JPWO2014103150A1 - 固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明に係る固体撮像装置(1)は、画素領域(101)には、電荷蓄積拡散層(502)の上方であって、電荷蓄積拡散層(502)と電気的に接続された、画素ごとに対応して形成された画素プラグ(516)と、画素プラグ(516)の上であって画素プラグ(516)と電気的に接続され、画素ごとに対応して形成された複数の下部画素電極(517)と、下部画素電極(517)の上であって下部画素電極(517)と電気的に接続された有機光電変換膜(518)と、有機光電変換膜(518)の上であって有機光電変換膜(518)と電気的に接続された上部画素電極(519)とが配置され、画素領域(101)の周辺領域に配置された多層配線のうち最上層に形成されたグローバル配線(526)、遮光膜(523)及び第1Alパッド(528)の上面は、有機光電変換膜(518)の底面よりも上方に位置する。

Description

本発明は、固体撮像装置に関する。
2000年頃には3μmであったイメージセンサの画素サイズは、2007年には2μm以下となった。さらに、2012年には、画素サイズが1.1μmのイメージセンサが実用化された。このペースで画素サイズの微細化が進むと、2〜3年以内には、1μm以下の画素サイズのイメージセンサの実用化が期待される。
しかしながら、最新の微細加工技術を用いてもなお、フォトダイオードに利用可能なスペースは限られている(画素面積の50%よりかなり小さい)。画素面積のほとんどが、駆動回路のために必要とされる電子部品(電界効果トランジスタなど)によって占有されている為である。
この問題を解決するため、特許文献1には、光を捕捉しそれを電気信号に変換する光電変換膜を上層に備える固体撮像装置が開示されている。
図9は、特許文献1に開示された従来の固体撮像装置の断面図である。同図に示された固体撮像装置は、シリコン基板内に形成された電荷蓄積用のウェルと、当該ウェルの上部に形成された絶縁膜と、当該絶縁膜の表面に形成された画素電極805と、当該絶縁膜の上方であって画素電極805と接続された有機光電変換膜802と、対向電極804と、保護膜806と、対向電極接続電極803と、周辺パッド801とを備える。
特開2007−59516号公報
従来の固体撮像装置では、有機材料により光電変換膜(以下、有機光電変換膜と呼ぶ)を形成しているが、一般的に、温度、酸素、紫外線(プラズマ)に対する耐性が低く、高温、高酸素濃度、紫外線照射(プラズマ照射)の環境下に曝されると、有機光電変換膜にダメージが入る。ここで、有機光電変換膜のダメージとは、有機光電変換膜の膜質変動によるリーク電流の増加や光電変換効率の低下のことを指す。
上記ダメージを回避するため、従来の固体撮像装置の製造では、有機光電変換膜の形成工程以降の工程において、高温(温度200℃以上)、高酸素濃度(酸素濃度100ppm以上)、及び紫外線照射(プラズマ発光波長350nm以下)を避ける必要がある。このため、特許文献1に開示された従来の固体撮像装置の製造では、有機光電変換膜802の形成工程以降の工程において、リソグラフィー及びドライエッチングを必要としない、いわゆるシャドーマスク法を用いている。
しかしながら、特許文献1に開示された従来の固体撮像装置の製造方法では、ウェルと画素電極805とを電気的に接続する配線プラグ及び画素電極805で形成される隣接画素間の容量に起因したクロストークによる電気的な混色特性が劣化するという課題を有する。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであって、混色特性の悪化が抑制された固体撮像装置の構造、およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る固体撮像装置は、半導体基板上に複数の画素が行列状に配置された画素領域と、前記半導体基板を平面視した場合における当該画素領域の周辺であって前記複数の画素を駆動するための多層配線が配置された周辺領域とを含み、前記画素領域には、前記半導体基板に形成された電荷蓄積拡散層と、前記電荷蓄積拡散層の上方であって、前記電荷蓄積拡散層と電気的に接続された、画素ごとに対応して形成された複数の画素プラグと、前記複数の画素プラグの上であって前記複数の画素プラグのそれぞれと電気的に接続され、画素ごとに対応して形成された複数の下部画素電極と、前記複数の下部画素電極の上であって前記複数の下部画素電極と電気的に接続された光電変換膜と、前記光電変換膜の上であって前記光電変換膜と電気的に接続された上部画素電極とが配置され、前記周辺領域に配置された前記多層配線のうち最上層に形成された配線の上面は、前記光電変換膜の底面よりも上方に位置することを特徴とする。
上記構成によれば、多層配線のうち最上層に形成された配線の上面が光電変換膜の底面よりも上方になるように配置される。これにより、画素プラグの高さを、上記最上層に形成された配線の影響を受けることなく、独立に決定することが可能となる。つまり、画素プラグの高さを小さくすることが可能となり、隣接画素間の容量を低減でき、クロストークによる混色特性の劣化を大幅に改善することが可能となる。
また、例えば、前記最上層に形成された配線は、回路に電源電圧を供給するための電源配線及びワイヤボンディング用のパッドを含む。
また、例えば、前記電源配線、前記パッド、及び前記複数の画素の一部を遮光するための遮光膜の膜厚が等しい。
また、例えば、前記電源配線、前記パッド、及び前記複数の画素の一部を遮光するための遮光膜は、同じ材料で構成されている。
また、例えば、前記電源配線、前記パッド及び前記遮光膜を構成する材料は、Alを含む。
また、例えば、前記電源配線及び前記パッドの底面は、前記遮光膜の底面よりも低い。
また、例えば、前記多層配線は、Cuを含む。
また、例えば、前記複数の下部画素電極は、TiまたはTiの化合物で構成される。
また、例えば、前記複数の画素プラグは、Cuを含む。
また、例えば、さらに、前記上部画素電極の端部の上方であって、前記半導体基板を平面視した場合において当該画素領域を囲むように、リング状の配線が配置されている。
また、例えば、さらに、前記上部画素電極の上であって前記上部画素電極及び前記光電変換膜を保護する保護膜が形成され、前記上部画素電極の端部における断面と、前記保護膜の端部における断面とが同一面上にあり、前記上部画素電極の端部における断面及び前記保護膜の端部における断面と、前記半導体基板の表面とのなす角度は、45度以上である。
また、例えば、前記光電変換膜の端部において、前記光電変換膜の膜厚は、外周に向けて連続的に薄くなっている。
また、例えば、前記上部画素電極は、前記半導体基板を平面視した場合に、前記複数の下部画素電極を覆うように形成される。
なお、本発明は、このような特徴的な手段を備える固体撮像装置として実現することができるだけでなく、固体撮像装置に含まれる特徴的な手段をステップとする固体撮像装置の製造方法として実現することができる。
本発明に係る固体撮像装置及びその製造方法によれば、狹ピッチの画素領域であっても隣接配線間の容量を低減できるので、混色特性の悪化を抑制することが可能となる。
図1は、実施形態に係る固体撮像装置の平面構造を示す図である。 図2Aは、第1の比較例に係る固体撮像装置の構造断面図である。 図2Bは、画素セルピッチの微細化が進んだ第2の比較例に係る固体撮像装置の構造断面図である。 図3は、シャドーマスク法により光電変換膜が形成された第3の比較例に係る固体撮像装置の構造断面図である。 図4は、実施形態に係る固体撮像装置の断面構造図である。 図5は、実施形態に係る固体撮像装置のプラグ高さと画素間容量の関係を表すグラフである。 図6は、実施形態に係る固体撮像装置の製造方法の第1の工程群を示す断面図である。 図7は、実施形態に係る固体撮像装置の製造方法の第2の工程群を示す断面図である。 図8Aは、上部画素電極をレジストマスクでドライエッチングした場合の状態を表す断面図である。 図8Bは、レジストマスクをアッシングにより除去する場合の状態を表す断面図である。 図8Cは、上部画素電極を、上層の絶縁膜をマスクとしてドライエッチングした場合の状態を表す断面図である。 図9は、特許文献1に開示された従来の固体撮像装置の断面図である。
(本発明の基礎となった知見)
半導体基板内にフォトダイオード(光電変換部)が設けられた固体撮像装置において、その感度を決める波長550nm近傍の緑色の光をほぼ完全に吸収し光電変換するには、約3.5μmの厚さの結晶シリコンが必要である。従って、半導体基板の内部に形成されるフォトダイオードの深さは、3.5μm程度とする必要がある。これに対し、平面的な画素サイズを1μmとした場合には、深さが3.5μm程度のフォトダイオードを形成することは非常に困難である。仮に、深さが3.5μm程度のフォトダイオードを形成できたとしても、斜め入射する光が、隣接する画素のフォトダイオードに入射する可能性が高い。通常のカラーイメージセンサでは、RGBに対応する画素が隣接して配置されているため、斜め入射する光が、隣接画素のフォトダイオードに入射すると、光学的な混色が生じ大きな問題となる。上記混色を防ぐためにフォトダイオードをより浅く形成すると、緑の光吸収効率が低下し、イメージセンサの感度が劣化する。画素の微細化では画素サイズが小さくなるので1画素あたりの感度が低下するため、これに加えて光吸収効率が低下するという問題も発生する。
本開示の実施形態に係る固体撮像装置は、上記問題を解決するものであり、光を捕捉しそれを電気信号に変換する役割を上層の光電変換膜が担い、電気信号を外部に取り出す役割を下層のシリコンベースのCMOS回路が担う2層のハイブリッド構造を有する。これにより、入射光に対して、フォトダイオードとして利用可能な画素スペースを、原理的に100%にすることができる。さらに、上層の光電変換膜として、シリコンよりも吸収係数の高い材料を適用することにより、光電変換膜の膜厚を薄くすることが可能となる。これにより、斜め入射の光が、隣接画素のフォトダイオードに入射するという問題を回避することが可能となる。
また、本開示の実施形態に係る固体撮像装置は、上述した2層のハイブリッド構造を有するので、通常のロジックCMOSの上に光電変換層を乗せるだけで、容易に作成することが出来る。
(実施形態)
[固体撮像装置の平面構成]
以下、図面を参照しながら、本実施形態に係る固体撮像装置の詳細を説明する。
図1は、実施形態に係る固体撮像装置の平面構造を示す図である。同図に示された固体撮像装置1は、画素領域101、対向電極領域102、周辺回路領域103、及び、周辺パッド領域104で構成される。画素領域101には、下部画素電極105がアレイ状に並べられ、半導体基板上に複数の画素が行列状に配置されている。また、周辺パッド領域104には、周辺パッド106がアレイ状に並べられている。対向電極領域102は、上部画素電極に電圧を印加するための領域である。周辺パッド領域104、周辺回路領域103及び対向電極領域102は、画素領域101の周辺であって複数の画素を駆動するための多層配線が配置された周辺領域である。
[固体撮像装置の比較構成例]
次に、本実施形態に係る固体撮像装置の理解を容易とするため、図2A、図2B及び図3を用いて、一般的な、光電変換膜を備える固体撮像装置の比較例を説明する。
図2Aは、第1の比較例に係る固体撮像装置の構造断面図であり、図2Bは、画素セルピッチの微細化が進んだ第2の比較例に係る固体撮像装置の構造断面図である。また、図3は、シャドーマスク法により光電変換膜が形成された第3の比較例に係る固体撮像装置の構造断面図である。
図2Aより、上方より入射した光は、第2パッシベーション膜208、第1パッシベーション膜207、上部画素電極206を介して、有機光電変換膜205に入射される。有機光電変換膜205は、上部画素電極206と下部画素電極202とにより適正な電圧が印加された状態で、入射した光を光電変換し、電荷を生成する。ここで、上部画素電極206と下部画素電極202との間の電位差が、有機光電変換膜205に印加される電圧となる。
有機光電変換膜205で生成された電荷(図2Aでは白丸で記載)は、下部画素電極202から画素電極接続プラグ201を介して電荷蓄積部209に蓄積される。そして、読み出し回路におけるトランジスタ素子などの開閉動作により、適時に信号として外部に出力される。
このように、光電変換膜を備える固体撮像装置では、半導体基板内にフォトダイオード(光電変換部)を設けた固体撮像装置と異なり、光電変換部と電荷蓄積部とが異なるため、光電変換部で発生した電荷を電荷蓄積部に輸送する必要がある。通常の多層配線での隣接配線間の容量に起因してクロストークが発生する。これと同様に、カラーのイメージセンサは、RGBに対応する画素が隣接して配置されており、一般的な光電変換膜を備えた、第1の比較例に係る固体撮像装置においては、隣接画素間の容量に起因してクロストークが発生する。このクロストークは、電気的な混色による特性の劣化として現れ、重大な課題となる。
第1の比較例に係る固体撮像装置において、隣接画素間の容量(カップリング容量)を考える場合、光電変換部と最上層配線とを接続する画素電極接続プラグより下の配線層については、配線で遮蔽されるため、隣接画素間の容量には寄与しない(図には示していない)。したがって、画素電極接続プラグ間及び下部画素電極間の容量を考慮すればよい。
しかし、その一方、図2Aでは、有機光電変換膜205の形成工程以降の工程における高温、高酸素濃度及び紫外線照射(プラズマ照射)を避けるため、リソグラフィー及びドライエッチングを必要とするグローバル配線203及び周辺パッド204の形成を、有機光電変換膜205の形成より先に行っている。言い換えると、光電変換部と最上層配線とを接続する画素電極接続プラグ201及び下部画素電極202を形成する前に、グローバル配線203及び周辺パッド204の形成を行っている。
グローバル配線203及び周辺パッド204は、画素電極接続プラグ201と同じ層に形成される層間絶縁膜210中に配置される。この配置関係から、グローバル配線203及び周辺パッド204の露出を避けるため、画素電極接続プラグ201の高さは、グローバル配線203及び周辺パッド204の高さの1.5倍以下にすることは困難である。
画素セルピッチが2.0μm以上である世代においては、画素電極接続プラグ201の高さが高くても画素電極接続プラグ201の間隔が大きいため、隣接する画素電極間の容量(C1a+C2a)は画素電極自身がもつ総容量に比べて非常に小さい。このため、画素電極接続プラグ201に起因した隣接画素間の容量による混色特性の劣化は少ない。
これに対して、図2Bに示された第2の比較例に係る固体撮像装置のように、画素セルピッチの微細化が進んだ、画素セルピッチが2.0μmより小さい世代を想定する。グローバル配線203及び周辺パッド204の高さは、電源供給の機能及び実装用件の必然性より変わらないため、画素電極接続プラグ201の高さには変化がなく、かつ画素電極接続プラグ201の間隔のみが小さくなる。このため、隣接画素間の容量(C1b+C2b)が大きくなり、特性としては、隣接画素間のクロストークによる電気的な混色特性の劣化が顕著になるという課題がある。
画素電極接続プラグ201の横方向寸法は、グローバル配線203及び周辺パッド204に左右されないため、縮小は可能であり、若干の隣接画素間の容量の低減は望める。しかし、高さ方向はグローバル配線203及び周辺パッド204の高さに依存するため、画素セルピッチによらず一定である。つまり、画素電極接続プラグ201のアスペクト比(縦方向寸法/横方向寸法)は増大する一方であり、プラグ加工及び金属材料の埋め込みが非常に困難となるという課題も発生する。
さらに、図3に示された第3の比較例に係る固体撮像装置のように、有機光電変換膜205が、直接、対向電極接続電極301と触れずにシャドーマスク法を用いて積層するためには、対向電極接続電極301と最も近い下部画素電極202との距離D1は、例えば、300μm以上である。具体的には、有機光電変換膜205の端部302に最も近い下部画素電極202と端部302との距離D2は150μm以上確保する必要があり、また、端部302と対向電極接続電極301との距離D3は150μm以上確保する必要がある。
また、シャドーマスク法で形成される上部画素電極206についても同様であると考えられる。すなわち、上部画素電極206の端部303と対向電極接続電極301との距離D4を150μm以上確保する必要があり、端部303と周辺パッド204との距離D5も150μm以上確保する必要がある。これは、有機光電変換膜205及び上部画素電極206をシャドーマスク法で形成した場合、図3のP1及びP2に示されるように、有機光電変換膜205及び上部画素電極206の端面が傾斜するため端部が薄くなること、そして、通常のリソグラフィーを用いず、機械的に画素電極との重ね合わせを行うため、重ね合わせの精度が悪いことに起因するためである。
上述したように、第1〜第3の比較例に係る固体撮像装置では、周辺パッド204と対向電極接続電極301、ひいては下部画素電極202までの距離が大きくなる。これにより、電源電圧などの供給において電圧降下が大きくなり、画素セルが十分に動作できなくなるという問題が生じる。
[本開示の固体撮像装置の構成]
次に、上記問題が解決された本開示の固体撮像装置の構成について詳細に説明する。
図4は、実施形態に係る固体撮像装置の断面構造図である。具体的には、図1におけるA−A’線の断面図である。なお、図4では、図2A、図2B及び図3との相違点を中心に説明する。したがって、以下に言及しない構造及び動作については、図2A、図2B及び図3において説明した固体撮像装置の構造及び動作と同じである。
図4において、画素領域101におけるシリコン基板501に、電荷蓄積拡散層502が形成されている。電荷蓄積拡散層502は、システムLSI等で使用される微細CMOSトランジスタ構造と基本的には同じであるが、リーク電流を限りなく抑えるように工夫されている。また、電荷蓄積拡散層502が形成されたシリコン基板501上には、第1絶縁膜503、第1プラグ504、第1Cu配線505が形成されている。
第1絶縁膜503の上には、第2絶縁膜506及び第3絶縁膜507が形成され、第2絶縁膜506及び第3絶縁膜507の中には、第2プラグ508及び第2Cu配線509が形成されている。
第3絶縁膜507の上には、第4絶縁膜510及び第5絶縁膜511が形成され、第4絶縁膜510及び第5絶縁膜511の中には、第3プラグ512及び第3Cu配線513が埋設されている。
第1プラグ504、第1Cu配線505、第2プラグ508、第2Cu配線509、第3プラグ512及び第3Cu配線513は、3層の多層配線構造を形成している。これらの配線及びプラグは、電荷蓄積拡散層502を相互に接続し、回路としての動作を可能とするものである。本実施形態では、3層のCu配線の例を示したが、必要に応じて配線層の数は選択可能である。
図1に表された画素領域101、対向電極領域102、周辺回路領域103及び周辺パッド領域104の4つの部位を、図4の断面図により説明する。なお、第3Cu配線513より下方の構成は、上記4つの部位で共通である。
まず、画素領域101について説明する。
第3Cu配線513の上に、第6絶縁膜514及び第7絶縁膜515が形成され、第6絶縁膜514及び第7絶縁膜515の中には、画素ごとに対応して形成された複数の画素プラグ516が形成されている。
画素プラグ516の上部であって、画素ごとに分割され、画素プラグ516と電気的に接続された下部画素電極517がアレイ状に配置され、画素領域101が形成されている。下部画素電極517の上部であって複数の下部画素電極517と電気的に接続された有機光電変換膜518が、下部画素電極517を覆うように形成されている。有機光電変換膜518上に有機光電変換膜518と電気的に接続された上部画素電極519と、第8絶縁膜520と、第9絶縁膜521とが積層されている。さらに、第9絶縁膜521を覆うように、第10絶縁膜522が形成されている。上部画素電極519及び保護膜(第8絶縁膜520、第9絶縁膜521)の端面が第10絶縁膜522で覆われることにより、上部画素電極519と、電源配線、パッド、遮光膜との電気的な短絡を防ぐことができる。
本実施形態では、下部画素電極517として窒化チタン(TiN)を採用し、上部画素電極519としてインジウムスズ酸化物(ITO:In2−xSnxO3)を採用している。また、第8絶縁膜520として酸化アルミニウム(AlO)を採用し、第9絶縁膜521として酸化窒化シリコン(SiON)を採用し、第10絶縁膜522として酸化窒化シリコン(SiON)を採用している。ここで、下部画素電極517の構成材料として、TiまたはTiの化合物が用いられる。Tiは化学的に安定であることから、有機膜と接する材料として好適であり、また、Siプロセス(一般的な半導体製造技術)との親和性がよい。
さらに、第10絶縁膜522上の一部には特定の下部画素電極517を覆うように遮光膜523が形成されている。これにより、遮光膜523は、複数の画素の一部を遮光する。
次に、対向電極領域102について説明する。
第3Cu配線513の上に積層された第6絶縁膜514及び第7絶縁膜515の中には、画素プラグ516が形成されている。画素プラグ516の上部に、上部画素電極519と接触する対向電極524が形成されている。
対向電極524の上には上部画素電極519が形成されており、対向電極524を介して、上部画素電極519に電圧を印加することが可能となる。下部画素電極517上に上部画素電極519を備えることにより、有機光電変換膜518に電圧をかけて光電変換を行う。
次に、上部画素電極519の上に、第8絶縁膜520と第9絶縁膜521と第10絶縁膜522とが積層されている。本実施形態では、対向電極524は、下部画素電極517と同じく、窒化チタン(TiN)を採用している。
なお、上部画素電極519が存在する領域には、最上層の配線層から下層の配線に接続するための貫通ビアは存在していない。これにより、上部画素電極519が存在する領域において、貫通ビアを介して上部画素電極519と電源配線及びパッドとが電気的に短絡することを防止できるので、画素セルの正常動作を確保することができる。
次に、周辺回路領域103について説明する。
第3Cu配線513の上に積層された第6絶縁膜514、第7絶縁膜515及び第10絶縁膜522の中には、第1Alプラグ525が形成されている。第10絶縁膜522及び第1Alプラグ525の上部に、グローバル配線526が形成されている。グローバル配線526は、例えば、画素回路に電源電圧を供給するための電源配線である。周辺回路領域103には、上部画素電極519、第8絶縁膜520及び第9絶縁膜521は存在しない。上部画素電極519が周辺回路領域103に存在した場合には、上部画素電極519と第1Alプラグ525とが電気的に短絡し、ひいてはグローバル配線526も短絡し、画素セルが正常に動作することができなくなるからである。
次に、周辺パッド領域104について説明する。
第3Cu配線513の上に積層された第6絶縁膜514、第7絶縁膜515及び第10絶縁膜522の中には、第2Alプラグ527が形成されている。第10絶縁膜522及び第2Alプラグ527の上部には、第1Alパッド528が形成されている。第1Alパッド528は、例えば、ワイヤボンディング用のパッドである。この部分には、上部画素電極519、第8絶縁膜520及び第9絶縁膜521は存在しない。上部画素電極519が周辺パッド領域104に存在した場合には、上部画素電極519と第2Alプラグ527とが電気的に短絡し、ひいては第1Alパッド528も短絡し、画素セルが正常に動作することができなくなるからである。また、第1Alプラグ525とも電気的に短絡し、ひいてはグローバル配線526とも短絡するからである。
上記構造のように、グローバル配線526、遮光膜523及び第1Alパッド528の上面が有機光電変換膜518の底面よりも上方になるように配置される。これにより、画素プラグ516の高さを、グローバル配線526、遮光膜523及び第1Alパッド528の影響を受けることなく、独立に決定することが可能となる。つまり、画素プラグ516の高さを小さくすることが可能となり、隣接画素間の容量を低減でき、クロストークによる混色特性の劣化を大幅に改善することができる。
なお、例えば、グローバル配線526、遮光膜523及び第1Alパッド528の膜厚は、等しい。また、例えば、グローバル配線526、遮光膜523及び第1Alパッド528は、同じ材料で構成されている。これらにより、光電変換膜を形成した後で形成される最上層の配線の形成工程を簡略化できるので、有機光電変換膜518が有機材料で構成された場合において、有機光電変換膜518へのプロセスダメージを軽減することが可能となる。
また、グローバル配線526、遮光膜523及び第1Alパッド528を構成する材料は、例えば、Alを含む。これにより、グローバル配線の低抵抗化、ワイヤボンディングでの付着性の向上、遮光性の向上を実現することが出来る。
また、上述した多層配線は、例えば、Cuを含む。これにより、低抵抗材料(Cu)による高速動作を実現し、さらに、一般的な半導体装置でも用いる材料(Cu)のため製造技術の共用化を促進させることが出来る。
図5は、実施形態に係る固体撮像装置のプラグ高さと画素間容量の関係を表すグラフである。具体的には、画素プラグ516の高さに対する隣接画素間容量比率のデータを表している。ここで、隣接画素間容量比率とは、画素部全容量に対する隣接画素間の容量の比率のことである。
一般的な固体撮像装置では、グローバル配線、遮光膜及びAlパッドは有機光電変換膜の下に位置する。この構成の場合(図5中でCuプラグ高さ1.5μmに対応)では、隣接画素間容量比率が5.7%である。隣接画素間容量比率が3%以下であれば混色特性は良好とされているのに対して、一般的な従来の固体撮像装置の構成では、この比率を大幅に超えていることがわかる。
一方、本開示の実施形態に係る固体撮像装置では、グローバル配線526、遮光膜523及び第1Alパッド528は、有機光電変換膜518よりも上方に配置される。この場合(図5中でCuプラグ高さ0.2μmに対応)では、隣接画素間容量比率が2.7%となり、混色特性が良好となる比率を満たしていることがわかる。このように、本実施形態に係る固体撮像装置を適用することによって、混色特性を大幅に改善することが可能となる。
さらに、画素プラグ516のプラグ径の縮小に合わせて、プラグ高さも縮小できるため、Cuプラグの加工、金属材料の埋め込みが容易となり、微細な画素も容易に作成することができる。
また、グローバル配線526、遮光膜523及び第1Alパッド528の高さを、画素プラグ516の影響を受けることなく、独立に決定することが可能となる。よって、配線抵抗の低抵抗化、遮光特性の向上及びボンディング耐性の向上のために、高さを大きくすることが可能である。
さらに、対向電極領域102の端部のうち画素領域101と対向していない側の端部530の上方には、Alパターン529が端部530を跨ぐように形成されている。また、端部530では、上部画素電極519、第8絶縁膜520及び第9絶縁膜521の端部が揃った構造となっている。
さらに、本実施の形態に係る固体撮像装置1では、グローバル配線526及び第1Alパッド528の底面は、遮光膜523の底面よりも低い。これにより、有機光電変換膜518、上部画素電極519、第8絶縁膜520及び第9絶縁膜521の膜厚を確保する(大きくする)ことが可能となり、高い光電変換特性が確保され、絶縁膜の保護性能が発揮される。
以上のように、本開示の実施形態に係る固体撮像装置によれば、狹ピッチの画素領域であっても、隣接画素間の容量に起因してクロストークが発生して電気的な混色による特性が劣化するという課題を解決できる。
[固体撮像装置の製造方法]
次に、本開示の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法について説明する。
図6は、実施形態に係る固体撮像装置の製造方法の第1の工程群を示す断面図であり、図7は、実施形態に係る固体撮像装置の製造方法の第2の工程群を示す断面図である。本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法は、図6に示された第1の工程群に続いて図7に示された第2の工程群が実行される。なお、以下の説明においては、特徴部分である画素プラグ516の形成工程以後の工程について説明し、それ以前の工程の説明については、通常のロジックCMOSと同一プロセスで作成することが可能なため、説明を省略する。
以下で説明する画素プラグ516の形成工程の前には、画素領域101内であって、シリコン基板501に電荷蓄積拡散層502を形成する拡散層形成工程が実行されている。また、拡散層形成工程の後、第1絶縁膜503から第3Cu配線513までを形成する。
まず、第3Cu配線513の上に、例えば、化学的気相堆積(CVD)法を用いて、窒化シリコン(SiN)、窒化炭化シリコン(SiCN)及び酸化炭化シリコン(SiCO)などからなる膜厚60nmの第6絶縁膜514と、酸化シリコン(SiO2)及び炭素含有酸化シリコン(SiOC)などからなる第7絶縁膜515を形成する(図6の(a)に図示)。
続いて、リソグラフィー法を用い、第6絶縁膜514及び第7絶縁膜515の上に、第1ビアパターンを有する第1レジストパターンを形成する(図示を省略)。
その後、ドライエッチングにより、第1レジストパターンをマスクとして第6絶縁膜514と第7絶縁膜515とをエッチングし、第3Cu配線513の上に、画素プラグ516を形成する。その後、第1レジストパターンをアッシングにより除去する(図示を省略)。
続いて、CVD法及び物理的気相堆積(PVD)法等を用い、画素プラグ516に窒化タンタル(TaN)及びタンタル(Ta)を積層してなる第1バリアメタル膜、並びに銅(Cu)からなる第1金属膜を順次堆積する(図示を省略)。ここで、第1バリアメタル膜は、チタン(Ti)及びチタンナイトライド(TiN)などを用いて形成してもよい。また、第1金属膜は、タングステン(W)を用い形成してもよい。
その後、化学機械研磨(CMP)法を用い、上面に堆積した余剰の第1金属膜及び第1バリアメタル膜を研磨して、第1バリアメタル膜及び第1金属膜を含む画素プラグ516を形成する(図6の(b)に図示)。つまり、電荷蓄積拡散層502の上方であって電荷蓄積拡散層502と電気的に接続された画素プラグ516を形成する。
次に、CVD法またはPVD法を用い、チタン(Ti)及び窒化チタン(TiN)を連続堆積して、膜厚が130nmの第2金属膜601を形成する。そして、第2金属膜601上にCVD法を用いて酸化シリコン膜(SiO2)を堆積して、50nmの第11絶縁膜602を形成する(図示を省略)。ここで、第2金属膜601上の第11絶縁膜602は、第2金属膜601の表面がアッシング時の酸素に曝されることを抑制すること、また、第2金属膜601をエッチングする際にハードマスクとして用いることを目的としており、省略することも可能である。
続いて、リソグラフィー法を用い、第11絶縁膜602の上に、画素電極パターンを有する第2レジストパターンを形成する。その後、ドライエッチングにより、第2レジストパターンをマスクとして第2金属膜601上の第11絶縁膜602をエッチングする。その後、第2レジストパターンをアッシングにより除去する(図6の(c)に図示)。ここで、第2金属膜601を形成する材料は、上記のように、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、タンタルナイトライド(TaN)、アルミニウム(Al)及びタングステン(W)など、エッチング可能な金属であればよい。また、それらの積層構造でもよい。
次に、CVD法及びPVD法を用い、第2金属膜601を覆うように、酸化シリコン(SiO2)からなる膜厚200nmの第12絶縁膜を形成する(図示を省略)。
続いて、CMP法、もしくは、エッチバック法を用い、第12絶縁膜を研磨(エッチング)する。これによって表面の平坦な下部画素電極517及び対向電極524が形成される(図6の(d)に図示)。
次に、真空蒸着法を用い、シャドーマスク越しに下部画素電極517を被覆するように膜厚500nmからなる有機光電変換膜518を形成する。ここで、有機光電変換膜518は、電子ブロッキング層及びホールブロッキング層などを組み合わせた積層構造でもよい。有機光電変換膜518は、シャドーマスク越しに形成されるため、パターン端は不明瞭となり前述したように所定のスペースが必要となる。つまり、有機光電変換膜518の端部において、有機光電変換膜518の膜厚は、外周に向けて連続的に薄くなっている。ここで、有機光電変換膜518の形成においては、シャドーマスクを用いて行う。これは、通常のリソグラフィー、ドライエッチングを行った場合、酸素(O)を用いたアッシング及び薬液による洗浄により、有機光電変換膜518の膜質が劣化するためである。また、有機光電変換膜518の端部と下部画素電極517との間隔、及び、有機光電変換膜518の端部と対向電極524の端との間隔は、最低50μmを確保する必要がある。続いて、PVD法を用いて、上部画素電極519を、ウエハ全面を覆うように形成する(図7の(a)に図示)。つまり、画素プラグ516の上方であって画素プラグ516と電気的に接続された下部画素電極517、有機光電変換膜518及び上部画素電極519を、この順で積層する。
続いて、CVD法を用いて、酸化アルミニウム(AlO)からなる膜厚30nmの第8絶縁膜520と酸化窒化シリコン(SiON)からなる膜厚200nmの第9絶縁膜521とを、有機光電変換膜518を覆うように形成する(図7の(b)に図示)。有機光電変換膜518は、上部画素電極519で覆われているものの、ITOの上部画素電極519は保護膜としての機能は無い。そのため、プラズマを使用しない低ダメージかつ、パッシベーション効果の高い原子層成長堆積(ALD)法を用いた酸化アルミニウム(AlO)からなる第8絶縁膜520を採用した。この膜はカバレッジ特性が極めてよいため、有機光電変換膜518上に異物があった場合にも、有機光電変換膜518の露出を抑制することができ、さらに好適である。また、第9絶縁膜521の形成は、成膜温度200℃以下で行い、さらにシラン(SiH)、二酸化窒素(NO)、アンモニア(NH)を用いることにより、プラズマ発光波長350nm以上の環境下で行い、有機光電変換膜518のダメージを抑制した。
続いて、リソグラフィー法を用い、第9絶縁膜521上に、画素領域101と対向電極領域102の全体を覆うように第3レジストパターンを形成する(図示を省略)。
その後、ドライエッチングにより、第3レジストパターンをマスクとして、画素領域101及び対向電極領域102以外の第9絶縁膜521及び第8絶縁膜520を除去する。その後、第3レジストパターンをアッシングにより除去する(図示を省略)。
さらに、ドライエッチングにより、第9絶縁膜521及び第8絶縁膜520をマスクとして、上部画素電極519を除去する(図7の(c)に図示)。
ここで、上部画素電極519をパターニングする場合について説明する。図8Aは、上部画素電極をレジストマスクでドライエッチングした場合の状態を表す断面図である。同図では、第9絶縁膜521、第8絶縁膜520、及び上部画素電極519を、第3レジストパターンをマスクとしてドライエッチングにより除去している。この場合、第3レジストパターン701をアッシングにより除去する際に、上部画素電極519であるITO膜の界面は不安定であるため、第7絶縁膜515と上部画素電極519との界面に酸素702が浸入し、有機光電変換膜518まで拡散する。つまり、有機光電変換膜518が酸素に曝されることになり、有機光電変換膜518にダメージが発生する。
図8Bは、レジストマスクをアッシングにより除去する場合の状態を表す断面図である。また、図8Cは、上部画素電極を上層の絶縁膜をマスクとしてドライエッチングした場合の状態を表す断面図である。図8Aに示されたような有機光電変換膜518のダメージを抑制するために、本開示では、図8Bに示されたように、第7絶縁膜515と上部画素電極519との界面が露出する前の第9絶縁膜521及び第8絶縁膜520までを第3レジストパターン701をマスクとしてエッチングする。その後、第3レジストパターン701をアッシングにより除去する。そして、図8Cに示されたように、レジストのマスクではなく、第9絶縁膜521及び第8絶縁膜520をマスクとして、上部画素電極519を除去する。これにより、第7絶縁膜515と上部画素電極519との界面が露出した状態でのアッシングが抑制される。
さらに、ドライエッチング条件及びアッシング条件は、基板温度200℃以下、かつ、プラズマ発光波長350nm以上の環境下で行なうことにより、有機光電変換膜518のへのダメージを抑制でき、シャドーマスク法を回避することが可能となる。
また、第3レジストパターン701をマスクとした第9絶縁膜521及び第8絶縁膜520の加工、ならびに、第9絶縁膜521及び第8絶縁膜520をマスクとした上部画素電極519の加工により、第9絶縁膜521、第8絶縁膜520及び上部画素電極519の端面が揃った構造となる。また、さらに、上部画素電極519の端面は、基板に垂直もしくは多少テーパーがついて45°以上となる。言い換えると、上部画素電極519の端部と保護膜(第9絶縁膜521、第8絶縁膜520)の端部とが、レイアウト上、同一線上に重なる。
一般的な光電変換膜を備えた従来の固体撮像装置(図3)では、上部画素電極の形成にシャドーマスクを用いる。このため、上部画素電極206の端部303と対向電極接続電極301との距離D4、及び、端部303と周辺パッド204との距離D5を、それぞれ、150μm以上確保することが必要であった。これに対して、本実施形態に係る固体撮像装置1では、上部画素電極519の端部における断面と、第8絶縁膜520の端部における断面とが同一面上にある。また、上部画素電極519の端部における断面及び第8絶縁膜520の端部における断面と、シリコン基板501の表面とのなす角度が45度以上となっている。これにより、上部画素電極519の端部530と対向電極524との距離、及び、端部530と周辺回路領域103のグローバル配線526との距離を、それぞれ、5μm以下にまで縮めることが可能となる。このように、周辺回路領域103と対向電極524、ひいては下部画素電極517までの距離を小さくすることが可能となり、電源電圧などの供給において電圧降下が抑制でき、画素セルを安定に動作することが可能となる。さらに、回路動作に寄与しない無駄な領域を削除することができるため、チップ面積の縮小も可能となる。
続いて、CVD法を用いて、酸化窒化シリコン(SiON)からなる膜厚400nmの第10絶縁膜522を形成する(図7の(d)に図示)。これにより、第7絶縁膜515と上部画素電極519との側面を保護することができる。第10絶縁膜522の形成は、成膜温度200℃以下で行い、さらにシラン(SiH)、二酸化窒素(NO)、アンモニア(NH)を用いる。これにより、プラズマ発光波長350nm以上の環境下で行い、有機光電変換膜518のダメージを抑制した。
続いて、リソグラフィー法を用い、第10絶縁膜522の上に、第3Cu配線513と第1Alパッド528及びグローバル配線526とを接続する第1Alプラグ525と、第2Alプラグ527との第4ビアパターンを有する第4レジストパターンを形成する。
その後、ドライエッチングにより、第4レジストパターンをマスクとして、第4ビアパターンを形成する。その後、第4レジストパターンをアッシングにより除去する(図示を省略)。ここで、ドライエッチング条件及びアッシング条件は、基板温度200℃以下、かつ、プラズマ発光波長350nm以上の環境下で行なうことにより、有機光電変換膜518のへのダメージを抑制した。
次に、PVD法を用い、チタン(Ti)、窒化チタン(TiN)及びアルミニウム(Al)の積層膜からなる、膜厚600nmの第3金属膜を形成する(図示を省略)。ここで、第3金属膜の形成は、成膜温度200℃以下で行い、プラズマ発光波長350nm以上の環境下で行い、有機光電変換膜518のダメージを抑制した。
続いて、リソグラフィー法を用い、第3金属膜の上に、特定の画素領域上の遮光膜523、グローバル配線526及び第1Alパッド528のパターンを有する第5レジストパターンを形成する(図示を省略)。
その後、ドライエッチングにより、第5レジストパターンをマスクとして第3金属膜をエッチングすることにより、第1Alパッド528、グローバル配線526及び遮光膜523を形成する(図7の(e)に図示)。つまり、有機光電変換膜518を積層した後で、画素領域101の周辺領域に配置される多層配線のうち最上層の配線である第1Alパッド528、グローバル配線526及び遮光膜523を、当該配線の上面が有機光電変換膜518の底面よりも上方に位置するように形成する。その後、第5レジストパターンをアッシングにより除去する。ここで、ドライエッチング条件及びアッシング条件は、基板温度200℃以下、かつ、プラズマ発光波長350nm以上の環境下で行なうことにより、有機光電変換膜518のへのダメージを抑制した。このように、第1Alパッド528、グローバル配線526及び遮光膜523を、一括して形成することが可能となる。さらに、第1Alパッド528、グローバル配線526及び遮光膜523を、画素プラグ516よりも後に形成する。これにより、画素プラグ516の高さは、第1Alパッド528、グローバル配線526及び遮光膜523の影響を受けることなく、独立に決定することが可能となる。
さらに、第9絶縁膜521、第8絶縁膜520及び上部画素電極519の端部530の上の第10絶縁膜522が、エッチング時に膜減りし、第7絶縁膜515と上部画素電極519との界面が露出することを避けるため、第5レジストパターンでAlパターン529を形成する。つまり、上部画素電極519の端部の上方であって、シリコン基板501を平面視した場合において画素領域101を囲むように、リング状のAlパターン529を形成する。この手法により、有機光電変換膜518を形成した後でも、リソグラフィー、エッチングによる加工が可能となり、有機光電変換膜518の形成工程以降の工程において、シャドーマスク法を回避することができる。ここで、Alパターン529は、グローバル配線526、遮光膜523及び第1Alパッド528のドライエッチング時に、第10絶縁膜522が削れることを抑制できる。よって、第9絶縁膜521、第8絶縁膜520及び上部画素電極519の側面の露出を避けることができる。
また、Alパターン529は、画素領域101と対向電極領域102とを囲むようにリング状に配置され、電気的にフローティングとなっている。これにより、上部画素電極519とAlパターン529とが電気的に短絡した場合でも、Alパターン529と第1Alパッド528、グローバル配線526及び遮光膜523との間隔は十分に確保される。よって、上部画素電極519と第1Alパッド528、グローバル配線526及び遮光膜523との電気的な短絡を防ぐことができ、画素セルは正常な動作が確保される。
本開示の固体撮像装置及びその製造方法によれば、画素プラグ516の高さを小さくすることが可能となり、隣接画素間の容量を低減でき、クロストークによる混色特性の劣化を大幅に改善することができる。
さらに、画素プラグ516のプラグ径の縮小に合わせて、プラグ高さも縮小できるため、Cuプラグの加工、金属材料の埋め込みが容易となり、微細な画素も容易に作成することができる。
なお、有機光電変換膜の形成以後の工程を、200℃以下で行うため、グローバル配線526での配線信頼性の低下、第8絶縁膜520、第9絶縁膜521及び第10絶縁膜522の絶縁耐性の低下が懸念される。しかし、グローバル配線526での配線信頼性の低下については、グローバル配線526の配線構造、たとえば、キャップTiN化、配線膜厚の厚膜化により対策が可能である。また、第8絶縁膜520、第9絶縁膜521及び第10絶縁膜522の絶縁耐性の低下について、絶縁膜厚の厚膜化により絶縁耐性の低下の対策を打つことが可能である。
また、本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法は、ウエハサイズの穴の開いたマスクであるシャドーマスクにウエハを密着させて、有機光電変換膜を堆積することにより、パターン付きの有機光電変換膜を形成することが可能である。これにより、有機光電変換膜を加工する工程の必要がない。また、有機光電変換膜の形成時には、シャドーマスクとウエハとを機械的に密着させるため、開口端部の膜厚に傾斜があり、端部が薄くなり、また、重ね合わせの精度が悪くなる恐れがある。しかしながら、その後の上部画素電極の形成工程以降の工程では、有機光電変換膜にダメージを与えないシャドーマスク法以外の低温下での工程により膜形成がなされる。よって、画素領域とその周辺に配置された領域との距離を大きく確保する必要がない。
以上、本実施形態に係る固体撮像装置及びその製造方法では、隣接画素間のカップリング容量を低減し、混色特性を向上することができる。また、電極パッド、電源供給配線及び遮光膜を一括して形成することができる。また、画素セルの微細化ができ、低抵抗な(配線膜厚が大きい)グローバル配線の形成でき、グローバル配線膜厚に制限をなくすことができる。よって、画素領域からパッド間の周辺回路領域を有効に利用できる。
なお、本実施形態では光電変換膜に有機材料を用いたが、その他の材料(例:無機材料)を用いても、本発明の効果を得られることは明らかである。
以上、本開示の固体撮像装置及びその製造方法について、実施形態に基づいて説明してきたが、本開示に係る固体撮像装置及びその製造方法は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態における任意の構成要素を組み合わせて実現される別の実施形態や、上記実施形態に対して本発明の主旨を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例や、本開示の固体撮像装置を内蔵した各種機器も本発明に含まれる。
本発明では、高画素数でも画素間での混色が低減された固体撮像装置を実現でき、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ、さらには携帯電話等のモバイル機器向けカメラモジュール等の撮像装置として好適なものである。
1 固体撮像装置
101 画素領域
102 対向電極領域
103 周辺回路領域
104 周辺パッド領域
105、202、517 下部画素電極
106、204、801 周辺パッド
201 画素電極接続プラグ
203、526 グローバル配線
205、518、802 有機光電変換膜
206、519 上部画素電極
207 第1パッシベーション膜
208 第2パッシベーション膜
209 電荷蓄積部
210 層間絶縁膜
301、803 対向電極接続電極
302、303、530 端部
501 シリコン基板
502 電荷蓄積拡散層
503 第1絶縁膜
504 第1プラグ
505 第1Cu配線
506 第2絶縁膜
507 第3絶縁膜
508 第2プラグ
509 第2Cu配線
510 第4絶縁膜
511 第5絶縁膜
512 第3プラグ
513 第3Cu配線
514 第6絶縁膜
515 第7絶縁膜
516 画素プラグ
520 第8絶縁膜
521 第9絶縁膜
522 第10絶縁膜
523 遮光膜
524、804 対向電極
525 第1Alプラグ
527 第2Alプラグ
528 第1Alパッド
529 Alパターン
601 第2金属膜
602 第11絶縁膜
701 第3レジストパターン
702 酸素
805 画素電極
806 保護膜

Claims (15)

  1. 半導体基板上に複数の画素が行列状に配置された画素領域と、前記半導体基板を平面視した場合における当該画素領域の周辺であって前記複数の画素を駆動するための多層配線が配置された周辺領域とを含み、
    前記画素領域には、
    前記半導体基板に形成された電荷蓄積拡散層と、
    前記電荷蓄積拡散層の上方であって、前記電荷蓄積拡散層と電気的に接続された、画素ごとに対応して形成された複数の画素プラグと、
    前記複数の画素プラグの上であって前記複数の画素プラグのそれぞれと電気的に接続され、画素ごとに対応して形成された複数の下部画素電極と、
    前記複数の下部画素電極の上であって前記複数の下部画素電極と電気的に接続された光電変換膜と、
    前記光電変換膜の上であって前記光電変換膜と電気的に接続された上部画素電極とが配置され、
    前記周辺領域に配置された前記多層配線のうち最上層に形成された配線の上面は、前記光電変換膜の底面よりも上方に位置する
    固体撮像装置。
  2. 前記最上層に形成された配線は、回路に電源電圧を供給するための電源配線及びワイヤボンディング用のパッドを含む
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記電源配線、前記パッド、及び前記複数の画素の一部を遮光するための遮光膜の膜厚は等しい
    請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記電源配線、前記パッド、及び前記複数の画素の一部を遮光するための遮光膜は、同じ材料で構成されている
    請求項2に記載の固体撮像装置。
  5. 前記電源配線、前記パッド及び前記遮光膜を構成する材料は、Alを含む
    請求項4に記載の固体撮像装置。
  6. 前記電源配線及び前記パッドの底面は、前記遮光膜の底面よりも低い
    請求項3に記載の固体撮像装置。
  7. 前記多層配線は、Cuを含む
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  8. 前記複数の下部画素電極は、TiまたはTiの化合物で構成される
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  9. 前記複数の画素プラグは、Cuを含む
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  10. さらに、前記上部画素電極の端部の上方であって、前記半導体基板を平面視した場合において当該画素領域を囲むように、リング状の配線が配置されている
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  11. さらに、前記上部画素電極の上であって前記上部画素電極及び前記光電変換膜を保護する保護膜が形成され、
    前記上部画素電極の端部における断面と、前記保護膜の端部における断面とが同一面上にあり、前記上部画素電極の端部における断面及び前記保護膜の端部における断面と、前記半導体基板の表面とのなす角度は、45度以上である
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  12. 前記光電変換膜の端部において、前記光電変換膜の膜厚は、外周に向けて連続的に薄くなっている
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  13. 前記上部画素電極は、前記半導体基板を平面視した場合に、前記複数の下部画素電極を覆うように形成される
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  14. 半導体基板上の複数の画素が行列状に配置される画素領域内であって、前記半導体基板に電荷蓄積拡散層を形成する拡散層形成工程と、
    前記電荷蓄積拡散層の上方であって前記電荷蓄積拡散層と電気的に接続された画素プラグを形成するプラグ形成工程と、
    前記画素プラグの上であって前記画素プラグと電気的に接続された下部画素電極、光電変換膜及び上部画素電極を、この順で積層する光電変換膜形成工程と、
    前記光電変換膜を積層した後で、前記半導体基板を平面視した場合における前記画素領域の周辺に配置された周辺領域内に、前記周辺領域に配置される多層配線のうち最上層の配線を、前記配線の上面が前記光電変換膜の底面よりも上方に位置するように形成する配線形成工程とを含む
    固体撮像装置の製造方法。
  15. 前記光電変換膜形成工程では、前記光電変換膜をシャドーマスク法により形成し、
    前記光電変換膜を積層する工程以降の各工程では、ドライエッチング及びアッシングを、基板温度200℃以下、かつ、プラズマ発光波長350nm以上の条件で実行する
    請求項14に記載の固体撮像装置の製造方法。
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