JPWO2013065415A1 - 積載システム及び運搬機 - Google Patents

積載システム及び運搬機 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2013065415A1
JPWO2013065415A1 JP2012553891A JP2012553891A JPWO2013065415A1 JP WO2013065415 A1 JPWO2013065415 A1 JP WO2013065415A1 JP 2012553891 A JP2012553891 A JP 2012553891A JP 2012553891 A JP2012553891 A JP 2012553891A JP WO2013065415 A1 JPWO2013065415 A1 JP WO2013065415A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
loading
load
transporter
amount
load amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012553891A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5230851B1 (ja
Inventor
久孝 深栖
久孝 深栖
禎 谷長
禎 谷長
糸井 隆
隆 糸井
隆弘 上田
隆弘 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP2012553891A priority Critical patent/JP5230851B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5230851B1 publication Critical patent/JP5230851B1/ja
Publication of JPWO2013065415A1 publication Critical patent/JPWO2013065415A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66FHOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
    • B66F17/00Safety devices, e.g. for limiting or indicating lifting force
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/26Indicating devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60PVEHICLES ADAPTED FOR LOAD TRANSPORTATION OR TO TRANSPORT, TO CARRY, OR TO COMPRISE SPECIAL LOADS OR OBJECTS
    • B60P1/00Vehicles predominantly for transporting loads and modified to facilitate loading, consolidating the load, or unloading
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2025Particular purposes of control systems not otherwise provided for
    • E02F9/2029Controlling the position of implements in function of its load, e.g. modifying the attitude of implements in accordance to vehicle speed
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G19/00Weighing apparatus or methods adapted for special purposes not provided for in the preceding groups
    • G01G19/08Weighing apparatus or methods adapted for special purposes not provided for in the preceding groups for incorporation in vehicles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

運搬機と積込機とを備える積載システムまたは運搬機である。運搬機に設置され、運搬機に積み込まれた積載物の積載量を計測する積載量計測手段と、積載物の積載時に積載量計測手段で計測した積載量と、積載時の計測後かつ走行時に積載量計測手段で計測した積載量との差分を演算する差分演算手段と、差分演算手段で算出した差分値データを記憶する記憶装置と、記憶装置に記憶されている差分値データに基づいて算出した補正規則に基づいて、積載物の積載時に積載量計測手段で計測した積載量を補正する補正手段と、補正手段で補正した補正積載量を表示させる表示手段と、を有する。

Description

本発明は、積込機で運搬機に積載物を積み込む積載システム及び運搬機に関するものである。
積込機で運搬機に積載物を積み込む積載システムとして、積込機による運搬機への過積載を防止する過積載防止システムを備えるものがある。特許文献1に記載の過積載防止システムは、運搬機が、積載量が所定値に達したか否かを判定し、判定結果に基づいて積込機に積込禁止指令を送信する。積込機は、積込禁止指令に基づいて作業機の動作を禁止する。
特開2008−240461号公報
特許文献1に記載の過積載防止システムは、運搬機と積込機との間で通信を行い、運搬機から積込機に積込禁止指令を送信させることで、積込機への積込禁止指令の送信を精度よく行うことができ、運搬機への過積載を防止することができる。ここで、特許文献1に記載の過積載防止システムは、積載物の積み込みを行った場合でも、所望の積載量と実際に積み込まれた積載物の積載量とがずれる場合がある。
そこで、本発明は、積込機で運搬機に積み込む積載物の積載量をより正確に算出し、積込機の操作者に積載量を通知することができる積載システム及び運搬機を提供することを課題とする。
本発明の積載システムは、運搬機と積込機とを備える積載システムであって、前記運搬機に設置され、前記運搬機に積み込まれた積載物の積載量を計測する積載量計測手段と、前記積載物の積載時に前記積載量計測手段で計測した積載量と、前記積載時の計測後かつ走行時に前記積載量計測手段で計測した積載量との差分を演算する差分演算手段と、前記差分演算手段で算出した差分値データを記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶されている差分値データに基づいて算出した補正規則に基づいて、積載物の積載時に前記積載量計測手段で計測した積載量を補正する補正手段と、前記補正手段で補正した補正積載量を表示させる表示手段と、を有することを特徴とする。
ここで、前記記憶装置に記憶されている複数の差分値データに基づいて、前記差分値を加工し、補正規則を決定し、前記補正規則に基づいて、前記積載物の積載時に前記積載量計測手段で計測した積載量を補正することが好ましい。
また、前記運搬機に設置された運搬機側通信部と、前記積込機に設置され、前記運搬機側通信部と通信する積込機側通信部と、を有し、前記表示手段は、前記積込機の運転席内に設置されていることが好ましい。
また、前記補正手段は、前記積込機に設置されており、前記運搬機側通信部は、前記積載物の積載時に前記積載量計測手段で計測した積載量の情報を前記積込機側通信部に送信し、前記積込機側通信部は、前記積載量の情報を前記補正手段に出力することが好ましい。
また、前記差分演算手段および前記記憶装置は、前記積込機に設置されており、前記運搬機側通信部は、前記積載物の積載時に前記積載量計測手段で計測した積載量の情報および前記積載時の計測後かつ走行時に前記積載量計測手段で計測した積載量を前記積込機側通信部に送信することが好ましい。
また、前記差分演算手段、前記記憶装置および前記補正手段は、前記運搬機に設置されており、前記表示手段は、前記運搬機の外部および前記積込機の運転室内のいずれか一方に設置されていることが好ましい。
また、前記運搬機のサスペンションシリンダにかかる負荷を検出する圧力センサをさらに有し、前記積載量計測手段は、前記圧力センサの検出結果に基づいて前記運搬機に積み込まれた積載物の積載量を計測することが好ましい。
また、前記運搬機または前記積込機の少なくとも一方に位置検出手段を有し、前記差分演算手段は、積載時の積載量を計測した位置情報の領域毎に、前記差分値を分類し、前記記憶装置は、分類された前記差分値を記憶し、前記補正手段は、前記積載物の積載量を計測した位置情報の領域毎に補正規則を決定し、前記積載物の積載時に、前記位置検出手段により検出した積載場所に対応する差分値を前記記憶装置から読み出して、前記積載物の積載時に前記積載量計測手段で計測した積載量を補正することが好ましい。
また、前記位置検出手段は、前記運搬機に設置されており、前記積載量計測手段は、前記位置検出手段で検出した位置情報が予め設定位置である場合、前記走行時の積載量の計測を行うことが好ましい。
また、前記積載量計測手段は、前記運搬機の機械状態に応じて計測タイミングを判断し、走行時の積載量を計測することが好ましい。
また、前記表示手段は、前記補正手段により補正された積載量の評価を行う積載量判断手段による評価に応じた評価結果を表示することが好ましい。
本発明の運搬機は、積載物が積載される運搬機であって、積み込まれた積載物の積載量を計測する積載量計測手段と、前記積載量計測手段で計測した積載量と、前記積載時の計測後かつ走行時に前記積載量計測手段で計測した積載量との差分を演算する差分演算手段と、前記差分演算手段で算出した差分値データを記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶されている差分値データに基づいて算出した補正規則に基づいて、積載物の積載時に前記積載量計測手段で計測した積載量を補正する補正手段と、を有することを特徴とする。
前記補正手段で補正した補正積載量を出力する出力手段を有することが好ましい。
また、前記出力手段は、前記補正積載量を表示させる表示手段であることが好ましい。
また、前記出力手段は、前記補正積載量を外部に出力する通信部であることが好ましい。
また、前記通信部は、積載物を積載する積込機に前記補正積載量を出力することが好ましい。
図1は、積載システムを構成する積込機と運搬機を模式的に表す概略構成図である。 図2は、図1に示す積載システムの各部の概略構成を示す説明図である。 図3は、運搬機側車載機の制御機能を示すブロック図である。 図4は、運搬機の表示装置の一例を示す説明図である。 図5は、運搬機の表示装置の他の例を示す説明図である。 図6は、図5に示す表示装置の表示方法の一例を説明する説明図である。 図7は、積込機側車載機の制御機能を示すブロック図である。 図8は、積込機の表示装置の一例を示す説明図である。 図9は、積載システムの制御動作の一例を示すフローチャートである。 図10は、積載システムの制御動作の一例を示すフローチャートである。 図11は、積載システムの制御動作の一例を示すフローチャートである。 図12は、積載システムの制御動作の一例を示すフローチャートである。 図13は、積載システムの制御動作の一例を示すフローチャートである。 図14は、積載システムの制御動作の一例を示すフローチャートである。
以下、添付した図面を参照して、本発明に係る積載システム及び積載機について説明する。なお、以下の実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
<積載システムの全体構成>
図1は、積載システムを構成する積込機と運搬機を模式的に表す概略構成図である。図2は、図1に示す積載システムの各部の概略構成を示す説明図である。図1および図2示すように積載システム1は、運搬機2と積込機4とを有する。なお、図1および図2に示す積載システム1は、運搬機2と積込機4とをそれぞれ1台ずつ示しているが数は限定されない。積載システム1は、運搬機2と積込機4と複数備えていてもよい。
運搬機2は、例えば、ダンプトラックであり、積載物(荷物)を積載して走行することが可能となっている。この運搬機2は、車両本体11と、ベッセル12と、車輪14と、サスペンションシリンダ16と、回転センサ18と、サスペンション圧力センサ(圧力センサ)20と、傾斜計22と、GPSアンテナ24と、通信アンテナ26aが接続された通信機26と、表示装置28と、運搬機側車載機30と、を有する。なお、運搬機2は、上記構成以外にも一般的な運搬機が備えている各種機構、機能を備えている。
車両本体11は、エンジンにおいて燃料を消費して動力を発生させると共に、走行モータ(以下、モータ)において電力を使用して動力を発生させる車両である。具体的に、車両本体11は、エンジンおよび発電機とモータを搭載し、エンジンおよび発電機は機械的に接続されており、エンジンの動力により発電機を駆動させ電力を発生させ、発生した電力がモータに供給される。これにより、車両本体11は、モータによる動力を車輪14に伝達することで走行可能となっている。なお、車両本体11は、エンジンのみを備え、エンジンの動力を車輪14に伝達することで走行可能となっている構成としてもよい。ベッセル12は、荷物を積載するものであり、車両本体11の上部に配置されている。このベッセル12には、荷物として、採掘された砕石又は岩若しくは土等が積載される。なお、ベッセル12は、車両本体11に対し着脱可能な構成にしてもよい。車輪14は、ホイールとタイヤで構成され車両本体11の走行機構に機械的に装着されており、上述したように車両本体11から動力が伝達されることで回転される。車輪14は、地面に設置する接地面となる。サスペンションシリンダ16は、車輪14と車体本体11との間に配置されている。車両本体11とベッセル12の重量に応じた負荷および荷物を積載した場合の荷物の重量に応じた負荷は、サスペンションシリンダ16を介して車輪14に加えられる。
回転センサ18は、車輪の回転速度を検出する。サスペンション圧力センサ(以下単に「圧力センサ」ともいう。)20は、サスペンションシリンダ16に作用する負荷を検出する。サスペンションシリンダ16は、ベッセル12に積載物が積載されると、その積載物の積載量に応じて縮み、内部に封入された作動油の圧力が高まる。圧力センサ20はその作動油の油圧の変化を検知し、油圧の検知信号を重量値へと変換することで積載量を計測するものである。なお、圧力センサ20は、運搬機2の各サスペンションシリンダ16に設置されている。すなわち、図1に示すようなダンプトラックの場合は、4つの車輪14の各々のサスペンションシリンダ16に圧力センサ20は設置される。6つの車輪を備えるアーティキュレートダンプトラックのような運搬機2の場合は、合計6個の圧力センサが設置されることになる。傾斜計22は、車両本体11の傾き、具体的には鉛直方向に対する傾きを検出する。回転センサ18、圧力センサ20、傾斜計22は、検出した値を運搬機側車載機30に出力する。なお、ダンプトラックによっては、前輪の左右に各1個の車輪14を備え、後輪の左右に各2個の車輪を備えるものがある。すなわち、後輪の車輪14が左右の合計で4個のタイヤを備えるものがある。したがって、このようなダンプトラックの場合は、上記に述べた車輪14の各々に備えたサスペンションシリンダ16の本数については、前輪の車輪14の左右に各一本のサスペンションシリンダ16を備え、後輪の車輪14の左右に各一本のサスペンションシリンダ16を備え、結果としてこのようなダンプトラックであっても全体で合計4本のサスペンションシリンダ16を備えた構造となる。また、アーティキュレート式ダンプトラックの場合のサスペンションシリンダ16の本数については、上記に述べた6本の場合に限らず、後輪の車輪の左右に各一本のサスペンションシリンダ16を備え、結果としてアーティキュレート式ダンプトラックの全体で合計4本のサスペンションシリンダ16を備えたものでも本実施形態は適用可能である。また、アーティキュレート式ダンプトラックにおいて、車体とベッセルとを機械的に連結する支持構造を積載物の全重量を後輪の4つの車輪14のいずれか一つで支持する構造として、その一カ所の支持部に1本のサスペンションシリンダ16および圧力センサ20を設けて積載物の重量を測定するようにしてもよい。この場合、サスペンションシリンダ16を備えていない各車輪14は、圧力センサ20といった積載物の計測手段を備えず、スプリングやダンパで構成される足回り構造となる。
GPSアンテナ24は、GPS(Global Positioning System)を構成するGPS衛星から出力される信号を受信し、自身の位置を計測する。GPSアンテナ24は、複数のGPS衛星から出力される信号をそれぞれ受信する。GPSアンテナ24は、受信した信号を運搬機側車載機30に出力する。なお、自身の位置を計測するためには、GPS衛星に限らず他の測位用衛星によるものでもよい。すなわち、GNSS(全地球航法衛星システム:Global Navigation Satellite Systems)による位置計測ができればよい。下記に述べる積込機4についても同様である。
通信機(通信部、運搬機側通信部)26は、通信アンテナ26aを介して積込機4との間でデータの送受信を行う。通信機26は、運搬機側車載機30とも接続されている。通信機26は、運搬機側車載機30から出力されたデータを、通信アンテナ26aを介して積込機4に送信する。また、積込機4から出力されたデータを、通信アンテナ26aを介して受信し、受信したデータを運搬機側車載機30に出力する。なお、通信の形態は、無線LAN通信や赤外線通信、衛星波通信、あるいは携帯電話通信網を用いた地上波通信など、通信インフラの整備状況に応じ、各種の通信形態を適宜に選択し対応する通信機等を備えるようにする。
表示装置28は、図1に示すように車体本体11の表面に設置されている。つまり、表示装置28は、外部からより具体的には積込機4が積載物を積み込む際に積込機4の操作者(オペレータ)が積込機4の運転席から視認できる位置に設置されている。表示装置28は、運搬機側車載機30から出力された指令信号に基づいて、表示形態を切り替える。表示装置28の構成等は後述する。運搬機側車載機30は、マイクロコンピュータユニット等のコントローラである。運搬機側車載機30は、運搬機2の各部の動作を制御する。運搬機側車載機30については、後述する。
次に、積込機4は、油圧ショベルやホイールローダ等であって運搬機2に積載物を積み込む機能を有する機械である。積込機4は、クローラ式の油圧ショベルである場合、履帯41と、上部旋回体42と、作業機44と、GPSアンテナ48と、通信アンテナ50aが接続された通信機50と、表示装置52と、積込機側車載機54と、を有する。なお、積込機4は、上記構成以外にも一般的な積込機が備えている各種機構、機能を備えている。
積込機4は、エンジン、油圧ポンプ、右走行モータ、左走行モータ、旋回モータ、油圧シリンダ、が搭載される。また、履帯41は、左右一対で設けられており、下部走行体となる。左右一対の履帯41は、それぞれが右走行モータ、左走行モータにより駆動される。エンジンによって油圧ポンプを回転駆動させ、油圧ポンプから吐出した作動油を各油圧モータ(右走行モータ、左走行モータ)に供給し履帯41を駆動させ積込機4を走行させるのである。上部旋回体42は、操縦席を備える運転室、機械室、カウンタウエイト等を含み下部走行体の上に配置されている。作業機44は、ブーム44a、アーム44bおよびバケット44cからなり上部旋回体42に取り付けられている。
さらに、積込機4は、油圧ポンプから吐出した作動油で旋回モータを駆動することにより、上部旋回体42を履帯41に対して水平面内で旋回させて作業機44の方向を任意の方向に移動可能としている。積込機4は、エンジンで発生した駆動力で油圧ポンプを回転駆動させ、油圧ポンプから吐出した作動油をブーム44a用、アーム44b用、バケット44c用の油圧シリンダに供給し各油圧シリンダを伸縮駆動させることで、ブーム44a、アーム44bおよびバケット44cを作動させ、掘削や排土等の所望の作業を実行する。
GPSアンテナ48は、GPSアンテナ24と同様の構成であり、複数のGPS衛星から出力される信号をそれぞれ受信し、自身の位置を計測する。GPSアンテナ48は、受信した信号を積込機側車載機54に出力する。
通信アンテナ50aが接続された通信機(通信部、積込機側通信部)50は、通信アンテナ26aが接続された通信機26と同様の構成である。通信機50は、通信アンテナ50aを介して運搬機2との間でデータの送受信を行う。通信機50は、積込機側車載機54とも接続されている。通信機50は、積込機側車載機54から出力されたデータを、通信アンテナ50aを介して運搬機2に送信する。また、積込機4の通信機50は、運搬機2から出力されたデータを、通信アンテナ50aを介して受信し、受信したデータを積込機側車載機54に出力する。このように積載システム1は、運搬機2に備えられた通信機26や積込機4に備えられた通信機50などを用いて相互通信を可能とする構成をとることで、運搬機2と積込機4との間でデータの送受信を行うことができる。データの内容の詳細については後述する。
表示装置52は、上部旋回体42の運転室内の操縦席近傍に配置されている。つまり、表示装置52は、積込機4を運転操作する操作者から見える位置に配置されている。表示装置28は、運搬機側車載機30から出力された指令信号に基づいて、表示形態を切り替える。表示装置28の構成等は後述する。運搬機側車載機30は、マイクロコンピュータユニット等のコントローラである。運搬機側車載機30は、運搬機2の各部の動作を制御する。運搬機側車載機30については、後述する。
<運搬機側車載機の構成>
図3は、運搬機側車載機30の制御機能を示すブロック図である。以下、図3を用いて、運搬機側車載機30について説明する。運搬機側車載機30は、GPS情報取得部56と、データ送受信部58と、演算装置60と、記憶装置62と、を有する。
GPS情報取得部56は、GPSアンテナ24で受信した信号に基づいて、運搬機2の現在位置を取得(測位)する。具体的には、GPS情報取得部56は、複数のGPS衛星からそれぞれ出力された信号を受信し、当該複数の信号を比較することで、運搬機2の現在位置を取得する。GPS情報取得部56は、取得した位置情報を記憶装置62に記憶させる。
データ送受信部58は、通信機26と、演算装置60と、記録装置62とに接続されている。データ送受信部58は、通信機26で受信したデータを記憶装置62の積載量情報テーブル66に書き込んだり、演算装置60に出力したりする。また、データ送受信部58は、記憶装置62の積載量情報テーブル66に記憶されたデータや、演算装置60で生成されたデータを通信機26に送る。
演算装置60は、取得した各種検出値やデータを、あらかじめ設定された条件や演算式を用いて処理する。演算装置60は、圧力センサ値合計手段60aと、積載量算出手段60bと、差分値演算手段60cと、積載量補正手段60dと、を有する。
圧力センサ値合計手段60aは、それぞれの圧力センサ20で検出された検出値の合計を算出する。ここで、圧力センサ値合計手段60aは、それぞれの圧力センサ20で検出された検出値を、傾斜計18で検出した車両本体11の傾きを示す検出値に基づいて、適宜補正し演算処理し、圧力センサ20の検出値の合計を算出することが好ましい。運搬機2が平坦な路面にいる場合に、各車輪14にかかる負荷は均等であろうが、積込機2が坂道などの傾斜路面にいる場合には、各車輪14にかかる負荷は不均等になるため、傾斜計18の検出値に応じて、各圧力センサ20の検出値を補正するのである。また、圧力センサ値合計手段60aは、各圧力センサ20で検出された検出値から各サスペンションシリンダ16に加わる荷重を演算した後に、荷重の合計を算出してもよい。
積載量算出手段60bは、圧力センサ値合計手段60aの検出結果、つまり、圧力センサ20の検出値の処理結果から積載物の積載量を計測する。つまり、積載量算出手段60bは、各圧力センサ20の検出値の合計値を積載量に変換する。
このように、運搬機2は、圧力センサ20と、圧力センサ値合計手段60aと、積載量算出手段60bと、を組み合わせることで、運搬機2に積載された積載物の量、つまり積載量を計測する積載量計測手段を実現する。また、処理動作については後述するが、演算装置60は、積込機4が運搬機2に積載物を積載している積載時に積載量を計測し、運搬機2が積載物を積載した状態で走行している走行時に積載量を計測する。つまり、演算装置60は、積込機4に同じ積載物が積載されている状態について、積載時と走行時の合計2回の機会で積載量を計測する。演算装置60は、積載時の積載量の計測結果を積載時積載量計測値として記憶装置62に記憶させ、走行時の積載量の計測結果を走行時積載量計測値として記憶装置62に記憶させる。ここで、演算装置60は、積込機4が運搬機2に積載物を積載が終了した段階で、かつ、運搬機2が停止している状態で計測された結果を積載時の積載量とする。演算装置60は、積込機4が運搬機2に積載物を積載している作業中も積載量の計測は実行している。ここで、演算装置60は、回転センサ18によって検出される運搬機2の速度や従動車輪の回転速度に基づいて、運搬機2が走行状態にあるか停止状態であるかを判定することができる。演算装置60は、回転センサ18の検出値が、ゼロまたは最低速度にある場合は停止状態にあると判定し、回転センサ18の検出値が、ゼロまたは最低速度ではない場合、走行状態にあると判定する。
差分値演算手段60cは、積込機4に同じ積載物が積載されている状態について計測した、積載時の積載量と走行時の積載量との差分を差分値として算出する。差分値演算手段60cは、算出した差分値を記憶装置62に記憶させる。
積載量補正手段60dは、記憶装置62に記憶されている差分値を含む各種データから補正規則を算出し、積込機4が運搬機2に積載物を積載している作業中に計測した積載量を、算出した補正規則に基づいて補正する。積載量補正手段60dは、補正した積載量を表示装置28に送信し、表示装置28は補正された積載量を積込機4の操作者が視認できる形態で表示する。また、積載量補正手段60dは、補正した積載量をデータ送受信部58から通信機26を介して積込機4に出力してもよい。
記憶装置62は、各種データや演算式等の各種情報や各種プログラムを記憶する。記憶装置62は、積載量情報テーブル66と、計測位置データ68と、適正積載量データ66dと、を有する。積載量情報テーブル66は、走行時積載量計測値データ66aと、積載時積載量計測値データ66bと、差分値データ66cと、適正積載量データ66dと、を有する。走行時積載量計測値データ66aは、演算装置60の積載量算出手段60bから出力される積載量の計測結果のうち、走行時の積載量の計測結果を記憶している。積載時積載量計測値データ66bは、演算装置60の積載量算出手段60bから出力される積載量の計測結果のうち、積載時の積載量の計測結果を記憶している。差分値データ66cは、差分値演算手段60cで算出した差分値のデータを記憶している。走行時積載量計測値データ66aと、積載時積載量計測値データ66bと、差分値データ66cとは、直近の1回分の算出結果を記憶していても、複数回分の算出結果を記憶していてもよい。適正積載量データ66dは、運搬機2の車格等の仕様に応じて、過積載とならず、かつ、過小積載ともならない積載量が積載されたことの判断指標となるように定められた閾値である。また、記憶装置62は、設定やオペレータの操作に基づいて、過去の算出結果を削除するようにしてもよい。
計測位置データ68は、GPS情報取得部56で取得した運搬機2の位置情報である。計測位置データ68である位置情報を積載量の計測結果と対応付けて記憶することで、積載量の計測結果とその計測が行われた位置とを対応付けることができる。なお、計測位置データ68は、位置情報を取得した時間を記憶しておくことで、積載量の計測結果とその計測が行われた時間とを対応付けられるようにしてもよい。
<運搬機の表示装置の構成>
図4は、運搬機2の表示装置28の一例を示す説明図である。以下、図4を用いて、表示装置28について説明する。表示装置28は、図4に示すように、数値を表示する欄を3個備えており、3桁の数字を表示することができる。表示装置28は、演算装置60で算出された補正した積載量の数値(積載量補正手段60dから出力された数値)を表示する。ここで、図4に示す表示装置28は、補正した積載量の数値が78トンである場合を示しており、左から順位に「0」「7」「8」が表示されている。このように運搬機2は、表示装置28に補正した積載量の数値を表示することで、積込機4を操作する操作者に現在の積載量を通知することができる。ここで、図4に示す表示装置28は、補正した積載量の数値を表示する場合について説明したがこれに限定されない。例えば、後述するように過積載が行われたならば、補正した積載量の数値を点滅させたり、その数値の表示色を変色させたり、あるいは、過積載をしめす文字(例えば、オーバーロードを意味する、「O」「V」「L」といった文字)を表示し、積込機2の操作者に注意喚起を促すようにしてもよい。
図5は、運搬機2の表示装置28の他の例を示す説明図である。図6は、図5に示す表示装置28aの表示方法の一例を説明する説明図である。図5に示す表示装置28aは、点灯と消灯を切り替えることができる3つのランプ102、104、106と、を有する。ここで、3つのランプ102、104、106は、それぞれ点灯の色が異なる色となる。例えば、ランプ102は、点灯時に緑色に表示され、ランプ104は、点灯時に黄色に表示され、ランプ106は、点灯時に赤色に表示される。このような表示装置28aによっても、補正した積載量の数値の大きさに応じてランプ102、104、106の点灯、消灯を切り替えることで積込機4の操作者に現在の積載量を通知することができる。
ここで、表示装置28aは、積載量の状態を4段階で通知することができる。ここで、4段階は、例えば、積載量が基準(適性積載量)よりも大幅に少ないか、積載量が基準よりも少ないか、適正か、基準よりも多いかによって分けることができる。表示装置28aは、積載量が基準よりも大幅に少ない状態では、ステップS1に示すように、ランプ102、104、106の全てを消灯させる。その後、運搬機2に積載物が積載され、積載量が基準よりも少ない状態となると、ステップS2に示すように、ランプ102を点滅させ、ランプ104、106を消灯させる。その後、運搬機2に積載物が積載され、積載量が適正な状態となると、ステップS3に示すように、ランプ102を点灯させ、ランプ104を点滅させ、ランプ106を消灯させる。その後、運搬機2に積載物が積載され、積載量が基準よりも多い状態となると、ステップS4に示すように、ランプ102、104を点灯させ、ランプ106を点滅させる。このように、表示装置28aによって、積載量の数値を直接表示させずに、積載量の状態を示す表示形態で積込機4の操作者に現在の積載量を通知するようにしてもよい。
<積込機側車載機の構成>
図7は、積込機側車載機54の制御機能を示すブロック図である。以下、図7を用いて、積込機側車載機54について説明する。積込機側車載機54は、GPS情報取得部76と、データ送受信部78と、演算装置80と、記憶装置82と、を有する。
GPS情報取得部76は、GPSアンテナ24で受信した信号に基づいて、積込機4の現在位置を取得する。なお、現在位置の取得方法は、前述したGPS情報取得部56と同様である。GPS情報取得部76は、取得した位置情報を記憶装置82に記憶させる。
データ送受信部78は、通信機50と、演算装置80と、記録装置82とに接続されている。データ送受信部78は、通信機50で受信したデータを記憶装置82に書き込んだり、演算装置80に出力したりする。また、データ送受信部78は、記憶装置82に記憶されたデータやプログラム、あるいは演算装置80で生成されたデータを通信機50あるいは演算装置80に送信する。
演算装置80は、取得した各種検出値やデータを予め設定された条件や演算式を用いて、後述するような演算処理を行う。演算装置80は、差分値演算手段80aと、積載量補正手段80bと、積載量判断手段80cと、差分値加工手段80dと、を有する。
差分値演算手段80aは、前述の差分値演算手段60cと同様の機能であり、積込機4に同じ積載物が積載されている状態について計測した、積載時の積載量と走行時の積載量との差分を差分値として算出する。差分値演算手段80aは、算出した差分値を記憶装置82に記憶させる。
積載量補正手段80bは、前述の積載量補正手段60dと同様の機能であり、記憶装置82に記憶されている差分値を含む各種データから補正規則を算出し、積込機4が運搬機2に積載物を積載している作業中に計測された積載量を、算出した補正規則に基づいて補正する。積載量補正手段80bは、補正した積載量を表示装置52に送信する。また、積載量補正手段80bは、補正した積載量をデータ送受信部78から通信機50を介して運搬機2に出力してもよい。
積載量判断手段80cは、積載量補正手段80bで算出した補正後の積載量が適正な値であるかを判定する。積載量判断手段80cは、積載量補正手段80bで算出した補正後の積載量と、記憶装置82に記憶されている適正積載量データ82f(あるいは運搬機2の記憶装置に記憶されている適正積載量データ66d)と、を比較することで、補正後の積載量が適正値か否かを判定することができる。
差分値加工手段80dは、差分値演算手段80aで算出した差分値を加工する。具体的には、積載量補正手段80bが、補正規則を決定する基準として用いる差分値を加工する。差分値演算手段80aで算出した複数回分の差分値を読み出し、複数回分の差分値と平均化された差分値を、補正規則を決定する基準として用いる差分値とする。また、差分値演算手段80aで算出した複数回分の差分値を読み出し、差分値が求められた順番あるいは差分値の大きさに対応した重み付けをおこない、それらの差分値の中から、重み付けの大きな差分値を、補正規則を決定する基準として用いる差分値として選択するといった加工を行ってもよい。
記憶装置82は、各種データや演算式等の各種情報や各種プログラムを記憶する。記憶装置82は、直近差分値データ82aと、累積差分値データ82bと、走行時積載量計測値データ82c、積載時積載量計測値データ82dと、計測位置データ82eと、適正積載量データ82fと、を有する。直近差分値データ82aは、差分値演算手段80aで算出した直近の差分値のデータを記憶している。なお、直近差分値データ82aは、差分値加工手段80dで加工された差分値を記憶していてもよい。累積差分値データ82bは、過去に差分値演算手段80aで算出した差分値のデータ(複数回分の差分値のデータ)を記憶している。累積差分値データ82bは、差分値加工手段80dで差分値を加工する際に使用される。走行時積載量計測値データ82cは、運搬機2から出力される積載量の計測結果のうち、走行時の積載量の計測結果を記憶している。積載時積載量計測値データ82dは、運搬機2から出力される積載量の計測結果のうち、積載時の積載量の計測結果を記憶している。また、記憶装置82は、設定やオペレータの操作に基づいて、過去の算出結果を削除するようにしてもよい。また、適正積載量データ82fは、各運搬機2によって異なる値である。積込機2が積込を行うであろう運搬機2の種類あるいは車格に応じて、あらかじめ適正積載量データ82fが記憶されている。運搬機2の設計時に、積載による負荷に耐えうる適正積載量が定められ、その適正積載量は運搬機2の種類や車格によって異なる。ここで、記憶装置82は、積込機4が積載物を積載する対象の運搬機2が複数ある場合、つまり、1台の積込機4で複数台の運搬機2に積載物を積載する場合、直近差分値データ82aと、累積差分値データ82bと、走行時積載量計測値データ82c、積載時積載量計測値データ82dと、計測位置データ82eと、適正積載量データ82fの各値を運搬機2毎に記憶する。
計測位置データ82eは、GPS情報取得部76で取得した積込機4の位置情報、つまり運搬機2に積載物を積み込んだ位置である。計測位置データ82eである位置情報を、積載量の計測結果や対象の運搬機2と対応付けて記憶することで、積載量の計測結果とその計測結果に関わった積込機4および運搬機2との対応付けを行うことができる。なお、計測位置データ82eは、位置情報を取得した時間を記憶しておくことで、積載量の計測結果や対象の運搬機2と対応付けられるようにしてもよい。
<積込機の表示装置の構成>
図8は、積込機4の表示装置52の一例を示す説明図である。以下、図7および図8を用いて、表示装置52について説明する。表示装置52は、図7に示すように、表示制御部90と、表示部92と、を有する。表示制御部90は、表示部92に表示させる画像を制御する。表示制御部90は、演算装置80あるいは記憶装置82から出力されたデータなどの出力信号を画像信号に変換することで、表示部92に表示させる画像を生成する。
表示部92は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等であり、表示制御部90で生成された画像を表示させる。表示部92は、図7および図8に示すように、積載量表示部94と、警報表示部96と、運搬機状態表示部98と、を有する。積載量表示部94は、積載量補正手段80bで算出した補正後の積載量を表示する画面領域である。積載量表示部94は、数値を表示する欄を3個備えており、3桁の数字を表示することができる。積載量表示部94には、演算装置80で算出された補正した積載量の数値が表示される。ここで、図8に示す積載量表示部94は、補正した積載量の数値が48トンである場合を示しており、左から順位に「0」「4」「8」が表示されている。積込機4は、表示装置52に補正した積載量の数値を表示させることで、積込機4を操作する操作者に現在の積載量を通知することができる。警告表示部96は、現在の積載量が閾値以上となった場合に点灯(あるいは点滅)し、操作者に過積載が生じる恐れがあることあるいは過積載が生じていることを通知する。この閾値とは、積込機4の記憶装置82あるいは運搬機2の記憶装置62に記憶されている適正積載量である。運搬機状態表示部98は、積載物を積載している対象の運搬機2の状態を表示する。運搬機2の状態とは、例えば圧力センサ20の異常の発生の有無である。運搬機状態表示部98は、通信機26、50を介して受信した運搬機2の圧力センサ20の異常発生情報に基づいて、異常が発生している圧力センサ20がどれであるかを視覚的に表示する。例えば、表示制御部90は、異常が起きている圧力センサ20に対応する積載分布シグナル99を点滅表示させる。また、運搬機状態表示部98は、各圧力センサ20からの検出値を受信し、図8に示すように積載分布シグナル99によって各圧力センサ20による検出値の大きさを複数段階の色表示によって表示する。つまり、積込機4の操作者は、この積載分布シグナル99を視認することで、ベッセル12に積み込んだ積載物が均等に積まれているかを確認することができる。
<積載システムの制御動作>
図9および図10は、それぞれ積載システムの制御動作の一例を示すフローチャートである。以下、図9および図10を用いて、積載システムの制御動作について説明する。まず図9を用いて、補正規則を決定する基準となる差分値の算出動作を説明する。なお、図9に示す処理は、演算装置60、80のいずれで実行してもよいが、演算装置60で処理する場合として説明する。
積載システム1は、ステップS12として、積込機4による運搬機2への積込の開始を検出する。なお、積載システム1は、積込機4と運搬機2との相対位置関係や、運搬機2の積載量の変化、積込機4の動作等を判定することで、積込機4による運搬機2への積込が開始されたことを検出することができる。すなわち、運搬機2の積載量の変化とは、圧力センサ20により検知された積載量の変化である。積載システム1は、積載量の増加が検出されれば積込開始と判断する。積込開始の判断条件はこれに限定されない。ここで、積込作業時には運搬機2は所定の時間、停止している。積載システム1は、この点に基づいて、回転センサ18の検出結果で算出した車速から運搬機2が停止であることを検出すれば、積込開始と判断してもよい。また、積込機4と運搬機2は各々GPSにより位置情報を取得している。積載システム1は、位置情報を利用し、両者が相互通信し、お互いの位置情報が示す位置が所定の距離内にあるか否かを判断して、所定の距離内であると判断されれば、積込開始と判断してもよい。積載システム1は、上記のうちいずれか1つを積込開始の判断条件としてもよいし、複数の条件を満足していることを積込開始の判断条件としてもよい。
積載システム1は、ステップS12で積込が開始されたと判断したら、ステップS14として、積載量を算出する。ここで、積載量は、上述したように圧力センサ20と、圧力センサ値合計手段60aと、積載量算出手段60bと、で処理を実行することで、算出することができる。なお、ステップS14で算出した積載量は、後述する表示装置28、28a、52への表示の際にも用いる。
積載システム1は、ステップS14で積載量を算出したら、ステップS16として積込作業が終了したかを判定する。積載システム1は、積込機4の動作信号、運搬機2の動作信号や、操作者によって入力された操作信号等といった機械状態を検出し、検出結果に基づいて判定を行うことで、積込作業が終了したかを判定することができる。例えば、積込機4の操作者が積込作業を終了した際に警報(ホーン)を鳴らしたり、無線通信で運搬機2へ指示をしたりといった音声伝達により、積込作業終了を伝え、積込機4の操作者が、所定の操作ボタンを操作することで、運搬機側車載機30に積込作業終了を判定した旨の信号を送信する。あるいは、圧力センサ20により検知された積載量の所定時間内での増加率がゼロになった場合、積込作業終了を判定してもよい。積載システム1は、ステップS16で積込作業が終了していない(No)と判定したら、ステップS14に戻る。積載システム1は、ステップS16で積込作業が終了した(Yes)と判定したら、ステップS18として積載時の積載量を決定し記憶する。積載システム1は、圧力センサ20により検知された積載量の所定時間内での増加率がゼロになったら積込作業終了と判定する場合、ステップS18で再度積載量を算出してもよいが、ステップS14で算出した直近の算出値から基本的に値が変化しないため、ステップS14で算出した直近の算出値を積載時の積載量として用いてもよい。別の判定基準で積込作業の終了を判定する場合は、ステップS18で新たに算出した積載量を積載時の積載量として算出することが好ましい。また、積載システム1は、ステップS14で積載量を算出せず、ステップS16で積込作業を終了したと判定した後に、積込時の積載量を算出するようにしてもよい。なお、後述するが、積載システム1は、積込時の積載量を表示させるため、図9の処理とは別の処理として、ステップS14に係らず積込時の積載量も算出する。
積載システム1は、ステップS18で積載時の積載量を決定したら、ステップS20として走行の開始を検出し、ステップS22として走行時の積載量を測定および算出し決定し記憶する。つまり、積載システム1は、積載時の積載量を決定した後、運搬機2が走行の開始を検出したら、積載量の算出処理を実行し、算出した積載量を走行時の積載量とする。運搬機2は、走行の開始の検出を種々の方法で検出することができる。例えば、運搬機2は、回転センサ18が所定の車速を検出すれば、走行を開始したと判定してもよいし、操作者によるシフトレバーやアクセルペダルの操作を電気信号で検出し、その電気信号を基に走行を開始したと判定してもよい。なお、ステップS22で行われる走行時の積載量の計測のタイミングは、運搬機2が安定走行をしている時であることが望ましい。つまり、運搬機2が走行を開始して加速する際や停止しようとするために制動ブレーキをかけて減速する際は、サスペンションシリンダ16に加速や減速に伴う負荷がかかるため、圧力センサ20が正味の積載量に加減された検出値を出力してしまう。また、走行路に応じてステアリング操作により旋回する際は、各サスペンションシリンダ16には旋回に伴う負荷がかかるため、やはり圧力センサ20が正味の積載量に加減された検出値を出力してしまう。そこで、運搬機2は、回転センサ18による車速の検出値が一定速度走行か、図示しないステアリング角度センサが直進走行を示しているか、傾斜計22が平坦路上に運搬機2が存在するか、といった安定走行の条件を確認し条件が整ったタイミングで走行時の積載量を計測する。なお、運搬機2は、GPS情報取得部56を備えているので、所定距離を走行した際の位置情報の変化により、直進走行を行ったか否か、平坦路を走行したか否かを判別し、それらの安定走行であるための条件を満たした際に、所定距離走行時に取得した積載量を用いて走行時の積載量を算出し決定してもよい。また、以下のようにして走行時の積載量の計測タイミングを決めることもできる。あらかじめ記憶装置62に決められた走行路の情報を記憶させておき、さらにその走行路の情報には安定走行が可能な区間の位置情報を識別しておき、運搬機2が走行中にGPS情報取得部56にて取得した位置情報が、安定走行が可能な区間の識別情報と一致した場合、積載量を計測する。以上のような、運搬機2の走行状態や旋回状態、走行位置、走行路勾配といった機械状態を基に走行時の積載量の計測タイミングを判断し、正確な走行時の積載量を計測する。なお、走行時の積載量を計測した結果をステップS22で算出し決定するに際し、以下の方法にて行うことが好ましい。積載システム1が、ステップS20において、運搬機2が走行開始と検出したら、走行中である限り、積載量を所定のサンプリング周期で計測する。例えば、走行中の所定の期間(所定の距離区間あるいは所定の時間)に取得された積載量の計測値を演算装置60の積載量算出手段60cにて統計処理する。すなわち、走行時に計測された積載量の計測値の度数分布(ヒストグラム)を求め、その度数分布の中央値(メジアン)を走行時の積載量として決定する(ステップS22)。このような統計処理を行えば、走行時に計測された積載量が、路面状態や運搬機2の走行状態に起因する不正確な計測値が取得されても、統計的な手法で走行時の積載量を決定でき計測精度を確保することができる。この統計処理による走行時の積載量の決定は、積込機4が、運搬機2から走行時に計測された積載量の計測値を受信し、積込機4の演算装置80で実行されてもよい。
積載システム1は、ステップS22で走行時の積載量を算出し決定したら、ステップS24として差分値を算出する。つまり、積載システム1は、ステップS18で決定した積載時の積載量とステップS22で決定した走行時の積載量との差分を差分値として算出する。例えば、差分値をΔDとし、積載時の積載量をDとし、走行時の積載量をDとした場合、ΔD=D−Dである。
積載システム1は、ステップS24で差分値を算出したら、ステップS26として算出結果を記憶装置に記憶させ、本処理を終了する。ここで、本実施形態の積載システム1は、ステップS18で算出した積載時の積載量と、ステップS22で決定した走行時の積載量と、ステップS24で算出した差分値とをそれぞれ記憶させる。積載システム1は、算出結果を記憶装置62と記憶雄装置82の両方に記憶させてもよいし、いずれか一方のみ記憶させてもよい。
積載システム1は、図9の処理を実行することで、積載時の積載量と走行時の積載量との差分値を算出することができる。
次に、図10を用いて、積込機4で運搬機2に積載物を積み込む処理の間に実行する処理、具体的には、積載量を表示装置28,52に表示させる処理について説明する。なお、積載システム1は、図10の処理を図9の処理と並行して実施することもできる。図10の処理は、並行して実施する図9の処理よりも前に実行した図9の処理の算出結果を用いて実行する。
積載システム1は、ステップS30として、積込機4による運搬機2への積込の開始を検出する。積載システム1は、ステップS30で積載物の積み込みの開始を検出したら、ステップS32として、補正規則を決定する。積載ステム1は、記憶装置62あるいは82に記憶されている差分値を含む各種測定結果および決定条件に基づいて、積込機4が積込作業を行っている間に計測(圧力センサ20により検出)した積載量を補正する。ここで、補正規則としては、積込作業を行っている間に計測した積載量から差分値を減算する規則を用いることができる。つまり、積込作業を行っている間に計測した積載量をDとし、差分値をΔDとし、補正後の積載量をDとした場合、D=D−ΔDとなる規則を用いることができる。
また、補正規則としては、差分値の符号を変換した変換差分値を算出し、積込作業を行っている間に計測した積載量に変換差分値を加算する規則を用いてもよい。この場合、変換差分値をΔD´とした場合、ΔD≧0の場合、ΔD´=−|ΔD|とし、ΔD<0の場合、ΔD´=|ΔD|となる。また、積込作業を行っている間に計測した積載量をDとし、補正後の積載量をDとした場合、D=D+ΔD´となる。また、積載システム1は、差分値ΔDを、ΔD=D/Dとし、補正規則を、D=D×ΔDとして算出してもよい。
積載システム1は、ステップS32で補正規則を算出したら、ステップS34として、積載量を算出し、ステップS36として、算出した積載量を補正規則に基づいて補正し、ステップS38として、補正した積載量を表示装置に表示させる。積載システム1は、ステップS38で補正した積載量を表示装置28,52に表示させたら、ステップS40として積込作業を終了したか否かを判定する。積載システム1は、ステップS40で積込作業を終了していない(No)、つまり、積込作業が続いていると判定した場合、ステップS34に戻り、上記処理を繰り返す。積載システム1は、ステップS40で積込作業を終了した(Yes)と判定した場合、本処理(積載量を表示装置28,52に表示させる処理)を終了する。
積載システム1は、図9に示すように、同じ積載物が積載されている状態で、積込時の積載量と走行時の積載量を計測し、計測した結果に基づいて差分値を算出する。さらに、積載システム1は、図10に示すように、図9で算出した差分値を含む条件に基づいて補正規則を決定し、決定した補正規則を用いて積込作業時に計測した積載量を補正し、補正した積載量を表示装置28,52に表示する。
ここで、積込作業時に計測した積載量は、運搬機2のサスペンションシリンダ16が静止した状態で計測が行われるため、サスペンションシリンダ16の静止摩擦抵抗の影響が大きく、圧力センサ20による計測値の誤差が大きくなる。これに対して、走行時に計測した積載量は、サスペンションシリンダ16が変動した状態で計測が行われるため、より高精度な計測値を圧力センサ20は検出することができる。積載システム1は、この事象を利用し、積込作業時に計測した積載量を、積込時の積載量と走行時の積載量との差分値に基づいて補正することで、積込作業時の積載量をより高い精度で計測することができる。つまり、同じ積載物が積載された状態で計測した積込時の積載量と走行時の積載量と差分値に基づいて、積込作業時に計測した積載量を補正することで、静止した状態で計測する場合に生じる誤差を補正することができる。結果として、積載システム1は、運搬機2の個々の特性をフィードバック処理で補正することができ、より正確な積載量を算出することができる。
積込機4の操作者は、積込作業時に運搬機2あるいは積込機4に備えられた表示装置28あるいは52に表示された補正された積載量を視認しながら、作業機44を操作し、積載量を調整可能である。つまり、積込機4の操作者あるいは運搬機2の操作者は、高精度な積載量の提示を受けて、より正確な積載量管理を行うことができる。よって、積込機4の操作者は、アンダーロード(過小積載)、オーバーロード(過積載)の発生を抑制することができ、定格に近い積載量(適正積載量)の積載物を運搬機2に積載させることができる。このように、運搬システム1は、定格に近い積載量を運搬機2に積載させることで、生産性を向上させることができ、オーバーロードによる運搬機2の損傷や事故の発生を抑制することができる。
<実施形態の変形>
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、上記実施形態では、運搬機2に表示装置28を設け、積込機4に表示装置52を設けた構成としたが、表示装置28と表示装置52は、少なくとも一方があればよく、一方のみとしてもよい。なお、積載システム1は、表示装置28と表示装置52の両方に補正した積載量を表示させるようにしてもよい。
積載システム1は、差分値演算手段60c、80aの少なくとも一方があればよく、一方のみとしてもよい。積載システム1は、差分値演算手段60c、80aの両方で同じ計算をしてもよい。同様に、積載システム1は、積載量補正手段60d、80bも少なくとも一方があればよく、一方のみとしてもよい。積載システム1は、積載量補正手段60d、80bの両方で同じ計算をしてもよい。
積載システム1は、差分値演算手段80aを備えている場合、積載量補正手段80bを備えていることが好ましい。これにより、差分値演算手段80aで算出した結果を演算装置60に再度送信せずに、演算装置80で処理することができる。また、積載システム1は、積載量補正手段60dを備えている場合、差分値演算手段60cを備えていることが好ましい。これにより、演算装置80で算出した差分値を演算装置60に送信せずに、演算装置60で算出した差分値に基づいて補正処理を実行することができる。
積載システム1は、差分値演算手段60cで差分値を算出することが好ましい。これにより、運搬機2で積載量を計測した後、すぐに差分値を算出することができる。また、次の積込作業前に、より確実に差分値の算出処理を終わらせることができる。
積載システム1は、通信機26、50を介して、積載量補正手段60dで算出した補正した積載量の情報を積込機4に出力し、表示装置52に補正した積載量を表示させてもよい。また、積載システム1は、差分値演算手段60cで算出した差分値のデータを記憶装置82に記憶させ、積込作業時に運搬機2で計測した積載量を積載量補正手段80cで補正し、表示装置52に補正した積載量を表示させてもよい。
積載システム1は、積載量補正手段60dで算出した補正した積載量を表示装置28に表示させてもよい。この場合、積載システム1は、積込機4に、演算装置80の各部記憶装置82の各部を設けなくても、補正した積載量を、積込機4の操作者に通知することができる。
積載システム1は、差分値演算手段80aで差分値を算出する場合、走行時積載量計測値データ66a、82cの少なくとも一方があればよく、一方のみとしてもよい。同様に、積載システム1は、積載時積載量計測値データ66b、82dの少なくとも一方があればよく、一方のみとしてもよい。
積載システム1は、差分値加工手段80dで加工した差分値に基づいて補正規則を決定することが好ましい。積載システム1は、加工した差分値に基づいて補正規則を決定することで、より高い精度で積載量を補正することができる。積載システム1は、演算装置60にも演算装置80の積載量判断手段80cと、差分値加工手段80dとに相当する手段を設けてもよい。
積載システム1は、図9に示した差分値の算出(ステップS24)を、積込機4による積込作業が行われる毎に毎回行ってもよいし、一定回数毎に行ってもよい。また、積載システム1は、一定回数の積込作業における差分値を算出して、差分値の変化量が一定の範囲に収束したと判断できる場合、差分値の算出の頻度を減らすようにしてもよい。
図11は、積載システムの制御動作の一例を示すフローチャートである。図11に示す処理は、図10のステップS32の処理、つまり補正規則の決定処理の一例である。積載システム1は、ステップS50として位置情報を取得する。位置情報は、GPS情報取得部56、76による測位にて取得することができる。積載システム1は、ステップS50で位置情報を取得したら、ステップS52として、取得した位置情報に基づいて、積込場情報を取得する。ここで、積込場情報とは、積込場の領域を示す情報(位置情報の領域)である。すなわち、積込場の領域とは、例えば鉱山であれば、石炭の採石場や鉄鉱石の採石場といった積載物となる物の種類(土質)に応じた積込場所を示す。積込機4は、積込場所をある程度の期間、大きな移動をせずに積込作業を実施する。したがって、積込場としてわかっている場所の所定範囲のエリアを示す位置情報を積込場情報として、あらかじめ記憶装置62、82に記憶させていてもよいし、積込機4のGPS情報取得部76が定期的に自身の位置情報を測位し、得られた位置情報を含む所定範囲のエリアを積込場情報として、記憶装置62,82に記憶させていてもよい。
積載システム1は、ステップS52で積込場情報を取得したら、ステップS54として、積込場情報に対応する差分値データを取得する。積載システム1は、積込場情報と差分値データとの対応付けを行ったうえで、積込場情報と差分値データを記憶装置62、82に記憶している。積載システム1は、差分値を取得した場合、その差分値の演算に関係した積込場情報を対応付けし、複数の積込場に対して差分値を分類しておく。例えば運搬機2が複数の積込場で積込作業を行ったならば、各積込場に対応した差分値を求め、それら積込場(積込場情報)に対応した差分値を記憶しておく。そして、積載システム1は、運搬機2が、ある積込場に至って、積込作業を開始する際、その運搬機2の現在位置の位置情報を測位し、得られた位置情報に近い場所を示す積込場情報を記憶装置62,82から読み込む。積込場情報には差分値データが対応付けされているため、読み込まれた積込場情報には、その積込場で用いられるべき差分値データが同時に読み出される。積載システム1は、ステップS54で差分値データを取得したら、ステップS56として補正規則を決定し、本処理(補正規則の決定処理)を終了する。
つまり、積載システム1は、図11に示すように、位置情報を取得し、積込場に対応した差分値データを取得することで、積込場の土質の状況に対応した補正規則を用いることができる。したがって、積込機4により運搬機2へ積載される積載物の積載量の計測精度をより向上させ、積込機4の操作者は、より正確な積載量管理を図ることができる。また、積載システム1は、積込場の位置情報を検出しその位置情報を用いることで、積込場ごとの差分値を系統分けして蓄積することができる。これにより、積込場の土質の状況に関連した差分値が求められるため、積込場の土質に適した補正規則を決定することができ、積載量の計測精度を向上させることができる。
図12は、積載システム1の制御動作の一例を示すフローチャートである。図12に示す処理は、図9のステップS22の処理、つまり走行時の積載量の算出処理の一例であり、前述した走行時の積載量の計測タイミングの判断を積載量計測ポイントという判断要素を用いて行う場合を示すものである。なお、図12に示す処理は、演算装置60で実行することが好ましい。積載システム1は、ステップS60として位置情報を取得する。位置情報は、GPS情報取得部56の測位の処理で取得することができる。
積載システム1は、ステップS60で位置情報を取得したら、ステップS62として積載量計測ポイントであるかを判定する。ここで、積載量計測ポイントとは、予め設定されている走行時の積載量の計測領域である。積載システム1は、ステップS62で計測ポイントではない(No)と判定したら、ステップS60に戻る、積載システム1は、ステップS62で積載量計測ポイントである(Yes)と判定したら、ステップS64として積載量を算出し、算出した積載量を走行時の積載量として、本処理を終了する。なお、積載システム1は、積載量計測ポイントであると判定した場合、走行中か判定し走行中である場合のみ積載量を算出し、算出した積載量を走行時の積載量としてもよい。
積載システム1は、図12に示すように、位置情報を測位し取得し、所定の領域を走行している場合に、走行時の積載量を計測することで、走行時の積載量の計測に対して基準化を行うことができ、より高い精度で計測を行うことができる。また、予め設定される積載量計測ポイントは、走行時の積載量の計測精度が高い走行領域であることを前提にしているため、高精度に積載量を計測することができる。
積載システム1は、積載量と位置情報とを一定の走行距離間隔で連続して取得し蓄えておき、それら取得した情報を後処理として、図12と同様の処理を実行してもよい。この場合は、演算装置80でも同様の処理を実行することができる。
図13は、積載システム1の制御動作の一例を示すフローチャートである。図13に示す処理は、図10のステップS32の処理、つまり補正規則の決定処理の一例である。ここで、図13に示す処理は、演算装置80で実行される。積載システム1は、ステップS70として運搬機2の識別情報(例えばID)を取得する。運搬機2の識別情報は、各運搬機2の記憶装置62に記憶されている。つまり、演算装置80は、積載物を積載する対象の運搬機を特定し、当該運搬機の識別情報を取得する。演算装置80は、通信機50を介して対象の運搬機2と通信を行い、運搬機2のID等を取得することで、運搬機2を個体識別することができる。
積載システム1は、ステップS70で運搬機2の識別情報を取得したら、ステップS72として、取得した運搬機2に対応する差分値データを抽出する。積載システム1は、記憶装置62、82に積込作業の現場で稼働する各運搬機2について差分値データ(直近差分値データ82a、累積差分値データ82b)を記憶している。そこで取得した運搬機2の識別情報から、当該運搬機2に対する積込と積込後の走行によって過去に得られた差分値データを取得する。積載システム1は、ステップS72で差分値データを取得したら、ステップS74として補正規則を決定し、本処理(補正規則の決定処理)を終了する。
積載システム1は、図13に示すように、運搬機2の識別情報を取得し、運搬機2毎の差分値データから補正規則を決定することで、運搬機2毎の特性に対応した補正規則を決定することができる。これにより、積載量の計測精度をより向上させることができる。
図14は、積載システム1の制御動作の一例を示すフローチャートである。図14に示す処理は、図10のステップS38の処理において、補正した積載量を表示装置52に表示する際、補正した積載量の評価を行う処置の流れを示す一例である。積載システム1は、補正した積載量を数値で表示してもよいが、上述した表示装置28aや警告表示部96を表示制御し、図6で示したような表示形態によって積載量が過積載か過小積載か、あるいは適正かといった評価結果を表示するようにしてもよい。また、積込機4の運転室内に音声出力装置を設けて、積載量判断手段80cから積載量の評価結果を示す出力信号を音声出力装置に送信し、音声出力信号が音声信号に変換され、操作者に音声として通知してもよい。
積載システム1は、ステップS80として補正後の積載量は過積載か判定する。過積載か否かの判定は、前述の適正積載量データ66d、82fと補正後の積載量との大小判別で行うことができる。積載システム1は、ステップS80で過積載である(Yes)と判定した場合、ステップS82として、表示装置28に過積載である旨を表示し、本処理(補正した積載量の評価処置)を終了する。積載システム1は、ステップS80で過積載ではない(No)と判定した場合、ステップS84に進み、補正後の積載量は過小積載か否かを判定する。積載システム1は、ステップS84で過小積載である(Yes)と判定した場合、ステップS86として、表示装置28に過小積載である旨を表示し、本処理(補正した積載量の評価処置)を終了する。積載システム1は、ステップS84で過小積載ではない(No)と判定した場合、ステップS88に進み、表示装置28に積載量が適正である旨を表示し、本処理(補正した積載量の評価処置)を終了する。つまり、積載量判断手段80cが過積載か過小積載であるかを判断し、過積載であれば、それを示す出力信号を表示装置52に出力し、過小積載であれば、それを示す出力信号を表示装置52に出力する。一方、積載量判断手段80cは、補正した積載量が過積載か過小積載でもなく適正積載量の公差範囲内に補正後の積載量は入っていると判断すれば、それを示す出力信号を表示装置52に出力する。表示装置28の表示部94の警報表示部96に、メッセージや記号などで過積載である旨が表示される。
積載システム1は、図14に示すように、補正後の積載量について、積載量が過積載か過小積載か適正かを表示することで、積載物のアンダーロード(過小積載)、オーバーロード(過積載)の発生を抑制することができ、定格に近い積載量(適正積載量)を運搬機2に積載させることができる。
また、上記実施形態の運搬機2は、積載量を表示装置28に表示させ、または、通信機26を用いて積載量を積込機4側の通信機50に送信したが、これに限定されない。運搬機2は、算出した積載量を種々の出力手段で出力することができる。また、運搬機2が通信を用いて出力する場合の出力先は、積込機に限定されず、他の通信機、例えば、積載システム1を管理している管理装置としてもよい。
1 積載システム
2 運搬機
4 積込機
11 車両本体
12 ベッセル
14 車輪
16 サスペンションシリンダ
18 回転センサ
20 サスペンション圧力センサ
22 傾斜計
24、48 GPSアンテナ
26、50 通信機
26a、50a 通信アンテナ
28、52 表示装置
30 運搬機側車載機(コントローラ)
41 履帯
42 上部旋回体
44 作業機
44a ブーム
44b アーム
44c バケット
54 積込機側車載機(コントローラ)
56、76 GPS情報取得部
58、78 データ送受信部
60、80 演算装置
60a 圧力センサ値合計手段
60b 積載量算出手段
60c、80a 差分値演算手段
60d、80b 積載量補正手段
62、82 記憶装置
66 積載量情報テーブル
66a、82c 走行時積載量計測値データ
66b、82d 積載時積載量計測値データ
66d、82f 適正積載量データ
66c 差分値データ
68、82e 計測位置データ
80c 積載量判断手段
80d 差分値加工手段
82a 直近差分値データ
82b 累積差分値データ
90 表示制御部
92 表示部
94 積載量表示部
96 警報表示部
99 積載分布シグナル

Claims (16)

  1. 運搬機と積込機とを備える積載システムであって、
    前記運搬機に設置され、前記運搬機に積み込まれた積載物の積載量を計測する積載量計測手段と、
    前記積載物の積載時に前記積載量計測手段で計測した積載量と、前記積載時の計測後かつ走行時に前記積載量計測手段で計測した積載量との差分を演算する差分演算手段と、
    前記差分演算手段で算出した差分値データを記憶する記憶装置と、
    前記記憶装置に記憶されている差分値データに基づいて算出した補正規則に基づいて、積載物の積載時に前記積載量計測手段で計測した積載量を補正する補正手段と、
    前記補正手段で補正した補正積載量を表示させる表示手段と、を有することを特徴とする積載システム。
  2. 前記記憶装置に記憶されている複数の差分値データに基づいて、前記差分値を加工し、補正規則を決定し、
    前記補正規則に基づいて、前記積載物の積載時に前記積載量計測手段で計測した積載量を補正することを特徴とする請求項1に記載の積載システム。
  3. 前記運搬機に設置された運搬機側通信部と、
    前記積込機に設置され、前記運搬機側通信部と通信する積込機側通信部と、を有し、
    前記表示手段は、前記積込機の運転室内に設置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の積載システム。
  4. 前記補正手段は、前記積込機に設置されており、
    前記運搬機側通信部は、前記積載物の積載時に前記積載量計測手段で計測した積載量の情報を前記積込機側通信部に送信し、
    前記積込機側通信部は、前記積載量の情報を前記補正手段に出力することを特徴とする請求項3に記載の積載システム。
  5. 前記差分演算手段および前記記憶装置は、前記積込機に設置されており、
    前記運搬機側通信部は、前記積載物の積載時に前記積載量計測手段で計測した積載量の情報および前記積載時の計測後かつ走行時に前記積載量計測手段で計測した積載量を前記積込機側通信部に送信することを特徴とする請求項4に記載の積載システム。
  6. 前記差分演算手段、前記記憶装置および前記補正手段は、前記運搬機に設置されており、
    前記表示手段は、前記運搬機の外部および前記積込機の運転室内のいずれか一方に設置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の積載システム。
  7. 前記運搬機のサスペンションシリンダにかかる負荷を検出する圧力センサをさらに有し、
    前記積載量計測手段は、前記圧力センサの検出結果に基づいて前記運搬機に積み込まれた積載物の積載量を計測することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の積載システム。
  8. 前記運搬機または前記積込機の少なくとも一方に位置検出手段を有し、
    前記差分演算手段は、積載時の積載量を計測した位置情報の領域毎に、前記差分値を分類し、
    前記記憶装置は、分類された前記差分値を記憶し、
    前記補正手段は、前記積載物の積載量を計測した位置情報の領域毎に補正規則を決定し、
    前記積載物の積載時に、前記位置検出手段により検出した積載場所に対応する差分値を前記記憶装置から読み出して、前記積載物の積載時に前記積載量計測手段で計測した積載量を補正することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の積載システム。
  9. 前記位置検出手段は、前記運搬機に設置されており、
    前記積載量計測手段は、前記位置検出手段で検出した位置情報が予め設定位置である場合、前記走行時の積載量の計測を行うことを特徴とする請求項8に記載の積載システム。
  10. 前記積載量計測手段は、前記運搬機の機械状態に応じて計測タイミングを判断し、走行時の積載量を計測することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の積載システム。
  11. 前記表示手段は、前記補正手段により補正された積載量の評価を行う積載量判断手段による評価に応じた評価結果を表示することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の積載システム。
  12. 積載物が積載される運搬機であって、
    積み込まれた積載物の積載量を計測する積載量計測手段と、
    前記積載量計測手段で計測した積載量と、前記積載時の計測後かつ走行時に前記積載量計測手段で計測した積載量との差分を演算する差分演算手段と、
    前記差分演算手段で算出した差分値データを記憶する記憶装置と、
    前記記憶装置に記憶されている差分値データに基づいて算出した補正規則に基づいて、積載物の積載時に前記積載量計測手段で計測した積載量を補正する補正手段と、を有することを特徴とする運搬機。
  13. 前記補正手段で補正した補正積載量を出力する出力手段を有することを特徴とする請求項12に記載の運搬機。
  14. 前記出力手段は、前記補正積載量を表示させる表示手段であることを特徴とする請求項13に記載の運搬機。
  15. 前記出力手段は、前記補正積載量を外部に出力する通信部であることを特徴とする請求項13に記載の運搬機。
  16. 前記通信部は、積載物を積載する積込機に前記補正積載量を出力することを特徴とする請求項15に記載の運搬機。
JP2012553891A 2011-11-04 2012-09-14 積載システム及び運搬機 Active JP5230851B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012553891A JP5230851B1 (ja) 2011-11-04 2012-09-14 積載システム及び運搬機

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011242846 2011-11-04
JP2011242846 2011-11-04
PCT/JP2012/073730 WO2013065415A1 (ja) 2011-11-04 2012-09-14 積載システム及び運搬機
JP2012553891A JP5230851B1 (ja) 2011-11-04 2012-09-14 積載システム及び運搬機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5230851B1 JP5230851B1 (ja) 2013-07-10
JPWO2013065415A1 true JPWO2013065415A1 (ja) 2015-04-02

Family

ID=48191773

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012553891A Active JP5230851B1 (ja) 2011-11-04 2012-09-14 積載システム及び運搬機

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9221659B2 (ja)
JP (1) JP5230851B1 (ja)
CN (1) CN103249896B (ja)
CA (1) CA2807828C (ja)
WO (1) WO2013065415A1 (ja)

Families Citing this family (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI122872B (fi) * 2011-01-28 2012-08-15 Ponsse Oyj Menetelmä punnitusjärjestelmän tarkistuspunnituksessa ja ohjelmistotuote sekä järjestely punnitusjärjestelmän tarkistuspunnituksessa ja materiaalinkäsittelykone
JP6027248B2 (ja) * 2013-08-20 2016-11-16 日立建機株式会社 ダンプトラック
CN105518556B (zh) * 2013-12-12 2018-08-28 日立建机株式会社 车辆行驶系统以及车辆行驶控制方法
CN103852059B (zh) * 2014-03-25 2016-03-23 中国有色金属长沙勘察设计研究院有限公司 反铲挖掘机的铲斗定位装置及方法
WO2016016980A1 (ja) 2014-07-30 2016-02-04 株式会社小松製作所 運搬車両及び運搬車両の制御方法
US9529347B2 (en) * 2014-08-28 2016-12-27 Caterpillar Inc. Operator assistance system for machine
JP6407663B2 (ja) * 2014-10-30 2018-10-17 日立建機株式会社 作業支援画像生成装置、及びそれを備えた作業機械の操縦システム
US9802533B2 (en) 2015-02-20 2017-10-31 Caterpillar Sarl Machine roof integrated lighting system
WO2016189654A1 (ja) * 2015-05-26 2016-12-01 日立建機株式会社 建設機械の荷重計測装置
JP6480830B2 (ja) * 2015-08-24 2019-03-13 株式会社小松製作所 ホイールローダの制御システム、その制御方法およびホイールローダの制御方法
US9695571B1 (en) * 2015-12-10 2017-07-04 Caterpillar Inc. Payload monitoring system
WO2017158781A1 (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 株式会社小松製作所 ダンプトラック
US11047109B2 (en) * 2016-04-19 2021-06-29 Volvo Construction Equipment Ab Control unit for dumping of material
JP6243538B2 (ja) * 2016-04-28 2017-12-06 株式会社小松製作所 運搬機械の管理装置及び運搬機械の管理方法
JP6606481B2 (ja) * 2016-09-07 2019-11-13 日立建機株式会社 ダンプトラック及び冷却ファン制御方法
DE102016011530A1 (de) * 2016-09-23 2018-03-29 Liebherr-Mining Equipment Colmar Sas Verfahren zum Assistieren eines Baggerführers beim Beladen eines Transportgerätes sowie Assistenzsystem
US10401249B2 (en) * 2016-10-11 2019-09-03 Caterpillar Inc. Methods and systems for detecting unbalanced payload condition in machines
WO2018087834A1 (ja) * 2016-11-09 2018-05-17 株式会社小松製作所 作業機械および作業機械の制御方法
JP6804999B2 (ja) * 2017-01-20 2020-12-23 株式会社クボタ 作業走行管理システム
JP6704375B2 (ja) * 2017-07-13 2020-06-03 日立建機株式会社 積載量補正システム
JP7258758B2 (ja) * 2017-08-08 2023-04-17 住友建機株式会社 ショベル及びショベルの支援装置
JP6745254B2 (ja) * 2017-09-21 2020-08-26 日立建機株式会社 油圧ショベル
WO2019082397A1 (ja) * 2017-10-27 2019-05-02 日立建機株式会社 積込量積算装置および積込量積算システム
JP7011924B2 (ja) 2017-11-09 2022-01-27 株式会社小松製作所 情報提供装置、積込作業支援システム及び情報提供方法
US10583736B2 (en) 2017-12-11 2020-03-10 Caterpillar Inc. System for controlling a drive operation of a machine
US20190315169A1 (en) * 2018-04-17 2019-10-17 Ford Global Technologies, Llc Indicator apparatus and related methods for use with vehicles
JP7204366B2 (ja) * 2018-07-31 2023-01-16 株式会社小松製作所 作業機械を制御するためのシステム及び方法
JP7175680B2 (ja) * 2018-08-31 2022-11-21 株式会社小松製作所 表示制御装置、表示制御システム、および表示制御方法
JP7141894B2 (ja) * 2018-09-05 2022-09-26 日立建機株式会社 作業機械
JP7245581B2 (ja) * 2018-10-10 2023-03-24 株式会社小松製作所 運搬車両に素材を積み込む作業機械を制御するためのシステム及び方法
US11174618B2 (en) 2019-02-20 2021-11-16 Caterpillar Inc. System and method for automated payload target tipoff
JP7173898B2 (ja) * 2019-02-28 2022-11-16 日立建機株式会社 作業機械
EP3951076B1 (en) * 2019-03-26 2024-05-08 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Work machine
US11224159B2 (en) 2019-06-28 2022-01-18 Cnh Industrial Canada, Ltd. Downforce monitoring system for an agricultural row unit
JP7268577B2 (ja) * 2019-10-31 2023-05-08 コベルコ建機株式会社 作業機械
KR20230028520A (ko) * 2020-07-31 2023-02-28 히다찌 겐끼 가부시키가이샤 무인 작업 기계
JP7450492B2 (ja) 2020-07-31 2024-03-15 日立建機株式会社 無人作業機械
JP7450491B2 (ja) 2020-07-31 2024-03-15 日立建機株式会社 無人作業機械
US11619921B2 (en) 2020-08-13 2023-04-04 Caterpillar Inc. Work machine overload prevention
US11953337B2 (en) 2021-05-12 2024-04-09 Deere & Company System and method for assisted positioning of transport vehicles for material discharge in a worksite
US11965308B2 (en) 2021-05-12 2024-04-23 Deere & Company System and method of truck loading assistance for work machines
CN117602396B (zh) * 2023-11-29 2024-04-30 中国农业大学 一种青饲料收获机自动跟车抛送填装方法

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5416706A (en) * 1984-04-27 1995-05-16 Hagenbuch; Leroy G. Apparatus for identifying containers from which refuse is collected and compiling a historical record of the containers
US4831539A (en) * 1984-04-27 1989-05-16 Hagenbuch Roy George Le Apparatus and method for locating a vehicle in a working area and for the on-board measuring of parameters indicative of vehicle performance
US4635739A (en) * 1985-06-25 1987-01-13 Caterpillar Inc. Payload monitor
US4852674A (en) * 1987-07-30 1989-08-01 Caterpillar Inc. Method for displaying load distribution by monitoring a work vehicle suspension
US4835719A (en) * 1987-08-03 1989-05-30 Caterpillar Inc. Method for monitoring payload
US4921578A (en) * 1989-06-05 1990-05-01 Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho Apparatus for representing a load to be carried by a dump truck
US4981186A (en) * 1989-10-12 1991-01-01 Marathon Letourneau Company Truck load weighing method and apparatus
JP2925468B2 (ja) * 1995-01-31 1999-07-28 株式会社小松製作所 ダンプの積載重量監視装置
CN1265065C (zh) * 2001-10-18 2006-07-19 日立建机株式会社 油压挖掘机作业量的检测装置、检测方法和检测结果显示装置
CN1167941C (zh) * 2002-09-24 2004-09-22 武汉大学 汽车负荷量自动监测显示装置
US7395184B2 (en) * 2004-01-15 2008-07-01 Komatsu, Ltd. Loaded weight measurement method and loaded weight measurement device for dump truck
CN100456001C (zh) * 2004-09-15 2009-01-28 南宁铁路局科学技术研究所 装载机电子称重系统及用其对装载量进行计量的方法
US20090048790A1 (en) * 2006-03-10 2009-02-19 Thomas Dermot Geraghty System for Determining a Vehicle Load
JP2008240461A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Komatsu Ltd 過積載防止システムおよび過積載防止方法
CN101306767B (zh) * 2007-05-16 2011-02-02 天地科技股份有限公司 智能化汽车快速定量装车方法和装车站
CN101788326A (zh) * 2009-01-23 2010-07-28 重庆大唐测控技术有限公司 一种自卸车称重装置
JP5419998B2 (ja) 2010-01-22 2014-02-19 日立建機株式会社 積載案内システム
US8527158B2 (en) * 2010-11-18 2013-09-03 Caterpillar Inc. Control system for a machine

Also Published As

Publication number Publication date
CA2807828A1 (en) 2013-05-04
CN103249896A (zh) 2013-08-14
WO2013065415A1 (ja) 2013-05-10
US20140231153A1 (en) 2014-08-21
JP5230851B1 (ja) 2013-07-10
CN103249896B (zh) 2014-12-03
CA2807828C (en) 2014-09-02
US9221659B2 (en) 2015-12-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5230851B1 (ja) 積載システム及び運搬機
JP6405239B2 (ja) 路面状態判定方法、路面状態出力方法、路面状態判定装置および路面状態出力装置
AU2008307682B2 (en) Machine-to-machine communication system for payload control
AU2013219399B2 (en) Road surface management system
AU2009222150B2 (en) System for controlling a multimachine caravan
JP5419998B2 (ja) 積載案内システム
US20170169626A1 (en) Operation monitoring system for machine and method thereof
CN110072716B (zh) 用于监控有效载荷分布的系统和方法以及包括其的机器
CN103298656A (zh) 装载分析系统和方法
JP7011924B2 (ja) 情報提供装置、積込作業支援システム及び情報提供方法
CN110087917B (zh) 在工地监测机器拖运条件的系统和方法及包括其的机器
JP6009572B2 (ja) 運搬車両の走行管理装置
US11780450B2 (en) Tire management system and tire management method
JPWO2016060283A1 (ja) 作業機械の制御システム、作業機械、作業機械の管理システム及び作業機械の制御方法
JP6175153B2 (ja) 路面管理システム
JP2021050551A (ja) 作業機械
US20220172132A1 (en) Work management system

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130305

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160329

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5230851

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150