JPWO2012114484A1 - 燃料タンクの給油部構造 - Google Patents

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Abstract

大径部を有する給油ガンであっても給油口へ容易に挿入できると共に、給油ガンを給油口に案内する作用を高く発揮できる燃料タンクの給油部構造を得る。フラッパバルブ(20)に設けられた回動軸(42)に、案内板(44)の一端が回転可能に支持される。案内板(44)は、案内板付勢バネにより、給油ガンの通過領域から退避した退避領域に付勢される。フラッパバルブ(20)が開放位置(HP)にある状態では、案内板(44)の全体が退避領域に位置している。フラッパバルブ(20)が閉塞位置(TP)にある状態では、案内板(44)を給油口(26)に近づけて配置できる。

Description

本発明は、燃料タンクの給油部構造に関する。
自動車等の燃料タンクに給油するための給油部構造として、給油ノズルが挿入される給油口をフラッパバルブ等の開閉弁で開閉できるようにしたものがある。たとえば特許文献1(特開2008−49952号公報)では、開口形成部材に、導入口から開口部に繋がる傾斜面を形成し、給油ノズルを開口部に導くようにした構造が記載されている。
ところで、給油ガンには、筒状の給油ガン本体の外周に、らせん状のバネを装着した構造のものなど、長手方向の途中に大径部分を有するものがある。傾斜面(案内面)の内径の最小径部分は、給油ガンの途中の大径部(バネ部分)を考慮した大きさとする必要がある。しかし、傾斜面の最小径部分を大きくすると、給油ガンの先端を給油口に案内する作用を高く発揮させることが困難になる。
本発明は上記事実を考慮し、大径部を有する給油ガンであっても給油口へ容易に挿入できると共に、給油ガンを給油口に案内する作用を高く発揮できる燃料タンクの給油部構造を得ることを課題とする。
本発明の第1の態様では、燃料タンクへの給油用の給油ガンが挿入される給油口を備える給油口部材と、前記給油口を開閉可能な開閉弁と、前記給油口を閉塞する閉塞位置と、前記給油ガンに押されて給油口を開放する開放位置と、の間で回動可能に前記開閉弁を前記給油口部材に取り付けるための回動部材と、前記給油ガンの前記給油口への挿入時に給油ガンを前記開閉弁へ案内する案内部材と、前記案内部材を、前記開閉弁が前記開放位置にあるときに前記給油ガンの挿入領域を広げるように前記開閉弁の回動動作に連動させる連動部材と、を有する。
第1の態様の燃料タンクの給油部構造では、給油口部材に対し開閉弁が回動部材によって回動可能に取り付けられている。通常は、給油口が開閉弁によって閉塞されているが、給油ガンの給油口への挿入時には、開閉弁が給油ガンに押され、開放位置に回動して給油口が開放される。また、給油ガンの給油口への挿入時には、案内部材によって給油ガンが開閉弁に案内される。
案内部材は、連動部材によって開閉弁の回動動作に連動するようになっており、開閉弁が開放位置にあるときは、給油ガンの挿入領域を広げる。これにより、大径部を有する給油ガンであっても、案内部材が給油ガンの挿入領域を広げない構成と比較して、給油口へ容易に挿入できるようになる。
そして、このように、給油ガンの給油口への挿入時に給油ガンの挿入領域を広げるように案内部材を移動させることで、通常状態では、案内部材を、給油口に近い位置に配置できる。したがって、給油ガンを開閉弁(給油口)に案内する作用が、このように案内部材を退避領域に移動させない構成と比較して高くなる。
本発明の第2の態様では、第1の態様において、長手方向の途中に大径部が構成された給油ガンに対し、前記挿入時に、前記連動部材が前記案内部材を該大径部の通過領域から退避した退避領域となるように前記開閉弁の回動動作に連動させる。
第2の態様では、このように、長手方向の途中に大径部が構成された給油ガンに対し、連動部材は、大径部の通過領域から退避した退避領域となるように案内部材を開閉弁の回動動作に連動させる。案内部材は、開閉弁が開放位置にあるときは給油ガンの大径部と干渉しないので、給油ガンの給油口への挿入がさらに容易になる。
本発明の第3の態様では、第1又は第2の態様において、前記案内部材が、前記開閉弁に設けられている。
第3の態様では、案内部材を開閉弁に設けることで、案内部材を開閉弁に連動させて退避領域へ移動させる動作を、簡単な構成で行わせることが可能になる。
本発明の第4の態様では、第3の態様において、前記案内部材が、前記開閉弁の回動中心から離間した部位で開閉弁に設けられた回動軸と、一端が前記回動軸に回動可能に支持された案内板と、を有し、前記連動部材が、前記案内板を前記開閉弁が前記開放位置にある状態で前記退避領域に向かって付勢する付勢部材を有する。
第4の態様では、案内板の一端を、開閉弁の回動中心から離間した部位の回動軸で支持している。開閉弁の開放位置で回動軸が退避領域に至ると、案内部材の一端側も退避領域に移動する。また、案内板は付勢部材によって退避領域に付勢されている。したがって、開閉弁が開放位置にあるときは、案内板を確実に退避領域に維持できるようになる。
案内部材としては回動軸及び案内板を設けるだけでよいので、構造の簡素化を図ることができる。
本発明の第5の態様では、第4の態様において、前記給油ガンの挿入方向に沿って前記給油口部材に設けられ、前記付勢部材に付勢された前記案内板を摺動させると共に前記開閉弁が前記開放位置から前記閉塞位置に戻る動作に伴って案内板を初期位置に戻すための摺動面を有する。
第5の態様では、開閉弁が開放位置から閉塞位置に戻るとき、案内板が摺動面を摺動し、初期位置(すなわち、給油ガンを開閉弁に案内可能な案内板の位置)に戻すことができる。案内板が摺動面を摺動することで、案内板を安定して回動動作に連動させることが可能になる。
本発明の第6の態様では、第5の態様において、前記案内板が前記摺動面よりも前記給油口の奥側へ移動して摺動面から離間したときに案内板が摺動面よりも前記径方向外側へ移動することを制限する制限部材を有する。
第6の態様では、案内板が給油口の奥側へ移動して摺動面から離間しても、案内板が摺動面よりも径方向外側へ移動することが制限部材により防止される。しがたって、開閉弁が開放位置から閉塞位置へ戻るときに、案内板の給油口部材への不用意な引っかかりを防止できる。
本発明の第7の態様では、第1又は第2の態様において、前記案内部材が、前記給油口部材に設けられている。
第7の態様では、案内部材を給油口部材に設けることで、案内部材の形状や動作の自由度が高くなる。
本発明は上記構成としたので、大径部を有する給油ガンであっても給油口へ挿入できると共に、給油ガンを給油口に案内する作用を高く発揮できる。
本発明の第1実施形態の燃料タンクの給油部構造を示す外側から示す正面図である。 本発明の第1実施形態の燃料タンクの給油部構造をフラッパバルブが閉塞位置にある状態で示す図1の2−2線断面図である。 本発明の第1実施形態の燃料タンクの給油部構造をフラッパバルブが閉塞位置にある状態で示す図1の3−3線断面図である。 本発明の第1実施形態の燃料タンクの給油部構造をフラッパバルブが閉塞位置にある状態で示す図1の4−4線断面図である。 本発明の第1実施形態の燃料タンクの給油部構造を給油ガンの挿入途中の状態で示す断面図である。 本発明の第1実施形態の燃料タンクの給油部構造を給油ガンの挿入途中の状態で示す断面図である。 本発明の第1実施形態の燃料タンクの給油部構造を給油ガンが所定位置まで挿入された状態で示す断面図である。 燃料タンクの給油部構造における案内筒部と給油ガンとの関係を示す説明図である。 燃料タンクの給油部構造における案内筒部と給油ガンとの関係を示す説明図である。 燃料タンクの給油部構造における案内筒部と給油ガンとの関係を示す説明図である。 本発明の第2実施形態の燃料タンクの給油部構造をフラッパバルブが閉塞位置にある状態で示す断面図である。 本発明の第2実施形態の燃料タンクの給油部構造を給油ガンが所定位置まで挿入された状態で示す断面図である。 本発明の第3実施形態の燃料タンクの給油部構造をフラッパバルブが閉塞位置にある状態で示す断面図である。 本発明の第3実施形態の燃料タンクの給油部構造を給油ガンが所定位置まで挿入された状態で示す断面図である。 本発明の第4実施形態の燃料タンクの給油部構造をフラッパバルブが閉塞位置にある状態で示す断面図である。 本発明の第4実施形態の燃料タンクの給油部構造を給油ガンが所定位置まで挿入された状態で示す断面図である。 本発明の第5実施形態の燃料タンクの給油部構造をフラッパバルブが閉塞位置にある状態で示す断面図である。 本発明の第5実施形態の燃料タンクの給油部構造を給油ガンが所定位置まで挿入された状態で示す断面図である。
図1には、本発明の第一実施形態の燃料タンクの給油部構造(以下、単に「給油部構造」とする)12の外観形状が、正面から見た状態で示されている。また、図2〜図4には、この給油部構造12が、図1における2−2線、3−3線、4−4線断面図でそれぞれ示されている。図1から分かるように、本実施形態では、給油口を閉塞するためのキャップが不要な構造となっている。
また、本実施形態では、燃料タンクに給油するための給油ガン28として、図6及び図7に示すように、円筒状の給油ガン本体28Mと、この給油ガン本体28Mの外周にコイル状の給油ガンスプリング28Sが巻きかけられた構造のものを想定している。給油ガンスプリング28Sは、給油ガン本体28Mの先端28Fから所定距離あけた位置で巻きかけられている。給油ガンスプリング28Sの部分の外径Mは、給油ガン本体28Mの外径Dよりも大きくなっている。すなわち、給油ガン28は長手方向の途中で、給油ガンスプリング28Sによる大径部を有している。
さらに、給油ガン28としては、燃料タンクに本来的に給油される燃料(以下、「適合燃料」という)に対応した給油ガンを想定している。燃料タンクには、ガソリン用のもの、軽油用のもの等があるが、給油ガンは燃料の種類に応じてその外径が決められている。したがって、後述する「通過領域」及び「退避領域」は、燃料タンクに収容される燃料の種類が決まれば、一意に決まることになる。
図示しない燃料タンクには、図2にも示す給油用のインレットパイプ14の下端が接続されており、このインレットパイプ14の上部に、給油部構造12が適用されている。
インレットパイプ14の上端には、略円筒状の給油口部材16が装着されている。給油口部材16の内部は給油口26となっている。給油ガン28を給油口26に挿入して、燃料タンクに給油することができる。
なお、以下において、単に「奥側」というときは、給油口部材16において燃料タンクに近い側(図2における右側)をいい、「手前側」というときは、その反対側、すなわち、給油ガン28を挿し入れる側(図2における左側)をいう。また、「径方向」というときは、略円筒状の給油口部材16の径方向をいう。
給油口部材16には、図2において給油口26の下方の位置に係止部24が設けられている。係止部24は、給油ガンスプリング28Sの通過時に適度な通過抵抗を生じさせる。
さらに、給油ガンスプリング28Sが係止部24を通過した後は、係止部24は、図7に示すように、給油ガンスプリング28Sを係止して、給油口部材16からの給油ガン28の不用意な抜けを抑制する。係止部24の内周側(径方向の内側)には、後述する案内筒構成部38Aと共に案内筒部38の一部である案内筒構成部38Bが形成されている。
給油口部材16の上部の内側(すなわち給油口26)には、フラッパバルブ20が備えられている。フラッパバルブ20は、図2における上部に設けられたヒンジ22によって、給油口部材16に回動可能に取り付けられている。そして、フラッパバルブ20は、給油口26を閉塞する閉塞位置TP(図2に示す位置)と、給油口26を開放する開放位置HP(図6及び図7に示す位置)との間を回動する。
開放位置HPでは、フラッパバルブ20の下部、すなわちヒンジ22が配置された側と反対側が、燃料タンク側に大きく移動している。閉塞位置TPでは、図2から分かるように、フラッパバルブ20が係止部24に当たっており、フラッパバルブ20の閉塞位置TPへ向かう方向の回動が制限されている。
フラッパバルブ20は、給油口26よりも大径とされて給油口26を閉塞可能なバルブ本体部30を有している。バルブ本体部30には環状のガスケット(図示省略)が装着されており、フラッパバルブ20が閉塞位置TPにあるとき、ガスケットが給油口26の周囲で給油口部材16の奥側から接触して、給油口26を確実に閉塞する。
図6に示すように、フラッパバルブ20の背面にはストッパ突起40が設けられている。ストッパ突起40は、フラッパバルブ20が開放位置HPにあるときにインレットパイプ14又は給油口部材16の内周面に当たることで、フラッパバルブ20の回動範囲を制限している。
なお、フラッパバルブ20には、必要に応じて、燃料タンク内の圧力を調整するための弁等が設けられる。
ヒンジ22には、フラッパバルブ用バネ36(図3参照)が巻きかけられている。フラッパバルブ用バネ36は、フラッパバルブ20を閉塞位置TPに向かって(矢印R1方向)付勢しており、不用意に給油口26が開放されないようにしている。フラッパバルブ20は、給油口26から挿入されようとする給油ガン28で押されると、フラッパバルブ用バネ36の付勢力に抗して、開放位置HPへと移動(回動)する。
フラッパバルブ20の前面(手前側の面)には、図4に示すように回動軸42が設けられている。この回動軸42はヒンジ22と平行に配置されている。
回動軸42は、ヒンジ22からは離間した位置にあるため、フラッパバルブ20が閉塞位置TPから開放位置HPへと回動すると、給油口部材16の中心近傍から、径方向外側(図4では上側)へ向かって移動する。特に、図7に示すように、フラッパバルブ20が開放位置HPにあるときの回動軸42の位置は、給油口26に挿入される給油ガン28(特に給油ガンスプリング28S)の通過領域から退避した退避領域AEとなっている。
回動軸42には、本発明の案内部材の一例である案内板44の一端44Aが回動可能に支持されている。
図2に示すように、案内板44は、一端44Aから他端44Cに向かう途中で鈍角的に屈曲されて屈曲部44Bが設けられている。そして、案内板44は、この屈曲部44Bを境にして、一端44A側の案内筒構成部38Aと、他端44C側の傾斜案内部44Gとを有している。なお、本発明の案内部材としては、板状に形成されている必要はなく、たとえば、ブロック状の部材であってもよい。
回動軸42には案内板付勢バネ46が装着されており、案内板44を矢印R2方向、すなわち退避領域AEに向かって付勢している。
給油口部材16には、ヒンジ22よりも手前側(燃料タンクと反対側)に、摺動面48が形成されている。摺動面48には、案内板付勢バネ46の付勢力を受けた案内板44の他端44Cが接触している。
案内板44は、フラッパバルブ20が閉塞位置TPにあるときに、初期位置となっている。この初期位置では、案内板44の傾斜案内部44Gは、次第に給油口26の中心に接近する向きで傾斜している。傾斜案内部44Gは、給油口26に給油ガン28を挿入するときに、給油ガン28の先端28Fが接触すると、給油口26を閉塞しているフラッパバルブ20へと給油ガン28を案内する作用を有している。
案内板44の案内筒構成部38Aは、初期位置(フラッパバルブ20が閉塞位置TPにあるとき)において、図1に示すように、案内筒部38の一部を構成している。案内筒部38の下部(一部分)は、案内筒構成部38Bによって構成されている。そして、案内筒構成部38Aと案内筒構成部38Bとの間に、給油ガン20を給油口26に挿入するための領域(本発明に係る「挿入領域」)が構成されている。
図5に示すように、フラッパバルブ20が閉塞位置TPと開放位置HPとの間で回動すると、案内板44は、他端44Cが摺動面48に接触した状態を維持して摺動しつつ、全体として奥側(燃料タンク側)へ回転を伴いつつスライドする。
また、摺動面48は、フラッパバルブ20が開放位置HPから閉塞位置TPへ戻るときは、この動作に伴って、案内板44の他端44Cを摺動させ、初期位置(図2に示す位置)へ戻す作用を有している。
摺動面48は、少なくともフラッパバルブ20が開放位置HPにあるときに、図7に示すように、案内板44の他端44C側が退避領域AEとなるような位置に形成されている。特に本実施形態では、図5〜図7から分かるように、フラッパバルブ20が閉塞位置TPから開放位置HPへ移動する途中において、案内板44の他端44C側が退避領域AEに位置するように、摺動面48の位置が決められている。案内板44が退避領域AEに位置しているときは、給油ガン20を給油口26に挿入するための領域(本発明に係る「挿入領域」)が径方向に広がっている。
特に本実施形態では、図8A、図8B及び図9に詳細に示すように、給油ガン本体28Mの外径Dとの関係で、案内筒構成部38A、38Bの長さ(奥行き)が所定の長さLとされている(D、d、Lについては図9も参照)。この所定の長さLは、給油口26に給油ガン28を挿入するときに、たとえ給油ガン28が斜めに挿入されようとした場合でも、給油ガン28の先端を、径方向に不用意に移動しないようにして、位置決めできるように決められている。なお、図8A、図8B及び図9では図示の便宜上、断面を示すハッチングの斜線は敢えて記入していない。
図8Bに示すように、給油口26に対し斜めに給油ガン28があてがわれた場合を考える。このとき、案内筒部38の長さLが短いと、給油ガン28の先端上部28Tがフラッパバルブ20に接触し、上辺部28Uの一部が案内筒構成部38A(厳密には屈曲部44B)に接触した状態になる。
この状態では、給油ガン28は、閉塞位置TPにあるフラッパバルブ20に沿って滑り、図8Bにおける下方向(矢印L1方向)に移動可能である。そして、給油ガン28のこの移動により、図8Bに二点鎖線で示すように、給油ガン28の先端下部28Bが案内筒構成部38Bよりも下方に移動してしまうことがある。この場合、給油ガン28を矢印F1方向に移動させても、給油ガン28の先端28Fが給油口部材16の下側部分に当たってしまうため、給油口26に挿入できない。
これに対し、図8Aに示すように、案内筒部38の長さLが長いと、給油ガン28が給油口26に斜めにあてがわれても、給油ガン28の先端28Fが案内筒部38の中に入り込み、給油ガン28の先端下部28Bが案内筒構成部38Bに接触する。これにより、給油ガン28の下方向への移動が阻止され、給油ガン28を位置決めできる。
図9は、このように給油ガン28を径方向に位置決めするための長さLの条件を決定する説明図である。図9において、給油ガン28の、挿入方向(矢印F1方向)からの傾き角をθとしている。
ここで、給油ガン28の案内筒構成部38A、38B及びフラッパバルブ20への接触点(上辺部28Uの一部、先端上部28T及び先端下部28B)で構成される直角三角形RTを考える。
この直角三角形RTでは、COS(θ)=D/d すなわち、θ=cos−1(D/d) ・・・(1)となる。
また、L=D・sin(θ)なので、(1)を代入して、L=D・sin(cos−1(D/d))となる。すなわち、案内筒部38の長さLの条件としては、L≧D・sin(cos−1(D/d))であれば、給油口26に斜めに挿入された給油ガン28の先端28Fを、径方向に不用意に移動しないようにして、位置決めできる
図2に示すように、フラッパバルブ20には、ヒンジ22と回動軸42の中間の位置に、本発明の制限部材の一例である回動制限突起50が形成されている。回動制限突起50は、図6及び図7に示すようにフラッパバルブ20が開放位置HPに至ったときに(あるいは、図5に示すように開放位置HPに至る途中で)案内板44に接触し、案内板44の矢印R2方向の回動を制限する。
図7から分かるように、フラッパバルブ20が開放位置HPとなったときに、案内板44の他端44Cが摺動面48よりも奥側へ移動して摺動面48から離れても、フラッパバルブ20が回動制限突起50に当たることで、径方向外側(矢印R2方向)への回動は制限される。このため、フラッパバルブ20が開放位置HPから閉塞位置TPへと戻るときに、給油口部材16の段差部分16Dに引っかかることなく、スムーズに摺動面48への摺動状態に復帰する。換言すれば、フラッパバルブ20の開度を大きくしても、案内板44を摺動面48へ確実に復帰させることが可能になる。
なお、回動制限突起50は、フラッパバルブ20ではなく、案内板44や給油口部材16に設けることも可能である。
図1及び図3に示すように、給油部構造12を正面視したときの案内板44の両側の位置には、フラッパバルブ20から手前側に向かって一対の案内ブロック52が形成されている。案内ブロック52の手前側の面は、奥側に向かって中央部分が凹むように湾曲する案内面52Gとされている。案内面52Gは、給油口26への給油ガン28の挿入時に給油ガン28の先端28Fが接触すると、先端28Fを給油口26の中心に向かって案内する。
次に、本実施形態の給油部構造12の作用を説明する。
通常状態では、図1及び図2に示すように、フラッパバルブ20が閉塞位置TPにあり、給油口26が閉塞されている。
給油ガン28から燃料を燃料タンクに給油する場合には、給油ガン28によってフラッパバルブ20を押し、開放位置HPへと回動させる。すなわち、まず、図2に示すように、給油ガン28を矢印F1方向に移動させて先端28Fを給油口26にあてがう。このとき、給油ガン28の先端28Fが傾斜案内部44Gに接触しても、傾斜案内部44Gの傾斜により、給油ガン28の先端28Fは給油口26に向かって(斜め方向に)案内される。
給油ガン28の先端28Fが案内筒部38の内部に入り込むと、上記したように案内筒部38の長さLが十分に長く設定されているので、給油ガン28の径方向への不用意な移動が阻止される。特に、図2に示したように給油ガン28が給油口26に傾斜することなく挿入された場合だけでなく、図8Aに示すように傾斜して挿入された場合でも、案内筒部38の長さLが十分に長いので、給油ガン28の下方向への移動が阻止され、給油ガン28を位置決めした状態で挿入できる。
さらに給油ガン28を矢印F1方向に移動させると、図5に示すように、給油ガン28に押されてフラッパバルブ20が開放位置HPへと回動し始める。これにより、案内板44の一端44A側が、回動軸42と共に給油口26の奥側へ移動する。案内板44は案内板付勢バネ46によって矢印R2方向に付勢されているので、案内板44の他端44Cは摺動面48に接触した状態を維持しつつ給油口26の奥側へ移動する(摺動する)。そして、フラッパバルブ20の回動途中で、案内板44は回動制限突起50に当たる。
さらに、給油ガン28を給油口26の奥へ向かって(矢印F1方向に)移動させると、図6に示すように、給油ガンスプリング28Sが係止部24を乗り越えようとするため、給油ガン28の矢印F1方向の移動に適度な抵抗が生じる。このとき、フラッパバルブ20は開放位置HPに至っている。開放位置HPでは、ストッパ突起40はインレットパイプ14又は給油口部材16の内周面に当たっており、フラッパバルブ20の回動が制限されている。
そして、図7に示すように、給油ガン28がさらに奥に挿入されて、燃料タンクに給油するための所定位置に達すると、給油ガンスプリング28Sが係止部24に係止される。給油ガン28は給油口26の所定位置に挿入されているので、燃料タンクへの給油を行うことが可能である。
給油ガン28を給油口26から引き抜くと、フラッパバルブ20はフラッパバルブ用バネ36の付勢力を受けて回動し、開放位置HPから閉塞位置TPへ戻る。また、フラッパバルブ20が開放位置HPから閉塞位置TPへ戻るときは、この動作に伴って、案内板44の他端44が摺動面48を摺動し、案内板44が初期位置(図2に示す位置)へ戻る。すなわち、摺動面48を設けたことで、フラッパバルブ20が開放位置HPから閉塞位置TPへ戻る動作に連動させて、案内板44を初期位置へ安定的に戻すことが可能になっている。
以上の説明から分かるように、本実施形態の燃料タンクの給油部構造12では、フラッパバルブ20が開放位置HPへ至る途中から、案内板44の全体が退避領域AEに位置している。したがって、給油口26に挿入される給油ガン28と不用意に干渉せず、給油口26への給油ガン28のスムーズな挿入が可能となる。特に、給油ガン28が、給油ガン本体28Mに給油ガンスプリング28Sが巻きかけられて局所的に外径の大きな部分が存在するような給油ガン28であっても、給油口26への挿入が可能となる。
しかも、本実施形態では、給油ガン28の給油ガン28への挿入時には上記したように案内板44を退避させているので、フラッパバルブ20が閉塞位置TPにあるときは、挿入される給油ガン28に近い位置(径方向の中心寄りの位置)に案内板44を位置させることができる。これにより、給油ガン28を給油口26(フラッパバルブ20)に案内する作用を、このように案内板44を退避領域AEに移動させない構成と比較して、高く発揮させることが可能になる。
なお、給油ガン28を給油口26から引き抜くときは、矢印F1と反対の方向に移動させればよい。案内板44の矢印R2方向の回動が回動制限突起50によって制限されており、案内板44の他端44Cは、段差部分16Dに引っかからないので、案内板44は、スムーズに摺動面48に接触して、摺動状態に復帰する。もちろん、このように案内板44の回動を制限しなくても段差部分16Dに引っかかるおそれがないときは、回動制限突起50を設けなく構成でもよい。
図10A及び図10Bには、本発明の第2実施形態の給油部構造112が示されている。第2実施形態において、第1実施形態と同一の構成要素、部材等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
第2実施形態では、給油口部材16において、フラッパバルブ20よりも手前側に案内板44の回動軸114が設けられている。回動軸114は、フラッパバルブ20のヒンジ22と平行に配置されており、案内板44の他端44Cが回動可能に支持されている。回動軸114の位置は、案内板44の他端44Cが退避領域AEに存在する位置とされている。回動軸114には案内板付勢バネ116が装着されており、案内板44を矢印R3方向に付勢している。
フラッパバルブ20には、手前側の面からアーム部118が延出されている。アーム部118はヒンジ22を取り囲むように湾曲しているが、基部118Aから先端部118Bに向かって、ヒンジ22からの距離が漸減する(ヒンジ22に次第に近づく)形状とされている。アーム部118には、案内板付勢バネ116に付勢された案内板44の一端44Aが、ヒンジ22の反対側から接触している。
アーム部118の形状は、フラッパバルブ20が閉塞位置TPにあるときは、案内板44の傾斜案内部44Gが給油口26に向かって給油口26の中心に向かうように傾斜させる位置とされている。さらに、アーム部118の形状は、フラッパバルブ20が開放位置にあるとき(案内板44の一端44Aが少なくとも基部118Aに接触している)には、案内板44の全体が退避領域AEに位置する形状とされている。
このような構成とされた第2実施形態の給油部構造112では、図10Aに示すように、フラッパバルブ20が閉塞位置TPにあるとき、案内板付勢バネ116によって矢印R3方向に付勢された案内板44の一端44Aが、アーム部118の基部118Aの近傍に接触している。案内板44の傾斜案内部44Gによって、給油ガン28の先端28Fを、給油口26を閉塞しているフラッパバルブ20に案内することができる。
フラッパバルブ20が給油ガン28に押されて開放位置HPに向かって回動すると、案内板44の一端もアーム部118への接触位置も、アーム部118の先端側へ移動する。アーム部118は、基部118Aから先端部118Bに向かって、ヒンジ22からの距離が漸減しているので、案内板44が矢印R3方向に回動する。そして、図10Bに示すように、フラッパバルブ20が開放位置HPに至った状態(あるいは、開放位置HPに至る途中から)、案内板44の全体が退避領域AEに位置している。このため、給油ガン28(特に、給油ガンスプリング28Sが巻きかけられて局所的に外径の大きな部分が存在するような給油ガン28)を給油口26へ挿入することが可能になる。
そして、フラッパバルブ20が閉塞位置TPにあるときは、挿入される給油ガン28に近い位置に案内板44を位置させることで、給油ガン28を、給油口26を閉塞しているフラッパバルブ20に案内する作用を高く発揮させることが可能になる。
図11A及び図11Bには、本発明の第3実施形態の給油部構造212が示されている。第3実施形態においても、第1〜第2実施形態と同一の構成要素、部材等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
第3実施形態では、給油口部材16において、フラッパバルブ20よりも手前側に回動軸214が設けられている。回動軸214は、フラッパバルブ20のヒンジ22と平行に配置されており、ギヤ216が回転可能に支持されている。
フラッパバルブ20には、手前側の面からアーム部218が延出されている。アーム部218は、第2実施形態のアーム部118と異なり、ヒンジ22から一定の径を有する円弧状に湾曲されている。アーム部218の、ヒンジ22と反対側の面にはギヤ220が形成されている。ギヤ220はギヤ216とかみ合っている。
また、給油口部材16には、第2実施形態と同様の回動軸114が設けられている。回動軸114には、案内板44の他端44Cが回動可能に支持されている。案内板44の他端には、案内板44と一体で回動軸114を中心に回転するギヤ222が設けられている。ギヤ222はギヤ216とかみ合っている。したがって、フラッパバルブ20が閉塞位置TPから開放位置HPへと回動すると、ギヤ220、216、222を介して、案内板44が矢印R3方向へ回動される。
ギヤ216、220、222の位置及び形状は、フラッパバルブ20が閉塞位置TPにあるときは、案内板44の傾斜案内部44Gが給油口26の中心へ傾斜させると共に、フラッパバルブ20が開放位置にあるときには、案内板44の全体が退避領域AEに位置する形状とされている。
このような構成とされた第3実施形態の給油部構造212においても、図11Aに示すように、フラッパバルブ20が閉塞位置TPにあるとき、案内板44の傾斜案内部44Gによって、給油ガン28の先端28Fを、給油口26を閉塞しているフラッパバルブ20に案内することができる。
フラッパバルブ20が給油ガン28に押されて開放位置HPに向かって回動すると、ギヤ220、216、222を介して案内板44が矢印R3方向に回動する。
図11Bに示すように、フラッパバルブ20が開放位置HPに至ると、案内板44の全体が退避領域AEに位置する。このため、給油ガン28(特に、給油ガンスプリング28Sが巻きかけられて局所的に外径の大きな部分が存在するような給油ガン28)を給油口26へ挿入することが可能になる。
フラッパバルブ20が閉塞位置TPにあるときは、挿入される給油ガン28に近い位置に案内板44を位置させることで、給油ガン28を、給油口26を閉塞しているフラッパバルブ20に案内する作用を高く発揮させることが可能になる。
図12A及び図12Bには、本発明の第4実施形態の給油部構造312が示されている。第4実施形態においても、第1〜第3実施形態と同一の構成要素、部材等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
第4実施形態では、回動軸214に略扇形の連結板314が支持されている。連結板314はギヤ220と一体で回転する。連結板314の先端側(回動軸214から離れた側)には案内板44が固定されている。
回動軸214の位置及び連結板314の形状は、フラッパバルブ20が閉塞位置TPにあるときは、案内板44の傾斜案内部44Gが給油口26の中心へ傾斜させると共に、フラッパバルブ20が開放位置にあるときには、案内板44の全体が退避領域AEに位置する形状とされている。
このような構成とされた第4実施形態の給油部構造312においても、図12Aに示すように、フラッパバルブ20が閉塞位置TPにあるとき、案内板44の傾斜案内部44Gによって、給油ガン28の先端28Fを、給油口26を閉塞しているフラッパバルブ20に案内することができる。
フラッパバルブ20が給油ガン28に押されて開放位置HPに向かって回動すると、ギヤ220、216を介して、案内板44が矢印R4方向に回動される。
図12Bに示すように、フラッパバルブ20が開放位置HPに至ると、案内板44の全体が退避領域AEに位置する。このため、給油ガン28(特に、給油ガンスプリング28Sが巻きかけられて局所的に外径の大きな部分が存在するような給油ガン28)を給油口26へ挿入することが可能になる。
フラッパバルブ20が閉塞位置TPにあるときは、挿入される給油ガン28に近い位置に案内板44を位置させることで、給油ガン28を、給油口26を閉塞しているフラッパバルブ20に案内する作用を高く発揮させることが可能になる。
図13A及び図13Bには、本発明の第5実施形態の給油部構造412が示されている。第5実施形態においても、第1〜第4実施形態と同一の構成要素、部材等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
第5実施形態では、給油口部材16に、図示しない支持レールによって、ラック414が支持されている。ラック414は、給油口部材16の径方向(矢印F2方向)に沿って配置されており、支持レールは、ラック414をスライド可能に支持している。
ラック414はギヤ216とかみ合っている。したがって、フラッパバルブ20が閉塞位置TPから開放位置HPへと回動すると、ギヤ220、216を介して、ラック414が径方向外側(矢印F2方向)へ移動される。
ラック414の径方向内側端部には、案内板44の他端44Cが固定されている。ギヤ216(回動軸214)及びラック414の位置及び形状は、フラッパバルブ20が閉塞位置TPにあるときは、案内板44の傾斜案内部44Gが給油口26の中心へ傾斜させると共に、フラッパバルブ20が開放位置にあるときには、案内板44の全体が退避領域AEに位置する形状とされている。
このような構成とされた第5実施形態の給油部構造412においても、図13Aに示すように、フラッパバルブ20が閉塞位置TPにあるとき、案内板44の傾斜案内部44Gによって、給油ガン28を、給油口26を閉塞しているフラッパバルブ20に案内することができる。
フラッパバルブ20が給油ガン28に押されて開放位置HPに向かって回動すると、ギヤ220、216を介して、ラック414が径方向外側へスライドされ、案内板44も径方向外側へ移動する。
図13Bに示すように、フラッパバルブ20が開放位置HPに至ると、案内板44の全体が退避領域AEに位置する。このため、給油ガン28(特に、給油ガンスプリング28Sが巻きかけられて局所的に外径の大きな部分が存在するような給油ガン28)を給油口26へ挿入することが可能になる。
フラッパバルブ20が閉塞位置TPにあるときは、挿入される給油ガン28に近い位置に案内板44を位置させることで、給油ガン28を、フラッパバルブ20に案内する作用を高く発揮させることが可能になる。
以上説明したように、案内部材を構成している回動軸42及び案内板44をフラッパバルブ20に設けている。これに対し、第2〜第5実施形態では、案内部材を構成している回動軸42、案内板44を給油口部材16に設けている。第1実施形態のように、案内部材をフラッパバルブ20に設けると、案内部材を簡単な構造で構成できる。
特に、第1実施形態では、回動軸42が、フラッパバルブ20のヒンジ22から離間した位置に設定されており、回動軸42の位置は、フラッパバルブ20の閉塞位置TPから開放位置HPへの移動に伴って、径方向外側へ移動する。このような回動軸42の移動を利用して、案内板44を退避領域AEへ移動させることができる。
しかも、第1実施形態では、案内板付勢バネ46の付勢力を利用して案内板44の他端44Cを摺動面48に押し付け、退避領域AEに位置するようにしている。すなわち、本発明の連動部材としても、実質的に給油口部材16に摺動面48を形成すれば足りるので、簡単な構造となる。
案内部材(案内板44)をフラッパバルブ20に設ける例は、第1実施形態として示した上記の例に限定されない。たとえば、フラッパバルブ20にリンク機構を設け、このリンク機構によって、フラッパバルブ20が開放位置HPにあるときに案内板44が退避領域AEに位置するように案内板44を支持してもよい。このような構成であっても、給油口部材16は簡単な構造で済む。
第2〜第5実施形態では、案内部材である案内板44を給油口部材16に設け、さらに回動軸114、214等も給油口部材16に設けている。これにより、案内板44の形状や動作を種々に設定でき、自由度が高くなる。換言すれば、案内部材を給油口部材16に設けているので、第2〜第5実施形態のような各種の構成が可能になっている。

Claims (7)

  1. 燃料タンクへの給油用の給油ガンが挿入される給油口を備える給油口部材と、
    前記給油口を開閉可能な開閉弁と、
    前記給油口を閉塞する閉塞位置と、前記給油ガンに押されて給油口を開放する開放位置と、の間で回動可能に前記開閉弁を前記給油口部材に取り付けるための回動部材と、
    前記給油ガンの前記給油口への挿入時に給油ガンを前記開閉弁へ案内する案内部材と、
    前記案内部材を、前記開閉弁が前記開放位置にあるときに前記給油ガンの挿入領域を広げるように前記開閉弁の回動動作に連動させる連動部材と、
    を有する燃料タンクの給油部構造。
  2. 長手方向の途中に大径部が構成された給油ガンに対し、
    前記挿入時に、前記連動部材が前記案内部材を該大径部の通過領域から退避した退避領域となるように前記開閉弁の回動動作に連動させる請求項1に記載の燃料タンクの給油部構造。
  3. 前記案内部材が、前記開閉弁に設けられている請求項1又は請求項2に記載の燃料タンクの給油部構造。
  4. 前記案内部材が、
    前記開閉弁の回動中心から離間した部位で開閉弁に設けられた回動軸と、
    一端が前記回動軸に回動可能に支持された案内板と、
    を有し、
    前記連動部材が、
    前記案内板を前記開閉弁が前記開放位置にある状態で前記退避領域に向かって付勢する付勢部材を有する請求項3に記載の燃料タンクの給油部構造。
  5. 前記給油ガンの挿入方向に沿って前記給油口部材に設けられ、前記付勢部材に付勢された前記案内板を摺動させると共に前記開閉弁が前記開放位置から前記閉塞位置に戻る動作に伴って案内板を初期位置に戻すための摺動面を有する請求項4に記載の燃料タンクの給油部構造。
  6. 前記案内板が前記摺動面よりも前記給油口の奥側へ移動して摺動面から離間したときに案内板が摺動面よりも前記径方向外側へ移動することを制限する制限部材を有する請求項5に記載の燃料タンクの給油部構造。
  7. 前記案内部材が、前記給油口部材に設けられている請求項1又は請求項2に記載の燃料タンクの給油部構造。
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