JPWO2014196240A1 - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

本発明では、電磁式燃料噴射弁を構成する部品の1つであるコア(101)をメタルジョイント(2)と溶接により接合し、メタルジョイント(2)とコア(101)との溶接部の融解量をメタルジョイント側の方がコア側よりも大きくし、さらに、メタルジョイント端面(203)と、前記メタルジョイント端面(203)の面積より断面積が小さい燃料シール部と、前記燃料シール部の断面積より面積が大きいコア端面(105)を備え、メタルジョイント端面(203)とコア端面(105)とは、前記燃料シール部を介して連通する構成とする。

Description

本発明は内燃機関、特にガソリンを用いた自動車用筒内噴射エンジンにおける燃料噴射弁に関するものである。
内燃機関、特にガソリンを用いた自動車用筒内噴射システムに用いられる電磁式燃料噴射弁においては、排気ガス・燃費に対する規制や要求を満足するため、エンジン筒内に燃料圧力を従来よりも高圧で噴射することへの市場要求が高まっている。これは、燃料圧力が高いほど燃料の噴射速度が増し、空気との摩擦抵抗が大きくなり、燃料がより微粒化して燃焼性能が良くなるためである。
このとき、従来の技術では特開2011-220259で示されるように、燃料配管と電磁式燃料噴射弁の接続部にOリングを用いてきたが、Oリングは燃料圧力が市場要求のある従来よりも大幅に高い場合に大きく変形してしまい、シール性の確保が困難となる。そこで、シール性を確保するため、燃料配管と電磁式燃料噴射弁の接続部におけるシール構造を特開2008-303810で示されるようなステンレス製のボール(燃料配管側)と、ボールと対向する円錐面を備えたメタルジョイント(電磁式燃料噴射弁側)との接触面を用いたメタルシール構造とする手段が知られている。メタルジョイントと電磁式燃料噴射弁との接合部にはシール性と共に高い強度が求められるため、前記の特許文献に示すようなネジによるメタルジョイントと電磁式燃料噴射弁との接続構造のように、一般的には従来よりも大型化する。しかし、エンジンレイアウト上、電磁式燃料噴射弁には小型化が求められている。また、電磁式燃料噴射弁はさらに、燃料配管側とは反対側のノズルをエンジンヘッドへ取り付けられて固定されるため、燃料配管と電磁式燃料噴射弁の位置ずれや直角度が大きいと、電磁式燃料噴射弁自身が、燃料配管とエンジンヘッドにより曲げられて、燃料噴射量のばらつきが大きくなるなどの性能悪化として悪影響が出る可能性がある。そのため、燃料配管と電磁式燃料噴射弁の接合部には高い取り付け精度が必要である。
特開2011-220259 特開2008-303810 特開2006-200454 特開2006-233866
メタルジョイントと電磁式燃料噴射弁との接合部について、従来よりも高いシール性と強度を確保するためには、前記特許文献2に示すようにネジ構造などを用いるため、一般的には従来の前記特許文献1に示すOリング構造よりも大型化する。
また、他の従来例では、ネジ構造よりも小型化するために前記特許文献3に示すような抵抗溶接をとる例がある。この場合、メタルジョイントと電磁式燃料噴射弁の位置ずれや直角度を小さくするために抵抗溶接をする平面の寸法精度を高くする必要がある。また、高い強度を確保するために溶接による溶け込み量を大幅に増すと、溶接後に発生する収縮による溶接歪により、溶接抵抗をする平面の寸法精度を高くしても位置ずれ量が大きくなる、または、直角度が大きくなる原因となる。
また、同じく特許文献3では、抵抗溶接部より内径側に、抵抗溶接部とは別に燃料シール部を設けている実施例もある。しかし、この場合も寸法精度やシールのための面粗さ精度を高くする必要がある。寸法精度や面粗さ精度を高くすると生産性が悪化し、設備コストも増大する。また、燃料シール部にはシールに必要な面圧を発生させる必要があり、必要以上に高い荷重をかけたまま接合を行うため、設備コストの増大につながる。
他の実施例では前記特許文献4に示すようなレーザ溶接による接合をとる場合もある。この例では、位置決めのためのザグリを設けているが、レーザ溶接位置で燃料シールをしているため、燃料圧力を受ける面積が広く、荷重が高くなる。
そのため、溶接部に必要な強度が高くなる。この場合も前記の抵抗溶接の場合と同様に高い強度を確保するために溶接による溶け込み量を大幅に増すと、溶接後に発生する収縮による溶接歪により位置ずれ量が大きくなる、または、直角度が大きくなる原因となる。
本発明では、電磁式燃料噴射弁を構成する部品の1つであるコアをメタルジョイントと溶接により接合し、メタルジョイントとコアとの溶接部の融解量をメタルジョイント側の方がコア側よりも大きくし、さらに、メタルジョイント端面と、前記メタルジョイント端面の面積より断面積が小さい燃料シール部と、前記燃料シール部の断面積より面積が大きいコア端面を備え、メタルジョイント端面とコア端面とは、前記燃料シール部を介して連通する構成とする。
本発明によれば、前記燃料シール部において燃料をシールすることで燃料圧力を受ける面積を小さくし、燃料圧力による荷重を小さくできる。また、前記燃料シールに必要な面圧はメタルジョイントとコアとの接合のための溶接歪により発生する。その結果、メタルジョイントとコアとの接合部に必要なレーザ溶接強度を低減でき、溶接歪が小さくなり、燃料配管とコアとの位置ずれや直角度を、低コスト・省スペースで小さくできる。
本発明が実施される燃料噴射弁の全体を示す断面図 メタルジョイント2とコア101の断面の拡大図1 メタルジョイント2とコア101の断面の拡大図2 メタルジョイント2とコア101の断面の拡大図3 メタルジョイント2とコア101の断面の拡大図4 メタルジョイント2とコア101の断面の拡大図5 メタルジョイント2とコア101の断面の拡大図6 メタルジョイント2とコア101の断面の拡大図7 メタルジョイント2とコア101の断面の拡大図8 応力解析の例
実施例の全体構成について図1を用いて説明する。以降の図は説明のため寸法を誇張して描いており、実際の縮尺とは異なる。
図1の円筒形の燃料通路501には、図示しない高圧ポンプにより燃料が加圧されて、電磁式燃料噴射弁1へステンレス製の円筒形部材のコア101を通して供給される。電磁式燃料噴射弁1の下端部は円筒形でステンレス製のノズル102が備えられており、エンジンヘッド6により外周を拘束されている。ノズル102の下端には噴孔103が設けられており、供給された燃料は電磁式燃料噴射弁1により制御された量とタイミングで、図示しないエンジン筒内へ噴射される。
配管5は燃料通路501を備えたステンレス製の円筒形部材である。下端には内径側に円筒形の燃料通路を備えたステンレス製のボール3が溶接により接合されている。
ボール3はその下端面の球面301で、ステンレス製のメタルジョイント2の上端部の90度の円錐状のテーパ面202と接触し、燃料シールのための円環状のメタルシール部302を構成している。
袋ナット4はネジ部401と、メタルジョイント2のネジ部201により、ボール3とメタルジョイント2とを締め付ける構成であり、この締め付け力によりメタルシール部302へ燃料シールに必要な面圧を印加している。なお、メタルジョイント2と、コア101には、燃料通路501から連通する直径5mmの燃料通路が設けられている。
メタルジョイント2の下端にはコア101の外周部106の外径約10mmよりわずかに小径の内径円筒部204が設けられており、内径円筒部204と外周部106とが圧入勘合されている。
ここで、第1実施例について図2〜4を用いて説明する。
第1実施例では、図2(a)に示すようにコア端面105に断面が三角形で、高さX=1mm、幅Y=1mm、直径D=6mmの円環状の突起107が設けられている。コア101の降伏応力はメタルジョイント2の降伏応力よりも低い材料で構成されている。
円環状の突起107は、メタルジョイント2の下端面203との対向面に設けられており、メタルジョイント2へコア101を圧入勘合する際に突起先端108は端面203と接触する。さらに荷重をかけることで図2(b)に示すように突起先端108を塑性変形させ、高さがX’=0.5mm程度になるまで圧入する。塑性変形の有無は圧入荷重やコア101の移動量によっても分かるが、断面カットして円環状の突起107の金属組織の状態を金属顕微鏡などで観察することでも確認できる。これにより、円環状の突起107は、端面203の面粗さや平面度が大きくても、凹凸が0.5mm以下であればその形状に沿って変形し、端面203と全周において接触する。また、円環状の突起107以外のコア端面105とメタルジョイント端面203との間には幅0.5mm程度の隙間109が備えられる。
次に、コア101の圧入後、図3に示すように、溶接部104において、メタルジョイント2の外径約12mmの外周側、メタルジョイント端面から約4mmの位置からレーザ溶接によりメタルジョイント2とコア101とを接合する。溶接深さL=1.5mm程度とすることで、コア101の外周部106より内径側である直径約9mmの位置にまで達している。このとき、メタルジョイント2とコア101との溶接部104を、
(メタルジョイント側の断面積A1)>(コア側の断面積A2)
となるように溶接深さLを含む溶接条件を定めている。
このような溶接部104の構成とすることにより発生する荷重について、図4を用いて説明する。溶接部は溶接歪として、レーザにより材料が融解し、冷やされて凝固する際に収縮することが一般的に知られている。このとき、材料が融解した量が大きいほど溶接歪も大きくなり、溶接歪により発生する荷重も高くなる。
ここで、材料が融解・凝固した量はそれぞれ、
(メタルジョイント側の融解量(体積))=(メタルジョイント側の断面積A1)×(A1の重心が描く周の長さC1)
(コア側の融解量(体積))=(コア側の断面積A2)×(A2の重心が描く周の長さC2)
(C1、C2は図示しない)で求められる。断面積A1、A2は溶接部104を断面カットして顕微鏡で観察することで容易に求められる。メタルジョイントとコアの溶接部は連続しており、溶接深さが小さいために、C1とC2の直径の差は小さいため、C1≒C2と近似できる。すると、それぞれの融解量は断面積A1、A2と比例関係である。上記より本実施例で溶接歪により発生する荷重は、
(メタルジョイント側の荷重F1)>(コア側の荷重F2)
となる。このとき、メタルジョイント端面203とコアの円環状の突起107が圧縮される方向に溶接歪による荷重F3が加わる。
本実施例での構成で有限要素法により応力解析を実施した例を図10に示す。応力解析の条件は、説明のために円環状の突起107はなく、メタルジョイント端面203とコア端面105が全面で接触した状態で溶接歪が加わった場合である。図10のグラフは横軸がメタルジョイント端面203もしくはコア端面105の径、縦軸にメタルジョイント端面203とコア端面105の接触面に発生する軸方向(紙面縦方向)の応力を示し、発生応力は+側を圧縮、−側を引張として表示している。前記グラフより、溶接部109の溶接歪によりコア端面105とメタルジョイント端面203の接触面には、最外径の一部を除き圧縮応力がかかっていることが分かる。また、メタルジョイント端面203とコア端面105の接触面の全面にかかる荷重は圧縮方向にかかっている。
この荷重F3が発生することで、円環状の突起107とメタルジョイント端面203の円環状の接触面には燃料シールに必要な面圧がかかる。
燃料圧力により発生する荷重に対して、溶接部104に必要となる強度は、突起先端108が塑性変形してできた円環状のシール面108’の直径D’部の面積(πD’2/4)に、燃料圧力によりかかる荷重F4であり、下式で示される。
(燃料圧力による荷重F4)=(πD’2/4)×(燃料圧力)
ここで、本実施例ではD'=約5.5mmである。また、溶接部104で燃料シールする(円環状の突起部107がない)場合、シール部の直径はコアの外径である約10mmとなるため燃料圧力を受ける面積が約7割小さい。そのため、突起部107を設けることにより燃料圧力により溶接部にかかる荷重を約7割低減できる。
ここで、第2実施例について図5を用いて説明する。
図5(a)に示すようにメタルジョイント端面203に円環状の突起205を設ける。この場合、コア101の圧入によりコア端面105が変形し、図5(b)のように円環状の突起205がコア101へ食い込み、コア端面105に円環状のシール面108’ができる。
その他の構成・効果は実施例1と同様である。
ここで、第3実施例について図6を用いて説明する。
円環状の突起107の形状は図6(a)に示すような断面が台形の形状でも良い。また、同様に、図示しないが、長方形でも良い。図6(b)のように曲面形状でも第1実施例の場合と同様の効果が得られる。図示しないが、円環状の突起107は、コア端面105に複数備えられていても良い。図6(c)(d)(e)のようにコア端面105の全面で円環状の突起部107を、それぞれテーパ、テーパと平面、曲面で形成しても良い。
ここで、第4実施例について図7を用いて説明する。
図7(a)(b)(c)に示すように、メタルジョイント端面203に円環状の突起205と、コア端面105に円環状の突起107を設ける。また、図7(d)(e)(f)に示すように、メタルジョイント端面203の全面で円環状の突起205と、コア端面105の全面で円環状の突起107を設けても良い。図示しないが、円環状の突起205、107は前述の実施例に示す形状でも良い。
ここで、第5実施例について説明する。
第1実施例ではC1≒C2と近似したが、近似前の融解量(体積)の関係は下記であった。
(メタルジョイント側の融解量(体積))=(メタルジョイント側の断面積A1)×(A1の重心が描く周の長さC1)
(コア側の融解量(体積))=(コア側の断面積A2)×(A2の重心が描く周の長さC2)
溶接部の融解量が大きいほど溶接歪も大きくなるため、前記溶接部の融解量を比較した下記の関係で構成しても良い。
(メタルジョイント側の融解量(体積))>(コア側の融解量(体積))
なお、前述の実施例における円環状の突起107もしくは205は、それぞれの構成を組み合わせて用いても良い。また、コア101の降伏応力はメタルジョイント2の降伏応力よりも低い材料で構成したが、降伏応力の大小関係によらず、第1実施例と同様の効果が得られる。つまり、メタルジョイント端面203と、局所的に面圧を高めるためにメタルジョイント端面203の面積より断面積が小さい燃料シール部(本実施例では円環状の突起107もしくは205と、それにより形成される円環状のシール面108’)と、前記燃料シール部の断面積より面積が大きいコア端面105を備え、メタルジョイント端面203とコア端面105とが、円環状のシール面108’を介して連通することが特徴であるため、塑性変形する箇所が円環状の突起であっても、メタルジョイント端面もしくはコア端面であっても、またはその両方であっても、同様の効果が得られる。
また、上記実施例では生産性を向上するために塑性変形を利用して円環状のシール面108’の凹凸を許容したが、元々凹凸が少なく、溶接部104と燃料通路501とが連通せず、全周にわたって燃料シールに必要な面圧が得られれば塑性変形をしなくても良い。また、前記実施例ではシール面は円環状と記載したが、円でなくとも、多角形や楕円などで溶接部104と燃料通路501とが連通しないようにシール面を形成しても良い。
ここで、第6実施例について図8を用いて説明する。
円環状の突起107を、別部材を用いた円環状の突起部材701で構成しても良い。ここでも前述の実施例の場合と同様に、突起は図6(a)〜(e)など、前記実施例の形状でも良い。また、位置決めによる組立性の向上を目的に、コア端面105に凹み状の溝702を設けて円環状の突起部材701をはめ込む構成とする。
ここで、第7実施例について図9を用いて説明する。
図9の円環状の突起801で示すように、前記の円環状の突起107を、表面処理により形成しても良い。突起801以外のコア端面105をマスキングし、硬質クロムメッキやニッケルメッキなどの表面処理を施しても良い。メタルジョイント端面203に表面処理による円環状の突起を設ける場合も同様である。ここでも前述の実施例の場合と同様に、突起は前記実施例の形状でも良い。
以上の構成をとることで、メタルジョイントとコアの接合による位置ずれや直角度ずれを省スペース・低コストで抑制できる。
1…電磁式燃料噴射弁
101…コア
102…ノズル
103…噴孔
104…溶接部
105…コア端面
106…コア外周部
107…円環状の突起
108…突起先端
108’…円環状のシール面
109…隙間
2…メタルジョイント
201…ネジ部
202…テーパ面
203…メタルジョイント端面
204…内径円筒部
205…円環状の突起
3…ボール
301…球面
302…メタルシール部
4…袋ナット
401…ネジ部
5…燃料配管
501…燃料通路
6…エンジンヘッド
701…円環状の突起部材
702…凹み上の溝
801…円環状の突起
本発明では、円筒形のコアと、前記コアの外径部に圧入嵌合されるメタルジョイントとを備え、前記メタルジョイントと前記コアとを、メタルジョイントの外周部からコア外周部より内径側へ連通するレーザ溶接により接合した噴射弁において、メタルジョイント端面と、前記メタルジョイント端面の面積より断面積が小さく塑性変形部によって構成される燃料シール部と、前記燃料シール部の断面積より面積が大きいコア端面を備え、メタルジョイント端面とコア端面とは、前記燃料シール部を介して連する構成とする。

Claims (11)

  1. 円筒形のコアと、前記コアの外径部に圧入勘合されるメタルジョイントとを備え、
    前記メタルジョイントと前記コアとを、メタルジョイントの外周部からコア外周部より内径側へ連通するレーザ溶接により接合し、
    メタルジョイント端面と、前記メタルジョイント端面の面積より断面積が小さい燃料シール部と、前記燃料シール部の断面積より面積が大きいコア端面を備え、
    前記メタルジョイント端面と前記コア端面とは、前記燃料シール部を介して連通する構成とすることを特徴とする噴射弁。
  2. 請求項1の噴射弁において、メタルジョイントとコアとの溶接部の断面を、(メタルジョイント側の断面積A1)>(コア側の断面積A2)とすることを特徴とする噴射弁。
  3. 請求項1の噴射弁において、前記燃料シール部は円環状の突起で構成されることを特徴とする噴射弁。
  4. 請求項3の噴射弁において、前記円環状の突起の断面が、三角、台形、長方形、曲面で構成されることを特徴とする噴射弁。
  5. 請求項3の噴射弁において、前記円環状の突起がメタルジョイント端面もしくはコア端面に設けられたことを特徴とする噴射弁。
  6. 請求項3の噴射弁において、前記円環状の突起がメタルジョイント端面とコア端面の両方に設けられたことを特徴とする噴射弁。
  7. 請求項3の噴射弁において、2個以上の複数個の前記円環状の突起が設けられたことを特徴とする噴射弁。
  8. 請求項1の噴射弁において、メタルジョイントとコアのそれぞれの溶接部の体積を(メタルジョイント側の融解量(体積))>(コア側の融解量(体積))と構成することを特徴とする噴射弁。
  9. 請求項3の噴射弁において、前記円環状の突起部をコアもしくはメタルジョイントとは別部材とすることを特徴とする噴射弁。
  10. 請求項2の噴射弁において、前記円環状の突起部を表面処理によりメタルジョイント端面もしくはコア端面に形成することを特徴とする噴射弁。
  11. 請求項3の噴射弁において、前記円環状の突起がメタルジョイント端面もしくはコア端面の内周側に設けられたことを特徴とする噴射弁。
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