JPWO2014200100A1 - 接着剤組成物 - Google Patents

接着剤組成物 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2014200100A1
JPWO2014200100A1 JP2014538944A JP2014538944A JPWO2014200100A1 JP WO2014200100 A1 JPWO2014200100 A1 JP WO2014200100A1 JP 2014538944 A JP2014538944 A JP 2014538944A JP 2014538944 A JP2014538944 A JP 2014538944A JP WO2014200100 A1 JPWO2014200100 A1 JP WO2014200100A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive composition
weight
parts
group
epoxy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014538944A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5636141B1 (ja
Inventor
楠田 智
智 楠田
村山 之彦
之彦 村山
Original Assignee
積水フーラー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 積水フーラー株式会社 filed Critical 積水フーラー株式会社
Priority to JP2014538944A priority Critical patent/JP5636141B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5636141B1 publication Critical patent/JP5636141B1/ja
Publication of JPWO2014200100A1 publication Critical patent/JPWO2014200100A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J171/00Adhesives based on polyethers obtained by reactions forming an ether link in the main chain; Adhesives based on derivatives of such polymers
    • C09J171/02Polyalkylene oxides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G65/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule
    • C08G65/02Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring
    • C08G65/32Polymers modified by chemical after-treatment
    • C08G65/329Polymers modified by chemical after-treatment with organic compounds
    • C08G65/336Polymers modified by chemical after-treatment with organic compounds containing silicon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K9/00Use of pretreated ingredients
    • C08K9/04Ingredients treated with organic substances
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L63/00Compositions of epoxy resins; Compositions of derivatives of epoxy resins
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L71/00Compositions of polyethers obtained by reactions forming an ether link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L71/02Polyalkylene oxides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J163/00Adhesives based on epoxy resins; Adhesives based on derivatives of epoxy resins
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J2463/00Presence of epoxy resin
    • C09J2463/003Presence of epoxy resin in the primer coating
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J2471/00Presence of polyether
    • C09J2471/003Presence of polyether in the primer coating

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Polyethers (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)

Abstract

本発明は、接着強度に優れた接着剤組成物を提供する。本発明の接着剤組成物は、加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイド100重量部、エポキシ樹脂1〜20重量部、エポキシシランカップリング剤0.1〜10重量部、ケチミン化合物0.5〜20重量部、及び脂肪酸処理酸化カルシウム1〜100重量部を含有することを特徴とする。

Description

本発明は、寒冷条件下における接着強度に優れ、さらにアルカリ性水分と接触しても優れた接着強度を維持することができる接着剤層を形成可能な接着剤組成物に関する。
従来から、建築構造物の内壁、外壁や床面には、コンクリートが多く用いられている。コンクリートの耐久性や意匠性を向上させるために、コンクリート表面には、接着剤層を介して、外壁仕上げ材(例えば、タイルなど)が接着一体化されている。
接着剤層は、接着剤組成物をコンクリート表面に塗工した後に硬化させることにより得られる。このような接着剤組成物として、(a)反応性ケイ素基を含有するオキシアルキレン系重合体、(b)ジブチル錫塩と正珪酸エチルの反応生成物、(c)エポキシ樹脂、(d)(c)の潜在性硬化剤となるケチミン化合物を含有することを特徴とする湿気硬化性樹脂組成物が用いられている(例えば、特許文献1)。
特開2007−269988号公報
一方、空気中の湿気や雨水などの水分は、建築構造物の完成後、コンクリートと接触する。コンクリートは水酸化カルシウムなどを含んでいるため、水分はコンクリートと接触するとアルカリ性を呈する。特許文献1の湿気硬化性樹脂組成物から形成された接着剤層は、アルカリ性水分と接触すると、経時的に接着強度が低下するという問題点がある。
又、寒冷地において冬季には外気温が極めて低くなり、特許文献1の湿気硬化性樹脂組成物から形成された接着剤層の接着強度が低下するという問題も有する。
そこで、本発明の目的は、寒冷条件下における接着強度に優れていると共に、アルカリ性水分との接触にもかかわらず、接着強度に優れる接着剤組成物を提供することである。
本発明の接着剤組成物は、加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイド100重量部、エポキシ樹脂1〜20重量部、エポキシシランカップリング剤0.1〜10重量部、ケチミン化合物0.5〜20重量部、及び脂肪酸処理酸化カルシウム1〜100重量部を含有することを特徴とする。
本発明の接着剤組成物は、硬化後に、接着強度に優れた接着剤層を形成することができる。特に、本発明の接着剤組成物は、寒冷条件及び常温条件下の何れの条件下においても接着強度に優れた接着剤層を形成することができる。更に、本発明の接着剤組成物によれば、アルカリ性水分と接触しても優れた接着強度を維持する接着剤層を形成することができる。
したがって、本発明の接着剤組成物によれば、屋外など、雨水に曝される過酷な環境下又は寒冷地で長期間に亘って置かれた場合であっても、接着剤層と、コンクリート又は外壁仕上げ材との剥離が低減されており、外壁仕上げ材の優れた美観を長期間に亘って維持することができる。
(加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイド)
本発明の接着剤組成物は、加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイドを含有している。ポリアルキレンオキサイドは、ポリアルキレンオキサイド鎖の末端又は側鎖に加水分解性シリル基を有している。ポリアルキレンオキサイド鎖の側鎖に加水分解性シリル基を有しているとは、ポリアルキレンオキサイド鎖に側鎖として加水分解性シリル基を有している場合と、ポリアルキレンオキサイド鎖の側鎖の一部に加水分解性シリル基を有している場合の双方を含む。
加水分解性シリル基とは、珪素原子に1〜3個の加水分解性基が結合している基である。加水分解性シリル基の加水分解性基としては、特に限定されず、例えば、水素原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、酸アミド基、アミノオキシ基、メルカプト基、アルケニルオキシ基などが挙げられる。なかでも、アルコキシ基が好ましい。アルコキシ基は、反応後に有害な副生成物を生成し難い。
アルコキシシリル基としては、トリメトキシシリル基、トリエトキシシリル基、トリイソプロポキシシリル基、及びトリフェノキシシリル基などのトリアルコキシシリル基;ジメトキシメチルシリル基、及びジエトキシメチルシリル基などのジメトキシシリル基;並びに、メトキシジメトキシシリル基、及びエトキシジメチルシリル基などのモノアルコキシシリル基が挙げられる。なかでも、ジメトキシシリル基及びトリメトキシシリル基が特に好ましい。
ポリアルキレンオキサイドの一分子あたりの加水分解性シリル基の平均個数は、1〜2個が好ましい。ポリプロピレンオキサイドは、主鎖の両末端に加水分解性シリル基を有していることがより好ましい。このようなポリプロピレンオキサイドを含んでいる接着剤組成物によれば、アルカリ性水分の存在にもかかわらず優れた接着強度を維持し且つ寒冷条件下においても優れた接着強度を維持する接着剤層を形成することができる。
なお、ポリアルキレンオキサイド中における、一分子あたりの加水分解性シリル基の平均個数は、1H−NMRにより求められるポリアルキレンオキサイド中の加水分解性シリル基の濃度、及びGPC法により求められるポリアルキレンオキサイドの数平均分子量に基づいて算出することができる。
加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイドの主鎖骨格は、一般式:−(R−O)n−(式中、Rは炭素数が1〜14のアルキレン基を表し、nは、繰り返し単位の数であって正の整数である。)で表される繰り返し単位を含有する重合体が好ましく挙げられる。ポリアルキレンオキサイドの主鎖骨格は一種のみの繰り返し単位からなっていてもよいし、二種以上の繰り返し単位からなっていてもよい。
ポリアルキレンオキサイドの主鎖骨格としては、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリブチレンオキサイド、ポリテトラメチレンオキサイド、ポリエチレンオキサイド−ポリプロピレンオキサイド共重合体、及びポリプロピレンオキサイド−ポリブチレンオキサイド共重合体などが挙げられる。なかでも、ポリプロピレンオキサイドが好ましい。ポリプロピレンオキサイドを含んでいる接着剤組成物によれば、アルカリ性水分の存在にもかかわらず優れた接着強度を維持し且つ寒冷条件下においても優れた接着強度を維持する接着剤層を形成することができる。
ポリアルキレンオキサイドの数平均分子量は、3,000〜50,000が好ましく、10,000〜20,000がより好ましい。数平均分子量が大き過ぎるポリアルキレンオキサイドでは、接着剤組成物の粘度を上昇させて、接着剤組成物の塗工性を低下させる虞れがある。また、ポリアルキレンオキサイドの数平均分子量が小さ過ぎる場合、このようなポリアルキレンオキサイドを含む接着剤組成物では、硬くて脆く、寒冷条件下にて接着強度が低い接着剤層を形成する虞れがある。
なお、本発明において、ポリアルキレンオキサイドの数平均分子量はGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)法によって、ポリスチレン換算されて測定された値である。具体的には、ポリアルキレンオキサイド6〜7mgを採取し、採取したポリアルキレンオキサイドを試験管に供給する。0.05重量%のジブチルヒドロキシトルエン(BHT)を含むオルトジクロロベンゼン(o−DCB)溶液を用意し、この溶液を試験管に加えて、ポリアルキレンオキサイドの濃度が1mg/mLとなるように希釈して希釈液を作製する。溶解濾過装置を用いて145℃にて回転速度25rpmにて1時間に亘って上記希釈液を振とうさせてポリアルキレンオキサイドを溶液中に溶解させて測定試料とする。この測定試料を用いて、GPC法によってポリアルキレンオキサイドの数平均分子量を測定することができる。
ポリアルキレンオキサイドの数平均分子量は、例えば、下記測定装置及び測定条件にて測定することができる。
測定装置 TOSOH社製 商品名「HLC−8121GPC/HT」
測定条件 カラム:TSKgelGMHHR−H(20)HT×3本
TSKguardcolumn−HHR(30)HT×1本
移動相:o−DCB 1.0mL/分
サンプル濃度:1mg/mL
検出器:ブライス型屈折計
標準物質:ポリスチレン(TOSOH社製 分子量:500〜8420000)
溶出条件:145℃
SEC温度:145℃
加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイドは、市販されている製品を用いることができる。例えば、カネカ社製 商品名 MSポリマー S−203、S−303;サイリルポリマー SAT−200、SAT−350、SAT−400;旭硝子社製 商品名 エクセスター ESS−3620、ESS−2420、ESS2410、ESS3430などが挙げられる。
また、ポリアルキレンオキサイド鎖の両末端にウレタン結合を介してトリアルコキシシリル基を有しているポリアルキレンオキサイドを用いることができる。ポリアルキレンオキサイド鎖の両末端にウレタン結合を介してトリメトキシシリル基を有しているポリアルキレンオキサイドが好ましい。トリアルコキシシリル基の近傍にウレタン結合を有しているポリアルキレンオキサイドによれば、アルカリ性水分の存在にもかかわらず優れた接着強度を維持し且つ寒冷条件下においても優れた接着強度を維持する接着剤層を形成することができる。トリアルコキシシリル基としては、例えば、トリメトキシシリル基、トリエトキシシリル基、トリイソプロポキシシリル基、及びトリフェノキシシリル基などが挙げられる。
ポリアルキレンオキサイド鎖の両末端にウレタン結合を介してトリアルコキシシリル基を有するポリアルキレンオキサイドは、例えば、両末端にヒドロキシ基を有するポリアルキレンオキサイドの双方のヒドロキシ基に、トリメトキシシリル基及びイソシアネート基を有する化合物を反応させることにより得られる。
両末端にヒドロキシ基を有するポリアルキレンオキサイドとしては、ポリエチレンオキサイドグリコール(ポリオキシエチレングリコール)、ポリプロピレンオキサイドグリコール(ポリオキシプロピレングリコール)、ポリプロピレンオキサイドグリコール(ポリオキシブチレングリコール)、ポリテトラメチレンオキサイドグリコール(ポリオキシテトラメチレングリコール)、ポリエチレンオキサイド−ポリプロピレンオキサイドグリコール(ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレングリコール)、及びポリプロピレンオキサイド−ポリブチレンオキサイドグリコール(ポリオキシプロピレン−ポリオキシブチレングリコール)などが挙げられる。
トリアルコキシシリル基及びイソシアネート基を有する化合物としては、1−イソシアネートメチルトリメトキシシラン、2−イソシアネートエチルトリメトキシシラン、3−イソシアネートプロピルトリメトキシシラン、3−イソシアネートブチルトリメトキシシラン、3−イソシアネートペンチルトリメトキシシラン、1−イソシアネートプロピルトリメトキシシラン、1−イソシアネートメチルトリエトキシシラン、2−イソシアネートエチルトリエトキシシラン、3−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン、3−イソシアネートブチルトリエトキシシラン、3−イソシアネートペンチルトリエトキシシラン、1−イソシアネートプロピルトリエトキシシランなどが挙げられる。
ポリアルキレンオキサイド鎖の両末端にウレタン結合を介してトリアルコキシシリル基を有するポリアルキレンオキサイドを合成するには、両末端にヒドロキシ基を有するポリアルキレンオキサイドと、トリアルコキシシリル基及びイソシアネート基を有する化合物とを混合して混合物を得、この混合物を撹拌して、ポリアルキレンオキサイドの両末端のヒドロキシ基と、上記化合物のイソシアネート基とを反応させてウレタン結合を形成させることにより行うことができる。また、上記混合物を加熱しながら撹拌することにより、反応を促進させることができる。
ポリアルキレンオキサイド鎖の両末端にウレタン結合を介してトリアルコキシシリル基を有しているポリアルキレンオキサイドは、市販されている製品を用いることができる。例えば、主鎖骨格がポリプロピレンオキサイドであり且つ主鎖骨格の両末端にウレタン結合を介してトリメトキシシリル基を有しているポリアルキレンオキサイドとしては、バイエル社製 Desmoseal(登録商標)XP2749が挙げられる。
接着剤組成物は、必要に応じて、(メタ)アクリレート系重合体が含有されていてもよい。(メタ)アクリレート系重合体は、主鎖骨格の側鎖又は末端にトリアルコキシシリル基を有している。(メタ)アクリレート系重合体の主鎖骨格は、メチル(メタ)アクリレート及びブチル(メタ)アクリレートを含む単量体の共重合体であり、メチルメタクリレート及びブチルアクリレートを含む単量体の共重合体が好ましく、メチルメタクリレート及びn−ブチルアクリレートを含む単量体の共重合体がより好ましい。主鎖骨格が上記共重合体である(メタ)アクリレート系重合体によれば、接着剤層は優れた耐候性を有していると共に、アルカリ性水分の存在にもかかわらず優れた接着強度を維持する接着剤層を形成することができる。なお、(メタ)アクリレートは、メタクリレート及び/又はアクリレートを意味する。トリアルコキシシリル基としては、例えば、トリメトキシシリル基、トリエトキシシリル基、トリイソプロポキシシリル基、及びトリフェノキシシリル基などが挙げられる。
(メタ)アクリレート系重合体において、メチル(メタ)アクリレート成分の含有量は、3〜70重量%が好ましく、5〜50重量%がより好ましい。メチル(メタ)アクリレート成分の含有量が3重量%以上であることによって、耐候性に優れた接着剤層を形成することができる。メチル(メタ)アクリレート成分の含有量が70重量%以下であることによって、接着剤組成物は優れた作業性を有する。
(メタ)アクリレート系重合体において、ブチル(メタ)アクリレート成分の含有量は、30〜97重量%が好ましく、50〜95重量%がより好ましい。ブチル(メタ)アクリレート成分の含有量が30重量%以上であることによって、接着剤組成物は優れた作業性を有する。ブチル(メタ)アクリレート成分の含有量が97重量%以下であることによって、耐候性に優れた接着剤層を形成することができる。
(メタ)アクリレート系重合体において、主鎖骨格を構成している共重合体に用いられる単量体は、メチル(メタ)アクリレート、ブチルアクリレート、及びブチルメタクリレートの他に、さらに他のモノマーを含んでいてもよい。他のモノマーとしては、例えば、スチレン、インデン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−クロロスチレン、p−クロロメチルスチレン、p−メトキシスチレン、p−tert−ブトキシスチレン、ジビニルベンゼンなどのスチレン誘導体、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、カプロン酸ビニル、安息香酸ビニル、珪皮酸ビニルなどのビニルエステル基を持つ化合物、無水マレイン酸、N−ビニルピロリドン、N−ビニルモルフォリン、メタクリロニトリル、アクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−ラウリルマレイミド、N−ベンジルマレイミド、n−プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、tert−ブチルビニルエーテル、tert−アミルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、ドデシルビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテル、2−クロロエチルビニルエーテル、エチレングリコールブチルビニルエーテル、トリエチレングリコールメチルビニルエーテル、安息香酸(4−ビニロキシ)ブチル、エチレングリコールジビニルエーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、テトラエチレングリコールジビニルエーテル、ブタン−1,4−ジオール−ジビニルエーテル、ヘキサン−1,6−ジオール−ジビニルエーテル、シクロヘキサン−1,4−ジメタノール−ジビニルエーテル、イソフタル酸ジ(4−ビニロキシ)ブチル、グルタル酸ジ(4−ビニロキシ)ブチル、コハク酸ジ(4−ビニロキシ)ブチルトリメチロールプロパントリビニルエーテル、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、6−ヒドロキシヘキシルビニルエーテル、シクロヘキサン−1,4−ジメタノールモノビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニルエーテル、3−アミノプロピルビニルエーテル、2−(N,N−ジエチルアミノ)エチルビニルエーテル、ウレタンビニルエーテル、ポリエステルビニルエーテルなどのビニロキシ基を持つ化合物などを挙げることができる。これらのモノマーは、単独で用いられても二種以上が併用されてもよい。
(メタ)アクリレート系重合体の重合方法としては、特に限定されず、公知の方法を用いることができ、例えば、フリーラジカル重合法、アニオン重合法、カチオン重合法、UVラジカル重合法、リビングアニオン重合法、リビングカチオン重合法、リビングラジカル重合法などの各種重合法などが挙げられる。
(メタ)アクリレート系重合体は、主鎖骨格の末端又は側鎖にトリアルコキシシリル基を有している。(メタ)アクリレート系重合体は、主鎖骨格の側鎖又は末端にトリメトキシシリル基を有していることが好ましい。(メタ)アクリレート系重合体において、主鎖骨格の側鎖にトリアルコキシシリル基を有しているとは、主鎖骨格に側鎖としてトリアルコキシシリル基を有している場合と、主鎖骨格の側鎖の一部にトリアルコキシシリル基を有している場合の双方を含む。(メタ)アクリレート系重合体を、上述したポリアルキレンオキサイドと組み合わせて用いることにより、接着剤組成物は優れた作業性を有していると共に、アルカリ性水分の存在にもかかわらず優れた接着強度を維持する接着剤層を形成することができる。
(メタ)アクリレート系重合体へのトリアルコキシシリル基の導入方法としては、特に限定されず、例えば、メチル(メタ)アクリレート、ブチルアクリレート、及びブチルメタクリレートを含む単量体の共重合体に不飽和基を導入した後、トリアルコキシシリル基を有するヒドロシランを作用させてヒドロシリル化する方法などが挙げられる。
(メタ)アクリレート系重合体の重量平均分子量は、1,000〜50,000が好ましく、2,000〜30,000がより好ましく、3,000〜15,000が特に好ましい。重量平均分子量が上記範囲内である(メタ)アクリレート系重合体によれば、接着剤組成物は作業性に優れている。
接着剤組成物中における(メタ)アクリレート系重合体の含有量は、加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイド100重量部に対して、5〜300重量部が好ましく、10〜200重量部がより好ましく、30〜100重量部が特に好ましい。接着剤組成物中における(メタ)アクリレート系重合体の含有量が5重量部以上であると、アルカリ性水分の存在にもかかわらず優れた接着強度を維持し且つ優れた耐候性を有する接着剤層を形成する。接着剤組成物中における(メタ)アクリレート系重合体の含有量が300重量部以下であると、接着剤組成物は作業性に優れている。
(エポキシ樹脂)
本発明の接着剤組成物は、エポキシ樹脂を含有している。エポキシ樹脂としては、ビスフェノールAとエピクロロヒドリンとの反応物であるビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールFとエピクロロヒドリンとの反応物であるビスフェノールF型エポキシ樹脂、これらに水添したエポキシ樹脂;グリシジルエステル型エポキシ樹脂;ノボラック型エポキシ樹脂;ウレタン変性エポキシ樹脂;メタキシレンジやヒダントインなどをエポキシ化した含窒素エポキシ樹脂;ポリブタジエン又はNBR(アクリロニトリル−ブタジエン共重合体)を含有するゴム変性エポキシ樹脂などが挙げられる。なかでも、ビスフェノールA型エポキシ樹脂が好ましい。ビスフェノールA型エポキシ樹脂によれば、接着剤組成物を硬化して得られた接着剤層は、アルカリ性水分の存在にもかかわらず優れた接着強度を維持し且つ寒冷条件下においても優れた接着強度を維持するので好ましい。
エポキシ樹脂のエポキシ当量は、180〜200g/eqが好ましく、185〜195g/eqがより好ましい。エポキシ当量が上記範囲内であるエポキシ樹脂を含む接着剤組成物によれば、機械的強度及び靱性に優れた接着剤層を形成することができる。なお、「エポキシ当量」とは、エポキシ化合物の分子量を1分子中のエポキシ基の数で除した値である。
なお、本発明において、エポキシ樹脂のエポキシ当量とは、JIS K7236(2009)に準拠して測定された値とする。
接着剤組成物中におけるエポキシ樹脂の含有量は、加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイド100重量部に対して、1〜20重量部であり、5〜20重量部が好ましく、10〜20重量部がより好ましい。エポキシ樹脂の含有量が上記範囲内である接着剤組成物によれば、アルカリ性水分の存在にもかかわらず優れた接着強度を維持し且つ寒冷条件下においても優れた接着強度を維持する接着剤層を形成することができる。
(ケチミン化合物)
本発明の接着剤組成物は、ケチミン化合物を含有している。ケチミン化合物とは、1分子中に2個以上のアミノ基を有しているアミン化合物と、ケトン化合物との脱水縮合物を意味する。ケチミン化合物は潜在性硬化剤として用いられている。ケチミン化合物自体は、水分がない状態では接着剤組成物中でエポキシ樹脂と反応せずに安定的に存在する。しかしながら、ケチミン化合物は、空気中の湿気などの水分と反応して一級アミンとなる。この一級アミンがエポキシ樹脂と反応して接着剤組成物の硬化を促進させることができる。
ケチミン化合物としては、以下の化合物が好ましく挙げられる。
2,5,8−トリアザ−1,8−ノナジエン、
2,10−ジメチル−3,6,9−トリアザ−2,9−ウンデカジエン、
2,10−ジフェニル−3,6,9−トリアザ−2,9−ウンデカジエン、
3,11−ジメチル−4,7,10−トリアザ−3,10−トリデカジエン、
3,11−ジエチル−4,7,10−トリアザ−3,10−トリデカジエン、
2,4,12,14−テトラメチル−5,8,11−トリアザ−4,11−ペンタデカジエン、
2,4,20,22−テトラメチル−5,12,19−トリアザ−4,19−トリエイコサジエン、及び
2,4,15,17−テトラメチル−5,8,11,14−テトラアザ−4,14−オクタデカジエン。
ケチミン化合物は、一種単独で用いられてもよく、二種以上が併用されてもよい。なかでも、ケチミン化合物としては、2,10−ジメチル−3,6,9−トリアザ−2,9−ウンデカジエンが好ましい。
接着剤組成物中において、モル比〔(エポキシ樹脂のエポキシ基の総モル数)/(ケチミン化合物の加水分解物であるアミン化合物が有しているアミノ基の総モル数)〕は、接着剤組成物を硬化させて得られる接着剤層がアルカリ性水分の存在にもかかわらず優れた接着強度を維持し且つ寒冷条件下においても優れた接着強度を維持するので、0.7以上が好ましく、1.0以上がより好ましい。接着剤組成物中おいて、モル比〔(エポキシ樹脂のエポキシ基の総モル数)/(ケチミン化合物の加水分解物であるアミン化合物が有しているアミノ基の総モル数)〕は、接着剤組成物を硬化させて得られる接着剤層がアルカリ性水分の存在にもかかわらず優れた接着強度を維持し且つ寒冷条件下においても優れた接着強度を維持するので、1.2以下が好ましい。例えば、モル比〔(エポキシ樹脂のエポキシ基の総モル数)/(ケチミン化合物の加水分解物であるアミン化合物が有しているアミノ基の総モル数)〕が0.7以下とは、アミノ基の数が1に対してエポキシ基の数が0.7以下であるという意味である。
接着剤組成物中において、モル比〔(エポキシ樹脂のエポキシ基の総モル数)/(ケチミン化合物の加水分解物であるアミン化合物が有しているアミノ基の総モル数)〕が上記好ましい範囲内にあり、且つ、後述するアミノシランカップリング剤を更に含有している場合には、アルカリ性水分の存在にもかかわらず更に優れた接着強度を維持し且つ寒冷条件下においても更に優れた接着強度を維持する接着剤層を形成することができる。
エポキシ樹脂のエポキシ基の総モル数及びアミン化合物が有しているアミノ基の総モル数は、エポキシ樹脂又はアミン化合物の分子量及び官能基数から算出することができる。即ち、エポキシ樹脂のエポキシ基の総モル数は、エポキシ樹脂の含有量をエポキシ当量で除した値である。アミン化合物が有しているアミノ基の総モル数は、ケチミン化合物の加水分解により生じるアミン化合物の量をアミン当量で除した値である。なお、アミン化合物のアミン当量は、JIS K7237「エポキシ樹脂のアミン系硬化剤の全アミン価試験方法」に準拠して測定された値とする。
接着剤組成物中におけるケチミン化合物の含有量は、加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイド100重量部に対して、0.5〜20重量部であり、1〜20重量部が好ましい。ケチミン化合物の含有量が上記範囲内である接着剤組成物によれば、接着剤組成物を硬化させて得られる接着剤層は、アルカリ性水分の存在にもかかわらず優れた接着強度を維持し且つ寒冷条件下においても優れた接着強度を維持する。
(脂肪酸処理酸化カルシウム)
本発明の接着剤組成物は、脂肪酸処理酸化カルシウムを含んでいる。脂肪酸処理酸化カルシウムを含む接着剤組成物によれば、接着剤組成物を硬化させて得られる接着剤層は、アルカリ性水分の存在にもかかわらず優れた接着強度を維持し且つ寒冷条件下においても優れた接着強度を維持する。
脂肪酸処理酸化カルシウムは、表面が脂肪酸で処理された酸化カルシウムである。脂肪酸としては、例えば、デカン酸、ドデカン酸、テトラデカン酸、ペンタデカン酸、ヘキサデカン酸、ヘプタデカン酸、オクタデカン酸、及びイコサン酸などの飽和脂肪酸;ヘキサデセン酸、オクタデセン酸、オクタデカジエン酸、オクタデカトリエン酸、イコサン酸、イコサジエン酸、イコサトリエン酸、イコサテトラトリエン酸、及びテトラドコサン酸などの不飽和脂肪酸が挙げられる。これらの脂肪酸は、一種単独で用いられても、二種以上が併用されてもよい。なかでも、オクタデカン酸が好ましい。オクタデカン酸は、上述したポリアルキレンオキサイドやエポキシ樹脂などとの相溶性に優れる。
脂肪酸処理酸化カルシウムの平均粒子径は、0.05〜100μmが好ましく、1〜50μmがより好ましい。平均粒子径が上記範囲内である脂肪酸処理酸化カルシウムは、接着剤組成物中で高度に分散することができ、これにより、アルカリ性水分の存在にもかかわらず優れた接着強度を維持し且つ寒冷条件下においても優れた接着強度を維持する接着剤層を形成することができる。
なお、脂肪酸処理酸化カルシウムの平均粒子径は、レーザー回折・散乱式の粒度分析測定装置を用いて測定することができる。例えば、脂肪酸処理酸化カルシウムをその濃度が10重量%となるようにメタノールに投入した後に、超音波ホモジナイザーを用いて1kwの出力で超音波を10分間照射して懸濁液を得、この懸濁液についてレーザー回折・散乱式の粒度分析測定装置(例えば、島津製作所製 装置命「SACD−2100」)により脂肪酸処理酸化カルシウムの体積粒度分布を測定し、この体積粒度分布の累積50%の値を脂肪酸処理酸化カルシウムの平均粒子径として算出することができる。
接着剤組成物中における脂肪酸処理酸化カルシウムの含有量は、加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイド100重量部に対して、接着剤組成物を硬化させて得られる接着剤層がアルカリ性水分の存在にもかかわらず優れた接着強度を維持し且つ寒冷条件下においても優れた接着強度を維持するので、1〜100重量部であり、20〜100重量部が好ましく、40〜100重量部がより好ましい。
(エポキシシランカップリング剤)
本発明の接着剤組成物は、エポキシシランカップリング剤を含んでいる。エポキシシランカップリング剤とは、一分子中にアルコキシ基が結合した珪素原子と、エポキシ基を有する官能基とを含む化合物を意味する。エポキシシランカップリング剤によれば、アルカリ性水分の存在にもかかわらず優れた接着強度を維持し且つ寒冷条件下においても優れた接着強度を維持する接着剤層を形成することができる。
エポキシシランカップリング剤として、具体的には、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルエチルジエトキシシラン、及び2−(3,4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシランなどが挙げられる。エポキシシランカップリング剤は、一種単独で用いられても二種以上が併用されてもよい。なかでも、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランが好ましい。
接着剤組成物中におけるエポキシシランカップリング剤の含有量は、アルカリ性水分の存在にもかかわらず優れた接着強度を維持し且つ寒冷条件下においても優れた接着強度を維持する接着剤層を形成することができることから、加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイド100重量部に対して、0.1〜10重量部であり、1〜5重量部が好ましい。
(シラノール縮合触媒)
本発明の接着剤組成物は、シラノール縮合触媒を含有していることが好ましい。シラノール縮合触媒とは、ポリアルキレンオキサイドが有する加水分解性シリル基が加水分解することにより形成されたシラノール基同士の脱水縮合反応を促進させるための触媒である。なお、シラノール基とは、ケイ素原子に直接結合しているヒドロキシ基(≡Si−OH)を意味する。
シラノール縮合触媒としては、例えば、1,1,3,3−テトラブチル−1,3−ジラウリルオキシカルボニル−ジスタノキサン、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫オキサイド、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫フタレートビス(ジブチル錫ラウリン酸)オキサイド、ジブチル錫ビスアセチルアセトナート、ジブチル錫ビス(モノエステルマレート)、オクチル酸錫、ジブチル錫オクトエート、ジオクチル酸オキサイド、アルコキシシリル基を有する錫化合物、テトラ−n−ブトキシチタネート、テトライソプロポキシチタネート、ジブチルアミン−2−エチルヘキソエートなどが挙げられる。なかでも、接着剤組成物の貯蔵安定性を維持する観点から、1,1,3,3−テトラブチル−1,3−ジラウリルオキシカルボニル−ジスタノキサンが好ましい。シラノール縮合触媒は、単独で用いられてもよく、二種以上が併用されてもよい。
接着剤組成物中におけるシラノール縮合触媒の含有量は、加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイド100重量部に対して、0.1〜3重量部が好ましく、1〜3重量部がより好ましく、1〜2.5重量部が特に好ましい。シラノール縮合触媒の含有量が低過ぎる接着剤組成物では、硬化に要する時間が長くなる虞れがある。また、シラノール縮合触媒の含有量が高過ぎる接着剤組成物では、接着剤組成物を硬化させて得られる接着剤層の接着強度がアルカリ性水分によって低下し、又は、接着剤組成物を硬化させて得られる接着剤層の寒冷条件下での接着強度が低下する虞れがある。
(他の添加剤)
本発明の接着剤組成物は、必要に応じて、他の添加剤をさらに含んでいてもよい。他の添加剤としては、脱水剤、酸化防止剤、充填材、可塑剤、タレ防止剤、紫外線吸収剤、顔料、溶剤、及び香料などが挙げられる。
(脱水剤)
本発明の接着剤組成物は、脱水剤をさらに含んでいることが好ましい。脱水剤によれば、接着剤組成物を保存している際に、空気中の湿気などの水分によって接着剤組成物が硬化することを抑制することができる。
脱水剤としては、ビニルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、テトラエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、テトラメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、及びジフェニルジメトキシシランなどのシラン化合物;並びにオルトギ酸メチル、オルトギ酸エチル、オルト酢酸メチル、及びオルト酢酸エチル等のエステル化合物などを挙げることができる。これらの脱水剤は、単独で用いられても二種以上が併用されてもよい。なかでも、ビニルトリメトキシシランが好ましい。
接着剤組成物中における脱水剤の含有量は、加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイド100重量部に対して、0.5〜20重量部が好ましく、1〜10重量部がより好ましく、1〜5重量部が特に好ましい。
(アミノシシランカップリング剤)
本発明の接着剤組成物は、アミノシランカップリング剤をさらに含んでいることが好ましい。アミノシランカップリング剤とは、一分子中にアルコキシ基が結合した珪素原子と、アミノ基を有する官能基とを含む化合物を意味する。アミノシランカップリング剤によれば、エポキシシランカップリング剤と併用することにより、接着剤組成物を硬化させて得られる接着剤層がアルカリ性水分の存在にもかかわらず優れた接着強度を維持し且つ寒冷条件下においても優れた接着強度を維持する。
アミノシランカップリング剤として、具体的には、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシランなどが挙げられる。アミノシランカップリング剤は一種単独で用いられても二種以上が併用されてもよい。なかでも、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシランが好ましい。
接着剤組成物中におけるアミノシランカップリング剤の含有量は、接着剤組成物を硬化させて得られる接着剤層がアルカリ性水分の存在にもかかわらず優れた接着強度を維持し且つ寒冷条件下においても優れた接着強度を維持するので、エポキシシランカップリング剤中のエポキシ基の総モル数と、アミノシランカップリング剤中のアミノ基の総モル数の比((エポキシシランカップリング剤中のエポキシ基の総モル数)/(アミノシランカップリング剤中のアミノ基の総モル数))が、2.5以上であることが好ましい。一方、接着剤組成物を硬化させて得られる接着剤層がアルカリ性水分の存在にもかかわらず優れた接着強度を維持し且つ寒冷条件下においても優れた接着強度を維持するので、エポキシシランカップリング剤中のエポキシ基の総モル数と、アミノシランカップリング剤中のアミノ基の総モル数の比((エポキシシランカップリング剤中のエポキシ基の総モル数)/(アミノシランカップリング剤中のアミノ基の総モル数))は5.0以下であることが好ましく、3.0以下であることがより好ましい。なお、例えば、エポキシシランカップリング剤中のエポキシ基の総モル数と、アミノシランカップリング剤中のアミノ基の総モル数の比((エポキシシランカップリング剤中のエポキシ基の総モル数)/(アミノシランカップリング剤中のアミノ基の総モル数))が2.5以上とは、アミノ基の数が1に対してエポキシ基の数が2.5以上であるという意味である。
エポキシシランカップリング剤のエポキシ基の総モル数及びアミノシランカップリング剤のアミノ基の総モル数は、エポキシシランカップリング剤又はアミノシランカップリング剤の分子量及び官能基数から算出することができる。即ち、エポキシシランカップリング剤のエポキシ基の総モル数は、エポキシシランカップリング剤の含有量をエポキシ当量で除した値である。アミノシランカップリング剤のアミノ基の総モル数は、アミノシランカップリング剤の含有量をアミン当量で除した値である。なお、本発明において、エポキシシランカップリング剤のエポキシ当量とは、JIS K7236(2009)に準拠して測定された値とする。アミノシランカップリング剤のアミン当量は、JIS K7237「エポキシ樹脂のアミン系硬化剤の全アミン価試験方法」に準拠して測定された値とする。
(酸化防止剤)
本発明の接着剤組成物は、酸化防止剤をさらに含有していることが好ましい。酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、モノフェノール系酸化防止剤、ビスフェノール系酸化防止剤、及びポリフェノール系酸化防止剤などが挙げられる。なかでも、ヒンダードフェノール系酸化防止剤が好ましい。ヒンダードフェノール系酸化防止剤として、具体的には、ペンタエリスリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタデシル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、及びN,N′−ヘキサン−1,6−ジイルビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオンアミド)]などが挙げられる。酸化防止剤は、一種単独で用いられても二種以上が併用されてもよい。
接着剤組成物中における酸化防止剤の含有量は、加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイド100重量部に対して、0.1〜20重量部が好ましく、0.3〜10重量部がより好ましい。
(充填材)
本発明の接着剤組成物は充填材をさらに含んでいることが好ましい。充填材としては、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、含水ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸カルシウム、シリカ、二酸化チタン、クレー、タルク、カーボンブラック、ガラスバルーン等が挙げられる。充填材は一種単独で用いられてもよく、二種以上が併用されてもよい。
(可塑剤)
本発明の接着剤組成物は、可塑剤をさらに含んでいることが好ましい。可塑剤を含んでいる接着剤組成物によれば、接着剤組成物を硬化させて得られる接着剤層が寒冷条件下においても優れた接着強度を長期間に亘って維持することができる。
可塑剤としては、例えば、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジイソブチル、フタル酸ジノルマルヘキシル、フタル酸ビス(2−エチルヘキシル)、フタル酸ジノルマルオクチル、フタル酸ジイソノニル、フタル酸ジノニル、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ジイソウンデシル、及びフタル酸ビスブチルベンジルなどのフタル酸エステル;ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、及びテトラプロピレングリコールなどのポリアルキレングリコールが挙げられる。なかでも、ポリアルキレングリコールが好ましく、ポリプロピレングリコールがより好ましい。
ポリアルキレングリコールの数平均分子量は、1,000〜10,000が好ましく、2,000〜5,000がより好ましい。ポリアルキレングリコールの数平均分子量が上記範囲内である場合、このようなポリアルキレングリコールを含んでいる接着剤組成物は、これを硬化させて得られる接着剤層が寒冷条件下においても優れた接着強度を長期間に亘って維持する。
なお、本発明において、ポリアルキレングリコールの数平均分子量は、ポリアルキレンオキサイドの数平均分子量はGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)法によって、ポリスチレン換算されて測定された値である。具体的な測定方法や測定条件は、上述したポリアルキレンオキサイドと同様である。
接着剤組成物中における可塑剤の含有量は、加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイド100重量部に対して、1〜50重量部が好ましく、10〜40重量部がより好ましい。
(タレ防止剤)
本発明の接着剤組成物は、タレ防止剤を含有していてもよい。タレ防止剤としては、例えば、水添ひまし油、脂肪酸ビスアマイド、ヒュームドシリカ等が挙げられる。
(紫外線吸収剤)
本発明の接着剤組成物は、紫外線吸収剤を含有していてもよい。紫外線吸収剤としては、例えば、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート等のヒンダートアミン系光安定剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤などが挙げられる。
本発明の接着剤組成物は、コンクリート表面に外壁仕上げ材を接着一体化させるために好適に用いられる。具体的には、コンクリート表面に接着剤組成物を塗工した後、塗工した接着剤組成物上に外壁仕上げ材を積層し、これらを放置して養生させることにより、接着剤組成物を硬化させることにより接着剤層を形成する。これにより、コンクリート表面上に、接着剤組成物を硬化させた接着剤層を介して、外壁仕上げ材を接着一体化された建築構造が得られる。外壁仕上げ材としては、例えば、モルタル、タイル、レンガ、陶材及び石材などが用いられる。
以下に、本発明を実施例を用いてより具体的に説明するが、本発明はこれに限定されない。
(実施例1〜15及び比較例1〜7)
以下に示す成分を、表1〜3に示す配合量で配合し、プラネタリーミキサーを用いて真空雰囲気下で60分間混練することにより、接着剤組成物を得た。
・ポリアルキレンオキサイド1(主鎖骨格がポリプロピレンオキサイドからなり、主鎖の末端にジメトキシシリル基を有するポリアルキレンオキサイド、一分子あたりのジメトキシシリル基の平均個数1.4個、数平均分子量20,000、鐘淵化学工業社製 商品名「MSポリマーS−203」)、
・ポリアルキレンオキサイド2(主鎖骨格がポリプロピレンオキサイドからなり、且つ主鎖骨格の両末端にウレタン結合を介してトリメトキシシリル基を有しているポリアルキレンオキサイド、一分子あたりのジメトキシシリル基の平均個数1.8個、数平均分子量13,000、25℃における粘度5,000mPa・s、バイエル社製 商品名「Desmoseal(登録商標)XP2749」)、
・(メタ)アクリレート系重合体(主鎖骨格がメチルメタクリレート−n−ブチルアクリレート共重合体(メチルメタクリレート成分の含有量:25重量%、n−ブチルアクリレート成分の含有量:75重量%)からなり、且つ主鎖骨格の末端又は側鎖にトリメトキシシリル基を有している(メタ)アクリレート系重合体、重量平均分子量3,200、一分子量あたりのトリメトキシシリル基の平均個数0.9、東亞合成株式会社製 アルフォンUS−6110、)、
・エポキシ樹脂1(ビスフェノールA型エポキシ樹脂、エポキシ当量189g/eq、ジャパンエポキシレジン社製 商品名「エピコート828」)、
・エポキシ樹脂2(ビスフェノールF型エポキシ樹脂、エポキシ当量250g/eq、ジャパンエポキシレジン社製 商品名「エピコート806F」)、
・脂肪酸処理酸化カルシウム(オクタデカン酸で表面処理された酸化カルシウム、平均粒子径10μm、近江化学工業社製 商品名「CML#31」)、
・酸化カルシウム(表面処理なし)(近江化学工業社製 商品名「CML#35」)、
・ケチミン化合物(日東化成社製 商品名「エポニットK−100」)、
・シラノール縮合触媒(1,1,3,3−テトラブチル−1,3−ジラウリルオキシカルボニル−ジスタノキサン、日東化成社製 商品名「ネオスタンU−130」)、
・脱水剤(ビニルトリメトキシシラン、日本ユニカ社製 商品名「NUCシリコーンA171」)、
・エポキシシランカップリング剤(3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、信越化学社製 商品名「KBM−403」)、
・アミノシランカップリング剤(N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、信越化学社製 商品名 KBM−603」)、
・充填材(コロイダル炭酸カルシウム、白石工業社製 商品名「CCR」)、及び
・可塑剤(ポリプロピレングリコール、数平均分子量3000、旭電化社製 商品名「P-3000」)。
なお、表1〜3に、エポキシ樹脂のエポキシ基の総モル数(E1)、ケチミン化合物の加水分解物であるアミン化合物が有しているアミノ基の総モル数(A1)、及びこれらのモル比(E1/A1)をそれぞれ示す。更に、表1〜3に、エポキシシランカップリング剤のエポキシ基の総モル数(E2)、アミノシランカップリング剤のアミノ基の総モル数(A2)、及びこれらのモル比(E2/A2)をそれぞれ示す。
(評価)
JIS A5557に準拠して、硬化性組成物により標準モルタル試験片と磁器製モザイクタイルとを接着一体化させ、標準養生後、アルカリ温水浸漬処理後、又は凍結融解処理後の接着強度を測定した。結果を表1〜3に示す。
Figure 2014200100
Figure 2014200100
Figure 2014200100
本発明の接着剤組成物は、寒冷条件及び常温条件下の何れの条件下においても接着強度に優れ、且つ、アルカリ性水分と接触しても優れた接着強度を維持する接着剤層を形成することができる。従って、本発明の接着剤組成物は、例えば、外壁及び床面を構成しているコンクリートの表面に、タイルなどの外壁仕上げ材を接着一体化させるための用途として用いることができる。

Claims (4)

  1. 加水分解性シリル基を有するポリアルキレンオキサイド100重量部、エポキシ樹脂1〜20重量部、エポキシシランカップリング剤0.1〜10重量部、ケチミン化合物0.5〜20重量部、及び脂肪酸処理酸化カルシウム1〜100重量部を含有することを特徴とする接着剤組成物。
  2. エポキシ樹脂が、ビスフェノールA型エポキシ樹脂を含むことを特徴とする請求項1に記載の接着剤組成物。
  3. アミノシランカップリング剤を更に含有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の接着剤組成物。
  4. エポキシ樹脂のエポキシ基の総モル数とケチミン化合物の加水分解物であるアミン化合物が有しているアミノ基の総モル数との比(エポキシ樹脂のエポキシ基の総モル数/ケチミン化合物の加水分解物であるアミン化合物が有しているアミノ基の総モル数)が0.7〜1.2であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の接着剤組成物。
JP2014538944A 2013-06-14 2014-06-13 接着剤組成物 Active JP5636141B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014538944A JP5636141B1 (ja) 2013-06-14 2014-06-13 接着剤組成物

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013125477 2013-06-14
JP2013125477 2013-06-14
JP2013263800 2013-12-20
JP2013263800 2013-12-20
PCT/JP2014/065801 WO2014200100A1 (ja) 2013-06-14 2014-06-13 接着剤組成物
JP2014538944A JP5636141B1 (ja) 2013-06-14 2014-06-13 接着剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5636141B1 JP5636141B1 (ja) 2014-12-03
JPWO2014200100A1 true JPWO2014200100A1 (ja) 2017-02-23

Family

ID=52022385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014538944A Active JP5636141B1 (ja) 2013-06-14 2014-06-13 接着剤組成物

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9676975B2 (ja)
JP (1) JP5636141B1 (ja)
CN (1) CN105308145B (ja)
WO (1) WO2014200100A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6598499B2 (ja) * 2015-04-28 2019-10-30 積水フーラー株式会社 接着剤組成物
CN105219337B (zh) * 2015-11-16 2018-08-14 广州市白云化工实业有限公司 双组份硅烷改性聚醚密封材料及其制备方法
DE102015224734A1 (de) * 2015-12-09 2017-06-14 Tesa Se Zusammensetzung zur Herstellung von Haftklebemassen
JP6770378B2 (ja) * 2016-09-15 2020-10-14 アイカ工業株式会社 接着剤組成物
KR101874705B1 (ko) * 2016-11-15 2018-07-04 한국타이어 주식회사 공명음 저감 타이어
JP7024356B2 (ja) * 2017-11-28 2022-02-24 Dic株式会社 一液型エポキシ樹脂組成物、硬化物、及びその用途
JP7061783B2 (ja) * 2017-12-11 2022-05-02 積水フーラー株式会社 接着剤組成物
WO2019156233A1 (ja) * 2018-02-09 2019-08-15 横浜ゴム株式会社 硬化性樹脂組成物
JP6566058B2 (ja) * 2018-02-09 2019-08-28 横浜ゴム株式会社 硬化性樹脂組成物
JP6601515B2 (ja) * 2018-02-09 2019-11-06 横浜ゴム株式会社 硬化性樹脂組成物
JP7373770B2 (ja) * 2019-08-07 2023-11-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 硬化性組成物
CN112898538B (zh) * 2019-12-04 2022-04-19 万华化学集团股份有限公司 一种可厚涂的改性酮亚胺固化剂及其制备方法、应用
CN118451119A (zh) 2022-01-10 2024-08-06 Sika技术股份公司 单组分湿固化组合物
JP2024043392A (ja) * 2022-09-16 2024-03-29 旭化成ワッカーシリコーン株式会社 湿気硬化性組成物および該組成物を含む接着剤

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0924198A (ja) 1995-07-12 1997-01-28 Asahi Seisakusho:Kk 自動乾燥時間の設定方法
JP3512938B2 (ja) * 1996-03-04 2004-03-31 鐘淵化学工業株式会社 硬化性樹脂組成物
KR20000011749A (ko) * 1998-07-16 2000-02-25 하기와라 세이지 일체포장에폭시수지조성물
JP3976431B2 (ja) 1998-12-09 2007-09-19 横浜ゴム株式会社 接着剤組成物
JP2001011422A (ja) 1999-06-30 2001-01-16 Konishi Co Ltd 湿潤面に対する接着性に優れた接着剤組成物
JP4412807B2 (ja) 1999-11-29 2010-02-10 鈴木工業株式会社 プラスチックス成形材料
JP2001192611A (ja) * 2000-01-07 2001-07-17 Nippon Paint Co Ltd カチオン電着塗料組成物
JP3986291B2 (ja) * 2001-10-29 2007-10-03 株式会社リコー 粉粒体の造粒成形用バインダ及び造粒成形物
WO2004011553A1 (ja) * 2002-07-25 2004-02-05 Kaneka Corporation 硬化性組成物およびサイジングボードのシーリング方法
JP2004059613A (ja) * 2002-07-25 2004-02-26 Konishi Co Ltd 耐アルカリ性に優れた湿気硬化型樹脂組成物
US20060005967A1 (en) * 2002-08-19 2006-01-12 Sirola D B Deep well anodes for electrical grounding
US6824942B2 (en) * 2002-09-27 2004-11-30 Xerox Corporation Toners and developers
CN100590149C (zh) * 2003-07-18 2010-02-17 小西株式会社 固化性树脂组合物及常温固化性粘结剂
WO2005108491A1 (ja) * 2004-05-07 2005-11-17 Kaneka Corporation 硬化性組成物
JP2007269988A (ja) 2006-03-31 2007-10-18 Aica Kogyo Co Ltd 湿気硬化性樹脂組成物
EP2030967A1 (de) * 2007-08-31 2009-03-04 Sika Technology AG Hydroxylgruppen aufweisende Aldimine und Aldimin enthaltende Zusammensetzungen
JP2009249418A (ja) 2008-04-02 2009-10-29 Aica Kogyo Co Ltd 湿気硬化性樹脂組成物
JP2013510200A (ja) * 2009-11-05 2013-03-21 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 2−プロピルヘプタノールを基礎とするエステルを含有する接着剤およびシーラント
JP5606863B2 (ja) 2010-10-08 2014-10-15 アイカ工業株式会社 接着剤組成物
JP2012117266A (ja) 2010-11-30 2012-06-21 Kaneka Corp 接着剤を用いたタイル張り工法
JP2013221308A (ja) 2012-04-16 2013-10-28 Kaneka Corp 目地埋めなしタイル外壁の補修方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN105308145A (zh) 2016-02-03
CN105308145B (zh) 2018-11-30
US20160122606A1 (en) 2016-05-05
JP5636141B1 (ja) 2014-12-03
US9676975B2 (en) 2017-06-13
WO2014200100A1 (ja) 2014-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5636141B1 (ja) 接着剤組成物
JP5698422B1 (ja) 硬化性組成物及びこれを用いてなる目地構造
WO2005121255A1 (ja) 硬化性組成物
JP6695793B2 (ja) 硬化性組成物
WO2005097898A1 (ja) 硬化性組成物
JP5869780B2 (ja) 防水工法
JP7231605B2 (ja) ワーキングジョイント用1成分型硬化性組成物
WO2007037484A1 (ja) 硬化性組成物
WO2005097907A1 (ja) 硬化性組成物
JP6541480B2 (ja) 硬化性組成物
JP6254422B2 (ja) 硬化性組成物及びこれを用いてなる目地構造
JP6223240B2 (ja) 室温硬化性接着剤
JP7073167B2 (ja) 硬化性組成物
WO2004011553A1 (ja) 硬化性組成物およびサイジングボードのシーリング方法
US20230323089A1 (en) Curable composition
JP6325333B2 (ja) 硬化性組成物及びこれを用いてなる目地構造
JP6214442B2 (ja) 硬化性組成物
JP2018197329A (ja) 室温硬化性組成物
JP6279874B2 (ja) 硬化性組成物
JP6654179B2 (ja) 硬化性組成物及びこれを用いてなる目地構造
JP6598499B2 (ja) 接着剤組成物
WO2013047837A1 (ja) 硬化性組成物
JP2019104789A (ja) 接着剤組成物
WO2013047823A1 (ja) 硬化性組成物
JP7373770B2 (ja) 硬化性組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20140924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141007

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141017

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5636141

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250