JP2992307B2 - 半自動アーク溶接機の制御装置 - Google Patents

半自動アーク溶接機の制御装置

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JP2992307B2 JP2118787A JP11878790A JP2992307B2 JP 2992307 B2 JP2992307 B2 JP 2992307B2 JP 2118787 A JP2118787 A JP 2118787A JP 11878790 A JP11878790 A JP 11878790A JP 2992307 B2 JP2992307 B2 JP 2992307B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半自動アーク溶接機において、溶接電圧
(または電流)、ワイヤ送給量、さらにはアーク起動停
止等の遠隔制御を行うための制御装置に関する。
〔従来の技術〕
最近の半自動アーク溶接機では、溶接用の制御装置一
式を溶接電源に内蔵し、溶接電圧(または電流)、ワイ
ヤ送給量を調整するためのリモコン装置と溶接電源との
間、およびワイヤ送給装置と溶接電源との間をそれぞれ
中継ケーブルで接続しているものが多い。
このような半自動アーク溶接機におけるリモコン装置
およびワイヤ送給装置と溶接電源との間の接続構成を第
7図に示す。図示のように、溶接電源1は、溶接トーチ
10と母材11に溶接用電力を供給する溶接電源主回路2
と、溶接電圧(または電流)を制御する出力制御回路
3、溶接ワイヤ12の送給量を制御するワイヤ送給制御回
路4、アーク起動停止を行うシーケンス制御回路5など
を内蔵し、入力端子6、溶接出力端子7、リモコン装置
用コネクタ8、ワイヤ送給装置用コネクタ9を装備して
いる。
リモコン装置13は、溶接電圧(または電流)設定用の
第1の設定器14、ワイヤ送給量設定用の第2の設定器15
およびワイヤ空送り用のインチングスイッチ16を内蔵
し、溶接電源1とは中継ケーブル21の6本の接続線で接
続されている。前記第1の設定器14と第2の設定器15
は、溶接電源側から制御用電源E3の供給を受けて出力制
御回路3に対する溶接電圧(または電流)設定信号と
ワイヤ送給制御回路4に対するワイヤ送給量設定信号
を個々に接続線へ送り出し、またインチングスイッチ16
をオンにしたときは、その信号が別の接続線によりシー
ケンス制御回路5へ送られる。
ワイヤ送給装置17は溶接電源1と中継ケーブル22の4
本の接続線で接続されており、その内の2線はワイヤ送
給制御回路4からワイヤ送給用モータ18への給電線とし
て使用され、他の2線は溶接トーチ10に内蔵されたトリ
ガスイッチ19からシーケンス制御回路5へのオン,オフ
信号の伝送に使用される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のように従来の半自動アーク溶接機では、リモコ
ン装置およびワイヤ送給装置と溶接電源との間で制御信
号を個々の接続線により伝送していたため、接続線の本
数が多くなり、図示例の場合、合計10本の接続線を必要
とする。このため、中継ケーブルを30〜50m延長した場
合接に、溶接通電用パワーケーブル20,20′、ガスホー
ス(図示省略)を含めると、中継用のケーブル、ホース
類だけで数十kgの重量となり、取扱が非常に困難にな
る。
そこで本発明の目的は、上記従来技術と同等の制御機
能を満足しながら、リモコン装置およびワイヤ送給装置
と溶接電源との間の接続線の本数を大幅に削減でき、取
扱が容易で、かつ信号伝送の信頼性が高い半自動アーク
溶接機の制御装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、溶
接電圧(または電流)の制御回路、ワイヤ送給量の制御
回路、さらにはアーク起動停止を制御するシーケンス制
御回路を備えた溶接電源、該溶接電源に接続使用される
ワイヤ送給装置、前記溶接電源に接続され、溶接電圧
(または電流)とワイヤ送給量を外部から調整するため
のリモートコントロール装置(以下、リモコ装置と略
す)およびアーク起動用のトリガスイッチを有する溶接
トーチを備えており、前記リモコン装置と前記溶接電源
との間に溶接電圧(または電流)設定信号およびワイヤ
送給量設定信号を伝送する接続線を配設してなる半自動
アーク溶接機において、前記リモコン装置側に互に異な
る出力範囲を調整範囲として溶接電圧(または電流)設
定信号に相当する出力とワイヤ送給量設定信号に相当す
る出力とをそれぞれ出力する第1および第2の設定器
と、前記2つの設定器からの出力を所定の周期で交互に
切り換えて前記接続線へ送り出す信号切換回路と、ワイ
ヤ空送り用のインチングスイッチと、該インチングスイ
ッチのオン状態に対応して前記信号切換回路から送り出
す溶接電圧(または電流)設定信号を出力ゼロとする信
号レベル制御手段とを設け、前記溶接電源側には前記接
続線から受けた前記2つの出力をそれぞれの属する出力
範囲により判別し、溶接電圧(または電流)設定信号と
ワイヤ送給量設定信号とに分離して取り出す信号変換回
路と、前記信号変換回路から取り出された溶接電圧(ま
たは電流)設定信号の出力ゼロの状態を判別して、前記
インチングスイッチのオンの状態に対応した信号を前記
シーケンス制御回路に出力する信号レベル判別手段とを
設けたことを特徴とする。
〔作用〕
本発明の基本的思想は、溶接電圧(または電流)設定
信号とワイヤ送給量設定信号を個々に溶接電源側へ伝送
するのではなく、溶接電源側から供給される制御用電源
の電圧を上下2分割し、その一方を溶接電圧(または電
流)設定信号の出力範囲に、他方をワイヤ送給量設定信
号の出力範囲にそれぞれ割り当てるとともに、これら2
つの出力をそれぞれに割り当てられた時間に時分割して
所定の周期で交互に溶接電源側へ伝送し、溶接電源側で
受信した2つの出力をそれぞれの属する出力範囲により
判別し、分割して取り出すことにある。このようにする
ことで、受信側では送信側との同期をとらなくても2つ
の信号を判別でき、かつノイズの影響を受けにくいアナ
ログ式信号伝送の長所を生かしつつ接続線の本数を削減
できる。
また、ワイヤ空送り時には溶接電圧(または電流)設
定信号が不要なことを利用して、インチングスイッチの
オン状態に対応して溶接電圧(または電流)設定信号を
出力ゼロとすることで、前記設定信号と共にインチング
スイッチからの制御情報をも伝送することができ、その
分接続線本数を削減できることになる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図〜第6図により説明す
る。第1図は本発明の一実施例の接続構成を示す図、第
2図は第1図の実施例における信号波形の説明図であ
り、第1図中の第7図と同等または対応する部分には同
一符号を付して示す。
第1図において、溶接電源1′は溶接電源主回路2、
出力制御回路3、ワイヤ送給制御回路4、シーケンス制
御回路5および後述する信号変換回路24を内蔵し、入力
端子6、溶接出力端子7およびワイヤ送給装置用コネク
タ9を装備している。
第7図の従来例と異なり、リモコン装置13′はワイヤ
送給装置17′に一体に組み込み、このワイヤ送給装置1
7′と溶接電源1′の間を中継ケーブル22′の4本の接
続線25〜28で接続している。その内、第1と第2の接続
線25、26を溶接電源1′側のワイヤ送給制御回路4から
ワイヤ送給用モータ18への給電線とし、その第2の接続
線26と第4の接続線28を溶接電源1′からリモコン装置
13′への制御用電源E3の給電線として、該給電線の1線
26をモータ給電線と共用し、残る第3の接続線27と前記
第4の接続線28によりリモコン装置13′から溶接電源
1′へ信号を伝送する。リモコン装置13′では、溶接電
源1′から制御用電源E3の供給を受けて回路の動作に必
要な安定化電圧+Eをつくる。この場合、接続線26には
モータ電流が流れることによる電圧降下が生じるので、
何らかの方法でこの電圧安定化が必要である。
今仮りに、リモコン装置13′の第1の設定器14′を溶
接電圧(または電流)設定用とし、第2の設定器15′を
ワイヤ送給量設定用として、以下説明する。前記2つの
設定器14′,15′はポテンショメータであり、その第1
の設定器14′は溶接電圧(または電流)設定信号に相当
する電圧V1を出力し、第2の設定器15′はワイヤ送給量
設定信号に相当する電圧V2を出力するように構成されて
いる。E1,E2は前記2つの設定器14′,15′に対し安定化
電圧+Eとは逆方向に加えられた一定電圧で、この一定
電圧E1,E2は+E/2またはそれより少し大きい電圧に定
め、例えば+Eが15Vならば、7.5〜8Vとする。これによ
り、第1の設定器14′は安定化電圧+Eの上半分の電圧
範囲(7.5〜8Vから15Vまで)を調整範囲とし、第2の設
定器15′は安定化電圧+Eの下半分の電圧範囲(0Vから
7〜7.5Vまで)を調整範囲として、双方の電圧範囲が重
ならないようにしている。一定電圧E1,E2はツエナーダ
イオードを用いてつくることができる。
リモコン装置13′側には前記2つの設定器14′,15′
と共に信号切換回路23を設け、この信号切換回路23を所
定周期(数分の1〜数十分の1秒)、デューティ50%で
切換動作させることにより、前記2つの設定器14′,1
5′からの設定信号に相当する電圧V1,V2を交互に前記第
3の接続線27へ送り出す。そして、溶接電源1′側に設
けた信号変換回路24で、接続線27から受けた信号を第7
図の回路で受信した信号と同一の信号とに戻し、信
号は出力制御回路3へ、信号はワイヤ送給制御回路
4へ送る。
接続線27で伝送される信号波形を第2図(a)に示
す。ここで、信号電圧V1は+e〜+Eの範囲、信号電圧
V2は0V〜+eの範囲でそれぞれ設定器14′,15′の調整
に応じて変化する。信号電圧V1,V2のそれぞれに割り当
てられた時間をT1,T2とすると、T1時間の信号電圧V1はT
2時間の信号電圧V2より必ず大きいので、信号変換回路2
4では、+e(+E/2)より大きい電圧は溶接電圧(また
は電流)設定信号、+e(+E/2)より小さい電圧はワ
イヤ送給量設定信号として容易に判別でき、信号切換回
路23との間の同期制御は不要である。受信した信号を2
つの信号とに戻すには、交互に送られてきた信号電
圧V1,V2を別々のサンプル・ホールド回路に取り込み、V
2は2倍増幅、V1は一定電圧E1分を差し引いてから2倍
増幅すればよい。
次に、トリガスイッチ19、インチングスイッチ16のオ
ン,オフ信号を溶接電源1′側に伝送する手段について
述べる。トリガスイッチ19をオンにしたときは、オフの
ときに比べて信号切換回路23の切換周期を短く、あるい
は長く変える。第2図(b)は切換周期を短く変えた例
を示す。信号変換回路24でこの周期を判別することによ
り、トリガスイッチ19のオン状態とオフ状態にそれぞれ
対応した信号をつくり出すことができる。また、イン
チングスイッチ16をオンにしたときは、上記説明と同様
に、信号切換回路23の切換周期をもう一つの別の第3の
周期に変え、信号変換回路24でこの第3の周期を判別す
る方法もあるが、本実施例では、ワイヤインチング(空
送り)時に溶接電圧(または電流)設定信号は不要なこ
とを利用して、第2図(c)に示すようにワイヤ送給量
設定信号に相当する電圧V2のみを残し、溶接電圧(また
は電流)設定信号に相当する電圧V1をゼロとし、信号変
換回路24でこの電圧ゼロの状態を判別することにより、
インチングスイッチ16のオン状態に対応した信号(すな
わち、インチングスイッチ16がオンであり、送給量は電
圧V2に対応する量)をつくり出す方法をとっている。
以上述べた本実施例の接続構成によれば、溶接電源
1′のワイヤ送給装置用コネクタ9に接続する4本の接
続線25〜28のみで全ての制御信号の伝送が可能となり、
第7図のリモコン装置用コネクタ8に接続されていた接
続線は全て廃止できる。また、ワイヤ送給装置用コネク
タ9および中継ケーブル22′に従来品を共用できるとい
う利点もある。
次に、信号切換回路23、信号変換回路24の具体的回路
例について説明する。
第3図に信号切換回路23の具体的回路例を示す。図
中、29はコンパレータ、30は反転回路、31〜33はアナロ
グスイッチ、C1〜C3はコンデンサ、R1〜R7は抵抗であ
り、コンパレータ29、コンデンサC1および抵抗R1〜R5
無安定マルチバイブレータ34を構成している。トリガス
イッチ19は安定化電源の+E側と0V側の2線間に抵抗R6
と直列に、かつコンデンサC2と並列に接続されているの
で、トリガスイッチ19がオフのときには、C2とR6の接続
点aからアナログスイッチ31に加わる制御電圧はロウレ
ベル(0V)で、アナログスイッチ31をオフにしており、
この状態ではコンパレータ29の負帰還回路に抵抗R1のみ
が接続される。したがって、無安定マルチバイブレータ
34はR1とC1で定まる周期で発振動作し、コンパレータ29
の出力電圧をハイレベルとロウレベルに交互に変化させ
る。アナログスイッチ32にはコンパレータ29の出力電圧
が制御電圧として加わり、アナログスイッチ33にはコン
パレータ29の出力電圧を反転回路30で反転した信号が制
御電圧として加わるので、コンパレータ29の出力電圧が
ハイレベルの期間(T1時間)には、第1の設定器14′の
出力電圧V1がアナログスイッチ32により接続線27へ送り
出され、またコンパレータ29の出力電圧がロウレベルの
期間(T2時間)には第2の設定器15′の出力電圧V2がア
ナログスイッチ33により接続線27へ送り出されることに
より、接続線27の信号波形は第2図(a)のようにな
る。
トリガスイッチ19をオンにすると、接続点aからアナ
ログスイッチ31に加わる制御電圧がハイレベル(+E)
になるので、アナログスイッチ31はオンになり、コンパ
レータ29の負帰還回路に抵抗R1とR2が並列に接続され
る。これにより、トリガスイッチ19がオフのときに比べ
て無安定マルチバイブレータ34の発振周期が短くなり、
これに伴い接続線27へ送り出される信号の切換周期も第
2図(b)のように短くなる。ここで、トリガスイッチ
19、アナログスイッチ31、抵抗R2,R6およびコンデンサC
2は前記切換周期変更手段を構成する。
一方、インチングスイッチ16は前記アナログスイッチ
32の制御入力側b点と安定化電源の0V線との間にコンデ
ンサC3と並列に接続されているので、インチングスイッ
チ16をオンにすると、アナログスイッチ32がオフ状態に
保持され、したがって、第2図(c)のように第1の設
定器14′から接続線27へ送り出される電圧はゼロとな
り、第2の設定器15′からの出力電圧V2のみが接続線27
へ送り出されることになる。ここで、インチングスイッ
チ16とコンデンサC3は前記信号レベル制御手段を構成す
る。
第4図〜第6図は信号変換回路24の具体的回路例を示
す。図中、35,36,37はコンパレータ、38は反転回路、39
〜41はアナログスイッチ、42〜44は電圧ホロワ、45,46
は差動増幅回路、C4〜C7はコンデンサ、R8〜R27は抵抗
である。第4図のアナログスイッチ39、電圧ホロワ42、
コンデンサC4、抵抗R11は第1のサンプル・ホールド回
路47を構成し、アナログスイッチ40、電圧ホロワ43、コ
ンデンサC5、抵抗R16は第2のサンプル・ホールド回路4
8を構成しており、この2つのサンプル・ホールド回路4
7,48の入力側は接続線27に接続されている。
第4図において、接続線27からの信号電圧はコンパレ
ータ35にプラス入力として加わる。コンパレータ35のマ
イナス入力となる基準電圧は抵抗R9,R10により+E/2に
設定されているので、コンパレータ35の出力電圧は、接
続線27からの入力電圧が高い、すなわち第2図(a),
(b)のV1相当のとき、ハイレベル(+E)となる。こ
のハイレベル出力により第1のサンプル・ホールド回路
47側のアナログスイッチ39がオンになり、コンデンサC4
で保持されたV1レベルの電圧が電圧ホロワ42から出力さ
れる。差動増幅回路45で、このV1レベルの電圧より一定
電圧E1が差し引かれ、さらに2倍増幅されての出力と
なる。また、接続線27からの入力電圧が低い、すなわち
第2図(a),(b)のV2相当のときには、コンパレー
タ35の出力電圧がロウレベル(0V)になるので、この出
力電圧を反転回路38で反転した信号により第2のサンプ
ル・ホールド回路48側のアナログスイッチ40がオンにな
り、コンデンサC5で保持されたV2レベルの電圧が電圧ホ
ロワ43より出力される。そして、このV2レベルの電圧が
差動増幅回路46で2倍増幅されての出力となる。
伝送信号の切換周期を判別する手段としては、第5図
のように、前記コンパレータ35のハイレベル出力によ
るコンデンサC6の充電電圧をコンパレータ36のプラス入
力として、抵抗R21,R22により設定されたマイナス入力
の基準電圧と比較し、伝送信号の切換周期が長いときに
はコンデンサC6の充電電圧が高くなることを利用して、
コンパレータ36の出力電圧をロウからハイに反転させ、
そのハイレベル出力によりアナログスイッチ41をオンに
してコンデンサC7を充電し、その電圧を電圧ホロワ44の
出力とする。この例では、出力のハイレベルのとき
がトリガスイッチ19のオフ状態に対応する。
また、信号電圧V1のゼロの状態を判別する信号レベル
判別手段としては、第6図の例のように、信号変換回路
24の出力をコンパレータ37のマイナス入力として抵抗
R26,R27により設定されたプラス入力の基準電圧と比較
し、出力がゼロになったとき、コンパレータ37の出力
をロウからハイに反転させるようにして、その出力を
出力とする。この例では、出力のハイレベルのときが
インチングスイッチ16のオン状態に対応する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ワイヤ送給装置側と溶接電源側に簡
単な制御回路を追加するだけで、リモコン装置およびワ
イヤ送給装置と溶接電源との間の接続線の本数を大幅に
削減でき、中継ケーブルの軽量化により、その取扱を容
易にすることができる。
接続線の本数を少なくする一つの方法として、ワイヤ
送給装置にワイヤ送給に関する制御回路の全てを内蔵さ
せることも考えられるが、この方法は、ワイヤ送給装置
内で制御用電源をつくるために制御用トランスが必要に
なるなどの理由から、ワイヤ送給装置が重く、かさばっ
たものとなり、扱いにくいばかりでなく、耐衝撃性に劣
るという欠点がある。これに対し本発明では、ワイヤ送
給装置側の追加部品は小形プリント基板1枚程度でよ
く、制御用トランスなどを必要としないため、上記のよ
うな欠点がない。
また、V−F(電圧−周波数)変換により設定信号を
パルス信号として伝送する方式では、溶接電流より発生
する雑音ノイズの影響を受けやすい欠点があるが、本発
明では設定信号をアナログ信号のまま時分割して伝送す
る方式をとっているため、そのような欠点もなく、安定
な動作が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す接続構成図、第2図は
第1図の実施例における信号波形の説明図、第3図はリ
モコン装置側に設ける信号切換回路の具体的回路例を示
す図、第4図〜第6図は溶接電源側に設ける信号変換回
路の具体的回路例を示す図、第7図は従来技術によるリ
モコン装置およびワイヤ送給装置と溶接電源間の接続構
成図である。 1′……溶接電源、3……出力制御回路、4……ワイヤ
送給制御回路、5……シーケンス制御回路、10……溶接
トーチ、13′……リモコン装置、14′……第1の設定
器、15′……第2の設定器、16……インチングスイッ
チ、17′……ワイヤ送給装置、18……ワイヤ送給用モー
タ、19……トリガスイッチ、23……信号切換回路、24…
…信号変換回路、25〜28……接続線、E3……制御用電
源、19,31,C2,R2,R6……切換周期変更手段、16,C3……
信号レベル制御手段、36,41,44,C6,C7,R20〜R24……切
換周期判別手段、37,R25〜R27……信号レベル判別手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−56774(JP,A) 特開 昭63−199076(JP,A) 特開 昭62−6777(JP,A) 特開 昭60−68169(JP,A) 特開 平1−150473(JP,A) 特開 昭61−279364(JP,A) 特開 昭58−196170(JP,A) 特開 昭61−222682(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 9/10 B23K 9/067

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶接電圧(または電流)の制御回路、ワイ
    ヤ送給量の制御回路、さらにはアーク起動停止を制御す
    るシーケンス制御回路を備えた溶接電源、該溶接電源に
    接続使用されるワイヤ送給装置、前記溶接電源に接続さ
    れ、溶接電圧(または電流)とワイヤ送給量を外部から
    調整するためのリモートコントロール装置(以下、リモ
    コン装置と略す)およびアーク起動用のトリガスイッチ
    を有する溶接トーチを備えており、前記リモコン装置と
    前記溶接電源との間に溶接電圧(または電流)設定信号
    およびワイヤ送給量設定信号を伝送する接続線を配設し
    てなる半自動アーク溶接機において、前記リモコン装置
    側に互に異なる出力範囲を調整範囲として溶接電圧(ま
    たは電流)設定信号に相当する出力とワイヤ送給量設定
    信号に相当する出力とをそれぞれ出力する第1および第
    2の設定器と、前記2つの設定器からの出力を所定の周
    期で交互に切り換えて前記接続線へ送り出す信号切換回
    路と、ワイヤ空送り用のインチングスイッチと、該イン
    チングスイッチのオン状態に対応して前記信号切換回路
    から送り出す溶接電圧(または電流)設定信号を出力ゼ
    ロとする信号レベル制御手段とを設け、前記溶接電源側
    には前記接続線から受けた前記2つの出力をそれぞれの
    属する出力範囲により判別し、溶接電圧(または電流)
    設定信号とワイヤ送給量設定信号とに分離して取り出す
    信号変換回路と、前記信号変換回路から取り出された溶
    接電圧(または電流)設定信号の出力ゼロの状態を判別
    して、前記インチングスイッチのオンの状態に対応した
    信号を前記シーケンス制御回路に出力する信号レベル判
    別手段とを設けたことを特徴とする半自動アーク溶接機
    の制御装置。
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