好ましい。より好ましくは3dtex以上7dtex未満であり、最も好ましいのは3dtex以上6dtex未満である。2dtex以上では気密性が良く、バッグ展開時における目開き抑制に有利である。7dtex以下であれば、製織等の加工時の単糸ダメージを受けにくく、品質の良い基布を得るのに有利である。
本発明の基布に使用する繊維は、その構成する単糸断面は丸断面が好ましい。丸断面であれば、基布に応力がかかる場合において、均等に応力がかかる為に、引裂き、引張強力の高い基布を得ることができる。ここでの丸断面とはアスペクト比が1.0以上1.1未満の事を言い、アスペクト比の長軸の定義はその断面の最大径、短軸の定義は最小径を示す。
本発明の基布に使用する繊維素材は、熱可塑性繊維が好ましく、特にポリエステル、ポリアミド66繊維が繊維物性、取扱い性にて最も好適に使用できる。
本発明の基布の製造において、製織後に湿潤処理を行うことが好ましい。湿潤処理は張力下で行うことが好ましく、この時の張力は1N/cm以上が好ましい。より好ましくは1.5N/cm以上で、2N/cm以上であれば最も好ましい。1N/cm以上であれば湿潤処理の熱水中もしくは乾燥時の基布の収縮による厚みの増加を抑え、3次元的に目の詰まった織構造が得られる。そのため、高圧下での気密性が良好に維持できる。あまり大きすぎると均一な収縮が損なわれる場合があり、基布のしわ発生や、織密度のバラつきが大きくなる場合があるから、4N/cm以下が好ましい。ここで述べる湿潤処理とは製織後の精練処理もしくは水及び/又は熱水のみの浸漬処理で、その後の乾燥処理までを含んだ処理を言い、途中にテンター処理を実施しても良い。さらに、製織後の湿潤状態の基布の乾燥のみの処理も本発明で言う湿潤処理に含まれる。また、基布を湿潤する工程では、アルカリを使用しないことが基布表面の油剤の過剰な脱落を起こさず好適である。
次に、実施例および比較例によって本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。本発明における各種測定方法および評価方法は以下の通りである。
(1)製織性は、豊田自動織機社製LWT710を用い、2.3m幅、織機回転数600rpmまたは500rpmで試織を行い、下記基準で評価した。
停台が5回/日以上:×
停台が3〜4回/日:△
停台が2回/日未満:○
(2)基布の硬さは、ASTM−D4032に従って測定した。
(3)基布の引裂き強力はISO13937−2に従って測定した。
(4)基布の動的通気量はASTM−D6476に従ってTEXTEST社製FX3350通気量試験機を用いて測定し、テストヘッドが400cc、ピーク圧力が95〜105kPaになるようにして、50kPa時の通気量を求めた。
(5)基布の嵩密度は10cm2の基布重量及び厚み(ISO−5084 試験圧1kPa)を測定し、その重さと体積によって算出した。
(6)室温の縫目目開き量はサンプル織物より縦38cm×横15cmの布2枚を切り出し、互いに向き合わせて長辺の端より1cmの部分を残し1350dtexの撚糸からなる縫い糸にて50針/dmの本縫で縫合し、糸両端を結ぶ。これを織物の経方向どうしの合わせおよび緯方向どうしの合わせの縫合で試料を作成した。その後、A&D社製テンシロンにおいて100mm/minの速度にて1500Nの荷重をかけた時の縫目の開き長さを定規にて測定した。
(7)100℃における縫目開き量は、室温の縫目開き量測定と同じ試料を作成し、100℃に設定した専用恒温槽の中1分間保持後、上記(5)と同様に1500Nの荷重をかけた時の縫目目開き長さを定規にて測定した。
(8)残油量は、基布15gを採取し、シクロヘキサンを溶媒としてソックスレー抽出を行った。次に抽出した溶媒を加熱揮発させ、その残渣重量を精密天秤にて測定し残渣量を求めた。この重量を試料重量で割った値を残油量とした。
(9)繊維表面のアルキルリン酸エステル塩の付着量はICPによってリン濃度より求めた。
(10)繊維表面のアルキル硫酸塩の付着量はイオンクロマトグラフによって硫酸根の量より求めた。
(11)外観は、仕上がった基布を目視判定し、特に問題ない場合を○、外観で異常を発見した場合はその現象を記した。
(12)総合判定は縫目目開き量を主体にして、柔軟性(硬さ)および気密性(動的通気量)も考慮して判定し、極めて良好を○、良好を△、不良を×とした。
[実施例1]
ポリアミド66樹脂を300℃において溶融紡糸し、冷却しながらエステル系平滑剤60重量%及び非イオン型界面活性剤40重量%の紡糸油剤にアルキル(C12〜16)リン酸アミン塩0.3重量%及びアルキル(C12〜16)硫酸ナトリウム塩4重量%を含んだ紡糸油剤を糸重量に対し0.8重量%付与し、その後200℃の熱延伸ロールにて4.9倍に延伸した後、圧縮空気にて交絡を付与することにより、繊度470dtex、単糸数136本の原糸を得た。原糸強度は8.6cN/dtex、破断伸び率は20.0%であった。これを用い、糊付けすることなく豊田自動織機社製LWT710にて、経糸設定密度51本/inch、緯糸設定密度52本/inch、反幅230cm、経糸張力0.32cN/dtex、織機回転数600rpmで平織製織を行った。両耳部分はそれぞれ絡み糸として33dtexナイロン66モノフィラメント2本を使用した。また、増し糸として絡み糸の内側に33dtexナイロン66モノフィラメント8本を平織で織り込み幅2mの原料反を得た。その後、80℃の湯浴に400Nの張力下で180sec間処理し、加熱ドラムにて110℃で40sec間乾燥を行い、目的の織密度が経緯共に55本/inchの織物を得た。この織物の残油量を計測した結果、基布重量に対し0.1重量%であった。得られた基布について、各種特性測定および評価を行ない、それらの結果を表1に記載した。また、上記製織時の製織性評価も表1に記載した。
[実施例2]
実施例1記載のナイロン66繊維を用い、経糸張力を0.26cN/dtexとした以外は実施例1と同様にして原料反を得た。これを実施例1と同様な加工を行い。目的の織物を得た。この織物の残油量を測定した結果、基布重量に対し、0.1重量%であった。得られた基布について各種特性測定及び評価を行い、それらの結果と製織性評価を表1に記載した。
[実施例3]
実施例1記載のナイロン66繊維を用い、経糸張力を0.35cN/dtexとした以外は実施例1と同様にして原料反を得た。これを実施例1と同様な加工を行い。目的の織物を得た。この織物の残油量を測定した結果、基布重量に対し、0.11重量%であった。得られた基布について各種特性測定及び評価を行い、それらの結果と製織性評価を表1に記載した。
[実施例4]
実施例1に記載のナイロン66繊維を用い、経糸設定密度53本/inch、緯糸設定密度53本/inch、反幅230cm、経糸張力0.32cN/dtex、織機回転数500rpmで平織製織を行った。両耳部分は実施例1と同様にして原料反を得た。その後80℃の湯浴に400Nの張力下で180sec間処理し、加熱ドラムにて110℃で40sec間乾燥を行い、目的の織密度が経緯共に57本/inchの織物を得た。この織物の残油量を計測した結果、基布重量に対し0.12重量%であった。得られた基布について、各種特性測定および評価を行ない、それらの結果を表1に記載した。また、上記製織時の製織性評価も表1に記載した。
[実施例5]
実施例1に記載のナイロン66繊維を用い、経糸設定密度49本/inch、緯糸設定密度50本/inch、反幅230cm、経糸張力0.32cN/dtex、織機回転数600rpmで平織製織を行った。両耳部分は実施例1と同様にして原料反を得た。その後80℃の湯浴に400Nの張力下で180sec間処理し、加熱ドラムにて110℃で40sec間乾燥を行い、目的の織密度が経緯共に53本/inchの織物を得た。この織物の残油量を計測した結果、基布重量に対し0.09重量%であった。得られた基布について、各種特性測定および評価を行ない、それらの結果を表1に記載した。また、上記製織時の製織性評価も表1に記載した。
[実施例6]
ポリアミド66樹脂を300℃において溶融紡糸し、冷却しながらアルキル(C12〜16)リン酸アミン塩0.3重量%及びアルキル(C12〜16)硫酸ナトリウム塩4重量%を含んだ紡糸油剤を糸重量に対し0.8重量%付与し、その後200℃の熱延伸ロールにて4.7倍に延伸した後、圧縮空気にて交絡を付与することにより、繊度470dtex、単糸数216本の原糸を得た。原糸強度は8.7cN/dtex、破断伸び率は19.5%であった。この原糸を用いて実施例1と同様な製織を行った結果、残油率は基布重量に対し0.1重量%であった。得られた基布について、各種特性測定および評価を行ない、それらの結果を表1に記載した。また、上記製織時の製織性評価も表1に記載した。
[実施例7]
ポリアミド66樹脂を300℃において溶融紡糸し、冷却しながらアルキル(C12〜16)リン酸アミン塩0.3重量%及びアルキル(C12〜16)硫酸ナトリウム塩4重量%を含んだ紡糸油剤を糸重量に対し0.8重量%付与し、その後200℃の熱延伸ロールにて4.8倍に延伸した後、圧縮空気にて交絡を付与することにより、繊度470dtex、単糸数72本の原糸を得た。原糸強度は8.6cN/dtex、破断伸び率は20.2%であった。この原糸を用いて実施例1と同様な製織を行った結果、残油率は基布重量に対し0.11重量%であった。得られた基布について、各種特性測定および評価を行ない、それらの結果を表1に記載した。また、上記製織時の製織性評価も表1に記載した。
[実施例8]
ポリアミド66樹脂を300℃において溶融紡糸し、冷却しながらアルキル(C12〜16)リン酸アミン塩3重量%及びアルキル(C12〜16)硫酸ナトリウム塩4重量%を含んだ紡糸油剤を糸重量に対し0.8重量%付与し、その後200℃の熱延伸ロールにて4.9倍に延伸した後、圧縮空気にて交絡を付与することにより、繊度470dtex、単糸数136本の原糸を得た。原糸強度は8.5cN/dtex、破断伸び率は21.0%であった。この原糸を用いて実施例1と同様な製織を実施した結果、残油率は基布重量に対し0.11重量%であった。得られた基布について、各種特性測定および評価を行ない、それらの結果を表1に記載した。また、上記製織時の製織性評価も表1に記載した。
[実施例9]
ポリアミド66樹脂を300℃において溶融紡糸し、冷却しながらアルキル(C12〜16)リン酸アミン塩0.05重量%及びアルキル(C12〜16)硫酸ナトリウム塩4重量%を含んだ紡糸油剤を糸重量に対し0.8重量%付与し、その後200℃の熱延伸ロールにて4.8倍に延伸した後、圧縮空気にて交絡を付与することにより、繊度470dtex、単糸数136本の原糸を得た。原糸強度は8.6cN/dtex、破断伸び率は20.5%であった。この原糸を用いて実施例1と同様な製織を行なった。得られた基布について、各種特性測定および評価を行ない、それらの結果を表1に記載した。また、上記製織時の製織性評価も表1に記載した。
[実施例10]
ポリアミド66樹脂を300℃において溶融紡糸し、冷却しながらアルキル(C12〜16)リン酸アミン塩0.3重量%及びアルキル(C12〜16)硫酸ナトリウム塩10重量%を含んだ紡糸油剤を糸重量に対し0.8重量%付与し、その後200℃の熱延伸ロールにて4.8倍に延伸した後、圧縮空気にて交絡を付与することにより、繊度470dtex、単糸数136本の原糸を得た。原糸強度は8.6cN/dtex、破断伸び率は20%であった。この原糸を用いて実施例1と同様な製織を実施した結果、残油率は基布重量に対し0.12重量%であった。得られた基布について、各種特性測定および評価を行ない、それらの結果を表1に記載した。また、上記製織時の製織性評価も表1に記載した。
[実施例11]
ポリアミド66樹脂を300℃において溶融紡糸し、冷却しながらアルキル(C12〜16)リン酸アミン塩0.3重量%及びアルキル(C12〜16)硫酸ナトリウム塩2重量%を含んだ紡糸油剤を糸重量に対し0.8重量%付与し、その後200℃の熱延伸ロールにて4.8倍に延伸した後、圧縮空気にて交絡を付与することにより、繊度470dtex、単糸数136本の原糸を得た。原糸強度は8.7cN/dtex、破断伸び率は20.5%であった。この原糸を用いて実施例1と同様な製織を実施した結果、残油率は基布重量に対し0.08重量%であった。得られた基布について、各種特性測定および評価を行ない、それらの結果を表1に記載した。また、上記製織時の製織性評価も表1に記載した。
[実施例12]
ポリエチレンテレフタレート樹脂を290℃において溶融紡糸し、冷却しながらアルキル(C12〜16)リン酸アミン塩0.3重量%及びアルキル(C12〜16)硫酸ナトリウム塩1重量%を含んだ紡糸油剤を糸重量に対し0.8重量%付与し、その後200℃の熱延伸ロールにて6.0倍に延伸した後、圧縮空気にて交絡を付与することにより、繊度550dtex、単糸数96本の原糸を得た。原糸強度は7.0cN/dtex、破断伸び率は20%であった。この原糸を用いて実施例1と同様な製織を実施した結果、残油率は基布重量に対し0.08重量%であった。得られた基布について、各種特性測定および評価を行ない、それらの結果を表1に記載した。また、上記製織時の製織性評価も表1に記載した。
Figure 2015025842
[実施例13]
ポリアミド66樹脂を300℃において溶融紡糸し、冷却しながらアルキル(C12〜16)リン酸アミン塩を含まず、アルキル(C12〜16)硫酸ナトリウム塩のみを4重量%を含んだ紡糸油剤を糸重量に対し0.8重量%付与し、その後200℃の熱延伸ロールにて4.9倍に延伸した後、圧縮空気にて交絡を付与することにより、繊度470dtex、単糸数136本の原糸を得た。原糸強度は8.6cN/dtex、破断伸び率は20.0%であった。この原糸を用いて実施例1と同様な製織を行い、目的の織密度が経緯共に55本/inchの織物を得た。この織物の残油量を計測した結果、基布重量に対し0.1重量%であった。得られた基布について、各種特性測定および評価を行ない、それらの結果を表2に記載した。また、上記製織時の製織性評価も表2に記載した。
[実施例14]
ポリアミド66樹脂を300℃において溶融紡糸し、冷却しながらアルキル(C12〜16)リン酸アミン塩0.3重量%を含み、アルキル(C12〜16)硫酸ナトリウム塩を含まない紡糸油剤を糸重量に対し0.8重量%付与し、その後200℃の熱延伸ロールにて4.9倍に延伸した後、圧縮空気にて交絡を付与することにより、繊度470dtex、単糸数136本の原糸を得た。原糸強度は8.6cN/dtex、破断伸び率は20.2%であった。この原糸を用いて実施例1と同様な製織を行い、目的の織密度が経緯共に55本/inchの織物を得た。この織物の残油量を計測した結果、基布重量に対し0.1重量%であった。得られた基布について、各種特性測定および評価を行ない、それらの結果を表1に記載した。得られた基布について、各種特性測定および評価を行ない、それらの結果を表2に記載した。また、上記製織時の製織性評価も表2に記載した。
[実施例15]
ポリアミド66樹脂を300℃において溶融紡糸し、冷却しながらアルキル(C12〜16)リン酸アミン塩及び、アルキル(C12〜16)硫酸ナトリウム塩を含まない紡糸油剤を糸重量に対し0.8重量%付与した以外は、実施例1と同様な方法で紡糸して、繊度470dtex、単糸数136本の原糸を得た。原糸強度は8.6cN/dtex、破断伸び率は21.0%であった。この原糸を用いて実施例1と同様な製織を行い、目的の織密度が経緯共に55本/inchの織物を得た。この織物の残油量を計測した結果、基布重量に対し0.11重量%であった。得られた基布について、各種特性測定および評価を行ない、それらの結果を表2に記載した。また、製織時の製織性評価も表2に記載した。
[実施例16]
実施例1の糸条を用い、実施例1と同様な製織を行って基布を得た。これを60℃の水酸化ナトリウム7.4g/L水溶液に浸漬後、80℃のスチーム槽に30秒通した後、90℃×1分間の水洗浄を実施し、100℃の加熱ロールにて70秒乾燥後、巻き取り、織密度が経緯共に55本/inchの織物を得た。この織物の残油量は、基布重量に対し0.01%であった。得られた基布について、評価を行い、それらの結果を表2に記載した。また、製織時の製織性評価も表2に記載した。
[実施例17]
実施例1の糸条を用い、実施例1と同様な製織を行って基布を得た。これを80℃の湯浴に200Nの張力下で180sec間処理し、加熱ドラムにて110℃で40sec間乾燥を行い、目的の織密度が経緯共に55本/inchの織物を得た。この織物の残油量を計測した結果、基布重量に対し0.11重量%であった。得られた基布について、各種特性測定および評価を行ない、それらの結果を表2に記載した。また、上記製織時の製織性評価も表2に記載した。
[実施例18]
実施例1の糸条を用い、実施例1と同様な製織を行って基布を得た。これを80℃の湯浴に800Nの張力下で180sec間処理し、加熱ドラムにて110℃で40sec間乾燥を行い、目的の織密度が経緯共に55本/inchの織物を得た。この織物の残油量を計測した結果、基布重量に対し0.10重量%であった。得られた基布について、各種特性測定および評価を行ない、それらの結果を表2に記載した。また、上記製織時の製織性評価も表2に記載した。
[比較例1]
ポリアミド66樹脂を300℃において溶融紡糸し、冷却しながらアルキル(C12〜16)リン酸アミン塩0.3重量%及びアルキル(C12〜16)硫酸ナトリウム塩4重量%を含んだ紡糸油剤を糸重量に対し0.8重量%付与し、その後200℃の熱延伸ロールにて4.9倍に延伸した後、圧縮空気にて交絡を付与することにより、繊度470dtex、単糸数136本の原糸を得た。原糸強度は8.6cN/dtex、破断伸び率は20.0%であった。この原糸を用い、糊付けすることなく豊田自動織機社性LWT710にて、経糸設定密度49本/inch、緯糸設定密度48本/inch、反幅230cm、経糸張力0.32cN/dtex、織機回転数600rpmで平織製織を行った。両耳部分はそれぞれ絡み糸として33dtexナイロン66モノフィラメント2本を使用した。また、増し糸として絡み糸の内側に33dtexナイロン66モノフィラメント8本を平織で織り込み原料反を得た。その後80℃の湯浴に400Nの張力下で180sec間処理し、加熱ドラムにて110℃で40sec間乾燥を行い、織密度が経緯共に51本/inchの目的の織物を得た。この織物の残油量を計測した結果、基布重量に対し0.1重量%であった。得られた基布について、各種特性測定および評価を行ない、それらの結果を表2に記載した。また、上記製織時の製織性評価も表2に記載した。カバーファクターが低く、縫目開きが大きいものであった。
[比較例2]
経糸張力を0.18cN/dtexとしたことを除いて、実施例1と同様に実施した。得られた基布について、各種特性測定および評価を行ない、それらの結果を表2に記載した。また、上記製織時の製織性評価も表2に記載した。嵩密度が低く、通気度が大きい。
[比較例3]
実施例1と同様な糸条を用い、実施例1と同様に製織を実施し、その後、80℃の湯浴に50Nの張力下で180sec間処理し、加熱ドラムにて110℃で40sec間乾燥を行い、目的の織密度が経緯共に55本/inchの織物を得た。この織物の残油量を計測した結果、基布重量に対し0.08重量%であった。得られた基布について、各種特性測定および評価を行ない、それらの結果を表2に記載した。また、上記製織時の製織性評価も表2に記載した。嵩密度が低く、通気度が大きいうえに高温目開きも大きい。
[比較例4]
実施例1と同様な糸条を用い、実施例1と同様に製織および湯洗を実施し、その後温度150℃、圧力7MPaでカレンダー処理を行い、目的の織密度が経緯共に55本/inchの織物を得た。この織物の残油量を計測した結果、基布重量に対し0.10重量%であった。得られた基布について、各種特性測定および評価を行ない、それらの結果を表2に記載した。また、上記製織時の製織性評価も表2に記載した。嵩密度が著しく高く、通気量が抑えられているが、引裂き強力が劣っている。
Figure 2015025842
表1および表2から分かるように、本発明のものは目開きしにくいが、本発明の範囲外のものは目開きし易い。
本発明のノンコートエアバッグ基布は膨張部と非膨張部の境界部分の目開きが抑制され、かつ柔軟性にも優れているので、産業上の利用価値は極めて大きい。
(1)単糸断面形状が丸断面である繊維を用いて製織され、下記式:
((経密度)+(緯密度))×√(繊維繊度)
表されるカバーファクターが2250以上2500以下であり、かつ、嵩密度が750kg/m3以上900kg/m3以下であることを特徴とするノンコートエアバッグ基布。
(2)引裂き強力が150N以上300N未満である、上記(1)に記載のノンコートエアバッグ基布。
(3)前記繊維表面に糸重量に対してアルキルリン酸エステル塩が0.05重量ppm以上3重量ppm未満存在する、上記(1)または(2)に記載のノンコートエアバッグ基布。
(4)前記繊維表面に糸重量に対してアルキル硫酸塩が1重量ppm以上12重量ppm未満存在する、上記(1)〜(3)のいずれかに記載のノンコートエアバッグ基布。
(5)前記基布の動的通気量が400mm/s以下である、上記(1)〜(4)のいずれかに記載のノンコートエアバッグ基布。
(6)100℃における縫目目開き量が12mm以下である、上記(1)〜(5)のいずれかに記載のノンコートエアバッグ基布。
(7)前記繊維の単糸繊度が2dtex以上7dtex以下である、上記(1)〜(6)のいずれかに記載のノンコートエアバッグ基布。
(8)前記基布を構成する繊維がポリアミド66である、上記(1)〜(7)のいずれかに記載のノンコートエアバッグ基布。
(9)製織後1N/cm以上の張力下で湿潤処理されている、上記(1)〜(8)のいずれかに記載のノンコートエアバッグ基布。
(10)上記(1)〜(9)のいずれかに記載のノンコートエアバッグ基布を用いて製造されたノンコートエアバッグ。

Claims (11)

  1. 下記式であらわされるカバーファクターが2250以上2500以下であって、嵩密度が700kg/m3以上900kg/m3以下であることを特徴とするノンコートエアバッグ基布。
    ((経密度)+(緯密度))×√(繊維繊度)
  2. 引裂き強力が150N以上300N未満であることを特徴とする請求項1に記載のノンコートエアバッグ基布。
  3. 繊維表面に糸重量に対してアルキルリン酸エステル塩が0.05重量ppm以上3重量ppm未満存在することを特徴とする請求項1または2に記載のノンコートエアバッグ基布。
  4. 繊維表面に糸重量に対してアルキル硫酸塩が1重量ppm以上12重量ppm未満存在することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のノンコートエアバッグ基布。
  5. 単糸断面形状が丸断面である糸条を用いて製織されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のノンコートエアバッグ基布。
  6. 基布の動的通気量が400mm/s以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のノンコートエアバッグ基布。
  7. 100℃における縫目目開き量が12mm以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のノンコートエアバッグ基布。
  8. 単糸繊度が2dtex以上7dtex以下である糸条にて構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のノンコートエアバッグ基布。
  9. 基布を構成する繊維がポリアミド66であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のノンコートエアバッグ基布。
  10. 製織後1N/cm以上の張力下で湿潤処理されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のノンコートエアバッグ基布。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の基布にて製造されたノンコートエアバッグ。
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