JPWO2014061101A1 - 回転電機の電機子 - Google Patents

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Abstract

この発明は、軸方向の小型化を図るとともに、エッジワイズコイルのコイル間の絶縁性を高めることができる回転電機の電機子を得る。この発明に係る回転電機の電機子は、それぞれ径方向に延在して周方向に所定のピッチで配列された複数のティースを有するコアと、絶縁被覆された平角導体線をエッジワイズ巻きに複数ターン巻回して構成された複数のエッジワイズコイルと、を備え、上記複数のエッジワイズコイルのそれぞれは、径方向に配列された、それぞれ曲げ部により連結された直線部とコイルエンド部を有し、上記直線部が、上記ティースの周方向の側部に、上記ティースの先端から根元側に向かって、上記ティースの中心軸から漸次離間するように、径方向に配列され、上記曲げ部の内周側部分における曲げによる圧縮応力によって生じる膨らみ部が、径方向に隣り合う上記平角導体線同士で対向しないように構成されている。

Description

この発明は、平角導体線をエッジワイズ巻きに巻回して作製されるエッジワイズコイルを備えた回転電機の電機子に関するものである。
エッジワイズ巻きに巻回して作製されるエッジワイズコイルは、丸線ではなく平角導体線を用いるので、占積率が向上し、抵抗値が低くなるという利点を有している。さらに、エッジワイズコイルは、多層に巻かれることがないので、コイルの内外温度差が少なく、放熱性がよいという利点も有している。
しかしながら、平角導体線をエッジワイズ巻きに巻回した場合、外周部分が伸び、内周部分には圧縮応力が作用する。そして、内周部分は、圧縮応力が作用することにより膨らむ傾向がある。平角導体線は、一般に、エナメルなどの絶縁被膜が表面に被覆されている。
従来の、同じ位置で整列して曲げが施されたエッジワイズコイルの構造では、曲げによる内周の膨らみ部分がコイルの積層方向に重なってしまい、コイルの線間の絶縁性が低下する危険性があった。
このような状況を鑑み、曲げが施された、コイルエンド部を構成する第1の曲げ部と、第1の曲げ部のコイル積層方向隣りに配置され、コイルエンド部を構成する第2の曲げ部とを含み、第1の曲げ部と第2の曲げ部の内周部分の位置が、コイルエンド部のみについて、平角導体線の平面方向に相互にずれるように配置されているとともに、内周部分において、曲げによる圧縮応力によって生じる膨らみ部分が隣接する平角導体線同士で対向しないようにして、コイルの線間の絶縁性の低下を抑えた回転電機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4583798号公報
特許文献1に記載の回転電機では、第1の曲げ部と第2の曲げ部の内周部分の位置を平角導体線の平面方向に、すなわち回転電機の軸方向に相互にずれるように配置して、曲げによる圧縮応力によって生じる膨らみ部分が隣接する平角導体線同士で対向しないようにしているので、隣り合うコイルエンド部を軸方向にずらす分、回転電機の軸方向寸法が増大してしまうという課題があった。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、エッジワイズコイルの直線部の長さ方向の寸法を増大させることなく、曲げ部の内周部分の重なりを抑え、軸方向の小型化を図るとともに、エッジワイズコイルの線間の絶縁性を高めることができる回転電機の電機子を得ることを目的とする。
この発明に係る回転電機の電機子は、それぞれ径方向に延在して周方向に所定のピッチで配列された複数のティースを有するコアと、絶縁被覆された平角導体線をエッジワイズ巻きに複数ターン巻回して構成された複数のエッジワイズコイルと、を備えている。上記複数のエッジワイズコイルのそれぞれは、径方向に配列された、それぞれ曲げ部により連結された直線部とコイルエンド部を有している。そして、上記直線部が、上記ティースの周方向の側部に、上記ティースの先端から根元側に向かって、上記ティースの中心軸から漸次離間するように、径方向に配列され、上記曲げ部の内周側部分における曲げによる圧縮応力によって生じる膨らみ部が、径方向に隣り合う上記平角導体線同士で対向しないように構成されている。
この発明によれば、直線部が、ティースの周方向の側部に、ティースの先端から根元側に向かって、ティースの中心線から漸次離間するように、径方向に配列され、曲げ部の内周側部分における曲げによる圧縮応力によって生じる膨らみ部が、径方向に隣り合う平角導体線同士で対向しないように構成されている。そこで、電機子の軸方向寸法を増大させることなく、エッジワイズコイルのコイル間の絶縁性の低下を抑えることができる。
この発明の実施の形態1に係る回転電機のステータを示す端面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機のステータを構成するコアユニットを示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機のステータを構成するコアユニットを示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機のステータを構成するコアユニットに適用される集中巻コイルを示す側面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機のステータを構成するコアユニットに適用される集中巻コイルを示す背面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機のステータを構成するコアユニットにおけるティース周りを示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機のステータを構成するコアユニットにおける曲げ部周りを示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係る回転電機のステータを構成するコアユニットを示す斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る回転電機のステータを構成するコアユニットを示す要部断面図である。 この発明の実施の形態2に係る回転電機のステータを構成するコアユニットにおけるコアブロックを示す斜視図である。 この発明の実施の形態3に係る回転電機のステータを構成するコアユニットを示す斜視図である。
以下、本発明の回転電機の電機子の好適な実施の形態について図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る回転電機のステータを示す端面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る回転電機のステータを構成するコアユニットを示す斜視図、図3はこの発明の実施の形態1に係る回転電機のステータを構成するコアユニットを示す分解斜視図、図4はこの発明の実施の形態1に係る回転電機のステータを構成するコアユニットに適用される集中巻コイルを示す側面図、図5はこの発明の実施の形態1に係る回転電機のステータを構成するコアユニットに適用される集中巻コイルを示す背面図、図6はこの発明の実施の形態1に係る回転電機のステータを構成するコアユニットにおけるティース周りを示す断面図、図7はこの発明の実施の形態1に係る回転電機のステータを構成するコアユニットにおける曲げ部周りを示す断面図である。
図1において、電機子としてのステータ1は、円環状のステータコア3と、ステータコア3に装着されたステータコイル5と、を備えている。ステータコア3は、周方向に12等分割された12個のコアブロック4から構成されている。また、ステータコイル5は、12個の集中巻コイル6から構成されている。そして、ステータ1は、集中巻コイル6をコアブロック4に装着して構成されるコアユニット2を周方向に環状に配列し、円環状のフレーム9に挿入、固着されて、構成されている。
ここで、コアユニット2は、図3に示されるように、コアブロック4と、集中巻コイル6と、一対のボビン10と、一対の絶縁シート15と、を備えている。
コアブロック4は、例えば、同一形状に打ち抜かれた多数枚の電磁鋼板を積層一体化して作製され、円弧形のコアバック部4aと、コアバック部4aの内周面の周方向中央から径方向内方に延設されたティース4bと、を有する。ティース4bは、周方向幅がティース4bの先端から根元側に向かって漸次広くなる形状であり、端面(底面)を略台形とする柱状体である。ここで、ティース4bの幅方向中央とステータコア3の軸心とを通る軸をティース4bの中心軸Aとする。
集中巻コイル6は、図4および図5に示されるように、平角導体線7をエッジワイズ巻きに所定ターンで1層に巻回して作製されたエッジワイズコイルである。平角導体線7は、絶縁被覆された銅線、アルミ線などが用いられる。集中巻コイル6の各ターンは、一対の相対する平行な直線部6aと一対の相対する平行なコイルエンド部6bとが、所定の曲率で曲げられた曲げ部6cで連結されたレーストラック形状に形成されている。そして、集中巻コイル6は、直線部6aとコイルエンド部6bが曲げ部6cにより螺旋状に連結されて平角導体線7の長方形断面の長辺で構成される面と直交する方向(以下、コイル積層方向という)に所定ターン数積層されて構成されている。
また、2列に配列された直線部6aは、それぞれティース4bの軸方向長さと同等の長さを有し、相対する直線部6a間の間隔がコイル積層方向の一方向に向かって漸次広くなるように配列され、底面を略台形とする柱状体のティース4bに外嵌状態に嵌合可能となっている。2列に配列されたコイルエンド部6bは、相対するコイルエンド部6b間の間隔が一定となるようにコイル積層方向に配列されている。これにより、コイル積層方向に隣り合う曲げ部6cの内周端近傍の重なりが回避される。
ここで、所定の曲率で曲げられた曲げ部6cの外周部分では伸びが発生する。一方、曲げ部6cの内周部分では、図に示されるように、曲げによる圧縮応力が作用して膨らみ部8が生じる。そして、曲げ部6cの内周部分の膨らみ、すなわち変形により、絶縁被膜の厚みむらが発生しやすい。
絶縁性端板としてのボビン10は、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂を用いた樹脂成型体である。ボビン10は、長さ方向と平行な断面を台形とし、長さ方向と直交する断面を上部側の両角部にアール加工を施した略矩形とし、長さ方向をティース4bの延出方向(径方向)に一致させて、底面をティース4bの軸方向の両端面に接するように配設される胴部11と、胴部11の上面の長さ方向一側から底面と反対側(ティース4bと反対側)に延在する第1ガイド部12と、胴部11の上面の長さ方向他側から第1ガイド部12と相対して底面と反対側に延在する第2ガイド部13と、を有する。なお、胴部11の底面は、台形形状の高さが低い点を除いて、ティース4bの端面とほぼ同一の形状に形成され、胴部11の上部側の両角部は、集中巻コイル6の曲げ部6cの内周側面の曲率と同等の曲率に形成されている。
絶縁シート15は、例えばポリイミドフィルムをメタ系アラミド繊維で挟み込んで作製されたシートをプレス成形して形成される。絶縁シート15は、コアブロック4のコアバック部4aおよびティース4bのスロットを画成する内壁面に宛がわれるスロット絶縁部16と、折り返されて集中巻コイル6の直線部6aの列を覆う相間絶縁部17,18と、を有する。
ついで、コアユニット2を組み立てるには、一対のボビン10を集中巻コイル6の内周側に挿入し、直線部6aの長さ方向に移動して、集中巻コイル6に装着する。これにより、コイル積層方向に配列されたコイルエンド部6bの列が、第1ガイド部12と第2ガイド部13との間に挿入され、コイルエンド部6bおよび曲げ部6cの内周側面が胴部11の外周面に接する。ついで、スロット絶縁部16をコイル積層方向に積層された直線部6aの各列の内周側面に沿わせるように絶縁シート15を装着する。そして、絶縁シート15の相間絶縁部17,18を折り返して、コイル積層方向に積層された直線部6aの各列の外周を包み込む。ついで、ボビン10および絶縁シート15が装着された集中巻コイル6を、コアブロック4のティース4bに外嵌状態に装着し、図3に示されるコアユニット2が組み立てられる。
ついで、コアブロック4のコアバック部4aの周方向の側面同士を突き合わせて、12個のコアユニット2を周方向に環状に配列する。そして、周方向に環状に配列されたコアユニット2を、円環状のフレーム9に圧入、固着して、あるいは焼き嵌めによりフレーム9内に挿入、固着して、図1に示されるステータ1が組み立てられる。ついで、ワニス19が集中巻コイル6に滴下される。そこで、ワニス19は、毛細管現象により平角導体線7間、および平角導体線7と絶縁シート15との間などに含浸され、硬化される。また、12本の集中巻コイル6が交流結線され、ステータコイル5が構成される。
なお、コアブロック4がコアバック部4aの周方向の側面同士を突き合わせて円環状に配列されてステータコア3を構成している。コアバック部4aが周方向に連結してステータコア3の円環状のコアバックを構成し、コアバックと隣り合うティース4bとにより形成される空間がスロットを構成する。集中巻コイル6のコイルエンド部6bおよび曲げ部6cが、ステータコア3のスロットから軸方向外方に突出し、ステータコイル5のコイルエンドを構成する。
このように組み立てられたステータ1は、図示していないが、ハウジング内に回転可能に配設されたロータを囲繞するようにハウジングに保持され、電動機、発電機などの回転電機を構成する。
また、集中巻コイル6の直線部6aは、図6に示されるように、ティース4bの周方向両側に、ティース4bの先端から根元側に向かって、ティース4bの中心軸Aから漸次離間するように配列される。そこで、直線部6aは、略台形の断面形状のティース4bの周方向の両側面に沿って、且つ近接して、コイル積層方向(径方向)に1列に並んで配列される。そして、絶縁シート15が、スロット絶縁部16をティース4bおよびコアバック部4aと1列に配列された直線部6aの列との間に介装させ、相間絶縁部17,18を折り返して、直線部6aの列の外周を囲むようにして、装着されている。さらに、ワニス19が、図示していないが、コアブロック4と絶縁シート15との間、絶縁シート15と直線部6aとの間、および直線部6a間に含浸、硬化されている。
また、集中巻コイル6のコイルエンド部6bが、ティース4bの軸方向両側に、その内周側面が面一となるように径方向に1列に並んで配列されている。そして、ボビン10が面一に配列されたコイルエンド部6bの内周側面、および曲げ部6cの内周側面に接するようにティース4bの軸方向両端面上に配設されている。さらに、ワニス19が、図7に示されるように、曲げ部6c間、曲げ部6cとボビン10との間、さらにはコイルエンド部6b間、およびコイルエンド部6bとボビン10との間に含浸、硬化されている。
この実施の形態1によれば、各列の直線部6aは、ステータコア3の周方向に相対する直線部6a間の間隔が径方向外方(コイル積層方向の一方向)に向かって漸次広くなるように配列されている。そこで、径方向に隣り合う曲げ部6cの内周部分の膨らみ部8は、周方向にずれ、重なりが回避される。これにより、平角導体線7を密接状態に巻回でき、ステータ1の径方向寸法の小型化が図られる。さらに、膨らみ部8、すなわち絶縁被膜の厚みむらが発生する部分が径方向に重なることに起因するコイル間の耐圧の低下が抑えられる。
また、各列のコイルエンド部6bは、ステータコア3の軸方向に相対するコイルエンド部6b間の間隔が一定となるように径方向に配列されているので、集中巻コイル6の直線部6aの長さ方向寸法の増大がなく、ステータ1の軸方向寸法の小型化が図られる。
コアブロック4のティース4bは、その周方向幅がティース4bの先端から根元側に向かって漸次広くなる台形断面形状に作製されているので、磁気飽和が緩和され、鉄損を低減することができる。
ティース4bが集中巻コイル6の2列に配列された直線部6aの列間の断面形状に略一致する台形断面形状に形成されている。そこで、コイル積層方向に配列された直線部6aがティース4bの周方向両側面に近接した状態で、集中巻コイル6をコアブロック4のティース4bに装着できる。これにより、直線部6aとティース4bとの間の熱伝達性が向上し、集中巻コイル6での発熱をコアブロック4を介して効率的に放熱できる。
ボビン10が集中巻コイル6のコイルエンド部6bおよび曲げ部6cの内周側面に接するようにティース4bの軸方向両端面上に配設されているので、ティース4bに装着される集中巻コイル6の位置決めが容易となる。
絶縁シート15のスロット絶縁部16が直線部6aとコアブロック4との間に介装されているので、集中巻コイル6とコアブロック4との間の耐圧が大きくなる。絶縁シート15の相間絶縁部17,18が直線部6aの列の外周を包み込むように配設されているので、集中巻コイル6間の耐圧が大きくなる。
ワニス19が集中巻コイル6に含浸、硬化されているので、集中巻コイル6がコアブロック4に強固に固定される。また、集中巻コイル6での発熱がコアブロック4に熱伝達されやすくなり、集中巻コイル6の過度の温度上昇が抑えられる。
軸方向に相対するコイルエンド部6b間の間隔が一定となるように配列されているので、径方向に配列されたコイルエンド部6bの内周側面が面一となる。そこで、径方向に隣り合うコイルエンド部6bの相対する面積が大きくなり、ワニス19による接合面積が増大し、集中巻コイル6が強固に固定される。
実施の形態2.
図8はこの発明の実施の形態2に係る回転電機のステータを構成するコアユニットを示す斜視図、図9はこの発明の実施の形態2に係る回転電機のステータを構成するコアユニットを示す要部断面図、図10はこの発明の実施の形態2に係る回転電機のステータを構成するコアユニットにおけるコアブロックを示す斜視図である。
図8において、コアユニット2Aは、コアブロック21と、コアブロック21の軸方向両端に配設された一対のボビン10Aと、集中巻コイル6と、一対の絶縁シート15と、を備えている。また、図示していないが、集中巻コイル6には、ワニスが含浸されている。
凹溝20が、図9に示されるように、ボビン10Aの底面に、一定の溝深さで、溝幅が長さ方向一端から他端に向かって漸次広くなるように、長さ方向一端から他端に至るように凹設されている。コアブロック21は、図10に示されるように、補助コア22をコアブロック4の軸方向両端面に一体に固着して構成されている。補助コア22は、円弧形のコアバック部22aと、コアバック部22aの内周面の周方向中央から径方向内方に延設されたティース22bと、を有する。そして、コアバック部22aは、凹溝20の溝深さに等しい厚みで、コアブロック4のコアバック部4aと同一の円弧形状に作製されている。ティース22bは、凹溝20の溝深さに等しい厚みで、周方向幅がティース22bの先端から根元側に向かって漸次広くなる、底面が台形の柱状体に作製され、凹溝20に収納可能に構成されている。
実施の形態2によるコアユニット2Aは、補助コア22がコアブロック4の軸方向両端面に一体に固着され、ティース22bがボビン10Aの凹溝20内に収納されている。
なお、実施の形態2は、コアユニット2に替えてコアユニット2Aを用いている点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態2によれば、補助コア22がコアブロック4の軸方向両端面に一体に固着されているので、磁性材料であるコアの体積が増大し、飽和磁束密度が低くなり、鉄損を一層低減できる。
実施の形態3.
図11はこの発明の実施の形態3に係る回転電機のステータを構成するコアユニットを示す斜視図である。
図11において、コアユニット2Bは、一対のボビン10と一対の絶縁シート15が装着された集中巻コイル6をコアブロック4に装着した後、エポキシ樹脂などの絶縁性樹脂を用いて一体にモールド成形して、作製されている。
なお、実施の形態3は、コアユニット2に替えてコアユニット2Bを用いている点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態3によれば、集中巻コイル6、ボビン10および絶縁シート15がモールド樹脂部23によりティース4bに一体化されているので、コアユニット2Bのハンドリングが容易となり、ステータの組立性が向上する。さらに、集中巻コイル6がモールド樹脂部23に埋設されているので、優れた絶縁性が得られる。
なお、上記各実施の形態では、スロット数が12のステータコアを用いるものとしているが、ステータコアのスロット数は12に限定されない。
また、上記各実施の形態では、スロットが内径側に開口するステータコアに集中巻コイルを装着するものとしているが、スロットが外径側に開口するステータコアに集中巻コイルを装着する場合についても、同様の効果を奏する。
また、上記各実施の形態では、集中巻コイルがステータコアに装着されるものとしているが、電機子はステータに限定されず、ロータであってもよい。すなわち、集中巻コイルがロータコアに装着される場合においても、同様の効果を奏する。
また、上記各実施の形態では、平角導体線を1つのティースにエッジワイズ巻きに複数ターン巻回して構成される集中巻コイルについて説明しているが、エッジワイズコイルであれば、集中巻コイルに限定されない。例えば、平角導体線を複数のティースを跨いでエッジワイズ巻きに複数ターン巻回して構成される分布巻きコイルであってもよい。
この発明に係る回転電機の電機子は、それぞれ径方向に延在して周方向に所定のピッチで配列された複数のティースを有するコアと、絶縁被覆された平角導体線をエッジワイズ巻きに複数ターン巻回して構成された複数のエッジワイズコイルと、を備えている。上記複数のエッジワイズコイルのそれぞれは、径方向に配列された、それぞれ曲げ部により連結された直線部とコイルエンド部を有する集中巻コイルである。そして、上記直線部が、上記ティースの周方向の側部に、上記ティースの先端から根元側に向かって、上記ティースの中心軸から漸次離間するように、径方向に配列され、上記コイルエンド部が、上記ティースの軸方向の両側に、内周側面を面一として、径方向に配列され、上記曲げ部の内周側部分における曲げによる圧縮応力によって生じる膨らみ部が、上記ティースの先端から根元側に向かって、上記ティースの中心軸から漸次離間するように、径方向に配列されて、径方向に隣り合う上記平角導体線同士で対向しないように構成されている。

Claims (7)

  1. それぞれ径方向に延在して周方向に所定のピッチで配列された複数のティースを有するコアと、絶縁被覆された平角導体線をエッジワイズ巻きに複数ターン巻回して構成された複数のエッジワイズコイルと、を備えた回転電機の電機子において、
    上記複数のエッジワイズコイルのそれぞれは、径方向に配列された、それぞれ曲げ部により連結された直線部とコイルエンド部を有し、
    上記直線部が、上記ティースの周方向の側部に、上記ティースの先端から根元側に向かって、上記ティースの中心軸から漸次離間するように、径方向に配列され、
    上記曲げ部の内周側部分における曲げによる圧縮応力によって生じる膨らみ部が、径方向に隣り合う上記平角導体線同士で対向しないように構成されていることを特徴とする回転電機の電機子。
  2. 上記ティースは、周方向幅が該ティースの先端から根元側に向かって漸次広くなる、軸方向と直交する台形断面形状に作製され、上記直線部が、上記ティースの周方向の側面に沿って、径方向に配列されていることを特徴とする請求項1記載の回転電機の電機子。
  3. 絶縁性端板が、上記ティースの軸方向両端面上に配設され、径方向に配列された上記コイルエンド部および上記曲げ部の内周側面に接する外周面形状に形成されていることを特徴とする請求項2記載の回転電機の電機子。
  4. 溝方向を径方向とする凹溝が上記絶縁性端板の底面の径方向一側から他側に至るように凹設され、補助コアが上記凹溝内に収納されて上記コアの軸方向両端面に突設されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の回転電機の電機子。
  5. 絶縁シートが、上記ティースの周方向の側面に沿って径方向に配列された上記直線部の列の外周を囲むように配設されていることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の回転電機の電機子。
  6. ワニスが上記エッジワイズコイルに含浸されていることを特徴とする請求項5記載の回転電機の電機子。
  7. 上記エッジワイズコイルが集中巻コイルであり、上記絶縁性端板および上記絶縁シートとともに、上記ティースに一体に絶縁性樹脂でモールド成形されていることを特徴とする請求項5記載の回転電機の電機子。
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