JPWO2014054135A1 - 車載用ナビゲーション装置 - Google Patents

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Abstract

この発明の車載用ナビゲーション装置によれば、リモコン操作を行った操作者の使用位置と体勢を確実に判別することができ、それに基づいて操作制限範囲を自動で変更してくれるので、走行中の安全性をより向上させることができるとともに、助手席同乗者や後部座席同乗者からの走行中のナビゲーション操作を可能にして利便性を向上させることができる。

Description

この発明は、運転者にとって安全な車載用ナビゲーション装置に関するものである。
一般的に、車載用ナビゲーション装置を操作する際には、運転席と助手席のどちら側からも操作可能な位置、例えば、センターコンソールに設置したマルチファンクションスイッチやリモコン等の入力装置を用いて、入力操作が行われている。そして、これらの入力操作については、安全上、走行中には入力を受け付けないように設定されている。
ただし、走行中には入力を受け付けないように設定されてしまうと、同乗者が搭乗しているにもかかわらず、停車中というごく限られた状態でなければ入力操作を行うことができず、利便性が損なわれてしまうため、例えば特許文献1には、移動可能なナビゲーション装置が、運転者席近くの位置Aにある場合には、走行中のキー入力を無効とし、助手席近くの位置Bにある場合には、助手席からキー入力できる車載用ナビゲーション装置が開示されている。
しかし、リモコン操作の場合には、どこからでも操作が可能なものであるため、ナビゲーション装置が助手席近くの位置Bにあったとしても、運転手が赤外線リモコンを使用した場合には、安全上の問題でリスクを伴う、という問題があった。
このような問題に対して、例えば特許文献2には、走行中に、操作されたリモコンの発信位置を距離と方向から算出し、発信位置が運転席だと判定された場合には、運転者モード(操作制限モード)に切り替えて操作を無効とし、発信位置が運転席以外だと判定された場合には、同乗者モード(一部制限モード)に切り替えて音量および画面輝度の調整を制限する車載用ナビゲーション装置が開示されている。
特開2001−174268号公報 特開2006−335237号公報
しかしながら、例えば特許文献2のような従来の車載用ナビゲーション装置では、操作者および操作者の位置・状態の判定方法において、確実性に欠ける部分があり、判定によっては同乗者による操作等が不可になり、利便性の面で問題となるおそれがある、という課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、複雑な操作や初期設定を要することなく、リモコン操作を行った操作者の位置と体勢を確実に判別し、操作制限範囲を自動で変更してくれる車載用ナビゲーション装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明は、ナビゲーション機能部と表示部とを有する車載用ナビゲーション装置において、車両の内部で、赤外線リモコンが操作されたか否か、および、当該赤外線リモコンのリモコン操作位置を判定するリモコン操作入力判定部と、前記リモコン操作入力判定部により赤外線リモコンが操作されたと判定された場合に、カメラからの映像により前記赤外線リモコンの操作位置を判定する操作位置判定部と、前記車両の内部の各座席に搭載された背面シートセンサおよび座面シートセンサにより、各座席の着座状態を判定する着座状態判定部と、前記リモコン操作入力判定部により赤外線リモコンが操作されたと判定された場合に、当該リモコン操作入力判定部により判定されたリモコン操作位置と、前記操作位置判定部により判定された前記赤外線リモコンの操作位置と、前記着座状態判定部により判定された前記各座席の着座状態とに基づいて、前記赤外線リモコンの操作者が運転者であるか否かを複合的に判断し、前記赤外線リモコンの操作者が運転者だと判断された場合には、前記ナビゲーション機能部に対して操作制限の指示を行うとともに、前記表示部に対して前記操作制限がかかっている旨を表示するよう指示する操作制限制御部とを備えたことを特徴とする。
この発明の車載用ナビゲーション装置によれば、リモコン操作を行った操作者の使用位置と体勢を確実に判別することができ、それに基づいて操作制限範囲を自動で変更してくれるので、走行中の安全性をより向上させることができるとともに、助手席同乗者や後部座席同乗者からの走行中のナビゲーション操作を可能にして利便性を向上させることができる。
実施の形態1による車載用ナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 車内にある3種類のワイヤレスリモコンの位置関係を示す車内の上面模式図である。 車内の各座席シートの車内に設置された背面シートセンサと座面シートセンサの位置関係を示す車内の側面模式図である。 実施の形態1による車載用ナビゲーション装置の処理を示すフローチャートである。 ナビゲーション画面の表示例を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による車載用ナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。この車載用ナビゲーション装置は、リモコン操作入力判定部1、着座状態判定部2、操作位置判定部3、シートベルト判定部4、車速取得部5、H/W操作入力部6、操作制限制御部7、ナビゲーション機能部8および表示部9を備えている。なお、近年では、ナビゲーション装置とオーディオ装置(ディスク再生装置、ラジオチューナーなどを含む)が一体形成された車載装置が一般的であるが、ここではオーディオ装置についての構成の図示および説明は省略する。
図2は、車内にある3種類のワイヤレスリモコン(101〜103)の位置関係を示す車内の上面模式図である。
3種類のワイヤレスリモコン(101〜103)とは、赤外線リモコン101、ステアリングリモコン102、および、アームレストリモコン103であり、車内にはこの3種類のリモコンがあるものとする。
赤外線リモコン101は、移動可能なリモコンであるが、図2に示すように運転席と助手席の間に置かれていることが多いが、操作についてはどこの座席からも可能である。
そして、赤外線センサ11が、この赤外線リモコン101がどの位置から操作されたかを検出する。
また、図2に示す赤外線リモコン操作信号受光部14が、この赤外線リモコン101からの操作信号を受信する。
ステアリングリモコン102は、運転用のハンドルに設置されており、運転手が走行中に音量を上げ下げするなど、走行中に操作を行っても安全性に影響を与えない操作のみを受け付けるものである。
また、アームレストリモコン103は、後部座席用のリモコンであり、後部座席の同乗者が操作を行うためのものである。
なお、ハンドル部にあるステアリングリモコン102と、後部座席のアームレスト部にあるアームレストリモコン103については、車両のCAN(Controller Area Network)信号や車両ハーネス信号等によりナビゲーション装置に入力される。
リモコン操作入力判定部1は、車両の内部で、赤外線センサ11、ステアリングリモコン102、および、アームレストリモコン103からの信号により、3種類のワイヤレスリモコン101〜103のうちのいずれのリモコンが操作されたかという判定(赤外線リモコンが操作されたか否かという判定)と、赤外線リモコン101が操作された場合にはその赤外線リモコン101がどの位置から操作されたかというリモコン操作位置判定を行って後述する操作位置判定部3および操作制限制御部7へ出力する。また、リモコン操作入力判定部1は、赤外線リモコン操作信号受光部14、ステアリングリモコン102、および、アームレストリモコン103からの信号により、その操作されたリモコンからの入力信号(操作信号)を後述するナビゲーション機能部8へ送信する。
ここで、赤外線センサ11と赤外線リモコン操作信号受光部14とを、図2に示すように直近に配置することにより、赤外線リモコン101が操作された時のリモコン操作位置判定の精度を向上させる。これは、赤外線リモコン101から操作が行われた場合、その操作信号を赤外線リモコン操作信号受光部14が受光できたのであれば、その直近に配置された赤外線センサ11からは、それがどの位置(角度も含む)から操作されたものであるかという詳細な情報を検出することができるからである。
着座状態判定部2は、車両の内部の各座席シートの背面(背面の内部)に搭載された背面シートセンサ21(21−1〜4)と、各座席シートの座面(座面の内部)に搭載された座面シートセンサ22(22−1〜4)からの信号により、いずれの座席において乗員が着座しているかという着座位置、および、前のめりの体勢か背中を背もたれ(背面シート)につけている体勢かという、各座席の着座状態を判定し、後述する操作位置判定部3および操作制限制御部7へ出力する。
図3は、車内の各座席シートの内部に設置された背面シートセンサと座面シートセンサの位置関係を示す車内の側面模式図である。
各座席シートにはそれぞれ、背面シートの内部に背面シートセンサ21(21−1〜4)と、座面シートの内部に座面シートセンサ22(22−1〜4)が設置されている。図3では、運転席と助手席に乗員がいる場合を示しており、後部座席には同乗者はいないものとする。
この場合、運転席の背面シートセンサ21−1と座面シートセンサ22−1、および、助手席の背面シートセンサ21−2と座面シートセンサ22−2がそれぞれ、人の存在を検知する。
なお、背面シートセンサ21および座面シートセンサ22としては、人が座ったり背もたれにもたれたりすることによる圧力を検知する圧力センサや、荷重を検知する荷重センサ等を用いればよい。
操作位置判定部3は、リモコン操作入力判定部1により赤外線リモコン101が操作されたと判定された場合に、赤外線カメラ31からの映像に基づいて、その赤外線リモコン101の操作位置を判定し、後述する操作制限制御部7へ出力する。
赤外線カメラ31は、図2および図3に示すように、ルームミラー(バックミラー)30の上部(フロントガラス中心上部)に設置されている。これにより、車内全体を確認することができる。
シートベルト判定部4は、各座席のシートベルトセンサ41からの信号により、いずれの座席のシートベルトが着用されているかを判定し、後述する操作制限制御部7へ出力する。
車速取得部5は、車速センサ51からの信号により、この車載用ナビゲーション装置が搭載されている車両の速度(車速)を取得し、後述する操作制限制御部7へ出力する。
H/W操作入力部6は、車載用ナビゲーション装置に設けられているH/Wスイッチ、ボタンなどにより構成されるものであり、図2に示す例では、この車載用ナビゲーション装置本体に設けられた後述する表示部9の周囲に配置されている。また、表示部9と一体に形成されたタッチパネルにより構成されるものとしてもよい。
操作制限制御部7は、リモコン操作入力判定部1により判定されたいずれのリモコンがどの位置から操作されたかという情報と、着座状態判定部2により判定された着座位置および着座状態と、操作位置判定部3により判定されたカメラ映像に基づく操作位置とを複合的に判断することにより、赤外線リモコン101が操作された場合に、どの座席の乗員によりその操作が行われたかを正確に判断する。また、車速取得部5により取得された車速に基づいて走行中か否かを判定し、走行中である場合には、どの座席の乗員により赤外線リモコン101の操作が行われたかという判断に基づいて後述するナビゲーション機能部8に対して操作制限の指示を行う。
なお、車速取得部5により取得された車速が所定の速度以下の場合には、走行中ではないと判定し、操作制限を行わないという指示をナビゲーション機能部8に対して出力する。
また、H/W操作入力部6からの操作を受け付けた場合にも、走行中であれば操作制限を行い、走行中でなければ操作制限を行わないという指示をナビゲーション機能部8に対して出力する。
ナビゲーション機能部8は、地図データ処理部と、現在位置取得部と、描画・表示制御部とを備え、地図データ処理部と現在位置取得部からそれぞれ地図情報と現在位置情報を取得して、目的地検索、目的地誘導(ルート案内)、現在位置表示等の、本来のナビゲーション機能を実現するものであるが、これについては公知の技術であるため、ここでは図示および説明を省略する。
そして、この実施の形態1のナビゲーション機能部8は、操作者からの入力や指示を受けて目的地までの道案内を行うという一般的なナビゲーション機能の動作に加えて、操作制限制御部7からの指示により、走行中は所定の機能について操作制限をかけた状態で、地図情報やルート案内などの情報を後述する表示部9を介して提供するものである。
表示部9は、ナビゲーション機能部8からの指示により、地図データや経路案内などの情報を表示するとともに、操作制限制御部7からの指示により、操作制限がかかっている場合には、操作不能な表示画面としたり、操作制限がかかっている旨を文字等により表示したりする。
なお、この表示部9は、車載用ナビゲーション装置本体に設けられており、センターコンソール中央部の一般的な位置に設置されているものとする。
図4は、実施の形態1による車載用ナビゲーション装置の処理を示すフローチャートである。
車載機器の各種センサ(11〜13,21,22,31,41,51等)は、車両のキーロック解除またはドアOpen等により、スタンバイ状態となる。これは、ACC電源/イグニッションがONした際に、即座に起動できるようにするためである。そして、イグニッションキーが操作されてACC電源/イグニッションがONすると、この車載用ナビゲーション装置が起動される。なお、この図4のフローチャートでは、車載用ナビゲーション装置が起動したところをスタートとして説明する。
まず初めに、着座状態判定部2が、操作者の存在を、座面シートセンサ22−1〜4からの信号により、すなわち、着座有無により判定する(ステップST1)。着座有りと判定されると(ステップST1のYESの場合)、シートベルト判定部4が、その着座有りと判定された座席のシートベルトが着用されているか否かを判定する(ステップST2)。シートベルト着用“未”と判定された場合(ステップST2のNOの場合)には、警告メッセージを表示して(ステップST3)、ステップST1へ戻る。
一方、シートベルトが着用されていると判定された場合(ステップST2のYESの場合)には、操作制限制御部7が、車速取得部5が取得した車速が所定の速度より速いか否かを判定する(ステップST4)。ここで、所定の速度とは、予めそれより速い速度の場合にはナビ操作制限(走行操作制限)がかかると規定されている判定基準速度のことであり、カーメーカーによって若干の違いがあるが、ここでは10km/hとする。
そして、車速が10km/h(所定の速度)以下である場合(ステップST4のNOの場合)には、車両が停止中であると判断し、操作制限無しに設定し(ステップST5)、このフローチャートしては処理を終了して、通常のナビゲーション操作処理が行われる。
一方、車速が10km/h(所定の速度)より速い場合(ステップST4のYESの場合)には、行われた操作がH/W操作入力部6によるH/W操作であるか否かを判定する(ステップST6)。
H/W操作でない場合(ステップST6のNOの場合)には、さらに、行われた操作が赤外線リモコン101の操作であるか否かを判定する(ステップST7)。この判定は、リモコン操作入力判定部1が、赤外線リモコン操作信号受光部14、ステアリングリモコン102、アームレストリモコン103からの信号に基づいて判定する。そして、赤外線リモコン101の操作でない場合(ステップST7のNOの場合)には、ステアリングリモコン102またはアームレストリモコン103の操作であるため、操作制限無しに設定し(ステップST5)、このフローチャートとしては処理を終了して通常のナビゲーション操作処理が行われる。
一方、赤外線リモコン101の操作であると判定された場合(ステップST7のYESの場合)には、そのリモコン操作がどのシート位置から行われた操作であるか、という操作シート位置判定が行われる(ステップST8)。具体的には、赤外線センサ11による検出結果、各座席の背面シートセンサ21と座面シートセンサ22による検出結果、および、赤外線カメラ31の映像とに基づいて、どの座席からのリモコン操作であるか(この実施の形態では、図3に示すように運転席と助手席にのみ乗員がいる場合を例に説明しているので、運転席からの操作であるか、助手席からの操作であるか)を判定する。
この操作シート位置判定としては、以下の3つのケースに分類される。(1)各座席において、背面シートセンサ21および座面シートセンサ22がON状態であれば、着座と判定し、赤外線センサ11により検出されたリモコン操作位置もその座席であるか、および、赤外線カメラ31の映像によってもその座席に人が存在するか否かを確認、(2)各座席において、座面シートセンサ22のみがON状態であれば、着座しているが前のめりになっていると判定し、赤外線センサ11により検出されたリモコン操作位置がその座席ではないこと、および、赤外線カメラ31の映像によってもその座席に人が存在していて前のめりになっているか否かを確認、(3)各座席において、座面シートセンサがOFF状態であれば、着座無し(不在)と判定し、赤外線センサ11により検出されたリモコン操作位置がその座席ではないこと、および、赤外線カメラ31の映像によってもその座席に人が存在していないことを確認する。
そして、運転席の背面シートセンサ21−1および座面シートセンサ22−1により、運転席に着座有りの判定がされるとともに、赤外線センサ11により検出されたリモコン操作位置も運転席であり、赤外線カメラ31の映像からも運転席から赤外線リモコン101が操作されていると判定された場合、すなわち、運転席からの操作であると判定された場合(ステップST9のYESの場合)、操作制限をかけるようナビゲーション機能部8に指示するとともに(ステップST10)、操作制限がかかっているということをユーザが認識できるよう、表示部9に対して「操作できません」という文字等を表示するよう指示を行う(ステップST11)。
図5は、ナビゲーション画面の表示例を示す図であり、図5(a)が、走行中に表示されているナビゲーション画面、図5(b)が、走行中(車速>10km/hの場合)に、運転席から図5(a)に表示されている画面を操作しようとした際(ステップST9のYESの場合)に、操作制限がかかっていることをユーザに示す文字が表示されている表示画面を示している。
一方、ステップST8おいて、運転席の背面シートセンサ21−1および座面シートセンサ22−1はいずれもON状態であったとしても、赤外線センサ11により検出されたリモコン操作位置が運転席ではない場合や赤外線カメラ31の映像から運転席からの赤外線リモコン操作ではないと判定された場合、すなわち、助手席の背面シートセンサ21−2および座面シートセンサ22−2もいずれもON状態であって、赤外線センサ11により検出されたリモコン操作位置が助手席であると判定された場合または赤外線カメラ31の映像から助手席からの赤外線リモコン操作であると判定された場合など、運転席からの操作ではないと判定された場合(ステップST9のNOの場合)には、操作制限無しに設定し(ステップST5)、このフローチャートとしては処理を終了して、通常のナビゲーション操作処理が行われる。
このように、操作元リモコン(101〜103)の種別を判定し、赤外線リモコン101の操作者の位置と体勢を、赤外線センサによるリモコン操作位置判定、座席シートの背面シートセンサと座面シートセンサとによる着座状態判定、および、赤外線カメラによる操作位置判定に基づいて、複合的に判断して決定するため、より正確により確実に、どの座席の人からの赤外線リモコン操作だったのかを認識することが可能となる。
そして、それらの判定に基づいて、ナビゲーション機能の各種設定を変化させ、操作制限範囲を自動で変更してくれるので、特に助手席同乗者や後部座席同乗者からの走行中のナビゲーション操作が可能となる。また、その上でさらに、シートベルト装着の有無や車速と組み合わせることにより、走行開始可能な体勢ができているか、とか、既に走行中であるか、とかいった車両状態判定の確からしさをさらに向上させることができる。特にリモコン操作については、運転席からの赤外線リモコン操作を制限することにより、走行中の安全性をより向上させることができる。
また、操作者として、運転者だけでなく、助手席や後部座席の同乗者についても判定を行うことにより、走行中の安全性を高めるために適切な走行操作制限設定を実施し、運転者が操作できない機能の操作(例えば、オーディオ操作)を同乗者が操作できるようにすることで、オーディオ機能等の複合機能の付いた車載用ナビゲーション装置の操作上の利便性を向上させることができる。
また、走行中の運転席からのナビゲーション操作は、当然、安全性の面から操作制限を設定してしかるべきであるが、その他の同乗者からの操作については、操作できるようにしても安全性を著しく低下させるものではなく、むしろ操作不可というストレスをなくすことにより、より良い車内環境を作り出すことが可能である、という効果もある。
なお、この実施の形態1では、車載用ナビゲーション装置として、オーディオ装置が一体形成された車載装置として説明したが、オーディオ・ナビ一体装置に限定されるものではなく、映像機器と一体形成されたナビゲーション装置であっても同様の効果が得られるものである。例えば、車載用ナビゲーション装置に搭載されたナビゲーション情報を使って、目的地への他の経路がないか詳細に確認するような、走行状態にはふさわしくない複雑な作業を行う場合にも、同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、着座状態判定のための座面と背面との各シートセンサや、シートベルト装着の有無を検出するシートベルトセンサは、運転席、助手席、後部座席のいずれにも設置されている場合を例として説明したが、これらのうちのいずれか1つもしくは2つにのみ設置されている場合であっても、その設定されている座席においては同様の効果が得られるものである。そして、リモコン操作時については、この着座状態判定と、操作元リモコンの種別判定とリモコン操作位置判定、および、赤外線カメラによる人物判定を取り入れることにより、操作者の位置判定を特定することができ、着座位置に合った操作を提供することができる。
なお、上記の実施の形態では、ナビゲーション装置の表示部9は、センターコンソール中央部の一般的な位置に設置されており、運転席からも助手席からも同じ表示画面が見えるものとして説明したが、この表示部9に、いわゆるマルチビュー画面が表示されるようにしてもよい。ここで、マルチビュー画面とは、全体では1つの表示部であるが、運転席側から見ると運転席専用画面が見え、助手席側から見ると助手席専用画面が見える、というものである。
このようにマルチビュー画面が採用されている場合には、図4に示すフローチャートのステップST9において、運転席からのリモコン操作であると判定された場合(ステップST9のYESの場合)、運転席専用画面に対するリモコン操作については操作制限がかかるが、助手席専用画面に対しては操作制限無しに設定するようにすればよい。
以上のように、この実施の形態1によれば、赤外線センサ、各座席の背面シートセンサと座面シートセンサ、および、赤外線カメラの映像に基づいて複合的に、赤外線リモコンの操作者を特定するようにしたことにより、リモコン操作を行った操作者の存在位置を確実に判別することができるので、走行中の安全性をより向上させることができるとともに、助手席同乗者や後部座席同乗者からの走行中のナビゲーション操作を可能にして利便性を向上させることができる。
さらに、赤外線センサ、各座席の背面シートセンサ、座面シートセンサ、赤外線カメラの映像だけではなく、各座席のシートベルト装着の有無や、車速にも基づいて複合的に、赤外線リモコンの操作者を特定するようにしたことにより、走行開始可能な体勢ができているか、とか、既に走行中であるか、とかいった車両状態判定の確からしさをさらに向上させることができる。
また、操作者として、運転者だけでなく、助手席や後部座席の同乗者についても判定を行うことにより、走行中の安全性を高めるために適切な走行操作制限設定を実施し、運転者が操作できない機能の操作を同乗者が操作できるようにすることで、オーディオ機能等の複合機能の付いた車載用ナビゲーション装置の操作上の利便性を向上させることができる。
また、ECU(Engine Control Unit)やCAN通信などの通信手段を使って、着座判定の情報を送ることで、車両制御系(サスペンション、ステアリング操作、フロントビームの配光制御(レベライザ))などにも応用でき、さらに車両の利便性を向上させることができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
この発明の車載用ナビゲーション装置は、オーディオ装置や映像機器と一体形成されたナビゲーション装置に適用することができる。
1 リモコン操作入力判定部、2 着座状態判定部、3 操作位置判定部、4 シートベルト判定部、5 車速取得部、6 H/W操作入力部、7 操作制限制御部、8 ナビゲーション機能部、9 表示部、11 赤外線センサ、14 赤外線リモコン操作信号受光部、21(21−1〜21−4) 背面シートセンサ、22(22−1〜22−4) 座面シートセンサ、31 赤外線カメラ、41(41−1〜41−4) シートベルトセンサ、51 車速センサ、101 赤外線リモコン、102 ステアリングリモコン、103 アームレストリモコン。

Claims (3)

  1. ナビゲーション機能部と表示部とを有する車載用ナビゲーション装置において、
    車両の内部で、赤外線リモコンが操作されたか否か、および、当該赤外線リモコンのリモコン操作位置を判定するリモコン操作入力判定部と、
    前記リモコン操作入力判定部により赤外線リモコンが操作されたと判定された場合に、カメラからの映像により前記赤外線リモコンの操作位置を判定する操作位置判定部と、
    前記車両の内部の各座席に搭載された背面シートセンサおよび座面シートセンサにより、各座席の着座状態を判定する着座状態判定部と、
    前記リモコン操作入力判定部により赤外線リモコンが操作されたと判定された場合に、当該リモコン操作入力判定部により判定されたリモコン操作位置と、前記操作位置判定部により判定された前記赤外線リモコンの操作位置と、前記着座状態判定部により判定された前記各座席の着座状態とに基づいて、前記赤外線リモコンの操作者が運転者であるか否かを複合的に判断し、前記赤外線リモコンの操作者が運転者であると判断された場合には、前記ナビゲーション機能部に対して操作制限の指示を行うとともに、前記表示部に対して前記操作制限がかかっている旨を表示するよう指示する操作制限制御部とを備えた
    ことを特徴とする車載用ナビゲーション装置。
  2. 前記車両の内部の各座席のシートベルト装着の有無を判定するシートベルト判定部をさらに備え、
    前記操作制限制御部は、
    前記リモコン操作入力判定部により赤外線リモコンが操作されたと判定された場合に、当該リモコン操作入力判定部により判定されたリモコン操作位置と、前記操作位置判定部により判定された前記赤外線リモコンの操作位置と、前記着座状態判定部により判定された前記各座席の着座状態と、前記シートベルト判定部により判定された前記各座席のシートベルト装着の有無に基づいて、前記赤外線リモコンの操作者が運転者であるか否かを複合的に判断する
    ことを特徴とする請求項1記載の車載用ナビゲーション装置。
  3. 前記車両の速度を取得する車速取得部をさらに備え、
    前記操作制限制御部は、
    前記車速取得部により取得された車速が所定の速度より大きい場合であって、前記リモコン操作入力判定部により赤外線リモコンが操作されたと判定された場合に、当該リモコン操作入力判定部により判定されたリモコン操作位置と、前記操作位置判定部により判定された前記赤外線リモコンの操作位置と、前記着座状態判定部により判定された前記各座席の着座状態とに基づいて、前記赤外線リモコンの操作者が運転者であるか否かを複合的に判断する
    ことを特徴とする請求項1記載の車載用ナビゲーション装置。
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