JPWO2013140504A1 - コンベアの欄干装置 - Google Patents

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Abstract

コンベアの欄干装置(1)は、保持具本体(3)と、その保持具本体に組み合わされるクランプ部品(5)と、クランプ力付与機構(7)とを少なくとも備える。クランプ部品(5)は、パネル側押さえ面(23)を有し、クランプ力付与機構(7)によるクランプ力の作用軸線は、縦断面視、パネル側押さえ面(23)またはその延長面と交差しており、2次元的な形状でありながら高い把持力を発生させることが可能である。

Description

本発明は、コンベアの欄干装置に関するものである。
乗客コンベアの欄干パネルの保持構造、特にガラスを固定する構造は、重力、乗客のいたずら或いは物体の衝突によりガラスがズレないよう、十分な力で把持することが必要である。
それを満足するガラスの保持構造としては、板を介してボルトの軸力を直接押し付け力として作用させる方式や、クサビの原理により押し付け力を増幅させる方式がある。
前者の板を押し付ける構造は、単純な構成でよいものの、必要な把持力を発生させるためにボルトの軸力を欄干パネルに対し直角に作用させる必要がある。その結果、機器が大型化し、材料コスト増、重量増、内部スペースの圧迫といった欠点が生じうる。
一方、後者の構造としては、例えば、特公平7−17337号公報で開示された構成がある。この構成は、軽量、省スペースであるものの、部品一つ一つの形状が比較的複雑であり、板金で製作することが困難である。また、部品を摺動させるため比較的精度の良い表面が必要であることから、製造方法としては、機械加工を伴う鋳造や、射出成型(ダイキャスト)に制限され、加工コストや金型投資が高額になる欠点がある。
これに対し、特開平7−25572号公報には、金型費用がダイキャストと比べて安価(一般的に1/10〜1/20)なアルミ押出成型を用いて製造される、クサビ方式のガラス保持構造が開示されている。
しかしながら、押出成型では、2次元的な形状の製造に制限されることから、十分な保持力を発生させる構造を得ることが難しく、現に、特開平7−25572号に開示される構造では、前述の特公平7−17337号に開示される構造と比べて、十分な把持力を発揮することが困難である。
特公平7−17337号公報 特開平7−25572号公報
本発明は、こうした事情に鑑みてなされたものであり、2次元的な形状でありながら高い把持力を発生させることが可能なコンベアの欄干装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明のコンベアの欄干装置は、保持具本体と、その保持具本体に組み合わされるクランプ部品と、クランプ力付与機構とを少なくとも備え、前記クランプ部品は、パネル側押さえ面を有し、前記クランプ力付与機構によるクランプ力の作用軸線は、縦断面視、前記パネル側押さえ面またはその延長面と交差している。
本発明によれば、2次元的な形状でありながら高い把持力を発生させることができる。
本発明の実施の形態1に係る乗客コンベアの欄干装置を組み上がった状態で示す縦断面図である。 図1の乗客コンベアの欄干装置を分解状態で示す縦断面図である。 比較例の構造におけるクランプ力を評価する説明図である。 実施の形態1に係るコンベアの欄干装置におけるクランプ力を評価する説明図である。 実施の形態2に関する、図1と同態様の図である。 実施の形態2に関する、図2と同態様の図である。 実施の形態3に関する、図1と同態様の図である。 図7の構造を、矢印VIIIからみた図である。 図7の構造を、矢印IXからみた図である。 実施の形態3のコンベアの欄干装置の組立手順を示す図である。 実施の形態3のコンベアの欄干装置の組立手順を示す図である。 実施の形態4にコンベアの欄干装置によるパネル支持の概要を示す斜視図である。 実施の形態4におけるレール状部品の端面図である。 実施の形態4における緩衝材の端面図である。 実施の形態4のコンベアの欄干装置の組立手順を示す図である。 実施の形態4のコンベアの欄干装置の組立手順を示す図である。 実施の形態4のコンベアの欄干装置の組立手順を示す図である。 実施の形態4のコンベアの欄干装置の組立手順を示す図である。 実施の形態5に関する、図14と同態様の図である。
以下、本発明に係るコンベアの欄干装置の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。なお、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。なお、以下の実施の形態は何れも、コンベアの欄干装置として、乗客コンベアの一つであるエスカレータの欄干装置として説明するものでる。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態1に係る乗客コンベアの欄干装置を組み上がった状態で示す縦断面図であり、図2は、図1の乗客コンベアの欄干装置を分解状態で示す縦断面図である。
なお、これらの縦断面は、コンベアの搬送方向と直交する断面または当該搬送方向が交差する鉛直断面である。
本実施の形態1の乗客コンベアの欄干装置1は、保持具本体3及びクランプ部品5を有するパネル保持具と、クランプ力付与機構7とを少なくとも含んでいる。端的に述べると、乗客コンベアの欄干装置1は、ガラスパネル等の欄干パネル9を、保持具本体3とクランプ部品5とで挟み、クランプ力付与機構7により必要なクランプ力を付与するものである。
保持具本体3は、アルミ押出成形品を所定の長さ(60〜120mm程度)で輪切りにしたような形態を有する。なお、長さとは、図1の紙面に直交する方向の寸法を示している。コンベアの欄干装置1は、図示省略するブラケットを介して同じく図示省略するトラス構造体に固定されるが、保持具本体3の紙面左側面には、そのブラケットが連結される溝11が形成されている。
保持具本体3における紙面右上部には、クランプ部品5を収容する凹所13が形成されている。凹所13は、図2の縦断面でみた場合に、U字またはV字状の溝である。また、凹所13は、図2の縦断面でみた場合に、パネル受け面15と、クランプ部品側当接面17と、底面19とで画定されており、上方が開放されている。
パネル受け面15とクランプ部品側当接面17とは、底面19側ほど、それらの間隔が狭くなるように相互に傾斜しあう関係にある。すなわち、凹所13は、底面19に近づくほど、空間が狭くなる断面形状を有している。
クランプ部品側当接面17は、クランプ動作時に、クランプ部品5の進行方向をガイドすると共に、クランプ部品5が欄干パネル9から受ける反力を受け止める。本実施の形態1の例では、クランプ部品側当接面17は、パネル受け面15に対して、10〜30°傾いている。
底面19には、クランプ力付与機構7の一部である後述するボルトの頭部を設置するためのボルト取付溝21が形成されている。また、これに限定するものではないが、底面19は、水平に形成されており、パネル受け面15と直交している。
クランプ部品5は、保持具本体3と同じくアルミ押出成形品であり、保持具本体3より10〜20mm程度、長さ寸法が大きい。クランプ部品5は、その両側部に、パネル側押さえ面23と、保持具本体側当接面25とを有する。本実施の形態1では、保持具本体側当接面25と、保持具本体3のクランプ部品側当接面17とは、相互に接触・摺動する関係にある。また、パネル側押さえ面23は、欄干パネル9と、相互に接触・摺動する関係にある。
パネル側押さえ面23と、保持具本体側当接面25とは、凹所13の底面19側ほど、それらの間隔が狭くなるように相互に傾斜しあう関係にある。また、クランプ部品5には、クランプ力付与機構7の一部である後述するボルトの軸部が貫通するための穴(切り欠きである態様も含む)27が形成されている。この貫通穴27の軸線(A)は、図2の紙面でみて、パネル側押さえ面23と保持具本体側当接面25との間に位置する。
クランプ力付与機構7は、一例であるが、ボルト29と、固定ナット31と、クランプ力付与ナット33とを有している。ボルト29は、その頭部がボルト取付溝21に収容された状態で、固定ナット31が締め込まれることで、凹所13内に固定される。そして、ボルト29の軸部に、クランプ部品5が差し込まれた状態で、さらにその上方からクランプ力付与ナット33が締め込まれることで、クランプ部品5にクランプ力を付与する。
クランプ力付与機構7によるクランプ力の作用軸線Fは、縦断面視、パネル側押さえ面23またはその延長面(B)と交差している。なお、この交差とは、クランプ力の作用軸線Fを現す矢印の先端側での状態に限定してみるものとする。言い換えると、この交差とは、図2の紙面でいうクランプ部品5の下側の領域でみたものをいう。
また、本実施の形態1では、クランプ力付与機構7によるクランプ力の作用軸線Fは、縦断面視、パネル側押さえ面23(その延長面(B)も含む)と保持具本体側当接面25(その延長面(C)も含む)との間を延びている。また、貫通穴27の軸線(A)すなわちクランプ力の作用軸線Fと、保持具本体側当接面25及びその延長面(C)とは、平行関係に設定されている。
パネル保持具では、クサビの原理を利用したクランプ部品5により確実な動作で欄干パネル9を固定する。また、ボルト29は、クランプ部品5の進行方向に対して平行に取り付けられており、クランプ力の作用軸線Fと、保持具本体側当接面25及びその延長面(C)とが平行になるように、ボルト取付溝21、貫通穴27及びボルト29が設けられている。
次に、このように構成された本実施の形態1に係るコンベアの欄干装置の優れた作用について説明する。まず、比較例として、前述した特許文献2(特開平7−25572号公報)に開示の構造におけるクランプ力について図3をもとに説明し、それに続いて、本実施の形態1に係るコンベアの欄干装置のクランプ力について図4をもとに説明する。
なお、後述の説明中で用いる記号は次の意味である。
F:クランプ力の作用軸線=ボルトの締付力(軸力)、
P:クランプ部品が欄干パネルから受ける反力(把持力)、
N:クランプ部品が保持具本体から受ける反力、
μ1:クランプ部品と保持具本体との摩擦係数、
μ2:クランプ部品と欄干パネルとの摩擦係数、及び、
θ:パネル受け面とクランプ部品側当接面(クランプ部品の進行方向)との成す角度
まず、図3に示されるように、比較例の構造に関し、クランプ部品に作用する力の釣り合いは、直交2軸について次のような関係が得られる。
Figure 2013140504
Figure 2013140504
クランプ部品が保持具本体から受ける反力Nを、軸力Fと把持力Pとで現すように、式(2)を変形すると、
Figure 2013140504
となる。そして、式(3)を式(1)に代入して、反力Nを消去すると、
Figure 2013140504
となる。さらに、式(4)を、把持力Pを軸力Fで表すように変形すると、
Figure 2013140504
となる。
式(5)において、μ1、μ2、θを変化させ、各条件で把持力Pが軸力Fの何倍になるか計算すると、以下の表1のように表される。なお、計算の便宜上μ1=μ2=μとする。
Figure 2013140504
これと同様に、本実施の形態1に係るコンベアの欄干装置に関しても、図4に示されるように、まず、力の釣り合い関係としては、以下の2式、
Figure 2013140504
Figure 2013140504
が得られる。そして、式(6)及び式(7)を用いて、反力Nを消去すると、
Figure 2013140504
が得られる。さらに、この式(8)を、把持力Pを軸力Fで表すように変形すると、
Figure 2013140504
となる。
式(9)において、やはり同様に、μ(μ1=μ2=μ)、θを変化させ、各条件で把持力Pが軸力Fの何倍になるか計算すると、以下の表2のように表される。
Figure 2013140504
これらの表1及び表2の比較から明らかであるように、摩擦を無視した場合には、例えば比較例ではμ=0、θ=10°でP=5.67F、本実施の形態1ではP=5.76Fと大差は無いが、摩擦を無視できない実際の条件ではその影響が大きいことがわかる。現実的なμ=0.4〜0.8の領域では、比較例のような従来構造ではボルトの締付力に対して把持力が大きく減衰するのに対し、本実施の形態では締付力を大きく損なうことがなく、従来構造に比べて120〜200%の把持力を発生させることができる。
以上説明したように、本実施の形態1によれば、押出成型において、クサビ進行方向と平行なクランプ部品側当接面の形成や、ボルト取付溝の形成など、断面形状の工夫を導入することにより、押出による2次元に制限された形状でありながら、高い保持力を発生させるパネル保持構造を実現することが可能となっている。また、かかる優れた効果は、3次元的な成型が不要のため、アルミダイキャストのような高価な金型を用いることを強いられない利点をも得ていることを意味している。さらに、保持具本体やクランプ部品は、押出した材料を輪切りにするのみであるため生産性にも非常に優れている。さらに、クランプ部品が保持具本体より長いことにより、組立時、クランプ部品が保持具本体から若干はみ出す状態が生じるが、このはみ出し状態を利用して、クランプ部品を保持具本体から取り外す際には、はみ出し部に下方から荷重をかけることでクランプ部品を取り外すことができ、作業性の向上が図られている。
実施の形態2.
次に、図5及び図6に基づいて、本実施の形態2のコンベアの欄干装置について説明する。図5及び図6はそれぞれ、本実施の形態2に関する、図1及び図2と同態様の図である。
本実施の形態2のコンベアの欄干装置101の保持具本体103においては、ボルト取付溝121が凹所13の底面119ではなく凹所13の外に設けられている。また、これに伴い、クランプ部品5において、貫通穴27の軸線(A)が、パネル側押さえ面23の延長面(B)と、保持具本体側当接面125の延長面(C)との間の領域の外にある。
クランプ部品に関し、本実施の形態2では、実施の形態1との比較で述べると、クランプ力受け部105aを延ばして、貫通穴27の軸線(A)をパネル側押さえ面23の延長面(B)と、保持具本体側当接面125の延長面(C)との間の領域の外に移した態様、あるいは逆に、クランプ部品105の構成領域を減らして、保持具本体側当接面125をパネル側押さえ面23に近づけるように移した態様といえる。
このような本実施の形態2のコンベアの欄干装置101によっても、実施の形態1と同様、2次元的な形状でありながら高い把持力を発生させることが可能となっている。
実施の形態3.
次に、図7〜図11に基づいて、本実施の形態3のコンベアの欄干装置について説明する。図7は、本実施の形態3に関する、図1と同態様の図であり、図8及び図9はそれぞれ、図7の構造を、矢印VIII及び矢印IXからみた図である。
本実施の形態3のコンベアの欄干装置201は、クランプ部品及びクランプ力付与機構が組み付けられた保持具本体に、ブラケット235,237を2つ組み合わせて乗客コンベアのトラス構造体(被固定体)239に固定することで、欄干パネル保持における位置決め作業を容易化したものである。なお、クランプ部品、クランプ力付与機構及び保持具本体の構造は、上述した実施の形態1または実施の形態2の態様であるものとするが、図7〜図11は、実施の形態1の態様として例示している。
ブラケット235,237は、例えば端面L字状の2つの板金部品であり、保持具本体3に接続される方を調整用ブラケット235、トラス構造体239に接続される方を取付用ブラケット237とする。場合によっては、ブラケット235,237は、同一寸法のものを用いることも可能であろう。
調整用ブラケット235と、取付用ブラケット237とはそれぞれ、保持具本体3及びトラス構造体239と締結していない方の面同士を、締結具であるボルトにより締結される。二つのブラケット235,237は、ボルトの軸力による摩擦力により保持されるため、ボルトのサイズや本数は、想定される外力から選定するとよい。
調整用ブラケット235及び/又は取付用ブラケット237には、保持具本体3の高さ、左右位置(図9の紙面左右方向)を調節するための少なくとも一つの長穴241が形成されている。一例であるが、本実施の形態3では、複数の長穴241は、取付用ブラケット237におけるトラス構造体239との接続側と、調整用ブラケット235における取付用ブラケット237との接続側とに形成されている。
また、これらの長穴241にボルトが挿入される取付態様であるので、二つのブラケット235,237の間、及び、取付用ブラケット237とトラス構造体239との間は、それぞれ、相互のスライド且つ回転に関する調整が可能な構造となっている。
このような調節機構によって、保持具本体3の位置の調整用の治具として、基準位置(ステップのレールやトラス)からの理想的なパネル位置に、パネルと同等厚さの板であるパネルダミーを配置することができる。
さらに、図10及び図11に基づいて、本実施の形態3に係るコンベアの欄干装置の組立手順について説明する。まず、図10に示されるように、保持具本体3に対し調整用ブラケット235を取付け、調整用ブラケット235と取付用ブラケット237との間、取付用ブラケット237とトラス構造体239との間はそれぞれ、ボルトを緩めた状態で仮組立しておく。
次に、調整用の治具により、基準に対して理想的な位置(高さ、左右、傾き)にパネルダミー243を配置する。そして、クランプ力付与機構7を動作させクランプ部品5に必要なクランプ力を付与し、パネルダミー243を、欄干パネル9の本来の理想的な保持状態と同様な状態に仮保持する。
この状態で、前述のように仮締め状態にあったボルトを適切に締め、調整用ブラケット235と取付用ブラケット237との間、取付用ブラケット237とトラス構造体239との間を本組立し、保持具本体3を本固定する。
そして、クランプ力付与機構7を解放させ、クランプ部品5のクランプ力を緩め、パネルダミー243を取り除く。これによって、保持具本体3は、欄干パネル9を本来の理想的に保持できるような状態で残る。
以上に説明した本実施の形態3に係るコンベアの欄干装置によれば、上述した実施の形態1及び/又は2の作用に加え、さらに、乗客コンベアの組立工場、または建築現場において、内側パネルの左右位置、高さ、鉛直度を高精度に再現させるために必要なパネル固定構造の位置調整を、容易且つ高精度に実施することができる利点が得られる。
実施の形態4.
次に、図12〜図18に基づいて、本実施の形態4のコンベアの欄干装置について説明する。図12は、本実施の形態4にコンベアの欄干装置301によるパネル支持の概要を示す斜視図である。
本実施の形態4のコンベアの欄干装置301は、適当なブラケットによって被固定体に支持された保持具本体と、クランプ部品と、クランプ力付与機構と、レール状部品と、緩衝材とを備えている。なお、具体的一例としては、前述の保持具本体3、クランプ部品5、クランプ力付与機構7、調整用ブラケット235及び取付用ブラケット237を用い、被固定体は、トラス構造体239である。
レール状部品345は、厚さ1.0〜1.6mm程度の鋼板製部品であり、欄干パネル9の下部に下に配置され、且つ、乗客コンベア全長に渡り配置される。レール状部品345は、図13に示されるように、保持具本体3の凹所13の底面19に接する底壁347と、パネル受け面15に接する側壁349と、パネル側押さえ面23に接する側壁351と、後述するデッキボードを支持する少なくとも一つの縁面353とを有している。換言するならば、レール状部品345は、底壁347及び一対の側壁349,351によって画定された上部が解放された溝であって、欄干パネル9を収容する溝を備えた部材であるといえる。
縁面353は、後述するデッキボードの補強に使用される部分であり、本実施の形態では、一対設けられており、それぞれが、対応する側壁349,351の上端から外側に延びている。
底壁347と一対の側壁349,351とは、図13の端面に示されるように、上向きに開口したコ字状をなす。また、図13の自然状態に示されるように、底壁347の内側上面幅(D)よりも、自然状態での一対の側壁349,351の上端幅すなわち開口幅(E)の方が若干大きくなるように構成されている。これは、底壁347と側壁349との成す角度(F)及び底壁347と側壁351との成す角度(F)が90度よりも僅かに大きいことによる。
このように自然状態においては、上面幅(D)<開口幅(E)であるが、使用時に、クランプ力付与機構7を動作させ、保持具本体3とクランプ部品5とで欄干パネル9を挟み込んだときには、レール状部品345は弾性変形して、上部の開口が若干閉じ、上面幅(D)=開口幅(E)となる。
緩衝材355は、図14に示されるように、自然状態において、底部がある程度広く平らな概ねV字状の端面を有しており、底壁357とその両端から延びる一対の側壁359,361とを有する。なお、緩衝材355は、自然状態と組立状態との間で、相互に間隔及び角度が変更可能な一対の側壁を具備していれば、図示例に限定されるものではない。
また、緩衝材355は、軟質の樹脂成形品であり、保持具本体3よりも10〜20mm程度、長さが大きく、後述するように、凹所13内に収容された際、パネル受け面15と同程度の高さを有し、レール状部品345よりも十分に小さな高さを有する。
また、緩衝材355の底壁357の外側下面幅(G)は、レール状部品345の底壁347の内側上面幅(D)とほぼ等しく、すなわち、「外側下面幅(G)」=「内側上面幅(D)」=「欄干パネル9の厚さ+緩衝材355の一対の側壁359,361の合計厚さ」となる。このように、緩衝材355の幅及び高さは、レール状部品345の内側にちょうど収まるサイズとする。
また、自然状態において、緩衝材355の底壁357と側壁359,361との成す角度(H)は、90度よりもかなり大きくなるように構成されており、緩衝材355は、弾性変形させてレール状部品345の内側に配置した状態では、復元力によってレール状部品345の内側に貼り付くこととなる。
続いて、図15〜図18に基づいて、本実施の形態4に係るコンベアの欄干装置の組立手順について説明する。まず、事前準備段階として、工場または必要に応じて現地作業現場において、図15に示されるような状態を得る。すなわち、保持具本体3を、調整用ブラケット235及び取付用ブラケット237を介してトラス構造体239に取り付け、また、保持具本体3の凹所13内には、クランプ部品5、クランプ力付与機構7及びレール状部品345を配置しておく。
なお、この段階では、クランプ部品5は、クランプ力付与機構7を十分に解放しておくことで、凹所13内の上寄りの位置に上げておく。また、このとき、レール状部品345が前述のように自然状態でやや開いた形態であるので、クランプ部品5はこのレール状部品345と保持具本体3のクランプ部品側当接面17とで軽く挟まれており、これによって、特別な支持を与えなくても、クランプ部品5が自重で位置を下げることがないようになっている。
また、この段階で、レール状部品345の一対の縁面353のそれぞれには、パッキン363が取り付けられている。さらに、一方のパッキン363には、アウタデッキ365が取り付けられ、他方のパッキン363には、図示しないインナデッキが最終的に取り付けられる。
次に、第1段階として、図16に示されるように、レール状部品345の内側に、緩衝材355を挿入する。このとき、レール状部品345はパネルを支持する動作時よりも広く開いている状態であるため、レール状部品345の開口部は、底面よりもやや開いた状態となる。緩衝材355は、この広めの開口部から、一対の側壁359,361の開きを閉じるように弾性変形させて挿入される。挿入された緩衝材355は、レール状部品345の内側で開こうとする復元力でレール状部品345の内側面に貼り付く。
続いて、第2段階として、図17に示されるように、レール状部品345内の緩衝材355の内側に、欄干パネル9を挿入する。この状態では、まだクランプ力付与機構7が解放されているため、欄干パネル9は、保持具本体3とクランプ部品5との間で若干動ける状態にあり、傾き、高さ方向位置、長手方向位置等を所望に調整することができる。ただし、前述したレール状部品345や緩衝材355が、欄干パネル9と保持具本体3及びクランプ部品5との間に介在しているため、作業者が手を離しても欄干パネル9が大きくグラつくことはなく、欄干パネル9は、ほぼ一定の状態で自立している。このことは、欄干パネル9の位置・姿勢の微調整を、安全且つ容易確実に実施できることにつながっている。
そして最後に、第3段階として、図18に示されるように、クランプ力付与機構7を作動させてクランプ部品5にクランプ力を付与することで、クランプ部品5の位置が下がり、レール状部品345や緩衝材355が変形することで、欄干パネル9がしっかりと固定される。
以上に説明した本実施の形態4に係るコンベアの欄干装置によれば、上述した実施の形態1〜3の作用に加え、容易に欄干パネルの高精度な取り付けが可能となる。また、レール状部品が欄干パネルの下端の全長に渡って配置されることにより、万が一、欄干パネルが破損した場合でも、乗客コンベアの機器内部にパネルの破片が落下することを防止できる利点もある。
実施の形態5.
次に、図19に基づいて、本実施の形態5のコンベアの欄干装置について説明する。図19は、実施の形態5に関する、図14と同態様の図である。本実施の形態5は、実施の形態4において、緩衝材の構成を以下に説明するように変更したものである。
緩衝材455は、図19に示されるように、クランプ部品5,105側となる内側(ステップ側)の側壁361の厚みが、前述の実施の形態4の場合の同様に形成されるが、パネル受け面15側となる外側の側壁459が、側壁361よりも厚くまたは薄く形成されている。なお、図示は、厚い態様の例を示している。すなわち、緩衝材455における欄干パネル9の側面を覆う2面部分は、欄干パネル9の下端とレール状部品345との空間をちょうど充填する厚さであることを要するが、緩衝材455の側壁459の厚さを複数種類用意しておき、使用する欄干パネル9の厚さに応じて選定する。
以上に説明した本実施の形態5に係るコンベアの欄干装置によれば、上述した実施の形態1〜4の作用に加え、次のような利点が得られる。例えば標準仕様として設定している欄干パネルに加え、高強度仕様として標準より厚さの大きい欄干パネルを取り付ける場合も緩衝材を変更するのみで、他の部品は一種類だけ用意しておけばよく、部品、設定寸法、組立手順も変更する必要が無い。また、同一の乗客コンベア内で特定箇所の欄干パネルのみ厚さだけを変更したい場合においても、そこに対応する緩衝材の変更・選定だけで取り付け可能となる。さらに、乗客コンベアではガラスの欄干パネルだけでなくステンレスのパネルを用いる仕様があり、従来はガラスタイプと異なる内部構造をとるが、本実施の形態であれば、ステンレスパネルと適合するよう所定厚さを持たせた緩衝材を用いることで、それ以外のガラスタイプ構造を流用して実施可能となる。
以上、好ましい実施の形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の改変態様を採り得ることは自明である。
例えば、本発明は、乗客コンベアとして、エスカレータに限定されることはなく、動く歩道に適用することも可能である。さらに、本発明は、搬送対象が乗客であるコンベアへの適用に限定されるものではなく、人以外の物を搬送するコンベアに広く適用することが可能であろう。
1,101,201,301 コンベアの欄干装置、3,103 保持具本体、5,105 クランプ部品、7 クランプ力付与機構、9 欄干パネル、13 凹所、23 パネル側押さえ面、25 保持具本体側当接面、235 調整用ブラケット、237 取付用ブラケット、241 長穴、345 レール状部品。

Claims (5)

  1. 保持具本体と、その保持具本体に組み合わされるクランプ部品と、クランプ力付与機構とを少なくとも備え、
    前記クランプ部品は、パネル側押さえ面を有し、
    前記クランプ力付与機構によるクランプ力の作用軸線は、縦断面視、前記パネル側押さえ面またはその延長面と交差している、
    コンベアの欄干装置。
  2. 前記保持具本体には、前記クランプ部品を収容する凹所が形成されており、
    前記クランプ部品は、その両側部に、パネル側押さえ面と、保持具本体側当接面とを有し、
    前記パネル側押さえ面と、前記保持具本体側当接面とは、前記凹所の底部側ほど、それらの間隔が狭くなるように相互に傾斜しあう関係にあり、
    前記クランプ力付与機構によるクランプ力の作用軸線は、縦断面視、前記パネル側押さえ面と前記保持具本体側当接面との間を延びている、
    請求項1のコンベアの欄干装置。
  3. コンベアの被固定体と前記保持具本体との間に設けられる調整用ブラケット及び取付用ブラケットを更に備え、
    前記調整用ブラケット及び前記取付用ブラケットは相互に接続されると共に、該調整用ブラケットは、前記保持具本体にも接続され、前記取付用ブラケットは、前記被固定体にも接続されており、
    前記調整用ブラケットと前記取付用ブラケットとの間、及び、該取付用ブラケットと前記被固定体との間は、それぞれ、長穴を貫通する締結具によって接続され、それによって、前記調整用ブラケットと前記取付用ブラケットとの間、及び、該取付用ブラケットと前記被固定体との間は、それぞれ、相互にスライド且つ回転に関する調整が可能である、
    請求項1又は2のコンベアの欄干装置。
  4. 前記保持具本体におけるパネル受け面と前記クランプ部品におけるパネル側押さえ面との間には、レール状部品が配置され、
    前記レール状部品の内側には、緩衝材が配置されており、
    前記緩衝材の内側において、欄干パネルを保持する、
    請求項1乃至3の何れか一項のコンベアの欄干装置。
  5. 前記緩衝材は、自然状態と組立状態との間で、相互に間隔及び角度が変更可能な一対の側壁を有しており、
    一方の側壁は、他方の側壁と厚みが異なる、
    請求項4のコンベアの欄干装置。
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