JPWO2013175533A1 - 波動歯車装置の波動発生器 - Google Patents

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Abstract

波動歯車装置(1)のカップ形状の可撓性外歯歯車(3)は、その外歯形成部分が6ローラータイプの波動発生器(4)によって楕円状の形状に撓められる。楕円状の形状に撓められた外歯形成部分の内周面(37)は、その楕円状の形状の長軸L1上に位置する部位が最も傾きが大きい。この内周面の部位と同一の傾きとなるように、波動発生器(4)の第1ローラー(51、52)が配置されている。この内周面の部位に対して、第1ローラー(51、52)の円形外周面(51b)を、外歯歯筋方向において、偏りなく接触させることができるので、波動歯車装置(1)の角度伝達精度を改善できる。

Description

本発明は波動歯車装置に関し、特に、カップ形状あるいはシルクハット形状の可撓性外歯歯車を複数個のローラーによって楕円状に撓めて剛性内歯歯車に噛み合わせるローラータイプの波動発生器に関する。
波動歯車装置の波動発生器としては、ローラータイプの波動発生器が知られている。このローラータイプの波動発生器は、波動歯車装置の可撓性外歯歯車を楕円状に撓めるために、複数個のローラーを備えている。特許文献1、2には2個のローラーによってカップ形状の可撓性外歯歯車を楕円状に撓める2ローラータイプの波動発生器が開示されている。特許文献3には、2ローラータイプの波動発生器、および、楕円状に撓められたカップ形状の可撓性外歯歯車における長軸上に配置された一対のローラーと、長軸と短軸の間に配置された二対のローラーを備えた6ローラータイプの波動発生器が開示されている。
実開平03−4955号公報 実開平03−4956号公報 特開2003−232411号公報
ここで、図7に模式的に示すように、カップ形状あるいはシルクハット形状の可撓性外歯歯車は、波動発生器によって楕円状に撓められた状態では、撓み量がダイヤフラムからの距離に応じて増加する。この図において、可撓性外歯歯車100の中心軸線101の方向をx軸、その半径方向をy軸としてある。
この図に示すように、可撓性外歯歯車100は、半径方向に撓み可能な円筒状胴部102を備え、その先端側の開口縁103の側の外周面部分に外歯104が形成されている。円筒状胴部102の後端には半径方向の内側に広がっているダイヤフラム105が連続しており、ダイヤフラム105の内周縁には厚肉の円環状のボス106が連続して形成されている。
可撓性外歯歯車100は外歯104が形成されている外歯形成部分が波動発生器(図示せず)によって楕円状に撓められる。波動発生器が回転すると、可撓性外歯歯車100の円筒状胴部102およびダイヤフラム105は、図に模式的に示すように、繰り返し撓められる。楕円状に撓められた円筒状胴部102における長軸上の部位では、破線Aで示すように、外歯104の歯筋方向に沿って、ダイヤフラム105から開口縁103に向けてダイヤフラム105からの距離に略比例して半径方向外方への撓み量が増加する。短軸上の部位では、想像線Bで示すように、ダイヤフラム105からの距離に略比例して半径方向の内方への撓み量が増加する。可撓性外歯歯車100の外歯形成部分の内周面107は、長軸位置および短軸位置において、可撓性外歯歯車100の中心軸線101に対して最も大きく傾く。
従来のローラータイプの波動発生器では、各ローラーの中心軸線が可撓性外歯歯車100の中心軸線と平行となるように支持されている。このため、ローラーの円形外周面(ローラーのベアリング外輪の円形外周面)は、外歯の歯筋方向において、外歯形成部分の内周面107に対する接触部位に偏りが生ずる。特に、長軸上に配置されているローラーは外歯形成部分の内周面107に対する接触部位に大きな偏りが生ずる。この結果、波動歯車装置の重要特性である角度伝達精度が悪化するおそれがある。
本発明の課題は、この点に鑑みて、カップ形状あるいはシルクハット形状の可撓性外歯歯車との間で接触部位に偏りが生じない構造のローラータイプの波動発生器を提案することにある。
本発明では、カップ形状あるいはシルクハット形状の可撓性外歯歯車は、その外歯形成部分がローラータイプの波動発生器によって楕円状に撓められる。楕円状に撓められた外歯形成部分を可撓性外歯歯車の歯車中心軸線を含む平面で切断した場合に、当該外歯形成部分の内周面の傾きに合った傾きとなるように、楕円状に撓められた外歯形成部分の長軸上に位置するローラーの外周面の傾きを設定している。同一径の円形外周面を備えているローラーの場合には、そのローラー中心軸線を傾ければよい。ローラー中心軸線を可撓性外歯歯車の中心軸線に平行となるように設定し、ローラーの円形外周面をテーパー面とし、そのテーパー角度を外歯形成部分の内周面の傾きに合わせた角度にしてもよい。
楕円状の形状に撓められた外歯形成部分の内周面において、最も傾きの大きな長軸上に位置する内周面部分に対して、外歯の歯筋方向において、ローラーの外周面を偏りなく接触させることができる。これにより、波動歯車装置の角度伝達精度の悪化を防止あるいは抑制できる。
ここで、楕円状に撓められた外歯形成部分の内周面における長軸位置以外の部位に当接している波動発生器のローラーについても、それぞれの位置における外歯形成部分の内周面の傾きにあった傾きとなるように、ローラーの外周面を傾けることが望ましい。このようにすれば、波動発生器の各ローラーを、可撓性外歯歯車の外歯形成部分の内周面に対して偏りなく接触させることができる。
本発明を適用した波動歯車装置を示す概略正面図である。 図1の波動歯車装置の概略縦断面図である。 図1の波動歯車装置の波動発生器を示す斜視図である。 楕円状に撓められた可撓性外歯歯車の長軸上に位置するローラーの配置状態を示す模式図である。 従来の6ローラータイプの波動発生器の角度伝達誤差を基準とした場合における従来の2ロータータイプの波動発生器および本発明の6ローラータイプの波動発生器を用いた場合における角度伝達誤差の大きさの比率を示すグラフである。 ローラーの別の例を示す説明図である。 カップ状の可撓性外歯歯車の撓み状態を示す説明図である。
以下に、図面を参照して本発明を適用した波動歯車装置の実施の形態を説明する。
図1および図2は、実施の形態に係る波動歯車装置を示す概略正面図および概略縦断面図である。波動歯車装置1はカップ型と呼ばれるものであり、円環状の剛性内歯歯車2と、この剛性内歯歯車2の内側に配置されたカップ形状の可撓性外歯歯車3と、この可撓性外歯歯車3の内側に配置された6ローラータイプの波動発生器4とを有している。波動発生器4によって可撓性外歯歯車3は楕円状に撓められており、楕円状に撓められた可撓性外歯歯車3における長軸L1上に位置する外歯の部分が剛性内歯歯車2の内歯と噛み合っている。
波動発生器4が不図示のモーターによって高速回転すると、両歯車2、3の噛み合い位置が周方向に移動し、両歯車2、3の歯数差2n枚(nは正の整数)に応じた相対回転が両歯車2、3の間に発生する。歯数差は一般的に2枚とされており、例えば、剛性内歯歯車2を回転しないように固定しておくと、可撓性外歯歯車3が波動発生器4の回転(入力回転)に対して大幅に減速された回転数で回転するので、当該可撓性外歯歯車3から減速回転を負荷側に取り出すことができる。
剛性内歯歯車2は円環状の剛性部材21と、この剛性部材21の円形内周面に形成されている内歯22とを備えている。剛性部材21には、円周方向に沿って所定の間隔でボルト穴23が形成されており、ボルト穴23は剛性部材21を装置中心軸線1aの方向に貫通している。
カップ形状の可撓性外歯歯車3は、半径方向に撓み可能な円筒状胴部31と、当該円筒状胴部31の後端に連続して半径方向の内方に広がっているダイヤフラム32と、このダイヤフラム32の内周縁に連続して形成されている肉厚の円環状のボス33とを備えている。ボス33には円周方向に所定の角度間隔で、取付け用のボルト穴34が形成されている。円筒状胴部31の開口縁35の側における当該円筒状胴部31の外周面部分には外歯36が形成されている。
図3は波動発生器4を示す斜視図である。図1〜図3を参照して説明すると、波動発生器4は、中空入力軸41と、この中空入力軸41の外周面に同軸に固定、あるいは中空入力軸41と一体部品として形成されている支持円盤42と、この支持円盤42に取り付けられている6個のローラー51〜56を備えている。これらのローラーのうち、ローラー51、52は、可撓性外歯歯車3の中心に対して点対称の位置にそれぞれ配置されている一対の第1ローラーである。ローラー53、54は、同じく可撓性外歯歯車3の中心に対して点対称の位置に配置されている一対の第2ローラーであり、ローラー55、56も可撓性外歯歯車3の中心に対して点対称の位置に配置されている一対の第3ローラーである。
一対の第1ローラー51、52は、楕円状の形状に撓められた可撓性外歯歯車3の長軸L1上に位置し、可撓性外歯歯車3における外歯36が形成されている部分の内周面37を外方に撓めた状態で、当該内周面37に当接している。一対の第2ローラー53、54は、長軸L1と短軸L2の間において長軸L1から時計回りに所定角度だけ回転した位置に配置されており、可撓性外歯歯車3の外歯形成部分の内周面37を外方に撓めた状態で、当該内周面37に当接している。同様に一対の第3ローラー55、56は、一対の第2ローラー53、54に対して長軸L1を挟み線対称の位置において、可撓性外歯歯車3の内周面37を外方に撓めた状態で、当該内周面37に当接している。
図2に示すように、第1ローラー51は支持円盤42の端面42aに固定された支軸61と、この支軸61の外周面に取り付けた支持ベアリング62とを備えており、本例の支持ベアリング62は深溝玉軸受である。支持ベアリング62は支軸61に固定された内輪63と、可撓性外歯歯車3の外歯形成部分の内周面37に当接している外輪64と、これら内輪63および外輪64の間に形成されている円環状の軌道に転動可能な状態で挿入されている複数個のボール65を備えている。他のローラー52〜56も同一の構造であるので、それらの説明を省略する。
第1ローラー51、52は同一サイズであり、それらの支持ベアリング51a、52aは同一サイズである。また、第2ローラー53、54および第3ローラー55、56は同一サイズであり、それらの支持ベアリングは同一サイズである。さらに、第1ローラー51、52の支持ベアリング51a、52aは、第2ローラー53、54および第3ローラー55、56の支持ベアリングよりも大なサイズであり、動定格荷重が大きい。これら第1〜第3ローラー51〜56のサイズは、波動歯車装置1の負荷運転時において、各ローラー51〜56に作用する荷重に基づき決定されている。
図4は楕円状に撓められた可撓性外歯歯車3を、その歯車中心軸線および波動発生器4の長軸L1上に位置する第1ローラー51の中心軸線51aを含む平面で切断した場合の模式図である。
この図に示すように、第1ローラー51の円形外周面51bは、楕円状の形状に撓められた可撓性外歯歯車3の外歯形成部分の内周面37に沿った方向に延びている。そのために、第1ローラー51の支軸61は内周面37と平行となるように、支持円盤42に固定されている。すなわち、装置中心軸線1a(歯車中心軸線)に対する長軸上の内周面37の傾きθと同一の傾きとなるように、第1ローラー51の中心軸線51aの方向が設定されている。他方の第1ローラー52の中心軸線52aの方向も同様に設定されている。
同様に、第2ローラー53においても、当該第2ローラー53が接している外歯形成部分の内周面37と同一の方向に延びるように、第2ローラー53の中心軸線53aの方向が設定されている。他方の第2ローラー54の中心軸線54aも同様に設定されている。さらに、第3ローラー55、56においてもそれらの中心軸線55a、56aの方向が同様に設定されている。
このように構成した波動歯車装置1では、波動発生器4の第1〜第3ローラー51〜56のそれぞれの円形外周面を、可撓性外歯歯車3の外歯形成部分の内周面37に対して、外歯36の歯筋方向において、偏り無く接触させることができる。よって、波動歯車装置1の角度伝達精度を改善することができる。
図5は本発明による効果を示すグラフであり、従来の6ローラータイプの波動発生器の角度伝達誤差を基準とした場合における従来の2ロータータイプの波動発生器および本発明の6ローラータイプの波動発生器を用いた場合における角度伝達誤差の大きさの比率を示してある。従来の6ローラータイプの波動発生器を用いた場合の角度伝達誤差を100%とした場合に、従来の2ローラータイプの波動発生器ではその80%強の角度伝達誤差が観測された。これに対して、本発明による6ローラータイプの波動発生器4を用いた場合には、角度伝達誤差を従来の60%弱に低減できることが確認された。
なお、波動発生器4は、負荷運転時の波動発生器4の荷重分布に合ったサイズのローラー51〜56を用いているので、波動歯車装置1の寿命を効率的に向上させることもできる。
(その他の実施の形態)
上記の波動発生器4では、各ローラー51〜56の中心軸線51a〜56aを傾けている。各ローラー51〜56の中心軸線51a〜56aを波動歯車装置1の中心軸線1aに平行となるように設定し、ローラー外周面形状をテーパー面とすることも可能である。
例えば、図6に示すように、波動発生器の各ローラー70の円形外周面70bを、外歯形成部分の内周面37に沿ったテーパー面とし、ローラー70の支軸中心軸線70aを装置中心軸線に平行に延びる状態で波動発生器の支持円盤(図示せず)に固定する。この場合においても、各ローラー70の円形外周面70bを可撓性外歯歯車3の外歯形成部分の内周面37に対して偏りなく接触させることができる。
次に、上記の例は、カップ型の波動歯車装置に6ロータータイプの波動発生器を用いた場合のものである。本発明は、シルクハット形状の可撓性外歯歯車を備えたシルクハット型と呼ばれる波動歯車装置に対しても同様に適用可能である。
また、本発明は、6個以外の個数のローラーを備えたローラータイプの波動発生器に対しても同様に適用できる。すなわち、一対のローラーを備えた波動発生器、6個のローラーよりも多い個数のローラーを備えた波動発生器に対して適用できる。例えば、長軸上の一対のローラーに加えて四対のローラーを備えた合計10個のローラーからなる波動発生器にも本発明を適用可能である。
第1ローラー51、52は同一サイズであり、それらの支持ベアリングは同一サイズである。また、第2ローラー53、54および第3ローラー55、56は同一サイズであり、それらの支持ベアリングは同一サイズである。さらに、第1ローラー51、52の支持ベアリングは、第2ローラー53、54および第3ローラー55、56の支持ベアリングよりも大なサイズであり、動定格荷重が大きい。これら第1〜第3ローラー51〜56のサイズは、波動歯車装置1の負荷運転時において、各ローラー51〜56に作用する荷重に基づき決定されている。

Claims (8)

  1. カップ形状あるいはシルクハット形状の可撓性外歯歯車を予め定めた楕円状の形状に撓めて剛性内歯歯車に部分的に噛み合わせた状態を形成し、回転に伴ってこれら両歯車の噛み合い位置を周方向に移動させて、これら両歯車の歯数差に応じた相対回転をこれら両歯車の間に発生させる波動歯車装置の波動発生器において、
    前記可撓性外歯歯車の内周面に当接して当該可撓性外歯歯車を前記楕円状の形状に撓める複数個のローラーを備えており、
    前記ローラーには、少なくとも、前記楕円状の形状の長軸上に配置されている2個の第1ローラーが含まれており、
    前記楕円状の形状に撓められた前記可撓性外歯歯車を、その歯車中心軸線および前記長軸を含む平面で切断した場合において、前記可撓性外歯歯車における前記第1ローラーの外周面に当接している前記内周面の部位の前記歯車中心軸線に対する傾きと同一の傾きとなるように、前記第1ローラーの円形外周面が前記歯車中心軸線に対して傾斜していることを特徴とする波動歯車装置の波動発生器。
  2. 請求項1において、
    前記第1ローラーは同一径の円形外周面を備えており、
    当該第1ローラーのローラー中心軸線が前記歯車中心軸線に対して傾斜していることを特徴とする波動歯車装置の波動発生器。
  3. 請求項2において、
    前記ローラーには、前記第1ローラーの他に、複数個の第2ローラーが含まれており、
    前記楕円状の形状に撓められた前記可撓性外歯歯車を、前記歯車中心軸線と前記第2ローラーのローラー中心軸線を含む平面で切断した場合において、前記可撓性外歯歯車における前記第2ローラーの外周面に当接している前記内周面の部位の前記歯車中心軸線に対する傾きと同一の傾きとなるように、前記第2ローラーのローラー中心軸線が前記歯車中心軸線に対して傾斜していることを特徴とする波動歯車装置の波動発生器。
  4. 請求項2において、
    前記ローラーには、前記第1ローラーの他に、少なくとも、2個の第2ローラーと2個の第3ローラーが含まれており、
    前記第2ローラーのそれぞれは、前記楕円状の形状の中心に対して点対称の位置であって、前記楕円状の形状の長軸と短軸の間に配置されており、
    前記第3ローラーのそれぞれは、前記長軸を中心として、前記第2ローラーのそれぞれに対して線対称の位置に配置されており、
    前記楕円状の形状に撓められた前記可撓性外歯歯車を、前記歯車中心軸線と前記第2ローラーのローラー中心軸線を含む平面で切断した場合において、前記可撓性外歯歯車における前記第2ローラーの外周面に当接している前記内周面の部位の前記歯車中心軸線に対する傾きと同一の傾きとなるように、前記第2ローラーのローラー中心軸線が前記歯車中心軸線に対して傾斜しており、
    前記第3ローラーのローラー中心軸線は、前記歯車中心軸線に対して、前記第2ローラーのローラー中心軸線と同一角度で傾斜していることを特徴とする波動歯車装置の波動発生器。
  5. 剛性内歯歯車と、前記剛性内歯歯車の内側に同軸に配置した半径方向に撓み可能な可撓性外歯歯車と、前記可撓性外歯歯車を楕円形状に撓めて当該可撓性外歯歯車を前記楕円形状の長軸上の部位において前記剛性内歯歯車に噛み合わせている波動発生器とを有する波動歯車装置において、
    前記波動発生器は、前記可撓性外歯歯車の内周面に当接して当該可撓性外歯歯車を前記楕円状の形状に撓める複数個のローラーを備えており、
    前記ローラーには、少なくとも、前記楕円状の形状の長軸上に配置されている2個の第1ローラーが含まれており、
    前記楕円状の形状に撓められた前記可撓性外歯歯車を、その歯車中心軸線および前記長軸を含む平面で切断した場合において、前記可撓性外歯歯車における前記第1ローラーの外周面に当接している前記内周面の部位の前記歯車中心軸線に対する傾きと同一の傾きとなるように、前記第1ローラーの円形外周面が前記歯車中心軸線に対して傾斜していることを特徴とする波動歯車装置。
  6. 請求項5に記載の波動歯車装置において、
    前記第1ローラーは同一径の円形外周面を備えており、
    当該第1ローラーのローラー中心軸線が前記歯車中心軸線に対して傾斜していることを特徴とする波動歯車装置。
  7. 請求項6に記載の波動歯車装置において、
    前記ローラーには、前記第1ローラーの他に、複数個の第2ローラーが含まれており、
    前記楕円状の形状に撓められた前記可撓性外歯歯車を、前記歯車中心軸線と前記第2ローラーのローラー中心軸線を含む平面で切断した場合において、前記可撓性外歯歯車における前記第2ローラーの外周面に当接している前記内周面の部位の前記歯車中心軸線に対する傾きと同一の傾きとなるように、前記第2ローラーのローラー中心軸線が前記歯車中心軸線に対して傾斜していることを特徴とする波動歯車装置。
  8. 請求項6に記載の波動歯車装置において、
    前記ローラーには、前記第1ローラーの他に、少なくとも、2個の第2ローラーと2個の第3ローラーが含まれており、
    前記第2ローラーのそれぞれは、前記楕円状の形状の中心に対して点対称の位置であって、前記楕円状の形状の長軸と短軸の間に配置されており、
    前記第3ローラーのそれぞれは、前記長軸を中心として、前記第2ローラーのそれぞれに対して線対称の位置に配置されており、
    前記楕円状の形状に撓められた前記可撓性外歯歯車を、前記歯車中心軸線と前記第2ローラーのローラー中心軸線を含む平面で切断した場合において、前記可撓性外歯歯車における前記第2ローラーの外周面に当接している前記内周面の部位の前記歯車中心軸線に対する傾きと同一の傾きとなるように、前記第2ローラーのローラー中心軸線が前記歯車中心軸線に対して傾斜しており、
    前記第3ローラーのローラー中心軸線は、前記歯車中心軸線に対して、前記第2ローラーのローラー中心軸線と同一角度で傾斜していることを特徴とする波動歯車装置。
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