JP5006148B2 - 分散電源装置の遮断器の開閉制御装置 - Google Patents

分散電源装置の遮断器の開閉制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、系統連系又は自立運転を行う分散電源装置の遮断器の開閉制御装置に関する。
従来、分散電源装置によって系統連系又は自立運転を行う場合において、系統電源からの受電用遮断器から分散電源装置の遮断器の直前に到るまでの電力経路には、安全性等の観点から、ユーザーの設備状況等に応じて遮断器が配置されていることが多い。
図8は、分散電源装置100によって系統連系又は自立運転を行う従来の電力設備の概略構成の一例を示す図である。
図8に示すように、系統電源300からの受電用遮断器52Rから分散電源装置100の遮断器52Gの直前に到るまでの電力経路Pには、通常、複数の上流遮断器52(521,522,…)が配置される。
図9は、図8に示す電力経路Pにおける遮断器の配列状態を示す概略図であり、図9(a)は、その一例を示しており、図9(b)は、その他の例を示している。
図9(a)に示す配列状態では、受電用遮断器52R及び遮断器52Gの間に設けられた遮断器521,522,523が直列接続されている。また、図9(b)に示す配列状態では、直列接続された受電用遮断器52R及び遮断器52Gの間において、並列接続された遮断器521,522が遮断器523と直列接続されている。なお、市場での上流遮断器52R,521,522,…は、図9に示すような配列状態に限らず、ユーザーの設備状況等によって、様々な配列状態となっている。
ところで、分散電源装置100の直前に配置されている遮断器52Gを開閉制御する開閉制御装置200’は、電力経路Pに配列されて遮断器52Gより上流側に位置する上流遮断器の開閉状態によって、遮断器52Gの開閉制御を行うようになっている。即ち、開閉制御装置200’は、上流遮断器からの開閉信号に基づき系統電源300から負荷L側へ電力が供給されているか否かを認識した状態で遮断器52Gを開閉するようになっている。
具体的には、開閉制御装置200’は、系統電源300から負荷L側へ電力が供給されていると認識している場合に遮断器52Gを閉じることで系統連系を行う一方、系統電源300から負荷L側へ電力が供給されていないと認識している場合に遮断器52Gを閉じることで自立運転を行うようになっている。
しかしながら、既述したように、系統電源300から負荷L側への電力供給の有無を認識するための上流遮断器はユーザーの設備状況等によって様々な配列状態となっているため、開閉制御装置200’は、ユーザー毎に異なる上流遮断器の配列状態に対応して電力経路の開閉状態を判断することによって系統電源300から負荷L側へ電力が供給されているか否かを認識できるように、個別に構成(カスタマイズ)されていた。
或いは、開閉制御装置200’は、限定された3個の変数を有するモデル式:CB1*CB2*CB3が予め設定され、系統電源300から負荷L側への電力供給の有無を認識するための上流遮断器の配列情報をこの3個の変数に入力できるようになっていた。ここで、変数CB1,CB2,CB3は、開閉制御装置200’が上流遮断器からの開閉信号を演算するためのものであり、“*”は、直列接続を意味する論理積の記号である。
かかる開閉制御装置200’では、上流遮断器が3個以下の場合、上流遮断器の配列情報をそのまま変数CB1,CB2,CB3に割り当てることができるが、4個以上になると手間がかかるといった不都合を招く。即ち、現場において、4個以上の上流遮断器の配列情報を直列接続状態の3つの遮断器群に適宜分割した配列情報が、それぞれ、前記モデル式の変数CB1,CB2,CB3に割り当てられることで、これら上流遮断器からの開閉信号によって系統電源300から負荷L側へ電力が供給されているか否かを認識できるようになっていた。
これについて、図9に示す電力経路Pの上流遮断器が4個(52R,521,522,523)の場合を例にとって具体的に説明する。
例えば、図9(a)に示す配列状態では、遮断器52Rの配列情報を変数CB1に割り当てると共に、遮断器521及び遮断器522の直列接続の配列情報を、別途ユーザー毎に個別に「CB2a*CB2b」として演算可能に構成(カスタマイズ)した中継器T1を用いて変数CB2「=CB2a*CB2b」に割り当て、さらに遮断器523の配列情報を変数CB3に割り当てる。これにより、モデル式:CB1*CB2*CB3を、別途手配した中継器T1によってCB1*CB2a*CB2b*CB3に変更できる。従って、開閉制御装置200’は、上流遮断器52R,521,522,523からの開閉信号Sによって系統電源300から負荷L側へ電力が供給されているか否かを認識できるようになる。
具体的には、遮断器52R,521,522,523のうち全てが閉じているときに、遮断器52R,521,522,523から変数CB1,CB2a,CB2b,CB3にそれぞれ論理信号「1」が入力されて、モデル式:CB1*CB2*CB3=CB1*CB2a*CB2b*CB3の演算結果が「1」となる。この場合、系統電源300から負荷L側へ電力が供給されていることになる。また、遮断器52R,521,522,523の少なくとも一つが開いているときに、遮断器52R,521,522,523から変数CB1,CB2a,CB2b,CB3の少なくとも一つに論理信号「0」が入力されて、モデル式:CB1*CB2*CB3=CB1*CB2a*CB2b*CB3の演算結果が「0」となる。この場合、系統電源300から負荷L側へ電力が供給されていないことになる。
また、図9(b)に示す配列状態では、遮断器52Rの配列情報を変数CB1に割り当てると共に、遮断器521及び遮断器522の並列接続の配列情報を、別途ユーザー毎に個別に「CB2a+CB2b」として演算可能に構成(カスタマイズ)した中継器T2を用いて変数CB2「=CB2a+CB2b」に割り当て、さらに遮断器523の配列情報を変数CB3に割り当てる。これにより、モデル式:CB1*CB2*CB3を、別途手配した中継器T2によってCB1*(CB2a+CB2b)*CB3に変更できる。従って、開閉制御装置200’は、上流遮断器52R,521,522,523からの開閉信号Sによって系統電源300から負荷L側へ電力が供給されているか否かを認識できるようになる。ここで、“+”は並列接続を意味する論理和の記号であり、“(”,“)”は、上流遮断器52R,521,522,523の配列情報の一部を一群の遮断器群として区切る区切り記号である。
具体的には、遮断器52R,521,522,523のうち遮断器52R,523の双方が閉じ且つ遮断器521,522の少なくとも一方が閉じているときに、遮断器52R,523から変数CB1,CB3にそれぞれ論理信号「1」が入力され且つ遮断器521,522から変数CB2a,CB2bの少なくとも一方に論理信号「1」が入力されて、モデル式:CB1*CB2*CB3=CB1*(CB2a+CB2b)*CB3の演算結果が「1」となる。この場合、系統電源300から負荷L側へ電力が供給されていることになる。また、遮断器52R,521,522,523のうち遮断器52R,523の少なくとも一方が開いているとき及び/又は遮断器521,522が何れも開いているときに、遮断器52R,523から変数CB1,CB3の少なくとも一方に論理信号「0」が入力され及び/又は遮断器521,522から変数CB2a,CB2bの双方に論理信号「0」が入力されて、モデル式:CB1*CB2*CB3=CB1*(CB2a+CB2b)*CB3の演算結果が「0」となる。この場合、系統電源300から負荷L側へ電力が供給されていないことになる。
このように、従来の何れの技術においても、系統電源からの受電用遮断器から分散電源装置の遮断器の直前に到るまでの電力経路における上流遮断器の配列情報を設定するに際して、ユーザー毎に開閉制御装置をカスタマイズしたり、或いは、モデル式が設定された開閉制御装置に対してカスタマイズした中継器を別途手配したりといった煩雑な作業を行う必要があり、非常に不便であった。
なお、関連技術分野における参考文献として下記特許文献1,2のものがある。即ち、特許文献1には、複数の発電部の制御に必要なパラメータを管理する統合コントローラや操作表示器を備える需要家電力設備が開示されている。また、特許文献2には、受電設備のための単線結線図の作成装置が開示されている。
特開2000−116195号公報 特開2002−78199号公報
そこで、本発明は、系統電源からの受電用遮断器から分散電源装置の遮断器の直前に到るまでの電力経路における上流遮断器の配列情報の設定自由度を向上させることができる分散電源装置の遮断器の開閉制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために、系統連系又は自立運転を行う分散電源装置の遮断器の開閉制御装置において、系統電源からの受電用遮断器から前記分散電源装置の遮断器の直前に到るまでの電力経路に配列された複数の上流遮断器の配列情報に対して、前記上流遮断器の開閉状態に対応する開閉信号が入力されるように予め備えられた少なくとも4個乃至9個の変数と、前記上流遮断器の直列接続を意味する第1論理記号と、前記上流遮断器の並列接続を意味する第2論理記号と、前記上流遮断器の配列情報の一部を一群の遮断器群として区切る区切り記号とによって設定式を設定可能に構成し、前記各変数は、それぞれの前記上流遮断器に割り当てられ、前記上流遮断器が閉の場合は「1」を示す論理記号とされ、前記上流遮断器が開の場合は「0」を示す論理記号とされ、前記直列接続を意味する前記第1論理記号は、論理積(AND)の記号であり、前記並列接続を意味する前記第2論理記号は、論理和(OR)の記号であり、前記設定式は、前記上流遮断器の接続を基に、前記各変数と、前記第1論理記号と、前記第2論理記号と、前記一群の遮断器群として区切る前記区切り記号とを用いて設定され、前記設定された設定式によって前記上流遮断器の開閉信号から算出される電力経路の開閉状態に基づき、前記分散電源装置の遮断器の開閉制御を行うことを特徴とする分散電源装置の遮断器の開閉制御装置を提供する。
本発明に係る分散電源装置の遮断器の開閉制御装置によれば、前記電力経路における上流遮断器の配列情報に対して、前記少なくとも4個乃至9個の変数と、前記上流遮断器の直列接続を意味する前記第1論理記号(具体的には論理積の記号)と、前記上流遮断器の並列接続を意味する前記第2論理記号(具体的には論理和の記号)と、前記区切り記号(具体的には括弧記号)とによって設定式を設定可能に構成し、前記設定された設定式によって前記上流遮断器の開閉信号から算出される電力経路の開閉状態に基づき、前記分散電源装置の遮断器の開閉制御を行うので、従来の如く、ユーザー毎に開閉制御装置をカスタマイズしなくてもよく、例えば、系統電源から負荷側への電力供給の有無を認識するための上流遮断器が4個以上であっても、該上流遮断器の配列情報をそのまま前記変数に割り当てることができる。即ち、前記電力経路における上流遮断器の配列情報の設定自由度を向上させることが可能となる。
本発明に係る分散電源装置の遮断器の開閉制御装置において、前記変数、前記第1論理記号、前記第2論理記号及び前記区切り記号を入力操作可能な画面(例えば感圧式画面)に表示して選択入力可能とし、前記画面への選択入力操作によって、設定されるべき前記上流遮断器の配列情報を画面表示する構成とすることが好ましい。こうすることで、上流遮断器の配列情報の設定に当って、設定情報を確認しつつ、前記変数、前記第1及び第2論理記号並びに前記区切り記号の入力操作を簡単、容易且つ迅速に行うことができる。
以上説明したように、本発明によると、系統電源からの受電用遮断器から分散電源装置の遮断器の直前に到るまでの電力経路における上流遮断器の配列情報の設定自由度を向上させることができる分散電源装置の遮断器の開閉制御装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
図1は、本発明に係る開閉制御装置の一実施形態を備えた電力設備の概略構成の一例を示す図である。なお、図1に示す電力設備において、図8に示す従来の電力設備と実質的に同じ構成には同一符号を付している。
図1に示す電力設備は、系統電源30と分散電源装置100とを並列に接続して連系運転を行う系統連系と、系統電源30とは離脱した状態で分散電源装置100から電力供給を行う自立運転とのうちいずれか一方を行うようになっている。この電力設備において、系統電源300からの受電用遮断器52Rから分散電源装置100の遮断器52Gの直前に到るまでの電力経路Pには、複数の上流遮断器52R,52(521,522,…)が配置されている。
遮断器52Gは、分散電源装置100の直前に配置されている。開閉制御装置200は、系統電源300から負荷L側への電力供給の有無を認識するための上流遮断器の配列情報に対して、少なくとも4個乃至9個の変数と、第1論理記号と、第2論理記号と、区切り記号とによって設定式を設定可能に構成し、前記設定された設定式によって、該上流遮断器の開閉状態に対応する開閉信号Sから算出される電力経路の開閉状態に基づき、分散電源装置100の遮断器52Gの開閉制御を行うように構成されている。
図2は、開閉制御装置200の概略構成を示すブロック図である。開閉制御装置200は、図2に示すように、制御部210と、入力操作部220とを備えている。
制御部210は、電力経路Pに配列された複数の上流遮断器52R,521,522,…を接続可能とされている。入力操作部220は、制御部210に接続されており、操作者による入力操作によって、後述する変数及び記号が入力されることで設定式(演算式)を設定できるようになっている。
制御部210は、CPU(Central Processing Unit)等の処理部211と、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等の記憶部212とを含んでおり、前記処理部211によって、各種制御プログラムを記憶部212から読み出し、該読み出した制御プログラムを実行することで、遮断器52Gの開閉制御を行うように構成されている。
詳しくは、制御部210は、接続される上流遮断器の配列情報に対して、少なくとも4個乃至9個の変数(即ち4個以上の変数)と、第1論理記号と、第2論理記号と、区切り記号とによって設定式を設定できるようになっている。
ここでは、前記変数は、9個の変数CB1〜CB9とされており、接続される上流遮断器からの開閉信号Sが入力されるように予め備えられている。接続される上流遮断器からの開閉信号Sは、該上流遮断器が開いている状態では「0」を示し、該上流遮断器が閉じている状態では「1」を示す論理信号とされている。即ち、上流遮断器は、開いているときに「0」の論理信号を開閉制御装置200に送信する一方、閉じているときに「1」の論理信号を開閉制御装置200に送信するものとされている。
なお、前記変数は、過去の経験的な統計から9個程度にしておけばほぼ対応可能であるという観点から、ここでは9個とされている。但し、この変数は、必要に応じて10個以上に(例えば20個にも30個にも)することもできる。
前記第1論理記号は、上流遮断器の直列接続を意味する論理積(AND)の記号(ここでは“*”)である。前記第2論理記号は、上流遮断器の並列接続を意味する論理和(OR)の記号(ここでは“+”)である。また、前記区切り記号は、接続される上流遮断器の配列情報の一部を一群の遮断器群として区切る括弧記号(ここでは“(”,“)”)である。この区切り記号は、前記配列情報を遮断器群に区切ることで(即ち、論理演算される変数を区切ることで)、区切られた外側の演算よりも区切られた内側の演算を優先して行う機能を有する。
そして、制御部210は、接続された上流遮断器の開閉信号Sから、前記設定された設定式によって算出される電力経路の開閉状態に基づき、分散電源装置100の遮断器52Gの開閉制御を行うように構成されている。
以上説明した開閉制御装置200によれば、接続された上流遮断器の配列情報に対応した設定式を設定可能に構成し、この設定式によって、当該上流遮断器の開閉信号Sから算出される電力経路の開閉状態に基づき、分散電源装置100の遮断器52Gを開閉制御するので、従来の如く、ユーザー毎に開閉制御装置をカスタマイズしなくてもよいし、電力経路Pにおいて開閉信号Sが入力される上流遮断器が3個以下の場合は勿論、たとえ4個以上であっても、それらの上流遮断器の配列情報をそのまま前記変数に割り当てることができる。従って、電力経路Pにおける上流遮断器の多様な遮断器配列に対して簡単に且つ即時に対応することができる。
図3及び図4を参照しながらさらに具体的に説明すると、図3は、図1及び図2に示す開閉制御装置200における入力操作部220の表示画面221の一例を示す図である。
本実施の形態においては、入力操作部220は、制御部210の入力系及び出力系に接続されており(図2参照)、入力操作可能な表示入力操作部とされている。この表示入力操作部220は、図3に示すように、制御部210に接続された上流遮断器からの開閉信号Sを操作者による入力操作によって該制御部210へ入力できると共に、前記入力操作に基づく制御部210からの出力情報を画像表示できるものとされている。表示入力操作部220としては、代表的には、抵抗感圧式のタッチパネル装置や静電式のタッチパネル装置等を例示できる。
そして、制御部210は、変数CB1〜CB9、第1論理記号“*”、第2論理記号“+”及び区切り記号“(”,“)”を表示入力操作部220の表示画面221に表示して選択入力可能とし、設定されるべき上流遮断器の配列情報を表示画面221への選択入力操作によって画面表示するように構成されている。
かかる構成を備えた開閉制御装置200では、変数CB1〜CB9及び論理記号“*”,“+”並びに区切り記号“(”,“)”の入力と、設定情報の確認とを簡便に行うことができる。
図3に示す表示入力操作部220の表示画面221は、変数CB1〜CB9を選択入力可能に表示する変数表示選択領域α1と、第1論理記号“*”、第2論理記号“+”及び区切り記号“(”,“)” を選択入力可能に表示する記号表示選択領域α2と、入力操作によって入力された情報を表示する入力情報表示領域α3と、入力操作によって入力された情報を確定するための入力操作を行う確定操作領域α4とが表示されるようになっている。さらに、表示画面221には、入力操作によって入力された変数又は記号を消去(ここでは直近の変数又は記号を一文字消去)するための入力操作を行う消去操作領域α5も表示されるようになっている。なお、変数CB1〜CB9のうち、一度選択されて入力情報表示領域α3に表示されている変数は、それが消去されるまでは選択入力不可状態となる。
図4は、図1に示す電力経路P(P1)における上流遮断器及び分散電源装置100の直前に配置された遮断器52Gの配列状態の一例を示す概略図であり、図4(a)は、制御部210に接続された上流遮断器52R,52B2,52FG2及びそれに対応する変数CB1,CB2,CB3の信号入力対応表を示しており、図4(b)は、その電力経路P1における遮断器の配列状態を示している。なお、図4(b)中網掛け部分は、制御部210に接続された遮断器を示している。後述する図6(b)及び図7(b)も同様である。
図4の電力経路P1の例では、上流遮断器52R,52B2,52FG2を変数CB1〜CB4に対応させる。従って、変数CB1〜CB9のうちの変数CB1〜CB4が選択される。
即ち、図4(b)に示すように、上流遮断器52R,52B2,52FG2は直列接続されているので、図4(a)に示す対応関係から、設定式:CB1*CB2*CB3が成立する。従って、表示画面221の変数表示選択領域α1に表示された、遮断器52Rに対応する変数CB1が操作者の入力操作によって(具体的には画面221上の変数CB1の表示位置への操作者のタッチ操作によって)選択入力され、所定の通信手段(例えばRS485通信)を介して制御部210に入力された後、変数CB1が入力情報表示領域α3に表示される。次に、表示画面221の記号表示選択領域α2に表示された積の第1論理記号“*”が入力操作によって(具体的には画面221上の“*”の表示位置がタッチされることによって)選択入力されて、記号“*”が入力情報表示領域α3の変数CB1の次に表示される。以下、同様にして、変数CB2、記号“*”、変数CB3が入力情報表示領域α3に順次表示される。このとき、誤入力された場合には、消去操作領域α5の表示位置への入力操作によって再入力することができる。
そして、設定式:CB1*CB2*CB3が入力された状態で、確定操作領域α4の表示位置へ入力操作されることによって、かかる設定式が確定される。
図5は、分散電源装置100の遮断器52Gを開閉制御するに当たり、表示入力操作部220にて入力された設定式を処理する制御部210の制御の概念図である。
本実施の形態においては、制御部210は、入力された設定式を記憶部212に保存するためのパラメータAと、パラメータAに基づき上流遮断器の開閉状態を判定するための上流遮断器開閉状態判定用関数Fとを有している。この制御部210では、図5に示すように、表示入力操作部220にて入力された設定式(図4の例ではCB1*CB2*CB3)は、パラメータAとして記憶部212に保存された後、上流遮断器開閉状態判定用関数Fに代入される。こうして、制御部210は、接続された遮断器からの開閉信号(論理信号)Sに基づき、パラメータAに入力された設定式:CB1*CB2*CB3の演算結果を得ることで、系統電源300から負荷L側へ電力が供給されているか否か(即ち、演算結果「0」で電力供給無し、演算結果「1」で電力供給有り)を認識することができる。
また、図6は、図1に示す電力経路P(P2)における上流遮断器及び分散電源装置100の直前に配置された遮断器52Gの配列状態の他の例を示す概略図であり、図6(a)は、制御部210に接続された上流遮断器52S1,52S2,52HB,52FG,52BG及びそれに対応する変数CB1,CB2,CB3,CB4,CB5の信号入力対応表を示しており、図6(b)は、その電力経路P2における遮断器の配列状態を示している。
この例の電力経路P2では、上流遮断器52S1,52S2,52HB,52FG,52BGを変数CB1〜CB5に対応させる。従って、変数CB1〜CB9のうちの変数CB1〜CB5が選択される。
即ち、図6(b)に示すように、直列接続された上流遮断器52S2,52HBに上流遮断器52S1が並列接続され、これに直列接続された上流遮断器52FG,52BGが直列接続されているので、図6(a)に示す対応関係から、設定式:(CB1+CB2*CB3)*CB4*CB5が成立する。従って、同様に、記号“(”、変数CB1、記号“+”,変数“CB2”、記号“*”、変数CB3、記号“)”、記号“*”、変数CB4、記号“*”、変数CB5が順に入力操作された後、設定式:(CB1+CB2+CB3)*CB4*CB5が入力された状態で、確定操作領域α4の表示位置へ入力操作されることによって、かかる設定式が確定される。これにより、制御部210は、接続された遮断器からの開閉信号(論理信号)Sに基づき算出された設定式:(CB1+CB2+CB3)*CB4*CB5の演算結果によって、系統電源300から負荷L側へ電力が供給されているか否か(即ち、演算結果「0」で電力供給無し、演算結果「1」で電力供給有り)を認識することができる。
さらに、図7は、図1に示す電力経路P(P3)における上流遮断器及び分散電源装置100の直前に配置された遮断器52Gの配列状態のさらに他の例を示す概略図であり、図7(a)は、制御部210に接続された上流遮断器52S1,52S2,52B,52GB2,52GT,52GB1及びそれに対応する変数CB1,CB2,CB3,CB4,CB5,CB6の信号入力対応表を示しており、図7(b)は、その電力経路P3における遮断器の配列状態を示している。
この例の電力経路P3では、上流遮断器52S1,52S2,52B,52GB2,52GT,52GB1を変数CB1〜CB6に対応させる。従って、変数CB1〜CB9のうちの変数CB1〜CB6が選択される。
即ち、図7(b)に示すように、並列接続された上流遮断器52S2,52GB2に上流遮断器52Bが直列接続され、これに上流遮断器52S1が並列接続され、さらに、これに直列接続された上流遮断器52GT,52GB1が直列接続されているので、図7(a)に示す対応関係から、設定式:(CB1+(CB2+CB4)*CB3)*CB5*CB6が成立する。同様に入力操作された後、設定式:(CB1+(CB2+CB4)*CB3)*CB5*CB6が入力された状態で、確定操作領域α4の表示位置へ入力操作されることによって、かかる設定式が確定される。これにより、制御部210は、接続された遮断器からの開閉信号(論理信号)Sに基づき算出された設定式:(CB1+(CB2+CB4)*CB3)*CB5*CB6の演算結果によって、系統電源300から負荷L側へ電力が供給されているか否か(即ち、演算結果「0」で電力供給無し、演算結果「1」で電力供給有り)を認識することができる。
本発明に係る開閉制御装置の一実施形態を備えた電力設備の概略構成の一例を示す図である。 開閉制御装置の概略構成を示すブロック図である。 図1及び図2に示す開閉制御装置における表示入力部の表示画面の一例を示す図である。 図1に示す電力経路における上流遮断器及び分散電源装置の直前に配置された遮断器の配列状態の一例を示す概略図であって、図(a)は、制御部に接続された上流遮断器及びそれに対応する変数の信号入力対応表を示す図であり、図(b)は、その電力経路における遮断器の配列状態を示す図である。 分散電源装置の遮断器を開閉制御するに当たり、表示入力操作部にて入力された設定式を処理する制御部の制御の概念図である。 図1に示す電力経路における上流遮断器及び分散電源装置の直前に配置された遮断器の配列状態の他の例を示す概略図であって、図(a)は、制御部に接続された上流遮断器及びそれに対応する変数の信号入力対応表を示す図であり、図(b)は、その電力経路における遮断器の配列状態を示す図である。 図1に示す電力経路における上流遮断器及び分散電源装置の直前に配置された遮断器の配列状態のさらに他の例を示す概略図であって、図(a)は、制御部に接続された上流遮断器及びそれに対応する変数の信号入力対応表を示す図であり、図(b)は、その電力経路における遮断器の配列状態を示す図である。 分散電源装置によって系統連系又は自立運転を行う従来の電力設備の概略構成の一例を示す図である。 図8に示す電力経路における遮断器の配列状態を示す概略図であって、図(a)は、その一例を示す図であり、図(b)は、その他の例を示す図である。
符号の説明
52 上流遮断器
52G 分散電源装置の遮断器
52R 受電用遮断器
100 分散電源装置
200 開閉制御装置
221 表示画面
300 系統電源
CB1〜CB9 変数
P(P1〜P3) 電力経路

Claims (2)

  1. 系統連系又は自立運転を行う分散電源装置の遮断器の開閉制御装置において、
    系統電源からの受電用遮断器から前記分散電源装置の遮断器の直前に到るまでの電力経路に配列された複数の上流遮断器の配列情報に対して、
    前記上流遮断器の開閉状態に対応する開閉信号が入力されるように予め備えられた少なくとも4個乃至9個の変数と、
    前記上流遮断器の直列接続を意味する第1論理記号と、
    前記上流遮断器の並列接続を意味する第2論理記号と、
    前記上流遮断器の配列情報の一部を一群の遮断器群として区切る区切り記号と
    によって設定式を設定可能に構成し、
    前記各変数は、それぞれの前記上流遮断器に割り当てられ、前記上流遮断器が閉の場合は「1」を示す論理記号とされ、前記上流遮断器が開の場合は「0」を示す論理記号とされ、
    前記直列接続を意味する前記第1論理記号は、論理積(AND)の記号であり、前記並列接続を意味する前記第2論理記号は、論理和(OR)の記号であり、
    前記設定式は、前記上流遮断器の接続を基に、前記各変数と、前記第1論理記号と、前記第2論理記号と、前記一群の遮断器群として区切る前記区切り記号とを用いて設定され、
    前記設定された設定式によって前記上流遮断器の開閉信号から算出される電力経路の開閉状態に基づき、前記分散電源装置の遮断器の開閉制御を行うことを特徴とする分散電源装置の遮断器の開閉制御装置。
  2. 請求項1記載の分散電源装置の遮断器の開閉制御装置において、
    前記変数、前記第1論理記号、前記第2論理記号及び前記区切り記号を入力操作可能な画面に表示して選択入力可能とし、
    前記画面への選択入力操作によって、設定されるべき前記上流遮断器の配列情報を画面表示する構成としたことを特徴とする分散電源装置の遮断器の開閉制御装置。
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