JPWO2013088845A1 - 固体電解コンデンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】漏れ電流を低減させることができる固体電解コンデンサを提供する。【解決手段】本発明の固体電解コンデンサは、陽極1と、陽極1上に形成された誘電体層2と、誘電体層2上に形成された固体電解質層3とを備え、固体電解質層3は、弁作用金属の酸化物20を含有することを特徴としている。弁作用金属の酸化物20に加えて、弁作用金属の塩を含有することが好ましい。また、弁作用金属の酸化物20は、五酸化バナジウムが好ましい。

Description

本発明は、固体電解質を用いる固体電解コンデンサに関するものである。
近年、電子機器の小型化及び軽量化に伴って、小型でかつ大容量の高周波用コンデンサが求められており、このようなコンデンサとして、タンタル、ニオブ、チタンまたはアルミニウムなどの弁作用金属の焼結体で形成された陽極の表面を酸化して、誘電体層を形成し、この誘電体層の上に固体電解質層を設けた固体電解コンデンサが提案されている。固体電解質層としては、導電性高分子を用いることにより、等価直列抵抗(ESR)の低減が図られている。
しかしながら、弁作用金属などからなる陽極の表面を陽極酸化して形成される誘電体層は、形成時に発生する誘電体層のクラックや膜厚の薄くなった箇所等の欠陥部において、絶縁性が低下し、漏れ電流が増大するという問題が生じる。
上記の課題に対し、特許文献1には、鉄系酸化剤を用いて導電性高分子からなる固体電解質層を形成した後に、クエン酸等を含んだ洗浄液で固体電解質層の洗浄を行うことにより、固体電解質層中の残留鉄イオンの濃度を低下させ、漏れ電流を低減させる技術が提案されている。
しかしながら、上記の特許文献1に示す方法では、クエン酸等を含んだ洗浄液で固体電解質層の洗浄を行う工程が必要であり、製造工程が複雑になるという課題があった。
特開2001−167981号公報
本発明の目的は、固体電解質層の洗浄を行う工程を必要とすることなく、漏れ電流が低減された固体電解コンデンサを提供することである。
本発明の固体電解コンデンサは、陽極と、陽極上に形成された誘電体層と、誘電体層上に形成された固体電解質層とを備え、固体電解質層は、弁作用金属の酸化物を含有することを特徴とする。
上記の固体電解コンデンサによると、誘電体層の欠陥部近傍における固体電解質層中の弁作用金属の酸化物が電気抵抗となり、固体電解質層から酸化剤を除去するための洗浄工程を設けなくても、誘電体層の欠陥部の絶縁性が増加して、漏れ電流を低減させることができる。
また、本発明の固体電解コンデンサにおいて、固体電解質層は、弁作用金属の酸化物に加えて、弁作用金属の塩を含有することが好ましい。ここで、弁作用金属の塩とは、弁作用を有する金属の陽イオンと、酸の共役塩基、例えば硫酸イオンや塩化物イオンからなる陰イオンとで構成された化合物のことである。
上記の固体電解コンデンサによると、弁作用金属の塩が溶解することにより発生する弁作用金属イオンが、誘電体層の欠陥部近傍において固体電解質層中の酸素と反応して、誘電体層の欠陥部に弁作用金属の酸化物がさらに形成されるため、誘電体層の欠陥部の絶縁性がより増加し、漏れ電流を低減させることができる。
また、本発明の固体電解コンデンサにおいて、弁作用金属の塩は、バナジル化合物であることが好ましい。
また、本発明の固体電解コンデンサにおいて、バナジル化合物は、硫酸バナジル又はシュウ酸バナジルであることが好ましい。
また、本発明の固体電解コンデンサにおいて、弁作用金属の酸化物は、五酸化バナジウムであることが好ましい。これにより、安定した絶縁材料である五酸化バナジウムが、誘電体層の欠陥部に形成されるため、誘電体層の欠陥部の絶縁性が低下しにくくなる。
また、本発明の固体電解コンデンサにおいて、弁作用金属の酸化物は、誘電体層の欠陥部に存在することが好ましい。
また、弁作用金属の塩が、硫酸バナジル又はシュウ酸バナジルであると、硫酸バナジル又はシュウ酸バナジルを高分子のモノマーを重合するための酸化剤として作用させることができると共に、安定した絶縁材料である五酸化バナジウムを誘電体層の欠陥部に形成することができる。
本発明によれば、固体電解質層の洗浄を行う工程を必要とすることなく、誘電体層の欠陥部による漏れ電流が低減された固体電解コンデンサを提供することができる。
本発明の実施形態の固体電解コンデンサを示す模式的断面図である。 本発明の実施形態の固体電解コンデンサの陽極体内部の一部分の断面を示す模式図である。 本発明の実施形態の固体電解コンデンサの製造工程の一部を説明する図である。 本発明の実施形態の固体電解コンデンサの誘電体層2の欠陥部2a近傍において絶縁性が増加する原理を説明する模式図である。
以下、本発明を具体的な実施形態及び実施例により説明するが、本発明は以下の実施形態及び実施例に限定されるものではない。
(実施形態)
本実施形態に係る固体電解コンデンサの構成について、図1〜図2を用いて説明する。
図1は、本実施形態の固体電解コンデンサを示す模式的断面図である。略直方体形状を有する陽極1には、陽極リード1aの一部が埋め込まれている。陽極1の表面には、誘電体層2が形成されている。陽極1は、弁作用金属またはその合金からなる粉末を焼結した多孔質体から形成されている。ここで、弁作用金属としては、アルミニウム、タンタル、ニオブ、チタン等の金属を用いることができる。また、弁作用金属の合金としては、弁作用金属同士の合金又は弁作用金属と弁作用金属以外の金属との合金を用いることができる。
図2は、本実施形態の固体電解コンデンサの陽極体内部の一部分の断面を示す模式図である。図2に示すように多孔質体の陽極1は、多数の粉末を互いに間隔を空けて焼結することにより、成型されたものであり、陽極1を構成する弁作用金属の粉末の表面に、誘電体層2が形成されている。ここで、誘電体層2としては、弁作用金属の酸化物が用いられる。また、この誘電体層2には、クラック等の欠陥部2aが存在している。
誘電体層2上には、第1の導電性高分子層3aが形成されている。本実施形態において、第1の導電性高分子層3aは、化学的酸化重合により形成されている。第1の導電性高分子層3aに用いる導電性高分子としては、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリン、ポリアセチレン、ポリエチレンビニリデン、ポリフルオレン、ポリビニルカルバゾール、ポリビニルフェノール、ポリフェニレン、ポリピリジン、及びそれらの誘導体、共重合体がなどを用いることができる。特に、誘電体層上に形成しやすく、導電性が高い等の理由により、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリンが好適に用いられ、ポリチオフェンとしては、ポリ3,4−エチレンジオキシチオフェンが好適に用いられる。
第1の導電性高分子層3aの上には、第2の導電性高分子層3bが形成されている。第2の導電性高分子層3bは、本実施形態において、電気化学的電解重合により形成されている。第2の導電性高分子層3bに用いる導電性高分子としては、第1の導電性高分子層3aと同様の材料を用いることができる。
第1の導電性高分子層3a及び第2の導電性高分子層3bから、導電性高分子層3が構成されている。図2に示すように、導電性高分子層3は、多孔質体の陽極1を構成する弁作用金属の粉末の隙間にまで入り込んで、誘電体層2の表面を覆うように形成されている。なお、導電性高分子層3は、本発明の「固体電解質層」の一例である。
第2の導電性高分子層3bの外周部の上には、カーボン層4aが形成されており、カーボン層4aの上には、銀層4bが形成されている。ここで、カーボン層4aは、カーボン粒子を含む層からなり、銀層4bは、銀粒子を含む層からなる。カーボン層4aと銀層4bから陰極層4が構成されている。
銀層4bには、導電性接着層5を介して陰極端子6が電気的に接続されており、陽極リード1aには、陽極端子7が電気的に接続されている。また、陽極1、誘電体層2、導電性高分子層3、陰極4を覆い、陰極端子6及び陽極端子7の端部が露出するように樹脂外装体8が形成されている。
次に、本実施形態の固体電解コンデンサの製造方法について説明する。
陽極1を形成する工程では、弁作用金属の粉末をバインダーと共に成型し、陽極リード1aを埋設した後、加熱することにより、弁作用金属の粉末を焼結した多孔質体からなる陽極1を形成する。
次に、誘電体層2を形成する工程では、多孔質体からなる陽極1を、電解質溶液中に浸漬し、陽極酸化処理を行うことにより、陽極1の表面に陽極1を構成する弁作用金属の酸化物からなる誘電体層2を形成する。
次に、導電性高分子層3を形成する工程では、図3(a)に示すように、まず酸化剤を含む酸化剤溶液中に、誘電体層2が形成された陽極1を浸漬して、酸化剤を誘電体層2上に付着させる。その後、図3(b)に示すように、導電性高分子のモノマーを含む溶液に、誘電体層2が形成された陽極1を浸漬することにより、誘電体層2上において酸化剤による導電性高分子のモノマーの化学的酸化重合が行われ、誘電体層2の上に第1の導電性高分子層3aを形成する。続いて、第1の導電性高分子層3aが形成された陽極1をエタノール等で洗浄することにより、第1の導電性高分子層3aから余分なモノマーや酸化剤を除去する。
ここで、酸化剤溶液には、弁作用金属の酸化物又は弁作用金属の塩を含有させる。ここで、弁作用金属の酸化物は、誘電体層2の欠陥部2aに付着し、欠陥部2aの絶縁性を増加させる。
また、弁作用金属の塩は、酸化剤溶液中で溶解して、弁作用金属イオンを発生し、この弁作用金属イオンは、固体電解質層中の酸素と反応して、弁作用金属の酸化物を形成させる。弁作用金属の塩としては、弁作用金属の塩化物やバナジル塩を用いることができる。特に、水に溶解するものが好ましく、例えば、弁作用金属の塩化物としては、三塩化チタン等を用いることができ、バナジル塩としては、硫酸バナジル、シュウ酸バナジル等を用いることができる。
特に、バナジル塩を用いた場合には、バナジル塩からから発生したバナジルイオンが、固体電解質層中の酸素と反応して、五酸化バナジウムを形成すると共に、バナジル塩が、導電性高分子のモノマーを重合させるための酸化剤としても作用するために、他に酸化剤を使用することなく導電性高分子層を形成することができる。
酸化剤溶液に含有させる弁作用金属の酸化物又は弁作用金属の塩の濃度は、0.1〜50wt%の範囲が好ましい。弁作用金属の酸化物の濃度が0.1wt%よりも低いと誘電体層2の欠陥部2aの絶縁性を増加させる効果が低く、50wt%よりも高いと導電性高分子層3自体の導電性が低下し、ESRの上昇を招く。また、弁作用金属の酸化物又は弁作用金属の塩の濃度として、1〜20wt%の範囲内がさらに好ましい。
次に、導電性高分子のモノマーを含む水溶液中に、第1の導電性高分子層3aを形成した陽極1を浸漬し、第1の導電性高分子層3aをアノードとして、電流を通電して、電気化学的電解重合により導電性高分子のモノマーを重合することにより、第1の導電性高分子層3a上に第2の導電性高分子層3bを形成した。ここで、導電性高分子のモノマーを含む水溶液中に、第2の導電性高分子層3bのドーパントとなる芳香族スルホン酸塩等の化合物を含有させることが好ましい。これにより、第2の導電性高分子層3bの導電性を向上させることができる。
次に、陰極4を形成する工程では、第2の導電性高分子層3bの外周部の上に、カーボンペーストを塗布した後乾燥し、カーボン層4aを形成した。カーボン層4aの上に、銀ペーストを塗布して乾燥し、銀層4bを形成する。
このようにして、実施形態に係る固体電解コンデンサ素子を形成する。
この後、この固体電解コンデンサ素子の陽極リード1aに陽極端子7を溶接し、銀層4bの上に導電性接着層5を介して陰極端子6を接続し、エポキシ樹脂を用いてトランスファー成形により陰極端子6及び陽極端子7の端部が露出するように樹脂外装体8で固体電解コンデンサ素子を被覆して、図1に示す固体電解コンデンサ100が完成する。
(実施例1)
図1に示すように、陽極1は、陽極リード1aの一部が埋め込まれ、タンタル粉末を焼結した多孔質体からなる。また、陽極1は、4.5mm×3.3mm×1.0mmの直方体の形状を有しており、側面(3.3mm×1.0mm)に陽極リード1aが埋設されている。
陽極1を構成するタンタル粉末の表面に、酸化タンタルからなる誘電体層2が形成されている。
誘電体層2の表面には、ポリ3,4−エチレンジオキシチオフェンからなる第1の導電性高分子層3aが形成されている。この第1の導電性高分子層3aには、五酸化バナジウムと硫酸バナジルが含有されている。
第1の導電性高分子層3a上には、ポリピロールからなる第2の導電性高分子層3bが形成され、第2の導電性高分子層3b上には、陰極4を構成するカーボン層4a及び銀層4bが順に形成されている。
陽極リード1aには陽極端子7が接続され、銀層4bの上には導電性接着層5を介して陰極端子6が接続されている。
また、上述の陽極1、誘電体層2、導電性高分子層3、陰極4、陰極端子6の一部及び陽極端子7の一部を覆うように、樹脂外装体8が形成されている。
次に、実施例1の固体電解コンデンサの製造方法について説明する。
陽極1を形成する工程では、タンタル粉末をバインダーと共に成型し、陽極リード1aを埋設した後、加熱することにより、タンタルの粉末を焼結した多孔質体からなる陽極1を形成した。陽極1は、4.5mm×3.3mm×1.0mmの直方体の形状を有しており、側面(3.3mm×1.0mm)に陽極リード1aを埋設した。
次に、誘電体層2を形成する工程では、誘電体層2が形成された陽極1を、リン酸水溶液中で陽極酸化することにより、陽極1の表面に誘電体層2を形成した。ここで、誘電体層2の膜厚は、陽極1に印加する電圧によって定まる。
次に、導電性高分子層3を形成する工程では、まず、5wt%の硫酸バナジル、1wt%の硫酸及び水からなる酸化剤溶液に、誘電体層2が形成された陽極1を浸漬して、引き上げた後に、空気中で乾燥させた。その後、3,4−エチレンジオキシチオフェン溶液に浸漬して引き上げた後、恒温槽内で3,4−エチレンジオキシチオフェンの重合反応を行うことで、誘電体層2上にポリ3,4−エチレンジオキシチオフェンからなる第1の導電性高分子層3aを形成した。
ここで、酸化剤溶液中の硫酸バナジルは、高分子のモノマーである3,4−エチレンジオキシチオフェンを重合するための酸化剤として作用するとともに、重合後に残留した硫酸バナジルから発生したバナジウムイオンが、第1の導電性高分子層3a中の酸素と反応して、五酸化バナジウムが誘電体層2の欠陥部2a上に形成されると考えられる。
特に、後述するエージング処理において、誘電体層2の欠陥部2aでは微小な電流が流れて、バナジウムイオンと酸素との反応が進む。そのため、誘電体層2の欠陥部2aにおいて、五酸化バナジウムが形成されやすい。
次に、ピロール及びアルキルナフタレンスルホン酸ナトリウムを含む水溶液中に、第1の導電性高分子層3aを形成した陽極1を浸漬し、第1の導電性高分子層3aをアノードとして、0.5mAの電流を通電することにより、ポリピロールからなる第2の導電性高分子層3bを形成した。このように、本実施例では、第1の導電性高分子層3aにのみ、五酸化バナジウムが含有され、第2の導電性高分子層3bには含有されないと考えられる。
次に、陰極4を形成する工程では、陽極1の外周部の第2の導電性高分子層3bの上に、カーボンペーストを塗布した後に乾燥し、カーボン層4aを形成した。カーボン層4aの上に、銀ペーストを塗布して乾燥し、銀層4bを形成した。
その後、陽極リード1aに陽極端子7を溶接し、銀層4bの上に導電性接着層5を介して陰極端子6を接続し、エポキシ樹脂を用いてトランスファー成形により陰極端子6及び陽極端子7の端部が露出するように樹脂外装体8で、陽極1、誘電体層2、導電性高分子層3、陰極4、陰極端子6の一部及び陽極端子7の一部を被覆した。
最後に、陰極端子6と陽極端子7との間に定格電圧2.5Vを印加した状態で、70分間、温度135℃の環境下に放置することによりエージング処理を行って、固体電解コンデンサA1を作製した。
(実施例2)
実施例2では、酸化剤溶液として5wt%のシュウ酸バナジル、1wt%の硫酸及び水からなる溶液を用いた。それ以外は実施例1と同様にして固体電解コンデンサA2を作製した。
ここで、シュウ酸バナジルは、高分子のモノマーである3,4−エチレンジオキシチオフェンを重合するための酸化剤として作用するとともに、重合後に残留したシュウ酸バナジルから発生したバナジウムイオンが、第1の導電性高分子層3a中の酸素と反応して、五酸化バナジウムが誘電体層2の欠陥部2a上に形成されると考えられる。
(実施例3)
実施例3では、酸化剤溶液として20wt%の過酸化水素、1wt%の五酸化バナジウム、1wt%の硫酸及び水からなる溶液を用いた。それ以外は実施例1と同様にして固体電解コンデンサA3を作製した。
ここで、過酸化水素は、高分子のモノマーである3,4−エチレンジオキシチオフェンを重合するための酸化剤として作用する。一方で、五酸化バナジウムは、誘電体層2の欠陥部2aに付着すると考えられる。
(実施例4)
実施例4では、酸化剤溶液として20wt%の過酸化水素、1wt%の三塩化チタン、1wt%の硫酸及び水からなる溶液を用いた。それ以外は実施例1と同様にして固体電解コンデンサA4を作製した。
ここで、過酸化水素は、高分子のモノマーである3,4−エチレンジオキシチオフェンを重合するための酸化剤として作用する。一方で、三塩化チタンは、酸化剤溶液に溶解し、チタンイオンを発生させ、このチタンイオンが酸素と反応し、酸化チタンが誘電体層2の欠陥部2a上に形成されると考えられる。
(実施例5)
実施例5では、酸化剤溶液として20wt%のパラトルエンスルホン酸鉄、1wt%の五酸化バナジウム及びブタノールからなる溶液を用いた。それ以外は実施例1と同様にして固体電解コンデンサA5を作製した。
ここで、パラトルエンスルホン酸鉄は、高分子のモノマーである3,4−エチレンジオキシチオフェンを重合するための酸化剤として作用する。一方で、五酸化バナジウムは、誘電体層2の欠陥部2aに付着すると考えられる。
(比較例1)
比較例1では、酸化剤溶液として20wt%のパラトルエンスルホン酸鉄及びブタノールからなる溶液を用いた。それ以外は実施例1と同様にして固体電解コンデンサY1を作製した。
本比較例1では、実施例1〜5と異なり、酸化剤溶液中に、弁作用金属の酸化物又は弁作用金属の塩が含有されていない。一方で、鉄系酸化剤であるパラトルエンスルホン酸鉄が含有されているため、第1の導電性高分子層3a中に鉄イオンが残留しているものと考えられる。
(固体電解コンデンサの特性の評価)
上述の実施例1〜5及び比較例1で得られた各固体電解コンデンサ素子A1〜A5,Y1について、それぞれ92個形成し、それらについての漏れ電流を測定した。
漏れ電流の測定は、陰極端子7と陽極端子8との間に定格電圧(2.5V)を印加して40秒後に流れる電流値を計測し、漏れ電流とした。漏れ電流値が基準値(0.1mA)以下となる固体電解コンデンサの個数をカウントし、固体電解コンデンサの測定総数に対する漏れ電流値が基準値以下となる固体電解コンデンサの個数の割合を計算した。測定結果を表1に示す。

実施例1の固体電解コンデンサA1は、漏れ電流が基準値以下となった固体電解コンデンサの個数の割合が85.9%と最も高くなった。これは、導電性高分子層3中の硫酸バナジルが、エージング処理等の通電時に、誘電体層2の欠陥部2aにおいて流れる微小な漏れ電流により酸化され、誘電体層2の欠陥部2aに絶縁性の五酸化バナジウムが形成され、欠陥部2aの絶縁性が増加したため、漏れ電流が減少したものと考えられる。
図4は、誘電体層2の欠陥部2a近傍において絶縁性が増加する原理を説明する模式図である。図4に示すように、欠陥部2aの内部にまで、第1の導電性高分子層3aが形成されている。この欠陥部2a近傍の第1の導電性高分子層3a中には、五酸化バナジウム等の弁作用金属の酸化物20が存在している。このため、欠陥部2aを介して、第1の導電性高分子層3aと陽極1とが接触し、導電経路が形成されることを、絶縁性の弁作用金属の酸化物20が防ぐことにより、漏れ電流の発生を抑制している。
ここで、弁作用金属の酸化物20は、弁作用金属の塩が溶解して発生した弁作用金属イオンが固体電解質層内の酸素と反応して形成されたものであってもよい。
また、シュウ酸バナジルを用いた実施例2の固体電解コンデンサA2においても、漏れ電流が基準値以下となった固体電解コンデンサの個数の割合が、固体電解コンデンサA1と同程度の68.1%と高い値が得られた。これは、上述の固体電解コンデンサA1の場合と同様の理由によるものと考えられる。
また、固体電解コンデンサA1、A2での漏れ電流が基準値以下となった固体電解コンデンサの個数の割合は、実施例4の固体電解コンデンサA4での割合である46.7%よりも高い値であった。これは、固体電解コンデンサA1、A2と同様に、固体電解コンデンサA4においても、酸化剤溶液中の三塩化チタンから発生したチタンイオンと酸素とが反応し、誘電体層2の欠陥部2aに酸化チタンが形成されるが、固体電解コンデンサA1、A2での五酸化バナジウムは、固体電解コンデンサA4での酸化チタンよりも安定性が高く、欠陥部2aの絶縁性を十分に増加できたためと考えられる。
また、固体電解コンデンサA1、A2での漏れ電流が基準値以下となった固体電解コンデンサの個数の割合は、酸化剤溶液中に絶縁性の五酸化バナジウムを含有させて導電性高分子層3を形成した実施例3、5の固体電解コンデンサA3、A5での割合である54.3%、26.1%よりも高い値となった。これは、固体電解コンデンサA3、A5では、五酸化バナジウムが誘電体層2の欠陥部2aに付着して漏れ電流を抑制するものの、五酸化バナジウムと誘電体層2との間に導電性高分子層3の導電パスが残るのに対して、固体電解コンデンサA1、A2では、誘電体層2の欠陥部2aに直接五酸化バナジウムが形成されるため、欠陥部2aの絶縁性を十分に増加できたためと考えられる。
また、他の実施例の固体電解コンデンサA1〜A4の漏れ電流が基準値以下となった固体電解コンデンサの個数の割合は、固体電解コンデンサA5に対して、特に大きくなり、その差が大きくなった。これは、固体電解コンデンサA5では、酸化剤溶液にパラトルエンスルホン酸鉄を含んでいたため、導電性高分子層3に残留したパラトルエンスルホン酸鉄の鉄イオンが欠陥部2aにおいて導電パスを形成し、五酸化バナジウムによる漏れ電流の抑制効果が低減したものと考えられる。これに対し、固体電解コンデンサA1〜A4では、酸化剤溶液にパラトルエンスルホン酸鉄を含んでいないため、鉄イオンによる導電パスが形成されず、漏れ電流の抑制効果が低減しなかったものと考えられる。
また、固体電解コンデンサA1〜A5での漏れ電流が基準値以下となった固体電解コンデンサの個数の割合は、導電性高分子層3に弁作用金属の酸化物を含有しない比較例1の固体電解コンデンサY1での割合である14.1%よりも、いずれの実施例においても高い値となった。このことから、導電性高分子層3に弁作用金属の酸化物を含有させることにより、漏れ電流を抑制できることがわかった。
弁作用金属の酸化物が第1の導電性高分子層3aの全体にわたって存在していると、誘電体層2の欠陥部2aの内部にも弁作用金属の酸化物が存在していることとなる。よって、欠陥部2aを介して、第1の導電性高分子層3aと陽極1とが接触し、導電経路が形成されることを、絶縁性の弁作用金属の酸化物20が防ぐことにより、漏れ電流の発生を抑制することができる。
弁作用金属の塩が第1の導電性高分子層3aの全体にわたって存在していると、誘電体層2の欠陥部2aの内部にも弁作用金属の塩が存在していることとなる。よって、弁作用金属の塩から発生した弁作用金属イオンが、第1の導電性高分子層3a中の酸素と反応して、弁作用金属の酸化物が誘電体層2の欠陥部2aの内部に形成される。特に、エージング処理において、誘電体層2の欠陥部2aでは微小な電流が流れて、弁作用金属イオンと酸素との反応が進む。そのため、誘電体層2の欠陥部2aにおいて、弁作用金属の酸化物が形成されやすい。よって、漏れ電流の発生を抑制することができる。
また、弁作用金属の酸化物が少なくとも誘電体層2の欠陥部2aの内部に存在している場合を考えると、誘電体層2の欠陥部2aの内部に弁作用金属の酸化物が存在していることとなるので、上述した作用効果により、漏れ電流の発生を抑制することができる。
弁作用金属の塩が少なくとも誘電体層2の欠陥部2aの内部に存在している場合を考えると、誘電体層2の欠陥部2aの内部に弁作用金属の塩が存在していることとなるので、上述した作用効果により、漏れ電流の発生を抑制することができる。
また、誘電体層2に欠陥部2aが存在していない場合であっても、第1の導電性高分子層3aに弁作用金属の酸化物が存在していれば、弁作用金属の酸化物は絶縁性を有しているため漏れ電流の発生を抑制することができる。誘電体層2を薄くして容量を向上させる場合、漏れ電流が大きくなるという欠点がある。この場合、本願発明のように誘電体層2に弁作用金属の酸化物等を含有させれば、漏れ電流を小さくできる。よって、容量の向上と漏れ電流の低減を達成した固体電解コンデンサを提供できる。
なお、誘電体層に欠陥部があったときの方が漏れ電流値が大きいため、本願発明による漏れ電流の改善効果は大きい。
なお、上述の実施形態において、固体電解質層として、導電性高分子層を用いていたが、二酸化マンガン等の無機酸化物等の導電性を有する材料を用いてもよい。
また、上述の実施形態において、第1の導電性高分子層3a及び第2の導電性高分子層3bから構成される2層構造の導電性高分子層3を用いていたが、必ずしも上述の実施形態のように2層構造である必要はなく、単層構造又は3層以上からなる多層構造であっても良い。
また、上述の実施形態において、陽極1として、弁作用金属の粒子を焼結した多孔質体を用いていたが、弁作用金属又はその合金からなる平板や箔等を用いてもよい。また、陽極の表面積を大きくするため、平板や箔の表面をエッチングしたもの、平板や箔の表面に弁作用金属の粒子を焼結した多孔質体を形成し、一体化したものを用いてもよい。さらに、陽極1として、弁作用金属又はその合金からなる平板や箔を積層したものや巻回したものを用いてもよい。
また、上述の実施形態においては、クエン酸等を含んだ洗浄液で固体電解質層の洗浄を行う工程を行っていないが、このような洗浄を行う工程を上述の実施形態において追加して行ってもよい。
1…陽極
1a…陽極リード
2…誘電体層
2a…誘電体層の欠陥部
3…導電性高分子層
3a…第1の導電性高分子層
3b…第2の導電性高分子層
4…陰極層
4a…カーボン層
4b…銀層
5…導電性接着剤層
6…陰極リード
7…陽極リード
8…樹脂外装体
10…酸化剤溶液
11…高分子のモノマー溶液
20…弁作用金属の酸化物

Claims (6)

  1. 陽極と、
    前記陽極上に形成された誘電体層と、
    前記誘電体層上に形成された固体電解質層とを備え、
    前記固体電解質層は、弁作用金属の酸化物を含有することを特徴とする固体電解コンデンサ。
  2. 前記固体電解質層は、前記弁作用金属の酸化物に加えて、弁作用金属の塩を含有することを特徴とする請求項1に記載の固体電解コンデンサ。
  3. 前記弁作用金属の塩は、バナジル化合物であることを特徴とする請求項2に記載の固体電解コンデンサ。
  4. 前記バナジル化合物は、硫酸バナジル又はシュウ酸バナジルであることを特徴とする請求項3に記載の固体電解コンデンサ。
  5. 前記弁作用金属の酸化物は、五酸化バナジウムであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の固体電解コンデンサ。
  6. 前記弁作用金属の酸化物は、誘電体層の欠陥部に存在することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の固体電解コンデンサ。
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