JPWO2015016159A1 - 作業機械の相対位置演算システム - Google Patents

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Abstract

複数の衛星(120)の少なくとも1基から航法信号を受信する第1ダンプトラック(101)と、複数の衛星(120)の少なくとも1基から航法信号を受信する第2ダンプトラック(111)と、複数の衛星(120)のうち共通の衛星から第1ダンプトラック(101)と第2ダンプトラック(111)がそれぞれ受信した航法信号に基づいて、第1ダンプトラック(101)と第2ダンプトラック(111)の相対位置を算出する相対位置演算装置(102)とを備える。これにより衛星測位システムによる測位誤差の影響が少なくなり、2つのダンプトラック(101,111)間の相対位置算出精度を向上できる。

Description

本発明は、鉱山で移動するダンプトラックを含む作業機械の相対位置演算システムに関する。
鉱山で移動するダンプトラックを含む作業機械は、その走行路が限られており、追い越しや擦れ違い、また、油圧ショベルをはじめとする他の作業機械に接近する必要に迫られる。特に鉱山で利用される作業機械(鉱山機械)は大型であることが多いため、機械同士が接近した際に接触すると大きな事故になることが多く、衝突防止の機能が強く求められている。衝突防止のためには他機との相対位置を知る必要があり、従来の技術にも複数の車両間の相対位置を取得する方法が開示されている。
例えば、特開2011−221869号公報では、各車両が単独でグローバルポジショニングシステム(Global Positioning System:以下、GPSと称する)を使用して測位した位置(GPS位置)を2台の車両で通信し合い、当該2台の車両の相対的な位置を算出する方法が開示されている。また、特開2007−164280号公報では、各機械で測位したGPS位置を監視局に送信し、監視局から他機へ配信する方法が開示されている。これらの方法を用いれば、各車両間の相対位置を計算することができる。
特開2011−221869号公報 特開2007−164280号公報
しかし、上記のように2台の車両がそれぞれに衛星測位システム(GPS)で測位した結果を用いて相対位置を算出する手法では、各車両の測位の途中で含まれる誤差(測位誤差)の影響で、その相対位置には各車両分の測位誤差が含まれてしまい、十分な精度で相対位置を計測できない。
本発明の目的は、上記のような衛星測位システムによる測位誤差の影響を少なくし、2つの作業機械間の相対位置算出精度を向上できる相対位置演算システムを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、複数の衛星の少なくとも1基から航法信号を受信する第1作業機械と、前記複数の衛星の少なくとも1基から航法信号を受信する第2作業機械と、前記複数の衛星のうち共通の衛星から前記第1作業機械と前記第2作業機械がそれぞれ受信した航法信号に基づいて、前記第1作業機械と前記第2作業機械の相対位置を算出する相対位置演算装置とを備えるものとする。
本発明によれば相対位置算出精度を向上できる。
本発明の第1の実施の形態に係る相対位置演算システムの構成例。 本発明の第1の実施の形態に係る相対位置演算処理のフロー。 本発明の第1の実施の形態におけるデータ記憶装置に記憶されているデータの構造例。 他機の衛星情報を用いた自機の位置の再計算の処理フロー。 相対位置の計算処理フロー。 本発明の第2の実施の形態に係る相対位置演算処理フローの一部を抽出して示した図。 本発明の第2の実施の形態におけるデータ記憶装置に記憶されているデータの構造例。 本発明の第2の実施の形態における非選択作業機械の位置の再計算の処理フロー
(第1の実施の形態)
まず、本発明の第1の実施の形態について図面を用いて説明する。第1の実施の形態に係る作業機械の相対位置演算システムは、作業機械として、主に鉱山で利用される複数の大型ダンプトラック(鉱山ダンプ)の相対位置を演算するものであり、相対位置を計算する前にはお互いの情報が無い場合の例である。
図1に本発明の第1の実施の形態に係る相対位置演算システムの構成例を示す。この図に示す相対位置演算システムに含まれる複数のダンプトラック101,111は、それぞれ、複数のGPS衛星120から送信される航法信号を受信して自己の位置を計算している。図1中には、GPS衛星120として、7基の衛星120a〜120gが示されている。図1に示した状態では、当該7基の衛星120a〜120gのうち2台のダンプトラック101,111の双方が航法信号を受信できているものは、3基(衛星120a,120b,120c)存在している。
なお、図1中には2台のダンプトラック101,111のみを示しているが本システムを構成するダンプトラックの台数は3台以上でも良い。また、簡略化して図1中にはダンプトラック101の構成のみを示すが、ダンプトラック111も同様の構成を備えるものとする。さらに、ここでは、作業機械の一例としてダンプトラック101,111のみを利用したシステムについて説明するが、油圧ショベルやホイールローダなどの他の作業機械でシステムを構成しても良いし、ダンプトラックにこれら他の作業機械を含めてシステムを構築しても良い。
ここでは、ダンプトラック101を「自機」または「第1作業機械」と称することがあり、ダンプトラック111を「他機」または「第2作業機械」と称することがある。また、本実施の形態に係るシステムに含まれる複数のダンプトラック101,111は、全て共通の時刻(例えば、世界協定時刻(UTC時刻))に基づいて管理されており、各ダンプトラック101,111の相対距離は各GPS衛星120までの距離に比べて充分に近く、各ダンプトラック101,111は同一平面上に存在すると仮定できるものとする。
図1において、各ダンプトラック101,111は、無線通信により他のダンプトラック(例えば、ダンプトラック111)や管制センタ(図示せず)のコンピュータ等と情報(例えば、航法信号に含まれる情報および当該情報から算出される情報(衛星情報))を交換するための通信装置103と、各GPS衛星120から送信される航法信号(航法信号)を受信する信号受信装置(GPS受信装置)104と、航法信号に含まれるGPS衛星120の情報(例えば、衛星番号、航法信号の送信時刻、衛星軌道情報、衛星位置)やその他の情報を記憶するデータ記憶装置105と、自機と他機の相対位置を算出する相対位置演算装置102を備えている。
相対位置演算装置102は、コンピュータで構成されており、信号受信装置104で取得した航法信号を基に自機の位置を算出する位置推定部106と、信号受信装置104で取得した航法信号のうち実際に測位に用いるものを絞り込む衛星選択部107と、補正値Lciに基づいて自機の位置を改めて算出する位置補正部108と、他のダンプトラックとの相対位置を計測する相対位置演算部109を備えている。図1において相対位置演算装置102に係る各部および通信装置103を接続する線分の矢印の向きは、データの流れを示している。
次にダンプトラック101で実行される相対位置算出処理について説明する。図2に相対位置算出処理のフローを示す。この図に示すように、ステップ201では相対位置演算装置102を起動しステップ202へ移行する。本実施の形態では、相対位置演算装置102、信号受信装置104、データ記憶装置105、通信装置103の起動は、ダンプトラック101の起動と同期して行われる。
ステップ202およびステップ203は信号受信装置104内で実行される処理である。ステップ202では、複数のGPS衛星120から送信される航法信号を信号受信装置104にて受信し、これを衛星情報に変換したものをデータ記憶装置105に記憶し、ステップ203へ移行する。
ステップ202で受信される航法信号には、当該航法信号を出力した衛星の番号(衛星番号)と、当該衛星自身の位置を示す情報と、当該航法信号が出力された時刻(ts)とが含まれる。そして、衛星までの距離rは、航法信号が出力された時刻(ts)と、受信装置104で受信した時刻(tt)により、下記の式(1)により求めることができる。ただし、cは光速とした。
Figure 2015016159
ここで、図3に自機101または他機111のデータ記憶装置105に記憶されているデータの構造例を示す。データ記憶装置105には、当該時刻において記憶されている全ての情報の記憶数が総情報数301として記憶されている。総情報数301は、自機が航法信号を受信した衛星120の総数を示す自機情報数302と、他機が航法信号を受信した衛星120の総数を示す他機情報数309の合計である。
さらに、自機が航法信号を受信した衛星120の総数を示す総衛星数303と、自機が航法信号を受信した各衛星120の衛星番号304、自機が航法信号を受信した各衛星120までの距離305、自機が航法信号を受信した各衛星120までの距離誤差306、自機が航法信号を受信した各衛星120の位置(衛星位置)307が記憶されている。
また、データ記憶装置105には、自機が航法信号を受信した時刻308がUTC時刻で記憶されている。また、データ記憶装置105に記憶された他機に係る情報としては、例えば、他機が測位に使用した衛星に係る情報311,312,313が記憶されており、このデータについては後述する。
データ記憶装置105に記憶されたデータうち、衛星番号304および衛星位置307は各衛星120からの航法信号に情報として含まれている。距離305(第1衛星距離)は、各衛星120からの航法信号と時刻308に基づいて、上記式(1)によって算出できる。距離誤差306の説明および算出方法については後述する。なお、距離誤差306の初期値は0であり、後述のステップ205で位置推定後に計算される値をもって順次書き換えられる。
ステップ203では、位置算出周期であるかを判断し、位置算出周期であれば、位置推定部106へメッセージを送信し、ステップ204へ移行する。位置算出周期でなければステップ202へ戻る。位置算出周期に特に限定は無く、タイマで所定の時間経過を計測しても良いし、通信装置103を介して受信するメッセージ等をトリガとしても良い。
次にステップ204から206について説明する。ステップ204からステップ206は位置推定部106内で実行される処理である。
ステップ204では、ステップ202で記憶した衛星情報が、測位をするために十分蓄積されたかどうかを判断する。位置の推定(測位)には少なくとも3基以上の衛星から航法信号を受信する必要があるため、本実施の形態に係るステップ204では、測位のための十分な衛星情報が蓄積されたか否かの判断を、3基以上の衛星120から航法信号が受信できたかどうかで判断している。ステップ204において、蓄積した衛星情報が十分であると判断された場合にはステップ205へ移行し、不十分であると判断された場合にはステップ206へ移行する。
ステップ205では、3基以上の衛星120から受信した航法信号から自機位置を算出する。ステップ205における位置の算出には三角測量の原理を用いる。例えば、全部でN基の衛星120からの航行信号が受信でき、そのうちの第i番目(i=1, 2, …, N)の衛星の位置を(Xi、Yi、Zi)とし、当該第i番目の衛星から受信した航法信号から算出される当該衛星までの距離(第1衛星距離)305をriとし、誤差をsとすると、自機101の位置(x、y、z)は、下記式(2)で表される方程式を連立して解くことで推定できる。
Figure 2015016159
また、上記式(2)などで算出した位置と共にその誤差sを考慮し、位置算出に、カルマンフィルタなどの確率モデルフィルタを使用して、受信した信号から最尤な位置推定を行う。
次に,上記式(2)の解から推定された自機位置と、各衛星120の位置307とに基づいて、自機101から各衛星120までの距離(第2衛星距離)を算出し、当該算出距離と、各衛星120からの航法信号から算出される衛星までの距離(第1衛星距離)305との差分から距離誤差ε306を算出する。すなわち、第i番目の衛星位置の距離誤差εi306は、式(2)によって求められた自機位置を(Px,Py,Pz)とし、第i番目の衛星の位置を(Xi、Yi、Zi)とし、当該第i番目の衛星までの距離(第1衛星距離)305をriとすると、次の式(3)によって表わされる。
Figure 2015016159
ここで計算された衛星iの距離誤差ε306は、データ記憶装置105に保存され、さらに、データ記憶装置105に保存された衛星情報303から307とともに通信装置103を介して他機111へ向け送信される。なお、他機111でも同様に、上記において自機101を用いて説明したステップ201,202,203,204,205,206に係る処理が実行されており、他機111のデータ記憶装置105に保存された衛星情報のうち他機111が測位に使用した衛星に係る情報(図3に示したデータ記憶装置105において、衛星番号311、衛星距離(第3衛星距離)312、距離誤差313として記憶されるデータ)は、他機111の通信装置103を介して自機101の通信装置103に向けて送信される。なお、他機111のデータ記憶装置105には、図3に示すように、他機情報数309と、総衛星数310と、衛星番号311と、衛星までの距離312と、距離誤差313が記憶されている。
他機111への衛星情報303から307の送信が完了したら、自機101の位置推定部106は、終了メッセージを衛星選択部107へ送り、ステップ207へ移行する。
一方、ステップ204において、測位のための十分な衛星情報が蓄積されていないと判断された場合には、自機101の測位が不可能であるので、ステップ206において位置未測位の結果を出力し、相対位置演算部109へメッセージを送り、ステップ214へ移行する。
次にステップ207から209について説明する。ステップ207からステップ209は衛星選択部107の処理である。
ステップ207では、通信装置103から他機111が測位に使用した衛星に係る衛星情報を受信しているかを判断する。受信していた場合はステップ208へ移行し、受信していない場合は、相対位置演算部109へ衛星選択不能のメッセージを送り、ステップ214へ移行する。
自機101の通信装置103は、他機111からの通信を受動的に待ち受けており、通信装置103を介して受信したデータはデータ記憶装置105に記憶される。自機101が通信装置103を介して受信する他機111のデータには、他機111が航法信号を受信して測位に使用した3基以上の衛星番号311と、当該3基以上の衛星120までの距離312と、その距離誤差313が含まれており、これらは他機111が測位に使用した衛星の数だけ存在する。自機101では、これらのデータ311,312,313は、他機111で1回の測位で利用・算出したもの(1セットとする)だけをデータ記憶装置105に記憶しておくものとし、その後の測位で他機111が利用・算出した新たなデータ311,312,313が送信されてきた場合には、古いデータを削除して当該新たなデータをデータ記憶装置105へ記録する。すなわち、データ記憶装置105の他機111に係るデータ311,312,313は、1セット毎に書き換えられる。
また、自機101が通信装置103を介して受信する他機111のデータには、さらに、他機111が受信した航法信号に基づいて測位した時刻(当該航法信号を受信した時刻でも良い)314と、当該測位時に同時に計算された他機111の速度ベクトル316および姿勢ベクトル317と、他機111の車体基準位置に対する信号受信装置(GPS受信機)104の取り付け位置の差(GPS取付位置)318が含まれている。
ステップ208では、衛星選択部107は、他機111が測位に使用した衛星番号311をデータ記憶装置105から全て読み出し、位置補正部108へ衛星選択完了のメッセージを送り、ステップ209へ移行する。
ステップ209では、ステップ208で読み出した他機111が測位に使用した衛星番号311と、自機101が受信した衛星番号304とを比較し、両者で重複する衛星番号に係る自機101のデータ305,306,307(衛星距離305、距離誤差306、衛星位置307)を読み出し、ステップ210へ移行する。具体的には、ステップ209において、複数の衛星120のうち自機101と他機111の双方が航法信号を受信でき、それぞれ自己の測位に利用した共通の衛星に係るデータであって、自機101から当該共通の衛星のそれぞれまでの距離305と、その距離誤差306と、当該共通の衛星のそれぞれの位置307が読み出される。例えば、図1の例では、3基の衛星120a,120b,120cに係るデータ305,306,307が読み出される。
次にステップ210からステップ212について説明する。ステップ210からステップ212は位置補正部108の処理である。
ステップ210では、位置補正部108は、ステップ209で取得した衛星距離305、距離誤差306および衛星位置307が、後述するステップ212に係る自機101の再測位に十分であるか否かを判断する。再測位に十分か否かは、ステップ204と同様に、3基以上の衛星120に係るデータがステップ209で取得できたか否かで判断する。すなわち、ステップ209の重複する衛星の番号が3つ以上存在すれば測位に十分であると判断される。ここで測位に十分な場合にはステップ211へ移行する。一方、測位に不十分である場合は、相対位置演算部109にメッセージを送ってステップ214へ移行する。
ステップ211では、位置補正部108は、ステップ209で取得した衛星距離305、距離誤差306および衛星位置307に加え、ステップ209の重複する衛星番号に係る他機111の距離312および距離誤差313を取得し、ステップ212へ移行する。
ステップ212では、ステップ209およびステップ211で得た情報を基に補正値Lciを算出し、自機101の位置を改めて計算する(自機101の再測位)。ここで、この他機111の衛星情報を用いた自機101の位置の再計算の処理フローについて図4を用いて更に詳しく説明する。
図4において、ステップ401では、再測位に必要な衛星情報を全て取得し、ステップ402に移行する。ここで取得する衛星情報には、ステップ209およびステップ211で取得した他機111と自機101で重複した衛星番号に係る衛星情報(具体的には、自機101から各衛星までの距離305、距離誤差306および衛星位置307と、他機111から各衛星までの距離312および距離誤差313)である。
ステップ402では、ステップ401で取得したn基の衛星に係る衛星番号の中から、一つの衛星番号iを選び出し、ステップ403へ移行する(i=1,2,…n(但し、nは3以上))。
ステップ403において、位置補正部108は、n基分の衛星に係る距離誤差306,313と、ステップ402で選び出した衛星番号iの衛星に係る距離誤差306,313から、自機101から衛星番号iの衛星までの距離ri305の補正に利用する補正値Lciを算出する。補正値Lciは、他機111が計算した衛星iまでの距離誤差εai313と、自機101が計算した衛星iまでの距離誤差εsi306と、自機101および他機111で共通して航法信号を受信した全衛星数nとから、下記式(4)に基づいて計算する。下記式(4)では、他機111からn基の衛星120のそれぞれまでの距離を基準にして、自機101からn基の衛星120のそれぞれまでの距離ri305の補正値Lciを計算している。補正値Lciの計算が終わったらステップ404に進む。なお、自機101を基準にした補正値を計算する場合には、下記式(4)において、距離誤差εaiを距離誤差εsiとし、距離誤差εsiを距離誤差εaiとして計算すれば良い。
Figure 2015016159
ステップ404では、ステップ402で選択した衛星番号iに係る衛星から自機101までの距離305riからステップ403で取得した補正値Lciを差し引いて当該距離を補正する。これにより衛星番号iに係る衛星から他機111までの距離を基準にして、衛星番号iに係る衛星から自機101までの距離が補正される。衛星番号iに係る衛星から自機101までの距離の補正が終了したらステップ405へ移行する。ここでは補正後の距離をrmiとする(i=1,2,…n(但し、nは3以上))。
ステップ405では、ステップ401で取得した全衛星番号についてステップ402から404まで処理したかを確認し、全ての衛星番号に係る衛星までの距離の補正処理が完了している場合は、ステップ406へ移行し、完了していない場合はステップ402へ戻り、ステップ402から404の処理を繰り返す。
ステップ406では、ステップ401からステップ405までの処理で得た補正後の距離rmiを用いて自機101の測位を再度実行する。自機101の測位計算は以下のように計算する。ステップ401で得た衛星情報がN基分であった場合、第i番目(i=1,2,…N(但し、Nは3以上))の衛星の位置を(Xi、Yi、Zi)とし、他機111から取得した情報により補正した第i番目の衛星の距離rmiとすると、補正後の自機101の位置(x、y、z)は、下記式(5)で表される方程式を連立して解くことで算出できる。自機101の位置の再計算が終了したら、その結果を出力し、ステップ213へ移行する。
Figure 2015016159
図2に戻り、ステップ213において、相対位置演算部109は、ステップ212で改めて計算した自機101の位置と、他機111の位置315に基づいて、自機101と他機111の相対位置を計算する。ここで、ステップ213で実行される相対位置の計算処理フローの一例について図5を用いて更に詳しく説明する。図5の例では、相対位置演算部109は、ステップ212で改めて計算した自機101の位置と、データ記憶装置105から取得される自機の受信時刻308と、他機の測位時刻314、測位位置315、速度ベクトル316、姿勢ベクトル317およびGPS取付位置318とに基づいて、自機101と他機111の相対位置を計算している。
図5において、相対位置演算部109は、ステップ212が終了したら、ステップ501において、既知の自機101の信号受信装置(GPS受信装置)104の取付位置(GPS位置)から自機101が走行中の平面を推定し、ステップ212で再計算した自機101の位置を該平面へ射影した点を新たな自機101の位置とする。
次にステップ502では、他機111の測位位置315、測位時刻314、速度ベクトル316、姿勢ベクトル317およびGPS取付位置318をデータ記憶装置105から取得し、ステップ503へ移行する。
ステップ503では、ステップ502で取得した他機111の測位位置315を始点にして姿勢ベクトル317の方向へベクトルを伸ばし、当該ベクトルがステップ501の平面と交わった点を他機111の平面上位置とする。
次にステップ504では、データ記憶装置105に記憶された、自機101の受信時刻308と他機111の測位時刻314の差から通信遅延時間を求め、当該遅延時間と他機111の速度ベクトル316から、遅延時間中の他機111の移動方向および移動距離を算出し、ステップ501の平面上で当該移動距離をステップ502で計算した他機の平面上位置に足し合わせる。これにより自機101の受信時刻308における他機111の位置を推定できる。なお、ここでは、他機111の測位時刻314を利用して他機111の位置を算出したが、先述のように、測位時刻314に代えて、他機111の航法信号の受信時刻を利用しても良い。
次にステップ505にて、ステップ502で計算した自機101の平面位置とステップ504で計算した他機111の平面位置の差を取ることで、自機101と他機111の相対位置を計算する。相対位置の計算を終了したら、ステップ215に移行する。
ところで、ステップ214は、ステップ204、ステップ207およびステップ210のいずれかの判断で相対距離算出が不可能であると判断された場合に実行される処理であり、相対位置演算部109は、相対位置が算出不能である旨の通知を出力し、ステップ215へ移行する。
ステップ215では、自機101が停止しているか否かを判断し、自機101が停止している場合には、相対位置演算装置102の処理を終了する。一方、自機101が停止していない場合には、ステップ202へ戻って、ステップ202以降の処理を繰り返す。
冒頭で述べた従来技術における手法のように、自機と他機で個別に測位したGPS位置の差を取って両者の相対位置を算出する方法では、両者の測位に使用された全てのGPS衛星に起因する誤差およびGPS受信機に起因する誤差が相対位置に付与されてしまう。これに対して、上記のように構成した本実施の形態によれば、自機と他機で共通の航法衛星(GPS衛星)を使用することで、衛星に起因する誤差が補正されるため、従来の方法よりも、自機と他機の相対位置を高精度に算出することが可能になる。
なお、上記の実施の形態では、自機と他機のそれぞれで測位に利用した衛星からの航法信号に基づいて相対位置を算出したが(例えば図4参照)、自機と他機の双方で航法信号を受信できた衛星からの航法信号に基づいて相対位置の算出をしても良い。すなわち、自機と他機の双方で受信できていれば、測位に利用しなかった航法信号を利用しても良い。
ところで、上記の実施の形態では、相対位置の算出時に利用する他機111の距離312および距離誤差313は、他機111の測位に使用した衛星に係るもののみであった(ステップ208,209参照)。しかし、相対位置の算出には、航法信号は受信できていたが実際の他機111の測位には利用しなかった衛星に係る距離312および距離誤差313を利用しても良い。このように相対位置を算出する場合には、他機111から自機101へのデータ転送量と、相対位置の算出にともなう計算量が増加するものの、図2のステップ210において十分な衛星情報が存在する可能性を大幅に高めることができ、相対位置が算出不能となる機会を大幅に減らすことができる。
また、上記の実施の形態では、ステップ403や式(4)で示したように、他機111から衛星120までの距離として、自機101から衛星120までの距離を補正値Lciで補正したが、他機からの距離と自機からの距離のどちらを基準として補正値を算出しても良い。自機101と他機111のどちらを基準として補正値を算出すべきかについては、各衛星120の見え方が良い方(すなわち、自機101と他機111のうち、距離305(312)と距離誤差306(313)の差が小さい方)を基準として選択するものがある。衛星の見え方が良い方を基準として補正値を計算すると、他方を基準とする場合よりも、相対位置の精度を高めることができる。
上記2点を踏まえて、他機111が航法信号を受信できた全ての衛星に係る衛星情報を自機101で受信し、衛星120の見え方で補正値の基準とする作業機械を変更して相対位置を計算する本発明の第2の実施の形態について以下に述べる。
本発明の第2の実施の形態に係る相対位置演算システムの基本構成は、図1に示したものと同じであり、図示は省略する。また、第2の実施の形態の相対位置算出処理フローは、図2のものとステップ207からステップ212までが異なるが、他のステップは同じであり、同じステップについては説明を省略する。図6は、本発明の第2の実施の形態に係る相対位置演算装置102の処理のうち変更部分(図2のステップ207からステップ212に代替する部分)だけを抽出して示した図である。
図2に示したステップ201からステップ205の一連の処理が実行され、ステップ205において、衛星選択部107が位置推定部106から処理を終了したメッセージを受信すると、図6の処理が開始される。ステップ601からステップ602は衛星選択部107の処理である。
図6の処理が開始されると、衛星選択部107は、ステップ601において、通信装置103から他機111が航法信号を受信した全ての衛星に係る衛星情報が受信されているかを判断する。受信していた場合はステップ602へ移行する。一方、受信していない場合は、相対位置演算部109へ衛星選択不能のメッセージを送り、ステップ214(図2参照)へ移行する。
通信装置103は受動的に通信を待ち受けており、通信装置103を介して自機101が受信する他機111のデータは、全てデータ記憶装置105に記憶される。図7は、本発明の第2の実施の形態において自機101のデータ記憶装置105に記憶されるデータの構造例を示した図である。
図7において、総衛星数701は、他機111が航法信号を受信した衛星の総数であり、衛星番号702は、他機111が航法信号を受信した全ての衛星の番号であり、衛星までの距離703は、他機111から他機111が航法信号を受信した全ての衛星までの距離であり、距離誤差704は、他機111から他機111が航法信号を受信した全ての衛星までの距離誤差である。また、データ記憶装置105には、他機111が測位した際の測位誤差705も記憶される。上記以外の受信および記憶データは図3に示されたデータと同じであるため、説明は省略する。なお、他機111のデータ記憶装置105には、図7において自機と他機を入れ替えたものが記憶されている。
また、便宜上、第1の実施の形態と同様に、通信装置103を介して受信したデータのうち、総衛星数701、衛星番号702、衛星までの距離703、距離誤差704および測位誤差705は、1セット分だけを蓄積し、1セット毎にデータ記憶装置105のデータを書き換えるものとする。
ステップ602では、衛星選択部107は、他機111が航法信号を受信した全ての衛星に係る衛星番号702をデータ記憶装置105から読み出す。そして、当該衛星番号702と、自機101が受信した衛星番号304とを比較し、両者で重複する衛星番号に係る自機101のデータ305,306,307(衛星距離305、距離誤差306、衛星位置307)と、当該重複する衛星番号に係る他機111のデータ703,704(衛星距離703、距離誤差704)を読み出し、位置補正部108へ衛星選択完了のメッセージを送り、ステップ603へ移行する。
ステップ603からステップ606は位置補正部108の処理である。ステップ603では、ステップ602の重複する衛星の番号が3つ以上存在するか否かに基づいて、ステップ602で取得した情報が測位に十分であるかを判断する。ここで、十分な場合はステップ604へ移行し、測位に不十分である場合はステップ214へ移行する。
ステップ604では、自機101と他機111で、ステップ602の重複する衛星の番号に係る衛星の見え方が良い方を選択する処理を行う。具体的には、ステップ205で計算した自機101の距離誤差306と、データ記憶装置105に記憶されている他機111の距離誤差704の比較を行い、距離誤差の小さい方を衛星の見え方が良い方として選択する。
ステップ605では、ステップ604で選択されたダンプトラック(以下、選択ダンプと称することがある)を基準にして補正値Lciを計算し、その補正値Lciを用いてステップ604で選択されなかったダンプトラック(以下、非選択ダンプと称することがある)の位置を再計算する。ステップ605における補正値Lciの計算と、補正値Lciを利用した測位計算は、先述の図4の処理フローと同様に行われるが、ここでは図8を参照してこれらの計算について説明する。
図8において、ステップ801では、再測位に必要な衛星情報を全て取得し、ステップ802に移行する。ここで取得する衛星情報には、ステップ602で取得した他機111と自機101で重複した衛星番号に係る衛星情報である。
ステップ802では、ステップ801で取得したn基の衛星に係る衛星番号の中から、一つの衛星番号iを選び出し、ステップ803へ移行する(i=1,2,…n(但し、nは3以上))。
ステップ803において、位置補正部108は、n基分の衛星に係る距離誤差306,704と、ステップ802で選び出した衛星番号iの衛星に係る距離誤差306,704から、ステップ604で選択したダンプトラックから衛星番号iの衛星までの距離riの補正に利用する補正値Lciを算出する。補正値Lciは、選択ダンプから衛星iまでの距離誤差εaiと、非選択ダンプから衛星iまでの距離誤差εsiと、自機101および他機111で共通して航法信号を受信した全衛星数nとから、上記式(4)に基づいて計算する。ここでは、上記式(4)によって、選択ダンプを基準にして非選択ダンプからn基の衛星120のそれぞれまでの距離riの補正値Lciを計算している。補正値Lciの計算が終わったらステップ804に進む。
ステップ804では、ステップ802で選択した衛星番号iに係る衛星から非選択ダンプまでの距離riからステップ803で取得した補正値Lciを差し引いて当該距離を補正し、ステップ805へ移行する。ここでは補正後の距離をrmiとする(i=1,2,…n(但し、nは3以上))。
ステップ805では、ステップ801で取得した全衛星番号についてステップ802から804まで処理したかを確認し、全ての衛星番号に係る衛星までの距離の補正処理が完了している場合は、ステップ806へ移行し、完了していない場合はステップ802へ戻り、ステップ802から804の処理を繰り返す。
ステップ806では、ステップ801からステップ805までの処理で得た補正後の距離rmiを用いて非選択ダンプの測位を再度実行する。非選択ダンプの測位計算は以下のように計算する。ステップ801で得た衛星情報がN基分であった場合、第i番目(i=1,2,…N(但し、Nは3以上))の衛星の位置を(Xi、Yi、Zi)とし、選択ダンプから取得した情報により補正した第i番目の衛星の距離rmiとすると、補正後の非選択ダンプの位置(x、y、z)は、上記式(5)で表される方程式を連立して解くことで算出できる。非選択ダンプの位置の再計算が終了したら、その結果を出力し、ステップ213へ移行する。
ステップ213では、相対位置演算部109は、ステップ605で改めて計算した非選択ダンプの位置と、データ記憶装置105内の選択ダンプの位置に基づいて、自機101と他機111の相対位置を計算する。ステップ213の具体的な処理は、第1の実施の形態の図5の説明において、「自機」を「非選択ダンプ」と読み替えて、「他機」を「選択ダンプ」と読み替えればよいので、ここでは説明は省略する。
このように構成した本実施の形態によっても、自機と他機で共通の航法衛星を使用することで、衛星に起因する誤差が補正されるため、従来の方法よりも、自機と他機の相対位置を高精度に算出することが可能になる。
ところで、上記の実施の形態では、作業機械としてダンプトラックの例を挙げたが、本発明が適用可能な作業機械の種類はダンプトラックに限らない。例えば、油圧ショベルや、ホイールローダなど、航法衛星からの航法信号が受信可能な受信装置が搭載可能な自走式の作業機械であれば、本発明は適用可能である。
また、上記の実施の形態では、相対位置演算装置102を作業機械であるダンプトラックに搭載する場合について説明したが、その設置場所に限定はない。例えば、複数の作業機械の稼働状況を管理する管制センタの建屋内に相対位置演算装置102を設置し、当該相対位置演算装置102と各作業機械に搭載された信号受信装置104およびデータ記憶装置105とをデータ通信可能に構成しても良い。
なお、本発明は、上記の各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内の様々な変形例が含まれる。例えば、本発明は、上記の実施の形態で説明した全ての構成を備えるものに限定されず、その構成の一部を削除したものも含まれる。また、一方の実施の形態に係る構成の一部を、他方の実施の形態に係る構成に追加又は置換することが可能である。
また、上記の相対位置演算装置102に係る各構成や当該各構成の機能及び実行処理等は、それらの一部又は全部をハードウェア(例えば各機能を実行するロジックを集積回路で設計する等)で実現しても良い。また、上記の相対位置演算装置102に係る構成は、演算処理装置(例えばCPU)によって読み出し・実行されることで当該制御装置の構成に係る各機能が実現されるプログラム(ソフトウェア)としてもよい。当該プログラムに係る情報は、例えば、半導体メモリ(フラッシュメモリ、SSD等)、磁気記憶装置(ハードディスクドライブ等)及び記録媒体(磁気ディスク、光ディスク等)等に記憶することができる。
また、上記の各実施の形態の説明では、制御線や情報線は、当該実施の形態の説明に必要であると解されるものを示したが、必ずしも製品に係る全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えて良い。
101…ダンプトラック(自機)、102…相対位置演算装置、103…通信装置、104…信号受信装置、105…データ記憶装置、106…位置推定部、107…衛星選択部、108…位置補正部、109…相対位置演算部、111…ダンプトラック(他機)、120…GPS衛星、305…自機から衛星までの距離(第1衛星距離)、306…自機から衛星までの距離誤差、307…衛星位置、312…他機から衛星までの距離(第3衛星距離)、313…他機から衛星までの距離誤差、Lci…補正値

Claims (4)

  1. 複数の衛星の少なくとも1基から航法信号を受信する第1作業機械と、
    前記複数の衛星の少なくとも1基から航法信号を受信する第2作業機械と、
    前記複数の衛星のうち共通の衛星から前記第1作業機械と前記第2作業機械がそれぞれ受信した航法信号に基づいて、前記第1作業機械と前記第2作業機械の相対位置を算出する相対位置演算装置とを備えることを特徴とする作業機械の相対位置演算システム。
  2. 請求項1に記載の作業機械の相対位置演算システムにおいて、
    前記共通の衛星は、前記複数の衛星のうち前記第1作業機械と前記第2作業機械の双方が航法信号を受信できた3基以上の衛星であり、
    前記相対位置演算装置は、
    前記複数の衛星から前記第1作業機械と前記第2作業機械が受信した航法信号に基づいて、前記第1作業機械の位置と前記第2作業機械の位置をそれぞれ算出し、
    その算出結果に基づいて前記第1作業機械から前記共通の衛星のそれぞれまでの距離を補正して前記第1作業機械の位置を改めて算出し、
    当該改めて算出した前記第1作業機械の位置と前記第2作業機械の位置から前記第1作業機械と前記第2作業機械の相対位置を算出する相対位置演算装置を備えることを特徴とする相対位置演算システム。
  3. 請求項2に記載の作業機械の相対位置演算システムにおいて、
    前記相対位置演算装置は、
    前記複数の衛星のいずれかから前記第1作業機械が受信した航法信号に基づいて、前記第1作業機械から当該航法信号を送信した衛星までの距離である第1衛星距離を算出し、
    当該第1衛星距離と、前記第1作業機械が受信した前記航法信号を送信した衛星の位置とに基づいて、前記第1作業機械の位置を算出し、
    当該第1作業機械の位置と、前記第1作業機械が受信した前記航法信号を送信した衛星の位置とに基づいて、前記第1作業機械から当該航法信号を送信した衛星までの距離である第2衛星距離を算出し、
    前記複数の衛星のいずれかから前記第2作業機械が受信した航法信号に基づいて、前記第2作業機械から当該航法信号を送信した衛星までの距離である第3衛星距離を算出し、
    当該第3衛星距離と、前記第2作業機械が受信した前記航法信号を送信した衛星の位置とに基づいて、前記第2作業機械の位置を算出し、
    当該第2作業機械の位置と、前記第2作業機械が受信した前記航法信号を送信した衛星の位置とに基づいて、前記第2作業機械から当該航法信号を送信した衛星までの距離である第4衛星距離を算出し、
    前記第1衛星距離と前記第2衛星距離の差分と、前記第3衛星距離と前記第4衛星距離の差分とに基づいて、前記第2作業機械を基準とした前記第1衛星距離の補正値を算出し、
    当該第1衛星距離の補正値と、前記第1衛星距離に基づいて、前記第1作業機械の位置を改めて算出し、
    当該改めて算出した前記第1作業機械の位置と、前記第2作業機械の位置とから、前記第1作業機械と前記第2作業機械の相対位置を算出することを特徴とする作業機械の相対位置演算システム。
  4. 請求項3に記載の作業機械の相対位置演算システムにおいて、
    前記第3衛星距離と前記第4衛星距離の差分は、前記第1衛星距離と前記第2衛星距離の差分よりも小さいことを特徴とする作業機械の相対位置演算システム。
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