JPWO2013051200A1 - 電気機器システム - Google Patents

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英樹 井原
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一徳 松本
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Abstract

外部機器への情報の入出力機能を有する入出力装置は、外部制御機器と通信する制御部を備える。入出力装置と通信する電気機器は、外部機器からの入力が入力回路のどのポートに、出力が出力回路のどのポートに割当てられているかを記憶する入出力割当記憶部と、制御部からの情報により電気機器の機能を動作させるあるいは電気機器の出力を出力回路のどのポートに出力するかを示す情報を制御部に送る電気機器側入出力制御部を備える。電気機器は、外部制御機器を用いて割当に関する情報を入出力割当記憶部に記憶するあるいは入出力割当記憶部に記憶している割当に関する情報を変更する。

Description

本発明は、情報を入出力する入出力装置と、入出力装置と接続して使用される溶接装置等の電気機器とを備えた電気機器システムに関する。
従来の電気機器の一例として、溶接装置は、外部からの入力あるいは外部への出力は専用の入出力回路によって行われていた(例えば、特許文献1参照)。そして、入出力機能は限定されており、その機能に柔軟性が無く、溶接装置の機能変更等を行う場合には回路の追加や変更を行う必要があった。
従来の溶接装置の構成例を図12に示す。なお、図12では、外部から情報を入力する部分のみを記載しており、溶接出力部分等のアーク溶接に必要な構成等については省略している。
以下、図12に示す溶接装置について説明する。なお、説明と図示は、入力についてのみ行う。
図12に示すように、溶接装置101は、シーケンス制御回路103を備えている。トリガスイッチ102のオン−オフ信号は、ワイヤ送給用モータ106を備えたワイヤ送給装置105を介してシーケンス制御回路103に入力される。これにより、溶接装置101は、トリガスイッチ102の状態を認識する仕組みとなっている。なお、このような信号等を入力する溶接装置101の入力部は、数カ所程度設けられているのが一般的である。また、信号等を出力する出力部についても同様である。ここで、シーケンス制御回路103は、ワイヤ送給制御回路104を介してワイヤ送給装置105のワイヤ送給用モータを制御する。
なお、ここでいう入力部とは、特定の機能専用に入力される部分のことであり、例えば、トリガスイッチ102の信号は、シーケンス制御回路103に入力されることを意味しており、接続を変更しない限り、その他の回路には入力されない。
溶接装置を工場の生産ラインに適用する場合、溶接装置に対して様々な入力信号を与えて動作を制御する必要が生じる。また、溶接装置の動作を外部の作業者に伝達するため、溶接装置から外部に様々な信号を出力する必要がある。
しかし、従来の溶接装置の外部入出力部は、専用入出力回路によって構成されている。例えば、入力の場合、入力されるオン−オフ信号の意味を反転して使用したい場合があっても、それぞれの回路は専用に設計されている。したがって、回路を変更することは容易ではなく、外部に新たにオン−オフの意味を反転する機器を設ける必要があった。同様に、出力についても、それぞれの回路は専用に設計されているので、外部に新たにオン−オフの意味を反転する機器を設ける必要があった。
また、溶接装置に発生した事象を複数の出力として得たい場合も、外部に新たに機器を設置する必要があった。また、外部で発生した複数の事象の論理演算を行い、入力信号として入力したい場合でも、外部に新たに機器を設置あるいは配線を工夫する必要があった。
このため、生産ラインを新設あるいは変更するごとに、外部入出力に関する新たな機器を導入しなければならなかった。
特開平4−17977号公報
本発明は、生産ラインの新設や変更をするごとに外部入出力に関する新たな機器を導入する必要がなく、かつ、生産ラインにおける複雑な入出力用件を実施できる電気機器システムを提供する。
上記課題を解決するために、本発明の電気機器システムは、外部の機器に対して情報の入力や出力を行う機能を有する入出力装置と、この入出力装置と通信を行う電気機器と、を備えた電気機器システムである。この入出力装置は、上記外部の機器から情報を入力するための汎用入力回路部と、上記外部の機器へ情報を出力するための汎用出力回路部と、上記汎用入力回路部、上記汎用出力回路部および上記電気機器の少なくともいずれかと通信を行う入出力制御部と、を備えている。上記電気機器は、入出力割当記憶部と、電気機器側入出力制御部と、を備えている。ここで、入出力割当記憶部は、上記外部の機器からの入力信号が、それぞれ上記汎用入力回路部のどの入力チャンネルに割り当てられているか、および、上記外部の機器への出力信号が、それぞれ上記汎用出力回路部のどの出力チャンネルに割り当てられているかを記憶する。電気機器側入出力制御部は、上記入出力制御部から送られてきた信号に基づいて上記電気機器が有する機能を動作させる、あるいは、上記電気機器の出力信号を上記汎用出力回路部のどのチャンネルに出力するのかを示す信号を上記入出力制御部に送る。上記入出力制御部および上記電気機器側入出力制御部のうちの少なくともいずれかは、外部制御機器と通信を行う。そして、本発明の電気機器システムは、上記外部制御機器を用いて割り当てに関する情報を上記入出力割当記憶部に記憶する、あるいは、上記外部制御機器を用いて上記入出力割当記憶部に記憶している割り当てに関する情報を変更する構成としている。
この構成により、生産ラインの新設や変更をするごとに外部入出力に関する新たな機器を導入する必要がなく、また、生産ラインにおける複雑な入出力用件を実施することができる。
図1は、本発明の実施の形態1における入出力装置と溶接装置を備えた溶接システムの要部の概略構成を示す図である。 図2Aは、本発明の実施の形態1における第1のメモリ領域の例を示す図である。 図2Bは、本発明の実施の形態1における第2のメモリ領域の例を示す図である。 図2Cは、本発明の実施の形態1におけるデータフォーマットの例を示す図である。 図2Dは、本発明の実施の形態1におけるデータフォーマットの例を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態1における入出力の割り当てを行うPCの操作画面の例を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態1における入出力装置と溶接装置を備えた別の溶接システムの要部の概略構成を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態2における入出力装置と溶接装置を備えた溶接システムの要部の概略構成を示す図である。 図6Aは、本発明の実施の形態2におけるコントローラの概要と操作画面の一例を示す図である。 図6Bは、本発明の実施の形態2におけるコントローラの操作画面の一例を示す図である。 図6Cは、本発明の実施の形態2におけるコントローラの操作画面の一例を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態2における入出力装置と溶接装置を備えた別の溶接システムの要部の概略構成を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態3における入出力装置と溶接装置を備えた溶接システムの要部の概略構成を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態3における論理式メモリの一例を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態3における入出力の割り当てと論理式の入力を行うPCの操作画面の例を示す図である。 図11は、本発明の実施の形態3における論理式実行時の論理表の一例を示す図である。 図12は、従来の溶接装置の概要を示す構成図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下の図面においては、同じ構成要素については同じ符号を付しているので説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
図1から図3を用いて、本実施の形態1の電気機器システムについて説明する。なお、本実施の形態1の電気機器システムの一例として、溶接システムを例にして説明する。図1は、本発明の実施の形態1における入出力装置と溶接装置を備えた溶接システムの要部の概略構成を示す図である。図2A、図2B、図2C、図2Dは、それぞれ本発明の実施の形態1における記憶部のメモリ領域またはデータフォーマットを示す図である。図3は、本発明の実施の形態1における入出力の割り当てを行うパーソナルコンピュータ(以下、「PC」とする。)の操作画面の例を示す図である。
図1に示すように、電気機器である溶接装置18は、入出力装置17と通信可能に接続されている。入出力装置17は、外部の機器に対して情報の入力や出力を行う機能を有し、溶接装置18およびPC19と通信可能に接続されている。入出力装置17は、汎用入力回路部11と、汎用出力回路部12と、入出力制御部13と、を備えている。汎用入力回路部11は、入出力装置17の外部の機器などから複数の入力信号を入力するものである。汎用出力回路部12は、入出力装置17の外部の機器などへ複数の出力信号を出力するものである。入出力制御部13は、汎用入力回路部11から入力信号を入力し、また、汎用出力回路部12に出力信号を出力するものであり、また、PC19や溶接装置18とデジタル通信を行うものである。
溶接装置18は、入出力割当記憶部14と、溶接装置側入出力制御部15と、本体制御部16と、を備えている。入出力割当記憶部14は、詳細は後述する入出力割り当て状態を記憶するものである。溶接装置側入出力制御部15は、入出力装置17の入出力制御部13から送られてきた入力データ、あるいは、溶接装置18の本体制御部16から送られてきた出力データと、入出力割当記憶部14に記憶されたデータとから、入力時はデータを本体制御部16に送信し、出力時は入出力制御部13にデータを送信するものである。本体制御部16は、溶接装置18の動作シーケンスを制御するものであり、溶接装置側入出力制御部15から送られてきた入力データに基づいて動作シーケンスを変更したり、必要に応じて溶接装置側入出力制御部15にデータを送るものである。
なお、入出力装置17は、汎用入力回路部11、汎用出力回路部12、入出力制御部13等を包含するものである。溶接装置18は、入出力割当記憶部14、溶接装置側入出力制御部15、本体制御部16、図示しない溶接出力部等を包含するものである。なお、図1において、本発明と直接関係のない溶接出力部等については記載を省略している。
以上のように構成された入出力装置17と溶接装置18を備えた溶接システムについて、その動作を説明する。
まず、PC19等のデジタル通信および所定のソフトウェアが動作可能な装置を用い、入力と出力の割り当てを行う。図2Bに示すように、溶接装置18の入出力割当記憶部14の第2のメモリ領域には、予め、その溶接装置18が有する入出力の機能が番号順に記憶されている。従って、PC19からの機能呼び出しにより、第2のメモリ領域の内容が、溶接装置18の溶接装置側入出力制御部15と入出力装置17の入出力制御部13を介してPC19に送られる。
PC19では、PC19内に記憶されて実行されるプログラムに基づいて、図3に示すような画面が表示される。PC19において、この画面を操作することにより、汎用入力回路部11のチャンネル毎および汎用出力回路部12のチャンネル毎に、入力機能や出力機能を割り当てる。また、入出力時のビットデータをローアクティブ(0)にするのか、ハイアクティブ(1)にするのかの設定を行う。
なお、入力機能の一例を示すと、溶接に用いるガス出力の点検や、溶接出力を行うトーチスイッチによる溶接起動などがある。また、出力機能の一例を示すと、溶接出力電流の検出および出力機能や、溶接装置18のトラブルの検出および外部に通知する機能などがある。図3に示すように、選択部50は、割り当てる入力機能を選択する。選択部51は、入力オン時のビットを選択する。選択部52は、割り当てる出力機能を選択し、選択部53は、出力オン時のビットを選択する。
割り当てと設定を行ったデータは、例えば、図2Aのようなフォーマットである。このデータは、PC19から入出力装置17の入出力制御部13と溶接装置18の溶接装置側入出力制御部15を介して溶接装置18の入出力割当記憶部14に送信される。そして、入出力割当記憶部14の第1のメモリ領域に記憶される。第1のメモリ領域には、チャンネル毎の機能と入出力オン時のビット(オンは1なのか0なのか)が、図2Aと同一のフォーマットで記憶される。具体例を示すと、入力チャンネル1には、入力機能5が割り当てられ、オン時のビットデータ“1”(オンは1)が設定されている。
図2Aのように割り当てがされている場合、汎用入力回路部11の入力チャンネル1に入力があると、その信号は、汎用入力回路部11を介して入出力制御部13に送られる。そして、入出力制御部13において、図2Cに示すようなデータフォーマットに変換される。そして、そのデータは、デジタル通信によって溶接装置18の溶接装置側入出力制御部15に送られる。
図2Cのフォーマットを説明すると、データは2進数表記でいうところの0、1の表現となっており、汎用入力回路部11の1つの入力回路は、1ビットのデータに対応している。入力回路が8つある場合、図2Cに示すように8ビットのデータ列として表現される。データ列は左を最上位ビット、右を最下位ビットとし、最下位から順に入力チャンネル1、2、3・・・8とする。
溶接装置側入出力制御部15は、送られてきたデータと、入出力割当記憶部14の第1のメモリ領域の入力チャンネルメモリ領域とを参照し、一致する機能を本体制御部16に送る。本体制御部16は、溶接装置側入出力制御部15から送られてきた機能を動作させる。ここで、図2Aと図2Cを例として説明する。図2Aの入力チャンネルメモリ領域の入力チャンネルと図2Cのデータを比較すると、入力チャンネル1に対応するビット値が「1」であり、入力チャンネル2と入力チャンネル4に対応するビットの値が「0」である。これにより、入力チャンネル1と入力チャンネル2と入力チャンネル4にオン入力があることとなる。従って、溶接装置側入出力制御部15は、入力機能5と入力機能6と入力機能2を本体制御部16に送り、本体制御部16は入力機能5と入力機能6と入力機能2を動作させる。
溶接装置18の本体制御部16が出力機能1を出力する場合、本体制御部16は、溶接装置側入出力制御部15に出力機能1が動作していることを送信する。溶接装置側入出力制御部15は、入出力割当記憶部14の第1のメモリ領域の出力チャンネルメモリ領域を参照し、出力機能1がどの出力チャンネルに割り当てられているかをチェックする。そして、溶接装置側入出力制御部15は、図2Dに示すようなデータフォーマットのデータを作成し、入出力装置17の入出力制御部13に送信する。入出力制御部13は、送信されてきたデータに基づいて汎用出力回路部12の指定されたチャンネルに出力を行う。
なお、図2Dに示すデータは、2進数表記でいうところの0、1の表現となっており、汎用出力回路部12の1つの出力回路は1ビットのデータに対応している。出力回路が8つある場合は8ビットのデータ列として表現される。データ列は左を最上位ビット、右を最下位ビットとし、最下位から順に出力チャンネル1、2、3・・・8とする。
ここで、図2Aと図2Dを例として説明する。図2Aの出力チャンネルメモリ領域の出力チャンネルと送られてきた出力機能1を比較すると、出力チャンネル5に出力することとなる。従って、溶接装置側入出力制御部15は、図2Dに示すフォーマットのデータを作成し、入出力制御部13に送信する。入出力制御部13は、送信されてきたデータに基づいて汎用出力回路部12のチャンネル5に出力を行う。
上述のように本実施の形態1の電気機器(ここでは、溶接装置18)は、入出力割当記憶部14と、溶接装置側入出力制御部15と、を備えている。ここで、入出力割当記憶部14は、外部の機器からの入力信号が、それぞれ汎用入力回路部11のどの入力チャンネルに割り当てられているか、および、外部の機器への出力信号が、それぞれ汎用出力回路部12のどの出力チャンネルに割り当てられているかを記憶する。また、溶接装置側入出力制御部15は、入出力制御部13から送られてきた信号に基づいて電気機器が有する機能を動作させる、あるいは、電気機器の出力信号を汎用出力回路部12のどのチャンネルに出力するのかを示す信号を入出力制御部13に送る。そして、入出力制御部13および溶接装置側入出力制御部15のうちの少なくともいずれかは、外部制御機器と通信を行う。そして、本実施の形態1の電気機器システムは、外部制御機器を用いて割り当てに関する情報を入出力割当記憶部14に記憶する、あるいは、外部制御機器を用いて入出力割当記憶部14に記憶している割り当てに関する情報を変更する構成としている。
この構成によれば、外部との情報の入出力を自由に設定することができるので、生産ラインの新設や変更をするごとに外部入出力に関する新たな機器を導入する必要がなく、また、生産ラインにおける複雑な入出力用件を実施することができる。
図4は、本発明の実施の形態1における入出力装置17と溶接装置18を備えた別の溶接システムの要部の概略構成を示す図である。図4を用いて、本実施の形態1の別の電気機器システム(溶接システム)について説明する。
図4に示す本実施の形態1の電気機器システムで、電気機器である溶接装置18は、第1の整流部31と、インバータ部32と、変圧器33と、第2の整流部34と、出力端子部35と、を備え、外部制御機器は、入出力装置17を介して電気機器と通信を行うパーソナルコンピュータ、例えばPC19である構成としてもよい。ここで、第1の整流部31は、交流電源部36から入力した交流電圧を整流する。インバータ部32は、第1の整流部31の出力を高周波に変換する。変圧器33は、インバータ部32の出力を変圧する。第2の整流部34は、変圧器33の出力を整流する。出力端子部35は、第2の整流部34の出力を溶接用電極37と溶接対象物38との間に出力する。
この構成により、外部との情報の入出力を電気的な操作で自由に設定することができるので、生産ラインの新設や変更をするごとに外部入出力に関する新たな機器を導入する必要がなく、また、生産ラインにおける複雑な入出力用件を実施することができる。
(実施の形態2)
図5と図6A、図6B、図6Cを用いて、本実施の形態2について説明する。図5は、本発明の実施の形態2における入出力装置と溶接装置を備えた溶接システムの要部の概略構成を示す図である。図6A、図6B、図6Cは、本実施の形態2におけるコントローラの概要と操作画面の一例を示す図である。
本実施の形態2において、実施の形態1と異なる主な点は、溶接装置18の構成であり、図1で示した溶接装置側入出力制御部15を備えず、図5に示すようにコントローラ接続型の溶接装置側入出力制御部21を設け、コントローラ20により入出力の割り当てを行うようにした点である。
図5に示すように、コントローラ20は、例えばいくつかのスイッチやダイヤルや表示器等を有しており、溶接指令電流や溶接指令電圧や溶接条件などを溶接装置18に指示する機能を有するものである。そして、コントローラ20に設けられたダイヤルや表示器を用いることで、入出力の割り当ての指示を行うことができる。
図6Aに、コントローラ20の操作部の概略を示す。なお、本発明と関係ない部分について記載を省略する。また、コントローラ接続型の溶接装置側入出力制御部21は、コントローラ20からの指示に従って図2Aに示す割り当てを作成する機能を有するものである。
以上のように構成された入出力装置17と溶接装置18とを備えた溶接システムについて、その動作を説明する。
コントローラ20の指示により入力と出力の割り当てを行う例について説明する。図6Aに示すコントローラ20の第1のスイッチ61を押す毎に、そのデータが、コントローラ20から溶接装置18のコントローラ接続型の溶接装置側入出力制御部21に送られる。溶接装置側入出力制御部21は、コントローラ20からのデータに基づいて、入力チャンネル割り当てか出力チャンネル割り当てかを切り替える。切り替えられたデータは、コントローラ20に送られる。コントローラ20は、表示器62にそれを表示する。溶接装置側入出力制御部21は、入力チャンネル割り当てか出力チャンネル割り当てかを切り替えることにより、第1のメモリ領域の対象を、入力チャンネルメモリ領域であるのか出力チャンネルメモリ領域であるのかを判別する。同様に、溶接装置側入出力制御部21は、第2のメモリ領域の対象を、入力機能メモリ領域であるのか出力機能メモリ領域であるのかを判別する。図5Aに示すコントローラ20は、第2のスイッチ63、第1のダイヤル64、第2のダイヤル65および第3のダイヤル66を有している。
次に、具体的な入出力チャンネルの割り当てと入出力動作について説明する。
入力チャンネル割り当てについては、図6Bに示すように、コントローラ20は、表示器62に、溶接装置側入出力制御部21から送られてきたチャンネル番号や入力機能や入力時オンビットの表示を行う。第2のダイヤル65はクリックタイプであり、1クリック回す毎に左右いずれに回したかのデータが溶接装置側入出力制御部21に送られる。溶接装置側入出力制御部21は、記憶しているメモリアドレスを増減し、第2のメモリ領域の入力機能メモリ領域の入力機能を順次取り出し、コントローラ20に送る。コントローラ20は、表示器62に、送られてきた入力機能を表示する。
この時、溶接装置側入出力制御部21は、現在取り出されている入力機能を記憶する。また、第1のダイヤル64により、割り当てを行いたい入力チャンネルを選択する。第1のダイヤル64はクリックタイプであり、1クリック回す毎に左右いずれに回したかのデータが溶接装置側入出力制御部21に送られる。溶接装置側入出力制御部21は、記憶しているチャンネル番号を増減し、現状のチャンネル番号をコントローラ20に送る。コントローラ20は送られてきたチャンネル番号を表示器62に表示する。
また、第3のダイヤル66によって、入力チャンネルの入力オン時のビット(オンは1なのか0なのか)を選択する。第3のダイヤル66はクリックタイプであり、1クリック回す毎に左右いずれかに回したかのデータが溶接装置側入出力制御部21に送られる。溶接装置側入出力制御部21は、記憶しているビットデータを0または1とし、現状のビットデータをコントローラ20に送る。コントローラ20は、送られてきたビットデータを表示器62に表示する。割り当てをしたい入力チャンネル番号と入力機能と入力オン時のビットが決まると、第2のスイッチ63を押す。
なお、図6Bおよび図6Cに示す表示器62の中で、表示部67は、入力チャンネルまたは出力チャンネルの割り当てを行うことを表す部分である。表示部67は、第1のスイッチ61を押すと入力チャンネルと出力チャンネルの割り当てが切り替わることを示す。表示部68は、第1のダイヤル64で入力ポート番号または出力ポート番号を変更することを示す。表示部68では、第1のダイヤル64を左に回すと入力ポート番号または出力ポート番号が減少し、第1のダイヤル64を右に回すと入力ポート番号または出力ポート番号が増加することを示す(最大8チャンネル)。
表示部69は、第2のダイヤル65で溶接機の持つ入力表示機能または出力表示機能が順番に変わり、変わった機能を表示する。表示部69では、第2のダイヤル65を左に回すと番号が減少し、第2のダイヤル65を右に回すと番号が増加し、番号に対応する機能を表示する。表示部70は、第3のダイヤル66で入力オン時のビット表示が変わることを示す。表示部70は、第3のダイヤル66を左に回すと0、第3のダイヤル66を右に回すと1を示す。第2のスイッチ63を押すと機能がセットされる。
コントローラ20は、第2のスイッチ63が押されたことを溶接装置側入出力制御部21に送る。溶接装置側入出力制御部21は、現在記憶されている入力チャンネル番号と入力機能と入力オン時のビットデータを入出力割当記憶部14に送る。そして、入出力割当記憶部14の図2Aに示す入力チャンネルメモリ領域の入力チャンネルに一致する場所に入力機能と入力オン時のビットを記憶する。これをチャンネル毎に行うことにより、各チャンネルの入力機能と入力オン時のビットを設定する。
入力動作については、図2Aのような割り当てがされている場合、入力チャンネル1に入力があると、その信号は、汎用入力回路部11を介して、入出力制御部13に送られ、入出力制御部13で図2Cに示すようなデータフォーマットに変換される。そのデータは、デジタル通信によって溶接装置側入出力制御部21に送られる。
図2Cのフォーマットを説明すると、データは2進数表記でいうところの0、1の表現となっており、汎用入力回路部11の1つの入力回路は1ビットのデータに対応している。入力回路が8つある場合は、8ビットのデータ列として表現される。データ列は左を最上位ビット、右を最下位ビットとし、最下位から順に入力チャンネル1、2、3・・・8とする。
溶接装置側入出力制御部21は、送られてきたデータと第1のメモリ領域の入力チャンネルメモリ領域を参照し、一致する機能を本体制御部16に送る。本体制御部16は、溶接装置側入出力制御部21から送られてきた機能を動作させる。図2A、図2Cによれば、図2Aの入力チャンネルメモリ領域の入力チャンネルと図2Cのデータを比較すると、入力チャンネル1と入力チャンネル2と入力チャンネル4にオン入力があることとなる。従って、溶接装置側入出力制御部21は、入力機能5と入力機能6と入力機能2を本体制御部16に送る。本体制御部16は、入力機能5と入力機能6と入力機能2を動作させる。
出力チャンネル割り当てについては、図6Cに示すように、コントローラ20は、表示器62に、溶接装置側入出力制御部21から送られてきたチャンネル番号や出力機能や出力時オンビットの表示を行う。第2のダイヤル65はクリックタイプであり、1クリック回す毎に左右いずれに回したかのデータが溶接装置側入出力制御部21に送られる。溶接装置側入出力制御部21は、記憶しているメモリアドレスを増減し、メモリ領域2の出力機能メモリ領域の出力機能を順次取り出し、コントローラ20に送る。コントローラ20は、表示器62によって送られた出力機能を表示する。この時、溶接装置側入出力制御部21は、現在取り出されている出力機能を記憶する。
また、第1のダイヤル64によって割り当てを行いたい出力チャンネルを選択する。第1のダイヤル64はクリックタイプであり、1クリック回す毎に左右いずれに回したかのデータが溶接装置側入出力制御部21に送られる。溶接装置側入出力制御部21は、記憶しているチャンネル番号を増減し、現状のチャンネル番号をコントローラ20に送る。コントローラ20は、送られてきたチャンネル番号を表示器62に表示する。
また、第3のダイヤル66によって、出力チャンネルの出力オン時のビット(オンは1なのか0なのか)を選択する。第3のダイヤル66は、クリックタイプであり、1クリック回す毎に左右いずれかに回したかのデータが溶接装置側入出力制御部21に送られる。溶接装置側入出力制御部21は、記憶しているビットデータを0または1にし、現状のビットデータをコントローラ20に送る。コントローラ20は、送られてきたビットデータを表示器62に表示する。
割り当てをしたい出力チャンネル番号と出力機能と出力オン時のビットが決まると、第2のスイッチ63を押す。コントローラ20は、第2のスイッチ63が押されたことを溶接装置側入出力制御部21に送る。溶接装置側入出力制御部21は、現在記憶されている出力チャンネル番号と出力機能と出力オン時のビットデータを入出力割当記憶部14に送り、入出力割当記憶部14の図2Aに示す出力チャンネルメモリ領域の出力チャンネルに一致する場所に出力機能と出力オン時のビットを記憶する。これをチャンネル毎に行うことにより、各チャンネルの出力機能と出力オン時のビットを設定する。
出力動作については、本体制御部16が出力機能1を出力する場合は、本体制御部16は溶接装置側入出力制御部21に出力機能1が動作していることを送信する。溶接装置側入出力制御部21は、入出力割当記憶部14の第1のメモリ領域の出力チャンネルメモリ領域を参照し、出力機能1がどの出力チャンネルに割り当てられているかをチェックし、図2Dに示すようなデータフォーマットのデータを作成し、入出力制御部13に送信する。入出力制御部13は、送信されてきたデータに基づいて汎用出力回路部12の指定されたチャンネルに出力を行う。
なお、図2Dに示すデータは、2進数表記でいうところの0、1の表現となっており、汎用出力回路部12の1つの出力回路は1ビットのデータに対応している。出力回路が8つある場合は8ビットのデータ列として表現される。データ列は左を最上位ビット、右を最下位ビットとし、最下位から順に出力チャンネル1、2、3・・・8とする。
図2A、図2Dによれば、図2Aの出力チャンネルメモリ領域の出力チャンネルと送られてきた出力機能1を比較すると、出力チャンネル5に出力することとなる。従って、溶接装置側入出力制御部21は、図2D示すフォーマットのデータを作成し、入出力制御部13に送信し、入出力制御部13は、送信されてきたデータに基づいて汎用出力回路部12のチャンネル5に出力を行う。
以上のように、本実施の形態2の溶接システムによれば、外部との情報の入出力を自由に設定することができる。これにより、生産ラインの新設や変更をするごとに外部入出力に関する新たな機器を導入する必要がなく、また生産ラインにおける複雑な入出力用件を実施することができる。
図7は、本発明の実施の形態2における入出力装置17と溶接装置18を備えた別の溶接システムの要部の概略構成を示す図である。図7を用いて、本実施の形態2の別の電気機器システム(溶接システム)について説明する。
図7に示す本実施の形態2の電気機器システムで、電気機器である溶接装置18は、第1の整流部31と、インバータ部32と、変圧器33と、第2の整流部34と、出力端子部35と、を備え、外部制御機器は、電気機器(ここでは、溶接装置18)に対して溶接条件を設定するための設定器、例えばコントローラ20である構成としてもよい。ここで、第1の整流部31は、交流電源部36から入力した交流電圧を整流する。インバータ部32は、第1の整流部31の出力を高周波に変換する。変圧器33は、インバータ部32の出力を変圧する。第2の整流部34は、変圧器33の出力を整流する。出力端子部35は、第2の整流部34の出力を溶接用電極37と溶接対象物38との間に出力する。
この構成により、外部との情報の入出力を電気的な操作で自由に設定することができるので、生産ラインの新設や変更をするごとに外部入出力に関する新たな機器を導入する必要がなく、また、生産ラインにおける複雑な入出力用件を実施することができる。
(実施の形態3)
図8から図11を用いて、本実施の形態3について説明する。図8は、本発明の実施の形態3における入出力装置と溶接装置を備えた溶接システムの要部の概略構成を示す図である。図9は、本発明の実施の形態3における論理式メモリの一例を示す図である。図10は、本発明の実施の形態3における入出力の割り当てと論理式の入力を行うPCの操作画面の例を示す図である。図11は、本発明の実施の形態3における論理式実行時の一例を示す図である。
本実施の形態3の電気機器システムが、実施の形態1の電気機器システムと異なる主な点は、論理式演算も行うようにした点である。そのために、図1で示した入出力割当記憶部14に替えて図8に示す論理式型入出力割当記憶部22を設け、図1で示した溶接装置側入出力制御部15に替えて図8に示す論理式型溶接装置側入出力制御部23を設けている。
図8に示すように、溶接装置18の論理式型入出力割当記憶部22は、入出力割り当ての状態と各チャンネルや機能の論理式を記憶するものである。論理式型溶接装置側入出力制御部23は、入出力装置17の入出力制御部13から送られてきた入力データ、あるいは、溶接装置18の本体制御部16から送られてきた出力データと、論理式型入出力割当記憶部22に記憶されたデータおよび論理式に基づいて演算を行う。そして、論理式型溶接装置側入出力制御部23は、演算結果データを本体制御部16または入出力制御部13に送信するものである。
なお、本実施の形態3において、本発明と直接関係のない溶接出力部等の記載については省略する。
以上のように構成された入出力装置17と溶接装置18を備えた溶接システムについて、その動作を説明する。
まず、PC19等のデジタル通信および所定のソフトウェアが動作可能な装置を用いて入力と出力の割り当てを行う。図9に示す論理式型入出力割当記憶部22の第2のメモリ領域には、図2Bに示すように、予め、その溶接装置18が有する入出力の機能が番号順に記憶されている。従って、PC19からの機能呼び出しにより、論理式型入出力割当記憶部22の第2のメモリ領域の内容が、論理式型溶接装置側入出力制御部23と入出力制御部13を介してPC19に送られる。
PC19は、図10に示すような画面操作により、チャンネル毎に入力機能、出力機能を割り当て、また、入出力時のビットデータをローアクティブ(0)にするのか、ハイアクティブ(1)にするのかの設定を行う。割り当てと設定をおこなったデータは、例えば図2Aに示すようなフォーマットであり、PC19から入出力制御部13と論理式型溶接装置側入出力制御部23を介して論理式型入出力割当記憶部22に送信される。そして、割り当てと設定をおこなったデータは、論理式型入出力割当記憶部22の第1のメモリ領域に記憶される。第1のメモリ領域には、チャンネル毎の機能と入出力オン時のビット(オンは1なのかゼロなのか)が、図2Aと同一のフォーマットで記憶される。具体的に示すと、入力チャンネル1には入力機能5が割り当てられ、オン時のビットデータ“1”が設定されている。
また、図10における論理式入力欄71に示すように、入力や出力の論理式や論理式演算結果の出力先を、PC19の入力装置を用いて指定することができる。これらのデータは、PC19から入出力制御部13と論理式型溶接装置側入出力制御部23を介して論理式型入出力割当記憶部22に送信され、論理式型入出力割当記憶部22の論理式メモリに、図9に示すようなフォーマットで記憶される。なお、演算数(変数)と演算子は、例えば逆ポーランド記法による演算を行い易い形に記憶される。
図2Aのような割り当てがされている場合、入力チャンネル1と入力チャンネル4に入力があると、その信号は、汎用入力回路部11を介して入出力制御部13に送られる。そして、入出力制御部13において図2Cに示すようなデータフォーマットに変換され、そのデータはデジタル通信によって論理式型溶接装置側入出力制御部23に送られる。
図2Cのフォーマットを説明すると、データは2進数表記でいうところの0、1の表現となっており、汎用入力回路部11の1つの入力回路は1ビットのデータに対応している。入力回路が8つある場合は8ビットのデータ列として表現される。データ列は左を最上位ビット、右を最下位ビットとし、最下位から順に入力チャンネル1、2、3・・・8とする。
また、本体制御部16が出力機能1と出力機能2を出力する場合は、本体制御部16は、論理式型溶接装置側入出力制御部23に、出力機能1と出力機能2が動作していることを送信する。論理式型溶接装置側入出力制御部23は、論理式メモリを1から順に実行し、演算結果メモリの内容に従って図2Dと同様なフォーマットのデータ(「00001100」)を作成し、入出力制御部13に送信する。入出力制御部13は、送信されてきたデータに基づいて汎用出力回路部12の指定されたチャンネルに出力を行う。
なお、図2Dのデータは2進数表記でいうところの0、1の表現となっており、汎用出力回路部12の1つの出力回路は1ビットのデータに対応している。出力回路が8つある場合は8ビットのデータ列として表現される。データ列は左を最上位ビット、右を最下位ビットとし、最下位から順に出力チャンネル1、2、3・・・8とする。
具体的に論理式で示すと(入力チャンネル1+入力チャンネル3)×(出力機能1+出力機能2)となり、図9に示す論理表のような組み合わせで出力が行われる。
以上のように、本実施の形態3の溶接システムによれば、外部との情報の入出力を自由に設定し、また論理式を付加することができる。これにより、生産ラインの新設や変更をするごとに外部入出力に関する新たな機器を導入する必要がなく、また生産ラインにおける複雑な入出力用件を実施することができ、また、外部から入力される複数の信号の論理演算を行うことができる。
なお、実施の形態1から実施の形態3において、入出力装置17は、溶接装置18の表面に取り付けるようにしても良い。あるいは、入出力装置17は、溶接装置18と離れた位置に設けるようにしても良い。あるいは、入出力装置17は、溶接装置18の内部に設けるようにしても良い。これにより、溶接システムなどの電気機器システムを小型化して、設置できる場所の自由度を増すことができる。
また、入出力装置17と溶接装置18とは離れた位置に設置できるので、電気機器システムが設置できる場所の自由度を増すことができる。
なお、内部に設ける場合には、入出力装置17の筐体は設けず、入出力装置17内の必要な構成を基板等に設け、この基板を溶接装置18内に設けるようにしてもよい。
本発明の電気機器システムによれば、生産ラインの新設や変更をするごとに外部入出力に関する新たな機器を導入する必要がなく、また生産ラインにおける複雑な入出力用件を実施することができる。
11 汎用入力回路部
12 汎用出力回路部
13 入出力制御部
14 入出力割当記憶部
15,21 溶接装置側入出力制御部
16 本体制御部
17 入出力装置
18 溶接装置
19 PC
20 コントローラ
22 論理式型入出力割当記憶部
23 論理式型溶接装置側入出力制御部
31 第1の整流部
32 インバータ部
33 変圧器
34 第2の整流部
35 出力端子部
36 交流電源部
37 溶接用電極
38 溶接対象物
50,51,52,53 選択部
61 第1のスイッチ
62 表示器
63 第2のスイッチ
64 第1のダイヤル
65 第2のダイヤル
66 第3のダイヤル
67,68,69,70 表示部
71 論理式入力欄
本発明は、情報を入出力する入出力装置と、入出力装置と接続して使用される溶接装置等の電気機器とを備えた電気機器システムに関する。
従来の電気機器の一例として、溶接装置は、外部からの入力あるいは外部への出力は専用の入出力回路によって行われていた(例えば、特許文献1参照)。そして、入出力機能は限定されており、その機能に柔軟性が無く、溶接装置の機能変更等を行う場合には回路の追加や変更を行う必要があった。
従来の溶接装置の構成例を図12に示す。なお、図12では、外部から情報を入力する部分のみを記載しており、溶接出力部分等のアーク溶接に必要な構成等については省略している。
以下、図12に示す溶接装置について説明する。なお、説明と図示は、入力についてのみ行う。
図12に示すように、溶接装置101は、シーケンス制御回路103を備えている。トリガスイッチ102のオン−オフ信号は、ワイヤ送給用モータ106を備えたワイヤ送給装置105を介してシーケンス制御回路103に入力される。これにより、溶接装置101は、トリガスイッチ102の状態を認識する仕組みとなっている。なお、このような信号等を入力する溶接装置101の入力部は、数カ所程度設けられているのが一般的である。また、信号等を出力する出力部についても同様である。ここで、シーケンス制御回路103は、ワイヤ送給制御回路104を介してワイヤ送給装置105のワイヤ送給用モータを制御する。
なお、ここでいう入力部とは、特定の機能専用に入力される部分のことであり、例えば、トリガスイッチ102の信号は、シーケンス制御回路103に入力されることを意味しており、接続を変更しない限り、その他の回路には入力されない。
溶接装置を工場の生産ラインに適用する場合、溶接装置に対して様々な入力信号を与えて動作を制御する必要が生じる。また、溶接装置の動作を外部の作業者に伝達するため、溶接装置から外部に様々な信号を出力する必要がある。
しかし、従来の溶接装置の外部入出力部は、専用入出力回路によって構成されている。例えば、入力の場合、入力されるオン−オフ信号の意味を反転して使用したい場合があっても、それぞれの回路は専用に設計されている。したがって、回路を変更することは容易ではなく、外部に新たにオン−オフの意味を反転する機器を設ける必要があった。同様に、出力についても、それぞれの回路は専用に設計されているので、外部に新たにオン−オフの意味を反転する機器を設ける必要があった。
また、溶接装置に発生した事象を複数の出力として得たい場合も、外部に新たに機器を設置する必要があった。また、外部で発生した複数の事象の論理演算を行い、入力信号として入力したい場合でも、外部に新たに機器を設置あるいは配線を工夫する必要があった。
このため、生産ラインを新設あるいは変更するごとに、外部入出力に関する新たな機器を導入しなければならなかった。
特開平4−17977号公報
本発明は、生産ラインの新設や変更をするごとに外部入出力に関する新たな機器を導入する必要がなく、かつ、生産ラインにおける複雑な入出力用件を実施できる電気機器システムを提供する。
上記課題を解決するために、本発明の電気機器システムは、外部の機器に対して情報の入力や出力を行う機能を有する入出力装置と、この入出力装置と通信を行う電気機器と、を備えた電気機器システムである。この入出力装置は、上記外部の機器から情報を入力するための汎用入力回路部と、上記外部の機器へ情報を出力するための汎用出力回路部と、上記汎用入力回路部、上記汎用出力回路部および上記電気機器の少なくともいずれかと通信を行う入出力制御部と、を備えている。上記電気機器は、入出力割当記憶部と、電気機器側入出力制御部と、を備えている。ここで、入出力割当記憶部は、上記外部の機器からの入力信号が、それぞれ上記汎用入力回路部のどの入力チャンネルに割り当てられているか、および、上記外部の機器への出力信号が、それぞれ上記汎用出力回路部のどの出力チャンネルに割り当てられているかを記憶する。電気機器側入出力制御部は、上記入出力制御部から送られてきた信号に基づいて上記電気機器が有する機能を動作させる、あるいは、上記電気機器の出力信号を上記汎用出力回路部のどのチャンネルに出力するのかを示す信号を上記入出力制御部に送る。上記入出力制御部および上記電気機器側入出力制御部のうちの少なくともいずれかは、外部制御機器と通信を行う。そして、本発明の電気機器システムは、上記外部制御機器を用いて割り当てに関する情報を上記入出力割当記憶部に記憶する、あるいは、上記外部制御機器を用いて上記入出力割当記憶部に記憶している割り当てに関する情報を変更する構成としている。
この構成により、生産ラインの新設や変更をするごとに外部入出力に関する新たな機器を導入する必要がなく、また、生産ラインにおける複雑な入出力用件を実施することができる。
図1は、本発明の実施の形態1における入出力装置と溶接装置を備えた溶接システムの要部の概略構成を示す図である。 図2Aは、本発明の実施の形態1における第1のメモリ領域の例を示す図である。 図2Bは、本発明の実施の形態1における第2のメモリ領域の例を示す図である。 図2Cは、本発明の実施の形態1におけるデータフォーマットの例を示す図である。 図2Dは、本発明の実施の形態1におけるデータフォーマットの例を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態1における入出力の割り当てを行うPCの操作画面の例を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態1における入出力装置と溶接装置を備えた別の溶接システムの要部の概略構成を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態2における入出力装置と溶接装置を備えた溶接システムの要部の概略構成を示す図である。 図6Aは、本発明の実施の形態2におけるコントローラの概要と操作画面の一例を示す図である。 図6Bは、本発明の実施の形態2におけるコントローラの操作画面の一例を示す図である。 図6Cは、本発明の実施の形態2におけるコントローラの操作画面の一例を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態2における入出力装置と溶接装置を備えた別の溶接システムの要部の概略構成を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態3における入出力装置と溶接装置を備えた溶接システムの要部の概略構成を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態3における論理式メモリの一例を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態3における入出力の割り当てと論理式の入力を行うPCの操作画面の例を示す図である。 図11は、本発明の実施の形態3における論理式実行時の論理表の一例を示す図である。 図12は、従来の溶接装置の概要を示す構成図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下の図面においては、同じ構成要素については同じ符号を付しているので説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
図1から図3を用いて、本実施の形態1の電気機器システムについて説明する。なお、本実施の形態1の電気機器システムの一例として、溶接システムを例にして説明する。図1は、本発明の実施の形態1における入出力装置と溶接装置を備えた溶接システムの要部の概略構成を示す図である。図2A、図2B、図2C、図2Dは、それぞれ本発明の実施の形態1における記憶部のメモリ領域またはデータフォーマットを示す図である。図3は、本発明の実施の形態1における入出力の割り当てを行うパーソナルコンピュータ(以下、「PC」とする。)の操作画面の例を示す図である。
図1に示すように、電気機器である溶接装置18は、入出力装置17と通信可能に接続されている。入出力装置17は、外部の機器に対して情報の入力や出力を行う機能を有し、溶接装置18およびPC19と通信可能に接続されている。入出力装置17は、汎用入力回路部11と、汎用出力回路部12と、入出力制御部13と、を備えている。汎用入力回路部11は、入出力装置17の外部の機器などから複数の入力信号を入力するものである。汎用出力回路部12は、入出力装置17の外部の機器などへ複数の出力信号を出力するものである。入出力制御部13は、汎用入力回路部11から入力信号を入力し、また、汎用出力回路部12に出力信号を出力するものであり、また、PC19や溶接装置18とデジタル通信を行うものである。
溶接装置18は、入出力割当記憶部14と、溶接装置側入出力制御部15と、本体制御部16と、を備えている。入出力割当記憶部14は、詳細は後述する入出力割り当て状態を記憶するものである。溶接装置側入出力制御部15は、入出力装置17の入出力制御部13から送られてきた入力データ、あるいは、溶接装置18の本体制御部16から送られてきた出力データと、入出力割当記憶部14に記憶されたデータとから、入力時はデータを本体制御部16に送信し、出力時は入出力制御部13にデータを送信するものである。本体制御部16は、溶接装置18の動作シーケンスを制御するものであり、溶接装置側入出力制御部15から送られてきた入力データに基づいて動作シーケンスを変更したり、必要に応じて溶接装置側入出力制御部15にデータを送るものである。
なお、入出力装置17は、汎用入力回路部11、汎用出力回路部12、入出力制御部13等を包含するものである。溶接装置18は、入出力割当記憶部14、溶接装置側入出力制御部15、本体制御部16、図示しない溶接出力部等を包含するものである。なお、図1において、本発明と直接関係のない溶接出力部等については記載を省略している。
以上のように構成された入出力装置17と溶接装置18を備えた溶接システムについて、その動作を説明する。
まず、PC19等のデジタル通信および所定のソフトウェアが動作可能な装置を用い、入力と出力の割り当てを行う。図2Bに示すように、溶接装置18の入出力割当記憶部14の第2のメモリ領域には、予め、その溶接装置18が有する入出力の機能が番号順に記憶されている。従って、PC19からの機能呼び出しにより、第2のメモリ領域の内容が、溶接装置18の溶接装置側入出力制御部15と入出力装置17の入出力制御部13を介してPC19に送られる。
PC19では、PC19内に記憶されて実行されるプログラムに基づいて、図3に示すような画面が表示される。PC19において、この画面を操作することにより、汎用入力回路部11のチャンネル毎および汎用出力回路部12のチャンネル毎に、入力機能や出力機能を割り当てる。また、入出力時のビットデータをローアクティブ(0)にするのか、ハイアクティブ(1)にするのかの設定を行う。
なお、入力機能の一例を示すと、溶接に用いるガス出力の点検や、溶接出力を行うトーチスイッチによる溶接起動などがある。また、出力機能の一例を示すと、溶接出力電流の検出および出力機能や、溶接装置18のトラブルの検出および外部に通知する機能などがある。図3に示すように、選択部50は、割り当てる入力機能を選択する。選択部51は、入力オン時のビットを選択する。選択部52は、割り当てる出力機能を選択し、選択部53は、出力オン時のビットを選択する。
割り当てと設定を行ったデータは、例えば、図2Aのようなフォーマットである。このデータは、PC19から入出力装置17の入出力制御部13と溶接装置18の溶接装置側入出力制御部15を介して溶接装置18の入出力割当記憶部14に送信される。そして、入出力割当記憶部14の第1のメモリ領域に記憶される。第1のメモリ領域には、チャンネル毎の機能と入出力オン時のビット(オンは1なのか0なのか)が、図2Aと同一のフォーマットで記憶される。具体例を示すと、入力チャンネル1には、入力機能5が割り当てられ、入力オン時のビットデータ“1”(オンは1)が設定されている。
図2Aのように割り当てがされている場合、汎用入力回路部11の入力チャンネル1に入力があると、その信号は、汎用入力回路部11を介して入出力制御部13に送られる。そして、入出力制御部13において、図2Cに示すようなデータフォーマットに変換される。そして、そのデータは、デジタル通信によって溶接装置18の溶接装置側入出力制御部15に送られる。
図2Cのフォーマットを説明すると、データは2進数表記でいうところの0、1の表現となっており、汎用入力回路部11の1つの入力回路は、1ビットのデータに対応している。入力回路が8つある場合、図2Cに示すように8ビットのデータ列として表現される。データ列は左を最上位ビット、右を最下位ビットとし、最下位から順に入力チャンネル1、2、3・・・8とする。
溶接装置側入出力制御部15は、送られてきたデータと、入出力割当記憶部14の第1のメモリ領域の入力チャンネルメモリ領域とを参照し、一致する機能を本体制御部16に送る。本体制御部16は、溶接装置側入出力制御部15から送られてきた機能を動作させる。ここで、図2Aと図2Cを例として説明する。図2Aの入力チャンネルメモリ領域の入力チャンネルと図2Cのデータを比較すると、入力チャンネル1に対応するビット値が「1」であり、入力チャンネル2と入力チャンネル4に対応するビットの値が「0」である。これにより、入力チャンネル1と入力チャンネル2と入力チャンネル4にオン入力があることとなる。従って、溶接装置側入出力制御部15は、入力機能5と入力機能6と入力機能2を本体制御部16に送り、本体制御部16は入力機能5と入力機能6と入力機能2を動作させる。
溶接装置18の本体制御部16が出力機能1を出力する場合、本体制御部16は、溶接装置側入出力制御部15に出力機能1が動作していることを送信する。溶接装置側入出力制御部15は、入出力割当記憶部14の第1のメモリ領域の出力チャンネルメモリ領域を参照し、出力機能1がどの出力チャンネルに割り当てられているかをチェックする。そして、溶接装置側入出力制御部15は、図2Dに示すようなデータフォーマットのデータを作成し、入出力装置17の入出力制御部13に送信する。入出力制御部13は、送信されてきたデータに基づいて汎用出力回路部12の指定されたチャンネルに出力を行う。
なお、図2Dに示すデータは、2進数表記でいうところの0、1の表現となっており、汎用出力回路部12の1つの出力回路は1ビットのデータに対応している。出力回路が8つある場合は8ビットのデータ列として表現される。データ列は左を最上位ビット、右を最下位ビットとし、最下位から順に出力チャンネル1、2、3・・・8とする。
ここで、図2Aと図2Dを例として説明する。図2Aの出力チャンネルメモリ領域の出力チャンネルと送られてきた出力機能1を比較すると、出力チャンネル5に出力することとなる。従って、溶接装置側入出力制御部15は、図2Dに示すフォーマットのデータを作成し、入出力制御部13に送信する。入出力制御部13は、送信されてきたデータに基づいて汎用出力回路部12のチャンネル5に出力を行う。
上述のように本実施の形態1の電気機器(ここでは、溶接装置18)は、入出力割当記憶部14と、溶接装置側入出力制御部15と、を備えている。ここで、入出力割当記憶部14は、外部の機器からの入力信号が、それぞれ汎用入力回路部11のどの入力チャンネルに割り当てられているか、および、外部の機器への出力信号が、それぞれ汎用出力回路部12のどの出力チャンネルに割り当てられているかを記憶する。また、溶接装置側入出力制御部15は、入出力制御部13から送られてきた信号に基づいて電気機器が有する機能を動作させる、あるいは、電気機器の出力信号を汎用出力回路部12のどのチャンネルに出力するのかを示す信号を入出力制御部13に送る。そして、入出力制御部13および溶接装置側入出力制御部15のうちの少なくともいずれかは、外部制御機器と通信を行う。そして、本実施の形態1の電気機器システムは、外部制御機器を用いて割り当てに関する情報を入出力割当記憶部14に記憶する、あるいは、外部制御機器を用いて入出力割当記憶部14に記憶している割り当てに関する情報を変更する構成としている。
この構成によれば、外部との情報の入出力を自由に設定することができるので、生産ラインの新設や変更をするごとに外部入出力に関する新たな機器を導入する必要がなく、また、生産ラインにおける複雑な入出力用件を実施することができる。
図4は、本発明の実施の形態1における入出力装置17と溶接装置18を備えた別の溶接システムの要部の概略構成を示す図である。図4を用いて、本実施の形態1の別の電気機器システム(溶接システム)について説明する。
図4に示す本実施の形態1の電気機器システムで、電気機器である溶接装置18は、第1の整流部31と、インバータ部32と、変圧器33と、第2の整流部34と、出力端子部35と、を備え、外部制御機器は、入出力装置17を介して電気機器と通信を行うパーソナルコンピュータ、例えばPC19である構成としてもよい。ここで、第1の整流部31は、交流電源部36から入力した交流電圧を整流する。インバータ部32は、第1の整流部31の出力を高周波に変換する。変圧器33は、インバータ部32の出力を変圧する。第2の整流部34は、変圧器33の出力を整流する。出力端子部35は、第2の整流部34の出力を溶接用電極37と溶接対象物38との間に出力する。
この構成により、外部との情報の入出力を電気的な操作で自由に設定することができるので、生産ラインの新設や変更をするごとに外部入出力に関する新たな機器を導入する必要がなく、また、生産ラインにおける複雑な入出力用件を実施することができる。
(実施の形態2)
図5と図6A、図6B、図6Cを用いて、本実施の形態2について説明する。図5は、本発明の実施の形態2における入出力装置と溶接装置を備えた溶接システムの要部の概略構成を示す図である。図6A、図6B、図6Cは、本実施の形態2におけるコントローラの概要と操作画面の一例を示す図である。
本実施の形態2において、実施の形態1と異なる主な点は、溶接装置18の構成であり、図1で示した溶接装置側入出力制御部15を備えず、図5に示すようにコントローラ接続型の溶接装置側入出力制御部21を設け、コントローラ20により入出力の割り当てを行うようにした点である。
図5に示すように、コントローラ20は、例えばいくつかのスイッチやダイヤルや表示器等を有しており、溶接指令電流や溶接指令電圧や溶接条件などを溶接装置18に指示する機能を有するものである。そして、コントローラ20に設けられたダイヤルや表示器を用いることで、入出力の割り当ての指示を行うことができる。
図6Aに、コントローラ20の操作部の概略を示す。なお、本発明と関係ない部分について記載を省略する。また、コントローラ接続型の溶接装置側入出力制御部21は、コントローラ20からの指示に従って図2Aに示す割り当てを作成する機能を有するものである。
以上のように構成された入出力装置17と溶接装置18とを備えた溶接システムについて、その動作を説明する。
コントローラ20の指示により入力と出力の割り当てを行う例について説明する。図6Aに示すコントローラ20の第1のスイッチ61を押す毎に、そのデータが、コントローラ20から溶接装置18のコントローラ接続型の溶接装置側入出力制御部21に送られる。溶接装置側入出力制御部21は、コントローラ20からのデータに基づいて、入力チャンネル割り当てか出力チャンネル割り当てかを切り替える。切り替えられたデータは、コントローラ20に送られる。コントローラ20は、表示器62にそれを表示する。溶接装置側入出力制御部21は、入力チャンネル割り当てか出力チャンネル割り当てかを切り替えることにより、第1のメモリ領域の対象を、入力チャンネルメモリ領域であるのか出力チャンネルメモリ領域であるのかを判別する。同様に、溶接装置側入出力制御部21は、第2のメモリ領域の対象を、入力機能メモリ領域であるのか出力機能メモリ領域であるのかを判別する。図Aに示すコントローラ20は、第2のスイッチ63、第1のダイヤル64、第2のダイヤル65および第3のダイヤル66を有している。
次に、具体的な入出力チャンネルの割り当てと入出力動作について説明する。
入力チャンネル割り当てについては、図6Bに示すように、コントローラ20は、表示器62に、溶接装置側入出力制御部21から送られてきたチャンネル番号や入力機能や入力オン時のビットの表示を行う。第2のダイヤル65はクリックタイプであり、1クリック回す毎に左右いずれに回したかのデータが溶接装置側入出力制御部21に送られる。溶接装置側入出力制御部21は、記憶しているメモリアドレスを増減し、第2のメモリ領域の入力機能メモリ領域の入力機能を順次取り出し、コントローラ20に送る。コントローラ20は、表示器62に、送られてきた入力機能を表示する。
この時、溶接装置側入出力制御部21は、現在取り出されている入力機能を記憶する。また、第1のダイヤル64により、割り当てを行いたい入力チャンネルを選択する。第1のダイヤル64はクリックタイプであり、1クリック回す毎に左右いずれに回したかのデータが溶接装置側入出力制御部21に送られる。溶接装置側入出力制御部21は、記憶しているチャンネル番号を増減し、現状のチャンネル番号をコントローラ20に送る。コントローラ20は送られてきたチャンネル番号を表示器62に表示する。
また、第3のダイヤル66によって、入力チャンネルの入力オン時のビット(オンは1なのか0なのか)を選択する。第3のダイヤル66はクリックタイプであり、1クリック回す毎に左右いずれかに回したかのデータが溶接装置側入出力制御部21に送られる。溶接装置側入出力制御部21は、記憶しているビットデータを0または1とし、現状のビットデータをコントローラ20に送る。コントローラ20は、送られてきたビットデータを表示器62に表示する。割り当てをしたい入力チャンネル番号と入力機能と入力オン時のビットが決まると、第2のスイッチ63を押す。
なお、図6Bおよび図6Cに示す表示器62の中で、表示部67は、入力チャンネルまたは出力チャンネルの割り当てを行うことを表す部分である。表示部67は、第1のスイッチ61を押すと入力チャンネルと出力チャンネルの割り当てが切り替わることを示す。表示部68は、第1のダイヤル64で入力ポート番号または出力ポート番号を変更することを示す。表示部68では、第1のダイヤル64を左に回すと入力ポート番号または出力ポート番号が減少し、第1のダイヤル64を右に回すと入力ポート番号または出力ポート番号が増加することを示す(最大8チャンネル)。
表示部69は、第2のダイヤル65で溶接機の持つ入力表示機能または出力表示機能が順番に変わり、変わった機能を表示する。表示部69では、第2のダイヤル65を左に回すと番号が減少し、第2のダイヤル65を右に回すと番号が増加し、番号に対応する機能を表示する。表示部70は、第3のダイヤル66で入力オン時のビット表示が変わることを示す。表示部70は、第3のダイヤル66を左に回すと0、第3のダイヤル66を右に回すと1を示す。第2のスイッチ63を押すと機能がセットされる。
コントローラ20は、第2のスイッチ63が押されたことを溶接装置側入出力制御部21に送る。溶接装置側入出力制御部21は、現在記憶されている入力チャンネル番号と入力機能と入力オン時のビットデータを入出力割当記憶部14に送る。そして、入出力割当記憶部14の図2Aに示す入力チャンネルメモリ領域の入力チャンネルに一致する場所に入力機能と入力オン時のビットを記憶する。これをチャンネル毎に行うことにより、各チャンネルの入力機能と入力オン時のビットを設定する。
入力動作については、図2Aのような割り当てがされている場合、入力チャンネル1に入力があると、その信号は、汎用入力回路部11を介して、入出力制御部13に送られ、入出力制御部13で図2Cに示すようなデータフォーマットに変換される。そのデータは、デジタル通信によって溶接装置側入出力制御部21に送られる。
図2Cのフォーマットを説明すると、データは2進数表記でいうところの0、1の表現となっており、汎用入力回路部11の1つの入力回路は1ビットのデータに対応している。入力回路が8つある場合は、8ビットのデータ列として表現される。データ列は左を最上位ビット、右を最下位ビットとし、最下位から順に入力チャンネル1、2、3・・・8とする。
溶接装置側入出力制御部21は、送られてきたデータと第1のメモリ領域の入力チャンネルメモリ領域を参照し、一致する機能を本体制御部16に送る。本体制御部16は、溶接装置側入出力制御部21から送られてきた機能を動作させる。図2A、図2Cによれば、図2Aの入力チャンネルメモリ領域の入力チャンネルと図2Cのデータを比較すると、入力チャンネル1と入力チャンネル2と入力チャンネル4にオン入力があることとなる。従って、溶接装置側入出力制御部21は、入力機能5と入力機能6と入力機能2を本体制御部16に送る。本体制御部16は、入力機能5と入力機能6と入力機能2を動作させる。
出力チャンネル割り当てについては、図6Cに示すように、コントローラ20は、表示器62に、溶接装置側入出力制御部21から送られてきたチャンネル番号や出力機能や出力オン時のビットの表示を行う。第2のダイヤル65はクリックタイプであり、1クリック回す毎に左右いずれに回したかのデータが溶接装置側入出力制御部21に送られる。溶接装置側入出力制御部21は、記憶しているメモリアドレスを増減し、メモリ領域2の出力機能メモリ領域の出力機能を順次取り出し、コントローラ20に送る。コントローラ20は、表示器62によって送られた出力機能を表示する。この時、溶接装置側入出力制御部21は、現在取り出されている出力機能を記憶する。
また、第1のダイヤル64によって割り当てを行いたい出力チャンネルを選択する。第1のダイヤル64はクリックタイプであり、1クリック回す毎に左右いずれに回したかのデータが溶接装置側入出力制御部21に送られる。溶接装置側入出力制御部21は、記憶しているチャンネル番号を増減し、現状のチャンネル番号をコントローラ20に送る。コントローラ20は、送られてきたチャンネル番号を表示器62に表示する。
また、第3のダイヤル66によって、出力チャンネルの出力オン時のビット(オンは1なのか0なのか)を選択する。第3のダイヤル66は、クリックタイプであり、1クリック回す毎に左右いずれかに回したかのデータが溶接装置側入出力制御部21に送られる。溶接装置側入出力制御部21は、記憶しているビットデータを0または1にし、現状のビットデータをコントローラ20に送る。コントローラ20は、送られてきたビットデータを表示器62に表示する。
割り当てをしたい出力チャンネル番号と出力機能と出力オン時のビットが決まると、第2のスイッチ63を押す。コントローラ20は、第2のスイッチ63が押されたことを溶接装置側入出力制御部21に送る。溶接装置側入出力制御部21は、現在記憶されている出力チャンネル番号と出力機能と出力オン時のビットデータを入出力割当記憶部14に送り、入出力割当記憶部14の図2Aに示す出力チャンネルメモリ領域の出力チャンネルに一致する場所に出力機能と出力オン時のビットを記憶する。これをチャンネル毎に行うことにより、各チャンネルの出力機能と出力オン時のビットを設定する。
出力動作については、本体制御部16が出力機能1を出力する場合は、本体制御部16は溶接装置側入出力制御部21に出力機能1が動作していることを送信する。溶接装置側入出力制御部21は、入出力割当記憶部14の第1のメモリ領域の出力チャンネルメモリ領域を参照し、出力機能1がどの出力チャンネルに割り当てられているかをチェックし、図2Dに示すようなデータフォーマットのデータを作成し、入出力制御部13に送信する。入出力制御部13は、送信されてきたデータに基づいて汎用出力回路部12の指定されたチャンネルに出力を行う。
なお、図2Dに示すデータは、2進数表記でいうところの0、1の表現となっており、汎用出力回路部12の1つの出力回路は1ビットのデータに対応している。出力回路が8つある場合は8ビットのデータ列として表現される。データ列は左を最上位ビット、右を最下位ビットとし、最下位から順に出力チャンネル1、2、3・・・8とする。
図2A、図2Dによれば、図2Aの出力チャンネルメモリ領域の出力チャンネルと送られてきた出力機能1を比較すると、出力チャンネル5に出力することとなる。従って、溶接装置側入出力制御部21は、図2D示すフォーマットのデータを作成し、入出力制御部13に送信し、入出力制御部13は、送信されてきたデータに基づいて汎用出力回路部12のチャンネル5に出力を行う。
以上のように、本実施の形態2の溶接システムによれば、外部との情報の入出力を自由に設定することができる。これにより、生産ラインの新設や変更をするごとに外部入出力に関する新たな機器を導入する必要がなく、また生産ラインにおける複雑な入出力用件を実施することができる。
図7は、本発明の実施の形態2における入出力装置17と溶接装置18を備えた別の溶接システムの要部の概略構成を示す図である。図7を用いて、本実施の形態2の別の電気機器システム(溶接システム)について説明する。
図7に示す本実施の形態2の電気機器システムで、電気機器である溶接装置18は、第1の整流部31と、インバータ部32と、変圧器33と、第2の整流部34と、出力端子部35と、を備え、外部制御機器は、電気機器(ここでは、溶接装置18)に対して溶接条件を設定するための設定器、例えばコントローラ20である構成としてもよい。ここで、第1の整流部31は、交流電源部36から入力した交流電圧を整流する。インバータ部32は、第1の整流部31の出力を高周波に変換する。変圧器33は、インバータ部32の出力を変圧する。第2の整流部34は、変圧器33の出力を整流する。出力端子部35は、第2の整流部34の出力を溶接用電極37と溶接対象物38との間に出力する。
この構成により、外部との情報の入出力を電気的な操作で自由に設定することができるので、生産ラインの新設や変更をするごとに外部入出力に関する新たな機器を導入する必要がなく、また、生産ラインにおける複雑な入出力用件を実施することができる。
(実施の形態3)
図8から図11を用いて、本実施の形態3について説明する。図8は、本発明の実施の形態3における入出力装置と溶接装置を備えた溶接システムの要部の概略構成を示す図である。図9は、本発明の実施の形態3における論理式メモリの一例を示す図である。図10は、本発明の実施の形態3における入出力の割り当てと論理式の入力を行うPCの操作画面の例を示す図である。図11は、本発明の実施の形態3における論理式実行時の一例を示す図である。
本実施の形態3の電気機器システムが、実施の形態1の電気機器システムと異なる主な点は、論理式演算も行うようにした点である。そのために、図1で示した入出力割当記憶部14に替えて図8に示す論理式型入出力割当記憶部22を設け、図1で示した溶接装置側入出力制御部15に替えて図8に示す論理式型溶接装置側入出力制御部23を設けている。
図8に示すように、溶接装置18の論理式型入出力割当記憶部22は、入出力割り当ての状態と各チャンネルや機能の論理式を記憶するものである。論理式型溶接装置側入出力制御部23は、入出力装置17の入出力制御部13から送られてきた入力データ、あるいは、溶接装置18の本体制御部16から送られてきた出力データと、論理式型入出力割当記憶部22に記憶されたデータおよび論理式に基づいて演算を行う。そして、論理式型溶接装置側入出力制御部23は、演算結果データを本体制御部16または入出力制御部13に送信するものである。
なお、本実施の形態3において、本発明と直接関係のない溶接出力部等の記載については省略する。
以上のように構成された入出力装置17と溶接装置18を備えた溶接システムについて、その動作を説明する。
まず、PC19等のデジタル通信および所定のソフトウェアが動作可能な装置を用いて入力と出力の割り当てを行う。図9に示す論理式型入出力割当記憶部22の第2のメモリ領域には、図2Bに示すように、予め、その溶接装置18が有する入出力の機能が番号順に記憶されている。従って、PC19からの機能呼び出しにより、論理式型入出力割当記憶部22の第2のメモリ領域の内容が、論理式型溶接装置側入出力制御部23と入出力制御部13を介してPC19に送られる。
PC19は、図10に示すような画面操作により、チャンネル毎に入力機能、出力機能を割り当て、また、入出力オン時のビットデータをローアクティブ(0)にするのか、ハイアクティブ(1)にするのかの設定を行う。割り当てと設定をおこなったデータは、例えば図2Aに示すようなフォーマットであり、PC19から入出力制御部13と論理式型溶接装置側入出力制御部23を介して論理式型入出力割当記憶部22に送信される。そして、割り当てと設定をおこなったデータは、論理式型入出力割当記憶部22の第1のメモリ領域に記憶される。第1のメモリ領域には、チャンネル毎の機能と入出力オン時のビット(オンは1なのかゼロなのか)が、図2Aと同一のフォーマットで記憶される。具体的に示すと、入力チャンネル1には入力機能5が割り当てられ、入力オン時のビットデータ“1”が設定されている。
また、図10における論理式入力欄71に示すように、入力や出力の論理式や論理式演算結果の出力先を、PC19の入力装置を用いて指定することができる。これらのデータは、PC19から入出力制御部13と論理式型溶接装置側入出力制御部23を介して論理式型入出力割当記憶部22に送信され、論理式型入出力割当記憶部22の論理式メモリに、図9に示すようなフォーマットで記憶される。なお、演算数(変数)と演算子は、例えば逆ポーランド記法による演算を行い易い形に記憶される。
図2Aのような割り当てがされている場合、入力チャンネル1と入力チャンネル4に入力があると、その信号は、汎用入力回路部11を介して入出力制御部13に送られる。そして、入出力制御部13において図2Cに示すようなデータフォーマットに変換され、そのデータはデジタル通信によって論理式型溶接装置側入出力制御部23に送られる。
図2Cのフォーマットを説明すると、データは2進数表記でいうところの0、1の表現となっており、汎用入力回路部11の1つの入力回路は1ビットのデータに対応している。入力回路が8つある場合は8ビットのデータ列として表現される。データ列は左を最上位ビット、右を最下位ビットとし、最下位から順に入力チャンネル1、2、3・・・8とする。
また、本体制御部16が出力機能1と出力機能2を出力する場合は、本体制御部16は、論理式型溶接装置側入出力制御部23に、出力機能1と出力機能2が動作していることを送信する。論理式型溶接装置側入出力制御部23は、論理式メモリを1から順に実行し、演算結果メモリの内容に従って図2Dと同様なフォーマットのデータ(「00001100」)を作成し、入出力制御部13に送信する。入出力制御部13は、送信されてきたデータに基づいて汎用出力回路部12の指定されたチャンネルに出力を行う。
なお、図2Dのデータは2進数表記でいうところの0、1の表現となっており、汎用出力回路部12の1つの出力回路は1ビットのデータに対応している。出力回路が8つある場合は8ビットのデータ列として表現される。データ列は左を最上位ビット、右を最下位ビットとし、最下位から順に出力チャンネル1、2、3・・・8とする。
具体的に論理式で示すと(入力チャンネル1+入力チャンネル3)×(出力機能1+出力機能2)となり、図9に示す論理表のような組み合わせで出力が行われる。
以上のように、本実施の形態3の溶接システムによれば、外部との情報の入出力を自由に設定し、また論理式を付加することができる。これにより、生産ラインの新設や変更をするごとに外部入出力に関する新たな機器を導入する必要がなく、また生産ラインにおける複雑な入出力用件を実施することができ、また、外部から入力される複数の信号の論理演算を行うことができる。
なお、実施の形態1から実施の形態3において、入出力装置17は、溶接装置18の表面に取り付けるようにしても良い。あるいは、入出力装置17は、溶接装置18と離れた位置に設けるようにしても良い。あるいは、入出力装置17は、溶接装置18の内部に設けるようにしても良い。これにより、溶接システムなどの電気機器システムを小型化して、設置できる場所の自由度を増すことができる。
また、入出力装置17と溶接装置18とは離れた位置に設置できるので、電気機器システムが設置できる場所の自由度を増すことができる。
なお、内部に設ける場合には、入出力装置17の筐体は設けず、入出力装置17内の必要な構成を基板等に設け、この基板を溶接装置18内に設けるようにしてもよい。
本発明の電気機器システムによれば、生産ラインの新設や変更をするごとに外部入出力に関する新たな機器を導入する必要がなく、また生産ラインにおける複雑な入出力用件を実施することができる。
11 汎用入力回路部
12 汎用出力回路部
13 入出力制御部
14 入出力割当記憶部
15,21 溶接装置側入出力制御部
16 本体制御部
17 入出力装置
18 溶接装置
19 PC
20 コントローラ
22 論理式型入出力割当記憶部
23 論理式型溶接装置側入出力制御部
31 第1の整流部
32 インバータ部
33 変圧器
34 第2の整流部
35 出力端子部
36 交流電源部
37 溶接用電極
38 溶接対象物
50,51,52,53 選択部
61 第1のスイッチ
62 表示器
63 第2のスイッチ
64 第1のダイヤル
65 第2のダイヤル
66 第3のダイヤル
67,68,69,70 表示部
71 論理式入力欄
上記課題を解決するために、本発明の電気機器システムは、外部の機器に対して情報の入力や出力を行う機能を有する入出力装置と、この入出力装置と通信を行う電気機器と、を備えた電気機器システムである。この入出力装置は、上記外部の機器から情報を入力するための汎用入力回路部と、上記外部の機器へ情報を出力するための汎用出力回路部と、上記汎用入力回路部、上記汎用出力回路部および上記電気機器の少なくともいずれかと通信を行う入出力制御部と、を備えている。上記電気機器は、入出力割当記憶部と、電気機器側入出力制御部と、を備えている。ここで、入出力割当記憶部は、上記外部の機器からの入力信号が、それぞれ上記汎用入力回路部のどの入力チャンネルに割り当てられているか、および、上記外部の機器への出力信号が、それぞれ上記汎用出力回路部のどの出力チャンネルに割り当てられているか、さらに、前記入力信号のビットデータがローアクティブなのかハイアクティブなのか、および、前記出力信号のビットデータがローアクティブなのかハイアクティブなのかを記憶する。電気機器側入出力制御部は、上記入出力制御部から送られてきた信号に基づいて上記電気機器が有する機能を動作させる、あるいは、上記電気機器の出力信号を上記汎用出力回路部のどのチャンネルに出力するのかを示す信号を上記入出力制御部に送る。上記入出力制御部および上記電気機器側入出力制御部のうちの少なくともいずれかは、外部制御機器と通信を行う。そして、本発明の電気機器システムは、上記外部制御機器を用いて割り当ておよびビットデータに関する情報を上記入出力
割当記憶部に記憶する、あるいは、上記外部制御機器を用いて上記入出力割当記憶部に記憶している割り当ておよびビットデータに関する情報を変更する構成としている。

Claims (4)

  1. 外部の機器に対して情報の入力や出力を行う機能を有する入出力装置と、前記入出力装置と通信を行う電気機器と、を備えた電気機器システムであって、
    前記入出力装置は、
    前記外部の機器から情報を入力するための汎用入力回路部と、
    前記外部の機器へ情報を出力するための汎用出力回路部と、
    前記汎用入力回路部、前記汎用出力回路部および前記電気機器の少なくともいずれかと通信を行う入出力制御部と、を備え、
    前記電気機器は、
    前記外部の機器からの入力信号が、それぞれ前記汎用入力回路部のどの入力チャンネルに割り当てられているか、および、前記外部の機器への出力信号が、それぞれ前記汎用出力回路部のどの出力チャンネルに割り当てられているかを記憶する入出力割当記憶部と、
    前記入出力制御部から送られてきた信号に基づいて前記電気機器が有する機能を動作させる、あるいは、前記電気機器の出力信号を前記汎用出力回路部のどのチャンネルに出力するのかを示す信号を前記入出力制御部に送る電気機器側入出力制御部と、を備え、
    前記入出力制御部および前記電気機器側入出力制御部のうちの少なくともいずれかは、外部制御機器と通信を行い、
    前記外部制御機器を用いて割り当てに関する情報を前記入出力割当記憶部に記憶する、あるいは、前記外部制御機器を用いて前記入出力割当記憶部に記憶している割り当てに関する情報を変更する電気機器システム。
  2. 前記電気機器は、入力した交流電圧を整流する第1の整流部と、前記第1の整流部の出力を高周波に変換するインバータ部と、前記インバータ部の出力を変圧する変圧器と、前記変圧器の出力を整流する第2の整流部と、前記第2の整流部の出力を溶接用電極と溶接対象物との間に出力するための出力端子部と、を備え、
    前記外部制御機器は、前記入出力装置を介して前記電気機器と通信を行うパーソナルコンピュータである請求項1記載の電気機器システム。
  3. 前記電気機器は、入力した交流電圧を整流する第1の整流部と、前記第1の整流部の出力を高周波に変換するインバータ部と、前記インバータ部の出力を変圧する変圧器と、前記変圧器の出力を整流する第2の整流部と、前記第2の整流部の出力を溶接用電極と溶接対象物との間に出力するための出力端子部と、を備え、
    前記外部制御機器は、前記電気機器に対して溶接条件を設定するための設定器である請求項1記載の電気機器システム。
  4. 前記入出力装置を前記電気機器の表面に設けた、または、前記入出力装置を前記電気機器から離れた位置に設けた、または、前記入出力装置を前記電気機器の内部に設けた請求項1から3のいずれか1項に記載の電気機器システム。
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