JPWO2014123090A1 - エアバッグ用織物および織物ロール - Google Patents

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Abstract

本発明の目的は袋体としたときの膨張部と非膨張部の境界部分の高温時の目開きが抑制された織物を提供することであり、本発明の繊維は熱可塑性繊維からなり、芳香族を含む分子構造を有する物質が繊維表面に繊維重量に対し10〜2000ppm存在している織物である。

Description

本発明はエアバッグ用織物に関する。より詳しくは高温環境下で気密性の高いエアバッグ用織物に関する。
エアバッグは事故時の衝突の衝撃や、車内装備品と人体の接触を軽減するものである。そのために、エアバッグには気密性が求められている。詳しくは膨張部と非膨張部の境界部分の気密性がバッグ全体の気密性に影響を与えるが、特にインフレータ作動時の高温ガスが存在する環境下での前述した部分の気密性は特に重要である。当該部分の気密性向上には、糸糸間の摩擦力を向上させることが有効で、この技術は下記特許文献1に開示されている。しかしながら当該文献には高温時における目開きは紹介されていない。一般にエアバッグ用に使用されている繊維では高温時に摩擦の低下や糸事態の伸長が起こり、その結果、高温な展開ガスにさらされた場合十分な目開き抑制を発揮することが困難な場合がある。
特開2012−52280号公報
本発明の目的は袋体としたときの膨張部と非膨張部の境界部分の高温時の目開きが抑制された織物を提供することである。さらには、織物幅が広いながらも品質均一性に優れた織物ロールを提供することである。
本発明者等は、繊維表面に芳香族を含有する物質を特定量存在させることにより、織物としたときの経および緯糸間の摩擦力が高められ、エアバッグとしたときの膨張部と非膨張部境界の高温時目開きが抑制され、通気量を均一にすることに有効であることを見出し、本発明に至った。さらに繊維間の摩擦を高めた副次的な効果として、織密度が安定し、バーコード印字がより鮮明安定に印字され、製品トレーサビリティが向上すること、製品ロールとした場合にロール端面の盛り上がりが抑制されること等の効果が得られることも判明した。また、これらの効果は、特に幅広織物において有効であることも判明した。
すなわち、本発明は以下のとおりである。
(1)熱可塑性繊維からなり、芳香族を含む分子構造を有する物質が繊維表面に繊維重量に対し10〜2000ppm存在している織物。
(2)熱可塑性繊維が、周波数110Hz、昇温速度10℃/分の動的粘弾性測定から求められるtanδが最大値を示す際の温度(Tmax)が110〜150℃である前記(1)に記載の織物。
(3)熱可塑性繊維がポリアミド類もしくはポリエステル類である前記(1)または(2)に記載の織物。
(4)80〜230℃で熱セットされた前記(1)〜(3)のいずれか一項に記載の織物。
(5)熱セット時の経方向のオーバーフィードが−5〜10%である前記(4)に記載の織物。
(6)熱セット時の緯方向が、熱セット前供給織物幅に対し90%〜105%でセットされた前記(4)または(5)に記載の織物。
(7)織物の経糸密度および緯糸密度の変動係数が10%未満である前記(1)〜(6)のいずれか一項に記載の織物。
(8)前記(7)に記載の織物からなる織物ロール。
(9)ロール幅が2000mm以上である前記(8)に記載の織物ロール。
(10)織物にバーコードが印字されている前記(8)または(9)に記載の織物ロール。
(11)ロール中央部の直径Dとロール端部の直径dの比d/Dが1.07未満である前記(8)〜(10)のいずれか一項に記載の織物ロール。
(12)前記(1)〜(7)のいずれか一項に記載の織物または前記(8)〜(11)のいずれか一項に記載の織物ロールを用いて製造されたエアバッグ。
本発明の織物は、経および緯糸間の摩擦力が適度に大きく、エアバッグにしたときの膨張部と非膨張部の境界部分の高温時目開きが抑制され、均一な通気量を有するエアバッグの製造を可能にする。
以下、本発明について詳細に説明する。
織物の経および緯糸間の摩擦力は繊維間の摩擦増加によるものであり、繊維表面に芳香族を含む分子構造を有する物質を付与することにより大きくなる。芳香族を含む分子構造を有する物質とは、比較的低分子量(分子量1000以下)の物質成分の分子中に芳香族骨格を有するものであり、芳香族骨格とは、ベンゼン環、ナフタレン環、アズレン環などをいう。芳香族を含む分子構造を有する物質は、繊維の取り扱いに有用な油分として付与することが好ましい。この油分は平滑作用や集束作用を有するものが好ましい。また、この油分として合成エステルを用いることが好ましい。例えば、芳香族を含む分子構造を有する物質としては、エチレンオキサイドやプロピレンオキサイドを含むこともあるノニルフェノール、ビスフェノールAまたはトリウンデカトリメリテートとエチレンオキサイドやプロピレンオキサイドを含むこともある炭素数が12〜18の1塩基酸とのエステルが挙げられる。その付与量は繊維重量に対し10〜2000ppmであり、好ましくは100〜2000ppmであり、さらに好ましくは300〜1500ppmである。10ppm以上であれば目的の経緯糸間の摩擦力の有効な向上が認められ、膨張部と非膨張部の境界部分の目開き(縫目開き)抑制に有効に寄与する。また、2000ppm以下の場合は摩擦力が大きくなりすぎて、引裂き強力等の機械物性が低下するようなことがない。繊維表面とは、繊維を構成している単糸の表面を指す。この繊維表面に前述したエステル類を含んだ紡糸油剤を、紡糸時に給油するか、もしくは整経時に付与することができるが、ウォータージェット織機や精練工程を通す場合は、水による脱落もあるため、付与量や精練条件等を調整し、最終の製品織物について上記の範囲内にコントロールすることが必要である。
本発明の織物を構成する繊維は熱可塑性繊維であり、周波数110Hz、昇温速度10℃/分の動的粘弾性測定から求められるtanδが最大値を示す際の温度(Tmax)が110〜150℃であることが好ましい。120〜140℃であればさらに好ましい。110℃以上の場合、熱によって分子主鎖が動き、織物を構成する繊維の伸長変形を引き起こすことが抑えられ、縫目部分の開きが大きくなりにくく、エアバッグとした場合に気密性が維持できる。150℃以下のものが汎用の熱可塑性繊維では入手可能である。セルロース系の繊維の中には、耐熱性向上を目的とした当て布に使用可能な場合もあるが、繊維の強力が低く大きな荷重がかかるエアバッグ本体に使用するのは適当ではない。
熱可塑性繊維としては、特にポリアミド類およびポリエステル類より選択されるものがコストや物性等でバランスが取れていて好適である。特にナイロン66やポリエチレンテレフタレート繊維が好適に使用可能である。当該繊維は溶融紡糸によりマルチフィラメントを得て、冷却後、油剤を付与し、熱ロールにて延伸し、圧力空気により交絡を付与して得ることができる。
本発明の織物は、整経時にサイジングやワックス付与することも可能であるが、何も付与しないで製織する方がコスト面で有利である。製織方法は、特に限定されず、レピア、ウォータジェット、エアージェット、シャットル、プロジェクタイル等を選択できる。
本発明の織物の耳部には耳緩み防止のために、織物の地部とは別種の糸を適用できる。例えば、絡み糸と力糸である。絡み糸は反物の一番端に配置して、耳部のほつれや緩みを防止する。絡み糸は、通常2本1組で両耳部分にレノ装置にて織物に織り込むが、15〜100dtexのモノフィラメントを適用した場合、耳部の締まりが良く、耳部のたるみや、これに起因するフレアおよび経糸密度のばらつきを特に有効に軽減できる。絡み糸が15dtex以上であると耳部の締まりが特によく、100dtex以下では適度に太い糸である為にモノフィラメントのような透明な糸に対してハンドリングが容易である。更に増し糸と称する地糸と別種もしくは同種の糸を反物地糸と両反端絡み糸の間に2本以上存在させると反物の緩み防止により有効となる。これは別の給糸台より供給する。増し糸には、モノフィラメント、捲縮加工糸、反物に使用する地糸が用いられ使用する繊維の繊度は地糸と同じを基本とするが、耳部のしわや緩み、製品ロールの耳高さを見ながらバランスを取ることが適宜可能である。また、増し糸部は平織が一般的に採用されるが、耳部の状態により変更でき、特に限定されない。
本発明の織物をノンコートでエアバッグに用いる場合、何らかの熱セットをすることが好ましい。これは経時的な寸法変化を抑制するためである。熱セット方法は特に限定されず、公知の方法が選択できる。例えば100℃未満の水槽に通した後に乾燥し、テンター等の炉にて熱固定する方法や、テンターを省略した方法も選択できる。熱固定も経方向では供給ロールと炉内固定具の進行速度差により張力をかける方法が一般的にとられる。また、緯方向では、例えばピン、クリップ固定や、炉内ロールと織物との摩擦のみで緯方向の収縮を抑制する方法が採用できる。加熱においても電気、ガスによる熱風循環、赤外線ヒーターでの輻射を利用してもよい。
本発明の織物は、熱寸法安定であり、150℃で30分間処理による乾熱収縮が経緯方向の平均で2.5%以下が好ましい。より好ましくは、2.0%以下である。
精練熱セット温度は80〜230℃が好ましく、エアバッグとした場合に寸法変化をより抑制し好適である。80℃以上で寸法変化を抑制する傾向がある。また230℃以下で、熱収縮後に、織物構造が緩んで、目開きがやや増加するような傾向を防げる。
熱セット時の炉内の引張条件は、下式によって表されるオーバーフィードを10%以下にすることが好ましく、より好適な織物となる。10%を超える場合は、織構造の弛緩が発生する場合があり、目開きの増大を招く場合がある。また、−5%以上にすることが好ましく、−5%未満では経方向の張力が高くなり過ぎ、これに伴い幅方向の変形が過大となり、経密度のばらつきが大きくなるので好ましくない。
オーバーフィード=(セット炉入速度−セット炉出速度)/(セット炉出速度)×100
熱セット時の幅方向の引張条件は加工前の幅に対し熱セット時の幅を90〜105%にすることでより好適な織物となる。105%以下で経密度の分布が大きくなることが防げ、通気量のばらつきが大きくならない。また、90%以上で、織構造の弛緩の発生なく、目開きの増大を招くことがない。
本発明の織物は上述したように、繊維表面の物質により経および緯糸間の摩擦力が適度に大きいので、織物幅方向で織込が安定しており、織密度ばらつきが少なく、織物の経糸密度および緯糸密度の変動係数は10%未満であり、好ましくは3%未満である。従って、幅の広い織物しても、樹脂でコートしない織物へのバーコード印字のにじみが少なく、バーコードリーダーの認識ミスが低減できる。
織物の経糸密度および緯糸密度の変動係数は、織物の経糸密度および緯糸密度を幅方向に等間隔で10個所測定し、その平均値と標準偏差を求め、下式によって計算される値である。
変動係数=(標準偏差/平均値)×100
本発明の織物を製造するためには、製織時、特にジェットタイプ製織機を用いて製織する場合には緯糸挿入に工夫が必要である。本発明の織物に用いる糸は目開きを抑制する為に摩擦の高い糸である。従って、緯糸挿入性は必ずしも良くない。特に緯糸が自由飛送で緯入れされるタイプにおいては高摩擦糸の影響が顕著に表れる。さらに、高摩擦の織糸により、織機幅が広いほど緯糸飛走が妨げられ、製織性が低下し、織品質が悪化しやすい。そこで、低摩擦の糸であれば上記タイプの緯入れ装置における貯留ドラムに貯留する緯糸の長さは通常製織幅の500〜800%であるが、本発明に使用する比較的摩擦の高い糸においては貯留ドラムに貯留する緯糸の長さは、製織幅の800〜1200%にすることが好ましい。800%未満では、高い摩擦に由来して解舒張力による緯糸飛走への影響が高くなり、また、反ノズル側へ到達する時間の遅延の影響で停台回数が増加するばかりか、製織が不安定となるために密度変化が大きくなりやすい。また、1200%を超えると貯留量が過剰となり、緯糸の解舒不良が起こる場合がある。貯留ドラムに貯留する緯糸の長さを製織幅の800〜1200%にすることによって、経及び緯糸密度変動を抑えた、目開きしにくい織物が得られるのである。
本発明の織物がコートもしくはラミネート布である場合は、前述したエステル類を含んだ紡糸油剤の残油分量を確保できれば、精練工程を入れた方が接着性の向上に有利である。精練工程もしくはコート工程にて80〜230℃の温度を付与できれば寸法安定の良い目的の織物を得ることができる。コートする樹脂としては、シリコン、ウレタン等既知の樹脂を適用できる。コート方法も、ナイフコーティング、ロールコーティング、浸漬処理等のどのような方法も可能である。さらに、フィルムラミネートも可能である。
本発明の織物が巻かれたロールは、上述したように織密度のばらつきが小さいので、ロール中央部の直径Dとロール端部の直径dの比d/Dが1.07未満である。より好ましくは、1.03未満である。この比が1.07未満であれば、ロールの両端が大きくなり、効率よく積載しにくいといった不都合が回避できる。さらに、この比が小さいほど、ロール解反時の織物走行不良といった不都合が回避できる。また、本発明の織物は織密度のばらつきが小さいので、2000mm以上という幅広のロールにしても、上記比d/Dを1.07未満にすることが可能である。ロール幅は、あまり広過ぎても製織性の低下を招くので、3000mm以下が好ましい。
本発明の織物は、縫い目部に応力が掛かった際に繊維表面の物質により経および緯糸間の摩擦力が適度に大きいので、織物組織として縫目開きしにくい。本発明の織物は、経緯方向ともに、25℃で75mmの縫目に対して1500Nの負荷をかけた際の最大目開き長が8mm以下であることが好ましい。より好ましくは、6mm以下である。本発明の織物は、とりわけ高温での縫目開きが抑制される。本発明の織物は、100℃の高温で負荷をかけた際の最大目開き長が10mm以下であることが好ましい。より好ましくは、8mm以下である。
本発明の織物は、機械特性に優れる。引張強力は経緯ともに500N/cm以上が好ましい。より好ましくは600N/cm以上であり、一層好ましくは700N/cm以上である。引張強力の発現を妨げることが無いように繊維表面に上述の芳香族を含む分子構造を有する物質を存在させることができる。
本発明の織物は、また、引裂き強力に優れる。引裂き強力は経緯ともに120N以上が好ましい。より好ましくは150N以上であり、一層好ましくは180N以上である。引裂き強力を大きく低減することないようにすることができる。
本発明の織物は、特にエアバッグとして好適に用いることができる。バッグは縫製もしくは袋織により形成可能で、運転席、助手席、サイドカーテン、ニーバッグ、歩行者保護用バッグとして用いることができる。
次に、実施例、比較例によって本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。先ず、本発明における各種測定方法および評価方法の説明をする。
(1)本発明に用いた繊維の繊度、強度および伸度は、JIS L1013に従って測定した。
(2)繊維に付着している芳香族エステル量は、油剤残油量と油剤の配合割合より算出した。なお、油剤残油量は、該当布を切り出し、シクロヘキサンにてソックスレー抽出を実施した。その後、抽出液の溶媒を蒸発させ、油分のみの重量を計量して求めた。
(3)Tmaxは、オリエンテック社製バイブロンDDV−IIを用いて周波数110Hz、昇温速度10℃/分の動的粘弾性測定を行い、tanδが最大値を示す温度を測定した。
(4)織物の引張強力、伸度、引裂き強力(シングルタング)はJIS L1096に従って測定した。
(5)織密度変動係数:TEXTEST社製FX3255を用い、経糸密度および緯糸密度を幅方向に等間隔で10個所測定し、平均値と標準偏差を求め、(標準偏差/平均値)×100にて算出した。
(6)製織時停台回数:2日間製織を実施し、1日当たりの停台回数で表した。但し緯糸交換よる停台は除外した。
(7)25℃縫目目開き(1500N荷重下):
織物より長さ160mm×幅75mmの布を切り出した。これを織物の経方向どうしの向かい合わせ、または、緯方向どうしの向かい合わせで試料中心部で折り、折り目から縫い代10mmを設けて折り目に沿った縫製線で縫合して試料を作成した。コート布であればコート面を内側に互いに向き合わせた。縫製は1350dtexの撚糸からなる縫い糸にて50針/dmの本縫1本とした。縫製線の端では、試料幅の端部において縫い糸の上糸下糸を結び合わせた。その後、A&D社製テンシロンにおいて試料の縫製線を両チャックの中心におくように、布の両端をそれぞれつかみ幅60mmのチャックに取り付け、チャック間隔100mmとした。25℃において布の両端を100mm/minの速度にて引張り、縫製線に対して1500Nの荷重に到達した時の縫目の開きを定規にて目視計測した。
(8)100℃縫目目開き(1500N荷重下):25℃縫目目開きと同様の方法で試料を作成し、加熱炉を装備したA&D社製テンシロンに装着し、100℃の炉内に導入し、100mm/分の速度にて引張り、1500Nの荷重に到達した時に、加熱炉扉を開けてすみやかに縫目開きを定規にて目視計測した。
(9)乾熱収縮:織物より45cm四方を切り出し、30cm間隔のマークをつけた。その後、150℃の熱風乾燥機に張力のかからないよう吊るして入れ、30分後に取り出した。30分待って、下式により収縮率を算出した。
収縮率=(((処理前のマーク間距離)−(処理後のマーク間距離))/(処理前のマーク間距離))×100
(10)バーコードにじみ:目視により判定。実施例1を基準にして、にじみが同程度または少なければ○、少し多ければ△、かなり多ければ×とした。
(11)ロール形状指数(d/D):ロール中央部の直径Dとロール端部の直径(d)を測定し、算出した。
(12)100℃エアバッグ展開評価:織物より幅8cm×長さ10cmガス導入口を有した直径30cmのエアバッグを1350dtexの撚糸からなる縫い糸にて65針/dmの本縫で縫合し作成した。これを表裏反転させサンプルバッグとした。ついでマイクロシス社製CGSシステムを用い、圧力5MPa、オリフィス0.6インチ、タンク容量250ccの条件で、サンプルバッグのみ100℃加熱チャンバー内においてヘリウムガスを瞬時に供給したときの展開後の様子を観察した。
[実施例1]
ポリアミド6・6樹脂を300℃において溶融紡糸し、冷却しながらビスフェノールAジラウレートを20%含む紡糸油剤を糸重量に対し0.8%付与し、その後200℃の熱延伸ロールにて4.9倍に延伸し、圧縮空気にて交絡を付与後、繊度470dtex、フィラメント数72本の原糸を得た。原糸の強度は8.56cN/dtex、破断伸び率は20.0%、Tmaxは120℃であった。この原糸を用い、糊付けすることなく豊田自動織機社製LWT710の織幅2.3mにて、経糸密度49.5本、緯糸設定密度50本、織物幅230cm、経糸張力0.3g/dtex、織機回転数600rpmで平織製織を行った。緯入れ装置は自由飛送のみで挿入するタイプを用いて、貯留量は織幅の900%とした。両耳部分は絡み糸として33dtexナイロン66モノフィラメント2本を用い、ついで織物本体と同じ糸を増し糸として内側に8本用い、平織として原料織物を得た。その後、80℃の湯浴に400Nの張力下で180秒間処理し、加熱ドラムにて110℃で180秒間乾燥を行い、そのままテンター処理前の織物に対しオーバーフィード4%、幅出し−2%、温度100℃において60秒間テンターによる熱セット処理を行い目的のノンコート織物を得た。この織物の残油量を計測した結果、織物重量に対し0.15重量%であり、300ppmのビスフェノールAジラウレートが残留していた。引張強伸度、織密度、引裂き強力、縫目目開き、乾熱収縮、バーコードにじみ、ロール形状、100℃でのバッグ展開性を評価し、表1に記載した。
[実施例2]
実施例1において、精練工程を省いてテンター処理のみを行った。処理条件は実施例1と同様である。得られた織物の残油分は織物重量に対し0.75重量%で1500ppmのビスフェノールAジラウレートが残留していた。この織物について実施例1と同様の評価を行い、結果を表1に記載した。
[実施例3]
ポリアミド6・6樹脂の溶融紡糸時に、冷却しながらビスフェノールAジラウレートを20%含む紡糸油剤を糸重量に対し1.2%付与し、その後200℃の熱延伸ロールにて4.5倍に延伸し、圧縮空気にて交絡を付与後、繊度470dtex、フィラメント数72本の原糸を得た。原糸の強度は8.03cN/dtex、破断伸び率は30%、Tmaxは120℃であった。この原糸を用いて実施例1と同様に製織し、後加工した結果、得られた織物の残油分は織物重量に対し0.25重量%で500ppmのビスフェノールAジラウレートが残留していた。この織物について実施例1と同様な評価を行った。その結果を表1に記載した。
[実施例4]
ポリアミド6・6樹脂の替りにポリエチレンテレフタレート(以下PET)を用い、トリウンデカトリメリテート10%を含む紡糸油剤を糸重量に対し1.2%付与し、その後200℃の熱延伸ロールにて4.1倍に延伸し、圧縮空気にて交絡を付与後繊度550dtex、フィラメント数98本の原糸を得た。原糸の強度は8.1cN/dtex、Tmaxは130℃であった。得られた原糸を用いて、実施例1と同様に製織および後加工した結果、得られた織物の残油分は織物重量に対し0.30重量%で300ppmのトリウンデカトリメリテートが滞留していた。得られた織物を実施例1と同様に評価した結果を表1に記載した。
[実施例5]
ポリアミド6・6樹脂の溶融紡糸時に、冷却しながらビスフェノールAジラウレートを20%含む紡糸油剤を糸重量に対し1.2%付与し、その後200℃の熱延伸ロールにて4.9倍に延伸し、圧縮空気にて交絡を付与後、繊度470dtex、フィラメント数72本の原糸を得た。原糸の強度は7.5cN/dtex、破断伸び率は20.0%、Tmaxは110℃であった。これを経糸に用い、緯糸には同じ油剤量を付与して得られた7.5cN/dtexのポリアミド6・6繊維を準備した。この緯糸のTmaxは100℃であった。これらの経糸および緯糸を用いて実施例1と同様に製織し、後加工し、評価を行った。その結果を表1に記載した。
[実施例6]
油剤付与条件を実施例3に記載の条件としたことを除いて、実施例1と同様に原糸を作成した。この原糸を用い、実施例1と同様な製織条件にて原料織物を得た。この織物をセット温度80℃とした以外は実施例1と同様な条件にて熱セットし、目的の織物を得た。得られた織物について実施例1と同様な評価を実施し、その結果を表1に記載した。
[実施例7]
実施例1と同じ糸を用い、絡み糸の繊度を110dtexに変更した以外は、製織条件、後加工条件は実施例1と同様にして目的の織物を得た。得られた織物について実施例1と同様な評価を実施し、その結果を表1に記載した。
[実施例8]
実施例1と同じ糸を用い、絡み糸の繊度を15dtexに変更した以外は、製織条件、後加工条件は実施例1と同様にして目的の織物を得た。得られた織物について実施例1と同様な評価を実施し、その結果を表1に記載した。
[実施例9]
実施例1と同じ糸を用い、増し糸を33dtexの捲縮糸に変更した以外は、製織条件、後加工条件は実施例1と同様にして目的の織物を得た。得られた織物について実施例1と同様な評価を実施し、その結果を表1に記載した。
[実施例10]
熱セット温度を150℃とした以外は実施例6と同様に実施した。得られた結果を表1に記載した。
[実施例11]
熱セット温度を60℃とした以外は実施例6と同様に実施した。得られた結果を表1に記載した。
[実施例12]
熱セット温度を240℃とした以外は実施例6と同様に実施した。得られた結果を表1に記載した。
[実施例13]
熱セット時のオーバーフィードを8%とした以外は実施例6と同様に実施した。得られた結果を表1に記載した。
[実施例14]
熱セット時のオーバーフィードを12%とした以外は実施例6と同様に実施した。得られた結果を表1に記載した。
[実施例15]
熱セット時の幅出し率を4%とした以外は実施例6と同様に実施した。得られた結果を表1に記載した。
[実施例16]
熱セット時の幅出し率を7%とした以外は実施例6と同様に実施した。得られた結果を表1に記載した。
[実施例17]
実施例6で得られた織物の片面にシリコン樹脂を25g/m2塗工した後、220℃にて60秒間加熱処理してコート織物を得た。得られたコート織物を実施例1と同様に評価した結果を表1に記載した。
[実施例18]
実施例1と同じ糸を用い、製織工程のみ貯留ドラムへの貯留量を500%として製織を実施した以外はすべて実施例1と同様にして織物を作成し、同様の評価を行い、結果を表1に記載した。緯糸飛走トラブルによる停台がやや多く、経糸密度の変動もやや大きかったが、広幅製織は可能だった。
Figure 2014123090
芳香族を含む分子構造を有する物質が繊維表面に特定量存在している織物では、25℃はもとより100℃の環境下においても目開きが抑制され、その結果バッグ展開も良好であった。また均一な製織の効果でバーコードのにじみも少なく、巻き上げた織物ロールも耳高が少なく良質な製品を得ることが可能となった。
[比較例1]
紡糸油剤にビスフェノールAジラウレートを含有しない油剤を付着させた以外は、実施例1と同様にナイロン6・6繊維を作り、この糸を用いて実施例1と同様な製織、後加工および評価を実施し、その結果を表2に記載した。その結果は目開きが大きく、バッグ展開時にバーストが発生した。
[比較例2]
紡糸油剤にビスフェノールAジラウレートを30重量%含有したものを用いたこと以外は実施例1と同様に紡糸を行った。得られた原糸を用いた製織および後加工は実施例2と同じ条件で行った。得られた織物について実施例1と同じ評価を実施した。その結果を表2に示す。製織時に緯糸の飛走不足による停台が多く認められた。また、作成した織物は強力および伸度が低めで、引裂き物性も低目となった。更にバーコードも不鮮明な部分が認められた。
[比較例3]
比較例1で得られた織物の片面に25g/m2のシリコン樹脂をコートした。得られたコート織物について実施例1と同様な評価を実施し、その結果を表2に記載した。その結果は目開きが大きく、バッグ展開時にバーストが発生した。
[比較例4]
ポリアミド6・6樹脂の代わりにポリエチレンテレフタレート(以下PET)を用い、油剤およびその付与量を比較例2記載の条件としたことを除いて、実施例1と同様に紡糸し、原糸を得た。得られた原糸のTmaxは125℃であった。得られた原糸を用いて、実施例1と同様に製織および後加工を実施した。得られた織物を実施例1と同様に評価した結果を表2に記載した。PETにおいてもビスフェノールAジラウレート量が過剰であればバッグバーストとなった。
Figure 2014123090
表2から明らかなように、芳香族を含む分子構造を有する物質が繊維表面に存在しなかったり、または存在量が多すぎると、織物や作成したエアバッグに何らかの不具合が認められた。
本発明の織物は、エアバッグとして用いられ、とりわけ高温ガスが発生するパイロ型インフレータ使用時に好適に使用できる。

Claims (12)

  1. 熱可塑性繊維からなり、芳香族を含む分子構造を有する物質が繊維表面に繊維重量に対し10〜2000ppm存在している織物。
  2. 熱可塑性繊維が、周波数110Hz、昇温速度10℃/分の動的粘弾性測定から求められるtanδが最大値を示す際の温度(Tmax)が110〜150℃である請求項1に記載の織物。
  3. 熱可塑性繊維がポリアミド類もしくはポリエステル類である請求項1または2に記載の織物。
  4. 80〜230℃で熱セットされた請求項1〜3のいずれか一項に記載の織物。
  5. 熱セット時の経方向のオーバーフィードが−5〜10%である請求項4に記載の織物。
  6. 熱セット時の緯方向が、熱セット前供給織物幅に対し90%〜105%でセットされた請求項4または5に記載の織物。
  7. 織物の経糸密度および緯糸密度の変動係数が10%未満である請求項1〜6のいずれか一項に記載の織物。
  8. 請求項7に記載の織物からなる織物ロール。
  9. ロール幅が2000mm以上である請求項8に記載の織物ロール。
  10. 織物にバーコードが印字されている請求項8または9に記載の織物ロール。
  11. ロール中央部の直径Dとロール端部の直径dの比d/Dが1.07未満である請求項8〜10のいずれか一項に記載の織物ロール。
  12. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の織物または請求項8〜11のいずれか一項に記載の織物ロールを用いて製造されたエアバッグ。
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